JP2024082893A - 軸受用シールドおよび玉軸受 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数装着を防止できる軸受用シールド、およびこれを備えた玉軸受を提供する。【解決手段】外輪の端部の内周面に係止される係止部と、係止部よりも内径側の円環部と、係止部の内径側と円環部の外径側とを連結する連結部とを備える軸受用シールドである。連結部と円環部とを繋ぐ第1屈曲部の径を、係止部と連結部とを繋ぐ第2屈曲部の径よりも大きくした。【選択図】図1

Description

本発明は、軸受空間を密封する軸受用シールド、およびこれを備えた玉軸受に関するものである。
外部からの異物等に対して軸受を保護するために、軸受空間を密封するための密封部材を備えた転がり軸受がある(特許文献1)。図12に示すようなシールド付きアンギュラ玉軸受は、内輪101と、外輪102と、その間に介在される複数の転動体103と、転動体103を円周方向に等間隔に保持する保持器(図示省略)と、密封部材104とを主要な構成要素としている。特許文献1に記載された密封部材104は、図12及び図13に示すように、リング状の金属板が折り曲げられることにより形成されたシールド板である。
図13に示すように、シールド板104は、外輪102の端部に嵌合される外環部105と、その外環部105から内向きフランジ状に形成された内環部106とを備える。外環部105には、その外径部に周方向等間隔に突起107が形成され、突起107を弾性変形させることにより、シールド板104の外環部105が、外輪102の内周面に圧入される。このような構成を備えたシールド板104は、圧入するために必要となる力が小さいことから、外輪が変形しやすい小径軸受において主に採用されている。
実用新案登録第2595989号公報
図14に示すように、シールド板同士104、104が密着すると、肉眼では分解、判別が困難なほどシールド外環部105が隙間なく重なる。このような状態で、誤ってシールド板104を重ねて軸受内に圧入することにより、重なりを判別したり、分離させる工数が必要となったりして、作業性が悪くなるという問題がある。
以上の実情に鑑み、本発明は、複数装着を防止できる軸受用シールド、およびこれを備えた玉軸受を提供することを目的とする。
本発明に係る軸受用シールドは、外輪の端部の内周面に係止される係止部と、前記係止部よりも内径側の円環部と、前記係止部の内径側と前記円環部の外径側とを連結する連結部とを備える軸受用シールドにおいて、前記連結部と前記円環部とを繋ぐ第1屈曲部の外径側の径を、前記係止部と前記連結部とを繋ぐ第2屈曲部の内径側の径よりも大きくしたものである。
本発明の軸受用シールドは、連結部と円環部とを繋ぐ第1屈曲部の外径側の径を、係止部と連結部とを繋ぐ第2屈曲部の内径側の径よりも大きくしたことにより、2つの軸受用シールドを軸受に装着される方向で重ねようとした際、一方の(装着時に軸方向内側に相当する)軸受用シールドの円環部が、他方の(装着時に軸方向外側に相当する)軸受用シールドの係止部に当接し、軸受用シールドの重なりが規制される。
前記構成において、2つの前記軸受用シールドが軸受に装着される場合、軸方向外側に配置される係止部の外径部が、軸受端面よりも軸方向外側に位置するように、前記係止部、連結部、及び円環部が配置されたものとすることができる。これにより、軸受用シールドが軸方向に重なって装着されようとしても、軸方向外側の軸受用シールドは、係止部が外輪の装着部から外れた場所に位置するため、複数の軸受用シールドの装着が規制される。
前記構成において、2つの前記軸受用シールドが軸受に装着される場合、軸方向外側に配置される係止部と、外輪内面との間に隙間が形成されるように、前記係止部、連結部、及び円環部が配置されたものとすることができる。これにより、軸受用シールドが軸方向に重なって装着されようとしても、軸方向外側の軸受用シールドは、係止部が外輪の装着部から外れた場所に位置するため、複数の軸受用シールドの装着が規制される。
前記構成において、第1屈曲部の外径側及び第2屈曲部の内径側をR面形状としてもよい。この場合、前記第1屈曲部の前記R面の最大径を、前記第2屈曲部の前記R面の最小径よりも大きくしてもよい。さらに、前記第2屈曲部の前記R面に連続する係止部の延長線と連結部の延長線との交点と、第2屈曲部のR面の中心座標とを結んだ線が、前記第2屈曲部のR面と交わる点を中点とし、前記第1屈曲部の前記R面の最大径を、前記中点の径よりも大きくしてもよい。
本発明に係る他の軸受用シールドは、外輪の端部の内周面に係止される外環部と、前記外環部から円環状に形成された内環部とを備える軸受用シールドにおいて、前記内環部は、前記外環部と反対側の端部が折り曲げられたシールドリップ部を有し、前記軸受用シールドが、軸方向内側と軸方向外側とで軸受に装着される方向に配置された際に、軸方向外側に相当する外環部において、軸方向内側に相当する外環部に最も接近する点と、軸方向内側に相当する外環部とで形成される軸方向最小隙間が、軸方向外側に相当するシールドリップ部において、軸方向内側に相当する内環部に最も接近する点と、軸方向内側に相当する内環部とで形成される軸方向最小隙間よりも大きいものとなるように、前記外環部及び内環部が配置されたものである。
本発明の他の軸受用シールドは、軸受用シールドが、軸方向内側と軸方向外側とで軸受に装着される方向に配置された際に、一方の(装着時に軸方向内側に相当する)軸受用シールドの内環部が、他方の(装着時に軸方向外側に相当する)軸受用シールドのシールドリップ部に当接したとき、外環部同士が重なることがなく、軸受用シールドの重なりが規制される。
本発明に係るさらに他の軸受用シールドは、外輪の端部の内周面に係止される外環部と、前記外環部から円環状に形成された内環部とを備える軸受用シールドにおいて、前記軸受用シールドが、軸方向内側と軸方向外側とで軸受に装着される方向に配置された際に、軸方向内側に相当する軸受用シールドと、軸方向外側に相当する軸受用シールドとの重なりを規制する突起部が設けられたものである。
本発明のさらに他の軸受用シールドは、軸受用シールドが、軸方向内側と軸方向外側とで軸受に装着される方向に配置された際に、一方の(装着時に軸方向内側に相当する)軸受用シールドの突起部が、他方の(装着時に軸方向外側に相当する)軸受用シールドに当接したり、他方の軸受用シールドの突起部が、一方の軸受用シールドに当接したりして、軸受用シールドの重なりが規制される。
本発明の玉軸受は、外方の軌道面を有する外方の軌道輪と、内方の軌道面を有する内方の軌道輪と、前記外方の軌道面と前記内方の軌道面との間に配置された複数の玉と、前記複数の玉を円周方向に均等に配置する保持器と、前記外方の軌道輪に取り付けられ、前記軸受用シールドを備えたものである。
以上述べたように、本発明によれば、複数装着を防止できる軸受用シールドおよびこれを備えた玉軸受を得ることができる。
第1実施形態に係る軸受用シールドを有する玉軸受の一部拡大断面図である。 第1実施形態に係る軸受用シールドの側面図である。 第1実施形態に係る2つの軸受用シールドを軸受に装着される方向で配置した状態を示す側面図である。 前記図3の状態において、2つの軸受用シールドの当接箇所を示す拡大側面図である。 2つの前記軸受用シールドが軸受に装着される場合を示す玉軸受の一部拡大断面図である。 第2実施形態に係る軸受用シールドの側面図である。 第2実施形態に係る2つの軸受用シールドを軸受に装着される方向で配置した状態を示す側面図である。 前記図7の状態において、2つの軸受用シールドの当接箇所を示す拡大側面図である。 前記図6に示す軸受用シールドの第2屈曲部の拡大側面図である。 第3実施形態に係る2つの軸受用シールドを軸受に装着される方向で配置した状態を示す側面図である。 第4実施形態に係る2つの軸受用シールドを軸受に装着される方向で配置した状態を示す側面図である。 従来の軸受用シールドを有する玉軸受の一部断面図である。 前記図12に示す軸受用シールドの正面図である。 2つの従来の軸受用シールドが軸受に装着された場合を示す玉軸受の一部拡大断面図である。
以下、この発明の第1実施形態に係る軸受用シールドを用いた転がり軸受を説明する。図1に示すように、この転がり軸受1は、輪軌面2を有する外輪3と、軌道面4を有する内輪5と、外輪軌道面2と内輪軌道面4との間に介在する複数のボール6と、複数のボール6を周方向に等配する保持器(図示省略)と、外輪3に装着される密封部材としての軸受用シールド9(以下、シールドという)とを備えている。
外輪3は、両端部の内周面に、径方向に深さをもって円周方向全周に連続するシールド溝部8を有し、このシールド溝部8にシールド9が装着されている。シールド9は、軸受の両端部に取付けられており、夫々同一構造のものが採用され、取り付けの向きが異なるだけであるので、以下、一方のシールド9に関してのみ説明する。
シールド9は、SUS304等の金属板をプレス加工する方法等のように、公知の材料および方法により製造される。図2に示すように、シールド9は、シールド溝8に係止される係止部10と、係止部10から内径側に円環状に形成された円環部11と、係止部10の内径側と円環部11の外径側とを連結する連結部12とを備える。軸受に装着された際に、係止部10及び連結部12は軸受内部側に突出するように湾曲している。
円環部11と連結部12とは、第1屈曲部13にて繋がれている。すなわち、円環部11の外径側と、連結部12の軸方向外側との境界が第1屈曲部13となる。また、係止部10と連結部12とは、第2屈曲部14にて繋がれている。すなわち、係止部10の内径側と、連結部12の軸方向内側の境界が第2屈曲部14となる。第1屈曲部13の外径側15の径Aを第2屈曲部14の内径側16の径Bよりも大きくしている。
これにより、図3に示すように、2つのシールド9a、9bを軸受に装着される方向で重ねようとした際に、一方の(装着時に軸方向内側に相当する)シールド9aと、他方の(装着時に軸方向外側に相当する)シールド9bの重なりが規制される。すなわち、図4に示すように、一方のシールド9aの円環部11a(第1屈曲部13a)が、他方のシールド9bの係止部10b(第2屈曲部14b)に当接し、2つのシールド9a、9bの重なりが規制される。
図5に示すように、2つのシールド9a、9bが軸受に装着される場合、軸方向外側に配置されるシールド9bの係止部10bの外径部17bが、軸受端面18よりも軸方向外側に位置するように、係止部10、連結部12、及び円環部11が配置される。これにより、シールド9が軸方向に重なって装着されようとしても、重なりを防止することに加えて、軸方向外側のシールド9bは、係止部10bが外輪3の装着部(シールド溝8)から外れた場所に位置するため、複数のシールド9の装着が規制される。すなわち、一方のシールド9aのみがシールド溝8に装着され、他方のシールド9bは装着されないものとなる。
また、2つのシールド9a、9bが軸受に装着される場合、軸方向外側に配置されるシールド9bの係止部10bと、外輪内面(シールド溝8)との間に隙間が形成されるように、係止部10、連結部12、及び円環部11が配置されてもよい。これにより、シールド9が軸方向に重なって装着されようとしても、重なりを防止することに加えて、軸方向外側のシールド9bは、係止部10bが外輪3の装着部(シールド溝8)から外れた場所に位置するため、複数のシールド9の装着が規制される。すなわち、一方のシールド9aのみがシールド溝8に装着され、他方のシールド9bは装着されないものとなる。
本実施形態の軸受用シールドは、複数の重なりが規制されるため、軸受に複数装着されるのを防止することができる。さらに、2つのシールドを装着しようとすると、軸方向外側の係止部10bが外輪3の装着部(シールド溝8)から外れた場所に位置するため、複数のシールド9の装着が規制できる効果が一層高まる。
図6は、第2実施形態の軸受用シールドを示す。このシールド20は、シールド溝8に係止される係止部21と、係止部21から内径側に円環状に形成された円環部22と、係止部21の内径側と円環部22の外径側とを連結する連結部23とを備える。軸受に装着された際に、係止部21及び連結部23は軸受内部側に突出するように湾曲している。
円環部22と連結部23とは、第1屈曲部24にて繋がれている。すなわち、円環部22の外径側と、連結部23の軸方向外側との境界が第1屈曲部24となる。本実施形態では、第1屈曲部24の外径側をR面形状としている。また、係止部21と連結部23とは、第2屈曲部25にて繋がれている。すなわち、係止部21の内径側と、連結部23の軸方向内側の境界が第2屈曲部25となる。本実施形態では、第2屈曲部25の内径側をR面形状としている。
第1屈曲部24の外径側のR面26の最大径Cを、第2屈曲部25の内径側のR面27の最小径Dよりも大きくしている。これにより、図7に示すように、2つのシールド20a、20bを軸受に装着される方向で重ねようとした際に、一方の(装着時に軸方向内側に相当する)シールド20aと、他方の(装着時に軸方向外側に相当する)シールド20bの重なりが規制される。すなわち、図8に示すように、一方のシールド20aの円環部22a(第1屈曲部24a)が、他方のシールド20bの係止部21b(第2屈曲部25b)に当接し、2つのシールド20a、20bの重なりが規制される。
また、図9に示すように、第2屈曲部25の内径側のR面27に連続する係止部21の延長線28と連結部23の延長線29との交点30と、第2屈曲部25のR面27の中心座標31とを結んだ線32が、第2屈曲部25のR面27と交わる点を中点33とする。図8に示すように、第1屈曲部24のR面26の最大径Cを、中点33の径Eよりも大きくしてもよい。これにより、図8に示すように、一方のシールド20aの円環部22a(第1屈曲部24a)が、他方のシールド20bの係止部21b(第2屈曲部25b)に当接し、2つのシールド20a、20bの重なりが規制される。
前記構成により、第2実施形態の軸受用シールドは、複数の重なりが規制されるため、軸受に複数装着されるのを防止することができる。
図10は、第3実施形態の2つの軸受用シールドを示す。このシールド40a、40bは、シールド溝8に係止される外環部41a、41bと、外環部41a、41bから円環状に形成された内環部42a、42bとを備える。軸受に装着された際に、外環部41a、41bは軸受内部側に突出するように湾曲している。内環部42a、42bは、外環部41a、41bと反対側の端部(軸受装着時の内径側)が、外環部41a、41bの突出方向(軸受装着時の軸受内部側)と同一の方向に折り曲げられたシールドリップ部44a、44bを有する。
図10に示すように、2つのシールド40a、40bを軸受に装着される方向に配置する。図10においては、図面上左側のシールド40a(一方のシールド40a)が軸方向内側に相当し、図面上右側のシールド40b(他方のシールド40b)が軸方向外側に相当する。他方のシールド40bの外環部41bにおいて、一方のシールド40aの外環部41aに最も接近した点45と、一方のシールド40aの外環部41aとで形成される軸方向最小隙間Fが、他方のシールド40bのシールドリップ部44bにおいて、一方のシールド40aの内環部42aに最も接近した点46と、一方のシールド40aの内環部42aとで形成される軸方向最小隙間Gよりも大きいものとなるように、外環部41a、41b及び内環部42a、42bが配置される。
前記構成としたことにより、シールド40が、軸方向内側と軸方向外側とで軸受に装着される方向に配置された際に、一方の(装着時に軸方向内側に相当する)シールド40aの内環部42aが、他方の(装着時に軸方向外側に相当する)シールド40bのシールドリップ部44bに当接したとき、外環部同士41a、41bが重なることがない。すなわち、シールド40a、40bの重なりが規制され、軸受に複数装着されるのを防止することができる。
なお、前記第1実施形態及び第2実施形態の軸受用シールドにおいて、第3実施形態で説明したシールドリップ部44を備えてもよい。
図11は、第4実施形態の2つの軸受用シールドを示す。この軸受用シールド50a、50bは、シールド溝8に係止される外環部51a、51bと、外環部51a、51bから円環状に形成された内環部52a、52bとを備える。外環部51a、51bは、軸受に装着された際に軸受内部側に突出するように湾曲しており、外径側から第1傾斜部53a、53b、径方向部54a、54b、第2傾斜部55a、55bを備えている。
図11に示すように、2つの軸受用シールド50a、50bが軸受に装着される方向に配置した場合、図11においては、図面上左側の軸受用シールド50aが軸方向内側に相当し、図面上右側の軸受用シールド50bが軸方向外側に相当する。外環部51a、51bの第2傾斜部55a、55bには、内径側に向かって突出する突起部56a、56bが設けられている。これにより、他方の(装着時に軸方向外側に相当する)シールド50bの突起部56bが、一方の(装着時に軸方向内側に相当する)シールド50aに当接して、シールドの重なりが規制される。
また、突起部56a、56bの突出方向を反対側(外径側に向かって突出する)にして、一方のシールド50aの突起部56aが、他方のシールド50bに当接することで、シールドの重なりを規制するものであってもよい。さらには、突起部56a、56bは、外環部51a、51bの第1傾斜部53a、53bや径方向部54a、54bに設けたり、内環部52a、52bに設けてもよい。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく種々の変形が可能であって、係止部の形状や外環部の形状としては、外輪の内面に係止されるものであれば図示されたものに限らず、また、外輪のシールド溝の形状も図示されたものに限らない。本発明の軸受用シールドが装着される転がり軸受は、玉軸受に限られず、アンギュラ玉軸受、自動調心ころ軸受、円筒ころ軸受など、各種の転がり軸受を利用することができる。
1 軸受
3 外輪
8 シールド溝
5 内輪
6 ボール
7 保持器
8 シールド溝
9 シールド
10、21、51 係止部
11、22、52 円環部
12、23 連結部
13、24 第1屈曲部
15 外径側
14、25 第2屈曲部
16 内径側
18 軸受端面
26、27 R面
28、29 延長線
30 交点
31 中心座標
32 線
33 中点
41 外環部
42 内環部
44 シールドリップ部
56 突起部
A、B、C、D、E 径
F、G 隙間

Claims (9)

  1. 外輪の端部の内周面に係止される係止部と、前記係止部よりも内径側の円環部と、前記係止部の内径側と前記円環部の外径側とを連結する連結部とを備える軸受用シールドにおいて、
    前記連結部と前記円環部とを繋ぐ第1屈曲部の外径側の径を、前記係止部と前記連結部とを繋ぐ第2屈曲部の内径側の径よりも大きくしたことを特徴とする軸受用シールド。
  2. 2つの前記軸受用シールドが軸受に装着される場合、軸方向外側に配置される係止部の外径部が、軸受端面よりも軸方向外側に位置するように、前記係止部、連結部、及び円環部が配置されたものであることを特徴とする請求項1に記載の軸受用シールド。
  3. 2つの前記軸受用シールドが軸受に装着される場合、軸方向外側に配置される係止部と、外輪内面との間に隙間が形成されるように、前記係止部、連結部、及び円環部が配置されたものであることを特徴とする請求項1に記載の軸受用シールド。
  4. 前記第1屈曲部の外径側及び第2屈曲部の内径側をR面形状としたことを特徴とする請求項1に記載の軸受用シールド。
  5. 前記第1屈曲部の前記R面の最大径を、前記第2屈曲部の前記R面の最小径よりも大きくしたことを特徴とする請求項4に記載の軸受用シールド。
  6. 前記第2屈曲部の前記R面に連続する係止部の延長線と連結部の延長線との交点と、第2屈曲部のR面の中心座標とを結んだ線が、前記第2屈曲部のR面と交わる点を中点とし、
    前記第1屈曲部の前記R面の最大径を、前記中点の径よりも大きくしたことを特徴とする請求項4に記載の軸受用シールド。
  7. 外輪の端部の内周面に係止される外環部と、前記外環部から円環状に形成された内環部とを備える軸受用シールドにおいて、
    前記内環部は、前記外環部と反対側の端部が折り曲げられたシールドリップ部を有し、
    前記軸受用シールドが、軸方向内側と軸方向外側とで軸受に装着される方向に配置された際に、
    軸方向外側に相当する外環部において、軸方向内側に相当する外環部に最も接近する点と、軸方向内側に相当する外環部とで形成される軸方向最小隙間が、軸方向外側に相当するシールドリップ部において、軸方向内側に相当する内環部に最も接近する点と、軸方向内側に相当する内環部とで形成される軸方向最小隙間よりも大きいものとなるように、前記外環部及び内環部が配置されたものであることを特徴とする軸受用シールド。
  8. 外輪の端部の内周面に係止される外環部と、前記外環部から円環状に形成された内環部とを備える軸受用シールドにおいて、
    前記軸受用シールドが、軸方向内側と軸方向外側とで軸受に装着される方向に配置された際に、
    軸方向内側に相当する軸受用シールドと、軸方向外側に相当する軸受用シールドとの重なりを規制する突起部が設けられたことを特徴とする軸受用シールド。
  9. 外方の軌道面を有する外方の軌道輪と、内方の軌道面を有する内方の軌道輪と、前記外方の軌道面と前記内方の軌道面との間に配置された複数の玉と、前記複数の玉を円周方向に均等に配置する保持器と、前記外方の軌道輪に取り付けられ、前記請求項1から請求項8のいずれかの軸受用シールドを備えたことを特徴とする玉軸受。
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