JP2024030358A - 光センサ、および、その製造方法 - Google Patents

光センサ、および、その製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】開口に接着された光学フィルムを備えながら、歩留まりよく製造することのできるトナー量測定用の光センサを提供する。【解決手段】ハウジング20内に、発光素子、第1受光素子および第2受光素子を有する。光センサは、発光素子からの光を、トナーが付着した対象物に照射し、対象物からの反射光を第1受光素子および第2受光素子で受光する。ハウジングには、発光素子から対象物に照射する光および反射光をそれぞれ通過させる2以上の開口が備えられている。ハウジングには、2以上の開口の周囲に凹部が設けられ、凹部内には、開口を覆うように光学フィルムが貼り付けられている。光学フィルムの端面は、上端が光学フィルムの中心寄りに位置するように傾斜し、かつ、光学フィルムの上面の縁であるリム部は、盛り上がった形状である。【選択図】図1

Description

本発明は、トナー量を検出する光センサに関する。
感光ドラムに形成した静電像にトナーを付着させた後、トナーを紙に転写して印刷を行うプリンタやコピー機等の印刷装置は、感光ドラムから紙に転写されるトナーの量が、印刷品質に影響する。そのため、感光ドラムに付着しているトナー、または、感光ドラムからトナーを受け取って紙まで運搬する転写ベルトに付着しているトナーの量を検出するために、特許文献1~4のようなトナー量測定センサが用いられる。
特許文献1のトナー量測定センサは、回路基板に発光素子と2つの受光素子を近接させて並べて配置された構成であり、発光素子から感光ドラムに光を照射し、感光ドラムおよび感光ドラム表面のトナーから反射光を2つの受光素子により受光する。発光素子と受光素子とを覆うように箱型のホルダが配置され、箱型のホルダには、発光素子と、2つの受光素子に対向する位置に、丸型と長方形の開口がそれぞれ備えている。これらの開口には、発光素子と2つの受光素子にそれぞれ対向するように3枚の四角形の偏光板が、偏光方向が交互に直交するように並べられて固定されている。
偏光板は、発光素子が出射した光を直線偏光にして感光ドラムおよびトナーに照射し、反射光は、それぞれ偏光方向が直交する偏光板を通過して2つの受光素子に到達する。これにより、2つの受光素子は、反射光のP偏光とS偏光をそれぞれ受光する。
感光ドラムからの反射光は、発光素子から照射された直線偏光をほぼ維持しているのに対し、トナーからの反射光は、散乱光であるため、発光素子から照射された直線偏光に直交する偏光成分を含む。よって、特許文献1のトナー量測定センサは、2つの受光素子が検出したP偏光とS偏光の比から、トナー量を検出することができる。
一方、特許文献2~4のトナー量測定センサは、特許文献1と同様に発光素子と2つの受光素子を回路基板に並べて配置した構成であるが、偏光板は用いず2つの導光路が設けられている。発光素子から照射された光のうち、転写ベルトにより正反射された光を第1の導光路により一方の受光素子に導いて受光させ、転写ベルトのトナーにより乱反射された光を第2の導光路により他方の受光素子に導いて受光させる。
第1および第2の導光路は、発光素子および受光素子を覆うように配置された箱型のハウジングの開口と、箱型の部材の内部に配置された分離部材とによって形成されている。
箱形のハウジングの開口は、特許文献2のセンサでは覆われておらず、特許文献3のセンサでは、粉塵を防ぐために、透明な保護カバーにより覆われている。特許文献4のセンサでは、レンズが形成されたカバー部材により覆われている。特許文献3の保護カバーおよび特許文献3のカバー部材はいずれも、発光素子と受光素子とを覆う箱型のハウジングの側面まで覆っている。
特開2006-208266号公報 特開2020-080437号公報 特開2018-179681号公報 特開2021-128147号公報
特許文献1のように、3枚の偏光板を用いたトナー量測定センサは、一つの偏光板のサイズが2~5mm角程度と小さく、偏光板を2~5mm角のサイズに切り出して、交互に直交するように3枚並べて固定するのが容易ではない。そのため、製造歩留まりを向上させるのが難しいという問題がある。特に、偏光板は、複数層から成るため、2~5mm角に切り出す際に、層間剥離や、端面にバリが生じやすい。端面にバリがあると、切り出した偏光板を、箱型のホルダの表面に接着する際に、バリのごみが接着面に巻き込まれたり、接着後に偏光板の表面の傷防止の保護フィルムを端から持ち上げて剥離する際に、保護フィルムの端が端面のバリに引っ掛かり、剥がすことができないことがある。また、センサの完成後に、偏光板の端面のバリが上面に突出していると、何かに引っかかって、偏光板が開口から剥がれ落ちることもある。
本発明の目的は、開口に接着された光学フィルムを備えながら、歩留まりよく製造することのできるトナー量測定用の光センサを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ハウジングと、ハウジング内に配置された、発光素子、第1受光素子および第2受光素子とを有する光センサが提供される。光センサは、発光素子からの光を、トナーが付着した対象物に照射し、対象物からの反射光を第1受光素子および第2受光素子で受光する。ハウジングには、前記発光素子から前記対象物に照射する光および前記反射光をそれぞれ通過させる2以上の開口が備えられている。ハウジングには、2以上の開口の周囲に凹部が設けられ、凹部内には、開口を覆うように光学フィルムが貼り付けられている。光学フィルムの端面は、上端が光学フィルムの中心寄りに位置するように傾斜し、かつ、光学フィルムの上面の縁であるリム部は、盛り上がった形状である。
本発明によれば、ハウジングの開口に接着された光学フィルムの端面を、上端が内側(光学フィルムの中心寄り)に位置するように傾斜させ、かつ、上面の四辺の縁を盛り上がった形状にしたことにより、表面の保護フィルムが、盛り上がった上面の縁から容易に剥離でき、歩留まりよく光センサを製造することができる。
(a)、(b)および(c)は、実施形態1の光センサ1の上面図、側面図およびA-A断面図であり、(d)は、使用時の状態を説明する図である。 (a)、(b)、(c)および(d)は、実施形態1の基板構造体10の上面図、側面図(長辺)、側面図(短辺)および、B-B断面図である。 (a)、(b)は、実施形態1のハウジング20の側面図および断面図である。 (a)、(b)および(c)は、実施形態1のハウジング20にレンズと光学フィルムを搭載した状態の上面図、側面図、および、断面図である。 実施形態1の光学フィルムの端部の拡大断面図である。 実施形態1の光センサに接続される回路基板の機能ブロックである。 実施形態1の光センサの製造工程を示すフローである。 実施形態1の光センサの製造工程で用いるフィルムの断面構造を示す図である。 (a)実施形態1の光センサの製造工程のレーザーカット工程を示す説明図であり、(b)切断後の光フィルムの形状を示す図である。 実施形態1の光センサの製造工程で切断された光フィルムの端部の断面図である。 実施形態1の光センサの製造工程において保護フィルムの剥離工程示す断面図である。 比較例1の光センサの光学フィルムの形状示す斜視図。
本発明の一実施形態のトナー量測定用の光センサについて以下に説明する。
本実施形態の光センサは、感光ドラムに形成した静電像にトナーを付着させた後、トナーを紙に転写して印刷を行うプリンタやコピー機等の印刷装置のトナー量の測定に使用される。光センサは、感光ドラム、または、感光ドラムからトナーを受け取って紙まで運搬する転写ベルトに対向するように配置される。光センサは、感光ドラム、または、感光ドラム、または、転写ベルトに対して光(例えば、赤色光)を照射し、反射光を2つの受光センサにより受光することにより、トナー量を測定する。以下、詳しく説明する。
<実施形態1>
本実施形態1のトナー量測定用の光センサ1の構成について図1~図5を用いて説明する。図1(a)、(b)および(c)は、光センサ1の上面図、側面図およびA-A断面図であり、図1(d)は、使用時の状態を説明する図である。図2(a)、(b)、(c)および(d)は、基板構造体10の上面図、側面図(長辺)、側面図(短辺)および、B-B断面図である。図3(a)、(b)は、ハウジング20の側面図および断面図である。図4(a)、(b)および(c)は、ハウジング20にレンズと光学フィルムを搭載した状態の上面図、側面図、および、断面図である。図5は、光学フィルムの端部の拡大断面図である。
図1(a)~(c)に示したように、トナー量測定用の光センサ1は、基板構造体10の上面を覆うように、直方体の箱型のハウジング20を搭載した構造である。
図1(c)および図2(a)~(c)に示すように、基板構造体10は、リードフレーム15上に、第1受光素子12、第2受光素子13、発光素子11および第3受光素子14が、この順に所定の間隔を空けて並べて搭載されている。
発光素子11は、例えば、波長600nm~950nmの赤色~近赤外線のLEDであり、第1受光素子12、第2受光素子13、および、第3受光素子14は、例えば波長600nm~950nmの赤色~近赤外線を受光可能な半導体受光素子である。
これらの素子11~14が搭載されている領域を除き、リードフレーム15は、樹脂成形体16により覆われ、基板形状に成形されている。よって、樹脂成形体16には、第1受光素子12、第2受光素子13、発光素子11および第3受光素子14が配置されている領域がそれぞれ第1~第4の凹部16a~16dになっている。なお、図2(a)では、リードフレーム15の形状を示すため、樹脂成形体16内のリードフレーム15も実線で示している。
さらに詳しく説明すると、第1~3受光素子12~14は、上面に受光部を備え、下面に第1の電極型の下面接続パッドと、上面に第2の電極型の上面接続パッドを有している。各受光素子12~14の下面接続パッドは、第1、第2、第4の凹部16a,16b,16d内のリードフレーム15の素子載置部に導電性接着剤を介して接着されている。また、各受光素子12~14の上面接続パッドは、ボンディングワイヤにより、リードフレーム15のワイヤ接続部と接続されている。
同様に、発光素子11は、第3の凹部16cの素子載置部に導電性接着材を介して接着されている。発光素子11の上面接続パッドは、ボンディングワイヤにより、リードフレーム15のワイヤ接続部と接続されている。
第1受光素子12、第2受光素子13、発光素子11および第3受光素子14にそれぞれ給電するための電極端子17a~17dが、樹脂成形体16の側面から突出している。尚、電極端子17a~17dは、樹脂成形体16から突出したリードフレーム15の一部である。
ハウジング20は、図1(a)~(c)および図3(a)、(b)に示すように、上面に、角を丸めた長方形の第1開口21、第2開口22および第3開口23がこの順に並べて形成されている。第1開口21と第2開口22の間には、第1分離壁25が配置され、第2開口22と第3開口23の間には、第2分離壁26が配置されている。また、第1開口21の外側には壁面24が配置され、第3開口の外側には壁面27が配置されている。ハウジング20および第1、第2分離壁25,26および壁面24,27は、いずれも遮光性の材質で形成されている。
ハウジング20を基板構造体10に搭載し、ツメ嵌合等により固定すると、第1、第2分離壁25,26および壁面24,27の下端は、図1(c)に示すように、それぞれ基板構造体10の樹脂成形体16も上面の一部に接する。これにより、第1受光素子12の上方には、第1開口21につながる第1空間61が形成され、第2受光素子13の上方には、第2開口22につながる第2空間62が形成され、発光素子11の上方には、第3開口23につながる第3空間63が形成される。また、第4受光素子14の上方には、第3空間63に連続する隣接空間64が形成される。ここで、第1空間61と、第2空間と、第3空間及び第4空間と、は光学的に分離された空間である。
また、ハウジング20の上面には、この後説明する第1~第3光学フィルム31~33を挿入して接着するための凹部28が形成されている。凹部28は、第1~第3光学フィルム31~33の形状に対応させた窪みである。具体的には、凹部28は、第1光学フィルム31の形状に対応する凹部28a、第2光学フィルムの形状32に対応する凹部28b、第3光学フィルム33の形状に対応する凹部28cの3つの領域を有している。
ハウジング20の側面には、発光素子11および第1~第3受光素子12~14の動作を制御する回路基板(不図示)に、ハウジング20の側面に固定するための一対の嵌合ピン29が備えられている。
図1(c)、図4(c)に示すように、ハウジング20の第1開口21、第2開口22および第3開口23にはそれぞれ、第1レンズ41、第2レンズ42および第3レンズ43がそれぞれ装着される。第1レンズ41、第2レンズ42および第3レンズ43は、いずれも上面が平面で、下面が凸形状の、例えば平凸レンズが用いられている。
第1レンズ41、第2レンズ42および第3レンズ43は、隣り合うレンズが、縁の部分のみで相互に連結された形状であり、第1分離壁25と第2分離壁26へ嵌合する穴を有しつつ、一体化されている。また、第1レンズ41、第2レンズ42および第3レンズ43は、一体成型により製造されており、光学的なばらつきが生じない構造である。
第1レンズ41の上には、第1レンズ41を覆うように第1光学フィルム31が配置され、第2レンズ42の上には、第2レンズ42を覆うように第2光学フィルム32が配置され、第3レンズ43の上には、第3レンズ43を覆うように第3光学フィルム33が配置されている。
図5に示すように、第1~第3光学フィルム31~33は、ハウジング20上面の凹部28内に配置されている。第1~第3光学フィルム31~33は、上面は、ハウジング20の上面よりも上には突出しないように、凹部28の深さが設計されているが、必ずしも突出しないようにしなくてもよい。
第1~第3光学フィルム31~33の最下層には、粘着層54が備えられている。第1光学フィルム31は、第1レンズ41の上面と、第1レンズ41のハウジング上面における長手方向の外側に位置する凹部28の底面を覆い、粘着層54により、第1レンズ41の上面と凹部28の底面とに接着されている。
第2光学フィルム32は、第2レンズ42の上面と、第2レンズ42のハウジング上面における短手方向の外側に位置する凹部28の底面を覆い、粘着層54により、第2レンズ42の上面と凹部28の底面とに接着されている。
第3光学フィルム33は、第3レンズ43の上面と、第3レンズ43のハウジング上面における長手方向の外側に位置する凹部28の底面を覆い、粘着層54により、第3レンズ43の上面と凹部28の底面とに接着されている。
このように、第1~第3光学フィルム31~33は、第1~第3レンズ41~43を覆うだけでなく、一体化している第1~第3レンズ41~43の両端を凹部28の底面に固定する部材を兼用している。
第1~第3光学フィルム31~33は、偏光フィルムであり、その偏光方向は、図1(a)に示すように、隣り合うフィルムで互いに直交するように向けられている。すなわち、第1光学フィルム31と第3光学フィルム33の偏光方向は、同じであり、第2光学フィルム32の偏光方向は、第1光学フィルム31と第3光学フィルム33の偏光方向に対して直交している。
なお、第1~第3光学フィルム31~33の偏光方向は、必ずしもカットした光学フィルムの長手方向または短手方向に揃っていなくてもよく、第1および第3光学フィルム31および33と、第2光学フィルム32とが直交していればよい。
第1~第3光学フィルム31~33の偏光フィルムは、例えば波長600nm~950nmの赤色~近赤外線の領域を透過する特性を有するものを用いる。
また、図1(a)のように、第1および第3光学フィルム31、33は、ハウジング20の長軸方向に長手方向が一致した長方形であり、第2光学フィルムは、ハウジング20の短軸方向に長手方向が一致した長方形である。これは、第1~第3光学フィルム31~33の偏光方向をその外形から見分けられるようにするために、長方形の長手方向に偏光方向を一致させているためである。また、第1~第3光学フィルム31~33は、長手方向の長さが一致している。これにより、第1~第3光学フィルム31~33をフィルムから切り出す際に、無駄を生じさせることなく、切り出すことができる。
図5に示すように、第1~第3光学フィルム31~33は、下層側から、第1フィルム51、第2フィルム52および第3フィルム53を積層した3層構造である。第1フィルム51の底面に、粘着層54が備えられている。
一例として、第2フィルム52はコア層であり、PVA(polyvinyl alcohol)から成るフィルムにより構成されている。第1フィルム51および第3フィルム53は、偏光特性をもつTAC(Triacetylcellulose)から成るフィルムにより構成されている。粘着層54は、例えば、アクリル系粘着材により形成されたゲル状である。第1~第3光学フィルム31~33の厚さ(第1~第3フィルム51~53と粘着層54を合わせた厚さ)は、約200μmである。
ここで、本実施形態では、図5のように、第1~第3光学フィルム31~33の端面を上端が下端よりも内側(第1~第3光学フィルム31~33の中心寄り)に位置するように傾斜させ、かつ、上面の四辺の縁(リム部と呼ぶ)55が盛り上がった形状であり、かつ、リム部がぶつかり合う四隅は、リム部盛り上がりの倍程度に盛り上がった形状である。盛り上がったリム部55は、断面が丸みをもった滑らかな形状である。
第1~第3光学フィルム31~33の端面の傾斜角は、12°±5°の範囲であることが好ましい。
リム部55の高さは、リム部55ではない部分の第1~第3光学フィルム31~33の上面から5~10μm程度であることが好ましい。
リム部のぶつかり合う四隅の角の高さはリム部の倍であり、10~20μm程度であることが好ましい。
また、リム部55は、第1~第3光学フィルム31~33の上面の四辺全体に形成されていることが好ましい。
このように、第1~第3光学フィルム31~33の端面を傾斜させ、かつ、上面の四辺のリム部55を盛り上がった形状にしたことにより、縁の機械強度が向上する。特に、第1~第3光学フィルム31~33の四隅は、二辺のリム部が直角に交わるため、特に機械強度が向上する。
また、断面が丸みを持った滑らかな形状であるリム部55は、組み立て時や使用時に、第1~第3光学フィルム31~33の端部が、何かに引っかかることを防止でき、光センサ1の光学フィルム31~33の製造時の歩留まりを向上させることができる。また、使用時に光学フィルム31~33の剥離や破損を防止できる。
特に、本実施形態では、リム部55も含めて、第1~第3光学フィルム31~33の上面が、凹部28の上端から突出しないように構成しているため、第1~第3光学フィルム31~33の端部が何かに引っかかることをさらに防止することができる。
また、後述する製造時において、第1~第3光学フィルム31~33の上面の保護フィルムを剥がす際に、保護フィルムの縁が、リム部55によって上方に持ち上げられているため、保護フィルムを容易にはがすことができる。これにより、製造歩留まりを向上させることができる。
また、粘着層54の端面も含めて第1~第3光学フィルム31~33の端面が傾斜していることにより、粘着層54の端面と凹部28の側面との間に隙間がある。これにより周囲の温度が上昇し、第1~第3光学フィルム31~33に熱膨張が発生した場合であっても、粘着層54の端面と凹部28の側面との間に隙間を有することによって、熱膨張により第1~第3光学フィルム31~33が凹部28内に納まりきれなくなって盛り上がることを防止でき、粘着性を維持することがきる。
また、リム部55の盛り上がりは、上面の縁のみならず、第1フィルム51,第2フィルム52および第3フィルムの界面においても、形成されていることが好ましい。これにより、第1フィルム51,第2フィルム52および第3フィルム53の接触面積が多くなり、層間剥離を防止することができる。また、機械強度がさらに向上する。
<光センサ1の使用時の動作>
上述してきた構成のトナー量測定用の光センサ1は、図1(d)に示すように、検出対象物である印刷装置の感光ドラム、または、転写ベルト71に、第1~第3光学フィルム31~33の上面が対向するように配置される。
嵌合ピン29により、光センサ1に固定される回路基板には、図6に示すように、第1~3受信部81~83と、発光制御部84と、通信部86と、演算部85が搭載されている。第1~3受信部81~83は、光センサ1の端子17a,17b,17dが接続され、発光制御部84には、光センサ1の端子17cが接続されている。また、通信部86は、上位機器と接続されている。演算部85は、光センサ1を制御する。
発光制御部84は、電極端子17cを介して発光素子11に電流を供給し、発光させる。出射された光は、第3空間63を通過して、第3開口23の第3レンズ43を通過して集光され、第3光学フィルム33を通過することによって直線偏光のプローブ光になって感光体ドラムまたは転写ベルト71に照射される。プローブ光は、パルス光であってもよいし、連続光(CW)であってもよい。
また、発光素子11から出射された光の一部は、壁面27で反射されて隣接空間64に入り、第3受光素子14によって受光される。第3受光素子14の出力は、電極端子17dを介して、第3受信部83に受信される。第3受信部83は、第3受光素子14の出力から、発光素子11の出射光量が所定の光量であるかどうかモニタする。所定の光量から外れている場合、発光制御部84は、発光素子11に供給する電流を調整する。
発光素子11から感光体ドラムまたは転写ベルト71に照射されたプローブ光のうち、感光体ドラムまたは転写ベルト71で正反射されたプローブ光は、照射されたプローブ光と同じ偏光方向である。正反射された光は、第1光学フィルム31を通過し、第1開口21の第1レンズ41により集光され、第1空間61を通って第1受光素子12により検出される。第1受光素子12の出力は、電極端子17aを介して、第1受信部81により受信される。
一方、感光体ドラムまたは転写ベルト71上のトナーにより乱反射された光は、プローブ光の偏光方向に直交する偏光成分を含む。直交する偏光成分は、光学フィルム32を通過し、第2開口22の第2レンズ42により集光され、第2空間62を通って第2受光素子13により検出される。第2受光素子13の出力は、電極端子17bを介して、第2受信部82により受信される。
乱反射光の量は、感光体ドラムまたは転写ベルトの表面のトナーの量に応じて増減するため、回路基板内の演算部85は、第1受光素子12の出力と第2受光素子13の出力の比を求めて、この比に基づいて感光体ドラムまたは転写ベルト71上のトナーの量を求めることができる。
<光センサ1の製造方法>
本実施形態の光センサ1の製造方法について、図7のフローを用いて説明する。
(ステップS1)
まず、第1~第3光学フィルム31~33となるフィルム(偏光フィルム)を図8のように用意する。図8のフィルムは、図5で説明した第1~第3光学フィルム31~33と、その下の粘着層54を含み、粘着層54の下面に支持層91が配置され、第3フィルム53の上面に保護フィルム92が備えられている。支持層91は、透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムである。保護フィルム92は、透明なPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムが使われることが多い。
用意した上記偏光フィルムを、レーザーカット装置の定盤に載置する。
(ステップS2)
レーザカット装置により、図9(a)のように、集束させたレーザー光を照射しながら第1~第3光学フィルム31~33の形状に移動させることにより、保護フィルム92から粘着層54までを図9(b)のようにレーザーカットし、第1~第3光学フィルム31~33を作製する。支持層91は、半分程度の厚さまでカット(ハーフカット)し、保護フィルム92から粘着層54までを支持層91から剥がしやすくする。
600nm~950nmの赤色~近赤外線の領域の光を透過する図8の光学フィルムに、それよりも波長の長いレーザーを照射すると、レーザー光の殆どがフィルムを透過するが、一部の光は、吸収される。この吸収光によりレーザー照射部のフィルムの材料は蒸発し、フィルムが切断される。
切断部のフィルムの材料は蒸発するが、端面は、融解(膨張)したまま冷却されるため、図9のようリム部(縁)55が盛り上がり、盛り上がったリム部55の断面は丸みをもった形状になる。
長方形にカットした第1~第3光学フィルム31~33の四隅は、融解(膨張)が2回発生するためリム部55の盛り上がり量が最も大きくなる。
切断幅(蒸発部分の幅)、側面角度、盛り上がりの程度は、レーザーの波長、パワー、オンデューティ(Duty)、ビーム径、および加工機の送り速度を調整することによって調整する。
また、リム部55の盛り上がりは、図10に示したように、上面の縁のみならず、第1フィルム51,第2フィルム52および第3フィルムの界面においても、形成されるように上記条件を調整することが好ましい。
なお、レーザーの光量が強すぎると、保護フィルム92が第3フィルム53に溶着して、保護フィルム92から剥がすことができなくなるため、レーザーパワーと発光時間(Duty)を調整して、溶着を防ぐ。
レーザーの照射条件の一例としては、以下の条件を用いることができる。
・波長:9.3μmまたは10.6μm
・スポット径:300μm
・出力(W/cm):200W
・加工機の送り速度(切断スピード):一定
・冷却ステージは使用せず、バキュームで空冷
このように、レーザーカット加工により、用意したフィルム(原反)から、第1~第3光学フィルム31~33を切り出すことにより、切出されたフィルムの間隔を数十μmのレーザーカット幅まで狭めることができる。よって、原反より切出せる第1~第3光学フィルム31~33の個片数量が、ダイサーやスライサー等と比較して多くなり、生産効率が向上する。
また、レーザーで切断することによって、ダイサー等の刃で切断する場合と比較して、粘着層54の端まで層厚が変化せず、粘着性を端面まで一様に保つことができる。
(ステップS3)
ステップS2で作成した第1~第3光学フィルム31~33に対して、端面が傾斜し、盛り上がったリム部55が形成されているかどうか、また、外形寸法が設計値の範囲内かどうか、さらに、保護フィルム92が第3フィルム53の上面に溶着しておらず剥離可能であるかどうかを、検査する。
(ステップS4)
別途用意しておいたハウジング20の開口21,22,23に、予め一体成型により作成しておいた第1、第2および第3レンズ41,42,43を装着しておく。
第1~第3光学フィルム31~33を支持層91から剥がし、第1、第2および第3レンズ41,42,43の上面に、粘着層54の粘着性により貼付ける。
具体的には、第1の光学フィルム31を、偏光方向をハウジング20の長手方向に向けて、第1レンズ41の上面と、凹部28の底面とに跨るように貼り付ける。第2の光学フィルム32をその偏光方向をハウジング20の長手方向に直交する方向に向けて、第2レンズ42の上面に貼り付ける。第3の光学フィルム33をその偏光方向をハウジング20の長方向に向けて、第3レンズ43の上面と、凹部28の底面とに跨るように貼り付ける。
ゴム板等の貼り付け治具を使用し、第1~第3光学フィルム31~33を第1、第2および第3レンズ41,42,43およびハウジング20に押し付け、貼り付けを確実にする。
(ステップS5)
ステップS4で第1~第3光学フィルム31~33を貼り付けた、ハウジング20を、オートクレーブで、所定の温度及び圧力(一例としては60℃、5気圧)で、所定時間(例えば1時間)処理する。これにより、第1~第3光学フィルム31~33と、ハウジング20およびレンズとの密着を高め、界面に含まれる気泡を抜く。
(ステップS6)
樹脂成形体16付きのリードフレーム15に、第1~第3の受光素子12~14および発光素子11を実装した後、樹脂成形体の凹部16a~16dを透光性樹脂により封止し、基板構造体10を作製しておく。
基板構造体10上に、ハウジング20を搭載し、ツメ嵌合等により固定する。
(ステップS7)
ハウジング20の第1~第3光学フィルム31~33の上面に、粘着剤付きテープを貼り付けた後、粘着剤付きテープを剥がすことにより、第1~第3光学フィルム31~33の保護フィルム92を3枚同時に剥がす。これにより、光センサ1が完成する。
このとき、本実施の形態では、図11のように、第3のフィルム53のリム部(縁)55が盛り上がった形状であるため、保護フィルム92を剥がすときにリム部55が起点となることで剥がしやすくなり、歩留まりが上がる。
特に、第3のフィルム53の四隅のリム部55は、四辺のリム部55よりもさら高く盛り上がっているため、四隅を起点とすることにより、保護フィルム92をさらに剥がしやすい。
また、本実施形態では、第1~第3光学フィルム31~33は、上面のフィルム(第3のフィルム53)の端面が、下面のフィルム(粘着層54)の端面よりも内側に位置するように傾斜しているため、粘着剤付きテープを保護フィルム92に貼りやすく、保護フィルム92を剥がしやすい。これにより、第1~第3光学フィルム31~33をハウジングから剥がす方向の力を与えにくく、第1~第3光学フィルム31~33がハウジングから剥がれにくいというメリットもある。
(ステップS8)
完成した光センサ1に対して、電気的検査、光学的検査、および、外観検査を実施する。
上述してきたように、ハウジング20の開口に接着された第1~第3光学フィルム31~33の端面を上端が内側に位置するように傾斜させ、かつ、上面の四辺の縁を盛り上がった形状にしたことにより、表面の保護フィルムが、丸く盛り上がった上面の縁から容易に剥離でき、歩留まりよく光センサを製造することができる。
なお、本実施形態では、粘着層54は、第1~第3光学フィルム31~33の底面全面に形成されているが、粘着層54を、第1~第3光学フィルム31~33の外縁部のみに形成することもできる。
粘着層54を外縁部のみに形成することにより、第1~第3光学フィルム31~33を、第1~第3レンズ41~43の上面に貼り付ける際に、第1~第3光学フィルム31~33と第1~第3レンズ41~43との間に、ゴミやほこり等が付着するのを防ぐことができる。よって、光センサ1の光学機能に不具合が生じるのを抑制できる点で好ましい。
また、本実施形態では、第1~第3光学フィルム31~33の端面は、溶融面となっているため、光センサ1に搭載して使用している間、第1~第3光学フィルム31~33の端面劣化を抑制できるという効果もある。
<比較例>
比較例として、ダイサーやスライサー等によって切断した第1~第3光学フィルム31~33の例を図12に示す。
第1~第3光学フィルム31~33は、偏光フィルムであり、複数層から成るため、2~5mm角の第1~第3光学フィルム31~33に切り出す際に、層間剥離や、端面にバリが生じる。端面にバリがあると、切り出した第1~第3光学フィルム31~33を、ハウジング20の凹部28に接着する際に、バリのごみ121が接着面に巻き込まれ、光学的悪影響を及ぼす。
また、第1~第3光学フィルム31~33の端面のバリが、ハウジング20の上面よりも上方に突出していると、何かに引っかかって、第1~第3光学フィルム31~33が開口から剥がれ落ちることもある。
また、切断面をダイサーやスライサーによって押して切るため、図12のように、保護フィルム92の端部が押し潰されて、第3フィルム53に押し付けられた形状になりやすい。保護フィルム92の端部が押しつぶされている場合、保護フィルム92を端から持ち上げて剥離する際に、保護フィルム92の端が、第3フィルム53の端面のバリに引っ掛かり、剥がすことができないことがある。
また、第1~第3光学フィルム31~33の端面のバリが、ハウジング20の上面よりも上方に突出していると、何かに引っかかって、第1~第3光学フィルム31~33が開口から剥がれ落ちることもある。
<実施形態2>
実施形態1では、第1~第3光学フィルム31~33として偏光フィルムを用い、リム部55が盛り上がった形状の第1~第3光学フィルム31~33を、ハウジング20の開口に貼り付ける構成であったが、偏光フィルムを用いない公知の光センサに、リム部55が持ち上がった光学フィルムを張り付ける構成にすることも可能である。
例えば、背景技術で説明した特許文献2~4のトナー量測定センサのように、正反射された光を第1の導光路により一方の受光素子に導いて受光させ、転写ベルトのトナーにより乱反射された光を第2の導光路により他方の受光素子に導いて受光させる構造の光センサのハウジングの開口に、実施形態1と同様に、端面が傾斜し、リム部55が持ち上がった形状の光学フィルムを貼り付けてもよい。
これにより、光学フィルムの表面の保護フィルムが、盛り上がった上面のリム部から容易に剥離でき、歩留まりよく光センサを製造することができる。
この光学フィルムの切り出しは、実施形態1のステップS2と同様の工程で行うことができる。
光学フィルムとしては、例えば、シクロオレフィンポリマーを用いることができる。
なお、実施形態2の構成の場合、開口の数は、3つに限らず、2つのみあってもよい。開口が2つの場合、一方は、発光素子から出射された光を通過させ、他方は、転写ベルト等の対象物からの反射光を通過させ、ハウジングの内部で2つの経路にわけて、2つの受光素子に導く構成とする。
上述してきた本実施形態の光センサの光学フィルムの切り出し方法(図7のステップS2)は、OA(Office Automation)業界向けCTDセンサ(カラートナーデンシティセンサ)など、フィルム基材が高価でかつフィルム外形寸法が小面積な光センサに好適に使用できる。
1 光センサ
10 基板構造体
11 発光素子
12 第1受光素子
13 第2受光素子
14 第3受光素子
15 リードフレーム
16 樹脂成形体
16a 凹部
16b 凹部
16c 凹部
16d 凹部
17a 電極端子
17b 電極端子
17c 電極端子
17d 電極端子
20 ハウジング
21 第1開口
22 第2開口
23 第3開口
24 壁面
25 第1分離壁
26 第2分離壁
27 壁面
28 凹部
29 嵌合ピン
31 第1光学フィルム
32 第2光学フィルム
33 第3光学フィルム
41 第1レンズ
42 第2レンズ
43 第3レンズ
51 第1フィルム
52 第2フィルム
53 第3フィルム
54 粘着層
55 リム部
61 第1空間
62 第2空間
63 第3空間
64 隣接空間
71 感光体ドラムまたは転写ベルト
81 第1受信部
82 第2受信部
83 第3受信部
84 発光制御部
85 演算部
86 通信部
91 支持層
92 保護フィルム

Claims (7)

  1. ハウジングと、前記ハウジング内に配置された、発光素子、第1受光素子および第2受光素子とを有し、
    前記発光素子からの光を、トナーが付着した対象物に照射し、前記対象物からの反射光を前記第1受光素子および第2受光素子で受光し、
    前記ハウジングには、前記発光素子から前記対象物に照射する光および前記反射光をそれぞれ通過させる2以上の開口が備えられ、
    前記ハウジングには、前記2以上の開口の周囲に凹部が設けられ、
    前記凹部内には、前記開口を覆うように光学フィルムが貼り付けられており、
    前記光学フィルムの端面は、上端が前記光学フィルムの中心寄りに位置するように傾斜し、かつ、前記光学フィルムの上面の縁であるリム部は、盛り上がった形状であることを特徴とする光センサ。
  2. 請求項1に記載の光センサであって、前記開口は、前記反射光を前記第1受光素子に導く第1開口と、前記反射光を前記第2受光素子に導く第2開口と、前記発光素子から前記対象物へ照射する光を通過させる第3開口とを含み、
    前記第1開口、第2開口、および、第3開口は、この順で並べられて前記ハウジングに設けられており、
    前記第1開口、第2開口、および、第3開口には、それぞれ第1レンズ、第2レンズ、および、第3レンズが装着され、
    前記第1レンズ、第2レンズ、および、第3レンズは、縁部が連結されて、一体化されており、
    前記光学フィルムは、前記第1レンズ、第2レンズ、および、第3レンズの上面に貼り付けられ、前記第1開口、第2開口、および、第3開口を覆うとともに、前記第1レンズ、第2レンズ、および、第3レンズのうち両端に位置するレンズに貼り付けられた前記光学フィルムの一部は、前記ハウジングの前記凹部の底面にも貼り付けられ、前記光学フィルムは、一体化された前記第1レンズ、第2レンズ、および、第3レンズを前記ハウジングに固定する部材を兼用していることを特徴とする光センサ。
  3. 請求項2に記載の光センサであって、前記光学フィルムは、複数層構造の偏光フィルムであり、
    前記第1開口を覆っている光学フィルムの偏光方向は、前記第2開口を覆っている光学フィルムの偏光方向と交差していることを特徴とする光センサ。
  4. 請求項3に記載の光センサであって、前記光学フィルムは、前記第1レンズ、第2レンズ、および、第3レンズの上面にそれぞれ貼り付けられ、第1光学フィルム、第2光学フィルム、および、第3光学フィルムを含み、
    第1光学フィルム、第2光学フィルム、および、第3光学フィルムのうち、隣り合うものは、偏光方向が互いに直交していることを特徴とする光センサ。
  5. 請求項1に記載の光センサであって、前記光学フィルムは、上面が、前記リム部を含めて、前記ハウジングの上面から突出していないことを特徴とする光センサ。
  6. 請求項1に記載の光センサであって、前記光学フィルムは、複数層を積層した構造であり、前記上面の縁であるリム部が盛り上がった形状であるだけでなく、前記複数層の層間においても、各層の縁が盛り上がっていることを特徴とする光センサ。
  7. 請求項1に記載の光センサの製造方法であって、前記光学フィルムを、レーザーにより所定のサイズに切り出すステップを含み、
    前記ステップにおいて、前記光学フィルムの切り出される端面の縁が、膨張したまま冷却されて盛り上がり、盛り上がった形状の前記リム部を形成するように前記レーザーの少なくともパワーを設定することを特徴とする光センサの製造方法。
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