JP2024032453A - フォトカプラ - Google Patents

フォトカプラ Download PDF

Info

Publication number
JP2024032453A
JP2024032453A JP2022136116A JP2022136116A JP2024032453A JP 2024032453 A JP2024032453 A JP 2024032453A JP 2022136116 A JP2022136116 A JP 2022136116A JP 2022136116 A JP2022136116 A JP 2022136116A JP 2024032453 A JP2024032453 A JP 2024032453A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
emitting element
housing
light emitting
photocoupler
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022136116A
Other languages
English (en)
Inventor
利明 寺元
Toshiaki Teramoto
定好 松田
Sadayoshi Matsuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsusada Precision Inc
Original Assignee
Matsusada Precision Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsusada Precision Inc filed Critical Matsusada Precision Inc
Priority to JP2022136116A priority Critical patent/JP2024032453A/ja
Publication of JP2024032453A publication Critical patent/JP2024032453A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)

Abstract

【課題】高耐圧のフォトカプラを提供する。耐圧を正確に設計することのできるフォトカプラを提供する。【解決手段】フォトカプラ1は、発光部品2と、受光部品3と、筐体4とを備える。発光部品2は、発光する発光素子21と、入力側端子22と、発光素子21を覆う第1の被覆部とを含むディスクリート部品である。受光部品3は、発光素子21の光を受光する受光素子31と、出力側端子32と、受光素子31を覆う第2の被覆部とを含むディスクリート部品である。筐体4は、発光素子21および受光素子31を収容する内部空間6を構成し、筐体4は、互いに異なる位置に設けられた入力側貫通孔71および出力側貫通孔72の各々を含み、入力側端子22は入力側貫通孔71に挿入され、かつ内部空間6から筐体4の外部に突出し、出力側端子32は出力側貫通孔72に挿入され、かつ内部空間6から筐体4の外部に突出する。【選択図】図2

Description

本発明は、フォトカプラに関する。より特定的には、本発明は、高耐圧のフォトカプラに関する。
入力側と出力側との間を電気的に絶縁した状態で、入力側から出力側に信号を伝達するための素子として、フォトカプラは知られている。従来のフォトカプラは、たとえば下記特許文献1および2などに開示されている。下記特許文献1および2の各々には、発光素子および受光素子の各々が樹脂で封止された構造を有するフォトカプラが開示されている。
下記特許文献1のフォトカプラは、基板上に設けられ、発光素子を有する発光チップと、基板上に設けられ、受光素子を有する受光チップと、発光チップおよび受光チップを封止する透光性の第1樹脂と、第1樹脂の周囲を覆う遮光性の第2樹脂と、第1樹脂の上面を覆う反射性の第3樹脂とを備えている。
下記特許文献2のフォトカプラは、入力側リードフレームに搭載された発光素子と、出力側リードフレームに搭載された受光素子とを備えている。発光素子と受光素子とは互いに対向している。発光素子および受光素子の各々は、透光性樹脂によって封止されている。入力側リードフレームと発光素子の表面とは、ボンディングワイヤーによって電気的に接続されている。出力側リードフレームと受光素子の表面とは、ボンディングワイヤーによって電気的に接続されている。受光チップは、ボンディングワイヤーによって基板上のリードと接続されている。発光チップは、ボンディングワイヤーによって基板上のリードと接続されている。
特開2015-26704号公報 特開平5―226688号公報
特許文献1および2では、発光素子および受光素子がいずれも表面実装型である。特許文献1および2では、発光素子の表面とリードフレームとを電気的に接続するボンディングワイヤーと、受光素子の表面とリードフレームとを電気的に接続するボンディングワイヤーとが、樹脂のみを隔てて近い距離で隣接している。このため、入力側と出力側との間に高電圧が印加された場合、発光素子のボンディングワイヤーと受光素子のボンディングワイヤーとの間で短絡が発生しやすく、フォトカプラの耐圧が低かった。このため、入力側と出力側との間に高耐圧が求められる機器には、フォトカプラの代わりに変圧器が採用されていた。フォトカプラに比べて変圧器は大きく複雑な構成を有しているため、変圧器の採用によって機器全体の構成の大型化を招いていた。
また、発光素子のボンディングワイヤーと受光素子のボンディングワイヤーとの距離は、発光素子のボンディングワイヤーおよび受光素子のボンディングワイヤーの各々の接続の仕方(言い換えれば、ボンディングワイヤーの形状)に依存する。このため、特許文献1および2では、ボンディングワイヤーの接続の仕方によってフォトカプラの耐圧が変化する事態となり、耐圧を正確に設計することが困難であった。
本発明は、上記課題を解決するためのものであり、その目的は、高耐圧のフォトカプラを提供することである。
本発明の他の目的は、耐圧を正確に設計することのできるフォトカプラを提供することである。
本発明の一の局面に従うフォトカプラは、発光部品と、受光部品と、筐体とを備えたフォトカプラであって、発光部品は、発光する発光素子と、発光素子に電気的に接続された入力側端子と、発光素子を覆う第1の被覆部とを含むディスクリート部品であり、受光部品は、発光素子の光を受光する受光素子と、受光素子に電気的に接続された出力側端子と、受光素子を覆う第2の被覆部とを含むディスクリート部品であり、筐体は、発光素子および受光素子を収容する内部空間を構成し、筐体は、互いに異なる位置に設けられた入力側貫通孔および出力側貫通孔の各々を含み、入力側端子は入力側貫通孔に挿入され、かつ内部空間から筐体の外部に突出し、出力側端子は出力側貫通孔に挿入され、かつ内部空間から筐体の外部に突出する。
上記フォトカプラにおいて好ましくは、発光素子と受光素子とは一の方向で互いに対向し、筐体は、発光素子および受光素子の各々の下部を覆う底部と、発光素子および受光素子の各々の上部を覆う天井部と、一の方向で互いに対向する第1および第2の側面部の各々とを含む。
上記フォトカプラにおいて好ましくは、筐体は、入力側端子から出力側端子へ向かう方向を示す記号をさらに含む。
上記フォトカプラにおいて好ましくは、筐体は、底部から下方に向かって突出する突出部をさらに含む。
上記フォトカプラにおいて好ましくは、筐体は、発光素子と第1の側面部との間に設けられた第1のガイド部と、受光素子と第2の側面部との間に設けられた第2のガイド部とをさらに含み、入力側貫通孔は、底部および第1のガイド部のうち少なくともいずれか一方に設けられ、出力側貫通孔は、底部および第2のガイド部のうち少なくともいずれか一方に設けられる。
上記フォトカプラにおいて好ましくは、筐体は黒色を呈する。
上記フォトカプラにおいて好ましくは、入力側端子は入力側貫通孔に対して着脱可能であり、出力側端子は出力側貫通孔に対して着脱可能である。
上記フォトカプラにおいて好ましくは、光ファイバーをさらに備え、発光素子の光は、光ファイバーの内部を進行して受光素子に入射する。
上記フォトカプラにおいて好ましくは、発光部品は、第1の被覆部とともに発光素子を収容する空間を構成する搭載部をさらに含み、入力側端子は2つであり、2つの入力側端子の各々は搭載部を貫通しており、第2の被覆部は受光素子を封止し、出力側端子は2つであり、2つの出力側端子の各々は第2の被覆部から突出する。
本発明によれば、高耐圧のフォトカプラを提供することができる。また、耐圧を正確に設計することのできるフォトカプラを提供することができる。
本発明の一実施の形態におけるフォトカプラ1の構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態のフォトカプラ1における、筐体4の内部の構成を示す図である。 本発明の一実施の形態において、回路基板SBに搭載された状態のフォトカプラ1の構成を示す正面図である。 筐体4の底部41の構成を示す平面図である。 発光部品2の構成の一例を示す図である。 受光部品3の構成の一例を示す図である。 本発明の一実施の形態の変形例のフォトカプラ1における、筐体4の内部の構成を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、図面におけるx軸、y軸、およびz軸は互いに直交している。以降の説明では、x軸の正方向を左、x軸の負方向を右、y軸の正方向を前、y軸の負方向を後、z軸の正方向を上、z軸の負方向を下と記すことがある。
図1は、本発明の一実施の形態におけるフォトカプラ1の構成を示す斜視図である。図2は、本発明の一実施の形態のフォトカプラ1における、筐体4の内部の構成を示す図である。なお図2では、筐体4は透明であるものとして示されている。筐体4の天井部42、右側面部43、および左側面部44の各々と筐体4の内部空間6との境界は点線で示されている。図2において、発光素子21、ならびに入力側貫通孔71および出力側貫通孔72の各々の位置が点線で示されている。
図1および図2を参照して、本実施の形態におけるフォトカプラ1は、入力側を構成する発光部品2と、出力側を構成する受光部品3との間を電気的に絶縁した状態で、入力側から出力側に信号を伝達する。フォトカプラ1は、発光部品2と、受光部品3と、筐体4などを備えている。発光部品2および受光部品3の各々は、ディスクリート部品であり、たとえばリード部品である。ディスクリート部品とは、単一の機能を持った電子部品であり、電子回路に接続するための端子を有する電子部品である。リード部品とは、基板のスルーホールに端子を挿入することにより基板に取り付けられる電子部品である。発光部品2と受光部品3とは互いに絶縁されている。
発光部品2は、たとえばLED(Light Emitting Diode)であり、発光素子21と、入力側端子22などを含んでいる。発光素子21は、pn接合を含む半導体素子よりなっている。発光素子21は、入力側端子22から入力した信号(電圧)に従って発光する。入力側端子22は、内部空間6から筐体4の外部に突出している。入力側端子22は、発光素子21に電気的に接続されており、2つのリード端子221および222を含んでいる。なお、入力側端子22の数は任意である。
受光部品3は、たとえばPD(Photodiode)であり、受光素子31と、出力側端子32などを含んでいる。受光素子31は、pn接合を含む半導体素子よりなっている。受光素子31は、発光素子21の光(主に、発光素子21から発生し、左方向に進行する光)を受光し、受光光量に応じた信号(電圧)を出力側端子32に出力する。発光素子21および受光素子31の各々は、筐体4が構成する内部空間6に収容されており、左右方向で互いに対向している。出力側端子32は、内部空間6から筐体4の外部に突出している。出力側端子32は、受光素子31に電気的に接続されており、2つのリード端子321および322を含んでいる。なお、出力側端子32の数は任意である。
筐体4は、任意の形状を有している。ここでは、筐体4はたとえば略直方体の形状を有しており、底部41と、天井部42と、右側面部43と、左側面部44と、前側面部45と、後側面部46と、2つのガイド部47などを含んでいる。底部41には、発光素子21および受光素子31の各々が搭載されている。底部41は、発光素子21および受光素子31の各々の下部を覆っている。入力側端子22および出力側端子32の各々は底部41を貫通しており、底部41から下方に延在している。
天井部42は、発光素子21および受光素子31の各々の上部を覆っている。天井部42は、底部41と上下方向で互いに対向している。
右側面部43、左側面部44、前側面部45、および後側面部46の各々は、天井部42から下方に延在しており、少なくとも底部41と天井部42との間に設けられている。右側面部43は、発光素子21および受光素子31の各々の右側を覆っている。左側面部44は、発光素子21および受光素子31の各々の左側を覆っている。右側面部43および左側面部44の各々は、左右方向で互いに対向している。右側面部43の内壁面は、2つのガイド部47のうち右側のガイド部471(第1のガイド部の一例)と隣接している。左側面部44の内壁面は、2つのガイド部47のうち左側のガイド部472(第2のガイド部の一例)と隣接している。
前側面部45は、発光素子21および受光素子31の各々の前側を覆っている。後側面部46は、発光素子21および受光素子31の各々の後側を覆っている。前側面部45および後側面部46の各々は、前後方向で互いに対向している。前側面部45の内壁面は、発光部品2、受光部品3、および2つのガイド部47の各々と隣接している。後側面部46の内壁面は、発光部品2、受光部品3、および2つのガイド部47の各々と隣接している。
2つのガイド部47の各々は、内部空間6に設けられており、底部41から上方に突出している。2つのガイド部47のうち右側のガイド部471は、発光素子21と右側面部43との間に設けられている。2つのガイド部47のうち左側のガイド部472は、受光素子31と左側面部44との間に設けられている。
底部41および2つのガイド部47を併せたものをベース部と記すことがある。筐体4におけるベース部を除く部分(つまり、天井部42、右側面部43、左側面部44、前側面部45、および後側面部46)は、ベース部に対して着脱可能である。筐体4におけるベース部を除く部分を底部41上に設ける際に、2つのガイド部47の各々は、右側面部43および左側面部44の各々の内壁面と接触し、右側面部43および左側面部44の各々をガイドする役割を果たす。
筐体4は、黒色を呈することが好ましい。これにより、筐体4の外部から内部空間6に入射する光を遮断することができ、フォトカプラ1の利得を向上することができる。
右側面部43、左側面部44、前側面部45、および後側面部46の各々の下端は、底部41よりも下方まで延在していることが好ましい。これにより、筐体4の外部の下方から内部空間6に入射する光を遮断することができる。
筐体4は、記号48と、突出部49とをさらに含んでいる。記号48は、入力側端子22から出力側端子32へ向かう方向を示している。記号48は、方向を示す記号であることが好ましく、三角形や矢印などの図形よりなっている。記号48は文字を含んでいてもよい。記号48は、たとえば筐体4の外壁面に設けられていることが好ましく、たとえば天井部42の外壁面や底部41の外壁面に設けられている。入力側端子22および出力側端子32の各々を、筐体4の外部に露出した部分のみで互いに区別することは難しい。記号48を設けることで、フォトカプラ1の使用者は、入力側端子22および出力側端子32の各々を容易に区別することができる。
突出部49は、底部41から下方に向かって突出している。突出部49は、複数であってもよく、ここでは4つである。突出部49が複数である場合、複数の突出部49の各々は、左右方向および前後方向の各々において均等に設けられていることが好ましい。また、複数の突出部49の各々は、底部41からの突出量が互いに同じであることが好ましい。このようにすることで、フォトカプラ1を安定的に回路基板に固定することができる。
図3は、本発明の一実施の形態において、回路基板SBに搭載された状態のフォトカプラ1の構成を示す正面図である。なお図3において、複数のスルーホールTHの各々の位置が点線で示されている。
図2および図3を参照して、回路基板SBには、複数のスルーホールTHの各々が平面的に見て互いに異なる位置に設けられている。フォトカプラ1を回路基板SBに搭載する際には、複数の突出部49の各々の下端が回路基板SBに接触するように、入力側端子22および出力側端子32の各々が複数のスルーホールTHの各々に挿入される。そして、入力側端子22および出力側端子32の各々が、複数のスルーホールTHの各々の内部にハンダにより固定される。突出部49を設けることにより、回路基板SBの上面にごみなどの異物が存在する場合に、異物に起因する放電を防ぐことができる。
図4は、筐体4の底部41の構成を示す平面図である。なお図4において、複数の突出部49の各々の位置が点線で示されている。
図2および図4を参照して、筐体4は、互いに異なる位置に設けられた入力側貫通孔71および出力側貫通孔72の各々をさらに含んでいる。入力側貫通孔71と出力側貫通孔72との沿面距離または空間距離dによって、フォトカプラ1の耐圧が規定される。入力側貫通孔71は、入力側端子22が挿入される孔であり、入力側端子22に対応する数(ここでは2つ)だけ設けられている。入力側貫通孔71が複数存在する場合、複数の入力側貫通孔71の各々は、前後方向に沿って設けられていることが好ましい。入力側貫通孔71は、底部41および右側のガイド部471のうち少なくともいずれか一方に設けられることが好ましい。出力側貫通孔72は、出力側端子32が挿入される孔であり、出力側端子32に対応する数(ここでは2つ)だけ設けられている。出力側貫通孔72が複数存在する場合、複数の出力側貫通孔72の各々は、前後方向に沿って設けられていることが好ましい。出力側貫通孔72は、底部41および左側のガイド部472のうち少なくともいずれか一方に設けられることが好ましい。
突出部49は、図4に示すように入力側貫通穴71と出力側貫通穴72との間に設けられることが好ましい。ここでは、突出部49は4つであり、4つの突出部49の各々は、2つの入力側貫通穴71の各々に対応する位置と、2つの出力側貫通穴72の各々に対応する位置との各々に設けられている。このような位置に突出部49を設けることで、入力側端子22と出力側端子32との沿面距離を長くすることができる。
図5は、発光部品2の構成の一例を示す図である。図5(a)は正面図であり、図5(b)は側面図である。図5において、発光素子21、反射面28、および固定孔29の各々の位置が点線で示されている。
図5を参照して、発光部品2は、搭載部23と、レンズ部24と、アノードフレーム25と、カソードフレーム26と、ワイヤー27と、反射面28と、2つの固定孔29とをさらに含んでいる。発光部品2は、砲弾型LED、丸型LED、またはリードフレーム型LEDとも呼ばれる。
搭載部23は樹脂などの絶縁体よりなっており、発光素子21を搭載している。レンズ部24は発光素子21を覆っている。搭載部23およびレンズ部24は発光部品2の内部空間を構成し、この内部空間に発光素子21などが収容されている。レンズ部24は、樹脂などの光透過性の材料よりなっていることが好ましい。レンズ部24は上部から見た場合に円形状を有しており、その直径はたとえば3mm~10mmである。
搭載部23には、2つの固定孔29の各々が形成されている。2つの入力側端子22の各々は、2つの固定孔29の各々に挿入されており、2つの固定孔29の各々に固定されている。2つの入力側端子22の各々は搭載部23を貫通して下方に延在している。
アノードフレーム25およびカソードフレーム26の各々は、導電体よりなっている。入力側端子22のリード端子221の上端は、アノードフレーム25に電気的に接続されている。入力側端子22のリード端子222の上端は、カソードフレーム26に電気的に接続されている。
カソードフレーム26の上面には凹部が形成されており、発光素子21は凹部の内部に設けられている。ワイヤー27は、発光素子21のp型半導体とアノードフレーム25とを電気的に接続している。発光素子21のn型半導体は、カソードフレーム26に電気的に接続されている。反射面28は、凹部の表面に設けられており、発光素子21の光を反射する役割を果たす。
図6は、受光部品3の構成の一例を示す図である。図6(a)は正面図であり、図6(b)は側面図である。
図6を参照して、受光部品3は、収容部33と、レンズ部34とをさらに含んでいる。収容部33は樹脂などの透光性の絶縁体よりなっている。収容部33は、受光素子31を覆っており、受光素子31を封止している。収容部33は、2つの出力側端子32の各々の上端付近をさらに封止している。出力側端子32のリード側端子321の上端は、受光素子31のp型半導体に電気的に接続されている。出力側端子32のリード端子322の上端は、受光素子31のn型半導体に電気的に接続されている。2つの出力側端子32の各々は収容部33から突出している。収容部33は側方から見た場合にたとえば正方形状を有しており、その一片の長さはたとえば5mm~15mmである。
レンズ部34は、収容部33の側面に固定されている。レンズ部34は、発光素子21からの光を受光素子31に集める。レンズ部34は、樹脂などの光透過性の材料よりなっている。
[実施の形態の効果]
本実施の形態によれば、発光素子21がレンズ部24で覆われており、受光素子31が収容部33で覆われている。発光素子21と受光素子31とは少なくともレンズ部24および収容部33で隔てられている。これにより、発光素子21付近の部材と受光素子31付近の部材との間での短絡が発生しにくくなり、フォトカプラ1の耐圧は、入力側端子22と出力側端子32との沿面距離または空間距離に依存する。その結果、高耐圧のフォトカプラを実現することができる。また、フォトカプラの代わりに変圧器を採用する必要がなくなるため、フォトカプラが搭載される機器全体の構成の小型化を図ることができる。
また、入力側貫通孔71および出力側貫通孔72の各々を入力側端子22および出力側端子32の各々が貫通するため、入力側貫通孔71および出力側貫通孔72の各々の形成位置によってフォトカプラ1の耐圧が決まる。その結果、フォトカプラの耐圧を正確に設計することができる。
また、入力側端子22は入力側貫通孔71に対して着脱可能であり、出力側端子32は出力側貫通孔72に対して着脱可能であることが好ましい。これにより、様々な特性を有する多数の発光部品および受光部品の中から、フォトカプラ1に要求される性能に応じた発光部品2および受光部品3の組み合わせを採用することができる。具体的には、応答速度や利得などのフォトカプラ1に要求される性能に応じて、発光部品の発光強度、発光部品の発光波長、または受光部品の感度などが適切になるような、発光部品2および受光部品3の組み合わせを採用することができる。
さらに、複数のフォトカプラ1を用いることで、1つの入力側の制御部で、互いに異なる電位を有する複数の出力側の回路の各々の駆動を一律に制御することが可能となる。この場合、互いに異なる電位を有する複数の出力側の回路の各々に対して適切な耐圧を有する複数のフォトカプラ1の各々が準備される。そして、選択した複数のフォトカプラ1の各々の入力側端子22が1つの制御部に対して直列に接続され、選択した複数のフォトカプラ1の各々の出力側端子32が複数の出力側の回路の各々に接続される。
[変形例]
図7は、本発明の一実施の形態の変形例のフォトカプラ1における、筐体4の内部の構成を示す図である。なお図7では、筐体4は透明であるものとして示されている。筐体4の天井部42、右側面部43、および左側面部44の各々と筐体4の内部空間6との境界は点線で示されている。図7において、発光素子21、ならびに入力側貫通孔71および出力側貫通孔72の各々の位置が点線で示されている。
図7を参照して、本変形例のフォトカプラ1は、光ファイバー5をさらに備えている。光ファイバー5は、発光素子21と受光素子31との間に設けられている。光ファイバー5の右端は、たとえば発光部品2のレンズ部24に固定されている。光ファイバー5の左端は、たとえば受光部品3のレンズ部34に固定されている。光ファイバー5は、たとえばプラスチックファイバーや石英ガラスファイバーなどよりなっている。光ファイバー5を固定するための部材が筐体4に設けられていてもよい。
また、入力側貫通孔71は右側のガイド部47に設けられている。入力側貫通孔71を通過した端子は、隙間73をさらに通過して底部41から下方に延在している。隙間73は、底部41の右端と右側面部43の内壁面との間の隙間である。
なお、本変形例における上述以外の構成は、図1~図6に示す上述の実施の形態の構成と同一であるため、同一の部材には同一の符号を付し、その説明は繰り返さない。
本変形例によれば、発光素子21の光は、光ファイバー5の一端から光ファイバー5の内部に入射し、光ファイバー5の内部で全反射を繰り返しながら光ファイバー5の内部を進行する。光ファイバー5から出射された光は受光素子31に入射する。これにより、発光素子21と受光素子31との距離が長い場合であっても、発光素子21の光の減衰を抑止することができる。その結果、フォトカプラ1の利得の低下を抑止しつつ入力側端子22と出力側端子32との沿面距離および空間距離を長くすることができ、フォトカプラ1の耐圧を向上することができる。
加えて、入力側貫通孔71が右側のガイド部47に設けられているため、入力側貫通孔71と出力側貫通孔72との沿面距離および空間距離を長くすることができる。なお、出力側貫通孔72が左側のガイド部47に設けられていてもよい。この場合にも同様に、入力側貫通孔71と出力側貫通孔72との沿面距離および空間距離を長くすることができる。
[その他]
上述の実施の形態および変形例は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 フォトカプラ(フォトカプラの一例)
2 発光部品(発光部品の一例)
3 受光部品(受光部品の一例)
4 筐体(筐体の一例)
5 光ファイバー(光ファイバーの一例)
6 内部空間
21 発光部品の発光素子(発光素子の一例)
22 発光部品の入力側端子(入力側端子の一例)
23 発光部品の搭載部(搭載部の一例)
24 発光部品のレンズ部(第1の被覆部の一例)
25 発光部品のアノードフレーム
26 発光部品のカソードフレーム
27 発光部品のワイヤー
28 発光部品の反射面
29 発光部品の固定孔
31 受光部品の受光素子(受光素子の一例)
32 受光部品の出力側端子(出力側端子の一例)
33 受光部品の収容部(第2の被覆部の一例)
34 受光部品のレンズ部
41 筐体の底部(底部の一例)
42 筐体の天井部(天井部の一例)
43 筐体の右側面部(第1の側面部の一例)
44 筐体の左側面部(第2の側面部の一例)
45 筐体の前側面部
46 筐体の後側面部
47,471,472 筐体のガイド部(第1および第2のガイド部の一例)
48 筐体の記号(記号の一例)
49 筐体の突出部(突出部の一例)
71 筐体の入力側貫通孔(入力側貫通孔の一例)
72 筐体の出力側貫通孔(出力側貫通孔の一例)
73 隙間
221,222,321,322 リード端子
SB 回路基板
TH スルーホール

Claims (9)

  1. 発光部品と、受光部品と、筐体とを備えたフォトカプラであって、
    前記発光部品は、発光する発光素子と、前記発光素子に電気的に接続された入力側端子と、前記発光素子を覆う第1の被覆部とを含むディスクリート部品であり、
    前記受光部品は、前記発光素子の光を受光する受光素子と、前記受光素子に電気的に接続された出力側端子と、前記受光素子を覆う第2の被覆部とを含むディスクリート部品であり、
    前記筐体は、前記発光素子および受光素子を収容する内部空間を構成し、
    前記筐体は、互いに異なる位置に設けられた入力側貫通孔および出力側貫通孔の各々を含み、
    前記入力側端子は前記入力側貫通孔に挿入され、かつ前記内部空間から前記筐体の外部に突出し、
    前記出力側端子は前記出力側貫通孔に挿入され、かつ前記内部空間から前記筐体の外部に突出する、フォトカプラ。
  2. 前記発光素子と前記受光素子とは一の方向で互いに対向し、
    前記筐体は、
    前記発光素子および受光素子の各々の下部を覆う底部と、
    前記発光素子および受光素子の各々の上部を覆う天井部と、
    前記一の方向で互いに対向する第1および第2の側面部の各々とを含む、請求項1に記載のフォトカプラ。
  3. 前記筐体は、前記入力側端子から前記出力側端子へ向かう方向を示す記号をさらに含む、請求項2に記載のフォトカプラ。
  4. 前記筐体は、前記底部から下方に向かって突出する突出部をさらに含む、請求項2に記載のフォトカプラ。
  5. 前記筐体は、
    前記発光素子と前記第1の側面部との間に設けられた第1のガイド部と、
    前記受光素子と前記第2の側面部との間に設けられた第2のガイド部とをさらに含み、
    前記入力側貫通孔は、前記底部および第1のガイド部のうち少なくともいずれか一方に設けられ、
    前記出力側貫通孔は、前記底部および第2のガイド部のうち少なくともいずれか一方に設けられる、請求項2に記載のフォトカプラ。
  6. 前記筐体は黒色を呈する、請求項1に記載のフォトカプラ。
  7. 前記入力側端子は前記入力側貫通孔に対して着脱可能であり、
    前記出力側端子は前記出力側貫通孔に対して着脱可能である、請求項1に記載のフォトカプラ。
  8. 光ファイバーをさらに備え、
    前記発光素子の光は、前記光ファイバーの内部を進行して前記受光素子に入射する、請求項1に記載のフォトカプラ。
  9. 前記発光部品は、前記第1の被覆部とともに前記発光素子を収容する空間を構成する搭載部をさらに含み、
    前記入力側端子は2つであり、2つの前記入力側端子の各々は前記搭載部を貫通しており、
    前記第2の被覆部は前記受光素子を封止し、
    前記出力側端子は2つであり、2つの前記出力側端子の各々は前記第2の被覆部から突出する、請求項1~8のいずれかに記載のフォトカプラ。

JP2022136116A 2022-08-29 2022-08-29 フォトカプラ Pending JP2024032453A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022136116A JP2024032453A (ja) 2022-08-29 2022-08-29 フォトカプラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022136116A JP2024032453A (ja) 2022-08-29 2022-08-29 フォトカプラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024032453A true JP2024032453A (ja) 2024-03-12

Family

ID=90192927

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022136116A Pending JP2024032453A (ja) 2022-08-29 2022-08-29 フォトカプラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024032453A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3877983B2 (ja) 表面実装可能なオプトエレクトロニクスモジュールおよび該オプトエレクトロニクスモジュールを有するオプトエレクトロニクス結合ユニット
KR101293375B1 (ko) 근접 센서
JP2011523508A (ja) 半導体デバイス、反射型フォトインタラプタおよび反射型フォトインタラプタ用のハウジングを製造する方法
US7663228B2 (en) Electronic component and electronic component module
JP2012084614A (ja) 光デバイス
KR102067318B1 (ko) 포토 센서
JP2024032453A (ja) フォトカプラ
JP5174371B2 (ja) フォトインタラプタ
JP2006030716A (ja) 表面実装型モジュール
JP5222233B2 (ja) 光通信モジュール
JP2020144037A (ja) 光学モジュール及び光学式エンコーダ
TWI776311B (zh) 光通訊模組
JP2003004987A (ja) 光送信及び受信モジュール設置構造
WO2010113912A1 (ja) 光通信モジュール
JP2008028033A (ja) 光結合装置、及び電子機器
JPH1154789A (ja) 光結合素子
JP4761494B2 (ja) 双方向光伝送デバイス
KR100733431B1 (ko) 광소자
JP2006349877A (ja) 光コネクタ
US11145777B2 (en) Optical sensor module, method for manufacturing the same and frame structure thereof
JP2009130022A (ja) インタラプタ
JP2022158244A (ja) 光学センサ
JP5258414B2 (ja) 光モジュール用ソケット及び光コネクタ
TWI568010B (zh) 光遮斷器
JP2003066287A (ja) 双方向光伝送デバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20231208

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20231208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20240702