JP6736368B2 - 光学走査装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザビームプリンタ(LBP)やデジタル複写機、デジタルファクシミリ(FAX)装置等の画像形成装置においてレーザビームを用いて光書き込みを行う光学走査装置に関するものである。
光学走査装置は、画像信号に応じて光源から出射したレーザ光束を光変調し、光変調されたレーザ光束を例えば回転多面鏡からなる光偏向器で偏向走査している。偏向走査されたレーザ光束は、被走査面上の走査開始位置のタイミングを制御するために、BD(Beam Detect)センサに導かれる。
次に、例えば、fθ特性を有する結像光学系などの走査レンズによって、感光性の記録媒体面上にスポット状に結像された状態で光走査して画像記録を行っている。尚、fθレンズは、レーザ光束が角度θで入ってくると、該fθレンズの焦点距離fを掛け合わせた大きさ(f×θ)の像を結ぶようなレンズ特性(fθ特性)を有する。このとき、BDセンサで検出された信号を基準に、ある所定時間後に画像の書き出しを行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1では、BDセンサにレーザ光束が導かれる際に、BDセンサの受光面から伸びた端子にレーザ光束が当たって、受光面に迷光が入る恐れがあった。そこで、受光面に迷光が入らないようにするために、プリント基板で端子を覆う方法やレーザ光束が通らない場所に端子を配置する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−255248号公報 米国特許出願公開第2013/0033557号明細書
しかしながら、特許文献2では、プリント基板の端子を覆う部分の寸法のバラツキによって端子を完全に覆うことが難しい場合や、プリント基板の配線のレイアウトの関係で、レーザ光束が通る場所に端子を配置しなければならない場合がある。その場合、BDセンサの受光面に迷光が入り、画像の書き出しタイミングがずれて画像品質が悪くなるという課題が発生する。また、受光面を覆う透明なクリアモールドにレーザ光束が入射した場合、迷光によって受光面に入射する正規のレーザ光束よりも早いタイミングで受光面にレーザ光束が入射されるといった課題も発生する。
図13は、比較例として特許文献2に記載されたBDセンサ206を示した図である。図13に示すように、比較例のBDセンサ206は、レーザ光束L1を検知する受光面261を有する。更に、該受光面261で受光したレーザ光束L1の光量に応じた電圧を出力する出力端子とプリント基板220上の電気回路とを電気的に接続している端子263を有する。更に、該端子263の一部と受光面261とを覆う断面方形状の透明なクリアモールド262とを有して構成されている。
このような構成のBDセンサ206の場合、図13に示すように、受光面261に入射する正規のレーザ光束L1よりも早いタイミングでクリアモールド262にレーザ光束L0が入射する場合がある。レーザ光束L0は、該クリアモールド262の平面266の外表面で屈折して該クリアモールド262内に入射して端子263の表面263aに照射された後、該端子263の表面263aで反射する。
その後、該端子263の表面263aで反射したレーザ光束L0は、再度、クリアモールド262内を透過して平面266の内表面で反射した後、受光面261に入射する。この場合、受光面261に入射する正規のレーザ光束L1よりも早いタイミングでレーザ光束L0が迷光として受光面261に入射され、感光ドラム8の表面上での主走査方向(感光ドラム8の軸線方向)の書出し位置のずれが生じてしまう。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、検知手段の受光面に入射される迷光を防止する光学走査装置を提供するものである。
前記目的を達成するための本発明に係る光学走査装置の代表的な構成は、光源と、前記光源から出射された光束を偏向走査する光偏向器と、前記光偏向器により偏向走査された前記光束を検知する検知手段と、を有する光学走査装置において、前記検知手段は、前記光偏向器により偏向走査された前記光束を検知する受光面と、前記受光面と電気的に導通され、前記受光面と平行な表面を有する導線と、前記受光面を覆う透明部材と、を有し、前記透明部材は、前記光偏向器により偏向走査される前記光束の走査方向の上流側の端部に設けられたテーパ面と、前記受光面に平行な平面と、を有し、前記光偏向器により偏向走査された前記光束が前記検知手段に入射する際の前記光束と前記受光面の法線方向との間の角度をθa、前記テーパ面と前記受光面の法線方向との間の角度をθb、前記透明部材の屈折率をn、前記テーパ面の前記光偏向器により偏向走査される前記光束の走査方向の上流側の端部から該走査方向における前記受光面の中心までの前記導線の前記表面に沿った該走査方向における距離をd、前記受光面の前記走査方向における幅をw、前記導線の前記表面から前記受光面の法線方向における前記平面までの距離をt1、前記受光面から前記受光面の法線方向における前記平面までの距離をt2、とすると、θa≦θb、且つ、2×θb−[cos−1{(1/n)×cos(θa+θb)}−θb]<90°、且つ、d<t1×tanθb+t2×tan[cos−1{(1/n)×cos(θa+θb)}−θb]−w/2、且つ、d<t1×tanθb+t2×tan[sin−1{(1/n)×sinθa]−w/2、を満たし、前記光偏向器により偏向走査された前記光束のうち前記受光面に入射する光束は、前記テーパ面に入射して直接前記受光面に入射する光束のみである、ことを特徴とする。
本発明によれば、検知手段の受光面に入射される迷光を防止することができる。
本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 本発明に係る光学走査装置の構成を示す斜視説明図である。 本発明に係る光学走査装置のBDセンサ近傍の構成を示す斜視説明図である。 本発明に係る光学走査装置のBDセンサ近傍の構成を図3の矢印A方向から見た正面説明図である。 本発明に係る光学走査装置のBDセンサの構成を示す図4のC−C断面図である。 本発明に係る光学走査装置において、BDセンサに入射するレーザ光束の光路が図5のレーザ光束L10で示す第1段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。 本発明に係る光学走査装置において、BDセンサに入射するレーザ光束の光路が図5のレーザ光束L20で示す第2段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。 本発明に係る光学走査装置において、BDセンサに入射するレーザ光束の光路が図5のレーザ光束L30で示す第3段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。 本発明に係る光学走査装置において、BDセンサに入射するレーザ光束の光路が図5のレーザ光束L40で示す第4段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。 本発明に係る光学走査装置において、BDセンサに入射するレーザ光束の光路が図5のレーザ光束L50で示す第5段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。 本発明に係る光学走査装置において、BDセンサに入射するレーザ光束の光路が図5のレーザ光束L60で示す第6段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。 本発明に係る光学走査装置の第2実施形態の構成を示す断面説明図である。 比較例の光学走査装置の課題を説明する断面説明図である。
図により本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
先ず、図1〜図11を用いて本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の第1実施形態の構成について説明する。
<画像形成装置>
先ず、図1を用いて本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の構成について説明する。図1は、本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の構成を示す断面説明図である。図1に示す画像形成装置101に設けられた装置フレームからなる光学台103上には、光学走査装置100が設けられている。光学台103は、画像形成装置101の筐体の一部である。画像形成装置101には、その他に記録材Pを収容する給送カセット104、該給送カセット104内に収容された記録材Pを繰り出す給送ローラ105、該給送ローラ105により繰り出される記録材Pを分離する分離ローラ17等を有する。
給送ローラ105と分離ローラ17との協働により一枚ずつ分離給送された記録材Pは、一旦停止しているレジストローラ10のニップ部に先端部が突き当てられて該記録材Pの腰の強さにより斜行が補正される。レジストローラ10が所定のタイミングで回転すると、記録材Pは、該レジストローラ10により挟持搬送されて像担持体となる感光ドラム8の表面に対向して配置された転写手段となる転写ローラ106とにより形成された転写ニップ部に搬送される。
転写ニップ部の下流には、定着手段となる定着装置107が設けられている。図1に示す搬送路11を搬送される記録材Pに対して転写ローラ106に対向する位置にプロセスカートリッジ108等の画像形成手段が配置されている。プロセスカートリッジ108には、像担持体となる感光ドラム8が図1の時計回り方向に回転可能に設けられている。
図1の時計回り方向に回転する感光ドラム8の表面は、帯電手段となる帯電ローラ13により一様に帯電される。その後、像露光手段となる光学走査装置100により画像情報に応じたレーザ光束Lが一様に帯電された感光ドラム8の表面に照射されて静電潜像が形成される。その後、感光ドラム8の表面に形成された静電潜像に対して現像手段となる現像装置14に設けられた現像剤担持体となる現像ローラ15により現像剤が供給されてトナー像として現像される。
一方、記録材Pは、給送カセット104から給送ローラ105によって給送され、分離ローラ17との協働により一枚ずつ分離給送される。その後、感光ドラム8の表面に形成されたトナー像が転写ニップ部に回転移動するタイミングに合せてレジストローラ10により転写ニップ部に搬送される。
その後、図示しない転写バイアス電源により転写ローラ106に転写バイアスが印加されて感光ドラム8の表面上に形成されたトナー像が記録材Pに転写される。その後、定着装置107に設けられた定着ローラと加圧ローラとにより挟持搬送される過程において記録材P上のトナー像は、加熱及び加圧されて熱溶融し、記録材Pに熱定着される。トナー像が熱定着された記録材Pは、排出ローラ110により挟持搬送されて画像形成装置101の外に設けられた排出トレイ16上に排出される。
<光学走査装置>
次に、図2〜図11を用いて本実施形態の光学走査装置の構成について説明する。図2は、本実施形態の光学走査装置100の構成を示す斜視説明図である。図2に示すように、光学箱9の内部には、複合アナモフィックコリメータレンズ2、開口絞り3、光偏向器5、該光偏向器5により図2の矢印E方向に回転駆動されるポリゴンミラー4、fθレンズ7等が設けられている。また、光学箱9の側面の外側には、半導体レーザユニット1(光源)、BD(Beam Detect)センサ6(検知手段)が設けられている。光学箱9の上部は、図1に示す蓋19により覆われている。
半導体レーザユニット1(光源)から出射されたレーザ光束L(光束)は、光学箱9の側壁を貫通する貫通穴から入射され、複合アナモフィックコリメータレンズ2によって主走査方向(感光ドラム8の軸線方向)では略平行光または収束光とされる。また、副走査方向(感光ドラム8の周方向、記録材Pの搬送方向)では収束光とされる。
尚、複合アナモフィックコリメータレンズ2は、コリメータレンズとシリンドリカルレンズとを一体にしたアナモコリメータレンズと、信号検知レンズ、或いは、BD(Beam Detect)レンズとを一体に成形したレンズである。コリメータレンズは、レーザ光束Lを平行光に偏光する。シリンドリカルレンズは、レーザ光束Lを副走査方向にのみ集光する。
次に、レーザ光束Lは、貫通穴からなる開口絞り3を通って光束幅が制限されて、光偏向器5に回転可能に搭載されたポリゴンミラー4の反射面12上において主走査方向に長く伸びた焦線状に結像する。光偏向器5は、半導体レーザユニット1(光源)から出射されたレーザ光束L(光束)を図3の矢印B方向に偏向走査する。レーザ光束Lは、光偏向器5に設けられた駆動源となるモータによりポリゴンミラー4を図2の矢印E方向に回転させることによって図3の矢印B方向に偏向走査される。
ポリゴンミラー4の反射面12で反射されたレーザ光束Lは、光偏向器5により図3の矢印B方向に偏向走査されたレーザ光束L(光束)を検知する検知手段となるBD(Beam Detect)センサ6の受光面61に入射される。これにより該受光面61で書出し位置同期信号が検出される。BDセンサ6は、書出し位置同期信号検出器として構成される。
BDセンサ6の受光面61で検出された信号は、BDセンサ6の端子63(導線)と電気的に接続されたプリント基板20上に設けられた電気回路を介して画像形成装置101に設けられた図1に示す制御部18に送られる。図5に示すように、BDセンサ6の受光面61と電気的に導通された端子63(導線)は、該受光面61と平行な表面63aを有する。制御部18は、BDセンサ6の受光面61で検出された信号のタイミングに基づいて画像の書き出しタイミングを決定する。
BDセンサ6の受光面61に入射したレーザ光束Lは、ポリゴンミラー4の図2の矢印E方向の回転により図3の矢印B方向に走査されてfθレンズ7に入射する。該fθレンズ7は、レーザ光束Lが角度θで入ってくると、該fθレンズ7の焦点距離fを掛け合わせた大きさ(f×θ)の像を結ぶようなレンズ特性(fθ特性)を有する。fθレンズ7は、レーザ光束Lを感光ドラム8の表面上にスポットを形成するように集光し、且つ、スポットの走査速度が等速に保たれるように設計されている。このようなfθレンズ7の特性を得るために該fθレンズ7は、非球面レンズで形成されている。fθレンズ7を通過したレーザ光束Lは、図2に示すように感光ドラム8の表面上に結像走査される。
ポリゴンミラー4の図2の矢印E方向の回転によってレーザ光束Lを図3の矢印B方向に偏向走査し、感光ドラム8の表面上でレーザ光束Lによる主走査が行われる。また、感光ドラム8が図1の時計回り方向に回転することにより副走査が行われる。これにより帯電ローラ13により一様に帯電された感光ドラム8の表面に画像情報に応じた静電潜像が形成される。
<BDセンサ>
次に、図3〜図11を用いてBDセンサ6(検知手段)の構成について説明する。図3は、本実施形態の光学走査装置100に設けられるBDセンサ6の近傍の構成を示す斜視説明図である。図2に示すポリゴンミラー4が図2の矢印E方向に回転することにより偏向走査されたレーザ光束Lは、図3の矢印B方向に走査される。図3の矢印B方向に走査されたレーザ光束LがBDセンサ6に設けられた受光面61を通過する。制御部18(制御手段)は、BDセンサ6の受光面61によりレーザ光束Lを検知したタイミングを基準として、そこから一定時間経過後に画像を書き出す。
図4は、本実施形態の光学走査装置100のBDセンサ6の近傍の構成を図3の矢印A方向から見た正面説明図である。図5は、本実施形態の光学走査装置100のBDセンサ6の構成を示す図4のC−C断面図である。図3〜図5に示すように、BDセンサ6には、レーザ光束Lを検知する受光面61と、該受光面61と電気的に導通された金属製の端子63(導線)が設けられている。受光面61と端子63とは、図示しないワイヤーボンディング等により電気的に接続されている。端子63は、プリント基板20上に設けられた電気回路と電気的に接続されている。
また、受光面61を覆う透明部材となるクリアモールド62が設けられている。クリアモールド62により受光面61に傷が付かないように保護している。図5の矢印B方向で示すレーザ光束Lの走査方向において、クリアモールド62の両端部には、受光面61に対して傾斜した一対のテーパ面64a,64bが設けられている。
更に、一対のテーパ面64a,64bに挟まれて受光面61に平行な平面65が設けられている。本実施形態では、レーザ光束LがBDセンサ6を図5の矢印B方向に走査するときに、該レーザ光束Lの走査位置を6段階に分けて示している。図5及び図6のレーザ光束L10で示す第1段階は、レーザ光束L10が端子63(導線)の表面63aに照射されるときを示す。
図5及び図7のレーザ光束L20で示す第2段階は、レーザ光束L20が光偏向器5により図5の矢印B方向に偏向走査されるレーザ光束L20(光束)の走査方向の上流側(図5の左側)のクリアモールド62の端部に設けられたテーパ面64aに照射される。その後、該テーパ面64aの外表面で屈折してクリアモールド62内に入射されたレーザ光束L21が端子63(導線)の表面63aで反射して再度、テーパ面64aの内表面に照射されるときを示す。
図5及び図8のレーザ光束L30で示す第3段階は、レーザ光束L30がクリアモールド62のテーパ面64aに照射される。その後、該テーパ面64aの外表面で屈折してクリアモールド62内に入射されたレーザ光束L31が端子63(導線)の表面63aで反射し、反射したレーザ光束L32が平面65の内表面に照射されるときを示す。
図5及び図9のレーザ光束L40で示す第4段階は、レーザ光束L40がクリアモールド62のテーパ面64aに照射される。その後、該テーパ面64aの外表面で屈折してクリアモールド62内に入射されたレーザ光束L41がBDセンサ6の受光面61に照射されるときを示す。図5及び図10のレーザ光束L50で示す第5段階は、レーザ光束L50がクリアモールド62のテーパ面64aに照射される。その後、該テーパ面64aの外表面で屈折してクリアモールド62内に入射されたレーザ光束L51が端子63(導線)の表面63aに照射されるときを示す。
図5及び図11のレーザ光束L60で示す第6段階は、レーザ光束L60がクリアモールド62の平面65に照射される。その後、該平面65の外表面で屈折してクリアモールド62内に入射されたレーザ光束L61が端子63(導線)の表面63aに照射されるときを示す。
次に、図6〜図11を用いて図5のレーザ光束L10〜L60で示す第1段階〜第6段階について説明する。
<第1段階>
図6は、本実施形態の光学走査装置100において、BDセンサ6に入射するレーザ光束Lの光路が図5のレーザ光束L10で示す第1段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。図6に示すように、レーザ光束L10は、端子63(導線)の表面63aに照射され、該端子63(導線)の表面63aで反射したレーザ光束L11が反射光となる。
図6に示すレーザ光束L10は、BDセンサ6の受光面61の法線h方向(法線方向)に対して角度θaで端子63(導線)の表面63aに入射する。クリアモールド62のテーパ面64aは受光面61の法線h方向に対して角度θbだけ傾いている。
このとき、光偏向器5により図6の矢印B方向に偏向走査されたレーザ光束L(光束)がBDセンサ6(検知手段)に入射する際の該レーザ光束L(光束)と受光面61の法線h方向(法線方向)との間の角度θaを考慮する。更に、クリアモールド62(透明部材)のテーパ面64aと受光面61の法線h方向(法線方向)との間の角度θbを考慮する。これらの角度θa,θbは、以下の数1式を満たすように設定される。
[数1]
θa≦θb
本実施形態では、前記数1式を満たす。このため図6に示すように、端子63(導線)の表面63aで反射したレーザ光束L11は、クリアモールド62に当たらずに反射する。これにより迷光が受光面61に入射されることがない。本実施形態では、θa=15°、θb=45°(>θa=15°)に設定している。尚、レーザ光束Lが更に図6の矢印B方向に走査されていくと、その都度、レーザ光束Lの端子63(導線)の表面63aに対する入射角度は変わる(角度θaが大きくなる)。このため角度θaは変数である。
<第2段階>
図7は、本実施形態の光学走査装置100において、BDセンサ6に入射するレーザ光束Lの光路が図5のレーザ光束L20で示す第2段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。図7に示すように、レーザ光束L20は、クリアモールド62のテーパ面64aに照射され、該テーパ面64aの外表面で屈折したレーザ光束L21がクリアモールド62内に入射され、端子63(導線)の表面63aに照射される。
その後、該レーザ光束L21は、端子63(導線)の表面63aに反射してレーザ光束L22からなる反射光として再度、クリアモールド62内に入射される。その後、テーパ面64aの内表面に反射してレーザ光束L23からなる反射光として再度、クリアモールド62内に入射され、平面65の内表面に入射される。
図7では、レーザ光束L21は、透過光として示している。また、レーザ光束L22,L23は、反射光として示している。このとき、レーザ光束L21と受光面61の法線h方向との間の角度をθcとすると、テーパ面64aの受光面61の法線h方向に対する角度θbを用いて、レーザ光束L23と受光面61の法線h方向との間の角度θeは、以下の数2式で表わすことができる。
[数2]
θe=2×θb−θc
本実施形態では、レーザ光束L23が以下の数3式を満たすように設定される。
[数3]
θe=2×θb−θc<90°
尚、クリアモールド62(透明部材)の屈折率をnとすると、スネルの法則により角度θa,θb,θcは、以下の数4式で表すことが出来る。
[数4]
sin{90°−(θa+θb)}=n×sin{90°−(θc+θb)}
前記数4式をθcについて展開すると、θcは、以下の数5式で表わすことが出来る。
[数5]
θc=cos−1{(1/n)×cos(θa+θb)}−θb
従って、前記数3式と数5式から本実施形態の光学走査装置100は、以下の数6式を満たすように設定される。
[数6]
2×θb−[cos−1{(1/n)×cos(θa+θb)}−θb]<90°
本実施形態の光学走査装置100は、前記数6式を満たす構成である。このため図7に示すように、端子63(導線)の表面63aに反射したレーザ光束L22がクリアモールド62内を透過してテーパ面64aの内表面に反射したレーザ光束L23がクリアモールド62の平面65の内表面に進み、受光面61には入射しない。これによりレーザ光束L23に起因する迷光が受光面61に入射されることがない。
尚、本実施形態では、クリアモールド62(透明部材)の屈折率n=1.66に設定し、図7に示す第2段階のレーザ光束L20が入射する受光面61の法線h方向に対する角度θa=15.27°に設定している。このためθa=15.27°、θb=45°を用いて前記数5式よりθc≒27.62°となる。また、前記数3式よりθe≒62.38°<90°となる。
<第3段階>
図8は、本実施形態の光学走査装置100において、BDセンサ6に入射するレーザ光束Lの光路が図5のレーザ光束L30で示す第3段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。図8に示すレーザ光束L30は、クリアモールド62のテーパ面64aに照射され、該テーパ面64aの外表面で屈折したレーザ光束L31がクリアモールド62内に入射されて端子63(導線)の表面63aに照射される。
端子63(導線)の表面63aに入射したレーザ光束L31は、該端子63(導線)の表面63aで反射したレーザ光束L32が再度、クリアモールド62内に入射される。その後、該クリアモールド62の平面65の内表面で反射したレーザ光束L33が再度、クリアモールド62内に入射されて再度、端子63(導線)の表面63aに入射する。
図8では、レーザ光束L31は、透過光として示している。一方、レーザ光束L32,L33は、反射光として示している。このとき、レーザ光束L33が受光面61と同一平面61a上に照射された位置61a1からテーパ面64aのレーザ光束Lの走査方向最上流側(図8の左側)の端部64a1までの端子63(導線)の表面63aに沿った距離をXとする。更に、端子63(導線)の表面63aから受光面61の法線h方向(法線方向)におけるクリアモールド62の平面65までの距離をt1、受光面61から該受光面61の法線h方向(法線方向)におけるクリアモールド62の平面65までの距離をt2とする。すると、前記距離Xの最小値Xminは、以下の数7式で示される。
[数7]
Xmin=t1×tanθb+t2×tanθc
また、テーパ面64aの光偏向器5により図8の矢印B方向に偏向走査されるレーザ光束L(光束)の走査方向の上流側(図8の左側)の端部64a1を考慮する。該端部64a1から該走査方向(図8の矢印B方向)における受光面61の中心61bまでの端子63(導線)の表面63aに沿った該走査方向(図8の矢印B方向)における距離をdとする。更に、受光面61のレーザ光束L(光束)の走査方向(図8の矢印B方向)における幅をwとする。すると、前記数7式で示す前記距離Xの最小値Xminを用いて以下の数8式が成り立つ。
[数8]
d+w/2<Xmin
前記数7、8式から以下の数9式の関係が成り立つ。
[数9]
d<t1×tanθb+t2×tanθc−w/2
前記数9式と前記数5式から本実施形態の光学走査装置100は、以下の数10式を満たすように設定される。
[数10]
d<t1×tanθb+t2×tan[cos−1{(1/n)×cos(θa+θb)}−θb]−w/2
前記数10式の関係を満たすように本実施形態の光学走査装置100は構成されている。よって、図8に示すレーザ光束L30が更に図8の矢印B方向に走査されてもレーザ光束L33が受光面61に入射しない。これによりレーザ光束L33に起因する迷光が受光面61に入射されることがない。
本実施形態では、図8に示すt1=0.7mm、t2=0.8mm、w=0.13mm、d=0.71mmに設定している。また、BDセンサ6に入射するレーザ光束Lの光路が図8のレーザ光束L30で示す第3段階では、レーザ光束L30が入射する受光面61の法線h方向に対する角度θa≒15.51°としている。このため前記数5式によりθc≒27.75°となる。
そのためθb=45°を用いて前記数7式で示す前記距離Xの最小値Xmin≒1.12mmとなる。また、Xmin−w/2≒1.06mm>d(=0.71mm)となる。
<第4段階>
図9は、本実施形態の光学走査装置100において、BDセンサ6に入射するレーザ光束Lの光路が図5のレーザ光束L40で示す第4段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。図9に示すように、レーザ光束L40がクリアモールド62のテーパ面64aに照射され、該テーパ面64aの外表面で屈折したレーザ光束L41がクリアモールド62内を透過して受光面61に入射する。
図9に示すように、光偏向器5により図9の矢印B方向に偏向走査されたレーザ光束L40(光束)がクリアモールド62(透明部材)の走査方向(図9の矢印B方向)上流側のテーパ面64aに入射する。その後、該テーパ面64aの外表面で屈折したレーザ光束L41(光束)がクリアモールド62(透明部材)内を透過して直接、BDセンサ6の受光面61に入射する。
図9ではレーザ光束L41は透過光として示している。このときにBDセンサ6の受光面61がレーザ光束L41を検知した信号が端子63(導線)に接続されたプリント基板20に設けられた電気回路を介して制御部18に伝達される。これに基づいて、制御部18は、書き出し位置同期信号を出力する。
<第5段階>
図10は、本実施形態の光学走査装置100において、BDセンサ6に入射するレーザ光束Lの光路が図5のレーザ光束L50で示す第5段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。図10に示すように、レーザ光束L50がクリアモールド62のテーパ面64aに照射され、該テーパ面64aの外表面で屈折したレーザ光束L51がクリアモールド62内を透過して端子63(導線)の表面63aに照射される。図10ではレーザ光束L51は透過光として示している。レーザ光束L51は、受光面61には入射せず、端子63(導線)の表面63aに入射する。
<第6段階>
図11は、本実施形態の光学走査装置100において、BDセンサ6に入射するレーザ光束Lの光路が図5のレーザ光束L60で示す第6段階のときの様子を示す図4のC−C断面図である。図11に示すように、レーザ光束L60がクリアモールド62の平面65に照射され、該平面65の外表面で屈折したレーザ光束L61が端子63(導線)の表面63aに照射される。図11ではレーザ光束L61は透過光として示している。
このとき、レーザ光束L61と受光面61の法線h方向との間の角度をθdとする。すると、図11に示すレーザ光束L61が受光面61と同一平面61a上に照射された位置61a1からテーパ面64aのレーザ光束Lの走査方向最上流側の端部64a1までの端子63(導線)の表面63aに沿った距離Xの最小値Xminを考慮する。
ここで、テーパ面64aと受光面61の法線h方向との間の角度をθbとする。また、端子63(導線)の表面63aから受光面61の法線h方向におけるクリアモールド62の平面65までの距離をt1とする。更に、受光面61から該受光面61の法線h方向におけるクリアモールド62の平面65までの距離をt2とする。
更に、テーパ面64aの光偏向器5により図6の矢印B方向に偏向走査されるレーザ光束L(光束)の走査方向(図11の矢印B方向)上流側(図11の左側)の端部64a1を考慮する。該端部64a1から該走査方向(図11の矢印B方向)における受光面61の中心61bまでの端子63(導線)の表面63aに沿った該走査方向(図11の矢印B方向)における距離をdとする。更に、受光面61のレーザ光束L(光束)の走査方向(図11の矢印B方向)における幅をwとする。これ等を用いて該最小値Xminは、以下の数11式及び数12式で示される。
[数11]
Xmin=t1×tanθb+t2×tanθd
[数12]
d+w/2<Xmin
図11に示す光偏向器5により図11の矢印B方向に偏向走査されたレーザ光束L60(光束)がBDセンサ6(検知手段)のクリアモールド62の平面65に入射する。その際の該レーザ光束L60(光束)と受光面61の法線h方向との間の角度θaを考慮する。更に、該レーザ光束L60がクリアモールド62の平面65の外表面で屈折して該クリアモールド62内を透過するレーザ光束L61と受光面61の法線h方向との間の角度θdを考慮する。これらの角度θa,θdは、スネルの法則により、クリアモールド62の屈折率nを用いて以下の数13式で表すことが出来る。
[数13]
sinθa=n×sinθd
前記数13式をθdについて展開すると、θdは以下の数14式で表わすことが出来る。
[数14]
θd=sin−1{(1/n)×sinθa)}
前記数11、12式から以下の数15式で表わすことが出来る。
[数15]
d<{t1×tanθb+t2×tanθd}−w/2
更に前記数14式を用いて以下の数16式で表わすことが出来る。
[数16]
d<t1×tanθb+t2×tan[sin−1{(1/n)×sinθa]−w/2
前記数16式を満たすように、本実施形態の光学走査装置100は構成されている。これにより図11に示すレーザ光束L60が更に図11の矢印B方向に走査されてもレーザ光束L61が受光面61に入射しない。これによりレーザ光束L61に起因する迷光が受光面61に入射されることがない。
本実施形態の光学走査装置100において、BDセンサ6に入射するレーザ光束Lの光路が図5及び図11のレーザ光束L60で示す第6段階では、θa≒15.96°としている。このため前記数14式よりクリアモールド62の屈折率n=1.66を用いて、θd≒9.53°となる。
また、前記数11式よりt1=0.7mm、t2=0.8mm、θb=45°を用いて、Xmin≒0.83mmとなり、w=0.13mm、d=0.71mmを用いて、Xmin−w/2≒0.77mm>d(=0.71mm)となる。
このように、クリアモールド62の平面65のレーザ光束L(光束)の走査方向の上流側(図6の左側)の端部に前記数1式を満たすテーパ面64aを設ける。これにより図6に示すように、レーザ光束L10が端子63(導線)の表面63aに入射され、該端子63(導線)の表面63aで反射されたレーザ光束L11がクリアモールド62の内部に入らない。これによりレーザ光束L11に起因する迷光が受光面61に入射されることがない。
また、前記数6、10、16式を満たすように光学走査装置100を構成する。これにより図9に示すように、クリアモールド62のテーパ面64aに照射されたレーザ光束L40が該テーパ面64aの外表面で屈折してクリアモールド62内を透過して受光面61に入射する。このような正規のレーザ光束L41以外の迷光(図7に示すレーザ光束L23、図8に示すレーザ光束L33、図10に示すレーザ光束L51、図11に示すレーザ光束L61)が受光面61に入射しない。これによりBDセンサ6の同期検出精度を向上させることが可能となる。これにより感光ドラム8の表面上での主走査方向の書出し位置がずれることを防ぎ、画像品質を向上させることが可能となる。
次に、図12を用いて本発明に係る光学走査装置を備えた画像形成装置の第2実施形態の構成について説明する。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号、或いは符号が異なっても同一の部材名を付して説明を省略する。図12は、本実施形態の光学走査装置100の構成を示す断面説明図である。
本実施形態では、図12に示すように、光偏向器5により図12の矢印B方向に偏向走査されたレーザ光束L(光束)の走査方向において、受光面61を中心にクリアモールド62(透明部材)の両端部に一対のテーパ面64a,64bが設けられている。クリアモールド62(透明部材)の形状は以下の通り構成される。受光面61のレーザ光束L(光束)の走査方向(図12の矢印B方向)における中心61bを通り、該レーザ光束L(光束)の走査方向(図12の矢印B方向)に垂直な面(図12のD−D断面)を基準として対称形状に構成されている。
図12に示すように、光偏向器5により図12の矢印B方向に偏向走査されたレーザ光束L(光束)がクリアモールド62(透明部材)の走査方向(図12の矢印B方向)上流側のテーパ面64aに入射する。その後、該テーパ面64aの外表面で屈折したレーザ光束L71(光束)がクリアモールド62(透明部材)内を透過して直接、BDセンサ6の受光面61に入射する。
本実施形態では、クリアモールド62を図12に示すD−D断面を中心に対称形状にすることで、BDセンサ6をプリント基板20に組付ける際に、レーザ光束Lの走査方向(図12の矢印B方向)におけるBDセンサ6の向きを識別する必要が無い。このためBDセンサ6をプリント基板20に組付ける作業が容易になる。
また、クリアモールド62は、図12に示すD−D断面を中心に対称形状でなくても良い。クリアモールド62の平面65のレーザ光束Lの走査方向(図12の矢印B方向)における両端部に一対のテーパ面64a,64bを設ける。そして、該両端部のテーパ面64a,64bと、BDセンサ6の受光面61の位置との関係が前記第1実施形態と同様な条件を満足するように構成する。これにより前記第1実施形態と同様の効果が得られる。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
d…クリアモールド62のテーパ面64aの端部64a1から受光面61の中心61bまでの端子63の表面63aに沿った距離
L…レーザ光束(光束)
h…受光面61の法線
n…クリアモールド62の屈折率
t1…端子63の表面63aから平面65までの受光面61の法線hに沿った距離
t2…受光面61から平面65までの該受光面61の法線hに沿った距離
w…受光面61のレーザ光束Lの走査方向(矢印B方向)における幅
θa…レーザ光束L10〜L60が入射する受光面61の法線h方向に対する角度
θb…クリアモールド62のテーパ面64aの受光面61の法線h方向に対する角度
61…受光面
61b…受光面61の中心
62…クリアモールド(透明部材)
63…端子(導線)
63a…端子63の表面(導線の表面)
64a,64b…クリアモールド62のテーパ面
64a1…クリアモールド62のテーパ面64aのレーザ光束Lの走査方向最上流側の端部
65…クリアモールド62の平面

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源から出射された光束を偏向走査する光偏向器と、
    前記光偏向器により偏向走査された前記光束を検知する検知手段と、
    を有する光学走査装置において、
    前記検知手段は、
    前記光偏向器により偏向走査された前記光束を検知する受光面と、
    前記受光面と電気的に導通され、前記受光面と平行な表面を有する導線と、
    前記受光面を覆う透明部材と、
    を有し、
    前記透明部材は、
    前記光偏向器により偏向走査される前記光束の走査方向の上流側の端部に設けられたテーパ面と、
    前記受光面に平行な平面と、
    を有し、
    前記光偏向器により偏向走査された前記光束が前記検知手段に入射する際の前記光束と前記受光面の法線方向との間の角度をθa、
    前記テーパ面と前記受光面の法線方向との間の角度をθb、
    前記透明部材の屈折率をn、
    前記テーパ面の前記光偏向器により偏向走査される前記光束の走査方向の上流側の端部から該走査方向における前記受光面の中心までの前記導線の前記表面に沿った該走査方向における距離をd、
    前記受光面の前記走査方向における幅をw、
    前記導線の前記表面から前記受光面の法線方向における前記平面までの距離をt1、
    前記受光面から前記受光面の法線方向における前記平面までの距離をt2、
    とすると、
    θa≦θb、
    且つ、
    2×θb−[cos−1{(1/n)×cos(θa+θb)}−θb]<90°、
    且つ、
    d<t1×tanθb+t2×tan[cos−1{(1/n)×cos(θa+θb)}−θb]−w/2、
    且つ、
    d<t1×tanθb+t2×tan[sin−1{(1/n)×sinθa]−w/2、
    を満たし、
    前記光偏向器により偏向走査された前記光束のうち前記受光面に入射する光束は、前記テーパ面に入射して直接前記受光面に入射する光束のみである、
    ことを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記光偏向器により偏向走査された前記光束の走査方向において、前記受光面を中心に前記透明部材の両端部に前記テーパ面が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記透明部材の形状が、前記受光面の前記光束の走査方向における中心を通り、前記光束の走査方向に垂直な面を基準として対称形状となることを特徴とする請求項2に記載の光学走査装置。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の光学走査装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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