JP2024041152A - 配管保持部材及び配管保持方法 - Google Patents

配管保持部材及び配管保持方法 Download PDF

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良哉 榊原
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Abstract

【課題】さまざまな大きさの配管を安定的に固定することができる配管保持部材及びこれを用いた配管保持方法を提供すること。【解決手段】背面を壁面Wと当接する取付面14とした取付部11と、取付部11の一端側に設けられ前面方向へ突出する第1突出部12と、取付部11の他端側に設けられ前面方向へ突出する第2突出部13と、基部が第1突出部12と一体に設けられ、第2突出部13から離れる方向へ延び、その先端が第2突出部13の方向へ取り回されて配管Pを保持することが可能なバンド部20と、第1突出部12及び第2突出部13に、バンド部20の挿通方向が同一となる向きで設けられたバンド部挿通孔30、40とを備え、バンド部20の表面には長手方向に連続する多段状の係合溝21が形成されており、少なくとも1つのバンド部挿通孔に、バンド部20を係止可能な係止爪41が設けられている配管保持部材10とする。【選択図】図2

Description

本発明は、壁面等に配管を取り付けるために用いる配管保持部材及びこれを用いた配管保持方法に関するものである。
空調の冷媒管等を建物の壁面等に沿わせて配設する取付部材として、図4に示されるようなサドルが一般的に用いられている。例えば、特許文献1には、環状に曲げたベルト状部材の内側に管状体を配し、前記ベルト状部材の両端を一方側で重ねてネジ等により壁面に固定する管状体固定具が記載されている。
特開平10-61829号公報
しかし、特許文献1記載の管状体固定具は、前記ベルト状部材の片側のみをネジ等で固定する構造のため、例えば屋外配管の場合には、固定されていない部分が風であおられてしまい配管や固定具が傷むおそれがあった。また、これを避けるために両側の2か所をそれぞれネジ等で固定する構成とすると、配管作業の手数が増え作業性が良くない。
また、特許文献1記載の管状体固定具では、ベルト状部材の一方側に複数個のネジ孔が設けられ、管状体の太さや本数に応じて管状体保持部の大きさを調節することができる。しかし、この調節は段階的なものであり、管状体の大きさに細かく対応できる調節が可能なものではなかった。
本発明の目的は、上記した従来の問題点を解決し、さまざまな大きさの配管を安定的に固定することができる配管保持部材及びこれを用いた配管保持方法を提供することである。
上記課題を解決するため、壁面に固定されて配管を保持する配管保持部材であって、背面を前記壁面と当接する取付面とした取付部と、前記取付部の一端側に設けられ前面方向へ突出する第1突出部と、前記取付部の他端側に設けられ前面方向へ突出する第2突出部と、基部が前記取付面と略平行となる向きで第1突出部と一体に設けられ、第2突出部から離れる方向へ延び、その先端が第2突出部の方向へ取り回されることにより前記配管に巻きつけられて前記配管を保持することが可能なバンド部と、第1突出部及び第2突出部に、バンド部の挿通方向が同一となる向きで設けられたバンド部挿通孔とを備え、前記バンド部の表面には長手方向に連続する多段状の係合溝が形成されており、少なくとも1つの前記バンド部挿通孔に、前記バンド部を係止可能な係止爪が設けられている配管保持部材とする。
また、前記係止爪が、第1突出部に形成されたバンド部挿通孔に設けられている構成とすることが好ましい。また、前記取付部の略中央の位置に、前記壁面への取付孔が設けられている構成とすることが好ましい。
本発明の配管保持方法は、上記したような配管保持部材を用いた配管保持方法であって、前記配管保持部材を壁面に取り付け、前記配管保持部材の前面側に配管を配置した状態で、前記バンド部を第2突出部の方向へ取り回し、配管の外周に沿って巻きつけた前記バンド部を第2突出部及び第1突出部に形成された前記バンド部挿通孔に順に挿通し、第1突出部の外側に出た前記バンド部の先端を引っ張って前記配管を締め付け、前記係止爪により前記バンド部をロックさせる配管保持方法である。
本発明では、さまざまな大きさの配管を安定的に固定することができる配管保持部材及び配管保持方法を提供することが可能となる。
実施形態の配管保持部材の斜視図である。 実施形態の配管保持部材が壁面に取り付けられ、配管Pが保持された状態を表す断面図である。 図2に示す状態を表す斜視図である。 従来の管状体固定具の斜視図である。
以下に発明を実施するための形態を示す。なお、本明細書中における前面及び背面並びに左右方向は、図1に示す方向を指す。図1に示されるように、実施形態の配管保持部材10は、平板な直方体形状の取付部11と、取付部11の一端側に設けられ前面方向へ突出する略直方体状の第1突出部12と、取付部11の他端側に設けられ前面方向へ突出する略直方体状の第2突出部13とを備えている。実施形態の取付部11、第1突出部12及び第2突出部13は合成樹脂によって一体成形され、平面視略コ字状をなすように配置されている。また、取付部11の背面は壁面と当接する取付面14となっている。実施形態の取付部11は、略中央の位置にねじ30等の締結部材を挿通可能な取付孔15が形成されている。
実施形態の第1突出部12の前面からは、その基部が取付面14と略平行となる向きで帯状のバンド部20が延設されている。実施形態のバンド部20は、第2突出部13から離れる方向へ延びており、その先端が第2突出部13の方向へ取り回され、被結束物である配管等の外周に巻き付けられてそれらを保持することが可能な長さで形成されている。バンド部20は公知の結束バンドの構造を有するバンドであり、その表面には、長手方向に連続する多段状の係合溝21が形成されている。
第2突出部13には、配管等の外周に巻き付けられたバンド部20を挿通させることが可能な第1バンド部挿通孔30が、第2突出部13を左右方向に貫通して設けられている。実施形態の第1バンド部挿通孔30は、バンド部20を係止する係止爪を備えていない構成である。
また、第1突出部12の基端側には、第1バンド部挿通孔30を通り抜けたバンド部20を挿通させることが可能な第2バンド部挿通孔40が、左右方向に貫通して形成されている。実施形態の第2バンド部挿通孔40の内壁には、バンド部20を係止してロックすることが可能な係止爪41が設けられている。係止爪41は、第2バンド部挿通孔40の前面側の内壁に弾性的に接続され、バンド部20の係合溝21と係合するものである。第2バンド部挿通孔40に通されたバンド部20の先端は、配管保持部材10の外側(図1中における左側)に出る。
このような構成とすれば、バンド部20によって被結束物を締め付けて固定する際に、バンド部20の先端を配管保持部材10の外側から引っ張って締結することができるので、作業性が良くなる。また、バンド部20の不要な余長を配管保持部材10の外側で切ることができ、切断する場合の処理が容易となる。なお、図1に示す例では、第2バンド部挿通孔40に係止爪41が設けられている。このような係止爪は第1バンド部挿通孔30に設けられていてもよいが、第2バンド部挿通孔40に係止爪41が設けられている方がバンド部20を挿通させやすい。
配管保持部材10の使用方法について説明する。図2及び図3に示されるように、取付部11の長手方向が被結束物(配管P)の幅方向と略平行となる向きで、設置場所の壁Wに配管保持部材10を配置する。取付部11の取付孔15にねじSを差し込んで締結し、配管保持部材10を壁Wに固定する。壁Wに固定された配管保持部材10の前面側に配管Pを配置する。バンド部20の先端を第2突出部13の方向へ取り回して、配管Pの外側にバンド部20を巻き付ける。なお、この例では同径の2本の配管Pをまとめて結束しているが、配管Pの数量や外径サイズはこの例に限定されず、さまざまな組合せとすることができる。
次に、配管Pの外側に巻き付けたバンド部20を、第1バンド部挿通孔30に外側(図2中における右側)から挿通させる。第1バンド部挿通孔30を通したバンド部20の先端を第2バンド部挿通孔40に通して配管保持部材10の外側(図2中における左側)に出す。この状態でバンド部20の先端側を図2中の左側方向に引っ張り、配管Pを締め付けて固定する。第2バンド部挿通孔40から外側に突出したバンド部20の余長は、必要に応じて適宜切断することができる。
上記したような構成によれば、ブロック状の取付部11の略中央がねじS等によって支持され、取付部11の背面である取付面14と壁Wとが当接した状態で固定されるとともに、配管Pに巻き付けられたバンド部20が取付部11の両端において支持される。よって、図4に示される従来例のように片側支持とはならず、配管Pが風にあおられることを抑制し、安定的に配管Pを保持することができる。
また、配管Pに巻き付けられるバンド部20は、連続する多数の係合溝21を備えているため、バンド部20の係止位置を多段階に変更可能である。よって、本発明の配管保持部材10を用いることにより、固定される配管Pの本数や外径の大きさの変更に対して1つの部材で柔軟に対応することができる。また、異なる外径を持つ配管Pを複数結束して固定することも可能である。
以上、実施形態を例に挙げて本発明について説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、各種の態様とすることが可能である。
10 配管保持部材
11 取付部
12 第1突出部
13 第2突出部
14 取付面
15 取付孔
20 バンド部
21 係合溝
30 第1バンド部挿通孔
40 第2バンド部挿通孔
41 係止爪
S ねじ
W 壁
P 配管

Claims (4)

  1. 壁面に固定されて配管を保持する配管保持部材であって、
    背面を前記壁面と当接する取付面とした取付部と、
    前記取付部の一端側に設けられ前面方向へ突出する第1突出部と、
    前記取付部の他端側に設けられ前面方向へ突出する第2突出部と、
    基部が前記取付面と略平行となる向きで第1突出部と一体に設けられ、第2突出部から離れる方向へ延び、その先端が第2突出部の方向へ取り回されることにより前記配管に巻きつけられて前記配管を保持することが可能なバンド部と、
    第1突出部及び第2突出部に、バンド部の挿通方向が同一となる向きで設けられたバンド部挿通孔とを備え、
    前記バンド部の表面には長手方向に連続する多段状の係合溝が形成されており、
    少なくとも1つの前記バンド部挿通孔に、前記バンド部を係止可能な係止爪が設けられている配管保持部材。
  2. 前記係止爪が、第1突出部に形成されたバンド部挿通孔に設けられている請求項1に記載の配管保持部材。
  3. 前記取付部の略中央の位置に、前記壁面への取付孔が設けられている請求項1または2に記載の配管保持部材。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配管保持部材を用いた配管保持方法であって、
    前記配管保持部材を壁面に取り付け、
    前記配管保持部材の前面側に配管を配置した状態で、前記バンド部を第2突出部の方向へ取り回し、配管の外周に沿って巻きつけた前記バンド部を第2突出部及び第1突出部に形成された前記バンド部挿通孔に順に挿通し、第1突出部の外側に出た前記バンド部の先端を引っ張って前記配管を締め付け、前記係止爪により前記バンド部をロックさせる配管保持方法。
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