JP2024021956A - シート状素材の接合方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】シート状素材の良好な接合を実現する。【解決手段】帯状の担持体20の表面に反応型ホットメルト接着剤Hを担持し、一方のシート状素材C1に対して担持体20の表面21を貼着して加熱することで反応型ホットメルト接着剤Hを当該一方のシート状素材C1に付着させると共に、反応型ホットメルト接着剤Hによって他方のシート状素材C2を接合する接合方法であって、担持体20が加熱された反応型ホットメルト接着剤Hを裏面まで滲出可能な透過性材料からなり、一方のシート状素材C1と他方のシート状素材C2との間に担持体20を挟んだまま加熱して接合する。【選択図】図3

Description

本発明は、無縫製のシート状素材の接合方法に関する。
布地等のシート状素材の接合方法として、従来は、反応型ホットメルト接着剤を利用する方法が挙げられる。反応型ホットメルト接着剤は、加熱により軟化して接着性が生じ、接着後は、反応が進んで固化するので、接着後の安定性が高く、シート状素材の接合に好適である(例えば、特許文献1参照)。
特開2019-181237号公報
一方、反応型ホットメルト接着剤は、適正な管理が行われないと、反応が生じ、硬化してしまうため、反応型ではないホットメルト接着剤のようにテープ状に薄く延ばして巻き付け保存するとことが困難であった。
このため、シート状素材の接合において、取り扱いが難しかった。
本発明は、反応型ホットメルト接着剤を用いたシート状素材の接合において取り扱い性の向上を図ることをその目的とする。
請求項1記載の発明は、
帯状の担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持し、
一方のシート状素材に対して前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を当該一方の前記シート状素材に付着させると共に、前記反応型ホットメルト接着剤によって他方のシート状素材を接合する接合方法であって、
前記担持体が加熱された前記反応型ホットメルト接着剤を裏面まで滲出可能な透過性材料からなり、
前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材との間に前記担持体を挟んだまま加熱して接合することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のシート状素材の接合方法において、
前記担持体の表面に前記反応型ホットメルト接着剤を担持させる担持工程と、
前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を前記一方の前記シート状素材に付着させる付着工程と、
前記担持体を挟んだ状態で前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材とを加熱して接合する接合工程とを備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
帯状の担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持し、
一方のシート状素材に対して前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を当該一方の前記シート状素材に付着させると共に、前記反応型ホットメルト接着剤によって他方のシート状素材を接合する接合方法であって、
前記担持体が前記反応型ホットメルト接着剤に対する剥離性を有し、
前記一方のシート状素材に前記反応型ホットメルト接着剤を残して前記担持体を剥離除去し、残存した前記反応型ホットメルト接着剤によって前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材とを加熱して接合することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3に記載のシート状素材の接合方法において、
前記担持体の表面に前記反応型ホットメルト接着剤を担持させる担持工程と、
前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を前記一方の前記シート状素材に付着させる付着工程と、
前記一方のシート状素材に前記反応型ホットメルト接着剤を残して前記担持体を剥離除去する剥離工程と、
残存した前記反応型ホットメルト接着剤を挟んだ状態で前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材とを加熱して接合する接合工程とを備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2又は請求項4に記載のシート状素材の接合方法において、
前記付着工程は、前記一方のシート状素材側から加熱しながら前記担持体と前記一方のシート状素材とを加圧して行うことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2又は請求項4に記載のシート状素材の接合方法において、
前記接合工程は、前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材の両側から加熱しながら加圧して行うことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、
帯状の担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持し、
一方のシート状素材に対して前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を当該一方の前記シート状素材に付着させると共に、前記反応型ホットメルト接着剤によって他方のシート状素材を接合する接合方法であって、
前記一方のシート状素材に対して前記担持体の表面を貼着する際に、当該担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持すると共に、前記一方のシート状素材の端部と前記他方のシート状素材の端部とを突合せた状態で双方の突き合わせ端部に跨って前記担持体の表面を貼着し、加熱して接合することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項7に記載のシート状素材の接合方法において、
前記担持体の表面に前記反応型ホットメルト接着剤を担持させる担持工程と、
前記一方のシート状素材の端部と前記他方のシート状素材の端部とを突合せた状態で、双方の突き合わせ端部に跨って前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材とを接合する接合工程とを備えることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1,3又は7のいずれか一項に記載のシート状素材の接合方法において、
前記反応型ホットメルト接着剤が表面に担持された前記担持体の表面の貼着が一対のローラのニップ部で行われる場合に、
前記一対のローラのニップ部よりも送り方向上流側であって、前記担持体が前記一対のローラの外周面のいずれからも離隔している位置に対して前記反応型ホットメルト接着剤の担持が行われることを特徴とする。
本発明は、帯状の担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持するので、予めテープ状に薄く延ばして巻き付け保存されたものと同様に使い勝手が良い。
さらに、帯状の担持体に反応型ホットメルト接着剤が付着されているので、シート状素材の接続範囲が直線状でない場合でも、担持体を目標とする形状に沿うように操作して接着を行うことで、容易に適正な位置に付着させることが可能である。
このように、本発明は、反応型ホットメルト接着剤を用いたシート状素材の接合において取り扱い性の向上を図ることが可能である。
図1(A)は第1の実施形態に係る接合方法に使用される反応型ホットメルト接着剤の担持体の表面を示し、図1(B)は裏面を示す。 図2(A)は付着工程におけるローラ送り装置の概略平面図、図2(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。 図3(A)は接合工程におけるローラ送り装置の概略平面図、図3(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。 図4(A)は第2の実施形態に係る接合方法に使用される反応型ホットメルト接着剤の担持体の表面を示し、図4(B)は裏面を示す。 図5(A)は付着工程におけるローラ送り装置の概略平面図、図5(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。 剥離工程を示すシート状素材及び担持体の側面図である。 図7(A)は接合工程におけるローラ送り装置の概略平面図、図7(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。 図8(A)は第3の実施形態に係る接合方法に使用される反応型ホットメルト接着剤の担持体の表面を示し、図8(B)は裏面を示す。 図9(A)は接合工程におけるローラ送り装置の概略平面図、図9(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。
以下、本発明の実施形態であるシート状素材の接合方法について図面に基づいて説明する。
本実施形態に係る接合方法は、二枚のシート状素材を、帯状の担持体の表面に担持された反応型ホットメルト接着剤によって接合する接合方法である。
上記接合方法の対象となるシート状素材は、平面又は曲面状に展開可能なシート体であって、反応型ホットメルト接着剤の加熱接着温度に耐久するものであれば、樹脂、布、不織布、紙又はこれらの表面にコーティングを行ったもの等、種類は問わない。
また、反応型ホットメルト接着剤は、空気中の水分により反応して硬化する特性と、熱可塑性のホットメルトの特性とを有し、硬化後は再加熱を行っても溶融しないものである。
例えば、特開2020-33405号公報に開示されたウレタンプレポリマー系の反応型ホットメルト接着剤が好適である。但し、この系統に限定されない。
なお、以下の実施形態では、一方のシート状素材の片側端縁部と他方のシート状素材の片側端縁部とを当該各端縁部に沿って接合する場合を例示する。
[第1の実施形態]
シート状素材の接合方法の第1の実施形態について説明する。図1(A)は第1の実施形態に係る接合方法に使用される反応型ホットメルト接着剤Hの担持体20の表面21を示し、図1(B)は裏面22を示す。
本実施形態に係るシート状素材の接合方法は、帯状の担持体20の表面21に反応型ホットメルト接着剤Hを担持し、一方のシート状素材C1に対して担持体20の表面21を当接させて加熱することで反応型ホットメルト接着剤H及び担持体20を当該一方のシート状素材C1に付着させると共に、担持体20を介して反応型ホットメルト接着剤Hによってシート状素材C1,C2を接合する接合方法である。
この接合方法では、担持体20の表面21に反応型ホットメルト接着剤Hを担持させる担持工程と、担持体20の表面21を貼着して加熱することで反応型ホットメルト接着剤Hをシート状素材C1に付着させる付着工程と、担持体20を挟んだ状態でシート状素材C1とシート状素材C2とで加熱して接合する接合工程とが順番に実行される。
[担持工程]
上記担持体20は、図1(A)及び図1(B)に示すように、幅の一様な長尺帯状のシート材である。担持体20の幅は、後述するシート状素材C1,C2の接合予定範囲の幅に一致し、担持体20の長さは、接合予定範囲の長さと一致又はそれ以上の長さとする。担持体20の長さが余分である場合には、接合後に切除してもよい。
担持体20は、その表面21に付着された加熱溶融状態の反応型ホットメルト接着剤Hが裏面22側に滲出可能な透過性材料からなる。担持体20は、例えば、メッシュ材、網目材、ネット材、多孔質材料、繊維材料等からなり、可撓性、変形性を有する程度に薄層化されたシート状の部材であることが好ましい。また、担持体20は、伸縮性を有する部材であることが好ましい。さらに、担持体20の目の粗さは、付着した反応型ホットメルト接着剤Hが裏面22側から垂落ちない程度に粗くしてもよい。
また、担持体20は、反応型ホットメルト接着剤Hを裏面22側に滲出させる必要があるので、厚過ぎないことが要求され、例えば、2[mm]以下が好ましい。
担持工程では、図1(A)に示すように、担持体20の表面21に反応型ホットメルト接着剤Hを塗布により付着させる。反応型ホットメルト接着剤Hは、ダイコーター、ロールコーター、スプレー、ディスペンサー等により塗布することができる。この時、反応型ホットメルト接着剤Hは加熱溶融状態で塗布される。加熱温度は、およそ80~180℃の範囲とし、後述するオープンタイムを長く確保するために上記範囲でより高温で加熱してもよい。
反応型ホットメルト接着剤Hは、担持体20の表面21の全体に塗布してもよいが、接合の際に、担持体20の外側にはみ出さぬよう、図示のように、外縁部は塗布する範囲から除いてもよい。
反応型ホットメルト接着剤Hを担持した担持体20は、次の付着工程で、シート状素材C1に貼着されるため、各工程の移行時間を考慮して、反応型ホットメルト接着剤Hは、オープンタイムが長いもの(例えば、1~60分程度)を使用することが好ましい。オープンタイムは、反応型ホットメルト接着剤Hが外気に触れてから接着性が損なわれるまでの経過時間である。
オープンタイムが比較的短い反応型ホットメルト接着剤Hを利用する場合等には、例えば、担持体20の一端部から反応型ホットメルト接着剤Hが塗布される場合に、他端部までの塗布の完了を待たずに、一端部側から、シート状素材C1への貼着(付着工程)を開始してもよい。オープンタイムが長い反応型ホットメルト接着剤Hを利用する場合も同様としてもよい。
[付着工程]
付着工程では、ローラ送り装置110により、一方のシート状素材C1の片側端縁部に沿って担持体20の貼着が行われる。図2(A)は付着工程におけるローラ送り装置110の概略平面図、図2(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。
ローラ送り装置110は、上下に配置された一対のローラ111,112を備えており、ローラ111,112のニップ部(最近接部)の間隔を調節でき、加圧力を調節することが可能である。各ローラ111,112は、図2(B)に示すように、図示しないモータにより互いに逆回転が付与され、下側のローラ111にはヒータ113が内蔵されている。
貼着の際には、表面21の反応型ホットメルト接着剤Hをシート状素材C1側に向けて、担持体20をシート状素材C1の上面における片側端縁部に沿うように重ねて、一対のローラ111,112のニップ部に送り込む。なお、付着工程は、担持体20に塗布が開始されてから反応型ホットメルト接着剤Hのオープンタイムの経過までに十分な余裕をもって実行される。
これにより、担持体20及びシート状素材C1は、ローラ111,112に加圧されて、シート状素材C1に担持体20が貼着される。さらに、担持体20及びシート状素材C1は、加圧されながらシート状素材C1側から加熱されるので、軟化した反応型ホットメルト接着剤Hが、メッシュ等の透過性材料からなる担持体20の表面21から裏面22まで滲出する。この時、反応型ホットメルト接着剤Hの加熱温度は、およそ40~180℃の範囲とする。
なお、ローラ112は、その外周面が反応型ホットメルト接着剤Hに対する非粘着性を有することが好ましい。
なお、担持体20の一端部から他端部までの反応型ホットメルト接着剤Hの塗布の完了を待たずに、一端部側から、シート状素材C1への貼着(付着工程)を開始してもよいことを前述した。この場合には、一対のローラ111,112のニップ部よりも送り方向上流側であって、担持体20が一対のローラ111,112の外周面のいずれからも離隔している位置(例えば、図2(B)におけるローラ111とローラ112の最近接位置よりも左方となる位置)において反応型ホットメルト接着剤Hの塗布(担持工程)を実行しながらニップ部において付着工程を行ってもよい。反応型ホットメルト接着剤Hの塗布は、コーターD(図9(B)参照)を使用してもよい。
[接合工程]
シート状素材C1に担持体20が貼着されると、接合工程が行われる。
接合工程では、ローラ送り装置120により、担持体20を挟んで、一方のシート状素材C1の片側端縁部と他方のシート状素材C2の片側端縁部との接合が行われる。図3(A)は接合工程におけるローラ送り装置120の概略平面図、図3(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。
ローラ送り装置120は、上下に配置された一対のローラ121,122を備えており、ローラ121,122のニップ部の間隔を調節でき、加圧力を調節することが可能である。各ローラ121,122は、図3(B)に示すように、図示しないモータにより互いに逆回転が付与され、各ローラ121,122にはそれぞれヒータ123,124が内蔵されている。
接合の際には、シート状素材C1の担持体20が貼着された端縁部にシート状素材C2の端縁部を重ねて、一対のローラ121,122のニップ部に送り込む。なお、接合工程は、担持体20に塗布が開始されてから反応型ホットメルト接着剤Hのオープンタイムの経過までに実行される。
前述したように、付着工程において、担持体20の裏面22まで又は裏面22の近くまで反応型ホットメルト接着剤Hが滲出しているので、担持体20を挟んだ状態のシート状素材C1,C2が加圧され、各ローラ121,122の双方から加熱されると、軟化した反応型ホットメルト接着剤Hがシート状素材C2側に付着し、担持体20を介してシート状素材C1の端縁部にシート状素材C2の端縁部が接合される。この時、反応型ホットメルト接着剤Hの加熱温度は、およそ40~180℃の範囲とする。
なお、このローラ送り装置120と前述したローラ送り装置110とは、上側のローラにヒータが内蔵されているか否かの違いしかない。従って、ヒータ123,124の電源のオンオフを切り替え可能とし、付着工程に、ヒータ123をオン、ヒータ124をオフしたローラ送り装置120を使用してもよい。
[第1の実施形態の技術的効果]
上記接合方法では、帯状の担持体20に反応型ホットメルト接着剤Hを担持させている。このため、担持体20を持ってシート状素材C1の端縁部に貼着することもできるので、例えば、シート状素材C1の端縁部が直線形状ではない場合であっても、当該端縁部に沿って、適正且つ容易に貼着することができ、反応型ホットメルト接着剤Hを用いて、作業性の良好な接合作業を行うことが可能となる。
また、担持体20が反応型ホットメルト接着剤Hを担持しているので、シート状素材C1に直接的に反応型ホットメルト接着剤Hを塗布しないでよく、接合作業に中断が生じても、シート状素材C1上に反応型ホットメルト接着剤Hが付着して硬化した状態とならないので、中断から容易に再開することが可能となる。
また、担持体20が反応型ホットメルト接着剤Hを裏面22まで滲出可能な透過性材料からなるので、一方のシート状素材C1と他方のシート状素材C2との間に担持体20を挟んだまま接合することができ、担持体20のみを除去する作業が不要となり、シート状素材C1,C2の接合作業を容易に行うことが可能となる。
また、上記接合方法では、付着工程が、ローラ送り装置110のローラ111により、熱の伝わりやすいシート状素材C1側から加熱しながら行われる。このため、シート状素材C1に対する担持体20の貼着を良好に行うことが可能となる。
なお、付着工程における加熱を、シート状素材C1側と担持体20側の両方から行ってもよいが、熱の伝わりやすいシート状素材C1側のみから行うことで、省電力化を図ることが可能となる。
また、上記接合方法では、接合工程が、一方のシート状素材C1と他方のシート状素材C2の両側から、ローラ送り装置120のローラ121,122により、加熱しながら行われている。
これにより、担持体20の両面側で反応型ホットメルト接着剤Hによりシート状素材C1,C2をそれぞれ良好に接合することが可能となる。
[第2の実施形態]
シート状素材の接合方法の第2の実施形態について説明する。図4(A)は第2の実施形態に係る接合方法に使用される反応型ホットメルト接着剤Hの担持体30の表面31を示し、図4(B)は裏面32を示す。
本実施形態に係るシート状素材の接合方法は、帯状の担持体30の表面31に反応型ホットメルト接着剤Hを担持し、一方のシート状素材C1に対して担持体30の表面31を当接させて加熱することで反応型ホットメルト接着剤Hを当該一方のシート状素材C1に付着させると共に、担持体30を除去して反応型ホットメルト接着剤Hによってシート状素材C1,C2を接合する接合方法である。
この接合方法では、担持体30の表面31に反応型ホットメルト接着剤Hを担持させる担持工程と、担持体30の表面31を貼着して加熱することで反応型ホットメルト接着剤Hを当該一方のシート状素材C1に付着させる付着工程と、一方のシート状素材C1に反応型ホットメルト接着剤Hを残して担持体30を剥離除去する剥離工程と、残存した反応型ホットメルト接着剤Hを挟んだ状態で一方のシート状素材C1と他方のシート状素材C2とで加熱して接合する接合工程とが順番に実行される。
[担持工程]
上記担持体30は、図4(A)及び図4(B)に示すように、幅の一様な長尺帯状のシート材である。担持体30の幅は、後述するシート状素材C1,C2の接合予定範囲の幅に一致し、担持体30の長さは、接合予定範囲の長さと一致又はそれ以上の長さとする。担持体30の長さが余分である場合には、接合後に切除してもよい。
担持体30は、その表面31に塗布された反応型ホットメルト接着剤Hに対して剥離可能な剥離性、非粘着性を有するシート材からなる。担持体30は、例えば、フッ素樹脂シート、シリコンシート、フッ素樹脂コーティングシート、シリコンコーティングシート等からなり、可撓性、変形性を有する程度に薄層化されたシート状の部材であることが好ましい。
また、担持体30は、反応型ホットメルト接着剤Hから剥離除去する必要があるので、作業性の要求から、例えば、2[mm]以下が好ましい。
担持工程における担持体30に対する反応型ホットメルト接着剤Hの塗布作業は、第1の実施形態の場合と同一なので、詳細な説明は省略する。
この場合も、担持体30の一端部から反応型ホットメルト接着剤Hが塗布される場合に、他端部までの塗布の完了を待たずに、一端部側から、シート状素材C1への貼着(付着工程)を開始してもよい。
[付着工程]
付着工程では、ローラ送り装置130により、一方のシート状素材C1の片側端縁部に沿って担持体30の貼着が行われる。図5(A)は付着工程におけるローラ送り装置130の概略平面図、図5(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。
ローラ送り装置130は、上下に配置された一対のローラ131,132を備えており、ローラ131,132のニップ部の間隔を調節でき、加圧力を調節することが可能である。各ローラ131,132は、図5(B)に示すように、図示しないモータにより互いに逆回転が付与され、上側のローラ131にはヒータ133が内蔵されている。
貼着の際には、表面31の反応型ホットメルト接着剤Hをシート状素材C1側に向けて、担持体30をシート状素材C1の下面における片側端縁部に沿うように重ねて、一対のローラ131,132のニップ部に送り込む。なお、付着工程は、担持体30に塗布が開始されてから反応型ホットメルト接着剤Hのオープンタイムの経過までに十分な余裕をもって実行される。
これにより、シート状素材C1及び担持体30は、ローラ131,132に加圧されて、シート状素材C1に担持体30が貼着される。さらに、担持体30及びシート状素材C1は、加圧されながらシート状素材C1側から加熱されるので、軟化した反応型ホットメルト接着剤Hが、シート状素材C1に良好に付着する。この時、反応型ホットメルト接着剤Hの加熱温度は、およそ40~180℃の範囲とする。
なお、ここでは、シート状素材C1の下側に担持体30を貼着する場合を例示したが、上下の配置を逆にしてもよい。その場合、第1の実施形態で例示した下側のローラ111から加熱を行うローラ送り装置110を利用してもよい。
また、第1の実施形態で例示した、ヒータ123,124の電源のオンオフを切り替え可能なローラ送り装置120で、ヒータ123をオフ、ヒータ124をオンして上記付着工程を実施してもよい。
なお、担持体30の一端部から他端部までの反応型ホットメルト接着剤Hの塗布の完了を待たずに、一端部側から、シート状素材C1への貼着(付着工程)を開始してもよいことを前述した。この場合には、一対のローラ131,132のニップ部よりも送り方向上流側であって、担持体30が一対のローラ131,132の外周面のいずれからも離隔している位置(例えば、図5(B)におけるローラ131とローラ132の最近接位置よりも左方となる位置)において反応型ホットメルト接着剤Hの塗布(担持工程)を実行しながらニップ部において付着工程を行ってもよい。反応型ホットメルト接着剤Hの塗布は、コーターD(図9(B)参照)を使用してもよい。
[剥離工程]
図6は剥離工程を示すシート状素材C1及び担持体30の側面図である。
図示のように、担持体30は、シート状素材C1に貼着された後に、反応型ホットメルト接着剤Hをシート状素材C1側に残存させた状態で剥離除去される。反応型ホットメルト接着剤Hは、付着工程によりシート状素材C1に付着されているので、剥離性を有する担持体30は、反応型ホットメルト接着剤Hから容易に剥離することができる。
[接合工程]
シート状素材C1から担持体30が剥離除去されると、接合工程が行われる。
接合工程では、ローラ送り装置120により、反応型ホットメルト接着剤Hを挟んで、一方のシート状素材C1の片側端縁部と他方のシート状素材C2の片側端縁部との接合が行われる。図7(A)は接合工程におけるローラ送り装置120の概略平面図、図7(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。
ローラ送り装置120は、第1の実施形態で例示したものと同一である。
接合の際には、シート状素材C1の反応型ホットメルト接着剤Hが付着した端縁部にシート状素材C2の端縁部を重ねて、一対のローラ121,122のニップ部に送り込む。なお、接合工程は、担持体30に塗布が開始されてから反応型ホットメルト接着剤Hのオープンタイムの経過までに実行される。
反応型ホットメルト接着剤Hを挟んだ状態のシート状素材C1,C2が加圧され、各ローラ121,122の双方から加熱されると、軟化した反応型ホットメルト接着剤Hがシート状素材C2側にも付着し、シート状素材C1の端縁部にシート状素材C2の端縁部が接合される。この時、反応型ホットメルト接着剤Hの加熱温度は、およそ40~180℃の範囲とする。
[第2の実施形態の技術的効果]
上記接合方法では、帯状の担持体30に反応型ホットメルト接着剤Hを担持させているので、第1の実施形態の場合と同様に、担持体30をシート状素材C1の端縁部に沿って、適正且つ容易に貼着することができ、反応型ホットメルト接着剤Hを用いて、作業性の良好な接合作業を行うことが可能となる。
また、接合作業の中断が生じても、シート状素材C1側に反応型ホットメルト接着剤を直接付着しないので容易に再開することが可能となる。
また、担持体30が反応型ホットメルト接着剤Hに対して剥離性を有するので、一方のシート状素材C1から担持体30を除去してからシート状素材C1,C2を接合することができ、接合強度の向上を図ると共に、シート状素材C1,C2の接合部分の厚さを薄くすることができる。
また、第2の実施形態の場合も、付着工程が、ローラ送り装置130のローラ132により、熱の伝わりやすいシート状素材C1側から加熱しながら行われるので、シート状素材C1に対して反応型ホットメルト接着剤Hを強固に付着させることができる。
なお、この場合も、付着工程における加熱を、シート状素材C1側と担持体30側の両方から行ってもよいが、熱の伝わりやすいシート状素材C1側のみから行うことで、省電力化を図ることが可能となる。
また、第2の実施形態の場合も、接合工程では、一方のシート状素材C1と他方のシート状素材C2の両側から、ローラ送り装置120のローラ121,122により加熱しながら行われている。
これにより、反応型ホットメルト接着剤Hがシート状素材C1,C2をそれぞれ良好に接合することが可能となる。
[第3の実施形態]
シート状素材の接合方法の第3の実施形態について説明する。図8(A)は第3の実施形態に係る接合方法に使用される反応型ホットメルト接着剤Hの担持体40の表面41を示し、図8(B)は裏面42を示す。
本実施形態に係るシート状素材の接合方法は、帯状の担持体40の表面41に反応型ホットメルト接着剤Hを担持し、一方のシート状素材C1の端部(後述する突き合わせ端部C11)と他方のシート状素材C2の端部(後述する突き合わせ端部C21)を突き合せた状態で双方の突き合わせ端部C11,C21に跨って担持体40の表面41を貼着して加熱することで反応型ホットメルト接着剤Hをシート状素材C1,C2に付着させて接合する接合方法である。
この接合方法では、担持体40の表面41に反応型ホットメルト接着剤Hを担持させる担持工程と、一方のシート状素材C1の突き合わせ端部C11と他方のシート状素材C2の突き合わせ端部C21とを突合せた状態で、双方の突き合わせ端部C11,C21に跨って担持体40の表面41を貼着して加熱することで一方のシート状素材C1と他方のシート状素材C2とを接合する接合工程とが順番に実行される。
[担持工程]
上記担持体40は、図8(A)及び図8(B)に示すように、幅の一様な長尺帯状のシート材である。担持体40の幅は、後述するシート状素材C1,C2の接合予定範囲の幅の合計に一致し、担持体40の長さは、接合予定範囲の長さと一致又はそれ以上の長さとする。担持体40の長さが余分である場合には、接合後に切除してもよい。
担持体40は、その表面41に塗布された反応型ホットメルト接着剤Hを表裏に透過しないシート材からなる。担持体40は、例えば、樹脂シート、シリコンシート、目の細かい繊維、不織布等からなり、可撓性、変形性を有する程度に薄層化され、なお且つ、幅方向に裂けたり破れたりし難い引張強度を有するシート状の部材であることが好ましい。
担持工程における担持体40に対する反応型ホットメルト接着剤Hの塗布作業は、第1の実施形態の場合と同一なので、詳細な説明は省略する。
この場合も、担持体40の一端部から反応型ホットメルト接着剤Hが塗布される場合に、他端部までの塗布の完了を待たずに、一端部側から、シート状素材C1への貼着(付着工程)を開始してもよい。
[接合工程]
接合工程では、前述したローラ送り装置110により、シート状素材C1,C2に対する担持体40の貼着が行われる。図9(A)は接合工程におけるローラ送り装置110の概略平面図、図9(B)は送り方向に直交する方向から見た概略側面図である。
なお、図9(B)では、ローラ送り装置110の一対のローラ111,112のニップ部に送り込まれる直前で担持体40の表面41に対してコーターDによって反応型ホットメルト接着剤Hが塗布される構成を示している。この場合には、一対のローラ111,112のニップ部よりも送り方向上流側であって、担持体30が一対のローラ111,112の外周面のいずれからも離隔している位置(例えば、図9(B)におけるローラ111とローラ112の最近接位置よりも左方となる位置)において反応型ホットメルト接着剤Hの塗布(担持工程)を実行しながらニップ部において付着工程を行ってもよい。
接合の際には、予め、シート状素材C1,C2の互いの突き合わせ端部C11,C21を突き合わせた状態で一対のローラ111,112のニップ部に送り込む。
また、担持体40は、表面41の反応型ホットメルト接着剤Hをシート状素材C1,C2側に向けて、担持体40を突き合わせ端部C11,C21の上面に跨るように重ねて、一対のローラ111,112のニップ部に送り込む。
なお、反応型ホットメルト接着剤Hは、接合の直前に担持体40に塗布されるので、オープンタイムに十分な余裕をもって接合を行うことができる。
これにより、シート状素材C1,C2及び担持体40は、ローラ111,112に加圧されて、シート状素材C1,C2の相互の突き合わせ端部C11,C21に跨って担持体40が貼着される。さらに、担持体40及びシート状素材C1,C2は、加圧されながらシート状素材C1,C2側から加熱されるので、軟化した反応型ホットメルト接着剤Hが、シート状素材C1,C2に良好に付着する。この時、反応型ホットメルト接着剤Hの加熱温度は、およそ40~180℃の範囲とする。
なお、ここでは、シート状素材C1,C2の上側に担持体40を貼着する場合を例示したが、上下の配置を逆にしてもよい。その場合、第2の実施形態で例示した下側のローラ132から加熱を行うローラ送り装置130を利用してもよい。
また、第1の実施形態で例示した、ヒータ123,124の電源のオンオフを切り替え可能なローラ送り装置120で、ヒータ124をオフ、ヒータ123をオンして上記接合工程を実施してもよい。
[第3の実施形態の技術的効果]
上記接合方法では、帯状の担持体40に反応型ホットメルト接着剤Hを担持させているので、第1の実施形態の場合と同様に、担持体40をシート状素材C1,C2の突き合わせ端部C11,C21に跨って、適正且つ容易に貼着することができ、反応型ホットメルト接着剤Hを用いて、作業性の良好な接合作業を行うことが可能となる。
また、担持体40が反応型ホットメルト接着剤Hを担持しているので、シート状素材C1,C2に直接的に反応型ホットメルト接着剤Hを塗布しないでよく、接合作業に中断が生じても、シート状素材C1,C2上に反応型ホットメルト接着剤Hが付着して硬化した状態とならないので、中断から容易に再開することが可能となる。
また、第3の実施形態の場合も、接合工程が、ローラ送り装置110のローラ111により、熱の伝わりやすいシート状素材C1,C2側から加熱しながら行われるので、シート状素材C1,C2に対して反応型ホットメルト接着剤Hを強固に付着させることができる。
なお、この場合も、接合工程における加熱を、シート状素材C1,C2側と担持体40側の両方から行ってもよいが、熱の伝わりやすいシート状素材C1,C2側のみから行うことで、省電力化を図ることが可能となる。
[その他]
上述した実施の形態で示した細部は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、第1又は第2の実施形態において、前述した担持工程、付着工程、接合工程(又は、担持工程、付着工程、剥離工程、接合工程)は、記載の順番で開始する必要があるが、各工程の終了を待たずに次工程を開始してもよい。
また、各ローラ送り装置110,120,130は、各ローラ111,121,122,132にヒータ113,123,124,133をそれぞれ内蔵し、ローラ111,121,122,132から加熱を行う構成を採っているが、これに限定されない。
例えば、各ローラ送り装置110,120,130は、搬送方向に沿って複数のローラ対を配置し、ローラ対とローラ対との間にヒータを配置して加熱を行ってもよい。或いは、一つのローラ対を備え、当該ローラ対の搬送方向上流側に配置したヒータで加熱を行ってもよい。
20 担持体
21 表面
22 裏面
30 担持体
31 表面
32 裏面
40 担持体
41 表面
42 裏面
110,120,130 ローラ送り装置
111,112,121,122,131,132 ローラ
113,123,124,133 ヒータ
C1,C2 シート状素材
H 反応型ホットメルト接着剤

Claims (9)

  1. 帯状の担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持し、
    一方のシート状素材に対して前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を当該一方の前記シート状素材に付着させると共に、前記反応型ホットメルト接着剤によって他方のシート状素材を接合する接合方法であって、
    前記担持体が加熱された前記反応型ホットメルト接着剤を裏面まで滲出可能な透過性材料からなり、
    前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材との間に前記担持体を挟んだまま加熱して接合することを特徴とするシート状素材の接合方法。
  2. 前記担持体の表面に前記反応型ホットメルト接着剤を担持させる担持工程と、
    前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を前記一方の前記シート状素材に付着させる付着工程と、
    前記担持体を挟んだ状態で前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材とを加熱して接合する接合工程とを備えることを特徴とする請求項1に記載のシート状素材の接合方法。
  3. 帯状の担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持し、
    一方のシート状素材に対して前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を当該一方の前記シート状素材に付着させると共に、前記反応型ホットメルト接着剤によって他方のシート状素材を接合する接合方法であって、
    前記担持体が前記反応型ホットメルト接着剤に対する剥離性を有し、
    前記一方のシート状素材に前記反応型ホットメルト接着剤を残して前記担持体を剥離除去し、残存した前記反応型ホットメルト接着剤によって前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材とを加熱して接合することを特徴とするシート状素材の接合方法。
  4. 前記担持体の表面に前記反応型ホットメルト接着剤を担持させる担持工程と、
    前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を前記一方の前記シート状素材に付着させる付着工程と、
    前記一方のシート状素材に前記反応型ホットメルト接着剤を残して前記担持体を剥離除去する剥離工程と、
    残存した前記反応型ホットメルト接着剤を挟んだ状態で前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材とを加熱して接合する接合工程とを備えることを特徴とする請求項3に記載のシート状素材の接合方法。
  5. 前記付着工程は、前記一方のシート状素材側から加熱しながら前記担持体と前記一方のシート状素材とを加圧して行うことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載のシート状素材の接合方法。
  6. 前記接合工程は、前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材の両側から加熱しながら加圧して行うことを特徴とする請求項2又は請求項4に記載のシート状素材の接合方法。
  7. 帯状の担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持し、
    一方のシート状素材に対して前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記反応型ホットメルト接着剤を当該一方の前記シート状素材に付着させると共に、前記反応型ホットメルト接着剤によって他方のシート状素材を接合する接合方法であって、
    前記一方のシート状素材に対して前記担持体の表面を貼着する際に、当該担持体の表面に反応型ホットメルト接着剤を担持すると共に、前記一方のシート状素材の端部と前記他方のシート状素材の端部とを突合せた状態で双方の突き合わせ端部に跨って前記担持体の表面を貼着し、加熱して接合することを特徴とするシート状素材の接合方法。
  8. 前記担持体の表面に前記反応型ホットメルト接着剤を担持させる担持工程と、
    前記一方のシート状素材の端部と前記他方のシート状素材の端部とを突合せた状態で、双方の突き合わせ端部に跨って前記担持体の表面を貼着して加熱することで前記一方のシート状素材と前記他方のシート状素材とを接合する接合工程とを備えることを特徴とする請求項7に記載のシート状素材の接合方法。
  9. 前記反応型ホットメルト接着剤が表面に担持された前記担持体の表面の貼着が一対のローラのニップ部で行われる場合に、
    前記一対のローラのニップ部よりも送り方向上流側であって、前記担持体が前記一対のローラの外周面のいずれからも離隔している位置に対して前記反応型ホットメルト接着剤の担持が行われることを特徴とする請求項1,3又は7のいずれか一項に記載のシート状素材の接合方法。
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