JP2024033046A - グリル - Google Patents

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JP2024033046A
JP2024033046A JP2022136408A JP2022136408A JP2024033046A JP 2024033046 A JP2024033046 A JP 2024033046A JP 2022136408 A JP2022136408 A JP 2022136408A JP 2022136408 A JP2022136408 A JP 2022136408A JP 2024033046 A JP2024033046 A JP 2024033046A
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麻紀子 伏屋
周作 林
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Abstract

【課題】排気通路上壁に設けられたアフターバーナの燃焼を安定させる。【解決手段】グリル2は、燃焼部70が排気通路下壁32に向くように、排気通路上壁31に設けられ、グリル庫20から排気通路300に流入する被調理物から生じる煙を加熱処理するアフターバーナ7と、グリル庫20から燃焼排ガスが流入する排気通路300の流入口301近傍のグリル庫上壁202または排気通路上壁31から下方に延びる排気整流板36と、排気整流板36とアフターバーナ7との間のグリル庫上壁202または排気通路上壁31に開設され、グリル庫20内部とグリル庫20外部または排気通路300内部と排気通路300外部とを連通させる連通孔311とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、排気通路を形成する排気通路上壁にアフターバーナを有するグリルに関する。
被調理物である食材から発生した煙を加熱処理するアフターバーナを燃焼部が下方を向くように排気通路を形成する排気通路上壁に設けたグリルが提案されている(例えば、特許文献1)。
ところで、グリル庫から排気通路に流入する燃焼排ガスは熱を持っているから、グリル庫上壁や排気通路上壁に沿って流れやすい。そのため、特許文献1のグリルのようにアフターバーナが排気通路上壁に設けられている場合、アフターバーナは燃焼排ガスを二次空気として利用してしまう。その結果、アフターバーナの燃焼が不安定になるという問題がある。
特開2006-55186号公報
本発明は上記課題を解決するものであり、本発明の目的は、排気通路上壁に設けられたアフターバーナの燃焼を安定させることにある。
本技術の第1の態様によれば、
被調理物を収納可能なグリル庫と、
グリル庫に収納された被調理物を加熱するグリルバーナと、
グリル庫の後部に接続され、グリルバーナで生じた燃焼排ガスを外部に排出する排気口まで案内する排気通路であって、対向する排気通路上壁と排気通路下壁とを有する排気通路と、
燃焼部が排気通路下壁に向くように、排気通路上壁に設けられ、グリル庫から排気通路に流入する被調理物から生じる煙を加熱処理するアフターバーナと、
グリル庫から燃焼排ガスが流入する排気通路の流入口近傍のグリル庫上壁または排気通路上壁から下方に延びる排気整流板と、
排気整流板とアフターバーナとの間のグリル庫上壁または排気通路上壁に開設され、グリル庫内部とグリル庫外部または排気通路内部と排気通路外部とを連通させる連通孔と、を有するグリルが提供される。
上記第1の態様のグリルによれば、グリル庫から燃焼排ガスが流入する排気通路の流入口近傍のグリル庫上壁または排気通路上壁から下方に延びる排気整流板が設けられているから、グリル庫から排気通路に流入する燃焼排ガスが排気通路内の下方を流れやすくなり、排気通路上壁に設けられたアフターバーナに向かって流れ難くなる。そして、上記グリルによれば、排気整流板とアフターバーナとの間のグリル庫上壁または排気通路上壁には、グリル庫内部とグリル庫外部または排気通路内部と排気通路外部とを連通させる連通孔が開設されているから、外部から導入されるフレッシュな空気をアフターバーナの燃焼部に二次空気として供給することができる。これにより、アフターバーナを安定に燃焼させることができる。
本技術の第2の態様によれば、上記第1の態様のグリルにおいて、
排気通路上壁は、後方に向かって上方に傾斜する第1傾斜部を有し、
アフターバーナと連通孔とは、第1傾斜部に設けられており、
排気通路上壁の外面側に、連通孔の上方を覆うカバー部材を有する。
上記第2の態様のグリルによれば、排気通路上壁は後方に向かって上方に傾斜する第1傾斜部を有しており、アフターバーナと連通孔とは第1傾斜部に設けられているから、排気通路内でのドラフトが増し、排気通路外部の空気を連通孔から排気通路内部に円滑に導入することができる。また、上記グリルによれば、排気通路上壁の外面側に連通孔の上方を覆うカバー部材が設けられているから、仮に、燃焼排ガスが連通孔からカバー部材内に漏出しても、カバー部材内に燃焼排ガスを滞留させることができ、カバー部材外部への燃焼排ガスの拡散を防止することができる。
本技術の第3の態様によれば、上記第2の態様のグリルにおいて、
カバー部材は、カバー部材外部の空気をカバー部材内部に導入可能に形成されており、
カバー部材外部からカバー部材内部に空気を導入する空気導入部の上端は、第1傾斜部に設けられた連通孔の下端よりも下方に位置する。
上記本技術の第3の態様のグリルによれば、カバー部材はカバー部材外部の空気をカバー部材内部に導入可能に形成されているから、カバー部材外部の空気を円滑に連通孔から排気通路内部に導入することができる。また、上記グリルによれば、カバー部材外部からカバー部材内部に空気を導入する空気導入部の上端は第1傾斜部に設けられた連通孔の下端よりも下方に位置するから、仮に、連通孔から漏出する燃焼排ガスがカバー部材内部に滞留しても、燃焼排ガスがカバー部材外部に拡散するのを抑えることができる。
本技術の第4の態様によれば、上記第2または第3の態様のグリルにおいて、
排気整流板は、排気通路上壁の第1傾斜部から、第1傾斜部に対して略垂直に下方に延びる。
上記第4の態様のグリルによれば、排気整流板は排気通路上壁の第1傾斜部から、第1傾斜部に対して略垂直に下方に延びているから、燃焼排ガスは排気整流板の下方を回り込みながら後方に向かって流れる。そのため、燃焼排ガスは、後方に向かって上方に傾斜する第1傾斜部に設けられているアフターバーナに向かってさらに流れ難くなる。これにより、アフターバーナをさらに安定に燃焼させることができる。
本技術の第5の態様によれば、上記第1~第4の態様のいずれか1つのグリルにおいて、
排気通路内に、排気通路下壁から後方に向かって上方に傾斜する第2傾斜部を有するガイド部材が形成され、
ガイド部材の第2傾斜部の後端は、アフターバーナの燃焼部の後端よりも後方まで延びる。
上記第5の態様のグリルによれば、排気通路内に、排気通路下壁から後方に向かって上方に傾斜する第2傾斜部を有するガイド部材が設けられているから、グリル庫から排気通路に流入する燃焼排ガスをアフターバーナによって高温に加熱されている領域に導くことができる。これにより、効率的に煙を加熱処理することができる。
本技術の第6の態様によれば、上記第5の態様のグリルにおいて、
ガイド部材の第2傾斜部は、アフターバーナの燃焼部に略対向する排気通路下壁の対向面を覆うように形成されており、
排気通路内に、排気口から排気通路内に侵入する異物が前記対向面まで到達するのを防止する異物侵入防止手段が形成される。
上記第6の態様のグリルによれば、異物侵入防止手段によって排気口から排気通路に侵入する異物が高温に加熱されるアフターバーナの燃焼部の対向面に到達しないから、異物が加熱されることによる煙や臭いの発生を防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るグリルを組み込んだガスコンロを示す概略斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るグリルを示す概略縦断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係るグリルを示す概略横断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るグリルの後方部分を示す要部概略縦断面斜視図である。
以下、本実施の形態に係るグリルを説明する。図1は、本実施の形態のグリル2が組み込まれたガスコンロ1を示す概略斜視図であり、図2は、グリル2の概略縦断面図であり、図3は、グリル2の概略横断面図である。
ガスコンロ1は、天板11のコンロ用開口(図示せず)から上方に臨む複数のコンロバーナ5と、コンロ本体10内に組み込まれたグリル2とを備える。グリル2は、コンロ本体10内に収容されたグリル庫20と、グリル庫20の前方開口部200を前方から被閉するグリル扉21とを有する。グリル庫20は、略矩形状の箱体からなり、グリル庫上壁202と、グリル庫左壁203と、グリル庫右壁204と、グリル庫底壁205と、グリル庫後壁206とを有する。図示しないが、グリル庫20内には、例えば、グリルプレートや焼網の他、ダッチオーブンのような金属製や陶器製の調理容器などの調理器具4が収納される。なお、本明細書では、グリル扉21側を正面側とし、ガスコンロ1をグリル扉21側から見たとき、グリル扉21とグリル庫20の奥側とが対向する方向を前後方向、グリル庫20の幅方向を左右方向、グリル庫20の高さ方向を上下方向という。
グリル扉21の後面下部の左右側辺寄りの位置にはそれぞれ、コンロ本体10の内部後方へ向かってガイド枠211が延設されている。ガイド枠211はそれぞれ、コンロ本体10内で前後に摺動可能な状態で支持されており、これらの両前端にグリル扉21が連結固定されている。従って、グリル扉21は、コンロ本体10の前面13に対して前後にスライド開閉する。
グリル扉21の後面下部には、グリル庫20の内部へ向かって突出する細幅板状の連結板212が設けられており、連結板212の上部には、汁受け皿12や調理器具4を支持するための受け枠15が連結支持されている。
グリル2には、グリル庫上壁202に沿って配設される上火バーナ22と、グリル庫左右壁203,204に沿って配設される左右の下火バーナ23と、排気ダクト30の排気通路上壁31に配設されるアフターバーナ7とが搭載されている。なお、グリルバーナとして上火バーナ22または下火バーナ23のみを設けてもよい。
上火バーナ22は、下面部がセラミック製の燃焼板で構成された表面燃焼式のセラミックバーナであり、板体の下面部の略全域に多数の炎孔220が開設されている。従って、上火バーナ22が点火されると、上記板体の下面部全体に火炎が形成され、燃焼排ガスや輻射熱がグリル庫20内の下方に向かって放出されて、被調理物を上方から加熱する。図示しないが、上火バーナ22は、その前後中央部から右側方に延び、外側端から前方に屈曲して延出するベンチュリ部を有する。ベンチュリ部の前端に開口する開口部にはガスノズルが挿入される。従って、ガスノズルから燃料ガスがベンチュリ部の開口部内に向かって噴出されると、燃料ガスが開口部の周囲の空気とともにベンチュリ部に吸い込まれ、燃料ガスと一次空気との混合ガスが生成され、炎孔220に供給される。なお、上火バーナ22は、下面部をセラミック製の燃焼板ではなく、ステンレス製の板金の燃焼板で構成してもよい。
左右の下火バーナ23はそれぞれ、ステンレス製の2つの樋状体を上下に重ね合わせた直管状の管体であり、管体のグリル庫20の内方側の側端面に複数の炎孔230が形成されている。炎孔230は、グリル庫20の内側方に向かって水平横向きに開放している。従って、下火バーナ23が点火されると、炎孔230に火炎が形成され、燃焼排ガスや輻射熱がグリル庫20の左右中央下方に向かって放出されて、被調理物を下方から加熱する。図示しないが、左右の下火バーナ23はそれぞれ、後方に延出するベンチュリ部を有する。ベンチュリ部の後端に開口する開口部にはガスノズルが挿入される。従って、ガスノズルから燃料ガスがベンチュリ部の開口部内に向かって噴出されると、燃料ガスが開口部の周囲の空気とともにベンチュリ部に吸い込まれ、燃料ガスと一次空気との混合ガスが生成され、炎孔230に供給される。
グリル庫左右壁203,204の上下略中央部には、前後方向に長い略矩形状の空気取り入れ口24が開設されている。このため、グリル庫20内の燃焼排ガスが排気通路300を通じてグリル2の外部へ排気されるときのドラフトによって、下火バーナ23の燃焼用の二次空気がグリル庫20外から空気取り入れ口24を介してグリル庫20内へ取り込まれる。グリル庫左右壁203,204内面の空気取り入れ口24の上方位置には、空気取り入れ口24からグリル庫20内に取り込まれた二次空気を下火バーナ23の炎孔230周辺を通じてグリル庫20内の内方へ導く二次空気案内板26が設けられている。
グリル庫後壁206の後部には、グリル庫20から外部に燃焼排ガスを排出する排気通路300を構成する排気ダクト30が連設されている。グリル庫後壁206の上部の左右中央部には後方に開放する開口部が形成されており、排気ダクト30の流入口301と連通している。
排気ダクト30は、グリル庫上壁202の後端に連設される排気通路上壁31と、排気通路上壁31と対向し、グリル庫後壁206の上端に連設される排気通路下壁32と、排気通路左壁33と、排気通路右壁34とを有している。排気ダクト30の上端の排気口302は、天板11の上面に開設されたグリル用開口14に下方から臨んでいる。
排気通路上壁31は、グリル庫上壁202と接続される接続部31aと、接続部31aの後端から後方に向かって上方に傾斜する傾斜面部31b(以下、「第1傾斜部31b」という)と、第1傾斜部31bの後端から略水平に後方に延びる水平部31cと、水平部31cの後端から後方に向かって上方に傾斜する後傾斜部31dとを有する。また、排気通路300の流入口301の後方近傍には、第1傾斜部31bの前端部から第1傾斜部31bに対して略垂直に下方に延びる排気整流板36が形成されている。排気整流板36は、排気通路300の左右方向略全体に亘って設けられており、排気整流板36の下端と排気通路下壁32との間には、一定の高さの隙間が形成されている。なお、排気整流板36は、排気整流板36の後面と第1傾斜部31bとの間の角度が鋭角または鈍角となるように設けててもよい。また、排気整流板36は、排気通路上壁31と一部品で形成してもよい。
図2及び図4に示すように、排気通路上壁31の第1傾斜部31bには、左右方向に長手の矩形状のアフターバーナ挿入部310が開設されている。アフターバーナ7は、アフターバーナ挿入部310から燃焼部70が下方に臨むように配設されている。このため、前方視で、アフターバーナ7は排気整流板36によって隠蔽された状態で配置されている。アフターバーナ7は、ステンレス製の2つの樋状体を上下に重ね合わせた扁平な管体からなる。アフターバーナ7は、下方側に前後方向断面略三角形状に下方に膨出する炎孔膨出部75と、炎孔膨出部75の周縁から前後方向及び左方向に延びるフランジ部76とを有する。炎孔膨出部75には、複数の前後方向に長手のスリット状の炎孔71が、左右方向に所定の間隔で穿設されている。従って、これらの炎孔群がアフターバーナ7の燃焼部70を形成する。
アフターバーナ7は、フランジ部76が排気通路上壁31の第1傾斜部31bの外面に沿うように配設されている。このため、炎孔膨出部75をアフターバーナ挿入部310に挿入させると、アフターバーナ7は後縁側が高くなるように前後方向に傾斜し、各炎孔71は斜め下後方に向かって開放する。従って、アフターバーナ7を点火させると、各炎孔71から斜め下後方に向かって火炎が形成され、燃焼排ガスや輻射熱が斜め下後方に向かって放出される。アフターバーナ7は、その右側部に側方に延出するベンチュリ部72(図3)を有する。図示しないが、ベンチュリ部72の外側端に開口する開口部73にはガスノズルが挿入される。従って、ガスノズルから燃料ガスがベンチュリ部72の開口部73内に向かって噴出されると、燃料ガスが開口部73の周囲の空気とともにベンチュリ部72に吸い込まれ、燃料ガスと一次空気との混合ガスが生成され、炎孔71に供給される。
排気通路上壁31の第1傾斜部31bには、排気整流板36の基端部近傍であって、排気整流板36よりも後方で、アフターバーナ7よりも前方に、左右方向に長手の矩形状の連通孔311が開設されている。このため、排気通路300内部は、連通孔311を介して排気通路300外部と連通している。連通孔311は、アフターバーナ7の燃焼部70の左右方向の幅と略同一の幅を有している。
排気通路上壁31の第1傾斜部31bの外面側には、連通孔311を上方から覆うカバー部材315が配設されている。カバー部材315は、アフターバーナ7よりも後方の排気通路上壁31の水平部31cの外面から前方に略水平に延びる水平板部316と、水平板部316の前端から下方に屈曲し、前方に向かって下方に傾斜して延びる傾斜板部317とを有する。カバー部材315の傾斜板部317は、連通孔311よりも前方の排気通路上壁31の第1傾斜部31bの外面近傍まで延びており、カバー部材315の傾斜板部317の下端と排気通路上壁31の外面との間には、一定の高さの隙間S(以下、「空気導入部S」という)が形成されている。このため、排気通路300内にドラフトが生じると、ガスコンロ1内の空気であるカバー部材315外部の空気が空気導入部Sを介してカバー部材315内部に導入されて、連通孔311に向かって流れ、連通孔311から排気通路300内に導入される。なお、カバー部材315の傾斜板部317の下端は、排気通路上壁31の外面に接続されていてもよい。この場合、カバー部材315の傾斜板部317に空気導入部Sとなる開口が開設される。カバー部材315は、排気通路上壁31と一部品で形成してもよい。
カバー部材315は、傾斜板部317の下端が連通孔311の下端よりも下方に位置するように配設されている。このため、空気導入部Sの上端は、連通孔311の下端よりも下方に位置している。
排気通路下壁32は、グリル庫後壁206の上端から後方に向かって上方に傾斜している。また、排気整流板36下方の排気通路下壁32には、排気通路下壁32から後方に向かって上方に傾斜する傾斜面部321(以下、「第2傾斜部321」という)を有するガイド部材320が配設されている。第2傾斜部321は、水平に対する傾斜角度が排気通路下壁32のそれよりも大きくなるように形成されている。そのため、第2傾斜部321と排気通路下壁32との間には、後方に向かうに従って、第2傾斜部321が排気通路下壁32から離間する隙間が形成されている。また、第2傾斜部321の後端は、アフターバーナ7の燃焼部70の炎孔71の後端よりも後方に位置している。そのため、燃焼部70に対向する排気通路下壁32の対向面は、第2傾斜部321によって上方から覆われている。なお、ガイド部材320は、排気通路下壁32と一部品で形成してもよい。
ガイド部材320の第2傾斜部321の後端よりも後方には、排気口302から侵入する煮こぼれや塵埃などの異物を捕捉するため、排気通路下壁32に対して略垂直に上方に延び、上端で排気口302に向かって屈曲して延びる異物侵入防止壁325(異物侵入防止手段)が形成されている。異物侵入防止壁325は、排気通路300の左右方向略全体に亘って形成されている。なお、異物侵入防止壁325は、排気通路下壁32と一部品で形成してもよい。また、図示しないが、異物侵入防止手段として、燃焼部70に対向する排気通路下壁32の対向面の左右中央部を絞り上げた絞り部を形成してもよい。この異物侵入防止手段によれば、排気口302から侵入する異物が絞り部によって排気通路300内の左右両端に分離して流れ、異物が高温に加熱される上記対向面に流れるのを防止することができる。
上記実施の形態によれば、グリル庫20から燃焼排ガスが流入する排気通路300の流入口301近傍の排気通路上壁31には下方に延びる排気整流板36が設けられているから、グリル庫20から排気通路300に流入する燃焼排ガスは排気整流板36によって堰き止められて下方に向かって流れる。そのため、燃焼排ガスが排気通路300内の下方を流れやすくなり、排気通路上壁31に設けられたアフターバーナ7に向かって流れ難くなる。そして、本実施の形態によれば、排気整流板36とアフターバーナ7との間の排気通路上壁31には、排気通路300内部と排気通路300外部とを連通させる連通孔311が開設されているから、排気通路300外部のフレッシュな空気を連通孔311を介してアフターバーナ7の上流側の排気通路300内部に導入することができ、導入される空気を燃焼部70に二次空気として供給することができる。これにより、アフターバーナ7を安定に燃焼させることができる。また、連通孔311はアフターバーナ7よりも上流側に形成されているから、排気通路300内にドラフトが生じれば、連通孔311から外部に燃焼排ガスが漏出するのを防止することができる。なお、上記実施の形態では、排気整流板36及び連通孔311は排気通路上壁31に形成されているが、これらは排気通路300の流入口301近傍のグリル庫上壁202に形成してもよい。この場合、連通孔311は、グリル庫20内部とグリル庫20外部とを連通させる態様となる。
また、本実施の形態によれば、排気通路上壁31は後方に向かって上方に傾斜する第1傾斜部31bを有しており、アフターバーナ7と連通孔311とは第1傾斜部31bに設けられているから、排気通路300内でのドラフトが増し、排気通路300外部の空気を連通孔311から排気通路300内部に円滑に導入することができる。また、本実施の形態によれば、排気通路上壁31の外面側に連通孔311の上方を覆うカバー部材315が設けられているから、仮に、燃焼排ガスが連通孔311からカバー部材315内部に漏出しても、カバー部材315内部に燃焼排ガスを滞留させることができ、カバー部材315外部への燃焼排ガスの拡散を防止することができる。これにより、アフターバーナ7や上下火バーナ22,23の燃焼が不安定になるのを防止することができる。
また、本実施の形態によれば、カバー部材315と排気通路上壁31との間に、カバー部材315外部の空気をカバー部材315内部に導入可能な空気導入部Sが形成されているから、カバー部材315外部の空気を円滑に連通孔311から排気通路300内部に導入することができる。また、本実施の形態によれば、空気導入部Sの上端は排気通路上壁31の第1傾斜部31bに設けられた連通孔311の下端よりも下方に位置するから、仮に、連通孔311から漏出する燃焼排ガスがカバー部材315内部に滞留しても、燃焼排ガスがカバー部材315外部のガスコンロ1内に拡散するのを抑えることができる。
また、本実施の形態によれば、排気整流板36は排気通路上壁31の第1傾斜部31bから、第1傾斜部31bに対して略垂直に下方に延びているから、燃焼排ガスは排気整流板36の下方を回り込みながら後方に向かって流れる。そのため、燃焼排ガスは、後方に向かって上方に傾斜する第1傾斜部31bに設けられているアフターバーナ7に向かってさらに流れ難くなる。これにより、アフターバーナ7をさらに安定に燃焼させることができる。
また、本実施の形態によれば、排気通路300内に、排気通路下壁32から後方に向かって上方に傾斜する第2傾斜部321を有するガイド部材320が設けられているから、グリル庫20から排気通路300に流入する燃焼排ガスをアフターバーナ7によって高温に加熱されている領域に導くことができる。これにより、効率的に煙を加熱処理することができる。また、第2傾斜部321が高温に加熱される排気通路下壁32の対向面を上方から遮蔽しているから、排気通路下壁32を耐熱性の低い安価な材料で形成することができ、低コスト化することができる。
また、本実施の形態によれば、排気通路300内に異物侵入防止壁325が設けられ、排気口302から排気通路300内に侵入する異物が高温に加熱される燃焼部70に対向する排気通路下壁32の対向面に到達しないから、異物が加熱されることによる煙や臭いの発生を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、アフターバーナ7は燃焼部70が斜め下後方を向くように排気通路上壁31の第1傾斜部31bに配設されているが、燃焼部70が排気通路下壁32に向くようにアフターバーナ7が配設されていれば、排気通路上壁31におけるアフターバーナ7の配設位置は特に制限されない。例えば、燃焼部70が鉛直下方や斜め下前方を向くようにアフターバーナ7を排気通路上壁31に設けてもよい。
また、上記実施の形態では、アフターバーナ7は、ステンレス製の2つの樋状体を上下に重ね合わせた扁平な管体からなっているが、燃焼部70をセラミック製の燃焼板で構成してもよい。なお、その際、上火バーナ22のような板体の下面部の略全域に多数の炎孔が開設される。
2 グリル
20 グリル庫
7 アフターバーナ
22 上火バーナ
23 下火バーナ
300 排気通路
31 排気通路上壁
31b 第1傾斜部
32 排気通路下壁
36 排気整流板
301 流入口
302 排気口
311 連通孔
315 カバー部材
320 ガイド部材
321 第2傾斜部
325 異物侵入防止壁
S 空気導入部

Claims (6)

  1. 被調理物を収納可能なグリル庫と、
    グリル庫に収納された被調理物を加熱するグリルバーナと、
    グリル庫の後部に接続され、グリルバーナで生じた燃焼排ガスを外部に排出する排気口まで案内する排気通路であって、対向する排気通路上壁と排気通路下壁とを有する排気通路と、
    燃焼部が排気通路下壁に向くように、排気通路上壁に設けられ、グリル庫から排気通路に流入する被調理物から生じる煙を加熱処理するアフターバーナと、
    グリル庫から燃焼排ガスが流入する排気通路の流入口近傍のグリル庫上壁または排気通路上壁から下方に延びる排気整流板と、
    排気整流板とアフターバーナとの間のグリル庫上壁または排気通路上壁に開設され、グリル庫内部とグリル庫外部または排気通路内部と排気通路外部とを連通させる連通孔と、を有するグリル。
  2. 請求項1に記載のグリルにおいて、
    排気通路上壁は、後方に向かって上方に傾斜する第1傾斜部を有し、
    アフターバーナと連通孔とは、第1傾斜部に設けられており、
    排気通路上壁の外面側に、連通孔の上方を覆うカバー部材を有するグリル。
  3. 請求項2に記載のグリルにおいて、
    カバー部材は、カバー部材外部の空気をカバー部材内部に導入可能に形成されており、
    カバー部材外部からカバー部材内部に空気を導入する空気導入部の上端は、第1傾斜部に設けられた連通孔の下端よりも下方に位置するグリル。
  4. 請求項2または3に記載のグリルにおいて、
    排気整流板は、排気通路上壁の第1傾斜部から、第1傾斜部に対して略垂直に下方に延びているグリル。
  5. 請求項2または3に記載のグリルにおいて、
    排気通路内に、排気通路下壁から後方に向かって上方に傾斜する第2傾斜部を有するガイド部材が形成され、
    ガイド部材の第2傾斜部の後端は、アフターバーナの燃焼部の後端よりも後方まで延びているグリル。
  6. 請求項5に記載のグリルにおいて、
    ガイド部材の第2傾斜部は、アフターバーナの燃焼部に略対向する排気通路下壁の対向面を覆うように形成されており、
    排気通路内に、排気口から排気通路内に侵入する異物が前記対向面まで到達するのを防止する異物侵入防止手段が形成されているグリル。

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