JP2024067725A - 加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボルトを紛失することなく、加工具の交換を効率よく短時間で行うことができる加工装置を提供すること。【解決手段】スピンドル24の先端に配置したマウント25に研削ホイール(加工具)26をボルト2によって締結し、回転する研削ホイール26でウェーハ(被加工物)Wを加工する研削装置(加工装置)1において、前記マウント25は、上下面を貫通する複数の貫通孔3と、該貫通孔3の上端側に形成された第1ネジ穴3aとを備え、前記研削ホイール26は、基台26aの貫通孔3に対応する位置に形成された複数の第2ネジ穴4を備え、前記ボルト2は、頭部2Aと、該頭部2Aの下に形成されて第1ネジ穴3aと第2ネジ穴4に螺合可能な雄ネジ部2Bと、頭部2Aと雄ネジ部2Bとを連結する細い首部2Cを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、スピンドルの先端に配置したマウントに加工具をボルトによって締結した加工装置に関する。
例えば、各種電子機器に用いられるICやLSIなどの半導体デバイスの製造工程においては、半導体デバイスの小型化と軽量化のために、ウェーハの裏面が研削装置によって研削されて該ウェーハが所定の厚さまで薄肉化されている。
ウェーハの研削装置は、例えば、特許文献1~4に開示されているように、複数の研削砥石を環状に配置した研削ホイールを、モータによって回転駆動されるスピンドルの先端に取り付けられたマウントに複数のボルトによって着脱可能に取り付けられている。そして、スピンドルとマウント及び該マウントに取り付けられた研削ホイールを回転させ、チャックテーブルに保持されたウェーハを回転する研削砥石によって研削するようにしている。
このような研削装置において、研削砥石が摩耗した場合には、この摩耗した研削砥石を備える研削ホイールが新しい研削ホイールに交換される。この研削ホイールの交換は、摩耗した研削砥石を備える研削ホイールがマウントから取り外され、摩耗していない研削砥石を備える新しい研削ホイールがマウントに取り付けられる。
特開2006-055963号公報 特開2014-210305号公報 特開2022-038718号公報 特開2022-115617号公報
ところで、研削ホイールにはネジ穴が形成されており、このネジ穴に、マウントに形成された複数の貫通孔を貫通するボルトをねじ込むことによって、研削ホイールがマウントに着脱可能に取り付けられている。したがって、研削ホイールをマウントから取り外す際には、複数のボルトをマウントから取り外し、研削ホイールをマウントに取り付ける際には、マウントの貫通孔にボルトを通す必要がある。このため、複数のボルトの取り付けと取り外しは、面倒で時間が掛かり、研削ホイールの交換を効率よく短時間で行うことができないという問題がある。また、取り外したボルトを紛失してしまうという問題もある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、ボルトを紛失することなく、加工具の交換を効率よく短時間で行うことができる加工装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、スピンドルの先端に配置したマウントに加工具をボルトによって締結し、該スピンドルを回転させ回転する該加工具で、チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工装置であって、該マウントは、中心を中心に周方向に等角度で上下面を貫通する複数の貫通孔と、該貫通孔の上端側に配置された第1ネジ穴と、を備え、該加工具は、円環状または円盤状の基台と、該基台の下面に配置されて被加工物を加工する加工部材と、該基台の該貫通孔に対応する位置に形成された第2ネジ穴と、を備え、該ボルトは、頭部と、該頭部の下に形成されて該第1ネジ穴と該第2ネジ穴に螺合可能な雄ネジ部と、該頭部と該雄ネジ部とを連結し該雄ネジ部よりも細い首部と、を備え、該第1ネジ穴に該雄ネジ部を螺合させ該雄ネジ部を該マウント内に収容させ該加工具を該マウントから離脱可能にし、該第1ネジ穴から該雄ネジ部を離脱させ該マウントに対し該ボルトを下降させ該雄ネジ部を該第2ネジ穴に螺合させ、該ボルトによって該マウントに該加工具を締結することを特徴とする。
本発明によれば、加工具を交換する際には、各ボルトをマウントから取り外すことなくマウントに保持させておくことができるため、ボルトを紛失することがない。また、加工具を交換する際には、マウントに保持されているボルトをそのまま締め付け方向に回して新しい加工具をマウントに取り付けることができるため、加工具の交換作業を短時間で効率よく行うことができる。
本発明に係る加工装置の一形態である研削装置の一部を破断して示す斜視図である。 研削ホイールの着脱構造を示す部分破断縦面図である。 (a)~(c)は研削ホイールの取付方法をその工程順に示す部分縦断面図である。 (a)~(e)は研削ホイールの交換方法をその工程順に示す部分破断縦断面図である。 (a)~(c)は別形態に係る着脱構造による研削ホイールの取付方法を示す部分破断縦断面図である。 リングの斜視図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
まず、本発明に係る加工装置の一形態としてのウェーハの研削装置の基本構成を図1に基づいて以下に説明する。なお、以下の説明においては、図1に示す矢印方向をそれぞれX軸方向(左右方向)、Y軸方向(前後方向)、Z軸方向(上下方向)とする。
[研削装置の基本構成]
図1に示す研削装置1は、被加工物である円板状のウェーハWを研削加工するものであって、次の構成要素を備えている。
すなわち、研削装置1は、被加工物であるウェーハWを保持して該ウェーハWの垂直な軸心回りに回転するチャックテーブル10と、該チャックテーブル10に吸引保持されたウェーハWを研削加工する研削ユニット20と、研削加工中のウェーハWの厚みを測定する厚み測定器30と、研削ユニット20をチャックテーブル10の保持面に対して垂直方向(Z軸方向)に昇降させる研削送り機構40と、チャックテーブル10を保持面に対して水平方向(Y軸方向)に移動させる水平移動機構50を主要な構成要素として備えている。
ここで、ウェーハWは、単結晶のシリコン母材で構成されており、図1に示す状態において下方を向いている表面には、複数の不図示のデバイスが形成されており、これらのデバイスは、ウェーハWの表面に貼着された保護テープTによって保護されている。そして、ウェーハWは、その表面(図1においては下面)が保護テープTを介してチャックテーブル10の保持面に吸引保持され、裏面(図1においては上面)が研削ユニット20によって研削される。
次に、研削装置1の主要な構成要素であるチャックテーブル10、研削ユニット20、厚み測定器30、研削送り機構40及び水平移動機構50の構成についてそれぞれ説明する。
(チャックテーブル)
チャックテーブル10は、円板状の部材であって、その中央部には、ポーラス部材11が組み込まれている。ここで、ポーラス部材11は、多孔質のセラミックなどで構成されており、その上面が円板状のウェーハWを吸引保持する保持面を構成している。
そして、チャックテーブル10は、不図示の回転機構によって垂直な軸心回りに回転駆動される。なお、図示しないが、チャックテーブル10のポーラス部材11は、真空ポンプなどの不図示の吸引源に選択的に接続される。
また、本実施形態に係る研削装置1は、Y軸方向(前後方向)に長い矩形ボックス状のベース100を備えており、このベース100に開口するY軸方向に長い矩形の開口部100aにはチャックテーブル10が臨んでいる。そして、開口部100aのチャックテーブル10の周囲は、矩形プレート状のカバー101によって覆われており、開口部100aのカバー101の前後(-Y方向と+Y方向)の部分は、カバー101と共に移動して伸縮する蛇腹状の伸縮カバー102,103によってそれぞれ覆われている。
(研削ユニット)
研削ユニット20は、ホルダ21に固定されたスピンドルハウジング22と、該スピンドルハウジング22に収容されたスピンドルモータ23と、該スピンドルモータ23によって回転駆動される垂直なスピンドル24と、該スピンドル24の下端に取り付けられた円板状のマウント25と、該マウント25の下面に着脱可能に装着された加工具である研削ホイール26とを備えている。ここで、研削ホイール26は、円環状または円盤状の基台26aと、該基台26aの下面に円環状に取り付けられた複数の研削砥石26bによって構成されている。なお、研削砥石26bは、ウェーハWを研削するための矩形ブロック状の加工部材であって、その下面は、ウェーハWの上面(被研削面)に接触する研削面を構成している。
(厚み測定器)
厚み測定器30は、チャックテーブル10に保持された研削加工中のウェーハWの厚みを測定するハイトゲージであって、ウェーハWの上面に接触する第1の接触子31とチャックテーブル10の上面に接触する第2の接触子32を備えている。ここで、第1の接触子31によって研削加工中のウェーハWの上面高さが測定されるが、この第1の接触子31によって測定されるウェーハWの上面高さと第2の接触子32によって測定されるチャックテーブル10の上面の高さとの差によってウェーハWの厚みが求められる。
(研削送り機構)
研削送り手段40は、研削ユニット20をチャックテーブル10の保持面に対して垂直な方向(Z軸方向)に沿って昇降させるものであって、ベース100の上面の+Y軸方向端部(後端部)上に垂直に立設された矩形ボックス状のコラム41の-Y軸方向端面(前面)に配置されている。この研削送り手段40は、ホルダ21の背面に取り付けられた矩形プレート状の昇降板42を、ホルダ21及び該ホルダ21に保持されたスピンドル24と研削ホイール26と共に左右一対のガイドレール43に沿ってZ軸方向に昇降させるものである。ここで、左右一対のガイドレール43は、コラム41の前面に垂直且つ互いに平行に配設されている。
また、左右一対のガイドレール43の間には、回転可能なボールネジ44がZ軸方向(上下方向)に沿って垂直に立設されており、該ボールネジ44の上端は、駆動源である正逆転可能なサーボモータ45に連結されている。ここで、サーボモータ45は、コラム41の上面に取り付けられた矩形プレート状のブラケット46を介してコラム41に縦置き状態で取り付けられている。また、ボールネジ44の下端は、コラム41に回転可能に支持されており、このボールネジ44には、昇降板42の背面に後方(+Y軸方向)に向かって水平に突設された不図示のナット部材が螺合している。
したがって、サーボモータ45を起動してボールネジ44を正逆転させれば、このボールネジ44に螺合する不図示のナット部材が取り付けられた昇降板42が一対のガイドレール43に沿って研削ユニット20と共に上下動するため、研削ユニット20が昇降して研削砥石26bのウェーハWに対する研削量(研削代)が設定される。
(水平移動機構)
水平移動機構50は、チャックテーブル10を保持面に対して水平方向(Y軸方向)に移動させる機構であって、ベース100の内部に収容された矩形ブロック状の内部ベース51の上に配設されている。この水平移動機構50は、ブロック状のスライダ52を備えており、このスライダ52は、Y軸方向(前後方向)に沿って互いに平行に配設された左右一対のガイドレール53に沿ってY軸方向に摺動可能である。したがって、このスライダ52に支持されたチャックテーブル10と不図示の回転機構は、スライダ52と共にY軸方向に沿って摺動可能である。
そして、内部ベース51上の左右一対のガイドレール53の間には、Y軸方向(前後方向)に延びる回転可能なボールネジ54が配設されており、該ボールネジ54のY軸方向一端(図1の左端)は、駆動源である正逆転可能なサーボモータ55に連結されている。また、ボールネジ54のY軸方向他端(図1の右端)は、内部ベース51上に立設された軸受56によって内部ベース51に回転可能に支持されている。そして、このボールネジ54には、スライダ52から下方に向かって突設された不図示のナット部材が螺合している。
したがって、サーボモータ55を起動してボールネジ54を正逆転させると、このボールネジ54に螺合する不図示のナット部材がスライダ52と共にボールネジ54に沿ってY軸方向(前後方向)に摺動するため、このスライダ52と共にチャックテーブル10もY軸方向に沿って一体的に移動する。この結果、チャックテーブル10の保持面に吸引保持されたウェーハWもY軸方向に沿って移動する。
[研削装置の作用]
次に、以上のように構成された研削装置1によるウェーハWの研削加工について説明する。
ウェーハWの研削加工に際しては、該ウェーハWが保護テープTを下にしてチャックテーブル10の保持面上に載置される。そして、チャックテーブル10のポーラス部材11が真空ポンプなどの不図示の吸引源に接続され、該ポーラス部材11が真空引きされる。すると、ポーラス部材11に負圧が発生し、この負圧に引かれてウェーハWがチャックテーブル10の保持面上に吸引保持される。
他方、水平移動機構50が駆動され、チャックテーブル10が+Y軸方向(後方)に移動し、該チャックテーブル10に吸引保持されているウェーハWが研削ユニット20の研削ホイール26の下方に位置決めされる。そして、不図示の回転機構によってチャックテーブル10が回転し、該チャックテーブル10の保持面に保持されているウェーハWが所定の回転速度で回転駆動されるとともに、スピンドルモータ23が駆動されて研削ホイール26が所定の速度で回転駆動される。
そして、チャックテーブル10の保持面に保持されたウェーハWの裏面(上面)に研削砥石26bの下面を接触させ、ウェーハWの厚み(厚み測定器30によって測定される厚み)が所定の厚みになるまで、研削送り機構40によって研削砥石26bを-Z軸方向(保持面に接近する方向)に下降させる。これによって、ウェーハWの裏面(上面)が研削され、その厚みが所定の厚みになるよう仕上げられる。
[研削ホイールの着脱構造]
ところで、研削ユニット20においては、加工具である研削ホイール26が複数本(図示例では、8本)のボルト2によってマウント25に着脱可能に取り付けられているが、ここで、研削ホイール26のマウント25に対する着脱構造を図2に基づいて以下に説明する。なお、本実施形態においては、図1に示すように、8本のボルト2が周方向に等角度ピッチ(45°ピッチ)で配置されているが、図2には、1本のボルト2による研削ホイール26のマウント25に対する着脱構造のみを図示している。
研削ホイール26をマウント25の下面に着脱可能に締結するための各ボルト2は、上端の頭部2Aと、該頭部2Aの下方の下端部に形成された雄ネジ部2Bと、該雄ネジ部2Bと頭部2Aとを連結する首部2Cとを備えている。ここで、雄ネジ部2Bは、首部2Cの下端に形成された長さの短い第1雄ネジ部2aと、その下方(当該ボルト2の下端部)に形成された長さの長い第2雄ネジ部2bと、これらの第1雄ネジ部2aと第2雄ネジ部2cとを連結する連結部2cとで構成されている。ここで、第1雄ネジ部2aの外径φd1は、第2雄ネジ部2bの外径φd2以上に設定されている(φd1≧φd2)。そして、連結部2cの外径は、第2雄ネジ部2bの外径φd2以下に設定されている(連結部2cの外径≦d2)。なお、連結部2cを省略し、第1雄ネジ部2aと第2雄ネジ部2bとを合体させてもよい。
また、マウント25には、該マウント25の上下面を貫通する複数(本実施形態では、ボルト2の本数と同数の8つ)の貫通孔3(図2には、1つのみ図示)が周方向に等角度ピッチ(45°ピッチ)で上下方向に貫設されている。そして、各貫通孔3の上端側には、長さの短い第1ネジ穴3aが形成されている。ここで、貫通孔3の第1ネジ穴3aを除く部分の長さL2は、ボルト2の第1雄ネジ部2aの下端から第2雄ネジ部2bの下端までの長さL1よりも長く設定されている(L2>L1)。
さらに、研削ホイール26には、複数(マウント25の貫通孔3と同数の8つ)の第2ネジ穴4が周方向に等角度ピッチ(45°ピッチ)で形成されている。ここで、各第2ネジ穴4には、ボルト2の第2雄ネジ部2bが螺合可能であり、マウント25の第1ネジ穴3aには、ボルト2の第1雄ネジ部2aが螺合可能である。また、貫通孔3の内径φd2は、ボルト2の第1雄ネジ部2aと第2雄ネジ部2bの外径φd1よりも大きく設定されている(φd2>φd1)。なお、図2に示す5,6は、マウント25と研削ホイール26にそれぞれ形成された研削水供給路であって、これらの研削水供給路5,6を経て研削砥石26bとウェーハWとの接触部(加工領域)に研削水が供給される。
[研削ホイールの取付方法]
次に、研削ホイール26のマウント25への取付方法を図3に基づいて以下に説明する。
研削ホイール26を複数本(本実施形態では8本)のボルト2によってマウント25の下面に締結するには、マウント25の中心と研削ホイール26の中心とが同一軸上となるようにマウント25の直下に研削ホイール26を配置し、図3(a)に示すように、研削ホイール26を、これに形成された複数(8つ)の第2ネジ穴4がマウント25に形成された複数(8つ)の貫通孔3に周方向に合致するように位置決めした状態でマウント25の下方に配置する。
次に、図3(b)に示すように、研削ホイール26をマウント25の下面に当てた状態で、複数(8本)のボルト2(図3には、2本のみ図示)をマウント25の貫通孔3にそれぞれ通し、各ボルト2を不図示の工具によって締め付け方向に回す。すると、各ボルト2の第2雄ネジ部2bと第1雄ネジ部2aがマウント25の第1ネジ穴3aに順次螺合しつつ該第1ネジ穴3aを通過し、各ボルト2の第2雄ネジ部2bが研削ホイール26の第2ネジ穴4に螺合する。
上記状態から各ボルト2をその頭部2Aの下面がマウント25の上面に当たるまでさらに回すと、図3(c)に示すように、各ボルト2の第2雄ネジ部2bが研削ホイール26の第2ネジ穴4に確実にねじ込まれて研削ホイール26が複数(8本)のボルト2による締結によってマウント25に取り付けられる。なお、図3において、9はスピンドル24の軸心に形成された研削水供給路である。
[研削ホイールの交換方法]
次に、研削加工によって研削砥石26bが摩耗などしたために研削ホイール26を新しいものと交換する場合の該研削ホイール26の交換方法を図4に基づいて以下に説明する。
図4(a)に示すように、今まで使用していた研削ホイール26の研削砥石26bが摩耗などしたために該研削ホイール26を新しいものと交換する必要がある場合には、複数(8本)の各ボルト2(図4には、1本のみ図示)を不図示の工具によって緩める方向に回す。すると、図4(b)に示すように、各ボルト2の第2雄ネジ部2bの研削ホイール26の第2ネジ穴4との螺合が外れ、該ボルト2の第1雄ネジ部2aがマウント25の第1ネジ穴3aに螺合する状態となる。すると、研削ホイール26のボルト2によるマウント25への締結が解除され、該研削ホイール26をマウント25から取り外すことができる。
図4(b)に示す状態においては、各ボルト2の第1雄ネジ部2aがマウント25の第1ネジ穴3aに螺合して各ボルト2がマウント25によって保持されているため、研削ホイール26をマウント25から取り外した状態において各ボルト2を紛失することがない。なお、前述のように、マウント25の貫通孔3の第1ネジ穴3aを除く部分の長さL2は、ボルト2の第1雄ネジ部2aの下端から第2ネジ部2bの下端までの長さL1よりも長く設定されているため(L2>L1)、図4(b)に示すように、各ボルト2がマウント25に保持されている状態においては、各ボルト2がマウント25の下面から下方に突出することがない。
以上のようにして古い研削ホイール26がマウント25から取り外されると、図4(c)に示すように、新しい研削ホイール26’を、その第2ネジ穴4’がマウント25の貫通孔3に合致するように位置決めした状態でマウント25の下面に当て、マウント25に保持されている各ボルト2を締め付け方向に回す。すると、図4(d)に示すように、各ボルト2の第2雄ネジ部2bが研削ホイール26’の第2ネジ穴4’に螺合する。そして、各ボルト2を、その頭部2Aがマウント25の上面に突き当たるまで締め付け方向に回すと、図4(e)に示すように、各ボルト2の第2雄ネジ部2bが研削ホイール26’の第2ネジ穴4’に確実にねじ込まれて新しい研削ホイール26’がボルト2による締結によってマウント25に取り付けられる。
以上のように、本実施形態では、古い研削ホイール26を新しい研削ホイール26’に交換する際には、各ボルト2をマウント25から取り外すことなく該マウント25に保持させておくようにしたため、ボルト2を紛失することがない。また、新しい研削ホイール26’をマウント25に取り付ける際には、マウント25に保持されているボルト2をそのまま締め付け方向に回して新しい研削ホイール26’をマウント25に取り付けることができるため、交換作業を短時間で効率よく行うことができるという効果も得られる。
[本発明の別形態]
次に、本発明の別形態に係る着脱構造と該着脱構造による研削ホイール26の取付方法を図5及び図6に基づいて以下に説明する。
本形態においては、図5に示すように、マウント25の上面に別部材であるプレート7を取り付け、このプレート7の複数個所(周方向8箇所)に第1ネジ穴7aを形成しており、他の構成は前記実施形態のそれと同じである。したがって、図5においては、図2~図4において示したものと同じ要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
マウント25とは別体に構成されたプレート7には、図6に示すように、ボルト2と同数の8つの第1ネジ穴7aが周方向に等角度ピッチ(45°ピッチ9)で形成されており、隣接する2つの第1ネジ穴7aの間には、8つの円孔(ボルト挿通孔)7bが周方向に等角度ピッチ(45°ピッチ)で形成されている。そして、プレート7は、各円孔7bに挿通するボルト8をマウント25に形成された不図示のネジ穴にねじ込むことによって、図5に示すように、マウント25の上面に取り付けられている。なお、プレート7をボルト8による締結に代えて溶接によってマウント25の上面に取り付けるようにしてもよい。
本形態においても、前記実施形態と同様に研削ホイール26をボルト2の締結によってマウント25の下面に取り付けることができる。すなわち、図5(a)に示すように、研削ホイール26を、これに形成された複数(8つ)の第2ネジ穴4がマウント25に形成された複数(8つ)の貫通孔3に周方向に合致するように位置決めした状態でマウント25の下方に配置する。
次に、図5(b)に示すように、複数(8本)のボルト2(図5には、1本のみ図示)をマウント25の貫通孔3にそれぞれ通し、各ボルト2を不図示の工具によって締め付け方向に回す。すると、各ボルト2の第2雄ネジ部2bと第1雄ネジ部2aがプレート7の第1ネジ穴7aに順次螺合しつつ該第1ネジ穴7aを通過し、各ボルト2の第2雄ネジ部2bが研削ホイール26の第2ネジ穴4に螺合する。
上記状態から各ボルト2をその頭部2Aが図5(c)に示すようにプレート7の上面に突き当たるまでさらに回すと、各ボルト2の第2雄ネジ部2bが研削ホイール26の第2ネジ穴4に確実にねじ込まれて研削ホイール26がボルト2による締結によってマウント25に取り付けられる。
なお、プレート7は、リングでなくてもよい。円弧状であってもよい。その際は、第1ネジ穴7aの両サイドに8つの円孔(ボルト挿通孔)7bを形成するとよい。また、円弧状のプレート7は、両面テープまたは接着剤で、マウントに取り付けてもよい。つまり、円弧状のプレート7は、既存のマウントに取り付けることにより、各ボルト2の紛失を防止することができる。
したがって、本形態においても、前記実施形態と同様に、ボルト2を紛失することなく、研削ホイール26の交換を効率よく短時間で行うことができるという効果が得られる。
なお、以上は本発明に係る加工装置をウェーハの研削装置に対して適用した形態について説明したが、本発明は、ウェーハ以外の任意の被加工物を研削する研削装置、或いは研削装置以外の例えば研磨装置などもその適用対象に含むものである。
その他、本発明は、以上説明した実施の形態に適用が限定されるものではなく、特許請求の範囲及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1:研削装置(加工装置)、2:ボルト、2A:ボルトの頭部、
2B:ボルトの雄ネジ部、2C:ボルトの首部、2a:第1雄ネジ部、
2b:第2雄ネジ部、2c:連結部、3:貫通孔、3a:第1ネジ穴、
4,4’:第2ネジ穴、5,6:研削水供給路、7:プレート、7a:第1ネジ穴、
7b:円孔、8:ボルト、9:研削水供給路、10:チャックテーブル、
11:ポーラス部材、20:研削ユニット、21:ホルダ、
22:スピンドルハウジング、23:スピンドルモータ、24:スピンドル、
25:マウント、26,26’:研削ホイール(加工具)、26a:基台、
26b:研削砥石(加工部材)、30:厚み測定器、31:第1の接触子、
32:第2の接触子、40:研削送り機構、41:コラム、42:昇降板、
43:ガイドレール、44:ボールネジ、45:サーボモータ、46:ブラケット、
50:水平移動機構、51:内部ベース、52:スライダ、53:ガイドレール、
54:ボールネジ、55:サーボモータ、56:軸受、100:ベース、
100a:ベースの開口部、101:カバー、102,103:伸縮カバー、
φd1:ボルトの第1雄ネジ部と第2雄ネジ部の外径、φd2:第2ネジ穴の内径、
L1:ボルトの第1雄ネジ部の下端から第2雄ネジ部の下端までの長さ、
L2:貫通孔の第1ネジ穴を除く部分の長さ、T:保護テープ、W:ウェーハ

Claims (2)

  1. スピンドルの先端に配置したマウントに加工具をボルトによって締結し、該スピンドルを回転させ回転する該加工具で、チャックテーブルに保持された被加工物を加工する加工装置であって、
    該マウントは、中心を中心に周方向に等角度で上下面を貫通する貫通孔と、該貫通孔の上端側に配置された第1ネジ穴と、を備え、
    該加工具は、円環状または円盤状の基台と、該基台の下面に配置されて被加工物を加工する加工部材と、該基台の該貫通孔に対応する位置に形成された第2ネジ穴と、を備え、
    該ボルトは、頭部と、該頭部の下に形成されて該第1ネジ穴と該第2ネジ穴に螺合可能な雄ネジ部と、該頭部と該雄ネジ部とを連結し該雄ネジ部よりも細い首部と、を備え、
    該第1ネジ穴に該雄ネジ部を螺合させ該雄ネジ部を該マウント内に収容させ該加工具を該マウントから離脱可能にし、該第1ネジ穴から該雄ネジ部を離脱させ該マウントに対し該ボルトを下降させ該雄ネジ部を該第2ネジ穴に螺合させ、該ボルトによって該マウントに該加工具を締結する、加工装置。
  2. 該ボルトの該雄ネジ部は、該首部と連結する第1雄ネジ部と、該第1雄ネジ部の下に配置された第2雄ネジ部と、該第1雄ネジ部と該第2雄ネジ部とを連結し該第2雄ネジ部より細い連結部と、を備える、請求項1記載の加工装置。
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