JP2024110012A - エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤 - Google Patents

エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤 Download PDF

Info

Publication number
JP2024110012A
JP2024110012A JP2021104991A JP2021104991A JP2024110012A JP 2024110012 A JP2024110012 A JP 2024110012A JP 2021104991 A JP2021104991 A JP 2021104991A JP 2021104991 A JP2021104991 A JP 2021104991A JP 2024110012 A JP2024110012 A JP 2024110012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
temperature
emulsion composition
emulsion
mass
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021104991A
Other languages
English (en)
Inventor
純平 高橋
Junpei Takahashi
広平 西野
Kohei Nishino
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denka Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denka Co Ltd filed Critical Denka Co Ltd
Priority to JP2021104991A priority Critical patent/JP2024110012A/ja
Priority to PCT/JP2022/013546 priority patent/WO2022270078A1/ja
Priority to TW111110780A priority patent/TW202317738A/zh
Publication of JP2024110012A publication Critical patent/JP2024110012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J13/00Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L101/00Compositions of unspecified macromolecular compounds
    • C08L101/12Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by physical features, e.g. anisotropy, viscosity or electrical conductivity
    • C08L101/14Compositions of unspecified macromolecular compounds characterised by physical features, e.g. anisotropy, viscosity or electrical conductivity the macromolecular compounds being water soluble or water swellable, e.g. aqueous gels
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K17/00Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials
    • C09K17/14Soil-conditioning materials or soil-stabilising materials containing organic compounds only
    • C09K17/18Prepolymers; Macromolecular compounds
    • C09K17/20Vinyl polymers
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02DFOUNDATIONS; EXCAVATIONS; EMBANKMENTS; UNDERGROUND OR UNDERWATER STRUCTURES
    • E02D17/00Excavations; Bordering of excavations; Making embankments
    • E02D17/20Securing of slopes or inclines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Mining & Mineral Resources (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Paleontology (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)

Abstract

【課題】凍結融解を繰り返したときでも、凝集などが発生しないエマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤を提供する。
【解決手段】本発明によれば、表1において各行の温度変更を上から下への順に行っていく温度サイクルを1サイクルとして、前記温度サイクルを10サイクル繰り返した後に、200メッシュの金網でろ過したときの粗粒率が500ppm以下であり、前記各行の温度変更は、保持時間中に開始温度から終了温度まで変更又は維持することにより行われるエマルジョン組成物が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤に関する。
造成地、道路、ダムなどの建設では盛土や切土が行われ、それによって形成される法面は、そのまま放置すると降雨や風化などによって侵食され、地滑りや落石などの事故が発生する。そのために、特許文献1では、エマルジョン組成物を吹付資材1m当り0.5~1.5kgの割合で配合した吹付資材を法面に対して吹き付けることによって、土壌の侵食を防止している。
特許第4048800号公報
法面工事に使用される資材は倉庫等に保管されることもあるが、現場に運び込みシート等をかぶせて保管されることもある。寒冷地の冬場には、保管場所によっては氷点を下回ることがあり、土壌侵食防止剤として用いるエマルジョン組成物が凍結し凝集するなどの問題がある。特に、凍結融解が繰り返されたときに、エマルジョン組成物が凝集することが問題となっている。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、凍結融解を繰り返したときでも、凝集などが発生しないエマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤を提供するものである。
本発明によれば、下表において各行の温度変更を上から下への順に行っていく温度サイクルを1サイクルとして、前記温度サイクルを10サイクル繰り返した後に、200メッシュの金網でろ過したときの粗粒率が500ppm以下であり、前記各行の温度変更は、保持時間中に開始温度から終了温度まで変更又は維持することにより行われるエマルジョン組成物が提供される。
以下、本発明の種々の実施形態を例示する。以下に示す実施形態は互いに組み合わせ可能である。
好ましくは、水溶性樹脂エマルジョン、水溶性高分子および界面活性剤を含む、エマルジョン組成物である。
好ましくは、前記水溶性高分子と前記界面活性剤との含有量の質量比が7:1~1:7である、エマルジョン組成物である。
本発明の別の観点によれば、水溶性樹脂エマルジョン、水溶性高分子および界面活性剤を含み、
前記水溶性高分子の含有量と前記界面活性剤との含有量の質量比が7:1~1:7である、エマルジョン組成物が提供される。
好ましくは、前記水溶性高分子と前記界面活性剤とを合計で1~6質量%含む、エマルジョン組成物である。
好ましくは、前記水溶性樹脂エマルジョンが、酢酸ビニルに由来する構造単位を含む樹脂のエマルジョンである、エマルジョン組成物である。
好ましくは、前記水溶性樹脂エマルジョンが、エチレン-酢酸ビニル共重合体エマルジョンである、エマルジョン組成物である。
本発明の別の観点によれば、上記エマルジョン組成物を含む土壌侵食防止剤が提供される。
エマルジョン組成物の凍結融解に対する安定性を検証するための温度サイクルを表すグラフである。
以下、本発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態中で示した各種特徴事項は、互いに組み合わせ可能である。また、各特徴事項について独立して発明が成立する。
1.エマルジョン組成物
本発明の一態様に係るエマルジョン組成物は、下表1において各行の温度変更を上から下への順に行っていく温度サイクルを1サイクルとして、当該温度サイクルを10サイクル繰り返した後に、200メッシュの金網でろ過したときの粗粒率が500ppm以下であるエマルジョン組成物である。各行の温度変更は、保持時間中に開始温度から終了温度まで変更又は維持することにより行われる。
表1の温度サイクルは、図1のグラフのように表すことができる。このような温度変化は、環境試験機などの温度を変化させることのできる試験装置等によって行われうる。
本発明の一態様に係るエマルジョン組成物は、水溶性樹脂エマルジョン、水溶性高分子および界面活性剤を含む。エマルジョン組成物中の水溶性高分子の含有量と界面活性剤との含有量の質量比は、好ましくは7:1~1:7であり、より好ましくは5:1~1:7であり、さらに好ましくは1:1~1:7である。このような範囲とすることにより、フィルムとしたときの強度に優れ土壌侵食防止剤としての効果が高く、また適度な粘度によるハンドリング性に優れ、さらに凍結融解安定性にも優れる。また、界面活性剤の含有量が多すぎるとフィルムとしたときの強度が低く、土壌侵食防止効果を得られない場合がある。界面活性剤の含有量が少なすぎると、凍結融解安定性が低下する場合がある。また、水溶性高分子の含有量が多すぎると、粘度が高くなり、ハンドリング性が低下する場合がある。また、水溶性高分子の含有量が少なすぎると、凍結融解安定性が低下する場合がある。
エマルジョン組成物は、水溶性高分子と界面活性剤とを合計で、好ましくは1~6質量%含み、より好ましくは2~4質量%含む。このような範囲とすることにより、ハンドリング性に適した粘度とすることができ、土壌侵食防止効果が得られる。また、凍結融解安定性にも優れる。これらの合計含有量が多すぎると、コストが高くなるばかりでなく、粘度が高くなりすぎ、また土壌侵食防止効果も低下することがある。また、これらの合計含有量が少なすぎると、凍結融解安定性が低下することがある。水溶性高分子と界面活性剤の合計含有量は、具体的には例えば、1.0,1.5,2.0,2.5,3.0,3.5,4.0,4.5,5.0,5.5,6.0質量%であり、ここで例示した数値の何れか2つの間の範囲内であってもよい。
<水溶性樹脂エマルジョン>
水溶性樹脂エマルジョンは、水を分散媒、樹脂を分散質としたものである。水溶性樹脂エマルジョンは、例えば、主モノマーとして、酢酸ビニル、アクリル酸エステル、スチレン、エチレン、ブタジエン等の、種々のオレフィン系化合物を単独または複数用いて重合し調製した水溶性樹脂エマルジョンが使用できる。具体的には、酢酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル共重合体エマルジョン、アクリル酸エステル樹脂エマルジョン、スチレンアクリル酸エステル共重合体エマルジョン、エチレン-酢酸ビニル共重合体エマルジョン、スチレン-ブタジエン共重合体エマルジョン、ビニリデン樹脂エマルジョン、ポリブテン樹脂エマルジョン、アクリルニトリル-ブタジエン樹脂エマルジョン、メタアクリレート-ブタジエン樹脂エマルジョン、アスファルトエマルジョン、エポキシ樹脂エマルジョン、ウレタン樹脂エマルジョン、シリコン樹脂エマルジョンなどが例示され、このうち、酢酸ビニルに由来する構造単位を含む樹脂のエマルジョン(酢酸ビニル樹脂エマルジョン、酢酸ビニル共重合体エマルジョン、エチレン-酢酸ビニル共重合体エマルジョン等)が好ましく、エチレン-酢酸ビニル共重合体エマルジョンがさらに好ましい。
水溶性樹脂エマルジョンの製造方法は、特に限定されないが、例えば、水を主成分とする分散媒中に乳化剤とモノマーを添加し、撹拌させながらモノマーを乳化重合させることによって製造することができる。乳化剤としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール等の高分子添加剤が挙げられる。高分子添加剤は、ポリビニルアルコールからなるものが特に好ましく、その平均重合度は例えば200~2500であり、400~2200が好ましく、500~2000がさらに好ましい。ポリビニルアルコールは、平均重合度が大きいほど乳化分散力が高まるので、所望の分散度のエマルジョンが得られるように、適切な平均重合度を有するポリビニルアルコールを使用すればよい。また、ポリビニルアルコールは、平均重合度が互いに異なる複数種類のものを組み合わせて使用してもよい。ポリビニルアルコールのケン化度は、特に限定されないが、例えば、70%以上であり、80~95%が好ましい。ケン化度が低すぎると極端に水への溶解性が低下し、特殊な溶解方法を用いなければ溶解できず、工業的には使用し難いからである。ポリビニルアルコールは、ケン化度が低いほど乳化分散力が高まるので、所望の分散度のエマルジョンが得られるように、適切なケン化度を有するポリビニルアルコールを使用すればよい。乳化剤は異なる複数種類のものを組み合わせて使用してもよい。
なお、水溶性樹脂エマルジョンの製造において乳化剤として用いられた、ポリエチレングリコールやポリビニルアルコール等の高分子添加剤は、エマルジョン組成物に含まれる水溶性高分子とみなされうる。
<水溶性高分子>
水溶性高分子は、水溶液濃度0.1wt%、水溶液温度25℃の条件下、Wilhelmy法で測定した表面張力が40mN/m~75mN/mのものが好ましく、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アミノメチルヒドロキシプロピルセルロース、アミノエチルヒドロキシプロピルセルロース等のセルロース誘導体類;デンプン、カラギーナン、マンナン、アガロース、デキストラン、トラガント、ペクチン、グルー、アルギン酸又はその塩;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;ポリアクリル酸又はその塩ポリメタクリル酸又はその塩;ポリアクリルアミド、ポリメタクリルアミド等のアクリルアミド類;ヒアルロン酸及びその塩、コンドロイチン硫酸及びその塩、ポリビニルアルコール、ポリエチレンイミン、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等が挙げられる。これらは単独又は任意の組み合わせにより用いることができる。一態様においては、エマルジョン組成物は、セルロース誘導体及び高分子アルコールを含むことが好ましい。
エマルジョン組成物中の水溶性高分子の含有量は、好ましくは0.01~3.0質量%であり、より好ましくは0.1~2.5質量%である。このような範囲とすることにより、適度な粘度によるハンドリング性に優れ、また凍結融解安定性にも優れる。また、エマルジョン組成物中のポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール等の高分子アルコールの含有量は、好ましくは0.01~1.0質量%であり、より好ましくは0.1~0.5質量%である。
水溶性高分子の添加方法は、特に限定されないが、水溶性樹脂エマルジョンの製造において乳化剤として添加されてもよく、水溶性樹脂エマルジョンの製造後に別途添加されてもよい。
<界面活性剤>
界面活性剤は、水溶液濃度0.1wt%、水溶液温度25℃の条件下、Wilhelmy法で測定した表面張力が25mN/m~45mN/mのものが好ましく、例えば、イオン性(カチオン性・アニオン性・双性)界面活性剤や非イオン性(ノニオン性)界面活性剤が挙げられる。カチオン性界面活性剤としては、例えば、第4級アンモニウム塩やアミン塩類等が挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸エステル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルフェニルエーテル硫酸エステル塩やメチルタウリン酸塩、スルホコハク酸塩、エーテルスルホン酸塩、リン酸エステル塩、アルキルエーテル硫酸エステル塩等が挙げられる。双性界面活性剤としては、アルキルカルボキシベタイン等が挙げられる。非イオン性界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル類又はポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル類、ポリエチレングリコールモノラウレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレングリコールモノオレエート等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン/ポリオキシプロピレンブロックコポリマー等が挙げられる。中でも、界面活性剤は、ベンゼン環を含む構造を有していることが好ましい。また、非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル又はポリオキシアルキレンアルキルエーテルが好ましい。これらは単独又は任意の組み合わせにより用いることができる。
エマルジョン組成物中の界面活性剤の含有量は、好ましくは0.1~5.0質量%であり、より好ましくは0.5~3.5質量%である。このような範囲とすることにより、フィルムとしたときの強度に優れ土壌侵食防止剤としての効果が高く、また凍結融解安定性にも優れる。
界面活性剤の添加方法は、特に限定されないが、水溶性樹脂エマルジョンの製造において添加されてもよく、水溶性樹脂エマルジョンの製造後に別途添加されてもよい。好ましくは、水溶性樹脂エマルジョンの製造後に別途添加される。
2.土壌侵食防止剤
本発明の一実施形態に係る土壌侵食防止剤は、エマルジョン組成物を含む土壌侵食防止剤である。必要に応じて、可塑剤、粘着付与樹脂、増粘剤、消泡剤、pH調節剤、腐植酸、アミノ酸、除草剤、農薬等を配合することができる。
土壌侵食防止剤を土壌に散布する方法に特に制限はないが、例えば、小面積に散布する場合では、じょうろや動力散布機等を使用することができ、大面積を散布する場合ではハイドロシーダーやブームスプレーヤ等を使用することができる。また、散布された土壌侵食防止剤は粉粒状堆積物に、粉粒状堆積物の粉粒体と土壌侵食防止剤とからなる固結層を形成する役割を果たすとともに、固結層に流入した雨水を保持し、固結層下に存在する粉粒状堆積物へ流入する水量を少なくすることにより、粉粒状堆積物の崩れ、流出防止に効果を示しうる。また、固結層を形成することにより、粉塵発生の防止にも効果を示しうる。
また、土壌侵食防止剤は、保護すべき面に対して単独で吹き付けてもよく、土壌を主体とし、種子、バーク堆肥、又は肥料などを混合した吹付資材に配合して吹付資材と共に保護すべき面に対して吹き付けてもよい。吹付資材を対象面に吹き付ける工法に特に制限はなく、例えば、種子散布工、客土吹付工、基材吹付工などを挙げることができ、あるいは、対象面が広大な場合には、ヘリコプターなどの航空機から実播して吹き付けることもできる。
以下に実施例をあげて本発明を更に詳細に説明する。また、これらはいずれも例示的なものであって、本発明の内容を限定するものではない。
<水溶性樹脂エマルジョン1(EVA1)の調整>
EVA1を表2の条件に基づき調整した。攪拌機付きの高圧重合缶に、予め100質量部の純水に乳化剤としてデンカポバールB-05(鹸化度88mol%、平均重合度600、デンカ株式会社製)3.4質量部及びデンカポバールB-17(鹸化度88mol%、平均重合度1700、デンカ株式会社製)0.7質量部、プルロニックL-64(株式会社アデカ製)0.2質量部、助剤としてホルムアミジンスルフィン酸0.2質量部、酢酸ソーダ0.2質量部、硫酸第一鉄七水和物0.005質量部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム0.01質量部を溶解したものを投入後、攪拌下酢酸ビニルモノマー33質量部、及びエチレンモノマー22質量部を充填し内液温度を55℃とした。10質量%過硫酸アンモニウム水溶液を添加して重合を開始した。
そこへ、分添モノマーとして酢酸ビニルモノマーを57質量部及びエチレンモノマー17質量部、さらに、分添添加剤として10質量%過硫酸アンモニウム水溶液2.7質量部(初期添加量との合計)及び10質量%t-ブチルハイドロパーオキサイド水溶液0.9質量部を連続添加し、重合を行った。未反応の酢酸ビニルモノマー量が2%未満になるまで重合を継続した。
重合後に残存するエチレンをパージし、生成したエマルジョン中の未反応の酢酸ビニルモノマーを減圧除去しEVA1を得た。EVA1中の水溶性高分子(ポリビニルアルコール:PVA)は1.7質量%であり、界面活性剤は0.08質量%であった。
<水溶性樹脂エマルジョン2(EVA2)の調整>
EVA2を表2の条件に基づき調整した。攪拌機付きの高圧重合缶に、予め100質量部の純水に乳化剤としてデンカポバールB-05(鹸化度88mol%、平均重合度600、デンカ株式会社製)4.1質量部及びデンカポバールB-17(鹸化度88mol%、平均重合度1700、デンカ株式会社製)1.5質量部、助剤としてホルムアミジンスルフィン酸0.1質量部、酢酸ソーダ0.2質量部、硫酸第一鉄七水和物0.005質量部、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウム0.01質量部を溶解したものを投入後、攪拌下酢酸ビニルモノマー83質量部、及びエチレンモノマー20質量部を充填し内液温度を55℃とした。10質量%過硫酸アンモニウム水溶液を添加して重合を開始した。そこへ、分添モノマーとして酢酸ビニルモノマーを26質量部、分添添加剤として5質量%過硫酸アンモニウム水溶液2.0質量部(初期添加量との合計)及び10質量%t-ブチルハイドロパーオキサイド水溶液0.6質量部を連続添加し、重合を行った。未反応の酢酸ビニルモノマー量が2%未満になるまで重合を継続した。
重合後に残存するエチレンをパージし、生成したエマルジョン中の未反応の酢酸ビニルモノマーを減圧除去しEVA2を得た。EVA2中の水溶性高分子(ポリビニルアルコール:PVA)は2.4質量%であり、界面活性剤は0質量%であった。
[実施例1~11、比較例1]
水溶性樹脂エマルジョン(EVA1又はEVA2)と、水と、界面活性剤、必要な水溶性高分子を、表3のそれぞれの配合比率に基づき混合しエマルジョン組成物を調整した。エマルジョン組成物中に含まれる水溶性高分子及び界面活性剤の夫々の合計含有量も表3に示す。
なお、表3中の各化合物については次の通りである。
HEC200:ヒドロキシエチルセルロース(2%水溶液粘度(20℃):200~300mPa・s、東京化成工業株式会社製)
セロゲンWS-C:カルボキシメチルセルロース(1%水溶液粘度(25℃):150~250mPa・s、第一工業製薬株式会社製)
ノイゲンEA-137:ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル(HLB値:13.0、第一工業製薬株式会社製)
ノイゲンEA-87:ポリオキシエチレンスチレン化フェニルエーテル(HLB値:10.6、第一工業製薬株式会社製)
エマルゲン1150S-60:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(HLB値:18.5、花王株式会社製)
ノイゲンLF-60X:ポリオキシアルキレンアルキルエーテル(HLB値:13.3、第一工業製薬株式会社製)
また、使用した水溶性高分子及び界面活性剤の表面張力は表4に示す。なお、表面張力は下記の条件に基づいて測定した(測定装置:協和界面科学株式会社製 自動表面張力計DY-300)。
測定温度:25℃
水溶液濃度:0.1wt%
測定方法:Wilhelmy法(白金プレート)
<粘度>
表1の温度サイクルの温度変化を経る前のエマルジョン組成物について粘度を測定した。粘度は、温度30℃、回転数30rpm(測定装置:東機産業株式会社製 TV-33形粘度計)で測定した。
<粗粒率>
表1の温度サイクルの温度変化を経る前のエマルジョン組成物、及び経た後のエマルジョン組成物について粗粒率を測定した。粗粒率は、目開きが200Mの金網を用いて、JIS K 6828に準じて測定した。
なお、表1の温度サイクルの温度変化は、環境試験機(エスペック株式会社製 PR-3K)により制御することにより行った。

Claims (8)

  1. 下表において各行の温度変更を上から下への順に行っていく温度サイクルを1サイクルとして、前記温度サイクルを10サイクル繰り返した後に、200メッシュの金網でろ過したときの粗粒率が500ppm以下であり、
    前記各行の温度変更は、保持時間中に開始温度から終了温度まで変更又は維持することにより行われるエマルジョン組成物。
  2. 水溶性樹脂エマルジョン、水溶性高分子および界面活性剤を含む、請求項1記載のエマルジョン組成物。
  3. 前記水溶性高分子と前記界面活性剤との含有量の質量比が7:1~1:7である、請求項2に記載のエマルジョン組成物。
  4. 水溶性樹脂エマルジョン、水溶性高分子および界面活性剤を含み、
    前記水溶性高分子の含有量と前記界面活性剤との含有量の質量比が7:1~1:7である、
    エマルジョン組成物。
  5. 前記水溶性高分子と前記界面活性剤とを合計で1~6質量%含む、請求項2~請求項4の何れか1項に記載のエマルジョン組成物。
  6. 前記水溶性樹脂エマルジョンが、酢酸ビニルに由来する構造単位を含む樹脂のエマルジョンである、請求項2~請求項5の何れか1項に記載のエマルジョン組成物。
  7. 前記水溶性樹脂エマルジョンが、エチレン-酢酸ビニル共重合体エマルジョンである、請求項2~請求項5の何れか1項に記載のエマルジョン組成物。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載のエマルジョン組成物を含む土壌侵食防止剤。
JP2021104991A 2021-06-24 2021-06-24 エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤 Pending JP2024110012A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021104991A JP2024110012A (ja) 2021-06-24 2021-06-24 エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤
PCT/JP2022/013546 WO2022270078A1 (ja) 2021-06-24 2022-03-23 エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤
TW111110780A TW202317738A (zh) 2021-06-24 2022-03-23 乳液組成物及防土壤侵蝕劑

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021104991A JP2024110012A (ja) 2021-06-24 2021-06-24 エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024110012A true JP2024110012A (ja) 2024-08-15

Family

ID=84544599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021104991A Pending JP2024110012A (ja) 2021-06-24 2021-06-24 エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2024110012A (ja)
TW (1) TW202317738A (ja)
WO (1) WO2022270078A1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4319779B2 (ja) * 2000-12-15 2009-08-26 電気化学工業株式会社 エチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョンの製造方法及びそのエマルジョン並びに接着剤組成物
JP4051970B2 (ja) * 2001-03-16 2008-02-27 住友化学株式会社 エチレン・ビニルエステル共重合体含有水性エマルジョン
JP4048800B2 (ja) * 2002-03-08 2008-02-20 栗田工業株式会社 吹付資材及び、法面保護方法
JP4041534B2 (ja) * 2003-06-18 2008-01-30 電気化学工業株式会社 エチレン−酢酸ビニル系共重合体エマルジョン、その製造方法および接着剤用組成物
JP5191227B2 (ja) * 2007-12-20 2013-05-08 サカタインクス株式会社 インクジェット捺染用インク組成物およびインクジェット捺染方法
JP4784694B1 (ja) * 2010-05-27 2011-10-05 横浜ゴム株式会社 液状凝固剤およびタイヤパンクシール材セット
WO2015122333A1 (ja) * 2014-02-12 2015-08-20 電気化学工業株式会社 土壌侵食防止剤
WO2016204290A1 (ja) * 2015-06-18 2016-12-22 デンカ株式会社 凍結融解安定性に優れる土壌侵食防止剤
CN108291144B (zh) * 2015-11-30 2021-03-09 电化株式会社 具有良好冻结溶解稳定性的土壤侵蚀防止剂

Also Published As

Publication number Publication date
TW202317738A (zh) 2023-05-01
WO2022270078A1 (ja) 2022-12-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6691116B2 (ja) 凍結融解安定性に優れる土壌侵食防止剤
US10647845B2 (en) Water-in-oil polyacrylamide-based microemulsions and related methods
JP6581510B2 (ja) 土壌侵食防止剤
JP6767384B2 (ja) 凍結融解安定性に優れる土壌侵食防止剤
JP2024110012A (ja) エマルジョン組成物及び土壌侵食防止剤
JP2019104823A (ja) 土壌改質剤、土壌改質方法
WO2021075104A1 (ja) 樹脂エマルジョンの散布方法
JPH05163730A (ja) 緑化工法
WO2022138378A1 (ja) 土壌侵食防止剤
JP4597922B2 (ja) 粉粒状堆積物の流出防止剤の製造方法
JPH0217598B2 (ja)
WO2022079960A1 (ja) 樹脂エマルジョン散布液、樹脂エマルジョン散布液の評価方法
WO2014158175A1 (en) Emulsion compositions comprising polyacylamide copolymer and ethylene oxide-propylene oxide copolymer
WO2022018919A1 (ja) エマルジョン組成物および土壌流出防止材
JPH0797574A (ja) 表土の流出防止方法
JPS5959105A (ja) 種子床定着工法
JPH10306190A (ja) 粉粒状堆積物の流出防止剤