JP2000153469A - 電動ステープラー - Google Patents

電動ステープラー

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JP2000153469A
JP2000153469A JP10329844A JP32984498A JP2000153469A JP 2000153469 A JP2000153469 A JP 2000153469A JP 10329844 A JP10329844 A JP 10329844A JP 32984498 A JP32984498 A JP 32984498A JP 2000153469 A JP2000153469 A JP 2000153469A
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JP
Japan
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hammer
descent
staple
electric stapler
motor
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JP10329844A
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English (en)
Inventor
Shusuke Kobayashi
秀典 小林
Shigehiko Shimomura
繁彦 下村
Manabu Yanagisako
学 柳迫
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステープルの咬み込み等による動作異常を表
示すると共に、異常状態からの復旧を容易にした電動ス
テープラーを提供する。 【解決手段】 モータ8を駆動源として揺動駆動される
クランクロッド26により昇降駆動されるハンマー3の
下降をハンマー位置検出回路基板16に設けたマイクロ
スイッチ17によって検出し、この検出時間が継続して
所定時間より長くなった状態からハンマー3が下降位置
でステープルの咬み込み等によって停止していることを
検出して異常表示LED5により表示する。このときイ
ジェクトボタン7を押すと、モータ8を逆転させてハン
マー3を強制的に上昇させ、ステープルを収容した針ケ
ース28をステープルホルダ30から取り出して復旧作
業を容易にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータを駆動源と
してステープルを押し出すハンマーを昇降駆動して、ス
テープルにより複数枚の紙を綴じ合わせる電動ステープ
ラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動ステープラーは、モータを駆動源と
してハンマーと紙押さえとを下降させ、紙押さえにより
複数枚の紙を所定位置に押さえた状態にして、ハンマー
によりステープルホルダから1本のステープルを押し出
し、このステープルを複数枚の紙に突き通し、カシメ板
により紙を貫通したステープルの先端部を折り曲げて複
数枚の紙を綴じ合わせる。この電動ステープラーは、複
数枚の紙を所定位置に挿入するだけで自動的に綴じ合わ
されるので、人力は必要でなく、大量の書類を処理する
のに効率的に作業できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ステープラーは周知の
通り複数本のステープルを束ねたステープル列の端から
1本づつステープルを押し出すために狭い間隙にハンマ
ーを挿入する。そのためステープルの寸法誤差やステー
プラーに機構的な誤差が生じたとき、複数個のステープ
ルがハンマーにより押し出されると間隙にステープルが
咬み込み、ハンマーが元の位置に戻らない状態が生じ
る。電動ステープラーにおいては、このようなステープ
ルの咬み込み等によりハンマーが下降状態のままで停止
したことが察知され難い状態となる。即ち、電動ステー
プラーは紙の挿入部以外がケースによって覆われている
ため、ハンマーの動きは外部から容易に見ることができ
ないので、異常動作状態にあることがわからず、紙が引
き出せなかったり、ステープルの2度打ち等の不良動作
が発生する。
【0004】本発明が目的とするところは、電動ステー
プラーにおけるハンマーの動作が正常になされているか
否かを表示できるようにして、異常動作時に容易に対応
処置を行い得るようにした電動ステープラーを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本願の第1発明は、モータを駆動源としてステープル
を打ち込むハンマーを昇降駆動し、ハンマーの下降によ
りステープルホルダ内に収納されたステープル列から1
本のステープルを押し出して複数枚の紙を貫通させ、貫
通したステープルの先端部がカシメ台により折り曲げら
れることにより複数枚の紙を綴じ合わせる電動ステープ
ラーにおいて、前記ハンマーが所定位置に下降したこと
を検出するハンマー下降検出手段と、このハンマー下降
検出手段によるハンマーの下降状態の検出を表示する下
降表示手段とを具備してなることを特徴とする。
【0006】上記第1発明によれば、正常動作時にはハ
ンマーの下降位置への移動は短時間なので、ハンマー下
降検出手段によるハンマーの下降検出は短時間であり、
従って下降表示手段による表示も短時間である。一方、
ステープルの咬み込み等の異常によりハンマーが下降位
置に停止したような場合には、下降表示手段によるハン
マーの下降位置にあることの表示が継続されるので、異
常状態にあることが容易に察知でき、異常状態を解除す
るための処置を直ちに実施することができる。
【0007】また、上記目的を達成するための本願の第
2発明は、モータを駆動源としてステープルを打ち込む
ハンマーを昇降駆動し、ハンマーの下降によりステープ
ルホルダ内に収納されたステープル列から1本のステー
プルを押し出して複数枚の紙を貫通させ、貫通したステ
ープルの先端部がカシメ台により折り曲げられることに
より複数枚の紙を綴じ合わせる電動ステープラーにおい
て、前記ハンマーが所定位置に下降したことを検出する
ハンマー下降検出手段と、このハンマー下降検出手段に
よるハンマーの下降状態の継続検出時間が所定時間を越
えたことを検出する下降継続時間検出手段と、この下降
継続時間検出手段によりハンマーの下降状態の継続が検
出されたことを表示する下降表示手段とを具備してなる
ことを特徴とする。
【0008】上記第2発明によれば、正常動作時にはハ
ンマーの下降位置への移動は短時間であり、ステープル
の咬み込み等の異常によりハンマーが下降位置に停止し
たような異常時はハンマー下降検出手段による検出時間
が大きくなる。下降継続時間検出手段は、ハンマー下降
検出手段による検出時間が所定時間を越えたことを検出
したとき、即ち、ハンマーが下降状態のままで停止した
ことを検出したとき、これが下降表示手段により表示さ
れるので、異常状態にあることが容易に察知でき、異常
状態を解除するための処置を直ちに実施することができ
る。
【0009】上記各構成における下降表示手段は、発光
手段の点灯及び/又は音響発生手段の報知によって表示
するように構成することができる。発光ダイオードや豆
球等の点灯による表示、あるいはブザー音等による音響
表示、あるいはその両方を用いてハンマーの動作状態は
表示されるので、ハンマーの動きが見え難い電動ステー
プラーにおいてもハンマーの動作異常は即座に表示され
る。
【0010】また、下降表示手段による表示が継続され
ているとき、もしくは下降継続時間検出手段によりハン
マーの下降状態の継続検出時間が所定時間を越えたこと
が下降表示手段により表示されたとき、イジェクトボタ
ンを操作することにより、針ケースの取り出しと共に、
モータの逆転動作によりハンマーを強制的に上昇させる
ように構成することができる。第1発明の構成において
は、下降表示手段の表示が継続している状態は、ハンマ
ーが下降したままの状態にあることを察知することがで
き、第2発明の構成においては、ハンマーの下降状態の
連続検出時間が所定時間を越えたことが下降表示手段に
より表示されたときはハンマーが下降したままの状態に
あることを察知することができるので、このときには、
イジェクトボタンを操作すると、モータの逆転動作によ
りハンマーを強制的に上昇させ、針ケースをステープル
ケースから取り出す動作がなされるので、ステープルの
咬み込み等による異常状態を修復することができる。
【0011】上記構成において、イジェクトボタンの操
作により、モータの逆転動作がなされた後、針ケースの
取り出しがなされるように構成することにより、先にモ
ータの逆転動作によりハンマーを強制的に上昇させると
針ケースの取り出しが可能な状態となるので、イジェク
トボタン操作による動作状態をこのような順序に設定す
ると好適である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。
尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であ
って、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0013】図1は、本実施形態に係る電動ステープラ
ーの左側面から見た構成を上ケース10を断面状態にし
て示すもので、底ケース11に固定されたベース9上
に、このベース9の紙置き台9a上に挿入された複数枚
の紙をステープルで綴じる綴じ合わせ機構を形成するヘ
ッド1、このヘッド1をモータ8を駆動源として駆動す
る駆動機構2、モータ8及び制御装置に電力供給する電
源部40等を配設し、前記紙置き台9aの上方に外部に
通じる空間を残して底ケース11上を上ケース10で覆
って構成されている。この電動ステープラーは、商用電
力を駆動電源として動作するように構成され、電源コー
ド13から供給される商用電力は電源トランス14によ
り所要電圧に降圧され、制御回路基板12に形成された
電源回路により直流電圧に変換してモータ8に供給され
ると共に、動作制御回路に動作電力を供給する。
【0014】前記制御回路基板12は、電源回路を収容
すると共に、電動ステープラーの動作を制御する動作制
御回路を構成する。制御回路基板12には、ヘッド1に
設けられたハンマー位置検出回路基板(ハンマー下降検
出手段)16、イジェクトボタン7の操作によりモータ
8を逆転動作させるイジェクト操作回路基板15、紙の
挿入を検出する紙挿入検出回路基板19(図4参照)、
表示回路基板(下降表示手段)20が接続され、図2に
示すように動作制御回路が構成される。
【0015】図3は右側面図、図4は正面図を示してお
り、図3に示す紙置き台9a上から綴じ合わせる複数枚
の紙をステープラー内に滑り込ませると、紙の挿入先端
部でスイッチレバー6が押され、図4に示すように、前
記スイッチレバー6に連結された作動スイッチ21がO
Nに操作される。この作動スイッチ21のON操作は、
図2に示すように、制御回路基板12の駆動制御回路2
2に入力されるので、駆動制御回路22はモータ8を始
動させる。モータ8の回転は駆動機構2のギア列を経て
クランクギア25を回転駆動する。このクランクギア2
5の回転に応じてクランクロッド26が揺動運動する。
【0016】図5は、紙置き台9a上に挿入された複数
枚の紙をステープラによって綴じ合わせる動作機構を示
す断面図で、前記クランクギア25の回転によって駆動
されるクランクロッド26は、揺動支点となる支持軸2
7を中心として揺動運動して、一端側に連結されたハン
マーヘッド3aを昇降駆動する。図5に示す状態は、ク
ランクロッド26によりハンマーヘッド3aが上死点に
上昇した状態で、クランクロッド26の揺動によりハン
マーヘッド3aが押し下げられると、ハンマーヘッド3
aに一体的に連結された薄板状のハンマー3が下降して
ステープルで複数枚の紙を綴じる動作を行う。
【0017】ステープルは、揺動支持軸29で後端が支
持され、押上バネ33によって上方に付勢されることに
より、揺動支持軸29を揺動支点として上下に揺動でき
るように支持されたステープルホルダ30内に、針ケー
ス28上にステープル列の状態にして多数が載置され、
押し出しバネ34によって正面側に付勢された状態に収
容されている。クランクロッド26によりハンマーヘッ
ド3aが押し下げられると、ハンマーヘッド3aに連結
された紙押さえロッド4も同時に下降し、この紙押さえ
ロッド4により針ケースノブ31が押し下げられること
によりステープルホルダ30の全体が揺動支持軸29を
支点として回動し、紙置き台9a上に載置された複数枚
の紙を紙置き台9a上に押し付ける。この紙押さえロッ
ド4の下降に遅れて下降してきたハンマー3は、ステー
プルホルダ30に形成された間隙Sの上に位置する1本
のステープルをステープル列から切り離し、間隙Sを通
してステープルホルダ30の下から押し出し、複数枚の
紙をステープルの先端で貫通させる。複数枚の紙を貫通
したステープルの先端は、紙置き台9a上に配設された
カシメ板32に当接し、ハンマー3からの押圧が加えら
れることによりステープルの先端部はカシメ板32に形
成された誘導溝に沿って折り曲げられ、複数枚の紙を綴
じ合わせる。
【0018】このハンマー3の下降は、図1に示すよう
にヘッド1に設けられたハンマー位置検出回路基板16
に取り付けられたマイクロスイッチ17を下降するハン
マーヘッド3aが押圧してON動作させることによって
検出され、図2に示すようにON動作信号は制御回路基
板12上の継続時間計測回路(下降継続時間検出手段)
23に入力される。正常な動作状態においては、ハンマ
ー3はクランクギア25の回転駆動の継続によって下降
の下死点に達した後、クランクロッド26の揺動によっ
て上昇したとき、ハンマーヘッド3aにより前記マイク
ロスイッチ17がOFF動作すると、この状態は継続時
間計測回路23に入力されるので、駆動制御回路22は
モータ8の駆動を停止する。一方、ステープルの咬み込
み等の異常によりハンマー3が下降状態で停止したよう
な場合には、前記マイクロスイッチ17によるON動作
の状態が継続するので、継続時間計測回路23はON状
態の継続時間を計測して、計測時間が所定時間を越えた
とき異常動作状態と判断して、表示回路24に動作信号
を出力する。表示回路24は表示回路基板20に取り付
けられた異常表示LED5を点灯させて異常状態を表示
する。
【0019】電動ステープラーは動作部分が上ケース1
0やヘッド1のカバー等によって覆われているため使用
者からは動作状態が見え難いので、ステープルの咬み込
み等の異常状態は察知し難いが、表示回路24による異
常表示LED5の点灯によってこれを知ることができ
る。本構成では表示は発光ダイオード5の点灯だけであ
るが、ブザー音による音響表示にすることも、その両方
を併用することもできる。このような異常状態が表示さ
れたとき、使用者はイジェクトボタン7を操作すること
によって異常状態からの解放をなすことができる。
【0020】図6は、電動ステープラーの後部を上ケー
ス10を断面状態にして示すもので、イジェクトボタン
7を押圧操作すると、イジェクトボタン7に形成された
スイッチアーム7aによってイジェクト操作回路基板1
5に取り付けられた逆転スイッチ35がON動作して制
御回路基板12の駆動制御回路22に入力され、駆動制
御回路22はモータ8を逆回転させるように制御する。
このモータ8の逆回転によって、クランクギア25の逆
回転、クランクロッド26の逆揺動によってハンマー3
は強制的に上昇させられる。イジェクトボタン7の更な
る押圧によって、図5に示すように、イジェクトボタン
7の下方に形成されたロック解除アーム7bがロックバ
ネ37によって上方に付勢されているロック軸36を押
し下げ、針ケースホルダ38に対する針ケース28の係
止ロックを解除するので、針ケース28はロックバネ3
7の付勢力によって正面側に押し出される。
【0021】前記ステープルを格納するステープルホル
ダ30は、針ケースホルダ38内に挿脱可能に針ケース
28を収容し、針ケースホルダ38の後端に設けられた
揺動支持軸29がベース9に固定され、ベース9上から
押上バネ33で付勢されることにより、揺動支持軸29
を支点として上下方向に揺動できるように構成されてい
る。また、前記針ケース28は針ケースノブ31を持っ
て針ケースホルダ38内に挿入すると、針ケース28の
後端部に形成された切り欠き部39が針ケースホルダ3
8に上下動可能に取り付けられたロック軸36に嵌まり
込み、ロック軸36が揺動支持軸29に取り付けられた
ロックバネ37によって上方に付勢されていることによ
り、針ケースホルダ38の所定位置に収容された状態が
維持される。この針ケース28は、ステープルを補充す
るとき、あるいは前述したような異常動作時には、イジ
ェクトボタン7を押すことによって、イジェクトボタン
7の下方に形成されたロック解除アーム7bが前記ロッ
ク軸36を切り欠き部39から押し出し、前記ロックバ
ネ37によって付勢されていることにより、針ケースホ
ルダ38から抜け出て正面側に移動する。
【0022】針ケース28は、図7に示すように、鋼板
をプレス加工により上開放のコの字状断面形状に形成し
た外枠41内に、同じく鋼板をプレス加工により下開放
のコの字状断面形状に形成した針ガイド42が、図7
(d)に示すように、ステープル50を収容するスペー
スを左右に形成すると共に、外枠41の先端部(電動ス
テープラーの正面側)で外枠41と針ガイド42との間
に、ステープル及びハンマー3を通過させる間隙Sが形
成されるように装着される。図8(a)は、図7(a)
の仮想線で囲むA部の拡大図で、間隙Sは、針ガイド4
2上に載置されたステープル列から1本のステープルだ
けがハンマー3によって間隙S内に押し出されるように
するために正確な間隙幅に形成される必要がある。間隙
Sの形成は、図7(b)に示すように、外枠41に形成
された切り起こし部44と、針ガイド42に形成された
切り起こし部45との間にバネ46を配して針ガイド4
2を外枠41の先端側に付勢することにより、針ガイド
42に切り起こしによって形成された位置決め片43が
外枠41に形成された立ち上げ部47に当接することに
よってなされる。前記位置決め片43は、図示するよう
に立ち上げ部47に対して直交する方向に切り起こして
形成されているので、プレス加工における切り起こし角
度の誤差に左右されず、当接位置の精度が得られ、間隙
Sの精度を高めることができる。
【0023】上記構成になる針ケース28は、ベース9
に固定された揺動支持軸29に回動自在に支持された針
ケースホルダ38に挿入することにより、図9に示すよ
うにステープルホルダ30として電動ステープラーに装
着される。前述したように、イジェクトボタン7により
ロック解除すると、針ケース28は針ケースホルダ38
内からロックバネ37の付勢力で押し出されるので、針
ガイド42上に多数個のステープルを一体的に列設した
ステープル列を置き、針ケースノブ31を持って針ケー
ス28を針ケースホルダ38内に挿入すると、針ケース
ホルダ38に設けられた針押し48をステープル列が後
方に押し出し、外枠41の先端部に形成された切り欠き
部39がロック軸36に嵌まり込んで針ケースホルダ3
8に装着される。前記針押し48は、ステープルの厚さ
に相当する薄板状に形成されて針ケースホルダ38の内
面側に配設され、一端を針ケースホルダ38の後部に固
定してローラピン49を半周させた針押しバネ34に接
続されていることによって針ケースホルダ38の前方
(図示左側)に付勢されている。従って、ステープル列
が収納された針ケース28が挿入されると、針押し48
はステープル列に押されて針押しバネ34を引き延ばし
つつ後方に移動する。この針押し48が針押しバネ34
によってステープルが常に前方側に付勢されていること
によって、図8(b)に示すように、ステープル列60
は前方側に押圧されて外枠41の立ち上がり部41aの
壁面に当接し、1本のステープルが間隙Sの上に位置す
る状態となる。この間隙S上のステープルがハンマー3
により押し出された後、ハンマー3が上昇すると、針押
しバネ34の付勢により次のステープルが間隙S上に移
動するようになり、次々と間隙S上にステープルが供給
される。
【0024】上記のように外枠41に対して針ガイド4
2は、バネ46の付勢により位置決めされているので、
ステープルの寸法誤差等の原因により間隙Sに1本以上
のステープルが入り込んだような過負荷時には、そのス
テープルがハンマー3によって押し出される加圧によっ
て針ガイド42はバネ46の付勢に抗して後方に移動
し、間隙Sの幅を広げて間隙S内にステープルとハンマ
ー3とが咬み込んでハンマー3の下降移動が停止してし
まうことを防止する。針ガイド42はステープルが間隙
S内から押し出された後は、バネ46の付勢により元の
間隙Sの幅となる位置に復帰する。このバネ付勢により
間隙Sを形成する針ガイド42の構造により、前述した
ようにイジェクトボタン7の操作によるモータ8の逆転
動作によりハンマー3を強制的に上昇させることが可能
となり、ハンマー3が上昇すると、イジェクトボタン7
の操作により針ケースホルダ38から飛び出すことによ
り、不良のステープルは紙置き台9a上に落ち、針ケー
ス28の間隙S内に詰まっている場合にも、針ケース2
8の引き出しにより不良のステープルは簡単に取り除く
ことができる。ハンマー3が上昇し、ステープルが間隙
S内から除かれた後は、針ガイド42はバネ46の付勢
により元の間隙Sとなる位置に復帰するので、針ケース
28を針ケースホルダ38内に戻すと正常な動作状態に
復旧させることができる。
【0025】以上説明した構成では、ハンマー位置検出
回路基板16によるハンマー3の下降検出の継続時間を
継続時間計測回路23により計測するように構成してい
るが、簡単にはハンマー位置検出回路基板16によるハ
ンマー3の下降検出により異常表示LED5を点灯させ
るようにしてもよい。このときには、正常動作時にもハ
ンマー3の下降毎に異常表示LED5が点灯するが、正
常動作時は点灯時間は短く、ステープルの咬み込み等の
異常動作時はハンマー3の下降位置での停止を伴うの
で、異常表示LED5の点灯が継続するようになる。従
って、異常表示LED5の点灯が継続されているときは
動作異常の発生と判断することができ、前述したイジェ
クトボタン7の操作による異常状態からの復帰動作を実
行することができる。
【0026】
【発明の効果】以上の説明の通り本発明によれば、ハン
マーによるステープルの打ち込み動作の状態が外部から
見にくい構成になる電動ステープラーにおいても、ハン
マーの下降位置での停止状態が表示されるので、使用者
は異常な動作状態を即座に知ることができる。また、異
常動作状態が表示されたときには、イジェクトボタンの
操作により異常状態からの復旧が容易になされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る電動ステープラーを左側面から
見た状態での内部構成図。
【図2】実施形態に係る動作制御回路の構成を示すブロ
ック図。
【図3】実施形態に係る電動ステープラーを右側面から
見た状態での構成図。
【図4】実施形態に係る電動ステープラーの正面図。
【図5】実施形態に係る電動ステープラーの動作機構を
示す断面図。
【図6】実施形態に係る電動ステープラーの後部側の部
分断面図。
【図7】針ケースの構成を示す(a)は平面図、(b)
はC−C線矢視断面図、(c)は底面図、(d)はD−
D線矢視断面図。
【図8】(a)は図7のA部の拡大図、(b)はステー
プル列を搭載した状態を示す平面図。
【図9】ステープルホルダの構成を示す(a)は平面
図、(b)はE−E線矢視断面図、(c)は底面図、
(d)は正面図。
【符号の説明】
3 ハンマー 4 紙押さえロッド 5 異常表示LED(下降表示手段) 7 イジェクトボタン 8 モータ 9 ベース 9a 紙置き台 12 制御回路基板 16 ハンマー位置検出回路基板(ハンマー下降検出手
段) 23 継続時間計測回路(下降継続時間検出手段) 24 表示回路(下降表示手段) 28 針ケース 30 ステープルホルダ 32 カシメ板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳迫 学 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3C068 AA04 AA07 BB01 CC06 HH09 JJ20

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータを駆動源としてハンマーを昇降駆
    動し、ハンマーの下降によりステープルホルダ内に収納
    されたステープル列から1本のステープルを押し出して
    複数枚の紙を貫通させ、貫通したステープルの先端部が
    カシメ台により折り曲げられることにより複数枚の紙を
    綴じ合わせる電動ステープラーにおいて、 前記ハンマーが下降したことを検出するハンマー下降検
    出手段と、このハンマー下降検出手段によるハンマーの
    下降状態の検出を表示する下降表示手段とを具備してな
    ることを特徴とする電動ステープラー。
  2. 【請求項2】 モータを駆動源としてハンマーを昇降駆
    動し、ハンマーの下降によりステープルケース内に収納
    されたステープル列から1本のステープルを押し出して
    複数枚の紙を貫通させ、貫通したステープルの先端部が
    カシメ台により折り曲げられることにより複数枚の紙を
    綴じ合わせる電動ステープラーにおいて、 前記ハンマーが下降したことを検出するハンマー下降検
    出手段と、このハンマー下降検出手段によるハンマーの
    下降状態の継続検出時間が所定時間を越えたことを検出
    する下降継続時間検出手段と、この下降継続時間検出手
    段によりハンマーの下降状態の継続が検出されたことを
    表示する下降表示手段とを具備してなることを特徴とす
    る電動ステープラー。
  3. 【請求項3】 下降表示手段が、発光手段の点灯及び/
    又は音響発生手段の報知によって表示するように構成さ
    れてなる請求項1または2記載の電動ステープラー。
  4. 【請求項4】 下降表示手段による表示が継続されたと
    き、もしくは下降継続時間検出手段によりハンマーの下
    降状態の継続検出時間が所定時間を越えたことが下降表
    示手段により表示されたとき、イジェクトボタンを操作
    することにより、針ケースの取り出しと共に、モータの
    逆転動作によりハンマーを強制的に上昇させるように構
    成されてなる請求項1から3のいずれかに記載の電動ス
    テープラー。
  5. 【請求項5】 イジェクトボタンの操作により、モータ
    の逆転動作がなされた後、針ケースの取り出しがなされ
    るように構成されてなる請求項4記載の電動ステープラ
    ー。
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