JP6870597B2 - 燃料電池セル - Google Patents

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本発明は、燃料電池セルに関する。
従来、このような分野の技術として、膜電極ガス拡散層接合体と、膜電極ガス拡散層接合体の外周に配置された樹脂枠と、膜電極ガス拡散層接合体及び樹脂枠を挟持する一対のセパレータとを備える燃料電池セルが知られている。樹脂枠は、中間に位置するコア層と、該コア層の表面及び裏面に配置された一対の接着層とからなる3層構造である。
このような構造を有する燃料電池セルの製造過程において、ホットプレス機で接着層の接着材料を溶融させた状態でセパレータを接着層に押圧し、その後に接着材料を硬化させることによりセパレータを接着層と接着させる。しかし、セパレータを接着層に押圧する際に、セパレータによる接着層への押し込みによって接着層を構成する接着材料が押し潰されて周囲に流れてしまうので、セパレータと接着層との接着部分の厚みが不均一になり、セパレータと接着層との接着性を確保し難い問題があった。
この問題を解決するために、種々な技術が提案されている。例えば下記特許文献1に記載の燃料電池セルでは、一対のセパレータに樹脂枠に向かう方向に突出する凸部をそれぞれ設け、該凸部がコア層に当接することでセパレータによる接着層への押し込み量を抑制し、更に凸部の設置によってセパレータと接着層との接着面積を大きくすることにより、セパレータと接着層との接着性を確保する。
特開2017−139178号公報
上述特許文献1に記載の燃料電池セルによれば、セパレータと接着層との接着性確保に対して一定の効果を得られるが、セパレータに設けられた凸部の先端面がコア層と当接した場合、該先端面における接着層との接着部分の厚みが薄くなる可能性があり、更なる改善が期待されている。
本発明は、このような技術課題を解決するためになされたものであって、セパレータと接着層との接着性を確保できる燃料電池セルを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池セルは、膜電極ガス拡散層接合体と、前記膜電極ガス拡散層接合体の外周に配置されるとともに、コア層と該コア層を挟む一対の接着層とを有する樹脂枠と、前記膜電極ガス拡散層接合体及び前記樹脂枠を挟持する一対のセパレータと、を備える燃料電池セルであって、各セパレータにおける前記樹脂枠に対向する領域のうちの一部には、前記樹脂枠と当接して一体化された凸部が形成されており、前記樹脂枠の前記コア層における前記凸部に対向する領域のうちの一部には、前記コア層を貫通する貫通孔が形成されており、前記貫通孔には、前記接着層と同じ接着材料が充填されていることを特徴としている。
本発明に係る燃料電池セルでは、各セパレータにおける樹脂枠に対向する領域のうちの一部に樹脂枠と当接して一体化された凸部が形成されており、樹脂枠のコア層における凸部に対向する領域のうちの一部に貫通孔が形成されており、貫通孔に接着層と同じ接着材料が充填されている。このため、セパレータ押圧時に接着層を構成する接着材料が凸部によって周囲に押し流されたとしても、セパレータの凸部が貫通孔に充填された接着材料と接着されるので、セパレータと接着層との接着部分の厚みの不均一を抑制し、セパレータと接着層との接着性を確保することができる。
本発明によれば、セパレータと接着層との接着性を確保することができる。
実施形態に係る燃料電池セルを備えた燃料電池システムの概略構成図である。 図1に示す燃料電池セルの部分拡大断面図である。 燃料電池セルをアノード側セパレータ側から見た概略平面図である。 図3のA−A線に沿う模式断面図である。 アノード側セパレータ、カソード側セパレータと樹脂枠との接着を説明する模式断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る燃料電池セルの実施形態について説明する。各図では、燃料電池セルの積層方向を積層方向X、鉛直方向を鉛直方向Y、積層方向X及び鉛直方向Yに垂直な水平方向を水平方向Zとする。
図1は実施形態に係る燃料電池セルを備えた燃料電池システムの概略構成図である。燃料電池システム1は、燃料電池としての燃料電池スタック100を備えている。燃料電池スタック100は、エンドプレート10Aと、絶縁板20Aと、集電板30Aと、複数の燃料電池セル40と、集電板30Bと、絶縁板20Bと、エンドプレート10Bとが、この順に積層されたスタック構造を有している。複数の燃料電池セル40は、積層方向Xの両側にあるエンドプレート10A,10Bによって所定の圧縮荷重で締結されている。
燃料電池スタック100には、高圧水素を貯蔵した水素タンク2から、シャットバルブ2a、レギュレータ2c、配管2bを介して、燃料ガスとしての水素が供給されている。燃料電池スタック100において利用されなかった燃料ガス(アノードオフガス)は、排出配管2dを介して燃料電池スタック100の外部に排出される。なお、燃料電池システム1は、アノードオフガスを配管2b側に再循環させる再循環機構を有するものとしても良い。
また、燃料電池スタック100には、エアポンプ3及び配管3aを介して、酸化剤ガスとしての空気が供給されている。燃料電池スタック100において利用されなかった酸化剤ガス(カソードオフガス)は、排出配管3bを介して燃料電池スタック100の外部に排出される。なお、燃料ガス及び酸化剤ガスは、反応ガスとも呼ばれる。
更に、燃料電池スタック100には、該燃料電池スタック100を冷却するため、ウォーターポンプ4b及び配管4aを介して、ラジエータ4により冷却された冷却媒体が供給されている。燃料電池スタック100から排出された冷却媒体は、配管4cを介してラジエータ4に循環される。冷却媒体としては、例えば、水、エチレングリコール等の不凍水、空気などが用いられる。本実施形態では、冷却媒体として水(「冷却水」とも呼ぶ)が用いられる。
図2は図1に示す燃料電池セルの部分拡大断面図である。燃料電池セル40は、発電モジュールとしての膜電極ガス拡散層接合体(MEGA:Membrane Electrode Gas diffusion layer Assembly)41と、MEGA41の外周に配置された樹脂枠42と、MEGA41及び樹脂枠42とを挟持する一対のセパレータ(アノード側セパレータ43、カソード側セパレータ44)とを備えている。
MEGA41は、積層方向Xから見たときに矩形状を呈しており、膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)41aと、積層方向Xに沿ってMEA41aの両側に配置された一対のガス拡散層41b,41cとを備えている。MEA41aは、電解質膜41a1と、積層方向Xに沿って電解質膜41a1の両側に配置された電極41a2,41a3とを有する。電解質膜41a1は積層方向Xから見たときに矩形状を呈する。電極41a2はアノード側電極であり、電極41a3はカソード側電極である。
アノード側セパレータ43は、MEGA41側の面に筋状の複数の燃料ガス流路45を備え、MEGA41と反対側の面に筋状の複数の冷却媒体分配流路46を備えている。カソード側セパレータ44は、MEGA30側の面に筋状の複数の酸化剤ガス流路47を備えている。
アノード側セパレータ43及びカソード側セパレータ44は、ガス遮断性及び電気伝導性を有する部材によって構成されている。これらのセパレータ43,44は、例えば、カーボン粒子を圧縮してガス不透過とした緻密質カーボン等のカーボン製部材や、プレス成形したステンレス鋼やチタン鋼などの金属部材によって形成されている。本実施形態では、アノード側セパレータ43及びカソード側セパレータ44は、チタン鋼を所定の形状にプレス成形することによってそれぞれ形成されている。
図3は燃料電池セルをアノード側セパレータ側から見た概略平面図であり、図3において破線で示すのはシールラインの中心線である。図3に示すように、アノード側セパレータ43における水平方向Zの一端縁部(図3では右側縁部)には、燃料ガス入口マニホールド43aと、冷却媒体出口マニホールド43bと、酸化剤ガス出口マニホールド43cとが鉛直方向Yに沿って上から順に配置されている。一方、アノード側セパレータ43における水平方向Zの他端縁部(図3では左側縁部)には、酸化剤ガス入口マニホールド43dと、冷却媒体入口マニホールド43eと、燃料ガス出口マニホールド43fと、が鉛直方向Yに沿って上から順に並んで配置されている。
燃料ガス用の配管2b(図1)を介して供給された燃料ガスは、燃料ガス入口マニホールド43aによって各燃料電池セル40の燃料ガス流路45(図2)に分配される。その後、燃料ガス流路45において利用されなかった燃料ガスが、燃料ガス出口マニホールド43fによって集められ、排出配管2d(図1)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。一方、酸化剤ガス用の配管3a(図1)を介して供給された酸化剤ガスは、酸化剤ガス入口マニホールド43dによって各燃料電池セル40の酸化剤ガス流路47(図2)に分配される。その後、酸化剤ガス流路47において利用されなかった酸化剤ガスが酸化剤ガス出口マニホールド43cによって集められ、排出配管3b(図1)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。
また、冷却媒体入口マニホールド43eと、冷却媒体分配流路46と、冷却媒体出口マニホールド43bとは、互いに連通して、冷却媒体流路110を構成する。冷却媒体用の配管4a(図1)を介して供給された冷却媒体は、冷却媒体入口マニホールド43eによって、各燃料電池セル40の冷却媒体分配流路46に分配される。その後、冷却媒体は、冷却媒体出口マニホールド43bによって集められ、配管4c(図1)を介して燃料電池スタック100の外部に排出される。
各マニホールド43a〜43fの開口は、それぞれ矩形状を呈する。なお、カソード側セパレータ44及び樹脂枠42にも同様の形状のマニホールドが設けられている。そして、アノード側セパレータ43、カソード側セパレータ44及び樹脂枠42にそれぞれ設けられた各マニホールド43a〜43fは、燃料電池スタック100内を積層方向Xに貫通する流路を形成する。
図4は図3のA−A線に沿う模式断面図である。図4に示すように、樹脂枠42は、中間位置に配置されたコア層421と、該コア層421を挟む一対の接着層とを有する。この一対の接着層は、コア層421の表面に配置された第1接着層422、コア層421の裏面に配置された第2接着層423である。そして、第1接着層422はアノード側セパレータ43に面し、第2接着層423はカソード側セパレータ44に面している。
第1接着層422及び第2接着層423に用いられる接着材料として、シランカップリング剤が配合されたポリプロピレンやポリエチレン、ポリオレフィンに官能基を導入した変性ポリオレフィン等の熱可塑性樹脂であっても良く、或いはポリイソブチレンやエポキシ樹脂等の熱硬化性樹脂であっても良い。なお、本実施形態では、第1接着層422及び第2接着層423の接着材料は、それぞれ熱硬化性樹脂である。
コア層421は、熱可塑性樹脂によって形成されている。このコア層421は、例えば、ポリエチレンナフタレーン(PEN)やポリプロピレンによって形成される。コア層421は、第1接着層422にアノード側セパレータ43、及び第2接着層423にカソード側セパレータ44をそれぞれ接着する接着過程における温度(すなわち、セル化温度)において、第1接着層422及び第2接着層423よりも融点が高く設定されている。
図4に示すように、アノード側セパレータ43における樹脂枠42に対向する領域のうちの一部には、該樹脂枠42と当接して一体化された凸部431が形成されている。具体的には、凸部431は、断面台形状を呈しており、樹脂枠42に向かって突出している。この凸部431は、先端面431aが樹脂枠42のコア層421と当接した状態で、樹脂枠42の第1接着層422にめり込んでおり、樹脂枠42と一体的に形成されている。
同様に、カソード側セパレータ44における樹脂枠42に対向する領域のうちの一部には、該樹脂枠42と当接して一体化された凸部441が形成されている。凸部441は、断面台形状を呈しており、樹脂枠42に向かって突出している。この凸部441は、先端面441aが樹脂枠42のコア層421と当接した状態で、樹脂枠42の第2接着層423にめり込んでおり、樹脂枠42と一体的に形成されている。
アノード側セパレータ43の凸部431とカソード側セパレータ44の凸部441とは、樹脂枠42を挟んで積層方向Xに対称に配置されている。そして、凸部431,441は、各マニホールド43a〜43fに沿って連なるように形成されている。換言すれば、凸部431,441は、各マニホールド43a〜43fに沿って途切れることなく連続して形成されている。
図4に示すように、樹脂枠42のコア層421における凸部431,441に対向する領域のうちの一部には、コア層421を貫通する貫通孔421aが形成されている。そして、貫通孔421aには、第1接着層422及び第2接着層423と同じ接着材料が充填されている。積層方向Xにおいて、貫通孔421aの一端はアノード側セパレータ43の凸部431によって塞がれており、貫通孔421aの他端はカソード側セパレータ44の凸部441によって塞がれている。すなわち、アノード側セパレータ43の凸部431とカソード側セパレータ44の凸部441とは、貫通孔421a内に充填された接着材料によって互いに接着されている。なお、図4中のLはセパレータと樹脂枠とのシールラインである。
アノード側セパレータ43、樹脂枠42及びカソード側セパレータ44は、例えば図5に示す方法で接着することができる。まず、凸部431が設けられたアノード側セパレータ43、凸部441が設けられたカソード側セパレータ44、貫通孔421aが設けられた樹脂枠42をそれぞれ用意する。このとき、貫通孔421aには、第1接着層422及び第2接着層423と同じ接着材料が充填される。
次に、図5(a)に示すように、積層方向Xに沿ってアノード側セパレータ43、樹脂枠42及びカソード側セパレータ44の順にこれらの部品を配置する。このとき、アノード側セパレータ43の凸部431の先端面431aが貫通孔421aの一端(図5(a)では上端)と対向するように、アノード側セパレータ43と樹脂枠42との位置合わせを行う。同様に、カソード側セパレータ44の凸部441の先端面441aが貫通孔421aの他端(図5(a)では下端)と対向するように、カソード側セパレータ44と樹脂枠42との位置合わせを行う。
そして、図5(a)に示す予定されるシールラインLにおいて、樹脂枠42の水平方向Zの両端部はコア層421及び第1接着層422、第2接着層423を有する3層構造となっており、これらの両端部間の中間部分は第1接着層422と第2接着層423とを含む接着層のみの単層構造となっている。
続いて、図示しないホットプレス機を用いて所定の荷重Fでアノード側セパレータ43及びカソード側セパレータ44を樹脂枠42に押圧しながら、樹脂枠42の第1接着層422及び第2接着層423の一部を加熱してこれらの接着層を構成する接着材料を溶融させる。このとき、セル化温度を第1接着層422及び第2接着層423に用いられた接着材料の溶融温度よりも高く、且つコア層421に用いられた材料の溶融温度よりも低く設定されている。このため、第1接着層422及び第2接着層423の接着材料が溶融し軟化するが、コア層421は溶融しない。
第1接着層422及び第2接着層423の接着材料が溶融し軟化すると、アノード側セパレータ43の凸部431は、第1接着層422の内部に徐々に押し込まれる。そして、凸部431の先端面431aがコア層421と当接するまで、アノード側セパレータ43は第1接着層422の内部に押し続けられる。同様に、カソード側セパレータ44の凸部441は、第2接着層423の内部に押し込まれる。そして、凸部441の先端面441aがコア層421と当接するまで、カソード側セパレータ44は第2接着層423の内部に押し続けられる。
次に、第1接着層422及び第2接着層423の接着材料を硬化させることで、アノード側セパレータ43及びカソード側セパレータ44を樹脂枠42と接着させる。これによって、アノード側セパレータ43の凸部431及びカソード側セパレータ44の凸部441は、それぞれ樹脂枠42と一体化される。
本実施形態の燃料電池セル40では、アノード側セパレータ43における樹脂枠42に対向する領域のうちの一部に樹脂枠42と当接して一体化された凸部431と、カソード側セパレータ44における樹脂枠42に対向する領域のうちの一部に樹脂枠42と当接して一体化された凸部441とがそれぞれ形成されている。樹脂枠42のコア層421における凸部431,441に対向する領域のうちの一部に貫通孔421aが形成されており、該貫通孔421aに第1接着層422及び第2接着層423と同じ接着材料が充填されている。このため、セパレータ43,44の押圧時に凸部431,441によって接着層422,423の接着材料が周囲に押し流されたとしても、セパレータ43,44の凸部431,441が貫通孔421aに充填された接着材料によって樹脂枠42と接着される。
そして、凸部431,441の先端面431a,441aのうち、貫通孔421aに接する部分は、貫通孔421aに充填された接着材料によって接着されるので、従来のように先端部における接着層との接着部分の厚みが薄くなるのを防止することができる。その結果、セパレータ43,44と接着層422,423との接着部分の厚みの不均一を抑制し、セパレータ43,44と接着層422,423との接着性を確保することができる。
また、上述したように予定されるシールラインLにおいて、樹脂枠42における水平方向Zの両端部はコア層421及び第1接着層422、第2接着層423を有する3層構造、両端部間の中間部分は第1接着層422と第2接着層423とを含む接着層のみの単層構造となっている。このため、セル化によって一体的に形成された樹脂枠42及びアノード側セパレータ43、カソード側セパレータ44では、仮にセル化時に接着層422,423がセパレータ43,44の押圧で押し潰されても、セルとして必要な厚みは上記3層構造のコア層421で確保でき、且つ上記単層構造で接着性(シール性ともいう)を確保することができる。その結果、セルとしての厚さ品質の確保及び接着性の両立を図ることができる。
更に、本実施形態の燃料電池セル40によれば、樹脂枠42のコア層421に貫通孔421aを設けるだけでセパレータ43,44と接着層422,423との接着性を確保できるので、従来技術と比べて燃料電池セル40の製造が簡単になる。
以上、本発明の実施形態について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱しない範囲で、種々の設計変更を行うことができるものである。
1 燃料電池システム
2 水素タンク
3 エアポンプ
4 ラジエータ
40 燃料電池セル
41 MEGA(膜電極ガス拡散層接合体)
42 樹脂枠
43 アノード側セパレータ
44 カソード側セパレータ
45 燃料ガス流路
46 冷却媒体分配流路
47 酸化剤ガス流路
421 コア層
421a 貫通孔
422 第1接着層
423 第2接着層
431,441 凸部
431a,441a 先端面

Claims (1)

  1. 膜電極ガス拡散層接合体と、
    前記膜電極ガス拡散層接合体の外周に配置されるとともに、コア層と該コア層を挟む一対の接着層とを有する樹脂枠と、
    前記膜電極ガス拡散層接合体及び前記樹脂枠を挟持する一対のセパレータと、
    を備える燃料電池セルであって、
    各セパレータにおける前記樹脂枠に対向する領域のうちの一部には、前記樹脂枠と当接して一体化された凸部が形成されており、
    前記樹脂枠の前記コア層における前記凸部に対向する領域のうちの一部には、前記コア層を貫通する貫通孔が形成されており、
    前記貫通孔には、前記接着層と同じ接着材料が充填されていることを特徴とする燃料電池セル。
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