JP2024047388A - 搬送装置、及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体を搬送する搬送装置に関し、搬送ローラの駆動時に、搬送ローラが回転軸方向に移動することを抑制する。【解決手段】搬送装置は、記録媒体を搬送する搬送ローラ51と、搬送ローラ51と一体的に回転する第1ハスバギア372と、第1ハスバギア372と噛み合い、搬送ローラ51にスラスト力を発生させるギアユニットと、搬送ローラ51の回転軸方向の移動を規制する規制手段378と、規制手段378に対して搬送ローラ51を押圧方向に押圧する押圧手段376と、を備え、押圧手段376が搬送ローラ51を押圧する押圧力と、スラスト力と、を含む回転軸方向の合力による搬送ローラ51の移動は、搬送ローラ51の回転方向によらず、規制手段378によって規制される。【選択図】図5

Description

本発明は、記録媒体を搬送手段で挟持搬送し、記録動作を行う記録装置に備えられる搬送装置に関する。
インクジェットプリンター等の記録装置においては、搬送ローラと複数のギアを備える搬送装置によって、記録媒体を搬送する構成が一般的である。このような搬送装置において、ギアの打突音等を起因とする稼働音を低減するため、ハスバギアを用いる構成が知られている。
特許文献1には、記録装置に設けられる搬送装置について、複数のハスバギアにより記録媒体を搬送するための搬送ローラを駆動する構成が開示されている。上述の構成においては、ハスバギアによってスラスト力が搬送ローラの回転軸方向に発生することを利用して、搬送ローラの回転軸方向のがたつきを防止している。
特開2001-278495号公報
しかしながら、上述の構成においては、搬送ローラの回転方向が切り替わるタイミングで、ハスバギアによるスラスト力の向きが反転し、搬送ローラが回転軸方向に移動しうる。搬送ローラの回転軸方向の移動は、搬送ローラにより搬送されている用紙を回転軸方向に移動させ、印刷品質の低下を招く。
そこで本発明は、記録媒体を搬送する搬送装置に関し、搬送ローラの駆動時に、搬送ローラが回転軸方向に移動することを抑制することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明の搬送装置は、
記録媒体を搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラと一体的に回転する第1ハスバギアと、
前記第1ハスバギアと噛み合い、前記搬送ローラにスラスト力を発生させるギアユニットと、
前記搬送ローラの回転軸方向の移動を規制する規制手段と、
前記規制手段に対して前記搬送ローラを押圧方向に押圧する押圧手段と、
を備え、
前記押圧手段が前記搬送ローラを押圧する押圧力と、前記スラスト力と、を含む前記回転軸方向の合力による前記搬送ローラの移動は、前記搬送ローラの回転方向によらず、前記規制手段によって規制されることを特徴とする。
本発明によれば、記録媒体を搬送する搬送装置に関し、搬送ローラの駆動時に、搬送ローラが回転軸方向に移動することを抑制することを目的とする。
第1実施例に係る記録装置の内部構成を示す斜視図である。 第1実施例に係る搬送部の斜視図である。 第1実施例に係る搬送部のギア列を示す上面図である。 第1実施例に係る搬送ローラの移動規制機構を示す断面図である。 第1実施例に係る搬送ローラの正回転時の様子を示す上面図である。 第1実施例に係る搬送ローラの逆回転時の様子を示す上面図である。 第2実施例に係るハスバ出力ギアを示す上面図である。 第2実施例に係る搬送ローラの正回転時の様子を示す上面図である。 第2実施例に係る搬送ローラの逆回転時の様子を示す上面図である。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。なお、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置等は、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。すなわち、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。また、以下の各実施例には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一もしくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する場合がある。
以下の説明において、「記録」(印字、印刷という場合もある)とは、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表わすものである。すなわち、「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わない。また、「記録媒体(用紙)」とは、一般的な画像形成装置で用いられる記録紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム(OHP)、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、搬送の可能な媒体も含むものである。
<第1実施例>
(記録装置1)
まずは、本発明の第1実施例に係るインクジェット記録装置の概略について説明する。図1は、第1実施例に係る記録装置1の内部の主要構成を示す斜視図である。記録装置1は、記録媒体の搬送方向と略直交する方向に記録ヘッドを走査しながら、記録媒体に記録動作を行うインクジェット記録装置である。各図面には、必要に応じて、記録ヘッドの走査方向がX方向、記録ヘッドに対向する記録媒体の搬送方向がY方向、鉛直方向がZ方向として示されている。本実施例において、X方向、Y方向、Z方向は互いに略直交している。
記録装置1は、記録媒体を1枚ずつ分離給送する給送部2と、給送部2により給送された記録媒体を搬送する搬送装置としての搬送部5と、搬送部5より搬送された記録媒体に記録動作を行う記録部7と、を備える。更に、記録装置1は、搬送部5に設けられる搬送ローラ51等を駆動する駆動源としての駆動モータ6(図2参照)と、記録部7により画像が記録された記録媒体を排紙積載する排紙部8と、を備える。
給送部2は、記録媒体を積載する積載部21と、積載部21に積載された記録媒体を給送する給送ローラ22と、を備える。積載部21に積載された記録媒体は、給送ローラ22により搬送部5へと搬送される。
搬送部5は、搬送ローラ51と、搬送ローラ51に対向するピンチローラ52と、排出ローラ53と、排出ローラ53に対向する拍車54と、を備える。搬送ローラ51と排出
ローラ53は、回転軸方向に長いローラであり、該回転軸方向は記録ヘッドの走査方向と略平行である。記録媒体の搬送方向において、搬送ローラ51とピンチローラ52は記録部7の上流側に設けられ、排出ローラ53と拍車54は記録部7の下流側に設けられる。
排紙部8は、排出ローラ53により排出された記録媒体を積載する排紙トレイ81を備える。作業者は、画像が記録された記録媒体を、排紙トレイ81上から回収できる。
次に、給送部2から排紙部8までの記録媒体の搬送経路について、より詳細に説明する。給送部2から給送ローラ22により搬送部5に給送された記録媒体は、ピンチローラ52と搬送ローラ51にニップされ、記録部7に搬送される。ピンチローラ52は、ピンチローラホルダ55により搬送ローラ51に対して付勢されている。
記録部7に搬送された記録媒体には、不図示の記録ヘッド、不図示のノズルによりインクが吐出され、画像が記録される。記録部7では、記録ヘッドが走査方向(X方向)に移動することで記録媒体の幅方向の任意の位置に記録動作が行われる。記録部7にて画像記録が行われた記録媒体は、排出ローラ53と拍車54により排紙トレイ81へと排出される。すなわち、給送部2から排紙部8へと至る記録媒体の搬送経路について、搬送部5の搬送方向上流側に給送部2が位置し、搬送部5の搬送方向下流側に排紙部8が位置する。
駆動モータ6は、搬送ローラ51、排出ローラ53、給送ローラ22を回転駆動するための駆動源である。複数のハスバギア等により構成される駆動伝達機構によって、駆動モータ6の駆動力が搬送ローラ51等に伝達される。駆動モータ6は、例えば、搬送装置としての搬送部5が備える駆動源としてみなすことができる。
給送部2から給紙された記録媒体は、ピンチローラホルダ55とガイド部56(図2参照)により形成される搬送路によって、搬送部5の搬送ローラ51まで案内される。また、記録媒体の搬送方向において、搬送ローラ51と排出ローラ53の間には、プラテン58が配置されている。プラテン58は、記録部7に搬送された記録媒体と、記録ヘッドのノズルとの距離が一定に保たれるように、記録媒体を案内する。
(搬送部5)
次に、搬送部5の構成について、より詳細に説明する。図2は、ギア列37を含む搬送部5の斜視図である。搬送部5は、搬送ローラ51及び排出ローラ53を、駆動モータ6と連結するギア列37を備える。駆動モータ6が搬送ローラ51を図2中の第1回転方向R1に駆動するとき、搬送ローラ51と排出ローラ53はそれぞれ記録媒体を搬送方向下流側に搬送する方向へ回転する。一方、駆動モータ6が搬送ローラ51を図2中の第2回転方向R2に駆動するとき、搬送ローラ51と排出ローラ53はそれぞれ記録媒体を搬送方向上流側に搬送する方向へ回転する。以下、記録媒体が搬送方向下流側に搬送されるときの搬送ローラ51と排出ローラ53の回転方向を正回転、記録媒体が搬送方向上流側に搬送されるときの搬送ローラ51と排出ローラ53の回転方向を逆回転として説明する。
給送部2から給送された記録媒体は、ピンチローラホルダ55とガイド部56に案内されて、搬送ローラ51まで給送される。ピンチローラホルダ55には、端部検知レバー57が設置されている。記録媒体が、ピンチローラホルダ55の上方を通過する際に、端部検知レバー57を回動させることにより、記録媒体の先端位置や後端位置が端部検知レバー57により検出される。
また、駆動モータ6の駆動量は、不図示のエンコーダにより検出される。PID制御等の各種制御が行われることで、駆動モータ6の速度や駆動量の制御が行われる。端部検知レバー57により、給送動作の際に記録媒体の先端位置を検出し、記録動作又は排出動作
の際に記録媒体の後端位置を検出すると、先端位置と後端位置の検出までに要した駆動モータ6の駆動量を元に記録媒体の実際の搬送方向の長さが測定可能である。
搬送ローラ51まで給送された記録媒体は、斜行補正動作等を実施した後に記録部7まで搬送される。記録部7に設置された記録ヘッドにより、記録部7に搬送された記録媒体に対して記録動作が行われる。搬送ローラ51から搬送された記録媒体は、プラテン58と拍車ベース59に案内されて、排出ローラ53へと達する。記録媒体への記録動作中は、搬送ローラ51、もしくは排出ローラ53、もしくはその両方により記録媒体の搬送動作が行われる。そして、画像が記録された記録媒体は排出ローラ53により排紙トレイ81へと排出される。
(ギア列37)
次に、搬送ローラ51の回転軸方向において、搬送部5の端部に位置するギア列37の構成について、より詳細に説明する。図3は、ギア列37と周辺部材の構成を示す上面図である。ギア列37は、駆動モータ6に圧入される駆動モータギア371と、搬送ローラ51に圧入される搬送ローラギア372と、排出ローラ53に圧入されて排出ローラ53と一体的に回転する排出ローラギア373と、を含む。ギア列37は、更に、駆動モータギア371及び搬送ローラギア372と噛み合う搬送アイドラギア374と、排出ローラギア373及び搬送ローラギア372と噛み合う排出アイドラギア375と、を含む。駆動モータギア371、搬送ローラギア372、排出ローラギア373、搬送アイドラギア374及び排出アイドラギア375はすべてハスバギアであり、歯すじ方向が回転軸方向に対して傾斜している。ギア列37に用いるギアをハスバギアにすることで、平歯車が用いられる場合と比較して、ギア同士がぶつかる際の打突音を低減できる。
搬送ローラギア(第1ハスバギア)372は、2段ギア構成である。搬送ローラギア372を2段構成とすることにより、搬送ローラギア372の代わりに複数のギアを設ける構成と比較して、ギア列37の強度を向上できる。搬送ローラギア372の第1ギア部372aは、搬送アイドラギア(第2ハスバギア)374と噛み合い、搬送アイドラギア374を介して駆動モータギア371と駆動連結されている。搬送ローラギア372の第2ギア部372bは、排出アイドラギア(第3ハスバギア)375と噛み合い、排出アイドラギア375を介して排出ローラギア(第4ハスバギア)373と駆動連結されている。搬送ローラギア372、駆動モータギア371及び排出ローラギア373は、同方向に回転するように構成されており、搬送ローラ51と排出ローラ53は常に同じ方向に回転する。
駆動モータ6の駆動力は、駆動モータギア371から搬送アイドラギア374、搬送アイドラギア374から搬送ローラギア372、搬送ローラギア372から排出アイドラギア375、排出アイドラギア375から排出ローラギア373へと伝達される。また、搬送ローラギア372の第1ギア部372aの歯すじ方向と第2ギア部372bの歯すじ方向は同じ方向を向いている。従って、搬送ローラギア372が搬送アイドラギア374から受けるスラスト力と、搬送ローラギア372が排出アイドラギア375から受けるスラスト力とは、常に反対方向を向く。このように、搬送ローラギア372が、搬送アイドラギア374から受けるスラスト力と排出アイドラギア375から受けるスラスト力とが反対方向を向くように構成されていることは、本発明の特徴部分である。
搬送部5は、更に、搬送ローラ(第1搬送ローラ)51を押圧する押圧手段として搬送ローラバネ(第1押圧手段)376と、排出ローラ(第2搬送ローラ)53を押圧する押圧手段として排出ローラバネ(第2押圧手段)377と、を備える。搬送ローラバネ376と排出ローラバネ377は、いずれも弾性力が搬送ローラ51の回転軸方向に作用するように配設されている付勢部材である。本実施例において、搬送ローラバネ376が搬送
ローラ51を付勢する方向と、排出ローラバネ377が排出ローラ53を付勢する方向とは同じである。以下、搬送ローラ51の回転軸方向において、搬送ローラバネ376が搬送ローラ51を押圧する押圧方向を第1方向D1、第1方向D1と反対方向の第2方向D2として説明する。本実施例において、ギア列37は、搬送部5の第1方向D1の端部に設けられている。
搬送部5は、更に、搬送ローラ51の第1方向D1への移動を規制する規制手段として規制部材(第1規制手段)378と、排出ローラ53の第1方向D1への移動を規制する規制手段として規制部材(第2規制手段)379と、を備える。すなわち、搬送ローラ51と排出ローラ53は、押圧手段により第1方向D1へ押圧されながら、規制手段により第1方向D1への移動が規制される。言い換えると、搬送ローラバネ376は規制部材378に対して搬送ローラ51を押圧し、排出ローラバネ377は規制部材379に対して排出ローラ53を押圧する。なお、搬送ローラ51と排出ローラ53は、第1方向D1と反対方向の第2方向D2に、押圧手段の押圧力を上回る力が作用したときには、部品間のクリアランス分だけ移動可能に構成されていても良い。
次に、搬送ローラ51の第1方向D1への移動を規制する機構について、詳細を説明する。図4は、搬送ローラ51の移動規制機構を示す断面図である。本実施例の搬送ローラ51の移動規制機構は、記録装置の本体に対して固定されているボトム386と、ボトム386に対して位置決めされている規制部材378と、を含む。本実施例の規制部材378は、内部に搬送ローラ51が挿通されるブッシングである。
また、搬送ローラ51の外周面には、第1スリットリング382と第2スリットリング384が取り付けられるための溝が形成されている。第1スリットリング382は、搬送ローラバネ376に対して第1方向D1側に位置し、第2スリットリング384は、搬送ローラバネ376に対して第2方向D2側に位置する。
搬送ローラ51の回転軸方向において、搬送ローラバネ376は、第1スリットリング382と規制部材378の間に位置している。搬送ローラバネ376は、搬送ローラ51の回転軸方向と平行な方向に伸長するように配設されている。従って、搬送ローラバネ376によって、搬送ローラ51は第1スリットリング382を介して第1方向D1に付勢され、規制部材378は第2方向D2に付勢される。
搬送ローラ51の回転軸方向において、第2スリットリング384の第1方向D1を向く面は、規制部材378の第2方向D2を向く面に対向している。そして、搬送ローラバネ376により搬送ローラ51が第1方向D1に付勢されることで、第2スリットリング384は規制部材378に当接する。そして、搬送ローラ51は、規制部材378により第1方向D1への移動が規制される。規制部材379を含み、排出ローラ53の第1方向D1への移動を規制する移動規制機構も、搬送ローラ51の移動規制機構と同様の構成であるため、説明は省略する。なお、本発明に係る搬送装置においては、上述の搬送ローラ51や排出ローラ53の第1方向D1への移動を規制する機構に限られず、その他の公知の移動規制機構を適用することができる。
(搬送ローラ51に作用する力)
次に、ギア列37が駆動したときに、搬送ローラ51に回転軸方向に作用する力について説明する。搬送ローラギア372と噛み合い、搬送ローラ51にスラスト力を発生させるギアユニットは、搬送アイドラギア374と、排出アイドラギア375と、を含む。また、搬送ローラ51は、搬送ローラバネ376により第1方向D1に押圧される。
まずは、搬送ローラ51が第1回転方向R1に回転、すなわち正回転するときに搬送ロ
ーラ51に作用する力について説明する。図5は、搬送ローラ51が正回転して、記録媒体が搬送方向下流側に搬送されるときの様子を示す上面図である。図5には、搬送ローラギア372が搬送アイドラギア374から受けるスラスト力が力F1、搬送ローラギア372が排出アイドラギア375から受けるスラスト力が力F2、搬送ローラ51が搬送ローラバネ376から受ける押圧力が力F3として示される。
搬送ローラ51を正回転させる方向に駆動モータ6が駆動するとき、力F1は第1方向D1に作用し、力F2は第2方向D2に作用するよう、各ギアの歯すじの向きは構成されている。また、搬送ローラバネ376は、搬送ローラ51を第1方向D1に付勢する。従って、搬送ローラ51に作用する合力FC1が第1方向D1に作用すると仮定すると、合力FC1はFC1=F1-F2+F3と表される。
力F1と力F2は、搬送速度や記録媒体の種類等の搬送条件によって変化する。一方、力F3は、搬送ローラバネ376の弾性力に依存する。本実施例においては、力F3は、想定される搬送条件内で、F3>-F1+F2の関係を満たすように設定されている。合力FC1は第1方向D1に作用し、搬送ローラ51は第1方向D1に付勢される。
次に、搬送ローラ51が第2回転方向R2に回転、すなわち逆回転するときに搬送ローラ51に作用する力について説明する。図6は、搬送ローラ51が逆回転して、記録媒体が搬送方向上流側に搬送されるときの様子を示す上面図である。
搬送ローラ51を逆回転させる方向に駆動モータ6が駆動するとき、力F1は第2方向D2に作用し、力F2は第1方向D1に作用する。また、搬送ローラバネ376は、搬送ローラ51を第1方向D1に付勢する。従って、搬送ローラ51に第1方向D1に作用する合力FC1は、FC1=-F1+F2+F3と表される。本実施例においては、力F3は、想定される搬送条件内で、F3>F1-F2の関係も満たすように設定されている。すなわち、搬送ローラ51の回転軸方向の合力FC1は第1方向D1に作用し、搬送ローラ51は第1方向D1に付勢される。
上述の通り、搬送ローラバネ376の押圧力である力F3と、搬送ローラギア372が受けるスラスト力である力F1及び力F2との合力FC1は、搬送ローラ51の回転方向によらず、第1方向D1に作用する。例えば、搬送ローラ51が逆回転し、力F1が力F2より大きい場合、スラスト力は第2方向D2に作用するが、力F3がF3>F1-F2の関係を満たすため、合力FC1は第1方向D1に作用する。言い換えると、本実施例においては、搬送ローラギア372が受けるスラスト力が第2方向D2に作用するときに、搬送ローラバネ376の押圧力は、当該スラスト力より大きくなるように設定されている。
上述の構成により、搬送ローラ51が正回転する場合も逆回転する場合も、合力FC1は第1方向D1に作用する。すなわち、搬送ローラ51の回転方向が切り替わるタイミングにおいても、搬送ローラ51は常に第1方向D1に付勢される。そして、合力FC1による搬送ローラ51の移動は、搬送ローラ51の回転方向によらず、規制部材378により規制される。すなわち、本実施例の構成によれば、搬送ローラ51の駆動時に、常に搬送ローラ51の移動が規制されるため、印刷品質の低下や紙ジャムといった印刷不良を防止できる。
また、搬送ローラ51は、記録媒体を介してピンチローラ52に押圧されることによっても、搬送ローラ51の回転軸方向に対する移動が抑制される。従って、ピンチローラ52の押圧力も、印刷品質の低下や紙ジャムといった印刷不良の防止に寄与する。
更に、上述の構成においては、搬送ローラギア372が搬送アイドラギア374から受ける力F1と、搬送ローラギア372が排出アイドラギア375から受ける力F2とは、常に反対方向を向く。従って、合力FC1を第1方向D1に向けるために、力F3を過度に大きくする必要がない。ひいては、搬送ローラ51の移動規制機構を構成する部材の耐久性を向上できる。このように、搬送ローラと一体的に回転するハスバギアが複数のギアと噛み合う構成においては、スラスト力が互いを打ち消し合う方向に作用するように各ハスバギアの歯すじ方向を設定することで、押圧手段の押圧力を小さくできる。
(排出ローラ53に作用する力)
次に、ギア列37が駆動したときに、排出ローラ53に回転軸方向に作用する力について説明する。本実施例において、排出ローラギア373と噛み合い、排出ローラ53にスラスト力を発生させるギアユニットは、排出アイドラギア375を含む。また、排出ローラ53は排出ローラバネ377により第1方向D1に押圧される。
まずは、排出ローラ53が正回転するときに、排出ローラ53に作用する力について説明する。図5には、排出ローラギア373が排出アイドラギア375から受けるスラスト力が力F4、排出ローラ53が排出ローラバネ377から受ける押圧力が力F5として示される。本実施例においては、力F4の絶対値と、力F2との絶対値は同じ値である。
排出ローラ53を正回転させる方向に駆動モータ6が駆動するとき、力F4は第1方向D1に作用するよう、各ギアの歯すじの向きは構成されている。また、排出ローラバネ377は、排出ローラ53を第1方向D1に付勢する。従って、排出ローラ53に作用する合力FC2が第1方向D1に作用すると仮定すると、合力FC2は、FC2=F4+F5と表される。すなわち、排出ローラ53の回転軸方向の合力FC2は第1方向D1に作用し、排出ローラ53は第1方向D1に付勢される。
次に、排出ローラ53が逆回転するときに排出ローラ53に作用する力について説明する。図6に示されるように、排出ローラ53を逆回転させる方向に駆動モータ6が駆動するとき、力F4は第2方向D2に作用する。また、排出ローラバネ377は、排出ローラ53を第1方向D1に付勢する。従って、排出ローラ53に第1方向D1に作用する合力FC2は、FC2=-F4+F5と表される。本実施例においては、力F5は、想定される搬送条件内で、F5>F4の関係を満たすように設定されている。すなわち、合力FC2は第1方向D1に作用し、排出ローラ53は第1方向D1に付勢される。
上述の通り、排出ローラバネ377の押圧力である力F5と、排出ローラギア373が受けるスラスト力である力F4との合力FC2は、排出ローラ53の回転方向によらず、第1方向D1に作用する。言い換えると、本実施例においては、排出ローラギア373が受けるスラスト力が第2方向D2に作用するときに、排出ローラバネ377の押圧力は、当該スラスト力より大きくなるように設定されている。
上述の構成により、排出ローラ53が正回転する場合も逆回転する場合も、合力FC2は第1方向D1に作用する。更に、排出ローラ53の回転方向が切り替わるタイミングにおいても、排出ローラ53は常に第1方向D1に付勢される。そして、合力FC2による排出ローラ53の移動は、排出ローラ53の回転方向によらず、規制部材379により規制される。すなわち、本実施例の構成によれば、排出ローラ53の駆動時に、常に排出ローラ53の移動が規制されるため、印刷品質の低下や紙ジャムといった印刷不良が防止される。
また、排出ローラ53は、記録媒体を介して拍車54に押圧されることによっても、排出ローラ53の回転軸方向に対する移動が抑制される。従って、拍車54の押圧力も、印
刷品質の低下や紙ジャムといった印刷不良の防止に寄与する。
更に、上述の構成においては、搬送ローラ51に作用する合力FC1と、排出ローラ53に作用する合力FC2とが、同じ方向に作用する。従って、同一の記録媒体が搬送ローラ51とピンチローラ52にニップされ、かつ排出ローラ53と拍車54にニップされているときに、搬送方向が切り替わっても、搬送ローラ51と排出ローラ53が互いに反対方向に移動することはない。ひいては、本実施例の構成によれば、記録媒体がねじれることがなく、記録媒体の搬送精度が向上する。
なお、本実施例においては、排出ローラギア373は排出アイドラギア375とのみ噛合う構成だが、本発明の適用にあたっては、排出ローラギア373が複数のハスバギアと噛み合う構成であっても良い。このような構成であっても、押圧力とスラスト力の合力が第1方向D1を向くように排出ローラバネ377の押圧力を設定すれば、本実施例に構成と同様の作用効果が得られる。
<第2実施例>
次に、本発明の第2実施例について説明する。第2実施例は、搬送ローラ51の第2方向D2側の端部にハスバ出力ギア380が設けられている点で第1実施例と異なる。以下、第2実施例の説明において、第1実施例と同様の構成については説明を省略し、第2実施例の特徴的な構成についてのみ説明する。
図7(a)は、搬送ローラ51の第2方向D2側の端部を示す上面図である。図7(b)は、搬送ローラ51の回転に伴って回転するハスバ出力ギア380を示す図である。第2実施例に係る搬送ローラ51においては、第1方向D1側の端部に搬送ローラギア372が設けられ、第2方向D2側の端部にハスバ出力ギア380が設けられる。ハスバ出力ギア380には、ハスバ出力ギア380の回転により駆動される不図示の被駆動ユニットが接続されている。すなわち、本実施例においては、搬送ローラ51の回転に伴って、ハスバ出力ギア380が回転して、当該被駆動ユニットが駆動される。このような構成とすることにより、駆動源を複数設けることなく、駆動モータ6により搬送ローラ51、排出ローラ53及び当該被駆動ユニットが駆動される。ひいては、本実施例の構成によれば、駆動源の数を増やす必要がないため、製造コストの上昇を抑えることができる。
ハスバ出力ギア380は、搬送ローラ51に対して、部品間のクリアランス分だけ、ハスバ出力ギア380のスラスト方向に移動可能に構成されている。搬送ローラ51が正回転するとき、ハスバ出力ギア380には第2方向D2へのスラスト力が作用し、搬送ローラ51が逆回転するとき、ハスバ出力ギア380には第1方向D1へのスラスト力が作用するよう、ハスバ出力ギア380の歯すじは構成されている。
図7(b)に示されるように、ハスバ出力ギア380には、内周面の間に延びる突き当て面380aが設けられている。また、搬送ローラ51の第2方向D2側の端部には、回転軸方向に延びる切り欠き溝51aが形成されている。ハスバ出力ギア380が第1方向D1に移動すると、ハスバ出力ギア380の突き当て面380aが、搬送ローラ51の切り欠き溝51aの端面51bに当接し、ハスバ出力ギア380の第1方向D1への移動が規制される。一方、突き当て面380aが端面51bに当接した状態から、ハスバ出力ギア380が第2方向D2に所定量移動すると、不図示の規制部材により、ハスバ出力ギアは第2方向D2への移動が規制される。すなわち、ハスバ出力ギア380に作用する第1方向D1のスラスト力は搬送ローラ51に伝達されるが、ハスバ出力ギア380に作用する第2方向D2のスラスト力は搬送ローラ51に伝達されない。
次に、ギア列37が駆動したときに、搬送ローラ51に作用する力について説明する。
まずは、搬送ローラ51が回転するときに、搬送ローラ51に作用する力について説明する。図8は、搬送ローラ51が正回転して、記録媒体が搬送方向下流側に搬送されるときの様子を示す上面図である。図8には、搬送ローラギア372が搬送アイドラギア374から受ける力が力F1、搬送ローラギア372が排出アイドラギア375から受ける力が力F2、搬送ローラ51が搬送ローラバネ376から受ける力が力F3として示される。更に、図8には、搬送ローラ51の回転軸方向において、搬送ローラ51の回転軸方向に作用する合力が合力FC1として示される。
上述の通り、搬送ローラ51を正回転させる方向に駆動モータ6が駆動するとき、ハスバ出力ギア380には、第2方向D2のスラスト力が作用し、ハスバ出力ギア380は第2方向D2に移動して、規制部材により移動が規制される。従って、搬送ローラ51の回転軸方向において、搬送ローラ51はハスバ出力ギア380から力を受けない。すなわち、搬送ローラ51に作用する合力FC1が第1方向D1に作用すると仮定すると、第1実施例と同様に、合力FC1はFC1=F1-F2+F3と表される。
本実施例においては、力F3は、想定される搬送条件内で、F3>-F1+F2の関係を満たすように設定されている。すなわち、合力FC1は第1方向D1に作用し、搬送ローラ51は第1方向D1に付勢される。
次に、搬送ローラ51が逆回転するときに、搬送ローラ51に作用する力について説明する。図9は、搬送ローラ51が逆回転して、記録媒体が搬送方向上流側に搬送されるときの様子を示す上面図である。
上述の通り、搬送ローラ51を逆回転させる方向に駆動モータ6が駆動するとき、ハスバ出力ギア380には、第1方向D1のスラスト力が作用し、ハスバ出力ギア380は第1方向D1に移動して、搬送ローラ51により移動が規制される。このような構成により、搬送ローラ51の回転軸方向において、搬送ローラ51はハスバ出力ギア380から第1方向D1の力F6を受ける。すなわち、本実施例において、搬送ローラ51は搬送ローラギア372から第1スラスト力を受け、ハスバ出力ギア380から第2スラスト力を受け、搬送ローラバネ376から押圧力を受ける。搬送ローラ51に作用する合力FC1が第1方向D1に作用すると仮定すると、合力FC1はFC1=-F1+F2+F3+F6と表される。
本実施例においては、力F3は、想定される搬送条件内で、F3>F1-F2-F6の関係を満たすように設定されている。すなわち、合力FC1は第1方向D1に作用し、搬送ローラ51は第1方向D1に付勢される。言い換えると、本実施例においては、搬送ローラギア372が受ける第1スラスト力が第2方向D2に作用するときに、搬送ローラバネ376の押圧力とハスバ出力ギア380が受ける第2スラスト力との合力は、第1スラスト力より大きく設定されている。本実施例によれば、力F6が第1方向D1に作用するため、第1実施例と比較して、搬送ローラバネ376による力F3を小さく設定できる。ひいては、搬送ローラ51の移動規制機構を構成する部材の耐久性を向上できる。
本実施例の構成によれば、搬送ローラ51の回転時、及び回転方向の切り替え時に搬送ローラ51が回転軸方向に移動することを防止できるため、印刷不良を防止できる。力F1が強く作用する場合、力F6の作用によって、力F3を過度に大きく設定する必要がないため、本実施例の構成は特に有効である。なお、上述の構成においては、ハスバ出力ギア380は搬送ローラ51の第2方向D2側の端部に設けられていたが、本発明の適用にあたっては、搬送ローラ51のその他の場所にハスバ出力ギア380が設けられていても良い。
<変形例>
なお、本発明の適用は上述の構成に限られるものではなく、発明の同一性を失わない範囲でその他の構成にも適用可能である。例えば、上述の実施例においては、搬送ローラ51を第1方向D1に付勢しながら、搬送ローラ51の第1方向D1への移動を規制していたが、付勢方向と規制される移動方向は第2方向D2であっても良い。また、第2実施例においては、搬送ローラ51の端部にハスバ出力ギア380が設けられていたが、排出ローラ53の端部にも同様の出力ギアが設けられても良い。
また、上述の実施例においては、搬送ローラ51と一体的に回転する搬送ローラギア372が、2つのハスバギアと噛み合う構成であったが、本発明の適用はこのような構成に限られない。例えば、搬送ローラギア372が単一のハスバギアと噛み合う構成や、3以上のハスバギアと噛み合う構成にも本発明は適用可能である。すなわち、搬送ローラギア372と噛み合うギアユニットは、1以上のハスバギアを有していればよい。いずれの構成においても、押圧手段の押圧力と、搬送ローラ51が受けるスラスト力と、を含む搬送ローラ51の回転軸方向の合力が、搬送ローラギア372の回転方向によらず、第1方向D1を向くように、押圧力とハスバギアの歯すじ方向が設定されれば良い。
本実施形態の開示は、以下の構成を含む。
(構成1)
記録媒体を搬送する搬送ローラと、
前記搬送ローラと一体的に回転する第1ハスバギアと、
前記第1ハスバギアと噛み合い、前記搬送ローラにスラスト力を発生させるギアユニットと、
前記搬送ローラの回転軸方向の移動を規制する規制手段と、
前記規制手段に対して前記搬送ローラを押圧方向に押圧する押圧手段と、
を備え、
前記押圧手段が前記搬送ローラを押圧する押圧力と、前記スラスト力と、を含む前記回転軸方向の合力による前記搬送ローラの移動は、前記搬送ローラの回転方向によらず、前記規制手段によって規制されることを特徴とする搬送装置。
(構成2)
前記押圧力は、前記スラスト力が前記押圧方向と反対方向に作用するときの前記スラスト力より大きいことを特徴とする構成1に記載の搬送装置。
(構成3)
前記ギアユニットは、第2ハスバギアと第3ハスバギアを含み、
前記搬送ローラが前記第2ハスバギアから受けるスラスト力は、前記搬送ローラが前記第3ハスバギアから受けるスラスト力に対して反対方向に作用することを特徴とする構成1又は2に記載の搬送装置。
(構成4)
前記搬送ローラを駆動する駆動源を更に備え、
前記第2ハスバギアは、前記駆動源の駆動力を前記第1ハスバギアに伝達することを特徴とする構成3に記載の搬送装置。
(構成5)
前記第1ハスバギアは、前記第2ハスバギアと噛み合う第1ギア部と、前記第3ハスバギアと噛み合う第2ギア部と、を有する2段ギアであり、
前記第1ギア部と前記第2ギア部の歯すじ方向は同じ方向であることを特徴とする構成4に記載の搬送装置。
(構成6)
前記搬送ローラを第1搬送ローラとしたとき、前記第1搬送ローラと同じ方向に回転して記録媒体を搬送する第2搬送ローラと、
前記第2搬送ローラと一体的に回転する第4ハスバギアと、
を更に備え、
前記第4ハスバギアは前記第3ハスバギアと噛み合い、
前記第3ハスバギアは前記第2搬送ローラにスラスト力を発生させることを特徴とする構成4又は5に記載の搬送装置。
(構成7)
前記規制手段を第1規制手段とし、前記押圧手段を第1押圧手段としたとき、
前記第2搬送ローラの回転軸方向の移動を規制する第2規制手段と、
前記第2規制手段に対して前記第2搬送ローラを前記押圧方向に押圧する第2押圧手段と、
を更に備え、
前記第2押圧手段が前記第2搬送ローラを押圧する押圧力と、前記第2搬送ローラが前記第3ハスバギアから受けるスラスト力と、を含む前記第2搬送ローラの前記回転軸方向の合力による前記第2搬送ローラの移動は、前記第2搬送ローラの回転方向によらず、前記規制手段によって規制されることを特徴とする構成6に記載の搬送装置。
(構成8)
前記搬送ローラの回転に伴って回転するハスバ出力ギアと、
前記ハスバ出力ギアにより駆動される被駆動ユニットと、
を更に備え、
前記ハスバ出力ギアは、前記搬送ローラが第1回転方向に回転するとき、前記搬送ローラを前記押圧方向に押圧し、前記搬送ローラが前記第1回転方向と反対の第2回転方向に回転するとき、前記搬送ローラを押圧しないことを特徴とする構成1~7のいずれか一の構成に記載の搬送装置。
(構成9)
前記ハスバ出力ギアは、前記搬送ローラの前記回転軸方向に移動可能に構成され、前記押圧方向に移動したときに前記搬送ローラに当接する突き当て面を有することを特徴とする構成8に記載の搬送装置。
(構成10)
前記搬送ローラが前記ギアユニットから受けるスラスト力を第1スラスト力としたとき、
前記搬送ローラに作用する前記合力は、前記ハスバ出力ギアが前記搬送ローラを前記押圧方向に押圧する第2スラスト力を更に含み、
前記押圧力と前記第2スラスト力との合力は、前記第1スラスト力が前記押圧方向と反対方向に作用するときの前記第1スラスト力より大きいことを特徴とする構成8又は9に記載の搬送装置。
(構成11)
前記押圧手段は、前記搬送ローラの前記回転軸方向に弾性力が作用するように配設された付勢部材であることを特徴とする構成1~10のいずれか一の構成に記載の搬送装置。
(構成12)
前記規制手段は、前記搬送ローラが内部を挿通するブッシングであることを特徴とする構成1~11のいずれか一の構成に記載の搬送装置。
(構成13)
記録媒体に記録動作を行う記録部と、
記録媒体を搬送する構成1~12のいずれか一の構成に記載の搬送装置と、
を備えることを特徴とする記録装置。
5…搬送部(搬送装置)、51…搬送ローラ、372…搬送ローラギア(第1ハスバギア)、376…搬送ローラバネ(押圧手段)、378…規制部材(規制手段)

Claims (13)

  1. 記録媒体を搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラと一体的に回転する第1ハスバギアと、
    前記第1ハスバギアと噛み合い、前記搬送ローラにスラスト力を発生させるギアユニットと、
    前記搬送ローラの回転軸方向の移動を規制する規制手段と、
    前記規制手段に対して前記搬送ローラを押圧方向に押圧する押圧手段と、
    を備え、
    前記押圧手段が前記搬送ローラを押圧する押圧力と、前記スラスト力と、を含む前記回転軸方向の合力による前記搬送ローラの移動は、前記搬送ローラの回転方向によらず、前記規制手段によって規制されることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記押圧力は、前記スラスト力が前記押圧方向と反対方向に作用するときの前記スラスト力より大きいことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記ギアユニットは、第2ハスバギアと第3ハスバギアを含み、
    前記搬送ローラが前記第2ハスバギアから受けるスラスト力は、前記搬送ローラが前記第3ハスバギアから受けるスラスト力に対して反対方向に作用することを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  4. 前記搬送ローラを駆動する駆動源を更に備え、
    前記第2ハスバギアは、前記駆動源の駆動力を前記第1ハスバギアに伝達することを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記第1ハスバギアは、前記第2ハスバギアと噛み合う第1ギア部と、前記第3ハスバギアと噛み合う第2ギア部と、を有する2段ギアであり、
    前記第1ギア部と前記第2ギア部の歯すじ方向は同じ方向であることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記搬送ローラを第1搬送ローラとしたとき、前記第1搬送ローラと同じ方向に回転して記録媒体を搬送する第2搬送ローラと、
    前記第2搬送ローラと一体的に回転する第4ハスバギアと、
    を更に備え、
    前記第4ハスバギアは前記第3ハスバギアと噛み合い、
    前記第3ハスバギアは前記第2搬送ローラにスラスト力を発生させることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  7. 前記規制手段を第1規制手段とし、前記押圧手段を第1押圧手段としたとき、
    前記第2搬送ローラの回転軸方向の移動を規制する第2規制手段と、
    前記第2規制手段に対して前記第2搬送ローラを前記押圧方向に押圧する第2押圧手段と、
    を更に備え、
    前記第2押圧手段が前記第2搬送ローラを押圧する押圧力と、前記第2搬送ローラが前記第3ハスバギアから受けるスラスト力と、を含む前記第2搬送ローラの前記回転軸方向の合力による前記第2搬送ローラの移動は、前記第2搬送ローラの回転方向によらず、前記第2規制手段によって規制されることを特徴とする請求項6に記載の搬送装置。
  8. 前記搬送ローラの回転に伴って回転するハスバ出力ギアと、
    前記ハスバ出力ギアにより駆動される被駆動ユニットと、
    を更に備え、
    前記ハスバ出力ギアは、前記搬送ローラが第1回転方向に回転するとき、前記搬送ローラを前記押圧方向に押圧し、前記搬送ローラが前記第1回転方向と反対の第2回転方向に回転するとき、前記搬送ローラを押圧しないことを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  9. 前記ハスバ出力ギアは、前記搬送ローラの前記回転軸方向に移動可能に構成され、前記押圧方向に移動したときに前記搬送ローラに当接する突き当て面を有することを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
  10. 前記搬送ローラが前記ギアユニットから受けるスラスト力を第1スラスト力としたとき、
    前記搬送ローラに作用する前記合力は、前記ハスバ出力ギアが前記搬送ローラを前記押圧方向に押圧する第2スラスト力を更に含み、
    前記押圧力と前記第2スラスト力との合力は、前記第1スラスト力が前記押圧方向と反対方向に作用するときの前記第1スラスト力より大きいことを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
  11. 前記押圧手段は、前記搬送ローラの前記回転軸方向に弾性力が作用するように配設された付勢部材であることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  12. 前記規制手段は、前記搬送ローラが内部を挿通するブッシングであることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  13. 記録媒体に記録動作を行う記録部と、
    記録媒体を搬送する請求項1~12のいずれか1項に記載の搬送装置と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
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