JP2024061654A - キャパシタ構造物、及び当該キャパシタ構造物を含む半導体装置 - Google Patents

キャパシタ構造物、及び当該キャパシタ構造物を含む半導体装置 Download PDF

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Abstract

【課題】改善された電気的特性を有するキャパシタ構造物を提供する。【解決手段】本発明によるキャパシタ構造物は、基板上に形成された下部電極、及び基板の上面に垂直な垂直方向に沿って下部電極上に積層された複数の電極パターンを含む電極構造物を備える下部電極構造物と、下部電極構造物に接触する誘電パターンと、誘電パターンに接触する上部電極と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、キャパシタ構造物、及び当該キャパシタ構造物を含む半導体装置に関する。
DRAM装置に含まれたキャパシタは、下部電極及び上部電極、並びにこれらの間に形成される誘電膜を含み、上記キャパシタの電気容量を増やすために、下部電極と誘電膜の間の接触面積を増加させる必要がある。
下部電極は、エッチング工程により、モールド膜をエッチングして開口を形成した後、開口内に形成される。下部電極と誘電膜の間の接触面積を増加させるためには、下部電極が高い上面を有するように形成されなければならないので、開口のアスペクト比が増加し、これは、エッチング工程の難易度を増加させる。
特開2010-226109号公報
本発明の目的は、改善された電気的特性を有するキャパシタ構造物を提供することにある。
また、本発明の目的は、改善された電気的特性を有するキャパシタ構造物を含む半導体装置を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一様態によるキャパシタ構造物は、基板上に形成された下部電極と、前記基板の上面に垂直な垂直方向に沿って、前記下部電極上に積層された複数の電極パターンを有する電極構造物を備える下部電極構造物と、前記下部電極構造物に接触する誘電パターンと、前記誘電パターンに接触する上部電極と、を含む。
上記目的を達成するための本発明の他の様態によるキャパシタ構造物は、基板上に形成された下部電極と、前記下部電極上に形成され、前記下部電極に接触する電極構造物を備える下部電極構造物と、前記下部電極の第1の部分の側壁に接触する第1の支持膜と、前記電極構造物の第1の部分の側壁に接触する第2の支持膜と、前記下部電極の第2の部分の側壁、及び前記電極構造物の第2の部分の側壁に接触する誘電パターンと、前記誘電パターンに接触する上部電極と、を含む。
上記目的を達成するための本発明の更に他の様態による半導体装置は、基板上に形成されたアクティブパターンと、前記基板の上面に平行な第1の方向に延在し、前記アクティブパターンの上部に埋め立てられたゲート構造物と、前記基板の上面に平行で且つ前記第1の方向に垂直な第2の方向に延在し、前記アクティブパターンの中央部上に形成されたビットライン構造物と、前記アクティブパターンの各両端上に形成されたコンタクトプラグ構造物と、前記コンタクトプラグ構造物上に形成されたキャパシタ構造物とを含み、前記キャパシタ構造物は、下部電極と、前記基板の上面に垂直な垂直方向に沿って、前記下部電極上に積層された複数の電極パターンを有する電極構造物を備える下部電極構造物と、前記下部電極構造物に接触する誘電パターンと、前記誘電パターンに接触する上部電極と、を含む。
本発明によるキャパシタ構造物は、モールド膜をエッチングして開口を形成し、開口内に下部電極を形成した後、下部電極上に選択的蒸着工程を繰返し行って、電極構造物を更に形成することにより、下部電極及び電極構造物を含む下部電極構造物とこの側壁に形成される誘電パターンの間の接触面積が増加するので、下部電極構造物、誘電パターン、及び上部電極を含むキャパシタの電気容量を増やすことができる。
本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物を形成する他の方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物を形成する他の方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第2のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第3のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第3のキャパシタ構造物を形成する方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第3のキャパシタ構造物を形成する方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による第4のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置を説明するための平面図である。 図17におけるA-A’線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態によるキャパシタ構造物及びその形成方法、当該キャパシタ構造物を含む半導体装置及びその製造方法について詳細に説明する。本明細書において、物質、層(膜)、領域、パッド、電極、パターン、構造物、又は工程が「第1」、「第2」、及び/又は「第3」と言及される場合、これらの部材を限定するためのものではなく、単に、各物質、層(膜)、領域、電極、パッド、パターン、構造物、及び工程を区分するためのものである。そこで、「第1」、「第2」、及び/又は「第3」は、各物質、層(膜)、領域、電極、パッド、パターン、構造物、及び工程に対して、それぞれ選択的に、又は交換的に使用可能である。
図1は、本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。
第1のキャパシタ構造物は、基板10上に形成された第1のキャパシタ172、第1の支持膜50、第2の支持膜98、及び上部電極プレート180を含み、第1のキャパシタ172は、第1の下部電極構造物132、第1の誘電パターン155、及び第1の上部電極165を含む。また、第1のキャパシタ構造物は、更に、基板10上に形成され、第1の導電パターン25を収容する第1の層間絶縁膜20、及び第1のエッチングストップ膜30を含む。
基板10は、例えば、シリコン、ゲルマニウム、シリコン-ゲルマニウムなどのような半導体物質、又は、GaP、GaAs、GaSbなどのようなIII-V族化合物を含む。他の実施形態によると、基板10は、SOI(Silicon On Insulator)基板、又は、GOI(Germanium On Insulator)基板である。
第1の導電パターン25は、例えば、コンタクトプラグ、ランディングパッドなどを含み、基板10上において、基板10の上面に平行な水平方向に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
第1の層間絶縁膜20は、例えば、シリコン酸化物(SiO)のような酸化物、あるいは、低誘電物質を含み、第1の導電パターン25は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイド、不純物がドープされたポリシリコンなどを含む。
第1のエッチングストップ膜30は、第1の層間絶縁膜20上に形成される。第1のエッチングストップ膜30は、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン硼窒化物(SiBN)などのような絶縁性窒化物、あるいは、シリコン酸炭化物(SiOC)を含む。
第1の下部電極構造物132は、第1のエッチングストップ膜30を貫通して、各第1の導電パターン25の上面に接触し、基板10の上面に垂直な垂直方向に延在するピラー(pillar)形状を有する。
他の実施形態において、第1の下部電極構造物132は、垂直方向に積層された下部電極80と、第1の電極構造物120とを含む。
下部電極80は、例えば、チタン窒化物(TiN)、ニオブ窒化物(NbN)などのような金属窒化物、チタンシリコン窒化物(TiSiN)のような金属シリコン窒化物、あるいは、例えば、ニオブ酸化物(NbO)などのような金属酸化物を含む。
第1の電極構造物120は、垂直方向に沿って順次積層された複数の電極パターンを含み、図1には、垂直方向に沿って順次積層された第1~第4の電極パターン112、114、116、118が示されているが、これに限定されない。
第1~第4の電極パターン112、114、116、118のそれぞれは、例えば、チタン窒化物(TiN)、ニオブ窒化物(NbN)などのような金属窒化物、チタンシリコン窒化物(TiSiN)のような金属シリコン窒化物、あるいは、例えば、ニオブ酸化物(NbO)などのような金属酸化物を含む。一実施形態において、第1~第4の電極パターン112、114、116、118のそれぞれは、下部電極80と実質的に同一の導電物質を含む。これとは異なり、第1~第4の電極パターン112、114、116、118の少なくとも一部は、下部電極80とは異なる導電物質を含んでもよい。
第1の支持膜50は、下部電極80の側壁に形成され、例えば、水平方向に互いに対向する上下面を有する平板形状を有するつことができる。他の実施形態において、第1の支持膜50は、垂直方向に沿って、第1のエッチングストップ膜30上で互いに離隔して、複数設けられる。
第1の支持膜50は、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン硼窒化物(SiBN)などのような絶縁性窒化物、あるいは、シリコン酸炭化物(SiOC)を含む。
第2の支持膜98は、第1の電極構造物120に含まれた最上層の電極パターン、すなわち、図1では、第4の電極パターン118の側壁に形成され、例えば、水平方向に互いに対向する上下面を有する平板形状を有する。
第2の支持膜98は、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン硼窒化物(SiBN)などのような絶縁性窒化物、あるいは、シリコン酸炭化物(SiOC)を含む。一実施形態において、第2の支持膜98は、第1の支持膜50と実質的に同一の絶縁物質を含む。これとは異なり、第2の支持膜98は、第1の支持膜50とは異なる絶縁物質を含んでもよい。
第1の誘電パターン155は、第1のエッチングストップ膜30と第1の支持膜50の間、第1の支持膜50の間、及び最上層の第1の支持膜50と第2の支持膜98の間において、下部電極80の側壁、及び第1の電極構造物120に含まれた最上層の電極パターン、つまり、図1では、第4の電極パターン118を除く残りの電極パターン、すなわち、図1では、第1~第3の電極パターン112、114、116の側壁に接触する。
第1の誘電パターン155は、例えば、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物、ニオブ酸化物、アルミニウム酸化物などのように、高誘電率を有する金属酸化物を含む。
第1の上部電極165は、第1の誘電パターン155により、その表面が覆われ、第1のエッチングストップ膜30と第1の支持膜50の間、第1の支持膜50の間、及び最上層の第1の支持膜50と第2の支持膜98の間に形成される。
第1の上部電極165は、例えば、チタン窒化物(TiN)、ニオブ窒化物(NbN)などのような金属窒化物、チタンシリコン窒化物(TiSiN)のような金属シリコン窒化物、あるいは、例えば、ニオブ酸化物(NbO)などのような金属酸化物を含む。第1の上部電極165は、下部電極80と実質的に同一の物質を含み、これとは異なる物質を含んでもよい。
上部プレート電極180は、例えば、不純物がドープされたシリコン-ゲルマニウムを含む。
上述したように、第1のキャパシタ172は、垂直方向に積層された下部電極80及び第1の電極構造物120を含む第1の下部電極構造物132を備え、これにより、第1の導電パターン25の上面から第1の下部電極構造物132の上面に至る高さは、下部電極80の上面の高さに加えて、第1の電極構造物120の垂直方向への厚さ分だけ、増加する。
そこで、第1の誘電パターン155は、下部電極80の側壁のみならず、第1の電極構造物120に含まれた第1~第3の電極パターン112、114、116の側壁にも接触するので、第1の下部電極構造物132、第1の誘電パターン155、及び第1の上部電極165を含む第1のキャパシタ172は、増加した電気容量を有する。
一方、図2~図9を参照して後述するように、第1の下部電極構造物132は、エッチング工程により、第1の開口70(図3参照)を形成した後、第1の開口70内に全体として形成される代わりに、第1の開口70内に下部電極80(図4参照)を形成した後、下部電極80上に、選択的蒸着工程により第1の電極構造物120を更に形成するので、エッチング工程の難易度が減少する。また、上部から下部に向かって徐々に下部電極80の幅が減少して、第1の誘電パターン155との接触面が減少する現象が緩和され、これにより、下部電極80を含む第1のキャパシタ172の電気容量が増加する。
図2~図9は、本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物の形成方法を説明するための断面図である。
図2に示すように、基板10上に、第1の導電パターン25を収容する第1の層間絶縁膜20を形成し、第1の導電パターン25及び第1の層間絶縁膜20上に、第1のエッチングストップ膜30を形成した後、第1のエッチングストップ膜30上に、モールド膜40及び第1の支持膜50を交互に繰返し積層して、最上層のモールド膜40上に、第1のマスク膜60を形成する。
第1の導電パターン25は、基板10上において、基板10の上面に平行な水平方向に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
第1のエッチングストップ膜30及び第1の支持膜50は、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン硼窒化物(SiBN)などのような絶縁性窒化物、あるいは、シリコン酸炭化物(SiOC)を含み、モールド膜40は、例えば、シリコン酸化物(SiO)のような酸化物を含む。
図3に示すように、第1のマスク膜60をパターニングして、第1のマスク65を形成した後、これをエッチングマスクとして用いるエッチング工程を行って、モールド膜40、第1の支持膜50、及び第1のエッチングストップ膜30を貫通して、各第1の導電パターン25の上面を露出させる第1の開口70を形成する。
第1の開口70は、上部から見ると、例えば、円形状、楕円形状、多角形状、隅が丸めた多角形状などの形状を有し、水平方向に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
一方、エッチング工程を行うことにより、第1のマスク65の厚さは減少する。
図4に示すように、第1のマスク65を除去して、最上層のモールド膜40の上面を露出させた後、第1の開口70内に、下部電極80を形成する。
下部電極80は、第1の開口70を満たす下部電極膜を、露出した第1の導電パターン25の上面、及び露出した最上層のモールド膜40の上面に形成した後、最上層のモールド膜40の上面が露出するまで、下部電極膜に対して平坦化工程を行うことで形成する。
平坦化工程は、例えば、化学機械的研磨(CMP)工程及び/又はエッチバッグ工程を含む。
下部電極80は、例えば、チタン窒化物(TiN)、ニオブ窒化物(NbN)などのような金属窒化物、例えば、チタンシリコン窒化物(TiSiN)のような金属シリコン窒化物、あるいは、例えば、ニオブ酸化物(NbO)などのような金属酸化物を含む。
図5に示すように、第1の選択的蒸着工程を行って、絶縁物質を含む最上層のモールド膜40上に、第1の絶縁膜92を形成する。
第1の絶縁膜92は、導電物質を含む下部電極80上に、抑制剤(inhibitor)を塗布した後、例えば、化学気相蒸着(CVD)工程、原子層蒸着(ALD)工程などのような蒸着工程を行うことで形成される。
一実施形態において第1の絶縁膜92は、モールド膜40と実質的に同一の絶縁物質、例えば、シリコン酸化物(SiO)を含む。これとは異なり、第1の絶縁膜92は、モールド膜40とは異なる絶縁物質、例えば、シリコン窒化物(SiN)、シリコン炭窒化物(SiCN)、シリコン硼窒化物(SiBN)などのような絶縁性窒化物、例えば、アルミニウム酸化物(AlO)のような金属酸化物、あるいは、シリコン酸炭化物(SiOC)を含んでもよい。
図6に示すように、第2の選択的蒸着工程を行って、下部電極80上に、第1の電極パターン112を形成する。
第1の電極パターン112は、絶縁物質を含む第1の絶縁膜92上に、抑制剤を塗布した後、例えば、化学気相蒸着(CVD)工程、原子層蒸着(ALD)工程などのような蒸着工程を行うことで形成される。
第1の電極パターン112は、例えば、金属窒化物、金属シリコン窒化物、あるいは、金属酸化物を含む。一実施形態において、第1の電極パターン112は、下部電極80と実質的に同一の導電物質を含む。これとは異なり、第1の電極パターン112は、下部電極80とは異なる導電物質を含んでもよい。
図7に示すように、図5及び図6で説明した第1の選択的蒸着工程、及び第2の選択的蒸着工程を交互に繰返して行う。
これにより、第1の絶縁膜92上には、第2~第4の絶縁膜94、96、98が、基板10の上面に垂直な垂直方向に沿って順次積層され、また、第1の電極パターン112上には、第2~第4の電極パターン114、116、118が、垂直方向に沿って順次積層される。ここで、第2~第4の絶縁膜94、96、98は、第1の絶縁膜92と実質的に同一の絶縁物質を含むか、又は、これとは異なる絶縁物質を含み得る。また、第2~第4の電極パターン114、116、118は、第1の電極パターン112と実質的に同一の導電物質を含むか、又は、これとは異なる導電物質を含んでもよい。
垂直方向に沿って順次積層された第1~第4の絶縁膜92、94、96、98は、第1の絶縁膜構造物100を形成し、垂直方向に沿って順次積層された第1~第4の電極パターン112、114、116、118は、第1の電極構造物120を形成する。
但し、これは例示に過ぎず、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、第1の絶縁膜構造物100は、垂直方向に沿って順次積層された任意の複数の絶縁膜を含み、また、第1の電極構造物120は、垂直方向に沿って順次積層された任意の複数の電極パターンを含む。
他の実施形態において、第1の絶縁膜構造物100に含まれた最上層の絶縁膜、すなわち、図7において、第4の絶縁膜98は、モールド膜40とは異なる絶縁物質を含み、第1の絶縁膜構造物100に含まれた残りの絶縁膜、すなわち、図7では、第1~第3の絶縁膜92、94、96は、モールド膜40と実質的に同一の絶縁物質を含む。
他の実施形態において、第1の電極構造物120に含まれた電極パターン、すなわち、図7において、第1~第4の電極パターン112、114、116、118は、下部電極80と実質的に同一の導電物質を含む。これとは異なり、第1の電極構造物120に含まれた電極パターンの一部、すなわち、図7では、第1~第4の電極パターン112、114、116、118の一部は、下部電極80とは異なる導電物質を含んでもよい。
一方、下部電極80及び第1の電極構造物120は、第1の下部電極構造物132を形成する。
図8に示すように、第1の絶縁膜構造物100、モールド膜40、及び第1の支持膜50を、例えば、ドライエッチング工程により部分的に除去して、第1のエッチングストップ膜30の上面を露出させる第2の開口を形成した後、第2の開口を介して、モールド膜40を除去する。
他の実施形態において、モールド膜40は、ウェットエッチング工程により除去され、ウェットエッチング工程を行うことで、各下部電極80の側壁を露出させる第3の開口140が形成される。ここで、第1の支持膜50は、各下部電極80の側壁に残留し、第3の開口140は、第1のエッチングストップ膜30の上面及び各第1の支持膜50の表面を共に露出させる。
他の実施形態において、ウェットエッチング工程において、第1の絶縁膜構造物100に含まれた少なくとも一部の絶縁膜は、モールド膜40と共に除去される。
すなわち、第1~第3の絶縁膜92、94、96が、モールド膜40と実質的に同一の絶縁物質、例えば、シリコン酸化物を含み、第4の絶縁膜98が、モールド膜40とは異なる絶縁物質を含む場合、ウェットエッチング工程において、第1~第3の絶縁膜92、94、96は、モールド膜40と共に除去される。ここで、第3の開口140は、第1~第3の電極パターン112、114、116の側壁、及び第4の絶縁膜98の下面を共に露出させる。
ウェットエッチング工程において、除去されずに残留する絶縁膜、すなわち、図7において、第4の絶縁膜98は、第1の支持膜50と同様に、第1の下部電極構造物132の側壁に形成されて、これを支持する役割を果たし、これにより、第2の支持膜98とも称される。
図9に示すように、第3の開口140により露出した各下部電極80及び第1~第3の電極パターン112、114、116の側壁、第1のエッチングストップ膜30の上面、各第1の支持膜50の表面、及び第4の絶縁膜98の下面に、第1の誘電膜150を形成した後、第1の誘電膜150上に、第3の開口140の残りの部分を満たす第1の上部電極膜160を形成する。
ここで、第1の誘電膜150及び第1の上部電極膜160は、第4の電極パターン118及び第4の絶縁膜98の上面にも、垂直方向に沿って積層される。
再度、図1を参照すると、第4の電極パターン118及び第4の絶縁膜98の上面に積層された第1の誘電膜150及び第1の上部電極膜160部分を除去する。
以下、第3の開口140内に残留する第1の誘電膜150及び第1の上部電極膜160部分は、それぞれ、第1の誘電パターン155及び第1の上部電極165と称する。
下部電極80及び第1の電極構造物120を含む第1の下部電極構造物132、第1の誘電パターン155、及び第1の上部電極165は、第1のキャパシタ172を形成する。
その後、第1のキャパシタ172上に、上部電極プレート180(図12参照)を更に形成する。上部電極プレート180は、例えば、不純物がドープされたシリコン-ゲルマニウムを含む。
上述したように、下部電極80を形成した後、下部電極80上に、第2の選択的蒸着工程を繰返し行って、第1の電極構造物120を形成し、下部電極80及び第1の電極構造物120は、第1の下部電極構造物132を形成する。
もし、第1の下部電極構造物132の上面と同一の高さに形成された上面を有する下部電極80を形成する場合は、モールド膜40及び第1の支持膜50を含む構造物の厚さを増加しなければならず、上記構造物をエッチングして形成される第1の開口70が、大きなアスペクト比(aspect ratio)を有する。
これにより、第1の開口70を形成するためのエッチング工程の難易度が増加し、上記エッチング工程の特性上、第1の開口70の幅が上部から下部に向かって徐々に減少する。そこで、第1の開口70内に形成される下部電極80の幅も、上部から下部に向かって徐々に減少して、第1の誘電パターン155との接触面が減少するので、下部電極80を含む第1のキャパシタ172の電気容量が減少する。
しかし、他の実施形態において、エッチング工程により、第1の開口70を形成し、第1の開口70内に下部電極80を形成した後、第2の選択的蒸着工程を繰返し行って、下部電極80上に第1の電極構造物120を更に形成するので、これらを含む第1の下部電極構造物132の上面が所望する高さを有するために、第1の開口70が大きなアスペクト比を有する必要がない。そこで、第1の開口70を形成するためのエッチング工程の難易度が減少し、第1の開口70内に形成される下部電極80の幅が、上部から下部に向かって徐々に減少する現象が減少する。
図10及び図11は、本発明の一実施形態による第1のキャパシタ構造物を形成する他の方法を説明するための断面図である。第1のキャパシタ構造物を形成する他の方法は、図2~図9及び図1で説明した工程と同様な工程を含むので、これらに対する重複した説明は省略する。
図10に示すように、図2~図4で説明した工程と同様な工程を行った後、図6で説明した第2の選択的蒸着工程を行って、下部電極80上に、第1の電極パターン112を形成する。
図11に示すように、図5で説明した第1の選択的蒸着工程を行って、最上層のモールド膜40上に、第1の絶縁膜92を形成する。
すなわち、第1のキャパシタ構造物を形成する他の方法では、第1の選択的蒸着工程を行った後に第2の選択的蒸着工程を行う代わりに、第2の選択的蒸着工程を行った後に第1の選択的蒸着工程を行う。
以後、図7で説明した工程と同様な工程を行って、第1の電極構造物120及び第1の絶縁膜構造物100を形成する。
すなわち、第2の選択的蒸着工程及び第1の選択的蒸着工程を交互に繰返して行うことで、第1の電極構造物120及び第1の絶縁膜構造物100を形成する。ここで、第1の選択的蒸着工程及び第2の選択的蒸着工程を行う順序は、これらが交互にのみ行われれば構わない。
以後、図8~図9及び図1で説明した工程と同様な工程を行って、第1のキャパシタ構造物を形成する。
図12は、本発明の一実施形態による第2のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。第2のキャパシタ構造物は、第3の支持膜、第2の誘電パターン、及び第2の上部電極を更に含むことを除くと、図1で説明した第1のキャパシタ構造物と同様であるので、重複した説明は省略する。
図12に示すように、第2のキャパシタ構造物は、第1の電極構造物120に含まれた電極パターンのうち、一部の側壁、すなわち、図12では、第1の電極パターン112の側壁に形成された第3の支持膜92を更に含む。
また、第2のキャパシタ構造物は、第2のキャパシタ174を含み、第2のキャパシタ174は、第1の電極構造物120に含まれた電極パターンのうち、第2及び第3の支持膜98、92により側壁が覆われた電極パターンを除く残りの電極パターンの側壁、すなわち、図12では、第2及び第3の電極パターン114、116の側壁、第2の支持膜98の下面、及び第3の支持膜92の上面に接触する第2の誘電パターン157と、第2の誘電パターン157により表面が覆われた第2の上部電極167を更に含む。
但し、第1の誘電パターン155は、第2の支持膜98の下面の代わりに、第3の支持膜92の下面に接触し、第1~第4の電極パターン112、114、116、118の側壁には接触しない。
第2のキャパシタ174は、図8で説明した工程により、モールド膜40を除去して、第3の開口140を形成するとき、第1の絶縁膜構造物100に含まれた第2及び第3の絶縁膜94、96は、除去されるが、第1の絶縁膜92は、除去されないことで、以後、図9で説明した工程により、第1の誘電膜150及び第1の上部電極膜160が、第1及び第4の絶縁膜92、98の間にも形成されることで具現される。ここで、第1の絶縁膜92は、第4の絶縁膜98と同様に、第1の電極構造物120の側壁に形成され、これを支持するので、第3の支持膜92とも称される。
図13は、本発明の一実施形態による第3のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。第3のキャパシタ構造物は、第2の支持膜の代わり、第4の支持膜を含み、第3の誘電パターン及び第3の上部電極を更に含むことを除くと、図1で説明した第1のキャパシタ構造物と同様であるので、重複した説明は省略する。
図13に示すように、第3のキャパシタ構造物は、第1の電極構造物120に含まれた最上層の電極パターン、すなわち、図13では、第4の電極パターン118の側壁に形成された第2の支持膜98を含まない代わりに、第1の電極構造物120に含まれた電極パターンうち、残りの一部の側壁、すなわち、図13では、第3の電極パターン116の側壁に形成された第4の支持膜96を更に含む。
また、第3のキャパシタ構造物は、第3のキャパシタ176を含み、第3のキャパシタ176は、第1の電極構造物120に含まれた電極パターンのうち、最上層の電極パターンの側壁、すなわち、図13では、第4の電極パターン118の側壁及び第4の支持膜96の上面に接触する第3の誘電パターン158、及び第3の誘電パターン158により下面及び側壁が覆われた第3の上部電極168を更に含む。
但し、第1の誘電パターン155は、第2の支持膜98の下面の代わりに、第4の支持膜96の下面に接触し、第3~第4の電極パターン116、118の側壁には接触しない。
図14及び図15は、本発明の一実施形態による第3のキャパシタ構造物を形成する方法を説明するための断面図である。第3のキャパシタ構造物を形成する方法は、図2~図9及び図1で説明した工程と同様な工程を含むので、これらに対する重複した説明は省略する。
図14に示すように、図2~図7で説明した工程と同様な工程を行った後、図8で説明した工程を行って、第3の開口140を形成する。
但し、第3の開口140を形成するとき、第1の絶縁膜構造物100に含まれた第1、第2、及び第4の絶縁膜92、94、98は除去され、第3の絶縁膜96は除去されない。
図15に示すように、図9で説明した工程を行って、第1の誘電膜150及び第1の上部電極膜160を形成し、ここで、第1の誘電膜150及び第1の上部電極膜160は、第3の絶縁膜96及び第4の電極パターン118上にも形成される。
ここで、第3の絶縁膜96は、第4の絶縁膜98と同様に、第1の電極構造物120の側壁に形成され、これを支持するので、第4の支持膜96とも称される。
再度、図13を参照すると、第4の電極パターン118の上面が露出するまで、第1の上部電極膜160及び第1の誘電膜150の上部を平坦化し、これにより、第4の支持膜96の上面及び第4の電極パターン118の側壁に接触する第3の誘電パターン158、及び第3の誘電パターン158により下面及び側壁が覆われた第3の上部電極168が形成される。
図16は、本発明の一実施形態による第4のキャパシタ構造物を説明するための断面図である。第4のキャパシタ構造物は、第2の電極構造物、第5の支持膜、第4の誘電パターン、及び第4の上部電極を更に含むことを除くと、図12で説明した第2のキャパシタ構造物と同様であるので、重複した説明は省略する。
図16に示すように、第4のキャパシタ構造物は、第4のキャパシタ178を含み、第4のキャパシタ178は、第1の下部電極構造物132の代わりに、第2の下部電極構造物134を含む。
第2の下部電極構造物134は、下部電極80及び第1の電極構造物120に加えて、第1の電極構造物120上に形成された第2の電極構造物125を更に含み、第2の電極構造物125は、垂直方向に沿って順次積層された複数の電極パターンを含む。図16では、第2の電極構造物125が、第5~第8の電極パターン111、113、115、117を含むことが示されているが、これに限定されない。
第5~第8の電極パターン111、113、115、117は、第1~第4の電極パターン112、114、116、118に対応する。これにより、第5~第8の電極パターン111、113、115、117のそれぞれは、例えば、チタン窒化物(TiN)、ニオブ窒化物(NbN)などのような金属窒化物、チタンシリコン窒化物(TiSiN)のような金属シリコン窒化物、あるいは、例えば、ニオブ酸化物(NbO)などのような金属酸化物を含む。一実施形態において、第5~第8の電極パターン111、113、115、117のそれぞれは、下部電極80と実質的に同一の導電物質を含む。これとは異なり、第5~第8の電極パターン111、113、115、117の少なくとも一部は、下部電極80とは異なる導電物質を含んでもよい。
一方、図示していないが、第2の下部電極構造物134は、第1の電極構造物120上に、第2の電極構造物125のみならず、これに対応する更なる電極構造物を含む。
第4のキャパシタ構造物は、第2の電極構造物125に含まれた電極パターンのうち、最上層の電極パターン、すなわち、図16では、第8の電極パターン117の側壁に形成された第5の支持膜99を更に含み、第5の支持膜99は、第1及び第2の支持膜50、92と実質的に同一の絶縁物質、又は、これとは異なる絶縁物質を含んでもよい。
第4のキャパシタ178は、更に、第2及び第5の支持膜92、99に形成された第5~第7の電極パターン111、113、115の側壁、第2の支持膜92の上面及び第5の支持膜99の下面に接触する第4の誘電パターン159、及び第4の誘電パターン159により取り囲まれた第4の上部電極169を含む。
図17は、本発明の一実施形態による半導体装置を説明するための平面図であり、図18は、図17のA-A’線に沿った断面図である。
上記半導体装置は、図1で説明した第1のキャパシタ構造物を、DRAM装置に適用しており、第1のキャパシタ構造物に対する重複した説明は省略する。但し、上記半導体装置は、第1のキャパシタ構造物の代わりに、図12、図13、及び図16で説明した第2~第4のキャパシタ構造物のうちのいずれか1つを含んでもよい。
以下の説明では、基板300の上面に平行な水平方向のうち、互いに直交する2つの方向をそれぞれ、第1及び第2の方向(D1、D2)と定義し、また、基板300の上面に平行であり、第1及び第2の方向(D1、D2)のそれぞれと鋭角をなす方向を、第3の方向(D3)と定義する。一方、基板300の上面に垂直な方向は、垂直方向と称する。
上記半導体装置は、基板300上に形成されたアクティブパターン305、ゲート構造物360、第1のビットライン構造物595、コンタクトプラグ構造物、及び第1のキャパシタ構造物を含む。
また、上記半導体装置は、更に、素子分離パターン310、スペーサ構造物665、第4のスペーサ690、第2のキャップパターン685(図28参照)、第1及び第2の絶縁パターン構造物435、790、第8及び第9の絶縁パターン610、620、及び金属シリサイドパターン700を含む。
アクティブパターン305はそれぞれが、第3の方向(D3)に延在し、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。アクティブパターン305の側壁は、素子分離パターン310により覆われる。アクティブパターン305は、基板300と実質的に同一の物質を含み、素子分離パターン310は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。
図20を共に参照すると、ゲート構造物360は、アクティブパターン305及び素子分離パターン310の上部を貫通して、第1の方向(D1)に延在する第2のリセス内に形成される。ゲート構造物360は、第2のリセスの底面及び側壁に形成された第1のゲート絶縁パターン330、第2のリセスの底面及び下部側壁に形成された第1のゲート絶縁パターン330部分の上に形成された第1のゲート電極340、及び第1のゲート電極340上に形成され、第2のリセスの上部を満たすゲートマスク350を含む。
第1のゲート絶縁パターン330は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第1のゲート電極340は、金属、金属窒化物、金属シリサイドなどを含み、ゲートマスク350は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
他の実施形態において、ゲート構造物360は、第1の方向(D1)に沿って延在し、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
図21及び図22を参照すると、第2の絶縁膜構造物430を貫通して、アクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲート構造物360に含まれたゲートマスク350の上面を露出させる第4の開口440が形成され、第4の開口440により、アクティブパターン305の第3の方向(D3)への中央部の上面が露出する。
他の実施形態において、第4の開口440の底面は、第4の開口440により露出したアクティブパターン305の上面よりも広い。これにより、第4の開口440は、アクティブパターン305に隣接した素子分離パターン310の上面も露出させる。また、第4の開口440は、アクティブパターン305の上部、及びこれに隣接した素子分離パターン310の上部を貫通し、これにより、第4の開口440の底面は、第4の開口440が形成されないアクティブパターン305部分、すなわち、アクティブパターン305の第3の方向(D3)への各両縁部の上面よりも低い。
第1のビットライン構造物595は、第4の開口440、又は、第1の絶縁パターン構造物435上において、垂直方向に順次積層された第2の導電パターン455、第1のバリアパターン465、第3の導電パターン475、第2のマスク485、第2のエッチングストップパターン565、及び第1のキャップパターン585を含む。ここで、第2の導電パターン455、第1のバリアパターン465、及び第3の導電パターン475は、導電構造物を形成し、第2のマスク485、第2のエッチングストップパターン565、及び第1のキャップパターン585は、絶縁構造物を形成する。
第2の導電パターン455は、例えば、不純物がドープされたポリシリコンを含み、第1のバリアパターン465は、例えば、チタン窒化物のような金属窒化物、又は、例えば、チタンシリコン窒化物のような金属シリコン窒化物を含み、第3の導電パターン475は、例えば、タングステンのような金属を含み、第2のマスク485、第2のエッチングストップパターン565、及び第1のキャップパターン585は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
他の実施形態において、第1のビットライン構造物595は、基板300の上において、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
第8及び第9の絶縁パターン610、620は、第4の開口440内に形成されて、第1のビットライン構造物595の下部側壁に接触する。第8の絶縁パターン610は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第9の絶縁パターン620は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
第1の絶縁パターン構造物435は、アクティブパターン305及び素子分離パターン310上において、第1のビットライン構造物595の下に形成され、垂直方向に沿って順次積層された第5~第7の絶縁パターン405、415、425を含む。ここで、第5及び第7の絶縁パターン405、425は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第6の絶縁パターン415は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
コンタクトプラグ構造物は、アクティブパターン305及び素子分離パターン310上において、垂直方向に沿って順次積層された下部コンタクトプラグ675、金属シリサイドパターン700、及び上部コンタクトプラグ755を含む。
下部コンタクトプラグ675は、アクティブパターン305の第3の方向(D3)への各両縁部の上面に接触する。他の実施形態において、下部コンタクトプラグ675は、第1のビットライン構造物595の間において、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して配置され、第2の方向(D2)において、互いに隣接する下部コンタクトプラグ675の間には、第2のキャップパターン685が形成される。ここで、第2のキャップパターン685は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
下部コンタクトプラグ675は、例えば、不純物がドープされたポリシリコンを含み、金属シリサイドパターン700は、例えば、チタンシリサイド、コバルトシリサイド、ニッケルシリサイドなどを含む。
上部コンタクトプラグ755は、第2の金属パターン745、及びこの下面を覆う第2のバリアパターン735を含む。第2の金属パターン745は、例えば、タングステンのような金属を含み、第2のバリアパターン735は、例えば、チタン窒化物のような金属窒化物を含む。
他の実施形態において、上部コンタクトプラグ755は、第1及び第2の方向(D1、D2)のそれぞれに沿って互いに離隔して、複数形成され、上部から見ると、ハニカム状又は格子状に配列される。各上部コンタクトプラグ755は、上面から見ると、円形状、楕円形状、又は、多角形状を有する。
スペーサ構造物665は、第1のビットライン構造物595の側壁及び第7の絶縁パターン425の側壁を覆う第1のスペーサ600、第1のスペーサ600の下部外側壁に形成されたエアスペーサ635、及びエアスペーサ635の外側壁、第1の絶縁パターン構造物435の側壁、並びに第8及び第9の絶縁パターン610、620の上面を覆う第3のスペーサ650を含む。
第1及び第3のスペーサ600、650のそれぞれは、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含み、エアスペーサ895は、空気を含む。
第4のスペーサ690は、第1のビットライン構造物595の上部側壁に形成された第1のスペーサ600部分の外側壁に形成され、エアスペーサ635の上端及び第3のスペーサ650の上面を覆う。第4のスペーサ690は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
図32及び図33を参照すると、第2の絶縁パターン構造物790は、上部コンタクトプラグ755、第1のビットライン構造物595に含まれた絶縁構造物の一部、並びに、第1、第3、及び第4のスペーサ600、650、690の一部を貫通して、上部から見ると、上部コンタクトプラグ755を取り囲む第9の開口760の内壁に形成された第10の絶縁パターン770、及び第10の絶縁パターン770上に形成され、第9の開口760の残りの部分を満たす第11の絶縁パターン780を含む。ここで、エアスペーサ635の上端は、第10の絶縁パターン770により閉塞される。
第10及び第11の絶縁パターン770、780は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
第1のエッチングストップ膜30は、第10及び第11の絶縁パターン770、780、上部コンタクトプラグ755、及び第2のキャップパターン685上に形成され、第1のキャパシタ172に含まれた下部電極80は、第1のエッチングストップ膜30を貫通して、上部コンタクトプラグ755の上面に接触する。
上記半導体装置は、第1の下部電極構造物132、第1の誘電パターン155、及び第1の上部電極165を含む第1のキャパシタ172を備え、第1の下部電極構造物132が下部電極80上に形成された第1の電極構造物120を更に含むことによって、第1の下部電極構造物132と第1の誘電パターン155の間の接触面積が増加し、増加した電気容量を確保することができる。
図19~図34は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。具体的に、図19、図21、図24、図28、及び図32は、平面図であり、図20は、図19のA-A’線及びB-B’線に沿った断面図であり、図22~図23、図25~図27、図29~図31、及び図33~図34は、対応する平面図のA-A’線に沿った断面図である。
上記半導体装置の製造方法は、図1~図9で説明した第1のキャパシタ構造物の形成方法を、DRAM装置の製造方法に適用しており、第1のキャパシタ構造物の形成方法に対する重複した説明は省略する。
図19及び図20に示すように、基板300の上部を除去して、第1のリセスを形成した後、第1のリセスを満たす素子分離パターン310を形成する。
基板300上に、素子分離パターン310が形成されることによって、素子分離パターン310により側壁が覆われたアクティブパターン305が定義される。
以後、基板300上に形成されたアクティブパターン305及び素子分離パターン310を部分的にエッチングして、第1の方向(D1)に延在する第2のリセスを形成した後、第2のリセス内に、ゲート構造物360を形成する。他の実施形態において、ゲート構造物360は、第1の方向(D1)に沿って延在し、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
図21及び図22に示すように、アクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲート構造物360上に、第2の絶縁膜構造物430を形成する。第2の絶縁膜構造物430は、順次積層された第5~第7の絶縁膜400、410、420を含む。
以後、第2の絶縁膜構造物430をパターニングし、これをエッチングマスクとして用いて、下部のアクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲート構造物360に含まれたゲートマスク350を部分的にエッチングすることで、第4の開口440を形成する。他の実施形態において、エッチング工程後に残留する第2の絶縁膜構造物430は、上部から見ると、円形状又は楕円形状を有し、基板300上において、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。ここで、各第2の絶縁膜構造物430は、互いに隣接するアクティブパターン305の互いに対向する第3の方向(D3)への末端と垂直方向に重なる。
図23に示すように、第2の絶縁膜構造物430、及び第4の開口440により露出したアクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲート構造物360上に、第2の導電膜450、第1のバリア膜460、第3の導電膜470、及び第2のマスク膜480を順次積層し、これらは、導電構造物膜を形成する。ここで、第2の導電膜450は、第4の開口440を満たす。
図24及び図25に示すように、導電構造物膜上に、第2のエッチングストップ膜、及び第1のキャッピング膜を順次積層した後、第1のキャッピング膜をエッチングして、第1のキャップパターン585を形成し、これをエッチングマスクに用いて、第2のエッチングストップ膜、第2のマスク膜480、第3の導電膜470、第1のバリア膜460、及び第2の導電膜450を順次エッチングする。
他の実施形態において、第1のキャップパターン585は、第2の方向(D2)にそれぞれ延在し、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
エッチング工程を行うことによって、第4の開口440上には、順次積層された第2の導電パターン455、第1のバリアパターン465、第3の導電パターン475、第2のマスク485、第2のエッチングストップパターン565、及び第1のキャップパターン585が形成され、第4の開口440の外の第2の絶縁膜構造物430の第6の絶縁膜410上には、順次積層された第7の絶縁パターン425、第2の導電パターン455、第1のバリアパターン465、第3の導電パターン475、第2のマスク485、第2のエッチングストップパターン565、及び第1のキャップパターン585が形成される。
以下では、順次積層された第2の導電パターン455、第1のバリアパターン465、第3の導電パターン475、第2のマスク485、第2のエッチングストップパターン565、及び第1のキャップパターン585を、第1のビットライン構造物595と称する。ここで、第2の導電パターン455、第1のバリアパターン465、及び第3の導電パターン475は、導電構造物を形成し、第2のマスク485、第2のエッチングストップパターン565、及び第1のキャップパターン585は、絶縁構造物を形成する。他の実施形態において、第1のビットライン構造物595は、基板300の上において、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
図26に示すように、第1のビットライン構造物595が形成された基板300上に、第1のスペーサ膜を形成した後、第1のスペーサ膜上に、第8及び第9の絶縁膜を順次形成する。
第1のスペーサ膜は、第6の絶縁膜410上に形成された第1のビットライン構造物595部分の下の第7の絶縁パターン425の側壁も覆い、第9の絶縁膜は、第4の開口440の残りの部分を満たす。
以後、エッチング工程を行って、第8及び第9の絶縁膜をエッチングする。他の実施形態において、エッチング工程は、例えば、リン酸(HPO)、SC1、及びフッ酸(HF)をエッチング液として用いるウェットエッチング工程により行われ、第8及び第9の絶縁膜のうち、第4の開口440内に形成された部分を除く残りの部分は、いずれも除去される。これにより、第1のスペーサ膜の表面の大部分、すなわち、第4の開口440内に形成された部分以外の第1のスペーサ膜部分が露出し、第4の開口440内に残留する第8及び第9の絶縁膜部分はそれぞれ、第8及び第9の絶縁パターン610、620を形成する。
以後、露出した第1のスペーサ膜の表面及び第4の開口440内に形成された第8及び第9の絶縁パターン610、620上に、第2のスペーサ膜を形成した後、これを異方性エッチングして、第1のビットライン構造物595の側壁を覆う第2のスペーサ630を、第1のスペーサ膜の表面、並びに第8及び第9の絶縁パターン610、620上に形成する。
以後、第1のキャップパターン585及び第2のスペーサ630をエッチングマスクとして用いるドライエッチング工程を行って、アクティブパターン305の上面を露出させる第5の開口640を形成し、第5の開口640により、素子分離パターン310の上面及びゲートマスク350の上面も露出される。
ドライエッチング工程により、第1のキャップパターン585の上面及び第6の絶縁膜410の上面に形成された第1のスペーサ膜部分が除去され、これにより、第1のビットライン構造物595の側壁を覆う第1のスペーサ600が形成される。また、ドライエッチング工程において、第5及び第6の絶縁膜400、410も部分的に除去されて、第1のビットライン構造物595の下部にそれぞれ、第5及び第6の絶縁パターン405、415として残留する。第1のビットライン構造物595の下方に順次積層された第5~第7の絶縁パターン405、415、425は、第1の絶縁パターン構造物435を形成する。
図27に示すように、第1のキャップパターン585の上面、第2のスペーサ630の外側壁、第8及び第9の絶縁パターン610、620の上面の一部、及び第5の開口640により露出したアクティブパターン305、素子分離パターン310、及びゲートマスク350の上面に、第3のスペーサ膜を形成した後、第3のスペーサ膜を異方性エッチングして、第1のビットライン構造物595の側壁を覆う第3のスペーサ650を形成する。
第1のビットライン構造物595の側壁に水平方向に沿って順次積層された第1~第3のスペーサ600、630、650は、予備スペーサ構造物660とも称される。
以後、第5の開口640を満たす犠牲膜を、基板300上に十分な高さで形成した後、第1のキャップパターン585の上面が露出するまで、その上部を平坦化して、第5の開口640内に犠牲パターン680を形成する。
他の実施形態において、犠牲パターン680は、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に沿って、第1のビットライン構造物595により互いに離隔して、複数形成される。犠牲パターン680は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。
図28及び図29に示すように、第1の方向(D1)にそれぞれ延在し、第2の方向(D2)に互いに離隔した複数の第6の開口を含む第3のマスク(図示せず)を、第1のキャップパターン585、犠牲パターン680、及び予備スペーサ構造物660上に形成し、これをエッチングマスクとして用いるエッチング工程を行って、犠牲パターン680をエッチングする。
他の実施形態において、各第6の開口は、垂直方向にゲート構造物360の間の領域に重なる。エッチング工程を行うことによって、基板300上には、第1のビットライン構造物595の間に、アクティブパターン305及び素子分離パターン310の上面を露出させる第7の開口が形成される。
第3のマスクを除去した後、第7の開口を満たす下部コンタクトプラグ膜を十分な高さで形成し、第1のキャップパターン585、犠牲パターン680、及び予備スペーサ構造物660の上面が露出するまで、その上部を平坦化する。これにより、下部コンタクトプラグ膜は、第1のビットライン構造物595間において、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔した複数の下部コンタクトプラグ675に変わる。また、第1のビットライン構造物595の間において、第2の方向(D2)に延在する犠牲パターン680が、下部コンタクトプラグ675により、第2の方向(D2)に沿って、互いに離隔する複数の部分に分離される。
以後、犠牲パターン680を除去し、第8の開口を形成した後、第8の開口を満たす第2のキャップパターン685を形成する。他の実施形態において、第2のキャップパターン685は、垂直方向にゲート構造物360に重なる。
図30に示すように、下部コンタクトプラグ675の上部を除去して、第1のビットライン構造物595の側壁に形成された予備スペーサ構造物660の上部を露出させた後、露出した予備スペーサ構造物660の第2及び第3のスペーサ630、650の上部を除去する。
以後、下部コンタクトプラグ675の上部を更に除去する。これにより、下部コンタクトプラグ675の上面は、第2及び第3のスペーサ630、650の最上面よりも低くなる。
以後、第1のビットライン構造物595、予備スペーサ構造物660、第1のキャップパターン685、及び下部コンタクトプラグ675上に、第4のスペーサ膜を形成し、これを異方性エッチングすることで、第1のビットライン構造物595の第1の方向(D1)への各両側壁に形成された予備スペーサ構造物660の上部を覆う第4のスペーサ690を形成し、これにより、下部コンタクトプラグ675の上面が露出する。
以後、露出した下部コンタクトプラグ675の上面に、金属シリサイドパターン700を形成する。他の実施形態において、金属シリサイドパターン700は、第1及び第2のキャップパターン585、685、第4のスペーサ690、及び下部コンタクトプラグ675上に、第1の金属膜を形成し、熱処理した後、第1の金属膜のうち、未反応部分を除去することで形成される。
図31に示すように、第1及び第2のキャップパターン585、685、第4のスペーサ690、金属シリサイドパターン700、及び下部コンタクトプラグ675上に、第2のバリア膜730を形成した後、第2のバリア膜730上に、第1のビットライン構造物595の間の空間を満たす第2の金属膜740を形成する。
以後、第2の金属膜740の上部に対する平坦化工程を更に行う。平坦化工程は、例えば、化学機械的研磨(CMP)工程及び/又はエッチバッグ工程を含む。
図32及び図33に示すように、第2の金属膜740及び第2のバリア膜730をパターニングすることで、上部コンタクトプラグ755を形成し、上部コンタクトプラグ755の間には、第9の開口760が形成される。
第9の開口760は、第2の金属膜740及び第2のバリア膜730のみならず、第1及び第2のキャップパターン585、685、予備スペーサ構造物660、及び第4のスペーサ690も部分的に除去することで形成される。
上部コンタクトプラグ755は、第2の金属パターン745、及びこの下面を覆う第2のバリアパターン735を含む。他の実施形態において、上部コンタクトプラグ755は、上部から見ると、円形状、楕円形状、多角形状、隅が丸めた多角形状などの形状を有し、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って、例えば、ハニカム状に配列される。
一方、基板300上に順次積層された下部コンタクトプラグ675、金属シリサイドパターン700、及び上部コンタクトプラグ755は、コンタクトプラグ構造物を形成する。
図34に示すように、第9の開口760により露出された予備スペーサ構造物660に含まれた第2のスペーサ630を除去して、エアギャップを形成し、第9の開口760の底面及び側壁に第10の絶縁パターン770を形成した後、第9の開口760の残りの部分を満たす第11の絶縁パターン780を形成する。
第10及び第11の絶縁パターン770、780は、第2の絶縁パターン構造物790を形成する。
第10の絶縁パターン770により、エアギャップの上端が覆われ、これにより、エアスペーサ635が形成される。第1のスペーサ600、エアスペーサ635、及び第3のスペーサ650は、スペーサ構造物665を形成する。
再度、図17及び図18を参照すると、図1~図9で説明した工程と同様な工程を行って、第1のキャパシタ172、第1のエッチングストップ膜30、第1及び第2の支持膜50、98、及び上部電極プレート180を形成する。
ここで、第1のキャパシタ172に含まれた下部電極80は、上部コンタクトプラグ755の上面に接触する。
図35及び図36は、本発明の一実施形態による半導体装置を説明するための平面図及び断面図である。ここで、図36は、図35のB-B’線に沿った断面図である。
上記半導体装置は、図1で説明した第1のキャパシタ構造物を、垂直チャンネルトランジスタ(VCT)DRAM装置に適用しており、第1のキャパシタ構造物に対する重複した説明は省略する。但し、上記半導体装置は、第1のキャパシタ構造物の代わりに、図12、図13、及び図16でそれぞれ説明した第2~第4のキャパシタ構造物のうちのいずれか1つを含む。
以下の説明では、基板800の上面に平行な水平方向のうち、互いに直交する2つの方向をそれぞれ第1及び第2の方向(D1、D2)と定義し、また、基板800の上面に垂直な垂直方向は、第5の方向(D5)と称する。
図35及び図36に示すように、上記半導体装置は、基板800上に形成された第2のビットライン構造物、第2のゲート電極935、第2のゲート絶縁パターン925、チャンネル915、コンタクトプラグ970、及び前記第1のキャパシタ構造物を含む。
また、上記半導体装置は、更に、第12の絶縁膜810、第15及び第16の絶縁パターン940、960、並びに第2~第5の層間絶縁パターン850、860、950、980を含む。
基板800は、半導体物質、絶縁物質、導電物質などを含む。
図37及び図38を参照すると、基板800上には、第12の絶縁膜810が形成され、第2のビットライン構造物は、第12の絶縁膜810上において、第1の方向(D1)に延在する。
他の実施形態において、第2のビットライン構造物は、第12の絶縁膜810上において、第5の方向(D5)に沿って順次積層された第13の絶縁パターン820、第2のビットライン830、及び第14の絶縁パターン840を含む。ここで、第13の絶縁パターン820及び第2のビットライン830のそれぞれは、第1の方向(D1)に延在し、第14の絶縁パターン840は、第2のビットライン830上において、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
第2のビットライン構造物は、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数形成され、第2の層間絶縁パターン850は、第12の絶縁膜810上において、第1の方向(D1)に延在して、第2の方向(D2)に互いに隣接する第2のビットライン構造物の間に形成される。
ここで、第2の層間絶縁パターン850は、第2の方向(D2)に第14の絶縁パターン840と隣接する部分の上面は、この上面と実質的に同一の高さに形成され、第2の方向(D2)に第14の絶縁パターン840と隣接しない部分の上面は、第2のビットライン830の上面と実質的に同一の高さに形成される。すなわち、第2の層間絶縁パターン850の上面の高さは、第1の方向(D1)に沿って、周期的に変わる。
第12の絶縁膜810及び第2の層間絶縁パターン850のそれぞれは、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第2のビットライン830は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイドなどのような導電物質を含み、第13及び第14の絶縁パターン820、840は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
第14の絶縁パターン840及び第2の層間絶縁パターン850上には、第2の方向(D2)に延在する第3の層間絶縁パターン860が形成される。第3の層間絶縁パターン860は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。以下では、第3の層間絶縁パターン860、その下に形成された第14の絶縁パターン840、及び第14の絶縁パターン840と同一の高さに形成された第2の層間絶縁パターン850の上部を、バー(bar)構造物と称する。バー構造物は、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
チャンネル915は、バー構造物の間に形成され、第2のビットライン830及び第2の層間絶縁パターン850上において、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数形成される。ここで、第2の方向(D2)に互いに隣接するチャンネル915の間には、第17の絶縁パターン500が形成される。第17の絶縁パターン500は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物、あるいは、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
また、チャンネル915は、第1の方向(D1)に延在する第2のビットライン830上において、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。図面上では、各チャンネル915の第2の方向(D2)への幅が、第2のビットライン830の第2の方向(D2)への幅と同一であると示しているが、これに限定されない。
他の実施形態において、チャンネル915は、第2のビットライン830の上面、第2の層間絶縁パターン850の上面、及びバー構造物の側壁に形成され、一定の厚さを有する。これにより、チャンネル915は、第1の方向(D1)への断面がカップ形状を有する。
他の実施形態において、チャンネル915は、酸化物半導体物質を含む。酸化物半導体物質は、例えば、ZTO(zinc tin oxide)、IZO(indium zinc oxide)、ZnOx(zinc oxide)、IGZO(indium gallium zinc oxide)、IGSO(indium gallium silicon oxide)、インジウム酸化物(InOx、In2O3)、SnO2(tin oxide)、TiOx(titanium oxide)、ZnxOyNz(zinc oxide nitride)、MgxZnyOz(magnesium zincoxide)、InxZnyOa(indium zinc oxide)、InxGayZnzOa(indium gallium zinc oxide)、ZrxInyZnzOa(zirconium indium zinc oxide)、HfxInyZnzOa(hafnium indium zinc oxide)、SnxInyZnzOa(tin indium zinc oxide)、AlxSnyInzZnaOd(aluminum tin indium zinc oxide)、SixInyZnzOa(Silicon indiumzinc oxide)、ZnxSnyOz(zinc tin oxide)、AlxZnySnzOa(aluminum zinc tin oxide)、GaxZnySnzOa(gallium zinc tin oxide)、ZrxZnySnzOa(zirconium zinc tin oxide)、及びInGaSiO(indium gallium silicon oxide)のうちの少なくとも1つを含む。
他の実施形態において、チャンネル915は、非晶質状態の酸化物半導体物質を含む。他の実施形態において、チャンネル915の上面は、バー構造物の上面よりも低い。
第4の層間絶縁パターン950は、バー構造物の間において、第2のビットライン830及び第2の層間絶縁パターン850上に形成されたチャンネル915部分上に形成され、第2の方向(D2)に延在し、その底面及び側壁が、第15の絶縁パターン940により覆われる。第15の絶縁パターン940は、第1の方向(D1)への側壁がカップ形状を有し、第2のビットライン830及び第2の層間絶縁パターン850上に形成されたチャンネル915部分の上面に接触する。
第4の層間絶縁パターン950は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含み、第15の絶縁パターン940は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
バー構造物の一側に形成されたチャンネル915部分と第15の絶縁パターン940の間には、第2のゲート絶縁パターン925、及び第2のゲート電極935が形成される。
第2のゲート電極935は、第15の絶縁パターン940の外側壁に接触して、第2の方向(D2)に延在し、その上面が、第4の層間絶縁パターン950及び第15の絶縁パターン940の上面と実質的に同一の高さに形成される。第2のゲート電極935は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイドなどのような導電物質を含む。
第2のゲート絶縁パターン925は、第2のゲート電極935の底面及び外側壁を覆い、第2の方向(D2)に延在する。また、第2のゲート絶縁パターン925は、バー構造物の一側壁に形成されたチャンネル915部分及びその上部に形成されたコンタクトプラグ970下部の内側壁、及び第2のビットライン830及び第2の層間絶縁パターン850の上面に形成されたチャンネル915部分の上面に接触する。これにより、第2のゲート絶縁パターン925は、第1の方向(D1)への断面がL字状を有する。
第2のゲート絶縁パターン925は、例えば、アルミニウム酸化物、ハフニウム酸化物、ジルコニウム酸化物などのような金属酸化物、あるいは、シリコン酸化物を含む。
第4の層間絶縁パターン950、第15の絶縁パターン940、及び第2のゲート電極935の上には、第16の絶縁パターン960が形成され、第2の方向(D2)に延在する。ここで、第16の絶縁パターン960は、第4の層間絶縁パターン950、第15の絶縁パターン940及び第2のゲート電極935の上面、及び第2のゲート絶縁パターン925の上部内側壁に接触する。
他の実施形態において、第16の絶縁パターン960の上面は、第2のゲート絶縁パターン925の上面と実質的に同一の高さに形成される。第16の絶縁パターン960は、例えば、シリコン窒化物のような絶縁性窒化物を含む。
コンタクトプラグ970は、第5の方向(D5)に沿って、第2のビットライン830と第2のゲート電極935が交差する各領域において、チャンネル915の上面に接触する。ここで、コンタクトプラグ970は、チャンネル915に隣接した第2のゲート絶縁パターン925、第3の層間絶縁パターン860、及び第16の絶縁パターン960の上面にも接触し、第2のゲート電極935の上面とは接触することなく、第16の絶縁パターン960により、これと離隔する。
他の実施形態において、コンタクトプラグ970は、チャンネル915の上面に接触する下部、及び下部の上に形成され、下部よりも大きい幅を有する上部を含む。ここで、コンタクトプラグ970の下部は、第2のゲート絶縁パターン925及び第3の層間絶縁パターン860に接触し、その底面は、第2のゲート電極935の上面よりも低い。
他の実施形態において、コンタクトプラグ970は、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成され、上部から見ると、格子状又はハニカム状に配置される。コンタクトプラグ970は、例えば、金属、金属窒化物、金属シリサイドなどのような導電物質を含む。
第5の層間絶縁パターン980は、第3の層間絶縁パターン860、チャンネル915、第2のゲート絶縁パターン925、及び第16の絶縁パターン960上に形成され、コンタクトプラグ970の側壁を覆う。第5の層間絶縁パターン980は、例えば、シリコン酸化物のような酸化物を含む。
第1のキャパシタ172に含まれる第1の下部電極構造物132は、コンタクトプラグ970の上面に接触する。コンタクトプラグ970が、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成されることによって、第1の下部電極構造物132も、これに対応して、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数形成される。
上記半導体装置において、第2のビットライン830とコンタクトプラグ970の間に形成されたチャンネル915内において、第5の方向(D5)、すなわち、垂直方向に電流が流れ、これにより、半導体装置は、垂直チャンネルを有する垂直チャンネルトランジスタ(Vertical Channel Transistor:VCT)を含む。
図37~図47は、本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を説明するための平面図及び断面図である。具体的に、図37、図39、図42、図44、及び図46は、平面図であり、図38は、図37のA-A’線に沿った断面図であり、図40~図41、図43、図45、及び図47は、対応する平面図のB-B’線に沿った断面図である。
上記半導体装置の製造方法は、図1~図9で説明した第1のキャパシタ構造物の形成方法を、垂直チャンネルトランジスタ(VCT)DRAM装置の製造方法に適用しており、第1のキャパシタ構造物の形成方法に対する重複した説明は、省略する。
図37及び図38に示すように、基板800上に、第12の絶縁膜810、第13の絶縁膜、第2のビットライン膜、及び第14の絶縁膜を順次積層し、第14の絶縁膜、第2のビットライン膜、及び第13の絶縁膜をパターニングして、それぞれ、第14の絶縁パターン840、第2のビットライン830、及び第13の絶縁パターン820を形成する。
基板800上に順次積層された第13の絶縁パターン820、第2のビットライン830、及び第14の絶縁パターン840は、第2のビットライン構造物と称する。他の実施形態において、第2のビットライン構造物は、基板800上において、第1の方向(D1)に延在し、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。これにより、第2の方向(D2)に互いに隣接した第2のビットライン構造物の間には、第12の絶縁膜810の上面を露出させる第10の開口が形成される。
以後、第10の開口を満たす第2の層間絶縁膜を、第2のビットライン構造物及び第12の絶縁膜810上に形成し、第2のビットライン構造物の上面が露出するまで、第2の層間絶縁膜の上部を平坦化し、これにより、第2のビットライン構造物の間には、第1の方向(D1)に延在する第2の層間絶縁パターン850が形成される。
他の実施形態において、平坦化工程は、例えば、化学機械的研磨(CMP)工程及び/又はエッチバッグ工程を含む。
図39及び図40に示すように、第2のビットライン構造物及び第2の層間絶縁パターン850上に、第3の層間絶縁膜を形成し、例えば、ドライエッチング工程により、第3の層間絶縁膜及び第14の絶縁パターン840を部分的に除去して、第2のビットライン830及び第2の層間絶縁パターン850の上面を露出させ、第2の方向(D2)に延在する第11の開口870を形成する。
これにより、第3の層間絶縁膜はそれぞれが、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)に互いに離隔した複数の第3の層間絶縁パターン860に分離される。
図41に示すように、第11の開口870により露出した第2のビットライン830及び第2の層間絶縁パターン850の上面、及び第3の層間絶縁パターン860の側壁及び上面に、チャンネル膜910、第2のゲート絶縁膜920、及び第2のゲート電極膜930を順次積層する。
他の実施形態において、チャンネル膜910、第2のゲート絶縁膜920、及び第2のゲート電極膜930は、例えば、原子層蒸着(ALD)工程、化学気相蒸着(CVD)工程などのような蒸着工程により形成される。
他の実施形態において、チャンネル膜910は、例えば、IGZOのような非晶質酸化物半導体物質を含むように形成され、相対的に低温で形成される。一方、第2のゲート絶縁膜920及び第2のゲート電極膜930は、相対的に高温で形成される。
図42及び図43に示すように、第2のゲート電極膜930及び第2のゲート絶縁膜920に対して、異方性エッチング工程を行い、これにより、これらはそれぞれ、第2のゲート電極935及び第2のゲート絶縁パターン925に変わって、第11の開口870の側壁に形成される。
第2のゲート絶縁パターン925の外側壁は、チャンネル膜910の内側壁、及びチャンネル膜910の第1の方向(D1)への縁上面に接触する。他の実施形態において、第2のゲート絶縁パターン925は、第1の方向(D1)への断面がL字状を有する。
第2のゲート電極935は、第2のゲート絶縁パターン925の内側壁及びチャンネル膜910の縁上面に形成された部分の上面に接触する。
以後、例えば、エッチバッグ工程を行って、第2のゲート電極935の上部を除去する。これにより、第2のゲート電極935の上面は、第2のゲート絶縁パターン925の上面よりも低くなり、第2のゲート絶縁パターン925の上部内側壁が露出する。他の実施形態において、第2のゲート電極935の上面は、第3の層間絶縁パターン860の上面よりも低い。
図44及び図45に示すように、第2のゲート電極935の側壁及び上面、第2のゲート絶縁パターン925の上部内側壁及び上面、及びチャンネル膜910の上面に、第15の絶縁膜を形成し、第15の絶縁膜上に、第11の開口870の残りの部分を満たす第4の層間絶縁膜を形成した後、第3の層間絶縁パターン860の上面が露出するまで、第4の層間絶縁膜の上部、第15の絶縁膜の上部、第2のゲート絶縁パターン925の上部、及びチャンネル膜910の上部に対して、平坦化工程を行う。
平坦化工程は、例えば、化学機械的研磨(CMP)工程及び/又はエッチバッグ工程を含む。
平坦化工程を行うことにより、第11の開口870内には、第4の層間絶縁パターン950、及びこの底面及び側壁を覆う第15の絶縁パターン940が形成され、チャンネル膜910は、第1の方向(D1)に沿って互いに離隔した複数のチャンネル915に分離される。他の実施形態において、各チャンネル915は、第2の方向(D2)に延在し、第1の方向(D1)への断面がカップ形状を有する。
以後、第4の層間絶縁パターン950の上部、及び第15の絶縁パターン940の上部を除去して、第2のゲート電極935の上面を露出させる第3のリセスを形成した後、第3のリセス内に第16の絶縁パターン960を形成する。
第16の絶縁パターン960は、第2のゲート電極935、第4の層間絶縁パターン950、第15の絶縁パターン940、第2のゲート絶縁パターン925、チャンネル915、及び第3の層間絶縁パターン860上に、第3のリセスを満たす第16の絶縁膜を形成した後、第3の層間絶縁パターン860の上面が露出するまで、第16の絶縁膜を平坦化することで形成される。
以後、各チャンネル915を部分的に除去して、第2のビットライン830及び第1の上部層間絶縁パターン300の上面を露出させる第12の開口を形成した後、第12の開口内に、第17の絶縁パターン500を形成する。これにより、第2の方向(D2)に延在するチャンネル915は、第2の方向(D2)に沿って互いに離隔するように、複数に分離される。結果として、チャンネル915は、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
図46及び図47に示すように、チャンネル915の上部を部分的に除去して、第4のリセスを形成した後、第4のリセスを満たすコンタクトプラグ膜を、チャンネル915、第3の層間絶縁パターン860、第2のゲート絶縁パターン925、及び第16の絶縁パターン960上に形成し、これをパターニングして、チャンネル915の上面に接触するコンタクトプラグ970を形成する。
他の実施形態において、コンタクトプラグ970は、第1及び第2の方向(D1、D2)に沿って互いに離隔して、複数設けられる。
一実施形態において、コンタクトプラグ970は、上部から見ると、格子状に配置される。他の実施例において、コンタクトプラグ970は、上部から見ると、ハニカム状に配置される。
再度、図35及び図36を参照すると、第3の層間絶縁パターン860、チャンネル915、第2のゲート絶縁パターン925、及び第16の絶縁パターン960上に、コンタクトプラグ970を覆う第5の層間絶縁膜を形成し、コンタクトプラグ970の上面が露出するまで、第5の層間絶縁膜の上部を平坦化し、これにより、コンタクトプラグ970の側壁を覆う第5の層間絶縁パターン980が形成される。
以後、コンタクトプラグ970及び第5の層間絶縁パターン980上に、第1のキャパシタ構造物を形成することで、半導体装置の製造を完成する。ここで、第1のキャパシタ172に含まれた第1の下部電極構造物132は、コンタクトプラグ970の上面に接触するように形成される。
上述した工程を行うことで、半導体装置を完成する。
上述したように、本発明の好適な実施形態を参照して説明したが、当該技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の思想及び技術領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正及び変更できることを理解するだろう。
10:基板
20:第1の層間絶縁膜
25:第1の導電パターン
30:第1のエッチングストップ膜
40:モールド膜
50、98、92、96、99:第1~第5の支持膜
60、480:第1、第2のマスク膜
65、485:第1、第2のマスク
70、140、440、640、760、870:第1、第3、第4、第5、第9、第11の開口
80:下部電極
92、94、96、98:第1~第4の絶縁膜
100、430:第1、第2の絶縁膜構造物
112、114、116、118、111、113、115、117:第1~第8の電極パターン
120、125:第1、第2の電極構造物
132、134:第1、第2の下部電極構造物
150:第1の誘電膜
155、157、158、159:第1~第4の誘電パターン
160:第1の上部電極膜
165、167、168、169:第1~第4の上部電極
172、174、176、178:第1~第4のキャパシタ
180:上部電極プレート
300、800:基板
305:アクティブパターン
310:素子分離パターン
330、925:第1、第2のゲート絶縁パターン
340、935:第1、第2のゲート電極
350:ゲートマスク
360:ゲート構造物
400、410、420:第5~第7の絶縁膜
405、415、425、610、620、770、780:第5~第11の絶縁パターン
435、790:第1、第2の絶縁パターン構造物
450、470:第1、第2の導電膜
455、475:第2、第3の導電パターン
460、730:第1、第2のバリア膜
465、735:第1、第2のバリアパターン
565:第2のエッチングストップパターン
585、685:第1、第2のキャップパターン
595:第1のビットライン構造物
600、630、650、690:第1~第4のスペーサ
635:エアスペーサ
660:予備スペーサ構造物
665:スペーサ構造物
675:下部コンタクトプラグ
680:犠牲パターン
700:金属シリサイドパターン
740:第2の金属膜
745:第2の金属パターン
755:上部コンタクトプラグ
810:第12の絶縁膜
820、840、940、960、500:第13~第17の絶縁パターン
830:第2のビットライン
850、860、950、980:第2~第5の層間絶縁パターン
920:第2のゲート絶縁膜
930:第2のゲート電極膜
970:コンタクトプラグ

Claims (10)

  1. 基板上に形成された下部電極と、
    前記基板の上面に垂直な垂直方向に沿って、前記下部電極上に積層された複数の電極パターンを有する電極構造物を備える下部電極構造物と、
    前記下部電極構造物に接触する誘電パターンと、
    前記誘電パターンに接触する上部電極と、を含むことを特徴とするキャパシタ構造物。
  2. 前記誘電パターンは、前記下部電極の側壁、及び前記電極構造物の第1の部分の側壁に接触することを特徴とする請求項1に記載のキャパシタ構造物。
  3. 前記誘電パターンと接触しない前記下部電極構造物の第2の部分の側壁に形成され、絶縁物質を有する第1の支持膜を更に含むことを特徴とする請求項2に記載のキャパシタ構造物。
  4. 前記下部電極側壁に形成され、絶縁物質を有する第2の支持膜を更に含むことを特徴とする請求項3に記載のキャパシタ構造物。
  5. 前記誘電パターンは、前記第1の支持膜の下面又は上面に接触することを特徴とする請求項3に記載のキャパシタ構造物。
  6. 前記誘電パターンは、前記電極構造物に含まれた前記電極パターンのうち、最上層に形成された第1の電極パターンの側壁には接触せず、前記電極パターンのうち、前記第1の電極パターンを除く残りの第2の電極パターンの側壁に接触することを特徴とする請求項2に記載のキャパシタ構造物。
  7. 前記誘電パターンは、前記電極構造物に含まれた前記電極パターンのうち、最上層に形成された第1の電極パターンの側壁及び最下層に形成された第2の電極パターンの側壁には接触せず、前記電極パターンのうち、前記第1及び第2の電極パターンを除く残りの第3の電極パターンの側壁に接触することを特徴とする請求項2に記載のキャパシタ構造物。
  8. 前記誘電パターンは、前記電極構造物に含まれた前記電極パターンのうち、最上層ではない層に形成された第1の電極パターンの側壁には接触せず、前記電極パターンのうち、前記第1の電極パターンを除く残りの第2の電極パターンの側壁には接触することを特徴とする請求項2に記載のキャパシタ構造物。
  9. 基板上に形成された下部電極と、
    前記下部電極上に形成され、前記下部電極に接触する電極構造物を備える下部電極構造物と、
    前記下部電極の第1の部分の側壁に接触する第1の支持膜と、
    前記電極構造物の第1の部分の側壁に接触する第2の支持膜と、
    前記下部電極の第2の部分の側壁、及び前記電極構造物の第2の部分の側壁に接触する誘電パターンと、
    前記誘電パターンに接触する上部電極と、を含むことを特徴とするキャパシタ構造物。
  10. 基板上に形成されたアクティブパターンと、
    前記基板の上面に平行な第1の方向に延在し、前記アクティブパターンの上部に埋め立てられたゲート構造物と、
    前記基板の上面に平行で且つ前記第1の方向に垂直な第2の方向に延在し、前記アクティブパターンの中央部上に形成されたビットライン構造物と、
    前記アクティブパターンの各両端上に形成されたコンタクトプラグ構造物と、
    前記コンタクトプラグ構造物上に形成されたキャパシタ構造物と、を含み、
    前記キャパシタ構造物は、
    下部電極と、
    前記基板の上面に垂直な垂直方向に沿って、前記下部電極上に積層された複数の電極パターンを有する電極構造物を備える下部電極構造物と、
    前記下部電極構造物に接触する誘電パターンと、
    前記誘電パターンに接触する上部電極と、を含むことを特徴とするキャパシタ構造物。

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