JP7489644B2 - コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置 - Google Patents

コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7489644B2
JP7489644B2 JP2022103475A JP2022103475A JP7489644B2 JP 7489644 B2 JP7489644 B2 JP 7489644B2 JP 2022103475 A JP2022103475 A JP 2022103475A JP 2022103475 A JP2022103475 A JP 2022103475A JP 7489644 B2 JP7489644 B2 JP 7489644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gift
user
video
size
terminal device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022103475A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2024004039A (ja
Inventor
大起 早田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GREE Inc
Original Assignee
GREE Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GREE Inc filed Critical GREE Inc
Priority to JP2022103475A priority Critical patent/JP7489644B2/ja
Publication of JP2024004039A publication Critical patent/JP2024004039A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7489644B2 publication Critical patent/JP7489644B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

特許法第30条第2項適用 1. 公開の事実 (1)公開1 ウェブサイトの掲載日 2022年2月7日 ウェブサイトのアドレス https://reality.app/notice/page/rp39y10h6jhr 公開者 REALITY株式会社 公開された発明の内容 REALITY株式会社が、上記アドレスにより特定されるウェブサイトにおいて、同社に勤務する者によりなされた発明に関連する機能を公開した。 (2)公開2 ウェブサイトの掲載日 2022年2月7日 ウェブサイトのアドレス https://play.google.com/store/apps/details?id=net.wrightflyer.le.reality 公開者 REALITY株式会社 公開された発明の内容 REALITY株式会社が、上記アドレスにより特定されるウェブサイトにおいてダウンロード可能な「REALITY」というアプリケーションを介して、同社に勤務する者によりなされた発明に関連する機能の提供を行った。 (3)公開3 ウェブサイトの掲載日 2022年3月14日 ウェブサイトのアドレス https://apps.apple.com/us/app/reality/id1404176564?l=ja&ls=1 公開者 REALITY株式会社 公開された発明の内容 REALITY株式会社が、上記アドレスにより特定されるウェブサイトにおいてダウンロード可能な「REALITY」というアプリケーションを介して、同社に勤務する者によりなされた発明に関連する機能の提供を行った。
本件出願に開示された技術は、動画を配信及び/又は表示するために用いられる、コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置等に関する。
現在、配信者の端末装置から視聴者の端末装置に対して、この配信者の動作に従って動作するアバターのアニメーションを含む動画を配信する、「REALITY」(非特許文献1)と称するサービスが知られている。このサービスでは、複数の配信者が共同して動画を配信する機能も利用可能である。さらに、このサービスでは、各視聴者が配信者に対してギフトと称する仮想的なオブジェクトを贈る機能も利用可能である。このようなギフトは、配信者が各視聴者に向けて配信する動画において表示される。
"REALITY"、[online]、2022年6月10日、REALITY株式会社、[2022年6月10日検索]、インターネット(https://reality.app/)
上記従来技術に係るサービスにおいては、1人の配信者が動画を配信する単独配信の場合には、仮想空間に配置された仮想的な視点(通常視点)からみてこの配信者のアバターを描画した動画が、生成される。一方、複数人の配信者が共同して動画を配信する共同配信の場合には、配信される動画においてすべての配信者のアバターを画角に収めて描画するために、上記通常視点よりもさらに各アバターから距離を隔てた遠方の視点が利用される。かかる遠方の視点からみて各アバターを描画した動画においては、これらの配信者に対して視聴者から付与されたギフトが、小さく表示され見にくくなってしまう可能性がある。
したがって、本件出願に開示された技術は、仮想空間に配置される仮想的な視点とアバターとの間における距離の変化に応答してギフトを見易くする手法を提供する。
一態様に係るコンピュータプログラムは、「少なくとも1つのプロセッサにより実行されることにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して第2ユーザの端末装置に向けて配信し、前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して受信し、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離を増加させることに応じて、拡大したサイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成し、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に向けて送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に向けて送信する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」ことができる。
一態様に係る方法は、「コンピュータにより読み取り可能な命令を実行する少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して第2ユーザの端末装置に向けて配信すること、前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して受信すること、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離を増加させることに応じて、拡大したサイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成すること、及び、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に向けて送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に向けて送信すること、を含む」ことができる。
別の態様に係るコンピュータプログラムは、「少なくとも1つのプロセッサにより実行されることにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置から受信し、前記動作データに基づく前記動画を視聴する第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置に向けて送信し、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて拡大したサイズを有する前記ギフト、を含む前記動画を、前記第1ユーザの端末装置から受信するか、又は、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第1ユーザの端末装置から受信して前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」ことができる。
別の態様に係る方法は、「コンピュータにより読み取り可能な命令を実行する少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置から受信すること、前記動作データに基づく前記動画を視聴する第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置に向けて送信すること、及び、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて拡大したサイズを有する前記ギフト、を含む前記動画を、前記第1ユーザの端末装置から受信するか、又は、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第1ユーザの端末装置から受信して前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成すること、を含む」ことができる。
一態様に係るサーバ装置は、「少なくとも1つのプロセッサを具備し、該少なくとも1つのプロセッサが、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して、第2ユーザの端末装置に送信し、前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトであって、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて拡大したサイズを有するギフト、を含む前記動画を、前記第2ユーザの端末装置に送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に送信する、ように構成される」構成を採用することができる。
さらに別の態様に係る方法は、「コンピュータにより読み取り可能な命令を実行するサーバ装置に搭載された少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して、第2ユーザの端末装置に送信すること、前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトであって、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて拡大したサイズを有するギフト、を含む前記動画を、前記第2ユーザの端末装置に送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に送信すること、を含む」ことができる。
図1は、一実施形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、図1に示した通信システム1において用いられる端末装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3Aは、図1に示した通信システム1において行われる動作の一例を説明するフロー図である。 図3Bは、図1に示した通信システム1において行われる動作の一例を説明するフロー図である。 図4は、図1に示した通信システム1に含まれる各端末装置20により表示される動画の一例を示す模式図である。 図5は、図1に示した通信システム1に含まれる各端末装置20により表示される動画の別の例を示す模式図である。 図6Aは、図1に示した通信システムに含まれる各端末装置20により表示される動画の別の例を示す模式図である。 図6Bは、図1に示した通信システムに含まれる各端末装置20により表示される動画の別の例を示す模式図である。 図7は、図1に示した通信ンシステム1における各端末装置20により用いられるギフト表示方法の一例を示す表である。 図8は、図1に示した通信システム1に含まれる第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間において実行されるギフトデータの送信手法を説明する模式図である。 図9は、図1に示した通信システムに含まれる各端末装置20により表示される動画の別の例を示す模式図である。
本明細書は、いかなる方法によっても限定されることを意図していない、代表的な様々な実施形態という意味により記載される。
本件出願において用いられるように、「1つの」、「前記」、「上記」、「当該」、「該」、「この」、「その」といった単数形は、複数形でないことを明確に示さない限り、複数形を含むことができる。また、「含む」という用語は、「具備する」こと又は「備える」ことを意味し得る。さらに、「結合された」、「結合した」、「結び付けられた」、「結び付けた、「接続された」又は「接続した」という用語は、対象物を相互に結合する、接続する又は結び付ける、機械的、電気的、磁気的及び光学的な方法を他の方法とともに包含し、このように結合された、結合した、結び付けられた、結び付けた、接続された又は接続した対象物の間にある中間要素の存在を排除しない。
本明細書において記載される、様々なシステム、方法及び装置は、いかなる方法によっても限定されるものとして解釈されるべきではない。実際には、本開示は、開示された様々な実施形態の各々、これら様々な実施形態を相互に組み合わせたもの、及び、これら様々な実施形態の一部を相互に組み合わせたもの、のうちのあらゆる新規な特徴及び態様に向けられている。本明細書において記載される、様々なシステム、方法及び装置は、特定の態様、特定の特徴、又は、このような特定の態様と特定の特徴とを組み合わせたものに限定されないし、本明細書に記載される物及び方法は、1若しくはそれ以上の特定の効果が存在すること又は課題が解決されることを、要求するものでもない。さらには、本明細書において記載された様々な実施形態のうちの様々な特徴若しくは態様、又は、そのような特徴若しくは態様の一部は、相互に組み合わせて用いられ得る。
本明細書において開示された様々な方法のうちの幾つかの方法の動作が、便宜上、特定の順序に沿って記載されているが、このような手法による記載は、特定の順序が以下特定の文章によって要求されていない限り、上記動作の順序を並び替えることを包含する、と理解すべきである。例えば、順番に記載された複数の動作は、幾つかの場合には、並び替えられるか又は同時に実行される。さらには、簡略化を目的として、添付図面は、本明細書に記載された様々な事項及び方法が他の事項及び方法とともに用いられ得るような様々な方法を示していない。加えて、本明細書は、「生成する」、「発生させる」、「表示する」、「受信する」、「評価する」及び「配信する」のような用語を用いることがある。これらの用語は、実行される実際の様々な動作のハイレベルな記載である。これらの用語に対応する実際の様々な動作は、特定の実装に依存して変化し得るし、本明細書の開示の利益を有する当業者によって容易に認識され得る。
本開示の装置又は方法に関連して本明細書に提示される、動作理論、科学的原理又は他の理論的な記載は、よりよい理解を目的として提供されており、技術的範囲を限定することを意図していない。添付した特許請求の範囲における装置及び方法は、このような動作理論により記載される方法により動作する装置及び方法に限定されない。
本明細書に開示された様々な方法のいずれもが、コンピュータにより読み取り可能な1又はそれ以上の媒体(例えば、1又はそれ以上の光学媒体ディスク、複数の揮発性メモリ部品、又は、複数の不揮発性メモリ部品といったような、非一時的なコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体)に記憶された、コンピュータにより実行可能な複数の命令を用いて実装され、さらに、コンピュータにおいて実行され得る。ここで、上記複数の揮発性メモリ部品は、例えばDRAM又はSRAMを含む。また、上記複数の不揮発性メモリ部品は、例えばハードドライブ及びソリッドステートドライブ(SSD)を含む。さらに、上記コンピュータは、例えば、計算を行うハードウェアを有するスマートフォン及び他のモバイル装置を含む、市場において入手可能な任意のコンピュータを含む。
本明細書において開示された技術を実装するためのこのようなコンピュータにより実行可能な複数の命令のいずれもが、本明細書において開示された様々な実施形態の実装の間において生成され使用される任意のデータとともに、1又はそれ以上のコンピュータにより読み取り可能な媒体(例えば、非一時的なコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体)に記憶され得る。このようなコンピュータにより実行可能な複数の命令は、例えば、個別のソフトウェアアプリケーションの一部であり得るか、又は、ウェブブラウザ若しくは(リモート計算アプリケーションといったような)他のソフトウェアアプリケーションを介してアクセス又はダウンロードされるソフトウェアアプリケーションの一部であり得る。このようなソフトウェアは、例えば、(例えば市場において入手可能な任意の好適なコンピュータにおいて実行されるプロセスとしての)単一のローカルコンピュータにおいて、又は、1又はそれ以上のネットワークコンピュータを用いて、ネットワーク環境(例えば、インターネット、ワイドエリアネットワーク、ローカルエリアネットワーク、(クラウド計算ネットワークといったような)クライアントサーバネットワーク、又は、他のそのようなネットワーク)において、実行され得る。
明確化のために、ソフトウェアをベースとした様々な実装のうちの特定の選択された様々な態様のみが記載される。当該分野において周知である他の詳細な事項は省略される。例えば、本明細書において開示された技術は、特定のコンピュータ言語又はプログラムに限定されない。例えば、本明細書において開示された技術は、C、C++、Java、又は、他の任意の好適なプログラミング言語で記述されたソフトウェアにより実行され得る。同様に、本明細書において開示された技術は、特定のコンピュータ又は特定のタイプのハードウェアに限定されない。好適なコンピュータ及びハードウェアの特定の詳細な事項は、周知であって、本明細書において詳細に説明する必要はない。
さらには、このようなソフトウェアをベースとした様々な実施形態(例えば、本明細書において開示される様々な方法のいずれかをコンピュータに実行させるための、コンピュータにより実行可能な複数の命令を含む)のいずれもが、好適な通信手段により、アップロードされ、ダウンロードされ、又は、リモート方式によりアクセスされ得る。このような好適な通信手段は、例えば、インターネット、ワールドワイドウェブ、イントラネット、ソフトウェアアプリケーション、ケーブル(光ファイバケーブルを含む)、磁気通信、電磁気通信(RF通信、マイクロ波通信、赤外線通信を含む)、電子通信、又は、他のそのような通信手段を含む。
本件出願において用いられる「ギフト」という用語は、「トークン(token)」という用語と同様の概念を意味する。したがって、「ギフト」という用語を「トークン(token)」という用語に置き換えて、本件出願に記載された技術を理解することも可能である。
以下、添付図面を参照して本発明の様々な実施形態を説明する。なお、図面において共通した構成要素には同一の参照符号が付されている。また、或る図面に表現された構成要素が、説明の便宜上、別の図面においては省略されていることがある点に留意されたい。さらにまた、添付した図面が必ずしも正確な縮尺で記載されている訳ではないということに注意されたい。
本明細書において、或る配信者による「動画の配信」又は或る配信者が「動画を配信する」といった用語は、例えば、以下に例示する態様のうちの少なくとも1つの態様を含み得る。
・或る配信者の端末装置が、単独で又は他の配信者の端末装置と共同して、複数の視聴者の端末装置に対して、サーバ装置等を介して、動画の生成に必要なデータ(例えば動作データ)を送信すること
・或る配信者の端末装置が、単独で又は他の配信者の端末装置と共同して、各視聴者の端末装置に対して、サーバ装置等を介して、生成された動画を送信すること
1.概要
本件出願に開示される通信システムでは、簡潔にいえば、以下に示す動作が実行され得る。まず、単独で動画を配信する第1配信者の端末装置は、この第1配信者の動作に関する動作データを、第1サーバ装置(動画配信用のサーバ装置)に送信することができる。第1サーバ装置は、この第1動作データを、各視聴者の端末装置及び第1配信者の端末装置に送信することができる。各視聴者の端末装置及び第1配信者の端末装置は、第1動作データに基づいて、第1配信者の第1アバターのアニメーションを含む動画を生成して表示することができる。
ここで、各端末装置は、かかる動画を生成する際には、仮想空間に配置された仮想的な視点からみた第1アバターを描画することができる。各端末装置は、第1配信者の端末装置が単独で動画を配信していることから、視点として「第1視点」を用いることを認識している。なお、第1視点と第1アバターとの間の距離は「第1距離」である。
次に、いずれかの視聴者の端末装置は、第1配信者に対してギフトを付与する旨を示すギフトデータを、第2サーバ装置(ギフトデータを扱うサーバ装置)に対して送信することができる。第2サーバ装置は、このギフトデータを、第1配信者の端末装置及び各視聴者の端末装置に送信することができる。第1配信者の端末装置及び各視聴者の端末装置は、受信したギフトデータにより識別されるギフトを含む動画を、第1動作データに基づいて生成して表示することができる。なお、各端末装置は、第1配信者の端末装置が単独で動画を配信していることから、上記ギフトを(第1視点に対応する)「第1サイズ」で表示することができる。
次に、第1配信者は、第2配信者を誘うことにより又は第2配信者から要請されることにより、第2配信者と共同で動画を配信することができる。この場合、第1配信者の端末装置は、第1配信者の動作に関する第1動作データを、第1サーバ装置に送信し、第2配信者の端末装置は、第2配信者の動作に関する第2動作データを、第1サーバ装置に送信することができる。第1サーバ装置は、これら第1動作データ及び第2動作データを、各視聴者の端末装置及び各配信者の端末装置に送信することができる。各配信者の端末装置及び各視聴者の端末装置は、第1動作データ及び第2動作データに基づいて、第1配信者の第1アバター及び第2配信者の第2アバターを含む動画を生成して表示することができる。
ここで、各端末装置は、かかる動画を生成する際には、仮想空間に配置された仮想的な視点からみた第1アバター及び第2アバターを描画することができる。各端末装置は、第1配信者の端末装置が他の配信者(ここでは第2配信者)と共同して動画を配信していることから、視点として「第2視点」を用いることを認識している。なお、第2視点と第1アバター(第2アバター)との間の距離は、「第1距離」より大きい「第2距離」である。この結果、第2視点を用いて表示される動画における各アバターの表示サイズは、第1視点を用いて表示される動画における各アバターの表示サイズに比べて、小さくなる。
さらに、各端末装置は、仮想空間に配置される視点が第1視点から第2視点に変更されたことを認識して、仮想空間における上記ギフトのサイズを、(第1視点に対応する)第1サイズではなく、(第2視点に対応する)「第2サイズ」に変更することができる。第2サイズは第1サイズより大きい。このように、各端末装置は、視点として第1視点に代えて第2視点を用いることに応答して、すなわち、各アバターと視点との距離が第1距離から第2距離に増加することに応答して、仮想空間における上記ギフトのサイズを、第1サイズより大きい第2サイズに変更(拡大)することができる。したがって、各端末装置は、第2視点を用いる場合には、第1視点を用いる場合に比べて、生成される動画に表示される各アバターの表示サイズを縮小するが、生成される動画に表示されるギフトの表示サイズを不変とする又は拡大することができる。これにより、生成される動画に表示されるギフトは、各配信者及び各視聴者にとって見易くなる。
なお、このような典型的なケースでは、上記のとおり、第1配信者が単独配信から共同配信に切り替えることに応答して、各端末装置は、仮想空間におけるギフトのサイズを、単独配信に対応する第1サイズから共同配信に対応する第2サイズに切り替えることができる。
別のケースでは、第1配信者の端末装置は、第1配信者の操作などにより各アバターと視点との間の距離を変更することに応答して、各アバターと視点との間の距離を識別する「距離データ」、表示されるギフトのサイズを識別する「サイズデータ」、表示されるギフトのサイズの縮尺を識別する「縮尺データ」、及び、適用すべきサイズを有するギフトを識別する「ギフト識別データ」、のうちの少なくとも1つを、第1サーバ装置(又は第2サーバ装置)と連携して、各端末装置に送信することができる。このようなデータに基づいて、各端末装置は、仮想空間におけるギフトのサイズを、各アバターと視点との間の距離に応じたサイズに変更することができる。
2.通信システムの全体的な構成
次に、上述した動作を実行する通信システムの構成について図1を参照して説明する。図1は、一実施形態に係る通信システムの構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、通信システム1は、少なくとも1つのサーバ装置30と、通信網10に接続可能な複数の端末装置20と、通信網10に接続可能な少なくとも1つのサーバ装置30と、を含むことができる。図1には、複数の端末装置20が3つの端末装置20A、20B、20Cを含む例が示されているが、複数の端末装置20は、任意の数(2つ以上)の端末装置20を含むことができる。同様に、図1には、少なくとも1つのサーバ装置30が3つのサーバ装置30A、30B、30Cを含む例が示されているが、少なくとも1つのサーバ装置30もまた、任意の数(1つ以上)のサーバ装置30を含むことができる。
複数の端末装置20は、少なくとも1人の配信者の端末装置20、及び、少なくとも1人の視聴者の端末装置20を含むことができる。
また、複数の端末装置20は、任意の情報処理装置であって、スマートフォン、HMD、VRグラス、パーソナルコンピュータ、タブレット、携帯情報端末、携帯電話、及び、これらの組み合わせを、これらに限定することなく含むことができる。
少なくとも1つのサーバ装置30は、このサーバ装置30にアクセスした複数の端末装置20の各々に対して、様々なサービスを提供することが可能な情報処理装置であり得る。少なくとも1つのサーバ装置30は、任意の情報処理装置であって、パーソナルコンピュータ、スーパーコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム、及び、これらの組み合わせを、これらに限定することなく含むことができる。
また、少なくとも1つのサーバ装置30は、典型的には、上述した第1サーバ装置30A及び第2サーバ装置30Bを含むことができる。第1サーバ装置30Aは、配信者の端末装置20により配信者の動作に関する動作データに基づいて生成された動画、又は、この動作データを、各視聴者の端末装置20に送信する、ように構成された動画配信用のサーバ装置であり得る。第2サーバ装置30Bは、各視聴者の端末装置20により配信者の端末装置20に対して付与されたギフトに関するギフトデータを、(例えばこの配信者の端末装置20からのリクエストに応答して)この配信者の端末装置20に送信する、ように構成されたギフトデータ配信用のサーバ装置であり得る。なお、第1サーバ装置30Aと第2サーバ装置30Bとを単一のサーバ装置30として構成することも可能であるが、負荷が単一のサーバ装置30に集中することが好ましくない場合には、上記のように、第1サーバ装置30Aと第2サーバ装置30Bとを別体として設けることができる。
さらに、少なくとも1つのサーバ装置30は、このサーバ装置30にアクセスした複数の端末装置20の各々に対して、コンピュータプログラムを含むウェブページを送信するウェブサーバ装置30Cを含み得る。
さらにまた、少なくとも1つのサーバ装置30は、通信網10を介して、相互に接続可能であり得る。
通信網10は、携帯電話網、無線ネットワーク、固定電話網、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)、及び/又は、イーサネットネットワークを、これらに限定することなく含むことができる。ここで、上記無線ネットワークは、例えば、Bluetooth、(IEEE 802.11a/b/nといったような)WiFi、WiMax、セルラー、衛星、レーザー、及び/又は、赤外線、を介したRF接続を含むことができる。
3.端末装置20のハードウェア構成
次に、上述した通信システム1において用いられる端末装置20の構成について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示した通信システム1において用いられる端末装置20のハードウェア構成の一例を示すブロック図である(なお、図2において、括弧内の参照符号は、後述するようにサーバ装置30に関連して記載されている)。
図2に示すように、各端末装置20は、主に、中央処理装置21と、主記憶装置22と、入出力インターフェイス装置23と、入力装置24と、補助記憶装置25と、出力装置26と、を含むことができる。これら装置同士は、データバス及び/又は制御バスにより接続されている。
中央処理装置21は、「CPU」といわれ、主記憶装置22に記憶されている命令及びデータに対して演算を行い、その演算の結果を主記憶装置22に記憶させることができる。さらに、中央処理装置21は、入出力インターフェイス装置23を介して、入力装置24、補助記憶装置25及び出力装置26等を制御することができる。端末装置20は、1又はそれ以上のこのような中央処理装置21を含むことが可能である。
主記憶装置22は、「メモリ」といわれ、入力装置24、補助記憶装置25及び通信網10(サーバ装置30等)から、入出力インターフェイス装置23を介して受信した命令及びデータ、並びに、中央処理装置21の演算結果を記憶することができる。主記憶装置22は、揮発性メモリ(例えば、レジスタ、キャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM))、不揮発性メモリ(例えば、リードオンリーメモリ(ROM)、EEPROM、フラッシュメモリ)、及び、ストレージ(例えば、ハードディスクドライブ(HDD)、ソリッドステートドライブ(SSD)、磁気テープ、光学媒体)、といったようなコンピュータにより読み取り可能な媒体を、これらに限定することなく含むことができる。容易に理解されるように、「コンピュータにより読み取り可能な記録媒体」という用語は、変調されたデータ信号すなわち一時的な信号といったような送信媒体ではなく、メモリ及びストレージといったようなデータストレージのための媒体を含むことができる。
補助記憶装置25は、主記憶装置22よりも大きな容量を有する記憶装置である。補助記憶装置25は、オペレーティングシステム、ウェブブラウザアプリケーション、動画の配信及び/又は受信を行うための特定のアプリケーション等を構成する命令及びデータ(コンピュータプログラム)を記憶することができる。さらに、補助記憶装置25は、中央処理装置21により制御されることにより、これらの命令及びデータ(コンピュータプログラム)を、入出力インターフェイス装置23を介して主記憶装置22に送信することができる。補助記憶装置25は、磁気ディスク装置及び/又は光ディスク装置等をこれらに限定することなく含むことができる。
入力装置24は、外部からデータを取り込む装置であって、タッチパネル、ボタン、キーボード、マウス及び/又はセンサ等をこれらに限定することなく含むことができる。かかるセンサは、1若しくはそれ以上のカメラ24a等及び/又は1若しくはそれ以上のマイク24b等を含むセンサを、これらに限定することなく含むことができる。
出力装置26は、ディスプレイ装置、タッチパネル及び/又はプリンタ装置等をこれらに限定することなく含むことができる。
このようなハードウェア構成にあっては、中央処理装置21が、補助記憶装置25に記憶された上記特定のアプリケーションを構成する命令及びデータ(コンピュータプログラム)を順次主記憶装置22にロードし、ロードした命令及びデータを演算することができる。これにより、中央処理装置21は、入出力インターフェイス装置23を介して出力装置26を制御し、或いはまた、入出力インターフェイス装置23及び通信網10を介して、他の装置(例えばサーバ装置30及び/又は他の端末装置20)との間で様々なデータの送受信を行うことができる。
これにより、端末装置20は、インストールされた上記特定のアプリケーション等を実行することにより、動画の配信、生成及び/又は表示等に関連する様々な動作(図3A、図3B、図4~図6A、図7~図9等を参照して説明する動作等を含む)を実行することができる。
なお、端末装置20は、中央処理装置21に代えて又は中央処理装置21とともに、1又はそれ以上のマイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含むことも可能である。
4.サーバ装置30のハードウェア構成
次に、上述した通信システム1において用いられるサーバ装置30の構成について、同じく図2を参照して説明する。各サーバ装置30のハードウェア構成としては、例えば、上述した各端末装置20のハードウェア構成と同様のものを用いることが可能である。したがって、各サーバ装置30が有する構成要素に対する参照符号は、図2において括弧内に示されている。
図2に示すように、各サーバ装置30は、中央処理装置31と、主記憶装置32と、入出力インターフェイス装置33と、入力装置34と、補助記憶装置35と、出力装置36と、を含むことができる。これら装置同士は、データバス及び/又は制御バスにより接続されている。
中央処理装置31、主記憶装置32、入出力インターフェイス装置33、入力装置34、補助記憶装置35及び出力装置36は、それぞれ、上述した各端末装置20に含まれる、中央処理装置21、主記憶装置22、入出力インターフェイス装置23、入力装置24、補助記憶装置25及び出力装置26と略同一であり得る。
このようなハードウェア構成にあっては、中央処理装置31が、補助記憶装置35に記憶された上記特定のアプリケーションを構成する命令及びデータ(コンピュータプログラム)を順次主記憶装置32にロードし、ロードした命令及びデータを演算することができる。これにより、中央処理装置31は、入出力インターフェイス装置33を介して出力装置36を制御し、或いはまた、入出力インターフェイス装置33及び通信網10を介して、他の装置(例えば他のサーバ装置30及び/又は端末装置20)との間で様々なデータの送受信を行うことができる。
これにより、サーバ装置30は、インストールされた上記特定のアプリケーション等を実行することにより、動画の配信、生成及び/又は表示等に関連する様々な動作(図3A、図3B、図4~図6A、図7~図9等を参照して説明する動作等を含む)を実行することができる。
なお、サーバ装置30は、中央処理装置31に代えて又は中央処理装置31とともに、1又はそれ以上のマイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含むこともできる。
サーバ装置30は、インストールされた上記特定のアプリケーションを実行してウェブサーバとして機能することも可能である。このサーバ装置30は、このサーバ装置30にアクセスしてきた各端末装置20(及び/又は他のサーバ装置30)に対して、コンピュータプログラムを含むウェブページを送信することができる。このような端末装置20(及び/又は他のサーバ装置30)は、ウェブページに含まれたコンピュータプログラムを実行することにより、動画の配信、生成及び/又は表示等に関連する様々な動作(図3A、図3B、図4~図6A、図7~図9等を参照して説明する動作等を含む)を実行することもできる。
5.通信システム1において行われる動作
次に、上記構成を有する通信システム1において行われる動作を、図3A及び図3Bを参照して説明する。図3A及び図3Bは、図1に示した通信システム1において行われる動作の一例を説明するフロー図である。
図3Aを参照すると、まず、ステップ(以下「ST」という。)300において、配信者(ここでは例えば配信者A)の端末装置20Aは、動画配信用のアプリケーションを実行することにより、例えば、単独で動画を配信する「単独配信モード」、又は、他の配信者の端末装置と共同して動画を配信する「共同配信モード」を実行することができる。端末装置20Aは、いずれのモードが実行されているか(有効であるか)を識別する「モード識別データ」を記憶し、さらに、このモード識別情報をサーバ装置(第1サーバ装置30A又は第2サーバ装置30B)を介して、各端末装置20(配信者Aによる動画の配信を選択した各視聴者の端末装置20)に送信することができる。このようなモード識別情報を受信することにより、動画視聴用のアプリケーションを実行する各視聴者の端末装置は、端末装置20Aがいずれのモードを実行しているか(いずれのモードが有効であるか)を認識することができる。
ここでは、端末装置20Aは、配信者Aが単独配信モードを指定することにより、単独配信モードが実行されている(有効とされている)旨を識別するモード識別情報を、各視聴者の端末装置20に送信することができる。これにより、各視聴者の端末装置は、端末装置20Aが単独配信モードを実行していることを認識することができる。
次に、端末装置20Aは、単位時間ごとに又は任意のタイミングで、配信者Aの動作に関する第1動作データ及び配信者Aの発話に関する第1音声データを取得することができる。ここでいう単位時間の長さは、固定又は可変であり得る。
まず、第1動作データに着目すると、第1動作データは、少なくとも1つのセンサ(カメラ24a等)を用いた画像処理により生成された、配信者の顔における複数の部位の各々の深度と、頭部の座標及び角度と、を(例えばタイムスタンプに対応付けて)示す動作データを含み得る。例えば、ドットプロジェクタがドット(点)パターンをなす赤外線レーザーを配信者の顔に放射し、近赤外線カメラ24aが、配信者の顔に投影され反射した赤外線ドットを捉え、このように捉えた赤外線ドットの画像を生成することができる。
端末装置20Aは、予め登録されているドットプロジェクタにより放射されたドットパターンの画像と、近赤外線カメラにより捉えられた画像とを比較して、両画像における各ポイント(各特徴点)(例えば51個のポイント・特徴点の各々)における位置のずれを用いて各ポイント(各特徴点)の深度(各ポイント・各特徴点と近赤外線カメラとの間の距離)を算出することができる。端末装置20Aは、このように算出された深度を示す動作データを生成することができる。さらに、端末装置20Aは、ジャイロセンサ、加速度センサ及び/又は地磁気センサを有することにより、頭部の座標及び角度を示す動作データを生成することができる。
一方、第1音声データに着目すると、端末装置20Aは、(例えばマイク24bを用いて)配信者Aの発話に基づく第1音声データを生成することもできる。
端末装置20Aは、このように取得された第1動作データ(及びオプションとしての第1音声データ)を、単位時間ごとに又は任意のタイミングで、第1サーバ装置30Aに送信し続けることができる。
次に、ST304において、第1サーバ装置30Aは、端末装置20Aから受信した第1動作データ(及び第1音声データ)を、動画視聴用のアプリケーションを実行する各視聴者の端末装置20に送信することができる。別の実施形態では、第1サーバ装置30Aは、端末装置20Aから受信した第1動作データ(及び第1音声データ)を、配信者Aの端末装置20Aに送信することもできる。
次に、ST306において、端末装置20A及び各視聴者の端末装置20が、第1動作データ及び第1音声データに基づいて、動画を生成して表示することができる。具体的には、各端末装置20は、第1動作データに基づいて、仮想的なキャラクター(配信者Aの第1アバター)のアニメーションを含む動画を生成することができる。仮想的なキャラクターの動画自体については、各端末装置20は、図示しない記憶部に記憶された様々な情報(例えば、ジオメトリ情報、ボーン情報、テクスチャ情報、シェーダ情報及びブレンドシェイプ情報等)を用いて、図示しないレンダリング部にレンダリングを実行させることにより、仮想的なキャラクターの動画を生成することができる。
さらに、各端末装置20は、第1動作データを用いて、第1アバターの表情を変化させ(例えば、第1アバターの表情を配信者Aの口及び両目の動きに同期して変化させ)、第1アバターの頭部を変化(例えば左右に動作)させ、及び/又は、第1アバターの頭部が向く方向を変化させた動画を、様々な周知の技術を利用して生成することができる。なお、第1動作データに基づいて配信者Aの第1アバターのアニメーションを含む動画を生成するために、他の任意の周知な技術を利用することも可能である。
さらにまた、オプションとして、各端末装置20は、このように生成した動画に対して第1音声データを組み込むことにより、第1アバターのアニメーションに同期して配信者Aの発話に関する音声が出力される新たな動画を、生成することも可能である。
端末装置20A及び各端末装置20は、このように生成した動画を表示部に表示することができる。
図4は、図1に示した通信システムに含まれる各端末装置20により表示される動画の一例を示す模式図である。図4に例示されるように、各端末装置20により表示される動画400には、配信者Aの第1アバター410のアニメーションが含まれる。
この動画400は、仮想的な空間(3次元空間)に配置された仮想的な視点(仮想的なカメラ)からみて描画した第1アバター410を含むことができる。ここでは、典型的な例として、単独配信モードが有効とされている場合には、初期値として第1視点が用いられ、共同配信モードが有効とされている場合には、初期値として、第2視点が用いられ得る。
第1アバター410の位置(座標)と第1視点の位置(座標)との間の距離は、初期値として、第1距離が設定され、第1アバター410の位置(座標)と第2視点の位置(座標)との間の距離は、初期値として、第1距離より大きい第2距離が設定され得る。これにより、各端末装置20は、端末装置20Aから受信したモード識別データに基づいて、端末装置20Aにより単独配信モードが実行されている(有効とされている)と判定した場合には、第1視点からみて第1アバター410を描画した動画を生成し、端末装置20Aにより共同配信モードが実行されている(有効とされている)と判定した場合には、第2視点からみて第1アバター410を描画した動画を生成することができる。なお、第1距離及び第2距離は、それぞれ、単独配信モード及び共同配信モードを開始した時点で適用される初期値であり、その後に、例えば、配信者Aの操作(例えば、タッチパネルに対するピンチイン/ピンチアウト操作等)に従って変更可能なものである。この点については後述する。
なお、端末装置20Aは、自己が生成した第1動作データ及び第1音声データに基づいて動画を生成することも可能であり、別の実施形態では、第1サーバ装置30Aから受信した第1動作データ及び第1音声データに基づいて動画を生成することも可能である。
図3Aに戻り、次に、ST308において、動画を視聴している視聴者(ここでは例えば視聴者X)が、その端末装置20Xを操作することにより、配信者Aに対してギフトを送信する(換言すると、ギフトを贈る)ことができる。ここでいうギフトは、以下に例示するギフトのうち少なくとも1つをこれらに限定することなく含むことができる。
(a)第1タイプのギフト:視聴者Xが対価を支払うことなく配信者Aに贈る(付与する)ことが可能なギフト
(b)第2タイプのギフト:視聴者Xが対価を支払って配信者Aに贈る(付与する)ことが可能なギフト
ここで、対価とは、金銭、ポイント及び/又はコイン等をこれらに限定することなく含むことができる。なお、ポイントは、通信システム1を管理又は運営する業者がユーザに付与することが可能な任意のポイントを含むことができ、例えば、動画を配信若しくは視聴したユーザに対して付与するポイント、及び/又は、ゲームを実行したユーザに対して付与するポイント等、を含むことができる。
上記(a)に示した第1タイプのギフトは、例えば、視聴者Xが端末装置20Xの画面に表示されたオブジェクト(例えば「いいね!」というオブジェクト)をタップ等することにより、配信者Aに付与されるギフトを含むことができる。このような第1タイプのギフトが視聴者Xから配信者Aに付与されることに応答して、配信者Aにより配信される動画には、このギフトに対応するオブジェクト、例えば、ハート形のオブジェクト、又は、「いいね」という文字等が、表示され得る。
このような第1タイプのギフトは、各視聴者(各ユーザ)が対価を気にすることなく無制限に送信することができるギフトであり得る。よって、このような第1タイプのギフトは、第2タイプのギフト(対価を消費して配信者に贈るギフト)を取得し難いユーザ(例えば初心者ユーザ)に対して、他ユーザにより配信された動画を視聴して当該他ユーザに対してギフトを贈るという行為を継続させるための動機となり得る。
なお、このような第1タイプのギフトは、動画400において第1アバター410から分離して表示され得るギフトを含み得る。
上記(b)に示した第2タイプのギフトは、例えば、視聴者Xが端末装置20Xの画面に表示された複数のオブジェクト(各々のオブジェクトには対価が対応付けて表示され得る)の中から配信者Aに贈るべきものを選択することにより配信者Aに付与されるギフトを含むことができる。このような第2タイプのギフトが視聴者Xから配信者Aに付与されることに応答して、配信者Aにより配信される動画には、このギフトに対応するオブジェクト、例えば、くまのぬいぐるみを模したオブジェクト、又は、「お疲れ様」という文字等が、表示され得る。
このような第2タイプのギフトは、動画400において第1アバター410から分離して表示され得るギフトを含み得る。
また、このような第2タイプのギフトは、動画400においてアバター(例えば第1アバター410等。他のアバターであってもよい。)に装着され得るギフトを含み得る。この点に関して、動画400において、アバターが拡大又は縮小されることに伴って、このアバターのサイズが変化した場合には、このアバターに装着された第2タイプのギフトのサイズもまた、このアバターのサイズに連動して変化することが可能である。第2タイプのギフトのサイズが変化する割合(縮尺等)は、アバターのサイズが変化する割合(縮尺等)と同一又は略同一であってもよいし異なっていてもよいし、アバターのサイズが変化する割合に比例してもよい。
また、第2タイプのギフトは、動画に表示される際に、このギフトに関連する人の名前(実名又はハンドルネーム等)が表示される、いわゆる「名入れギフト」を含み得る。上記「関連する人」には、このギフトを配信者(ここでは配信者A)に贈った人(ここでは視聴者X)、及び/又は、このギフトが贈られた配信者(ここでは配信者A)が、含まれ得る。この場合、これらの「関連する人」のうちの少なくとも1人の名前が、動画において、対応するギフトに関連付けられた状態で(このギフトの内部又は外部に)表示され得る。
さらにまた、第2タイプのギフトは、動画に表示される際に、このギフトを配信者(ここでは配信者A)に贈った人(ここでは視聴者X)により生成されたメッセージ又はテキストが表示される、いわゆる「メッセージ入りギフト」を含み得る。このギフトは、動画において、アバターが拡大又は縮小されることに伴って、このアバターのサイズが変化した場合には、このアバターに装着された第2タイプのギフトのサイズもまた、このアバターのサイズに連動して変化することが可能である。但し、上記メッセージ又はテキスト自体は、アバターが縮小された場合であっても、一定サイズ未満のサイズには縮小されないように設けられ得る。これにより、上記メッセージ又はテキストが、アバターの縮小に伴って小さく表示されることに起因して、各ユーザにより見難くなることを防止することができる。
視聴者Xの端末装置20Xは、視聴者Xから配信者Aに対して付与されたギフトに関するギフトデータを、第2サーバ装置30Bに送信することができる。ギフトデータは、例えば、(i)視聴者Xにより配信者Aに付与されたギフトを識別するギフト識別データ、(ii)ギフトの送信者(視聴者X)を識別する送信者識別データ、及び、(iii)ギフトの受信者(配信者A)を識別する受信者識別データ等、をこれらに限定することなく含むことができる。
次に、ST310において、第2サーバ装置30Bは、視聴者Xから受信したギフトデータに対して、当該ギフトの表示タイミングを識別するタイミング識別データを付加することにより、新たなギフトデータを生成することができる。第2サーバ装置30Bは、新たなギフトデータを、各端末装置20(すなわち、配信者Aの端末装置20Aと視聴者Xの端末装置20Xと含む複数の端末装置20の各々)に対して、送信することができる。
次に、ST312において、各端末装置20は、視聴者Xから配信者Aに付与されたギフトを、上記ST306で生成した動画において、第2サーバ装置30Bから受信したギフトデータに基づいて表示することができる。
一例として、視聴者Xが、ST308において、第1タイプのギフトを配信者Aに贈ったケースでは、各端末装置20は、ギフトデータに基づいて、視聴者X(送信者識別データにより識別される)から配信者A(受信者識別データにより識別される)に対して第1タイプのギフトに属する或るギフト(ここでは「いいね!」ギフト)(ギフト識別データにより識別される)が付与されたことを認識することができる。これにより、各端末装置20は、動画400において、「いいね!」ギフトに対応するオブジェクトG10を、ギフト識別データにより識別されるタイミングで表示することができる。ギフト識別データは、例えば、当該ギフトを表示すべき時間(例えば、年月日時分秒)を識別することができる。
図5は、図1に示した通信システム1に含まれる各端末装置20により表示される動画の別の例を示す模式図である。図5に例示されるように、各端末装置20は、動画400において、「いいね!」ギフトに対応するオブジェクトG10を、ギフト識別データにより識別されるタイミングで、開始位置PS1に表示することができる。この後、各端末装置20は、動画400において、オブジェクトG10を、開始位置PS1から終了位置PE1まで移動させることができる。さらにこの後、各端末装置20は、動画400において、所定時間が経過した後に、オブジェクトG10を消去することができる。なお、このような、オブジェクトG10を、開始位置PS1から終了位置PE1まで移動させた後、所定時間の経過後に消去する、という動作は、オブジェクトG10に対して予め定められた、各端末装置20において既知の動作であり得る。
なお、このような第1タイプのギフト(例えば「いいね!」ギフト)は、一実施形態では、視聴者X(他の視聴者であってもよい)が、上述したように、端末装置20Xの画面に表示されたオブジェクト(例えば「いいね!」というオブジェクト)を1回タップする度に、図5に示すように、1つのオブジェクトG10が表示された後に消去され得る。
別の例として、視聴者Xが、ST308において、第2タイプのギフトを配信者Aに贈ったケースでは、各端末装置20は、ギフトデータに基づいて、視聴者X(送信者識別データにより識別される)から配信者A(受信者識別データにより識別される)に対して第2タイプのギフトに属する或るギフト(ここでは「くまのぬいぐるみ」ギフト)(ギフト識別データにより識別される)が付与されたことを認識することができる。これにより、各端末装置20は、動画400において、「くまのぬいぐるみ」ギフトに対応するオブジェクトG20を、ギフト識別データにより識別されるタイミングで表示することができる。ギフト識別データは、例えば、当該ギフトを表示すべき時間(例えば、年月日時分秒)を識別することができる。
図5に例示されるように、各端末装置20は、動画400において、「くまのぬいぐるみ」ギフトに対応するオブジェクトG20を、ギフト識別データにより識別されるタイミングで、開始位置PS2に表示することができる。この後、各端末装置20は、動画400において、オブジェクトG20を、開始位置PS2から終了位置PE2まで移動させることができる。さらにこの後、各端末装置20は、動画400において、所定時間が経過した後に、オブジェクトG20を消去することができる。なお、このような、オブジェクトG20を、開始位置PS2から終了位置PE2まで移動させた後、所定時間の経過後に消去する、という動作は、オブジェクトG20に対して予め定められた、各端末装置20において既知の動作であり得る。
なお、このような第2タイプのギフト(例えば「いいね!」ギフト)もまた、一実施形態では、視聴者X(他の視聴者であってもよい)が、上述したように、端末装置20Xの画面に表示された複数のオブジェクトの中からこの第2タイプのオブジェクト(例えば「くまのぬいぐるみ」というオブジェクト)を、対価を支払って選択する度に、図5に示すように、1つのオブジェクトG20が表示された後に消去され得る。
また、第1タイプのギフトと第2タイプのギフトとは、(第2タイプのギフトは視聴者Xが対価を支払って配信者Aに贈るギフトであることから)以下に例示する相違点のうちの少なくとも1つの相違点が生ずるように、設けられ得る。
・第2タイプのギフトが動画400において表示された時点から消去される時点までの時間(表示時間)が、第1タイプのギフトについての表示時間よりも長い。
・第2タイプのギフトについての開始位置PS2と終了位置PE2との間の距離が、第1タイプのギフトについての開始位置PS1と終了位置PE1との間の距離よりも長い。
・第2タイプのギフトのサイズ(仮想空間におけるサイズ又は表示サイズ)が、第1タイプのギフトのサイズ(仮想空間におけるサイズ又は表示サイズより大きい。
・第2タイプのギフトは、このギフトの形状等が変化するように動くことができ、及び/又は、このギフトに演出を付すことができる。なお、このギフトの形状等が変化することは、このギフトの少なくとも一部(例えば、手、足、目及び口等をこれらに限定することなく含む)が動くことを含み得る。また、このギフトに演出を付すことは、このギフトが、点灯、消灯、点滅、変色、発声及び/又は発音することを、これらに限定することなく含み得る。
・第2タイプのギフトに適用可能な色の総数が、第1タイプのギフトに適用可能な色の総数よりも多い。
・第2タイプのギフトが動画において配置可能な領域の範囲が、第1タイプのギフトが動画において配置可能な領域の範囲よりも広い。
さらに、図5に例示されるように、各端末装置20は、画面に設けられた領域420においてシステムメッセージを表示することができる。例えば、各端末装置20は、「視聴者Xが配信者Aに『くまのぬいぐるみ』ギフトを贈りました」というシステムメッセージ430を表示することができる。このシステムメッセージ430における「視聴者X」は、ギフトデータに含まれる送信者識別データにより識別され、「配信者A」は、ギフトデータに含まれる受信者識別データにより識別され、「くまのぬいぐるみ」は、ギフトデータに含まれるギフト識別データにより識別され得る。
図3Aに戻り、次に、ST314において、端末装置20Aは、それまで実行していた単独配信モードに代えて、共同配信モードを実行することができる。ここでは、配信者Aの端末装置20Aが、視聴者B(配信者B)の端末装置20Bと共同して動画を配信する場合について説明する。
なお、説明の簡略化のために、図3Aは、ST312の直後にST314が実行されるように表現されているが、実際には、ST302~ST312において説明した動作が繰り返し実行された後に、ST314が実行され得る。また、ST302~ST312において説明した動作は、必ずしも常にこの順序で行われる訳ではなく、少なくとも一部の動作が並行して行われることもあり得る。
ST314において、共同配信モードは、例えば、以下に例示する手順のいずれかにより開始され得る。
・配信者A(ホストユーザ)が、単独配信モードにおいて単独で動画を配信している間に、視聴者B(ゲストユーザ)が配信者Aに対してリクエストを送信し、配信者Aがそのリクエストを承認した場合(なお、配信者Aが端末装置20Aを介して「ゲストユーザが自由に共同配信に参加できる」という機能が有効となるように設定している状態において、視聴者Bが、配信者Aにリクエストを送信することなく、かつ、配信者Aからの承認を得ることなく、配信者Aによる動画の配信に参加した場合)
・配信者A(ホストユーザ)が、「単独配信モード」において単独で動画を配信している間に、共同配信者になるように視聴者Bを誘うべくその視聴者(ゲストユーザ)にリクエストを送信し、その視聴者がそのリクエストを承認した場合
この後、ホストユーザである配信者Aの端末装置20Aとゲストユーザである配信者Bの端末装置20Bとの間において、例えば、以下に例示する動作が行われることにより、ホストユーザとゲストユーザとが共同して動画を配信することができる。
(i)ホストユーザの端末装置20Aが、第1サーバ装置30Aを介して、ゲストユーザの端末装置20Bからリクエストデータを受信する(又は、ホストユーザの端末装置20Aが、第1サーバ装置30Aを介して、ゲストユーザの端末装置20Bにリクエストデータを送信する)。
(ii)ホストユーザの端末装置20Aが、そのリクエストを受け入れる旨の承認データを、第1サーバ装置30Aを介して、ゲストユーザの端末装置20Bに送信する(又は、ゲストユーザの端末装置20Bが、そのリクエストを受け入れる旨の承認データを、第1サーバ装置30Aを介して、ホストユーザの端末装置20Aに送信する)。
(iii)第1サーバ装置30Aが、共同配信者を示すリストを、ホストユーザの端末装置20A及びゲストユーザの端末装置20Bに送信する。
(iv)ホストユーザの端末装置20Aが、その第1動作データ(オプションとしてさらに第1音声データ)を第1サーバ装置30Aに送信する。
(v)ゲストユーザの端末装置20Bが、その第2動作データ(さらにオプションとして第2音声データ)を第1サーバ装置30Aに送信する。
(vi)第1サーバ装置30Aが、上記(iv)及び上記(v)において受信した第1動作データ及び第2動作データを1セットの動作データとして、ホストユーザの端末装置20A、ゲストユーザの端末装置20及び各視聴者の端末装置20に対して送信する。これにより、各端末装置20は、第1動作データに基づいて動作する第1アバター410及び第2動作データに基づいて動作する第2アバター510のアニメーションを含む動画400を、生成して表示することができる。
なお、配信者Aが端末装置20Aを介して「ゲストユーザが自由に共同配信に参加できる」という機能が有効となるように設定している状態において、視聴者Bが、配信者Aにリクエストを送信することなく、かつ、配信者Aからの承認を得ることなく、配信者Aによる動画の配信に参加した場合には、上記(i)及び上記(ii)は省略され得る。
これに並行又は先行して、端末装置20Aは、共同配信モードが実行されている(有効とされている)旨を識別するモード識別情報を、各端末装置20(各視聴者の端末装置20及び配信者Bの端末装置20B)に送信することができる。これにより、各端末装置は、端末装置20Aが共同配信モードを実行していることを認識することができる。
次に、ST316において、各端末装置20は、配信者Aの端末装置20Aが単独配信モードに代えて共同配信モードを実行したことに応答して、それまで表示していた動画400の生成方法を変更することができる。
具体的には、各端末装置20は、モード識別データに基づいて、端末装置20Aにより共同配信モードが実行されている(有効とされている)と判定することにより、第2視点からみて、配信者Aの第1アバター410及び配信者B(それまでの視聴者B)の第2アバター510を描画した動画400を生成して表示することができる。ここで、第2視点は、上述したように、第1アバター410の位置(座標)と第2視点の位置(座標)との間の距離が、初期値として第2距離となるように、設定され得る。なお、第2視点は、第2アバター510の位置(座標)と第2視点の位置(座標)との間の距離が、初期値として第2距離となるように、設定されてもよい。或いはまた、第2視点は、中間位置(座標)と第2視点の位置(座標)との間の距離が、初期値として第2距離となるように、設定され得る。中間位置とは、第1アバター410の位置(座標)と第2アバター510の位置(座標)との中間における位置であり得る。
図6A及び図6Bは、図1に示した通信システムに含まれる各端末装置20により表示される動画の別の例を示す模式図である。図6A及び図6Bに例示されるように、各端末装置20により表示される動画400には、配信者Aの第1アバター410及び配信者Bの第2アバター510のアニメーションが含まれる。
視点が、第1アバター410に近い第1視点から、第1アバター410から遠い第2視点に変更されたことに伴い、図6A及び図6Bに示すように、第1アバター410及び第2アバター510は、図5に比べて、より小さく描画される。
同様に、視点が、第1アバター410に近い第1視点から、第1アバター410(すなわち、ギフトG10、G20)から遠い第2視点に変更されたことに伴い、図6Bに示すように、ギフトG10、G20のサイズもまた、図5に比べて、より小さく描画される。図6Bに示すように、第1アバター410とともにギフトG10、G20を、縮小してしまうと、第1アバター410に比べて元来小さく表示されていたギフトG10、G20は、さらに小さく表示され、ユーザにとって見難いものとなってしまう可能性がある。これは、共同配信を行う配信者の総数が増加するにつれて、さらに顕著となり得る。
そこで、図6Aに例示されるように、一実施形態では、視点が第1視点から第2視点に変更された場合には、各端末装置20は、(図5及び図6Bに示されたサイズを有するギフトG10、G20に代えて)より大きなサイズ(拡大したサイズ)を有するギフトG10、G20を表示することができる。
この点につき、図7を参照して、さらに具体的に説明する。図7は、図1に示した通信ンシステム1における各端末装置20により用いられるギフト表示方法の一例を示す表である。図7には、単独配信モード及び共同配信モードの各々に対応付けて、アバター及びギフトがどのように表示されるのかが示されている。
まず、アバターに着目する。単独表示モード又は共同配信モードのいずれが有効とされている場合であっても、アバター(第1アバター410)が元々有するサイズは、一定であって、ここでは、一例として、1000(=31.62ドット×31.62ドット)である。
単独配信モードが有効とされている場合、すなわち、第1視点とアバターとの間の距離として第1距離(L)が用いられる場合には、各端末装置20は、アバター(及びギフト)等に対する表示倍率として1倍を利用する。よって、各端末装置20は、1000というサイズを有するアバターを、1000(=1000×1倍)という表示サイズで表示することができる。すなわち、図5を参照すると、各端末装置20は、1000というサイズを有する第1アバター410を、1000という表示サイズで表示することができる。
一方、共同配信モードが有効とされている場合、すなわち、第2視点とアバターとの間の距離として第2距離(L)が用いられる場合には、各端末装置20は、アバター(及びギフト)等に対する表示倍率として0.5倍を利用する。よって、各端末装置20は、1000というサイズを有するアバターを、500(=1000×0.5倍)という表示サイズで表示することができる。すなわち、図6A及び図6Bを参照すると、各端末装置20は、1000というサイズを有する第1アバター410(第2アバター510)を、500という表示サイズで表示することができる。
次に、ギフトに着目する。単独配信モードが有効とされている場合には、ギフト(ギフトG10)が有するサイズとして、第1サイズ、一例として、100(10ドット×10ドット)が用いられる。共同配信モードが有効とされている場合には、ギフト(ギフトG10)が有するサイズとして、第1サイズより大きい第2サイズ、一例として、200(=14.14ドット×14.14ドット)が用いられる。
単独配信モードが有効とされている場合、すなわち、第1視点とアバターとの間の距離として第1距離(L)が用いられる場合には、各端末装置20は、ギフト(及びアバター)等に対する表示倍率として1倍を利用する。よって、各端末装置20は、100という第1サイズを有するギフトを、100(=100×1倍)という表示サイズで表示することができる。すなわち、図5を参照すると、各端末装置20は、100というサイズを有するギフトG10を、100という表示サイズで表示することができる。
一方、共同配信モードが有効とされている場合、すなわち、第2視点とアバターとの間の距離として第2距離(L)が用いられる場合には、各端末装置20は、ギフト(及びアバター)等に対する表示倍率として0.5倍を利用する。よって、各端末装置20は、200という第2サイズを有するギフトを、100(=200×0.5倍)という表示サイズで表示することができる。すなわち、図6Aを参照すると、各端末装置20は、200という第2サイズを有するギフトG10を、100という表示サイズで表示することができる。
このように、各端末装置20は、共同配信モードが有効とされている場合であっても、単独配信モードが有効とされている場合と同様に、ギフトG10を100という表示サイズで表示することができる。すなわち、各端末装置20は、単独配信モードに代えて、共同配信モードを実行した場合に、100という表示サイズで表示されていたギフトG10を、依然として100という表示サイズで表示することができる。これにより、ギフトG10が小さく表示され、ユーザにとって見難くなるという事態が回避される。
ここで、仮に、共同配信モードが有効とされている場合に、ギフト(ギフトG10)が有するサイズとして、200という第2サイズではなく、100という第1サイズが用いられるケースを考える。この場合、各端末装置20は、100という第1サイズを有するアバターを、50(=100×0.5倍)という表示サイズで表示することになる。すなわち、図6Bを参照すると、各端末装置20は、100という第1サイズを有するギフトG10を、50という表示サイズで表示することになる。したがって、各端末装置20は、単独配信モードに代えて、共同配信モードを実行した場合に、100という表示サイズで表示されていたギフトG10を、50という表示サイズで表示することになり、これにより、ギフトG10が小さく表示され、ユーザにとって見難くなるという事態が生じ得る。しかしながら、このような事態は、上述したように、共同配信モードが有効とされている場合には、各端末装置20が、200という第2サイズを有するアバターを、100(=200×0.5倍)という表示サイズで表示することにより、回避される。
なお、ここでは、説明を簡略化するために、ギフトG10が、100という第1サイズを有し、200という第2サイズを有する例を用いたが、ギフトG20を含む任意のギフトの各々について、任意のサイズを有する第1サイズ、及び、第1サイズより大きい任意のサイズ(第1サイズを拡大したサイズ)を有する第2サイズが、設定され得る。この場合、各ギフトについて、そのギフトに固有の第1サイズ及び第2サイズが設定されてもよいし、複数のギフトについて、これら複数のギフトに共通の第1サイズ及び/又はこれら複数のギフトに共通の第2サイズが設定されてもよい。
また、各端末装置20は、単独配信モード又は第1距離に対応付けて、仮想空間において第1サイズを有するギフトに対応するオブジェクトと、共同配信モード又は第2距離に対応付けて、仮想空間において第2サイズを有するギフトに対応するオブジェクトと、を予め記憶部に記憶しておくことができる。これにより、各端末装置20は、単独配信モードが有効とされていると判定した場合には、記憶部から、上記第1サイズ(図7を参照した上記例では、100という第1サイズ)を有するギフトに対応するオブジェクトを読み出し、このオブジェクトを含む動画400を生成して表示することができる。さらに、各端末装置20は、共同配信モードが有効とされていると判定した場合には、記憶部から、上記第2サイズ(図7を参照した上記例では、200という第2サイズ)を有するギフトに対応するオブジェクトを読み出し、このオブジェクト(図7を参照した上記例では、半分のサイズに縮小したこのオブジェクト)を含む動画400を生成して表示することができる。
再度、図3Aに戻り、以上のようにして、ST316において、各端末装置20は、配信者Aの端末装置20Aが単独配信モードに代えて共同配信モードを実行したことに応答して、それまで表示していた動画400の生成方法を変更することができる。
次に、ST318において、端末装置20A及び端末装置20Bは、共同して動画400を配信することを続行することができる。この間、基本的には、上述したST302~ST312において述べた処理が繰り返され得る。但し、異なる点は以下のとおりである。
・端末装置20Aが、配信者Aの動作に関する第1動作データ(さらにオプションとして配信者Aの発話に関する第1音声データ)を、第1サーバ装置30Aに送信するだけでなく、送信端末装置20Bが、配信者Bの動作に関する第2動作データ(さらにオプションとして配信者Bの発話に関する第2音声データ)を、第1サーバ装置30Aに送信すること。
・第1サーバ装置30Aが、第1動作データと第2動作データとを1組の動作データとして、各端末装置20に送信すること(なお、第1サーバ装置30Aは、端末装置20Aには第2動作データのみを送信し、端末装置20Bには第1動作データのみを送信してもよい)。
・各端末装置20は、第2視点からみて第1アバター410及び第2アバター510を描画した動画400を生成すること。
・各端末装置20は、いずれかの視聴者から配信者A又は配信者Bに対してギフトが贈られた場合には、動画400において、第1サイズではなく、(第1サイズを拡大した)第2サイズを有する上記ギフトを表示すること。
次に、図3Bを参照すると、オプションとしてのST320において、現在視点として第2視点が有効とされているところ、配信者Aは、仮想空間におけるこの視点(すなわち、仮想空間における第1アバター410又は第2アバター510と視点との間の距離)を、端末装置20Aのタッチパネル等をピンチイン/ピンチアウト操作すること等により、変更することができる。
例えば、配信者Aは、タッチパネル等のユーザインターフェイス(UI)に対して、1本の指とこれに隣接する別の指との間の距離を増加させる(又は減少させる)ようにピンチアウト操作(又はピンチイン操作)を行うこと等により、第1アバター410に近づく方向(又は第1アバター410から遠ざかる方向)に視点を移動させること、すなわち、第1アバター410と視点との間の距離を短く(又は長く)することができる。或いはまた、配信者Aは、タッチパネル等に表示された所定のオブジェクトを右方向(又は左方向)にドラッグする距離を長くすることにより、第1アバター410と視点との間の距離を短く(又は長く)することができる。
配信者Aがこのような操作を行うことにより、端末装置20Aは、その操作を示す操作データを取得することができる。端末装置20Aは、取得した操作データに基づいて、仮想空間における第1アバター410と視点との間の距離を決定することができる。
ここで、図7を再度参照する。図7には、視点とアバターとの間の距離が第1距離である場合に、表示対象とされるギフトとして、仮想空間において第1サイズ(100)を有するギフトを用いる一方、視点とアバターとの間の距離が第1距離より長い第2距離である場合に、表示対象とされるギフトとして、仮想空間において第2サイズ(200)を有するギフトを用いることにより、視点とアバターとの間の距離を増加させても、そのギフトの実際の表示サイズが縮小されないことが理解される。
したがって、視点とアバターとの間の距離ごとに対応付けて、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズを予め設定しておけば、実際に選択された距離に応じて、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズを取得することができる。例えば、第1距離に対して、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズを「100」として設定し、第2距離に対して、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズを「200」として設定しておけば、端末装置20Aは、取得した操作データにより決定された距離が第1距離(又は第2距離)である場合には、表示対象とされるギフトの仮想空間における100(又は200)というサイズを決定することができる。
さらに、見方を変えれば、視点とアバターとの間の距離ごとに対応付けて、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズを予め設定しておけば、実際に選択された距離に応じて、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を取得することができる。例えば、第1距離に対して、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を「1倍」として設定し(図7中の「100(100×1倍)」を参照)、第2距離に対して、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を「2倍」として設定しておけば(図7中の「100(100×2倍)」を参照)、端末装置20Aは、取得した操作データにより決定された距離が第1距離(又は第2距離)である場合には、表示対象とされるギフトの仮想空間における100(又は200)というサイズに対応する1倍という縮尺(又は2倍という縮尺)を取得することができる。
したがって、各端末装置20は、各ギフトについて、アバター及びギフトの両方に適用される表示倍率(図7中の「表示倍率1倍」、「表示倍率0.5倍」を参照)と、視点とアバターとの間の距離の各々と、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズ、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズに対応する縮尺と、このような仮想空間におけるサイズを有するギフト自体とを、対応付けたテーブルを、各端末装置20が記憶しておくことができる。これにより、各端末装置20は、各ギフトについて、以下に例示するデータのうち少なくとも1つのデータを(検索キーとして)与えられれば、この検索キーに基づいて上記テーブルを検索することにより、残りのデータをすべて取得することができる。
(D1)アバター及びギフトの両方に適用される表示倍率
(D2)視点とアバターとの間の距離を識別する距離データ
(D3)表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズを識別するサイズデータ
(D4)表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ
(D5)仮想空間において上記サイズを有するギフト自体を識別するギフト識別データ
図3Bに戻り、次に、ST322において、端末装置20Aは、ST320で決定された距離に基づいて、各ギフトについて上記テーブルを検索することにより、各ギフトについてデータ(D1)~(D5)のすべてを取得することができる。これにより、端末装置20Aは、各ギフトについて、データ(D1)~(D5)のうちの少なくとも1つのデータを、第1サーバ装置30Aを介して各端末装置20に送信することができる。
次に、ST324において、各端末装置20は、各ギフトについて、ST322で受信したデータを検索キーとして、上記テーブルを検索することにより、データ(D1)~(D5)のすべてを取得することができる。これにより、各端末装置20は、各ギフトについて、ギフト及びアバターの両方に適用される表示倍率、第1アバター410と視点との間の距離、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズ、表示対象とされるギフトの仮想空間におけるサイズに対応する縮尺、及び、仮想空間における上記サイズを有するギフト(に対応するオブジェクト)自体を、認識することができる。
したがって、各端末装置20は、各ギフトを以下のいずれかの手法により表示することができる。
・(D3)により識別されるそのギフトの仮想空間におけるサイズを、(D1)により識別される表示倍率を用いて、拡大、縮小又は等倍して表示する。例えば、図7中の「表示倍率0.5」を適用する場合には、そのギフトの仮想空間における200というサイズを0.5倍して表示する(すなわち、表示サイズは100)。
・そのギフトの仮想空間における元々のサイズを、(D4)により識別される縮尺と、(D1)により識別される表示倍率とを用いて、拡大、縮小又は等倍して表示する。例えば、図7中の「表示倍率0.5」を適用する場合には、そのギフトの仮想空間における元々のサイズである100を、2倍し、0.5倍して表示する(すなわち、表示サイズは100)。
・(D5)により識別されるギフトを、(D1)により識別される表示倍率を用いて、拡大、縮小又は等倍して表示する。例えば、図7中の「表示倍率0.5」を適用する場合には、200という仮想空間におけるサイズを有するこのギフト自体を、0.5倍して表示する(すなわち、表示サイズは100)。
なお、アバター(第1アバター410及び第2アバター510)については、各端末装置20は、そのアバターの元々のサイズに、(D1)により識別される表示倍率を適用して表示することができる。例えば、図7中の「表示倍率0.5」を適用する場合には、各端末装置20は、1000というそのアバターの元々のサイズを、0.5倍して表示することができる(すなわち、表示サイズは500)。
このようにして、ST324において、各端末装置20は、動画400において、各ギフト及び各アバターを、縮小、拡大又は等倍して表示することができる。これにより、各端末装置20は、視点とアバターとの間の距離を増加させることに伴って、ギフトを小さく表示して見難くする、という現象の発生を抑えることができる。
図3Bに戻り、次に、ST326において、端末装置20Aは、共同配信モードから単独配信モードに復帰することができる。単独配信モードでの処理については、上記ST300~ST312に関連して上述したとおりであるので、その詳細な説明を省略する。但し、端末装置20Aは、単独配信モードを実行している間においても、ST320~ST324に関連して上述した処理を同様に実行することができる。
なお、単独配信モードと共同配信モードとの間の遷移に伴って、又は、配信者Aによるピンチイン/ピンチアウト操作等(他の操作であってもよい)に伴って、拡大又は縮小の対象となるのは、動画400において表示される、仮想空間及びこの仮想空間に描画されるオブジェクト、例えば、ギフト(例えばG10、G20)、アバター(例えばアバター410、510)等である。上記遷移又は上記ピンチイン/ピンチアウト操作等に伴って、表示部における仮想空間及びこの仮想空間に描画されるオブジェクトを表示する領域自体のサイズは拡大又は縮小されないし、表示部における領域420(図5、図6A及び図9参照)自体のサイズも、表示部における領域900(図9参照)自体のサイズも、拡大又は縮小されない。
このように、様々な実施形態によれば、第1配信者による操作等に従って視点とアバターとの間の距離を増加させることに伴って、ギフトが小さく表示され少なくとも1人のユーザにとって見難くなる、という現象が発生することを抑えることができる。このようなギフトが小さく表示されユーザにとって見難くなるという現象は、デスクトップ型パーソナルコンピュータに関連して用いられるディスプレイ等に比較して、より低い解像度を備えるモバイル端末装置、例えば、スマートフォン、タブレット及びラップトップ型パーソナルコンピュータ等において、顕著となる。したがって、上記現象の発生を抑えるという様々な実施形態により得られる効果は、上記モバイル端末装置において特に顕著なものとなる。
また、配信者(例えば配信者A)に着目すると、配信者Aによる操作に従って視点とアバターとの間の距離を増加させても、ギフトが小さく表示され見難くなるという現象が生じないため、配信者Aは、ギフトが見易く表示されるように端末装置20Aのタッチパネル等を別途操作するといった行為に時間を取られることもないため、円滑に動画の配信を行うことができる。これにより、配信者Aは、動画の配信を、概ね意図していた所要時間内に遂行することができる。少なくとも、配信者Aは、動画の配信を、当初意図していた所要時間を大幅に上回る時間にわたって実行することがない。この結果、端末装置20Aに搭載されたバッテリーに蓄積された電力が不用意に消耗するという事態、及び、端末装置20Aとサーバ装置30A(又はサーバ装置30B)との間における通信リソースが不用意に使用されるという事態の発生を抑えることができる。
一方、各視聴者に着目すると、配信者Aが動画を配信している間にあっては、各視聴者の端末装置20もサーバ装置30A(又はサーバ装置30B)に接続している。したがって、様々な実施形態によれば、各視聴者の端末装置20に搭載されたバッテリーに蓄積された電力が不用意に消耗するという事態、及び、各端末装置20とサーバ装置30A(又はサーバ装置30B)との間における通信リソースが不用意に使用されるという事態の発生をも、抑えることができる。
6.変形例
6-1.ギフトデータの送信手法について
上述したように、各視聴者から配信者に対して付与されたギフトに関するギフトデータは、この視聴者の端末装置20から、第2サーバ装置30Bを介して、この配信者の端末装置20を含む複数の端末装置20の各々に送信される。上記ギフトは、上述したように、各視聴者が対価を支払うことなく上記配信者に贈ることが可能な、第1タイプのギフトと、各視聴者が対価を支払って上記配信者に贈ることが可能な、第2タイプのギフトと、を含むことができる。
第1タイプのギフトは、各視聴者が対価を支払うことなく上記配信者に付与することが可能なギフトであるため、各視聴者がいつでも無制限に上記配信者に付与することが可能なギフトであるといえる。したがって、複数の視聴者が、短時間のうちに、多数の第1タイプのギフトを上記配信者に送信した場合には、第2サーバ装置30Bから、上記配信者の端末装置20を含む各端末装置20に送信する、第1タイプのギフトに対応するギフトデータの総数が膨大になり得る。
この場合、まず第1に、第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間におけるギフトデータを送信するための通信チャネルが逼迫して、第2サーバ装置30Bは、第1タイプのギフトに対応するギフトデータだけでなく、第2タイプのギフトに対応するギフトデータをも、各端末装置20に送信することができなくなる可能性がある。
第2に、第2サーバ装置30Bが、すべてのギフトデータを各端末装置20に送信することができたとしても、今度は、各端末装置20が、これら膨大な数のギフトデータを受信及び処理して、膨大な数のギフトを動画400に表示しなければならない。この場合、通常、第2サーバ装置30Bよりも性能の低いプロセッサしか搭載しない各端末装置20は、円滑に動画400を生成又は表示することができない(すなわち、動画400を生成又は表示する際に遅延を生じさせる)可能性がある。この問題は、各端末装置20が、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル装置又はラップトップコンピュータ等のモバイル端末装置である場合に、より顕著なものとなる。
第3に、各端末装置20が、膨大な数のギフトデータに対応するギフトを描画した動画400を生成又は表示することができたとしても、そのような膨大な数のギフトデータを受信して処理するために、より多くの電力を消費することにより、バッテリーに蓄積された電力をより早く消耗させる可能性がある。この問題は、各端末装置20が、スマートフォン、タブレット、ウェアラブル装置又はラップトップコンピュータ等のモバイル端末装置である場合に、より顕著なものとなる。さらには、各端末装置20に表示された膨大な数のギフトの存在によって、表示される動画400が上記配信者及び各視聴者にとって見難いものとなり得る。
そこで、このような問題に少なくとも部分的に対処すべく、一実施形態に係る通信システム1では、本項目(6-1)で述べるギフトデータの送信手法を利用することができる。以下、このギフトデータの送信手法を、第1タイプのギフトに対応するギフトデータに適用した場合に着目して説明するが、この送信手法は、第1タイプのギフトに対応するギフトデータ及び第2タイプのギフトに対応するギフトデータのいずれにも適用可能である。また、このギフトデータの送信手法は、第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間において伝送される第1タイプのギフトに対応するギフトデータ及び/又は第2タイプのギフトに対応するギフトデータにも適用可能であるが、第2サーバ装置30Bと少なくとも1つの端末装置20のみ(例えば、配信者の端末装置20のみ、又は、モバイル端末装置である各端末装置20のみ等)との間において伝送される第1タイプのギフトに対応するギフトデータ及び/又は第2タイプのギフトに対応するギフトデータに限定して適用することも可能である
図8は、図1に示した通信システム1に含まれる第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間において実行されるギフトデータの送信手法を説明する模式図である。図8の上段、中段及び下段の各々には、第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間において設けられた通知チャネルにおいてギフトデータを伝送する例が示されている。
まず、図8の上段に示された例に着目する。
第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間において設けられた通知チャネルでは、1つのタイムスロット(単位時間区間)につき、第1上限数(ここでは一例として10)以下のギフトデータの伝送のみが許容され得る。したがって、例えば、或る1つのタイムスロット80Aにおいて、いずれかの1又はそれ以上の視聴者から配信者Aに対して、第1上限数を超える数(ここでは一例として100)の第1タイプのギフトが付与された場合には、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20(配信者Aの端末装置20Aを含む)に対して、100のギフトデータをまとめてこのタイムスロット80Aにおいて送信することができない。
この場合、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、これら100のギフトデータを送信するのではなく、複数のタイムスロット80Aにおいて分割して送信することができる。
例えば、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、100のギフトデータを、10個のタイムスロット80A~80A10において分割して送信することができる。ここで、第2サーバ装置30Bは、各タイムスロット80Aにおいて、第1上限数である10のギフトデータを送信することができる。なお、説明の便宜上、図8の上段には、第2サーバ装置30Bが、100のギフトデータを、タイムスロット80A~80A10において分割して送信する例が示されているが、第2サーバ装置30Bは、100のギフトデータを送信するために、他のいずれかの10個の連続した又は不連続のタイムスロット80Aを利用することも可能である。上記他のいずれか10個のタイムスロットは、第1の例では、タイムスロット80A~80A11であり得るし、第2の例では、タイムスロット80A、80A3、80A~80A12であり得る。
なお、この例では、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、100のギフトデータを10個のタイムスロット80Aにおいて分割して送信する間において、更なるギフトデータをいずれかの視聴者の端末装置20から受信した場合には、各端末装置20に対して、当該更なるギフトデータを、11個目のタイムスロット80A以降の少なくとも1つのタイムスロット80Aにおいて(分割して)、各端末装置20に対して送信することができる。
次に、図8の中段に示された例に着目する。
第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間において設けられた通知チャネルでは、上記のとおり、1つのタイムスロット(単位時間区間)につき、第1上限数(ここでは一例として10)以下のギフトデータの伝送のみが許容され得る。したがって、例えば、或る1つのタイムスロット82Aにおいて、いずれかの1又はそれ以上の視聴者から配信者Aに対して、第1上限数を超える数(ここでは一例として1100)の第1タイプのギフトが付与された場合には、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20(配信者Aの端末装置20Aを含む)に対して、1100のギフトデータをまとめてこのタイムスロット82Aにおいて送信することができない。
この場合、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、これら1100のギフトデータのうち第2上限数(ここでは一例として1000)のギフトデータのみを、複数のタイムスロット82Aにおいて分割して送信することができ、これら1100のギフトデータのうち第2上限数を超える数(ここでは100)のギフトデータを破棄する(送信しない)ことができる。
例えば、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、第2上限数である1000のギフトデータのみを、100個のタイムスロット82A~82A100において分割して送信することができる(残り100個のギフトデータを送信しない)。ここで、第2サーバ装置30Bは、各タイムスロット82Aにおいて、第1上限数である10のギフトデータを送信することができる。なお、説明の便宜上、図8の中段には、第2サーバ装置30Bが、1000のギフトデータを、タイムスロット82~82A100において分割して送信する例が示されているが、第2サーバ装置30Bは、1000のギフトデータを送信するために、他のいずれかの100個の連続した又は不連続のタイムスロット82Aを利用することも可能である。上記他のいずれか100個のタイムスロットは、第1の例では、タイムスロット82A~82A101であり得るし、第2の例では、タイムスロット82A、82A5、82A10~82A106、82A109であり得る。
なお、この例では、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、1000のギフトデータを100個のタイムスロット82Aにおいて分割して送信する間において、更なるギフトデータをいずれかの視聴者の端末装置20から受信した場合には、各端末装置20に対して、当該更なるギフトデータを、各端末装置20に対して送信しないようにすることができる。
次に、図8の下段に示された例に着目する。
第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間において設けられた通知チャネルでは、上記のとおり、1つのタイムスロット(単位時間区間)につき、第1上限数(ここでは一例として10)以下のギフトデータの伝送のみが許容され得る。したがって、例えば、或る1つのタイムスロット84Aにおいて、いずれかの1又はそれ以上の視聴者から配信者Aに対して、第1上限数を超える数(ここでは一例として1100)の第1タイプのギフトが付与された場合には、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20(配信者Aの端末装置20Aを含む)に対して、1100のギフトデータをまとめてこのタイムスロット84Aにおいて送信することができない。
この場合、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、上述した第2上限数(ここでは一例として1000)を超えるこれら1100のギフトデータのすべてを、複数のタイムスロット84Aにおいて分割して送信することができる。
例えば、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、1100のギフトデータを、110個のタイムスロット84A~84A110において分割して送信することができる。ここで、第2サーバ装置30Bは、各タイムスロット84Aにおいて、第1上限数である10のギフトデータを送信することができる。なお、説明の便宜上、図8の下段には、第2サーバ装置30Bが、110のギフトデータを、タイムスロット84A~84A110において分割して送信する例が示されているが、第2サーバ装置30Bは、1100のギフトデータを送信するために、他のいずれかの110個の連続した又は不連続のタイムスロット84Aを利用することも可能である。上記他のいずれか110個のタイムスロットは、第1の例では、タイムスロット84A~84A111であり得るし、第2の例では、タイムスロット84A、84A8、84A10~84A117であり得る。
なお、この例では、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に対して、1100のギフトデータを110個のタイムスロット84Aにおいて分割して送信する間において、更なるギフトデータをいずれかの視聴者の端末装置20から受信した場合には、各端末装置20に対して、当該更なるギフトデータを、111個目のタイムスロット84A以降の少なくとも1つのタイムスロット84Aにおいて(分割して)、各端末装置20に対して送信することができる。
なお、この図8の下段に示された例では、各端末装置20は、第2上限数である1000を超える1100の第1タイプのギフトデータ(さらに、上記更なるギフトデータ)を、110個のタイムスロット84A(さらに、111個目のタイムスロット84A以降の少なくとも1つのタイムスロット84A)を介して受信することができる。そうではあるが、各端末装置20は、これら1100の第1タイプのギフトデータのうち、第2上限数である1000の第1タイプのギフトデータに対応するギフトのみを動画400において表示し、第2上限数を超える数である100の第1タイプのギフトデータ(さらに、上記更なるギフトデータ)に対応するギフトを動画400において表示しない(第2上限数を超える数である100の第1タイプのギフトデータを無視する)ようにすることもできる。
さらに、図8の上段、中段及び下段の各々に示された例において、次の動作をオプションとして採用することもできる。
第2サーバ装置30Bは、各タイムスロット(各単位時間区間)に対応する期間に配信者Aに対していずれかの視聴者から付与されたギフト(ギフトデータ)の総数を識別する総数データを、そのタイムスロットの期間に又はそのタイムスロットの後のタイムスロットの期間に、各端末装置20に対して送信することができる。このような各タイムスロットの総数データを受信することにより、各端末装置20は、各タイムスロットについて、配信者Aに対していずれかの視聴者から付与されたギフト(ギフトデータ)の総数を認識することができる。
したがって、例えば、各端末装置20は、或る一定期間(例えば1分、5分又は10分等の期間)毎に配信者Aに対していずれかの視聴者から付与された第1タイプのギフトの総数を、第1総数として算出して動画400に表示することができる。これに代えて又はこれに加えて、各端末装置20は、現時点までに配信者Aに対していずれかの視聴者から付与された第1タイプのギフトの総数(通算)を、第2総数として算出して動画400に表示することができる。例えば、図9に例示されるように、各端末装置20は、領域900に第1総数902及び/又は第2総数904を、動画400において表示することもできる。
特に、図8の中段に示された例では、第2上限数(一例として1000)を超える数(一例として100)のギフトデータについては、第2サーバ装置30Bは、各端末装置20に送信しない。同様に、図8の下段に示された例では、第2上限数(一例として1000)を超える数(一例として100)のギフトデータに対応するギフトについては、各端末装置20は、動画400において表示しない構成を採用することもできる。このように、各端末装置20が、第2上限数を超える数である100のギフトデータに対応するギフトを動画400に表示しない場合には、各ユーザ(各配信者及び各視聴者)は、これら100のギフトデータに対応するギフトが配信者に付与された事実を認識することができない。しかし、各端末装置20が、上記のとおり、第2サーバ装置30Bから各タイムスロットについての総数データを受信して、第1総数及び/又は第2総数を動画400に表示することにより、各ユーザは、配信者Aに対していずれかの視聴者から付与された第2タイプのギフトの数を、漏れなく認識することができる。
このように、第2サーバ装置30Bは、各タイムスロット(各単位時間区間)において、第1上限数のギフトデータしか、各端末装置20に対してギフトデータを送信することができない。したがって、仮に、短時間において、例えば或るタイムスロットにおいて、1又は複数の視聴者から配信者Aに対して多数のギフトが付与された場合であっても、第2サーバ装置30Bから各端末装置20に対して送信されるギフトデータの総数を、第1上限数以下に抑えることができる。これにより、第2サーバ装置30Bと各端末装置20との間における通信チャネルが逼迫するという事象を抑えることができる。
さらに、各端末装置20は、短時間において、例えば各タイムスロットに対応する期間において、第1上限数を上回る膨大な数のギフトデータを受信及び処理して、膨大な数のギフトを動画400に表示することもなくなる。これにより、各端末装置20は、受信するギフトデータに基づいて、円滑に動画400を生成又は表示することができ、さらに、バッテリーに蓄積された電力を浪費するという事象を抑えることができる。さらにまた、各端末装置20は、短時間において、例えば各タイムスロットに対応する期間において、膨大な数のギフトを動画400に表示することもないため、生成又は表示する動画400を配信者A及び各視聴者にとって見易いものとすることができる。
さらにまた、各端末装置20は、第2上限数を超える数のギフトデータを受信しないか、又は、第2上限数を超える数のギフトデータを受信しても、当該数のギフトデータに対応するギフトを動画400に表示しない、構成を採用することもできる。これにより、各端末装置20は、各タイムスロットにおいて第1上限数のギフトデータを受信し、第1上限数のギフトデータに対応するギフトを動画400に表示するという動作を、長時間にわたって繰り返す事象を、抑えることができる。したがって、各端末装置20は、通信チャネルが逼迫するという事象、及び、バッテリーに蓄積された電力を浪費するという事象を抑えることができる。
なお、本項目(6-1)において説明した技術は、図7等を参照して説明した、アバターと視点との間の距離を増加させることに応じて、ギフトの仮想空間におけるサイズを増加させる技術と、組み合わせることが可能であり、一方、図7等を参照して説明した技術とは独立して用いることも可能である。
6-2.ギフトの表示態様について
各端末装置20は、以下に例示するパラメータP~Pのうちの少なくとも1つのパラメータに基づいて、動画400に表示されるギフト(特に第1タイプのギフト)の態様を、変化させることも可能である。
(P)配信者Aにより配信される動画400を視聴する複数の視聴者の総数
(P)配信者Aと共同して動画400を配信する配信者の総数
(P)配信者Aが動画400の配信を開始した時点から経過した時間
(P)配信者Aに対して動画400を視聴する複数の視聴者により付与された上記ギフトの総数
(P)配信者Aに対して動画400を視聴する複数の視聴者により付与されたコメントの総数
(P)配信者Aが動画400を配信する時刻、日、月、季節、及び/又は、年
(P)配信者Aの年齢、居住地域、国籍、及び/又は、職業
また、ギフトの態様を変化させることは、以下に例示する動作M~Mのうちの少なくとも1つを含み得る。
(M)上記ギフトの形状を変化させること
(M)上記ギフトの色を変化させること
(M)上記ギフトを点滅させること
(M)上記ギフトの種類を変化させること
(M)上記ギフトの位置、移動速度、及び/又は、移動ルートを変化させること
(M)上記ギフトに連動する音を発生又は変化させること
(M)上記ギフトが動画400に表示されてから消されるまでの時間を変化させること
まず、様々なパラメータP~Pに着目する。
例えば、パラメータP又はPが増加(又は減少)することに伴って、上記ギフトの態様を変化させることにより、ユーザ(特に配信者A)は、このようなギフトの態様が変化することを見るにより、動画400の配信が盛り上がってきた(又は盛り下がってきた)ことを容易に認識することができる。
例えば、パラメータPが増加することに伴って、上記ギフトの態様を変化させることにより、ユーザ(特に配信者A)は、このようなギフトの態様が変化することに触れることにより、動画400の配信の経過時間を容易に認識することができる。
例えば、パラメータP又はPが増加することに伴って、上記ギフトの態様を変化させることにより、ユーザ(特に配信者A)は、このようなギフトの態様が変化することを見ることにより、動画400の配信が盛り上がってきたことを容易に認識することができる。
例えば、パラメータPに例示される日時及び/又は季節(正月、年末、ゴールデンウィーク、バレンタイン、ハロウィン等)等に従って、上記ギフトの態様を変化させることにより、ユーザ(特に配信者A)は、動画400の配信を盛り上げることができる。
例えば、パラメータPに例示される配信者Aの属性に従って、上記ギフトの態様を変化させることにより、ユーザ(特に配信者A)は、動画400の配信を盛り上げることができる。
次に、動作M~Mに着目する。
例えば、動作Mは、ギフトの大きさ、明るさ、表示されるギフトの数、及び/又は、陰影の有無等を変化させることを含み得る。
例えば、動作Mは、ギフトに適用される色自体、ギフトに適用される色の総数、ギフトに適用される色の温度等を変化させることを含み得る。
例えば、動作Mは、ギフトの点滅の有無、ギフトが点滅する速度を変化させること、及び/又は、ギフトが点滅する領域等を変化させることを含み得る。
例えば、動作Mは、表示されるギフトの種類を変化させる(例えば、「くまのぬいぐるみ」から「とらのぬいぐるみ」に変化させる)こと、及び/又は、表示対象とされる候補ギフトの種類の総数を変化させる(表示対象とされる候補ギフトの総数を3種類から5種類に増加させる)こと等を含み得る。
例えば、動作Mは、ギフトに連動する音の種類を変化させること、及び/又は、ギフトに連動する音の発生の有無を変化させること等を含み得る。
例えば、動作Mは、ギフトが動画400に表示されてから消されるまでの時間を増加又は減少させること等を含み得る。
6-3.トラッキングデバイスの利用について
複数のユーザの各々が、そのユーザの頭部及び/又はそのユーザの身体の他の部分(右手、左手、少なくとも1つの関節等)に装着又は把持されるトラッキングデバイスを用いるケースが考えられる。ここで、トラッキングデバイスは、例えば、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、右手により把持される右手コントローラ、及び、左手により把持される左手コントローラ等を、これらに限定することなく含むことができる。
このようなユーザは、そのトラッキングデバイスを用いて、配信者により配信された動画を視聴する際に、仮想空間を歩き回ることができる。そのトラッキングデバイスは、仮想空間におけるそのユーザの現在位置(仮想空間における仮想的な視点)から見て、配信者のアバター等を描画した動画を生成して表示することができる。このように、仮想空間におけるアバターと視点との間における距離、ひいては、この距離に応じて定められる、仮想空間におけるギフトのサイズは、複数のユーザの間において、必ずしも同一ではなく異なり得る。
これを実現するためには、各ユーザのトラッキングデバイスは、基本的に、上述したクライアントレンダリング方式において端末装置20により実行される動作をそのまま実行することができる。さらに、各ユーザのトラッキングデバイスは、配信者の端末装置20から第1サーバ装置30Aを介して受信する距離データ等に基づいて、仮想空間におけるギフトのサイズを決定するのではなく、仮想空間におけるそのユーザの現在位置(そのトラッキングデバイスにより記憶及び更新され得る)とアバターの現在位置との間における距離に基づいて、上述した手法に従って、仮想空間におけるギフトのサイズを決定し、このように決定されたギフトのサイズに基づいて、このギフトを含む動画を生成して表示することができる。
なお、配信者又は他の共同配信者がトラッキングデバイスを使用する場合には、仮想空間におけるその配信者のアバターの現在位置もまた変化し得る。この場合には、各ユーザのトラッキングデバイスは、各配信者のトラッキングデバイスから第1サーバ装置30Aを介して受信する動作データに基づいて、仮想空間における各配信者のアバターの現在位置を決定及び更新することができる。一方、いずれの配信者もトラッキングデバイスを使用しない場合には、仮想空間における各配信者のアバターの現在位置は、複数のユーザの各々において既知(予め設定された値)であり得る。
また、複数のユーザの各々は、トラッキングデバイスを用いる場合には、上記のとおり、仮想空間において歩き回ることができるが、各ユーザのトラッキングデバイス又は端末装置20により生成される動画において表示されるアバターは、各配信者のアバターのみとすることができる。すなわち、各視聴者のアバターは、各ユーザにおいて生成される動画において表示されない。
このように、本件出願に開示された技術によれば、アバターと視点との距離を第1距離から第2距離に増加させることに応答して、仮想空間におけるギフトのサイズを、第1距離に対応する第1サイズから第2距離に対応する第2サイズに拡大することにより、生成される動画に含まれるギフト(仮想空間において第2サイズを有するギフト)の表示サイズを、不変とする又は拡大することができる。これにより、生成される動画に表示されるギフトが各ユーザにとって見難くなるという事象を抑えることができる。
仮に、アバターと視点との距離を第1距離から第2距離に増加させることに応答して、生成される動画に含まれるギフトの表示サイズが小さくなった場合には、配信者は、自己が視聴者から受け取ったギフトを円滑に確認することが困難になる。これにより、配信者は、円滑に動画の配信を行うことができなくなる。この結果、配信者による動画の配信が遅延し、したがって、配信者の端末装置20及び各視聴者の端末装置20と、第1サーバ装置30A及び/又は第2サーバ装置30Bとの間において、より長い時間、通信リソースが浪費されることになり得る。
一方、本件出願に開示された技術によれば、生成される動画に表示されるギフトが各ユーザにとって見難くなるという事象を抑えることができるので、かかる通信リソースの浪費を抑えることができる。
6-4.その他
上述した様々な実施形態では、便宜上、配信者及び視聴者という文言を使用したが、配信者及び視聴者という文言は、それぞれ、「第1ユーザ」及び「第2ユーザ」という文言に置き換えて理解することも可能である(複数の視聴者の各々が1人の「第2ユーザ」に相当し得る)。
上述した様々な実施形態では、配信者の端末装置20が、この配信者の動作に関する第1動作データを、第1サーバ装置30Aに送信し、他の配信者の端末装置20が、当該他の配信者の動作に関する第2動作データを、第1サーバ装置30Aに送信し、第1サーバ装置30Aが、第1動作データ及び第2動作データを各端末装置20に送信して、各端末装置20に、第1動作データ及び第2動作データに基づく動画を生成及び表示させる、という方式(クライアントレンダリング方式)が行われる場合について説明した。
しかし、本件出願に開示された技術は、配信者の端末装置20が、この配信者の動作に関する第1動作データ(及び他の配信者の端末装置20から受信した、当該他の配信者の動作に関する第2動作データ)に基づいて動画を生成し、生成した動画を、第1サーバ装置30Aを介して、各視聴者の端末装置20(及び他の配信者の端末装置20)に送信し、これらの端末装置20にこの動画を表示させる、という方式(動画配信方式)が行われる場合にも同様に適用可能である。この場合には、各端末装置20は、配信者の端末装置20により生成され第1サーバ装置30Aを介して受信する動画(ギフトを含む動画)を表示することができる。また、他の配信者の端末装置20は、当該他の配信者の動作に関する第2動作データを、第1サーバ装置30Aを介して、上記配信者の端末装置20に送信し、さらに、上記配信者の端末装置20から第1サーバ装置30Aを介して動画(ギフトを含む動画)を受信して表示することができる。いずれの場合であっても、各視聴者の端末装置20は、第2サーバ装置30Bを介して、配信者の端末装置20にギフトデータを送信すること(例えばST308)ができる。
さらにまた、本件出願に開示された技術は、配信者の端末装置20が、この配信者の動作に関する第1動作データを、別途設けられたサーバ装置30Cに送信し(さらに、他の配信者の端末装置20が、当該他の配信者の動作に関する第2動作データを、サーバ装置30Cに送信し)、サーバ装置30Cが、第1動作データ及び第2動作データに基づいて動画を生成し、生成した動画を、各配信者の端末装置20及び各視聴者の端末装置20に送信する方式(サーバレンダリング方式)が行われる場合にも適用可能である。この場合には、各配信者の端末装置20及び各視聴者の端末装置20は、サーバ装置30Cにより生成されサーバ装置30Cから受信する動画(ギフトを含む動画)を表示することができる。さらに、この場合には、各視聴者の端末装置20は、第2サーバ装置30Bを介して、サーバ装置30Cにギフトデータを送信することができる。
さらにまた、上述したとおり、上記様々な実施形態では、各端末装置20が第1動作データ及び第2動作データを受信して動画(ギフトを含む動画)を生成するクライアントレンダリング方式が行われる場合について説明した。しかし、本件出願に開示された技術は、各端末装置20が、ウェブブラウザを介して、いずれかのサーバ装置30からウェブページを受信し、このウェブページに含まれたコンピュータプログラムを実行することにより、このような第1動作データ及び第2動作データに基づく動画の生成を実行する方式(ブラウザレンダリング方式)を採用することも可能である。
各端末装置に表示される動画は、配信者の動作に基づいて生成される3D又は2Dのキャラクタオブジェクトのアニメーションを含むが、これに限られず、配信者の操作に応じて生成されるキャラクタオブジェクトのアニメーションを含むこともできるし、配信者本人の画像を含むこともできる。また、これらキャラクタオブジェクト又は配信者本人の画像が、表示されず、代わりに配信者の声を含むことも可能である。
ここで、配信者は、映像及び/又は音声に関するデータを送信する側のユーザを意味する。例えば、配信者は、以下に例示する行為のうちの少なくとも1つを、主催又は開催する、すなわち、主体となって実行する、ユーザであり得る。
・単独での動画配信
・複数人が参加可能な共同配信(コラボ配信)
・複数人が参加及び/若しくは視聴可能なビデオチャット又はボイスチャット
・複数人が参加及び/又は視聴可能な仮想空間上でのイベント(パーティ等)
したがって、本件出願に開示された技術における配信者は、ホストユーザ、主催ユーザ又は開催ユーザ等であり得る。
一方、視聴者は、映像及び/又は音声に関するデータを受信する側のユーザであり得る。ただし、視聴者は、上記データを受信するのみならず、かかる映像及び/又は音声に対して、リアクションすることも可能である。例えば、視聴者は、以下に例示する行為のうちの少なくとも1つを実行するユーザであり得る。
・動画配信
・コラボ配信の視聴
・ビデオチャット、ボイスチャット又はイベントに対する参加
・ビデオチャット、ボイスチャット又はイベントの視聴
したがって、本件出願に開示された技術における視聴者は、ゲストユーザ、参加ユーザ、リスナー、観覧ユーザ、又は、応援ユーザ等であり得る。
本件出願に開示された様々な技術は、各配信者と各視聴者との間で行われる動画の提供という局面のみにおいて利用可能なものではなく、各ユーザのアバターが仮想的な空間に集合して交流する技術、いわゆる「メタバース」においても、利用可能である。すなわち、本件出願に開示された様々な技術は、各ユーザの端末装置がそのアバターを動作させるためのデータ等を、様々な動画の生成を担う情報処理装置(サーバ装置又は各ユーザの端末装置)に向けて送信し、各ユーザの端末装置が、複数のユーザのアバターを仮想的な空間に配置した様々な動画を生成(又は受信)して表示する、という局面に利用可能である。
すなわち、本件出願に開示された技術は、メタバース空間を提供するために用いられ得る。ここでいうメタバース空間(インターネット空間)とは、例えば、複数の人が、この空間に同時に参加して、キャラクタオブジェクト(アバター)を通じた交流、仕事又は遊び等を、実社会に近いレベルで自由に行うことが可能なデジタル世界であって、複数の人が現実と仮想との隔たりを超えて社会活動を行うことができる、次世代のインターネット空間であるといえる。
このような空間において、各ユーザのアバターは、仮想空間(ワールド)の内部を自由に歩き回り、相互にコミュニケーションをとることが可能である。
さらに、かかる仮想空間に存在する複数のアバターのうちの少なくとも1つのアバター(キャラクタオブジェクト)が、配信者のキャラクタオブジェクトとして、動画を配信する構成を採用することができる。すなわち、少なくとも1人の配信者は、複数ユーザと複数ユーザとが交流するメタバース空間において、1人のユーザと複数ユーザとの間で動画配信を行うことができるものとしてもよい。このような空間において、配信者と視聴者とは特に区別されないものとすることができる。
本開示の利益を有する当業者により容易に理解されるように、上述した様々な例は、矛盾の生じさせない限りにおいて、相互に様々なパターンで適切に組み合わせて用いられ得る。特に、図3A及び図3Bを参照して説明した例と、図8を参照して説明した例とを、組み合わせて用いることも可能である(一方、図8を参照して説明した例を、図3A及び図3Bを参照して説明した例とは独立して、独立の技術として用いることも可能である)。
本明細書に開示された発明の原理が適用され得る多くの考えられる実施形態を考慮すれば、例示された様々な実施形態は好ましい様々な例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明の技術的範囲をこれらの好ましい様々な例に限定すると考えるべきではない、と理解されたい。実際には、特許請求の範囲に係る発明の技術的範囲は、添付した特許請求の範囲により定められる。したがって、特許請求の範囲に記載された発明の技術的範囲に属するすべてについて、本発明者らの発明として、特許の付与を請求する。
7.様々な態様
第1の態様に係るコンピュータプログラムは、「少なくとも1つのプロセッサにより実行されることにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して第2ユーザの端末装置に向けて配信し、前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して受信し、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離を増加させることに応じて、拡大したサイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成し、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に向けて送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に向けて送信する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」ことができる。
第2の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第1の態様において「前記第1ユーザが単独で前記動画を配信する単独配信モード及び該第1ユーザが他のユーザと共同して前記動画を配信する共同配信モードのうちのいずれが有効とされているかを判定し、前記単独配信モードが有効とされていると判定した場合に、前記距離が第1距離となるように前記視点を変更し、前記共同配信モードが有効とされていると判定した場合に、前記距離が前記第1距離より長い第2距離となるように前記視点を変更する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第3の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第2の態様において「前記単独配信モード又は前記第1距離に対応付けられた第1サイズを有する前記ギフトと、前記共同配信モード又は前記第2距離に対応付けられた、前記第1サイズより大きい第2サイズを有する前記ギフトと、を記憶し、前記単独配信モードが有効とされていると判定した場合に、前記動画において表示すべき前記ギフトとして、前記第1サイズを有する前記ギフトを選択し、前記共同配信モードが有効とされていると判定した場合に、前記動画において表示すべき前記ギフトとして、前記第2サイズを有する前記ギフトを選択する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第4の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第1の態様において「前記第1ユーザの操作に関する操作データを取得し、該操作データに基づいて前記距離を変化させる、
ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第5の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第4の態様において「前記操作データに基づいて前記距離を増加又は減少させ、増加又は減少させた前記距離に基づいて、前記動画において表示すべき前記ギフトのサイズ又は縮尺を決定する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第6の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第1の態様において「前記ギフトは、前記動画において前記アバターから分離して表示されるギフトである」構成を採用することができる。
第7の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第6の態様において「前記ギフトは、前記第2ユーザが該ギフトに対応する対価を支払うことなく該第2ユーザから前記第1ユーザに送信される無償ギフトを含む」構成を採用することができる。
第8の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第6の態様において「前記ギフトは、前記第2ユーザが該ギフトに対応する対価を支払うことに伴って該第2ユーザから前記第1ユーザに送信される有償ギフトを含む」構成を採用することができる。
第9の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第1の態様から上記第7の態様のいずれかにおいて「単位時間区間ごとに第1上限数以下の前記ギフトデータの伝送が許容されるように、サーバ装置と前記第1ユーザの端末装置との間において設けられたチャネルを介して、該サーバ装置から前記ギフトデータを受信する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第10の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第9の態様において「前記サーバ装置が或る単位時間区間において前記第1ユーザに対して複数の前記第2ユーザから前記第1上限数を超える数の前記ギフトデータを受信した場合、前記第1上限数を超える数の前記ギフトデータを、単一の単位時間区間においてまとめて受信するのではなく、前記チャネルを介して、複数の単位時間区間において分割して受信する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第11の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第10の態様において「前記サーバ装置が或る単位時間区間において前記第1ユーザに対して複数の前記第2ユーザから前記第1上限数より多い第2上限数を超える数の前記ギフトデータを受信した場合、前記第2上限数の前記ギフトデータを、前記チャネルを介して、複数の単位時間区間において分割して受信し、前記第2上限数を超える数の前記ギフトデータを受信しないか、又は、該第2上限数を超える数の前記ギフトデータを受信し、受信した該ギフトデータに対応する前記ギフトを前記動画に表示しない、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第12の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第11の態様において「前記サーバ装置から、単位時間ごとに前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与された前記ギフトの総数を識別する総数データを、受信し、前記総数データを用いて、前記単位時間ごとに前記総数に基づく情報を表示部に表示する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第13の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第1の態様において「前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離を減少させることに応じて、縮小したサイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成し、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に向けて送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データを、前記第2ユーザの端末装置に向けて送信する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第14の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第1の態様において「前記動画を視聴する複数のユーザの総数、前記第1ユーザと共同して前記動画を配信する他のユーザの総数、前記第1ユーザが前記動画の配信を開始した時点から経過した時間、前記第1ユーザに対して前記動画を視聴する複数のユーザにより付与された前記ギフトの総数、前記第1ユーザに対して前記動画を視聴する複数のユーザにより付与されたコメントの総数、前記第1ユーザが前記動画を配信する時刻、日、月、季節、及び/又は、年、並びに、前記第1ユーザの年齢、居住地域、国籍、及び/又は、職業、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記動画に表示される前記ギフトの態様を変化させる、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第15の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第14の態様において「前記ギフトの態様を変化させることが、前記ギフトの形状を変化させること、前記ギフトの色を変化させること、前記ギフトを点滅させること、前記ギフトの種類を変化させること、前記ギフトの位置、移動速度、及び/又は、移動ルートを変化させること、前記ギフトに連動する音を発生又は変化させること、並びに、前記ギフトが前記動画に表示されてから消されるまでの時間を変化させること、のうちの少なくとも1つを含む、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」構成を採用することができる。
第16の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第1の態様において「前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む」構成を採用することができる。
第17の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第1の態様において「前記通信回線がインターネットを含む」構成を採用することができる。
第18の態様に係る方法は、「コンピュータにより読み取り可能な命令を実行する少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して第2ユーザの端末装置に向けて配信すること、前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して受信すること、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離を増加させることに応じて、拡大したサイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成すること、及び、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に向けて送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に向けて送信すること、を含む」ことができる。
第19の態様に係る方法は、上記第18の態様において「前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む」構成を採用することができる。
第20の態様に係る方法は、上記第18の態様又は上記第19の態様において「前記通信回線がインターネットを含む」構成を採用することができる。
第21の態様に係るコンピュータプログラムは、「少なくとも1つのプロセッサにより実行されることにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置から受信し、前記動作データに基づく前記動画を視聴する第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置に向けて送信し、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて拡大したサイズを有する前記ギフト、を含む前記動画を、前記第1ユーザの端末装置から受信するか、又は、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第1ユーザの端末装置から受信して前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成する、ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる」ことができる。
第22の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第21の態様において「前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む」構成を採用することができる。
第23の態様に係るコンピュータプログラムは、上記第21の態様又は上記第22の態様において「前記通信回線がインターネットを含む」構成を採用することができる。
第24の態様に係る方法は、「コンピュータにより読み取り可能な命令を実行する少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置から受信すること、前記動作データに基づく前記動画を視聴する第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置に向けて送信すること、及び、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて拡大したサイズを有する前記ギフト、を含む前記動画を、前記第1ユーザの端末装置から受信するか、又は、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第1ユーザの端末装置から受信して前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成すること、を含む」ことができる。
第25の態様に係る方法は、上記第24の態様において「前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む」構成を採用することができる。
第26の態様に係る方法は、上記第24の態様又は上記第25の態様において「前記通信回線がインターネットを含む」構成を採用することができる。
第27の態様に係るサーバ装置は、「少なくとも1つのプロセッサを具備し、該少なくとも1つのプロセッサが、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して、第2ユーザの端末装置に送信し、前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトであって、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて拡大したサイズを有するギフト、を含む前記動画を、前記第2ユーザの端末装置に送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に送信する、ように構成される」。
第28の態様に係るサーバ装置は、上記第27の態様において「前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む」構成を採用することができる。
第29の態様に係るサーバ装置は、上記第27の態様又は上記第28の態様において「前記通信回線がインターネットを含む」構成を採用することができる。
第30の態様に係る方法は、「コンピュータにより読み取り可能な命令を実行するサーバ装置に搭載された少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して、第2ユーザの端末装置に送信すること、前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトであって、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて拡大したサイズを有するギフト、を含む前記動画を、前記第2ユーザの端末装置に送信するか、又は、前記サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記サイズを識別するサイズデータ、前記サイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記サイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に送信すること、を含むこと」ができる。
第31の態様に係る方法は、上記第30の態様において「前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む」構成を採用することができる。
第32の態様に係る方法は、上記第30の態様又は上記第31の態様において「前記通信回線がインターネットを含む」構成を採用することができる。
1 通信システム
20、20A、20B、20C 端末装置
30、30A、30B、30C サーバ装置

Claims (32)

  1. 少なくとも1つのプロセッサにより実行されることにより、
    仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して第2ユーザの端末装置に向けて配信し、
    前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して受信するとともに前記ギフトをさらに含む前記動画を生成し、
    前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離を増加させることに応じて、表示サイズを縮小した前記アバターと、仮に前記アバターと同等に縮小した場合よりも拡大した表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成し、
    前記表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記仮想空間におけるサイズを識別するサイズデータ、前記仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記仮想空間においてサイズを有する前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に向けて送信する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  2. 前記第1ユーザが単独で前記動画を配信する単独配信モード及び該第1ユーザが他のユーザと共同して前記動画を配信する共同配信モードのうちのいずれが有効とされているかを判定し、
    前記単独配信モードが有効とされていると判定した場合に、前記距離が第1距離となるように前記視点を変更し、
    前記共同配信モードが有効とされていると判定した場合に、前記距離が前記第1距離より長い第2距離となるように前記視点を変更する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  3. 前記単独配信モード又は前記第1距離に対応付けられた前記仮想空間における第1サイズを有する前記ギフトと、前記共同配信モード又は前記第2距離に対応付けられた、前記第1サイズより大きい前記仮想空間における第2サイズを有する前記ギフトと、を記憶し、
    前記単独配信モードが有効とされていると判定した場合に、前記動画において表示すべき前記ギフトとして、前記第1サイズを有する前記ギフトを選択し、
    前記共同配信モードが有効とされていると判定した場合に、前記動画において表示すべき前記ギフトとして、前記第2サイズを有する前記ギフトを選択する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項2に記載のコンピュータプログラム。
  4. 前記第1ユーザの操作に関する操作データを取得し、
    該操作データに基づいて前記距離を変化させる、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  5. 前記操作データに基づいて前記距離を増加又は減少させ、
    増加又は減少させた前記距離に基づいて、前記動画において表示すべき前記ギフトの前記仮想空間におけるサイズ又は縮尺を決定する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項4に記載のコンピュータプログラム。
  6. 前記ギフトは、前記動画において前記アバターから分離して表示されるギフトである、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  7. 前記ギフトは、前記第2ユーザが該ギフトに対応する対価を支払うことなく該第2ユーザから前記第1ユーザに送信される無償ギフトを含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
  8. 前記ギフトは、前記第2ユーザが該ギフトに対応する対価を支払うことに伴って該第2ユーザから前記第1ユーザに送信される有償ギフトを含む、請求項6に記載のコンピュータプログラム。
  9. 単位時間区間ごとに第1上限数以下の前記ギフトデータの伝送が許容されるように、サーバ装置と前記第1ユーザの端末装置との間において設けられたチャネルを介して、該サーバ装置から前記ギフトデータを受信する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項1から請求項7のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記サーバ装置が或る単位時間区間において前記第1ユーザに対して複数の前記第2ユーザから前記第1上限数を超える数の前記ギフトデータを受信した場合、
    前記第1上限数を超える数の前記ギフトデータを、単一の単位時間区間においてまとめて受信するのではなく、前記チャネルを介して、複数の単位時間区間において分割して受信する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項9に記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記サーバ装置が或る単位時間区間において前記第1ユーザに対して複数の前記第2ユーザから前記第1上限数より多い第2上限数を超える数の前記ギフトデータを受信した場合、
    前記第2上限数の前記ギフトデータを、前記チャネルを介して、複数の単位時間区間において分割して受信し、
    前記第2上限数を超える数の前記ギフトデータを受信しないか、又は、該第2上限数を超える数の前記ギフトデータを受信し、受信した該ギフトデータに対応する前記ギフトを前記動画に表示しない、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項10に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記サーバ装置から、単位時間ごとに前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与された前記ギフトの総数を識別する総数データを、受信し、
    前記総数データを用いて、前記単位時間ごとに前記総数に基づく情報を表示部に表示する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項11に記載のコンピュータプログラム。
  13. 前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離を減少させることに応じて、表示サイズを拡大した前記アバターと、仮に前記アバターと同等に拡大した場合の表示サイズよりも縮小した表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成し、
    前記表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に向けて送信するか、又は、
    前記表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記仮想空間におけるサイズを識別するサイズデータ、前記仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記仮想空間におけるサイズ前記ギフトを識別するギフト識別データを、前記第2ユーザの端末装置に向けて送信する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  14. 前記動画を視聴する複数のユーザの総数、
    前記第1ユーザと共同して前記動画を配信する他のユーザの総数、
    前記第1ユーザが前記動画の配信を開始した時点から経過した時間、
    前記第1ユーザに対して前記動画を視聴する複数のユーザにより付与された前記ギフトの総数、
    前記第1ユーザに対して前記動画を視聴する複数のユーザにより付与されたコメントの総数、
    前記第1ユーザが前記動画を配信する時刻、日、月、季節、及び/又は、年、並びに、前記第1ユーザの年齢、居住地域、国籍、及び/又は、職業、のうちの少なくとも1つに基づいて、前記動画に表示される前記ギフトの態様を変化させる、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項1に記載のコンピュータプ
    ログラム。
  15. 前記ギフトの態様を変化させることが、
    前記ギフトの形状を変化させること、
    前記ギフトの色を変化させること、
    前記ギフトを点滅させること、
    前記ギフトの種類を変化させること、
    前記ギフトの位置、移動速度、及び/又は、移動ルートを変化させること、
    前記ギフトに連動する音を発生又は変化させること、並びに、
    前記ギフトが前記動画に表示されてから消されるまでの時間を変化させること、
    のうちの少なくとも1つを含む、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、請求項14に記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  17. 前記通信回線がインターネットを含む、請求項1に記載のコンピュータプログラム。
  18. コンピュータにより読み取り可能な命令を実行する少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、
    該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、
    仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して第2ユーザの端末装置に向けて配信すること、
    前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して受信するとともに前記ギフトをさらに含む前記動画を生成すること、
    前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離を増加させることに応じて、表示サイズを縮小した前記アバターと、仮に前記アバターと同等に縮小した場合よりも拡大した表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成すること、及び、
    前記表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に向けて送信するか、又は
    前記表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記仮想空間におけるサイズを識別するサイズデータ、前記仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記仮想空間におけるサイズ前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に向けて送信すること、
    を含むことを特徴とする方法。
  19. 前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む、請求項18に記載の方法。
  20. 前記通信回線がインターネットを含む、請求項18又は請求項19に記載の方法。
  21. 少なくとも1つのプロセッサにより実行されることにより、
    仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置から受信し、
    前記動作データに基づく前記動画を視聴する第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置に向けて送信するとともに前記ギフトをさらに含む前記動画を生成し、
    前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて表示サイズを縮小した前記アバターと、仮に前記アバターと同等に縮小した場合よりも拡大した表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成するために、前記距離を識別する距離データ、前記仮想空間におけるサイズを識別するサイズデータ、前記仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記仮想空間におけるサイズ前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第1ユーザの端末装置から受信し、
    前記表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成する、
    ように前記少なくとも1つのプロセッサを機能させる、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む、請求項21に記載のコンピュータプログラム。
  23. 前記通信回線がインターネットを含む、請求項21又は請求項22に記載のコンピュータプログラム。
  24. コンピュータにより読み取り可能な命令を実行する少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、
    該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、
    仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置から受信すること、
    前記動作データに基づく前記動画を視聴する第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトに関するギフトデータを、通信回線を介して前記第1ユーザの端末装置に向けて送信するとともに前記ギフトをさらに含む前記動画を生成すること、
    前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて表示サイズを縮小した前記アバターと、仮に前記アバターと同等に縮小した場合よりも拡大した表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成するために、前記距離を識別する距離データ、前記仮想空間におけるサイズを識別するサイズデータ、前記仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記仮想空間におけるサイズ前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第1ユーザの端末装置から受信すること、及び、
    前記表示サイズを有する前記ギフトを含む前記動画を生成すること、
    を含むことを特徴とする方法。
  25. 前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む、請求項24に記載の方法。
  26. 前記通信回線がインターネットを含む、請求項24又は請求項25に記載の方法。
  27. 少なくとも1つのプロセッサを具備し、
    該少なくとも1つのプロセッサが、
    仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して、第2ユーザの端末装置に送信し、
    前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトをさらに含む前記動画を、前記第2ユーザの端末装置に表示させた後に、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて表示サイズを縮小した前記アバターと、仮に前記アバターと同等に縮小した場合よりも拡大した表示サイズを有するギフト、を含む前記動画を、前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記仮想空間におけるサイズを識別するサイズデータ、前記仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記仮想空間におけるサイズ前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に送信する、
    ように構成されることを特徴とするサーバ装置。
  28. 前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む、請求項27に記載のサーバ装置。
  29. 前記通信回線がインターネットを含む、請求項27又は請求項28に記載のサーバ装置。
  30. コンピュータにより読み取り可能な命令を実行するサーバ装置に搭載された少なくとも1つのプロセッサにより実行される方法であって、
    該少なくとも1つのプロセッサが、前記命令を実行することにより、
    仮想空間に配置された仮想的な視点からみて描画した、第1ユーザの動作に関する動作データに基づいて動作する、該第1ユーザのアバターのアニメーションを含む動画、又は、前記動作データを、通信回線を介して、第2ユーザの端末装置に送信すること、
    前記動画を視聴する前記第2ユーザから前記第1ユーザに付与されたギフトをさらに含む前記動画を、前記第2ユーザの端末装置に表示させた後に、前記仮想空間における前記視点と前記アバターとの間の距離の増加に応じて表示サイズを縮小した前記アバターと、仮に前記アバターと同等に縮小した場合よりも拡大した表示サイズを有するギフト、を含む前記動画を、前記第2ユーザの端末装置に表示させるために、前記距離を識別する距離データ、前記仮想空間におけるサイズを識別するサイズデータ、前記仮想空間におけるサイズに対応する縮尺を識別する縮尺データ、若しくは、前記仮想空間におけるサイズ前記ギフトを識別するギフト識別データの少なくともいずれか1つを、前記第2ユーザの端末装置に送信すること、
    を含むことを特徴とする方法。
  31. 前記少なくとも1つのプロセッサが、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、及び/又は、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)を含む、請求項30に記載の方法。
  32. 前記通信回線がインターネットを含む、請求項30又は請求項31に記載の方法。
JP2022103475A 2022-06-28 2022-06-28 コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置 Active JP7489644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022103475A JP7489644B2 (ja) 2022-06-28 2022-06-28 コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022103475A JP7489644B2 (ja) 2022-06-28 2022-06-28 コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2024004039A JP2024004039A (ja) 2024-01-16
JP7489644B2 true JP7489644B2 (ja) 2024-05-24

Family

ID=89538138

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022103475A Active JP7489644B2 (ja) 2022-06-28 2022-06-28 コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7489644B2 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011199389A (ja) 2010-03-17 2011-10-06 Sony Corp 画像処理装置、画像変換方法、およびプログラム
JP2018147309A (ja) 2017-03-07 2018-09-20 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 表示制御装置、及びプログラム
JP2021005319A (ja) 2019-06-27 2021-01-14 株式会社ドワンゴ 制御サーバ、配信システム、制御方法及びプログラム
JP2021057701A (ja) 2019-09-27 2021-04-08 グリー株式会社 コンピュータプログラム、サーバ装置、端末装置、及び方法
JP2021153900A (ja) 2020-03-27 2021-10-07 株式会社コロプラ ゲームプログラム、ゲーム方法、および端末装置
WO2021210585A1 (ja) 2020-04-14 2021-10-21 グリー株式会社 コンピュータプログラム、サーバ装置、端末装置、及び方法
JP2022011521A (ja) 2020-06-30 2022-01-17 グリー株式会社 端末装置の制御プログラム、端末装置の制御方法、端末装置、サーバ装置の制御方法、一又は複数のプロセッサにより実行される方法、及び配信システム

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011199389A (ja) 2010-03-17 2011-10-06 Sony Corp 画像処理装置、画像変換方法、およびプログラム
JP2018147309A (ja) 2017-03-07 2018-09-20 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 表示制御装置、及びプログラム
JP2021005319A (ja) 2019-06-27 2021-01-14 株式会社ドワンゴ 制御サーバ、配信システム、制御方法及びプログラム
JP2021057701A (ja) 2019-09-27 2021-04-08 グリー株式会社 コンピュータプログラム、サーバ装置、端末装置、及び方法
JP2021153900A (ja) 2020-03-27 2021-10-07 株式会社コロプラ ゲームプログラム、ゲーム方法、および端末装置
WO2021210585A1 (ja) 2020-04-14 2021-10-21 グリー株式会社 コンピュータプログラム、サーバ装置、端末装置、及び方法
JP2022011521A (ja) 2020-06-30 2022-01-17 グリー株式会社 端末装置の制御プログラム、端末装置の制御方法、端末装置、サーバ装置の制御方法、一又は複数のプロセッサにより実行される方法、及び配信システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2024004039A (ja) 2024-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11216166B2 (en) Customizing immersive media content with embedded discoverable elements
JP2017056195A (ja) サードパーティ入力を含むゲームシステム
JP2017056193A (ja) ブロードキャスタを有するリモートレンダリングサーバ
JP7098676B2 (ja) 動画用アプリケーションプログラム、動画のオブジェクト描画方法、動画配信システム、動画配信サーバ及び動画配信方法
US11956504B2 (en) Content distribution server, content distribution system, content distribution method, and program
JP6883140B1 (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7496558B2 (ja) コンピュータプログラム、サーバ装置、端末装置、及び方法
JP2024063782A (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
WO2024099340A1 (zh) 基于虚拟形象的交互方法、装置、设备及存储介质
JP6902133B2 (ja) 動画配信システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7489644B2 (ja) コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置
JP7462235B2 (ja) 動画配信システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP2022097475A (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7165176B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7542835B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7375241B1 (ja) コンテンツ管理システム、コンテンツ管理方法、コンテンツ管理プログラム、およびユーザ端末
JP7125132B2 (ja) ユーザ端末に用いられるコンピュータプログラム、それが適用されたユーザ端末に用いるイベントシステム、それに用いるコンピュータプログラム、及び制御方法
JP7373149B2 (ja) コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置
JP7296530B2 (ja) コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置
JP7470337B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7470312B2 (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7090199B1 (ja) 情報処理システム、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7550411B1 (ja) プログラム、情報処理方法、サーバ、サーバの情報処理方法及び情報処理システム
JP7229327B2 (ja) コンピュータプログラム、方法及びサーバ装置
JP7125134B2 (ja) ユーザ端末に用いられるコンピュータプログラム、それが適用されたユーザ端末に用いるイベントシステム、それに用いるコンピュータプログラム、及び制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220628

A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20220722

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230822

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240307

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240423

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240501

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7489644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150