JP5220513B2 - ノズル調整治具 - Google Patents

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本発明は、被加工物を切削する切削装置において、切削ブレードへ切削水や冷却水を供給するノズルの位置を調整するノズル調整治具に関する。
ICやLSI等のデバイスが複数表面に形成された半導体ウエーハや、樹脂基板、各種セラミック基板、ガラス基板等の被加工物は切削装置によって個々のチップに分割され、分割されたチップは各種電子機器に広く利用される。
切削装置は、被加工物を保持するチャックテーブルと、チャックテーブルに保持された被加工物を切削する外周先端部に切刃を有する切削ブレードを含む切削手段と、加工中の切削ブレードへ切削水や冷却水を供給するノズルとから少なくとも構成され、被加工物を高精度に分割する。
切削ブレードへ切削水や冷却水を供給することは、加工中の加工熱を冷却する点と切削によって発生する切削屑を被加工物上面から洗い流す点において非常に重要である。
ノズル位置が誤った位置に調整され切削ブレードの適切な位置に切削水や冷却水が供給されないと、加工熱が十分に冷却されずに切削ブレードの異常磨耗や焼けが発生して加工品質が著しく悪化する。ひいては切削ブレードの破損や被加工物の破損を発生させてしまうことになる。
同様に、ノズル位置が適切でない場合には、切削屑が被加工物上面から排出されずに被加工物上面に切削屑が付着する。加工後一度乾燥した切削屑は洗浄が難しいことから、一旦切削屑が付着した被加工物は更なる洗浄が必要となる。
切削水ノズルは切削ブレードの切刃の厚み方向中央に向けて切削水が供給されるように調整し、冷却水ノズルは切削ブレードの外周の最下点とノズル下面との距離が1mm〜3mm程度に調整することが望ましい。従って、外径や厚みが異なる切削ブレードを使用する場合には、切削ブレードの外径及び厚みに応じてノズルの調整が必要となる。
特開2006−187849号公報には、切削水ノズルを調整可能としたブレードカバー装置が開示されているが、切削ブレード位置を確認しながら切削水ノズル位置の調整が必要となるため、特に近年広く利用されている二つの切削手段を対向する形で配設したデュアルダイサーと呼ばれる切削装置には不向きである。
特開2006−187849号公報
上述したように、外径や厚みが異なる切削ブレードを使用する場合には、切削ブレードの外径及び厚みに応じてノズルの調整が必要となる。ところが、切削ブレードの厚みは一般に10μm〜500μmと薄く、その厚み方向中央に切削水ノズルを調整することは非常に難しい。
また、切削水ノズルを調整するためには、切削ブレードの正面方向から定規等を用いて調整することが望ましいが、装置の安全性を確保するためにも一般に切削ブレード等の切削手段は筐体や扉で覆われており、作業が難しいという問題がある。
特に、対向式デュアルダイサーでは、各切削ブレード間に作業者が入って切削水ノズル及び冷却水ノズルを調整する必要があるため、精密な調整は非常に困難である。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、切削水ノズルと冷却水ノズルの位置調整を容易に可能とするノズル調整治具を提供することである。
請求項1記載の発明によると、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに回転可能に装着された切削手段とを備え、該切削ブレードを挟んで該切削ブレードの表裏面側に配設された該切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルと、の少なくともいずれか一方のノズルを有する切削装置において使用され、該切削ブレードが取り外された状態で該冷却水ノズルと該切削水ノズルの少なくとも一方のノズル位置を調整するノズル調整治具であって、前記スピンドル先端に装着された前記マウントフランジのボス部に嵌合する嵌合穴と該マウントフランジに当接する突き当て面を有するダミーブレードを備え、前記冷却水ノズルの上下位置を所定位置に位置決めする該ダミーブレードの該嵌合穴の中心からの距離が所定距離に設定された冷却水ノズル位置決め部材と、前記切削水ノズルを前記切削ブレードの厚み方向中央に位置決めする該ダミーブレードの該突き当て面からの距離が所定距離に設定された切削水ノズル位置決め部材と、の少なくとも一方のノズル位置決め部材を含み、前記冷却水ノズル位置決め部材と前記切削水ノズル位置決め部材の少なくとも一方が前記ダミーブレードと一体化されていることを特徴とするノズル調整治具が提供される。
請求項2記載の発明によると、被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに回転可能に装着された切削手段と、該切削ブレードを挟んで該切削ブレードの表裏面側に配設された該切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルとを備えた切削装置において使用され、該切削ブレードが取り外された状態で該冷却水ノズルと該切削水ノズルの位置を調整するノズル調整治具であって、該スピンドル先端に装着された前記マウントフランジのボス部に嵌合する嵌合穴と該マウントフランジに当接する突き当て面を有するダミーブレードと、前記冷却水ノズルの上下位置を所定位置に位置決めする該ダミーブレードの前記嵌合穴の中心からの距離が所定位置に設定された冷却水ノズル位置決め部材と、前記切削水ノズルを該切削ブレードの厚み方向中央に位置決めする該ダミーブレードの前記突き当て面からの距離が所定距離に設定された切削水ノズル位置決め部材とを含み、前記ダミーブレード、前記冷却水ノズル位置決め部材及び前記切削水ノズル位置決め部材が一体化されていることを特徴とするノズル調整治具が提供される。
好ましくは、冷却水ノズルは上下方向へ調整可能に配設されており、冷却水ノズル位置決め部材はノズル調整治具が所定位置に装着されたときチャックテーブルに対して平行な平行板から構成される。好ましくは、切削水ノズルは切削ブレードの厚み方向へ調整可能に配設されており、切削水ノズル位置決め部材は該平行板に対して垂直な垂直板から構成される。
本発明によると、定規等の測定器を必要とせず、容易に切削水ノズル及び/又は冷却水ノズルの位置調整を可能とするノズル調整治具が提供される。ノズル又はノズルを収容したノズルブロックをノズル調整治具の各部へ突き当てることでノズルの位置決めが可能であるため、狭い空間でもノズルの位置調整が可能となり、作業効率を向上することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は半導体ウエーハをダイシングして個々のチップ(デバイス)に分割することのできる切削装置2の外観を示している。本発明のノズル調整治具は、切削装置2に装着された切削水ノズル及び冷却水ノズルの位置調整を使用するために使用される。
切削装置2の前面側には、オペレータが加工条件等の装置に対する指示を入力するための操作手段4が設けられている。装置上部には、オペレータに対する案内画面や後述する撮像手段によって撮像された画像が表示されるCRT等の表示手段6が設けられている。
図2に示すように、ダイシング対象のウエーハWの表面においては、第1のストリートS1と第2ストリートS2とが直交して形成されており、第1のストリートS1と第2のストリートS2とによって区画されて多数のデバイスDがウエーハW上に形成されている。
ウエーハWは粘着テープであるダイシングテープTに貼着され、ダイシングテープTの外周縁部は環状フレームFに貼着されている。これにより、ウエーハWはダイシングテープTを介してフレームFに支持された状態となり、図1に示したウエーハカセット8中にウエーハが複数枚(例えば25枚)収容される。ウエーハカセット8は上下動可能なカセットエレベータ9上に載置される。
ウエーハカセット8の後方には、ウエーハカセット8から切削前のウエーハWを搬出するとともに、切削後のウエーハをウエーハカセット8に搬入する搬出入手段10が配設されている。ウエーハカセット8と搬出入手段10との間には、搬出入対象のウエーハが一時的に載置される領域である仮置き領域12が設けられており、仮置き領域12には、ウエーハWを一定の位置に位置合わせする位置合わせ手段14が配設されている。
仮置き領域12の近傍には、ウエーハWと一体となったフレームFを吸着して搬送する旋回アームを有する搬送手段16が配設されており、仮置き領域12に搬出されたウエーハWは、搬送手段16により吸着されてチャックテーブル18上に搬送され、このチャックテーブル18に吸引されるとともに、複数の固定手段19によりフレームFが固定されることでチャックテーブル18上に保持される。
チャックテーブル18は、回転可能且つX軸方向に往復動可能に構成されており、チャックテーブル18のX軸方向の移動経路の上方には、ウエーハWの切削すべきストリートを検出するアライメント手段20が配設されている。
アライメント手段20は、ウエーハWの表面を撮像する撮像手段22を備えており、撮像により取得した画像に基づき、パターンマッチング等の処理によって切削すべきストリートを検出することができる。撮像手段22によって取得された画像は、表示手段6に表示される。
アライメント手段20の左側には、チャックテーブル18に保持されたウエーハWに対して切削加工を施す切削手段24が配設されている。切削手段24はアライメント手段20と一体的に構成されており、両者が連動してY軸方向及びZ軸方向に移動する。
切削手段24は、回転可能なスピンドル26の先端に切削ブレード28が装着されて構成され、Y軸方向及びZ軸方向に移動可能となっている。切削ブレード28は撮像手段22のX軸方向の延長線上に位置している。
図3を参照すると、スピンドルと、スピンドルに装着されるブレードマウントとの関係を示す分解斜視図が示されている。スピンドルユニット30のスピンドルハウジング32中には、図示しないサーボモータにより回転駆動されるスピンドル26が回転可能に収容されている。スピンドル26はテーパ部26a及び先端小径部26bを有しており、先端小径部26bには雄ねじ34が形成されている。
36はボス部(凸部)38と、ボス部38と一体的に形成された固定フランジ40とから構成されるマウントフランジであり、ボス部38には雄ねじ42が形成されている。さらに、マウントフランジ36は装着穴43を有している。
マウントフランジ36は、装着穴43をスピンドル26の先端小径部26b及びテーパ部26aに挿入して、ナット44を雄ねじ34に螺合して締め付けることにより、図4に示すようにスピンドル26の先端部に取り付けられる。
図4はマウントフランジ36が固定されたスピンドル26と、切削ブレード28との装着関係を示す分解斜視図である。切削ブレード28はハブブレードと呼ばれ、円形ハブ48を有する円形基台46の外周にニッケル母材中にダイヤモンド砥粒が分散された切刃50が電着されて構成されている。
切削ブレード28の装着穴52をマウントフランジ36のボス部38に挿入し、固定ナット54をボス部38の雄ねじ42に螺合して締め付けることにより、図5に示すように切削ブレード28がスピンドル26に取り付けられる。
図6を参照すると、リング状またはワッシャー状の切削ブレード56をスピンドル26に装着する様子を示す分解斜視図が示されている。切削ブレード56はその全体が電鋳された切刃(電鋳砥石)から構成されている。
マウントフランジ36のボス部38に切削ブレード56を挿入し、さらに着脱フランジ58をボス部38に挿入して、固定ナット54を雄ねじ42に螺合して締め付けることにより、切削ブレード56は固定フランジ40と着脱フランジ58により両側から挟まれてスピンドル26に取り付けられる。
図7を参照すると、スピンドルに装着された切削ブレードをホイールカバー(ブレードカバー)で包囲した状態の斜視図が示されている。図8は切削ブレードを省略した状態のホイールカバー部分の斜視図である。ホイールカバー60にはブレード破損検出器62が取り付けられている。
ブレード破損検出器62は、図12に示すように光ファイバー66に接続された発光部64の先端と、同じく光ファイバーに接続された受光部の先端とが切削ブレード28の切刃50を挟んで対向するように位置付けられて構成されている。
68はブレード破損検出器62の位置を調整する調整ねじであり、70は調整された位置でブレード破損検出器62を固定する固定ねじである。発光部64の先端にはマーカー72が形成されている。
図13を参照すると、切削ブレード28を取り外した状態のホイールカバー部分の側面図が示されている。ホイールカバー60内には図示しないエアーシリンダが収容されており、図13はエアーシリンダのピストンロッド74が伸長された状態を示している。
ピストンロッド74の先端には図示しない取り付けプレートが固定されており、この取り付けプレートに冷却水ノズルアセンブリ76がねじ86により締結されている。図8に最もよく示されるように、冷却水ノズルアセンブリ76は、ホース82が接続される接続パイプ78と、接続パイプ78から分岐した冷却水ノズル80a,80bを含んでいる。81は冷却水ノズル80a,80bに形成された冷却水供給口である。各冷却水ノズル80a,80bの外側には飛沫カバー84が設けられている。
88は切削水ブロック(ノズルブロック)であり、ねじ90によりホイールカバー60に締結されている。切削水ブロック88は、ホース96に接続される接続パイプ92と、接続パイプ92に接続された切削水ノズル94(図12参照)とを含んでいる。
切削水ノズル94の先端(切削水供給口)は切削ブレード28の切刃50に向かって開口している。図8に示すように、冷却水ノズルアセンブリ76は矢印A方向に調整可能であり、切削水ブロック88は矢印B方向に調整可能である。
図9を参照すると、本発明実施形態のノズル調整治具の斜視図が示されている。図9(A)は第1実施形態のノズル調整治具100の斜視図、図9(B)は第2実施形態のノズル調整治具100Aの斜視図をそれぞれ示している。
図9(A)に示すノズル調整治具100は、冷却水ノズル調整部材として作用する平板112と、切削水ノズル調整部材として作用する平板112に対して垂直に形成された垂直板104と、ダミーブレード106とから構成される。
ダミーブレード106は、マウントフランジ36のボス部38に嵌合する嵌合穴108と、マーカー110とを有している。平板100と、垂直板104と、ダミーブレード106とは一体的に構成されている。
図9(B)に示した第2実施形態のノズル調整治具100Aは第1実施形態のノズル調整治具100に類似しており、平板102部分に一対の円弧状溝102a,102bが形成されている点で相違する。これらの円弧状溝102a,102bは冷却水ノズル80a,80bに対応して形成されている。
図10に示すように、ノズル調整治具100の平板102の上面とダミーブレード106の嵌合孔108の中心との間の距離L1は、冷却水ノズル80a,80bを調整する際の目標とする所定値L1に設定されている。
また、ダミーブレード106がマウントフランジ36に装着されて固定フランジ40に当接するダミーブレード106の突き当て面106aと垂直板104のダミーブレード106の対向面との間の距離L2は、切削ノズル94を調整する際の目標とする所定値L2に設定されている。
図11(A)は本発明第3実施形態のノズル調整治具100Bの斜視図を示しており、図11(B)は本発明第4実施形態のノズル調整治具100Cの斜視図を示している。図11(A)に示すノズル調整治具100Bは、垂直板104とダミーブレード106とを図10のL2の関係を保つように結合部材114で一体化したものである。
図11(B)に示すノズル調整治具100Cは、平板112とダミーブレード106とを図10のL1の関係を満たすように一体化したものである。ノズル調整治具100Bは切削水ノズル94の調整に使用され、ノズル調整治具100Cは冷却水ノズル80a,80bの調整に使用される。
以下、ノズル調整治具100を使用した冷却水ノズル80a,80bと切削水ノズル94の調整の仕方について図13乃至図17を参照して説明する。まず、図13に示すように、ホイールカバー60中に収容されたエアーシリンダを駆動してピストンロッド74を伸長し、冷却水ノズルアセンブリ76をホイールカバー60から離反させる。そして、ねじ86を操作して冷却水ノズル80a,80bを最上点に調整しておく。
この状態で、図14に示すようにノズル調整治具100のダミーブレード106をマウントフランジ36のボス部38に嵌合する。この時、ダミーブレード106のマーカー110と発光部64のマーカー72とが一致するように調整することにより、ノズル調整治具100の平板102はチャックテーブル18の上面と平行になるように調整される。更に、ノズル調整治具100のダミーブレード106をマウントフランジ36のボス部38に嵌合した後、固定ナット54若しくは着脱フランジ58と固定ナット54とでダミーブレード106を固定する。
次いで、図15に示すようにねじ86を緩めて冷却水ノズルアセンブリ76を矢印C方向に移動して切削水ノズル80a,80bを平板102の上面に接触させる。この状態でねじ86を締結することにより、冷却水ノズル80a,80bは目標とする所定位置に設定されたことになり、冷却水ノズル80a,80bの調整は完了する。
切削水ノズル94の調整は、切削水ブロック88が切削水ノズル調整部材としての垂直板104から離間した図16(A)に示す状態から、図16(B)に示すようにねじ90を緩めて矢印D方向に切削水ブロック88を移動して垂直板104に当接させる。この状態で切削水ノズル94は目標とする所定位置、即ち切削ブレード28の切刃50の厚さ方向中心に対向する位置に設定されたことになり、ねじ90を締結することにより切削水ノズル94の調整は完了する。
ノズル調整治具100を使用した冷却水ノズル80a,80b及び切削水ノズル94の調整は、調整の順序を問うものではない。冷却水ノズル80a,80bの調整を先に実施しても良いし、切削水ノズル94の調整を先に実施しても良い。
上述した実施形態では、ダミーブレード106のマーカー110をブレード破損検出器62の発光部64に形成したマーカー72に合わせることによりノズル調整治具100の水平出しを行っているが、この水平出しをより確実にするためには、図17に示すようなパンタグラフに類似した平行出し機構116を使用することができる。118は平行出し板である。
ダミーブレード106の嵌合穴108をマウントフランジ36のボス部38にはめ込んだ後、平行出し機構116を延ばして切削装置2のチャックテーブル18上に平行出し板118を載置することで、ノズル調整治具100の平板102の平行出しを行うことができる。
本発明のノズル調整治具が適用可能な切削装置の外観斜視図である。 フレームと一体化されたウエーハを示す斜視図である。 スピンドルユニットと、スピンドルに固定されるべきマウントフランジとの関係を示す分解斜視図である。 スピンドルユニットと、スピンドルに装着されるべきハブブレードとの関係を示す分解斜視図である。 ハブブレードがスピンドルに装着された状態の斜視図である。 スピンドルユニットと、スピンドルに装着されるべきリング状ブレード(ワッシャーブレード)との関係を示す分解斜視図である。 切削ブレードとホイールカバー部分の斜視図である。 切削ブレードを省略したホイールカバー部分の斜視図である。 図9(A)は本発明第1実施形態のノズル調整治具の斜視図、図9(B)は第2実施形態のノズル調整治具の斜視図である。 ノズル調整治具の寸法関係を示す説明図である。 図11(A)は第3実施形態のノズル調整治具の斜視図、図11(B)は第4実施形態のノズル調整治具の斜視図である。 切削ブレード及びホイールカバー部分の側面図である。 切削ブレードを取り外して冷却水ノズルアセンブリをホイールカバーに対して離間させた状態の側面図である。 ノズル調整治具をマウントフランジに取り付けた状態の側面図である。 冷却水ノズルアセンブリを降下させてノズル調整治具の平板に当接させた状態の側面図である。 ノズル調整治具を使用して切削水ノズルの調整方法を説明する説明図である。 ノズル調整治具の平行出し機構の斜視図である。
符号の説明
2 切削装置
18 チャックテーブル
24 切削手段
26 スピンドル
28 切削ブレード
30 スピンドルユニット
36 マウントフランジ
54 固定ナット
60 ホイールカバー(ブレードカバー)
76 冷却水ノズルアセンブリ
80a,80b 冷却水ノズル
88 切削水ブロック
94 切削水ノズル
100,100A,100B,100C ノズル調整治具
102 平板
104 垂直板
106 ダミーブレード
106a 突き当て面
108 嵌合穴
116 平行出し機構

Claims (3)

  1. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに回転可能に装着された切削手段とを備え、該切削ブレードを挟んで該切削ブレードの表裏面側に配設された該切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルと、の少なくともいずれか一方のノズルを有する切削装置において使用され、該切削ブレードが取り外された状態で該冷却水ノズルと該切削水ノズルの少なくとも一方のノズル位置を調整するノズル調整治具であって、
    前記スピンドル先端に装着された前記マウントフランジのボス部に嵌合する嵌合穴と該マウントフランジに当接する突き当て面を有するダミーブレードを備え、
    前記冷却水ノズルの上下位置を所定位置に位置決めする該ダミーブレードの該嵌合穴の中心からの距離が所定距離に設定された冷却水ノズル位置決め部材と、
    前記切削水ノズルを前記切削ブレードの厚み方向中央に位置決めする該ダミーブレードの該突き当て面からの距離が所定距離に設定された切削水ノズル位置決め部材と、の少なくとも一方のノズル位置決め部材を含み、
    前記冷却水ノズル位置決め部材と前記切削水ノズル位置決め部材の少なくとも一方が前記ダミーブレードと一体化されていることを特徴とするノズル調整治具。
  2. 被加工物を保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された被加工物を切削する切削ブレードがボス部を有するマウントフランジを介してスピンドルに回転可能に装着された切削手段と、該切削ブレードを挟んで該切削ブレードの表裏面側に配設された該切削ブレードへ冷却水を供給する一対の冷却水ノズルと、該切削ブレードの外周方向から該切削ブレードに向かって切削水を供給する切削水ノズルとを備えた切削装置において使用され、該切削ブレードが取り外された状態で該冷却水ノズルと該切削水ノズルの位置を調整するノズル調整治具であって、
    該スピンドル先端に装着された前記マウントフランジのボス部に嵌合する嵌合穴と該マウントフランジに当接する突き当て面を有するダミーブレードと、
    前記冷却水ノズルの上下位置を所定位置に位置決めする該ダミーブレードの前記嵌合穴の中心からの距離が所定位置に設定された冷却水ノズル位置決め部材と、
    前記切削水ノズルを該切削ブレードの厚み方向中央に位置決めする該ダミーブレードの前記突き当て面からの距離が所定距離に設定された切削水ノズル位置決め部材とを含み、
    前記ダミーブレード、前記冷却水ノズル位置決め部材及び前記切削水ノズル位置決め部材が一体化されていることを特徴とするノズル調整治具。
  3. 前記冷却水ノズルは上下方向へ調整可能に配設されており、前記冷却水ノズル位置決め部材は前記マウントフランジの所定位置に装着されたとき前記チャックテーブルに対して平行な平行板から構成され、
    前記切削水ノズルは前記切削ブレードの厚み方向へ調整可能に配設されており、前記切削水ノズル位置決め部材は該平行板に対して垂直な垂直板から構成されることを特徴とする請求項1又は2記載のノズル調整治具。
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