JP2024024322A - 接合用ペースト、及び接合体の製造方法 - Google Patents

接合用ペースト、及び接合体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部材に適切に塗布されつつ、接合層の強度低下を抑制する。【解決手段】接合用ペースト10は、銅粒子12と、溶媒14と、リン酸エステルからなる添加剤16と、を含み、添加剤16の含有量が、接合用ペースト10の全体に対して、質量比で0.5%以上3.0%以下であり、25℃における粘度が10Pa・s以上200Pa・s以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、接合用ペースト、及び接合体の製造方法に関する。
2つ以上の部品を接合させるために、接合材が用いられる場合がある。近年、接合材として、銅粒子を含むペーストを用いることが検討されている。特許文献1には、第1の部材と第2の部材との間に塗布された銅ペーストを焼結することにより、第1の部材と第2の部材とを接合する旨が記載されている。
特開2020-45514号公報
ここで、部材同士を適切に接合するために、接合用ペーストを部材に適切に塗布させることが求められている。また、銅は酸化されやすく、例えば非還元雰囲気下で銅ペーストを用いて部材同士を接合した場合には、接合層の強度が低下するおそれがある。従って、部材に適切に塗布されつつ、接合層の強度低下を抑制することが求められている。
本開示は、上述した課題を解決するものであり、部材に適切に塗布されつつ、接合層の強度低下を抑制することが可能な接合用ペースト、及び接合体の製造方法を提供することを目的とする。
本開示に係る接合用ペーストは、銅粒子と、溶媒と、リン酸エステルからなる添加剤と、を含む接合用ペーストであって、前記添加剤の含有量が、前記接合用ペーストの全体に対して、質量比で0.5%以上3.0%以下であり、25℃における粘度が10Pa・s以上200Pa・s以下である。
本開示に係る接合用ペーストは、前記リン酸エステルの平均分子量が、1000以上2000以下であることが好ましい。
本開示に係る接合用ペーストは、Pbの含有量が10ppm以下であることが好ましい。
本開示に係る接合体の製造方法は、前記接合用ペーストを接合層として、第1の部材と第2の部材とを接合して、接合体を製造する。
本開示に係る接合体の製造方法は、前記第1の部材及び前記第2の部材は、半導体素子であり、前記第1の部材に設けられた突起電極と、前記第2の部材に設けられた突起電極との間に前記接合用ペーストを配置して、前記第1の部材と前記第2の部材とを接合することが好ましい。
本開示によれば、部材に適切に塗布されつつ、接合層の強度低下を抑制することができる。
図1は、本実施形態に係る接合用ペーストの模式図である。 図2は、本実施形態に係る接合体の接合方法を説明する模式図である。 図3は、本実施形態に係る接合体の接合方法を説明する模式図である。 図4は、本実施形態に係る接合体の接合方法を説明する模式図である。 図5は、各例の接合用ペーストの特性と、各例の評価結果とを示す表である。
以下、本発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記の発明を実施するための形態(以下、実施形態という)により本発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、下記実施形態で開示した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。また、数値については四捨五入の範囲が含まれる。
(接合用ペースト)
図1は、本実施形態に係る接合用ペーストの模式図である。本実施形態の接合用ペーストは、部材同士の接合に用いられる。図1に示すように、本実施形態の接合用ペースト10は、銅粒子12と溶媒14と添加剤16とを含む。なお、図1は模式的な図であり、実際の接合用ペースト10の形状は図1のようなものに限られない。
(銅粒子)
銅粒子12は、BET径が50nm以上300nm以下であることが好ましい。BET径は、銅粒子12を真球体もしくは立方体とみなして、BET法により求められる銅粒子のBET比表面積と真密度とから算出される粒子径である。具体的には、後述する実施例に記載の方法により求めることができる。
銅粒子12のBET径が50nm以上であると、強固な凝集体を形成しにくい。このため、銅粒子12の表面を溶媒14によって均一に被覆することができる。一方、銅粒子12のBET径が300nm以下であると、反応面積が大きく、加熱による焼結性が高くなるので、強固な接合層を形成可能となる。銅粒子12のBET径は、80nm以上200nm以下の範囲内にあることが好ましく、80nm以上170nm以下の範囲内にあることが特に好ましい。
銅粒子12のBET比表面積は、2.0m/g以上8.0m/g以下の範囲内にあることが好ましく、3.5m/g以上8.0m/g以下の範囲内にあることがより好ましく、4.0m/g以上8.0m/g以下の範囲内にあることが特に好ましい。また、銅粒子12の形状は、球状に限らず、針状、扁平な板状でもよい。
銅粒子12は、表面が、有機物の膜である有機保護膜で被覆されていることが好ましい。有機保護膜で被覆されていることにより、銅粒子12の酸化が抑制され、銅粒子12の酸化による焼結性の低下がさらに起こりにくくなる。なお、銅粒子12を被覆する有機保護膜は、溶媒14によって形成されるものでなく、溶媒14由来のものでないといえる。また、銅粒子12を被覆する有機保護膜は、銅の酸化により形成される酸化銅の膜ではないともいえる。
銅粒子12が有機保護膜で被覆されていることは、飛行時間型二次イオン質量分析法(TOF-SIMS)を用いて、銅粒子12の表面を分析することに確認することができる。このため、本実施形態において、銅粒子12は、飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて、表面を分析することによって検出されるCuイオンの検出量に対するC イオンの検出量の比(C /Cu比)が0.001以上であることが好ましい。C /Cu比は、0.05以上0.2以下の範囲内にあることがさらに好ましい。なお、本分析における銅粒子12の表面とは、銅粒子12から有機保護膜を除去した際の銅粒子12の表面でなく、被覆している有機保護膜を含んだ銅粒子12の表面(すなわち有機保護膜の表面)を指す。
銅粒子12は、飛行時間型二次イオン質量分析法を用いて、表面を分析することによってC イオンやC以上のイオンが検出されてもよい。Cuイオンの検出量に対するC イオンの検出量の比(C /Cu比)は0.001以上であることが好ましい。また、Cuイオンの検出量に対するC以上のイオンの検出量の比(C以上のイオン/Cu比)は0.005未満であることが好ましい。
飛行時間型二次イオン質量分析法において検出されるC イオンとC イオンとC以上のイオンは、銅粒子12の表面を被覆している有機保護膜に由来する。このためC /Cu比とC /Cu比のそれぞれが0.001以上であると、銅粒子12の表面が酸化しにくくなり、かつ銅粒子12が凝集しにくくなる。また、C /Cu比及びC /Cu比が0.2以下であると、銅粒子12の焼結性を過度に低下させずに銅粒子12の酸化と凝集を抑制でき、さらに加熱時における有機保護膜の分解ガスの発生を抑えることができるので、ボイドが少ない接合層を形成することができる。銅粒子12の保存中の耐酸化性をより一層向上し、かつ低温度での焼結性をより一層向上させるために、C /Cu比及びC /Cu比は0.08以上0.16以下の範囲内にあることが好ましい。また、C以上のイオン/Cu比が0.005倍以上であると、粒子表面に脱離温度が比較的高い有機保護膜が多く存在するため、結果として焼結性が十分に発現せず強固な接合層が得られにくい。C以上のイオン/Cu比は0.003倍未満であることが好ましい。
有機保護膜は、クエン酸由来であることが好ましい。クエン酸由来の有機保護膜で被覆された銅粒子12の製造方法は後述する。銅粒子12の有機保護膜の被覆量は、銅粒子100質量%に対して0.5質量%以上2.0質量%以下の範囲内にあることが好ましく、0.8質量%以上1.8質量%以下の範囲内にあることがより好ましく、0.8質量%以上1.5質量%以下の範囲内にあることがさらに好ましい。有機保護膜の被覆量が0.5質量%以上であることによって、銅粒子12を有機保護膜により均一に被覆することができ、銅粒子12の酸化をより確実に抑制することができる。また、有機保護膜の被覆量が2.0質量%以下であることによって、加熱による有機保護膜の分解によって発生するガスにより、銅粒子の焼結体(接合層)にボイドが発生することを抑制することができる。有機保護膜の被覆量は、市販の装置を用いて測定することができる。例えば、差動型示差熱天秤TG8120-SL(RIGAKU社製)を用いて、被覆量を測定できる。この場合例えば、試料は、凍結乾燥により水分を除去した銅粒子を用いる。銅粒子の酸化を抑制するため窒素(G2グレード)ガス中で測定し、昇温速度は10℃/minとし、250℃から300℃まで加熱したときの重量減少率を、有機保護膜の被覆量と定義できる。すなわち、被覆量=(測定後の試料重量)/(測定前の試料重量)×100(wt%)である。測定は同一ロットの銅粒子で各々3回行い、相加平均値を被覆量としてよい。
銅粒子12は、アルゴンガスなどの不活性ガス雰囲気下、300℃の温度で30分加熱したときに、有機保護膜の50質量%以上が分解することが好ましい。クエン酸由来の有機保護膜は、分解時に二酸化炭素ガス、窒素ガス、アセトンの蒸発ガス及び水蒸気を発生する。
クエン酸由来の有機保護膜で被覆された銅粒子12は、例えば、以下のようにして製造することができる。先ず、クエン酸銅の水分散液を用意し、このクエン酸銅水分散液にpH調整剤を加えてpHを2.0以上7.5以下に調整する。次に、不活性ガス雰囲気下でこのpH調整したクエン酸銅水分散液に、還元剤として、銅イオンを還元できる1.0倍当量分以上1.2倍当量分以下のヒドラジン化合物を添加して混合する。得られた混合液を、不活性ガス雰囲気下で、得られた混合液を60℃以上80℃以下の温度に加熱し1.5時間以上2.5時間以下保持する。これにより、クエン酸銅から溶出した銅イオンを還元して銅粒子12を生成させると共に、この銅粒子12の表面にクエン酸由来の有機保護膜を形成させる。
クエン酸銅の水分散液は、蒸留水、イオン交換水のような純水に、粉末状のクエン酸銅を25質量%以上40質量%以下の濃度となるように添加し、撹拌羽を用いて撹拌し、均一に分散させることによって調製できる。pH調整剤としては、クエン酸三アンモニウム、クエン酸水素アンモニウム、クエン酸などが挙げられる。この中でマイルドにpH調整しやすいことからクエン酸三アンモニウムが好ましい。クエン酸銅水分散液のpHを2.0以上とするのは、クエン酸銅から溶出した銅イオンの溶出速度を速くして、銅粒子の生成を速やかに進行させ、目標とする微細な銅粒子12を得られるようにするためである。また、pHを7.5以下とするのは、溶出した銅イオンが水酸化銅(II)となることを抑制して、銅粒子12の収率を高くするためである。また、pHを7.5以下とすることによって、ヒドラジン化合物の還元力が過度に高くなることを抑制でき、目標とする銅粒子12が得られやすくなる。クエン酸銅水分散液のpHは4以上6以下の範囲内に調整することが好ましい。
ヒドラジン化合物によるクエン酸銅の還元は不活性ガス雰囲気下で行われる。液中に溶出した銅イオンの酸化を防止するためである。不活性ガスの例としては、窒素ガス、アルゴンガスなどが挙げられる。ヒドラジン化合物は、酸性下でクエン酸銅を還元するときに、還元反応後に残渣を生じないこと、安全性が比較的高いこと及び取扱いが容易であることなどの利点がある。このヒドラジン化合物としては、ヒドラジン一水和物、無水ヒドラジン、塩酸ヒドラジン、硫酸ヒドラジンなどが挙げられる。これらのヒドラジン化合物の中では、硫黄や塩素といった不純物となり得る成分を含まないヒドラジン一水和物、無水ヒドラジンが好ましい。
一般的にpH7未満の酸性液中で生成した銅は溶解してしまう。しかし本実施形態では、pH7未満の酸性液に還元剤であるヒドラジン化合物を添加混合し、得られた混合液中に銅粒子12を生成させる。このため、クエン酸銅から生成したクエン酸由来の成分が銅粒子12の表面を速やかに被覆するので、銅粒子12の溶解が抑制される。pHを調整した後のクエン酸銅の水分散液は、温度50℃以上70℃以下にして、還元反応を進行しやすくすることが好ましい。
不活性ガス雰囲気下でヒドラジン化合物を混合した混合液を60℃以上80℃以下の温度に加熱し1.5時間以上2.5時間以下保持するのは、銅粒子12を生成させると共に、生成した銅粒子12の表面に有機保護膜を形成し被覆するためである。不活性ガス雰囲気下で加熱保持するのは、生成した銅粒子12の酸化を防止するためである。出発原料であるクエン酸銅は通常35質量%程度の銅成分を含む。この程度の銅成分を含むクエン酸銅水分散液に還元剤であるヒドラジン化合物を添加して、上記の温度で昇温加熱し、上記の時間で保持することにより、銅粒子12の生成と、銅粒子12の表面での有機保護膜の生成とがバランスよく進行するので、銅粒子100質量%に対して、有機保護膜の被覆量が0.5質量%以上2.0質量%以下の範囲内にある銅粒子12を得ることができる。加熱温度が60℃未満で保持時間が1.5時間未満では、クエン酸銅が完全に還元せずに、銅粒子12の生成速度が遅くなりすぎて、銅粒子12を被覆する有機保護膜の量が過剰となるおそれがある。また加熱温度が80℃を超えかつ保持時間が2.5時間を超えると、銅粒子12の生成速度が速くなりすぎて、銅粒子12を被覆する有機保護膜の量が少なりすぎるおそれがある。好ましい加熱温度は65℃以上75℃以下であり、好ましい保持時間は2時間以上2.5時間以下である。
混合液で生成された銅粒子12を、不活性ガス雰囲気下で混合液から、例えば遠心分離機を用いて、固液分離して、凍結乾燥法、減圧乾燥法で乾燥することにより、表面が有機保護膜で被覆された銅粒子12を得る。この銅粒子12は、表面が有機保護膜で被覆されているため、接合用ペースト10として用いるまで、大気中に保存しても酸化しにくくなる。
(溶媒)
溶媒14は、銅粒子12に対するバインダーとして作用する。溶媒14は、有機溶媒である。溶媒14としては、任意の物を用いてよいが、例えば、アルコール系溶媒、グリコール系溶媒、アセテート系溶媒、炭化水素系溶媒およびアミン系溶媒が挙げられる。アルコール系溶媒の具体例としては、α-テルピネオール、イソプロピルアルコールが挙げられる。グリコール系溶媒の具体例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコールが挙げられる。アセテート系溶媒の具体例としては、酢酸ブチルトールカルビテートが挙げられる。炭化水素系溶媒の具体例としては、デカン、ドデカン、テトラデカンが挙げられる。アミン系溶媒の具体例としては、ヘキシルアミン、オクチルアミン、ドデシルアミンが挙げられる。
(添加剤)
添加剤16は、リン酸エステルである。有機リン酸化合物のうち、リン酸とアルコールが脱水縮合したエステルを、リン酸エステルと呼んでよい。添加剤16として用いるリン酸エステルは、平均分子量が1000以上2000以下であることが好ましく、1200以上1800以下であることがより好ましく、1400以上1600以下であることがさらに好ましい。リン酸エステルの平均分子量が1000以上となることで常温での分解が抑制され保管安定性が向上し、2000以下となることで狙いの加熱温度(200~350℃程度)での分解、反応が可能となる。ここでの平均分子量は、重量平均分子量を指す。平均分子量は、例えばサイズ排除クロマトグラフィーによって測定できる。
添加剤16に用いるリン酸エステルは任意のものであってよいが、例えばラウレス-nりん酸、オレス-nりん酸、ステアレス-nりん酸(nは整数)などが挙げられる。添加剤16として、これらのうちの1種を用いてよいし、2種以上を用いてもよい。
(接合用ペーストの特性)
本実施形態では、接合用ペースト10は、不可避的不純物を除き、銅粒子12、溶媒14、及びリン酸エステルからなる添加剤16以外の物質を含まないことが好ましい。ただしそれに限られず、接合用ペースト10は、銅粒子12、溶媒14及びリン酸エステルからなる添加剤16以外の添加剤を含むものであってもよい。
接合用ペースト10は、Pbの含有量が、接合用ペースト10の全体に対して、質量比で、10ppm以下であることが好ましく、5ppm以下であることがより好ましく、1ppm以下であることが更に好ましい。Pbの含有量がこの範囲となることで、例えば半導体素子の接合に適したものとなる。なお、ここでのPbは、接合用ペースト10中に含まれるPbの単体金属のみを指すものでなく、Pbの単体金属及び化合物を含むものであってよい。すなわち、上記のPbの含有量とは、そのPbの単体金属の含有量と、化合物中のPbのイオンの含有量とを含んだものであるといえる。Pbの含有量は、ICP(プラズマ発光分光分析装置)で測定できる。
接合用ペースト10は、添加剤16の含有量が、接合用ペースト10の全体に対して、質量比で、0.5%以上3.0%以下であり、0.5%以上2.0%以下であることが好ましく、1.0%以上1.5%以下であることがさらに好ましい。添加剤16の含有量がこの範囲となることで、銅粒子12の酸化を抑制し、結果として、非還元雰囲気下で接合用ペースト10を用いて部材同士を接合した場合の接合層の強度低下を適切に抑制できる。
接合用ペースト10は、溶媒14の含有量が、接合用ペースト10の全体に対して、質量比で、5%以上20%以下であることが好ましく、5%以上15%以下であることがより好ましく、8%以上13%以下であることがさらに好ましい。溶媒14の含有量がこの範囲となることで、銅粒子12を適切に分散できる。
接合用ペースト10は、25℃における粘度が、10Pa・s以上200Pa・s以下であり、20Pa・s以上150Pa・s以下であることが好ましく、30Pa・s以上100Pa・s以下であることがより好ましい。粘度が10Pa・s以上となることで、部材の表面から流れ落ち難くなり表面上で適切に保持されて、適切に塗布できる。また、粘度が200Pa・s以下となることで、適切に焼結でき、接合層の強度低下を抑制できる。さらに言えば、接合用ペースト10は、25℃における粘度が、10Pa・s以上50Pa・s未満であることが好ましく、20Pa・s以上50Pa・s未満であることがより好ましく、30Pa・s以上50Pa・s未満であることがさらに好ましい。25℃における粘度が50Pa・s未満であることで、より適切に焼結でき、接合層の強度低下を抑制できる。粘度は、マルコム社製微量スパイラル粘度計(PCU-02V)により測定できる。
(接合用ペーストの製造方法)
接合用ペースト10は、銅粒子12と溶媒14と添加剤16とを混合する混合工程を実行することで、製造される。この混合工程においては、添加剤16の含有量が接合用ペースト10の全体に対して質量比で0.5%以上3.0%以下となるように、銅粒子12と溶媒14と添加剤16とが混合される。また、混合工程においては、接合用ペースト10の全体に対する溶媒14や銅粒子12の含有量も上記の範囲内となるように、銅粒子12と溶媒14と添加剤16とが混合される。また、混合工程においては、混錬装置を用いて、銅粒子12と溶媒14と添加剤16とを混合してよい。混錬装置としては、例えば三本ロールミルが用いられる。
(接合体の製造方法)
図2から図4は、本実施形態に係る接合体の接合方法を説明する模式図である。本実施形態では、接合用ペースト10を接合層10Aとして、第1の部材20と第2の部材30とを接合して、接合体100を製造する。第1の部材20と第2の部材30は任意のものであってよいが、本実施形態では、半導体素子であることが好ましい。半導体素子としては、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)、ダイオード、ショットキーバリヤダイオード、MOS-FET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、サイリスタ、ロジック、センサー、アナログ集積回路、LED(Light Emitting Diode)、半導体レーザー、発信器などが挙げられる。
本実施形態では、第1の部材20及び第2の部材30には、半導体素子に接続された突起電極(バンプ)が設けられている。具体的には、図2に示すように、第1の部材20は、半導体素子の層である素子層22と、素子層22の表面上に設けられて素子層22に電気的に接続される突起電極24とを有する。同様に、図3に示すように、第2の部材30は、半導体素子の層である素子層32と、素子層32の表面上に設けられて素子層32に電気的に接続される突起電極34とを有する。本実施形態においては、第1の部材20の突起電極24と第2の部材30の突起電極34との間に接合用ペースト10を塗布して、接合用ペースト10を焼結させることで、第1の部材20の突起電極24と第2の部材30の突起電極34とを接合して、接合体100とする。
突起電極24、34は、導電性の部材であり、本実施形態では、少なくとも表面が銅製であることが好ましい。例えば、突起電極24、34は、母材と母材の表面に形成された銅層(銅メッキ層)とを有するものであってもよいし、全体が銅層であってもよい。突起電極24、34の銅層は、銅の焼結体ではないことが好ましく、言い換えれば、内部に空孔を有さないことが好ましい。
突起電極24、34の径D(図3参照)は、5μm以上100μm以下であることが好ましく、10μm以上50μm以下であることがより好ましく、10μm以上20μm以下であることが更に好ましい。本実施形態における接合用ペースト10は、このような大きさの突起電極同士を適切に接合できる。なお、径Dは、突起電極24、34の先端の表面24a、34aの径を指す。表面24a、34aが円形でない場合には、表面24a、34aを円形に換算した場合の径を、径Dとしてよい。すなわち、表面24a、34aと同じ面積の円の径を、径Dとしてよい。なお、突起電極24、34の数は任意であってよい。
以下、本実施形態の接合体の製造方法について具体的に説明する。本接合方法においては、第1の部材20の突起電極24の表面24aと第2の部材30の突起電極34の表面34aとの少なくとも一方に、接合用ペースト10を塗布して、接合用ペースト10からなる塗布層を形成する塗布層形成工程を実行する。図2の例では、第1の部材20の突起電極24の表面24aに接合用ペースト10を塗布した例を示しているが、それに限られず、第2の部材30の突起電極34の表面34aに接合用ペースト10を塗布してもよいし、これらの両方に接合用ペースト10を塗布してもよい。
接合用ペースト10の塗布方法は、特に限定されないが、例えば、スピンコーティング法、メタルマスク法、スプレーコーティング法、ディスペンサコーティング法、ナイフコーティング法、スリットコーティング法、インクジェットコーティング法、スクリーン印刷法、オフセット印刷法、ダイコーティング法等が挙げられる。
また、塗布層形成工程の後であって後段の重ね合わせ工程の前に、塗布された接合用ペースト10を予備加熱する予備加熱工程を実行してもよい。予備加熱工程は、接合用ペースト10中の溶媒を揮発させるために行われるものである。予備加熱工程においては、50℃~150℃の温度で1分~30分の期間、塗布された接合用ペースト10を予備加熱してよい。なお、予備加熱工程は、重ね合わせ工程の後であって、後段の加熱工程の前に行われてもよい。
次に、図3に示すように、接合用ペースト10(塗布層)を介して第1の部材20と第2の部材30とを重ね合わせる重ね合わせ工程を実行する。本工程では、第1の部材20の突起電極24の表面24aと、第2の部材30の突起電極34の表面34aとを、接合用ペースト10を介して接着させる。
次に、図4に示すように、接合用ペースト10(塗布層)を介して重ね合わせた第1の部材20と第2の部材30とを加熱する加熱工程が実行される。加熱工程においては、塗布層を介して重ね合わせた第1の部材20と第2の部材30とを、所定温度で、所定時間の間、加熱する。加熱工程の実行により、接合用ペースト10中の銅粒子12が焼結して接合層10Aが形成されて、第1の部材20の突起電極24と第2の部材30の突起電極34とが接合層10Aで接合された接合体100が製造される。
加熱工程においては、接合用ペースト10を介して重ね合わせた第1の部材20と第2の部材30とを、非還元性雰囲気下で加熱することが好ましい。ここでの非還元性雰囲気とは、非還元性ガスが充填された状態を指し、不活性ガスが充填された不活性ガス雰囲気下とも呼べる。非還元性ガスとしては、窒素や、アルゴンなどの希ガスが挙げられる。例えば、本実施形態では、酸素濃度が1000ppmの窒素雰囲気下で、加熱工程を実行してよい。非還元性雰囲気下で加熱工程を実行することで、還元性ガスを使用する必要がなくなり、加熱工程を容易に行うことができる。
加熱工程においては、接合用ペースト10を介して重ね合わせた第1の部材20と第2の部材30との少なくとも一方に所定圧力を加えつつ、加熱することが好ましい。ここでの所定圧力は、0.5MPa以上10MPa以下であることが好ましく、1MPa以上5MPa以下であることがより好ましく、2MPa以上5MPa以下であることがさらに好ましい。印加する圧力をこのように比較的低い範囲とすることで、第1の部材20と第2の部材30とを適切に接合しつつ、接合層10Aの形状不良を抑制できる。なお、ここでの圧力は、第1の部材20と第2の部材30とを、塗布層を介して相対的に押し付け合う向きに印加される。
また、加熱工程における加熱温度である所定温度は、200℃以上300℃以下であることが好ましく、230℃以上300℃以下であることがより好ましく、250℃以上300℃以下であることがさらに好ましい。加熱温度をこのように比較的低い範囲とすることで、銅粒子12を適切に焼結しつつ、接合層10Aの形状不良を抑制できる。
また、加熱工程における加熱時間である所定時間は、1分以上10分以下であることが好ましく、1分以上5分以下であることがより好ましく、1分以上3分以下であることがさらに好ましい。加熱時間をこの範囲とすることで、銅粒子12を適切に焼結できる。
以上説明したように、本実施形態においては、突起電極24と突起電極34とを接合用ペースト10で接合することにより接合体100を製造する。ただしそれに限られず、例えば、第1の部材20及び第2の部材30が突起電極を有さなくてよく、第1の部材20と第2の部材30との任意の位置同士を接合用ペースト10で接合してもよい。また、図4の例では、接合体100は、第1の部材20と第2の部材30との2つの部材(ここでは半導体素子)を有するものであるが、1つの接合体100において接合用ペースト10に接合される部材の数は2つに限られず、3つ以上であってもよい。
(接合層)
以上説明したように、本実施形態における接合層10Aは、接合用ペースト10が加熱されて銅粒子12が焼結して形成されるものである。接合層10Aは、第1の部材20と第2の部材30との間に位置して、第1の部材20と第2の部材30とを接合する。接合層10Aは、銅の焼結体であるともいえる。接合層10Aは、銅粒子の焼結密度が、80%以上であることが好ましく、85%以上95%以下であることがより好ましく、85%以上90%以下であることがさらに好ましい。焼結密度がこの範囲となることで、接合層10Aは、導電性や熱伝導性を担保できる。なお、焼結密度とは、開気孔及び閉気孔を含んだ接合層10Aの体積全体に対する、開気孔及び閉気孔を除いた接合層10Aの体積の比率を指す。焼結密度は、接合層の断面をSEM(Scanning Electron Microscope)で倍率30000倍にて無作為に取得した画像を画像処理ソフト(米国国立衛生研究所製ImageJ)を用いて2値化して、粒子部と空孔部とに分け、下記の式(1)より焼結密度を算出できる。
焼結密度(%)=(粒子部の総面積/(粒子部の総面積+空孔部の総面積))×100・・・(1)
また、接合層10Aは、リンを含有することが好ましい。ここでのリンとは、元素としてのリンを指し、単体リンだけでなく、任意の化合物に含まれるリンも含むものである。接合層10Aは、接合層10Aの全体に対するリンの含有量が、質量比で、10ppm以上1000ppm以下であることが好ましく、50ppm以上500ppm以下であることがより好ましく、100ppm以上500ppm以下であることがさらに好ましい。リンの含有量がこの範囲であることで、接合層10Aは、例えば非還元性雰囲気下で形成された場合においても、強度低下が抑制される。なお、リンの含有量は、ICP-OES(ICP発光分光解析装置;Inductivity Coupled Plasma Optical Emission Spectrometer)で測定できる。なお、接合層10Aが含有するリンは、本実施形態では、接合用ペースト10に含まれるリン酸エステル由来である。
また、接合層10Aは、厚みが10μm以上200μm以下であることが好ましく、20μm以上150μm以下であることがより好ましく、50μm以上100μm以下であることがさらに好ましい。接合層10Aは、厚みがこの範囲となることで、温度差による部材間の線膨張係数差による応力を緩和しつつ、高い放熱性を維持することができる。
このように、本実施形態に係る接合層10Aは、焼結密度が80%以上であり、リンを含有する銅焼結体である。本実施形態に係る接合層10Aは、焼結密度が80%以上であるため、強度低下が抑制される。さらに、接合層10Aに含有されるリンの由来物(本実施形態ではリン酸エステル)によって銅粒子12の酸化が抑制されるため、結果として、リンを含有する接合層10Aは、強度低下が抑制される。なお、本実施形態における接合層10Aは、上述のように、接合用ペースト10が加熱されて形成されたものであるが、接合層10Aは、上記の特性を満たすものであれば、その形成方法は任意であってよい。
(効果)
以上説明したように、本実施形態に係る接合用ペースト10は、銅粒子12と溶媒14とリン酸エステルからなる添加剤16と、を含み、添加剤16の含有量が、接合用ペースト10の全体に対して、質量比で0.5%以上3.0%以下である。接合用ペースト10は、25℃における粘度が10Pa・s以上200Pa・s以下である。
本実施形態に係る接合用ペースト10は、リン酸エステルが添加剤として添加されることで、銅粒子12の酸化が抑制されて、結果として、非還元性雰囲気下で部材同士を接合した場合にも、接合層の強度の低下を抑制できる。また、粘度が上記範囲となることで、接合用ペースト10を部材に適切に塗布でき、かつ、適切に焼結できるため接合層の強度低下を抑制できる。
本実施形態に係る接合用ペースト10において、リン酸エステルの平均分子量は、1000以上2000以下であることが好ましい。このような分子量のリン酸エステルを用いることで、接合層の強度の低下をより好適に抑制できる。
本実施形態に係る接合用ペースト10は、Pbの含有量が10ppm以下であることが好ましい。Pbの含有量をこのように低くすることで、例えば半導体素子の接合に適したものとなる。
本実施形態に係る接合体の接合方法は、接合用ペースト10を接合層10Aとして、第1の部材20と第2の部材30とを接合して、接合体100を製造する。本実施形態によると、接合用ペースト10を用いることで、接合用ペースト10を部材に適切に塗布でき、かつ、接合層の強度低下を抑制できる。
本実施形態に係る接合体の接合方法において、第1の部材20及び第2の部材30は、半導体素子であり、第1の部材20に設けられた突起電極24と、第2の部材30に設けられた突起電極34との間に接合用ペースト10を配置して、第1の部材20と第2の部材30とを接合する。本実施形態によると、突起電極同士を適切に接合できる。
(実施例)
次に、実施例について説明する。図5は、各例の接合用ペーストの特性と、各例の評価結果とを示す表である。
(実施例1)
実施例1においては、BET径が153nmの銅粒子を準備した。BET径は、比表面積測定装置(カンタクローム・インスツルメンツ社製、QUANTACHROME AUTOSORB-1)を用いて、銅粒子の窒素ガスの吸着量を測定し、BET法により銅粒子の比表面積を求めた。得られた比表面積S(m/g)と、銅粒子の密度ρ(g/cm)とを用いて、下記の式(2)よりBET径を算出した。
BET径(nm)=6000/(ρ(g/cm)×S(m/g))・・・(2)
実施例1においては、添加剤用のリン酸エステルとしてオレス-10りん酸(分子量1492)を準備し、溶媒として、エチレングリコールを準備した。
そして、実施例1においては、添加剤の含有量が1質量%となり、溶媒の含有量が10質量%となり、残りが銅粒子となるように、銅粒子、添加剤及び溶媒を混合して、接合用ペーストを得た。
また、実施例1で得られた接合用ペーストに対して、本実施形態で説明した方法を用いて、25℃における粘度を測定した。その測定結果を図5に示す。なお、実施例1においては、Pbの含有量は、10ppm以下であった。
(比較例1)
比較例1においては、溶媒の含有量が15質量%とした以外は、実施例1と同様の方法で接合用ペーストを得た。比較例1で得られた接合用ペーストの、25℃における粘度の測定結果は、図5に示したものとなった。
(接合体の製造)
各例で得られた接合用ペーストを用いて、接合体を製造した。具体的には、径が75μmの2つの突起電極を準備して、1つの突起電極の表面に接合用ペーストを狙い膜厚5μmとして印刷したのち、ホットプレートで90℃、5分間乾燥して、2つの突起電極同士の表面を、接合用ペーストを介して対向させて、窒素雰囲気下で、5MPaで加圧しつつ、250℃で3分間加熱することで、接合を行った。
(評価)
評価においては、接合用ペーストの突起電極の表面への塗布性と、得られた接合体のシェア強度とを評価した。
塗布性においては、塗布膜厚が狙い膜厚の±30%であれば合格(〇)とし、それ以外を不合格(×)とした。
シェア強度においては、20MPa以上を合格(〇)、20MPa未満を不合格(×)とした。
シェア強度は、得られた接合体のシェア強度を、JIS Z 3198-7(鉛フリーはんだ試験方法-第7部:チップ部品のはんだ継手せん断試験方法)に準拠した方法により測定した。具体的には、ボンドテスタ(Nordson DAGE社製、SERIES 4000)のツールを用いて突起電極に荷重を加え、突起電極が銅接合層から剥離したときの荷重(最大せん断荷重)を測定した。ツールの移動速度は50μm/secとし、ツールの先端と突起電極のギャップは50μmとした。得られた最大せん断荷重を、ニュートン換算し、銅接合層の面積(2.5mm×2.5mm)で除することに求めた値をシェア強度(単位:MPa)とした。接合体は7個作製し、それぞれの接合体についてシェア強度を測定した。
それぞれの評価結果を、図5に示す。
図5に示すように、実施例1においては、質量比で0.5%以上3.0%以下のリン酸エステルを含み、粘度が10Pa・s以上200Pa・s以下の接合用ペーストを用いることで、ペーストを適切に塗布でき、かつ、接合体の強度低下を抑制できることが分かる。一方、比較例1においては、粘度が10Pa・s以上200Pa・s以下であることを満たさず、塗布性とシェア強度の両方が不合格となっていることから、ペーストを適切に塗布できることと、接合体の強度低下を抑制できることとの両方を満たすことはできないことが分かる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、この実施形態の内容により実施形態が限定されるものではない。また、前述した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、前述した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。さらに、前述した実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
10 接合用ペースト
10A 接合層
12 銅粒子
14 溶媒
16 添加剤
20 第1の部材
24、34 突起電極
30 第2の部材
100 接合体

Claims (5)

  1. 銅粒子と、溶媒と、リン酸エステルからなる添加剤と、を含む接合用ペーストであって、
    前記添加剤の含有量が、前記接合用ペーストの全体に対して、質量比で0.5%以上3.0%以下であり、
    25℃における粘度が10Pa・s以上200Pa・s以下である、
    接合用ペースト。
  2. 前記リン酸エステルの平均分子量が、1000以上2000以下である、請求項1に記載の接合用ペースト。
  3. Pbの含有量が10ppm以下である、請求項1又は請求項2に記載の接合用ペースト。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の接合用ペーストを接合層として、第1の部材と第2の部材とを接合して、接合体を製造する、接合体の製造方法。
  5. 前記第1の部材及び前記第2の部材は、半導体素子であり、前記第1の部材に設けられた突起電極と、前記第2の部材に設けられた突起電極との間に前記接合用ペーストを配置して、前記第1の部材と前記第2の部材とを接合する、請求項4に記載の接合体の製造方法。
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