JP2024030908A - 燃料電池用接着剤 - Google Patents

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誠 大畑
Makoto Ohata
和博 浅山
Kazuhiro Asayama
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Abstract

【課題】MEA内包樹脂複合体と金属セパレータとの接合工程を効率化できる技術を提供する。
【解決手段】燃料電池の金属セパレータとMEA内包樹脂複合体とを接合するための燃料電池用接着剤を、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂と、電磁誘導加熱による発熱材と、を含有するようにする。こうすることで、電磁誘導加熱によって局所の燃料電池用接着剤を加熱できるため、金属セパレータに対する熱入力を抑制し、反りを回避できる。
【選択図】図1

Description

本明細書が開示する技術は、燃料電池用接着剤に関する。
燃料電池は、多数のセルを積層したスタックとして構成されている。例えば、高分子型燃料電池のセルは、発電部としての膜電極複合体(MEA)とこれを保持する樹脂製のフレームとからなるMEA内包樹脂複合体の両面が金属セパレータで挟持されて構成されている。
MEA内包樹脂複合体とセパレータとは、その間に配置した熱可塑性接着剤等を金属セパレータ側から加熱プレスすることにより加熱して接合されている。
ここで、金属と樹脂とを接着する接着剤として、接着剤中に高周波誘導発熱材を内在させて、高周波誘導加熱よって、接着剤自体を加熱して、これらを接合しようとする技術が開示されている(特許文献1)。
特開平10-47580号公報
MEA内包樹脂複合体と金属セパレータとを接着する際、金属セパレータにおける温度分布が不均一となることや、MEA内包樹脂複合体の樹脂と金属セパレータとの熱膨張率の相違により、接合後のセルに反りが発生してしまうことがあった。この反りを解消するために、接着後にさらにセルを冷却プレスしていた。本発明者らによれば、こうした反りは、金属セパレータに対する熱入力の大きさに起因しているものと考えられた。
本明細書は、MEA内包樹脂複合体と金属セパレータとの接合工程を効率化できる技術を提供する。
本明細書が開示する技術は、燃料電池の金属セパレータとMEA内包樹脂複合体とを接合するための燃料電池用接着剤に関する。この燃料電池用接着剤は、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂と、電磁誘導加熱による発熱材と、を含有する。
本明細書に開示される燃料電池用接着剤は、電磁誘導加熱による発熱材を含んでいるため、電磁誘導により発熱材が直接発熱する。これにより、熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂が、可塑化又は硬化して接着性を発揮することができる。金属セパレータとMEA内包樹脂複合体との接合工程において、これらの間にこの燃料電池用接着剤を介在させて、接合しようとする部位にのみ選択的に電磁誘導により渦電流を発生させることで、当該部位においてのみ接着剤を加熱して接合できる。金属セパレータに対する熱入力が抑制されるため、金属セパレータにおける熱膨張を抑制し、結果として反りを抑制することができ、追加のプレス工程を回避することができる。
実施形態のセルの要素分解図((a))、MEA内包樹脂複合体の部分断面構造((b))及びMEA内包樹脂複合体の燃料極側における金属セパレータとのシールパターンA(接合部位)を示す図である。 燃料極側セパレータに対する電磁誘導加熱用のコイルの配置パターンを示す図である。 電磁誘導加熱による、MEA内包樹脂複合体と金属セパレータとの接合工程を示す図である。
本明細書において、燃料電池としては、特に限定するものではないが、例えば、固体高分子型燃料電池(PEFC)であることが好適な場合がある。本明細書において、燃料電池は、通常、セルが積層された積層体(スタック)の形態を少なくとも有している。なお、積層形態は特に限定されない。
以下、本開示の燃料電池用接着剤について、適宜図面を参照して説明する。図1には、燃料電池のセル2を構成するMEA内包樹脂複合体(以下、単に複合体ともいう。)4と、これを挟持する2つの金属セパレータ20とを示す。
図1(a)に示すように、複合体4は、中央寄りに発電部としてのMEA6を有し、MEA6を囲繞するように樹脂製のフレーム8を有している。フレーム8には、燃料ガスとしての水素、酸化剤ガスとしての空気及び冷却水のための複数のマニホールド10が形成されている。
図1(b)に示すように、複合体4のフレーム8の両面には、それぞれ、電磁誘導により発熱する磁性体を電磁誘導加熱による発熱材として含む熱可塑性樹脂を含有する接着剤12からなる接着剤層14を備えている。熱可塑性樹脂としては、公知の熱可塑性樹脂を、適宜用いることができる。なお、公知の熱硬化性樹脂を用いることもできる。
発熱材は、特に限定するものではないが、例えば、電磁誘導加熱により発熱可能なステンレスなどを用いることができる。また、発熱材としては、特に限定するものではないが、繊維径が10μm以下程度で、繊維長が1mm以下の繊維を用いることができる。接着剤層14は、塗布、噴霧など公知の方法でフレーム8の両面に形成されているほか、シート状の接着剤12を配置したものであってもよい。
複合体4を挟持する金属セパレータ20は、フレーム8とほぼ同一形状を有し、フレーム8のマニホールド10に対応するマニホールド22を備えている。また、複合体4のMEA6に対応する部分には、水素ガス及び空気の所定の流路を形成するための凹凸形状を備えている。
図1(c)に示すように、複合体4の燃料極側においては、水素のマニホールド10からの水素の流通を意図した所定のシールパターン(接合部位)Aが予定されている。同様に、複合体4の空気極側においては、酸素のマニホールド10からの空気の流通を意図した所定のシールパターンBが予定されている(図示せず)。
次に、図2及び図3を参照して、複合体4と金属セパレータ20との接合工程について説明する。図2は、燃料極側金属セパレータにおける電磁誘導加熱用のコイルの配置パターンを示し、図3は、電磁誘導加熱の作用を示す。
図2に示すように、複合体4の燃料極側のシールパターンAに対応して、金属セパレータ20の表面に図示しない電磁誘導用のコイルを設置する。なお、他方の金属セパレータ20の表面には空気極側のシールパターンBに対応して電磁誘導用コイルを設置する(図示せず)。
次いで、図3に示すように、電磁誘導用コイルCに対して、所定の周波数の電流を流して渦電流を発生させると、接着剤層14内の発熱材が発熱する。この結果、接着剤層14中の熱可塑性樹脂が加熱され軟化して熱可塑性を発揮し、複合体4の両面で、シールパターンA及びBにて金属セパレータ20と接合する。なお、接着剤層14が熱硬化性樹脂を含む場合には、熱硬化性樹脂は加熱されて硬化して接着性を発揮し、金属セパレータ20と接合する。
本開示の燃料電池用接着剤12によれば、複合体4と金属セパレータ20との接合部位(シールパターンA及びB)のみを加熱することで両者を接合できる。これにより、金属セパレータ20への熱入力を抑制できる。このため、従来、熱プレスなどによる金属セパレータ20に対する熱入力の大きさに起因する反りの発生を回避できる。したがって、接合後に金属セパレータ20の反りを抑制するための冷却プレス工程を排除することができる。また、燃料電池用接着剤12を用いることで、高速で接合工程を実施でき、セル製造工程の効率を向上させることができる。
以上の実施形態では、接着剤層14を、フレーム8の概ね全体に形成したが、これに限定するものではなく、シール部位を含む限定的な領域にのみ形成してもよい。また、以上の実施形態では、燃料電池用接着剤12とその利用について説明したが、燃料電池用接着剤12を用いた複合体4と金属セパレータ20の接合方法又はセル2の製造方法としても実施できる。
2:セル、4:MEA内包樹脂複合体、6:MEA、8:フレーム、10:マニホールド、12:接着剤、14:接着剤層、20:金属セパレータ、22:マニホールド

Claims (1)

  1. 熱可塑性樹脂又は熱硬化性樹脂と、
    電磁誘導加熱による発熱材と、
    を含有する、燃料電池の金属セパレータとMEA内包樹脂複合体とを接合するための燃料電池用接着剤。
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