JP2024033856A - ステープル取り外し装置 - Google Patents

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克也 箱崎
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    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

【課題】用紙束やステープルの種別に係わらず、用紙束からステープルを除去することが可能なステープル取り外し装置を提供する。【解決手段】ステープル取り外し装置1は、ステープルにより綴じられた用紙束からステープルを除去するステープル取り外し装置であって、用紙束を載置可能な載置面を含む支持部と、支持部に用紙束が支持された状態において、用紙束とステープルとの間に挿入可能に構成され、挿入により用紙束からステープルを除去可能な挿入部と、挿入部の動作を制御する制御部50とを備え、制御部50は、用紙束からステープルを除去する過程で挿入部を用紙束とステープルとの間で複数回往復動させる。【選択図】図5

Description

本開示は、ステープル取り外し装置に関する。
従来より、ステープルにより綴られた用紙束からステープルを自動で取り外すステープル取り外し装置に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。このステープル取り外し装置は、先端部が楔状に形成された除去部(板状部材)を用紙束とステープルとの間に挿入させることで用紙束からステープルを取り外す装置である。
特開2021-24017号公報
しかしながら、従来のステープル取り外し装置では、例えば用紙束が厚い場合、ステープルを用紙束から引き抜く際の抵抗が大きくなるため、除去部の1回の前進(挿入)動作ではステープルを用紙束から途中までしか引き抜くことができない場合があった。このような問題は、各用紙の剛性が高い場合やステープルの種類(線径、材料等)によっても発生する場合がある。
そこで、本開示は、用紙束が厚い場合などでも、用紙束からステープルを除去することが可能なステープル取り外し装置を提供する。
本開示の一態様に係るステープル取り外し装置は、ステープルにより綴じられた用紙束から前記ステープルを除去するステープル取り外し装置であって、前記用紙束を載置可能な載置面を含む支持部と、前記支持部に前記用紙束が支持された状態において、前記用紙束と前記ステープルとの間に挿入可能に構成され、前記挿入により前記用紙束から前記ステープルを除去可能な挿入部と、前記挿入部の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記用紙束から前記ステープルを除去する過程で前記挿入部を前記用紙束と前記ステープルとの間で複数回往復動させる。
本開示の一態様に係るステープル取り外し装置は、ステープルにより綴じられた用紙束から前記ステープルを除去するステープル取り外し装置であって、前記用紙束を載置可能な載置面を含む支持部と、前記支持部に前記用紙束が支持された状態において、前記用紙束と前記ステープルとの間に挿入可能に構成され、前記挿入により前記用紙束から前記ステープルを除去する挿入部と、前記挿入部の動作を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記挿入部を前記用紙束と前記ステープルとの間に挿入する過程で前記挿入部を断続的に動作させるように前記挿入部を制御する。
本開示によれば、例えばステープルの除去を行う用紙束が厚い場合であっても、用紙束からステープルを除去する過程で挿入部を用紙束とステープルとの間で複数回往復動又は断続的に動作させることで、用紙束からステープルを除去することができる。
第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の前方斜視図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の後方斜視図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の内部の前方斜視図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の内部の前方斜視図である。 用紙束を綴じ処理したステープルの状態を示す図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置において第1位置で待機する挿入部を示す図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置において第3位置に移動した挿入部を示す図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置のブロック図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の挿入部を往復動させるリトライ制御を行う場合の説明図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の挿入部を往復動させるリトライ制御を行う場合の説明図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の挿入部を往復動させるリトライ制御を行う場合の説明図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の挿入部を往復動させるリトライ制御を行う場合の説明図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の挿入部を往復動させるリトライ制御を行う場合の説明図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置の挿入部を往復動させるリトライ制御を行う場合の説明図である。 第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置のステープル除去動作において複数回のリトライ制御を行う場合の第1モータのモータ電流値と時間との関係を示すグラフである。 第1の実施の形態に係るステープル除去動作を行う場合における制御部の処理内容を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るステープル除去動作を行う場合における制御部の処理内容を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[ステープル取り外し装置1の構成例]
図1Aは第1の実施の形態に係るステープル取り外し装置1の前方斜視図、図1Bは後方斜視図である。図2A及び図2Bはステープル取り外し装置1の内部の前方斜視図である。図3は、用紙束Pを綴じ処理したステープルSの状態を示す図である。図4Aはステープル取り外し装置1において挿入部120が第1位置L1で待機する状態を示す図、図4Bは挿入部120が第3位置L3に移動した状態を示す図である。
本実施の形態に係るステープル取り外し装置1は、ステープルSにより綴じられた用紙束PからステープルSを除去するための装置である。図1A及び図1Bに示すように、ステープル取り外し装置1は、略直方体状の箱体からなる筐体100を備える。筐体100の一の面は、用紙束Pを載置するための載置面102aを含む支持部102となっている。筐体100内には、用紙束PからステープルSを除去するための挿入部120が設けられ(図2A、図2B)、載置面102aには、挿入部120の一部が突出可能なように開口部102bが形成されている。挿入部120は、用紙束PからステープルSを除去するとき、開口部102bから突出して用紙束PとステープルSとの間に挿入される。筐体100内には、挿入部120の動作を制御する制御部50が設けられる。
筐体100の長手方向における一方側には、載置面102aの一部と対向するようして配置されるカバー104が設けられる。カバー104と載置面102aとの間には用紙束Pを挿入するための挿入口108が形成されている。カバー104の上面には、ステープル取り外し装置1を動作させるための起動スイッチ106が設けられる。
本実施の形態では、筐体100の長手方向のカバー104が設けられる側をステープル取り外し装置1の前側とし、その反対側をステープル取り外し装置1の後側とする。また、筐体100の短手方向(長手方向と直交する方向)であって筐体100に対してカバー104が設けられる側をステープル取り外し装置1の上側とし、その反対側をステープル取り外し装置1の下側とする。
筐体100の後端面には、ダストボックス200を筐体100に対して着脱するための着脱口100aが形成されている。ダストボックス200は、上面が開口された箱体であり、用紙束Pから引き抜かれて落下したステープルSが収容される。
ステープルSは、図3に示すように、クラウン部Saと、クラウン部Saの長手方向の両端部を折り曲げて形成される一対の脚部Sb,Sbとを有する。用紙束Pは、ステープルSの一対の脚部Sb,Sbを積層された複数枚の用紙の厚み方向に貫通させ、貫通した脚部Sb,Sbを内側に折り曲げることで綴じ処理される。ステープルSの綴じ位置は、例えば用紙束Pの角部や縁部である。本実施の形態では、ステープルSのクラウン部Saが載置面102a側(下側)を向くように用紙束Pが載置面102aに載置される。
挿入部120は、図2A及び図2Bに示すように、楔板122と、楔板122を支持するプレートホルダ124と、プレートホルダ124に取り付けられる一対のラック130,131とを有する。楔板122は、先細り形状からなり、ステープルSのクラウン部Saと用紙束Pとの間に挿入可能に構成される。プレートホルダ124は、その上面に楔板122の基端部が取り付けられている。一対のラック130,131は、プレートホルダ124の左右の側面のそれぞれに配置されている。
筐体100内には、挿入部120を動作させる第1モータ150が設けられる。第1モータ150は、筐体100内の後方であって挿入部120の下方に配置されている。第1モータ150は、複数のギア153,154,155を介してピニオン158,159に接続される。ラック130,131には、それぞれ側面下側に歯部が形成されており、これらの歯部がピニオン158,159に噛み合うようになっている。したがって、第1モータ150を駆動することで、ギア153,154,155及びピニオン158,159を介してラック130,131、プレートホルダ124及び楔板122を含む挿入部120が移動する。本実施の形態では、第1モータ150が正転駆動することで挿入部120は前進(挿入方向に移動)し、第1モータ150を逆転駆動することで挿入部120は後退する(引き戻される)。
カバー104の下側であって載置面102aと対向する位置には、載置された用紙束Pを押さえるための紙押さえ板176が設けられる。紙押さえ板176は、筐体100内の第2モータ190により動作する。第2モータ190は、筐体100内の第1モータ150よりも前方であって挿入部120の下方に配置されている。第2モータ190は、ギア193,194,195及びホールドレバー172を介して紙押さえ板176に接続されている。第2モータ190は、制御部50からの指示に基づき駆動する。第2モータ190を駆動することで紙押さえ板176は、ギア193,194,195及びホールドレバー172を介して動作する。具体的には紙押さえ板176は、載置面102aに対して接近及び離間する。用紙束Pが載置面102aに載置された状態で、紙押さえ板176を載置面102aに近接させることで、用紙束Pは紙押さえ板176により押圧される(押さえられる)。
図4A及び図4Bに示すように、ラック130の側方には、挿入部120の位置を検出するための位置検出部80が配置されている。ラック130の前部側方と後部側方には、それぞれ第1フラグ132と第2フラグ133が形成されている。第1フラグ132と第2フラグ133は、ラック130(挿入部120)が移動する過程で位置検出部80により検出される。
[ステープル取り外し装置のブロック図]
図5は、ステープル取り外し装置1のブロック図である。図5に示すように、ステープル取り外し装置1は、制御部50と、電源部60と、モータ駆動回路62と、第1モータ150と、第2モータ190と、負荷検出部70と、位置検出部80と、報知部90と、記憶部92とを備える。制御部50には、モータ駆動回路62、負荷検出部70、位置検出部80、報知部90及び記憶部92がそれぞれ接続されている。
制御部50は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサを含み、ステープル取り外し装置1の動作を制御する。
電源部60は、所定の電力をモータ駆動回路62に供給する。電源部60は、AC電源であってもよいし、バッテリー等であってもよい。モータ駆動回路62は、制御部50からの指示に基づき電源部60からの電力を制御して第1モータ150及び第2モータ190をそれぞれ駆動する。
負荷検出部70は、第1モータ150に流れるモータ負荷であるモータ電流を検出し、検出したモータ電流を制御部50に出力する。位置検出部80は、挿入部120の位置を検出し、検出信号を制御部50に出力する。本実施の形態では、位置検出部80は、ラック130の第1フラグ132や第2フラグ133を検出する。
報知部90は、例えばステープル除去動作にエラー(不具合)が発生した場合にユーザーに対してその旨を報知する。報知の方法としては、LED等の発光部の発光・点滅、表示部によるエラー表示、スピーカーからの音声出力等のいずれであってもよい。
記憶部92は、ステープル取り外し装置1を動作させるためのプログラムや各種データ等を記憶する。記憶部92は、例えば、半導体素子又はHDD(Hard Disk Drive)等を含む。
[リトライ制御時における挿入部120の動作例]
図6A~図6Fは、挿入部120(楔板122)を複数回往復動させるいわゆるリトライ制御を行う場合の挿入部120の動作を説明するための図である。なお、図6A~図6Fでは、挿入部120、用紙束P及びステープルSを便宜上模式的に図示している。本実施の形態では、挿入部120の往復動作を3回繰り返すことでステープルSを用紙束Pから引き抜く動作について説明する。
図6A及び図6Fに示すように、本実施の形態では、ステープル除去動作の開始前に挿入部120が待機する位置を第1位置L1とし、ステープル除去動作が完了したときの挿入部120の位置を第3位置L3とする。また、第1位置L1と第3位置L3との間であって、除去対象となるステープルSが配置される位置を第2位置L2とする。なお、本実施の形態において「挿入部120の位置」は、楔板122の先端の位置を意味する。
第1フラグ132は、挿入部120が第1位置L1にあるときに位置検出部80により検出され、第2フラグ133は、挿入部120が第3位置L3に到達したとき、位置検出部80により検出される。本実施の形態では、位置検出部80として透過型センサが用いられるが、これに限定されるものではなく、例えば反射型センサ等を用いてもよい。本実施の形態では、位置検出部80により検出される被検出部として第1フラグ132、第2フラグ133が用いられるが、例えば、第1フラグ132と第2フラグ133との間に第3のフラグ、第4のフラグ等を設け、挿入部120の位置をより細かく検出できるようにしてもよい。また、第1モータ150の回転軸にエンコーダフィルムを取り付け、エンコーダフィルムの回転量を計測することで挿入部120の位置を検出するようにしてもよい。
図6Aに示すように、ステープル除去動作の開始前、挿入部120は第1位置L1に停止しており、位置検出部80は第1フラグ132を検出している。その後、ステープル除去動作が開始されると、挿入部120は第1位置L1から除去対象のステープルS(第2位置L2)に向けて前進(移動)する。
挿入部120が前進して第2位置L2を通過すると、図6Bに示すように、楔板122の先端部がステープルSのクラウン部Saと用紙束Pとの間に挿入する。楔板122は先端から後方に向けて厚みが厚くなっているため、挿入部120がさらに前進していくと、通常(用紙束Pが厚くない場合)用紙束PからステープルSの脚部Sbが引き抜かれる。
しかしながら、用紙束Pが厚い場合(例えば用紙束Pが40枚以上の用紙からなっている場合)、楔板122を用紙束PとステープルSとの間に挿入しても、ステープルSを用紙束Pから引き抜く際の抵抗(以下「引き抜き抵抗」という)が大きく、楔板122をステープルSを引き抜く位置まで移動できずにステープルSを用紙束Pから引き抜けないことがある。具体的には、挿入部120が位置Laで停止し、ステープルSの脚部Sbが用紙束Pの厚み方向の途中まで抜けた状態で止まり、ステープルSを用紙束Pから完全に引き抜くことができないことがある。
このように、用紙束Pが厚い場合、1回の除去動作ではステープルSを用紙束Pから引き抜けない場合がある。そこで、本実施の形態では、用紙束PとステープルSとの間を、楔板122を複数回往復動させるリトライ制御を行う。具体的には、図6Cに示すように、楔板122の先端が位置La、Lb間を往復動するように挿入部120の動作を制御する。
挿入部120は、用紙束PとステープルSの間を往復動するときの楔板122の先端の変動幅(振幅)の中心位置Lb2が、楔板122の挿入方向においてステープルSの位置よりも下流側に位置するように制御される。すなわち、このように制御することで、楔板122を往復動させるときの楔板122の引き戻し位置がステープルSの位置する第2位置L2よりも大幅に上流側にならないようにしている(引き戻しすぎないようにしている)。楔板122の往復動の際、楔板122の先端をステープルS(クラウン部Sa)よりも大幅に上流側に引き戻してしまうと、挿入部120が後退する際に用紙束Pも同時に引きずられて移動しやすくなり、用紙束Pが移動した状態で楔板122を再び前進させると楔板122の先端がステープルSの脚部Sbに引っかかって(衝突して)しまい、楔板122をクラウン部Saと用紙束Pとの間に挿入できない場合がある。しかし、楔板122の往復動の過程で、楔板122の引き戻し位置を上記のように制御することで用紙束Pが引きずられて移動してしまうという問題を抑制することができる。
以上の理由から、本実施の形態ではさらに望ましい制御手段として、楔板122を往復動させるとき、楔板122の先端がクラウン部Saと用紙束Pとの間から抜けないように制御している。楔板122を引き戻す際、楔板122の先端がクラウン部Saと用紙束Pとの間から抜けてしまわない、具体的には、楔板122を第2位置L2よりも上流側まで後退させてしまわないようにすることで、挿入部120が後退する際に用紙束Pがより引きずられにくくなり、再前進の際楔板122の先端がステープルSの脚部Sbに引っかかって(衝突して)、楔板122をクラウン部Saと用紙束Pとの間に挿入できない問題をより確実に回避できる。
挿入部120を所定の距離D1だけ後退させ(引き戻し)たら、図6Dに示すように、再度挿入部120を前進(挿入方向へ移動)させる(2回目の挿入)。1回目の挿入により、針は途中まで抜けた状態となっているため、挿入部120は、再度前進する際、前回の位置Laよりもさらに前進する。しかしこの段階でも用紙束Pの引き抜き抵抗が大きいため、楔板122は位置Lcで停止してしまう。このとき、挿入部120が前進した分、ステープルSの脚部Sbが用紙束Pからさらに引き抜かれるが、ステープルSの脚部Sbの一部が用紙束Pに引き抜かれない状態で残る。
そこで、図6Eに示すように、挿入部120をさらに位置Ldまで引き戻す(距離D2だけL1方向へ移動)。位置Ldは、上述したように、楔板122の先端がクラウン部Saと用紙束Pとの間から抜けない位置である。
挿入部120を距離D2だけL1方向へ後退させたら、図6Fに示すように、再度挿入部120を前進(挿入)させる(3回目の挿入)。楔板122の3回目の挿入により、ステープルSの引き抜き抵抗も小さくなっているので、楔板122の先端部が第3位置L3まで前進する。これにより、楔板122は最大厚み部分まで用紙束PとステープルSとの間に挿入され、ステープルSが用紙束Pから楔板122によって完全に引き抜かれる。
なお、図6A~図6Fの例では、用紙束PからステープルSを除去するのに、楔板122を3回往復動させたが、用紙束Pの厚さによっては、2回の往復動でステープルSを除去できる場合がある一方、4回以上往復動させなければ除去できない場合もある。
[トライ制御を行うとき第1モータ150の電流値の変動例]
図7は、ステープル除去動作において複数回、この例では5回の往復動作(最初の動作に加えて4回のリトライ制御)を行う場合の第1モータ150の電流値と時間との関係を示すグラフである。なお、図7において、第1閾値Th1は、第1モータ150に高負荷が所定時間かかっている場合に、挿入部120の前進を後退に切替える際に用いる閾値である。
図7に示すように、ステープル除去動作の開始に伴い、第1モータ150が正転駆動され、1回目の挿入部120の移動(挿入)が行われる。第1モータ150の起動時には、(A)に示すように、モータ電流値は上昇する。その後、楔板122が用紙束PとステープルSとの間に挿入されるまでは、(B)に示すように、モータ電流値は一旦下降し、負荷が小さくなる。
楔板122が用紙束PとステープルSとの間に挿入されると、上述した引き抜き抵抗等により負荷が大きくなり、(C)に示すように、モータ電流値が急上昇する。用紙束Pが厚い場合には、通常の用紙束Pの厚みと比べて引き抜き抵抗が大きいため、挿入部120の前進が停止し、(D)に示すように、モータ電流値は第1閾値Th1を超えた状態が所定時間継続する。
本実施の形態では、(D)に示すように、モータ電流値が第1閾値Th1を超えた状態が所定時間Ta以上継続する場合、挿入部120の前進を後退に切替えるリトライ制御が行われる。すなわち、モータ電流値の第1閾値Th1を超えた状態が所定時間Ta以上継続した場合、第1モータ150を逆転駆動し、挿入部120の1回目の後退(引き戻し)が行われる。第1モータ150を逆転駆動する際、駆動開始時の起動電流やステープルSの引き抜き抵抗により、(E)に示すように、モータ電流値がマイナス側に上昇する。
その後、楔板122が用紙束PとステープルSとの間から抜けて後退すると、負荷が小さくなり、(F)に示すように、モータ電流値が下がる(0へ近づく)。挿入部120を後退させる引き戻し量(距離)は、第1モータ150の動作時間によって決定される。本実施の形態では、第1モータ150を動作時間Teだけ駆動することで、楔板122の先端が用紙束PとステープルSとの間から抜けない位置(図6C参照)にて挿入部120を停止させる。
その後、2回から4回のリトライ制御を行うことで、モータ電流値は同様の変化を示す。
本実施の形態では、2回目のリトライ制御時、モータ電流値の第1閾値Th1以上の状態が所定時間Tbの期間継続した場合、第1モータ150は動作時間Tfの間逆転駆動され、2回目の挿入部120の後退が行われ、3回目のリトライ制御時、モータ電流値の第1閾値Th1以上の状態が所定時間Tcの期間継続した場合、第1モータ150は動作時間Tgの間逆転駆動され、3回目の挿入部120の後退が行われ、4回目のリトライ制御時、モータ電流値の第1閾値Th1以上の状態が所定時間Tdの期間継続した場合、第1モータ150は動作時間Thの間逆転駆動され、4回目の挿入部120の後退が行われる。5回目のリトライ制御時は、前回までのリトライ制御によりステープルSの脚部Sbが用紙束Pから抜けやすい状態となっており、引き抜き抵抗も小さくなっている。そのため、挿入部120の前進によって、(G)に示すように、楔板122の挿入後においてモータ電流値は第1閾値Th1未満で推移する。これにより、ステープルSが用紙束Pから引き抜かれ、その後、第1モータ150が停止される。
なお、図では、所定時間Ta,Tb,Tc,Tdを便宜上同一時間に設定し、動作時間Te,Tf,Tg,Thを便宜上同一時間に設定しているが、異なる時間であってもよい。本実施の形態では、所定時間Ta、Tb、Tc、Td、動作時間Te,Tf,Tg,Thは20~50msecに設定し、第1閾値Th1は定格2.5Aに対して1.6Aに設定しているが、ユーザーの操作性や装置の電源容量等を考慮して任意に設定でき、この範囲に限定されるものではない。
[ステープル除去動作時のステープル取り外し装置1の動作例]
図8は、ステープル除去動作を行う場合における制御部50の処理内容を示すフローチャートである。
S100において、制御部50は、起動スイッチ106が操作されたことを検知すると、第1モータ150を正転駆動する。これにより、挿入部120は前進(挿入方向へ移動)する。
S101において、制御部50は、挿入部120の前進に伴って、位置検出部80により第2フラグ133が検出されたか否かを判断する。この処理は、ステープルSの用紙束Pからの引き抜きが完了する第3位置L3に挿入部120が移動したか否かを判断することに相当する。
制御部50は、位置検出部80により第2フラグ133が検出されたと判断した場合、すなわち、挿入部120が第3位置L3に移動し、用紙束PからステープルSが正常に引き抜かれたと判断すると、S105に進み、第1モータ150を逆転駆動し、挿入部120を第3位置L3から第1位置L1まで後退させる。これにより、挿入部120が待機位置まで戻り、一連のステープル除去動作が終了する。
一方、制御部50は、位置検出部80により第2フラグ133が検出されていないと判断した場合、すなわち、挿入部120がステープルSの用紙束Pからの引き抜きが完了する第3位置L3まで移動していないと判断すると、S102に進む。
S102において、制御部50は、モータ負荷であるモータ電流値が第1閾値Th1以上の状態であり、その状態が所定時間継続しているか否かを判断する。そして制御部50は、モータ電流値が第1閾値Th1以上の状態が所定時間継続していないと判断した場合、S100に戻り、挿入部120の前進を継続する。
一方、制御部50は、モータ電流値の第1閾値Th1以上であり、その状態が所定時間継続していると判断した場合、S103に進む。モータ電流値が第1閾値Th1以上であり、その状態が所定時間継続している場合とは、用紙束Pが厚いなどの理由で、挿入部120の前進がステープルSの引き抜き途中で停止した場合である。
S103において、制御部50は、第1モータ150を逆転駆動し、挿入部120を後退させる。
S104において、制御部50は、第1モータ150の動作時間が予め設定された所定時間を経過したか否かを判断する。ここで、所定時間とは、後退する楔板122の先端部をステープルSと用紙束Pとの間から抜けない位置で停止させる時間を意味する(図7参照)。所定時間は、例えば、第1モータ150の回転速度及び楔板122の引き戻す量(移動距離)等に基づいて設定できる。
制御部50は、第1モータ150の動作時間が予め設定された所定時間を経過していないと判断した場合、S103に戻り、挿入部120の後退を継続する。
一方、制御部50は、第1モータ150の動作時間が予め設定された所定時間を経過したと判断した場合、S100に戻る。この場合、第1モータ150を正転に切り替えて挿入部120を前進させることで、楔板122を再度用紙束PとステープルSとの間に挿入させる。このようにして、本実施の形態では、用紙束Pの厚み等に応じて、挿入部120を複数回往復動させるリトライ制御が行われる。
なお、上述した実施の形態では、リトライ制御時の挿入部120を往復動させる場合の挿入部120の引戻し量を第1モータ150の動作時間に基づいて決定したが、これに限定されることはない。例えば、挿入部120を往復動させるときの挿入部120の引戻し量を第1モータ150の負荷であるモータ電流値に基づいて決定してもよい。具体的には、挿入部120の前進が用紙束Pの厚み等が原因で停止した場合、挿入部120を往復動させるリトライ制御が行われるが、この場合の挿入部120の引き戻し動作を終了させるタイミングをモータ電流値に基づいて決定する。制御部50は、図7に示すように、挿入部120の引戻しを開始してからモータ電流値が予め設定された第2閾値Th2以下になったとき、第1モータ150の逆転駆動を停止して挿入部120の引戻し動作を終了させる。
また、挿入部120を往復動させるときの挿入部120の引戻し量を、第1モータ150の回転量に基づいて決定してもよい。具体的には、挿入部120の引き戻し量と、第1モータ150の回転速度等が予め設定されている場合、これらの情報に基づいて第1モータ150の回転量を設定できる。制御部50は、第1モータ150が起動後、設定した回転量になったときに第1モータ150の逆転駆動を停止し、挿入部120の引き戻し動作を終了させる。さらに、挿入部120(楔板122)移動量を検出し、その移動量に基づき挿入部120の引き戻し量を決定してもよい。
また、リトライ制御時に挿入部120の前進を引き戻し方向の移動に切り替えるタイミングをモータ電流値に基づいて判断していたが、第1モータ150の動作時間に基づいて判断してもよい。具体的には、挿入部120の前進が用紙束Pの厚み等が原因で停止した場合には、第1モータ150の動作時間も長くなるので、予め設定された第1モータ150の動作時間が経過したタイミングで、第1モータ150を逆回転駆動に切り替えてリトライ制御を行う。
なお、以上説明した制御部50の処理(S100~S105)の中に次の処理を挿入してもよい。すなわち、挿入部120が前進を開始してからの時間を計測し、所定時間を経過してもステープルSの除去動作が完了しない場合、第1モータ150を逆転駆動して挿入部120を待機位置(第1位置L1)まで戻すとともに、操作者に対してエラー表示(報知部90による報知)するようにしてもよい。
また、例えば、リトライ(往復)回数が予め設定された所定回数を超えたか否かを判断し、所定回数を超えた場合には、用紙束PからステープルSが引き抜かれたか否かにかかわらず、強制的にリトライ制御を終了させるようにしてもよい。用紙束Pが想定より厚い場合など、楔板122を複数回挿入させても用紙束PからステープルSが引き抜けない場合等があるからである。なお、リトライ制御を終了する際、作業者に対してエラー表示(報知部90による報知)をするようにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、挿入部120を用紙束PとステープルSとの間で複数回往復動させるリトライ制御を行うことで、第1モータ150やギア153等の駆動機構を大型化することなく、厚い用紙束PからステープルSを引き抜くことができる。
また、本実施の形態では、モータ電流値が第1閾値Th1以上である場合、すなわち、用紙束Pが厚い場合にはリトライ制御を行い、モータ電流値が第1閾値Th1未満である場合、すなわち、用紙束Pが薄いか通常の厚みである場合にはリトライ制御を行わない。したがって、用紙束Pが薄いか通常の厚みである場合には、短い作業時間でステープル除去動作を行うことができ、様々な種類の用紙束Pがある場合でも引き抜き抵抗が高い場合のみリトライ制御を行うことで作業時間の短縮を図ることができる。
<第2の実施の形態>
第2の実施の形態では、楔板122を用紙束PとステープルSとの間で往復動させることで用紙束PからステープルSを除去したが、第2の実施の形態では、楔板122を往復動させるのではなく断続的に前進させる(後退させない(引き戻さない))点で第1の実施の形態とは相違する。なお、本実施の形態において、第1の実施の形態のステープル取り外し装置1と実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図9は、第2の実施の形態に係るステープル除去動作を行う場合における制御部50の処理内容を示すフローチャートである。
S200において、制御部50は、起動スイッチ106が操作されると、第1モータ150を正転駆動する。これにより、挿入部120は前進(挿入方向へ移動)する。S201において、制御部50は、挿入部120の前進に伴い、位置検出部80により第2フラグ133が検出されたか否かを判断する。
制御部50は、位置検出部80により第2フラグ133が検出されたと判断した場合、ステープルSが用紙束Pから引き抜かれたとしてS205に進む。S205にて制御部50は、第1モータ150を逆転駆動し、挿入部120を引き戻し方向へ移動させて第1位置L1に戻す。これにより、挿入部120が待機位置まで戻り、一連のステープル除去動作が終了する。
一方、制御部50は、位置検出部80により第2フラグ133が検出されていないと判断した場合、S202に進む。
S202において、制御部50は、モータ負荷であるモータ電流値の第1閾値Th1以上であり、その状態が所定時間継続しているか否かを判断する。制御部50は、第1閾値Th1を超えた状態が所定時間継続していない場合、S200に戻り、挿入部120の前進を継続する。
一方、制御部50は、モータ電流値の第1閾値Th1以上であり、その状態が所定時間継続している場合、S203に進む。
S203において、制御部50は、第1モータ150を停止させることで、挿入部120の挿入方向への移動動作を停止させる。この場合、挿入部120は、用紙束PとステープルSとの間に挿入された状態で停止する。
S204において、制御部50は、第1モータ150の停止時間が予め設定された所定時間を経過したか否かを判断する。ここで、所定時間は、ユーザーが任意の値を設定してもよいし、ステープル除去動作の全体の作業時間を考慮して予め最適な値を設定してもよい。制御部50は、第1モータ150の停止時間が予め設定された所定時間を経過していないと判断した場合、S203に戻り、挿入部120の停止を継続する。
一方、制御部50は、第1モータ150の停止時間が予め設定された所定時間を経過したと判断した場合、S200に戻って、第1モータ150を正転駆動し、挿入部120を前進させる。このように、本実施の形態では、制御部50は、挿入部120を用紙束PとステープルSとの間に挿入する過程で挿入部120の挿入方向への移動及び停止を繰り返す(楔板122を引き戻すことなく断続的に前進させる)ように第1モータ150を制御する。
本実施の形態によれば、挿入部120を停止させた後に挿入方向へ再び前進させる制御、すなわち挿入部120を引き戻すことなく断続的に前進させる制御を行うことで、用紙束PからステープルSを引き抜く負荷(挿入部120を挿入方向へ移動させる負荷)を徐々に減少させ、最終的に用紙束PからステープルSを引き抜くようにしている。このように、楔板122を用紙束PとステープルSとの間で断続的に前進させることで、楔板122の1回の前進動作(連続動作)では引き抜くことができなかったステープルSを用紙束Pから引き抜くことができる。
第1の実施の形態では、リトライ制御時の挿入部120を引き戻す位置として、楔板122の先端部がクラウン部Saと用紙束Pとの間から抜けない位置としたが、挿入部120が用紙束PとステープルSとの間を往復動するときの挿入部120の変動幅の中心位置が挿入部120の挿入方向においてステープルSの位置(第2位置L2)よりも下流側に位置する範囲内であれば、引き戻し位置をクラウン部Saと用紙束Pとの間である第2位置L2よりも上流側としてもよい。挿入部120の引き戻し位置がクラウン部Saの位置よりも上流側であったとしても、その位置がクラウン部Saから大幅に上流側でなければ、挿入部120を引き戻す際に用紙束Pがそれにつられて移動してしまうことも殆どなく、挿入部120の再挿入の際、楔板122の先端がステープルSに引っかかってしまうこともない。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
1 ステープル取り外し装置
50 制御部
102 支持部
120 挿入部
150 第1モータ(モータ)
P 用紙束
S ステープル
Th1 第1閾値
Th2 第2閾値

Claims (12)

  1. ステープルにより綴じられた用紙束から前記ステープルを除去するステープル取り外し装置であって、
    前記用紙束を載置可能な載置面を含む支持部と、
    前記支持部に前記用紙束が支持された状態において、前記用紙束と前記ステープルとの間に挿入可能に構成され、前記挿入により前記用紙束から前記ステープルを除去可能な挿入部と、
    前記挿入部の動作を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記用紙束から前記ステープルを除去する過程で前記挿入部を前記用紙束と前記ステープルとの間で複数回往復動させる
    ステープル取り外し装置。
  2. 前記制御部は、前記挿入部が前記用紙束と前記ステープルとの間を往復動するときの前記挿入部の変動幅の中心位置が前記挿入部の挿入方向において前記ステープルの位置よりも下流側に位置するように前記挿入部の動作を制御する
    請求項1に記載のステープル取り外し装置。
  3. 前記制御部は、前記挿入部を往復動させるとき、前記挿入部を前記ステープルから抜けない位置まで引き戻すように前記挿入部の動作を制御する
    請求項2に記載のステープル取り外し装置。
  4. 前記挿入部を動作させるモータを備え、
    前記制御部は、前記モータを介して前記挿入部の動作を制御するとともに、前記挿入部の挿入動作から引戻し動作への切替えを前記モータの負荷に基づいて行う
    請求項2に記載のステープル取り外し装置。
  5. 前記制御部は、前記モータの負荷が第1閾値以上になったとき、前記挿入部の挿入動作から引戻し動作への切替えを行う
    請求項4に記載のステープル取り外し装置。
  6. 前記制御部は、前記モータの前記第1閾値以上の負荷が所定時間継続したとき、前記挿入部の挿入動作から引戻し動作への切替えを行う
    請求項5に記載のステープル取り外し装置。
  7. 前記挿入部を動作させるモータを備え、
    前記制御部は、前記モータを介して前記挿入部の動作を制御するとともに、前記挿入部を往復動させるときの前記挿入部の引戻し量を前記モータの動作時間に基づいて決定する
    請求項2に記載のステープル取り外し装置。
  8. 前記挿入部を動作させるモータを備え、
    前記制御部は、前記モータを介して前記挿入部の動作を制御するとともに、前記挿入部を往復動させるときの前記挿入部の引戻し量を前記モータの回転量に基づいて決定する
    請求項2に記載のステープル取り外し装置。
  9. 前記挿入部を動作させるモータを備え、
    前記制御部は、前記モータを介して前記挿入部の動作を制御するとともに、前記挿入部を往復動させるときの前記挿入部の引戻し量を前記モータの負荷に基づいて決定する
    請求項2に記載のステープル取り外し装置。
  10. 前記制御部は、前記挿入部の引戻しを開始してから前記モータの負荷が第2閾値以下になったとき、前記挿入部の引戻し動作を終了させる
    請求項9に記載のステープル取り外し装置。
  11. ステープルにより綴じられた用紙束から前記ステープルを除去するステープル取り外し装置であって、
    前記用紙束を載置可能な載置面を含む支持部と、
    前記支持部に前記用紙束が支持された状態において、前記用紙束と前記ステープルとの間に挿入可能に構成され、前記挿入により前記用紙束から前記ステープルを除去する挿入部と、
    前記挿入部の動作を制御する制御部と
    を備え、
    前記制御部は、前記挿入部を前記用紙束と前記ステープルとの間に挿入する過程で前記挿入部を断続的に動作させるように前記挿入部を制御する
    ステープル取り外し装置。
  12. 前記制御部は、前記挿入部を前記用紙束と前記ステープルとの間に挿入する過程で前記挿入部の挿入、停止を繰り返すように前記挿入部を制御する
    請求項11に記載のステープル取り外し装置。
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