JP2024054104A - インク、インクジェット記録方法及びモットリングの改善方法 - Google Patents

インク、インクジェット記録方法及びモットリングの改善方法 Download PDF

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Abstract

【課題】インク受容層を有さない記録メディアに記録したときでもモットリングを生じない水性インク、それを用いるインクジェット記録方法及びモットリングの改善方法の提供。【解決手段】キナクリドン顔料、アゾ顔料、分散剤、ノニオン界面活性剤、及びアルカンジオールを含有するインクであって、インクの総質量に対するアルカンジオールの含有量が1質量%より多く、20質量%未満であるインクにより、前記の課題を解決できた。【選択図】なし

Description

本発明は、インク、そのインクを用いるインクジェット記録方法、及びモットリングの改善方法に関する。
各種のカラー記録方法の中で、インクジェットプリンタを用いる記録方法(インクジェット記録方法)は、代表的な方法の1つである。この方法は、インクの小滴を発生させ、これを紙等の記録メディアに付着させて記録(印刷)を行う。インクジェット技術の進歩により、インクジェット記録により得られる画質は、顕著に向上してきた。このため銀塩写真やオフセット印刷によってのみ実現されてきた高精細な印刷の分野においても、インクジェット記録方法が用いられるようになってきた。
インクジェット記録に用いられる記録メディアは、インク受容層の有無により、2種類に大別される。高精細な印刷の分野で使用される記録メディアとしては、インク受容層を有しない記録メディアも多く用いられる。インク受容層を有しない記録メディアは、一般にインクの吸収能力が低い。このため、インク受容層を有しない記録メディアに水系インクで記録を行うと、インクが吸収されずに不規則な画像ムラを生じるモットリングが生じやすい。モットリングが生じた画像は、その品質が極めて劣化し、実用に耐えない。このため、インク受容層を有しない記録メディアを使用したときでも、モットリングを生じない水性インクが強く求められている。
インクジェットインクに用いられる着色剤は、顔料と染料に大別される。一般に、顔料は各種の堅牢性に優れ、染料は彩度等の色相に優れるとされる。このため、顔料インクにおいては複数の顔料を配合し、望みの色相を得る方法が提案されている。
例えば、特許文献1及び2には、ジメチルキナクリドン顔料と無置換キナクリドン顔料との固溶体顔料を含むインクジェット記録用水性インクが開示されている。
特許文献3には、不溶性モノアゾ顔料として、ナフトールAS系モノアゾ顔料を用いたインクジェット記録用水性インク、及びこれを用いた着色記録画像の発色性が優れることが開示されている
特許文献4~11には、キナクリドン顔料と、アゾ顔料を含有するインクが開示されている。
特許文献12には、不溶性モノアゾ顔料以外にも、キナクリドン系顔料とキナクリドンとは異なる化学構造を有する赤色顔料を併用したインクジェット記録用水性インクが開示されている。
特許文献13~15には、乾燥性のよいインクが開示されている。
特開平10-219166号公報 特開平11-49998号公報 特開平2007-246791号公報 特開2006-57044号公報 特開2011-149015号公報 特表2011-526322号公報 特開2002-156795号広報 国際公開2015/187143号ガゼット 特開2015-013971号公報 特開2015-030801号公報 国際公開2014/156569号ガゼット 特開2009-173696号公報 国際公開第2008/105289号ガゼット 特開2015-155516号公報 特開2015-172201号公報
本発明は、インク受容層を有さない記録メディアに記録したときでもモットリングを生じない水性インク、それを用いるインクジェット記録方法及びモットリングの改善方法の提供を課題とする。
本発明者らは、前記の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、キナクリドン顔料、アゾ顔料、水溶性樹脂、ノニオン界面活性剤、及び特定量のアルカンジオールを含有するインクにより、前記の課題を解決できることを見出し、本発明を完成させた。即ち、本発明は以下の1)~11)に関する。
1)
キナクリドン顔料、アゾ顔料、水溶性樹脂、ノニオン界面活性剤、及びアルカンジオールを含有するインクであって、インクの総質量に対するアルカンジオールの含有量が1質量%より多く、20質量%未満であるインク。
2)
前記キナクリドン顔料が、C.I.ピグメントレッドバイオレット 19、C.I.ピグメントレッド 122及び202から選択される顔料である前記1)に記載のインク。
3)
前記アゾ顔料がC.I.ピグメントレッド 150である前記1)に記載のインク。
4)
インクが含有する顔料の総含有量が、インクの総質量に対して0.1質量%~10質量%である、前記1)に記載のインク。
5)
インクが含有する顔料の総含有量が、インクの総質量に対して3質量%~7質量%である、前記1)に記載のインク。
6)
前記1)~5)のいずれか一項に記載のインクの液滴を、記録信号に応じて吐出させて、記録メディアに付着させることにより記録を行うインクジェット記録方法。
7)
前記記録メディアがキャストコート紙、コート紙、及びアート紙から選択される記録メディアである、前記6)に記載のインクジェット記録方法。
8)
前記記録メディアが、コロナ放電処理、プラズマ処理、およびフレーム処理から選択される表面改質処理が施された記録メディアである、前記6)又は7)に記載のインクジェット記録方法。
9)
前記1)~5)のいずれか一項に記載のインクが付着した記録メディア。
10)
前記1)~5)のいずれか一項に記載のインクを含有する容器が装填されたインクジェットプリンタ。
11)
前記1)~5)のいずれか一項に記載のインクを用いるモットリングの改善方法。
本発明により、インク受容層を有さない記録メディアに記録したときでもモットリングを生じない水性インク、それを用いるインクジェット記録方法及びモットリングの改善方法を提供できた。
以下、本発明を詳細に説明する。本明細書において、「C.I.」とは、「カラーインデックス」を意味する。
また、本明細書中、「%」及び「部」は、特に断りのない限り、実施例等も含めていずれも質量基準で記載する。
[キナクリドン顔料]
前記キナクリドン顔料としては、C.I.ピグメントバイオレット及びC.I.ピグメントレッドから選択されるキナクリドン顔料が挙げられる。そのようなキナクリドン顔料は、例えばオンラインで利用できるカラーインデックス インターナショナルの検索画面から、容易に検索することができる。それらの中では、C.I.ピグメントバイオレット 19、C.I.ピグメントレッド 122及びPR202から選択される顔料が好ましく、C.I.ピグメントバイオレット 19及びC.I.ピグメントレッド 122から選択される顔料がより好ましい。本明細書において「C.I.ピグメントバイオレット」は以下「PV」、「C.I.ピグメントレッド」は以下「PR」という。
[アゾ顔料]
前記アゾ顔料としては、C.I.ピグメントレッドから選択されるアゾ顔料が挙げられる。そのようなアゾ顔料は、例えばオンラインで利用できるカラーインデックス インターナショナルの検索画面から、容易に検索することができる。それらの中では、PR150が好ましい。
前記インクが含有するキナクリドン顔料及びアゾ顔料の総含有量は、通常0.1%~10%、好ましくは3%~7%、より好ましくは3%~6%である。
0.1%以上の含有量で良好な発色性が得られ、10%以下の含有量では良好な吐出性が得られる。
前記インクが含有するキナクリドン顔料とアゾ顔料の含有比率は、質量基準で70/30~30/70が好ましい。このような比率とすることにより、良好なマゼンタの色相が得られる。なお、以下の明細書において、キナクリドン顔料とアゾ顔料を「着色剤」と記載することがある。
[分散剤]
前記の分散剤としては、水溶性樹脂と水不溶性樹脂の両方が挙げられる。
着色剤に対する分散剤の使用量は、着色剤を1部として通常0.1部~1部、好ましくは0.1部~0.6部、より好ましくは0.2部~0.5部である。このような範囲で分散剤を使用すると、優れた分散液の安定性、及び/又は良好な記録画像を得ることができる。
[水溶性樹脂]
前記の水溶性樹脂は分散剤として用いられる。水溶性樹脂の種類は特に制限されないが、スチレン/アクリル樹脂が好ましい。水溶性樹脂は市販品として入手することも可能であり、その具体例としては、いずれもBASF社製の、ジョンクリル61J、67、68、450、55、555、586、678、680、682、683、690;及び、B-36;等が好ましく挙げられる。
[水不溶性樹脂]
本明細書において水不溶性樹脂とは、25℃の水1リットルに対する溶解度が通常5g以下、好ましくは3g以下、より好ましくは1g以下の樹脂を意味する。溶解度の下限は0gを含む。
水不溶性樹脂を構成するモノマーは、メタクリル酸誘導体から選択されるモノマーが好ましく、メタクリル酸誘導体から選択される3種類のモノマーがより好ましく、アラルキルメタクリレート、アルキルメタクリレート、及びメタクリル酸であるのがさらに好ましい。前記のモノマーのうち、水不溶性樹脂を構成するモノマーは、ベンジルメタクリレート、メタクリル酸ブチル、及びメタクリル酸が特に好ましい。
水不溶性樹脂は、Aブロック及びBブロックの2つのブロックから構成される、A-Bブロックポリマーが好ましく、例えば国際公開2013/115071号ガゼットが開示するリビングラジカル重合法により得られるA-Bブロックポリマーがより好ましい。また、このガゼットがA-Bブロックポリマーとして好ましい、及びより好ましい等として開示する内容は、前記の水不溶性樹脂においても同様の意味を有する。
Aブロックはアラルキルメタクリレート、若しくはアラルキルメタクリレート及びメタクリル酸から構成されるのが好ましい。また、Bブロックはアルキルメタクリレート及びメタクリル酸から構成されるのが好ましい。
水不溶性樹脂は、例えば国際公開2013/115071号ガゼットが開示する合成方法により得ることができる。
水不溶性樹脂の酸価は通常90~200mgKOH/g、好ましくは100~150mgKOH/g、より好ましくは100~120mgKOH/gである。
水不溶性樹脂の重量平均分子量は、通常10000~60000、好ましくは10000~40000、より好ましくは15000~30000である。
[メタクリル酸誘導体]
メタクリル酸誘導体としては、アラルキルメタクリレート、アルキルメタクリレート、及びメタクリル酸が好ましい。
アラルキルメタクリレート(アリールアルキルメタクリレート)としては、通常C6-C14アリールC1-C4アルキルメタクリレートが挙げられ、C6-C10アリールC1-C3アルキルメタクリレートが好ましい。その具体例としてはベンジルメタクリレート、フェネチルメタクリレート、フェニルプロピルメタクリレート、フェニルブチルメタクリレート、ナフチルメチルメタクリレート、アントラセニルメチルメタクリレート等が挙げられる。これらの中ではベンジルメタクリレートが好ましい。
アルキルメタクリレートとしては、アルキル部分が通常C1-C18、好ましくはC1-C12、より好ましくはC1-C8であり、飽和又は不飽和のアルキルメタクリレートが挙げられる。
アルキルメタクリレートの具体例としては、メチルメタクリレート、ブチルメタクリレート、オクチルメタクリレート等の直鎖アルキルメタクリレート;イソプロピルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t-ブチルメタクリレート、イソヘキシルメタクリレート、2-エチルヘキシルメタクリレート等の分岐鎖アルキルメタクリレート;シクロプロピルメタクリレート、シクロブチルメタクリレート、シクロペンチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート等の環状アルキルメタクリレート;が挙げられる。
[ノニオン界面活性剤]
ノニオン界面活性剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等のエーテル系;ポリオキシエチレンオレイン酸エステル、ポリオキシエチレンジステアリン酸エステル、ソルビタンラウレート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタンセスキオレエート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等のエステル系;2,4,7,9-テトラメチル-5-デシン-4,7-ジオール、3,6-ジメチル-4-オクチン-3,6-ジオール、3,5-ジメチル-1-ヘキシン-3-オール等のアセチレングリコール(アルコール)系;日信化学社製 商品名サーフィノール104、105PG50、82、420、440、465、485、485W、オルフィンSTG;ポリグリコールエーテル系(例えば、SIGMA-ALDRICH社製のTergItol 15-S-7等);等が挙げられる。
これらの中ではアセチレングリコール系が好ましく、アセチレングリコール系の中でもジオールがより好ましい。また、そのジオールにエチレンオキシ、プロピレンオキシ及びブチレンオキシから選択される基が付加したアセチレングリコール系の界面活性剤がさらに好ましい。これらの基の付加量は、モル数の平均値として1.3~30程度が好ましい。
また、前記エチレンオキシ、プロピレンオキシ及びブチレンオキシの中ではエチレンオキシが好ましい。このようなノニオン界面活性剤としては、前記サーフィノール420、440、465、485、485W等が挙げられる。
ノニオン界面活性剤は、1種類を使用することも、2種類以上を併用することもできる。
ノニオン界面活性剤の総含有量は、インクの総質量に対して通常0.1~3%、好ましくは0.1~1%である。0.1%以上の含有量で界面活性剤としての効果が得られ、3%以下の含有量で顔料の分散安定性が良好となる。
[アルカンジオール]
アルカンジオールとしては直鎖又は分岐鎖のC5-C9アルカンジオールが挙げられる。それらの中では直鎖が好ましく、1,2-ジオールがより好ましい。
その具体例としては、例えば、1,2-ペンタンジオール、1,2-ヘキサンジオール、1,2-ヘプタンジオール、1,2-オクタンジオール、1,2-ノナンジオール、2-メチル2,4-ペンタンジオール、2-エチル-1,3-ヘキサンジオール、及び2,4-ジエチル-1,5-ペンタンジオール等が挙げられる。これらの中では1,2-ヘキサンジオールが好ましい。
前記インクの総質量に対する、アルカンジオールの含有量は通常1%より多く、20%未満、好ましくは2%~19%、より好ましくは3%~18%である。アルカンジオールの含有量が1%より多いとモットリングの改善効果が得られ、20%未満でインクの吐出性が良好となる。
インク受容層を有さない記録メディアに記録したときのモットリングの改善効果に注目すると、前記のうち直鎖の1,2-アルカンジオールが好ましく、C6-C9アルカンジオールがより好ましく、C6-C8アルカンジオールがさらに好ましい。このときの前記インクの総質量に対する、アルカンジオールの含有量は通常1%より多く20%未満、好ましくは2%~19%、より好ましくは2%~18%、さらに好ましくは3%~18%である。
前記インクのpHは通常5~11、好ましくは7~10である。
インクの表面張力は通常10~50mN/m、好ましくは20~40mN/mである。
インクの粘度は通常30mPa・s以下、好ましくは20mPa・s以下である。下限は0.1mPa・s程度である。
前記インクは、本発明の効果を阻害しない範囲で必要に応じ、前記以外の成分としてインク調製剤を含有することができる。インク調製剤としては水溶性有機溶剤、防腐剤、防黴剤、pH調整剤、キレート試薬、防錆剤、水溶性紫外線吸収剤、水溶性高分子化合物、及び酸化防止剤等が挙げられる。インク調製剤は、1種類を使用することも、2種類以上を併用することもできる。
水溶性有機溶剤としては、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブタノール、第二ブタノール又は第三ブタノール等のC1-C6アルカノール;N,N-ジメチルホルムアミド又はN,N-ジメチルアセトアミド等のカルボン酸アミド;2-ピロリドン、N-メチル-2-ピロリドン又はN-メチルピロリジン-2-オン等のラクタム;1,3-ジメチルイミダゾリジン-2-オン又は1,3-ジメチルヘキサヒドロピリミド-2-オン等の環式尿素類;アセトン、2-メチル-2-ヒドロキシペンタン-4-オン、エチレンカーボネート等のケトン、ケトアルコール又はカーボネート;テトラヒドロフラン、ジオキサン等の環状エーテル;エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-プロピレングリコール、1,2-ブチレングリコール、1,4-ブチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコール(好ましくは分子量400、800、1540又はそれ以上のもの)、ポリプロピレングリコール、チオジグリコール又はジチオジグリコール等のC2-C4アルキレン単位を有するモノ、オリゴ又はポリアルキレングリコール又はチオグリコール;グリセリン、ジグリセリン、ヘキサン-1,2,6-トリオール、トリメチロールプロパン等のC3-C9ポリオール(トリオール);エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノアリルエーテル、エチレングリコールモノイソプロピルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル(ブチルカルビトール)、トリエチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、プロレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル(好ましくはC3-C10のモノ、ジ若しくはトリエチレングリコールエーテル、及びC4-C13のモノ、ジ若しくはトリプロピレングリコールエーテルよりなる群から選択されるグリコールエーテル);γ-ブチロラクトン又はジメチルスルホキシド等;等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば有機硫黄系、有機窒素硫黄系、有機ハロゲン系(例えばペンタクロロフェノールナトリウム)、ハロアリールスルホン系、ヨードプロパギル系、ハロアルキルチオ系、ニトリル系、ピリジン系、8-オキシキノリン系、ベンゾチアゾール系、イソチアゾリン系(例えば1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン、2-n-オクチル-4-イソチアゾリン-3-オン、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オン、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンマグネシウムクロライド、5-クロロ-2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンカルシウムクロライド、2-メチル-4-イソチアゾリン-3-オンカルシウムクロライド)、ジチオール系、ピリジンオキシド系(例えば2-ピリジンチオール-1-オキサイドナトリウム)、ニトロプロパン系、有機スズ系、フェノール系、第4アンモニウム塩系、トリアジン系、チアジン系、アニリド系、アダマンタン系、ジチオカーバメイト系、ブロム化インダノン系、ベンジルブロムアセテート系又は無機塩系等の化合物が挙げられる。
防黴剤の具体例としては、デヒドロ酢酸ナトリウム、安息香酸ナトリウム、ナトリウムピリジンチオン-1-オキシド、p-ヒドロキシ安息香酸エチルエステル、1,2-ベンズイソチアゾリン-3-オン及びその塩等が挙げられる。
前記以外の防腐防黴剤としては、アーチケミカル社製、商品名プロクセルGXL(S)、プロクセルXL-2(S)等のプロクセルシリーズが挙げられる。
pH調整剤としては、例えばジエタノールアミン、トリエタノールアミン、N-メチルジエタノールアミン等のアルカノールアミン;水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物;水酸化アンモニウム(アンモニア水);炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ金属の炭酸塩;ケイ酸ナトリウム、酢酸カリウム等の有機酸のアルカリ金属塩;及び、リン酸二ナトリウム等の無機塩基等が挙げられる。
キレート試薬の具体例としては、例えばエチレンジアミン四酢酸二ナトリウム、ニトリロ三酢酸ナトリウム、ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸ナトリウム、ジエチレントリアミン五酢酸ナトリウム又はウラシル二酢酸ナトリウム等が挙げられる。
防錆剤の具体例としては、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウム、チオグリコール酸アンモニウム、ジイソプロピルアンモニウムナイトライト、四硝酸ペンタエリスリトール又はジシクロヘキシルアンモニウムナイトライト等が挙げられる。
水溶性紫外線吸収剤の例としては、例えばスルホ化されたベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾ-ル系化合物、サリチル酸系化合物、桂皮酸系化合物、及びトリアジン系化合物が挙げられる。
水溶性高分子化合物としては、水へ溶解する高分子であれば特に限定されないが、分散安定性の観点からアニオン性高分子及びノニオン性高分子が好ましい。アニオン性高分子の具体例としては、カルボキシメチルセルロース等のセルロース誘導体、ポリアクリル酸等のアクリル酸誘導体及びポリスチレンスルホン酸塩等のポリスチレン誘導体が挙げられる。ノニオン性高分子の具体例としては、ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、及びゼラチン等が挙げられる。
酸化防止剤の例としては、例えば、各種の有機系及び金属錯体系の褪色防止剤を使用することができる。前記有機系の褪色防止剤の例としては、ハイドロキノン類、アルコキシフェノール類、ジアルコキシフェノール類、フェノール類、アニリン類、アミン類、インダン類、クロマン類、アルコキシアニリン類、及び複素環類等が挙げられる。
前記インクを調製する方法としては、公知の方法が挙げられる。その一例としては、例えば、顔料と水溶性樹脂を含有する分散液を調製した後、この分散液をインクの調製に使用する方法が挙げられる。
分散液の調製方法としては、例えば、顔料と水溶性樹脂とをサンドミル(ビーズミル)、ロールミル、ボールミル、ペイントシェーカー、超音波分散機、マイクロフルイダイザー等に入れて、分散を行う方法が挙げられる。一例として、サンドミルを用いるときは、粒子径が0.01mm~1mm程度のビーズを使用し、ビーズの充填率を適宜設定して分散処理を行うことができる。
前記のようにして得られた分散液に対して、ろ過及び/又は遠心分離等の操作をすることができる。この操作により、分散液が含有する粒子の粒子径の大きさを揃えることができる。
このようにして得られた分散液に、前記の成分を加えて混合することにより、インクを調製することができる。
前記のようにして得られたインクは、必要に応じてメンブランフィルター、ガラス濾紙等を用いた精密濾過を行うことができる。得られたインクをインクジェット記録に用いるときは、精密濾過を行うことが好ましい。精密濾過を行うフィルターの孔径は通常0.5μm~20μm、好ましくは0.5μm~10μmである。
前記インクは、各種の記録用インクとして使用することができる。例えば、筆記、情報記録、捺染等の用途に好適であり、インクジェットインクとして用いることが特に好ましい。
前記インクジェット記録方法は、前記インクの液滴を記録信号に応じて吐出させて、記録メディアに付着させることにより記録を行う方法である。記録のときに使用するインクノズル、及び吐出方式等については特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
吐出方式としては、例えば、電荷制御方式;ドロップオンデマンド方式(圧力パルス方式);音響インクジェット方式;サーマルインクジェット方式;等が挙げられる。
前記の記録メディアは、前記インクが付着できる物質を意味する。前記インクが付着できるのであれば、その材質は特に制限されない。そのような記録メディアの中では、例えば、微塗工紙、アート紙、コート紙、マット紙、キャストコート紙等の塗工紙;いずれもインク受容層を有しない、普通紙、グラビア印刷やオフセット印刷等に用いられるメディア;インク受容層を有するインクジェット専用紙、インクジェット専用フィルム、光沢紙、又は光沢フィルム等;繊維や布(セルロース、ナイロン、羊毛等);皮革;カラーフィルター用基材等が挙げられる。これらの中では、キャストコート紙、コート紙、及びアート紙から選択される記録メディアを使用するとき、本発明の効果が顕著に発揮されるため好ましい。前記インクが付着した記録メディアも、本発明の範囲に含まれる。
インク受容層を有しない記録メディアを用いるときは、インクの定着性等を向上させる目的で、記録メディアに対して表面改質処理を施すことができる。
前記の表面改質処理としてはコロナ放電処理、プラズマ処理及びフレーム処理から選択される、少なくとも1つの処理を施すことが好ましい。これらの処理をするときは、公知の方法を用いることができる。これらの処理の効果は、経時的に減弱することが一般的に知られている。このため、記録メディアに表面改質処理を施したときは、時間を置かずにインクジェット記録を行うことが好ましい。
前記表面改質処理は、望みの効果が得られるように処理の回数、時間、及び印可する電圧の大きさ等を適宜調整して行うことができる。
前記インクジェット記録方法で記録メディアに記録を行うときは、前記インクをマゼンタインクして用い、これを含有する容器をインクジェットプリンタの所定の位置に装填し、前記の記録方法で記録メディアに記録を行う。
前記した全ての内容に関して、好ましいもの同士の組み合わせはより好ましく、より好ましいもの同士の組み合わせはさらに好ましい。好ましいものとより好ましいものとの組み合わせ、より好ましいものとさらに好ましいものとの組み合わせ等についても同様である。
本発明により得られる効果として、以下の効果を挙げることができる。すなわち、本発明のインクは保存安定性が優れ、様々な記録メディアに記録した画像の定着性も優れる。本発明のインクは、各種の記録メディアに記録してもモットリング現象を生じないため、高画質な記録画像を得ることができる。
また、本発明のインクを用いてインクジェット記録をしたとき、記録メディアに付着したときのインクドットの真円度が高く、平滑性があり、光沢感を損なわない記録画像が得られる。
さらに、本発明のインクで記録された画像は、耐水性、耐光性、耐熱性、耐酸化ガス(例えば耐オゾンガス)性等の各種堅牢性に優れる。
以下、本発明を実施例によって具体的に説明するが、本発明は、以下の実施例によって限定されるものではない。
分散溶液中の固形分の含有量は、株式会社エイ・アンド・デイ社製MS-70を用いて乾燥重量法により求めた。
[調製例1]:水溶性樹脂の水溶液の調製。
ジョンクリル678(20部)、トリエタノールアミン(11.4部)、及びイオン交換水(68.6部)を加えて180rpmで攪拌しながら60℃に昇温することにより溶液とし、水溶性樹脂を20%含有する水溶液を得た。下記表1中の「水溶性樹脂」は、この水溶液を意味する。
[調製例2]:分散液1及び2の調製。
下記表1に記載した各成分を混合し、サンドグラインダーで1500rpmの条件下、15時間分散処理を行うことにより液を得た。得られた液をイオン交換水で希釈し、分散用ビーズを濾過分離し、顔料の含有量が15%となるようにイオン交換水で調整することにより、分散液1及び2を調製した。下記表1に示すとおり、分散液1はキナクリドン顔料としてPR122を、また、分散液2はアゾ顔料としてPR150を、それぞれ含有する。
なお、下記表1~3において、数値はいずれも「部」であり、「-」を記載したものは、その成分を含まないことを意味する。また、「水」はイオン交換水を使用した。
Figure 2024054104000001
[調製例3]:分散液3の調製。
国際公開第2013/115071号ガゼットの合成例3を追試することにより、合成例3のブロック共重合体を調製した。得られた高分子分散剤6.6部を2-ブタノン20部に溶解し、この液に、0.36部の水酸化ナトリウムを50部のイオン交換水に溶解させた液を加え、30分撹拌して乳化液とした。このとき固体の析出はなかった。得られた乳化液にクラリアント社製Inkjet Magenta E-02(22部)を加え、サンドグラインダーで1500rpmの条件下、15時間分散処理を行って液を得た。得られた液にイオン交換水120部を加えて分散用ビーズをろ過分離してろ液を得た。得られたろ液からエバポレーターで2-ブタノン及び水の一部を減圧留去することにより、顔料固形分が11.94%の分散液3を得た。
Inkjet Magenta E-02は、PR122とPV19の固溶体顔料であることが知られている。このため、分散液3はキナクリドン顔料を含有する。
[調製例4]:分散液4~5の調製。
Inkjet Magenta E-02(22部)の代わりに、PV19(大日精化社製、22部)及びPR150(冨士色素社製FUJI FAST CARMINE 522-1D、22部)を、それぞれ用いる以外は調製例3と同様にして、分散液4~5を得た。分散液4~6が含有する顔料と、顔料固形分を以下に示す。
分散液4:PV19(キナクリドン顔料)、顔料固形分11.58%。
分散液5:PR150(アゾ顔料)、顔料固形分12.02%。
[実施例1~9]:インクの調製。
下記表2に記載の各成分を混合した後、3μmのメンブランフィルターで濾過することにより、評価試験用の実施例1~9のインクをそれぞれ得た。
[比較例1~12]:比較用のインクの調製。
下記表2に記載の各成分を混合した後、3μmのメンブランフィルターで濾過することにより、比較用の比較例1~5のインクを得た。
表2中の略号等は、以下の意味を表す。
DP1:分散液1。
DP2:分散液2。
DP3:分散液3。
DP4:分散液4。
DP5:分散液5。
PG:プロピレングリコール。
12HD:1,2-ヘキサンジオール。
TEG:トリエチレングリコール。
SF465:サーフィノール465。
GXL(s):プロキセルGXL(s)。
Figure 2024054104000002
[インクジェット記録]
各実施例及び比較例で得た各インクを、セイコーエプソン社製インクジェットプリンタ、商品名PX-205のマゼンタカートリッジにそれぞれ充填し、王子製紙製コート紙OKトップコートに、インクジェット記録を行った。
インクジェット記録は、100%Dutyのベタ画像となるように行い、各実施例又は比較例のインクにより記録された記録画像を得た。これを試験片として用い、下記のモットリング試験を行った。但し、アルカンジオールを20%含有する比較例3のインクは吐出性が不良であり、ピン欠けが発生して均一なベタ画像が得られなかった。このため、比較例3のモットリング試験は行わなかった。
各試験片を測色するときは、X-rite社製の測色機、商品名SpectroEyeを使用した。測色条件は、濃度基準にANSI A、視野角2°、光源D50である。
[モットリング試験]
前記[インクジェット記録]にて得た各試験片を24時間自然乾燥し、ベタ画像部分のモットリングの状態を目視にて観察し、以下の評価基準で評価した。評価結果を下記表3に示す。S:モットリング現象が観察されず、実用的な画像である。A:モットリング現象が僅かに観察されるが、実用的には問題が無い画像である。B:モットリング現象が生じており、実用には適さない画像である。C:モットリング現象による不均一で顕著な色ムラが確認され、実用には適さない画像である。
Figure 2024054104000003
表3中、実施例1、実施例6~9、及び比較例1~5は、いずれも分散液3を11.7部、分散液6を5部含有する。すなわち、含有する顔料の種類とその配合比率が同じインクである。これらのうち、比較例1、4及び5はアルカンジオールを含有しないインクであり、残りのインクはアルカンジオールを含有し、且つ、その含有量がそれぞれ異なるインクである。
表3の結果から明らかなように、各実施例のインクでは、モットリングが改善され、実用的な画像が得られることが確認された。
一方、アルカンジオールを含有しない比較例1、4及び5のインクは、モットリングを抑制することができず、実用に適さない画像が得られた。また、アルカンジオールの含有量が1%の比較例2のインクも、モットリングの抑制効果が不十分であり、実用に適さない画像が得られた。
また、比較例3のインクは、前記のとおりモットリング試験を行わなかった。
[実施例10]:インクの調製。
下記表4に記載の各成分を混合した後、3μmのメンブランフィルターで濾過することにより、評価試験用の実施例10~11のインクをそれぞれ得た。
[比較例6~7]:比較用のインクの調製。
下記表4に記載の各成分を混合した後、3μmのメンブランフィルターで濾過することにより、比較用の比較例6~7のインクを得た。
表4中の略号等は、以下の意味を表す。
DP3:分散液3。
DP6:分散液6。
PG:プロピレングリコール。
12OD:1,2-オクタンジオール。
12PeG:1,2-ペンタンジオール。
MPG:2-メチル-2,4-ペンタンジオール。
TEG:トリエチレングリコール。
SF465:サーフィノール465。
GXL(s):プロキセルGXL(s)。
Figure 2024054104000004
実施例10、及び比較例6~7で得た各インクについて、前記「[インクジェット記録]」と同様にしてインクジェット記録、及び「[モットリング試験]」を実施した。前記と同じ評価基準で評価した評価結果を、下記表5に示す。
Figure 2024054104000005
本発明のインクは、インク受容層を有さない記録メディアに記録したときでもモットリングを生じない水性インクであり、それを用いるインクジェット記録方法及びモットリングの改善方法を提供できることから、このインクは各種の記録用、特にインクジェット記録用のインクとして極めて有用である。

Claims (15)

  1. キナクリドン顔料、アゾ顔料、分散剤、ノニオン界面活性剤、及びアルカンジオールを含有するインクであって、インクの総質量に対するアルカンジオールの含有量が1質量%より多く、20質量%未満であるインク。
  2. 前記キナクリドン顔料が、C.I.ピグメントバイオレット 19、C.I.ピグメントレッド 122及び202から選択される顔料である請求項1に記載のインク。
  3. 前記アゾ顔料がC.I.ピグメントレッド 150である請求項1に記載のインク。
  4. インクが含有する顔料の総含有量が、インクの総質量に対して0.1質量%~10質量%である、請求項1に記載のインク。
  5. インクが含有する顔料の総含有量が、インクの総質量に対して3質量%~7質量%である、請求項1に記載のインク。
  6. 分散剤が、水溶性樹脂である請求項1に記載のインク。
  7. 分散剤が、水不溶性樹脂である請求項1に記載のインク。
  8. 水溶性の樹脂が、スチレン/アクリル樹脂である請求項6に記載のインク。
  9. 水不溶性の樹脂が、A-Bブロックポリマーである請求項7に記載のインク。
  10. 請求項1~9のいずれか一項に記載のインクの液滴を、記録信号に応じて吐出させて、記録メディアに付着させることにより記録を行うインクジェット記録方法。
  11. 前記記録メディアがキャストコート紙、コート紙、及びアート紙から選択される記録メディアである請求項10に記載のインクジェット記録方法。
  12. 前記記録メディアが、コロナ放電処理、プラズマ処理、およびフレーム処理から選択される表面改質処理が施された記録メディアである、請求項10又は11に記載のインクジェット記録方法。
  13. 請求項1~9のいずれか一項に記載のインクが付着した記録メディア。
  14. 請求項1~9のいずれか一項に記載のインクを含有する容器が装填されたインクジェットプリンタ。
  15. 請求項1~9のいずれか一項に記載のインクを用いるモットリングの改善方法。
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