JP2024072755A - プリント回路基板 - Google Patents

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宇碩 梁
昇徹 金
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Abstract

【課題】電子部品及びチップなどを実装するためのプリント回路基板において、パッドと絶縁層との結合力を高めることができ、信号連結性に優れ、信頼性を向上させることができるプリント回路基板の製造方法を提供する。【解決手段】本開示は、第1絶縁層、第1絶縁層の上面側に埋め込まれて、上面部及び側面部の一部は、第1絶縁層の上面より突出したパッド、及びパッドの上面部及び側面部を覆い、パッドの下面部の一部を覆う金属層を含むプリント回路基板に関するものである。【選択図】図3

Description

本開示は、プリント回路基板に関するものである。
最近、モバイル機器の軽量化、小型化の傾向に対応するために、これに実装されるプリント回路基板も軽薄短小化を実現する必要性が徐々に増加している。一方、モバイル機器の軽薄短小化とともに、これに対する技術的要求に応えて、様々な部品を基板上に実装する基板構造において、部品実装のためのパッドの信頼性を向上させるための研究が続けられている。
本開示の様々な目的の一つは、電子部品及びチップなどを実装するためのプリント回路基板において、パッドと絶縁層との結合力を高めることができるプリント回路基板を提供することである。
本開示の様々な目的の一つは、信号連結性に優れたプリント回路基板を提供することである。
本開示の様々な目的の一つは、信頼性を向上させることができるプリント回路基板の製造方法を提供することである。
本開示を介して提案するいくつかの解決手段のうち一つは、第1絶縁層、第1絶縁層の上面側に埋め込まれて、上面部及び側面部の一部は、第1絶縁層の上面より突出したパッド、及びパッドの上面部及び側面部を覆い、パッドの下面部の一部を覆う金属層を含むプリント回路基板を提供することである。
本開示を介して提案するいくつかの解決手段のうち他の一つは、第1絶縁層、第1絶縁層の一面側で埋め込まれて、一面が第1絶縁層の一面によって覆われず、他面は凹状領域を有する第1パターン、第1絶縁層の他面に配置される第2パターン、第1パターンの他面の凹状領域を埋める第1領域及び第1絶縁層を貫通する第2領域を有する第1ビア、第1絶縁層の一面の少なくとも一部は外部に露出し、第1パターンの他面における第1領域の横断面積は、第2領域の横断面積よりも小さいプリント回路基板を提供することである。
本開示の様々な効果のうち一つとして、電子部品及びチップなどを実装するためのプリント回路基板において、パッドと絶縁層との結合力を高めることができるプリント回路基板を提供することができる。
本開示の様々な効果のうちもう一つとして、信号連結性に優れたプリント回路基板を提供することができる。
本開示の様々な効果のうちもう一つとして、信頼性を向上させることができるプリント回路基板を提供することができる。
電子機器システムの例を概略的に示したブロック図である。 電子機器の一例を概略的に示した斜視図である。 一例によるプリント回路基板を概略的に示した断面図である。 他の一例によるプリント回路基板を概略的に示した断面図である。 また他の一例によるプリント回路基板を概略的に示した断面図である。 また他の一例によるプリント回路基板を概略的に示した断面図である。
以下、添付の図面を参照して本開示について説明する。図面における要素の形状及び大きさなどは、より明確な説明のために拡大縮小表示(または強調表示や簡略化表示)がされることがある。
電子機器
図1は、電子機器システムの例を概略的に示したブロック図である。
図面を参照すると、電子機器1000はメインボード1010を収容する。メインボード1010には、チップ関連部品1020、ネットワーク関連部品1030、及びその他の部品1040などが物理的及び/または電気的に連結されている。これらは、後述する他の電子部品とも結合されて、様々な信号ライン1090を形成する。
チップ関連部品1020としては、揮発性メモリ(例えば、DRAM)、不揮発性メモリ(例えば、ROM)、フラッシュメモリなどのメモリチップと、セントラルプロセッサ(例えば、CPU)、グラフィックプロセッサ(例えば、GPU)、デジタル信号プロセッサ、暗号化プロセッサ、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラなどのアプリケーションプロセッサチップと、アナログ・デジタルコンバータ、ASIC(application‐specific IC、特定用途向け集積回路)などのロジックチップなどが含まれるが、これらに限定されるものではなく、これ以外にもその他の形態のチップ関連の電子部品が含まれることもできる。さらに、これらのチップ関連部品1020を互いに組み合わせることもできる。チップ関連部品1020は、上述したチップや電子部品を含むパッケージ形態であることもできる。
ネットワーク関連部品1030としては、Wi‐Fi(IEEE 802.11ファミリなど)、WiMAX(IEEE 802.16ファミリなど)、IEEE 802.20、LTE(long term evolution)、Ev‐DO、HSPA+、HSDPA+、HSUPA+、EDGE、GSM、GPS、GPRS、CDMA、TDMA、DECT、Bluetooth(登録商標)、3G、4G、5G、及びそれ以降のものとして指定された任意の他の無線及び有線プロトコルが含まれるが、これらに限定されず、これ以外にもその他の多数の無線または有線標準やプロトコルのいずれかが含まれ得る。また、ネットワーク関連部品1030がチップ関連部品1020とともに互いに組み合わされることもできる。
その他の部品1040としては、高周波インダクタ、フェライトインダクタ、パワーインダクタ、フェライトビーズ、LTCC(low Temperature Co‐Firing Ceramics、低温同時焼成セラミックス)、EMI(Electro Magnetic Interference、電磁干渉)フィルタ、MLCC(Multi‐Layer Ceramic Capacitor、多層セラミックキャパシタ)などが含まれる。但し、これらに限定されるものではなく、これ以外にもその他の様々な用途のために用いられるチップ部品の形態の受動素子などが含まれ得る。また、その他の部品1040をチップ関連部品1020及び/またはネットワーク関連部品1030と互いに組み合わせることもできる。
電子機器1000の種類に応じて、電子機器1000は、メインボード1010に物理的及び/または電気的に連結されるか、または連結されない他の電子部品を含むことができる。他の電子部品の例を挙げると、カメラモジュール1050、アンテナモジュール1060、ディスプレイ1070、バッテリー1080などがある。但し、これらに限定されるものではなく、オーディオコーデック、ビデオコーデック、電力増幅器、コンパス、加速度計、ジャイロスコープ、スピーカー、大容量記憶装置(例えば、ハードディスクドライブ)、CD(compact disk)、DVD(digital versatile disk)なども挙げられる。これ以外にも、電子機器1000の種類に応じて様々な用途のために用いられるその他の電子部品などが含まれることもできる。
電子機器1000は、スマートフォン(smart phone)、個人用情報端末機(personal digital assistant)、デジタルビデオカメラ(digital video camera)、デジタルスチルカメラ(digital still camera)、ネットワークシステム(network system)、コンピュータ(computer)、モニター(monitor)、タブレット(tablet)、ラップトップ(laptop)、ネットブック(netbook)、テレビジョン(television)、ビデオゲーム(video game)、スマートウォッチ(smart watch)、オートモーティブ(Automotive)部品などであることができる。但し、これらに限定されず、これ以外にもデータを処理する任意の他の電子機器であることもできる。
図2は、電子機器の一例を概略的に示した斜視図である。
図面を参照すると、電子機器は例えば、スマートフォン1100であることができる。スマートフォン1100の内部には、マザーボード1110が収容されており、このようなマザーボード1110には様々な部品1120が物理的及び/または電気的に連結されている。さらに、カメラモジュール1130及び/またはスピーカー1140のように、マザーボード1110に物理的及び/または電気的に連結されるか、または連結されないこともできる他の部品が内部に収容されている。部品1120の一部は、上述したチップ関連部品であることができ、例えば、部品パッケージ1121であることができるが、これに限定されるものではない。部品パッケージ1121は、能動部品及び/または受動部品を含む電子部品が表面に実装配置されたプリント回路基板の形態であることができる。または、部品パッケージ1121は、能動部品及び/または受動部品が内蔵されたプリント回路基板の形態であることもできる。一方、電子機器は必ずスマートフォン1100に限定されるものではなく、上述したように他の電子機器であることもできる。
プリント回路基板
図3は、一例によるプリント回路基板を概略的に示した断面図である。
図3を参照すると、一例によるプリント回路基板は、第1絶縁層110と、第1絶縁層110の一面側に埋め込まれて、上面部及び側面部の少なくとも一部が第1絶縁層110の一面よりも突出したパッド120と、パッド120の突出した領域とパッド120の下面部の少なくとも一部とを覆う金属層150を含む。
第1絶縁層110は絶縁材料を含むことができる。絶縁材料は、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂、ポリイミドなどの熱可塑性樹脂、またはこのような樹脂と共に、無機フィラー、有機フィラー及び/またはガラス繊維(Glass Fiber、Glass Cloth、and/or Glass Fabric)を含む材料を含むことができる。絶縁材料は、感光性材料及び/または非感光性材料であることができる。例えば、絶縁材料としては、SR(Solder Resist、はんだレジスト)、ABF(Ajinomoto Build‐up Film、味の素ビルドアップフィルム)、FR‐4、BT(Bismaleimide Triazine、ビスマレイミドトリアジン)、PPG(Prepreg、プリプレグ)、RCC(Resin Coated Copper、樹脂被覆銅)の絶縁材、CCL(Copper Clad Laminate、銅張積層板)の絶縁材などが用いられることができるが、これに限定されるものではなく、これ以外にも他の高分子素材が用いられることができる。
パッド120は、第1絶縁層の一面側に埋め込まれて、上面部及び側面部の少なくとも一部が第1絶縁層110の一面よりも突出することができる。しかし、これに限定されるものではなく、図3には示されていないが、パッド120は、第1絶縁層110の一面側に埋め込まれて、上面部のみが第1絶縁層110の一面に露出する構造を有することもできる。このとき、突出した構造という意味は、必ずしもパッド120の構成の全てが第1絶縁層110の一面上に突出すると限定するものではなく、パッド120の一部が第1絶縁層110に埋め込まれながら、他の一部が突出した構造を含むことができる。一方、パッド120が第1絶縁層110の一面側に埋め込まれた構造であるという意味は、パッド120が第1絶縁層110の一面に埋め込まれて、パッド120の側面部の少なくとも一部は、第1絶縁層110によって覆われながら、パッド120の側面部の少なくとも他の一部は第1絶縁層110の一面から露出する構造を意味する。パッド120は、第1絶縁層110の一面から突出する構造を有することができるため、パッド120の上面部は、第1絶縁層110の一面より上部に配置されることができ、パッド120の上面部は、第1絶縁層110の一面及び段差を有することができる。パッド120が第1絶縁層110の一面から埋め込まれる構造を有するために、一時的なキャリア基板を用いてパッド120を形成した後、第1絶縁層110でパッド120を埋め込み、キャリア基板を除去する段階を含むことができる。一方、パッド120が第1絶縁層110の一面から突出する構造を有するためには、キャリア基板を除去する段階の後に、第1絶縁層110の一面側で第1絶縁層110の一部を除去する工程を行うことができる。第1絶縁層110の一部を除去する段階でパッド120は除去されないようにして、第1絶縁層110のみを除去することができるため、パッド120の側面部の少なくとも一部は第1絶縁層110の一面に露出することができる。
パッド120は金属物質を含む。金属物質は、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、スズ(Sn)、金(Au)、ニッケル(Ni)、鉛(Pb)、チタン(Ti)、及び/またはこれらの合金などを含むことができ、好ましくは銅(Cu)を含むことができるが、これらに限定されるものではない。パッド120は、電子部品及びチップなどが実装されることもできるパッドであることができ、他のパッドと信号連結を行う回路パターンであることもできるなど、設計デザインに応じて様々な機能を行うことができる。パッド120は、SAP(Semi Additive Process、セミアディティブ法)、MSAP(Modified Semi Additive Process、モディファイドセミアディティブ法)、TT(Tenting、テンティング法)、またはサブトラクティブ法のいずれか一つで形成されることもできるが、これに限定されるものではない。一方、図3では図示していないが、パッド120は製造工法によってシード層をさらに含むことができるが、これに限定されるものではなく、シード層はパッドと一体に構成されることもでき、製造段階のうちキャリア除去段階で一緒に削除されることもある。
図3においては、一つのパッド120の領域の周辺を詳細に説明するために一つのパッド120を含むものと表したが、一例によるプリント回路基板のパッド120は複数のパッドで構成されることができる。複数のパッドは同時に形成されることができるが、これに限定されず、段階的に形成されることもできる。また、パッドは互いに異なる層にさらに配置される回路と電気的に信号を送受信することもできるが、複数のパッドのうち一部は、他のパッド及び他の回路と電気的に短絡して機能を果たすこともできる。すなわち、複数のパッドはそれぞれ異なる機能を行うことができる。以下において説明されるパッド120は、便宜上一つのパッドを説明するが、複数のパッドがこれに該当されることができる。
本開示において、パッド120の上面部、下面部、側面部は、それぞれパッド120の上面の周辺領域、下面の周辺領域、側面の周辺領域を意味することができる。パッド120の上面部は、パッド120の上面を意味することができるが、これに限定されるものではなく、上面の一部が除去されるにつれて上面と側面の境界が不明確になることがある点を考慮して、上面及びこれに隣接した領域を含む部分を意味することができる。パッド120の下面部は、パッド120の下面を意味することができるが、これに限定されるものではなく、パッドの一部が除去されるにつれて下面と側面の境界が不明確になることがある点を考慮して、下面及びこれに隣接した領域を含む部分を意味することができる。パッド120の側面部は、パッド120の側面を意味することができるが、これに限定されるものではなく、パッドの一部が除去されるにつれて側面と上面の境界及び側面と下面の境界が不明確になることがある点を考慮して、側面及びこれに隣接した領域を含む部分を意味することができる。特に、パッドの下面部の一部が上面部の一部よりもさらに多く除去されることがあるため、側面部は一つの面として定義されないことができ、中央部が凸状を有することもできる。
パッド120の側面部の少なくとも一部及び下面部の少なくとも一部は、第1絶縁層110と離隔することができる。第1絶縁層110にパッド120を形成した後、パッド120の少なくとも一部を除去するため、パッド120の側面部の少なくとも一部及びパッド120の下面部の少なくとも一部は、第1絶縁層110と離隔することができるものである。このとき、パッド120の少なくとも一部を除去する段階は、パッド120を選択的に除去することができる工程を用いるため、第1絶縁層110は除去されずにパッド120の一部のみが削除されることができる。パッド120を選択的に除去することができる工程は、例えば、ソフトエッチング(soft etching)工程で行われることができるが、これに限定されるものではなく、パッド120の側面部の一部を先に除去した後にパッド120の除去された側面に沿ってエッチング液を流して下面部の一部を除去する段階に行うこともできる。一方、パッド120の一部を除去する段階は、絶縁物質を含む第1絶縁層110を除去せずに金属物質を含むパッド120のみを除去することができる工程であれば、いずれも制限されずに用いることができる。
パッド120の下面部が側面部に延びる領域は曲面を有することができる。曲面とは、大略的なものを含む概念であり、ある2つの面が会う角の境界がはっきりしない場合があることを意味する。すなわち、下面部が側面部に延びる領域が曲面を有することができるということは、パッド120の下面部とパッド120の側面部が別途の境界角がはっきりしないことを意味し、丸い面を含むように連結されることができる。パッド120の一部を除去する段階は、エッチング液を用いるため、エッチング液が浸透する過程及びエッチング液にパッド120が露出する過程でパッド120の少なくとも一部を除去する段階は、方向性なしに行われることができる。したがって、パッド120の下面部及びパッド120の側面部が延びる領域は、曲面を有することができる。
パッド120の下面部は凹状領域を有することができる。後述する第1ビア130とパッド120の結合力を高めるために、パッド120は、下面部に凹状領域を有することができる。パッド120を形成する段階の後に、パッド120の下面部の少なくとも一部を除去する段階を含むことができる。パッド120の下面部の少なくとも一部を除去する段階は、ソフトエッチング工程で行われることができるが、これに限定されるものではなく、パッドの一部を除去することができる工程であれば、いずれも制限されずに用いることができる。パッド120の下面部の少なくとも一部を除去する段階でソフトエッチング工程を用いる場合には、パッド120の下面部においてパッド120の中心部の方向にエッチングが行われることができる。ソフトエッチングの特徴上、方向性なしに行うことができ、パッド120の下面部は、楕円形または円形の凹状形状を有することができる。このような形状は、パッド120の下面部にディンプル(dimple)と類似した凹んだ形状を有することができるが、これに限定されるものではない。パッド120の形成過程でめっきされる程度の差で発生するディンプルとパッド120のエッチングによって形成される凹部とは区別される。パッド120の少なくとも一部を除去する段階は、パッド120を形成する段階の後に第1絶縁層110を形成する段階の前に行われることができる。後述するように、パッド120の凹部は、第1ビア130との連結面積を広げることができるため、パッド120と第1ビア130との間の結合力を向上させることができる。
パッド120が形成された第1絶縁層110の領域の幅を第1長さd1、パッド120の側面部の幅を第2長さd2、パッドの上面部の幅を第3長さd3、パッド120の下面部と第1絶縁層110が接する領域の幅を第4長さd4で表すことができる。この場合、第4長さd4は第3長さd3よりも短いことができ、第3長さd3は第2長さd2よりも短いことができ、第2長さd2は第1長さd1よりも短いことができる。
本開示における幅は、大略的なものを含む概念であり、ある構成の横方向にわたる距離という意味で解釈することができるが、測定誤差または製造過程における誤差を含むことができる。例えば、ある構成の横断面が円形である場合には、横断面の直径を意味することができるが、これに限定されるものではなく、横断面が多角形である場合には、角間の距離のうち最大距離を意味することもできる。例えば、パッド120が形成された第1絶縁層110の領域の幅である第1長さd1は、第1絶縁層110間の距離を意味することができる。パッド120の側面部の幅である第2長さd2は、第1絶縁層110の一面の延長面を基準とするパッド120の横断面を考慮して、横断面上でのパッド120の直径を意味することができる。しかし、これに限定されるものではなく、第1絶縁層110の一面と平行な仮想の面を基準とするパッド120の横断面を考慮して、このような横断面上でのパッド120の直径を意味することもできる。パッド120の上面部の幅である第3長さd3は、パッドの上面の直径を意味することができる。パッド120の下面部と第1絶縁層110が接する領域の幅である第4長さd4は、パッド120の下面部のうち第1絶縁層110と接する領域の幅を意味することができる。すなわち、第4長さd4は、パッド120の下面の直径を意味することができる。
本開示において、ある長さが他のある長さよりも短いことができるということは、ある長さを構成する横断面積の大きさが他のある長さを構成する横断面積の大きさよりも小さいことができるということを意味するものと同様である。例えば、第4長さd4が第3長さd3より短いことができるということは、パッド120の下面部と第1絶縁層110が接する領域の横断面積がパッド120の上面部の横断面積よりも小さいことができるということと同様である。
第4長さd4が第3長さd3よりも短いことができ、第3長さd3は第2長さd2よりも短いことができるため、第4長さd4は第2長さd2よりも短いことができる。第4長さd4が第2長さd2よりも短いことができるということは、パッド120の下面部と第1絶縁層110が接する領域の横断面積がパッド120の側面部の横断面積より小さいことができるということと同様である。これは、パッド120の一部を除去する段階で、パッド120の下面部がパッド120の側面部よりもさらに多く除去されることを意味する。パッド120の側面部の横断面積は、第2長さd2を測定するときと同様に、第1絶縁層110の一面の延長面を基準とするパッド120の横断面の面積を意味することができる。
第3長さd3が第2長さd2よりも短いことができるということは、パッド120の上面部の横断面積がパッド120の側面部の横断面積よりも小さいことができるということと同様である。これは、パッド120の一部を除去する段階で、パッド120の上面部がパッド120の側面部よりも多く除去されるためである。パッド120の上面部がパッド120の側面部よりも多く突出しており、除去段階でパッド120の上面部がパッド120の側面部よりもパッド120の除去環境にさらに多く露出するため、パッド120の上面部がパッド120の側面部よりもさらに多く除去されることができる。但し、これに制限されるものではなく、パッド120の上面部が除去される程度とパッド120の側面部が除去される程度は、パッド120の除去環境を必要に応じて調節することができる。例えば、エッチングによってパッド120を除去する場合には、エッチング液にパッド120を露出させる程度を調節するか、エッチング液の塗布時の水面を調節するなどの方法を介して環境を異ならせることができる。
第2長さd2が第1長さd1よりも短いことができるということは、パッド120の側面部の横断面積がパッド120が形成された第1絶縁層110の領域の横断面積より小さいことができるということと同様である。これは、パッド120を第1絶縁層110で埋め込んだ後の段階でパッド120の一部を選択的に除去するため、パッド120の下面部の少なくとも一部を除去するためにパッド120の側面部の少なくとも一部は除去されることを意味する。したがって、パッド120の側面部の少なくとも一部が除去されるため、パッド120の側面部の横断面積がパッド120が形成された第1絶縁層110の領域の横断面積よりも小さいことができる。また、パッド120の側面部の少なくとも一部が除去されるため、パッド120の側面部は第1絶縁層110と離隔することもできる。
一例によるプリント回路基板は、金属層150を含むことができる。金属層150は、パッド120の突出した領域及びパッド120の下面部の少なくとも一部を覆うことができる。また、金属層150は、パッド120の下面部の少なくとも一部と第1絶縁層110との間の離隔した領域を埋めることができ、パッド120の側面部の少なくとも一部と第1絶縁層110との間の離隔した領域を埋めることができる。
金属層150は、パッド120とは異なる金属物質を含むことができる。金属層150は、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、スズ(Sn)、アルミニウム(Al)、銀(Ag)、金(Au)、鉛(Pb)及び/またはこれらの合金などを含むことができ、好ましくはニッケル(Ni)を含むことができるが、これに限定されるものではない。金属層150は、めっき工程で形成されることができ、パッド120が形成される工程と同種類の工程で形成されることができるが、これに限定されるものではない。
金属層150は、パッド120と第1絶縁層110との間に配置され、パッド120と第1絶縁層110との間の結合力を維持するための手段として機能することができる。パッド120の上面部及び側面部の少なくとも一部が第1絶縁層110の一面より突出するようにパッド120を形成するため、パッド120を形成した後の工程で熱処理及び/または圧力処理の過程でパッド120と第1絶縁層110が分離するという問題が発生する可能性がある。金属層150は、パッド120と第1絶縁層110の離隔した領域との間に配置されることができ、金属層150はパッド120及び第1絶縁層110と接触する面積を広げることができ、これによってパッド120と第1絶縁層110との間の結合力を高めることができる。
また、図3には示していないが、一例によるプリント回路基板は、金属層150上に電子部品などを含むことができる。電子部品は、公知の能動部品または受動部品であることができるが、これに限定されるものではなく、他の基板、例えば再配線層を含むプリント回路基板も実装されることができ、基板間を連結するか、基板とチップとの間を連結するインタポーザまたはブリッジと連結することもできる。金属層150は、パッド120の突出した領域を覆うように配置されて、パッド120とパッド120上に配置される電子部品との間で物理的及び電気的結合を行うことができる。金属層150がパッド120と電子部品との間に配置され、パッド120と電子部品が直接連結される場合よりも結合を容易にすることができる。一方、金属層150がパッド120の下面部と第1絶縁層110との間の離隔した領域を埋めるように配置されることができるため、金属層150とパッド120との間の接触面積が増える効果を得ることができ、金属層150とパッド120の結合力に優れる。金属層150とパッド120との間の結合に優れるため、電子部品などをパッド120に実装する段階でパッド120に発生し得る問題を防止することができる。
金属層150は、パッド120の突出した領域を覆うことができる。パッド120の突出した領域は、パッド120が第1絶縁層110から突出した領域を意味するものであり、パッド120の上面部及びパッドの側面部の少なくとも一部が突出した領域に該当することができる。金属層150は、パッド120の上面部及びパッド120の一面部の少なくとも一部上に配置されてパッド120を覆うことができる。また、金属層150がパッド120の側面部の少なくとも一部と第1絶縁層110との間の離隔した領域を埋めることもでき、金属層150がパッド120の下面部の少なくとも一部と第1絶縁層110との間の離隔した領域を埋めることができるということは上述のとおりである。
一例によるプリント回路基板は、第1絶縁層110の一面に対向する他面に配置される第1回路140及び第1回路140とパッド120を連結するように第1絶縁層110を貫通する第1ビア130をさらに含むことができる。
第1回路140は金属物質を含む。第1回路140は、パッド120と同じ金属物質を含むことができるが、これに制限されるものではない。第1回路140は、第1絶縁層110の一面に対向する他面に配置され、パッド120と他の回路との間の信号連結を行う回路パターンであることもできるなど、設計デザインに応じて様々な機能を行うことができる。第1回路140は、SAP(Semi Additive Process)、MSAP(Modified Semi Additive Process)、TT(Tenting)、またはサブトラクティブ法のいずれか一つで形成されることもできるが、これに限定されるものではない。図3では、一つの第1回路140の領域の周辺を詳細に説明するために一つの第1回路140を含むものとして示したが、一例によるプリント回路基板の第1回路140は複数の回路で構成されることができるということは、パッド120が複数のパッドで構成されることができるということと同様である。
第1回路140の厚さは、パッド120の厚さより薄いことができる。ある構成の厚さは、ある構成の縦にわたる距離という意味で解釈することができるが、測定誤差または製造過程における誤差を含むことができる。すなわち、パッド120の厚さは、パッド120の上面と下面との間の垂直距離のうち最も長い距離を意味することができ、このような意味は、第1回路140の厚さについても適用されることができる。パッド120は、第1絶縁層110の一面に突出する構成を有し、第1絶縁層110の一面上に実装される電子部品などとの連結を行うため、プリント回路基板の他の回路より厚く形成されることができる。しかしながら、これに限定されるものではなく、必要に応じてパッド120の厚さを調節することができ、第1回路140の厚さと実質的に同じレベルで形成することもできる。
第1ビア130は、パッド120の下面と第1回路140を連結するように第1絶縁層110を貫通することができる。第1ビア130は、金属物質を含むことができ、第1回路140と同じ金属物質を含むことができるが、これに限定されるものではない。第1ビア130は、第1回路140を形成する段階で同時に形成され、第1ビア130と第1回路140は一体化することもできるが、これに限定されるものではなく、第1ビア130を先に形成した後に、別途の工程で第1回路140を形成することもできる。
第1ビア130は、パッド120の下面部に形成される凹状領域を埋める第1領域131と、第1領域131と第1回路140を連結するように第1絶縁層110を貫通する第2領域132を含む。第1領域131及び第2領域132は、同時に形成されることができ、第1ビア130の構造を明確に理解するために、便宜上区分したものである。第1領域131は、パッド120の下面部からパッド120の中心方向にパッド120の下面部の凹状領域を埋める第1ビア130の領域を意味するものであり、第2領域132は、パッド120の下面部からパッドの外方向に第1絶縁層110を貫通する貫通孔領域を埋める第1ビア130の領域を意味する。
第1領域131と第2領域が延びる境界であるパッド120の下面部で第1領域131の幅を第5長さd5、同じ位置で第2領域132の幅を第6長さd6で表すことができる。この場合、第5長さd5は第6長さd6より大きいことができる。これは、パッド120の下面部に形成される凹状領域を埋める第1領域131の幅が第1絶縁層110を貫通する貫通孔領域を埋める第2領域132の幅よりも大きいことができることを意味する。パッド120の下面部に凹状領域を形成した後、第1絶縁層110を形成して第1絶縁層110を貫通する段階で、凹状領域の幅よりも貫通孔の幅をさらに狭く形成するためである。
第5長さd5が第6長さd6より大きいことができるということは、第1領域131と第2領域が延びる境界であるパッド120の下面部における第1領域131の横断面積は、第2領域132の横断面積より大きいということと同様である。パッド120の下面部で凹状領域の横断面積がパッド120の下面部で貫通孔領域の横断面積よりも大きくなるようにパッド120の凹状領域を形成するためである。したがって、第1ビア130は、第1領域131と第2領域132が一体に連結されているアンカー(anchor)などの形状を有することができる。第2領域132は、第1領域131の中央に配置されることが好ましいが、これに限定されるものではなく、中央から左側または右側に偏って形成されることもできる。第1領域131の横断面積が第2領域132の横断面積よりも大きくすることで、第1ビア130とパッド120との結合面積を高めることができる。特に、第1ビア130がアンカー形状を有することができるため、パッド120の凹状領域を埋める第1領域131によってパッド120と第1ビア130との間の結合力が高めることもでき、第1ビア130と第1絶縁層との間の結合力にも優れることができる。したがって、プリント回路基板の他の工程が進行しても、熱または圧力条件でパッド120と第1ビア130との間に欠陥が発生しない可能性がある。
一方、第5長さd5は、第6長さd6と実質的に同じであることもできる。この場合には、第1領域131と第2領域が延びる境界であるパッド120の下面部における第1領域131の横断面積は、第2領域132の横断面積と実質的に同じであることもできる。これは、パッド120の凹状領域の横断面積と第1ビア130のための貫通孔領域の横断面積が実質的に同じであるように形成されることもできることを意味する。この場合にも、パッド120に凹状領域を形成しない場合よりも、パッド120と第1ビア130との間の接触面積が広くなることができることは上述したとおりである。
また、第1ビア130は、第1領域131の境界及び第2領域132の境界に沿って配置されるシード層133をさらに含むことができる。シード層133は、第1ビア130などの金属物質を含むことができるが、これに限定されるものではない。シード層133は、無電解めっき工程を介して形成されることができ、この後に第1ビア130をめっきする段階でめっきシードとして機能することができる。パッド120に凹状領域を形成した後、第1絶縁層110を形成し、第1絶縁層110を貫通する貫通孔を形成してからシード層133を形成するため、シード層133は、第1ビアの境界に沿って形成されることができる。一方、図3を参照すると、シード層133は、第1絶縁層110の他面に延びて形成されることができ、第1回路140と第1絶縁層110との境界に配置されることができる。
一例によるプリント回路基板は、第1絶縁層110の他面に配置される絶縁層及び回路などをさらに含むことができ、回路間を連結するビアをさらに含むことができる。また、図3に示した構成に限定されるものではなく、これ以外にも、他の絶縁層、他の回路パターン、貫通ビア、及びキャビティなどのプリント回路基板の一般的な構成をさらに含むことができ、第1絶縁層110の一面上に配置されるソルダーレジストをさらに含むこともできる。すなわち、当該技術分野で通常の知識を有する者であれば、利用できる構成をさらに含むことができる。
一方、一例によるプリント回路基板は、金属層の上面が外部に露出することができる。一例によるプリント回路基板に一般的な構成をさらに含んでも、パッド120がプリント回路基板の最外層に配置されることができ、パッド120上に配置される金属層150をプリント回路基板の外部に露出することができる。金属層150が外部に露出するにつれて、一例によるプリント回路基板上に電子部品などが実装されることができる。一方、一例によるプリント回路基板は、第1絶縁層110の一面の少なくとも一部は外部に露出することもできる。これは、パッド120を埋め込んでいる第1絶縁層110がプリント回路基板の最外層に配置されることができることを意味し、第1絶縁層110の一面にソルダーレジスト層がさらに配置されても、電子部品などとの連結のために開口が形成される場合には、第1絶縁層110の一面の一部が外部に露出する可能性がある。プリント回路基板のパッド120上に電子部品などが結合される場合には連結部材を介して連結されることができ、この場合には金属層150が外部に露出しないこともあるが、連結部材及び電子部品などはプリント回路基板の構成としては考慮せず、依然として金属層はプリント回路基板の外部に露出したものと解釈することができ、第1絶縁層110の少なくとも一部がプリント回路基板の外部に露出したものと解釈することができる。
図4は、他の一例によるプリント回路基板を概略的に示した断面図である。
図4を参照すると、他の一例によるプリント回路基板は、第2長さd2と第3長さd3が実質的に同じであることができる。実質的に同じであるということは、概略的なものを含む概念であり、例えば、製造工程上で発生する工程誤差や位置偏差、測定時の誤差などを含んで判断することができることを意味する。すなわち、パッド120の上面部の幅とパッド120の側面部の幅が実質的に同じであることができる。これは、パッド120の少なくとも一部を除去する段階でパッド120の上面部が除去される程度とパッド120の下面部が除去される程度を実質的に同一程度に維持した結果に該当する。第2長さd2と第3長さd3が実質的に同じであるということは、パッド120の上面部の横断面積はパッド120の側面部の横断面積と実質的に同じであるということと同一意味を有する。
パッド120の上面部及びパッド120の下面部の関係以外の構成のうち、一例によるプリント回路基板と同一構成は、他の一例によるプリント回路基板にも適用されることができるため、これに関する重複する説明は省略する。
図5は、また他の一例によるプリント回路基板を概略的に示した断面図である。
図5を参照すると、また他の一例によるプリント回路基板は、第1長さd1と第3長さd3が実質的に同じであることができる。すなわち、パッド120が形成された第1絶縁層110の領域の幅とパッド120の上面部の幅が実質的に同じであることができる。これは、パッド120の少なくとも一部を除去する段階で、パッド120の上面部は除去されずにパッド120の側面部及び下面部のみを除去することを意味する。パッド120の上面部が除去されないことによって、第1絶縁層110のパッド120が形成された領域の幅とパッド120の上面部の幅がパッドの除去段階を経ても変わらずに維持できる。第1長さd1と第3長さd3が実質的に同じであるということは、第1絶縁層110のパッド120が形成された領域の横断面積がパッド120の上面部の横断面積と実質的に同じであるということと同一意味を有する。
第2長さd2が第1長さd1よりも短いことができるということは、一例によるプリント回路基板と同じであり、第1長さd1が第3長さd3と実質的に同じであるため、第2長さd2が第3長さd3より短いことができる。上述したように、パッド120の少なくとも一部を除去する段階でパッド120の上面部は除去されないようにし、パッド120の側面部及び下面部のみを除去するように条件を設定するため、パッド120の側面部の幅がパッド120の上面部の幅より小さいことができる。また、これはパッド120の側面部の横断面積がパッド120の上面部の横断面積よりも小さいということと同一意味を有する。
パッド120の上面部以外の構成のうち一例によるプリント回路基板及び他の一例によるプリント回路基板と同一構成は、また他の一例によるプリント回路基板にも適用可能であるため、これに関する重複する説明は省略する。
図6は、また他の一例によるプリント回路基板を概略的に示した断面図である。
図6を参照すると、また他の一例によるプリント回路基板は、第2絶縁層210、第2回路240、及び第2ビア230をさらに含むことができる。
第2絶縁層210は、第1絶縁層の他面に配置されることができ、第1絶縁層などの絶縁物質を含むことができるが、これに限定されるものではない。第2回路240は、第2絶縁層210の一面に配置されることができ、第1回路140などの金属物質を含むことができる。第2ビア230は、第1回路140と第2回路240を連結するように第2絶縁層210を貫通することができ、第2ビア230は第2回路240と同時に形成されることができるが、これに限定されるものではない。第2絶縁層210、第2回路240及び第2ビア230は、それぞれ第1絶縁層110、第1回路140及び第1ビア130と同じ特徴を有することができる。
一方、第1回路140はパッド120のように凹状領域を有することができ、第2ビア230は第1領域231と第2領域232を有することができる。第1回路140の凹状領域と第2ビア230の第1領域231及び第2領域232は、それぞれパッド120の凹状領域と第1ビア130の第1領域131及び第2領域132のような構成及び形状を有し、同じ効果を有することができる。すなわち、一例によるプリント回路基板の第1ビア130の構造的特徴及び効果がパッド120のみに限定されるものではなく、他の層間ビアと回路層との間にも適用できることを意味する。
一方、第2絶縁層210、第2回路240、第2ビア230及び第1回路140の凹状領域の以外の構成のうち、一例によるプリント回路基板と同じ構成は、また他の一例によるプリント回路基板にも適用できるため、これに関する重複する説明は省略する。
なお、図6のまた他の一例によるプリント回路基板は、図3の一例によるプリント回路基板を基準として説明したが、これに限定されるものではなく、図4のまた他の一例によるプリント回路基板を基準として構成をさらに含むこともでき、図5のまた他の一例によるプリント回路基板を基準として構成をさらに含むこともできる。
本開示における断面上という意味は、対象物を垂直に切断したときの断面形状、または対象物をサイドビューから見たときの断面形状を意味することができる。また、平面上という意味は、対象物を水平に切断したときの形状、または対象物をトップビューまたはボトムビューから見たときの平面形状であることができる。
本開示において上側、上部、上面などは、便宜上、図面の断面を基準として電子部品が実装できる面に向かう方向を意味するものとして用い、下側、下部、下面などはその反対方向に用いた。但し、これは説明の便宜上の方向を定義したものであって、特許請求の範囲の権利範囲がこのような方向に対する記載によって特に限定されない。
本開示において、連結されるという意味は、直接連結された場合だけでなく、接着剤層などを介して間接的に連結された場合を含む概念である。また、電気的に連結されるという意味は、物理的に連結された場合と、連結されていない場合をともに含む概念である。さらに、第1、第2などの表現は、ある構成要素と他の構成要素を区分するために用いられるものであって、該当構成要素の順序及び/または重要度などを限定しない。場合によっては、権利範囲から逸脱することなく、第1構成要素は第2構成要素と命名されることもでき、同様に第2構成要素は第1構成要素と命名されることもできる。
本開示で用いられた一例という表現は、互いに同一の実施例を意味するものではなく、それぞれ互いに異なる固有の特徴を強調して説明するために提供されたものである。しかしながら、上記提示された一例は、他の一例の特徴と組み合わせて実現されることを排除しない。例えば、特定の一例で説明された事項が他の一例で説明されていなくても、他の一例でその事項と反対または矛盾する説明がない限り、他の一例に関連した説明であると理解することができる。
本開示で用いられた用語は、単に一例を説明するために用いられたものであり、本開示を限定する意図ではない。このとき、単数の表現は、文脈上明らかに異なるものを意味しない限り、複数の表現を含む。
110 第1絶縁層
210 第2絶縁層
120 パッド
130 第1ビア
230 第2ビア
131、231 第1領域
132、232 第2領域
133 シード層
140 第1回路
240 第2回路
150 金属層
d1 第1長さ
d2 第2長さ
d3 第3長さ
d4 第4長さ
d5 第5長さ
d6 第6長さ
1000 電子機器
1010 メインボード
1020 チップ関連部品
1030 ネットワーク関連部品
1040 その他の部品
1050 カメラモジュール
1060 アンテナモジュール
1070 ディスプレイ
1080 バッテリー
1090 信号ライン
1100 スマートフォン
1110 スマートフォン内部メインボード
1120 スマートフォン内部電子部品
1121 スマートフォン内部アンテナモジュール
1130 スマートフォン内部カメラモジュール
1140 スマートフォン内部スピーカー

Claims (16)

  1. 第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の上面側に埋め込まれて、上面部及び側面部の一部が前記第1絶縁層の上面より突出したパッドと、
    前記パッドの上面部及び側面部を覆い、前記パッドの下面部の一部を覆う金属層と、を含むプリント回路基板。
  2. 前記パッドの下面部の一部は、前記第1絶縁層と離隔し、
    前記金属層は、前記パッドの下面部の一部と前記第1絶縁層との間の離隔した領域を埋める、請求項1に記載のプリント回路基板。
  3. 前記パッドの下面部及び前記第1絶縁層が接する領域の横断面積は、前記パッドの側面部の横断面積よりも小さい、請求項2に記載のプリント回路基板。
  4. 前記パッドの上面部の横断面積は、前記パッドの側面部の横断面積よりも小さい、請求項3に記載のプリント回路基板。
  5. 前記パッドの上面部の横断面積は、前記パッドの側面部の横断面積と同じである、請求項3に記載のプリント回路基板。
  6. 前記パッドの側面部の横断面積は、前記パッドの上面部の横断面積よりも小さい、請求項3に記載のプリント回路基板。
  7. 前記パッドの下面部が前記パッドの側面部に延びる領域は、曲面を有する、請求項1に記載のプリント回路基板。
  8. 前記金属層の上面は外部に露出する、請求項1に記載のプリント回路基板。
  9. 前記パッドの上面は前記第1絶縁層の上面と段差を有する、請求項1に記載のプリント回路基板。
  10. 前記金属層は、前記パッドとは異なる金属を含む、請求項1に記載のプリント回路基板。
  11. 前記第1絶縁層の他面に配置される第1回路と、
    前記第1回路及び前記パッドを連結するように前記第1絶縁層を貫通する第1ビアと、をさらに含み、
    前記パッドの厚さは前記第1回路の厚さより厚い、請求項1に記載のプリント回路基板。
  12. 前記パッドの下面部は凹状領域を有する、請求項11に記載のプリント回路基板。
  13. 前記第1ビアは、前記パッドの下面部の凹状領域を埋める第1領域及び前記第1絶縁層を貫通する第2領域を有し、
    前記第1領域と前記第2領域の境界における前記第1領域の横断面積は、前記第2領域の横断面積よりも大きい、請求項12に記載のプリント回路基板。
  14. 前記第1ビアは、前記第1領域の境界及び前記第2領域の境界に沿って配置されるシード層をさらに含む、請求項13に記載のプリント回路基板。
  15. 第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の一面側に埋め込まれて、一面が前記第1絶縁層の一面によって露出し、他面は凹状領域を有する第1パターンと、
    前記第1絶縁層の他面に配置される第2パターンと、
    前記第1パターンの他面の凹状領域を埋める第1領域及び前記第1絶縁層を貫通する第2領域を有する第1ビアと、を含み、
    前記第1絶縁層の一面の少なくとも一部は外部に露出し、
    前記第1パターンの他面における前記第1領域の横断面積は、前記第2領域の横断面積よりも大きい、プリント回路基板。
  16. 前記第1ビアは、前記第1領域の境界及び前記第2領域の境界に沿って配置されるシード層をさらに含む、請求項15に記載のプリント回路基板。
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