JP2014064066A - データ生成方法、データ生成システム、データ生成を行うサーバ装置、およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】手軽に、複数の人々が誰かに対する贈り物を共同で行うことを可能とする手段を提供する。
【解決手段】SNSサーバ装置13が提供するSNSにおいて人物Xを共通の知人とするユーザたちは各々、自分の端末装置11にビデオ生成サーバ装置12からダウンロードした同じ歌唱曲のカラオケデータに従い歌唱を行う。端末装置11はユーザにより行われる歌唱の様子を録画・録音した音付きビデオデータを各自ソングビデオデータとしてビデオ生成サーバ装置12にアップロードする。ビデオ生成サーバ装置12は歌唱曲を時間方向に分割した複数のセクションの各々に、複数のユーザの端末装置11からアップロードされた複数の各自ソングビデオデータを1以上割り当て、割り当てた各自ソングビデオデータの当該セクションの部分をセクションの順序で時間方向に並べ、それらを連結することで、パッチワークソングビデオデータを生成する。
【選択図】図3
【解決手段】SNSサーバ装置13が提供するSNSにおいて人物Xを共通の知人とするユーザたちは各々、自分の端末装置11にビデオ生成サーバ装置12からダウンロードした同じ歌唱曲のカラオケデータに従い歌唱を行う。端末装置11はユーザにより行われる歌唱の様子を録画・録音した音付きビデオデータを各自ソングビデオデータとしてビデオ生成サーバ装置12にアップロードする。ビデオ生成サーバ装置12は歌唱曲を時間方向に分割した複数のセクションの各々に、複数のユーザの端末装置11からアップロードされた複数の各自ソングビデオデータを1以上割り当て、割り当てた各自ソングビデオデータの当該セクションの部分をセクションの順序で時間方向に並べ、それらを連結することで、パッチワークソングビデオデータを生成する。
【選択図】図3
Description
本発明は、ユーザにより行われる演技を記録したデータを生成する技術に関する。
インターネット等のネットワークを介したデータ通信手段の普及に伴い、遠隔地にいる家族や友人等にビデオレターを送る仕組みが提案されている。例えば、特許文献1には、互いに遠隔地にいる2人の利用者間でカラオケビデオレターの交換を可能とする通信カラオケシステムが提案されている。
特許文献1に提案されている通信カラオケシステムは、サーバー装置と、このサーバー装置との間でデータ通信可能な複数のカラオケ装置を備えている。カラオケ装置の各々は録画手段と録音手段を備え、利用者がカラオケ伴奏音楽に合わせて歌う姿と音声を記録したデータであるカラオケビデオレターを作成する。カラオケ装置が生成したカラオケビデオレターはサーバー装置に送信され、当該カラオケビデオレターを識別するレター番号に対応付けて保存される。
カラオケ番号音楽に合わせて歌った利用者が、カラオケ装置に例えば知人である他の利用者のメールアドレスを入力すると、知人のメールアドレス宛にレター番号が通知される。知人が例えば近所のカラオケ店のカラオケ装置に当該レター番号を入力すると、カラオケ装置はサーバー装置からレター番号に応じたカラオケビデオレターを受信し、その再生を行う。その結果、知人はカラオケビデオレターの内容を視聴することができる。
ある人物(以下、「人物A」とする)を共通の知人とする複数の人々(以下、「知人たち」という)が、例えば人物Aの誕生日や結婚式等においてお祝いの気持ちを表す手段として、1つの贈り物をしたいという場合がある。
知人たちが人物Aに対し共同で贈り物を贈呈する古典的な方法は、知人たちの中の誰かが幹事役を引き受け、他の知人たちに贈り物の贈呈に対する賛同を求め、贈り物の金額や内容について賛同者間の合意形成を行い、合意された金額に応じた負担金を賛同者の各々から徴収し、贈り物を購入して、然るべきタイミングで贈り物を人物Aに贈る、という方法である。このような古典的な方法による場合、少なくとも幹事役の負担が大きく、特に知人たちの人数が多い場合、実現が困難な場合も多い。
本発明は、上述した問題に鑑み、従来技術と比較してより手軽に、複数の人々が誰かに対する贈り物を共同で行うことを可能とする手段を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、複数の端末装置の各々が、一のサーバ装置から、時間の経過に伴い進行する演技のガイドを示すガイドデータを受信するステップと、前記複数の端末装置の各々が、当該端末装置のユーザに対し前記ガイドデータが示すガイドを通知するステップと、前記複数の端末装置の各々が、前記ガイドの通知に伴い当該端末装置のユーザにより行われる演技を録画または録音したデータである演技記録データを生成するステップと、前記複数の端末装置の各々が、前記演技記録データを、前記一サーバ装置に送信するステップと、前記一のサーバ装置が、前記ガイドデータによりガイドされる演技を時間方向において分割して得られる複数のセクションの各々に関し、前記複数の端末装置から受信した複数の前記演技記録データの中から当該セクションの部分を1以上選択するステップと、前記一のサーバ装置が、前記複数のセクションの各々に関し選択した前記1以上の演技記録データの部分を前記複数のセクションの順序に従い時間方向に連結して合成演技記録データを生成するステップとを備えるデータ生成方法を提案する。
上述のデータ生成方法において、前記一のサーバ装置または前記一のサーバ装置と互いにデータ通信を行う他のサーバ装置が、第1のユーザを識別する第1の識別データと、前記第1のユーザとの間でメッセージ交換が許可されているユーザである複数の第2のユーザの各々を各々識別する複数の第2の識別データとを互いに関連付けて記憶するステップと、前記一のサーバ装置または前記一のサーバ装置と互いにデータ通信を行う他のサーバ装置が、前記複数の第2の識別データに従い、前記複数の第2のユーザの各々に関し、当該第2のユーザの端末装置に対し、前記合成演技記録データの生成に要する演技記録データの生成を呼びかけるメッセージを示す勧誘メッセージデータを送信するステップと、前記複数の第2のユーザの各々に関し、当該第2のユーザの端末装置が、前記勧誘メッセージデータに従い、当該第2のユーザに対するメッセージを通知するステップと、前記複数の第2のユーザのうち任意の第2のユーザの端末装置が、前記一のサーバ装置に対し、前記ガイドデータの送信を要求するステップとを備え、前記一のサーバ装置は、前記要求に応じて、前記ガイドデータを要求元の端末装置に送信する、という構成が採用されてもよい。
また、上述のデータ生成方法において、前記一のサーバ装置または前記一のサーバ装置と互いにデータ通信を行う他のサーバ装置が、前記第1のユーザに対し前記合成演技記録データが提供されるべき時刻を示す時刻データを記憶するステップと、前記一のサーバ装置または前記一のサーバ装置と互いにデータ通信を行う他のサーバ装置が、前記時刻データが示す時刻に、前記第1の識別データに従い、前記第1のユーザの端末装置に対し、前記合成演技記録データを格納しているネットワーク上の所定の場所を通知するメッセージを示す通知メッセージデータを送信するステップと、前記第1のユーザの端末装置が、前記通知メッセージデータに従い、前記第1のユーザに対するメッセージを通知するステップと、前記第1のユーザの端末装置が、前記通知メッセージデータが示す前記ネットワーク上の所定の場所から、前記合成演技記録データを受信するステップと、前記第1のユーザの端末装置が、前記合成演技記録データに従い、画像または音を再生するステップとを備える、という構成が採用されてもよい。
また、上述のデータ生成方法において、前記ガイドデータは歌唱曲の伴奏を示す伴奏データと、当該歌唱曲の歌詞を示す歌詞データを含み、前記複数の端末装置の各々は、当該端末装置のユーザにより行われる歌唱の音声を録音して得られる歌唱音声データを含む前記演技記録データを生成する、という構成が採用されてもよい。
また、上述のデータ生成方法において、前記複数の端末装置の各々から前記演技記録データを受信したサーバ装置が、受信した複数の前記演技記録データの各々に関し、当該演技記録データに含まれる歌唱音声データが示す歌唱の音声を前記複数のセクション毎に評価するステップを備え、前記選択するステップにおいて、前記複数の端末装置の各々から前記演技記録データを受信したサーバ装置は、前記評価するステップにおいて行った評価の結果に基づき前記選択を行う、という構成が採用されてもよい。
また、上述のデータ生成方法において、前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置の各々に対し、前記複数のセクションのうちの1以上のセクションを割り当てるステップを備え、前記ガイドデータを受信するステップにおいて、前記複数の端末装置の各々は、前記一のサーバ装置から、前記ガイドデータの一部であって、前記ガイドデータのうち当該端末装置に対し前記一のサーバ装置が割り当てた1以上のセクションを含む部分を受信し、前記選択するステップにおいて、前記複数の端末装置の各々から前記演技記録データを受信したサーバ装置は、前記複数のセクションの各々に関し、前記一のサーバ装置が当該セクションを割り当てた端末装置から受信した前記演技記録データの中から当該セクションの部分を選択する、という構成が採用されてもよい。
また、上述のデータ生成方法において、前記複数の端末装置の各々が、当該端末装置のユーザの音域を示す音域データを取得するステップと、前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置の各々から当該端末装置において取得された前記音域データを受信するステップとを備え、前記セクションを割り当てるステップにおいて、前記一のサーバ装置は、前記複数の端末装置から受信した複数の前記音域データの各々が示す音域に基づき、前記割り当てを行う、という構成が採用されてもよい。
また、上述のデータ生成方法において、前記一のサーバ装置が、複数の歌唱曲の歌唱の各々を各々ガイドする複数のガイドデータを記憶するステップと、前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置のうちの任意の端末装置から、前記複数の歌唱曲のうちの任意の一の歌唱曲に対する投票を示す投票データを受信するステップと、前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置のうちの任意の端末装置から受信した前記投票データが示す投票の獲得数に基づき、前記複数の歌唱曲のうち一の歌唱曲を選択するステップとを備え、前記ガイドデータを受信するステップにおいて、前記複数の端末装置の各々は、前記一のサーバ装置が選択した前記一の歌唱曲の歌唱をガイドするガイドデータを受信する、という構成が採用されてもよい。
また、上述のデータ生成方法において、前記複数の端末装置の各々が、当該端末装置のユーザの音域を示す音域データを取得するステップと、前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置の各々から当該端末装置において取得された前記音域データを受信するステップと、前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置から受信した複数の前記音域データの各々が示す音域に基づき、前記複数の歌唱曲のうち1以上の歌唱曲を候補歌唱曲として選択するステップとを備え、前記投票データを受信するステップにおいて、前記一のサーバ装置は、前記1以上の候補歌唱曲のうちの任意の一の歌唱曲に対する投票を示す投票データを受信する、という構成が採用されてもよい。
また、上述のデータ生成方法において、前記演技記録データに含まれる歌唱音声データは、歌唱の音声と伴奏の音の混合した音を示し、前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置から受信した前記演技記録データに含まれる歌唱音声データが示す音から、前記ガイドデータに含まれる伴奏データが示す伴奏の音の成分を除去した音を示す新たな歌唱音声データを生成するステップを備える、という構成が採用されてもよい。
また、本発明は、サーバ装置と、複数の端末装置とを備え、前記サーバ装置は、時間の経過に伴い進行する演技のガイドを示すガイドデータを記憶する記憶手段と、前記ガイドデータを前記複数の端末装置の各々に送信する送信手段と、前記複数の端末装置の各々から、前記ガイドデータが示すガイドに従い当該端末装置のユーザにより行われた演技を録画または録音したデータである演技記録データを受信する受信手段と、前記ガイドデータによりガイドされる演技を時間方向において分割して得られる複数のセクションの各々に関し、前記受信手段により前記複数の端末装置から受信した複数の演技記録データの中から当該セクションの部分を1以上選択する選択手段と、前記選択手段により前記複数のセクションの各々に関し選択された1以上の演技記録データの部分を前記複数のセクションの順序に従い時間方向に連結して合成演技記録データを生成する合成手段とを備え、前記複数の端末装置の各々は、前記サーバ装置から前記ガイドデータを受信する受信手段と、自機のユーザに対し、前記ガイドデータが示すガイドを通知する通知手段と、前記ガイドの通知に伴い自機のユーザにより行われる演技を録画または録音したデータである演技記録データを生成する記録手段と、前記演技記録データを前記サーバ装置に送信する送信手段とを備えるデータ生成システムを提案する。
また、本発明は、時間の経過に伴い進行する演技のガイドを示すガイドデータを記憶する記憶手段と、前記ガイドデータを複数の端末装置の各々に送信する送信手段と、前記複数の端末装置の各々から、前記ガイドデータが示すガイドに従い当該端末装置のユーザにより行われた演技を録画または録音したデータである演技記録データを受信する受信手段と、前記ガイドデータによりガイドされる演技を時間方向において分割して得られる複数のセクションの各々に関し、前記受信手段により前記複数の端末装置から受信した複数の演技記録データの中から当該セクションの部分を1以上選択する選択手段と、前記選択手段により前記複数のセクションの各々に関し選択された1以上の演技記録データの部分を前記複数のセクションの順序に従い時間方向に連結して合成演技記録データを生成する生成手段とを備えるデータ生成を行うサーバ装置を提案する。
また、本発明は、コンピュータに、時間の経過に伴い進行する演技のガイドを示すガイドデータを記憶する処理と、前記ガイドデータを複数の端末装置の各々に送信する処理と、前記複数の端末装置の各々から、前記ガイドデータが示すガイドに従い当該端末装置のユーザにより行われた演技を録画または録音したデータである演技記録データを受信する処理と、前記ガイドデータによりガイドされる演技を時間方向において分割して得られる複数のセクションの各々に関し、前記複数の端末装置から受信した複数の演技記録データの中から当該セクションの部分を1以上選択する処理と、前記複数のセクションの各々に関し選択した1以上の演技記録データの部分を前記複数のセクションの順序に従い時間方向に連結して合成演技記録データを生成する処理とを実行させるためのプログラムを提案する。
本発明によれば、人物Aに知人たちは、各自の端末装置がサーバ装置から受信したガイドデータによって通知されるガイドに従い演技を行い、当該演技を端末装置により録音または録音して生成される演技記録データを端末装置からサーバ装置に送信することにより、人物Aの知人たちの各々により行われた演技を時間方向に分割して繋ぎ合せた合成演技を示す合成演技記録データをサーバ装置に生成させることができる。サーバ装置において生成された合成演技記録データは、例えば電子メール等により人物Aの端末装置に送信され、人物Aの端末装置において合成演技の再生に利用される。その結果、人物Aの知人たちは、従来技術と比較してより手軽に、共同の贈り物を人物Aに対し贈ることができる。
[実施形態]
以下に、本発明の一実施形態として、パッチワークソング生成システム1の構成および動作を説明する。パッチワークソング生成システム1は、例えば誕生日を近々迎える人物(以下、「人物X」とする)に対し、人物Xを共通の知人とする人たち(以下、総称して「知人たち」といい、各々を区別する場合、「知人Y#」(ただし、「#」は知人たちの各々に固有に割り当てられた自然数)という)が歌唱曲を歌う様子を録音・録画(以下、「記録」という)して得られる音付きビデオデータを贈呈するためのシステムである。なお、知人たちは各々、人物Xを知っている人たちであればよく、知人同士は必ずしも知り合いでなくてもよい。
以下に、本発明の一実施形態として、パッチワークソング生成システム1の構成および動作を説明する。パッチワークソング生成システム1は、例えば誕生日を近々迎える人物(以下、「人物X」とする)に対し、人物Xを共通の知人とする人たち(以下、総称して「知人たち」といい、各々を区別する場合、「知人Y#」(ただし、「#」は知人たちの各々に固有に割り当てられた自然数)という)が歌唱曲を歌う様子を録音・録画(以下、「記録」という)して得られる音付きビデオデータを贈呈するためのシステムである。なお、知人たちは各々、人物Xを知っている人たちであればよく、知人同士は必ずしも知り合いでなくてもよい。
図1は、パッチワークソング生成システム1により生成される音付きビデオデータの内容を説明するための図である。図1に例示の音付きビデオデータは、3つのブロックB1〜B3を含んでおり、これら3つのブロックは各々、4つのセクションS1〜S4を含んでいる。以下、例えばブロックB1のセクションS1をセクションB1S1のように呼ぶ。
ブロックB1〜B3は各々、同じ歌唱曲の第1番〜第3番の歌唱を示す部分である。また、セクションS1〜S4は各々、2小節単位の歌唱を示す部分である。従って、例えばセクションB1S1は、歌唱曲の第1番の第1〜第2小節の歌唱を示す部分である。
セクションB1S1〜セクションB3S4の計12のセクションの各々には、1以上の知人が歌唱者として割り当てられている。図1の例では、例えば、セクションB1S1には知人Y27が割り当てられ、セクションB1S2には知人Y05が割り当てられ、・・・という具合である。図1の例では、セクションS3は、同じブロックのセクションS1、S2およびS3に割り当てられた知人たちが合唱する構成となっている。また、セクションS3以外に関し、ブロックB1は各セクションを1人で歌唱し、ブロックB2は各セクションを2人で合唱し、ブロックB3は各セクションを3人で合唱する構成となっている。
図1に示されるように、パッチワークソング生成システム1により生成される音付きビデオデータは1つの歌唱曲を時間方向に分割して得られる複数のセクションの各々に、1人以上の知人を歌唱者として割り当てて、それらの歌唱者により各々歌われた歌唱の音付きビデオを時間方向に連結したものである。以下、パッチワークソング生成システム1により生成される図1に示したような構成の音付きビデオデータをパッチワークソングビデオデータと呼び、パッチワークソングビデオデータに従い再生される音付きビデオをパッチワークソングビデオと呼ぶ。
図2は、パッチワークソングビデオを再生している端末装置を模式的に示した図である。図2においては、例として、図1に示したセクションB2S2が再生中であり、歌唱者である知人Y19と知人Y04の歌唱の様子が動画として表示されると同時に、知人Y19と知人Y04の仮想的な合唱音声が発音されている。従って、人物Xは、例えば自分の誕生日に知人たちからサプライズプレゼントとして贈られてきたパッチワークソングビデオを再生することにより、自分の知人たちが共同で歌った歌唱を楽しむことができる。
パッチワークソング生成システム1においては、パッチワークソングビデオデータを作成するために、知人たちは同じ時間に同じ場所に集まって歌唱を行う必要はない。知人たちは各自の端末装置に向かい歌唱を行い、その歌唱を記録したデータである各自ソングビデオデータを端末装置からサーバ装置にアップロードすることで、パッチワークソングビデオデータを作成することができる。以下にその仕組みを説明する。
図3はパッチワークソング生成システム1の全体構成を模式的に示した図である。パッチワークソング生成システム1は、人物Xと知人たちの各々が使用する端末装置11と、知人たちの端末装置11の各々から送信されてくる各自ソングビデオデータを合成することによりパッチワークソングビデオデータの生成を行うビデオ生成サーバ装置12と、人物Xと知人たちが交換するメッセージを管理するSNSサーバ装置13と、ビデオ生成サーバ装置12により生成されたパッチワークソングビデオデータを配信可能に格納するビデオ配信サーバ装置14を備えている。これらの装置はインターネット9を介して互いにデータ通信可能である。
なお、端末装置11を各々区別する場合、人物Xの端末装置11は端末装置11X、知人Y#の端末装置11は端末装置11Y#のように末尾に使用者の符号を付す。また、図3においては、全部でn人(ただし、nは任意の自然数)の知人Yの各々が使用する端末装置11Y1〜Ynが示されている。
端末装置11はインターネット9を介して他の装置との間でデータ通信が可能で、録音・録画と音付きビデオの再生の機能を備えた一般的な端末装置である。図4は、いわゆるスレートデバイス(マルチタッチディスプレイを備えた石版のような形状のモバイル端末装置)タイプの端末装置11のハードウェア構成を模式的に示した図である。
この端末装置11は、ROM111またはRAM112に記憶されているプログラムに従い各種データ処理を行うCPU110と、OS等の基本プログラムを記憶するROM111と、アプリケーションプログラム(以下、「アプリ」という)や各種データ等を記憶するRAM112と、画像を表示する表示装置(例えば、液晶ディスプレイパネル)であるディスプレイ113と、ユーザが指等の1以上のポインタをディスプレイ113に近接または接触(以下、近接および接触を総称して「接触」という)させた時に当該接触の各々を検出するセンサ(例えば、静電容量方式のマルチタッチセンサパネル)であるタッチセンサ114と、ディスプレイ113に対面するユーザの顔等の画像を録画しビデオデータを生成するカメラ115と、ユーザの歌唱の音声等を録音し音データを生成するマイク116と、伴奏データに従い楽音を示す音波形データを出力する音源ユニット117と、音波形データに従い音を発するアンプ内蔵スピーカであるスピーカユニット118と、インターネット9を介して外部の装置との間でデータ通信を行う装置である通信ユニット119を備えている。
なお、図4に示した端末装置11のハードウェア構成は一例であって、例えばディスプレイ113、タッチセンサ114、カメラ115、マイク116、スピーカユニット118を内蔵せずに、これらと同様の機能を備える装置が外部に接続される構成など、他の構成が採用されてもよい。
ビデオ生成サーバ装置12、SNSサーバ装置13およびビデオ配信サーバ装置14の各々は、インターネット9を介して他の装置との間でデータ通信が可能な一般的なサーバ装置である。図5は、ビデオ生成サーバ装置12、SNSサーバ装置13およびビデオ配信サーバ装置14の各々のハードウェア構成を模式的に示した図である。
ビデオ生成サーバ装置12、SNSサーバ装置13およびビデオ配信サーバ装置14の各々は、ROM101またはRAM102に記憶されているプログラムに従い各種データ処理を行うCPU100と、OS等の基本プログラムを記憶するROM101と、CPU100が各種データの一時的記憶等に用いるRAM102と、アプリケーションプログラムや各種データ等を記憶するHDD103と、インターネット9を介して外部の装置との間でデータ通信を行う装置である通信ユニット104と、ディスプレイ装置、キーボードやポインタマウス等のデータ入力装置等の外部機器との間でデータの入出力を行うインタフェースである入出力IF105を備えている。
図4に例示したハードウェア構成を備える端末装置11は、例えばRAM112に記憶されている本実施形態にかかるアプリに従いCPU110が各種データ処理を行い、他の構成部を制御することにより、図6に模式的に示す機能構成を備える装置として動作する。すなわち、端末装置11は機能構成部として、他の機能構成部の制御を行う制御部1100と、各種データを記憶する記憶部1101と、他の装置から送信されてくる各種データを受信する受信部1102と、他の装置に対し各種データを送信する送信部1103と、画像または音によりユーザに対しメッセージ等を通知する通知部1104と、ユーザの歌唱を記録し各自ソングビデオデータを生成する生成部1105と、パッチワークソングビデオの再生を行う再生部1106を備えている。
図5に例示したハードウェア構成を備えるビデオ生成サーバ装置12は、例えばHDD103に記憶されている本実施形態にかかるアプリケーションプログラムに従いCPU100が各種データ処理を行い、他の構成部を制御することにより、図7に模式的に示す機能構成を備える装置として動作する。すなわち、ビデオ生成サーバ装置12は機能構成部として、他の機能構成部の制御を行う制御部1200と、各種データを記憶する記憶部1201と、他の装置から送信されてくる各種データを受信する受信部1202と、他の装置に対し各種データを送信する送信部1203と、知人たちが指定した歌唱曲の候補の中から知人たちが歌唱する歌唱曲を選択する歌唱曲選択部1204と、知人たちの端末装置11から送信されてくる各自ソングビデオデータが示す音から伴奏の音の成分を除去する伴奏成分除去部1205と、各自ソングビデオデータが示す歌唱の音声を評価する評価部1206と、評価部1206による評価の結果に基づき歌唱曲の各セクションに割り当てる各自ソングビデオデータを選択するセクション選択部1207と、セクション選択部1207により選択された各自ソングビデオデータから該当するセクションの部分を取り出して時間方向に連結することでパッチワークソングビデオデータを生成する生成部1208を備えている。
図5に例示したハードウェア構成を備えるSNSサーバ装置13は、例えばHDD103に記憶されているアプリケーションプログラムに従いCPU100が各種データ処理を行い、他の構成部を制御することにより、図8に模式的に示す機能構成を備える装置として動作する。すなわち、SNSサーバ装置13は機能構成部として、他の機能構成部の制御を行う制御部1300と、各種データを記憶する記憶部1301と、他の装置から送信されてくる各種データを受信する受信部1302と、他の装置に対し各種データを送信する送信部1303を備えている。
図5に例示したハードウェア構成を備えるビデオ配信サーバ装置14は、SNSサーバ装置13と同様に、例えばHDD103に記憶されているアプリケーションプログラムに従いCPU100が各種データ処理を行い、他の構成部を制御することにより、図9に模式的に示す機能構成を備える装置として動作する。すなわち、ビデオ配信サーバ装置14は機能構成部として、他の機能構成部の制御を行う制御部1400と、各種データを記憶する記憶部1401と、他の装置から送信されてくる各種データを受信する受信部1402と、他の装置に対し各種データを送信する送信部1403を備えている。
パッチワークソング生成システム1において、知人たちの誰か(以下、その知人を知人Y1とする)が人物Xにパッチワークソングビデオの贈呈を希望する場合、まず知人Y1は人物Xの他の知人たちに参加要請を行う必要がある。この参加要請は、SNSサーバ装置13により管理されるSNSのメッセージ交換により行われる。また、知人たちが人物Xに対しパッチワークソングビデオを贈呈する際のメッセージもまた、SNSにより人物Xに送信される。
SNSサーバ装置13はメッセージ交換を行うため、SNSを利用するユーザの各々に関するデータであるユーザデータを記憶部1301に記憶している。図10はユーザデータの構成を模式的に示した図である。ユーザデータは、ユーザを識別するユーザID(Identifier)、ユーザIDとともにユーザの本人確認を行うためのパスワード、ユーザがメッセージ交換を行う同意を得ている他のユーザ(知人)のユーザIDのリストである知人リスト、ユーザが有料のサービスを利用した際に決済のために用いられるクレジットカード情報、ユーザの各種属性を示す属性情報を含んでいる。なお、属性情報には、ユーザの誕生日、電子メールアドレス等が含まれている。
また、ユーザデータの各々には、そのユーザと他のユーザとの間で交換されるメッセージを保存するメッセージボックスが対応付けられている。ユーザは、自分の端末装置を用いてSNSのログイン画面を表示させ、ユーザIDとパスワードを入力してログインをした後、自分のメッセージボックスに保存されている自分宛のメッセージを閲覧することができる。なお、メッセージボックスに新たなメッセージが届いた場合、ユーザの電子メールアドレス宛にはSNSサーバ装置13から新着メッセージの通知が自動送信される。そのため、ユーザは知人たちからのメッセージをタイムリーに閲覧することができる。
パッチワークソングビデオデータのソースとなる各自ソングビデオデータは、知人たちが各自、端末装置11により再生されるカラオケに従って歌唱を行った様子を記録したデータである。端末装置11が再生するカラオケは、ビデオ生成サーバ装置12からダウンロードしたカラオケデータに従い行われる。そのため、ビデオ生成サーバ装置12の記憶部1201には、複数の歌唱曲の各々に関し、カラオケデータを含む歌唱曲データが記憶されている。
図11は、記憶部1201に記憶されている歌唱曲データの構成を模式的に示した図である。歌唱曲データは、歌唱曲を識別する歌唱曲ID、歌唱曲の名称を示す歌唱曲名、カラオケの内容を示すカラオケデータ、模範となる歌唱の音高や発声期間等を示すリファレンスデータ、その歌唱曲の各セクションに各自ソングビデオデータを割り当てる際の条件(各セクションに割り当て可能な各自ソングビデオデータの数等)を示す割り当て条件、パッチワークソングビデオデータの生成における視覚エフェクトや音響エフェクトを指示するエフェクトデータを含んでいる。なお、カラオケデータには、伴奏を指示する伴奏データと、歌詞のテロップ表示を指示する歌詞データが含まれている。
知人Y1により人物Xに対するパッチワークソングビデオの贈呈が提起されると、ビデオ生成サーバ装置12の記憶部1201には、パッチワークソングビデオデータの生成等の管理を行うためのデータであるプロジェクトデータが生成される。
図12は、記憶部1201に生成されるプロジェクトデータの構成を模式的に示した図である。プロジェクトデータは、パッチワークソングビデオの贈呈というプロジェクトの各々を識別するプロジェクトID、パッチワークソングビデオの贈呈先のユーザIDを示す贈呈先ユーザID、贈呈が行われるべき日時を示す贈呈時刻、贈呈の目的(誕生日、結婚日等)を示す贈呈目的、パッチワークソングビデオの贈呈元のユーザに関するデータリストである贈呈元ユーザリスト、候補となる歌唱曲(以下、候補歌唱曲」という)の提案を受け付ける期間を示す候補曲受付期間、候補歌唱曲に対する投票を受け付ける期間を示す投票受付期間、各自ソングビデオデータのアップロードを受け付ける期間を示すアップロード期間、候補歌唱曲に関するデータリストである候補歌唱曲リスト、投票の結果により決定された歌唱対象の歌唱曲を示す歌唱曲IDを含んでいる。
プロジェクトデータに含まれる贈呈元ユーザリストは、贈呈元ユーザ(プロジェクトに参加可能な全てのユーザ)の各々に関し、贈呈元ユーザのユーザID、贈呈元ユーザがプロジェクトに参加しているか否かを示すフラグである参加フラグ、贈呈元ユーザが候補歌唱曲に対する投票を完了したか否かを示すフラグである投票フラグ、贈呈元ユーザが各自ソングビデオデータのアップロードを完了したか否かを示すフラグであるアップロードフラグを含んでいる。
また、プロジェクトデータに含まれる候補歌唱曲リストは、候補歌唱曲の各々に関し、候補歌唱曲の歌唱曲ID、候補歌唱曲が獲得した投票数を示す獲得票数を含んでいる。
上述した構成を備えるパッチワークソング生成システム1の動作を以下に説明する。図13は、人物Xに対するパッチワークソングビデオの贈呈を知人Y1が提起し、そのプロジェクトに対する参加を勧誘する勧誘メッセージが人物Xの知人たちに通知されるまでにパッチワークソング生成システム1が行う動作を示した図である。
まず、知人Y1は、端末装置11Y1を操作して、各種アプリケーションプログラムのダウンロードサイト(図示略)から、パッチワークソング生成システム1用のアプリをダウンロードし、端末装置11Y1にそのアプリをインストールする(S101)。なお、端末装置11Y1に既にパッチワークソング生成システム1用のアプリがインストールされている場合、ステップS101の処理は不要である。
知人Y1が端末装置11Y1においてアプリを起動すると、SNSサーバ装置13により管理されるSNSに対するログイン画面が表示される。知人Y1がログイン画面において、SNSにおけるユーザIDとパスワードを正しく入力すると、端末装置11Y1はSNSにログインし(S102)、SNSにおいて知人Y1に利用が許可されている各種データにアクセス可能となる。
SNSに対するログインが成功すると、端末装置11Y1には図14に示すように、「新規プロジェクト作成」ボタンおよび「プロジェクト」ボタンのいずれかを選択する画面が表示される。この画面において知人Y1が「新規プロジェクト作成」ボタンをタッチ等により操作すると、端末装置11Y1には図15に示すようなプロジェクト作成画面が表示される。プロジェクト作成画面には、まず、知人Y1のユーザIDと、知人Y1の知人たちのユーザIDのリストである知人リストが表示される。この知人リストは、「新規プロジェクト作成」ボタンが操作された際、端末装置11Y1がSNSサーバ装置13から取得したものである(S103)。
知人Y1が知人リストの中からパッチワークソングビデオの贈呈先のユーザのユーザIDとして、人物XのユーザIDを選択すると(S104)、プロジェクト作成画面には、選択された人物Xを贈呈先ユーザとする既存のプロジェクトの贈呈時刻および贈呈目的のリストであるプロジェクトリストが表示される。このプロジェクトリストは、知人リストにおいて人物XのユーザIDが選択された際、端末装置11Y1がビデオ生成サーバ装置12から取得したものである(S105)。
また、知人リストの中から人物Xが選択されると、プロジェクト作成画面には、贈呈先ユーザID、贈呈目的、贈呈時刻、候補曲受付期間、投票受付期間、アップロード期間の欄が表示される。なお、贈呈先ユーザIDの欄には、人物XのユーザIDが自動的に入力される。
知人Y1は、今から新規に作成しようとするプロジェクトが既にプロジェクトリストにないことを確認した後、通常、贈呈目的の選択または入力を行う。例として、知人Y1は贈呈目的として「誕生日」を選択するものとする。知人Y1が贈呈目的の選択を行うと、贈呈時刻の欄には、人物Xの誕生日の例えば午前6時がデフォルト値として自動入力される。この人物Xの誕生日は、知人リストにおいて人物XのユーザIDが選択された際、端末装置11Y1がSNSサーバ装置13から取得したものである(S106)。なお、知人Y1が贈呈目的に、例えば「退院祝い」のように、SNSサーバ装置13が管理するユーザデータに贈呈時刻に関する情報が含まれない内容を入力した場合、贈呈時刻の欄は空欄のままである。その場合、知人Y1は適当と思われる時刻を贈呈時刻の欄に入力する。
上記のように、贈呈時刻の欄に時刻が入力されると、現在時刻と贈呈時刻に基づき、所定のアルゴリズムに従い、候補曲受付期間、投票受付期間、アップロード期間の欄に適当と思われる開始日および終了日が自動入力される。
知人Y1は自動入力されたデータについて、必要に応じて修正を行い、それらの内容を確認した後、「プロジェクト作成」ボタンをタッチ等により操作する。この操作に応じて、端末装置11Y1はプロジェクトデータの生成要求をビデオ配信サーバ装置14に送信する(S107)。この生成要求には、プロジェクト作成画面において入力されたデータと人物Xの知人リストが含まれる。この人物Xの知人リストは、プロジェクト作成画面の知人リストにおいて人物XのユーザIDが選択された際、端末装置11Y1がSNSサーバ装置13から取得したものである(S106)。
ビデオ生成サーバ装置12は端末装置11Y1から送られてくる生成要求に応じて、プロジェクトデータ(図12参照)を生成し、新たに作成したプロジェクトデータにプロジェクトIDを割り当てた後、当該プロジェクトIDを端末装置11Y1に送信する(S108)。
端末装置11Y1は、ビデオ生成サーバ装置12からプロジェクトIDを受信すると、勧誘メッセージの送信要求をSNSサーバ装置13に送信する(S109)。この送信要求には、端末装置11Y1がビデオ生成サーバ装置12から受信したプロジェクトIDと人物XのユーザIDが含まれる。
SNSサーバ装置13は端末装置11Y1から送られてくる送信要求に応じて、勧誘メッセージを生成し、人物Xの知人たちの全員のメッセージボックス(受信ボックス)に、生成した勧誘メッセージを登録する(S110)。知人Y#(ただし、「#」は1〜nの任意の自然数)は、例えばSNSに登録している電子メールアドレス宛に届く新着メッセージの通知に応じて、端末装置11Y#を用いてSNSにログインし、自分宛の勧誘メッセージをSNSサーバ装置13から端末装置11Y#に受信する(S111)。
端末装置11Y#は、SNSサーバ装置13から受信した勧誘メッセージの内容を表示する(S112)。図16は、端末装置11Y#において表示される勧誘メッセージの内容を模式的に示した図である。なお、勧誘メッセージには、非表示でプロジェクトIDおよびパッチワークソング生成システム1用のアプリのダウンロードサイトのURLがリンクされている。
図17は、人物Xの知人たちの一人である知人Y2が勧誘メッセージに応じてプロジェクトへの参加の操作を行ってから、各自ソングビデオデータをビデオ生成サーバ装置12にアップロードするまでにパッチワークソング生成システム1が行う動作を示した図である。
知人Y2により勧誘メッセージの「参加」ボタンが操作されると、端末装置11Y2は勧誘メッセージにリンクされているURLに従い、アプリのダウンロードサイトからアプリをダウンロードし、端末装置11Y2にそのアプリをインストールする(S201)。なお、端末装置11Y2に既にパッチワークソング生成システム1用のアプリがインストールされている場合、ステップS201の処理は不要である。
知人Y2が端末装置11Y2においてアプリを起動すると、SNSサーバ装置13により管理されるSNSに対するログイン画面が表示される。知人Y2がログイン画面において、SNSにおけるユーザIDとパスワードを正しく入力すると、端末装置11Y2はSNSにログインし(S202)、SNSにおいて知人Y2に利用が許可されている各種データにアクセス可能となる。
SNSに対するログインが成功すると、端末装置11Y2には図14に示した画面が表示される。この画面において知人Y2が「プロジェクト」ボタンをタッチ等により操作すると、端末装置11Y2には図18に示すようなプロジェクト一覧画面が表示される。プロジェクト一覧画面には、知人Y2のユーザIDと、知人Y2が参加中または参加可能で未参加のプロジェクトに関する情報のリストであるプロジェクトリストが表示される。このプロジェクトリストは、「プロジェクト」ボタンが操作された際、端末装置11Y2がビデオ生成サーバ装置12から取得したものである(S203)。
プロジェクト一覧画面に表示されるプロジェクトリストには、知人Y2が参加中または参加可能なプロジェクトのプロジェクトID、贈呈先ユーザID、贈呈目的、贈呈日時、参加フラグが含まれている。また、プロジェクトリストには、非表示であるが、各プロジェクトの候補曲受付期間、投票受付期間、アップロード期間がリンクされている。
この場合、贈呈先ユーザIDが人物XのユーザIDであり、贈呈目的が誕生日であるプロジェクト(以下、「プロジェクトP」とする)に関しては、参加フラグが未参加を示す「No」となっている。知人Y2はプロジェクトPをプロジェクトリストから選択し、「OK」ボタンを操作すると、端末装置11Y2はSNSサーバ装置13に対し、プロジェクトPへの参加料金の課金了承通知を送信する(S204)。この課金了承通知には、プロジェクトPのプロジェクトIDが含まれている。
SNSサーバ装置13は、端末装置11Y2からの課金了承通知に応じて、知人Y2のユーザデータのクレジットカード情報に従い、課金サーバ装置(図示略)との間で所定の課金処理を行う(S205)。なお、図17では図示を省略しているが、課金処理の実行に先立ち、必要に応じて、端末装置11Y2とSNSサーバ装置13との間で課金内容に関する再確認の処理が行われる。
課金処理が完了すると、SNSサーバ装置13は端末装置11Y2に課金完了通知を送信する(S206)。端末装置11Y2は課金完了通知を受信すると、ビデオ生成サーバ装置12に対し参加フラグの更新要求を送信する(S207)。この更新要求には、知人Y2のユーザIDと、プロジェクトPのプロジェクトIDが含まれている。ビデオ生成サーバ装置12はこの更新要求に応じて、プロジェクトPのプロジェクトデータ(図12参照)の贈呈元ユーザリストの知人Y2に関する参加フラグを「Yes」(参加済み)に更新する(S208)。この参加フラグの更新に伴い、端末装置11Y2に表示されているプロジェクト一覧画面(図18参照)のプロジェクトリストにおいても、プロジェクトPの参加フラグが「Yes」に更新される。
プロジェクト一覧画面において、知人Y2が上記のように参加フラグが「Yes」になったプロジェクトPを選択し、「OK」ボタンを操作すると、その時点が候補曲受付期間であれば候補曲受付画面が、投票受付期間であれば投票受付画面が、アップロード期間であればアップロード画面が、各々、端末装置11Y2に表示される。
図19は、端末装置11Y2に表示される候補曲受付画面を模式的に示した図である。候補曲受付画面には、左右2つのリストが含まれている。左側のリストは、ビデオ生成サーバ装置12に記憶されている歌唱曲データに示される歌唱曲名のうち、いずれの参加者(人物Xの知人たち)によってもまだ候補歌唱曲として選択されていない歌唱曲の歌唱曲名のリストであり、右側のリストは、いずれかの参加者によって既に候補歌唱曲として選択されている歌唱曲の歌唱曲名のリストである。これらのリストには、非表示で、歌唱曲名に応じた歌唱曲IDがリンクされている。これらのリストは、候補曲受付画面の表示の際、端末装置11Y2がビデオ生成サーバ装置12から取得したものである(S209)。
知人Y2は自分の希望する歌唱曲の歌唱曲名が左側のリストにある場合、その歌唱曲名を選択した後、左右のリストの間にある矢印を操作してその歌唱曲名を右側のリストに移動し、「OK」ボタンを操作することで、新たな歌唱曲を候補歌唱曲として指定することができる。この「OK」ボタンの操作に応じて、端末装置11Y2は候補歌唱曲の追加要求をビデオ生成サーバ装置12に送信する(S210)。この追加要求には、知人Y2により新たに追加された候補歌唱曲の歌唱曲IDとプロジェクトPのプロジェクトIDが含まれている。
ビデオ生成サーバ装置12は、候補歌唱曲の追加要求に応じて、プロジェクトPのプロジェクトデータの候補歌唱曲リストに追加された候補歌唱曲の歌唱曲IDを追加する(S211)。
上述したように、プロジェクト一覧画面においてプロジェクトPが選択された状態で投票受付期間中に「OK」ボタンが操作されると、プロジェクトPに関する投票受付画面が端末装置11Y2に表示される。図20は投票受付画面を模式的に示した図である。投票受付画面には、プロジェクトPの候補歌唱曲のリストが含まれている。このリストには、非表示で、歌唱曲名に応じた歌唱曲IDがリンクされている。このリストは、投票受付画面の表示の際、端末装置11Y2がビデオ生成サーバ装置12から取得したものである(S212)。
知人Y2は自分の希望する候補歌唱曲の歌唱曲名をリストから選択し、「投票」ボタンを操作することで、その候補歌唱曲に対し投票を行うことができる。この「投票」ボタンの操作に応じて、端末装置11Y2は投票通知をビデオ生成サーバ装置12に送信する(S213)。この投票通知には、知人Y2により選択された候補歌唱曲の歌唱曲ID、プロジェクトPのプロジェクトID、知人Y2のユーザIDが含まれている。
ビデオ生成サーバ装置12は、投票通知に応じて、プロジェクトPのプロジェクトデータの候補歌唱曲リストに含まれる候補歌唱曲のうち投票通知に含まれる歌唱曲IDに応じた獲得票数に1を加算して更新するとともに、贈呈元ユーザリストのうち知人Y2に関する投票フラグを「Yes」(投票済み)に更新する(S214)。このプロジェクトデータの更新に伴い、その後、端末装置11Y2に表示される投票受付画面の「投票」ボタンは例えばグレーアウトされ、操作不可となる。
プロジェクトPに関する投票受付期間が終了すると、ビデオ生成サーバ装置12はプロジェクトPのプロジェクトデータに含まれる候補歌唱曲リストの獲得票数が最大の歌唱曲を、プロジェクトPにおいて参加者により歌唱される歌唱曲(以下、「歌唱曲N」とする)として選定する(S215)。その後、端末装置11Y2においてアプリが起動されると、端末装置11Y2はアプリに従い、自動的に歌唱曲Nのカラオケデータをビデオ生成サーバ装置12から取得する(S216)。
上述したように、プロジェクト一覧画面においてプロジェクトPが選択された状態でアップロード期間中に「OK」ボタンが操作されると、プロジェクトPに関するアップロード画面が端末装置11Y2に表示される。図21はアップロード画面を模式的に示した図である。アップロード画面には、端末装置11Y2のカメラ115により現在撮影されている画像(録画待機中または録画中)または録画されたビデオの再生画像(再生中)を表示するビデオ表示エリアA1、録画中に歌詞をテロップ表示する歌詞表示エリアA2、録画の開始等の指示を受け付けるボタン群が配置された操作エリアA3、録画済みの各自ソングビデオデータのリストを表示するリスト表示エリアA4が含まれている。
知人Y2が操作エリアA3に配置されている録画ボタンを操作すると、端末装置11Y2はビデオ生成サーバ装置12から取得済みの歌唱曲Nのカラオケデータに従い、カラオケの再生(伴奏音の発音および歌詞表示エリアA2における歌詞のテロップ表示)を開始するとともに、録画と録音を開始する。端末装置11Y2は知人Y2がカラオケに従い歌唱する様子を録画および録音し、各自ソングビデオデータを生成する(S217)。
カラオケの再生が完了すると、生成された各自ソングビデオデータを各々示す「Take1」等の表示がリスト表示エリアA4に追加される。知人Y2がリスト表示エリアA4に表示される「Take1」等の表示を選択した後、操作エリアA3の再生ボタンを操作すると、端末装置11Y2は選択された各自ソングビデオデータに従い、録画・録音した内容を再生する。従って、知人Y2はアップロード前に各自ソングビデオデータの内容を確認し、不満であれば歌唱およびその録画・録音を繰り返すことができる。
知人Y2が録画・録音された内容に満足し、満足した各自ソングビデオデータをリスト表示エリアA4から選択した状態で操作エリアA3の「アップロード」ボタンを操作すると、選択された各自ソングビデオデータが端末装置11Y2からビデオ生成サーバ装置12にアップロードされる(S218)。ビデオ生成サーバ装置12は端末装置11Y2から受信した各自ソングビデオデータを記憶するとともに(S219)、プロジェクトPのプロジェクトデータにおける贈呈元ユーザリストの知人Y2に関するアップロードフラグを「Yes」(アップロード済み)に更新する。
プロジェクトPのアップロード期間中に、プロジェクトPへの参加を希望した知人たちが各々、自分の端末装置11を用いて、知人Y2に関し上述したものと同様の作業を行うことにより、ビデオ生成サーバ装置12には複数の各自ソングビデオデータが記憶されることになる。アップロード期間が終了すると、ビデオ生成サーバ装置12はこれらの複数の各自ソングビデオデータを用いて、パッチワークソングビデオデータの生成を行う。
図22は、ビデオ生成サーバ装置12がパッチワークソングビデオデータを生成する処理を示した図である。ビデオ生成サーバ装置12は、まず複数の各自ソングビデオデータの各々が示す音に含まれる伴奏音のピッチとテンポを、歌唱曲Nの歌唱曲データに含まれる伴奏データが示す伴奏音のピッチとテンポに一致させるように、各自ソングビデオデータが示す音波形データのピッチ変換およびストレッチの処理を行う(S301)。
続いて、ビデオ生成サーバ装置12は各自ソングビデオデータが示す音から、伴奏データが示す伴奏音の成分を除去する(S302)。この処理により、各自ソングビデオデータが示す音に含まれる伴奏音のレベルが小さくなる。
続いて、ビデオ生成サーバ装置12は複数の各自ソングビデオデータの各々に関し、当該各自ソングビデオデータが示す歌唱音のピッチおよび発音期間と、歌唱曲Nの歌唱曲データに含まれるリファレンスデータが示す模範となるピッチおよび発音期間との比較結果に基づき、これらの近似度が高い程、高い評点となるように定められた規則に従い、セクション毎の評点を算出する(S303)。
続いて、ビデオ生成サーバ装置12は歌唱曲Nの歌唱曲データに含まれる割り当て条件が示す条件下において、歌唱曲Nの複数のセクションの各々に複数の各自ソングビデオデータのセクションを割り当てる様々な組み合わせに関し、評点を算出する(S304)。例えば、図1に例示のセクションの割り当てに関し算出される評点は、知人Y27の各自ソングビデオデータのセクションB1S1の評点、知人Y5の各自ソングビデオデータのセクションB1S2の評点、・・・を全て合計した値となる。ビデオ生成サーバ装置12は同様の評点の算出を、様々なセクションの割り当てに関し行う。
続いて、ビデオ生成サーバ装置12はステップS304において算出した評点が最大となるセクションの割り当てを選定し(S305)、選定したセクションの割り当てに従い、各セクションに割り当てられた各自ソングビデオデータから当該セクションの部分を切り出す(S306)。以下、各自ソングビデオデータからセクション単位で切り出した部分を「セクションデータ」と呼ぶ。
続いて、ビデオ生成サーバ装置12は、ステップS306において切り出したセクションデータをセクションの順序に従い並べ、それらを連結し合成する処理を行う(S307)。
図23は、ビデオ生成サーバ装置12がステップS307において行うセクションデータの連結および合成の処理を模式的に示した図である。図23は、図1に示したブロックB2およびその前後における音データの連結およびミキシング(上段)と、画像データの連結および合成(下段)とを示している。
音データに関し、ビデオ生成サーバ装置12は、ステップS302において生成した音データ(伴奏音の成分が除去され、主として歌唱音を示す音データ)を用いる。ビデオ生成サーバ装置12は各セクションに割り当てられた各自ソングビデオデータのセクションデータに含まれる音データ(ステップS302において生成したもの)をまず、セクションの順序で時間方向に並べる。続いて、ビデオ生成サーバ装置12は並べた音データのレベル調整をした後、連結部分(互いに隣接する音データの所定期間部分)をクロスフェード処理する。その後、上記のように並べた音データと、伴奏データが示す伴奏音の音データとをミキシング処理する。
画像データに関し、ビデオ生成サーバ装置12は同時に表示すべき画像が画面内に収まるように、各セクションに割り当てられた各自ソングビデオデータのセクションデータに含まれる画像データが示す画像のサイズ調整を行う。続いて、それらの画像データを画面上に並べて表示するように合成する。続いて、ビデオ生成サーバ装置12はセクションのつなぎ目において、歌唱曲データに含まれるエフェクトデータにより示されるトランジションエフェクト(クロスフェードやディゾルブイン・ディゾルブアウト等)を付加しつつ、時間方向に画像データを連結する。
ビデオ生成サーバ装置12は上記のように生成した音データおよび画像データを時間方向に同期した音付きビデオデータを生成する。このように生成される音付きビデオデータが、人物Xに贈呈されるパッチワークソングビデオデータである。
ビデオ生成サーバ装置12が生成したパッチワークソングビデオデータは、ビデオ配信サーバ装置14にアップロードされ、人物XおよびプロジェクトPに参加した知人たちの端末装置11によりダウンロード可能となる。
図24は、パッチワークソングビデオデータがビデオ配信サーバ装置14にアップロードされてから、人物X等の端末装置11において再生されるまでにパッチワークソング生成システム1において行われる処理を示した図である。ビデオ生成サーバ装置12は、パッチワークソングビデオデータの生成を完了すると、生成したパッチワークソングビデオデータをビデオ配信サーバ装置14にアップロードする(S401)。その際、ビデオ生成サーバ装置12はビデオ配信サーバ装置14からアップロードしたパッチワークソングビデオデータの格納場所を示すURLを取得する。
その後、プロジェクトPのプロジェクトデータに含まれる贈呈時刻が示す時刻が到来すると、ビデオ生成サーバ装置12はSNSサーバ装置13に対し、贈呈通知メッセージの送信要求を行う(S402)。この贈呈通知メッセージには、プロジェクトPのプロジェクトデータに含まれる贈呈目的、贈呈先ユーザID、贈呈元ユーザリストに含まれるユーザIDのうち参加フラグが「Yes」であるもの、ビデオ生成サーバ装置12がビデオ配信サーバ装置14から取得したURLが含まれている。
SNSサーバ装置13はビデオ生成サーバ装置12から送られてくる送信要求に応じて、贈呈通知メッセージを生成し、人物XおよびプロジェクトPに参加した知人Y#(ただし、「#」は1〜nのうちプロジェクトPに参加した知人を示す自然数)のメッセージボックス(受信ボックス)に、生成した贈呈通知メッセージを登録する(S403)。人物Xや知人Y#は、例えばSNSに登録している電子メールアドレス宛に届く新着メッセージの通知に応じて、端末装置11Xまたは端末装置11Y#を用いてSNSにログインし、自分宛の勧誘メッセージをSNSサーバ装置13から端末装置11Xまたは端末装置11Y#に受信する(S404)。
端末装置11Xまたは端末装置11Y#は、SNSサーバ装置13から受信した贈呈通知メッセージの内容を表示する(S405)。図25(a)は、端末装置11Xにおいて表示される贈呈通知メッセージの内容を、図25(b)は、端末装置11Y#において表示される贈呈通知メッセージの内容を、各々模式的に示した図である。なお、贈呈通知メッセージには、非表示でパッチワークソングビデオデータの格納場所を示すURLがリンクされている。
人物Xまたは知人Y#が贈呈通知メッセージの「再生」ボタンを操作すると、端末装置11Xまたは端末装置11Y#は、贈呈通知メッセージにリンクされているURLに従い、ビデオ配信サーバ装置14からパッチワークソングビデオデータの取得を行う(S406)。端末装置11Xまたは端末装置11Y#は、ビデオ配信サーバ装置14から取得したパッチワークソングビデオデータに従い、パッチワークソングビデオの再生を行う(S407)。これにより、人物Xまたは知人Y#はパッチワークソングビデオを視聴することができる。
以上のように、パッチワークソング生成システム1によれば、ある人物の知人たちは共同でその人物に対する歌の贈り物をすることができる。その際、知人たちは各自、都合のよい時に都合のよい場所で歌唱を行い、その歌唱を記録したデータを自分の端末装置からサーバ装置にアップロードするだけでよい。
[変形例]
上述した実施形態は本発明の一具体例であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。
上述した実施形態は本発明の一具体例であって、本発明の技術的思想の範囲内において様々に変形可能である。以下にそれらの変形の例を示す。
(変形例1)
上述した実施形態においては、プロジェクトに参加するユーザ(知人たち)が候補歌唱曲を選定する構成が採用されている。これに代えて、ビデオ生成サーバ装置12がプロジェクトに参加するユーザの属性に基づき、候補歌唱曲を選定する構成が採用されてもよい。
上述した実施形態においては、プロジェクトに参加するユーザ(知人たち)が候補歌唱曲を選定する構成が採用されている。これに代えて、ビデオ生成サーバ装置12がプロジェクトに参加するユーザの属性に基づき、候補歌唱曲を選定する構成が採用されてもよい。
この変形例においては、例えば、プロジェクトにおける候補曲受付期間に代えて、参加受付期間が設けられる。勧誘メッセージを受け取ったユーザは、参加受付期間内に参加の操作(S201〜S208)を完了する必要がある。また、この変形例においては、参加の操作において、端末装置11により、例えばユーザの発声可能な音域を示すデータの取得が行われる。具体的には、端末装置11はアプリに従い、例えば基準の音程から半音ずつ高くなる音の発声を順次促す。ユーザは発声が困難になったら端末装置11に対し中止の操作を行う。これにより、端末装置11はこのユーザの音域の上限を特定する。同様に、端末装置11はアプリに従い、基準の音程から半音ずつ低くなる音の発声を順次促す。ユーザは発声が困難になったら端末装置11に対し中止の操作を行う。これにより、端末装置11はこのユーザの音域の下限を特定する。
端末装置11は上記のように特定したユーザの音域の上限および下限を示す音域データをビデオ生成サーバ装置12に送信する。ビデオ生成サーバ装置12は参加受付期間が終了すると、プロジェクトに参加するユーザの各々の音域データが示す音域内に、歌唱曲データに含まれるリファレンスデータが示す歌唱の音域が含まれる、という条件を満たす歌唱曲を候補歌唱曲として抽出する。その際、音域の比較はセクション単位で行われ、例えば一つの歌唱曲において、あるセクションは音域が低音側のユーザにより無理なく発声可能であり、他のセクションは音域が高音側のユーザにより無理なく発声可能であり、セクションに対するユーザの割り当てを行った際、いずれのユーザも割り当てられないセクションがなければ、その歌唱曲は候補歌唱曲として抽出されることになる。
その後、投票受付期間が終了すると、ビデオ生成サーバ装置12は獲得票数が最大の候補歌唱曲をそのプロジェクトで歌唱する歌唱曲として選定し(S215)、選定した歌唱曲の各セクションに対し、各ユーザの音域データが示す音域と歌唱曲のリファレンスデータが示す音域に基づき、いずれのユーザも無理なく発声可能なように、ユーザの割り当てを行う。その後、プロジェクトに参加するユーザの端末装置11がビデオ生成サーバ装置12からカラオケデータを取得する際(S216)、そのカラオケデータは、そのユーザが割り当てられたセクションの部分をカバーすればよく、歌唱曲全体をカバーする必要はない。端末装置11がビデオ生成サーバ装置12から取得するカラオケデータが、例えばユーザが割り当てられたセクションの部分のみをカバーする場合、ユーザは自分の担当のセクションのみを歌唱すればよく、歌唱曲全体を歌唱する場合と比較し、より簡単かつ短時間で各自ソングビデオデータを準備することができる。
この変形例においては、各セクションに対するユーザの割り当てが音域に基づき決定されるため、上述した実施形態においてビデオ生成サーバ装置12が行う評点の算出および評点に基づくセクションの割り当てに関する処理(S303〜S305)は行われない。従って、この変形例においては、ビデオ生成サーバ装置12は図7に示した機能構成部のうち評価部1206を備えず、代わりに、音域に基づき候補歌唱曲を選択する候補歌唱曲選択部と、セクションにユーザを割り当てる(またはユーザにセクションを割り当てる)セクション割り当て部を備える構成が採用される。
なお、この変形例において、ユーザの音域はユーザの属性の一例であって、例えばユーザの性別など、他の属性に基づき、候補歌唱曲の選定やセクションに対するユーザの割り当てが行われる構成が採用されてもよい。
(変形例2)
また、上述した実施形態においては、プロジェクトへの参加を促す勧誘メッセージや、パッチワークソングビデオデータの贈呈を通知する贈呈通知メッセージなどは、SNSサーバ装置13により提供されるSNSにおいてユーザに通知される構成が採用されている。ユーザに対するメッセージの通知方法はSNSを用いた方法に限られず、例えば電子メールによりメッセージの通知が行われる構成が採用されてもよい。
また、上述した実施形態においては、プロジェクトへの参加を促す勧誘メッセージや、パッチワークソングビデオデータの贈呈を通知する贈呈通知メッセージなどは、SNSサーバ装置13により提供されるSNSにおいてユーザに通知される構成が採用されている。ユーザに対するメッセージの通知方法はSNSを用いた方法に限られず、例えば電子メールによりメッセージの通知が行われる構成が採用されてもよい。
(変形例3)
また、上述した実施形態においては、ユーザの端末装置11に対するパッチワークソングビデオデータの送信はビデオ配信サーバ装置14から端末装置11へのダウンロードにより行われる構成が採用されている。パッチワークソングビデオデータの端末装置11に対する送信方法はビデオ配信サーバ装置14を介した方法に限られず、例えばパッチワークソングビデオデータが添付された電子メールにより端末装置11に送信される構成が採用されてもよい。
また、上述した実施形態においては、ユーザの端末装置11に対するパッチワークソングビデオデータの送信はビデオ配信サーバ装置14から端末装置11へのダウンロードにより行われる構成が採用されている。パッチワークソングビデオデータの端末装置11に対する送信方法はビデオ配信サーバ装置14を介した方法に限られず、例えばパッチワークソングビデオデータが添付された電子メールにより端末装置11に送信される構成が採用されてもよい。
(変形例4)
上述した実施形態においては、パッチワークソングビデオデータが示す歌唱は全て、プロジェクトに参加するユーザにより行われる構成が採用されている。これに代えて、ユーザ以外の歌唱音や歌唱画像を含むパッチワークソングビデオデータが生成される構成が採用されてもよい。
上述した実施形態においては、パッチワークソングビデオデータが示す歌唱は全て、プロジェクトに参加するユーザにより行われる構成が採用されている。これに代えて、ユーザ以外の歌唱音や歌唱画像を含むパッチワークソングビデオデータが生成される構成が採用されてもよい。
例えば、歌唱曲データに、芸能人が行った歌唱の音付きビデオデータを含めるように構成し、この芸能人の音付きビデオデータを用いて、歌唱曲の一部を芸能人の歌唱でカバーするようにすれば、ユーザと芸能人との仮想的な合唱を示すパッチワークソングビデオデータが生成される。
また、歌唱曲の長さ(セクションの数)に対し参加するユーザの数が少ない場合や、歌唱曲の一部のセクションにおいて、音域が合わない等の理由により、いずれのユーザも歌唱が困難な場合に、当該セクションに関し、ユーザの歌唱音に代えて音声合成エンジンにより生成される歌唱音を用いる構成が採用されてもよい。
(変形例5)
上述した実施形態またはその変形例において、各自ソングビデオデータのアップロードの状況を参加するユーザに通知する構成が採用されてもよい。例えば、参加者の総数に対する既に各自ソングビデオデータのアップロードを完了した参加者の数の比率などの進捗を示す情報が定期的に通知されると、まだ各自ソングビデオデータのアップロードを行っていないユーザのアップロードが促され、望ましい。
上述した実施形態またはその変形例において、各自ソングビデオデータのアップロードの状況を参加するユーザに通知する構成が採用されてもよい。例えば、参加者の総数に対する既に各自ソングビデオデータのアップロードを完了した参加者の数の比率などの進捗を示す情報が定期的に通知されると、まだ各自ソングビデオデータのアップロードを行っていないユーザのアップロードが促され、望ましい。
(変形例6)
上述した実施形態またはその変形例において、SNSにおいて過去にユーザ間で交換されたデータをパッチワークソングビデオデータの生成に利用する構成が採用されてもよい。この変形例においては、ビデオ生成サーバ装置12がSNSサーバ装置13から、例えば贈呈先ユーザがプロジェクトに参加する贈呈元ユーザとの間で過去に交換したメッセージや画像等のデータを取得する。ビデオ生成サーバ装置12は、そのように取得したデータが示すメッセージや画像等を、例えば各自ソングビデオデータに含まれる画像データの合成において背景画像として利用する。その結果、パッチワークソングビデオの再生において、過去にSNSで交換された情報が表示されることになる。
上述した実施形態またはその変形例において、SNSにおいて過去にユーザ間で交換されたデータをパッチワークソングビデオデータの生成に利用する構成が採用されてもよい。この変形例においては、ビデオ生成サーバ装置12がSNSサーバ装置13から、例えば贈呈先ユーザがプロジェクトに参加する贈呈元ユーザとの間で過去に交換したメッセージや画像等のデータを取得する。ビデオ生成サーバ装置12は、そのように取得したデータが示すメッセージや画像等を、例えば各自ソングビデオデータに含まれる画像データの合成において背景画像として利用する。その結果、パッチワークソングビデオの再生において、過去にSNSで交換された情報が表示されることになる。
(変形例7)
上述した実施形態においては、パッチワークソングビデオの画像は動画である構成が採用されているが、パッチワークソングビデオの画像の一部もしくは全部が静止画であってもよい。また、例えば自分の姿を公開したくないユーザに関しては、自分を撮影した画像に代えて、アバター画像等の画像を用いる構成が採用されてもよい。
上述した実施形態においては、パッチワークソングビデオの画像は動画である構成が採用されているが、パッチワークソングビデオの画像の一部もしくは全部が静止画であってもよい。また、例えば自分の姿を公開したくないユーザに関しては、自分を撮影した画像に代えて、アバター画像等の画像を用いる構成が採用されてもよい。
(変形例8)
上述した実施形態においては、ユーザが行う演技は歌唱曲の歌唱であるものとしたが、ユーザが行う演技として、歌唱曲の歌唱以外の演技が行われてもよい。例えば、歌唱曲に代えて器楽曲の演奏が行われてもよい。その場合、ユーザの演技をガイドするガイドデータとして、上述した実施形態におけるカラオケデータに代えて、楽譜の表示によりユーザの演奏をガイドするガイドデータ等が採用されることになる。また、演劇が行われてもよい。その場合、ユーザの演技をガイドするガイドデータとして、台詞をテロップ表示させる台詞データや、模範演技を画像で示す模範演技データ等が採用されることになる。
上述した実施形態においては、ユーザが行う演技は歌唱曲の歌唱であるものとしたが、ユーザが行う演技として、歌唱曲の歌唱以外の演技が行われてもよい。例えば、歌唱曲に代えて器楽曲の演奏が行われてもよい。その場合、ユーザの演技をガイドするガイドデータとして、上述した実施形態におけるカラオケデータに代えて、楽譜の表示によりユーザの演奏をガイドするガイドデータ等が採用されることになる。また、演劇が行われてもよい。その場合、ユーザの演技をガイドするガイドデータとして、台詞をテロップ表示させる台詞データや、模範演技を画像で示す模範演技データ等が採用されることになる。
すなわち、サーバ装置から複数のユーザの各々の端末装置に送信されるガイドデータに従い、ユーザの各々が行った演技を記録した演技記録データが時間方向に連結されることにより、一連の演技を示す合成演技記録データが生成される限り、演技の種別は限定されない。
(変形例9)
上述した実施形態においては、ビデオ生成サーバ装置12、SNSサーバ装置13およびビデオ配信サーバ装置14が各々異なる筐体内に配置され、互いにインターネット9を介してデータ通信する構成が採用されているが、これらの2つもしくは3つが同じ筐体内に配置される構成が採用されてもよい。
上述した実施形態においては、ビデオ生成サーバ装置12、SNSサーバ装置13およびビデオ配信サーバ装置14が各々異なる筐体内に配置され、互いにインターネット9を介してデータ通信する構成が採用されているが、これらの2つもしくは3つが同じ筐体内に配置される構成が採用されてもよい。
なお、上述した実施形態およびその変形例の説明において用いた具体的な数値、データ構造、処理の手順等はあくまで具体例であって、本発明を限定するものではない。
1…パッチワークソング生成システム、9…インターネット、11…端末装置、12…ビデオ生成サーバ装置、13…SNSサーバ装置、14…ビデオ配信サーバ装置、100…CPU、101…ROM、102…RAM、103…HDD、104…通信ユニット、105…入出力IF、110…CPU、111…ROM、112…RAM、113…ディスプレイ、114…タッチセンサ、115…カメラ、116…マイク、117…音源ユニット、118…スピーカユニット、119…通信ユニット、1100…制御部、1101…記憶部、1102…受信部、1103…送信部、1104…通知部、1105…生成部、1106…再生部、1200…制御部、1201…記憶部、1202…受信部、1203…送信部、1204…歌唱曲選択部、1205…伴奏成分除去部、1206…評価部、1207…セクション選択部、1208…生成部、1300…制御部、1301…記憶部、1302…受信部、1303…送信部、1400…制御部、1401…記憶部、1402…受信部、1403…送信部
Claims (13)
- 複数の端末装置の各々が、一のサーバ装置から、時間の経過に伴い進行する演技のガイドを示すガイドデータを受信するステップと、
前記複数の端末装置の各々が、当該端末装置のユーザに対し前記ガイドデータが示すガイドを通知するステップと、
前記複数の端末装置の各々が、前記ガイドの通知に伴い当該端末装置のユーザにより行われる演技を録画または録音したデータである演技記録データを生成するステップと、
前記複数の端末装置の各々が、前記演技記録データを、前記一サーバ装置に送信するステップと、
前記一のサーバ装置が、前記ガイドデータによりガイドされる演技を時間方向において分割して得られる複数のセクションの各々に関し、前記複数の端末装置から受信した複数の前記演技記録データの中から当該セクションの部分を1以上選択するステップと、
前記一のサーバ装置が、前記複数のセクションの各々に関し選択した前記1以上の演技記録データの部分を前記複数のセクションの順序に従い時間方向に連結して合成演技記録データを生成するステップと
を備えるデータ生成方法。 - 前記一のサーバ装置または前記一のサーバ装置と互いにデータ通信を行う他のサーバ装置が、第1のユーザを識別する第1の識別データと、前記第1のユーザとの間でメッセージ交換が許可されているユーザである複数の第2のユーザの各々を各々識別する複数の第2の識別データとを互いに関連付けて記憶するステップと、
前記一のサーバ装置または前記一のサーバ装置と互いにデータ通信を行う他のサーバ装置が、前記複数の第2の識別データに従い、前記複数の第2のユーザの各々に関し、当該第2のユーザの端末装置に対し、前記合成演技記録データの生成に要する演技記録データの生成を呼びかけるメッセージを示す勧誘メッセージデータを送信するステップと、
前記複数の第2のユーザの各々に関し、当該第2のユーザの端末装置が、前記勧誘メッセージデータに従い、当該第2のユーザに対するメッセージを通知するステップと、
前記複数の第2のユーザのうち任意の第2のユーザの端末装置が、前記一のサーバ装置に対し、前記ガイドデータの送信を要求するステップと
を備え、
前記一のサーバ装置は、前記要求に応じて、前記ガイドデータを要求元の端末装置に送信する
請求項1に記載のデータ生成方法。 - 前記一のサーバ装置または前記一のサーバ装置と互いにデータ通信を行う他のサーバ装置が、前記第1のユーザに対し前記合成演技記録データが提供されるべき時刻を示す時刻データを記憶するステップと、
前記一のサーバ装置または前記一のサーバ装置と互いにデータ通信を行う他のサーバ装置が、前記時刻データが示す時刻に、前記第1の識別データに従い、前記第1のユーザの端末装置に対し、前記合成演技記録データを格納しているネットワーク上の所定の場所を通知するメッセージを示す通知メッセージデータを送信するステップと、
前記第1のユーザの端末装置が、前記通知メッセージデータに従い、前記第1のユーザに対するメッセージを通知するステップと、
前記第1のユーザの端末装置が、前記通知メッセージデータが示す前記ネットワーク上の所定の場所から、前記合成演技記録データを受信するステップと、
前記第1のユーザの端末装置が、前記合成演技記録データに従い、画像または音を再生するステップと
を備える請求項2に記載のデータ生成方法。 - 前記ガイドデータは歌唱曲の伴奏を示す伴奏データと、当該歌唱曲の歌詞を示す歌詞データを含み、
前記複数の端末装置の各々は、当該端末装置のユーザにより行われる歌唱の音声を録音して得られる歌唱音声データを含む前記演技記録データを生成する
請求項1乃至3のいずれか1項に記載のデータ生成方法。 - 前記複数の端末装置の各々から前記演技記録データを受信したサーバ装置が、受信した複数の前記演技記録データの各々に関し、当該演技記録データに含まれる歌唱音声データが示す歌唱の音声を前記複数のセクション毎に評価するステップを備え、
前記選択するステップにおいて、前記複数の端末装置の各々から前記演技記録データを受信したサーバ装置は、前記評価するステップにおいて行った評価の結果に基づき前記選択を行う
請求項4に記載のデータ生成方法。 - 前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置の各々に対し、前記複数のセクションのうちの1以上のセクションを割り当てるステップを備え、
前記ガイドデータを受信するステップにおいて、前記複数の端末装置の各々は、前記一のサーバ装置から、前記ガイドデータの一部であって、前記ガイドデータのうち当該端末装置に対し前記一のサーバ装置が割り当てた1以上のセクションを含む部分を受信し、
前記選択するステップにおいて、前記複数の端末装置の各々から前記演技記録データを受信したサーバ装置は、前記複数のセクションの各々に関し、前記一のサーバ装置が当該セクションを割り当てた端末装置から受信した前記演技記録データの中から当該セクションの部分を選択する
請求項4に記載のデータ生成方法。 - 前記複数の端末装置の各々が、当該端末装置のユーザの音域を示す音域データを取得するステップと、
前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置の各々から当該端末装置において取得された前記音域データを受信するステップと
を備え、
前記セクションを割り当てるステップにおいて、前記一のサーバ装置は、前記複数の端末装置から受信した複数の前記音域データの各々が示す音域に基づき、前記割り当てを行う
請求項6に記載のデータ生成方法。 - 前記一のサーバ装置が、複数の歌唱曲の歌唱の各々を各々ガイドする複数のガイドデータを記憶するステップと、
前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置のうちの任意の端末装置から、前記複数の歌唱曲のうちの任意の一の歌唱曲に対する投票を示す投票データを受信するステップと、
前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置のうちの任意の端末装置から受信した前記投票データが示す投票の獲得数に基づき、前記複数の歌唱曲のうち一の歌唱曲を選択するステップと
を備え、
前記ガイドデータを受信するステップにおいて、前記複数の端末装置の各々は、前記一のサーバ装置が選択した前記一の歌唱曲の歌唱をガイドするガイドデータを受信する
請求項4乃至7のいずれか1項に記載のデータ生成方法。 - 前記複数の端末装置の各々が、当該端末装置のユーザの音域を示す音域データを取得するステップと、
前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置の各々から当該端末装置において取得された前記音域データを受信するステップと、
前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置から受信した複数の前記音域データの各々が示す音域に基づき、前記複数の歌唱曲のうち1以上の歌唱曲を候補歌唱曲として選択するステップと
を備え、
前記投票データを受信するステップにおいて、前記一のサーバ装置は、前記1以上の候補歌唱曲のうちの任意の一の歌唱曲に対する投票を示す投票データを受信する
請求項8に記載のデータ生成方法。 - 前記演技記録データに含まれる歌唱音声データは、歌唱の音声と伴奏の音の混合した音を示し、
前記一のサーバ装置が、前記複数の端末装置から受信した前記演技記録データに含まれる歌唱音声データが示す音から、前記ガイドデータに含まれる伴奏データが示す伴奏の音の成分を除去した音を示す新たな歌唱音声データを生成するステップを備える
請求項4乃至9のいずれか1項に記載のデータ生成方法。 - サーバ装置と、複数の端末装置とを備え、
前記サーバ装置は、
時間の経過に伴い進行する演技のガイドを示すガイドデータを記憶する記憶手段と、
前記ガイドデータを前記複数の端末装置の各々に送信する送信手段と、
前記複数の端末装置の各々から、前記ガイドデータが示すガイドに従い当該端末装置のユーザにより行われた演技を録画または録音したデータである演技記録データを受信する受信手段と、
前記ガイドデータによりガイドされる演技を時間方向において分割して得られる複数のセクションの各々に関し、前記受信手段により前記複数の端末装置から受信した複数の演技記録データの中から当該セクションの部分を1以上選択する選択手段と、
前記選択手段により前記複数のセクションの各々に関し選択された1以上の演技記録データの部分を前記複数のセクションの順序に従い時間方向に連結して合成演技記録データを生成する合成手段と
を備え、
前記複数の端末装置の各々は、
前記サーバ装置から前記ガイドデータを受信する受信手段と、
自機のユーザに対し、前記ガイドデータが示すガイドを通知する通知手段と、
前記ガイドの通知に伴い自機のユーザにより行われる演技を録画または録音したデータである演技記録データを生成する記録手段と、
前記演技記録データを前記サーバ装置に送信する送信手段と
を備える
データ生成システム。 - 時間の経過に伴い進行する演技のガイドを示すガイドデータを記憶する記憶手段と、
前記ガイドデータを複数の端末装置の各々に送信する送信手段と、
前記複数の端末装置の各々から、前記ガイドデータが示すガイドに従い当該端末装置のユーザにより行われた演技を録画または録音したデータである演技記録データを受信する受信手段と、
前記ガイドデータによりガイドされる演技を時間方向において分割して得られる複数のセクションの各々に関し、前記受信手段により前記複数の端末装置から受信した複数の演技記録データの中から当該セクションの部分を1以上選択する選択手段と、
前記選択手段により前記複数のセクションの各々に関し選択された1以上の演技記録データの部分を前記複数のセクションの順序に従い時間方向に連結して合成演技記録データを生成する生成手段と
を備えるデータ生成を行うサーバ装置。 - コンピュータに、
時間の経過に伴い進行する演技のガイドを示すガイドデータを記憶する処理と、
前記ガイドデータを複数の端末装置の各々に送信する処理と、
前記複数の端末装置の各々から、前記ガイドデータが示すガイドに従い当該端末装置のユーザにより行われた演技を録画または録音したデータである演技記録データを受信する処理と、
前記ガイドデータによりガイドされる演技を時間方向において分割して得られる複数のセクションの各々に関し、前記複数の端末装置から受信した複数の演技記録データの中から当該セクションの部分を1以上選択する処理と、
前記複数のセクションの各々に関し選択した1以上の演技記録データの部分を前記複数のセクションの順序に従い時間方向に連結して合成演技記録データを生成する処理と
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012206399A JP2014064066A (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | データ生成方法、データ生成システム、データ生成を行うサーバ装置、およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012206399A JP2014064066A (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | データ生成方法、データ生成システム、データ生成を行うサーバ装置、およびプログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014064066A true JP2014064066A (ja) | 2014-04-10 |
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ID=50618949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012206399A Pending JP2014064066A (ja) | 2012-09-19 | 2012-09-19 | データ生成方法、データ生成システム、データ生成を行うサーバ装置、およびプログラム |
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Country | Link |
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---|---|---|---|---|
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-
2012
- 2012-09-19 JP JP2012206399A patent/JP2014064066A/ja active Pending
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