JP2024506225A - 複合材料 - Google Patents

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Abstract

本発明は複合材料に関し、複合材料の原料には、ポリエチレンが含まれ、収縮率Rは0.2~0.7であり、標準熱収縮強度σrは0.5~3.5N/mm2であり、防カビグレードはグレード2未満であることを特徴とする。本出願は、良い収縮性を具備し、且つ、優れた抗菌防カビ効果があるため、幅広く利用されている。

Description

本発明は、フラッシュ紡糸の技術分野に関し、フラッシュ蒸発技術を利用して製造された複合材料である。
2020年初頭に新型コロナウイルス感染症の疫病蔓延が発生して以来、新しい高品質の緊急保護材料の研究開発が緊急の課題となっている。緊急保護用の繊維は、緊急性、重要性、普遍性に等しく重点を置いた研究プロジェクトとして、全国、乃至世界中の繊維及び製品業界から幅広い注目を集めている。アルファからラムダまで、わずか1年半あまりの時間で、新型コロナウイルスの命名に使用されるギリシャ文字は知らずにほぼ半分使用されるほど、新型コロナウイルスが変異する速度は驚くべきものである。ところが、現在、中国と世界での新型エピデミックウイルスの防護服の研究開発は十分とは言えない。抗菌抗ウイルス防護服、再利用可能な防護服、及び高バリア性、高快適性、高強度を備えた保護材料の開発は、多くの科学研究機関及び企業の研究開発の重点となっている。フラッシュ紡糸技術は、1960年代にアメリカのデュポン社の科学者によって発明され、ハイテク不織布を製造する方法である。この方法で製造された不織布は、紙、フィルムと布の特性を同時に兼ね備えて、軽量、高強度、防水、通気性、引裂抵抗、耐パンク性などの特徴があり、適用範囲が広く、個人保護、医療包装、国防、建設、印刷などの分野に最適である。ところが、当該技術は比較的複雑で、原料が主にアメリカから輸入され、特に首の詰まったような国際環境に直面して、中国はこの分野での突破を早急に行う必要がある。当該プロジェクトチームは2018年にフラッシュ蒸発プロジェクトを立ち上げ、現在は売上を生み出し、この間に主にポリエチレンを原料とし、溶媒を介して溶解した後にフラッシュ紡糸を行い、製造されたフラッシュ材料は従来の製品と比べて、より広い範囲で適用される。同時に、従来のフラッシュ材料は収縮不良と引裂強度の低下という技術的問題が存在し、そのほか、防カビと抗菌効果が良くないという技術的問題も存在する。紡糸ポリマー原料の改善、並びに紡糸溶媒及び紡糸温度の選択を通じて、フラッシュ材料の性能を改善して、その適用範囲を拡大することができる。
本発明は従来技術の不足を克服し、フラッシュ蒸発技術により製造される複合材料を提供することを目的とする。
本発明の目的は以下の技術的解決手段を通して実現される。
複合材料であって、複合材料の原料にはポリエチレンが含まれることを特徴とし、
収縮率Rは0.2~0.7であり、
標準熱収縮強度σは0.5~3.5N/mmであり、
収縮率R=[(L-L)/L]、
標準熱収縮強度はσ=[F/S]*[実際のグラム重量/50g/m]であり、
防カビグレードはグレード2未満であり、
式中の記号において、それぞれ、
は試験片の初期の長さであり、(単位はmmである)、
Sは試験片の初期の断面積さであり、(単位はmmである)、
は試験片の熱収縮後の長さであり、(単位はmmである)、
は熱収縮力であり、(単位はNである)、
複合材料の収縮率Rの範囲は0.2~0.3である。
複合材料の収縮率Rの範囲は0.3~0.4である。
複合材料の収縮率Rの範囲は0.4~0.5である。
複合材料の収縮率Rの範囲は0.5~0.6である。
複合材料の収縮率Rの範囲は0.6~0.7である。
複合材料の標準熱収縮強度σは0.5~1.5N/mmである。
複合材料の標準熱収縮強度σは1.5~2.5N/mmである。
複合材料の標準熱収縮強度σは2.5~3.5N/mmである。
複合材料であって、標準引裂強度Pは7~12KN/mである。
P=[F/d]*[実際のグラム重量/50g/m]、
Fは平均引裂力であり、(単位はNである)、
dは試験片の厚さであり、(単位はmmである)。
複合材料の標準引裂強度Pは7~8.5KN/mである。
複合材料の標準引裂強度Pは8.5~10KN/mである。
複合材料の標準引裂強度Pは10~12KN/mである。
複合材料であって、複合材料の防カビグレードはグレード0である。
複合材料の防カビグレードはグレード1である。
複合材料であって、複合材料の原料には複合クロロスルホン化ポリエチレンがさらに含まれ、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は6~8%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレンは、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子で構成され、ここで、複合クロロスルホン化ポリエチレンにおける酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は11~13%である。
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して180~240℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、フラッシュ蒸発法によって製造された複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは5~10℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は100~140°である。
紡糸原料は、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンである。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は10~15%である。
紡糸溶媒は、芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、脂環式炭化水素、不飽和炭化水素、ハロゲン化炭化水素、アルコール、エステル、エーテル、ケトン、ニトリル、アミド、フルオロカーボンからのいくつかの混合物から選ばれる。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3-ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸銅と硫酸亜鉛をそれぞれ水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次生成物が製造される。次に、一次生成物をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三段階のか焼温度は400~500℃であり、第三段階のか焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシート窒化ホウ素の質量分率は5~20%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は1~15%であり、窒化ホウ素は多孔質の層状構造を具備し、吸着担体として、表面のアルカリ処理の目的は、硫酸銅と硫酸亜鉛の混合溶液における金属イオンとの後続の吸着を実現するためである。多孔質窒化ホウ素ナノシートの比表面積は400~2500m/gであり、多孔質の窒化ホウ素ナノシートは、0.3~15nmのメソ細孔があり、0.5~1.5nmのミクロポアを備える総細孔容積は0.2~2.4ml/gであり、ここで、メソ細孔は、総細孔容積の20~90%を占める。本出願の第一段階のか焼の目的は、主に酸化亜鉛を生成することであり、第二段階のか焼の目的は、主に亜酸化銅を生成することである。これは、主にさまざまな製品を生成するための段階的なか焼の目的である。
硫酸銅と硫酸亜鉛の質量比は1:2~1:5である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:2~1:5である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は3~6%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は10~20%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は11~13%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.5~1%である。
防カビ性及び抗菌性の機能性材料は、窒化ホウ素基板上に、亜酸化銅でドープされたホウ酸亜鉛を担持させる材料であり、酸化第一銅でドープされたホウ酸亜鉛を利用して、微生物の細胞壁を刺して入ることにより、防カビと抗菌効果の両方を兼ね備える。多孔質窒化ホウ素ナノシートは、比表面積が大きく、多孔質特性を持っているため、徐放性の防カビ効果と抗菌効果を有する。本出願は、純粋な原材料(亜酸化銅及びホウ酸亜鉛)の混合よりも優れた防カビ及び抗菌効果がある。複合クロロスルホン化ポリエチレンにおける酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率が低い場合、その分布は均一な状態になる傾向があり、且つ複合クロロスルホン化ポリエチレンにおける相互接触の可能性は低くなるため、明らかに一定の引裂力に耐え、より多くの応力を吸収し、且つ最終製品に力が加わったときに、ポリマーの分子間の動きを減らすことができ、ひび割れの発生を遅らせ、最終製品の引裂強度などの特性の改善に大きなプラスの影響を及ぼす。複合クロロスルホン化ポリエチレンにおける酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率が高い場合、その自身は局所的に凝集する現象が発生しやすいため、製品の均衡な分布構造を破壊し、性能を低下させ、したがって意図された目的を達成できない。これは、複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率が11~13%の範囲にあるように選択された理由である。ホットプレスプロセスのパラメータについては、ΔTが10℃を超えると、両側の温度差が大きいため、繊維構造の応力が大きく、収縮率と収縮強度が大きくなり、引裂強度が低下する。α角が140°より大きい場合、ホットローラーで覆われた面の表面積が小さく、ローラー表面の熱硬化時間が短く、応力解放が十分ではないため、収縮率と収縮強度が大きな理、引裂強度が小さくなる。
クロロスルホン化ポリエチレンは、白色又は黄色いエラストマーであり、芳香族炭化水素及び塩素化炭化水素に溶解できるが、脂肪及びアルコールに溶解できず、ケトンとエーテルで膨潤できるが、溶解できず、優れた耐オゾン性、耐大気老化性、耐化学的耐食性などを有し、良い物理的機械的特性、耐老化性、耐熱性及び耐低温性を有し、耐油性、耐火性、耐摩耗性に優れる。弾力性に優れるため、製品の収縮性を向上させることができ、これは、本出願はこの原材料を選択するための重要な要素の1つであり、同時に、芳香族炭化水素と塩素化炭化水素に溶解し、本出願のフラッシュ紡糸の原料としてのポリエチレンが、紡糸溶媒に溶解することと似ている。
フラッシュ紡糸による変性機能性材料の製造方法であって、それに含まれた技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、紡糸液における紡糸原料の質量分率は11.5%~13.5%であり、その後、紡糸液を185~250℃においてフラッシュ紡糸を行い、フラッシュファイバーを敷設し、最後に、ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことによってフラッシュ紡糸による変性機能性材料を取得する。
ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは5~10℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は100~140°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリプロピレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリプロピレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は6~8%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3-ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物である。
従来技術に比べて、本発明の積極的な効果は以下のとおりである。
本出願は、クロロスルホン化ポリエチレンを添加して、製品の収縮性を向上させることができ、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートを添加することにより、製品の長期的な抗菌及び防カビ効果を明らかに改善することができるため、幅広く適用される。
実施例3の製品のSEM図である。 比較例7の製品との比較SEM図である。 本出願のホットローラーのホットプレス概略図である。
以下のとおり、本発明の複合材料を実施するための形態を提供する。
一、収縮率Rと標準熱収縮強度σの試験:
収縮率と熱収縮強度の試験については、国家規格GB/T34848-2017(熱収縮性フィルムの性能の試験方法)を参照し、その試験の基本的な過程は以下のとおりである。
試験片の初期寸法の長さはL(単位はセンチメートルである)であり、試験片の初期断面積はS(単位は平方ミリメートルである)であり、試験片を加熱した後、最大熱収縮力に達した後に40℃の温度に冷却すると、熱収縮後の試験片のサイズはL(単位はセンチメートルである)であり、最大熱収縮力はF(単位はニュートンである)であり、冷却過程中に発生する最大の力は冷間収縮力であり、F(単位はニュートンである)で表される。試験片に対して、10個の試験片を取って平均値を求め、その後に復帰法を行い、式により、標準熱収縮強度はσ=[F/S]*[実際のグラム重量/50g/m]であり、試験片の標準熱収縮強度を取得する。
二、標準引裂強度Pの試験:
引裂強度の試験については、規格GB/T16578.1-2008/ISO6363-1:1983を参照し(プラスチックフィルム及びシート、引裂抵抗が大きい場合の測定の第1部分:トラウザー法引裂試験)、その試験の基本的な過程は以下のとおりである。
200mm/minの試験速度で、ひび割れを試験片に貫通させるのに必要な平均力はFで表される。試験片については、10個の試験片を取って平均値を求める。その後、復帰法を行い、式により、標準引裂強度P=[F/d]*[実際のグラム重量/50g/m]、Fは平均引裂力(単位はニュートンである)、dは試験片のグラム重量/50g/m]、厚さ(単位はミリメートルである)である。
三、白色度Wの試験:
白色度の試験については、国家規格GB/T22880-2008(紙及び板紙のCIE白色度の測定、D65/10°の屋外日光)を参照し、規格で指定された条件下で、白色度はCIE三刺激値を測定することによって得られる。
四、防カビグレードAMAの試験:
防カビグレードの試験については、規格GB/T24346-2009(繊維の防カビ性の評価)を参照し、具体的な試験条件は次のとおりである。
抗カビ試験で使用される菌株は、アスペルギルスニガーCGMCC3.5487、ケタマカビCGMCC3.3601、ペニシリウムフニクロスムCGMCC3.3875、トリコデルマビリデCGMCC3.2941である。
防カビ性の恒温恒湿環境パラメータ:28℃±1℃、90%±2%;培養時間28日間。
五、抗菌率Aの試験:
抗菌率の試験については、規格GB/T20944.2-2007(繊維抗菌性の評価の第2部分:吸収法)を参照し、具体的な試験条件は次のとおりである。
抗菌試験で使用される菌種は、黄色ブドウ球菌、クレブシエラニューモニエ及び大腸菌である。
培養条件:37℃±2℃,90%±2%;培養時間18~24時間。
抗菌率(即ち、抗菌率)は、95%以上が抗菌性を持ち、99%を超えると、優れた抗菌性を有することを意味する。
<実施例1>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して200℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラー1と下部ホットローラー2でホットプレスプロセスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは6℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は120°であり、ここで、α角は具体的に図3に示される。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は6%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は12%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3-ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸銅と硫酸亜鉛をそれぞれ水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次製品が製造される。次に、一次製品をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三段階のか焼温度は400~500℃であり、第三段階のか焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシートの窒化ホウ素の質量分率は6%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は5%である。
硫酸銅と硫酸亜鉛の質量比は1:2である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:2である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は3%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は11%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.5%である。
本実施例1の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<実施例2>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して205℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは7℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は122°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は6.5%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は12.5%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3-ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸銅と硫酸亜鉛をそれぞれ水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次生成物が製造される。次に、一次生成物をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三段階のか焼温度は400~500℃であり、第三段階のか焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシートの窒化ホウ素の質量分率は8%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は5%である。
硫酸銅と硫酸亜鉛の質量比は1:2.5である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:2.5である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は3.5%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は11.5%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.6%である。
本実施例2の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<実施例3>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは8℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3-ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸銅と硫酸亜鉛をそれぞれ水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次製品が製造される。次に、一次製品をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三段階のか焼温度は400~500℃であり、第三段階のか焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシートの窒化ホウ素の質量分率は10%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は5%である。
硫酸銅と硫酸亜鉛の質量比は1:3.5である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:3.5である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は5%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.7%である。
本実施例3の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
本実施例3の製品を常温環境に1年間放置し、具体的に、温度は25±2℃、湿度は(60±5)%RHである。試験片の防カビグレードを再び試験してグレード1と測定し、抗菌率は98.2%であり、抗菌防カビ性があまり低下せず、長期的な抗菌防カビ効果を果たす。
<実施例4>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して215℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは8℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は126°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7.5%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13.5%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3-ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸銅と硫酸亜鉛をそれぞれ水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次製品が製造される。次に、一次製品をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三段階のか焼温度は400~500℃であり、第三段階のか焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシートの窒化ホウ素の質量分率は12%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は5%である。
硫酸銅と硫酸亜鉛の質量比は1:4である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:4である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は5%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は12.5%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.8%である。
本実施例4の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<実施例5>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して220℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは8℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は128°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は8%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は14%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3-ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸銅と硫酸亜鉛をそれぞれ水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次生成物が製造される。次に、一次生成物をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三段階のか焼温度は400~500℃であり、第三段階のか焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシートの窒化ホウ素の質量分率は5~20%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は5%である。
硫酸銅と硫酸亜鉛の質量比は1:5である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:5である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は6%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は13%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.8%である。
本実施例5の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例1>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは8℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子は、酸化第一銅、ホウ酸亜鉛、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子で構成され、ここで、複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅、ホウ酸亜鉛及び多孔質窒化ホウ素ナノシートの混合物の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.7%である。
酸化第一銅とホウ酸亜鉛の質量比は1:3.5である。
ホウ酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:3.5である。
本比較例1の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
本比較例1の製品を常温環境に1年間放置し、具体的に、温度は25±2℃、湿度は(60±5)% RHである。試験片の防カビグレードを再び試験してグレード4と測定し、抗菌率は78.2%であり、抗菌防カビ性明らかに低下し、抗菌防カビ効果はない。
<比較例2>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは8℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸亜鉛を水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次製品が製造される。次に、一次製品をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三段階のか焼温度は400~500℃であり、第三段階のか焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシートの窒化ホウ素の質量分率は10%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は5%である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:3.5である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は5%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子におけるホウ酸亜鉛/多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.7%である。
本比較例2の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例3>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは8℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3と同じであり、区別は以下のとおりしかない。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は8%である。
本比較例3の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例4>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは8℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3と同じであり、区別は以下のとおりしかない。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は9%である。
本比較例4の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例5>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度T上と下部ホットローラーの表面温度T下との差の絶対値ΔTは8℃であり、且つT上とT下はいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3と同じであり、区別は以下のとおりしかない。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は10.5%である。
本比較例5の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例6>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは8℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3と同じであり、区別は以下のとおりしかない。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は13.5%である。
本比較例6の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例7>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは8℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3と同じであり、区別は以下のとおりしかない。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は14.5%である。
対照製品のSEM画像、実施例3のSEMは図1である。比較例7のSEMは図2である。亜酸化銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの含有量が高い場合、SEM試験の図3からわかるように、最終製品の含有量は比較的多く、意図した目的を果たさない。実施例3のSEMの図1から、その分布は均一であり、凝集現象は発生しなかったことがわかる。
本比較例7の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例8>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは8℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3と同じであり、区別は以下のとおりしかない。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は16%である。
本比較例8の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例9>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは8℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸銅と硫酸亜鉛をそれぞれ水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次製品が製造される。次に、一次製品をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三か焼温度は400~500℃であり、第三か焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシートの窒化ホウ素の質量分率は10%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は5%である。
硫酸銅と硫酸亜鉛の質量比は1:0.5である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:3.5である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は5%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.7%である。
本比較例9の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例10>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは8℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、具体的に以下のステップを含む。
まず、多孔質窒化ホウ素ナノシートを、マイクロ波撹拌の方式により、水酸化ナトリウム溶液に分散させ、アルカリ処理を行い、また、硫酸銅と硫酸亜鉛をそれぞれ水酸化ナトリウム溶液に加え、濾過分離して混合物を取得し、さらに粉砕を行い、第一段階のか焼を先に行い、第一段階のか焼温度は130~150℃であり、第一段階のか焼時間は0.5~1時間であり、その後、加熱して第二段階のか焼を行い、第二段階のか焼温度は550~700℃であり、第二段階のか焼時間は1~2時間であり、一次製品が製造される。次に、一次製品をホウ酸溶液に加え、濾過分離して、粉砕した後、第三段階のか焼を行う。第三か焼温度は400~500℃であり、第三か焼時間は2~4時間であり、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートが得られる。最後、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤、及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子を溶融押出して、造粒し、複合クロロスルホン化ポリエチレンを取得する。
水酸化ナトリウム溶液における多孔質窒化ホウ素ナノシートの窒化ホウ素の質量分率は10%であり、水酸化ナトリウム溶液における水酸化ナトリウムの質量分率は5%である。
硫酸銅と硫酸亜鉛の質量比は1:1である。
硫酸亜鉛と多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量比は1:3.5である。
ホウ酸溶液における一次生成物の質量分率は5%である。
ホウ酸溶液におけるホウ酸の質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシートの質量分率は12%である。
複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子における相溶化剤の質量分率は0.7%である。
本比較例10の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例11>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは13℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3とその同じである。
本比較例11の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例12>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは2℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3とその同じである。
本比較例12の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例13>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは8℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は150°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3とその同じである。
本比較例13の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<比較例14>
複合材料の製造方法であって、それに含まれる技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、複合材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは8℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は90°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3とその同じである。
本比較例14の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<実施例6>
フラッシュ紡糸による変性機能性材料の製造方法であって、それに含まれた技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して200℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、フラッシュ紡糸による変性機能性材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは6℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は120°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリプロピレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリプロピレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は6%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は12%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例1と同じである。
本実施例11の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<実施例7>
フラッシュ紡糸による変性機能性材料の製造方法であって、それに含まれた技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して210℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、フラッシュ紡糸による変性機能性材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは7℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は122°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は7%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は13%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例3と同じである。
本実施例7の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
<実施例8>
フラッシュ紡糸による変性機能性材料の製造方法であって、それに含まれた技術的解決手段は以下のとおりである。
まず、紡糸原料を紡糸溶媒に溶解して分散且つ溶解し、紡糸液を取得し、その後、紡糸液に対して220℃でフラッシュ紡糸を行い、フラッシュ繊維を敷設し、最後に、ホットローラーによるホットプレスプロセスを行うことにより、フラッシュ紡糸による変性機能性材料を取得する。ホットローラーでホットプレスプロセスを行うことは、具体的に、上部ホットローラーと下部ホットローラーでホットプレスを行うことであり、上部ホットローラーの表面温度Tと下部ホットローラーの表面温度Tとの差の絶対値ΔTは8℃であり、且つTとTはいずれも135℃未満である。上部ホットローラーの両側の接線はα角を形成し、α角は124°である。
紡糸原料は複合クロロスルホン化ポリエチレン及びポリエチレンであり、複合クロロスルホン化ポリエチレンとポリエチレンの混合物における複合クロロスルホン化ポリエチレンの質量分率は8%である。
紡糸液における紡糸原料の質量分率は14%である。
紡糸溶媒は、1-ペンテン、トリクロロフルオロメタン、ジクロロメタン、シクロペンタン、2,3ジヒドロデカフルオロペンタン、1,1,1,3,3-ペンタフルオロブタンの混合物であり、重量比は6:5:4:3:1:1である。
前記複合クロロスルホン化ポリエチレン粒子の調製方法は、実施例5と同じである。
本実施例8の製品試験のパフォーマンスデータは表1に示される。
上記は、本発明の好ましい実施形態にすぎず、当業者にとって、本発明の要旨から逸脱しない前提において、いくつかの改善及び修飾を行うこともでき、これらの改善及び修飾も、本発明の保護範囲内であると見なされるべきであることに注意すべきである。
1 上部ホットローラー
2 下部ホットローラー

Claims (16)

  1. 複合材料であって、前記複合材料の原料には、ポリエチレンが含まれ、収縮率Rは0.2~0.7であり、標準収縮強度σは0.5~3.5N/mmであり、防カビグレードはグレード2未満であり、ここで、収縮率R=[(L-L)/L]であり、標準熱収縮強度σ=[F/S]*[実際のグラム重量/50g/m]であり、式中の記号について、それぞれ、Lは試験片の初期の長さで、Sは試験片の初期断面積で、Lは試験片の熱収縮後の長さで、Fは熱収縮力であることを特徴とする複合材料。
  2. 複合材料の収縮率Rの範囲は0.2~0.3であることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  3. 複合材料の収縮率Rの範囲は0.3~0.4であることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  4. 複合材料の収縮率Rの範囲は0.4~0.5であることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  5. 複合材料の収縮率Rの範囲は0.5~0.6であることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  6. 複合材料の収縮率Rの範囲は0.6~0.7であることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  7. 複合材料の標準熱収縮強度は0.5~1.5N/mmであることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  8. 複合材料の標準熱収縮強度は1.5~2.5N/mmであることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  9. 複合材料の標準熱収縮強度は2.5~3.5N/mmであることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  10. 複合材料の標準引裂強度Pは7~12KN/mであり、ここで、P=[F/d]*[実際のグラム重量/50g/m]であり、式中の記号について、それぞれ、Fは平均引裂力で、dは試験片の厚さであることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  11. 複合材料の標準引裂強度Pは7~8.5KN/mであることを特徴とする請求項10に記載の複合材料。
  12. 複合材料の標準引裂強度Pは8.5~10KN/mであることを特徴とする請求項10に記載の複合材料。
  13. 複合材料の標準引裂強度Pは10~12KN/mであることを特徴とする請求項10に記載の複合材料。
  14. 複合材料の防カビグレードはグレード0であることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  15. 複合材料の防カビグレードはグレード1であることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
  16. 複合材料の原料には、複合クロロスルホン化ポリエチレンも含まれ、複合クロロスルホン化ポリエチレンは、酸化第一銅/ホウ酸亜鉛の多孔質窒化ホウ素ナノシート、相溶化剤及びクロロスルホン化ポリエチレン粒子で構成されることを特徴とする請求項1に記載の複合材料。
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