JP2024024970A - 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができる情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】情報処理装置は、配信者の動画を第1ユーザの端末に配信する動画配信部と、第1ユーザから配信者へ贈るギフトの選択を受け付けた場合、ギフトの対価を第1ユーザと、1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御するギフト制御部とを有する。【選択図】図18

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムに関する。
配信ユーザの映像コンテンツを配信し、配信された映像コンテンツを視聴ユーザが視聴する際に、視聴ユーザが、映像コンテンツ内で表示可能なオブジェクトをギフトとして配信ユーザに付与(贈与)することは、既に知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のシステムでは、配信ユーザのアバターを表示する映像コンテンツが配信され、視聴ユーザは、それぞれ対価が設定された複数のギフトの中から配信ユーザに対して贈るギフトを選択することができる。
特開2021-051578号公報
しかしながら、様々な価格帯のギフトが用意されている場合であっても、資金に余裕がないユーザにとっては高価なギフトを贈るという選択肢がなかった。
そこで、本発明の目的の一つは、資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができるようにすることである。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、配信者の動画を第1ユーザの端末に配信する動画配信部と、第1ユーザから配信者へ贈るギフトの選択を受け付けた場合、ギフトの対価を第1ユーザと、1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御するギフト制御部とを有する。
本発明の一態様によれば、資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができる。
本発明の一つの実施形態に係る情報処理装置を含む映像配信システムの概念図である。 映像コンテンツ表示画面の一例を示す図である。 ギフト選択画面の一例を示す図である。 条件設定画面の一例を示す図である。 参加募集画面の一例を示す図である。 支払設定画面の一例を示す図である。 参加募集画面の一例を示す図であり、募集情報が更新された他の画面例を示す図である。 映像コンテンツ表示画面の一例を示す図であり、ギフトが付与された状態の画面例を示す図である。 ユーザ端末のハードウェア構成を示す図である。 サーバのハードウェア構成を示す図である。 ユーザ情報を示す図である。 配信ユーザ情報を示す図である。 アバター情報を示す図である。 視聴ユーザ情報を示す図である。 オブジェクト情報を示す図である。 配信ユーザのユーザ端末の機能についての説明図である。 視聴ユーザのユーザ端末の機能についての説明図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理装置の機能についての説明図である。 本発明の一つの実施形態に係る情報処理フローを示す図である。 共同負担処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明の情報処理装置、情報処理方法、及びプログラムについて、具体的な実施形態を挙げて、添付の図面を参照しながら説明する。なお、以下では、説明上の便宜から、GUI(Graphic User Interface)の観点で説明する場合がある。ただし、その内容を実現するための基礎的なデータ処理技術(通信/伝送技術、データ取得技術、データ記録技術、データ加工/解析技術、画像処理技術、及び可視化技術等)は、公知の技術であるため、それに関する説明については省略することとする。
また、本明細書において、「ユーザ」は、本発明の情報処理装置の機能を利用する者であり、詳しくは、所定の機器を操作することで、本発明の情報処理装置の機能がもたらす恩恵(サービス)を享受することができる。所定の機器は、ユーザが所有する機器(例えば、後述のユーザ端末12)でもよいし、店舗等に設置された機器であって、ユーザが所有していないものの店舗等に来店した際に暗証番号やパスワード等を入力したり、あるいは入金等したりすることで利用可能な端末やコンピュータであってもよい。
<本発明の概要>
本発明は、映像コンテンツの配信、表示、及びこれらに付随する内容についての情報処理技術である。本発明の一つの実施形態(以下、本実施形態という)に係る情報処理装置は、サーバ10により構成され、図1に示すように、ユーザ端末12と共に映像配信システムSを構築する。ユーザは、映像配信システムSを通じて、映像コンテンツを他のユーザに配信することができ、他のユーザは、配信された映像をユーザ端末12にて視聴することができる。なお、図1では、図示の便宜上、ユーザ端末12の台数が3台であるが、実際には、情報処理装置の機能を利用するユーザの人数に応じた台数のユーザ端末12が存在する。
以下、映像コンテンツの配信者である配信元のユーザを「配信ユーザ」と呼び、配信された映像コンテンツを視聴する視聴者であるユーザを「視聴ユーザ」と呼び、これらを区別しない場合には単に「ユーザ」と呼ぶこととする。ちなみに、配信ユーザは、自身が映像コンテンツを配信していない場合には、他の配信ユーザが配信する動画を視聴する視聴ユーザにもなり得る。また、配信ユーザは、映像コンテンツを配信する期間中、その映像コンテンツを自分のユーザ端末12にて視聴(確認)することができる。
視聴ユーザは、任意の配信ユーザをお気に入り登録することもできる。お気に入り登録は、視聴ユーザが登録相手とする配信ユーザを指定し、その配信ユーザに対して登録要求を行うことで実施される。また、視聴ユーザ同士又は視聴ユーザと配信ユーザとの間には、所定の条件を満たした場合に所定関係(フレンド関係)が成立するようにしてもよい。フレンド関係は、一方のユーザからの申請に他方のユーザが承諾することで成立する。申請可能な相手となるユーザは、特に限定されないが、視聴ユーザが視聴している映像コンテンツの配信ユーザの登録者、すなわち、その配信ユーザをお気に入り登録している視聴ユーザに限定してもよい。
映像コンテンツ(本発明の動画に相当)は、映像データ及び音声データを含むコンテンツ(詳しくは、電子データ)であり、配信ユーザの映像コンテンツである。ここで、配信ユーザの映像コンテンツとは、例えば、配信ユーザの配信操作に基づいて作成されるコンテンツである。配信操作とは、配信ユーザのユーザ端末12にインストールされたコンテンツ配信用のプログラムを起動する等、映像コンテンツの作成及び配信に必要な一連の操作である。配信操作には、配信ユーザがユーザ端末12に搭載されたカメラで自分を撮影する操作、及び、自分の発声音又は歌唱等をユーザ端末12に搭載されたマイクによって収音する操作等が含まれる。撮影操作及び収音操作等については、配信ユーザの依頼に応じて他の者(例えば、配信ユーザの協力者等)が代行してもよい。
サーバ10は、通信ネットワークNを介して、配信ユーザのユーザ端末12から映像コンテンツを取得すると共に、コンテンツ配信先となる視聴ユーザを特定し、特定された視聴ユーザに上記の映像コンテンツを配信する。コンテンツ配信先として特定される視聴ユーザは、自分のユーザ端末12にインストールされたコンテンツ視聴用のプログラムを起動し、コンテンツ配信元である配信ユーザを指定する。サーバ10は、各視聴ユーザのユーザ端末12に向けて、各視聴ユーザが指定した配信ユーザから取得した映像コンテンツを送信する。
本実施形態において、サーバ10は、配信ユーザから取得した映像コンテンツを即時に視聴ユーザに配信する。これにより、視聴ユーザは、配信された映像コンテンツを実質的にリアルタイムで視聴することができる。つまり、本実施形態における映像コンテンツの配信方式は、ライブ配信方式である。ライブ配信は、HTTP Live Streaming、Common Media Application Format、Web Real-Time Communications、Real-Time Messasing Protocol及びMPEG DASH等の既存のライブ配信技術を用いて実現されるとよい。
なお、ライブ配信は、映像コンテンツ(詳しくは、映像コンテンツ中の各時点の要素画像)が配信ユーザ側から送信された際に、視聴ユーザが所定の遅延をもって当該映像コンテンツを視聴可能な配信方式を含む。遅延に関して言うと、少なくとも、配信ユーザと視聴ユーザとのやりとりが成立する程度の大きさの遅延は許容される。他方、ライブ配信は、映像コンテンツを一旦サーバ10に保存してから任意のタイミングで視聴ユーザからの要求に応じて当該映像コンテンツをサーバ10から視聴ユーザに配信するオンデマンド方式の配信とは区別される。ただし、本発明は、オンデマンド方式での映像コンテンツの配信にも適用可能である。
ここで、図2を参照して、配信された映像コンテンツが表示される画面(映像コンテンツ表示画面)について説明する。図2に示すように、映像コンテンツ表示画面は、後述する配信者のアバターAが背景画像や背景音楽等と共に表示されるアバター表示領域51、視聴ユーザと配信ユーザ、及び視聴ユーザ同士がコミュニケーションを取ることが可能なメッセージ表示領域52、及び、視聴ユーザ又は配信ユーザがメッセージ表示領域52に表示させるコメント、絵文字、画像、動画若しくは音声等のメッセージを入力するためのメッセージ入力欄53等を有する。視聴ユーザがメッセージ入力欄53から入力したメッセージは、メッセージ表示領域52に投稿したタイミングに従って下から上に向かって順次表示され、古いメッセージは、時間の経過と共にメッセージ表示領域52の上方へ流れていく。
映像コンテンツ表示画面は、配信ユーザ及び上記の通り特定された視聴ユーザのユーザ端末12に表示される。ただし、メッセージ表示領域52等は、視聴ユーザと配信ユーザに同様の画面が表示されていてもよいし、配信ユーザと視聴ユーザのそれぞれに対して、配信ユーザ専用又は視聴ユーザ専用の画面が表示されてもよい。また、ユーザごとに一部非表示にしたり、表示される大きさを変更したりする等のカスタマイズができてもよい。
本実施形態において、映像コンテンツは、図2に示すように、配信ユーザのアバターAを表示する映像コンテンツ、つまり、アバターAのアニメーション動画である。映像コンテンツにおいて、アバターAは、主要な表示オブジェクトであり、アバターAと共に音声、音楽、静止画等が映像コンテンツ中にさらに加えられてもよい。ただし、これに限定されず、音声、音楽、又は静止画等を主要な配信コンテンツとし、これらのコンテンツと共に、アバターAがコンテンツの解説役又は進行役等のキャラクタとして表示されてもよい。
アバターAは、例えば人又はキャラクタ等を模した仮想オブジェクトであり、配信ユーザによって作成される。アバターの作成手順については、公知であるため、詳しい説明を省略するが、例えば、アバターを構成する複数の部位(パーツ)の各々について、一つ以上のパーツ素材を含むパーツ素材候補群から一つのパーツ素材を部位ごとに選定し、各部位のパーツ素材を組み合わせることでアバターを作成すればよい。
本実施形態に係るアバターAは、例えば人型のアバターであり、少なくとも頭、顔、首、肩、胴、腕、手、腰、脚、及び足等の部位を含む。また、映像コンテンツにおいて、アバターAは、配信ユーザの配信操作に基づいて動き、具体的には、撮影された配信ユーザの体の動きに連動して動き、配信ユーザの表情に応じた表情を表し、配信ユーザの発声音又は歌唱に応じた音声を発する。
また、アバターAの各部位には、衣服及び装飾品等のような装着オブジェクトを装着することができ、映像コンテンツでは、装着オブジェクトが装着された状態のアバターを表示することができる。つまり、配信ユーザは、装着オブジェクトを使用(具体的には、アバターに装着)することができ、その場合には、アバターAに装着オブジェクトを重畳させた映像コンテンツが配信される。
装着オブジェクトは、アバターAにおける装着可能な部位(以下、装着部位という)が予め決められており、装着部位を示す情報である部位情報を含む。装着オブジェクトが使用されると、部位情報が示す装着部位に当該装着オブジェクトが装着された状態のアバターAの映像コンテンツが作成される。また、映像コンテンツにおいて、装着オブジェクトは、アバターAの各部位の動き(変位)に追従し、装着オブジェクトが衣服であれば、その装着部位の動きに合わせて変形したり、又は変位したりする。
アバターAを構成する髪型及びスキン等のパーツ素材、アバターAに装着する衣服及び装飾品等の装着オブジェクト、並びに、アバターAと共に表示したり流したりする背景画(静止画及び動画を含む)又は背景音楽等の各オブジェクトは、課金等によって入手することができてもよく、また、後述するギフトの対象としてもよい。例えば、ユーザは、所定の手続きを行って上記のオブジェクトの対価を負担して購入し、購入したオブジェクトを所持することができる。ここで、所持とは、オブジェクトを映像コンテンツ内で使用できる状態で所有することを意味し、詳しくは、オブジェクトのデータが、その所持者であるユーザのID等と関連付けられて、当該ユーザが使用可能な状態で記憶されることである。
また、オブジェクトの購入手続きは、映像コンテンツの配信用又は視聴用のプログラムを起動し、当該プログラムの機能を通じて実施することができる。オブジェクトの購入手順については、後述する「ギフトの付与」の項で説明することとする。また、オブジェクトの購入に伴う決済処理(対価の支払いに係る一連の情報処理)については、通常の課金処理と同様であり、公知であるため、説明を省略することとする。
<ギフトの付与>
次に、視聴ユーザが配信ユーザに対してギフトを付与(贈与)する手順について説明する。
視聴ユーザは、例えば、ユーザ端末12にて映像コンテンツを視聴している間に自ら選択したギフトの対価を負担してそのギフトを購入し、購入したギフトを配信ユーザに贈ることができる。具体的に説明すると、図2に示すように、映像コンテンツ表示画面には、ギフトボタン61が設けられており、視聴ユーザがギフトボタン61をタッチすると、図3に示すように、映像コンテンツ表示画面上にギフト選択画面G1が表示される。なお、本実施形態では、ギフト選択画面G1は、映像コンテンツ表示画面の一部領域に表示されることとするが、これに限定されない。また、視聴ユーザから配信ユーザに贈ることができるギフトは、映像コンテンツを視聴している間に購入したギフトに限らず、視聴ユーザが既に所持しているオブジェクトを、映像コンテンツの視聴中の任意のタイミングで配信ユーザにギフトとして付与することもできる。
ギフト選択画面G1には、視聴ユーザが購入可能なギフト、すなわち、視聴ユーザから配信ユーザに対して付与可能なギフトの情報(ギフト情報)の一部がギフトごとに掲載されている。それぞれのギフト情報は、ギフトの名称、購入金額(対価)、及び付帯情報等を含み、付帯情報には、ギフト出品者に関する情報(例えば、ブランド情報等)、仕様(例えば、スキン、装着オブジェクト、背景画及び背景音楽等のオブジェクトの種別を示す情報等)、及び、これまでの販売数(売れ行き)等が含まれ得る。なお、本実施形態では、ギフト選択画面G1上には、ギフトの名称と購入金額とが表示されており、ギフトの付帯情報は、視聴ユーザがギフト情報を選択する操作(例えば、図3中、該当するギフトに対応するチェックボックスをタッチする操作)を行った場合に表示される。
なお、ギフト選択画面G1に表示されるギフトは、配信ユーザごとに設定されていてもよく、例えば、その時点において、配信ユーザにとって未所持のオブジェクトがギフトの候補としてギフト選択画面G1に掲載されていてもよい。また、配信ユーザから自身の好みに関する嗜好情報を受け付けた場合は、ギフト選択画面G1に掲載されるギフトの情報を更新し、嗜好情報に対応するギフト、すなわち、配信ユーザによって指定されたり、配信ユーザのプロフィールに基づいて自動的に選択されたりしたギフトの情報を優先的に表示してもよい。例えば、配信ユーザが所望する該当ギフトを大きく表示したりリストの上位に表示したりすることによって、配信ユーザの嗜好情報に対応するギフトであることが目立つように、視聴ユーザが識別可能な状態で表示してもよい。
ギフト選択画面G1おける各ギフト情報は選択可能に表示され、視聴ユーザは、該当するギフトに対応するチェックボックスをタッチする操作を行って任意のギフトを指定し、付与方法を選択する。本実施形態では、視聴ユーザは、1人でギフトの対価を全額負担して配信ユーザに贈ることもできるし、複数人の視聴ユーザでギフトの対価を共同負担して配信ユーザに贈ることもできる(共同贈与)。一人で対価を全額負担する場合、視聴ユーザは、ギフト選択画面G1上に表示されている単独贈与ボタン62をタッチする操作を行う。一方、対価を共同負担する場合、視聴ユーザは、ギフト選択画面上に表示されている共同贈与ボタン63をタッチする操作を行う。
以下では、配信ユーザに付与するギフトを選択してそのギフトの対価の共同負担を他のユーザに呼び掛けて参加者を募集する視聴ユーザを「第1ユーザ」、ギフトの対価の共同負担に参加した1以上の他のユーザを「第2ユーザ」として説明する。第2ユーザは、第1ユーザ以外の他のユーザであって、第1ユーザが視聴中の映像コンテンツと同じ映像コンテンツを視聴している他のユーザが含まれる。また、第2ユーザは、第1ユーザをお気に入り登録しているユーザであってもよいし、配信ユーザのコンテンツを視聴するユーザであって、第1ユーザとフレンド関係にあるユーザであってもよい。なお、配信ユーザが、自身が配信している映像コンテンツを見て、その映像コンテンツに自らギフトを贈るケースも考えられる。よって、配信ユーザも、第1ユーザ及び/又は第2ユーザに含まれてもよい。
視聴ユーザ(第1ユーザ)が共同贈与ボタン63をタッチすると、ギフト選択画面G1から図4に示す条件設定画面G2に画面が遷移する。条件設定画面G2は、第1ユーザが、ギフトの対価の共同負担に他のユーザが参加するための募集条件を設定する画面である。例えば、第1ユーザは、一口当たりの金額(ユーザ1人当たりの最低負担額)、募集口数(ギフトの対価を一口当たりの金額で割った数)、及び、募集人数(最大で何人まで募集するかを示す数)等を設定する。本実施形態では、上記募集条件は、第1ユーザの入力に基づいて決定されることとするが、ギフトの種類や対価に応じて自動的に設定されてもよいし、一口当たりの金額等は、全て一律の金額が自動的に設定されてもよい。なお、第1ユーザ若しくは配信ユーザとの関係(例えば、フレンド関係)、又は、ユーザランク(視聴回数や視聴時間等に応じてユーザにランクが設定される場合)等のユーザの属性を募集条件に加えてもよい。また、このとき、他のユーザがギフトの対価の共同負担へ参加することが可能な期間、すなわち、募集期間も設定される。本実施形態では、募集期間は自動的に一律の時間(例えば、10分)が設定されることとするが、募集期間は、ギフトの種類や対価に応じて設定されてもよいし、第1ユーザが任意の期間を設定してもよい。
第1ユーザが条件設定画面G2にて各募集条件を設定した後、条件決定ボタン64をタッチし、第1ユーザがギフトの対価の一部を負担すること、例えば、一口当たりの金額を実際に支払った場合に、ギフトの対価の共同負担への参加者の募集が開始される。なお、本実施形態では、第1ユーザがギフトの対価の一部を実際に負担することが、ギフトの対価の共同負担への参加者募集の開始条件となっているが、これに限らず、上記の各募集条件を設定した時点で募集を開始してもよい。
そして、ギフトの対価の共同負担への参加者の募集が開始されると、他のユーザに対してその旨が通知される。具体的には、図2に示すように、映像コンテンツ表示画面のメッセージ表示領域52に、共同贈与募集中と記された募集通知メッセージ54が表示される。なお、募集通知メッセージ54は、他のメッセージと同様に時間の経過と共に上方へ流れ行ってもよいし、一定時間(例えば、募集期間中)はメッセージ表示領域52の一定の場所に留まっていてもよい。募集通知メッセージ54が流れる場合には、募集期間が所定時間(例えば、1分)を切ると映像コンテンツ表示画面上にポップアップ表示されたり、メッセージ表示領域52再度表示されたりするとよい。また、募集通知メッセージ54は、色を変えたり、大きく表示したりする等してメッセージ表示領域52内で他のメッセージよりも目立つように表示されてもよい。なお、募集開始の通知は、例えば、ショートメールあるいは他のアプリのメッセージ等、映像コンテンツ表示画面以外で通知されてもよい。
通知対象となる他のユーザは、同じ配信ユーザ(ギフトの対象となる配信ユーザ)の映像コンテンツを視聴している全てのユーザであってもよいし、以下に例示するような所定条件を満たす一部のユーザに限定してもよい。例えば、第1ユーザに指定されたユーザ、第1ユーザとフレンド関係を有するユーザ、第1ユーザ若しくは対象となる配信ユーザをお気に入り登録しているユーザ、第1ユーザ若しくは対象となる配信ユーザにお気に入り登録されているユーザ、又は、対象となる配信ユーザ若しくは他の配信ユーザに対して未だギフトを贈った経験のないユーザ等に、通知対象を限定してもよい。なお、ギフトの対象となる配信ユーザの映像コンテンツを視聴しているか否かにかかわらず、上記の所定条件を満たすユーザであれば通知対象としてもよいし、ギフトの対象となる配信ユーザの映像コンテンツを視聴しており、且つ、上記の所定条件を満たすユーザに限定して通知対象としてもよい。例えば、第1ユーザとフレンド関係にあるユーザのうち、ギフトの付与対象となる配信ユーザの映像コンテンツを現在視聴しているユーザを通知対象のユーザとしてもよい。
他のユーザ、例えば、ギフトの付与対象となる配信ユーザの映像コンテンツを視聴している他の視聴ユーザであれば、メッセージ表示領域52に表示されている募集通知メッセージ54をタッチすると、図5に示す参加募集画面G3が表示される。参加募集画面G3には、付与対象となるギフトの名称、第1ユーザの名称、目標金額(ギフトの対価に相当する金額)、現在金額(現時点で集まっている合計金額)、現在の参加人数、一口当たりの金額、及び、募集期間(残り時間)等の第1ユーザが設定した募集条件を含む募集情報が表示される。また、参加募集画面G3には、参加申込ボタン65が設けられており、視聴ユーザが参加申込ボタン65をタッチすると、参加募集画面G3から図6に示す支払設定画面G4に画面が遷移する。
支払設定画面G4は、ギフトの対価の共同負担への参加を希望する他のユーザ(参加希望ユーザ)が参加を申し込む(応募する)画面であり、参加希望ユーザは、自身が負担する口数(申込口数)及び支払金額を入力する。参加希望ユーザは、上記情報を入力した後、参加決定ボタン66をタッチすると、ギフトの対価の共同負担への参加申込が完了する。すなわち、第2ユーザとなる。本実施形態では、第1ユーザはギフトの対価の一部を実際に負担する必要があるが、第2ユーザは、支払設定画面G4において、参加するという意思表示を行えば足り、募集期間が終了して実際に配信ユーザに対してギフトを贈ることになった場合に、設定した金額を実際に支払う。なお、この時点で、第1ユーザと第2ユーザとの間で共通のウォレット(仮想の共通財布)を作成し、第2ユーザはそのウォレットに設定した金額を一旦預けることとし、募集期間が終了して実際に配信ユーザに対してギフトを贈ることになった場合に、そのウォレットからギフトの対価を支払うこととしてもよい。この場合も、仮にギフトの付与がキャンセル等された場合には、ウォレットに預け入れた金額は第2ユーザに返金される。
そして、他のユーザからギフトの対価の共同負担へ参加を受け付けた場合、参加募集画面G3に表示されている募集情報が更新される。具体的には、図7に示すように、更新後の参加募集画面G3では第2ユーザの数及び第2ユーザが負担することになった金額等の参加申込状況を反映して、上記の募集情報のうち、現在金額及び現在の参加人数に関する情報が更新される。また、募集開始からの経過時間に伴って、募集期間を示す情報も更新される。なお、募集期間は、ギフトの対価に相当する目標金額が集まっていない場合であって、終了間近(例えば、終了1分前)に参加申込があった場合には、所定時間(例えば、10分)延長してもよい。
そして、ギフトの対価に相当する目標金額が集まった場合、すなわち、第1ユーザが負担した金額と第2ユーザが負担した金額との合計金額がギフトの対価に相当する金額に達した場合、配信ユーザに対して第1ユーザが選択したギフトが付与される。具体的には、図8に示すように、映像コンテンツ表示画面にギフトが付与されたことを示す表示、例えば、ギフトボックス55が表示される。配信ユーザに付与されたギフトは、配信ユーザが使用可能な状態に設定される。これにより、配信ユーザは、第1ユーザ及び第2ユーザから付与されたギフトを受け取って、映像コンテンツの背景画や背景音楽として設定したり、アバターAに装着させたりして使用することができる。
一方、目標金額に達成せずに設定された募集期間が終了した場合は、第2ユーザが負担した金額とギフトの対価に相当する金額との差分を第1ユーザが負担することによってギフトを購入し、その購入したギフトを配信ユーザに贈る。ただし、第1ユーザがギフトの購入をキャンセルできることとしてもよい。この場合、第2ユーザが負担した金額がギフトの対価の何割に相当するかによって、ギフトの購入のキャンセルの可否を設定しておいてもよいし、ギフトの購入をキャンセルするか、残金を負担してギフトを購入するか、第1ユーザ又は第1ユーザと第2ユーザの両方に選択させてもよい。さらに、第1ユーザ以外の他のユーザが未参加の場合(第2ユーザが一人もいない場合)は、ギフトの購入をキャンセル可能とし、第1ユーザ以外の他のユーザが既に参加している場合(第2ユーザが一人でもいる場合)は、ギフトの選択をキャンセル不可としてもよい。また、例えば、第2ユーザが3人以下であればキャンセルできる等、第2ユーザの数によってキャンセルの可否を設定してもよい。
なお、ギフトが配信ユーザに付与された場合には、その都度、付与されたギフトの内容を、配信ユーザ又は配信ユーザと視聴ユーザの双方が確認できるようにて映像コンテンツ内で表示させてもよい。また、各ギフトが付与される度に、ギフト付与の連絡が配信ユーザに対して行われ、そのギフトを使用するか否かの確認を行ってもよいし、自動的にギフトが使用状態に設定されてもよい。また、ギフトが付与された場合は、メッセージ表示領域52にギフトが付与されたことが他の視聴ユーザにもわかるように通知してもよい。
<映像配信システムの構成例>
次に、映像配信システムSの構成例について説明する。
映像配信システムSにおいて、サーバ10とユーザ端末12は、通信ネットワークNを介して互いに通信可能に接続されている。通信ネットワークNは、例えばインターネット又はモバイル通信ネットワークからなる通信回線網であり、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、イントラネット及びイーサネット(登録商標)等を含んでもよい。
ユーザ端末12は、パソコン、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、情報入力が可能なテレビ受像機、又はウェアラブル端末等によって構成される。また、ユーザ端末12には、OS(Operating System)用のプログラムと、映像コンテンツ利用のアプリケーションプログラム(以下、アプリ)がインストールされている。このアプリは、映像コンテンツの配信用プログラムと、視聴用プログラムとを含んでいる。ユーザは、映像コンテンツを利用する際に、上記2つのプログラムのうち、ユーザが希望する映像コンテンツの利用形態(具体的には、映像コンテンツを配信するか、あるいは視聴するか)と対応する方のプログラムを起動させる。
ユーザ端末12は、図9に示すように、プロセッサ12a、メモリ12b、及び通信用インタフェース12cを備える。これらの機器の構成は、後述するサーバ10が備える機器(具体的には、プロセッサ10a、メモリ10b、及び通信用インタフェース10c)に準ずる。また、ユーザ端末12は、タッチパネル、マウス及びキーボード等からなる入力機器12dと、ディスプレイ及びスピーカ等からなる出力機器12eとをさらに備える。なお、入力機器12dには、撮影用のカメラ、及び収音用のマイク等が含まれる。
ユーザ端末12は、ユーザによって利用され、ユーザは、ユーザ端末12を通じて各種の操作を行う。具体的に説明すると、配信ユーザは、映像コンテンツを配信するために、ユーザ端末12を通じて配信操作等を行う。また、視聴ユーザは、ユーザ端末12にて映像コンテンツを視聴し、配信ユーザにギフトを付与するために、ユーザ端末12を通じて付与操作等を行う。なお、付与操作には、ギフトを選択する操作、選択したギフトを購入する操作、ギフトの対価の共同負担への参加者を募集するための操作、ギフトの対価の共同負担へ参加するための操作等を含む。
サーバ10は、コンピュータの一例であり、具体的には、SNSサーバ、若しくはクラウドサービス用のサーバコンピュータによって構成される。クラウドサービス用のサーバコンピュータには、ASP(Application Service Provider)、SaaS(Software as a Service)、PaaS(Platform as a Service)又はIaaS(Infrastructure as a Service)用のサーバコンピュータ等が含まれる。また、サーバ10は、1台のコンピュータでもよく、並列分散された複数台のコンピュータでもよい。
サーバ10は、映像コンテンツの利用に関する各種の情報処理を実行する。具体的には、サーバ10は、配信ユーザのユーザ端末12と通信することで、配信ユーザ側で作成された映像コンテンツを取得し、取得した映像コンテンツを、視聴ユーザに対して配信する。また、視聴ユーザが配信ユーザにギフトを付与する付与操作を行った場合、サーバ10は、当該付与操作を受け付け、具体的には、視聴ユーザのユーザ端末12と通信して、付与操作の内容を示す情報を取得する。付与操作を受け付けたサーバ10は、その操作内容に基づいて、視聴ユーザにより付与されたギフトを配信ユーザが使用可能な状態に設定する。また、配信ユーザがギフトを使用した場合、サーバ10は、その使用されたギフトが適用されたアバターの映像コンテンツを配信する。
サーバ10の構成について説明すると、サーバ10は、ハードウェア機器として、図10に示すように、プロセッサ10a、メモリ10b、通信用インタフェース10c、及びストレージ10dを有する。
プロセッサ10aは、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro-Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、TPU(Tensor Processing Unit)又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等によって構成されるとよい。
メモリ10bは、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の半導体メモリによって構成されるとよい。
通信用インタフェース10cは、例えばネットワークインターフェースカード、又は通信インタフェースボード等によって構成されるとよい。通信用インタフェース10cによるデータ通信の規格については、特に限定されるものではなく、Wi-fi(登録商標)に基づく無線LANによる通信、3G~5G若しくはそれ以降の世代の移動通信システムによる通信、又はLTE(Long Term Evolution)に基づく通信等が挙げられる。
ストレージ10dは、フラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)、SSD(Solid State Drive)、FD(Flexible Disc)、MOディスク(Magneto-Optical disc)、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、SDカード(Secure Digital card)、又はUSBメモリ(Universal Serial Bus memory)等によって構成されるとよい。ストレージ10dは、サーバ10内に内蔵されてもよく、外付け形式でサーバ本体に取り付けてもよいし、又はNAS(Network Attached Storage)等であってもよい。
また、ストレージ10dは、サーバ10と通信可能に接続された第三のコンピュータ、例えば、データベースサーバやオンラインストレージ等によって構成されてもよい。この場合、サーバ10は、ストレージ10dを構成する第三のコンピュータと共に本発明の情報処理装置を構成することになる。
ストレージ10dには、各種の情報が記憶されて蓄積されている。具体的に説明すると、ストレージ10dには、図11に示すユーザ情報が記憶されている。ユーザ情報は、ユーザの識別ID(ユーザID)及び名前、現時点で配信ユーザであるか否かを示すフラグ情報(配信フラグ)、現時点で視聴ユーザであるか否かを示す(視聴フラグ)、フレンドの有無、フレンドを有する場合には当該フレンドのユーザID、並びに、価値の所持量等を含む。ここで、価値とは、映像コンテンツの配信又は視聴中においてギフト購入等の有料サービスを利用する場合に用いられ、具体的には、電子マネー、サービス利用のための専用通貨、あるいは仮想通貨等である。
また、配信ユーザに対しては、図12に示す配信ユーザ情報が生成されてストレージ10dに記憶される。配信ユーザ情報は、配信する映像コンテンツのID(コンテンツID)、当該映像コンテンツを視聴している視聴ユーザのユーザID、お気に入り登録をしてくれた視聴ユーザのユーザID、並びに、現時点で所持しているオブジェクトの種類及び数等を含む。所持しているオブジェクトには、ギフトとして付与されたオブジェクトが含まれ、ギフトとして付与されたオブジェクトに対しては、当該ギフトの付与日時及び付与元の視聴ユーザに関する情報が併せて記憶される。
配信ユーザ情報は、図13に示すアバター情報をさらに含む。アバター情報は、アバターの識別ID(アバターID)、アバター本体を構成する各パーツの情報、及び、現時点で使用されているオブジェクトに関する情報を含む。使用されているオブジェクトには、ギフトとして付与されたオブジェクトが含まれる。使用されているギフトに対しては、当該ギフトの付与日時及び付与元の視聴ユーザに関する情報が併せて記憶される。
また、視聴ユーザについては、図14に示す視聴ユーザ情報が生成されてストレージ10dに記憶される。視聴ユーザ情報は、現時点で視聴している映像コンテンツのコンテンツID、贈与用として所持するギフトの種類及び数、及び、お気に入り登録している配信ユーザのユーザIDを含む。
ストレージ10dには、また、図15に示すオブジェクト情報が記憶されている。オブジェクト情報は、現時点でユーザが購入可能なオブジェクトに関する情報であり、具体的には、オブジェクト識別ID、オブジェクトのデザイン(外観)、オブジェクト名、対価(金額)、及び属性等を示す。属性は、例えば、オブジェクトの出品者(ブランド)、又は、オブジェクトの仕様(例えば、オブジェクトの種別)等のことである。
また、サーバ10には、ソフトウェアとして、オペレーティングシステム(OS)用のプログラム、及び、映像コンテンツに関する各種の処理プログラムがインストールされている。これらのプログラムは、本発明の「プログラム」に相当する。サーバ10のプロセッサ10aが上記のプログラムに従って動作することで、サーバ10は、本発明の情報処理装置として機能し、映像コンテンツの配信等を含め、映像コンテンツに関する一連のデータ処理を実行する。なお、上記のプログラムは、サーバ10が読み取り可能な記録媒体(メディア)から読み込むことで取得してもよいし、あるいは、インターネット又はイントラネット等のネットワークを介して受信(ダウンロード)することで取得してもよい。
次に、サーバ10及びユーザ端末12の各々の構成について、機能面から説明することとする。また、ユーザ端末12については、配信ユーザ側の機能と、視聴ユーザ側の機能とに分けて説明することとする。
(配信ユーザのユーザ端末に備わる機能)
配信ユーザのユーザ端末12は、図16に示すように、入力部21、コンテンツ作成部22、コンテンツ表示部23、コンテンツ送信部24、及び操作データ送信部25を有する。これらの機能部は、配信ユーザのユーザ端末12が有するハードウェア機器と、そのユーザ端末12にインストールされたソフトウェア(具体的には、アプリに含まれる映像コンテンツ配信用のプログラム)との協働によって実現される。
入力部21は、映像コンテンツの作成及び配信に必要な情報(入力情報)の入力を受け付けて、入力情報を取得する。入力情報には、配信ユーザが自分を撮影することで得られる配信ユーザ自身の映像情報、配信ユーザの音声を収音することで得られる音声情報、及び、配信ユーザがユーザ端末12を操作することで得られる操作情報等が含まれる。また、操作情報には、映像コンテンツの配信要求に関する情報(配信操作に基づく情報)、オブジェクトの購入に関する情報(購入操作に基づく情報)、ギフトを含むオブジェクトの使用に関する情報(使用操作に基づく情報)、並びに、その他、配信ユーザがユーザ端末12を通じて行う選択及び指定に関する各種情報等が含まれる。
コンテンツ作成部22は、入力部21が取得した入力情報に基づいて、映像コンテンツを作成する。具体的に説明すると、コンテンツ作成部22は、映像情報及び音声情報に基づき、配信ユーザの映像に応じて動いたり配信ユーザの音声に応じて発話したりするアバターの映像コンテンツを作成する。また、配信ユーザが、現時点で所持するオブジェクトを指定し、指定されたオブジェクトを使用した場合、コンテンツ作成部22は、そのオブジェクトが適用されたアバターの映像コンテンツを作成する。また、配信ユーザが、視聴ユーザから付与されたギフトを使用した場合、コンテンツ作成部22は、そのギフトが適用されたアバターの映像コンテンツを作成する。
コンテンツ表示部23は、コンテンツ作成部22によって作成された映像コンテンツを、配信ユーザのユーザ端末12に備えられたディスプレイに表示させる。配信ユーザは、ディスプレイに表示された映像コンテンツを見て、配信される映像コンテンツを確認することができる。
コンテンツ送信部24は、コンテンツ作成部22によって作成された映像コンテンツを、サーバ10に向けて送信する。
操作データ送信部25は、入力部21が取得した入力情報のうち、配信ユーザが行った操作に関する操作情報をデータ化し、得られた操作データをサーバ10に向けて送信する。
(視聴ユーザのユーザ端末に備わる機能)
視聴ユーザのユーザ端末12は、図17に示すように、コンテンツ出力部31、操作入力部32、及び操作データ送信部33を有する。これらの機能部は、視聴ユーザのユーザ端末12が有するハードウェア機器と、そのユーザ端末12にインストールされたソフトウェア(具体的には、アプリに含まれる映像コンテンツ視聴用のプログラム)との協働によって実現される。
コンテンツ出力部31は、サーバ10から通信ネットワークNを通じて映像コンテンツを受信し、受信した映像コンテンツを出力する。これにより、映像コンテンツ表示画面、すなわち、映像コンテンツとしてのアバターの映像が、視聴ユーザのユーザ端末12のディスプレイに表示され、同コンテンツ中に含まれる音声が、視聴ユーザのユーザ端末12のスピーカから発せられる。また、視聴ユーザのユーザ端末12では、コンテンツ出力部31が映像コンテンツを表示している間に、配信ユーザに付与可能なギフトが選択可能な状態で含まれるギフト選択画面G1、及び、ギフトの対価の共同負担への参加者を募集するための参加募集画面G3等が適宜表示される。
操作入力部32は、映像コンテンツの視聴中に視聴ユーザがユーザ端末12を通じて行う操作の入力を受け付けて、入力操作情報を取得する。入力操作情報には、付与操作に基づく情報、及び、その他、視聴ユーザがユーザ端末12を通じて行う選択及び指定に関する各種情報等が含まれる。
操作データ送信部33は、操作入力部32が取得した入力操作情報をデータ化し、得られた操作データをサーバ10に向けて送信する。
(サーバに備わる機能)
サーバ10は、図18に示すように、操作受付部41、動画配信部42、表示制御部43、ギフト制御部44、及び、通知部45を有する。これらの機能部は、サーバ10が有するハードウェア機器と、サーバ10にインストールされたソフトウェア(プログラム)との協働によって実現される。
操作受付部41は、配信ユーザ及び視聴ユーザのユーザ端末12と通信することによって、映像コンテンツの利用に関して配信ユーザ及び視聴ユーザの各々が行う操作を受け付ける。具体的には、操作データ送信部25及び操作データ送信部33から送信される操作情報のデータを受信することで、各ユーザの操作を受け付ける。操作受付部41が受け付ける操作には、映像コンテンツの利用に関する各種の操作が含まれ、具体的には、選択、指定、指示、要求、命令、許可又は拒否、登録、予約及びその他の入力操作等が含まれる。
例えば、操作受付部41は、配信ユーザからは、映像コンテンツを配信する配信操作の他、オブジェクトを購入する購入操作、及び、所持するオブジェクト(視聴ユーザから付与されたギフトを含む)を使用する使用操作等を受け付ける。また、操作受付部41は、視聴ユーザからは、ギフトを配信ユーザに付与する付与操作(ギフトを選択する操作、選択したギフトを購入する操作、ギフトの対価の共同負担への参加者を募集するための操作、ギフトの対価の共同負担へ参加するための操作等を含む)等を受け付ける。
動画配信部42は、配信ユーザのユーザ端末12と通信することによって、配信ユーザのユーザ端末12(詳しくは、コンテンツ送信部24)から送信された映像コンテンツを受信する。そして、動画配信部42は、受信した映像コンテンツの視聴を要求するユーザ(視聴ユーザ)を特定し、特定された視聴ユーザ(例えば、第1ユーザ)のユーザ端末12と通信することによって、その特定された視聴ユーザに向けて上記の映像コンテンツを配信する。
表示制御部43は、配信ユーザ及び視聴ユーザのユーザ端末12を制御し、配信ユーザの映像コンテンツ、すなわち、アバターを含む映像コンテンツを配信ユーザ(本人)及び特定された視聴ユーザのユーザ端末12の画面に表示させる。具体的には、表示制御部43は、動画配信部42等による情報処理の結果等を表示するための表示データを生成し、生成されたその表示データをネットワーク14によりユーザ端末12に向けて送信する。
また、表示制御部43は、第1ユーザとなる視聴ユーザから、選択されたギフトの対価を他の視聴ユーザと共同負担して配信ユーザに共同贈与するための参加者を募集する操作を受け付けた場合、同じ配信ユーザの映像コンテンツを視聴している他の視聴ユーザのユーザ端末12を制御し、ギフトの対価の共同負担へ参加するための参加募集画面G3(例えば、図5)を視聴ユーザのユーザ端末12の画面に表示させる。本実施形態では、第1ユーザがギフトを選択した時点で参加募集画面G3を視聴ユーザのユーザ端末12に表示させてもよいし、第1ユーザがギフトを選択した後、そのギフトの対価の一部(例えば、1口あたりの金額)を実際に支払った場合に参加募集画面G3を視聴ユーザのユーザ端末12に表示させてもよい。
また、表示制御部43は、第1ユーザ以外の他のユーザであって、第1ユーザが視聴中の映像コンテンツと同じ映像コンテンツを視聴している他のユーザ、すなわち、ギフトを贈る対象となる配信ユーザが配信する映像コンテンツを視聴している視聴ユーザに限定して参加募集画面G3を表示させてもよいし、それ以外のユーザに対しても参加募集画面G3を表示させてもよい。また、参加募集画面G3の表示先となる視聴ユーザは、後述する通知を受けたユーザ、第1ユーザに指定されたユーザ、第1ユーザとフレンド関係を有するユーザ、第1ユーザ若しくは対象となる配信ユーザをお気に入り登録しているユーザ、第1ユーザ若しくは対象となる配信ユーザにお気に入り登録されているユーザ、又は、対象となる配信ユーザ若しくは他の配信ユーザに対して未だギフトを贈った経験のないユーザ等であってもよい。さらに、参加募集画面G3の表示先となる視聴ユーザは、第1ユーザとフレンド関係にあるユーザのうち、対象となる配信ユーザの映像コンテンツを現在視聴しているユーザとしてもよい。
また、表示制御部43は、参加募集画面G3に、ギフトの対価の共同負担へ参加するための条件、例えば、目標金額、現在合計金額、現在の参加人数、一口金額、募集期間(残り時間)等の第1ユーザが設定した募集条件を含む募集情報を表示させる。また、表示制御部43は、ユーザ端末12に参加募集画面G3を表示させるにあたり、参加募集画面G3に表示される上記の募集情報を適宜更新して表示させる。具体的には、他の視聴ユーザからギフトの対価の共同負担への参加を受け付けた場合、その参加状況に応じて、現在合計金額、現在の参加人数、及び募集期間(残り時間)等の募集情報を更新し、更新後の参加募集画面G3(例えば、図7)を視聴ユーザのユーザ端末12の画面に表示させる。なお、他の視聴ユーザからギフトの対価の共同負担への参加を受け付けていない場合であっても、ボシュ情報は適宜更新されることとしてもよい。
ギフト制御部44は、視聴ユーザが付与操作を行った場合に、その操作内容に応じてギフトを配信ユーザに付与する。このとき、視聴ユーザから配信ユーザに付与されたギフトは、配信ユーザによって使用可能な状態に設定され、ギフトが付与された配信ユーザについては、その付与されたギフトに基づいて配信ユーザ情報が更新される。また、ギフト制御部44は、ギフトが付与された配信ユーザに対して、そのギフトを使用するか否かを選択させ、配信ユーザがギフトを使用することを選択した場合には、ギフトを映像コンテンツに提供する。具体的には、ギフトを映像コンテンツの背景画や背景音楽として設定したりアバターに装着させたりする。
また、ギフト制御部44は、配信ユーザに付与するギフトの対価を第1ユーザと1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御する。具体的には、第1ユーザとなる視聴ユーザから、選択されたギフトの対価を他の視聴ユーザと共同負担して配信ユーザに共同贈与するための参加者を募集する操作を受け付けた場合に、ギフトの対価の共同負担への参加者を、配信ユーザの映像コンテンツを視聴している視聴ユーザの中から募集する。このとき、他のユーザがギフトの対価の共同負担へ参加することが可能な募集期間、及び、その他の条件(1口当たりの負担金額、募集口数、及び、募集人数等)を設定する。募集期間及びその他の条件は、第1ユーザが任意に設定することができてもよいし、ギフトの対価に応じて自動的に設定されてもよい。例えば、ギフトの対価が高い場合は、ギフトの対価が安い場合よりも募集期間を長くし、募集口数又は募集人数を多くするとよい。
また、ギフト制御部44は、ギフトの対価の共同負担に参加するユーザを募集したにもかかわらず、第1ユーザ及び第2ユーザによって集まった金額が目標金額であるギフトの対価に到達せずに設定された募集期間が終了した場合、ギフトの購入をキャンセルしてもよいし、第2ユーザが負担した金額(集まった金額)とギフトの対価に相当する金額との差分を第1ユーザに負担させてギフトを購入するようにしてもよい。このとき、第2ユーザが負担した金額がギフトの対価の何割に相当するかによって、ギフトの購入をキャンセルするか、残金を第1ユーザに負担させるかを決定してもよい。また、第1ユーザ以外の他のユーザが未参加の場合は、ギフトの購入をキャンセル可能とし、第1ユーザ以外の他のユーザが既に参加している場合、すなわち、第2ユーザが存在する場合は、ギフトの購入をキャンセル不可としてもよい。なお、共同負担の場合は、ギフト制御部44は、第1ユーザが負担した金額と第2ユーザが負担した金額との合計金額がギフトの対価に相当する金額に達した場合、配信者に対してギフトを受取可能に制御する。
通知部45は、視聴ユーザ(第1ユーザ)がギフトの対価の共同負担への参加者を募集している場合に、他のユーザのユーザ端末12と通信することによって、第1ユーザによってギフトの対価を共同負担するための参加者が募集されていることを、他のユーザに通知する。通知方法は、例えば、配信者が映像コンテンツを配信している映像コンテンツ表示画面において、メッセージ表示領域52に当該内容を示す募集通知メッセージ54(図3)を表示することにより通知してもよいし、映像コンテンツ表示画面上に当該内容を示すダイアログボックス(不図示)を表示することにより通知してもよい。
また、通知部45は、通知対象を一部のユーザに限定するとよい。通知対象となるユーザには、第1ユーザに指定されたユーザ、第1ユーザとフレンド関係を有するユーザ、第1ユーザ若しくは対象となる配信ユーザをお気に入り登録しているユーザ、第1ユーザ若しくは対象となる配信ユーザにお気に入り登録されているユーザ、又は、対象となる配信ユーザ若しくは他の配信ユーザに対して未だギフトを贈った経験のないユーザ等が含まれる。さらに、第1ユーザとフレンド関係にあるユーザのうち、対象となる配信ユーザの映像コンテンツを現在視聴しているユーザを通知対象のユーザとしてもよい。
<本発明の一つの実施形態に係る情報処理方法について>
次に、図19及び図20を参照しながら、映像コンテンツの利用に関する情報処理フローについて説明する。本実施形態に係る情報処理フローは、本発明の情報処理方法を採用しており、コンピュータシステムとして機能する映像配信システムSを用いることで実現される。換言すると、情報処理フロー中の各ステップ(具体的には、図19及び図20に示す各ステップ)は、本発明の情報処理方法の構成要素に該当する。なお、以下に説明する情報処理フローは、あくまでも一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、ステップの実施順序を入れ替えてもよい。
(情報処理フロー)
この情報処理フローは、共同負担処理を含む本発明の根幹を為す映像配信のための情報処理であり、例えば、図19に示す流れに従って進行する。
図19に示すように、情報処理フローでは、サーバ10、配信ユーザのユーザ端末12、及び視聴ユーザのユーザ端末12のそれぞれのプロセッサ10a、12aが、対応する処理を実行し、また、機器間でのデータ通信が行われる。具体的に説明すると、配信ユーザがユーザ端末12にて配信操作を行うと、配信ユーザのユーザ端末12が配信ユーザの映像コンテンツを作成し、サーバ10に向けて送信する(S101)。具体的には、配信ユーザのアバターの映像コンテンツが作成され、サーバ10に向けて送信される。
サーバ10は、上記の映像コンテンツを受信した後、上記の映像コンテンツの視聴を要求するユーザ(視聴ユーザ)を特定し、特定された視聴ユーザに対して上記の映像コンテンツを配信する(S102)。一方、視聴ユーザ側では、配信された映像コンテンツがユーザ端末12によって受信され、同コンテンツがユーザ端末12のディスプレイに表示される(S103)。つまり、アバターの映像コンテンツを含む映像コンテンツ表示画面が、視聴ユーザのユーザ端末12の画面に表示される。
視聴ユーザは、ユーザ端末12を通じて上記の映像コンテンツを視聴し、また、映像コンテンツの視聴中、その映像コンテンツの配信ユーザに対してギフトを付与(贈与)することもできる。具体的には、視聴ユーザが配信ユーザに対してギフトを贈る操作、すなわち、視聴ユーザがギフト選択画面G1に表示されているギフトの中から付与対象となるギフトを選択して配信ユーザに付与する操作を行い(S104:YES)、さらに、その選択したギフトの対価の負担方法を共同負担とする操作を行った場合(S105:YES)、サーバ10は、その付与操作を第1ユーザから受け付け、ギフトの対価を他のユーザと共同負担させるための共同負担処理を実行する(S106)。なお、共同負担処理の詳細については、後述する。一方、選択したギフトの対価の負担方法を共同負担とする操作を行っていない場合、すなわち、単独負担とした場合は(S105:NO)、ステップS106の共同負担処理を実行せずにそのままギフトを購入して次の処理に移行する。
そして、サーバ10は、第1ユーザが負担した金額(単独負担の場合)、又は、第1ユーザと第2ユーザとで共同負担した金額の合計金額(共同負担の場合)が、ギフトの対価に相当する金額に到達してギフトが購入されると、付与対象として選択されたギフトを配信ユーザが使用可能な状態に設定することにより、配信ユーザにギフトを付与する(S107)。このとき、配信ユーザにギフトが付与されたことを映像コンテンツ表示画面上でユーザが認識できるように表示してもよい。なお、視聴ユーザがギフトを選択して配信ユーザに付与する操作を行っていない場合は(S104:NO)、引き続き、配信ユーザのアバターの映像コンテンツが配信される。
ギフトが付与された配信ユーザは、そのギフトを使用、すなわち、映像コンテンツの背景画や背景音楽として設定したり、アバターに装着させたりすることができる。配信ユーザが、付与されたギフトを使用した場合(S108:YES)、配信ユーザのユーザ端末12は、ギフトが適用された映像コンテンツを作成し、サーバ10に向けて送信する(S109)。サーバ10は、ステップS109にてギフトが適用された映像コンテンツを受信すると、ステップS102において配信先として特定した視聴ユーザと同じ視聴ユーザに対して上記の映像コンテンツを配信する(S110)。
視聴ユーザ側では、ステップS110にて配信された映像コンテンツがユーザ端末12によって受信されて、同コンテンツがユーザ端末12のディスプレイに表示される。詳しくは、視聴ユーザによって付与されたギフトが適用された映像コンテンツが、視聴ユーザのユーザ端末12の画面に表示される(S111)。なお、配信ユーザが、付与されたギフトを使用していない場合は(S108:NO)、引き続き、ギフトが適用されていない配信ユーザのアバターの映像コンテンツが配信される。
以上までに説明してきた一連のステップは、配信ユーザが映像コンテンツの配信を終了するまで繰り返し実行される(S112:NO)。つまり、視聴ユーザは、映像コンテンツの配信が終了するまではその映像コンテンツを継続して視聴することができ、その映像コンテンツの配信ユーザに対して新たにギフトを付与することもできる。そして、配信ユーザが映像コンテンツの配信を終了した時点(S112:YES)で、情報処理フローが終了する。
以上が、本発明の情報処理フローの一例である。
(共同負担処理)
次に、図20に基づいて、共同負担処理の一例について説明する。
共同負担処理とは、サーバ10において実行される処置であり、上記情報処理フローのステップS106において実行される処理である。具体的には、ギフトの対価を複数のユーザで共同して負担可能に制御する処理である。
図20に示すように、先ず、サーバ10は、第1ユーザのユーザ端末12と通信することによって、第1ユーザから受け付けた操作情報に基づいて、ギフトの対価の共同負担へ参加するための条件(募集期間等を含む)を設定する(S201)。なお、一部又は全部の条件を、第1ユーザの操作情報とは関係なく、自動的に設定してもよい。
そして、サーバ10は、選択したギフトの対価の一部、例えば、最低負担金額を第1ユーザに関連付けられている価値の所持量から消費すると、すなわち、第1ユーザが、ギフトの対価の一部に相当する金額を実際に支払って負担すると(S202)、他のユーザのユーザ端末12と通信することによって、他のユーザに対してギフトの対価の共同負担へ参加するため条件を含む募集情報を表示し、ギフトの対価の共同負担への参加を募集する(S203)。また、サーバ10は、所定条件を満たすユーザのユーザ端末12と通信することによって、第1ユーザによってギフトの対価を共同負担するための参加者が募集されていることを、所定条件を満たすユーザに対して通知する(S204)。
次に、サーバ10は、他のユーザのユーザ端末12と通信することによって、他のユーザから受け付けた操作情報に基づいて、ギフトの対価の共同負担への参加申込があったと判断すると(S205:YES)、他のユーザに対して表示していた募集情報を更新する(S206)。なお、他のユーザから参加申込がない場合は(S205:NO)、そのまま次の処理に移行する。
そして、サーバ10は、設定された募集期間が終了した後(S207:YES)、他のユーザからの参加申込により、ギフトの対価に相当する金額が集まって共同負担が成立したと判断すると(S208:YES)、ギフトの対価を第1ユーザと第2ユーザとで共同負担させる(S209)。すなわち、ギフトの対価のうち、第1ユーザに割り当てられた負担金額を第1ユーザに関連付けられている価値の所持量から減らし、第2ユーザに割り当てられた負担金額を第2ユーザに関連付けられている価値の所持量から減らす処理を行う。なお、第2ユーザが複数存在し、第2ユーザごとに申し込み口数が異なる等の理由で負担金額がそれぞれ異なる場合は、第2ユーザごとに割り当てられた負担金額を各第2ユーザに関連付けられている価値の所持量からそれぞれ減らす。
一方、サーバ10は、ギフトの対価に相当する金額が集まらず共同負担が成立しなかったと判断すると(S208:NO)、先ず、ギフトの対価の一部を第2ユーザに負担させたうえで、その第2ユーザが負担した金額とギフトの対価に相当する金額との差分を第1ユーザに負担させる(S210)。すなわち、ギフトの対価のうち、第2ユーザに割り当てられた負担金額を第2ユーザに関連付けられている価値の所持量から減らし、残った金額を第1ユーザに関連付けられている価値の所持量から減らす処理を行う。なお、第2ユーザが存在しない場合は、ギフトの対価に相当する金額を全て第1ユーザが負担することになる。
そして、サーバ10は、ギフトの対価に相当する金額が、第1ユーザ又は第1ユーザと第2ユーザとにより全額負担されると、第1ユーザ又は第1ユーザ及び第2ユーザのユーザ情報にギフトを関連付けて記憶することにより、ギフトを購入させて(S211)、処理を終了する。
以上が、共同負担処理の一例である。
なお、上記に例示した共同負担処理では、共同負担が成立しなかった場合であっても、ギフトの対価のうち不足する金額を第1ユーザに負担させることにより、ギフトを購入できることとしているが、これに限らない。例えば、ギフトの対価のうち不足する金額の割合が所定の割合以上(例えば、50%以上等)の場合、又は、不足する金額が所定の金額以上(例えば、500円以上等)の場合は、ギフトを購入できないようにしてもよい。また、ギフトを購入するか否か、第1ユーザ又は第1ユーザと第2ユーザに選択させるようにしてもよい。このとき、上記のように、不足する割合又は金額が、所定の割合以上又は所定の金額以上の場合に限り選択可能としてもよい。さらに、第1ユーザ以外の他のユーザが未参加の場合、すなわち、第2ユーザが一人もいない場合はキャンセル可能(第1ユーザが全額負担して購入してもよいし、購入を取り消してもよい)とし、第1ユーザ以外の他のユーザが既に参加している場合、すなわち、第2ユーザがいる場合は、キャンセル不可(上記差分を第1ユーザが負担して購入しないといけない)としてもよい。
<その他の実施形態>
以上までに本発明の具体的な実施形態を説明したが、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするために挙げた一例にすぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、上記の実施形態から変更又は改良され得る。また、本発明には、その等価物が含まれる。
また、上記の実施形態についての説明において参照された図面が示す画面例も一例に過ぎず、画面の構成例、表示される情報の内容、及びGUI(Graphical User Interface)等は、システム設計の仕様及びユーザの好み等に応じて自由に設計することができ、また適宜変更し得るものである。
また、上記の実施形態における各種情報の通知・連絡・提示の手段は、特に限定されず、例えば、メールによる通知・連絡・提示であってもよく、ユーザ端末12にメッセージを表示したり、音/音声を再生したりしてもよい。また、SNS(Social Networking Service)用のアカウントを有するユーザに対して情報を通知・連絡・提示する場合には、SNSでの投稿やメッセージ交換等を活用してもよい。また、メッセージ等を表示させる画面は、映像コンテンツの視聴中に表示される画面(映像コンテンツ表示画面)でもよく、あるいは、ユーザ端末12の初期画面(具体的には、待ち受け画面)でもよい。
また、上記の実施形態において、ユーザ端末12に表示させる態様には、端末自体に備わった表示器(ディスプレイ)に表示させる態様、及び、端末に有線又は無線形式で接続された表示器に表示する態様が含まれる。なお、ユーザ端末12に接続された表示器には、一般的な据え置き型のディスプレイの他に、VRゴーグル等のHMD(Head Mounted Display)が含まれ得る。
また、本発明に関しては、上記の実施形態とは異なる他の実施形態(変形例)が複数考えられ得る。以下、それぞれの変形例について説明する。なお、以下では、上記の実施形態と相違する点を主として説明し、共通する点については説明を省略することとする。
(情報処理装置の構成に関する変形例)
本発明の情報処理装置は、サーバ10によって構成される場合に限定されず、本発明の情報処理装置が備える機能のうちの一部が、ユーザ端末12に備わってもよい。その場合には、サーバ10とユーザ端末12との協働によって本発明の情報処理装置が構成されることになる。
(映像コンテンツの作成主体の変形例)
上記の実施形態では、映像コンテンツが配信ユーザのユーザ端末12により作成され、サーバ10が、ユーザ端末12から送信される映像コンテンツを取得し、取得した映像コンテンツを視聴ユーザに配信することとした。ただし、これに限定されず、映像コンテンツは、配信ユーザのユーザ端末12ではなく、サーバ10によって作成されてもよい。この場合、サーバ10は、撮影操作及び収音操作を含む配信ユーザの配信操作を、配信ユーザのユーザ端末12を通じて受け付け、受け付けた操作に基づいて映像コンテンツを作成すればよい。
(ギフトの変形例)
上記の実施形態では、ギフトが有料であり、通貨又は電子マネー等の価値を支払うことでギフトを付与することができるが、これに限定されず、一部のギフトについては無料で付与することができる構成であってもよい。また、ギフトの対価を共同負担する場合は、ギフトの対価を割引してもよいし、ギフトの付与量を増やしたりギフトの質を上げたりする等、ギフトの価値を変化させてもよい。また、一定時間中においてギフトを付与できる回数が規定回数以内に制限されてもよい。
(ギフトを付与したユーザに対する報酬の付与)
上記の実施形態において、ギフトの付与を促進させる目的で、ギフトを付与した視聴ユーザが一定の条件(以下、報酬条件)を満たした場合に、そのユーザに対して報酬を付与してもよい。報酬条件は、ギフトの対価を他の視聴ユーザと共同負担して共同贈与することの他、例えば、視聴ユーザが配信ユーザに対してギフトを付与した後の一定時間内に、別の視聴ユーザが同じ配信ユーザに対して新たなギフトを付与したこと、複数の視聴ユーザが同一の配信ユーザに対してギフトを付与する場合に、ギフトの組み合わせが所定の関係を満たすこと等を報酬条件としてもよい。付与される報酬は、共同負担における負担金額、一定時間内におけるギフト付与の連続回数、あるいは、一定時間内にギフトを付与した視聴ユーザ(ギフト付与者)の数に応じて決定されるとよい。この場合、共同負担の際の負担金額、ギフト付与の連続回数又はギフト付与者の数が多くなるほど、付与される報酬の価値が高くなり、又は、付与される報酬の数が増えることが好ましい。また、共同負担した場合、第1ユーザに対しては、第2ユーザに比べて、より高い価値の報酬が付与されてもよいし、より先に共同負担に参加した第2ユーザに対しては、より後で共同負担に参加した第2ユーザに比べて、より高い価値の報酬が付与されてもよい。
(配信ユーザからの返礼)
上記の実施形態において、視聴ユーザが配信ユーザに対してギフトを付与した場合、視聴ユーザに対してその配信ユーザから返礼が贈られてもよい。返礼の内容は、配信ユーザからのメッセージであってもよく、あるいは商材等であってもよい。メッセージは、例えば、他の視聴ユーザも確認できる状態で映像コンテンツ上に表示してもよいし、各視聴ユーザに対して個別に送られることとしてもよい。商材は、ギフトのように視聴ユーザが視聴中の映像コンテンツ内で表示させることが可能な電子データであってもよい。また、返礼の内容は、共同負担における負担金額によって変更してもよい。例えば、配信ユーザから視聴ユーザに向けて映像コンテンツ上でメッセ―ジを送る場合、負担金額が多いユーザを優先的に表示してもよい。また、負担金額が多いユーザに対しては派手な演出をする等、負担金額に応じてメッセージの表示態様を異ならせてもよい。
また、上記の実施形態において、例えば図3において示される画面で、第1ユーザが選択したギフトの対価が、第1ユーザが所持する価値の量よりも大きい場合に、共同贈与ボタン63を表示(または選択可能と)し、第1ユーザが選択したギフトの対価が、第1ユーザが所持する価値の量以下である場合には、共同贈与ボタン63を表示(または選択可能と)しないようにしてもよい。
以上までに説明してきた複数の実施形態(各実施形態の変形例を含む)については、それぞれの実施形態の要素及び特徴を適宜組み合わせてもよい。すなわち、上述した複数の実施形態のうち、いずれかの実施形態における構成は、それ以外の実施形態でも適用可能であり、その構成がもたらす効果が同様に奏されてもよい。
<まとめ>
[汎用課題]
本発明の目的の一つは、ユーザから配信者に対してギフトを贈りやすくすることである。
また、本発明の目的の一つは、ユーザから配信者に対して贈るギフトの選択肢を増やすことである。
また、本発明の目的の一つは、ユーザから配信者に対して高価なギフトを贈ることができるようにし、配信者の動画配信意欲を向上させて配信動画の質を向上させ、動画配信市場を活性化することである。
[付記1]に対する課題
本発明の目的の一つは、資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができるようにすることである。
[付記1]
本実施形態に係る情報処理装置は、配信者の動画を第1ユーザの端末に配信する動画配信部と、第1ユーザから配信者へ贈るギフトの選択を受け付けた場合、ギフトの対価を第1ユーザと、1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御するギフト制御部とを有する。
上記の情報処理装置によれば、ユーザから動画の配信者にギフトを贈りたい場合、ギフトの対価を第1ユーザと第2ユーザとで共同して負担することができるので、資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができる。
[付記2]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価を共同負担するユーザを集め易くすることである。
[付記2]
ギフト制御部は、ギフトの対価を共同負担することへの参加を、配信者の動画を視聴しているユーザの中から募集可能に制御する、[付記1]に記載の情報処理装置。
これにより、ギフトの対価を共同負担する場合、第1ユーザは、同じ配信者の動画を視聴しているユーザの中から第2ユーザを募集することができるので、共同負担するユーザを集め易くすることができる。
[付記3]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価の共同負担に対する信頼性を向上して他のユーザが共同負担に参加し易い状況とすることである。
[付記3]
第1ユーザがギフトの対価の一部を負担した場合、他のユーザの端末に対してギフトの対価の共同負担へ参加するための参加募集画面を表示させる表示制御部を有する、[付記1]に記載の情報処理装置。
これにより、配信者に贈るギフトを選択した第1ユーザがギフトの対価の一部を実際に支払う等負担した場合に、他のユーザに対してそのギフトの対価の共同負担への参加を募集するので、共同負担に対する信頼性が向上して他のユーザも参加し易くすることができる。
[付記4]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価の共同負担への参加条件を分かりやすく伝えて他のユーザが共同負担に参加し易い状況とすることである。
[付記4]
表示制御部は、参加募集画面にギフトの対価の共同負担へ参加するための条件を表示させる、[付記3]に記載の情報処理装置。
これにより、他のユーザに対して共同負担へ参加条件を分かりやすく伝えることで、他のユーザも参加し易くすることができる。
[付記5]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価の共同負担に対する信頼性を向上して他のユーザが共同負担に参加し易い状況とすることである。
[付記5]
表示制御部は、他のユーザからギフトの対価の共同負担への参加を受け付けた場合、参加募集画面にギフトの対価の共同負担へ参加するための募集情報を更新して表示させる、[付記3]に記載の情報処理装置。
これにより、他のユーザから参加を受け付けて共同負担へ参加するための募集情報が変更された場合、その募集情報が最新の情報に更新されて他のユーザに対して表示されるので、共同負担に対する信頼性が向上して他のユーザも参加し易くすることができる。
[付記6]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価を共同負担するユーザを効率良く集めることである。
[付記6]
第1ユーザが選択したギフトの対価の共同負担への参加募集を、所定条件を満たす他のユーザに対して通知する通知部を有する、[付記1]に記載の情報処理装置。
これにより、所定条件を満たす他のユーザに対して共同負担への参加募集を通知するので、共同負担するユーザを効率良く集めることができる。
[付記7]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価を共同負担するユーザを効率良く集めることである。
[付記7]
通知部は、第1ユーザと所定関係にあるユーザのうち、配信者の動画を視聴しているユーザに対して、第1ユーザが選択したギフトの対価の共同負担への参加募集を通知する、[付記6]に記載の情報処理装置。
これにより、所定条件を満たす他のユーザの中でも、特に同じ配信者の動画を視聴している所定関係にあるユーザに対して共同負担への参加募集を通知するので、共同負担するユーザをさらに効率良く集めることができる。
[付記8]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価の共同負担に応募できる期間を明確にして他のユーザが共同負担に参加し易い状況とすることである。
[付記8]
ギフト制御部は、他のユーザがギフトの対価の共同負担へ参加することが可能な募集期間を設定する、[付記1]に記載の情報処理装置。
これにより、他のユーザにとっては、ギフトの対価の共同負担に応募できる期間が明確になるので共同負担に参加し易くすることができる。
[付記9]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価の共同負担に対する信頼性を向上して他のユーザが共同負担に参加し易い状況とすることである。
[付記9]
ギフト制御部は、募集期間が終了した場合、第2ユーザが負担した金額とギフトの対価に相当する金額との差分を第1ユーザに負担させる、[付記8]に記載の情報処理装置。
これにより、第2ユーザから集まった金額がギフトの対価に相当する金額に満たない場合であっても第2ユーザの参加は取り消されることがないので、共同負担に対する信頼性が向上して他のユーザも参加し易くすることができる。
[付記10]に対する課題
本発明の目的の一つは、ギフトの対価の共同負担に対する信頼性を向上して他のユーザが共同負担に参加し易い状況とすることである。
[付記10]
ギフト制御部は、第1ユーザ以外の他のユーザが未参加の場合は、ギフトの選択をキャンセル可能とし、第1ユーザ以外の他のユーザが既に参加している場合は、ギフトの選択をキャンセル不可とする、[付記1]に記載の情報処理装置。
これにより、第2ユーザがいない場合はギフトの選択をキャンセルできるので第1ユーザにとっては利便性が向上する一方、既に参加している第2ユーザの参加は取り消されることがないので、共同負担に対する信頼性が向上して他のユーザも参加し易くすることができる。
[付記11]に対する課題
本発明の目的の一つは、高価なギフトを受け取ることができるように、配信者の動画配信意欲を向上させ、配信動画の質を向上させることである。
[付記11]
ギフト制御部は、第1ユーザが負担した金額と第2ユーザが負担した金額との合計金額がギフトの対価に相当する金額に達した場合、配信者に対してギフトを受取可能に制御する、[付記1]に記載の情報処理装置。
これにより、第1ユーザと第2ユーザとが共同負担した合計金額がギフトの対価に相当する金額に達した場合に配信者はギフトを受け取ることができる。そのため、配信者にとっては、多くのユーザを満足させることが高価なギフトを受け取ることにつながるので、配信者の動画配信意欲を向上させ、配信動画の質を向上させることができる。
[付記12]に対する課題
本発明の目的の一つは、資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができるようにすることである。
[付記12]
本実施形態に係る情報処理方法は、プロセッサが、配信者の動画を第1ユーザの端末に配信し、プロセッサが、第1ユーザから配信者へ贈るギフトの選択を受け付けた場合、ギフトの対価を第1ユーザと、1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御する。
上記の情報処理方法によれば、資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができる。
[付記13]に対する課題
本発明の目的の一つは、資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができるようにすることである。
[付記13]
本実施形態に係るプログラムは、プロセッサに、配信者の動画を第1ユーザの端末に配信させ、プロセッサに、第1ユーザから配信者へ贈るギフトの選択を受け付けた場合、ギフトの対価を第1ユーザと、1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御させる。
上記のプログラムによれば、資金に余裕がないユーザであっても配信者に対して高価なギフトを贈ることができる。
10 サーバ(情報処理装置)
10a プロセッサ
10b メモリ
10c 通信用インタフェース
10d ストレージ
12 ユーザ端末
12a プロセッサ
12b メモリ
12c 通信用インタフェース
12d 入力機器
12e 出力機器
21 入力部
22 コンテンツ作成部
23 コンテンツ表示部
24 コンテンツ送信部
25 操作データ送信部
31 コンテンツ出力部
32 操作入力部
33 操作データ送信部
41 操作受付部
42 動画配信部
43 表示制御部
44 ギフト制御部
45 通知部
51 アバター表示領域
52 メッセージ表示領域
53 メッセージ入力欄
54 募集通知メッセージ
55 ギフトボックス
61 ギフトボタン
62 単独贈与ボタン
63 共同贈与ボタン
64 条件決定ボタン
65 参加申込ボタン
66 参加決定ボタン
A アバター
G1 ギフト選択画面
G2 条件設定画面
G3 参加募集画面
G4 支払設定画面
N 通信ネットワーク
S 映像配信システム

Claims (13)

  1. 配信者の動画を第1ユーザの端末に配信する動画配信部と、
    前記第1ユーザから前記配信者へ贈るギフトの選択を受け付けた場合、前記ギフトの対価を前記第1ユーザと、1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御するギフト制御部とを有する、
    情報処理装置。
  2. 前記ギフト制御部は、前記ギフトの対価を共同負担することへの参加を、前記配信者の動画を視聴しているユーザの中から募集可能に制御する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第1ユーザが前記ギフトの対価の一部を負担した場合、他のユーザの端末に対して前記ギフトの対価の共同負担へ参加するための参加募集画面を表示させる表示制御部を有する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示制御部は、前記参加募集画面に前記ギフトの対価の共同負担へ参加するための条件を表示させる、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記表示制御部は、他のユーザから前記ギフトの対価の共同負担への参加を受け付けた場合、前記参加募集画面に前記ギフトの対価の共同負担へ参加するための募集情報を更新して表示させる、
    請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1ユーザが選択した前記ギフトの対価の共同負担への参加募集を、所定条件を満たす他のユーザに対して通知する通知部を有する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記通知部は、前記第1ユーザと所定関係にあるユーザのうち、前記配信者の動画を視聴しているユーザに対して、前記第1ユーザが選択した前記ギフトの対価の共同負担への参加募集を通知する、
    請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記ギフト制御部は、他のユーザが前記ギフトの対価の共同負担へ参加することが可能な募集期間を設定する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記ギフト制御部は、前記募集期間が終了した場合、前記第2ユーザが負担した金額と前記ギフトの対価に相当する金額との差分を前記第1ユーザに負担させる、
    請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記ギフト制御部は、前記第1ユーザ以外の他のユーザが未参加の場合は、前記ギフトの選択をキャンセル可能とし、前記第1ユーザ以外の他のユーザが既に参加している場合は、前記ギフトの選択をキャンセル不可とする、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  11. 前記ギフト制御部は、前記第1ユーザが負担した金額と前記第2ユーザが負担した金額との合計金額が前記ギフトの対価に相当する金額に達した場合、前記配信者に対して前記ギフトを受取可能に制御する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  12. プロセッサが、配信者の動画を第1ユーザの端末に配信し、
    プロセッサが、前記第1ユーザから前記配信者へ贈るギフトの選択を受け付けた場合、前記ギフトの対価を前記第1ユーザと、1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御する、
    情報処理方法。
  13. プロセッサに、配信者の動画を第1ユーザの端末に配信させ、
    プロセッサに、前記第1ユーザから前記配信者へ贈るギフトの選択を受け付けた場合、前記ギフトの対価を前記第1ユーザと、1以上の第2ユーザとで共同して負担可能に制御させる、
    プログラム。
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