JP2024034097A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス板に用いられる介装材に含まれる異物において、ガラス板の表面に汚染や傷などの欠陥を生じさせる異物を精度よく推定できる検査装置を提供する。【解決手段】介装材1の表、または表及び裏の表面状態の情報からなる第1情報を取得する第1検査部11と、第1検査部11で第1情報が取得された介装材1とガラス板3とを当接させる押圧部13と、介装材1の表と当接させたガラス板3の主面の表面状態の情報からなる第2情報を取得する第2検査部19と、第1検査部11で取得された第1情報における介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報と、第2検査部19で取得された第2情報におけるガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報と、に基づいて、介装材1に存在する異物のうちガラス板3の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する判定部23と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、介装材に含まれる異物のうち、ガラス板の表面に傷や汚染を発生させる異物を推定できる検査装置に関する。
例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やOLED(Organic Light-Emitting Diode)等のフラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)用に使用されるガラス板は、輸送効率を高める目的で、複数枚重ねた状態で輸送される。このとき、ガラス板同士の間に、ガラス板用合紙(以下、「合紙」ともいう)、樹脂シートあるいは樹脂クッションのような介装材を介在させ、輸送中にガラス板の表面に傷等がつくことを防止している。
しかし、ガラス板は、その表面が介装材に圧接された状態で積層されるため、ガラス板の表面に、介装材に存在する粘着性の異物が付着したり、異物によって傷が付くおそれがある。そのため、ガラス板の表面に異物が付着しにくく、ガラス板の主面に生じる傷を抑制できる介装材が求められる。
特に、FPD用のガラス板(ガラス基板)は、表面に微細な電気配線、電極、電気回路、隔壁等の素子が形成されるので、表面に僅かな傷や汚染があっても、断線等の不良の原因となる。そのため、これらの用途に用いられるガラス板には、高い表面の清浄性が要求される。
このようなガラス板同士の間に介在される用途で使用される介装材として、ガラス板の割れ又はガラス板の表面への傷つき、ガラス板の表面への汚染を抑える合紙がいくつか提案されている。例えば、特許文献1には、表面に存在するモース硬度4以上の異物が所定個数未満であるガラス合紙が開示されている。また、特許文献2には、粘着ピッチ異物の含有密度が0.07個/m以下の条件を満たす合紙が開示されている。
特許第6127319号公報 特許第4924982号公報
しかしながら、介装材において、例えば、モース硬度4以上の異物が全てガラス板に対して傷つきを発生させるような問題となるわけではなく、モース硬度4以上の異物であっても問題とならない異物も存在する。つまり、どのような異物によってガラス板に傷が生じたりガラス板を汚染するのかは、解明できていないのが実情であった。そのため、介装材に存在する異物の個数や介装材の平滑性といった介装材の性状と、介装材を用いた場合のガラス板の傷や汚染情報とを対比してから、好ましい介装材の性状を予想して、介装材の開発していた。
それ故、ガラス板の表面の傷つきやガラス板の表面の汚染を完全に防ぐことができるわけではなく、場合によっては何らかの原因によってガラス板の表面に傷や汚染が生じてしまうことがあるのが実状である。このため、ガラス板の表面に傷や汚染を生じさせる介装材の異物を精度よく推定することが大きな課題となっている。
そこで本発明は、ガラス板に用いられる介装材に含まれる異物において、ガラス板の表面に汚染や傷などの欠陥を生じさせる異物を精度よく推定できる検査装置の提供を目的とする。
本発明は下記構成からなる。
積層させるガラス板同士の間に介在される介装材を検査する検査装置であって、
前記介装材の表、または表及び裏の表面状態の情報からなる第1情報を取得する第1検査部と、
前記第1検査部で前記第1情報が取得された前記介装材と前記ガラス板とを当接させる押圧部と、
前記介装材の表と当接させた前記ガラス板の主面の表面状態の情報からなる第2情報を取得する第2検査部と、
前記第1検査部で取得された前記第1情報における前記介装材に存在する異物の位置情報である第1位置情報と、前記第2検査部で取得された前記第2情報における前記ガラス板の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報と、に基づいて、前記介装材に存在する前記異物のうち前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する判定部と、
を備える、
検査装置。
本発明によれば、ガラス板に用いられる介装材に含まれる異物において、ガラス板の表面に汚染や傷などの欠陥を生じさせる異物を精度よく推定できる。
図1は、第1実施形態に係る検査装置の概略構成図である。 図2は、第1実施形態に係る検査装置による異物の推定手順を説明するフローチャートである。 図3は、ガラス板における欠陥の位置情報の抽出の仕方を説明する説明図である。 図4は、第2実施形態に係る検査装置の概略構成図である。 図5は、第2実施形態に係る検査装置による異物の推定手順を説明するフローチャートである。 図6は、第4検査部を備えた変形例を説明する概略構成図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
まず、第1実施形態に係る検査装置について説明する。
図1は、第1実施形態に係る検査装置100の概略構成図である。
図1に示すように、第1実施形態に係る検査装置100は、介装材1に含まれる異物を推定する検査装置である。介装材1は、例えば、輸送や保管時に複数枚のガラス板3を重ね合わせる際に、ガラス板3同士の間に介在させるシート状の介在物である。この介装材1としては、例えば、合紙、樹脂シートあるいは樹脂クッションなどがある。本例では、合紙を例示している。
介装材1となる合紙としては、例えば、平滑度20秒以下(JIS P 8119,1998)、密度0.8g/cm、樹脂分が0.05質量%以下(JIS P 8224,2002)であってクッション性に優れ、樹脂分の転写の少ないような性状のものが選択される。なお、合紙の樹脂分は、0.05質量%以下(JIS P 8224,2002)が好ましく、上述の紙面粗さとの複合効果によりガラス板3自体の品質に悪影響を及ぼさない紙質が選択される。
介装材1は、ロール状に巻回されて介装材ロール1Rとされた長尺介装材1Lであり、この介装材ロール1Rから引き出され、検査装置100によって連続して効率的に検査される。本例では、介装材1の下面(表の面)を検査する。
介装材1が介在されるガラス板3は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やOLED(Organic Light-Emitting Diode)等のフラットパネルディスプレイ(FPD:Flat Panel Display)用に使用される無アルカリガラス系材料からなる。なお、ガラス板3は、配線や素子等が形成される主面が使用面であり、検査装置100では、使用面であるガラス板3の主面に介装材1を当接させて検査する。また、介装材1を当接させる主面は、ガラス板3の使用面と反対の主面であってもよい。すなわち、介装材1を当接させる主面は、ガラス板3の配線や素子が形成される主面と反対の主面であってもよい。
検査装置100は、第1検査部11と、押圧部13と、サンプリング部15と、洗浄部17と、第2検査部19とを備えている。また、検査装置100は、制御部21を備えており、この制御部21は、判定部23と、学習モデル作成部25とを有している。
第1検査部11、押圧部13及びサンプリング部15は、水平方向に並設されている。ロール状に巻回されて介装材ロール1Rとされた長尺介装材1Lからなる介装材1は、押圧部13とサンプリング部15との間に設けられた繰出ローラ31等の搬送機構によって繰り出される。これにより、長尺介装材1Lからなる介装材1は、介装材ロール1Rから送り出され、ガイドローラ33によってガイドされながら、第1検査部11、押圧部13及びサンプリング部15へ順に搬送される。
第1検査部11は、介装材1の下面を撮像し、その画像データを、介装材1の表面状態の情報である第1情報として取得する。この第1検査部11は、例えば、反射型センサ41及び透過型センサ42を備えている。反射型センサ41は、介装材1に光を照射する投光部41aと、介装材1で反射する投光部41aの光を受光して介装材1の画像を取得する受光部41bとを有する。透過型センサ42は、介装材1に光を照射する投光部42aと、介装材1を透過する投光部42aの光を受光して介装材1の画像を取得する受光部42bとを有する。反射型センサ41及び透過型センサ42は、それぞれ複数設けられ、介装材1の幅方向に並設される。なお、第1検査部11としては、反射型センサ41及び透過型センサ42の少なくとも一方を備えていればよい。異物の種類や形状、存在形態によって検出感度や識別性能の観点で、第1検査部11に適しているセンサは異なる。例えば露出した異物は比較的光散乱性が高いため、反射型センサ41が好ましい。一方で、大部分が介装材中に埋没した異物は光散乱性が低いものの、光透過性が低いため、透過型センサ42が好ましい。このように、第1検査部11は検出すべき異物に対して適切な構成・配置となっていればよい。また複数種類の異物や、未知の異物を検出するためには、前述の理由により、第1検査部11は透過型センサ42及び反射型センサ41を備えていることがより望ましい。さらに、介装材1の上面(裏の面)の異物が介装材1を介してガラス板3の主面(介装材1の下面と接する面)に傷をつける場合があるため、介装材1の下面に加え、上面を検査するセンサを備えているとなお好適である。
なお、投光部41a,42aの光源としては、可視光の他、赤外光、紫外光や放射線を用いるものであっても良く、受光部41b,42bは、これらを感知できるセンサとなっていればよい。赤外光や紫外光を用いることで、それらの吸収または散乱性が背景となる介装材1自体より強くなる場合があり、コントラストよく欠陥を検出、または目的とする欠陥ではないと判断することができる。放射線を用いることで、欠陥が金属を含むものであるかどうか、および欠陥が表面か内部のいずれに存在するかどうかを判別することができる。受光部41b、42bは、モノクロでもカラーであっても良い。カラーの場合、得られる情報が多くなり、欠陥の判別精度の向上に寄与できる。レーザー誘起ブレークダウン分光法のような、常圧で成分元素を特定することができる検出器を備えていても良い。これにより、介装材1の異物が、ガラス板3に欠陥を与える種類のものであるかどうかを高精度で判断できるようになる。
押圧部13は、第1検査部11に対して、介装材1の搬送方向の下流側に配置されている。この押圧部13は、第1検査部11で第1情報が取得された介装材1に対して、その上下面にガラス板3を当接させる。押圧部13は、介装材1の表裏側に配置された一対の押圧板45を備えており、これらの押圧板45にガラス板3が保持される。これらの押圧板45は、互いに近接及び離間方向へ移動可能とされており、押圧板45が互いに近接されることにより、それぞれの押圧板45に保持されたガラス板3が介装材1に当接される。押圧部13では、下方側の押圧板45に保持されたガラス板3が評価用のガラス板であり、介装材1の下面に当接するガラス板3の使用面である主面が評価面である。
押圧部13は、介装材1に対して、予め設定された当接力でガラス板3を当接させる。このときの当接力としては、例えば、介装材1を介在させて複数枚のガラス板3を積層させた梱包状態とした際に介装材1およびガラス板3にかかる当接力とする。この当接力は、例えば、200枚以上のガラス板3を平積み積載した際の積載体底部近傍にかかる圧力に相当する、3kPa以上に設定される。
長尺介装材1Lからなる介装材1は、間欠的に搬送され、押圧部13において、介装材1に対して間欠的にガラス板3が当接される。つまり、押圧部13では、介装材1にガラス板3が当接されると、その当接された領域を含む範囲がサンプリング部15側へ送り出される。そして、介装材1の未当接箇所が押圧部13に送り込まれ、ガラス板3との当接が行われる。これにより、長尺介装材1Lからなる介装材1は、押圧部13でガラス板3と当接された領域毎にサンプリング部15へ送り出される。
サンプリング部15は、押圧部13に対して、介装材1の搬送方向の下流側に配置されている。サンプリング部15は、マーカ47と、カッタ48と、トレイ49とを有している。サンプリング部15には、押圧部13でガラス板3が当接された介装材1が搬送機構によって送り込まれる。このサンプリング部15では、送り込まれる介装材1に対して、ガラス板3に当接された領域毎にマーカ47でマークを付すとともに、カッタ48で切断し、矩形状の短尺介装材1Sの状態(介装材サンプル)にしてトレイ49に重ねて収容させる。
洗浄部17は、押圧部13で介装材1に当接させたガラス板3の主面を洗浄する。この洗浄部17は、ローラブラシ51、ディスクブラシ52及び洗浄水噴射部53を備えている。ローラブラシ51及びディスクブラシ52には、それぞれ洗浄液ノズル51a,52aから洗浄液が供給される。ローラブラシ51は、ガラス板3の主面に沿う軸線を中心に回動し、ガラス板3の主面を洗浄する。ディスクブラシ52は、ガラス板3の主面に直交する軸線を中心に回動し、ガラス板3の主面を洗浄する。洗浄水噴射部53は、ガラス板3の主面に洗浄水を吹き付けてガラス板3の主面を洗い流す。なお、洗浄部17としては、ローラブラシ51及びディスクブラシ52のいずれか一方を設けてもよく、また、これらのローラブラシ51及びディスクブラシ52を設けずに、洗浄水噴射部53だけを設けてもよい。洗浄部17は、例えば、ガラス板3の主面に付着した異物のうち、大きな問題とならないような通常の洗浄で除去できる程度の異物を除去する。例えば、ガラス板3を基板として主面に回路を形成する前の洗浄工程において除去できる程度の異物を除去する。
第2検査部19は、押圧部13で介装材1に当接させたガラス板3の主面を撮像し、その画像データを、ガラス板3の主面における表面状態の情報である第2情報として取得する。この第2検査部19は、例えば、反射型センサ55及び透過型センサ56を備えている。反射型センサ55は、ガラス板3の主面に光を照射する投光部55aと、ガラス板3の主面で反射する投光部55aの光を受光してガラス板3の主面の画像を取得する受光部55bとを有する。透過型センサ56は、ガラス板3に光を照射する投光部56aと、ガラス板3を透過する投光部56aの光を受光してガラス板3の画像を取得する受光部56bとを有する。反射型センサ55及び透過型センサ56は、それぞれ複数設けられ、ガラス板3の幅方向に並設される。なお、第2検査部19としては、反射型センサ55及び透過型センサ56の少なくとも一方を備えていればよい。なお、第1検査部11と同様に、第2検査部19は検出すべき異物に対して適切な構成・配置となっていればよい。
制御部21は、第1検査部11、押圧部13、サンプリング部15、洗浄部17、第2検査部19、繰出ローラ31等の搬送機構を制御する。また、制御部21には、第1検査部11で取得される第1情報及び第2検査部19で取得される第2情報が送信される。
制御部21に設けられた判定部23は、第1検査部11で取得された第1情報から介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報を抽出する。また、判定部23は、第2検査部19で取得された第2情報からガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報を抽出する。そして、判定部23は、第1位置情報と、第2位置情報と、に基づいて、介装材1に存在する異物のうちガラス板3の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する。
制御部21に設けられた学習モデル作成部25は、第1検査部11で取得した第1情報と、判定部23で求めたガラス板3の主面に欠陥を生じさせたか否かの推定結果との組み合わせを教師データとして機械学習させた学習モデルを作成する。
次に、上記構成の検査装置100による異物の推定手順について説明する。
図2は、第1実施形態に係る検査装置100による異物の推定手順を説明するフローチャートである。
制御部21によって繰出ローラ31等の搬送機構が作動され、介装材1の供給及び搬送が開始される(ステップS11)。これにより、介装材ロール1Rから長尺介装材1Lが繰り出される。
第1検査部11において、介装材1の下面が撮影され、その画像データが、介装材11の表面状態の情報である第1情報として取得される(ステップS12)。そして、この第1情報が、制御部21の判定部23へ送信される。
介装材11における第1情報が取得された検査領域が押圧部13に搬送されると、押圧部13において、押圧板45が互いに近接する方向へ移動する。これにより、介装材11の検査領域に表裏からガラス板3が当接される(ステップS13)。
介装材11における押圧部13でガラス板3が当接された検査領域がサンプリング部15に搬送されると、介装材1に検査領域ごとにマーカ47によってマークが付されるとともに、カッタ48で切断され、検査領域を有する矩形状の短尺介装材1Sの状態(介装材サンプル)とされてトレイ49に収容される(ステップS14)。
介装材1へのガラス板3の当接の回数が予め設定された当接回数(例えば、10回以上)となったら、ガラス板3が押圧部13から取り出され、洗浄部17による洗浄が行われる(ステップS15)。これにより、例えば、ガラス板3の主面に付着した異物のうち、大きな問題とならないような通常の洗浄で除去できる程度の異物が除去される。
第2検査部19において、ガラス板3の評価面である主面が撮影され、その画像データが、ガラス板3の主面の表面状態の情報である第2情報として取得される(ステップS16)。そして、この第2情報が、制御部21の判定部23へ送信される。
制御部21の判定部23が、第1検査部11で取得された第1情報と第2検査部19で取得された第2情報とを比較する(ステップS17)。具体的には、判定部23は、第1情報から介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報を抽出し、第2情報からガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報を抽出する。このとき、判定部23は、介装材1について、第1情報における異物の大きさ及び形状に基づいて介装材1に存在する異物を特定し、その異物の位置情報を第1位置情報として抽出する。同様に、判定部23は、ガラス板3について、第2情報における欠陥の大きさ及び形状に基づいてガラス板3に存在する欠陥を特定し、その欠陥の位置情報を第2位置情報として抽出する。なお、第1情報及び第2情報における欠陥の位置情報は、例えば、8bitグレー画像を所定の閾値で2値化し、輝度が閾値を超えた画素のうち近接する画素の集合体を欠陥とみなして、その位置や各種特徴量を得ることにより抽出できる。また、第1位置情報及び第2位置情報としては、例えば、欠陥の外接矩形の中心点や、輝度の重心を用いて抽出することができる。ここで、欠陥の大きさとは、欠陥の大小を表現したパラメータであり、例えば、欠陥のフェレ径や、マーチン径、欠陥自体の長短径、面積、周囲長、相当径、欠陥内の輝度値の分布や輝度の積算値、最大輝度値である。また、欠陥の形状とは、欠陥の丸さや角ばり、輪郭の凹凸などを表現したパラメータであり、例えば、アスペクト比、円形度、伸長率、包絡度、主軸角、輝度重心である。なお、これらの欠陥の特徴量から演算して得られる、例えば、平均輝度値や輝度の標準偏差などの情報を用いても良い。
判定部23は、介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報と、ガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報とに基づいて、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在するかを判定する(ステップS18)。なお、位置情報の一致とは、同一座標から一定の範囲内に存在する場合に一致すると見なす。例えば、同一点から面内において上下左右に±1mm内エリアの欠点、などとすることができる。範囲が狭いと欠点の精度が向上するが、一方で、介装材1やガラス板3の送り精度、位置精度が悪い場合に欠点の一致率が低下する恐れがある。範囲が広いと欠点の検出率は上がるが、同一エリア内に複数点が存在するなどして検査負荷が増大する恐れがある。エリアは介装材1の異物個数などによって適宜決めれば良く、好ましくは±0.1mm~±2mm、より好ましくは±0.25~±1mmなどの範囲を用いることができる。また、ガラス板3の欠陥に対応した介装材1のあるエリア内に複数点の欠点が存在した場合、各欠陥情報を複数取得し、それぞれと比較することが望ましい。
判定部23は、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在すると判定した場合(ステップS18:Yes)、その異物がガラス板3に欠陥を生じさせた異物であると推定する。なお、判定部23は、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在しないと判定した場合(ステップS18:No)、介装材1には、ガラス板3に欠陥を生じさせる異物が存在しないと推定する。
判定部23による推定方法としては、例えば、ガラス板3の主面における欠陥の位置情報である第2位置情報に基づいて、ガラス板3の主面に欠陥を生じさせた異物が存在し得る欠陥原因異物の位置情報を算出し、介装材1の異物の位置情報である第1位置情報のうちの欠陥原因異物の位置情報と一致した異物をガラス板3の主面に欠陥を生じさせた異物と推定する方法がある。
また、判定部23による推定方法としては、例えば、介装材1の異物の位置情報である第1位置情報から介装材1の異物がガラス板3に接触した異物接触位置情報を算出し、この異物接触位置情報がガラス板3の欠陥の位置情報である第2位置情報と一致している場合、その異物が欠陥を生じさせた異物と推定し、一致していない場合、その異物は欠陥を生じさせていない異物と推定する方法でもよい。
判定部23によって介装材1に、ガラス板3の欠陥を生じさせる異物があると推定された場合(ステップS18:Yes)、サンプリング部15のトレイ49に収容されている短尺介装材1Sからなる介装材サンプルを、マーカ47によって付されたマークを参照して取り出し、この介装材サンプルに付着している異物を調査する(ステップS19)。
また、判定部23は、第1検査部11で取得した第1情報と、ガラス板3の主面に欠陥を生じさせたか否かの推定結果との組み合わせを学習モデル作成部25へ送信する。学習モデル作成部25は、第1情報と推定結果との組み合わせを教師データとして機械学習させた学習モデルを作成する。これにより、第1情報に基づいて、介装材1の異物がガラス板3の主面に欠陥を生じさせるおそれが高いか否かを精度よく判定可能な学習モデルを作成できる。この学習モデル作成部25は、前述のステップS17、S18に記載の手法を用いることができる。
なお、学習モデル作成部25は、第1情報と、介装材1に存在する異物の種類の情報との組み合わせを教師データとして機械学習させた学習モデルを作成してもよい。これにより、第1情報に基づいて、介装材1の異物の種類を精度よく推定可能な学習モデルを作成できる。前記教師データにおける異物の種類は、例えば、検査員によって判断される。異物の種類とは、鉄系や砂などの硬質無機異物や、タルクなどの軟質無機異物や、有機系の異物などが挙げられる。さらに、前記教師データに、ガラス板3の主面に欠陥を生じさせたか否かの推定結果を含めてもよい。すなわち、第1情報と、介装材1に存在する異物の種類の情報と、ガラス板3の主面に欠陥を生じさせたか否かの推定結果と、の組み合わせを教師データとして機械学習させた学習モデルを作成してもよい。これにより、介装材1の異物の種類からガラス板3に欠陥を生じさせる影響度の推定も可能となる。すなわち、第1情報から介装材1の異物の種類及びガラス板3への影響度についても推定可能になる。
また、判定部23は、第2検査部19で取得した第2情報を学習モデル作成部25に送信してもよい。学習モデル作成部25は、第2情報と、ガラス板3の主面に存在する欠陥の種類の情報との組み合わせを教師データとして機械学習された学習モデルを作成してもよい。これにより、第2情報に基づいて、ガラス板3の主面に生じた欠陥の種別を精度よく判定可能な学習モデルを作成できる。なお、教師データに含まれる前記欠陥の種類は、例えば検査員によって判断される。
上述した学習モデル作成部25は、例えば、線形・非線形重回帰式や、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシーン、決定木、ランダムフォレスト、勾配ブースティング木、多層パーセプトロン等の機械学習モデル、またはそれら機械学習モデルを組み合わせたアンサンブルモデルを用いることができる。
このように、上記第1実施形態に係る検査装置100によれば、ガラス板3を積層させる際に介在される介装材1について、ガラス板3の主面に欠陥を生じさせる異物を精度よく推定できる。これにより、特に、表面の僅かな傷や汚染等の欠陥が不良の原因となるFPD用のガラス板3に使用される介装材1の検査に好適に用いることができる。
なお、検査装置100において、第2検査部19によるガラス板3に対する第2情報の取得処理(ステップS16)は、予め設定した当接回数(例えば、10回以上)で介装材1を当接させた後に行ったが、介装材1との当接ごとにガラス板3に対する第2情報の取得処理を行ってもよい。この場合、介装材1の検査領域とガラス板3とを1対1で対比させることができ、ガラス板3に欠陥を生じさせる介装材1の異物を高い精度で推定できる。これに対して、予め設定した当接回数で介装材1を当接させた後にガラス板3に対する第2情報の取得処理(ステップS16)を行う場合、検査作業を効率的に行うことができる。なお、第2情報の取得処理(ステップS16)の実行タイミングは、介装材1の1つの検査領域の当接ごとに行う場合と、予め設定した当接回数で介装材1を当接させた後に行う場合の両方を含んでいてもよい。
ここで、予め設定した当接回数で介装材1を当接させた後にガラス板3に対する第2情報の取得処理を行う場合の欠陥の位置情報の抽出について説明する。
図3は、ガラス板3における欠陥の位置情報の抽出の仕方を説明する説明図である。
図3に示すように、長尺介装材1Lは、複数の検査領域A1,A2,A3,A4…が長手方向に沿って区画され、これらの検査領域A1,A2,A3,A4…が押圧部13においてガラス板3の主面に順に当接される。このため、ガラス板3の主面には、長尺介装材1Lの各検査領域A1,A2,A3,A4…の異物G1,G2,G3,G4…によって欠陥D1,D2,D3,D4…が生じる。ここでは、検査領域A2には、異物G2がないため、ガラス板3には、検査領域A2を当接させた際に生じる欠陥D2は生じない。
このような場合、検査装置100の判定部23は、ガラス板3に原点O3を設定し、各検査領域A1,A2,A3,A4…において、ガラス板3を当接させた際にガラス板3の原点O3と一致する位置を原点O1とする。また、判定部23は、長尺介装材1Lの搬送方向をX方向、長尺介装材1Lの幅方向をY方向とする。
判定部23は、第1情報に基づいて、各検査領域A1,A2,A3,A4…において、異物G1,G2,G3,G4…の位置を、原点O1を基準としたX-Y座標で求め、これらのX-Y座標を第1位置情報として抽出する。また、判定部23は、第2情報に基づいて、ガラス板3において、欠陥D1,D2,D3,D4…の位置を、原点O3を基準としたX-Y座標で求め、このX-Y座標を第2位置情報として抽出する。
そして、判定部23は、第1位置情報における異物G1,G2,G3,G4…のX-Y座標と第2位置情報における欠陥D1,D2,D3,D4…のX-Y座標とを比較することにより、ガラス板3の欠陥D1,D2,D3,D4…が検査領域A1,A2,A3,A4…の異物G1,G2,G3,G4…のいずれかに対応したものであるかを割り出す。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る検査装置について説明する。
なお、上記第1実施形態と同一構成部分は、同一符号を付して説明を省略する。
図4は、第2実施形態に係る検査装置200の概略構成図である。
図4に示すように、第2実施形態に係る検査装置200は、第3検査部61を備えている。第3検査部61は、押圧部13によって介装材1に当接させる前のガラス板3の主面を撮像し、その画像データをガラス板3の主面における表面状態の情報である第3情報として取得する。この第3検査部61も制御部21によって制御され、また、この第3検査部61によって取得された第3情報も制御部21へ送信される。
この第3検査部61は、例えば、反射型センサ62及び透過型センサ63を備えている。反射型センサ62は、ガラス板3の主面に光を照射する投光部62aと、ガラス板3の主面で反射する投光部62aの光を受光してガラス板3の主面の画像を取得する受光部62bとを有する。透過型センサ63は、ガラス板3に光を照射する投光部63aと、ガラス板3を透過する投光部63aの光を受光してガラス板3の画像を取得する受光部63bとを有する。反射型センサ62及び透過型センサ63は、それぞれ複数設けられ、ガラス板3の幅方向に並設される。なお、第3検査部61としては、反射型センサ62及び透過型センサ63の少なくとも一方を備えていればよい。
次に、上記構成の検査装置200による介装材1における異物の推定手順について説明する。
図5は、第2実施形態に係る検査装置200による異物の推定手順を説明するフローチャートである。
検査装置200では、まず、第3検査部61において、押圧部13へセットされる前のガラス板3の主面が撮影され、その画像データが、ガラス板3の主面の表面状態の情報である第3情報として取得される(ステップS21)。そして、この第3情報が、制御部21の判定部23へ送信される。なお、第3検査部61で第3情報が取得されたガラス板3は、押圧部13にセットされる。
制御部21によって繰出ローラ31等の搬送機構が作動され、介装材1の供給及び搬送が開始される(ステップS22)。これにより、介装材ロール1Rから長尺介装材1Lが繰り出される。
第1検査部11において、介装材1の下面が撮影され、その画像データが、介装材11の表面状態の情報である第1情報として取得され(ステップS23)、制御部21の判定部23へ送信される。
介装材11における第1情報が取得された検査領域が押圧部13に搬送され、この介装材11の検査領域に表裏からガラス板3が当接される(ステップS24)。
介装材11における押圧部13でガラス板3が当接された検査領域がサンプリング部15に搬送されてマーカ47によってマークが付されるとともに、カッタ48で切断され、検査領域を有する矩形状の短尺介装材1Sの状態(介装材サンプル)でトレイ49に収容される(ステップS25)。
押圧部13から取り出されたガラス板3が洗浄部17によって洗浄され(ステップS26)、例えば、ガラス板3の主面に付着した異物のうち、大きな問題とならないような通常の洗浄で除去できる程度の異物が除去される。
第2検査部19において、ガラス板3の評価面である主面が撮影され、その画像データが、ガラス板3の主面の表面状態の情報である第2情報として取得され(ステップS27)、制御部21の判定部23へ送信される。
制御部21の判定部23が、第2検査部19で取得された第2情報と第3検査部61で取得された第3情報とを比較する(ステップS28)。具体的には、判定部23は、介装材1との当接後の表面情報である第2情報からガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報を抽出し、介装材1との当接前の表面情報である第3情報からガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第3位置情報を抽出する。
判定部23は、介装材1との当接後の欠陥の位置情報である第2位置情報と、介装材1との当接前の欠陥の位置情報である第3位置情報とに基づいて、介装材1との当接の前後におけるガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在するかを判定する(ステップS29)。
判定部23は、第2位置情報と第3位置情報との間で介装材1との当接の前後におけるガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在すると判定した場合(ステップS29:Yes)、第2位置情報から第3位置情報と一致する位置情報を除いた位置情報を含む第5情報を算出して作成する(ステップS30)。
制御部21の判定部23が、第1検査部11で取得された第1情報と作成した第5情報とを比較する(ステップS31)。
判定部23は、第1情報から介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報を抽出し、第5情報からガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第5位置情報を抽出する。そして、判定部23は、介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報と、ガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第5位置情報とに基づいて、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在するかを判定する(ステップS33)。
判定部23は、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在すると判定した場合(ステップS33:Yes)、その異物がガラス板3に欠陥を生じさせた異物であると推定する。なお、判定部23は、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在しないと判定した場合(ステップS33:No)、介装材1には、ガラス板3に欠陥を生じさせる異物が存在しないと推定する。
第2位置情報と第3位置情報との比較処理(ステップS29)において、第2位置情報と第3位置情報との間で介装材1との当接の前後におけるガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在しないと判定した場合(ステップS29:No)、判定部23は、第1検査部11で取得された第1情報と第2検査部19で取得された第2情報とを比較する(ステップS32)。
判定部23は、第1情報から介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報を抽出し、第2情報からガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報を抽出する。そして、判定部23は、介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報と、ガラス板3の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報とに基づいて、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在するかを判定する(ステップS33)。
判定部23は、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在すると判定した場合(ステップS33:Yes)、その異物がガラス板3に欠陥を生じさせた異物であると推定する。なお、判定部23は、介装材1の異物に、ガラス板3の主面の欠陥の位置に一致する位置のものが存在しないと判定した場合(ステップS33:No)、介装材1には、ガラス板3に欠陥を生じさせる異物が存在しないと推定する。
判定部23によって介装材1に、ガラス板3の欠陥を生じさせる異物があると推定された場合(ステップS33:Yes)、サンプリング部15のトレイ49に収容されている短尺介装材1Sからなる介装材サンプルを取り出し、この介装材サンプルに付着している異物を調査する(ステップS34)。
また、判定部23は、第1検査部11で取得した第1情報と、ガラス板3の主面に欠陥を生じさせたか否かの推定結果との組み合わせを学習モデル作成部25へ送信する。学習モデル作成部25は、第1情報と推定結果との組み合わせを教師データとして機械学習させた学習モデルを作成する。これにより、第1情報に基づいて、介装材1の異物がガラス板3の主面に欠陥を生じさせるおそれが高いか否かを精度よく判定可能な学習モデルを作成できる。
さらに、判定部23は、第2検査部19で取得した第2情報を学習モデル作成部25に送信してもよい。学習モデル作成部25は、第2情報と、ガラス板3の主面に存在する欠陥の種類の情報との組み合わせを教師データとして機械学習された学習モデルを作成してもよい。これにより、第2情報に基づいて、ガラス板3の主面に生じた欠陥の種別を精度よく判定可能な学習モデルを作成できる。
また、第2実施形態においては、さらに、判定部23は、ガラス板3の第3情報を学習モデル作成部25へ送信してもよい。学習モデル作成部25は、第3情報と、ガラス板3の主面に存在する欠陥の種類の情報との組み合わせを教師データとして機械学習された学習モデルを作成してもよい。これにより、第3情報に基づいて、ガラス板3の主面に存在する欠陥の種類を精度よく推定可能な学習モデルを作成できる。
このように、上記第2実施形態に係る検査装置200の場合も、ガラス板3を積層させる際に介在される介装材1について、ガラス板3の主面に欠陥を生じさせる異物を精度よく推定できる。これにより、特に、表面の僅かな傷や汚染等の欠陥が不良の原因となるFPD用のガラス板3に使用される介装材1の検査に好適に用いることができる。
特に、第2実施形態に係る検査装置200では、介装材1との当接前に存在するガラス板3の主面の欠陥の位置情報を事前に除くことで、介装材1におけるガラス板3の主面に欠陥を生じさせる異物の特定精度を向上させることができる。
なお、上記第1、2実施形態に係る検査装置100,200では、第2検査部19によって第2情報を取得する前にガラス板3の主面を洗浄する洗浄部17を備えた場合を例示したが、この洗浄部17は必ずしも設けなくてもよい。
また、上記第1、2実施形態に係る検査装置100,200では、介装材1の下面の表面状態と、この介装材1の下面に当接させる下方側の評価用のガラス板3の主面の表面状態とを取得し、これらの表面状態から介装材1の異物の推定検査を行ったが、推定検査を行うための情報としては、介装材1の下面及び下方側のガラス板3の主面の表面状態に限らない。例えば、介装材1の下面及び上面の両面の表面状態と、下方側の評価用のガラス板3の主面の表面状態とを取得し、これらの表面状態から介装材1の異物の推定検査を行ってもよい。このように、介装材1の下面に加えて上面の表面状態の情報を取得することにより、さらに高精度に推定できる。また、介装材1の下面及び上面の両面の表面状態と、この介装材1の上面に当接させる上方側のガラス板3の主面の表面状態とを取得し、これらの表面状態から介装材1の異物の推定検査を行ってもよく、さらには、介装材1の下面及び上面の両面の表面状態と、下方側及び上方側のガラス板3の主面のそれぞれの表面状態とを取得し、これらの表面状態から介装材1の異物の推定検査を行ってもよい。
さらに、上記第1、2実施形態に係る検査装置100,200では、長尺介装材1Lを用い、サンプリング部15において、長尺介装材1Lを検査領域毎にカッタ48で切断して短尺介装材1Sとしたが、予め矩形状に形成された短尺介装材1Sを用いてもよい。この場合、複数枚の短尺介装材1Sを1枚ずつ押圧部13でガラス板3に当接させ、サンプリング部15のトレイ49に収納させる。
また、第1、2実施形態に係る検査装置100,200において、第1検査部11による第1情報の取得後の介装材1に対して、他の検査を行うために、例えば、色材を含む水溶性の液体によって介装材1を染色する塗布部を設けてもよい。
また、第1、2実施形態に係る検査装置100,200において、押圧部13でガラス板3に当接した後の介装材1の下面の表面状態の情報を取得する第4検査部を備えてもよい。
図6は、第4検査部71を備えた変形例を説明する概略構成図である。
図6に示す構成例では、押圧部13とサンプリング部15との間に、介装材1の下面を撮像し、その画像データを、介装材11の表面状態の情報である第4情報として取得する第4検査部71を備えている。この第4検査部71も制御部21によって制御され、また、この第4検査部71によって取得された第4情報も制御部21へ送信される。
この第4検査部71は、例えば、反射型センサ72及び透過型センサ73を備えている。反射型センサ72は、介装材1の下面に光を照射する投光部72aと、介装材1の下面で反射する投光部72aの光を受光して介装材1の画像を取得する受光部72bとを有する。透過型センサ73は、介装材1に光を照射する投光部73aと、介装材1を透過する投光部73aの光を受光して介装材1の画像を取得する受光部73bとを有する。反射型センサ72及び透過型センサ73は、それぞれ複数設けられ、介装材1の幅方向に並設される。なお、第4検査部71としては、反射型センサ72及び透過型センサ73の少なくとも一方を備えていればよい。
この第4検査部71を備えた構成例では、判定部23において、ガラス板3との当接前に取得した第1情報における介装材1に存在する異物の位置情報である第1位置情報と、ガラス板3との当接後に取得した第4情報における介装材1に存在する異物の位置情報である第4位置情報と、に基づいて、ガラス板3の主面に付着した異物を推定することができる。
ここで、第1情報から求めた第1位置情報と第4情報から求めた第4位置情報とを対比することにより、以下のことが推定できる。
1)第1位置情報と第4位置情報とが一致した異物は、ガラス板3に付着しなかった異物である可能性が高い。
2)第1検査部11で検出されたが第4検査部71では検出されなかった異物は、ガラス板3に付着した可能性が高い。
3)第1検査部11で検出されず、第4検査部71で検出された異物は、周辺環境から混入した外乱である可能性が高い。
特に、第1検査部11で検出されず、第4検査部71で検出された異物を、周辺環境から混入した外乱であると推定できるので、ガラス板3への影響の少ない外乱によって付着した異物を除外して推定できる。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 積層させるガラス板同士の間に介在される介装材を検査する検査装置であって、
前記介装材の表、または表及び裏の表面状態の情報からなる第1情報を取得する第1検査部と、
前記第1検査部で前記第1情報が取得された前記介装材と前記ガラス板とを当接させる押圧部と、
前記介装材の表と当接させた前記ガラス板の主面の表面状態の情報からなる第2情報を取得する第2検査部と、
前記第1検査部で取得された前記第1情報における前記介装材に存在する異物の位置情報である第1位置情報と、前記第2検査部で取得された前記第2情報における前記ガラス板の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報と、に基づいて、前記介装材に存在する前記異物のうち前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する判定部と、
を備える、検査装置。
この構成の検査装置によれば、例えば、ガラス板を積層させる際に介在される合紙などの介装材について、ガラス板の主面に欠陥を生じさせる異物を精度よく推定できる。これにより、特に、表面の僅かな傷や汚染等の欠陥が不良の原因となるFPD用のガラス板に使用される介装材の検査に好適に用いることができる。
(2) 前記判定部は、さらに、前記第1情報における異物の大きさと前記第2情報における欠陥の大きさ、及び前記第1情報における異物の形状と前記第2情報における異物の形状、の少なくとも一方に基づいて前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する、(1)に記載の検査装置。
この構成の検査装置によれば、ガラス板の主面に欠陥を生じさせた介装材の異物を、大きさ及び形状の少なくとも一方を考慮して推定でき、推定精度が向上する。
(3) 前記判定部は、
前記第2位置情報に基づいて、前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物が存在し得る欠陥原因異物の位置情報を算出し、
前記第1位置情報のうちの前記欠陥原因異物の位置情報と一致した異物を前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物と推定する、(1)または(2)に記載の検査装置。
この構成の検査装置によれば、介装材の第1位置情報のうちの欠陥原因異物の位置情報と一致した異物をガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物と推定するので、介装材におけるガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物をより精度よく推定できる。
(4) 前記押圧部によって前記介装材と前記ガラス板とを当接させる前に、前記ガラス板の主面の表面状態の情報からなる第3情報を取得する第3検査部をさらに備え、
前記判定部は、
前記第3検査部で取得された前記第3情報における前記ガラス板の主面に存在する欠陥の位置情報である第3位置情報を求め、
前記第2位置情報から前記第3位置情報と一致する位置情報を除いた第5位置情報を算出し、
前記第1位置情報と、前記第5位置情報と、に基づいて、前記介装材に存在する異物のうち前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する、(1)~(3)のいずれか一つに記載の検査装置。
この構成の検査装置によれば、介装材との当接前に存在するガラス板の主面の欠陥の位置情報を事前に除くことで、介装材におけるガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物の特定精度が向上する。
(5) 前記判定部は、
前記第5位置情報に基づいて、前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物が存在し得る欠陥原因異物の位置情報を算出し、
前記第1位置情報のうちの前記欠陥原因異物の位置情報と一致した異物を前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物と推定する、(4)に記載の検査装置。
この構成の検査装置によれば、介装材の第1位置情報のうちの欠陥原因異物の位置情報と一致した異物をガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物と推定するので、介装材におけるガラス板の主面に欠陥を生じさせる異物をより精度よく推定できる。
(6) 前記介装材は、ロール状に巻回された介装材ロールから送り出される長尺介装材である、(1)~(5)のいずれか一つに記載の検査装置。
この構成の検査装置によれば、介装材ロールから送り出される長尺介装材における異物を連続して効率的に検査できる。
(7) 前記介装材と当接した前記ガラス板の主面を、前記第2検査部で検査する前に洗浄する洗浄部をさらに備える、(1)~(6)のいずれか一つに記載の検査装置。
この構成の検査装置によれば、ガラス板の主面に付着した異物のうち、大きな問題とならないような通常の洗浄で除去できる程度の異物を除去することにより、実際に問題となる欠陥を生じさせる介装材の異物を精度よく推定できる。
(8) 前記ガラス板と当接した後の前記介装材の表面状態の情報からなる第4情報を取得する第4検査部をさらに備え、
前記判定部は、
前記第1位置情報と、前記第4情報における前記介装材に存在する異物の位置情報である第4位置情報と、に基づいて、前記ガラス板の主面に付着した異物を推定する、(1)~(7)のいずれか一つに記載の検査装置。
この構成の検査装置によれば、ガラス板と当接した後の介装材の表面状態の情報からなる第4情報における異物の位置情報である第4位置情報を考慮してガラス板の主面に付着した異物を推定する。したがって、例えば、周辺環境から混入した外乱によって介装材に付着したようなガラス板への影響の少ない異物を除外して推定できる。
1 介装材
1L 長尺介装材(介装材)
1R 介装材ロール(介装材)
1S 短尺介装材(介装材)
3 ガラス板
11 第1検査部
13 押圧部
17 洗浄部
19 第2検査部
23 判定部
61 第3検査部
71 第4検査部
100,200 検査装置

Claims (8)

  1. 積層させるガラス板同士の間に介在される介装材を検査する検査装置であって、
    前記介装材の表、または表及び裏の表面状態の情報からなる第1情報を取得する第1検査部と、
    前記第1検査部で前記第1情報が取得された前記介装材と前記ガラス板とを当接させる押圧部と、
    前記介装材の表と当接させた前記ガラス板の主面の表面状態の情報からなる第2情報を取得する第2検査部と、
    前記第1検査部で取得された前記第1情報における前記介装材に存在する異物の位置情報である第1位置情報と、前記第2検査部で取得された前記第2情報における前記ガラス板の主面に存在する欠陥の位置情報である第2位置情報と、に基づいて、前記介装材に存在する前記異物のうち前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する判定部と、
    を備える、
    検査装置。
  2. 前記判定部は、さらに、前記第1情報における異物の大きさと前記第2情報における欠陥の大きさ、及び前記第1情報における異物の形状と前記第2情報における異物の形状、の少なくとも一方に基づいて前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記判定部は、
    前記第2位置情報に基づいて、前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物が存在し得る欠陥原因異物の位置情報を算出し、
    前記第1位置情報のうちの前記欠陥原因異物の位置情報と一致した異物を前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物と推定する、
    請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記押圧部によって前記介装材と前記ガラス板とを当接させる前に、前記ガラス板の主面の表面状態の情報からなる第3情報を取得する第3検査部をさらに備え、
    前記判定部は、
    前記第3検査部で取得された前記第3情報における前記ガラス板の主面に存在する欠陥の位置情報である第3位置情報を求め、
    前記第2位置情報から前記第3位置情報と一致する位置情報を除いた第5位置情報を算出し、
    前記第1位置情報と、前記第5位置情報と、に基づいて、前記介装材に存在する異物のうち前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物を推定する、
    請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記判定部は、
    前記第5位置情報に基づいて、前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物が存在し得る欠陥原因異物の位置情報を算出し、
    前記第1位置情報のうちの前記欠陥原因異物の位置情報と一致した異物を前記ガラス板の主面に欠陥を生じさせた異物と推定する、
    請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記介装材は、ロール状に巻回された介装材ロールから送り出される長尺介装材である、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の検査装置。
  7. 前記介装材と当接した前記ガラス板の主面を、前記第2検査部で検査する前に洗浄する洗浄部をさらに備える、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の検査装置。
  8. 前記ガラス板と当接した後の前記介装材の表面状態の情報からなる第4情報を取得する第4検査部をさらに備え、
    前記判定部は、
    前記第1位置情報と、前記第4情報における前記介装材に存在する異物の位置情報である第4位置情報と、に基づいて、前記ガラス板の主面に付着した異物を推定する、
    請求項1~5のいずれか一項に記載の検査装置。
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