JP2024071112A - 作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】長手方向の端部が対向するパイプ同士を接続するための接続機構として、ロプス全体の重心を高めたり構造の複雑化を招いたりすることを避け易くする。【解決手段】第一パイプ11と第二パイプ12との端部同士を接続する接続機構5に、第一パイプ11の端部に設けられた板状の第一継手部材51と、第二パイプ12の端部に設けられた板状の第二継手部材52と、第一継手部材51と第二継手部材52とを連結する連結ボルト53と、が備えられ、第一継手部材51と第二継手部材52とのそれぞれに、第一パイプ11及び第二パイプ12から露出した箇所で連結ボルト53を挿通可能な連結孔51a,52aが設けられ、第一継手部材51と第二継手部材52との板面部分同士が重ね合わされた状態で連結孔51a,52aに挿通される連結ボルト53によって連結されている。【選択図】図7

Description

本発明は、複数本のパイプと、そのパイプの長手方向の端部同士を接続する接続機構と、が備えられたロプスを有する作業車に関する。
特許文献1に、ロプスを有した作業車が開示されている。この構造では、パイプ部材が折り曲げられて、側面視U字状のロプスが構成されている。この作業車のロプスは、ロプスの下端部で機体の運転席配置枠体に固定された横材に対して、鋳造品で構成された連結部材を介して連結されている(特許文献1参照)。
特開2005-59696号公報
上記の特許文献1に記載のものでは、鋳造品で構成された連結部材に、ロプスを構成するパイプ部材に対する嵌合部や、ネジ止め用の螺合部を形成することで、強固に締め付け固定できる点では有用なものである。しかしながら、鋳造品を製造するための高価な金型を必要とする点でコスト面での問題がある。また、ロプスとして、複数列シートの作業車に対応できるように前後に長い構造のものを採用する場合は、ロプスの前後方向でパイプ材同士を連結したり、左右方向や上下方向で支えるフレーム材を連結したりする必要が生じることがある。この場合には、重量の大きい鋳造品の連結部材がロプスの上部に存在して、ロプスの重心や機体重心が高くなってしまう傾向がある。さらに、ロプスの前後方向以外の左右方向や上下方向などの多方向でも連結できるようにするには、連結部材自体の構造が複雑になり、金型がさらに大型化して重量が増したり、抜き方向等を考慮した設計上の複雑さも増してさらに高価になったりするなどの点で改善の余地がある。
本発明は、長手方向の端部が対向するパイプ同士を接続するための接続機構として、接続箇所での重量増大や構造の複雑化を招くことを避け易くしようとするものである。
本発明における作業車は、
第一パイプと、
第二パイプと、
前記第一パイプと前記第二パイプとの長手方向の端部同士を接続する接続機構と、が備えられたロプスを有し、
前記接続機構には、前記第一パイプの端部から前記第二パイプ側へ向けて突出するように前記第一パイプの端部に設けられた板状の第一継手部材と、前記第二パイプの端部から前記第一パイプ側へ向けて突出するように前記第二パイプの端部に設けられた板状の第二継手部材と、前記第一継手部材と前記第二継手部材とを連結する連結ボルトと、が備えられ、
前記第一継手部材と前記第二継手部材とのそれぞれに、前記第一パイプ及び前記第二パイプから露出した箇所で前記連結ボルトを挿通可能な連結孔が設けられ、
前記第一継手部材と前記第二継手部材との板面部分同士が重ね合わされた状態で前記連結孔に挿通される前記連結ボルトによって、前記第一継手部材と前記第二継手部材とが連結されている、という特徴を有している。
本発明によれば、接続機構として、第一パイプの端部から突出する板状の第一継手部材と、第二パイプの端部から第一パイプ側へ向けて突出する板状の第二継手部材と、連結ボルトと、を用いている。そして、第一継手部材と第二継手部材とは、第一パイプ及び第二パイプから露出した箇所において、板面部分同士が重ね合わされた状態でボルト連結される。
このように、接続機構が板材を主材として構成されているので、金型を要する鋳造品で製造する場合に比べて低コストで、かつ軽量に構成し易い。したがって、ロプス上部を接続する箇所などにおける接続機構の重量が増して、ロプス全体の重心が高くなるような事態を避け得る。また、単なる板材とボルトの連結構造を用いて構成することができるので、構造の簡素化を図り易く、組付け分解も行い易い、という利点がある。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記接続機構は、前記第一パイプの端部に前記長手方向に交差する面を備えた第一取付座板が固定され、前記第二パイプの端部に前記長手方向に交差する面を備えた第二取付座板が固定され、
前記第一継手部材が前記第一取付座板を介して前記第一パイプに取り付けられ、前記第二継手部材が前記第二取付座板を介して前記第二パイプに取り付けられている。
この手段によると、第一継手部材や第二継手部材は、第一パイプの端部に交差する面を備えた第一取付座板や、第二パイプの端部に交差する面を備えた第二取付座板を介して、第一パイプや第二パイプに取り付けられている。したがって、第一継手部材や第二継手部材の断面形状は、第一パイプや第二パイプの断面形状に沿わせる必要は無く、第一パイプや第二パイプの断面形状とは全く関係のない自由な断面形状にすることができる。これにより、第一継手部材や第二継手部材の断面形状を、互いに接続し易い構造などを考慮しながら任意の形状とすることができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記ロプスには、前記第一パイプと前記第二パイプとに交差する方向で接続される交差フレームが備えられ、
前記第一パイプと、前記第二パイプと、が前記長手方向で互いに間隔を隔てて設けられ、
前記交差フレームにおける接続対象箇所の端部が、前記長手方向での前記間隔幅内に配置され、
前記接続機構は、前記第一継手部材及び前記第二継手部材に、前記交差フレームが存在する方向へ向けて延出された分岐継手部が設けられ、
前記交差フレームが前記分岐継手部に連結されている。
この手段によると、第一パイプと第二パイプとに交差する方向で接続される交差フレームに対して、第一継手部材及び第二継手部材から延出された分岐継手部を連結することができるので、第一継手部材及び第二継手部材を、単に第一パイプと第二パイプとを連結する手段としてのみならず、分岐継手部を利用して交差フレームとの連結手段としても活用することができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記交差フレームは、前記第一パイプと前記第二パイプとに対して上下方向に沿う方向で交差するように接続される縦支柱フレームである。
この手段によると、ロプスの長尺部分の中間を支える縦支柱フレームを設ける際に、第一パイプと第二パイプとを接続する接続機構を、縦支柱フレームを設ける際の接続手段としても兼用することができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記交差フレームは、前記第一パイプと前記第二パイプとに対して水平方向に沿う方向で交差するように接続される横架フレームである。
この手段によると、ロプスの長尺部分の中間を支える横架フレームを設ける際に、第一パイプと第二パイプとを接続する接続機構を、横架フレームを設ける際の接続手段としても兼用することができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記縦支柱フレームは、断面矩形の角パイプ材で構成され、
前記角パイプ材を径方向に貫通する円筒状部材で構成された筒ボスと、
前記筒ボスに挿通される固定ボルトと、が備えられ、
前記固定ボルトの締め付けに伴って前記分岐継手部が前記筒ボスの端面に当てつけられて固定されるように構成されている。
この手段によると、固定ボルトの締め付け力が筒ボスの端面で受け止められて角パイプ材には作用しないので、分岐継手部と縦支柱フレームとの連結を、固定ボルトの締め付けで強力に行うことができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記横架フレームは、水平方向に沿う上向き面と、前記上向き面の両側から下向きに屈曲された垂れ下がり側面と、を有した下向き開放のチャンネル状に形成され、
前記上向き面の上側に、前記第一継手部材及び前記第二継手部材の前記分岐継手部が重なるように設けられ、
前記上向き面と、前記第一継手部材及び前記第二継手部材の夫々の前記分岐継手部と、にボルト挿通孔が形成され、
前記ボルト挿通孔に挿通された上部連結ボルトにより、前記上向き面、前記第一継手部材、及び前記第二継手部材の三者を連結固定可能に構成されている。
この手段によると、第一継手部材、及び前記第二継手部材と、横架フレームの上向き面と、の三者を、上部連結ボルトにより共締め状態に締め付け固定することができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、
前記交差フレームは、前記第一パイプと前記第二パイプとに対して上下方向に沿う方向で交差するように接続される縦支柱フレームと、前記第一パイプと前記第二パイプとに対して水平方向に沿う方向で交差するように接続される横架フレームと、を備え、
前記縦支柱フレームは、断面矩形の角パイプ材で構成され、
前記角パイプ材を径方向に貫通する円筒状部材で構成された筒ボスと、
前記筒ボスに挿通される固定ボルトと、が備えられ、
前記固定ボルトの締め付けに伴って前記分岐継手部が前記筒ボスの端面に当てつけられて固定されるように構成され、
前記横架フレームは、水平方向に沿う上向き面と、上向き面の両側から下向きに屈曲された垂れ下がり側面と、を有した下向き開放のチャンネル状に形成され、
前記上向き面の上側に、前記第一継手部材及び前記第二継手部材の前記分岐継手部が重なるように設けられ、
前記上向き面と、前記第一継手部材及び前記第二継手部材の夫々の前記分岐継手部と、にボルト挿通孔が形成され、
前記ボルト挿通孔に挿通された上部連結ボルトにより、前記上向き面、前記第一継手部材、及び前記第二継手部材の三者を連結固定可能に構成され、
前記横架フレームが、前記ボルト挿通孔よりも前記縦支柱フレームに近い側の端部に、前記上向き面から下向きに屈曲された垂れ下がり端面を備え、
前記垂れ下がり端面に、前記筒ボスの前記端面とは反対側の端面に対向する連結対象面部が設けられ、
前記連結対象面部に形成された連結孔に、前記筒ボスに挿通される前記固定ボルトが挿通されて、前記固定ボルトの締め付けに伴って前記垂れ下がり端面が前記筒ボスの前記反対側の端面に当てつけられるように構成されている。
この手段によると、第一パイプと第二パイプとの接続箇所に縦支柱フレームと横架フレームとが連結されるので、長尺のロプスの前後方向中間位置を、上下左右方向で強固に支持し得る。
しかも、横架フレームの端部の垂れ下がり端面を、縦支柱フレームと横架フレームとの接続手段としても有効利用しているので、簡単な構造で、さらに強固な構造のロプスを得ることができる。
本発明の好適な実施形態の1つでは、前記第一パイプ及び前記第二パイプは断面形状が非円形状の異形管である。
この手段によると、シールが装着されたフロントドアやリヤドアが設けられたロプスに、シール受け面を形成した異形管を採用した場合など、第一パイプ及び第二パイプが異形管で構成されている箇所に対して、適用し易い好適な接続機構を得られる。
作業車の左側面図である。 ロプス全体を示す斜視図である。 接続機構を示す斜視図である。 接続機構を示す分解斜視図である。 接続機構を示す左側面図である。 接続機構を示す平面図である。 図5におけるVII-VII線断面図である。
以下、本発明の作業車にかかる実施形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
尚、本実施形態での説明における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、次のように記載している。つまり、本発明を適用した作業車の一例である多目的作業車の走行時における前進側の進行方向(図2における矢印F参照)が「前」、後進側への進行方向(図2における矢印B参照)が「後」、その前後方向での前向き姿勢を基準としての右側に相当する方向(図2における矢印R参照)が「右」、同様に左側に相当する方向(図2における矢印L参照)が「左」である。また、図中における矢印Uは「上」方向、矢印Dは「下」方向を示している。
〔全体構成〕
図1は、本発明に係る作業車の一例である多目的作業車の全体を示している。
図1に示すように、多目的作業車は、車体フレーム2の前部が、操向操作可能な左右の前輪1F,1Fで支持され、車体フレーム2の後部が、操向不能な左右の後輪1R,1Rで支持された走行車体1を備えている。
車体フレーム2の後部では、車体フレーム2が、荷台20を搭載する上部フレーム21と、その下方でエンジン等の駆動装置23を支持する下部フレーム22とを備えている。駆動装置23の動力は、後輪1R,1Rに伝えられるとともに、前輪1F,1Fにも分岐伝動され、走行車体1は四輪駆動可能に構成されている。荷台20は後端部を揺動支点としてダンプ揺動可能に構成されている。
車体フレーム2上には、前部ボンネット24の後方で前記荷台20よりも前側に、ロプス4を備える搭乗部3が設けられている。
搭乗部3は、前室3Fと後室3Rとに区分けされ、前室3Fに、ステアリングハンドル30、及び前座席31が設けられ、後室3Rに、後座席32が設けられている。
ロプス4を備える搭乗部3には、前部にフロントガラス33が設けられ、後部にリヤガラス34が設けられており、ロプス4の上部に位置する状態で屋根35が設けられている。ロプス4の前部における右側部及び左側部に、右及び左のフロントドア36が設けられ、ロプス4の後部における右側部及び左側部に、右及び左のリヤドア37が設けられている。
〔ロプス〕
図1及び図2に示すように、ロプス4は、側面視でチャンネル状の右及び左の下部パイプ10、側面視でアングル状の右及び左の上部前パイプ11(第一パイプに相当する)、側面視でアングル状の右及び左の上部後パイプ12(第二パイプに相当する)、右及び左の縦支柱フレーム13,13(交差フレームに相当する)、及び横架フレーム14(交差フレームに相当する)等が設けられている。
下部パイプ10の前の上端部と上部前パイプ11の下端部とが、上下継手部材17を介して連結されている。右及び左の上下継手部材17に亘って前横フレーム15が連結され、右及び左の上部前パイプ11に亘って、平板状の連結板19Fが連結されている。
下部パイプ10の後の上端部と上部後パイプ12の下端部とが、後の上下継手部材18を介して連結されている。右及び左の上部後パイプ12に亘って、後横フレーム16と平板状の連結板19Rが連結されている。上部前パイプ11の後端部と上部後パイプ12の前端部とは、長手方向の端部同士である前記後端部と前記前端部とが対向する状態に配置され、後述する接続機構5を介して接続されている。
右及び左の縦支柱フレーム13,13が、下部パイプ10の前後方向での中間相当箇所と、上部前パイプ11の後端部と上部後パイプ12の前端部との連結箇所とに亘り、上下方向に沿って設けられている。この縦支柱フレーム13,13は、下端側が、車体フレーム2から立設されている前座席31の支持台部材(図外)に対してボルト連結され、上端側が、後述する接続機構5を介して、上部前パイプ11と上部後パイプ12とに連結されている。
横架フレーム14が、右の上部前パイプ11の後端部と右の上部後パイプ12の前端部との連結箇所と、左の上部前パイプ11の後端部と左の上部後パイプ12の前端部との連結箇所とに亘って、左右方向に沿って連結されている。つまり、上部前パイプ11の後端部と上部後パイプ12の前端部とは、後述する接続機構5を介して連結されており、この横架フレーム14も、両端部が後述する接続機構5を介して、上部前パイプ11と上部後パイプ12とに連結されている。
ロプス4を構成するところの、下部パイプ10、上部前パイプ11、上部後パイプ12は、断面形状が非円形状の異形管で構成されている。このように異形管を採用しているのは、フロントドア36やリヤドア37の周縁部に装着されたゴム製のシール部材36a,37aに当接するロプス4側のシール受け面に、平坦面もしくは凹入する面を形成して、雨水の浸入等を抑制し易くするためである。
右及び左の縦支柱フレーム13,13は、図3及び図4に示すように、前後方向が幅広となる断面矩形の角パイプ材で構成されている。
各縦支柱フレーム13のうち、接続対象箇所の端部であるところの上部は、図6及び図7に示すように、前後方向で上部前パイプ11の後端部と右の上部後パイプ12の前端部との間に相当する箇所に位置するように設けられ、左右方向でも、上部前パイプ11の後端部と右の上部後パイプ12の前端部との左右方向の幅内に相当する箇所に設けられている。
そして、この各縦支柱フレーム13の上部には、角パイプ材を径方向(左右方向)に貫通する円筒状部材で構成された筒ボス13aが上下二箇所に溶接固定されている。この筒ボス13aは、後述する接続機構5の固定ボルト13bを挿通可能な内径を有し、固定ボルト13bを挿通した状態での締め付け操作により、各縦支柱フレーム13と接続機構5との連結を可能にするものである。
筒ボス13aの両端面13c,13dのうち、左右方向での外側の端面13cは、接続機構5の分岐継手部51Bが当接し、反対側の端面13dには、横架フレーム14の後述する垂れ下がり端面14dの連結対象面部14eが当接する。この両端面13c,13dに分岐継手部51B及び連結対象面部14eを当てつけた状態で、固定ボルト13bを挿通し、締め付け操作を行うことで、縦支柱フレーム13と、横架フレーム14と、接続機構5とが連結された状態となる。
横架フレーム14は、図3,4、及び図7に示すように、水平方向に沿う上向き面14aと、その上向き面14aの両側から下向きに屈曲された垂れ下がり側面14b,14bと、を有した下向き開放のチャンネル状に形成されている。そして、左右方向の両端部近くの上向き面14aに、後述する接続機構5との連結用ボルト14gが挿通されるボルト挿通孔14cが形成されている。そして、ボルト挿通孔14cよりも縦支柱フレーム13に近い側の端部に、上向き面14aから下向きに屈曲された垂れ下がり端面14dが設けられ、この垂れ下がり端面14dに、筒ボス13aの前記反対側の端面13dに対向する連結対象面部14eが設けられている。連結対象面部14eは、縦支柱フレーム13の上部に設けられた筒ボス13aと同程度の高さ位置にあり、固定ボルト13bを挿通可能なボルト挿通孔14fを備えている。
〔接続機構〕
第一パイプに相当する上部前パイプ11と、第二パイプに相当する上部後パイプ12と、の長手方向の端部同士を連結する接続機構5は次のように構成されている。
接続機構5は、上部前パイプ11の後端部に溶接固定され、その上部前パイプ11の長手方向に交差する面を備えた第一取付座板50Aと、その第一取付座板50Aのうちの、前記上部前パイプ11に溶接固定される側とは反対側の面(後面)に溶接固定される板状の第一継手部材51と、上部後パイプ12の前端部に溶接固定され、その上部後パイプ12の長手方向に交差する面を備え第二取付座板50Bと、その第二取付座板50Bのうちの、前記上部後パイプ12に溶接固定される側とは反対側の面(前面)に溶接固定される板状の第二継手部材52と、前記第一継手部材51と前記第二継手部材52とを重ね合わせて連結する連結ボルト53と、を備えている。
第一継手部材51は、上部前パイプ11の後端部に溶接固定された第一取付座板50Aよりも後方側に位置し、第二継手部材52は、上部後パイプ12の前端部に溶接固定され第二取付座板50Bよりも前方側に位置している。つまり、第一継手部材51と第二継手部材52とは、何れもが上部前パイプ11及び上部後パイプ12から露出した箇所にあり、その露出した箇所に、連結ボルト53を挿通可能な連結孔51a,52aが設けられている。
これにより、上部前パイプ11や上部後パイプ12に、径方向からの締め付け操作力を与えて上部前パイプ11と上部後パイプ12とを接続するのではなく、上部前パイプ11及び上部後パイプ12から露出した箇所において、板状の第一継手部材51と第二継手部材52とを板の厚み方向で締め付け操作することにより、上部前パイプ11と上部後パイプ12とを締め付けによる変形を生じない状態で接続することができる。
板状の第一継手部材51と第二継手部材52とは、図3,4、及び図7に示すように、断面形状がチャンネル状に形成されており、前記連結孔51a,52aは、チャンネルの底部分に相当する箇所に設けられている。断面形状がチャンネル状であることにより、板状部材であるところの第一継手部材51と第二継手部材52との断面二次モーメントを大きくし、変形し難くしてある。
連結孔51a,52aのうち、最内側に位置する第二継手部材52の連結孔52aと同心であるように、固定用の溶接ナット52bが溶接固定されている。したがって、連結ボルト53は外方から締め込み操作可能である。
第一取付座板50A及び第二取付座板50Bは、図3乃至図7に示すように、上部前パイプ11及び上部後パイプ12の外径よりも大きな外径を有している。このような径の大きい第一取付座板50A及び第二取付座板50Bが、上部前パイプ11及び上部後パイプ12の端部に溶接固定されることにより、上部前パイプ11及び上部後パイプ12の端部にフランジ部が形成された状態となる。これによって、接続箇所における上部前パイプ11及び上部後パイプ12の変形を抑制して、強度向上に有効に作用する。
〔分岐継手部〕
図3乃至図7に示すように、接続機構5には、第一継手部材51及び第二継手部材52に、交差フレームとしての、縦支柱フレーム13や横架フレーム14が存在する方向へ向けて延出された分岐継手部51A,51B,52Aが設けられている。
上部前パイプ11に一体に取り付けられた第一継手部材51には、縦支柱フレーム13が存在する方向へ向けて延出された分岐継手部51A,51Bが、第一継手部材51を構成する板材と一体に設けられている。
分岐継手部51A,51Bのうち、横架フレーム14が存在する方向へ向けて水平方向に延出された分岐継手部51Aには、連結用ボルト14gを挿通可能な孔51Aaが設けられている。
縦支柱フレーム13が存在する方向へ向けて下向きに延出された分岐継手部51Bには、固定ボルト13bを挿通可能な孔51Baが設けられている。
上部後パイプ12に一体に取り付けられた第二継手部材52には、横架フレーム14が存在する方向へ向けて水平方向に延出された分岐継手部52Aが設けられ、縦支柱フレーム13が存在する方向へは設けられていない。
分岐継手部52Aには、第一継手部材51の分岐継手部51Aと同じ位置に、連結用ボルト14gを挿通可能な孔52Aaが設けられている。
これにより、連結用ボルト14gは、孔51Aaと孔52Aaとを貫通して、第一継手部材51の分岐継手部51Aと、第二継手部材52の分岐継手部52Aと、を共締め状態で横架フレーム14の上向き面14aに固定することができる。横架フレーム14の上向き面14aの裏側に、連結用ボルト14gと螺合する溶接ナット14hが溶接固定されている。
図4及び図7に示すように、横架フレーム14のボルト挿通孔14cよりも縦支柱フレーム13に近い側の端部に設けられた垂れ下がり端面14d、及びその垂れ下がり端面14dの下部に形成された連結対象面部14eは、横架フレーム14と縦支柱フレーム13との連結を可能にしている。
つまり、垂れ下がり端面14d、及び連結対象面部14eは、分岐継手部51A,51B,52Aに該当する訳ではないが、筒ボス13aの前記反対側の端面13dに対向する位置で固定ボルト13bを挿通可能なボルト挿通孔14fを備えているので、第一継手部材51の分岐継手部51Bと協働して、横架フレーム14と縦支柱フレーム13との連結を行う手段として用いられている。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態について説明する。下記の各別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて上記実施形態に適用してもよい。なお、本発明の範囲は、これら実施形態の内容に限定されるものではない。
(1)上述した実施形態では、作業車の駆動がエンジンを備える駆動装置23で行われる構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限定されるものではない。
例えば、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンに限らず、ハイブリッドエンジンや、電池を備えて電動モータを駆動源としたもの、等であってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(2)上述した実施形態では、第一継手部材51、及び第二継手部材52が、第一取付座板50A及び第二取付座板50Bを介して、第一パイプ、及び第二パイプに取り付けられた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限定されるものではない。
例えば、第一継手部材51、及び第二継手部材52を、第一取付座板50A及び第二取付座板50Bを介さずに、直に第一パイプ、及び第二パイプに取り付けた構造のものであっても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(3)上述した実施形態では、第一継手部材51、及び第二継手部材52に、分岐継手部51Aと、分岐継手部51Bと、の二つの分岐継手部を設けた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限定されるものではない。
例えば、分岐継手部51Aと、分岐継手部51Bとのうちの何れか一方のみを設けた構造としても良く、また、三つ以上の複数の分岐継手部を設けた構造のもの、あるいは、分岐継手部を全く設けていないものであっても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(4)上述した実施形態では、交差フレームとして、縦支柱フレーム13と横架フレーム14との二つの交差フレームを採用した構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限定されるものではない。
例えば、縦支柱フレーム13と横架フレーム14とのうちの何れか一方のみを設けた構造としても良く、また、三つ以上の複数の交差フレームを設けた構造のもの、あるいは、交差フレームを全く設けていないものであっても差し支えない。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(5)上述した実施形態では、ロプス4の前後方向での中間部の一箇所にのみ接続機構5を設けた構造のものを例示したが、必ずしも、この構造に限定されるものではない。例えば、ロプス4の前後方向での中間部の複数箇所に接続機構5を設けた構造のものであってもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
(6)上述した実施形態では、接続機構5をロプス4におけるパイプの接続手段として例示したが、ロプス4以外のパイプの接続手段として用いてもよい。
その他の構成は、前述した実施形態と同様の構成を採用すればよい。
本発明は、多目的作業車に限らず、乗用型草刈り機やトラクタ、等の農作業用の作業車、及び、ホイールローダ、などの土木作業用の作業車、あるいはフォークリフトや運搬車等に適用することができる。
4 ロプスフレーム
5 接続機構
11 第一パイプ
12 第二パイプ
13 縦支柱フレーム
13a 筒ボス
13b 固定ボルト
13c 端面
13d 別の端面
13,14 交差フレーム
14 横架フレーム
14a 上向き面
14b 垂れ下がり側面
14c ボルト挿通孔
14d 垂れ下がり端面
14e 連結対象面部
14f 連結孔
14g 上部連結ボルト
14c,51Aa,52Aa ボルト挿通孔
50A 第一取付座板
50B 第二取付座板
51 第一継手部材
51a,52a 連結孔
51A,51B,52A 分岐継手部
52 第二継手部材
53 連結ボルト

Claims (9)

  1. 第一パイプと、
    第二パイプと、
    前記第一パイプと前記第二パイプとの長手方向の端部同士を接続する接続機構と、が備えられたロプスを有し、
    前記接続機構には、前記第一パイプの端部から前記第二パイプ側へ向けて突出するように前記第一パイプの端部に設けられた板状の第一継手部材と、前記第二パイプの端部から前記第一パイプ側へ向けて突出するように前記第二パイプの端部に設けられた板状の第二継手部材と、前記第一継手部材と前記第二継手部材とを連結する連結ボルトと、が備えられ、
    前記第一継手部材と前記第二継手部材とのそれぞれに、前記第一パイプ及び前記第二パイプから露出した箇所で前記連結ボルトを挿通可能な連結孔が設けられ、
    前記第一継手部材と前記第二継手部材との板面部分同士が重ね合わされた状態で前記連結孔に挿通される前記連結ボルトによって、前記第一継手部材と前記第二継手部材とが連結されている作業車。
  2. 前記接続機構は、前記第一パイプの端部に前記長手方向に交差する面を備えた第一取付座板が固定され、前記第二パイプの端部に前記長手方向に交差する面を備えた第二取付座板が固定され、
    前記第一継手部材が前記第一取付座板を介して前記第一パイプに取り付けられ、前記第二継手部材が前記第二取付座板を介して前記第二パイプに取り付けられている請求項1記載の作業車。
  3. 前記ロプスには、前記第一パイプと前記第二パイプとに交差する方向で接続される交差フレームが備えられ、
    前記第一パイプと、前記第二パイプと、が前記長手方向で互いに間隔を隔てて設けられ、
    前記交差フレームにおける接続対象箇所の端部が、前記長手方向での前記間隔幅内に配置され、
    前記接続機構は、前記第一継手部材及び前記第二継手部材に、前記交差フレームが存在する方向へ向けて延出された分岐継手部が設けられ、
    前記交差フレームが前記分岐継手部に連結されている請求項1記載の作業車。
  4. 前記交差フレームは、前記第一パイプと前記第二パイプとに対して上下方向に沿う方向で交差するように接続される縦支柱フレームである請求項3記載の作業車。
  5. 前記交差フレームは、前記第一パイプと前記第二パイプとに対して水平方向に沿う方向で交差するように接続される横架フレームである請求項3記載の作業車。
  6. 前記縦支柱フレームは、断面矩形の角パイプ材で構成され、
    前記角パイプ材を径方向に貫通する円筒状部材で構成された筒ボスと、
    前記筒ボスに挿通される固定ボルトと、が備えられ、
    前記固定ボルトの締め付けに伴って前記分岐継手部が前記筒ボスの端面に当てつけられて固定されるように構成されている請求項4記載の作業車。
  7. 前記横架フレームは、水平方向に沿う上向き面と、前記上向き面の両側から下向きに屈曲された垂れ下がり側面と、を有した下向き開放のチャンネル状に形成され、
    前記上向き面の上側に、前記第一継手部材及び前記第二継手部材の前記分岐継手部が重なるように設けられ、
    前記上向き面と、前記第一継手部材及び前記第二継手部材の夫々の前記分岐継手部と、にボルト挿通孔が形成され、
    前記ボルト挿通孔に挿通された上部連結ボルトにより、前記上向き面、前記第一継手部材、及び前記第二継手部材の三者を連結固定可能に構成されている請求項5記載の作業車。
  8. 前記交差フレームは、前記第一パイプと前記第二パイプとに対して上下方向に沿う方向で交差するように接続される縦支柱フレームと、前記第一パイプと前記第二パイプとに対して水平方向に沿う方向で交差するように接続される横架フレームと、を備え、
    前記縦支柱フレームは、断面矩形の角パイプ材で構成され、
    前記角パイプ材を径方向に貫通する円筒状部材で構成された筒ボスと、
    前記筒ボスに挿通される固定ボルトと、が備えられ、
    前記固定ボルトの締め付けに伴って前記分岐継手部が前記筒ボスの端面に当てつけられて固定されるように構成され、
    前記横架フレームは、水平方向に沿う上向き面と、前記上向き面の両側から下向きに屈曲された垂れ下がり側面と、を有した下向き開放のチャンネル状に形成され、
    前記上向き面の上側に、前記第一継手部材及び前記第二継手部材の前記分岐継手部が重なるように設けられ、
    前記上向き面と、前記第一継手部材及び前記第二継手部材の夫々の前記分岐継手部と、にボルト挿通孔が形成され、
    前記ボルト挿通孔に挿通された上部連結ボルトにより、前記上向き面、前記第一継手部材、及び前記第二継手部材の三者を連結固定可能に構成され、
    前記横架フレームが、前記ボルト挿通孔よりも前記縦支柱フレームに近い側の端部に、前記上向き面から下向きに屈曲された垂れ下がり端面を備え、
    前記垂れ下がり端面に、前記筒ボスの前記端面とは反対側の端面に対向する連結対象面部が設けられ、
    前記連結対象面部に形成された連結孔に、前記筒ボスに挿通される前記固定ボルトが挿通されて、前記固定ボルトの締め付けに伴って前記垂れ下がり端面が前記筒ボスの前記反対側の端面に当てつけられるように構成されている請求項3記載の作業車。
  9. 前記第一パイプ及び前記第二パイプは、断面形状が非円形状の異形管である請求項1~8のいずれか一項記載の作業車。
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