JP2024019700A - トイレ用キャビネット - Google Patents

トイレ用キャビネット Download PDF

Info

Publication number
JP2024019700A
JP2024019700A JP2023219187A JP2023219187A JP2024019700A JP 2024019700 A JP2024019700 A JP 2024019700A JP 2023219187 A JP2023219187 A JP 2023219187A JP 2023219187 A JP2023219187 A JP 2023219187A JP 2024019700 A JP2024019700 A JP 2024019700A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cabinet
section
toilet
wall
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023219187A
Other languages
English (en)
Inventor
哲夫 内山
Tetsuo Uchiyama
裕樹 向坊
Yuki Mukaibo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2023219187A priority Critical patent/JP2024019700A/ja
Publication of JP2024019700A publication Critical patent/JP2024019700A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)
  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Abstract

【課題】紙巻器用キャビネット部を有するトイレ用キャビネットにおいて、外観的にすっきりとした印象を与え、意匠性を向上する。【解決手段】トイレ4内において壁面6aに沿って設置されるトイレ用キャビネットであって、水平状のカウンター面2aをなす上板部11の下側に、トイレットペーパ26を保持する紙巻器25を設置するための収容空間22Aを形成する紙巻器用キャビネット部22と、紙巻器用キャビネット部22の一側の側方に設けられた手洗器下キャビネット部21と、紙巻器用キャビネット部22の他側の側方に設けられたサイドキャビネット部23と、を備え、紙巻器用キャビネット部22は、収容空間22Aの底面をなす底面部39を有し、収容空間22Aの一側の側面は、手洗器下キャビネット部21の右側面部32により形成されており、収容空間22Aの他側の側面は、サイドキャビネット部23の左側面部44により形成されている。【選択図】図6

Description

本発明は、トイレ内において壁面に沿って設置されるトイレ用キャビネットに関する。
従来、例えば、腰掛式の便器等を含むトイレ装置とともに、トイレ(トイレットルーム)に設置されるトイレシステムを構成するトイレ用キャビネットとして、トイレ内において壁面に沿って設置されるトイレ用キャビネットがある。このようなトイレ用キャビネットとして、例えば、横長の箱状に構成され、水平状のカウンター面をなし、カウンター面上に、手洗水栓および手洗水栓から吐出される水を受ける手洗器を含む手洗部を設けた構成のものがある(例えば、特許文献1参照。)。
このようなトイレ用キャビネットにおいては、例えば、特許文献1に開示されているように、長手方向の中間部に、トイレットペーパを保持する紙巻器を設けた紙巻器設置用のキャビネット部(紙巻器用キャビネット部)を有する構成のものがある。紙巻器用キャビネット部は、従来、トイレの壁面に沿う背板と、水平状の底板と、左右両側の側板とにより、カウンター面をなす上板部の下側において、手前側(正面側)を開放させた箱状の空間を形成し、この空間内に紙巻器を設置している。
すなわち、既存のトイレ用キャビネットにおいて、紙巻器用キャビネット部は、紙巻器設置用の空間として、背板、底板および左右の側板により、手前側が前板等により覆われていない前側開放の空間を形成する構造をとっている。紙巻器用キャビネット部を構成する左右の側板は、例えば、背板および底板のそれぞれに固定されることで、背板および底板を互いに連結させる機能を有する。なお、特許文献1には、紙巻器用キャビネット部内に、横並びに2つ紙巻器を設置した構成が開示されている。
特開2018-134150号公報
上述したような従来のトイレ用キャビネットが有する紙巻器用キャビネット部の構成によれば、次のような問題がある。
従来の紙巻器用キャビネット部は、紙巻器設置用の空間を形成する部材として、背板および底板に加え、左右の側板を有する。このような構成によれば、左右の側板の木口、つまり左右の側板の手前側の端面が、トイレ用キャビネットの正面側に露出し、意匠性を低下させる原因となる。
すなわち、カウンター面をなす上板部の下側に、背板、底板および左右の側板により手前側を開放させた箱状の空間を形成した構成において、左右の側板の木口は、例えば木目を表すことで、底板等に比べて比較的目立つ部分となり、煩雑な印象を与え、意匠性を低下させる原因となる。
本発明は、上記のような問題点に鑑みてなされたものであり、紙巻器用キャビネット部を有する構成において、外観的にすっきりとした印象を与えることができ、意匠性を向上することができるトイレ用キャビネットを提供することを目的とする。
本発明に係るトイレ用キャビネットは、トイレ内において壁面に沿って設置されるトイレ用キャビネットであって、水平状のカウンター面をなす上板部の下側に、トイレットペーパを保持する紙巻器を設置するための収容空間を形成する紙巻器用キャビネット部と、前記紙巻器用キャビネット部の一側の側方に設けられた第1の側方キャビネット部と、前記紙巻器用キャビネット部の他側の側方に設けられた第2の側方キャビネット部と、を備え、前記紙巻器用キャビネット部は、前記収容空間の底面をなす底板部を有し、前記収容空間の一側の側面は、前記第1の側方キャビネット部の側板部により形成されており、前記収容空間の他側の側面は、前記第2の側方キャビネット部の側板部により形成されているものである。
このような構成のトイレ用キャビネットによれば、紙巻器用キャビネット部を有する構成において、外観的にすっきりとした印象を与えることができ、意匠性を向上することができる。
本発明に係るトイレ用キャビネットの他の態様は、前記トイレ用キャビネットにおいて、前記底板部の下面には、前記底板部に固定されるとともに前記壁面に固定される補強部材が設けられているものである。
このような構成のトイレ用キャビネットによれば、補強部材により、紙巻器用キャビネット部を下側から支持することができるとともに、紙巻器用キャビネット部および紙巻器用キャビネット部の壁面に対する支持構造を補強することができる。また、補強部材により、紙巻器用キャビネット部の底面部の反りを抑制することができる。
本発明に係るトイレ用キャビネットの他の態様は、前記トイレ用キャビネットにおいて、前記第1の側方キャビネット部および前記第2の側方キャビネット部は、それぞれの底部をなす底面部を有し、前記底板部の下面側には、前記底板部と、前記第1の側方キャビネット部および前記第2の側方キャビネット部それぞれの前記底面部とを互いに連結する連結部材が設けられているものである。
このような構成のトイレ用キャビネットによれば、連結部材により、紙巻器用キャビネット部と、第1の側方キャビネット部および第2の側方キャビネット部のそれぞれとの境界部分を下側から補強することができる。また、連結部材により、紙巻器用キャビネット部の底面部の反りを抑制することができる。
本発明によれば、紙巻器用キャビネット部を有する構成において、外観的にすっきりとした印象を与えることができ、意匠性を向上することができる。
本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットが設置されたトイレ内を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットが設置されたトイレ内を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットが設置されたトイレ内を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットの底面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットが有する各キャビネット部の板材の配置構成を示す平面断面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットの紙巻器用キャビネット部の構成を示す正面図である。 図3におけるA-A断面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットの一部を示す底面斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットの紙巻器用キャビネット部の構成を示す底面図である。 本発明の一実施形態に係るトイレ用キャビネットが有する補強部材および連結部材の配設態様を示す底面斜視図である。 本発明の一実施形態に係る補強部材の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る補強部材の設置構造を示す側面断面図である。 本発明の一実施形態に係る紙巻器用キャビネット部の背面部の固定支持構造を説明するための平面断面図である。 本発明の一実施形態に係る連結部材を示す図であり、(a)は連結部材の斜視図、(b)は連結部材の平面図、(c)は連結部材の側面図である。
本発明は、トイレ内において壁面に沿って設置されるトイレ用キャビネットにおいて、トイレットペーパを保持する紙巻器を設置するための紙巻器用キャビネット部の構成を工夫することにより、キャビネットの外観意匠性の向上を図ろうとするものである。以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1から図3に示すように、本実施形態に係るトイレ用キャビネット(以下、単に「キャビネット」という。)2は、トイレ装置3とともに、トイレ(トイレットルーム)4に設置されるトイレシステム1を構成している。つまり、トイレシステム1は、キャビネット2と、トイレ装置3とを備え、トイレ4に対して設けられる。
トイレ4は、水平状の床面5aをなす床5と、床5上においてトイレ空間を形成する側壁6および後壁7を有する。側壁6および後壁7は、それぞれ鉛直状の壁面6a,7aをなす。床5上に、トイレ装置3が設置されている。トイレ4においては、後壁7に対向する側(図2において左側)の壁(前壁)に、トイレ4の出入口が設けられている。
トイレ装置3は、トイレ4内において、後壁7の近傍の(直前方の)位置に、前後方向をトイレ空間の前後方向(図2において左右方向)に沿わせるように設置されている。トイレ装置3は、使用者の排泄物を受けるボウル部を有する便器本体3aと、便器本体3aに対して設けられた便座3bおよび便蓋3cと、各種機能を有する機能部3dとを有し、腰掛式の水洗大便器を構成している。
機能部3dは、所定のケーシング内に各種装置を内蔵した構成を有し、便器本体3aの後上側に設けられており、便座3bおよび便蓋3cを回動可能に支持している。機能部3dは、制御部や各種センサ等を含み、例えば、便座3bを暖める暖房便座機能や、便座3bに着座した使用者の局部を洗浄する局部洗浄機能などを有する。なお、トイレ装置3は、例えば、便器本体3aを後壁7に支持させた、いわゆる壁掛け式の大便器を構成するものであってもよい。
キャビネット2について、図1から図14を用いて説明する。キャビネット2は、トイレ4内において側壁6の壁面6aに沿って設置されている。すなわち、本実施形態では、キャビネット2は、トイレ4内において、トイレ装置3の右方(図2において上方)に位置する側壁6に対して設けられている。
キャビネット2においては、図2および図3に示すように、トイレ4内における上下方向(鉛直方向)を上下方向とし、トイレ装置3の前後方向に対応する方向(図2における左右方向)を左右方向とし、平面視で左右方向に直交する方向(図2における上下方向)を前後方向とする。また、キャビネット2において、図2に示すように、前後方向について、側壁6側を後側、その反対側を前側とし、左右方向について、後壁7側を右側、その反対側を左側とする。
キャビネット2は、平面視で左右方向を長手方向とした矩形状をなす水平状のカウンター面2aを有する。カウンター面2aは、キャビネット2の平面視において前後方向および左右方向の全体にわたって形成されている。カウンター面2aは、一体の水平状の上板部11により形成されている。つまり、上板部11の上側の板面である上面11aが、カウンター面2aとなっている。
キャビネット2において、カウンター面2a上の左側の部分には、手洗部12が設けられている。手洗部12は、水を吐出する吐水口13aを有する手洗水栓13と、手洗水栓13から吐出される水を受ける手洗鉢としてボウル部14aを有する手洗器14とを備える。ボウル部14aの底部には、排水口14bが開口している。
手洗水栓13は、例えば、使用者の手などを検知する検知センサによる検知結果に基づいて吐水と止水の切替えを行う自動水栓である。ただし、手洗水栓13は、吐水と止水の切替え用のレバー等の操作部を有する手動式の水栓であってもよい。手洗部12により、トイレ4内での手洗いが可能となる。
キャビネット2は、全体として一体的な横長の箱状に構成され、側壁6に支持されることで全体的に床面5aに対して浮いた状態で設けられたフローティングタイプのキャビネットである。
キャビネット2は、左側から右側にかけて、第1のキャビネット部である手洗器下キャビネット部21と、第2のキャビネット部である紙巻器用キャビネット部22と、第3のキャビネット部であるサイドキャビネット部23と、第4のキャビネット部である端部キャビネット部24とを有する。
キャビネット2において、床面5aからのカウンター面2aの高さは、例えば、60~80cm程度である。また、キャビネット2の床面5aからの高さ、つまりキャビネット2の下側の床面5a上のスペースの上下方向の寸法は、例えば、20~40cm程度である。ただし、これらの寸法は、特に限定されるものではない。
また、キャビネット2は、その背面側を、側壁6の壁面6aに接触ないし略接触させるとともに、右側端を、後壁7の壁面7aに接触ないし略接触させた状態で設けられている。すなわち、第1の壁面としての側壁6の壁面6aは、第2の壁面としての後壁7の壁面7aとともに、トイレ4において直角状の隅部をなし、キャビネット2は、右後側の角部を、壁面6aと壁面7aによる隅部に合わせるように設けられている。キャビネット2は、例えば、トイレ4の前後方向(図2における左右方向)について、側壁6の略全体にわたる範囲に設けられている。
キャビネット2全体の左右方向の寸法に対し、手洗器下キャビネット部21は略2/5の寸法の範囲で設けられており、紙巻器用キャビネット部22、サイドキャビネット部23、および端部キャビネット部24は、それぞれ略1/5の寸法の範囲で設けられている。なお、端部キャビネット部24の左右方向の寸法は、紙巻器用キャビネット部22およびサイドキャビネット部23に比べて短くなっている。
手洗器下キャビネット部21は、手洗部12の下側に位置するキャビネット部である。手洗器下キャビネット部21は、矩形板状の部分である左側面部31および右側面部32と、左右方向を長手方向とする矩形板状の部分である背面部33および底面部34と、矩形板状の部分である左右の開閉扉35(35L,35R)とを有し、これらの面部と、カウンター面2aをなす上板部11の左側の部分とにより、中空箱状の部分を構成している。
左側面部31、右側面部32、背面部33および左右の開閉扉35は、いずれも鉛直状の面部である。底面部34は、水平状の面部である。背面部33は、側壁6の壁面6aに沿う面部であり、左側面部31、右側面部32および底面部34は、壁面6aに対して垂直状の面部である。
手洗器下キャビネット部21の左側面部31および右側面部32は、前後方向について、上板部11の前後方向の寸法(幅寸法)と略同じ寸法を有する。手洗器下キャビネット部21の左側面部31により、キャビネット2の左側の側端面が形成されている。
手洗器下キャビネット部21の内部には、手洗部12からの排水を受ける排水管が設けられている。排水管は、その一端側を、手洗器14の排水口14bに接続させ、他端側を、側壁6側あるいは床5側から、建築物側に設けられた所定の排水設備に接続させている。底面部34には、排水管の配設等のために用いられる開口部34aが形成されている。また、手洗器下キャビネット部21の内部には、例えば、手洗水栓13に温水を供給するための電気温水器等が収納される。
手洗器下キャビネット部21は、左右の開閉扉35,35により、両扉タイプのキャビネット部として構成されている。左右の開閉扉35は、それぞれ左側面部31または右側面部32に対して、上下2箇所に設けられたヒンジ部36により、上下方向を回転軸方向として回動可能に連結されている。すなわち、ヒンジ部36は、互いに回動可能に連結された連結部の一方を、左側面部31または右側面部32の内面側に固定させ、同連結部の他方を、左側の開閉扉35である左開閉扉35Lの内面側に固定させている。このように、左右の開閉扉35は、観音開きの態様で開閉するように構成されている。
左右の開閉扉35は、閉じた状態で、手洗器下キャビネット部21において面一状の前面部を構成する。なお、開閉扉35は、例えばマグネットによる吸引力を用いた保持機構により閉じた状態を保持させるように設けられている。以下の説明では、開閉扉35は閉じた状態にあるものとする。なお、手洗器下キャビネット部21の前面部をなす扉は、例えば、左右にスライド可能なスライド扉や、手洗器下キャビネット部21の内部空間に対して設けられた引出しの前面部をなす引出し扉等であってもよい。
左右の開閉扉35は、それぞれ、左側面部31または右側面部32の前側の端面である前端面31a,32aの全体または略全体を前側から覆っている。すなわち、左側面部31の前端面31aの前側には、左開閉扉35Lの左側縁端部が位置しており、右側面部32の前端面32aの前側には、右側の開閉扉35である右開閉扉35Rの右側縁端部が位置している。
また、左右の開閉扉35は、それぞれ、底面部34の前側の端面である前端面34bの全体または略全体を前側から覆っている。すなわち、底面部34の前端面34bの左半分の前側には、左開閉扉35Lの下側縁端部が位置しており、底面部34の前端面34bの右半分の前側には、右開閉扉35Rの下側縁端部が位置している。また、開閉扉35は、その上側の端面である上端面35aを、上板部11の下側の板面である下面11bの直下に位置させている。
このような開閉扉35の配設態様によれば、手洗器下キャビネット部21において、左右の開閉扉35の前側の板面である前面35bと、上板部11の前側の端面である前端面11gの左側の部分とが、正面側に露出した意匠面となる。なお、開閉扉35の前面35bは、上板部11の前端面11gよりもわずかに後側に位置している。
紙巻器用キャビネット部22は、トイレットペーパ26を保持する紙巻器25を設置したキャビネット部である。紙巻器用キャビネット部22は、矩形板状の面部として、側壁6の壁面6aに沿う背面部38と、水平状の底面部39とを有し、これらの面部と、上板部11の左右方向の中央部分とを含む面部により、手前側(正面側)を開放させた箱状の収容空間22Aを形成し、この収容空間22A内に紙巻器25を設置している。
紙巻器25は、横並びに2つのトイレットペーパ26を保持するように、2つの保持部を有する。紙巻器25の保持部は、ロール状のトイレットペーパ26を、その軸方向を左右方向とした向きで交換可能に保持するように構成されている。紙巻器25は、紙巻器用キャビネット部22内における所定の部位に固定された状態で設けられている。なお、紙巻器25は、例えば、1つの保持部を有する構成のものであってもよい。
紙巻器用キャビネット部22内において、紙巻器25の上側には、リモコン27が設けられている。リモコン27は、紙巻器用キャビネット部22の上面部に取り付けられた状態で設けられている。紙巻器用キャビネット部22の上面部は、上板部11と、上板部11の下側に重なるように設けられた補助板28とにより構成されている(図7参照)。
リモコン27は、いわゆるビルトインタイプのものであり、ボタン等の操作具を配置した操作面部を有する可動操作部27aを出没可能に設けている。可動操作部27aは、左右方向を回動軸方向として移動可能(回動可能)に設けられた部分である。
可動操作部27aは、リモコン27の非使用時には、上板部11の前端面11gと略面一状をなす収納状態となっており、リモコン27の使用時において、回動動作することで、操作面部を操作可能な位置に露出させた露出状態となる。可動操作部27aの収納状態と露出状態との切替え動作は、例えば、トイレ装置3において使用者の着座を検知する着座検知センサの検知信号に基づいて制御される。なお、図7においては、リモコン27の内部構造を省略して示している。
紙巻器用キャビネット部22の下側には、照明部40が設けられている(図3参照)。照明部40は、箱状のキャビネット部41内に、照明装置42を設置している。
キャビネット部41は、左右の側面部41a,41aと、水平状の底面部41bと、前面部41cとを有し、これらの面部と、紙巻器用キャビネット部22の底面部39とにより、照明装置42の収納空間として扁平な箱状の空間を形成している。キャビネット部41は、前面部41cを、紙巻器用キャビネット部22の前側の開口端面に対して奥側(後側)に位置させている。また、キャビネット部41は、左右方向について、紙巻器用キャビネット部22の左右方向の寸法の略全体にわたる範囲で設けられている。
照明装置42は、例えばLED等の光源と、光源の動作を制御する制御基板等の制御部とを含む制御基板付きLEDユニットとして構成されている。照明部40は、照明装置42により、キャビネット2の下側の空間を照らし、トイレ4内において間接照明となる。
サイドキャビネット部23は、紙巻器用キャビネット部22の右側に設けられた収納部である。サイドキャビネット部23は、矩形板状の面部として、左側面部44および右側面部45と、背面部46と、水平状の底面部47とを有し、これらの面部と、上板部11の左右方向の中間部の右寄りの部分とにより、正面側を開放させた箱状の空間を形成するとともに、この空間を前側から塞ぐ開閉扉48を有する。なお、図6は、手洗器下キャビネット部21の開閉扉35およびサイドキャビネット部23の開閉扉48を取り外した状態の正面視を示している。
サイドキャビネット部23の左側面部44および右側面部45は、前後方向について、上板部11の幅寸法と略同じ寸法を有し、上下方向について、手洗器下キャビネット部21の左側面部31および右側面部32と略同じ寸法を有する。サイドキャビネット部23の底面部47は、紙巻器用キャビネット部22の底面部39と略同じ高さ位置に設けられている。
開閉扉48は、サイドキャビネット部23の内部空間に対して開閉可能に設けられており、開閉扉48の上端部の左右中央には、開閉用の取手部48aが設けられている。開閉扉48は、サイドキャビネット部23の左右の側面部に対してそれぞれ連結支持機構49により移動可能に連結されており、取手部48aをつまんで手前側に引くことで、下側に向けて開くことができるように設けられている。
サイドキャビネット部23の内部空間は、トイレ用品等の収納空間として用いられる。なお、開閉扉48の開閉構造は、本実施形態の下開き扉構造に限らず、例えば、左右にスライド可能なスライド扉構造等であってもよい。また、開閉扉48は、サイドキャビネット部23の内部空間に対して設けられた引出しの前面部をなす引出し扉であってもよい。
開閉扉48は、左側面部44および右側面部45の前側の端面である前端面44a,45aの全体または略全体を前側から覆っている。すなわち、左側面部44の前端面44aの前側には、開閉扉48の左側縁端部が位置しており、右側面部45の前端面45aの前側には、開閉扉48の右側縁端部が位置している。
また、開閉扉48は、底面部47の前側の端面である前端面47aの全体または略全体を前側から覆っている。すなわち、底面部47の前端面47aの前側には、開閉扉48の下側縁端部が位置している。また、開閉扉48は、その上側の端面である上端面を、上板部11の下面11bの直下に位置させている。
このような開閉扉48の配設態様によれば、サイドキャビネット部23において、開閉扉48の前側の板面である前面48bと、上板部11の前端面11gの左右中間部の右寄りの部分とが、正面側に露出した意匠面となる。なお、開閉扉48の前面48bは、上板部11の前端面11gよりもわずかに後側に位置している。
端部キャビネット部24は、電気部品等を収納したキャビネット部である。端部キャビネット部24は、矩形板状の面部として、左側面部51および右側面部52と、前面部53とを有し、これらの面部と、上板部11の右端の部分とにより、奥側(背面側)と下側を開放させた箱状の空間を形成している。
端部キャビネット部24の左側面部51および右側面部52は、前後方向について、上板部11の幅寸法と略同じ寸法を有し、上下方向について、サイドキャビネット部23の左側面部44および右側面部45と略同じ寸法を有する。端部キャビネット部24は、左側面部51を、サイドキャビネット部23の右側面部45の右側に重ねている。端部キャビネット部24の右側面部52により、キャビネット2の右側の側端面が形成されている。つまり、端部キャビネット部24の右側面部52の右側の板面である外側面52aが、後壁7の壁面7aに対する対向面となる。
端部キャビネット部24において、前面部53は、左側面部51および右側面部52に対して、面ファスナによる固定部54により着脱可能に設けられている。固定部54は、左側面部51および右側面部52の内側面51b,52bに対して「L」字状の取付金具55を介して前側に向けて設けられた面ファスナと、前面部53の裏面側に突設された支持突部56に後側に向けて設けられた面ファスナとによる係合作用によって、前面部53を固定している。固定部54は、左側面部51側および右側面部52側それぞれにおいて上下2箇所、計4箇所に設けられている。なお、前面部53の着脱構造としては、面ファスナに限らず、例えばマグネットを用いた構造等、他の着脱構造が用いられてもよい。
前面部53は、左側面部51および右側面部52の前側の端面である前端面51c,52cの全体または略全体を前側から覆っている。すなわち、左側面部51の前端面51cの前側には、前面部53の左側縁端部が位置しており、右側面部52の前端面52cの前側には、前面部53の右側縁端部が位置している。また、前面部53は、その上側の端面である上端面を、上板部11の下面11bの直下に位置させている。
このような前面部53の配設態様によれば、端部キャビネット部24において、前面部53の前側の板面である前面53bと、上板部11の前端面11gの右側の部分とが、正面側に露出した意匠面となる。なお、前面部53の前面53bは、上板部11の前端面11gよりもわずかに後側に位置している。
以上のような構成において、上板部11は、一体の板状部分として、キャビネット2が有する各キャビネット部の上面部を形成している。すなわち、上板部11は、左右方向の領域部分として、左側から右側にかけて、手洗器下キャビネット部21の上面部をなす第1面部11cと、紙巻器用キャビネット部22の上面部をなす第2面部11dと、サイドキャビネット部23の上面部をなす第3面部11eと、端部キャビネット部24の上面部をなす第4面部11fとを有する。また、上板部11は、前端面11gの反対側の面として、側壁6の壁面6aに対する後端面11hを有する。
また、キャビネット2が有する各キャビネット部の各面部は、例えば木製の板状部材を基材として構成されている。
端部キャビネット部24は、電気部品として、トイレ4内への人の入室を検知する人体検知センサ60や、図示せぬACアダプタ等の電源装置を収納している(図1から図3参照)。
人体検知センサ60は、マイクロ波を用いてトイレ4内への人の入室等を検出するマイクロ波センサであり、マイクロ波を送信し、送信したマイクロ波を受けた人体等の対象物から反射したマイクロ波を受信することにより、対象物の動き等を検出する。人体検知センサ60によるトイレ4内への人の入室についての検知情報に基づき、照明部40の照明装置42のON/OFF動作が制御される。
すなわち、照明装置42は、その制御部において人体検知センサ60のセンサ出力を受信し、その受信信号に基づき、LED等の光源の点灯/消灯を切り替える。例えば、人体検知センサ60によりトイレ4内への人の入室が検知されると、照明装置42はON状態となり(点灯し)、人体検知センサ60によりトイレ4内からの退室が検知されると、照明装置42はOFF状態となる(消灯する)。
人体検知センサ60は、右側面部52に対し、右側面部52の前縁部の上下中央部に支持金具等を介して支持されており、トイレ4の出入口に向けてマイクロ波を発信するように設置されている。本実施形態では、トイレ4内において後側(後壁7側)の側壁6と後壁7による隅部(図2において右上側の隅部)の近傍に位置する人体検知センサ60は、平面視で略対角線状となる斜め前方向をマイクロ波の発信方向とする(図2、矢印C1参照)。
以上のように、本実施形態に係るキャビネット2は、水平状のカウンター面2aをなす上板部11の下側に、トイレットペーパ26を保持する紙巻器25を設置するための収容空間22Aを形成する紙巻器用キャビネット部22と、紙巻器用キャビネット部22の左側の側方に設けられた手洗器下キャビネット部21と、紙巻器用キャビネット部22の右側の側方に設けられたサイドキャビネット部23とを備える。
すなわち、本実施形態において、手洗器下キャビネット部21は、紙巻器用キャビネット部22の一側の側方に設けられた第1の側方キャビネット部であり、サイドキャビネット部23は、紙巻器用キャビネット部22の他側の側方に設けられた第2の側方キャビネット部である。また、紙巻器用キャビネット部22は、収容空間22Aの底面をなす底板部としての底面部39を有する。
このような構成において、紙巻器用キャビネット部22の収容空間22Aの一側(左側)の側面は、手洗器下キャビネット部21の右側の側板部である右側面部32により形成されており、収容空間22Aの他側(右側)の側面は、サイドキャビネット部23の左側の側板部である左側面部44により形成されている。
右側面部32と左側面部44の下端部間に、紙巻器用キャビネット部22の底面部39が架設されている。つまり、紙巻器用キャビネット部22の底面部39は、手洗器下キャビネット部21の右側の端面部と、サイドキャビネット部23の左側の端面部との間に架設状態で設けられている。
紙巻器用キャビネット部22は、収容空間22Aを形成する面として、上板部11とともに紙巻器用キャビネット部22の上面部を構成する補助板28の下面28cと、背面部38の前面38cと、底面部39の上面39cと、手洗器下キャビネット部21の右側面部32の右側の板面である右側面32cと、サイドキャビネット部23の左側面部44の左側の板面である左側面44cとを有する。収容空間22Aの大部分は、これらの面により、正面側を開放させた空間として形成されている。
紙巻器用キャビネット部22の底面部39は、その前縁部を、右側面部32および左側面部44それぞれの前端面32a,44aよりも前側に突出させている。底面部39の左側の端面である左側端面39aの前端部は、右開閉扉35Rの右側の端面である右側端面35cの下端部に対向している。また、底面部39の右側の端面である右側端面39bの前端部は、開閉扉48の左側の端面である左側端面48cの下端部に対向している。
また、右側面部32の右側面32cと、右開閉扉35Rの右側端面35cとは、略同一の鉛直平面上に位置し、収容空間22Aの左側の内側面部を形成している。同様にして、左側面部44の左側面44cと、開閉扉48の左側端面48cとは、略同一の鉛直平面上に位置し、収容空間22Aの右側の内側面部を形成している。
紙巻器用キャビネット部22の収容空間22Aにおいて、リモコン27の下側の紙巻器25の設置空間は、正面側に矩形状に開口しており、かかる矩形状の開口部の開口端面部は、面一状の面部となっている。具体的には、紙巻器用キャビネット部22において、底面部39の前側の端面である前端面39dと、右開閉扉35Rの前面35bと、開閉扉48の前面48bと、収納状態の可動操作部27aの前面部と、上板部11の前端面11gとにより、面一状の面部が形成されており、この面一状の面部が、収容空間22Aの正面側の開口端面部となっている。そして、紙巻器用キャビネット部22は、紙巻器25の保持したトイレットペーパ26の前側の略1/4を、収容空間22Aの正面側の開口端面部から突出させている。
また、本実施形態に係るキャビネット2において、紙巻器用キャビネット部22の底面部39の下面39eには、底面部39に固定されるとともに側壁6の壁面6aに固定される補強部材としてのアングル部材70が設けられている。
図10から図12に示すように、アングル部材70は、「L」字状の横断面形状をなす直線状の部材である。つまり、アングル部材70は、矩形板状の部材が短手方向について「L」字状に屈曲した態様の長手状の部材である。アングル部材70は、金属製の部材であり、例えば、アングル部材70としてアングル鋼(山形鋼)が用いられる。ただし、アングル部材70は、補強部材として十分な強度が得られるものであれば、金属製の部材に限らず例えば樹脂製の部材等であってもよい。
アングル部材70は、「L」字状の横断面形状の一方の辺部をなす面部であるキャビネット側面部71と、同横断面形状の他方の辺部をなす面部である壁側面部72とを有する。キャビネット側面部71および壁側面部72は、いずれも平板状の部分であり、直角状の稜線部73を形成している。
アングル部材70は、キャビネット2の下側において、キャビネット側面部71をキャビネット2の底面側に沿わせるとともに、壁側面部72を側壁6の壁面6aに沿わせた状態で、キャビネット2および側壁6それぞれに対して固定部材であるネジ78,79により固定されている。
図11および図12に示すように、キャビネット側面部71は、上側の板面となる外側面71aと、下側の板面となる内側面71bとを有する。壁側面部72は、後側の板面となる外側面72aと、前側の板面となる内側面72bとを有する。なお、キャビネット側面部71および壁側面部72それぞれの縁端側の角部には、傾斜状の端面をなす面取部が形成されている。
アングル部材70は、その長手方向を左右方向として、紙巻器用キャビネット部22の底面側の後縁部に沿って設けられている。アングル部材70は、長手方向について底面部39の左右方向の寸法と略同じ寸法を有し、底面部39に対して左右方向の全体にわたるように設けられている。
アングル部材70は、底面部39の後縁部に対して下側からキャビネット側面部71をあてがうとともに、側壁6の底面部39よりも下側の部分に対して前側から壁側面部72をあてがうように配置された状態で、ネジ78,79により固定されている。アングル部材70において、キャビネット側面部71の前後方向の寸法(図7における左右方向の寸法)は、例えば、底面部39の前後方向の寸法の1/6~1/8程度である。
紙巻器用キャビネット部22の後下側において、底面部39の下面39eの後縁部と、背面部38の下側の端面である下端面38aとは、略面一状に連続している。底面部39に対し、アングル部材70は、キャビネット側面部71の外側面71aを底面部39の下面39eに対する接触側として、ネジ78により、底面部39に固定されている。
また、紙巻器用キャビネット部22の後側において、背面部38は、その後面38bを、側壁6の壁面6aに対する接触側としている。このように背面部38が沿う面となる壁面6aに対し、アングル部材70は、壁側面部72の外側面72aを壁面6aに対する接触側として、ネジ79により、側壁6に固定されている。したがって、背面部38の後面38bと、アングル部材70の外側面72aとは、略面一状に連続している。
図12に示すように、背面部38の下縁部38dは、底面部39と側壁6との間に挟持されている。すなわち、壁面6aに沿う背面部38は、アングル部材70上に乗った状態で設けられており、背面部38の下縁部38dは、底面部39の後側の端面である後端面39fと、壁面6aとの間に挟まれた状態で支持されている。
本実施形態では、アングル部材70の稜線部73上に、背面部38が位置している。ただし、背面部38の板厚やアングル部材70の板厚等によっては、背面部38は、キャビネット側面部71上に乗った状態で設けられることになる。
キャビネット側面部71および壁側面部72には、キャビネット側固定用のネジ78、および壁側固定用のネジ79をそれぞれ貫通させるための固定用孔部74,75が形成されている。キャビネット側面部71および壁側面部72それぞれにおいて、固定用孔部74,75は、それぞれアングル部材70の長手方向の両側の2箇所に形成されている。固定用孔部74は、キャビネット側面部71の前側の縁端部の近傍に形成されており、固定用孔部75は、壁側面部72の下側の縁端部の近傍に形成されている。
固定用孔部74,75は、アングル部材70の長手方向を長手方向とした長孔部分であり、キャビネット側面部71および壁側面部72においてアングル部材70の長手方向について共通の範囲で形成されている。固定用孔部74,75が長孔であることにより、左右方向についてのネジ78,79の螺挿位置等の施工誤差の許容範囲を広くすることができる。
ネジ78は、キャビネット側面部71に対して下側から固定用孔部74を貫通し、底面部39に対して下側から螺挿され、キャビネット側面部71を底面部39に固定する。また、ネジ79は、壁側面部72に対して前側から固定用孔部75を貫通し、側壁6に対して前側から螺挿され、壁側面部72を側壁6に固定する。このように、アングル部材70は、ネジ固定により、キャビネット側面部71をキャビネット2側に、壁側面部72を側壁6側に、それぞれ固定させた状態で設けられている。
また、本実施形態において、アングル部材70は、その長手方向について対称な形状を有する。また、アングル部材70は、「L」字状をなす側面視において、キャビネット側面部71と壁側面部72とによる角(直角)の二等分線を中心として対称な形状を有する。
以上のように、アングル部材70は、側壁6に固定された状態で、紙巻器用キャビネット部22を下側から支持し、紙巻器用キャビネット部22および紙巻器用キャビネット部22の側壁6に対する支持構造を補強している。
ここで、紙巻器用キャビネット部22の背面部38の固定支持構造について説明する。背面部38は、固定部材であるネジ77により、側壁6に固定されている(図7および図13参照)。背面部38の上縁端部の近傍には、ネジ77を貫通させる孔部38eが左右両側の2箇所に形成されている。ネジ77は、前側から孔部38eを貫通し、側壁6に対して前側から螺挿され、背面部38を側壁6に固定する。なお、図13に示す平面断面図は、図7におけるB-B位置の断面図である。
また、背面部38は、その右側の縁端部である右縁端部38fを、サイドキャビネット部23の左側面部44と側壁6との間に挟持させている(図13参照)。左側面部44の後側の縁端部の左側には、平面断面視で直角状をなす切欠き状の溝部44dが上下方向に沿って形成されている。背面部38は、左側面部44の溝部44dに右縁端部38fを嵌合させた状態で、左側面部44と側壁6との間に右縁端部38fを挟み込ませている。背面部38が右縁端部38fを溝部44dに嵌合させた状態で、背面部38の後面38bと、左側面部44の後側の端面である後端面44eとが面一状となり、これらの面が、壁面6aに対する対向面ないし接触面となる。
一方、背面部38は、その左側の端面である左端面38gを、右側面部32の後側の縁端部の右側面32cに当接させている。背面部38が左端面38gを右側面部32の右側面32cに当接させた状態で、背面部38の後面38bと、右側面部32の後側の端面である後端面32eとが面一状となり、これらの面が、壁面6aに対する対向面ないし接触面となる。
このように、背面部38は、ネジ77による固定部により、上縁部を側壁6に固定させるとともに、下縁部38dを底面部39と側壁6との間に挟持させ、右縁端部38fを左側面部44と側壁6との間に挟持させた状態で、固定支持されている。つまり、背面部38は、上側、下側、および右側の3方側の縁部を固定または挟持させた状態で設けられている。
なお、図13に示すように、手洗器下キャビネット部21の背面部33の右縁端部33fは、背面部38の右縁端部38fの左側面部44に対する嵌合態様と同様に、右側面部32の後側の縁端部の左側に形成された切欠き状の溝部32dに嵌合した状態で、右側面部32と側壁6との間に挟持されている。同様にして、サイドキャビネット部23の背面部46の左縁端部46fは、左側面部44の後側の縁端部の右側に形成された切欠き状の溝部44fに嵌合した状態で、左側面部44と側壁6との間に挟持されている。
本実施形態に係るキャビネット2においては、手洗器下キャビネット部21およびサイドキャビネット部23それぞれの後下側において、アングル部材70と同様のアングル部材(70A,70B)が、補強部材として設けられている。すなわち、キャビネット2は、紙巻器用キャビネット部22の下側のアングル部材70を中央アングル部材として有するとともに、アングル部材70の左側に設けられた左アングル部材70Aと、アングル部材70の右側に設けられた右アングル部材70Bとを有する。
左アングル部材70Aおよび右アングル部材70Bは、アングル部材70に対して左右に隣接配置されている。これらの3本のアングル部材(70,70A,70B)は、例えば端面同士を突き合わせ、左右方向に連なった状態で設けられている。
左アングル部材70Aは、その長手方向を左右方向として、手洗器下キャビネット部21の右半部の底面側の後縁部に沿って設けられている。左アングル部材70Aは、長手方向について底面部34の左右方向の寸法の略半分の寸法を有し、底面部34に対して左右方向の右半分の全体にわたるように設けられている。左アングル部材70Aは、底面部34の後縁部に対して下側からキャビネット側面部71をあてがうとともに、側壁6の底面部34よりも下側の部分に対して前側から壁側面部72をあてがうように配置された状態で、ネジ81,82により固定されている。
図示は省略するが、手洗器下キャビネット部21の背面部33の下縁部は、紙巻器用キャビネット部22の背面部38の下縁部38dと同様に、底面部34と側壁6との間に挟持されている。すなわち、壁面6aに沿う背面部33は、左アングル部材70A上に乗った状態で設けられており、背面部33の下縁部は、底面部34の後端面と壁面6aとの間に挟まれた状態で支持されている。
ネジ81は、キャビネット側面部71に対して下側から固定用孔部74を貫通し、底面部34に対して下側から螺挿され、キャビネット側面部71を底面部34に固定する。また、ネジ82は、壁側面部72に対して前側から固定用孔部75を貫通し、側壁6に対して前側から螺挿され、壁側面部72を側壁6に固定する。
以上のように、左アングル部材70Aは、側壁6に固定された状態で、手洗器下キャビネット部21の右半部を下側から支持し、手洗器下キャビネット部21および手洗器下キャビネット部21の側壁6に対する支持構造を補強している。
右アングル部材70Bは、その長手方向を左右方向として、サイドキャビネット部23の底面側の後縁部に沿って設けられている。右アングル部材70Bは、長手方向について底面部47の左右幅並びに左側面部44および右側面部45それぞれの板厚を含んだ左右方向の寸法と略同じ寸法を有し、底面部47に対して左右方向の全体にわたるように設けられている。右アングル部材70Bは、底面部47の後縁部に対して下側からキャビネット側面部71をあてがうとともに、側壁6の底面部47よりも下側の部分に対して前側から壁側面部72をあてがうように配置された状態で、ネジ83,84により固定されている。
図示は省略するが、サイドキャビネット部23の背面部46の下縁部は、紙巻器用キャビネット部22の背面部38の下縁部38dと同様に、底面部47と側壁6との間に挟持されている。すなわち、壁面6aに沿う背面部46は、右アングル部材70B上に乗った状態で設けられており、背面部46の下縁部は、底面部47の後端面と壁面6aとの間に挟まれた状態で支持されている。
ネジ83は、キャビネット側面部71に対して下側から固定用孔部74を貫通し、底面部47に対して下側から螺挿され、キャビネット側面部71を底面部47に固定する。また、ネジ84は、壁側面部72に対して前側から固定用孔部75を貫通し、側壁6に対して前側から螺挿され、壁側面部72を側壁6に固定する。
以上のように、右アングル部材70Bは、側壁6に固定された状態で、サイドキャビネット部23を下側から支持し、サイドキャビネット部23およびサイドキャビネット部23の側壁6に対する支持構造を補強している。
なお、本実施形態では、アングル部材(70,70A,70B)は、キャビネット2および側壁6それぞれに対して直接固定されているが、アングル部材の設置構造としては、例えば、アングル部材がキャビネット2および側壁6との間に、介装板などの他の部材を介在させた構成のものであってもよい。また、3本のアングル部材(70,70A,70B)の代わりに、これらのアングル部材を連続させた態様の1本のアングル部材が用いられてよい。
また、本実施形態に係るキャビネット2において、手洗器下キャビネット部21およびサイドキャビネット部23は、それぞれの底部をなす底面部34,47を有し、紙巻器用キャビネット部22の底面部39の下面39e側には、底面部39と、手洗器下キャビネット部21およびサイドキャビネット部23それぞれの底面部34,47とを互いに連結する連結部材としての連結板90(90A,90B)が設けられている。
連結板90は、略矩形状の外形を有する平坦な板状部材である。連結板90は、金属製の部材であり、ネジ91,92とともにキャビネット2の底側に固定される固定金具である。ただし、連結板90は、連結部材として十分な強度が得られるものであれば、金属製の部材に限らず例えば樹脂製の部材等であってもよい。
図14(a)、(b)、(c)に示すように、連結板90は、一方の板面を上面90aとし、他方の板面を下面90bとしている。連結板90の四隅には、傾斜状の端面をなす面取部90cが形成されている。連結板90は、キャビネット2の下側において、長手方向を左右方向として、上面90aをキャビネット2の底面側に沿わせた状態で、キャビネット2に対して固定部材であるネジ91,92により固定されている。
連結板90の長手方向の両端部には、ネジ91,92を貫通させるための円形状の孔部である固定用孔部93が形成されている。なお、固定用孔部93は、例えば連結板90の長手方向を長手方向とした長孔部分であってもよい。これにより、左右方向についてのネジ91,92の螺挿位置等の施工誤差の許容範囲を広くすることができる。
本実施形態では、連結板90として、紙巻器用キャビネット部22と手洗器下キャビネット部21との境界部を跨ぐように設けられた左側連結板90Aと、紙巻器用キャビネット部22とサイドキャビネット部23との境界部を跨ぐように設けられた右側連結板90Bとが設けられている。左側連結板90Aおよび右側連結板90Bは、前後方向についての配置位置を共通とし、キャビネット2の前後方向についての中央部よりも前側の位置に設けられている。
キャビネット2の底面側において、紙巻器用キャビネット部22と手洗器下キャビネット部21との境界部では、手洗器下キャビネット部21の底面部34の下面34cと、右側面部32の下側の端面である下端面32gと、紙巻器用キャビネット部22の底面部39の下面39eとは、面一状に連続している。このような面構造に対して、左側連結板90Aが、上面90a側を接触側として、下面視で右側面部32の下端面32gを横切る態様で設けられている。
詳細には、左側連結板90Aは、長手方向の中間部分を、右側面部32の下端面32gの下側に位置させ、一方の固定用孔部93の形成部位を含む左側の部分を、底面部34の下面34cの下側に位置させ、他方の固定用孔部93の形成部位を含む右側の部分を、底面部39の下面39eの下側に位置させている。そして、左側連結板90Aは、一方の固定用孔部93を貫通するネジ91と、他方の固定用孔部93を貫通するネジ92とによって固定されている。
左側のネジ91は、左側連結板90Aに対して下側から左側の固定用孔部93を貫通し、手洗器下キャビネット部21の底面部34に対して下側から螺挿されている。また、右側のネジ92は、左側連結板90Aに対して下側から右側の固定用孔部93を貫通し、紙巻器用キャビネット部22の底面部39に螺挿されている。
キャビネット2の底面側において、紙巻器用キャビネット部22とサイドキャビネット部23の境界部では、紙巻器用キャビネット部22の底面部39の下面39eと、左側面部44の下側の端面である下端面44gと、サイドキャビネット部23の底面部47の下面47cとは、面一状に連続している。このような面構造に対して、右側連結板90Bが、上面90a側を接触側として、下面視で左側面部44の下端面44gを横切る態様で設けられている。
詳細には、右側連結板90Bは、長手方向の中間部分を、左側面部44の下端面44gの下側に位置させ、一方の固定用孔部93の形成部位を含む左側の部分を、底面部39の下面39eの下側に位置させ、他方の固定用孔部93の形成部位を含む右側の部分を、底面部47の下面47cの下側に位置させている。そして、右側連結板90Bは、一方の固定用孔部93を貫通するネジ91と、他方の固定用孔部93を貫通するネジ92とによって固定されている。
左側のネジ91は、右側連結板90Bに対して下側から左側の固定用孔部93を貫通し、紙巻器用キャビネット部22の底面部39に螺挿されている。また、右側のネジ92は、右側連結板90Bに対して下側から右側の固定用孔部93を貫通し、サイドキャビネット部23の底面部47に螺挿されている。
以上のように、左側連結板90Aは、紙巻器用キャビネット部22の底面部39、および手洗器下キャビネット部21の底面部34のそれぞれに固定されることで、これらの底面部同士を連結し、紙巻器用キャビネット部22と手洗器下キャビネット部21との境界部分を下側から補強している。また、右側連結板90Bは、紙巻器用キャビネット部22の底面部39、およびサイドキャビネット部23の底面部47のそれぞれに固定されることで、これらの底面部同士を連結し、紙巻器用キャビネット部22とサイドキャビネット部23との境界部分を下側から補強している。
なお、本実施形態では、紙巻器用キャビネット部22と手洗器下キャビネット部21の境界部、および紙巻器用キャビネット部22とサイドキャビネット部23の境界部のそれぞれにおいて1個所ずつ連結板90が設けられているが、各境界部において複数の連結板90が設けられてもよい。例えば、連結板90は、上述した各キャビネット部間の境界部において、前後方向に所定の間隔を隔てて平行状に2本設けられてもよい。
以上説明した本実施形態に係るキャビネット2によれば、紙巻器用キャビネット部22を有する構成において、外観的にすっきりとした印象を与えることができ、意匠性を向上することができる。
本実施形態に係るキャビネット2において、紙巻器用キャビネット部22は、その収容空間22Aを形成する左右の側面部として、右側の開閉扉35によって前側から覆われる右側面部32と、開閉扉48によって前側から覆われる左側面部44とを用いている。このような構成によれば、収容空間22Aの正面側の開口部において、左右の側面部の正面側の端面、つまり木口が露出することを防止することができるので、意匠性を向上させることができる。
例えば、収容空間22Aの正面側の開口端面部において、左右の側面部の前側の端面が露出した構成の場合、側面部の前側の端面は、例えば木目を表すことで、底面部39の前端面39d等に比べて比較的目立つ部分となり、煩雑な印象を与え、意匠性を低下させる原因となる。これに対し、本実施形態の紙巻器用キャビネット部22の構成によれば、収容空間22Aの正面側の開口部において、左右の側面部の前側端面の露出の防止が図れることから、収容空間22Aの正面側の開口端面部においてスッキリとした外観を呈することができ、意匠性の向上を図ることができる。
また、紙巻器用キャビネット部22が収容空間22Aを形成する側面部として左右両側のキャビネット部の右側面部32、および左側面部44を用いた構成によれば、紙巻器用キャビネット部22が収容空間22A形成用の側面部を別途有する構成と比べて、収容空間22A形成用の側面部の板厚分、キャビネット2の左右方向のスペースを有効活用することができる。
また、本実施形態に係るキャビネット2において、紙巻器用キャビネット部22の底面部39の裏面には、キャビネット2および側壁6に対して固定されるアングル部材70が設けられている。
このような構成によれば、アングル部材70により、紙巻器用キャビネット部22を下側から支持することができるとともに、紙巻器用キャビネット部22および紙巻器用キャビネット部22の側壁6に対する支持構造を補強することができる。また、紙巻器用キャビネット部22自体が側面部を有さない構成においては、底面部39に反りが生じる可能性があるが、アングル部材70を設けることにより、底面部39の反りを抑制することができる。
また、補強部材としてアングル部材70を用いた構成によれば、例えば、側壁6に対する紙巻器用キャビネット部22の設置に際し、アングル部材70を事前に側壁6に固定することで、アングル部材70のキャビネット側面部71を、底面部39の支持面部として利用することができる。特に、底面部39を手洗器下キャビネット部21側またはサイドキャビネット部23側に連結する際、アングル部材70によって底面部39の保持性を向上することができる。これにより、側壁6に対するキャビネット2の設置について良好な施工性を得ることができる。
また、補強部材としてアングル部材70を用いた構成によれば、例えば、アングル鋼(山形鋼)を用いることで、補強部材を容易に製造することができる。
また、本実施形態では、紙巻器用キャビネット部22の下側のアングル部材70に加え、手洗器下キャビネット部21の下側の左アングル部材70A、およびサイドキャビネット部23の下側の右アングル部材70Bを有する。
このような構成によれば、左アングル部材70Aおよび右アングル部材70Bにより、手洗器下キャビネット部21およびサイドキャビネット部23を下側から支持することができるとともに、手洗器下キャビネット部21およびサイドキャビネット部23、並びにこれらのキャビネット部の側壁6に対する支持構造を補強することができる。結果として、キャビネット2の全体的な強度を向上させることができるとともに、キャビネット2の側壁6に対する支持強度を広い範囲で向上させることができる。
また、補強部材として3本のアングル部材(70,70A,70B)を用いた構成によれば、側壁6に対するキャビネット2の設置の施工性を効果的に向上させることができる。具体的には、例えば、側壁6に対するキャビネット2の設置に際し、3本のアングル部材(70,70A,70B)を事前に側壁6に固定することで、これらのアングル部材のキャビネット側面部71を、手洗器下キャビネット部21、紙巻器用キャビネット部22、およびサイドキャビネット部23の側壁6に対する位置決め支持用の部分として利用することができる。
すなわち、例えば、手洗器下キャビネット部21、紙巻器用キャビネット部22、およびサイドキャビネット部23をそれぞれユニットとして所定の順番で側壁6に設置する施工手順において、各キャビネット部の設置に際し、各キャビネット部に対応するアングル部材を、側壁6に対するキャビネット部の位置決め支持用の部分として利用することができる。これにより、複数のキャビネット部の床面5aからの高さを揃えたり各キャビネット部の水平を出したりする作業が容易となり、また、各キャビネット部の側壁6に対する固定やキャビネット部同士の連結等の作業が行いやすくなる。これらのことから、良好な施工性を得ることができる。
また、本実施形態のように、キャビネット2の下側に連結板90を有する構成においては、連結板90を、紙巻器用キャビネット部22の底面部39等、各キャビネット部の底面部に固定する際、アングル部材(70,70A,70B)のキャビネット側面部71を各キャビネット部の支持台として用いることができる。これにより、良好な作業性を得ることができる。
また、本実施形態に係るアングル部材70は、長手方向について対称な形状を有するとともに、側面視で角の二等分線を中心として対称な形状を有する。このような構成によれば、アングル部材70の取付けの向きの制約がなくなるので、施工性を向上させることができる。
また、本実施形態に係るキャビネット2において、紙巻器用キャビネット部22の底面部39の裏面には、手洗器下キャビネット部21およびサイドキャビネット部23の底面部34,47と連結するための連結板90が設けられている。
このような構成によれば、連結板90により、紙巻器用キャビネット部22と手洗器下キャビネット部21との境界部分、および紙巻器用キャビネット部22とサイドキャビネット部23との境界部分を下側から補強することができる。また、紙巻器用キャビネット部22自体が側面部を有さない構成においては、底面部39に反りが生じる可能性があるが、底面部39の左右両側に連結板90を設けることにより、底面部39の反りを抑制することができる。
以上のように実施形態を用いて説明した本発明に係るトイレ用キャビネットは、上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨に沿う範囲で、種々の態様を採用することができる。
上述した実施形態では、補強部材は、「L」字状の横断面形状をなすアングル部材70であるが、補強部材の形状は、上述した実施形態のものに限定されるものではない。補強部材としては、例えば、「T」字状や「U」字状や「H」字状の横断面形状をなす直線状の鋼材等であってもよい。また、上述した実施形態では、連結部材は、矩形板状の連結板90であるが、連結部材の形状は、上述した実施形態のものに限定されるものではない。連結部材としては、例えば、「L」字状や「T」字状の平面形状をなす板状の鋼材等であってもよい。
上述した実施形態では、キャビネット2は、側壁6に支持されることで全体的に床面5aから浮いた状態で設けられたフローティングタイプのものであるが、キャビネット2の構成は特に限定されるものではない。キャビネットとしては、例えば、左右方向の一部(一部のキャビネット部)を床面5a上に設置させた一部床面設置タイプのもの等であってもよい。
1 トイレシステム
2 キャビネット(トイレ用キャビネット)
2a カウンター面
3 トイレ装置
4 トイレ
6 側壁
6a 壁面
11 上板部
21 手洗器下キャビネット部(第1の側方キャビネット部)
22 紙巻器用キャビネット部
22A 収容空間
23 サイドキャビネット部(第2の側方キャビネット部)
25 紙巻器
26 トイレットペーパ
32 右側面部(側板部)
34 底面部
39 底面部(底板部)
39e 下面
44 左側面部(側板部)
47 底面部
70 アングル部材(補強部材)
70A 左アングル部材
70B 右アングル部材
90 連結板(連結部材)

Claims (3)

  1. トイレ内において壁面に沿って設置されるトイレ用キャビネットであって、
    水平状のカウンター面をなす上板部の下側に、トイレットペーパを保持する紙巻器を設置するための収容空間を形成する紙巻器用キャビネット部と、
    前記紙巻器用キャビネット部の一側の側方に設けられた第1の側方キャビネット部と、
    前記紙巻器用キャビネット部の他側の側方に設けられた第2の側方キャビネット部と、を備え、
    前記紙巻器用キャビネット部は、前記収容空間の底面をなす底板部を有し、
    前記収容空間の一側の側面は、前記第1の側方キャビネット部の側板部により形成されており、前記収容空間の他側の側面は、前記第2の側方キャビネット部の側板部により形成されている
    ことを特徴とするトイレ用キャビネット。
  2. 前記底板部の下面には、前記底板部に固定されるとともに前記壁面に固定される補強部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のトイレ用キャビネット。
  3. 前記第1の側方キャビネット部および前記第2の側方キャビネット部は、それぞれの底部をなす底面部を有し、
    前記底板部の下面側には、前記底板部と、前記第1の側方キャビネット部および前記第2の側方キャビネット部それぞれの前記底面部とを互いに連結する連結部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のトイレ用キャビネット。
JP2023219187A 2019-08-09 2023-12-26 トイレ用キャビネット Pending JP2024019700A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023219187A JP2024019700A (ja) 2019-08-09 2023-12-26 トイレ用キャビネット

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019148050A JP2021027916A (ja) 2019-08-09 2019-08-09 トイレ用キャビネット
JP2023219187A JP2024019700A (ja) 2019-08-09 2023-12-26 トイレ用キャビネット

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148050A Division JP2021027916A (ja) 2019-08-09 2019-08-09 トイレ用キャビネット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024019700A true JP2024019700A (ja) 2024-02-09

Family

ID=74666983

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148050A Pending JP2021027916A (ja) 2019-08-09 2019-08-09 トイレ用キャビネット
JP2022107327A Pending JP2022121672A (ja) 2019-08-09 2022-07-01 トイレ用キャビネット
JP2023219187A Pending JP2024019700A (ja) 2019-08-09 2023-12-26 トイレ用キャビネット

Family Applications Before (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019148050A Pending JP2021027916A (ja) 2019-08-09 2019-08-09 トイレ用キャビネット
JP2022107327A Pending JP2022121672A (ja) 2019-08-09 2022-07-01 トイレ用キャビネット

Country Status (1)

Country Link
JP (3) JP2021027916A (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021027916A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 Toto株式会社 トイレ用キャビネット
JP2021029272A (ja) * 2019-08-14 2021-03-01 株式会社Lixil トイレキャビネット

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6212681U (ja) * 1985-07-05 1987-01-26
JP2000279351A (ja) * 1999-03-31 2000-10-10 Toto Ltd トイレキャビネット
JP5024402B2 (ja) * 2010-02-26 2012-09-12 Toto株式会社 照明装置
JP6805807B2 (ja) * 2016-12-22 2020-12-23 Toto株式会社 トイレユニット
JP6910591B2 (ja) * 2017-02-08 2021-07-28 Toto株式会社 トイレキャビネット装置
JP2018134150A (ja) * 2017-02-20 2018-08-30 Toto株式会社 トイレ室用キャビネット
JP2020140858A (ja) * 2019-02-28 2020-09-03 コイト電工株式会社 足元灯、トイレシステム及び誘導方法
JP2021027916A (ja) * 2019-08-09 2021-02-25 Toto株式会社 トイレ用キャビネット
JP2021029272A (ja) * 2019-08-14 2021-03-01 株式会社Lixil トイレキャビネット

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022121672A (ja) 2022-08-19
JP2021027916A (ja) 2021-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2024019700A (ja) トイレ用キャビネット
JP6434757B2 (ja) トイレユニット
JP6805807B2 (ja) トイレユニット
JP2018134150A (ja) トイレ室用キャビネット
JP7236260B2 (ja) トイレ用キャビネット
JP2018153367A (ja) トイレ用カウンター
JP7342511B2 (ja) トイレ用キャビネット
JP2021078700A (ja) 洗面化粧台
KR20110005248U (ko) 화장실 칸막이용 프레임
JP6771188B2 (ja) トイレキャビネット
JP7068634B2 (ja) トイレユニット
JP7146605B2 (ja) トイレ用キャビネット
JP2020089679A (ja) トイレ空間
JP7253386B2 (ja) パネルユニット
WO2020116613A1 (ja) トイレ用キャビネット
JP7146604B2 (ja) トイレ用キャビネット
JP6235444B2 (ja) トイレユニット
JP7391624B2 (ja) 水栓装置
JPH0256088B2 (ja)
JP7187778B2 (ja) 洗面鏡の取付構造
GB2102039A (en) Built-in closet and/bidet
WO2020116614A1 (ja) トイレ空間及びトイレ設備
JPH0622057Y2 (ja) 大便所用荷物棚
JP2022119156A (ja) 壁掛け式便器の固定構造
JP2021078702A (ja) 洗面化粧台

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240124

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240124