JP2024056471A - 印刷用カセット及び印刷装置 - Google Patents

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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
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Abstract

【課題】向きを確認しやすい印刷用カセットを提供する。【解決手段】本開示は、第1方向と平行な軸心周りに印刷用テープが巻回された印刷用テープロールと、印刷用テープロールを収容するケースと、を備える印刷用カセットである。ケースは、印刷用テープが外部に露出される開口と、第1方向と交差すると共に、第1方向において印刷用テープロールを挟む第1外面及び第2外面と、第1外面の周縁から第1方向と交差する第2方向に凹んだ第1凹部と、第2外面の周縁から第2方向に凹んだ第2凹部と、を有する。第2外面は、開口の一部を画定する切欠きを有する。第1方向と平行な方向から視て、第1凹部の少なくとも一部は、第2凹部の少なくとも一部と重なる。【選択図】図17

Description

本開示は、印刷用カセット及び印刷装置に関する。
印刷用テープに印刷を行う印刷装置では、印刷用テープを収容した印刷用カセットを印刷装置本体に着脱可能である(特許文献1参照)。
特開2020-168722号公報
上述の印刷用カセットは、印刷装置本体のヘッドが挿入される開口が設けられている。しかし、印刷用カセットの印刷装置本体への装着時に、ヘッドが挿入される開口がケースで覆われて視認できない。そのため、印刷装置本体への装着時に、印刷用カセットの向きが正しいかどうかを確認しにくい。
本開示の一局面は、向きを確認しやすい印刷用カセットを提供することを目的とする。
本開示の一態様は、第1方向と平行な軸心周りに印刷用テープが巻回された印刷用テープロールと、印刷用テープロールを収容するケースと、を備える印刷用カセットである。
ケースは、第1方向において印刷用テープロールと異なる位置に配置されると共に、印刷用テープロールから引き出された印刷用テープが外部に露出される開口と、第1方向と交差すると共に、第1方向において印刷用テープロールを挟む第1外面及び第2外面と、第1外面の周縁から第1方向と交差する第2方向に凹んだ第1凹部と、第2外面の周縁から第2方向に凹んだ第2凹部と、を有する。
第2外面は、開口の一部を画定する切欠きを有する。第1方向と平行な方向から視て、第1凹部の少なくとも一部は、第2凹部の少なくとも一部と重なる。
このような構成によれば、凹部の位置によって印刷用カセットの向きを容易に確認できる。
本開示の別の態様は、第1方向と平行な軸心周りに印刷用テープが巻回された印刷用テープロールと、印刷用テープロールを収容するケースとを備える印刷用カセットである。
ケースは、第1方向において印刷用テープロールと異なる位置に配置されると共に、印刷用テープロールから引き出された印刷用テープが外部に露出される開口と、第1方向と交差すると共に、第1方向において印刷用テープロールを挟む第1外面及び第2外面と、第1方向において第1外面と第2外面との間に配置されると共に、第1方向と交差する第2方向において印刷用テープロールの軸心を挟む第3外面及び第4外面と、第2外面から第1方向に凹んだ第4凹部と、を有する。
第2外面は、開口の一部を画定する切欠きを有する。第4凹部は、第1方向において切
欠きと異なる位置、かつ、第4外面よりも第3外面に近接する位置に配置される。第3外面は、第1方向及び第2方向の双方と交差する第3方向に沿って2等分された第1領域及び第2領域を有する。
第1領域と第4凹部との距離は、第2領域と第4凹部との距離よりも小さい。第1領域における第3外面と第4外面との第2方向における距離の最大値は、第2領域における第3外面と第4外面との第2方向における距離の最大値よりも大きい。
このような構成によれば、幅(つまり外面間の距離)が変化する部位の位置によって、印刷用カセットの向きを容易に確認できる。
本開示の別の態様は、第1方向と平行な軸心周りに印刷用テープが巻回された印刷用テープロールと、印刷用テープロールを収容するケースとを備える印刷用カセットが挿入されるカセット収納部を備える印刷装置である。
ケースは、第1方向において印刷用テープロールと異なる位置に配置されると共に、印刷用テープロールから引き出された印刷用テープが外部に露出される開口と、第1方向と交差すると共に、第1方向において印刷用テープロールを挟む第1外面及び第2外面と、第1外面の周縁から第1方向と交差する第2方向に凹んだ第1凹部と、第2外面の周縁から第2方向に凹んだ第2凹部と、を有する。
第2外面は、開口の一部を画定する切欠きを有する。第1方向と平行な方向から視て、第1凹部の少なくとも一部は、第2凹部の少なくとも一部と重なる。カセット収納部は、第2凹部に第1方向に沿って挿入される凸部を有する。
このような構成によれば、凸部によって印刷用カセットの装着方向を提示できる。また、誤った向きでの印刷用カセットの装着が抑制できる。
図1Aは、実施形態における印刷装置を示す模式的な斜視図であり、図1Bは、図1Aの印刷装置のカバーを外した状態の模式的な側面図であり、図1Cは、図1Aの印刷装置のカバーを外した状態の模式的な背面図である。 図2A及び図2Bは、図1の印刷装置における印刷装置本体のカセット収納部周辺の模式的な部分断面図である。 図3Aは、図1の印刷装置における印刷装置本体のローラホルダの模式的な斜視図であり、図3Bは、図3AのIIIB-IIIB線での模式的な断面図である。 図4Aは、図3のローラホルダの使用状態を示す模式図であり、図4Bは、図1の印刷装置における印刷用カセットを外した状態の印刷装置本体のカセット収容部の模式的な平面図である。 図5は、図1の印刷装置における印刷用カセットの模式的な斜視図である。 図6は、図5の印刷用カセットの模式的な分解斜視図である。 図7は、図5の印刷用カセットにおける印刷用テープの終端部の模式図である。 図8は、図5の印刷用カセットにおける第1蓋部の模式的な斜視図である。 図9は、図5の印刷用カセットにおける第1枠部及び第2枠部の模式的な平面図である。 図10は、図9の第1枠部、第2枠部及び第2蓋部の模式的な斜視図である。 図11は、図5の印刷用カセットにおける第1枠部及び第2枠部の模式的な背面図である。 図12は、図5の印刷用カセットの模式的な側面図である。 図13は、図5の印刷用カセットの模式的な背面図である。 図14Aは、図13のXIVA-XIVA線での模式的な断面図であり、図14Bは、図13のXIVB-XIVB線での模式的な断面図であり、図14Cは、図13のXIVC-XIVC線での模式的な断面図であり、図14Dは、図13のXIVD-XIVD線での模式的な断面図である。 図15A、図15B、図15C、図15D、図15E及び図15Fは、凹凸形状の一例を示す模式図である。 図16は、図5の印刷用カセットの模式的な平面図である。 図17は、図5の印刷用カセットの模式的な斜視図である。 図18は、図5の印刷用カセットとは異なる実施形態における印刷用カセットの模式的な斜視図である。 図19A及び図19Bは、図5の印刷用カセットとは異なる実施形態における印刷用カセットの模式的な斜視図であり、図19Cは、図19Aの印刷用カセットの模式的な平面図である。 図20A及び図20Bは、図5の印刷用カセットとは異なる実施形態における印刷用カセットの模式的な斜視図であり、図20Cは、図20Aの印刷用カセットの模式的な平面図である。 図21A及び図21Bは、図5の印刷用カセットとは異なる実施形態における印刷用カセットの模式的な斜視図であり、図21Cは、図21Aの印刷用カセットの模式的な平面図である。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1A、図1B及び図1Cに示す印刷装置1は、印刷用カセット10と、印刷装置本体100とを備える。印刷装置1は、印刷用テープ11Aに印刷を行う装置である。
本実施形態では、印刷用テープロール11の軸心と平行な方向を上下方向(第1方向の一例)とし、上下方向と垂直な方向のうち排出口42における印刷用テープ11Aの排出方向と平行な方向を左右方向(第2方向の一例)とし、上下方向と左右方向との双方に垂直な方向を前後方向(第3方向の一例)とする。
また、本実施形態において、「上下方向において重なる」とは、「上下方向と平行な方向から視て重なる」という意味であり、より具体的には、「上下方向と垂直な仮想面に投影した投影図が重なる」という意味である。他の方向についても同様である。
<印刷装置本体>
図2A及び図2Bに示すように、印刷装置本体100は、カセット収納部101と、印刷ヘッド102と、ヒートシンク103と、プラテンローラ104と、プラテンギア105と、検出部106と、ローラホルダ107と、テープ読取センサ108と、駆動シャフト109と、カッター110と、筐体111とを備える。
(カセット収納部)
カセット収納部101は、印刷用カセット10が挿入される凹部である。カセット収納部101は、印刷用カセット10の位置決め機能を有する。
カセット収納部101は、右側の側面から左側に向かって突出した凸部101Aを有する。凸部101Aは、上下方向に延伸している。凸部101Aは、印刷用カセット10のカセット収納部101への挿入時に、印刷用カセット10の第2凹部43B及び第3凹部
43Cに上下方向に沿って挿入される。
(印刷ヘッド)
印刷ヘッド102は、カセット収納部101の内部に配置されている。印刷ヘッド102は、個別に発熱が制御される複数の発熱素子を有する。
(ヒートシンク)
ヒートシンク103は、印刷ヘッド102を保持している。ヒートシンク103は、厚み方向が前後方向と平行となるように配置された金属板であり、前面に印刷ヘッド102が取り付けられている。ヒートシンク103は、印刷ヘッド102の熱を放出する機能を有する。
(プラテンローラ)
プラテンローラ104は、カセット収納部101の内部において、印刷ヘッド102と対向するように印刷ヘッド102の近傍に配置されている。
プラテンローラ104は、ローラホルダ107に保持されることによって、印刷ヘッド102に対し、近づく方向又は離れる方向に揺動可能である。プラテンローラ104の回転軸心は、上下方向と平行である。
(プラテンギア)
プラテンギア105は、印刷用カセット10の出力ギア21と係合する。プラテンギア105の回転軸心は、プラテンローラ104の回転軸心と一致する。プラテンギア105は、プラテンローラ104と連結されており、プラテンローラ104と共に回転及び揺動する。プラテンギア105は、はすばを有する。
(検出部)
検出部106は、印刷用カセット10に与えられたカセット識別情報を印刷用カセット10から検出する。検出部106は、機械的な読取りセンサによって、印刷用カセット10の被検出部45からカセット識別情報を検出する。
図3A及び図3Bに示すように、検出部106は、電気回路等を含む本体106Aと、印刷用カセット10の内部に挿入可能な複数の突起106Bとを有する。複数の突起106Bは、それぞれ、本体106Aから印刷用カセット10に向かって突出している。突起106Bは、本体106Aに対して、突出方向に移動可能に取り付けられている。
本体106Aは、ローラホルダ107に係合する複数の爪106Cと、ローラホルダ107に対する本体106Aの回転を規制する複数のリブ106Dとを有する。また、本体106Aは、バネ106Gが取り付けられた軸部106Hが挿通される位置決め孔106Eを有する。
さらに、本体106Aは、本体106Aから印刷用カセット10に向かって突出する補助リブ106Fを有する。補助リブ106Fは、検出部106を印刷用カセット10に押し当てる際に、複数の突起106Bよりも先に印刷用カセット10の主ケース31に接触することで、突起106Bを保護する。補助リブ106Fは、突起106Bよりもローラホルダ107の揺動軸心L1に近い位置に配置されている。
図4Aに示すように、検出部106は、印刷用カセット10のアーム部44に押し当てられる。この状態で、複数の突起106Bは、それぞれ、印刷用カセット10の被検出部45の形状に応じて位置が変化する。被検出部45に接触した突起106Bは、本体10
6Aの内側に押される。一方、被検出部45に接触しない突起106Bは、本体106Aの内側に押されない。
検出部106は、複数の突起106Bの突出方向の位置(つまり本体106A内に押し込まれているか否か)に基づいて、印刷用カセット10の被検出部45のパターンに対応したカセット識別情報を読み取る。
(ローラホルダ)
ローラホルダ107は、プラテンローラ104、プラテンギア105及び検出部106を保持している。ローラホルダ107は、筐体111に対し、前後方向に揺動可能に取り付けられている。
(テープ読取センサ)
図2Aに示すテープ読取センサ108は、印刷用カセット10における印刷用テープ11A(つまり印刷用テープロール11)の終端を検出する。
テープ読取センサ108は、印刷用カセット10の反射壁52と左右方向に対向する位置に配置されている。テープ読取センサ108は、反射壁52に向けて光を出射し、印刷用テープ11Aを通過して反射壁52で反射した光を受信する。テープ読取センサ108は、受信した光のパターンから印刷用テープ11Aの使い終わりを判定する。
(駆動シャフト)
図2Aに示す駆動シャフト109は、印刷用カセット10の巻取スプール16と入力ギア22とに挿入される。駆動シャフト109は、巻取スプール16と入力ギア22とを回転させる駆動力を印刷用カセット10に入力する。
駆動シャフト109は、カセット収納部101の内部に配置されている。駆動シャフト109の回転軸心は、上下方向と平行である。駆動シャフト109は、例えばモータとギアとを組み合わせた駆動源(図示省略)によって回転軸心を中心に回転される。
(カッター)
カッター110は、印刷用カセット10の排出口42から排出される印刷用テープ11Aを厚み方向に切断する。カッター110は、筐体111の内部において、前後方向に移動可能な刃を有する。
<印刷用カセット>
印刷用カセット10は、印刷用テープ11Aを格納している。印刷用カセット10は、印刷装置本体100への装着及び印刷装置本体100からの脱離が可能である。印刷用カセット10の交換により、印刷用テープ11Aの補給、及び印刷用テープ11Aの種類(例えば、サイズ、色、材質等)の変更ができる。
印刷用カセット10は、図5に示すように、印刷用テープ11Aの少なくとも一部及びインクリボン14Aの少なくとも一部が収容される主ケース31を備える。
主ケース31は、第1ケース32と、第2ケース33とを有する。第1ケース32及び第2ケース33は、それぞれ、上下方向に平行な辺と、前後方向に平行な辺と、左右方向に平行な辺とを有する直方体状である。つまり、上下方向から視た主ケース31の外形は四角形状である。
第1ケース32は、第2ケース33の下面から下方に突出するように第2ケース33に
接続されている。主ケース31は、第1ケース32がカセット収納部101の底面101B(図4B参照)と対向する向きにカセット収納部101へ挿入される。
印刷用カセット10は、図6に示すように、印刷用テープロール11と、第1供給スプール12と、インクリボンロール14と、第2供給スプール15と、巻取スプール16と、駆動伝達機構20とを備える。
(印刷用テープロール)
印刷用テープロール11は、印刷が行われる帯状の印刷用テープ11Aを軸心周りに第1供給スプール12に巻回したものである。印刷用テープ11Aの表面には、印刷装置本体100の印刷ヘッド102及びインクリボン14Aによって印刷が行われる。印刷用テープロール11の軸心は上下方向と平行である。
印刷用テープロール11の上下方向の外側には、印刷用テープロール11を挟むように2つのスペーサフィルム13A,13Bが配置されている。スペーサフィルム13A,13Bは、印刷用テープロール11と第2蓋部37との間と、印刷用テープロール11と第2枠部36との間とに配置されている。印刷用テープロール11から引き出された印刷用テープ11Aは、第1ローラ17A及び第2ローラ17Cによって案内される。
印刷用テープ11Aとして、例えばマスキングテープを用いることができる。また、図7に示すように、印刷用テープ11Aは、透明部11Cと非透明部11Dとが印刷用テープ11Aの長手方向に少なくとも1つずつ並んで配置された終端部11Bを有する。
具体的には、終端部11Bにおいて、複数の透明部11Cと複数の非透明部11Dとが印刷用テープ11Aの長手方向に交互に配置されている。透明部11Cは、例えば無色透明である。非透明部11Dは、例えば黒色に着色されている。また、複数の透明部11Cと複数の非透明部11Dとの幅は全て同じである。
終端部11Bは、第1供給スプール12に固定されている。終端部11Bの長さは、印刷用テープ11Aの搬送路における第1供給スプール12から反射壁52までの距離よりも大きい。
(第1供給スプール)
図6に示す第1供給スプール12は、上下方向と平行な回転軸心周りに回転可能である。第1供給スプール12は、印刷装置本体100のプラテンローラ104による印刷用テープ11Aの搬送に伴って回転することで、印刷用テープ11Aをヘッド開口41に供給する。
第1供給スプール12の回転軸心は、印刷用テープロール11の軸心と一致する。第1供給スプール12には、第1クラッチバネホルダ17Bに保持されたクラッチバネによって回転抵抗が付される。
(インクリボンロール)
インクリボンロール14は、印刷用テープ11Aの印刷に供される帯状のインクリボン14Aを軸心周りに第2供給スプール15に巻回したものである。
インクリボン14Aは、ヘッド開口41において、印刷用テープ11Aと重ね合わされ、印刷ヘッド102による印刷に供される。印刷に使用されたインクリボン14Aは、巻取スプール16に巻き取られる。
インクリボンロール14は、上下方向において、印刷用テープロール11と異なる位置(具体的には下方)に配置されている。また、インクリボンロール14は、上下方向においてヘッド開口41と同じ位置に配置されている。つまり、インクリボンロール14は、上下方向において印刷用テープロール11と異なる位置に配置されている。
(第2供給スプール)
第2供給スプール15は、回転軸心周りに回転可能である。第2供給スプール15の回転軸心は、上下方向と平行である。
第2供給スプール15は、インクリボン14Aの巻取スプール16による巻き取りに伴って回転することで、インクリボン14Aを印刷ヘッド102に供給する。第2供給スプール15には、第2クラッチバネホルダ17Dに保持されたクラッチバネによって回転抵抗が付される。
第1クラッチバネホルダ17Bと第2クラッチバネホルダ17Dとは形状が同一であるが、互いに異なる色に着色されている。これにより、部品の共通化によってコストを低減しつつ、組付け間違いを抑制できる。
(巻取スプール)
巻取スプール16は、回転軸心周りに回転可能である。巻取スプール16の回転軸心は、第2供給スプール15の回転軸心と平行である。
巻取スプール16は、円筒状であり、内周面16Aで規定される中空部を有する。巻取スプール16の内周面16Aにはスプライン歯16Bが設けられている。スプライン歯16Bには、印刷装置本体100の駆動シャフト109が連結される。巻取スプール16は、駆動シャフト109によって回転され、インクリボン14Aを巻き取る。
巻取スプール16には、トーションバネ17Eによって回転抵抗が付される。トーションバネ17Eは、巻取スプール16と第1枠部35との間に配置されている。
(駆動伝達機構)
駆動伝達機構20は、印刷用カセット10が印刷装置本体100に装着された際に、駆動シャフト109から伝達される駆動力をプラテンローラ104に伝達する。駆動伝達機構20は、出力ギア21と、入力ギア22と、アイドルギア23とを有する。
印刷用テープロール11、駆動伝達機構20、及び巻取スプール16は、上下方向において、印刷用テープロール11、駆動伝達機構20、及び巻取スプール16の順に並んで配置されている。
(出力ギア)
出力ギア21は、印刷用テープ11Aの搬送に供される駆動力を外部に出力するための外歯ギアである。具体的には、出力ギア21は、印刷装置本体100のプラテンギア105に駆動力を伝達する。出力ギア21は、プラテンギア105のはすばと噛み合うはすばを有する。
出力ギア21の回転軸心は、第2供給スプール15の回転軸心と平行である。出力ギア21は、ヘッド開口41と連通する空間に一部が露出している。出力ギア21は、印刷用カセット10が印刷装置本体100に装着された状態(つまり主ケース31がカセット収納部101に収納された状態)で、ヘッド開口41と連通した空間においてプラテンギア105に係合する。
出力ギア21は、上下方向において被検出部45よりも印刷用テープロール11の近く(つまり被検出部45よりも上方)に配置されている。また、出力ギア21は、上下方向において印刷用テープロール11とインクリボンロール14との間に配置されている。さらに、出力ギア21は、上下方向において第1傾斜ガイド51と第2傾斜ガイド53との間に配置されている。
(入力ギア)
入力ギア22は、アイドルギア23を介して出力ギア21と間接的に係合し、駆動力を出力ギア21に伝達する。
入力ギア22は、外歯ギア22Aと、外歯ギア22Aの一方の側面に固定されると共に、内周面にスプライン歯を有する円筒状の内歯ギアであるスプール22Bとを有する。外歯ギア22Aは、スプール22Bに入力された駆動力によってスプール22Bと一体回転する。入力ギア22の回転軸心(つまり、外歯ギア22Aの回転軸心及びスプール22Bの回転軸心)は、巻取スプール16の回転軸心と同一線上に配置されている。
入力ギア22の回転軸心は、上下方向において、巻取スプール16の中空部と重なる。そのため、印刷用カセット10が印刷装置本体100に装着された状態では、駆動シャフト109が巻取スプール16と入力ギア22とに同時に挿通される。その結果、入力ギア22は、巻取スプール16と直接連結はされないが、巻取スプール16と共に駆動シャフト109によって回転される。
(アイドルギア)
アイドルギア23は、入力ギア22と出力ギア21とに駆動連結され(つまり係合し)、入力ギア22に入力された駆動力を出力ギア21に伝達する。
アイドルギア23は、入力ギア22に係合した上流ギア23Aと、出力ギア21に係合した下流ギア23Bとが同軸上に並んで配置された段ギアである。下流ギア23Bは、上流ギア23Aよりも径が小さい。また、下流ギア23Bは、上下方向において、上流ギア23Aよりも印刷用テープロール11に近い位置(つまり上方)に配置されている。
アイドルギア23は、入力ギア22に入力された駆動力の回転速度を減速して出力ギア21に伝達する。つまり、駆動伝達機構20は、入力ギア22の回転速度を出力ギア21の回転速度で除した伝達比を減速比とする減速機構を含んでいる。
(ケース)
主ケース31は、第1蓋部34と、第1枠部35と、第2枠部36と、第2蓋部37とを有する。
第1蓋部34は、印刷用カセット10の下端部を構成している。第1枠部35は、第1蓋部34の上方に配置され、第1蓋部34と上下方向に連結されている。第2枠部36は、第1枠部35の上方に配置され、第1枠部35と上下方向に連結されている。第2蓋部37は、印刷用カセット10の上端部を構成している。第2蓋部37は、第2枠部36と上下方向に連結されている。
第1蓋部34と第1枠部35と第2枠部36の一部とは、インクリボンロール14、第2供給スプール15、巻取スプール16及び駆動伝達機構20を収容する第1ケース32を構成している。第1ケース32は、上下方向において印刷用テープロール11と異なる位置(具体的には下方)に配置されている。
インクリボンロール14、第2供給スプール15及び巻取スプール16は、第1蓋部34と第1枠部35とで囲まれた空間に配置されている。駆動伝達機構20は、第1枠部35と第2枠部36とで囲まれた空間に配置されている。
第2蓋部37と第2枠部36とは、印刷用テープロール11を収容する第2ケース33を構成している。つまり、印刷用テープロール11は、第2蓋部37と第2枠部36とで囲まれた空間に配置されている。
図8に示すように、第1蓋部34は、第1蓋本体34Aと、第1挿入ピン34Bと、第1確認窓34Cと、切欠き34Dと、第2挿入ピン34Eとを有する。第1蓋本体34Aは、主ケース31の下外面66を構成している。
第1挿入ピン34B及び第2挿入ピン34Eは、第1蓋本体34Aの内面から上方に突出している。第1挿入ピン34B及び第2挿入ピン34Eは、それぞれ、第1枠部35の孔に挿入される。
第1挿入ピン34Bは、第1挿入ピン34Bの本体よりも径の大きい台座341を有する。台座341は、第1蓋本体34Aの内面から突出している。第1挿入ピン34Bの本体は、台座341の上面から突出している。
第1確認窓34Cは、ヘッド開口41の一部を画定する切欠き34Dの右側に配置されている。第1確認窓34Cによって、第2ローラ17Cの存在が確認できる。切欠き34Dは、ヘッド開口41と上下方向に重なる位置に設けられている。
図9に示すように、第1枠部35は、第1枠本体35Aと、第1係合部35Bと、第2係合部35Cと、仕切り壁35Dと、位置決め部35Eと、ヘッド開口41と、排出口42と、アーム部44と、第1傾斜ガイド51と、反射壁52とを有する。第1枠本体35Aは、主ケース31の上下方向と平行な外側面を構成している。
第1係合部35Bは、主ケース31の右外面62のうち、第3凹部43Cよりも前方の領域から右方向に突出している。第2係合部35Cは、主ケース31の左外面61のうち、収容部46よりも後方の領域から左方向に突出している。第1係合部35B及び第2係合部35Cは、それぞれ主ケース31が挿入されるカセット収納部101に係合可能な爪である。
仕切り壁35Dは、印刷用テープ11Aの搬送路とインクリボン14Aの搬送路とを仕切っている。仕切り壁35Dは、第1傾斜ガイド51及び反射壁52から、アーム部44の左端部(つまり、印刷用テープ11A及びインクリボン14Aの出口)まで延伸している。
位置決め部35Eは、第1蓋部34の第2挿入ピン34Eが上下方向に挿入される筒状の部位である。位置決め部35Eは、第1蓋部34の第1枠部35に対する位置決め機能及び回転止め機能を有する。位置決め部35Eは、印刷用テープ11Aの搬送路に配置されている。具体的には、位置決め部35Eは、仕切り壁35Dから右側に突出している。印刷用テープ11Aは、位置決め部35Eの外周面に接触しながら搬送される。
印刷用テープ11Aは、ヘッド開口41において主ケース31の外部に露出される。ヘッド開口41は、第1枠本体35Aの一部を切り欠いた部位である。ヘッド開口41は、上下方向に沿って延びている。
ヘッド開口41は、印刷用カセット10が印刷装置本体100に装着された状態で、内部に印刷ヘッド102と、ヒートシンク103とが配置される空間である。つまり、ヘッド開口41は、印刷が行われる印刷空間41Aと、印刷空間41Aと左右方向に連通したヘッド挿入空間41Bとで構成されている。
ヘッド開口41において、印刷ヘッド102による印刷用テープ11Aの印刷が行われる。つまり、ヘッド開口41は、主ケース31の印刷位置に設けられている。ヘッド開口41は、印刷ヘッド102が下方から挿入可能なように、印刷用カセット10の下方に開口している。ヘッド開口41(つまり印刷位置)は、上下方向において印刷用テープロール11と異なる位置に配置されている。
ヘッド開口41の印刷空間41Aにおいて、印刷用テープ11A及びインクリボン14Aは左右方向に架け渡される。印刷用テープ11Aは、ヘッド開口41において主ケース31の外部に露出すると共に、インクリボン14Aと重ね合わされる。印刷後の印刷用テープ11Aは、排出口42を介して印刷装置1の外部に排出される。排出口42における印刷用テープ11Aの排出方向は左方向である。
アーム部44は、印刷空間41Aよりも印刷用テープ11A及びインクリボン14Aそれぞれの排出方向上流側において印刷用テープ11A及びインクリボン14Aを左右方向に搬送する。
アーム部44は、印刷用テープ11A及びインクリボン14Aを幅方向及び厚み方向から囲うトンネル部を構成している。アーム部44は、ヘッド挿入空間41Bの前方に配置されている。アーム部44の右端部は、ヘッド挿入空間41Bの右側壁41Cによって、前後方向に支持されている。一方、アーム部44の左端部は、前後方向に支持されていない。
第1傾斜ガイド51は、円筒又は楕円筒の一部で構成されている。第1傾斜ガイド51は、印刷用テープ11Aが接触する曲面(つまり外周面)を有する。第1傾斜ガイド51を構成する円筒の内部空間は、第1枠部35の上面まで到達している。つまり、第1枠部35の上面のうち、第1傾斜ガイド51と重なる位置には孔が設けられている。
第1傾斜ガイド51は、第1枠本体35Aの内部のうち、第1ケース32における印刷用テープ11Aの搬送路に配置されている。第1傾斜ガイド51は、上下方向と直交する方向(つまり印刷用テープロール11の径方向)においてヘッド開口41(つまり印刷位置)と重なる位置に配置されている。つまり、第1傾斜ガイド51は、主ケース31内の上下方向において印刷用テープロール11と重なる位置に配置されている。
第2ケース33内で印刷用テープロール11から引き出された印刷用テープ11Aは、第1傾斜ガイド51の外周面に掛け渡されながら、第1ケース32内に進入する。その後、印刷用テープ11Aは、第2ローラ17Cに接触しながらヘッド開口41及び排出口42に向けて搬送される。
つまり、第1傾斜ガイド51は、印刷用テープ11Aの搬送方向を、上下方向及び前後方向の双方と交差する方向から前後方向(つまり上下方向と直交する方向)に変更する。このように、第1傾斜ガイド51は、印刷用テープ11Aの搬送方向の上下方向と平行な成分と前後方向と平行な成分とを変更する。
図10に示す反射壁52は、印刷用テープ11Aの搬送路のうち、印刷用テープ11A
が前後方向と平行に搬送され、上下方向には搬送されない領域(つまり印刷用テープ11Aの長手方向が上下方向と直交する領域)に配置されている。反射壁52は、印刷装置本体100のテープ読取センサ108に印刷用テープ11Aの終端部11Bを検出させる。
具体的には、反射壁52は、主ケース31の外部から主ケース31の内部に入射されて印刷用テープ11Aの透明部11Cを通過した光を、透明部11Cを再通過して主ケース31の外部へ出射されるように反射する。
反射壁52の表面のうち、印刷用テープ11Aの透明部11Cと対向する反射領域の色は、印刷用テープ11Aの非透明部11Dの色とは異なる。具体的には、反射領域の色は黒以外であり、好ましくは白である。また、第1枠部35の内壁のうち、少なくとも印刷用テープ11Aの搬送路における反射壁52の上流領域又は下流領域の色は、黒である。
テープ読取センサ108には、出射した光のうち、非透明部11D又は搬送路の反射壁52以外の領域に吸収されずに、透明部11Cを通過して反射した光が到達する。テープ読取センサ108は、受信した光のパターンから、印刷用テープ11Aの終端部11B(つまり透明部11Cと非透明部11Dとの配置パターン)を検出する。テープ読取センサ108の終端部11Bの検出に基づいて、印刷装置本体100は、印刷用テープ11Aの残量がわずかであることをユーザに通知する。
反射壁52は、上下方向と直交する方向(つまり印刷用テープロール11の径方向)においてヘッド開口41(つまり印刷位置)と重なっている。反射壁52は、印刷用テープ11Aの搬送方向における下流において第1傾斜ガイド51と隣接して配置されている。
第1傾斜ガイド51は第1枠本体35Aと一体化されている。反射壁52は、第1枠本体35A及び第1傾斜ガイド51に着脱可能な組み付け部品として構成される。反射壁52は、上下方向に沿って第1枠本体35Aに挿入される。
また、反射壁52は、第1傾斜ガイド51と一体化された組付け部品として構成されてもよい。この場合、反射壁52は、第1傾斜ガイド51と共に、第1枠本体35Aに着脱可能である。また、第1傾斜ガイド51は、反射壁52と共に第1枠本体35A(ケース本体の一例)によって支持される。
図9に示すように、第2ローラ17Cは、印刷用テープ11Aの搬送路において反射壁52とヘッド開口41との間に配置されている。印刷用テープ11Aは、第1傾斜ガイド51及び反射壁52よりも下流側において、第2ローラ17Cに掛け渡される。第2ローラ17Cは、印刷用テープ11Aの搬送に伴って軸回転する。
図10に示すように、第1枠部35は、バネ配置溝35Fと、第2確認窓35Gと、第3確認窓35Hと、接触部35I(第4凹部の一例)とを有する。
バネ配置溝35Fは、トーションバネ17Eが配置される凹部である。バネ配置溝35Fは、トーションバネ17Eの一方の端部が配置されるスリット351を有する。スリット351は、巻取スプール16の回転軸心から左後方に延伸している。これにより、トーションバネ17Eが組付けやすくなる。
また、トーションバネ17Eの端部がスリット351に正しく配置されていない場合、トーションバネ17Eが他の部品と干渉して第1蓋部34で第1枠部35を閉じることができない。これにより、トーションバネ17Eの組付け不具合が検出できる。
第2確認窓35Gは、ヘッド開口41の上面に配置されている。第2確認窓35Gは、印刷用テープロール11と上下方向に重なる位置に設けられている。第2確認窓35Gによって、スペーサフィルム13Bの存在が確認できる。
第3確認窓35Hは、第1枠本体35Aの後面に配置されている。第3確認窓35Hは、トーションバネ17Eと前後方向に重なる位置に設けられている。第3確認窓35Hによって、トーションバネ17Eの存在が確認できる。
図9に示すように、接触部35Iは、上下方向から視て主ケース31の右外面62を含む角部(具体手には右前方の角部)に設けられている。接触部35Iは、主ケース31がカセット収納部101に挿入された状態で、カセット収納部101の底面101B(図4B参照)から上方に伸びた軸部101Cと上下方向に接触する。接触部35Iは、カセット収納部101に対する印刷用カセット10の位置決め機能及び回転止め機能を有する。
図11に示す第2枠部36は、第2枠本体36Aと、ロール枠壁36Bと、テープ出口36Cと、第2傾斜ガイド53とを有する。第2枠本体36Aは、主ケース31の上下方向と平行な外側面を構成している。
ロール枠壁36Bは、主ケース31の右外面62よりも内側において印刷用テープロール11を囲っている。テープ出口36Cは、ロール枠壁36Bの内部とロール枠壁36Bの外部とを連通する部位である。印刷用テープ11Aは、テープ出口36Cからロール枠壁36Bの外部に排出される。テープ出口36Cには、印刷用テープ11Aの搬送方向に沿って上下方向の段差が設けられており、段差の角部は面取りされている。
第2傾斜ガイド53は、円筒又は楕円筒の一部で構成されている。第2傾斜ガイド53は、印刷用テープ11Aが接触する曲面(つまり外周面)を有する。第2傾斜ガイド53を構成する円筒の内部空間は、第2枠部36の下面まで到達している。つまり、第2枠部36の下面のうち、第2傾斜ガイド53と重なる位置には孔が設けられている。
第2傾斜ガイド53は、第2枠本体36Aの内部のうち、第2ケース33における印刷用テープ11Aの搬送路に配置されている。第2傾斜ガイド53は、上下方向と直交する方向(つまり印刷用テープロール11の径方向)において印刷用テープロール11と重なっている。また、第2傾斜ガイド53は、上下方向において第1傾斜ガイド51と異なる位置(つまり上方)に配置されている。
第2傾斜ガイド53は、印刷用テープ11Aの搬送方向を、前後方向から上下方向及び前後方向の双方と交差する方向に変更する。つまり、第2傾斜ガイド53は、印刷用テープ11Aの搬送方向の上下方向と平行な成分と前後方向と平行な成分とを変更する。
第2傾斜ガイド53は、第2枠本体36Aに着脱可能な組み付け部品である。第2枠本体36A(ケース本体の一例)は、第2傾斜ガイド53を支持している。
第1ローラ17Aは、印刷用テープ11Aの搬送路において印刷用テープロール11と第2傾斜ガイド53との間(つまり、印刷用テープロール11からの引き出し点の近傍)に配置されている。印刷用テープ11Aは、第2傾斜ガイド53よりも上流側において、第1ローラ17Aに掛け渡される。第1ローラ17Aは、印刷用テープ11Aの搬送に伴って軸回転する。
図10に示すように、第2枠本体36Aは、プラテンギア対向壁361を有する。プラテンギア対向壁361は、出力ギア21よりも上方に配置されている。プラテンギア対向
壁361は、主ケース31がカセット収納部101に挿入された状態で、プラテンギア105と上下方向に対向する。
プラテンギア対向壁361の下面は、第2枠本体36Aの他の下面よりも上方にオフセットしている(つまり凹んでいる)。そのため、プラテンギア105がスラスト荷重によって上方に移動した際に、プラテンギア105との第2枠本体36Aとの干渉が避けられる。
図12に示すように、第2枠部36は、第4確認窓36Dを有する。第4確認窓36Dは、第2枠本体36Aのうち左外面61を構成する部分に配置されている。第4確認窓36Dは、第1ローラ17Aと左右方向に重なる位置に設けられている。第4確認窓36Dによって、第1ローラ17Aの存在が確認できる。
図13に示すように、第2蓋部37は、第2蓋本体37Aと、残量確認窓37Bとを有する。第2蓋本体37Aは、主ケース31の上外面65を構成している。残量確認窓37Bは、印刷用テープロール11と上下方向に重なる位置に設けられている。残量確認窓37Bによって、印刷用テープロール11の残量が確認できる。
また、残量確認窓37Bによって、第1供給スプール12の存在及び色を確認できる。第1供給スプール12の色を確認することで、印刷用カセット10の組立後に印刷用テープロール11の製造者及び製造場所をトレースすることができる。
また、第2蓋部37の後部には、カセット情報等が印刷されたラベル38が貼られている。図1B及び図1Cに示すように、ラベル38は、主ケース31の上外面65と、後外面64とに跨って貼られている。
<印刷用テープの搬送路>
図14A,14B,14C,14Dに示すように、第1傾斜ガイド51及び第2傾斜ガイド53は、印刷用テープ11Aを第2ケース33から第1ケース32に送る搬送路を構成している。
つまり、主ケース31は、上下方向において印刷用テープロール11と異なる位置のヘッド開口41に向かって、印刷用テープロール11から印刷用テープ11Aを搬送する搬送路を有する。
具体的には、図14Aに示すように、印刷用テープロール11から引き出された印刷用テープ11Aは、第2傾斜ガイド53に印刷用テープロール11の径方向外側から接触することで、下後方に向かって搬送される。
第2傾斜ガイド53を通過した印刷用テープ11Aは、図14Bに示すように、第1傾斜ガイド51に向かって左下方に搬送される。印刷用テープ11Aは、第2傾斜ガイド53及び第1傾斜ガイド51に、第2傾斜ガイド53及び第1傾斜ガイド51の順に架け渡される。第2傾斜ガイド53で印刷用テープ11Aに加えられたねじりは、第1傾斜ガイド51によってキャンセルされる。
印刷用テープ11Aは、第2傾斜ガイド53と第1傾斜ガイド51との間において、主ケース31に接触しない。つまり、主ケース31は、印刷用テープ11Aの搬送路において、第2傾斜ガイド53と第1傾斜ガイド51との間に配置される他のガイド部を有しない。また、第2傾斜ガイド53と第1傾斜ガイド51との間における主ケース31の内壁(つまり主ケース31の外面を構成する外壁と対向する壁)は、印刷用テープ11Aより
も前方に位置する。
第1傾斜ガイド51に到達した印刷用テープ11Aは、図14Cに示すように、第1傾斜ガイド51にインクリボンロール14の径方向外側から接触することで、前方に向かって搬送される。第1傾斜ガイド51を通過した印刷用テープ11Aは、反射壁52に接触しながら読取窓47を通過する。
第1傾斜ガイド51を通過した印刷用テープ11Aは、図14Dに示すように、第2ローラ17Cに案内され、右方に向かって搬送される。その後、印刷用テープ11Aは、ヘッド開口41を通過して排出口42から排出される。
<低摩擦接触面>
反射壁52は、印刷用テープ11Aの搬送路において印刷用テープ11Aの印刷面(つまり、ヘッド開口41においてインクリボン14Aと重ね合わされる面)と接触する第1低摩擦接触面を有する。
第1傾斜ガイド51は、印刷用テープ11Aの搬送路において印刷用テープ11Aの印刷面と接触する第2低摩擦接触面を有する。第2低摩擦接触面は、第1傾斜ガイド51の曲面に設けられている。
第2傾斜ガイド53は、印刷用テープ11Aの搬送路において印刷用テープ11Aの印刷面と接触する第3低摩擦接触面を有する。第3低摩擦接触面は、第2傾斜ガイド53の曲面に設けられている。
第1低摩擦接触面の粗さは、搬送路における第1低摩擦接触面の上流領域及び下流領域それぞれの印刷用テープ11Aとの接触面の少なくとも一部の粗さよりも大きい。第2低摩擦接触面の粗さは、搬送路における第2低摩擦接触面の上流領域及び下流領域それぞれの印刷用テープ11Aとの接触面の少なくとも一部の粗さよりも大きい。第3低摩擦接触面の粗さは、搬送路における第3低摩擦接触面の上流領域及び下流領域それぞれの印刷用テープ11Aとの接触面の少なくとも一部の粗さよりも大きい。
つまり、印刷用テープ11Aの搬送路には、第1低摩擦接触面、第2低摩擦接触面、及び第3低摩擦接触面それぞれの粗さよりも粗さが小さい領域が、それぞれの接触面の上流又は下流に存在する。
具体的には、第1低摩擦接触面、第2低摩擦接触面、及び第3低摩擦接触面の算術平均粗さRaは、3μm以上20μm以下である。算術平均粗さRaをこのような範囲とすることで、ガイド機能を維持したまま、摩擦抵抗を低減することができる。
第1低摩擦接触面、第2低摩擦接触面、及び第3低摩擦接触面は、それぞれ、印刷用テープ11Aと接触する凹凸形状を有する。凹凸形状としては、図15Aに示す複数のディンプル、図15Bに示すヘアラインパターン、図15Cに示す複数のドット、図15Dに示すシボパターン、図15E及び図15Fに示す複数の溝などが挙げられる。
第1低摩擦接触面、第2低摩擦接触面、及び第3低摩擦接触面は、それぞれ、凹凸形状を有する代わりに、又は凹凸形状と組み合わせて、主ケース31の低摩擦接触面以外の部位(つまり、第1枠本体35A及び第2枠本体36A)を構成する樹脂よりも摩擦係数が小さい樹脂で構成されてもよい。
具体的には、第1枠本体35A及び第2枠本体36Aの材質がABS樹脂であり、反射
壁52、第1傾斜ガイド51及び第2傾斜ガイド53の材質がPOM(ポリアセタール)樹脂又はPBT(ポリブチレンテレフタレート)樹脂であるとよい。
第1低摩擦接触面、第2低摩擦触面及び第3低摩擦接触面は、それぞれ、コーティング材で構成されてもよい。コーティング材は、搬送路の内面(つまり、反射壁52、第1傾斜ガイド51及び第2傾斜ガイド53それぞれの基材の表面)に貼着されたフィルムの表層である。フィルムは、接着層と、コーティング材で構成された表層とを有する。
なお、第1傾斜ガイド51及び第2傾斜ガイド53のうち、一方の傾斜ガイドには低摩擦接触面が設けられなくてもよい。この場合、低摩擦接触面が設けられない傾斜ガイドは、第1枠本体35A又は第2枠本体36Aと一体化され、好ましくはABS樹脂で構成される。つまり、低摩擦接触面が設けられた傾斜ガイドは、低摩擦接触面が設けられない傾斜ガイドとは異なる材質となる。
<主ケースの外観>
図12及び図13に示すように、主ケース31は、左外面61、右外面62、前外面63、後外面64、上外面65、及び下外面66を有する。
左外面61及び右外面62は、上下方向と平行であり、左右方向における最外面を構成している。具体的には、左外面61及び右外面62は、左右方向と直交している。左外面61及び右外面62は、上下方向において上外面65と下外面66との間に配置されると共に、左右方向において印刷用テープロール11の軸心を挟んでいる。
前外面63及び後外面64は、上下方向と平行であり、前後方向における最外面を構成している。具体的には、前外面63及び後外面64は、前後方向と直交している。前外面63及び後外面64は、上下方向において上外面65と下外面66との間に配置されると共に、前後方向において印刷用テープロール11の軸心を挟んでいる。
上外面65及び下外面66は、上下方向と交差し、上下方向における最外面を構成している。具体的には、上外面65及び下外面66は、上下方向と直交している。上外面65及び下外面66は、上下方向において印刷用テープロール11を挟んでいる。
上外面65は、上下方向においてヘッド開口41の全体及び印刷用テープロール11の全体と重なっている。図12に示すように、上外面65は、矩形状である。上外面65は、第1辺65Aと、第2辺65Bと、第3辺65Cと、第4辺65Dとを有する。
第1辺65Aは、上外面65の右端を構成している。第1辺65Aには、第1凹部43Aが設けられている。第2辺65Bは、第1辺65Aと対向し、上外面65の左端を構成している。第3辺65Cは、第1辺65A及び第2辺65Bと直交し、上外面65の前端を構成している。第4辺65Dは、第3辺65Cと対向し、上外面65の後端を構成している。
図16に示すように、下外面66は、ヘッド開口41の一部を画定する切欠き34Dを有する。下外面66は、矩形の角を切り欠いた形状である。下外面66は、第5辺66Aと、第6辺66Bと、第7辺66Cと、第8辺66Dとを有する。
第5辺66Aは、下外面66の右端を構成している。第5辺66Aには、第2凹部43Bが設けられている。第6辺66Bは、第5辺66Aと対向し、下外面66の左端を構成している。第7辺66Cは、第5辺66A及び第6辺66Bと直交し、下外面66の前端を構成している。第7辺66Cには、切欠き34Dが設けられている。第8辺66Dは、
第7辺66Cと対向し、下外面66の後端を構成している。
切欠き34Dは、ヘッド開口41の下端部を構成している。切欠き34Dは、第7辺66Cから第8辺66Dに向かって延びると共に、下外面66の第7辺66Cよりも内側の領域において、第6辺66Bから第5辺66Aに向かって延びている。換言すれば、切欠き34Dは、前外面63から後外面64に向かって延びると共に、下外面66の前外面63よりも内側の領域において、左外面61から右外面62に向かって延びている。
右外面62は、上外面65の第1辺65Aと下外面66の第5辺66Aとを上下方向に連結している。左外面61は、上外面65の第2辺65Bと下外面66の第6辺66Bとを上下方向に連結している。前外面63は、上外面65の第3辺65Cと下外面66の第7辺66Cとを上下方向に連結している。後外面64は、上外面65の第4辺65Dと下外面66の第8辺66Dとを上下方向に連結している。
図11に示すように、第2枠本体36Aのうち、左外面61を構成する壁は、印刷用テープロール11における印刷用テープ11Aの引き出し部11E(つまりテープ出口36C)と対向している。
図17に示すように、主ケース31は、第1凹部43Aと、第2凹部43Bと、第3凹部43Cとを有する。
第1凹部43Aは、上外面65の周縁から左方向に凹んでいる。第2凹部43Bは、下外面66の周縁から左方向に凹んでいる。第3凹部43Cは、右外面62の上端部から下端部まで延伸すると共に、左方向に凹んでいる。第1凹部43A、第2凹部43B及び第3凹部43Cは、ヘッド開口41とは離れて配置されている。
上下方向において、第1凹部43Aの少なくとも一部は、第2凹部43Bの少なくとも一部と重なっている。また、上下方向において、第1凹部43Aの少なくとも一部及び第2凹部43Bの少なくとも一部は、第3凹部43Cの少なくとも一部と重なっている。具体的には、第1凹部43Aの全体は、上下方向において第2凹部43Bの全体及び第3凹部43Cの全体と重なっている。
第1凹部43A及び第2凹部43Bは曲線によって画定されている。図13に示すように、第1凹部43Aは、上外面65を前後方向に沿って3等分した3つの領域A1,A2,A3のうち、中央の領域A2に含まれる。
図17に示すように、第3凹部43Cは、上下方向に沿って延伸する溝である。第3凹部43Cの幅及び深さは、上下方向に沿って一定である。第3凹部43Cは、曲面で構成されている。
図9に示すように、第3凹部43Cは、印刷用テープ11Aのうち、第1傾斜ガイド51及び反射壁52に接触する部分よりも印刷用テープ11Aの搬送方向における下流の部分と、印刷用テープ11Aの厚み方向に重なっている。また、第3凹部43Cは、印刷用テープ11Aのうち、第1係合部35Bと印刷用テープ11Aの厚み方向に重なる部分よりも印刷用テープ11Aの搬送方向における上流の部分と、印刷用テープ11Aの厚み方向に重なっている。
第3凹部43Cの少なくとも一部(具体的には第3凹部43Cの底部)は、右外面62と直交する方向(つまり左右方向)において、第1枠本体35Aのうち右外面62を構成する壁の内面よりも主ケース31の内側に位置している。
図11に示すように、第3凹部43Cは、第2枠本体36Aのうちロール枠壁36Bと一体化された壁によって画定されている。また、図2A及び図2Bに示すように、第2凹部43B及び第3凹部43Cには、カセット収納部101の凸部101Aが上下方向に沿って挿入される。
図17に示すように、主ケース31は、右外面62において上下方向に並んで配置された読取窓47と連結用開口48とを有する。
読取窓47は、主ケース31がカセット収納部101に挿入された状態で印刷装置本体100のテープ読取センサ108と対向する。読取窓47は、印刷用テープ11Aのうち、第3凹部43Cが印刷用テープ11Aの厚み方向に重なる部分よりも印刷用テープ11Aの搬送方向における上流の部分と、印刷用テープ11Aの厚み方向に重なっている。つまり、読取窓47は、右外面62において、第3凹部43Cの後方に配置されている。
読取窓47は、反射壁52及び第1傾斜ガイド51それぞれと印刷用テープ11Aを挟んで対向している。読取窓47は、テープ読取センサ108が出射した光及び主ケース31内で反射した光を通過させる。
連結用開口48は、複数の印刷用カセット10を左右方向に連結する際に、隣接する印刷用カセット10の第2係合部35Cが挿入される。連結用開口48は、読取窓47の上方に配置されている。読取窓47と連結用開口48とは、リブ47Aによって分断されている。リブ47Aによって、右外面62における主ケース31の強度が向上する。
図5に示すように、主ケース31は、前外面63に配置されると共に、カセット識別情報を示す被検出部45を有する。被検出部45は、カセット識別情報を印刷装置本体100の検出部106に検出させる。被検出部45は、第1枠部35(具体的にはアーム部44)に設けられた孔、凹部、又は切欠きを有している。
検出部106は、被検出部45の孔、凹部、又は切欠きによって構成された立体マーカに対する接触式の読み取りによって、カセット識別情報を検出する。被検出部45は、検出部106の突起106Bを押圧する第1領域と、押圧しない第2領域とを有する。
第1領域は、主ケース31の外壁で構成され、突起106Bを前方に押圧する。第2領域には、孔が設けられている。第2領域では突起106Bは被検出部45に接触せずに孔を通過し、主ケース31内に進入する。
被検出部45は、上下方向と直交する方向(つまり印刷用テープロール11の径方向)においてヘッド開口41と重なる位置に配置されている。つまり、被検出部45は、上下方向において印刷用テープロール11と異なる位置に配置されている。
図16に示すように、被検出部45の幾何学的重心G(図5参照)は、印刷用テープ11Aのうち、第2供給スプール15の回転軸心L2(つまりインクリボンロール14の軸心)と前後方向に重なる部分よりも印刷用テープ11Aの搬送方向における上流の部分と、印刷用テープ11Aの厚み方向に重なっている。被検出部45の幾何学的重心Gは、孔、凹部又は切欠きが形成された領域の重心である。
さらに、被検出部45の幾何学的重心Gは、印刷用テープ11Aのうち、ヒートシンク103の右端部に印刷用テープ11Aの厚み方向に重なる部分よりも印刷用テープ11Aの搬送方向における上流の部分と、印刷用テープ11Aの厚み方向に重なっている。具体
的には、被検出部45の幾何学的重心Gは、第2供給スプール15の回転軸心L2及びヒートシンク103よりも右方に位置する。
これにより、検出部106を被検出部45に押し当てた際に、アーム部44が変形して検出部106と被検出部45との位置ずれが発生することが抑制される。その結果、検出部106における誤検出及び作動不良が抑制される。
図5に示すように、主ケース31は、前外面63に配置された退避凹部49を有する。退避凹部49は、検出部106の補助リブ106Fを収容可能である。退避凹部49は、上下方向において被検出部45の幾何学的重心Gと印刷用テープロール11との間に配置されている。
主ケース31は、左外面61に配置された収容部46を有する。収容部46は、印刷装置本体100のカッター110を収容可能に凹んだ部位である。収容部46は、排出口42の後方に配置されている。図2Aに示すように、収容部46には、カッター110の一部が配置される。
図12に示すように、主ケース31は、左後方の角部に設けられた補助凹部71を有する。補助凹部71は、第2蓋本体37Aに設けられている。補助凹部71は、第1凹部43A、第2凹部43B及び第3凹部43Cと共に、印刷用カセット10を印刷装置本体100から取り出す際に指を引っ掛けることができる把持部を構成する。
図5に示すように、主ケース31は、上下方向に延伸する複数の肉盗み部72を有する。肉盗み部72は、左外面61又は前外面63に設けられたスリットである。複数の肉盗み部72も、印刷用カセット10を印刷装置本体100から取り出す際に指を引っ掛けることができる把持部を構成する。
<主ケースの成形>
第1蓋部34、第1枠部35、第2枠部36及び第2蓋部37は射出成型で構成されている。
第1蓋部34は、内側(つまり上側)が金型のコアに接触し、外側(つまり下側)が金型のキャビティに接触する形で成型される。第2蓋部37は、内側(つまり下側)が金型のコアに接触し、外側(つまり上側)が金型のキャビティに接触する形で成型される。
第1枠部35は、第1傾斜ガイド51が設けられた側(つまり下側)が金型のコアに接触し、第1傾斜ガイド51とは反対側(つまり上側)が金型のキャビティに接触する形で成型される。
第2枠部36は、第2傾斜ガイド53が設けられた側(つまり上側)が金型のコアに接触し、第2傾斜ガイド53とは反対側(つまり下側)が金型のキャビティに接触する形で成型される。
したがって、第1蓋部34と第1枠部35との連結、及び第2枠部36と第2蓋部37との連結では、コアに接触した側同士が連結されている。また、第1枠部35と第2枠部36との連結では、キャビティに接触した側同士が連結されている。
第1ローラ17A及び第2ローラ17Cは、それぞれ、主ケース31のうちコアに接触した領域に配置されている。そのため、第1ローラ17A及び第2ローラ17Cの軸部の抜き勾配が小さくなり、第1ローラ17A及び第2ローラ17Cの位置精度が高まる。
<印刷装置本体によるテープ搬送及び印刷>
印刷用カセット10が印刷装置本体100に装着された状態で、印刷ヘッド102は、ヘッド開口41において、印刷用テープ11A及びインクリボン14Aと前後方向に重なる位置に配置される。
印刷用テープ11Aは、プラテンローラ104によってヘッド開口41に搬送されると共に、プラテンローラ104によってインクリボン14Aを介して発熱素子が発熱した印刷ヘッド102に押し付けられる。これにより、インクリボン14Aの表面に配置されたインクの一部が印刷用テープ11Aに転写され、印刷用テープ11Aに文字、記号等が印刷される。
プラテンローラ104は、印刷後の印刷用テープ11Aを印刷用カセット10内から排出口42を介して外部に向けて搬送する。プラテンローラ104は、出力ギア21と係合されたプラテンギア105によって回転する。プラテンローラ104は、ローラホルダ107によって、印刷用カセット10と離れた位置と、プラテンギア105が出力ギア21に係合した位置との間で揺動可能である。
印刷用カセット10の主ケース31がカセット収納部101に挿入された状態では、駆動シャフト109が入力ギア22に係合すると共に、プラテンギア105が出力ギア21に係合する。
具体的には、駆動シャフト109が印刷用カセット10の巻取スプール16及び入力ギア22に挿入された状態で、プラテンローラ104が印刷用カセット10のヘッド開口41に向けて揺動することで、プラテンギア105が出力ギア21に係合する。
印刷用カセット10が装着された状態で駆動シャフト109により入力ギア22が回転されることで、アイドルギア23を介して出力ギア21が回転される。さらに、出力ギア21の回転によりプラテンギア105が回転することで、プラテンローラ104が回転する。
<第1実施形態の変形例>
図18に示すように、第3凹部43Cは、右外面62に設けられた孔を含んでもよい。図18では、第3凹部43C全体が孔で構成されている。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1凹部43A、第2凹部43B及び第3凹部43Cの位置によって印刷用カセット10の向きを容易に確認できる。
(1b)印刷装置本体100に第1凹部43A、第2凹部43B及び第3凹部43Cに対応する凸部101Aを設けることによって、印刷用カセット10の装着方向を提示できる。また、誤った向きでの印刷用カセット10の装着が抑制できる。
[2.第2実施形態]
[2-1.構成]
図19A、図19B及び図19Cに示す印刷用カセット10Aは、図5に示される第1実施形態の印刷用カセット10に変えて、図1Aの印刷装置本体100に装着される。
印刷用カセット10Aは、第1実施形態の印刷用カセット10の主ケース31の外面の
形状を変更したものである。印刷用カセット10Aの主ケース31の外面以外の構成は、第1実施形態と同じである。
接触部35Iは、下外面66から上方に凹んだ凹部である。接触部35Iは、上下方向において切欠き34Dと異なる位置、かつ、左外面61よりも右外面62に近接する位置に配置されている。
右外面62は、前後方向に沿って2等分された第1領域A11及び第2領域A12を有する。第1領域A11と接触部35Iとの距離は、第2領域A12と接触部35Iとの距離よりも小さい。
また、第1領域A11における右外面62と左外面61との左右方向における距離Dの最大値は、第2領域A12における右外面62と左外面61との左右方向における距離Dの最大値よりも大きい。
印刷用カセット10Aでは、右外面62が後方に向かうに連れて左にずれるように傾斜している。したがって、左右方向における左外面61と右外面62との距離Dは、前後方向に沿って変化すると共に、接触部35Iが設けられた角部において最大となっている。右外面62は、主ケース31がカセット収納部101に挿入される際に、凸部101Aと干渉しない。
<第2実施形態の変形例>
図20A、図20B及び図20Cに示すように、印刷用カセット10Aの右外面62は、傾斜する代わりに左側に落ち込む段差62Aを有してもよい。右外面62のうち、段差62Aよりも前方の部分は、段差62Aよりも後方の部分よりも右側に位置する。
したがって、この変形例においても、左右方向における左外面61と右外面62との距離Dは、前後方向に沿って変化すると共に、接触部35Iが設けられた角部において最大となっている。
さらに、図21A、図21B及び図21Cに示すように、印刷用カセット10Aの右外面62は、接触部35Iが設けられた角部のみが右側に突出していてもよい。
[2-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(2a)主ケース31の幅(つまり外面間の距離)が変化する部位の位置によって、印刷用カセット10の向きを容易に確認できる。
[3.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(3a)上記実施形態の印刷装置は、インクリボンを用いて印刷するものに限定されない。例えば、印刷装置は、帯状の感熱紙に印刷を行ってもよい。つまり、印刷用カセットは、必ずしもインクリボンを備えなくてもよい。
(3b)上記実施形態の印刷用カセットにおいて、印刷用テープロール及びインクリボンロールは、必ずしもスプールに巻回されなくてもよい。つまり、印刷用テープロール及びインクリボンロールは、芯を有しなくてもよい。
(3c)上記実施形態の印刷用カセットにおいて、反射壁、第1傾斜ガイド及び第2傾斜ガイドは、印刷用テープ以外のテープ(例えば、インクリボン)の搬送路に設けられてもよい。
(3d)上記実施形態の印刷用カセットにおいて、駆動伝達機構は印刷用テープロールよりも上方、又は印刷用テープの搬送路よりも下方に配置されてもよい。また、印刷用カセットは、必ずしも駆動伝達機構を備えなくてもよい。
(3e)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…印刷装置、10…印刷用カセット、11…印刷用テープロール、
11A…印刷用テープ、14…インクリボンロール、14A…インクリボン、
21…出力ギア、31…主ケース、41…ヘッド開口、42…排出口、
43A…第1凹部、43B…第2凸部、43C…第3凸部、44…アーム部、
45…被検出部、46…収容部、47…読取窓、51…第1傾斜ガイド、
52…反射壁、53…第2傾斜ガイド、61…左外面、62…右外面、63…前外面、
64…後外面、65…上外面、66…下外面、100…印刷装置本体、
101…カセット収納部、101A…凸部、102…印刷ヘッド、
103…ヒートシンク、104…プラテンローラ、106…検出部、
107…ローラホルダ、108…テープ読取センサ、110…カッター。

Claims (34)

  1. 第1方向と平行な軸心周りに印刷用テープが巻回された印刷用テープロールと、
    前記印刷用テープロールを収容するケースと、
    を備え、
    前記ケースは、
    前記第1方向において前記印刷用テープロールと異なる位置に配置されると共に、前記印刷用テープロールから引き出された前記印刷用テープが外部に露出される開口と、
    前記第1方向と交差すると共に、前記第1方向において前記印刷用テープロールを挟む第1外面及び第2外面と、
    前記第1外面の周縁から前記第1方向と交差する第2方向に凹んだ第1凹部と、
    前記第2外面の周縁から前記第2方向に凹んだ第2凹部と、
    を有し、
    前記第2外面は、前記開口の一部を画定する切欠きを有し、
    前記第1方向と平行な方向から視て、前記第1凹部の少なくとも一部は、前記第2凹部の少なくとも一部と重なる、印刷用カセット。
  2. 前記ケースは、
    前記第1方向において前記第1外面と前記第2外面とを連結する第3外面と、
    前記第3外面の前記第1方向における一方の端部から他方の端部まで延伸すると共に、前記第2方向に凹んだ第3凹部と、
    を有し、
    前記第1方向と平行な方向から視て、前記第1凹部の少なくとも一部及び前記第2凹部の少なくとも一部は、前記第3凹部の少なくとも一部と重なる、請求項1に記載の印刷用カセット。
  3. 前記第3凹部は、前記第1方向に沿って延伸する溝である、請求項2に記載の印刷用カセット。
  4. 前記第1方向と平行な方向から視て、前記第1凹部の全体は、前記第2凹部の全体及び前記第3凹部の全体と重なる、請求項2に記載の印刷用カセット。
  5. 前記第3凹部は、前記第3外面に設けられた孔を含む、請求項2に記載の印刷用カセット。
  6. 前記第1外面は、
    前記第1凹部が設けられた第1辺と、
    前記第1辺と対向する第2辺と、
    前記第1辺及び前記第2辺と交差する第3辺と、
    前記第3辺と対向する第4辺と、
    を有し、
    前記第2外面は、
    前記第2凹部が設けられた第5辺と、
    前記第5辺と対向する第6辺と、
    前記第5辺及び前記第6辺と交差すると共に、前記切欠きが設けられた第7辺と、
    前記第7辺と対向する第8辺とを有し、
    前記ケースは、
    前記第1辺及び前記第5辺と連結する第3外面と、
    前記第2辺及び前記第6辺と連結する第4外面と、
    前記第3辺及び前記第7辺と連結する第5外面と、
    前記第4辺及び前記第8辺と連結する第6外面と、
    有する、請求項1に記載の印刷用カセット。
  7. 前記切欠きは、前記第7辺から前記第8辺に向かって延びると共に、前記第2外面の前記第7辺よりも内側の領域において、前記第6辺から前記第5辺に向かって延びる、請求項6に記載の印刷用カセット。
  8. 前記第1凹部は、前記第1外面を前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第3方向に沿って3等分した3つの領域のうち、中央の領域に含まれる、請求項1に記載の印刷用カセット。
  9. 前記第1凹部及び前記第2凹部は、曲線によって画定される、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の印刷用カセット。
  10. 前記ケースは、
    前記ケース内の前記第1方向において前記印刷用テープロールと異なる位置に配置されると共に、前記印刷用テープの搬送方向の前記第1方向と平行な成分を変更するガイドを有し、
    前記第3凹部は、前記印刷用テープのうち、前記ガイドに接触する部分よりも前記印刷用テープの搬送方向における下流の部分と、前記印刷用テープの厚み方向に重なる、請求項2に記載の印刷用カセット。
  11. 前記ケースは、前記印刷用テープロールを囲う枠壁を有し、
    前記第3凹部は、前記枠壁と一体化された壁によって画定される、請求項3に記載の印刷用カセット。
  12. 前記第3凹部の少なくとも一部は、前記第3外面と直交する方向において、前記第3外面を構成する壁の内面よりも前記ケースの内側に位置する、請求項3に記載の印刷用カセット。
  13. 第1方向と平行な軸心周りに印刷用テープが巻回された印刷用テープロールと、
    前記印刷用テープロールを収容するケースと、
    を備え、
    前記ケースは、
    前記第1方向において前記印刷用テープロールと異なる位置に配置されると共に、前記印刷用テープロールから引き出された前記印刷用テープが外部に露出される開口と、
    前記第1方向と交差すると共に、前記第1方向において前記印刷用テープロールを挟む第1外面及び第2外面と、
    前記第1方向において前記第1外面と前記第2外面との間に配置されると共に、前記第1方向と交差する第2方向において前記印刷用テープロールの軸心を挟む第3外面及び第4外面と、
    前記第2外面から前記第1方向に凹んだ第4凹部と、
    を有し、
    前記第2外面は、前記開口の一部を画定する切欠きを有し、
    前記第4凹部は、前記第1方向において前記切欠きと異なる位置、かつ、前記第4外面よりも前記第3外面に近接する位置に配置され、
    前記第3外面は、前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第3方向に沿って2等分された第1領域及び第2領域を有し、
    前記第1領域と前記第4凹部との距離は、前記第2領域と前記第4凹部との距離よりも小さく、
    前記第1領域における前記第3外面と前記第4外面との前記第2方向における距離の最大値は、前記第2領域における前記第3外面と前記第4外面との前記第2方向における距離の最大値よりも大きい、印刷用カセット。
  14. 前記ケースは、前記第1方向において前記第1外面と前記第2外面との間に配置されると共に、前記第3方向において前記印刷用テープロールの軸心を挟む第5外面及び第6外面を有する、請求項13に記載の印刷用カセット。
  15. 前記切欠きは、前記第5外面から前記第6外面に向かう方向に延びると共に、前記第2外面の前記第5外面よりも内側の領域において前記第4外面から前記第3外面に向かって延びる、請求項14に記載の印刷用カセット。
  16. 前記第1外面は、前記第1方向と平行な方向から視て、前記開口の全体と重なる、請求項1又は請求項13に記載の印刷用カセット。
  17. 前記カセットは、前記第5外面に配置されると共に、カセット識別情報を示す被検出部を有する、請求項6又は請求項14に記載の印刷用カセット。
  18. 前記被検出部は、前記第1方向において前記印刷用テープロールと異なる位置に配置される、請求項17に記載の印刷用カセット。
  19. 前記印刷用テープの印刷に供されるインクリボンが巻回されたインクリボンロールをさらに備え、
    前記被検出部の幾何学的重心は、前記印刷用テープのうち、前記インクリボンロールの軸心と前記第1方向及び前記第2方向の双方と交差する第3方向に重なる部分よりも前記印刷用テープの搬送方向における上流の部分と、前記印刷用テープの厚み方向に重なる、請求項17に記載の印刷用カセット。
  20. 前記第4外面を構成する壁は、前記印刷用テープロールにおける前記印刷用テープの引き出し部と対向する、請求項6又は請求項13に記載の印刷用カセット。
  21. 前記印刷用テープの印刷に供されるインクリボンが巻回されたインクリボンロールをさらに備え、
    前記インクリボンロールは、前記ケースに収容されると共に、前記第1方向において前記印刷用テープロールと異なる位置に配置される、請求項1又は請求項13に記載の印刷用カセット。
  22. 外部に駆動力を出力すると共に、前記第1方向において前記インクリボンロールと前記印刷用テープロールとの間に配置される出力ギアをさらに備え、
    前記出力ギアははすばを有する、請求項21に記載の印刷用カセット。
  23. 前記開口は、前記第1方向に沿って延び、
    前記切欠きは、前記開口の前記第1方向における端部を構成する、請求項7又は請求項15に記載の印刷用カセット。
  24. 前記ケースは、前記第3外面から突出すると共に、印刷装置本体と係合可能な係合部を有し、
    前記第3凹部は、前記印刷用テープのうち、前記係合部と前記印刷用テープの厚み方向に重なる部分よりも前記印刷用テープの搬送方向における上流の部分と、前記印刷用テープの厚み方向に重なる、請求項2に記載の印刷用カセット。
  25. 前記ケースは、前記第3外面に配置されると共に、印刷装置本体のテープ読取センサと対向可能な窓を有し、
    前記第3凹部は、前記印刷用テープのうち、前記窓と前記印刷用テープの厚み方向に重なる部分よりも前記印刷用テープの搬送方向における下流の部分と、前記印刷用テープの厚み方向に重なる、請求項2に記載の印刷用カセット。
  26. 前記第2凹部には、印刷装置本体の凸部が前記第1方向に沿って挿入可能である、請求項1に記載の印刷用カセット。
  27. 前記ケースは、前記第4外面に配置されると共に、印刷装置本体のカッターを収容可能に凹んだ収容部を有する、請求項6又は請求項13に記載の印刷用カセット。
  28. 前記開口には、印刷装置本体の印刷ヘッドが挿入可能である、請求項1又は請求項13に記載の印刷用カセット。
  29. 前記被検出部の幾何学的重心は、前記印刷用テープのうち、前記第2方向における印刷装置本体のヒートシンクの端部に前記印刷用テープの厚み方向に重なる部分よりも前記印刷用テープの搬送方向における上流の部分と、前記印刷用テープの厚み方向に重なる、請求項17に記載の印刷用カセット。
  30. 前記ケースは、前記第5外面に配置されると共に、前記第1方向において前記被検出部の幾何学的重心と前記印刷用テープロールとの間に配置されると共に、印刷装置本体の一部が収容可能な退避凹部を有する、請求項17に記載の印刷用カセット。
  31. 前記第1外面及び前記第2外面は、前記第1方向と直交し、
    前記第2方向は、前記第1方向と直交する、請求項1又は請求項13に記載の印刷用カセット。
  32. 前記第3方向は、前記第1方向及び前記第2方向の双方と直交する、請求項8又は請求項13に記載の印刷用カセット。
  33. 前記第3外面は、前記第2方向と直交する、請求項2又は請求項13に記載の印刷用カセット。
  34. 第1方向と平行な軸心周りに印刷用テープが巻回された印刷用テープロールと、前記印刷用テープロールを収容するケースとを備える印刷用カセットが挿入されるカセット収納部を備え、
    前記ケースは、
    前記第1方向において前記印刷用テープロールと異なる位置に配置されると共に、前記印刷用テープロールから引き出された前記印刷用テープが外部に露出される開口と、
    前記第1方向と交差すると共に、前記第1方向において前記印刷用テープロールを挟む第1外面及び第2外面と、
    前記第1外面の周縁から前記第1方向と交差する第2方向に凹んだ第1凹部と、
    前記第2外面の周縁から前記第2方向に凹んだ第2凹部と、
    を有し、
    前記第2外面は、前記開口の一部を画定する切欠きを有し、
    前記第1方向と平行な方向から視て、前記第1凹部の少なくとも一部は、前記第2凹部の少なくとも一部と重なり、
    前記カセット収納部は、前記第2凹部に前記第1方向に沿って挿入される凸部を有する
    、印刷装置。
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