JP2024058662A - 刺繍フレーム、刺繍機、及び無端ストリップを刺繍機で刺繍する方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、刺繍機を使用して無端ストリップを刺繍するための方法を提供すること。
【解決手段】刺繍機100を使用して無端ストリップを刺繍するための方法であって、a)上側ストリップ3のストリップ部を刺繍フレーム200の刺繍領域に送るステップ、b)刺繍フレームの刺繍領域内部の上側ストリップのストリップ部上に少なくとも1つの刺繍ヘッド101を使用する刺繍を導入するステップ、を含む方法であって、c)下側ストリップ4を、上側ストリップの下方に配置される刺繍フレームの刺繍領域に送るステップ、d)上側ストリップと前記下側ストリップとの間の少なくとも1つの接続継ぎ目を前記刺繍フレームの平面Eに生成するステップ、e)刺繍されたストリップとそれに縫合された前記下側ストリップを含む前記完成ストリップ6を除去するステップ、を特徴とする方法に関する。
【選択図】図1

Description

本発明は、特許請求項1の前文に記載の刺繍機を用いて無端ストリップを刺繍する方法に関する。
独国特許出願公開第19,923,912号明細書は、刺繍機を使用して無端ストリップを刺繍するための装置及び方法を記載している。そこに記載された手順の結果として、例えば人物の名前が部分に刺繍された、刺繍ストリップが作成される。特別な部分の表現形式を達成するためにこの方法で刺繍される名前に加えて、エンブレム及び境界がまた、刺繍され得る。以下では、簡単にするために、刺繍された名前という用語のみが使用されるが、これは、エンブレム及び境界などの他の考えられる刺繍を有する部分の可能な設計も指す。
そのような刺繍された無端ストリップは、後続の処理ステップにおいて分離され、個々のストリップ部が、それらに名前が刺繍されて別々に取り扱うことができるようにする。名前が刺繍されたこれらのストリップ部は、実験室用のコート又は作業着などの衣服を個別化するためによく使用されている。
例えば胸ポケットの領域で、刺繍されたストリップ部が実験室用のコート又は作業着に直接縫合される場合、実験室用のコート又は作業着は、名前を付された人物に特別に割り当てられる。実験室用コート又は作業着を洗浄するとき、これは往々にして望ましいものではなく、むしろ、刺繍されたストリップ部は、好ましくは、接着性ストリップ又は面ファスナストリップを使用して実験室用コート又は作業着の胸ポケットに取り付けられる。これは、Velcro(フック)ストリップをストリップ部の背面に、またフェルト(ループ)部を、ストリップが胸ポケットに取り付けられる領域に、取り付けることによって、行われる。
ストリップ部が2つの層で刺繍される場合、すなわち、視認可能な側である上側ストリップとフックストリップである下側ストリップとが一緒に刺繍される場合、フックストリップの接着特性は、確実な接着がもはや不可能であるように、名前付きの刺繍によって損傷される。したがって、最初のステップで上側ストリップに名前を刺繍し、次いでストリップ部を分離し、更なるステップで、周方向接続継ぎ目を介して上側ストリップを下側ストリップ、すなわちフックストリップと接続する必要がある。この接続継ぎ目は、ベルクロ(登録商標)の接着能力をわずかに損なうだけであり、それによって確実な接着を保証する。今日、この縫い合わせは、継ぎ目によって手作業で行われるプロセスであり、完成ストリップ部をもたらす。
ドイツ民主共和国特許第230,715号明細書は、材料のストリップの連続的な刺繍用の刺繍フレームを開示しており、それによって、例えばロールからロールへと、単層又は多層の材料ストリップが通されて刺繍され、刺繍フレームは、いくつかの搬送ローラの移動と、主要な処理方向に対する材料ストリップの制動とを調整するように構成されている。
独国特許出願公開第19,923,912号明細書 ドイツ民主共和国特許第230,715号明細書
本発明は、上述の欠点を排除し、上側ストリップを下側ストリップ(例えばフックストリップ)と一緒に縫合する際の自動化を、刺繍又は縫合機を使用することによって可能にする方法を作り出すという目的に基づく。
本発明によれば、上記の目的は、特徴的な特徴と併せて請求項1の前文に従って達成される。本発明による方法の有利な改良及び更なる発展は、従属請求項に記載されている。
本発明による方法の更なる目的、特徴、利点及び可能な用途は、図面に基づく例示的な実施形態の以下の説明からもたらされている。
図面は以下を示す。
刺繍フレームと、右端位置にある送り要素と、刺繍された上側ストリップとを有する、刺繍機である。 選択的な刺繍フレームを有する刺繍機である。 切り欠き及び自由アームを有する刺繍機のプレートである。 上方から見た刺繍フレームである。 刺繍フレームと、左端位置にある送り要素と、下側ストリップに縫合される上側ストリップとを有する、刺繍機である。 右端位置に送り要素を有する図5aと同様の刺繍機である。 下方から見た刺繍フレーム及び右端位置にある送り要素である。 下から見た刺繍フレーム及び左に移動する送り要素である。 下方から見た刺繍枠と左端位置の送り要素である。 無端ストリップに刺繍された名前である。 名前が刺繍され、フックストリップで裏打ちされたストリップ部である。 フックストリップ及び周方向接続継ぎ目によって裏打ちされた、刺繍された名前を付した完成ストリップ部を示す。
特に、図1に示されるように、本発明による方法は、最初に、以下のステップ、すなわち、a)少なくとも1つの上側ストリップ3のストリップ部30を刺繍フレーム200の刺繍領域207に送るステップ、b)刺繍フレーム200の刺繍領域207内部に少なくとも1つの刺繍ヘッド101により上側ストリップ3のストリップ部30上に刺繍を導入するステップを含み、本発明に係る方法は、以下の更なるステップ、すなわち、c)少なくとも1つの下側ストリップ4を、上側ストリップ3の下方に配置される刺繍フレーム200の刺繍領域207に送るステップ、d)上側ストリップ3と下側ストリップ4との間の少なくとも1つの接続継ぎ目を刺繍フレーム200の平面Eに生成するステップ、及びe)刺繍されたストリップ3とそれに縫合された下側ストリップ4とからなる完成ストリップ6を除去するステップ、を特徴とする。
本発明による方法の更なる有利な実施形態では、以下の方法ステップ、すなわちa)上側ストリップ3の上方に配置される刺繍フレーム200の刺繍領域207に少なくとも1つの更なる上側ストリップを送るステップ、b)上側ストリップ3と更なる上側ストリップとの間に少なくとも1つの接続継ぎ目を生成するステップ、及びc)刺繍されたストリップ3とそれに縫合された更なる上側ストリップとからなる完成ストリップ6を除去するステップが追加的に提供される。
図1ffに示すように、下側ストリップ4及び/又は更なる上側ストリップは、刺繍領域207へ向かう上側ストリップ3のガイド方向FRの反対方向ERで、上側ストリップ3にガイドされ得る。
更に、下側ストリップ4及び/又は更なる上側ストリップは、(図1)刺繍フレーム200の平面Eに平行に変位可能な少なくとも1つの送り要素206(例えば、スライダ)によって上側ストリップ3にガイドされることが有利である。
本発明の特に有利な実施形態は、下側ストリップ4及び/又は更なる上側ストリップと完成ストリップ6とが、下側ストリップ4及び/又は更なる上側ストリップを刺繍領域207に繰り返し送るために完成ストリップ6をその開始位置Aに除去する一部として、送り要素206が下側ストリップ4及び/又は更なる上側ストリップを介して送り要素206に作用する推力によって位置決めされるように、刺繍フレーム200の平面Eに対して位置合わせされ及び/又はガイドされることを提供する。
図1~図8に示されるように、本発明は、本発明による方法を実行するために、無端ストリップ1を刺繍フレーム200の刺繍領域207の平面Eに刺繍するための刺繍機用の刺繍フレーム200を更に備え、それが、下側ストリップ4及び/又は更なる上側ストリップが上側ストリップ3にガイドされる、刺繍フレーム200の平面Eに対して平行に変位可能な少なくとも1つの送り要素206を備えることを特徴とする。
特に有利な実施形態(図示せず)では、それは、複数の送り要素206を備え、それは、刺繍フレーム200の平面Eに平行に変位可能であり、それによって、更なる下側ストリップ4及び/又は更なる上側ストリップが、上側ストリップ3の上方及び/又は下方に連続的に供給され、ストリップを更に刺繍するためにストリップを縫合する目的である。
刺繍フレーム200は、有利には、刺繍フレーム200を受ける、及び/又は形成するためのベースプレート2000を含むことができ、少なくとも1つの切り欠き2070が、刺繍領域207を形成するために設けられ、それにより、刺繍される上側ストリップ3は、一方の側から他方の側に延びるか、又は、この切り欠き2070を通ってガイドされて、刺繍機の刺繍ヘッド101を使用して刺繍されるようにする。
上側ストリップ3のための少なくとも1つの保持、固定及び/又はクランプ手段202、203と少なくとも1つの関連する駆動要素204a、204b、205a、205bとは、好ましくは、刺繍領域207の少なくとも一方の側に設けられる。
送り要素206は、好ましくは少なくとも1つの駆動装置201を含むことができる。
図1から図8に示すように、本発明は、方法を実行するために、無端ストリップ1を刺繍フレーム200の刺繍領域207の平面E内に刺繍するための刺繍機を更に備え、これは、上側ストリップ3のための少なくとも1つの巻き出しローラ102と、下側ストリップ4のための少なくとも1つの巻き出しローラ103と、完成ストリップ6のための更に少なくとも1つの巻き取りローラ104とを有することを特徴とする。
本発明の更なる実施形態において、刺繍機100は、好ましくは、少なくとも1つの制御部を備え、それにより、刺繍ヘッド101を使用した刺繍の挿入が上側ストリップ3に刺繍を形成するように、刺繍及び縫合プロセスの過程で、X方向及びY方向において、刺繍フレーム200が、刺繍機100のプレート105で又はその上部で移動される。
図面の詳細な説明
図9は、名前2を有する部分に刺繍された無端ストリップ1を示す。一方、単一のストリップ部が図11に示されており、これは、目に見える上側ストリップ3、刺繍された名前2、及び下側バッキングストリップ4、すなわち好ましくはフックストリップからなる。上側ストリップ3の下側ストリップ4への接続は、有利には、周方向接続継ぎ目5によってもたらされる。したがって、周方向接続継ぎ目で縫合された刺繍ストリップ6が図11に示されている。
本発明によれば、また、有利には、このプロセスは、刺繍又は縫合機の刺繍フレーム200によって自動化される。この目的のために、選択的刺繍フレーム200を有する刺繍機100が図1に示されている。この(選択的な)刺繍フレーム200は、刺繍機100のプレート105に載置され、刺繍ヘッド101及び自由アーム107によって刺繍が導入され、それにより、ストリップ3に縫合される名前が作成されるように、刺繍及び縫合プロセスの過程で、X方向及びY方向に刺繍機の制御によって移動される。
刺繍機100は、好ましくは、自由アーム式の刺繍機であり、したがって、自由アーム107を有する。この自由アームは、刺繍の処理に必要な下糸グリッパが正面及び側面から自由にアクセスできることを保証する。この刺繍機100の設計は、自由アーム縫合機の設計と同等である。正面及び側面からの必要な自由なアクセスは、下糸グリッパの領域の他の設計を使用して達成することもできる。
更に、上側ストリップ3用の巻き出しローラ102及び下側ストリップ4用の巻き出しローラ103が図1に示されている。これらの巻き出しローラ102、103は、フリーホイーリング又は従動ローラとして設計することができる。巻き取りローラ104は、本発明に従って縫合された完成ストリップ6を受けるように機能し、有利には駆動ユニットを有する。
図2及び図3は、刺繍機100のプレート105の詳細を示す。前方及び側方からの自由アーム107への自由なアクセスは、プレート105の切り欠き106を介して達成される。
図4は、本発明による刺繍フレーム200の構造を上からの眺めで示す。刺繍フレーム200のベースプレート2000は切り欠き2070を有し、それにより、刺繍されるストリップ3は、この切り欠き2070を介して一方の側から他方の側へガイドされて、刺繍機100の刺繍ヘッド101によって刺繍される。関連する駆動要素204a及び204bを有する上側ストリップのための保持、固定、及び/又はクランプ手段202は、刺繍フレーム200のベースプレート2000に取り付けられる。切り欠き2070の他方の側では、縫合されたストリップのための保持、固定及び/又はクランプ手段203が、駆動要素205a及び205bと共に取り付けられる。駆動装置201は、図6に示されるように、本発明による送り要素206を刺繍フレームの下側に移動させるために使用される。
図5bは、正面図における刺繍フレーム200、及び上側ストリップを刺繍するための送り要素206の前端位置を有する刺繍機100を示す。上側ストリップのための巻き出しローラ102からの上側ストリップ3の経路は、ここでは、刺繍フレーム200の左側に配置される。巻き出しローラ103からの下側ストリップ4の送りも示されている。送り要素206の右端位置により、下側ストリップ4は、自由アーム107の右側に配置され、この段階では名前が刺繍されていない。刺繍縫合完成ストリップ6を、刺繍フレーム200から縫合完成ストリップ6用の巻き取りローラ104へガイドすることは、プレート105の真上で見ることができる。
対照的に、図5aは、第2の処理段階における刺繍フレーム200を有する刺繍機100を示す。送り要素206は左端位置にあり、下側ストリップ4は切り欠き2070内に、したがって自由アーム107の左側に挿入される。結果として、この処理の第2段階では、既に名前が刺繍されている上側ストリップ3が、周方向接続継ぎ目5を使用して、上側ストリップ3の下に配置される下側ストリップ4に縫合される。
図6、図7、図8は、下から見た図で刺繍フレーム200を示しており、送り要素206の様々な位置にあるストリップを有する送り要素206の位置を示すのに役立つ。図6では、送り要素206が右端位置に示されている。したがって、図4の正面図から分かるように、下側ストリップ4は右側にある。したがって、この段階では、上側ストリップ3のみが、刺繍フレーム200の切り欠き2070に位置する。本発明によれば、上側ストリップ3のみが、刺繍ヘッド101の下にあり、この第1段階において名前が刺繍されている。名前付きの上側ストリップ3の刺繍が終了した後、送り要素206のための駆動装置201を作動させることによって送り要素206が左に移動される。下側ストリップ4は、切り欠き2070の上側ストリップ3の下に挿入される。図8は、左端位置にある送り要素206を示す。結果として、下側ストリップ4は、切り欠き2070の上側ストリップ3の下に完全に配置される。下側ストリップ4は、図5aの正面図に見られるように、自由アーム107の左側にある。2つのストリップ3及び4が上下にあるこの配置では、周方向接続継ぎ目5は、第2の処理段階において、刺繍ヘッド101によって縫合される。周方向接続継ぎ目5の完了後の第2段階の終わりに、送り要素206は、その端部位置へと右に移動し、それによって下側ストリップを再び解放する。
本発明の機能性は、プロセスシーケンスを使用して以下により詳細に説明される。プロセスステップa)は、開始状態を生成するために使用される。この目的のために、選択的刺繍フレーム200は、切り欠き2070が自由アーム107の前で切り欠き106の領域に配置されるようにX/Y開始位置にある。上側ストリップ3は、上側ストリップのための巻き出しローラ102から刺繍フレーム200の上部へとガイドされ、左クランプ202が開いた状態で、切り欠き2070を越えて同様に開いた右クランプ203へと、左から右にガイドされる。この開始状態では、送り要素206はその右端位置にある。下側巻き出しローラ103から、下側ストリップ4は、底部から右クランプ203を通って上側ストリップと一緒になる。これは、下側ストリップ4が自由アーム107の右側にあることを意味する。右クランプ203から、上側ストリップ及び下側ストリップは共に巻き取りローラ104にガイドされ、それに固定される。クランプ202及び203は、それぞれ駆動装置204及び205によって閉じられる。その後、上側ストリップ3、下側ストリップ4及び一緒にされたストリップ6が弛緩され、それにより、いずれの場合にもスラックが形成され、それにより、選択的刺繍フレーム200がX方向及びY方向に移動することができる。
方法ステップb)において、刺繍フレーム200は、切り欠き2070に挿入されたストリップを刺繍することができるように、刺繍ヘッド101の下でY方向に移動する。処理ステップaにおける準備により、上側ストリップ3のみが、刺繍のための切り欠き2070内にある。下側ストリップ4は、自由アーム107の右側にあり、したがって、第1段階では刺繍することができない。
上側ストリップ3は、処理ステップb)において名前で刺繍され、処理ステップdにおいて終了する。処理ステップeにおいて、選択的刺繍フレームは、切り欠き2070が切り欠き106の領域で自由アーム107の前方に配置されるように前方X/Y位置に移動する。
本発明によれば、送り要素206は、駆動装置201によって駆動される方法ステップc)において、その右端位置からその左端位置まで移動する。下側ストリップ4は、切り欠き2070で上側ストリップ3の下に移動される。これにより、下側ストリップ4は、自由アーム107の左側にある。
次いで、刺繍フレーム200は、刺繍ヘッド101の下方をY方向に移動する。次の工程ステップd)では、上側ストリップ3と下側ストリップ4との間の周方向接続継ぎ目5が、刺繍ヘッド101を使用して生成される。周方向接続継ぎ目5の完了後、選択的刺繍フレームは、そのX/Y開始位置に戻る。送り要素206は、その右端位置に移動し、駆動装置201によって駆動され、縫合されたストリップ6を解放する。
次の処理ステップe)では、保持、固定及び/又はクランプ手段202及び203が解放される。刺繍縫合ストリップ6は、巻き取りローラ104を作動させることによって切り欠き2070の領域から搬送されて巻き取られる。このプロセスの間、上側ストリップ3及び下側ストリップ4の新しいセクションが同時に引き込まれる。これにより、下側ストリップ4は、自由アームの右側にある。保持、固定及び/又はクランプ手段202及び203は、それぞれ駆動装置204及び205によって閉じられる。その後、上側ストリップ3、下側ストリップ4、及び、縫合完成ストリップ6が弛緩され、それにより、いずれの場合にもスラックが形成され、それにより、刺繍フレーム200は、X方向及びY方向に移動することができる。処理ステップb)への移行により、次のストリップ部の次の刺繍処理が周期的に開始される。
本発明の利点は、自動化されたプロセスが可能になることである。更に、上側ストリップのクランプは、2つの段階全体にわたって適所に留まり、その結果、周方向接続継ぎ目5を形成するときに高レベルの精度が達成される。
本発明は、2つのストリップを異なる段階で一緒に刺繍又は縫合できるだけでなく、それを超えるいくつかのストリップもできるように、刺繍フレーム200の下側の追加の送り要素206によって拡張することができる。本発明は、逆にして、追加のストリップが刺繍フレーム200の上方の位置から供給され、したがって追加のストリップが上側ストリップ3の上方に挿入されるようにすることができる。
1 無端ストリップ
2 刺繍された名前
3 上側ストリップ
4 下側ストリップ(フックストリップ、ベルクロ(登録商標)ストリップ)
5 周方向接続継ぎ目
6 縫合完成ストリップ
30 ストリップ部
100 刺繍機
101 刺繍ヘッド
102 上側ストリップ材用巻き出しローラ
103 下側ストリップ材用巻き出しローラ
104 縫合されたストリップ材用巻き取りローラ
105 プレート
106 プレートの切り欠き
107 自由アーム
200 刺繍フレーム
201 スライダ駆動装置
202 左クランプ上側ストリップ材
203 右クランプ縫合ストリップ材
204 左クランプ上側ストリップ材駆動装置
205 右クランプ縫合ストリップ材駆動装置
206 送り要素(スライダ)
207 刺繍領域
2000 刺繍フレームのベースプレート
2070 刺繍フレームのベースプレートの切り欠き
E 刺繍フレームの平面
ER ガイド方向と反対方向
FR ガイド方向

Claims (10)

  1. 刺繍機を使用して無端ストリップ(1)を刺繍するための方法であって、以下のステップ、すなわち、
    a)少なくとも1つの上側ストリップ(3)のストリップ部(30)を刺繍フレーム(200)の刺繍領域(207)に送るステップ、
    b)前記刺繍フレーム(200)の前記刺繍領域(207)内部の前記上側ストリップ(3)の前記ストリップ部(30)上に少なくとも1つの刺繍ヘッド(101)を使用して刺繍を導入するステップ
    を含み、
    以下の更なるステップ、すなわち
    c)少なくとも1つの下側ストリップ(4)を、前記上側ストリップ(3)の下方に配置される前記刺繍フレーム(200)の前記刺繍領域(207)に送るステップ、
    d)前記上側ストリップ(3)と前記下側ストリップ(4)との間の少なくとも1つの接続継ぎ目を前記刺繍フレーム(200)の平面(E)に生成するステップ、
    e)前記刺繍されたストリップ(3)とそれに縫合された前記下側ストリップ(4)とを含む前記完成ストリップ(6)を除去するステップ、
    を特徴とする、方法。
  2. a)前記上側ストリップ(3)の上方に配置される前記刺繍フレーム(200)の前記刺繍領域(207)に少なくとも1つの更なる上側ストリップを送るステップ、
    b)前記上側ストリップ(3)と前記更なる上側ストリップとの間に少なくとも1つの接続継ぎ目を生成するステップ、
    c)前記刺繍されたストリップ(3)とそれに縫合された前記更なる上側ストリップとを備える前記完成ストリップ(6)を除去するステップ
    を特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記下側ストリップ(4)及び/又は前記更なる上側ストリップは、前記上側ストリップ(3)の前記刺繍領域(207)へのガイド方向(FR)とは反対方向(ER)に前記上側ストリップ(3)にガイドされる、ということを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記下側ストリップ(4)及び/又は前記更なる上側ストリップは、前記刺繍フレーム(200)の前記平面(E)に平行に変位可能な少なくとも1つの送り要素(206)によって、前記上側ストリップ(3)にガイドされることを特徴とする、請求項3に記載の方法。
  5. 前記下側ストリップ(4)及び/又は前記更なる上側ストリップ及び前記完成ストリップ(6)は、前記下側ストリップ(4)及び/又は更前記なる上側ストリップを前記刺繍領域(207)に繰り返し送るために前記完成ストリップ(6)をその開始位置(A)に除去する一部として、前記送り要素(206)が前記下側ストリップ(4)及び/又は前記更なる上側ストリップを介して前記送り要素(206)に作用する推力によって位置決めされるように、前記刺繍フレーム(200)の前記平面Eに対して位置合わせ及び/又はガイドされることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
  6. 先行の請求項1から5のいずれか一項に記載の方法を実行するために、前記刺繍フレーム(200)の前記刺繍領域(207)の平面(E)に無端ストリップ(1)を刺繍するための、刺繍機用の刺繍フレーム(200)であって、
    それは、前記刺繍フレーム(200)の前記平面(E)に平行に変位可能な少なくとも1つの送り要素(206)を備え、それにより、前記下側ストリップ(4)及び/又は前記更なる上側ストリップが前記上側ストリップ(3)にガイドされることを特徴とする、刺繍フレーム。
  7. それは複数の送り要素(206)を備え、これは、前記刺繍フレーム(200)の前記平面(E)に平行に変位可能であり、それにより、更なる下側ストリップ(4)及び/又は更なる上側ストリップが、前記上側ストリップ(3)の上方及び/又は下方に連続的に配置され、前記ストリップを縫合する目的で、前記ストリップを更に刺繍することができることを特徴とする、請求項6に記載の刺繍フレーム。
  8. 前記上側ストリップ(3)のための少なくとも1つの保持、固定、及び/又は、クランプ手段(202、203)と、少なくとも1つの関連する駆動要素(204a、204b、205a、205b)とが、前記刺繍領域(207)の少なくとも一方の側に設けられることを特徴とする、請求項6から7のいずれか一項に記載の刺繍フレーム(200)。
  9. 前記送り要素(206)が少なくとも1つの駆動装置(201)を備えることを特徴とする、請求項6から8のいずれか一項に記載の刺繍フレーム(200)。
  10. 先行の請求項1から5のいずれか一項に記載の方法を実行するための、刺繍フレーム(200)の前記刺繍領域(207)の平面(E)に無端ストリップ(1)を刺繍するための刺繍機(100)であって、
    前記上側ストリップ(3)用の少なくとも1つの巻き出しローラ(102)と、前記下側ストリップ(4)用の少なくとも1つの巻き出しローラ(103)と、前記完成ストリップ(6)用の更に少なくとも1つの巻き取りローラ(104)とを備えることを特徴とする、刺繍機。
JP2023177890A 2022-10-13 2023-10-13 刺繍フレーム、刺繍機、及び無端ストリップを刺繍機で刺繍する方法 Pending JP2024058662A (ja)

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