JP2024051585A - 硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024051585A
JP2024051585A JP2022157827A JP2022157827A JP2024051585A JP 2024051585 A JP2024051585 A JP 2024051585A JP 2022157827 A JP2022157827 A JP 2022157827A JP 2022157827 A JP2022157827 A JP 2022157827A JP 2024051585 A JP2024051585 A JP 2024051585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
conveying
guide
coins
processing device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022157827A
Other languages
English (en)
Inventor
慶太郎 水沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2022157827A priority Critical patent/JP2024051585A/ja
Publication of JP2024051585A publication Critical patent/JP2024051585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】搬送ベルトにおいて立位状態となっている硬貨の姿勢を崩す。【解決手段】硬貨が載せられる搬送面を有し、前記搬送面に載せられた硬貨を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを挟むように前記搬送方向に沿って形成されており、前記搬送ベルトの幅方向への前記硬貨の移動を規制するガイド面を有する搬送ガイドおよび第2の搬送ガイドと、前記第1の搬送ガイドの前記ガイド面に、前記第2の搬送ガイド側に突出するように形成されている突起と、前記搬送面から離隔した位置に、前記第1の搬送ガイドと前記第2の搬送ガイドの間に亘って配置されており、前記第2の搬送ガイドから前記第1の搬送ガイドに向かうにつれて、前記突起との前記搬送方向における距離が長くなる誘導部材と、を備え、前記第1の搬送ガイドの前記ガイド面における前記誘導部材と前記突起との距離は、前記硬貨の直径よりも長い、硬貨処理装置。【選択図】図8

Description

本発明は、硬貨処理装置に関する。
近年、スーパーマーケットおよびドラッグストアなどの小売店舗の精算所には、精算処理を行う貨幣処理装置が設置される。貨幣処理装置には、紙幣の入出金機能を有する紙幣処理装置および硬貨の入出金機能を有する硬貨処理装置が含まれ得る。
硬貨処理装置は、投入された硬貨を1枚ずつ硬貨処理装置内部へ繰り出す硬貨投入部、硬貨を搬送する搬送部、硬貨の金種および真偽等を識別する認識部、金種毎に硬貨を収納する硬貨収納部、使用者へ返却または出金される硬貨の搬送先となる硬貨出金トレイ等を有している。この硬貨処理装置は、認識部において正常であると認識された硬貨を硬貨収納部に収納する一方、異常であると認識された硬貨を硬貨出金トレイに搬送する。またこの硬貨処理装置は、使用者へ釣銭として出金する硬貨を硬貨収納部から繰り出して硬貨出金トレイへ搬送する。このような硬貨処理装置が開示されている文献としては、例えば特許文献1が挙げられる。
特開2011-3047号公報
上記のように硬貨出金トレイに硬貨が搬送される搬送経路上には、搬送ベルト、および搬送ベルトに載せられた硬貨を1枚ずつに分離するリバースローラが設けられ得る。しかし、搬送ベルト上で硬貨が立位状態で回転し続ける事象が発生する場合があり、この場合、当該硬貨がリバースローラを通過できず、リバースローラの上流側に残留してしまうことが懸念される。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、搬送ベルトにおいて立位状態となっている硬貨の姿勢を崩すことが可能な、新規かつ改良された硬貨処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、硬貨が載せられる搬送面を有し、前記搬送面に載せられた硬貨を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、前記搬送ベルトを挟むように対向して配置され、前記搬送ベルトの幅方向への前記硬貨の移動を規制するガイド面を有する第1の搬送ガイドおよび第2の搬送ガイドと、前記第1の搬送ガイドの前記ガイド面から前記第2の搬送ガイド側に突出するように形成されている突起と、前記搬送面から離隔した位置で、前記第1の搬送ガイドと前記第2の搬送ガイドの間に亘って配置されており、前記第2の搬送ガイド側から前記第1の搬送ガイド側に向かうにつれて、前記突起との前記搬送方向における距離が長くなるように傾斜する誘導部材と、を備え、前記第1の搬送ガイドの前記ガイド面側における前記誘導部材と前記突起との距離は、前記硬貨の直径よりも長い、硬貨処理装置が提供される。
前記誘導部材は、前記突起よりも前記搬送方向の逆方向である逆搬送方向側に配置されてもよい。
前記硬貨処理装置は、前記搬送ベルトを前記搬送方向に駆動し、前記搬送ベルトを前記逆搬送方向に駆動した後に、再び前記搬送ベルトを前記搬送方向に駆動させる制御部をさらに備えてもよい。
前記硬貨処理装置は、前記搬送面に載せられた硬貨を1枚ずつに分離するための分離ローラを、前記突起よりも前記搬送方向側に備え、前記制御部は、前記硬貨を前記逆搬送方向に搬送させる際、前記搬送ベルトが前記第1の搬送ガイドの前記ガイド面における前記誘導部材から前記分離ローラまでの距離と前記硬貨の直径との差分以上に前記搬送ベルトを前記逆搬送方向へ駆動するように制御してもよい。
前記突起は、前記第2の搬送ガイド側に向かうにつれて前記搬送方向側に向かう第1の傾斜部を有してもよい。
前記硬貨処理装置は、顧客に返却する前記硬貨を前記搬送面に落下させるシュートを前記突起よりも鉛直方向の上側に有し、前記突起は、前記第2の搬送ガイド側に向かうにつれて前記搬送面に近づく第2の傾斜部を有してもよい。
前記硬貨処理装置は、所定の搬送先への前記硬貨の到達を検知する硬貨センサをさらに備え、前記制御部は、前記硬貨センサによる検知の結果に基づき、前記搬送先へ前記硬貨が到達していないと判断した場合、前記搬送ベルトの前記逆搬送方向への駆動および前記搬送ベルトの前記搬送方向への駆動を制御してもよい。
前記制御部は、前記搬送先に搬送されるべき前記硬貨の枚数と、前記搬送先に到達した硬貨の枚数との差分に基づいて、前記搬送ベルトの前記逆搬送方向への駆動および前記搬送ベルトの前記搬送方向への駆動を繰り返し行う回数を決定してもよい。
前記硬貨処理装置は、前記搬送ベルト上に立位状態となっている硬貨が有るか否かを検出する立位センサをさらに備え、前記制御部は、前記立位センサにより前記立位状態となっている硬貨が検出された場合、前記搬送ベルトの前記逆搬送方向への駆動および前記搬送ベルトの前記搬送方向への駆動を繰り返し実行してもよい。
以上説明した本発明によれば、搬送ベルトにおいて立位状態となっている硬貨の姿勢を崩すことが可能である。
本発明の一実施形態による貨幣処理装置1の外観構成を示す斜視図である。 本発明の一実施形態による硬貨処理装置4の右側面図である。 本発明の一実施形態による硬貨処理装置4の正面図である。 硬貨処理装置4の図2に示したA-A矢視平面図である。 硬貨処理装置4の図2に示したB-B矢視平面図である。 硬貨出金トレイ28周辺の詳細構成を示す説明図である。 比較例による硬貨処理装置におけるリバースローラ44付近の断面構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態による硬貨処理装置4のリバースローラ44付近の構成を模式的に示す。 図8に示したI-I線断面を模式的に示す。 突起140の斜視図である。 収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動した場合の硬貨の移動を示す説明図である。 収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動した後に、収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtに駆動した場合の硬貨の移動を示す説明図である。 第3の変形例による構成を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、複数の構成要素の各々に同一符号のみを付する。
<貨幣処理装置の構成>
本発明の一実施形態は、硬貨を取り扱う硬貨処理装置および紙幣を取り扱う紙幣処理装置を有する貨幣処理装置に関する。まず、本発明の一実施形態による貨幣処理装置の構成を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による貨幣処理装置1の外観構成を示す斜視図である。図1に示すように、貨幣処理装置1は、全体として概ね直方体状に形成されている。貨幣処理装置1は、主に、紙幣を取り扱う紙幣処理装置2と、硬貨を取り扱う硬貨処理装置4と、制御部8と、表示操作部11と、レシートプリンタ12とにより構成されている。紙幣処理装置2と硬貨処理装置4とは、中空の直方体状に構成された筐体6に収容されている。この貨幣処理装置1は、例えばスーパーマーケットおよびコンビニエンスストアのような小売店舗の精算所(いわゆるレジ)において、顧客が購入したい商品を精算する際に、レジ係員により操作される。以下では、貨幣処理装置1のうち使用者が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、該前側に対峙した使用者から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
制御部8は、筐体6内部に設けられており、図示しないCPU(CentraI Processing unit)、ROM(Read OnIy Memory)及びRAM(Random Access Memory)等を有する。制御部8は、該CPUにより該ROM等から読み出した所定のプログラムを実行することにより種々の処理を行い、貨幣処理装置1全体を統括制御する。例えば、制御部8は、紙幣処理装置2における紙幣の搬送、および硬貨処理装置4における硬貨の搬送などを制御し得る。
紙幣処理装置2は、使用者により紙幣入金口9から投入された紙幣を取り込んで内部の紙幣収納庫(図示せず)に収納する。また、紙幣処理装置2は、制御部8から指示された紙幣を紙幣収納庫から繰り出し、これを紙幣出金口10から釣銭として出金する。
硬貨処理装置4は、使用者により硬貨投入口14Aに投入された硬貨を取り込んで内部の硬貨収納部30(図4に示す硬貨収納部30A、30B、30C、30D、30E及び30F)に収納する。また、硬貨処理装置4は、制御部8から指示された硬貨を硬貨収納部30から繰り出し、これを硬貨出金トレイ28に釣銭として出金する。因みに硬貨は、一般的な硬貨と同様、ニッケル、銅、アルミニウム等の金属又はこれらの合金またはその組み合わせでなり、薄い板状に形成されている。また、以下では、硬貨処理装置4に投入されることが想定される硬貨のうち、最も厚さの厚い硬貨を最厚硬貨とも呼び、最も厚さの薄い硬貨を最薄硬貨とも呼び、最も直径の大きい硬貨を最大径硬貨とも呼び、最も直径の小さい硬貨を最小径硬貨とも呼ぶ。硬貨処理装置4に投入されることが想定される硬貨は、硬貨処理装置4に収納可能な硬貨であってもよいし、硬貨処理装置4に収納可能な硬貨に加えて、硬貨処理装置4に収納不能な誤って投入され得る硬貨を含んでもよい。また、本明細書において単に硬貨と称される対象は、硬貨処理装置4に投入されることが想定される硬貨であり、最薄硬貨以上かつ最厚硬貨以下の厚みを有し、最小径硬貨以上かつ最大径硬貨以下の直径を有する硬貨である。
表示操作部11は、例えば液晶パネルまたは有機EL(E|ectroLuminescence)パネル等の表示機能を有する表示パネルの表面にタッチセンサが組み合わされた、いわゆるタッチハネルとして構成されている。この表示操作部11は、制御部8の制御に基づき、認識した商品の名称および金額等、種々の表示画面を表示する。また、表示操作部11は、使用者のタッチ操作を検出し、タッチ操作の検出信号を該制御部8に通知する。制御部8は、タッチ操作の検出信号に応じて、商品の数量の増減および金額の修正等を行う。
レシートプリンタ12は、紙状媒体に取引内容を印字して、取引内容が印字された紙状媒体をレシートして排出する。レシートプリンタ12は、一般的なサーマルプリンタと類似した構成を有してもよい。例えば、レシートプリンタ12は、感熱紙がロール状に回巻されたロール紙を保持するホルダ、このロール紙から引き出された感熱紙を搬送する搬送機構、および熱によりこの感熱紙に文字および図形等を印刷するサーマルヘッド等を有している。
<硬貨処理装置の構成>
以上、本発明の一実施形態による貨幣処理装置1の構成を説明した。本発明の一実施形態は、上記の貨幣処理装置1のうち、特に硬貨処理装置4に関する。そこで、以下では硬貨処理装置4の構成を具体的に説明する。
図2は、本発明の一実施形態による硬貨処理装置4の右側面図である。図3は、本発明の一実施形態による硬貨処理装置4の正面図である。図4は、硬貨処理装置4の図2に示したA-A矢視平面図である。図5は、硬貨処理装置4の図2に示したB-B矢視平面図である。図6は、硬貨出金トレイ28周辺の詳細構成を示す説明図である。なお、図2~図6においては、図面の明瞭性の観点などから、筐体6内部の構成を適宜省略および簡略化などして硬貨処理装置4の構成を模式的に描くと共に、硬貨の搬送経路を模式的に破線で示している。以降の図面も、硬貨処理装置4の内部構成を模式的に示すものである。
図2~図6に示したように、本発明の一実施形態による硬貨処理装置4は、硬貨入金部14、硬貨送出部15、硬貨鑑別部16、入金搬送部17、リジェクト孔18、リジェクトゲート32、リジェクトシュート20、受入孔19、金種別ゲート34、金種別シュート21、変形硬貨検出部110、変形リジェクト孔118、変形リジェクトゲート122、変形リジェクトシュート120、硬貨収納部30、水平出金搬送部22、リバースローラ44、回収庫24、リフト搬送部26、硬貨出金トレイ28、可動方向切替部50、収容部出金トレイ受渡部72、および収容部90、を有する。
硬貨入金部14は、筐体6の上面の前端部近傍に設けられており、使用者に硬貨が投入される部分である。この硬貨入金部14は、図3に示したように、上側に配置され硬貨が投入される硬貨投入口14Aと、その下側に配置され該硬貨を繰り出す硬貨繰出部14Bとを有している。硬貨投入口14Aは、上側が広く下側が狭いすり鉢状に構成されており、硬貨を一括して投入しやすいように、広く開口している。硬貨投入口14Aに投入された硬貨は、硬貨繰出部14Bに落下する。
硬貨繰出部14Bは、硬貨投入口14Aの下方に位置しており、その内部に回転円盤が設けられている。硬貨繰出部14Bは、回転円盤が回転する際の遠心力により硬貨を外周側へ移動させ、一枚ずつに硬貨を分離して繰り出し、該硬貨を硬貨送出部15に引き渡す。
硬貨送出部15は、上下方向に沿って離隔し、互いに対向するローラを有する。硬貨送出部15は、硬貨繰出部14Bから硬貨を受け取ると、所定のタイミングでローラを回転させ、硬貨を入金搬送部17のピンベルト38(図4参照)へ順次引き渡す。ピンベルト38は、変形硬貨検出部110を介して硬貨を硬貨鑑別部16へ搬送する。
硬貨鑑別部16は、例えば画像センサまたは磁気センサ等、硬貨の特徴を認識する種々のセンサ(図示せず)を有している。この硬貨鑑別部16は、硬貨送出部15から繰り出された硬貨の特徴を認識し、この特徴に基づいて該硬貨の真偽、金種及び正損等の鑑別を行い、得られた鑑別結果を制御部8(図1)へ通知する。制御部8は、当該鑑別結果に基づき、該硬貨の搬送先を決定する。
入金搬送部17は、図4に示すように、硬貨収納部30の上側において上面が平面形状に形成された搬送ガイド36と、複数のプーリ(図示せず)と、該プーリの周囲に張架されたピンベルト38とにより構成されている。ピンベルト38は、可撓性を有する材料により構成されている無端ベルト38Bに対し、該無端ベルト38Bの周方向に沿って所定間隔毎に搬送ガイド36の上面に対して垂直な上下方向に沿うピン38Pが設けられた構成となっている。ピンベルト38は、プーリの回転に伴い図4における時計回りに所定の走行速度で走行することにより、ピン38Pを硬貨に当接させて、該ピンベルト38の走行に伴い搬送ガイド36に沿って硬貨を搬送する。
また、入金搬送部17は、搬送ガイド36において硬貨が搬送される搬送路が概ね水平に形成される。入金搬送部17には、この搬送路に沿ってリジェクト孔18、変形リジェクト孔118及び6個の受入孔19(受入孔19A、19B、19C、19D、19E及び19F)が設けられている。なお図2においては6個の受入孔19のうち右側に設けられた一部である3個のみの受入孔19B、19D及び19Fを記載している。リジェクト孔18は、硬貨繰出部14Bから繰り出された硬貨を硬貨収納部30に収納する収納処理時に、硬貨鑑別部16による硬貨鑑別結果に基づいて真正でないと鑑別された硬貨、或いは取扱対象でない他国の硬貨および遊戯施設のメダル等の異物(以下これらをリジェクト硬貨とも呼ぶ)を選別する部分である。各受入孔19は、真正であると鑑別された硬貨(以下これを正貨とも呼ぶ)を金種別に選別する部分であり、500円、100円、50円、10円、5円及び1円といった6種類の金種がそれぞれ割り当てられている。
リジェクト孔18には、制御部8の制御に基づいて開閉するリジェクトゲート32が設けられている。このリジェクトゲート32がリジェクト孔18を閉塞している場合、リジェクトゲート32は硬貨を入金搬送部17に沿って進行させる。一方、リジェクトゲート32が該リジェクト孔18を開放している場合、リジェクトゲート32は硬貨を落下させて排出する。各受入孔19(受入孔19A、19B、19C、19D、19E及び19F)には、リジェクトゲート32と同様の金種別ゲート34(金種別ゲート34A、34B、34C、34D、34E及び34F)がそれぞれ設けられている。
かかる構成により入金搬送部17は、硬貨鑑別部16から受け取った硬貨を搬送路に沿って搬送しながら、制御部8の制御に基づき、硬貨を選別する。具体的に入金搬送部17は、硬貨のうち、真正で無いと鑑別されたリジェクト硬貨をリジェクト孔18から排出させる一方、真正であると鑑別された正貨をその金種に応じた受入孔19から排出させる。
リジェクト孔18の下側には、排出された硬貨を下方向へ案内しながら進行させるリジェクトシュート20が設けられている。各受入孔19(受入孔19A、19B、19C、19D、19E及び19F)の下方には、排出させた硬貨を下方向へ案内しながら進行させる金種別シュート21(金種別シュート21A、21B、21C、21D、21E及び21F)がそれぞれ設けられている。各金種別シュート21(金種別シュート21A、21B、21C、21D、21E及び21F)の下側には、図4及び図5に示す6つの硬貨収納部30(硬貨収納部30A、30B、30C、30D、30E及び30F)が設けられている。各硬貨収納部30は、各受入孔19と同様、それぞれ金種が割り当てられている。本明細書では、硬貨収納部30A、30B、30C、30D、30E及び30Fをまとめて、硬貨収納部30とも呼ぶ。
変形硬貨検出部110は、入金搬送部17において搬送されている硬貨のうちで、歪んでいる硬貨および曲がっている硬貨のような変形硬貨を検出する。変形硬貨検出部110は、変形リジェクト孔118の下流側に位置している。変形硬貨検出部110により変形硬貨が検出されると、制御部8は、入金搬送部17の搬送方向を反転させるように制御する。これにより、変形硬貨を変形リジェクト孔118の方向へ戻すように搬送させる。
変形リジェクト孔118には、制御部8の制御に基づいて開閉する変形リジェクトゲート122が設けられている。この変形リジェクトゲート122が変形リジェクト孔118を閉塞している場合、変形リジェクトゲート122は硬貨を入金搬送部17に沿って進行させる。一方、変形リジェクトゲート122が該変形リジェクト孔118を開放している場合、変形リジェクトゲート122は硬貨を落下させて排出する。この変形リジェクト孔118の下側には、排出された硬貨を下方向へ案内しながら進行させる変形リジェクトシュート120が設けられている。
硬貨収納部30は、正面から見た形状が所定の多角形となり、且つ右方向から見た形状が長方形となるような中空の立体形状であり、上面に開放された開口を有している。このため各硬貨収納部30は、金種別シュート21(図4)から落下してくる金種別の硬貨を、金種別に分別された状態を維持したまま、それぞれ開口から内部の収納空間に収納する。また硬貨収納部30には、収納空間から硬貨を1枚ずつ水平出金搬送部22に放出する放出機構が設けられている。
水平出金搬送部22は、図5に示したように、リジェクトシュート20の下側であり、硬貨収納部30A、30C及び30Eと硬貨収納部30B、30D及び30Fとの間に設けられている。水平出金搬送部22は、前後方向に関し、硬貨収納部30A及び30Bの後端部から、リフト搬送部26までに至る範囲に配置されている。水平出金搬送部22は、左右方向に沿う回転軸を有し前後端部に配されたプーリ42と、該プーリ42の周囲にほぼ水平方向に沿って前後方向に延びるように張架された無端ベルトである収納部搬送ベルト40と、により構成されている。収納部搬送ベルト40は搬送ベルトの一例であり、収納部搬送ベルト40のプーリ42より上側の部分は、硬貨が載せられる搬送面として機能する。水平出金搬送部22は、制御部8の制御に基づき、プーリ42を図2中で反時計回りに回転させる。このため水平出金搬送部22は、収納部搬送ベルト40の搬送面をリフト搬送部26に向かって前方向である水平出金搬送方向Dtへ移動させる。この水平出金搬送方向Dtは、硬貨処理装置4の前後方向(奥行方向)に沿った方向である。
リバースローラ44は、図5に示したように、水平出金搬送部22における硬貨収納部30、リジェクトシュート20および変形リジェクトシュート120よりも水平出金搬送方向Dt側に配置されている。リバースローラ44は、収納部搬送ベルト40の上側に、収納部搬送ベルト40の搬送面と離隔して配置されている。具体的には、リバースローラ44の下端部と収納部搬送ベルト40の搬送面との間には、最厚硬貨の1枚分の厚さよりも僅かに広い隙間があってもよい。このリバースローラ44は、収納部搬送ベルト40と対向する下側部分の回転方向が、収納部搬送ベルト40の搬送面の進行方向(すなわち水平出金搬送方向Dt)と逆方向へ向かうように回転する。このようなリバースローラ44は、水平出金搬送部22により搬送される硬貨を1枚ずつに分離する分離ローラの一例である。
回収庫24は、図2に示したように、水平出金搬送部22の前端部近傍の下側に設けられている。回収庫24は、上面が開口する直方体形状であり、リジェクト硬貨および、回収処理において硬貨収納部30から繰り出された硬貨を収納する。
リフト搬送部26は、水平出金搬送部22の前端部近傍における上側に設けられている。リフト搬送部26は、図3に示したように、主に、右側に設けられたリフト搬送部26Rと、左側に設けられたリフト搬送部26Lとにより構成されている。リフト搬送部26R及び26Lは、それぞれ、ベルトと、該ベルトの移動方向の変曲箇所にそれぞれ配置され該ベルトを周囲に張架されるプーリとにより構成されている。プーリは、中心軸を前後方向に沿わせた円柱状に形成されており、該中心軸を中心として回転し得る。ベルトは、前後方向に所定の長さ(すなわち幅)を有する無端ベルトであり、全体として上下方向延びるようにプーリに張架されている。かかる構成においてリフト搬送部26は、リフト搬送部26Rのベルトとリフト搬送部26Lのベルトとの間に硬貨を挟み込み、上方向に向けて硬貨出金卜レイ28又は収容部90まで硬貨を搬送する。
硬貨出金トレイ28は、筐体6の前面において収納部搬送ベルト40よりも上側に設けられている。硬貨出金トレイ28は、硬貨の搬送先の一例である。硬貨出金トレイ28の上面は開口しており、前面から使用者が硬貨出金トレイ28にアクセス可能である。硬貨出金トレイ28は、リフト搬送部26から搬送された、釣銭となる金額に応じた金種及び枚数の硬貨を収納する。
可動方向切替部50は、水平出金搬送部22におけるリバースローラ44よりも水平出金搬送方向Dt側に設けられている。可動方向切替部50は、出金処理又は精査処理が実行される場合には出金精査切替状態となり、硬貨の進行方向を変更せず水平出金搬送方向Dtへ搬送させ硬貨を方向切替部54へ搬送する。一方、可動方向切替部50は、回収処理が実行される場合には回収切替状態となり、収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtへ搬送された硬貨の進行方向を90度左方向へ変更し、硬貨の搬送先を回収庫24へ切り替える。
収容部出金トレイ受渡部72は、リフト搬送部26の上部分から硬貨出金トレイ28又は収容部90へ硬貨を受け渡す。
図6に示したように、下側最終プーリ74は、リフト搬送部26Rの一部分であり、収容部90の左側近傍において、上端部が収容部90の下端部よりも上側となるように配置されている。
大型従動プーリ76は、リフト搬送部26Rの一部分であり、下側最終プーリ74の2倍程度の直径を有し、下側最終プーリ74の左側において、左右方向に関し下側最終プーリ74との間に硬貨出金トレイ28を挟むように下側最終プーリ74と間隔を空けて配置されている。また大型従動プーリ76は、その上端部が、下側最終プーリ74の上端部とほぼ同じ上下方向の位置となるように配置されている。
下側最終プーリ74及び大型従動プーリ76を含む、リフト搬送部26Rにおける各プーリには、第1搬送ベルト66が張架されている。下側最終プーリ74と大型従動プーリ76との間において、第1搬送ベルト66の表面は、大型従動プーリ76の上端部から収容部90の上端部近傍へほぼ水平方向に沿って右方向に延びている。また下側最終プーリ74と大型従動プーリ76との間において、第1搬送ベルト66の表面は、硬貨に摩擦がかかる状態となっている。
上側最終プーリ78は、リフト搬送部26Lの一部分であり、下側最終プーリ74とほぼ同等の直径を有し、その下端部が、大型従動プーリ76の上端部よりも上側の位置となると共に、左右方向に関し大型従動プーリ76と硬貨出金トレイ28との間に配置されている。
上側最終プーリ78を含む、リフト搬送部26Lにおける各プーリには、第2搬送ベルト70が張架されている。上側最終プーリ78と大型従動プーリ76との間において、第2搬送ベルト70の表面は、大型従動プーリ76の上端部から上側最終プーリ78の下端部へ右上がりに延びている。また上側最終プーリ78と大型従動プーリ76との間において、第2搬送ベルト70の表面は、硬貨に摩擦がかかる状態となっている。
上側最終プーリ78よりも右側における第1搬送ベルト66の上側には、放出抑えガイド80が設けられている。放出抑えガイド80は、左上がりに配置された薄板状部材であり、左側先端が、上側最終プーリ78の外周面に形成された溝部に入り込んでいる。この放出抑えガイド80は、大型従動プーリ76から放出された硬貨が、上側最終プーリ78(すなわち第2搬送ベルト70)がない部分まで飛び出してきた場合に、該硬貨に当接し上方向への移動を規制する。これにより、該硬貨が第1搬送ベルト66上から外部へ飛び出して詰まってしまうことを防止し、硬貨の挙動を制御する。
第1搬送ベルト66上における、硬貨出金トレイ28の上側には、可動方向切替部82が設けられている。可動方向切替部82は、可動コーナーガイド83と、可動コーナーガイド駆動部とにより構成されている。
精査切替状態において、可動コーナーガイド83は、切替ガイド面(図示せず)の下端部が第1搬送ベルト66の表面との間に最厚硬貨の厚さよりも広い間隔を空けるように、第1搬送ベルト66から退避している。このため、精査切替状態において、第1搬送ベルト66上を右方向へ搬送されている硬貨は、可動コーナーガイド83の切替ガイド面の下側をすり抜け、引き続き右方向へ搬送される。結果、硬貨が収容部90へ搬送される。
一方、出金切替状態において、可動コーナーガイド83は、切替ガイド面(図示せず)の下端部が第1搬送ベルト66の表面との間に最薄硬貨の厚さよりも狭い間隔を空けるように、第1搬送ベルト66に近接している。このため、出金切替状態において、第1搬送ベルト66上を右方向へ搬送されている硬貨は、可動コーナーガイド83の切替ガイド面に当接し、当該硬貨の進行方向が前方向へ90度切り替わる。結果、硬貨が硬貨出金トレイ28へ搬送される。
図6に示したように、可動方向切替部82から硬貨出金トレイ28へ向かう経路上には、計数センサ84が設けられている。また可動方向切替部82と収容部90との間には、計数センサ86が設けられている。計数センサ84及び86は、例えば光学センサであり、検出光を遮った硬貨を検出し、検出結果を制御部8へ送出する硬貨センサとして機能する。制御部8は、計数センサ84及び86から取得した検出結果に基づき、例えば、硬貨収納部30から繰り出された硬貨の枚数と、硬貨出金トレイ28及び収容部90に搬送された硬貨の枚数とを比較し、硬貨出金トレイ28及び収容部90に搬送された硬貨の枚数を確定する。
収容部90は、図2に示したように、硬貨投入口14Aと硬貨繰出部14Bとの間に設けられている。このため、収容部90へ搬送された硬貨は、収容部90へ収容されてから、硬貨繰出部14Bに落下する。
(背景)
ここで、本発明の一実施形態の背景を説明する。
図7は、比較例による硬貨処理装置におけるリバースローラ44付近の断面構成を示す説明図である。図7に示したように、収納部搬送ベルト40の搬送面には複数の硬貨C1~C4が載っており、収納部搬送ベルト40が硬貨C1~C4を水平出金搬送方向Dtに搬送する。リバースローラ44は、収納部搬送ベルト40との間に最厚硬貨の1枚分の厚さ以上の隙間を有し、図7における反時計回りに回転している。1枚で搬送されている硬貨C1はリバースローラ44を通過する。重なっている硬貨C2および硬貨C3については、硬貨C3がリバースローラ44と接触することにより、硬貨C3が硬貨C2から落ちて、硬貨C2および硬貨C3が一枚ずつリバースローラ44を通過する。
一方、硬貨C4は、側周面が収納部搬送ベルト40に接触する状態、すなわち立位状態となっている。変形リジェクトシュート120の直下には、直径15mm程度の硬貨が収納部搬送ベルト40に対して立ち上がれるだけの高さを有する空間が存在する。このため、変形リジェクトシュート120を落下した硬貨が、落下時の衝突または搬送でのイレギュラーな挙動で、硬貨C4のように、立位状態で回転する(傾輪と称される場合もある)事象が発生し得る。同様に、リジェクトシュート20を落下した硬貨、および硬貨収納部30から放出された硬貨も、もたれかかり、または飛び跳ねなどにより、収納部搬送ベルト40において立位状態となり得る。
しかし、このように収納部搬送ベルト40において立位状態となっている硬貨は、リバースローラ44を通過できず、リバースローラ44の上流側に残留してしまう。
本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の一実施形態を創作するに至った。本発明の一実施形態によれば、収納部搬送ベルト40において立位状態となっている硬貨の姿勢を崩すことが可能である。以下、このような効果を実現するための創意工夫を具体的に説明する。
<硬貨処理装置における創意工夫>
図8は、本発明の一実施形態による硬貨処理装置4のリバースローラ44付近の構成を模式的に示す。図9は、図8に示したI-I線断面を模式的に示す。図8および図9に示したように、本発明の一実施形態による硬貨処理装置4は、収納部搬送ベルト40およびリバースローラ44に加えて、搬送ガイド130A、搬送ガイド130B、突起140、誘導部材150および立位センサ160を有する。
(搬送ガイド130)
搬送ガイド130Aおよび搬送ガイド130Bは、収納部搬送ベルト40を挟むように水平出金搬送方向Dtに沿って形成されている。搬送ガイド130Aは第2の搬送ガイドの一例であり、搬送ガイド130Bは第1の搬送ガイドの一例である。搬送ガイド130Aおよび搬送ガイド130Bは、収納部搬送ベルト40の幅方向への硬貨の移動を規制するガイド面132Aおよびガイド面132Bをそれぞれ有する。
(突起140)
突起140は、搬送ガイド130Bのガイド面132Bに、搬送ガイド130A側に突出するように形成されている。図8に示したガイド面132Bにおける突起140と誘導部材150との距離d1は、硬貨の直径(例えば、最大径硬貨の直径である27.5mm)よりも長い。また、図9に示した収納部搬送ベルト40から突起140までの距離d2は、硬貨の直径(例えば、最小径硬貨の直径)未満である。より具体的には、距離d2は、最小径硬貨の直径の半分程度であってもよい。なお、変形リジェクトシュート120は突起140よりも鉛直方向の上側に位置する。
図10は、突起140の斜視図である。図10に示したように、突起140は、搬送ガイド130A側に向かうにつれて水平出金搬送方向Dt側に向かう第1の傾斜部142を有する。また、突起140は、搬送ガイド130A側に向かうにつれて収納部搬送ベルト40に近づく第2の傾斜部144を有する。
(誘導部材150)
誘導部材150は、図8に示したように、突起140よりも水平出金搬送方向Dtの逆方向である逆搬送方向側に、搬送ガイド130Aと搬送ガイド130Bの間に亘って配置される。また、誘導部材150は、図9に示したように、収納部搬送ベルト40から離隔した位置に配置される。誘導部材150と収納部搬送ベルト40との離隔距離d3は、最小径硬貨の直径(例えば、直径15mm)未満であってもよい。
誘導部材150は、平面視において水平出金搬送方向Dtに対して傾斜する形状を有する。図8に示した例では、誘導部材150は、誘導部材150と突起140との水平出金搬送方向Dtにおける距離が搬送ガイド130Aから搬送ガイド130Bに向かうにつれて長くなるように、傾斜している。すなわち、誘導部材150は、誘導部材150における搬送ガイド130A側の端部に対して、誘導部材150における搬送ガイド130B側の端部が逆搬送方向側に位置するように、傾斜している。例えば、誘導部材150の水平出金搬送方向Dtに対する傾斜角度θは、70度以下であってもよい。
(立位センサ160)
立位センサ160は、搬送ガイド130Bの左側に配置されている。立位センサ160は、例えば光学センサであり、検出光を遮った硬貨を検出し、検出結果を制御部8へ送出するする。図9に示したように、搬送ガイド130Bには孔162が形成されており、立位センサ160が発する検出光が孔162を通過するように立位センサ160が配置される。立位センサ160が発する検出光の収納部搬送ベルト40からの高さは、最小径硬貨の直径以下であり、複数枚(例えば、3枚)の硬貨の厚さの合計以上であってもよい。このような立位センサ160は、収納部搬送ベルト40において立位状態となっている硬貨があるか否かを検出することが可能である。
<硬貨処理装置の動作>
硬貨処理装置4が行う出金処理は、使用者により投入された硬貨を硬貨収納部30に収納する収納処理と、硬貨収納部30から硬貨を繰り出して当該硬貨を釣銭として硬貨出金トレイ28に出金する釣銭出金処理を含む。収納処理においては、変形硬貨およびリジェクト硬貨などが、変形リジェクトシュート120またはリジェクトシュート20から落下し、収納部搬送ベルト40を経て硬貨出金トレイ28に搬送され、使用者に返却される。
上記の収納処理および釣銭出金処理において、返却または出金されるべき硬貨が硬貨出金トレイ28へ到達しない場合、収納部搬送ベルト40において硬貨が立位状態のまま、リバースローラ44の上流側に残留している可能性がある。そこで、制御部8は、返却または出金されるべき硬貨が硬貨出金トレイ28へ到達しない場合、収納部搬送ベルト40において立位状態となっている硬貨の姿勢を崩すために、収納部搬送ベルト40の動作を制御する。以下、返却または出金されるべき硬貨が硬貨出金トレイ28へ到達したか否かを判断する方法、および、立位状態となっている硬貨の姿勢を崩すための制御について、順次詳細に説明する。
(硬貨出金トレイ28への硬貨の到達の判断)
収納処理において、制御部8は、計数センサ84により所定の判断タイミングまでに硬貨出金トレイ28への到達が検知された硬貨の枚数が、返却されるべき硬貨の合計枚数に達したか否かを判断する。返却されるべき硬貨は、変形リジェクトシュート120から落下した変形硬貨およびリジェクトシュート20から落下したリジェクト硬貨である。制御部8は、硬貨出金トレイ28への到達が検知された硬貨の枚数が、返却されるべき硬貨の合計枚数に達した場合、返却されるべき硬貨が全て硬貨出金トレイ28へ到達したと判断する。一方、制御部8は、計数センサ84により判断タイミングまでに硬貨出金トレイ28への到達が検知された硬貨の枚数が、返却されるべき硬貨の合計枚数に達しなかった場合、返却されるべき硬貨が硬貨出金トレイ28へ到達していないと判断する。なお、収納処理における上記判断タイミングは、所定の時点から一定時間経過後のタイミングであってもよい。所定の時点とは、例えば、硬貨繰出部14Bから最後に硬貨が繰り出された時点、最後にリジェクトシュート20または変形リジェクトシュート120から硬貨が落下した時点、計数センサ84により硬貨出金トレイ28への硬貨の到達が最後に検知された時点などの所定の時点などであってもよい。
釣銭出金処理において、制御部8は、計数センサ84により判断タイミングまでに硬貨出金トレイ28への到達が検知された硬貨の枚数が、出金されるべき硬貨の合計枚数に達したか否かを判断する。出金されるべき硬貨は、硬貨収納部30から繰り出された硬貨である。制御部8は、硬貨出金トレイ28への到達が検知された硬貨の枚数が、出金されるべき硬貨の合計枚数に達した場合、出金されるべき硬貨が全て硬貨出金トレイ28へ到達したと判断する。一方、制御部8は、計数センサ84により判断タイミングまでに硬貨出金トレイ28への到達が検知された硬貨の枚数が、出金されるべき硬貨の合計枚数に達しなかった場合、出金されるべき硬貨が硬貨出金トレイ28へ到達していないと判断する。なお、釣銭出金処理における上記判断タイミングは、例えば、硬貨収納部30から最後に硬貨が繰り出された時点から一定時間経過後のタイミングであってもよい。
(立位状態となっている硬貨の姿勢を崩すための制御)
制御部8は、返却または出金されるべき硬貨が硬貨出金トレイ28へ到達していないと判断した場合、収納部搬送ベルト40において立位状態となっている硬貨の姿勢を崩すために、収納部搬送ベルト40の動作を制御する。例えば、制御部8は、水平出金搬送方向Dtに駆動していた収納部搬送ベルト40を停止させ、収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動した後に、再び収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtに駆動する。以下、図11および図12を参照し、収納部搬送ベルト40の動作の制御をより具体的に説明する。
図11は、収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動した場合の硬貨の移動を示す説明図である。図12は、収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動した後に、再び収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtに駆動した場合の硬貨の移動を示す説明図である。
収納部搬送ベルト40上に立位状態となっている硬貨がある場合、図11に示したように、当該硬貨はリバースローラ44を通過できず、リバースローラ44の上流側に残留する(位置P1)。そして、制御部8が収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動すると、当該硬貨が逆搬送方向に搬送され、誘導部材150に当接する(位置P2)。さらに、当該硬貨は誘導部材150の傾斜に沿って搬送ガイド130B側に移動し(位置P3)、搬送ガイド130Bに突き当たる(位置P4)。
ここで、制御部8は、リバースローラ44に当接していた硬貨が位置P4に移動できるように、収納部搬送ベルト40の駆動を制御する。例えば、制御部8は、収納部搬送ベルト40がガイド面132Bにおける誘導部材150とリバースローラ44との距離d4と硬貨の直径の差分で表現される距離d5以上に硬貨を逆搬送方向に搬送するように、収納部搬送ベルト40の駆動を制御してもよい。特に、制御部8は、リバースローラ44および搬送ガイド130Aに当接していた硬貨が位置P4に移動できるように収納部搬送ベルト40の駆動を制御してもよい。
その後、制御部8が再度収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtに駆動すると、図12に示したように、位置P4にあった硬貨が水平出金搬送方向Dtに移動し、突起140に当たる。そして、当該硬貨は、突起140の第1の傾斜部142に沿ってガイド面132A側へ傾きながら移動することで姿勢を崩し(位置P5)、収納部搬送ベルト40上に倒れる(位置P6)。その後、当該硬貨は水平出金搬送方向Dtに搬送され、リバースローラ44を通過する(位置P7)。
<作用効果>
以上説明した本発明の一実施形態によれば、多様な作用効果が得られる。例えば、図8に示したガイド面132Bにおける突起140と誘導部材150との距離d1は、硬貨の直径よりも長い。このため、立位状態となっている硬貨が突起140と誘導部材150との間である図11に示した位置P4に入り込める。位置P4に入り込んだ硬貨がその後の移動により突起140に当たることで立位状態の姿勢を崩し、収納部搬送ベルト40上に倒れることが期待される。
さらに、誘導部材150は突起140に対して逆搬送方向側に配置されており、制御部8は、収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動した後に、再び収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtに駆動する。制御部8が収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動することにより、一度は突起140の右側を立位状態で通過した硬貨を図11に示したように位置P4に移動させることができる。その後、制御部8が収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtに駆動することにより、図12を参照して説明したように立位状態の硬貨を倒してリバースローラ44を通過させることが可能である。
また、制御部8は、収納部搬送ベルト40の逆搬送方向への駆動を、ガイド面132Bにおける誘導部材150とリバースローラ44との距離d4と硬貨の直径の差分で表現される距離d5以上に硬貨が逆搬送方向に搬送されるように制御する。かかる構成により、リバースローラ44に当接していた硬貨をより確実に図11に示した位置P4に移動させ得る。
また、突起140は、搬送ガイド130A側に向かうにつれて水平出金搬送方向Dt側に向かう第1の傾斜部142を有する。このため、図12に示した位置P4から水平出金搬送方向Dtに搬送された硬貨が、突起140に当接した状態で滞留せずに、搬送方向Dtに進むにつれて傾きながら姿勢を崩して倒れ易い。
また、突起140は、搬送ガイド130A側に向かうにつれて収納部搬送ベルト40に近づく第2の傾斜部144を有する。このため、変形リジェクト孔118から変形リジェクトシュート120に排出された硬貨の落下経路上に突起140が存在する場合でも、当該硬貨が第2の傾斜部144に沿って円滑に収納部搬送ベルト40に落下できる。
<変形例>
以上、本発明の一実施形態を説明した。以下では、上述した実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で上述した実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで上述した実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、上述した実施形態の構成に代えて適用されてもよいし、上述した実施形態の構成に対して追加的に適用されてもよい。
(第1の変形例)
上記では、返却または出金されるべき硬貨が硬貨出金トレイ28へ到達しない場合、制御部8が収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動し、その後に収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtに駆動することを説明した。しかし、収納部搬送ベルト40において複数の硬貨が立位状態となっている場合、収納部搬送ベルト40の逆搬送方向への駆動および水平出金搬送方向Dtへの駆動を一回行うだけでは、一部の硬貨が立位状態のまま残り得る。
そこで、制御部8は、収納部搬送ベルト40の逆搬送方向への駆動および水平出金搬送方向Dtへの駆動(1セットの硬貨崩し駆動)を行う回数を動的に決定する。例えば、制御部8は、計数センサ84により判断タイミングまでに硬貨出金トレイ28への到達が検知された硬貨の枚数が、返却または出金されるべき硬貨の合計枚数に達しなかった場合、両者の枚数の差分を計数する。そして、制御部8は、計数結果に応じて、1セットの硬貨崩し駆動を繰り返し行う回数を決定してもよい。
具体的には、制御部8は、計数結果が大きいほど上記回数を大きい値に決定してもよい。例えば、制御部8は、計数結果が3枚以下であれば上記回数を2回に決定し、計数結果が4枚以上6枚以下であれば3回に決定し、7枚以上9枚以下であれば4回に決定してもよい。計数結果と上記回数の関係は、収納部搬送ベルト40の搬送速度、水平出金搬送部22の構成、突起140の大きさなどに応じて事前に適切に設定され得る。
このような第1の変形例によれば、収納部搬送ベルト40において複数の硬貨が立位状態となっている場合にも、立位状態となっている硬貨の姿勢を崩し、硬貨の残留の発生を抑制することが可能である。
なお、制御部8は、収納部搬送ベルト40を逆搬送方向へ駆動した後に水平出金搬送方向Dtへ駆動する際に、少なくとも図8を参照して説明した距離d1と最小径硬貨の直径との差分以上に水平出金搬送方向Dtへ搬送されるように収納部搬送ベルト40を駆動してもよい。かかる構成によれば、図11に示した位置P4にあった硬貨が突起140に当たるので、当該硬貨が倒れることが期待される。
また、制御部8は、収納部搬送ベルト40を2回目以降に逆搬送方向へ駆動する場合には、逆搬送方向への駆動量を、直前に収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtへ駆動した際の駆動量以上とすることが望ましい。かかる構成によれば、2回目以降の逆搬送においても、立位状態となっている硬貨を収納部搬送ベルト40が図11に示した位置P4に移動させ得る。
(第2の変形例)
第2の変形例による制御として、制御部8は、立位センサ160により立位状態となっている硬貨が検出されたか否かに基づき、収納部搬送ベルト40の逆搬送方向への駆動および収納部搬送ベルト40の水平出金搬送方向Dtへの駆動の繰り返しを制御してもよい。
例えば、制御部8は、立位センサ160により立位状態となっている硬貨が検出された場合に、収納部搬送ベルト40の逆搬送方向への駆動および収納部搬送ベルト40の水平出金搬送方向Dtへの駆動(1セットの硬貨崩し駆動)を制御する。そして、制御部8は、1セットの硬貨崩し駆動が終わっても立位センサ160により立位状態となっている硬貨が検出される場合に、1セットの硬貨崩し駆動の制御を再度制御する。制御部8は、このような制御を、1セットの硬貨崩し駆動の制御後に立位状態となっている硬貨が検出されなくなるまで繰り返す。
このような第2の変形例によれば、実際には立位状態となっている硬貨が存在しない場合にも1セットの硬貨崩し駆動が繰り返されてしまうことを防止できるので、硬貨が返却または出金されるまでの時間を短縮することが可能である。
(第3の変形例)
上記では、誘導部材150が水平出金搬送方向Dtにおける突起140よりも上流側に配置される例を説明した。第3の変形例は、当該配置の変形例に関する。
図13は、第3の変形例による構成を示す説明図である。図13に示したように、第3の変形例においては、水平出金搬送方向Dtにおける突起140よりも下流側に誘導部材170が配置されている。誘導部材170は、誘導部材170と突起140との水平出金搬送方向Dtにおける距離が搬送ガイド130Aから搬送ガイド130Bに向かうにつれて長くなるように、傾斜している。すなわち、誘導部材170は、誘導部材170における搬送ガイド130A側の端部に対して、誘導部材170における搬送ガイド130B側の端部が水平出金搬送方向Dt側に位置するように、傾斜している。このような誘導部材170の配置によれば、収納部搬送ベルト40が水平出金搬送方向Dtへ駆動されている間に、立位状態となっている硬貨が位置P10に誘導される。
制御部8が収納部搬送ベルト40を逆搬送方向に駆動すると、位置P10にあった硬貨が逆搬送方向に移動し、突起140に当たる。これにより、当該硬貨は姿勢を崩して倒れる。その後、制御部8が収納部搬送ベルト40を水平出金搬送方向Dtへ駆動することにより、当該硬貨がリバースローラ44を通過して硬貨出金トレイ28へ搬送される。
なお、第3の変形例に、上述した第1の変形例または第2の変形例のような駆動の繰り返し制御を適用することも可能である。
<補足>
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記では、使用者により投入された硬貨を硬貨収納部30に収納する収納処理と、硬貨収納部30から硬貨を繰り出して当該硬貨を釣銭として硬貨出金トレイ28に出金する釣銭出金処理を含む出金処理に本発明の一実施形態が適用される例を説明した。しかし、精査処理および回収処理などの他の処理においても収納部搬送ベルト40で硬貨が立位状態となり得る。このため、制御部8は、精査処理および回収処理などの他の処理においても、収納部搬送ベルト40に立位状態となっている硬貨が存在する場合には、1セットの硬貨崩し駆動の制御を行ってもよいし、1セットの硬貨崩し駆動の繰り返し制御を行ってもよい。
また、貨幣処理装置1に内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、上述した制御部8と同等の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも作成可能である。また、該コンピュータプログラムが記憶された非一時的な記憶媒体も提供される。
1 貨幣処理装置
2 紙幣処理装置
4 硬貨処理装置
6 筐体
8 制御部
9 紙幣入金口
10 紙幣出金口
11 表示操作部
12 レシートプリンタ
14 硬貨入金部
14A 硬貨投入口
14B 硬貨繰出部
15 硬貨送出部
16 硬貨鑑別部
17 入金搬送部
18 リジェクト孔
19 受入孔
20 リジェクトシュート
21 金種別シュート
22 水平出金搬送部
24 回収庫
26 リフト搬送部
28 硬貨出金トレイ
30 硬貨収納部
32 リジェクトゲート
34 金種別ゲート
36 搬送ガイド
38 ピンベルト
38B 無端ベルト
38P ピン
40 収納部搬送ベルト
42 プーリ
44 リバースローラ
50 可動方向切替部
54 方向切替部
66 第1搬送ベルト
70 第2搬送ベルト
72 収容部出金トレイ受渡部
74 下側最終プーリ
76 大型従動プーリ
78 上側最終プーリ
80 放出抑えガイド
82 可動方向切替部
83 可動コーナーガイド
84 計数センサ
86 計数センサ
90 収容部
110 変形硬貨検出部
118 変形リジェクト孔
120 変形リジェクトシュート
122 変形リジェクトゲート
130 搬送ガイド
132A ガイド面
132B ガイド面
140 突起
142 第1の傾斜部
144 第2の傾斜部
150 誘導部材
160 立位センサ
162 孔
170 誘導部材

Claims (9)

  1. 硬貨が載せられる搬送面を有し、前記搬送面に載せられた硬貨を搬送方向に搬送する搬送ベルトと、
    前記搬送ベルトを挟むように対向して配置され、前記搬送ベルトの幅方向への前記硬貨の移動を規制するガイド面を有する第1の搬送ガイドおよび第2の搬送ガイドと、
    前記第1の搬送ガイドの前記ガイド面から前記第2の搬送ガイド側に突出するように形成されている突起と、
    前記搬送面から離隔した位置で、前記第1の搬送ガイドと前記第2の搬送ガイドの間に亘って配置されており、前記第2の搬送ガイド側から前記第1の搬送ガイド側に向かうにつれて、前記突起との前記搬送方向における距離が長くなるように傾斜する誘導部材と、
    を備え、
    前記第1の搬送ガイドの前記ガイド面側における前記誘導部材と前記突起との距離は、前記硬貨の直径よりも長い、硬貨処理装置。
  2. 前記誘導部材は、前記突起よりも前記搬送方向の逆方向である逆搬送方向側に配置される、請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記硬貨処理装置は、
    前記搬送ベルトを前記搬送方向に駆動し、前記搬送ベルトを前記逆搬送方向に駆動した後に、再び前記搬送ベルトを前記搬送方向に駆動させる制御部をさらに備える、請求項2に記載の硬貨処理装置。
  4. 前記硬貨処理装置は、前記搬送面に載せられた硬貨を1枚ずつに分離するための分離ローラを、前記突起よりも前記搬送方向側に備え、
    前記制御部は、前記硬貨を前記逆搬送方向に搬送させる際、前記搬送ベルトが前記第1の搬送ガイドの前記ガイド面における前記誘導部材から前記分離ローラまでの距離と前記硬貨の直径との差分以上に前記搬送ベルトを前記逆搬送方向へ駆動するように制御する、請求項3に記載の硬貨処理装置。
  5. 前記突起は、前記第2の搬送ガイド側に向かうにつれて前記搬送方向側に向かう第1の傾斜部を有する、請求項2に記載の硬貨処理装置。
  6. 前記硬貨処理装置は、顧客に返却する前記硬貨を前記搬送面に落下させるシュートを前記突起よりも鉛直方向の上側に有し、
    前記突起は、前記第2の搬送ガイド側に向かうにつれて前記搬送面に近づく第2の傾斜部を有する、請求項2に記載の硬貨処理装置。
  7. 前記硬貨処理装置は、
    所定の搬送先への前記硬貨の到達を検知する硬貨センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記硬貨センサによる検知の結果に基づき、前記搬送先へ前記硬貨が到達していないと判断した場合、前記搬送ベルトの前記逆搬送方向への駆動および前記搬送ベルトの前記搬送方向への駆動を制御する、請求項4に記載の硬貨処理装置。
  8. 前記制御部は、前記搬送先に搬送されるべき前記硬貨の枚数と、前記搬送先に到達した硬貨の枚数との差分に基づいて、前記搬送ベルトの前記逆搬送方向への駆動および前記搬送ベルトの前記搬送方向への駆動を繰り返し行う回数を決定する、請求項7に記載の硬貨処理装置。
  9. 前記硬貨処理装置は、前記搬送ベルト上に立位状態となっている硬貨が有るか否かを検出する立位センサをさらに備え、
    前記制御部は、前記立位センサにより前記立位状態となっている硬貨が検出された場合、前記搬送ベルトの前記逆搬送方向への駆動および前記搬送ベルトの前記搬送方向への駆動を繰り返し実行する、請求項4に記載の硬貨処理装置。
JP2022157827A 2022-09-30 2022-09-30 硬貨処理装置 Pending JP2024051585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022157827A JP2024051585A (ja) 2022-09-30 2022-09-30 硬貨処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022157827A JP2024051585A (ja) 2022-09-30 2022-09-30 硬貨処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024051585A true JP2024051585A (ja) 2024-04-11

Family

ID=90622641

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022157827A Pending JP2024051585A (ja) 2022-09-30 2022-09-30 硬貨処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024051585A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008217737A (ja) セルフチェックアウト端末
US11804094B2 (en) Medium processing device and automated teller machine
JP2016081342A (ja) 媒体収容装置及び媒体取引装置
JP2024051585A (ja) 硬貨処理装置
JP7098983B2 (ja) 硬貨収納排出装置
WO2023188508A1 (ja) 硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
JP2024078135A (ja) 硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
JP5949351B2 (ja) 媒体搬送装置
JP2003026322A (ja) 硬貨入出金機
JP2024062031A (ja) 硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
JPH06274740A (ja) 硬貨入出金機
JP5471693B2 (ja) 硬貨入出金機
JP6694363B2 (ja) 硬貨選別機構および硬貨処理装置
JP7404914B2 (ja) 媒体搬送装置及び媒体取扱装置
JP7225732B2 (ja) 現金処理装置
JP6660263B2 (ja) 硬貨収納繰出機構および硬貨処理装置
JP7447727B2 (ja) 硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
JP2022189162A (ja) 硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
JP7447728B2 (ja) 硬貨処理装置及び貨幣取扱装置
JP7176440B2 (ja) 硬貨処理装置及び自動取引装置
JP7182681B2 (ja) 入出金装置及びプログラム
JP7118730B2 (ja) 硬貨出金装置およびプログラム
JP6107500B2 (ja) 硬貨入出金機
JP4794063B2 (ja) 紙幣収納装置
JP6946974B2 (ja) 硬貨処理装置