JP2024087228A - 光学走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置の動作中であっても、光学走査装置の回転多面鏡の経時的な変化を検知し、経時的な画像劣化を抑制しつつ、高画質化を実現すること。【解決手段】光束を出射する半導体レーザユニット1と、半導体レーザユニット1から出射されたレーザ光束Lを偏向し主走査方向に走査する回転多面鏡4と、回転多面鏡4により走査されたレーザ光束Lを感光ドラム8に導く走査レンズ7と、走査レンズ7よりも主走査方向における上流側に設けられ、レーザ光束Lを受光したことに応じて信号を出力するBD6と、BD6よりも主走査方向における上流側に設けられ、レーザ光束Lの光量を検知する光量センサ16と、BD6により出力された信号、及び、光量センサ16により検知された光量に基づいて、半導体レーザユニット1を制御する制御部100と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、光学走査装置及び画像形成装置に関する。例えば、本発明は、レーザビームプリンタ(LBP)やデジタル複写機、デジタルファクシミリ(FAX)装置等の画像形成装置において、レーザビームを用いて光書き込みを行う光学走査装置に関する。
光学走査装置は、画像信号に応じて光源から出射したレーザ光束を光変調し、光変調されたレーザ光束を、例えば回転多面鏡を有する光偏向器によって偏向走査している。偏向走査されたレーザ光束は、被走査面上の走査開始位置のタイミングを制御するために、ビームディテクタ(Beam Detect)(以下、BDとする。)に導かれる。BDはレーザ光束を検知すると信号を出力する。また、例えば、光学走査装置は、fθ特性を有する結像光学系などの走査レンズによって、感光体上にレーザ光束をスポット状に結像した状態で光走査して画像記録を行っている。なお、fθレンズは、レーザ光束が角度θで入ってくると、fθレンズの焦点距離fを掛け合わせた大きさ(f×θ)の像を結ぶようなレンズ特性(fθ特性)を有する。このとき、光学走査装置は、BDから出力された信号を基準に、所定時間後に画像の書き出しを行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特許第6736368号公報
しかしながら、従来技術の場合、光学箱と蓋の隙間などから、トナー、紙紛、空気中の埃などが光学箱内に侵入する可能性がある。この状態で、回転多面鏡を高速回転すると、回転多面鏡の各反射面の端部において粉塵が付着する。付着した粉塵は、画像領域における書き始め及び書き終わりの光量を低下させる。光量が低下すると画像端部での濃度が薄くなり、画像の濃度むらが発生する。また、回転多面鏡を高速回転すると、回転多面鏡を回転させているコイルや電気回路が発熱することにより、光学箱が熱により膨張し、変形する。光学箱の変形によって、光学箱に配置している光学素子の位置や姿勢が変化し、被走査面上の走査位置が所定の位置から副走査方向(走査方向に対して直交する方向)にずれる。その結果、印刷物の紙面上の上下の余白が所定の値より広く又は狭くなってしまう。しかし、画像形成装置が動作している間に、回転多面鏡の反射率の低下や被走査面上の走査位置のずれという、画質に影響がある性能の経時的な変化を検知できない、という課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、装置の動作中であっても、光学走査装置の回転多面鏡の経時的な変化を検知し、経時的な画像劣化を抑制しつつ、高画質化を実現することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)光束を出射する光源と、前記光源から出射された前記光束を偏向し主走査方向に走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡により走査された前記光束を像担持体に導く光学部材と、前記光学部材よりも前記主走査方向における上流側に設けられ、前記光束を受光したことに応じて信号を出力する出力手段と、前記出力手段よりも前記主走査方向における上流側に設けられ、前記光束の光量を検知する検知手段と、前記出力手段により出力された前記信号、及び、前記検知手段により検知された前記光量に基づいて、前記光源を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする光学走査装置。
(2)光束を出射する光源と、前記光源から出射された前記光束を偏向し主走査方向に走査する回転多面鏡と、前記回転多面鏡により走査された前記光束を像担持体に導く第1光学部材と、前記第1光学部材よりも前記主走査方向における上流側に設けられた第2光学部材と、前記第1光学部材よりも前記主走査方向における上流側に設けられ、前記回転多面鏡により走査され前記第2光学部材により前記主走査方向に集光された前記光束を受光したことに応じて信号を出力する出力手段と、前記出力手段により出力された前記信号に基づいて前記光源を制御する制御手段と、を備え、前記出力手段は、前記第2光学部材により前記主走査方向に集光される前記光束よりも前記主走査方向における上流側の前記光束であって前記主走査方向に集光されていない前記光束の光量を検知し、前記制御手段は、前記主走査方向に集光されていない前記光束の前記光量に基づいて前記光源を制御することを特徴とする光学走査装置。
(3)前記(1)又は前記(2)に記載の光学走査装置と、前記光学走査装置により静電潜像が形成される前記像担持体と、前記像担持体上に形成された前記静電潜像を現像剤により現像し現像剤像を形成する現像手段と、前記現像剤像を記録材に転写する転写手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、装置の動作中であっても、光学走査装置の回転多面鏡の経時的な変化を検知し、経時的な画像劣化を抑制しつつ、高画質化を実現することができる。
実施例1の光学走査装置の構成を示す斜視説明図 実施例1の光学走査装置のBDの近傍の構成を示す部分拡大図、光量センサの近傍の構成を示す部分拡大図 実施例1の光学走査装置の光量センサへの入力光量を記した図 実施例1の回転多面鏡での光束の反射位置を示す概略説明図、回転多面鏡の汚れの位置を示した概略説明図 実施例2の光学走査装置のBD近傍の構成を示す斜視説明図 実施例2のPMMAの反射率の入射角依存性を示した図、半導体レーザを示した斜視説明図 実施例3の光学走査装置のBD近傍の構成を示す斜視説明図 実施例4の画像形成装置の構成を示す図
以下の説明において、光学走査装置から出射されたレーザ光が感光ドラムを走査する方向(又は感光ドラムの回転軸方向)を主走査方向とする。また、主走査方向に直交する方向(又は感光ドラムの回転方向)を副走査方向とする。
<光学走査装置>
図1から図3を用いて本発明に係る光学走査装置の一実施形態を具体的に説明する。図1は、実施例1の光学走査装置の構成を示す斜視説明図である。図1に示す光学走査装置101は、レーザビームプリンタ(LBP)やデジタル複写機、デジタルファクシミリ装置等の画像形成装置において、レーザ光を使用して像担持体である感光ドラム8の表面に光書き込みを行う。光学走査装置101は、レーザ光束L(光束)を出射する光源となる半導体レーザユニット1、コリメータレンズとシリンドリカルレンズとを一体的に成形したアナモフィックコリメータレンズ2を有している。
また、光学走査装置101は、貫通穴からなる開口絞り3、回転多面鏡4を有している。回転多面鏡4は、例えば4つの反射面12を有し、レーザ光束Lを偏向し、主走査方向に走査する。光学走査装置101は、回転多面鏡4を駆動源であるモータ(不図示)により回転駆動させる光偏向器5を有している。光学走査装置101は、感光ドラム8の表面上でのレーザ光束Lの書き出し開始位置を決定するために、光偏向器5で偏向走査されたレーザ光束Lを検知するBD6を有している。BD6は、後述する走査レンズ7よりも主走査方向における上流側に設けられ、レーザ光束Lを受光したことに応じて信号を出力する出力手段として機能する。光学走査装置101は、アナモフィックな光学面を有する第2光学部材であるBDレンズ14、光偏向器5で偏向走査されたレーザ光束Lの光量を検知する光量センサ16を有している。BDレンズ14は、回転多面鏡4とBD6との間に設けられ、回転多面鏡4により走査されたレーザ光束Lを光量センサ16には導かずBD6に導く。光量センサ16は、BD6よりも主走査方向における上流側に設けられ、レーザ光束Lの光量を検知する検知手段として機能する。光量センサ16は、光量を検知することで回転多面鏡4の反射面12の反射率の低下を検知している。
光学走査装置101は、光偏向器5で偏向走査されたレーザ光束Lを感光ドラム8の表面上に導き結像させる結像手段となるfθレンズの機能を持つ第1光学部材(光学部材)である走査レンズ7を有している。fθレンズは、レーザ光が角度θで入ってくると、fθレンズの焦点距離fを掛け合わせた大きさ(f×θ)の像を結ぶようなレンズ特性(fθ特性)を有する。光学走査装置101は、光偏向器5を含む各光学部材を収容する光学箱9を有している。光学箱9は、例えば黒色樹脂からなり射出成型により形成されている。
半導体レーザユニット1から出射されたレーザ光束Lは、アナモフィックコリメータレンズ2によって主走査方向では略平行光又は収束光とされ、副走査方向では収束光とされる。次に、レーザ光束Lは、開口絞り3を通って光束幅が制限されて、回転多面鏡4の反射面12上において主走査方向に長く伸びる焦線状に結像する。
回転多面鏡4の反射面12上に結像したレーザ光束Lは、回転多面鏡4を回転させることによって偏向走査される。反射面12で反射したレーザ光束Lは、光量センサ16上を走査する。その後、回転多面鏡4の回転に伴いBDレンズ14に入射し、BD6上を主走査方向に集光した状態で走査する。
次に、レーザ光束Lは、主走査方向に長尺の走査レンズ7に入射する。fθレンズの機能を持つ走査レンズ7は、レーザ光束Lを感光ドラム8の表面上にスポットを形成するように集光し、かつ、スポットの走査速度が等速に保たれるように設計されている。このようなfθレンズの特性を得るために、走査レンズ7は非球面レンズで形成されている。
回転多面鏡4の回転によってレーザ光束Lを偏向走査し、感光ドラム8の表面上でレーザ光束Lによる主走査が行われ、また、感光ドラム8がその円筒の軸線周りに回転駆動することで副走査が行われる。これにより帯電手段(不図示)により一様に帯電された感光ドラム8の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。
制御部100は、CPU100a、ROM100b、RAM100c、タイマ100dを有している。制御部100は、予めROM100bに記憶されたプログラムに従い、ROM100bに記憶されたパラメータ、テーブル等やタイマ100dを参照しつつ、RAM100cを一時的な作業領域として用いながら種々の制御を行っている。BD6はレーザ光束Lが入射されると制御部100に信号を出力する。光量センサ16はレーザ光束Lが入射されると入射された光量に応じた信号を制御部100に出力する。制御部100は、BD6の検知結果や光量センサ16の検知結果に基づいて半導体レーザユニット1を制御することもできる。制御部100は、BD6により出力された信号、及び、光量センサ16により検知された光量に基づいて、光源を制御する制御手段として機能する。
<BD>
図2(a)は、光学走査装置101のBD6の近傍の構成を示す部分拡大図である。光学走査装置101は、BD6、光学箱9、BDレンズ14を有している。BD6は受光面10を有している。光学箱9には、貫通穴13が設けられている。
図1に示した回転多面鏡4によって反射されたレーザ光束Lは、BDレンズ14を通過し、主走査方向に集光した光線となり、回転多面鏡4の図1矢印A方向(時計回り方向)の回転に伴って図2(a)の矢印X方向に走査される。図2(a)の矢印X方向に走査されたレーザ光束Lは、光学箱9に設けられた貫通穴13を通過してBD6の受光面10に入射する。このとき、制御部100は、BD6で光束を検知し、BD6から出力された信号に基づいて、感光ドラム8上での主走査方向の書き出し位置の同期検知タイミングとする。
<光量センサ>
次に、実施例1の特徴である光量センサ16について図2(b)から図4を用いて説明する。図2(b)は、光学走査装置101の光量センサ16近傍の構成を示す部分拡大図である。光学走査装置101は、光量センサ16を有している。光量センサ16は受光面17を有している。光学箱9には貫通穴18が設けられている。図2(b)には、図示されていない回転多面鏡4の反射面12によって反射されたレーザ光束Lも示す。光量センサ16及び貫通穴18は、矢印X方向、言い換えれば主走査方向において、BD6及び貫通穴13よりも上流側に設けられている。
レーザ光束Lは、回転多面鏡4の図1矢印A方向の回転に伴って図2(b)の矢印X方向に走査される。図2(b)の矢印X方向に走査されたレーザ光束Lは、光学箱9に設けられた貫通穴18を通過して光量センサ16の受光面17上を走査する。レーザ光束Lは、回転多面鏡4の反射面12上で主走査方向に長く伸びる焦線になった後、主走査方向は略平行又は弱収束で、副走査方向には広がる光束となる。このレーザ光束Lは、光量センサ16の受光面17上では、例えば長軸3mm、短軸1mm程度の楕円形状Spの光束となる。
<回転多面鏡の反射率低下の検出方法>
ここで、光量センサ16の受光面17に入射した光量を基に、回転多面鏡4の反射率の低下を検出する方法について説明する。図3は、横軸を時間とし、縦軸にレーザ光束Lの受光面17への入力光量を示す図である。
(回転多面鏡の反射面が汚れていないとき)
図2(b)の矢印X方向に走査するレーザ光束Lが光量センサ16を走査するときに、受光面17に入力される光量を図3のグラフaで示す。図3に示すグラフaにおいて、レーザ光束Lの端部が受光面17に入射してから、レーザ光束Lが受光面17上を図2(b)の矢印X方向に進むにつれ、受光面17への入力光量が次第に増加する。その後、時刻t0で閾値R1に到達する。その後、受光面17への入力光量がピークに達した後、受光面17への入力光量が次第に減少して時刻t1で閾値R1を下回る。閾値R1は受光面17へ入力する最大の入力光量に合わせて、例えば、その20%~50%程度になるように、任意に設定された値である。
光量センサ16は、入力光量と閾値R1とを比較し、入力光量>閾値R1となっている間、例えば矩形波の信号を制御部100に出力する。このときの信号のパルス幅をtp1(=t1-t0)とする。制御部100は、タイマ100dによりパルス幅tp1を測定するものとする。
(回転多面鏡の反射面が汚れたとき)
続いて回転多面鏡4の反射面12が汚れたときの、レーザ光束Lの光量センサ16へ入射する光量について説明する。グラフaと同様に、反射面12が汚れたときのレーザ光束Lの受光面17への入力光量を、図3に点線でグラフbとして示す。図2(b)の矢印X方向に走査するレーザ光束Lが受光面17上を走査されると、受光面17への入力光量が次第に増加して時刻t2(>t0)で閾値R1に到達する。その後、受光面17への入力光量がピークに達した後、入力光量が次第に減少して時刻t3(<t1)で閾値R1を下回る。このときの入力光量と閾値R1とを比較した際のパルス幅はtp2(=t3-t2)となる。制御部100は、タイマ100dによりパルス幅tp2を測定するものとする。制御部100は、パルス幅tp1、パルス幅tp2の大きさを比較することで、回転多面鏡4の反射率低下を検出することができる。例えば、制御部100は、パルス幅tp1に対してパルス幅tp2が小さくなるほど(tp1とtp2との差分が大きいほど)回転多面鏡4の反射面12の汚れの度合いが大きいと判断することができる。
<光量センサ及びBDに入射するレーザ光束の反射位置>
図4(a)(b)は、光量センサ16及びBD6に入射するレーザ光束Lが、回転多面鏡4の反射面12で反射する位置を示した概略図である。図4(a)は、光量センサ16に入射するレーザ光束Lが回転多面鏡4で反射している位置を示している。図4(b)は、BD6に入射するレーザ光束Lが回転多面鏡4で反射している位置を示している。また、角15は回転多面鏡4の反射面12の角を示している。
回転多面鏡4は図4(a)(b)の矢印Aの方向に回転し、回転多面鏡4の反射面12で反射されたレーザ光束Lは、光量センサ16、BD6の順にセンサ上を走査する。レーザ光束Lが回転多面鏡4の反射面12で反射する位置と、回転多面鏡4の角15との距離を図4(a)では距離ca、図4(b)では距離cbと表している。このとき、
ca<cb
であり、主走査方向における上流に位置する光量センサ16のレーザ光束Lの方が、回転多面鏡4の反射面12の端部(角15の近く)で反射する。すなわち、光量センサ16で受光されたレーザ光束Lは、回転多面鏡4の反射面12の端部の影響を受けた状態と言える。
<空気の流れと付着する汚れの関係>
図4(c)(d)に回転多面鏡4が回転した際の近傍の空気の流れや反射面12に付着する汚れの様子を示す。図4(c)は回転多面鏡4を上方より見た図であり、図4(d)は反射面12を正面から見た図である。
図4(c)に示すように、回転多面鏡4が矢印Aで示した方向に回転すると、反射面12の角15付近では、Wに示すような空気の流れが発生する。その結果、空気中の粉塵が図4(d)の領域Yで示した反射面12の角15近くに付着する。レーザ光束Lの走査方向に対して、光量センサ16をBD6より上流に配置すると、反射率が低下しやすい回転多面鏡4の反射面12の端部(領域Y近傍)で反射したレーザ光束Lが、光量センサ16に入射することになる。その結果、回転多面鏡4の反射率低下を、光量センサ16によって、より正確に検出することができる。
図3を用いて説明したように、反射面12が汚れていない初期状態(グラフa)のパルス幅tp1を測定した際に、例えばRAM100cに画像形成装置が持つ不図示の記憶媒体にパルス幅tp1を記憶する。ここで、記憶媒体はRAM100cであってもよく、制御部100は、測定したパルス幅tp1をRAM100cに記憶しておく。その後、制御部100は、ある印刷枚数ごとにパルス幅tp2を測定する。なお、パルス幅tp2は、印刷枚数ごとに測定してもよいし、所定時間が経過するごとに測定してもよいし、他のタイミングで測定してもよい。
また、回転多面鏡4の反射率低下により感光ドラム8上の主走査方向の光量分布が、初期の均一な状態からどのようにずれるかは、あらかじめ実験等で把握可能である。実験等で求めた結果は、ROM100bに予め記憶しておくことで、光量の補正に用いることができる。ここで、実験等で求めた結果は、例えば、次のようなものであってもよい。パルス幅tp1と、主走査方向の位置とその位置での初期の光量と、を関連付けたもの、所定のタイミングでのパルス幅tp2と、主走査方向の位置とその位置でのそのタイミングでの光量と、を関連付けたもの、等であってもよい。また、それらをテーブルとしたものであってもよい。制御部100は、測定されたパルス幅tp2の値から、ROM100b上に記憶された情報に基づいて感光ドラム8上での光量分布を推定し、走査中のレーザ光束Lの光量を変化させることによって、光量分布を初期の均一な状態に近づけることが可能である。また、パルス幅tp2を測定し、走査中の光量を変化させることによって、感光ドラム8上での光量分布を補正することで、時間が経過するにつれて発生する印刷物の濃度が薄くなるという現象を抑制することができる。
<レーザ光束Lの副走査方向の位置の検出方法>
また、連続で印刷をし続けると、光学走査装置101の内部及び周囲の温度が上昇し、光学箱9が変形する。光学箱9の変形により、半導体レーザユニット1やアナモフィックコリメータレンズ2の姿勢が変化し、光量センサ16上や感光ドラム8上のレーザ光束Lの副走査方向の走査位置が変化する。
光量センサ16上でのレーザ光束Lの通過位置が副走査方向の中心から離れると、受光面17に入る光量が小さくなるため、図3で説明した原理と同様にパルス幅が小さくなる。昇温時に副走査方向の位置が上下どちらにずれるかは光学箱9の形状に依存するため、あらかじめ実験等によって把握しておくことが可能である。また、予め実験等によって得た副走査方向の位置のずれをROM100bに予め記憶しておくことで、副走査方向の位置のずれの補正に用いることができる。
レーザ光束Lの副走査方向の位置の検出方法は、回転多面鏡4の反射率低下の検出方法と同様に、制御部100は、まず初期のパルス幅tp1を例えばRAM100cに記憶する。そして、画像形成装置の電源がオンされてから電源がオフされるまでの間に、例えば一定時間ごとにパルス幅tp2を検出し、制御部100は、パルス幅tp1とパルス幅tp2とを比較する。これにより、BD6上の副走査方向の走査位置の変化を検出することができる。
BD6上の副走査方向の走査位置は、感光ドラム8上の副走査方向の走査位置と相関がある。このため、制御部100は、前もってその関係式を把握しておくことにより、BD6上の副走査方向の走査位置から感光ドラム8上の副走査方向の走査位置を推定することができる。制御部100は、推定した感光ドラム8上の副走査方向の走査位置に基づいて、副走査方向の走査位置が、例えば記録材の面上の走査間隔の半分以上ずれた場合に、副走査方向の画像の書き出しタイミングを1ライン分補正する等すればよい。ここで、走査間隔の半分とは、例えば副走査方向の解像度が600dpiの場合は、21.2μm(=25.4cm/600dpi/2)となる。以上より、レーザ光束Lの感光ドラム8上での副走査方向の書き出しタイミングを補正することにより、レーザ光束Lの走査位置ずれが画像の余白ずれに与える影響を除外することができる。
なお、光量補正については長期的なパルス幅tp2の変化に基づき行い、レーザ光束Lの副走査方向の位置のずれについては、画像形成装置の電源オンから電源オフまでといった短中期的なパルス幅tp2の変化を検出すればよい。このため、制御部100は、光量補正と副走査方向の位置の補正とを平行して行うことが可能である。
実施例1では、画像形成装置(言い換えれば光学走査装置)の駆動中に、光量センサ16により、回転多面鏡4の反射面12の反射率の低下を検出し、その補正をすることで、画像の劣化を防止することができる。また、感光ドラム8上の副走査方向の位置ずれを検出し、副走査方向の書き出しタイミングを補正することにより、画像の余白ずれを防止することが可能である。すなわち制御部100は、光量センサ16により検知された光量に基づいて光源から出射されるレーザ光束Lの光量を補正する。また、制御部100は、光量センサ16により検知した光量に基づいて、副走査方向におけるレーザ光束Lが走査する位置(走査位置)のずれを補正する。なお、光量の補正及び副走査方向の走査位置のずれの補正については、以降の実施例についても同様である。
以上、実施例1によれば、装置の動作中であっても、光学走査装置の回転多面鏡の経時的な変化を検知し、経時的な画像劣化を抑制しつつ、高画質化を実現することができる。すなわち、簡単な構成で、画像形成装置(言い換えれば光学走査装置)の動作中に光学走査装置の回転多面鏡の反射率低下等が検知でき、その補正も可能となる。その結果、経時的な画像劣化を抑制でき、画像形成装置の長寿命化にも貢献できる。また、簡単な構成によって被走査面上の副走査方向の走査位置のずれも検知することが可能となるため、画像形成装置の出力画像の高画質化が実現できる。
<BD>
図5は実施例2の光学走査装置102のBD6近傍の構成を示す斜視説明図である。なお、図5のレーザ光束Lを示す線において、破線となっている部分は、BDレンズ14と干渉しておらず、BDレンズ14の向こう側の光路を表している。実施例2が実施例1と異なる点は、光学箱9が反射面21を備えている点と、BD6が光量センサの役割を兼ねている点である。ここで、BD6は受光面10を有し、走査レンズ7よりも主走査方向における上流側に設けられている。BD6は、受光面10でBDレンズ14を介して入力されたレーザ光束Lを受光したことに応じて信号を出力する出力手段として機能する。また、BD6は、BDレンズ14を介さずに(介することなく)入力される、BDレンズ14よりも主走査方向における上流側のレーザ光束Lの光量を検知する。実施例2では、BDレンズ14を介していないレーザ光束Lが受光面10に入力され、その後、BDレンズ14を介したレーザ光束Lが受光面10に入力される。すなわち、それぞれのレーザ光束Lが時間差で受光面10に入力される。制御部100は、BDレンズ14を介さずに受光面10に入力されたレーザ光束Lの光量に基づいて光源を制御する。なお、実施例1と同じ構成には同じ符号を付し説明を省略する。
回転多面鏡4がある回転位相のとき、レーザ光束Lは光学箱9と一体化した反射面21で反射し、BDレンズ14を含むレンズ等を透過することなく、BD6の受光面10へ入射する。すなわち、反射部材である光学箱9と一体化した反射面21は、回転多面鏡4により走査されたレーザ光束Lを反射し、BDレンズ14を通過させることなくBD6の受光面10に導いている。レンズ等を透過していないため、レーザ光束Lが受光面10を走査する際の形状は、図2(b)で示した楕円形状Spと同様に楕円形となる。よって図3で示した手法と同様の手法で、回転多面鏡4の反射率の低下や副走査方向の走査位置を検出することができる。すなわち、実施例2においても、制御部100が、BD6の検知結果からパルス幅tp1、tp2に基づいて、光量の補正や副走査方向の走査位置の補正等を行うことができる。
その後、回転多面鏡4は図1の矢印A方向に回転し、レーザ光束Lは図5の矢印B方向に走査され、BDレンズ14に入射する。BDレンズ14を通過したレーザ光束Lは、集光された状態で、BD6の受光面10に入射する。このとき、BD6で光束を検知し、このタイミングを主走査方向の書き出し位置の同期検知タイミングとする。
反射面21は、例えば、光学箱9に金属膜や誘電体多層膜を蒸着したミラーを張り付けたものである。また、反射面21は、反射率の高いシートを光学箱9に張り付けたものでもよい。更に、光学箱9の表面そのものでもよい。ただし、光学箱9の表面をそのまま使う場合でも、以下の理由により反射面21の反射率は30%以上が必要である。
感光ドラム8の表面に光書き込みを行う際の光量は、画像形成装置を取り巻く温度や湿度環境、感光ドラム8の膜厚等によって変わるため、光量の使用範囲の最小値と最大値が、
最小値/最大値≦1/2
であることが好ましい。また、光量センサは最大入射光量の15%以下になると、正確に光量が測定できない可能性がある。よって、
最小値/最大値×反射率≧15%
を満たす必要がある。このため、反射率は30%以上が必要となる。
<入射角と反射率の関係>
図6(a)は、代表的な樹脂として一般的に用いられるPMMA(Poly Methyl Methacrylate)(ポリメチルメタクリレート樹脂)の反射率の入射角依存性を示している。図6(a)は、横軸に入射角(°(度))、縦軸に反射率(%)を示している。ここで、入射角は、入射光が反射面21の法線に対してなす角度である。太い実線はS偏光の反射率Rsに対する入射角依存性を示し、細い実線はP偏光の反射率Rpに対する入射角依存性を示す。
なお、上述のように実施例2の光学走査装置102では、光学箱9は、強度を高めるために種々の素材を混成した樹脂で形成されている。そのため、図6(a)は、光学箱9の反射率の入射角依存性と厳密に等価ではないが、概ね同等であると考えてよい。図6(a)から、反射率が30%以上を満たすためには、少なくともレーザ光束Lの反射面12への入射角は、S偏光で70°以上、P偏光で80°以上にする必要があることがわかる。
<半導体レーザの出力光>
図6(b)には、図1の半導体レーザユニット1に内包される半導体レーザ22を示す。半導体レーザ22の出力光は図6(b)の破線で示すような直線偏光である。また、半導体レーザ22は矢印Z方向に回転可能である。よって、図6(b)の矢印Zで示すように半導体レーザ22を回転することで、反射面21に対するレーザ光束LのS偏光とP偏光の割合を調整することができる。実施例2では、ほとんどS偏光で反射するように半導体レーザ22を回転する。すなわち、反射面21で反射されるレーザ光束LがP偏光よりS偏光の割合の方が大きくなるように、半導体レーザ22を回転させて調整すればよい。これにより、光学箱9で反射面21を構成した場合も、所定の反射率を確保することが可能である。すなわち、上述した入射角依存性において、P偏光を考慮する必要がなく、入射角としては70°以上となるようにすればよい。
以上、実施例2では、BD6が光量センサを兼ねることが可能であり、より簡易な構成で、画像形成装置の駆動中に、回転多面鏡4の反射率の低下や副走査方向の走査位置を検出することができる。以上、実施例2によれば、装置の動作中であっても、光学走査装置の回転多面鏡の経時的な変化を検知し、経時的な画像劣化を抑制しつつ、高画質化を実現することができる。
<BD>
図7は実施例3の光学走査装置103のBD6近傍の構成を示す斜視説明図である。なお、図7のレーザ光束Lを示す線において、破線となっている部分は、BDレンズ14内を通過する光路と、BDレンズ14から出たBDレンズ14の向こう側の光路とを表している。実施例3が実施例2と異なるのは、BDレンズ14のレンズ機能を有していない端部23の一部であるレンズ端面24が、実施例2の反射面21の役割を担っている点である。すなわち、第2光学部材であるBDレンズ14は、回転多面鏡4により走査されたレーザ光束Lを主走査方向に集光させてBD6の受光面10に入射させる第1部分を有している。また、BDレンズ14は、回転多面鏡4により走査されたレーザ光束Lを主走査方向に集光させずBD6の受光面10に入射させる第2部分である端部23を有している。なお、実施例1と同じ構成には同じ符号を付し説明を省略する。
回転多面鏡4がある回転位相のとき、レーザ光束LはBDレンズ14のレンズ機能を有していない端部23に入射し、レンズ端面24の内面で反射し(受光面10の方向に反射し)、BDレンズ14の端部23を通過する。端部23はレンズ機能を有していない透明な部材であるため、レーザ光束Lが受光面10を走査する際の形状は、図2(b)で示した楕円形状Spと同様に楕円形となる。よって、図3で示した手法と同様の手法で、回転多面鏡4の反射率の低下や副走査方向の走査位置を検出することができる。すなわち、実施例3においても、制御部100が、BD6の検知結果からパルス幅tp1、tp2に基づいて、光量の補正や副走査方向の走査位置の補正等を行うことができる。
その後、回転多面鏡4が回転し、レーザ光束LがBDレンズ14を通過する場合は、図2(a)で示した方法と同様に、レーザ光束Lは集光された状態で、BD6の受光面10に入射する。このとき、BD6で光束を検知し、このタイミングを主走査方向の書き出し位置の同期検知タイミングとする。なお、レンズ端面24は、例えば、BDレンズ14の端面に金属膜や誘電体多層膜を蒸着したミラーを張り付けたものである。また、レンズ端面24は、反射率の高いシートを張り付けたものでもよい。
実施例3では、BDレンズ14にレンズ機能を有しないレンズ端面24を設けることにより、BDレンズ14周辺の形状に設計自由度が持たせることができ、より小型な走査光学装置の設計が可能となる。以上、実施例3によれば、装置の動作中であっても、光学走査装置の回転多面鏡の経時的な変化を検知し、経時的な画像劣化を抑制しつつ、高画質化を実現することができる。
[レーザビームプリンタの説明]
図8に画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ1000(以下、プリンタ1000という)は、感光ドラム1010、帯電部1020、現像手段である現像部1030を備えている。感光ドラム1010は、静電潜像が形成される像担持体であり、実施例1~3の感光ドラム8に対応する。帯電部1020は、感光ドラム1010を一様に帯電する。露光手段である光学走査装置1025は、画像データに応じたレーザ光を感光ドラム1010上に走査することにより静電潜像を形成する。なお、光学走査装置1025は、図8では簡略化して図示している。光学走査装置1025は、実施例1の光学走査装置101、実施例2の光学走査装置102、実施例3の光学走査装置103に対応する。現像部1030は、感光ドラム1010に形成された静電潜像を現像剤であるトナーにより現像することで現像剤像であるトナー像を形成する。
感光ドラム1010上(像担持体上)に形成されたトナー像をカセット1040から供給された記録材としてのシートPに転写手段である転写部1050によって転写する。そしてシートPに転写した未定着のトナー像を定着器1060によって定着してトレイ1070に排出する。この感光ドラム1010、帯電部1020、現像部1030、転写部1050が画像形成部である。また、プリンタ1000は、電源装置1080を備え、電源装置1080からモータ等の駆動部と制御部5000へ電力を供給している。制御部5000は、CPU(不図示)を有しており、画像形成部による画像形成動作やシートPの搬送動作等を制御している。制御部5000は、実施例1~3の制御部100に対応してもよい。
プリンタ1000は、プリント動作を終了させると所定時間が経過した後、プリント動作をすぐに実行できるスタンバイ状態に遷移する。更に所定時間が経過した後、プリンタ1000は待機時の消費電力を低減するため、スタンバイ状態から低消費電力モードであるスリープ状態に遷移する。プリンタ1000は第2のモードであるスリープ状態やスタンバイ状態、第1のモードであるプリント状態の3つの状態を持ち、制御部5000がそれぞれの状態に遷移させる。なお、実施例1~3の光学走査装置101、102、103を適用することができる画像形成装置は、図8に例示された構成に限定されない。
以上、実施例4によれば、装置の動作中であっても、光学走査装置の回転多面鏡の経時的な変化を検知し、経時的な画像劣化を抑制しつつ、高画質化を実現することができる。
1 半導体レーザユニット
4 回転多面鏡
6 BD
7 走査レンズ
16 光量センサ
100 制御部

Claims (18)

  1. 光束を出射する光源と、
    前記光源から出射された前記光束を偏向し主走査方向に走査する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡により走査された前記光束を像担持体に導く光学部材と、
    前記光学部材よりも前記主走査方向における上流側に設けられ、前記光束を受光したことに応じて信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段よりも前記主走査方向における上流側に設けられ、前記光束の光量を検知する検知手段と、
    前記出力手段により出力された前記信号、及び、前記検知手段により検知された前記光量に基づいて、前記光源を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記光学部材を第1光学部材としたとき、前記回転多面鏡と前記出力手段との間に設けられ、前記回転多面鏡により走査された前記光束を前記検知手段には導かず前記出力手段に導く第2光学部材を備えることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記検知手段に至る光束は、前記出力手段に至る光束よりも、前記回転多面鏡の反射面の前記主走査方向の端部に近い位置で反射されていることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  4. 前記回転多面鏡は、前記光束を反射する反射面を有し、
    前記検知手段は、前記光量を検知することで前記反射面の反射率の低下を検知し、
    前記制御手段は、前記検知手段により検知された前記光量に基づいて前記光源から出射される前記光束の光量を補正することを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  5. 前記制御手段は、前記検知手段により検知した前記光量に基づいて、前記主走査方向に直交する副走査方向における前記光束が走査する位置のずれを補正することを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  6. 光束を出射する光源と、
    前記光源から出射された前記光束を偏向し主走査方向に走査する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡により走査された前記光束を像担持体に導く第1光学部材と、
    前記第1光学部材よりも前記主走査方向における上流側に設けられた第2光学部材と、
    前記第1光学部材よりも前記主走査方向における上流側に設けられ、前記回転多面鏡により走査され前記第2光学部材により前記主走査方向に集光された前記光束を受光したことに応じて信号を出力する出力手段と、
    前記出力手段により出力された前記信号に基づいて前記光源を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記出力手段は、前記第2光学部材により前記主走査方向に集光される前記光束よりも前記主走査方向における上流側の前記光束であって前記主走査方向に集光されていない前記光束の光量を検知し、
    前記制御手段は、前記主走査方向に集光されていない前記光束の前記光量に基づいて前記光源を制御することを特徴とする光学走査装置。
  7. 前記第2光学部材よりも前記主走査方向における上流側に設けられ、前記回転多面鏡により走査された前記光束を反射し、前記第2光学部材を通過することなく前記出力手段に導く反射部材を備えることを特徴とする請求項6に記載の光学走査装置。
  8. 前記回転多面鏡、前記第1光学部材及び前記第2光学部材を収容する光学箱を備え、
    前記反射部材は、前記光学箱と一体に設けられることを特徴とする請求項7に記載の光学走査装置。
  9. 前記反射部材は、反射率が30%以上であることを特徴とする請求項8に記載の光学走査装置。
  10. 前記回転多面鏡により走査された前記光束が前記反射部材に入射する入射角は、70°以上であることを特徴とする請求項9に記載の光学走査装置。
  11. 前記光源は、回転可能であり、
    前記反射部材により反射された前記光束は、P偏光よりS偏光の割合の方が大きくなるように前記光源を回転することで調整されることを特徴とする請求項10に記載の光学走査装置。
  12. 前記第2光学部材は、前記回転多面鏡により走査された前記光束を前記主走査方向に集光させて前記出力手段に入射させる第1部分と、前記第1部分よりも前記主走査方向における上流側に設けられ、前記回転多面鏡により走査された前記光束を前記主走査方向に集光させずに入射させる第2部分と、を有することを特徴とする請求項6に記載の光学走査装置。
  13. 前記出力手段に到達する前記光束のうち、前記主走査方向に集光されていない前記光束は、前記第2光学部材により前記主走査方向に集光される前記光束よりも、前記回転多面鏡の反射面の前記主走査方向の端部に近い位置で反射されていることを特徴とする請求項6に記載の光学走査装置。
  14. 前記回転多面鏡は、前記光束を反射する反射面を有し、
    前記出力手段は、前記主走査方向に集光されていない前記光束の前記光量を検知することで前記反射面の反射率の低下を検知し、
    前記制御手段は、前記主走査方向に集光されていない前記光束の前記光量に基づいて前記光源から出射される前記光束の光量を補正することを特徴とする請求項6に記載の光学走査装置。
  15. 前記制御手段は、前記主走査方向に集光されていない前記光束の前記光量に基づいて、前記主走査方向に直交する副走査方向における前記光束が走査する位置のずれを補正することを特徴とする請求項6に記載の光学走査装置。
  16. 前記制御手段は、前記出力手段により出力された信号に基づいて、前記主走査方向における前記像担持体上の書き出し位置を制御することを特徴とする請求項1から請求項15のうちのいずれか1項に記載の光学走査装置。
  17. 請求項1から請求項15のうちのいずれか1項に記載の光学走査装置と、
    前記光学走査装置により静電潜像が形成される前記像担持体と、
    前記像担持体上に形成された前記静電潜像を現像剤により現像し現像剤像を形成する現像手段と、
    前記現像剤像を記録材に転写する転写手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  18. 前記制御手段は、前記出力手段により出力された信号に基づいて、前記主走査方向における前記像担持体上の書き出し位置を制御することを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
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