JPH0681120U - フィードホーン一体型コンバータの測定用治具 - Google Patents

フィードホーン一体型コンバータの測定用治具

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JPH0681120U
JPH0681120U JP7448791U JP7448791U JPH0681120U JP H0681120 U JPH0681120 U JP H0681120U JP 7448791 U JP7448791 U JP 7448791U JP 7448791 U JP7448791 U JP 7448791U JP H0681120 U JPH0681120 U JP H0681120U
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良治 小磯
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株式会社船井電機研究所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衛星放受信用等に用いられるフィードホーン
一体型コンバータの特性測定をより正確に行えるように
する。 【構成】 フィードホーン一体型コンバータのフィード
ホーン部に連接して、コンバータへと測定用の電波を案
内送出する測定用治具であって、フィードホーンの導波
管部と略同一断面の内径を有する筒状体からなり、該筒
状体の一端をフィードホーンの開口部に嵌入する先細り
テーパ状に形成すると共に、該先細りテーパ状部にはス
リットを形成する。また、上記筒状体内にはモードフィ
ルターを装入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は衛星放送受信用アンテナ等に用いられるフィードホーン一体型コン バータの特性を測定する際に用いる治具に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星放送受信用アンテナに用いられるフィードホーン(一次放射器)一体型コ ンバータはよく知られている。 当該コンバータは、パラボラ等の反射鏡で反射された電波を取込むらっぱ状の フィードホーンと、該フィードホーンに直結したコンバータ(以下LNBという )とからなり、両者を直結することによって、ノイズの発生を低く抑えることが できている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記コンバータはフィードホーンが一体化されているために、その 性能あるいは特性を測定しようとすると、基準となる電波(ノイズ)をフィード ホーンからLNB側へと送り込んで、その電波がLNBでダウンコンバートされ た後の信号を取出し、その信号を解析しなければならない。 すなわち、例えば同軸導波管変換器等をフィードホーンの開口に直接連結し、 該同軸導波管変換器から基準となる電波を発生させてフィードホーンへと送り込 んでいるが、上記同軸導波管変換器とフィードホーンとの接合部にガタが生じて いたりフィードホーンのテーパー部で口径が大きくなっていたりすると、フィー ドホーンに送込まれる電波が乱れたり、高次モードが発生したりする。 そして、基準となる電波が乱れ、高次モードが含まれたりすると、当然良好な コンバータの性能測定はできなくなる。 そこで、この考案は、上記フィードホーンの開口と、同軸導波管変換器等の電 波発生源との間に介装して、両者の接合部におけるガタを可及的に解消しうると 共に、ガタによって高次モードの電波が発生したとしても、当該電波がLNB側 へと送り出されない新規な測定用治具を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、この考案に係る測定用治具は、フィードホーンの導波管部と略同一 断面の内径を有する筒状体からなり、該筒状体の一端を上記フィードホーンの開 口部に嵌入する先細りテーパ状に形成すると共に、該先細りテーパ状部にはスリ ットが形成してあるものであり、上記筒状体内にモードフィルターを装入しても よい。
【0005】
【実施例】
図1に、この考案に係る測定用治具(1)を用いたフィードホーン一体型LN B(2)の測定システムの概略を示す。 LNB(2)には一体的にフィードホーン(3)が固定してあり、この例のフ ィードホーン(3)は円筒状の導波管部(4)と、スカート状に開いた開口部( 5)とを有している。 (6)は、同軸ケーブル(7)を介してノイズソース(8)に接続された同軸 導波管変換器であり、この変換器(6)の電波放出口側に本考案に係る測定用治 具(1)が固定してあり(固定はボルトナット(9)等の公知の手段により行わ れている(図2))、この測定用治具(1)の一端を上記フィードホーン(3) の開口部(5)に進入当接させて連結するようになっている。
【0006】 (10)はLNB(2)からのダウンコンバートされた信号(a)と、前記ノ イズソース(8)からの基準電波信号(b)とを入力されて、両者間のノイズに 対する比率の変化などを解析することにより、当該LNB(2)の性能を測定す るNF計(ノイズフィギュアー計)である。
【0007】 次に、本考案に係る測定用治具(1)の構造を詳細に説明する。 すなわち、図1にその縦断面図を示し、図2にその正面図を示したように、こ の実施例の測定用治具(1)は、フィードホーン(3)の導波管部(4)の内径 (d1)と同一の内径(d2)を有する円筒状体(11)からなり、その一端が前 記フィードホーンの開口部(5)に嵌入する先細りテーパ状(12)に形成して ある。(13)は変換器(6)への取付のためのフランジ部である。 また、上記テーパ状(12)の傾斜角度(α2)は、開口部(5)の傾斜角度 (α1)よりも僅かに小さい角度として、該テーパ状(12)部を開口部(5) に突入させた際、円筒状体(11)の先端が開口部(5)に緊密に嵌合しうるよ うに図ってあり、さらに、この実施例ではテーパ状(12)部の先端に図1、2 に示したような8つのスリット(14)を形成してある。
【0008】 上記スリット(14)が形成してあることにより、テーパ状(12)部先端が 径方向へ微小に変形可能となり、該テーパ状部を開口部(5)に突入した際の、 テーパ状部と開口部との間の当接がさらに緊密となり、ガタがなくなる。
【0009】 さらに、この実施例では該円筒状体(11)内に図示した通りの形状のモード フィルター(マイカ板にカーボンを蒸着させたもの)(15)が内装してある。 このモードフィルター(15)の形状は種々変形可能であるが、その方向およ び位置は次に示す通りの制約がある。 すなわち、このモードフィルター(15)の向きは、図2に明示したように、 変換器(6)の電界方向と直交する平面となるように配置してある。
【0010】 以上のようになっているので、この実施例の測定用治具を用い、図1のような システムでLNB(2)の性能あるいは特性を精密に測定することができる。 すなわち、まず、変換器(6)を固定した測定用治具(1)を図1に示したよ うにフィードホーン(3)の開口部(5)へ適当な圧力で突入嵌合させ、テーパ 状(12)部と開口部(5)とを緊密に接合させる。 その後、ノイズソース(8)から基準となる信号を出力させて前記変換器(6 )で導波管モードに変換し、電波として円筒状体(11)内をLNB(2)方向 へ送出させる。 LNB(2)内に進入した電波はコンバータにより周波数変換されて信号(a )として出力され、前記NF計(10)に入力される。 従って、前記の通りNF計(10)により両方の信号(a)(b)を比較する ことにより当該LNB(2)の性能あるいは特性が測定できる。
【0011】 そして、上記の変換器(6)から出た電波がLNB(2)内へと進入する際、 この考案ではテーパ状(12)部と開口部(5)とは緊密に連結されているので 、当該接合部でのガタによる反射や高次モードが発生しにくく、僅かに発生する 高次モードも反射されて円筒状体(11)内を通る際にモードフィルター(15 )によって大きく減衰されてしまう。 従って、LNB(2)側へは変換器(6)から出た基準となるノイズ電波が高 次モードを多く含むようなことなく良好に伝わることとなる。
【0012】 なお、上記実施例におけるスリット(14)は円筒状体(11)の長手方向に 延びる8本のスリットであったが、この本数はもちろん8本以外であってもよい し、形状も円筒状体(11)の長手方向に対し傾斜あるいは直交する部分を有す るものであってもよい。
【0013】
【考案の効果】
以上の説明で明らかなように、この考案に係る測定用治具を用いれば、フィー ドホーン一体型コンバータの性能あるいは特性を正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案に係る測定用治具を用いたフィード
ホーン一体型LNBの測定システムの概略図。
【図2】 測定用治具の正面図。
【符号の説明】
(1)測定用治具 (2)フィードホーン一体型LNB (5)開口部 (11)円筒状体 (12)テーパ状部 (14)スリット (15)モードフィルター

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィードホーン一体型のコンバータに連
    接して、コンバータへと測定用の電波を案内送出する測
    定用治具であって、フィードホーンの導波管部と略同一
    断面の内径を有する筒状体からなり、該筒状体の一端を
    上記フィードホーンの開口部に嵌入する先細りテーパ状
    に形成すると共に、該先細りテーパ状部にはスリットが
    形成してあることを特徴とするフィードホーン一体型コ
    ンバータの測定用治具。
  2. 【請求項2】 筒状体内にモードフィルターを備えた請
    求項1に記載のフィードホーン一体型コンバータの測定
    用治具。
JP7448791U 1991-09-17 1991-09-17 フィ―ドホ―ン一体型コンバ―タの測定用治具 Expired - Lifetime JP2500283Y2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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