JP2024017901A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2024017901A
JP2024017901A JP2022120850A JP2022120850A JP2024017901A JP 2024017901 A JP2024017901 A JP 2024017901A JP 2022120850 A JP2022120850 A JP 2022120850A JP 2022120850 A JP2022120850 A JP 2022120850A JP 2024017901 A JP2024017901 A JP 2024017901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
absorbent articles
conveyance path
absorbent article
moved
placement surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022120850A
Other languages
English (en)
Inventor
橋本 猛史
Takeshi Hashimoto
靖夫 篠木
Yasuo Shinoki
貴大 本田
Takahiro Honda
英聡 吉田
Hideaki Yoshida
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oji Holdings Corp
Original Assignee
Oji Holdings Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oji Holdings Corp filed Critical Oji Holdings Corp
Priority to JP2022120850A priority Critical patent/JP2024017901A/ja
Publication of JP2024017901A publication Critical patent/JP2024017901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
  • Registering Or Overturning Sheets (AREA)

Abstract

Figure 2024017901000001
【課題】吸収性物品の製造工程において、パッケージングされる一組の製品の配置が不揃いのままパッケージング工程に搬送されることを防止する技術を提供する。
【解決手段】吸収性物品の搬送装置であって、計数部と、前記吸収性物品を前記計数部外へと移動させる第1移動手段と、前記計数部に隣接して配置され前記第1移動手段により移動された前記吸収性物品を載置する第1載置面を備える第1搬送路と、前記第1搬送路で前記吸収性物品の所定方向への移動を規制する壁部と、前記第1搬送路に移動された前記吸収性物品を前記第1搬送路外へ移動させる第2移動手段と、前記第1搬送路と隣接する領域を含み、前記第2移動手段により移動された前記吸収性物品を載置する第2載置面及び前記吸収性物品を後工程に移動させる第3移動手段を備える第2搬送路と、整列機構とを有する搬送装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、吸収性物品を搬送する搬送装置に関する。
従来から、紙おむつなどの吸収性物品の製造を自動化する装置が知られている(例えば、特許文献1など)。特許文献1には、製品の形成機構と搬送機構と計数機構とを備える吸収性物品の製造装置が開示されている。特許文献1にも記載のように、このような装置では形成機構にて製品が形成され、搬送機構によって計数機構まで搬送されて、計数機構により製品の計数が行われた後、所定数量毎に、製品のパッケージングが行われる。そして、このようなパッケージングの工程も装置によって自動化されていることが一般的である。
特開2013-22369号公報
ところで、上記のような製造装置において、計数機構により製品の計数が行われた後、所定数量毎にパッケージングを行う工程(具体的にはそのための装置)に製品を搬送する際に、パッケージされる一組の製品の配置が不揃いになることがある。そして、一組の製品の配置が不揃いのままパッケージングを行う装置に搬送されると、パッケージングが正常に行われないという問題がある。
本発明は、このような問題に鑑み、吸収性物品の製造工程において、パッケージングされる一組の製品の配置が不揃いのままパッケージング工程に搬送されることを防止する技術を提供することを目的とする。
本開示の一側面に係る搬送機構は、複数の吸収性物品を搬送する搬送装置であって、
前記吸収性物品を計数するとともに所定領域に向けて搬送し、前記所定領域において所定数量毎の前記吸収性物品を一組としてその厚み方向に整列させる計数部と、
整列された前記一組の前記吸収性物品を、前記所定領域から前記計数部外へと移動させる第1移動手段と、
前記所定領域において整列された前記吸収性物品の前記厚み方向と水平面上で直交する方向の一つである第1方向で前記所定領域に隣接して配置され、前記第1移動手段により移動された前記一組の前記吸収性物品を載置する第1載置面を備える第1搬送路と、
前記第1搬送路に移動された前記一組の前記吸収性物品の前記厚み方向への移動を、前記厚み方向の両端部において規制する壁部と、
前記第1搬送路に移動された前記一組の前記吸収性物品を一括して、前記第1方向側の前記第1搬送路外へ移動させる第2移動手段と、
平面視において前記第1搬送路と前記第1方向において隣接する領域を含んで設けられ、前記第2移動手段により移動された前記一組の前記吸収性物品を載置する第2載置面と、前記第2載置面に載置された前記一組の前記吸収性物品を一括して後工程に移動させる第3移動手段とを備える第2搬送路と、を有しており、
前記第2搬送路の第2載置面は、前記第1搬送路の第1載置面よりも鉛直方向下側に配置される、搬送装置である。
本発明によれば、吸収性物品の製造工程において、パッケージングされる一組の製品の配置が不揃いのままパッケージング工程に搬送されることを防止する技術を提供することができる。
図1Aは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送装置の概略を示す概略平面図である。図1Bは、実施形態1に係る吸収性物品の概略について説明する模式図である。 図2Aは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第1の図である。図2Bは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第2の図である。 図3Aは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第3の図である。図3Bは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第4の図である。図3Cは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第5の図である。図3Dは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第6の図である。 図4Aは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送装置における搬送器について説明する概略図である。図4Bは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送装置における第3搬送路の配置について説明する図である。 図5Aは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第7の図である。図5Bは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第8の図である。図5Cは、実施形態1に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第9の図である。 図6Aは、実施形態1の第1変形例について説明する概略図である。図6Bは、実施形態1の第1変形例に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第1の図である。図6Cは、実施形態1の第1変形例に係る吸収性物品の搬送態様について説明する第2の図である。 図7Aは、実施形態1の第2変形例について説明する第1の図である。図7Bは、実施形態1の第2変形例について説明する第2の図である。図7Cは、実施形態1の第2変形例について説明する第3の図である。 図8Aは、実施形態1の第3変形例について説明する第1の図である。図8Bは、実施形態1の第3変形例について説明する第2の図である。図8Cは、実施形態1の第3変形例について説明する第3の図である。 図9Aは、実施形態2に係る吸収性物品の搬送装置の概略を示す概略平面図である。図9Bは、実施形態2に係る監視装置の機能構成について説明する図である。 図10Aは、実施形態2に係る吸収性物品の搬送装置において異常と判定される吸収性物品の態様の例を示す第1の図である。図10Bは、実施形態2に係る吸収性物品の搬送装置において異常と判定される吸収性物品の態様の例を示す第2の図である。図10Cは、実施形態2に係る吸収性物品の搬送装置において異常と判定される吸収性物品の態様の例を示す第3の図である。
以下に、本発明の具体的な実施形態について、図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の構成は例示であり、本発明はこれらの実施の形態の構成に限定されるものではない。
<実施形態1>
図1Aは、第1の実施形態に係る吸収性物品の搬送装置1の概略を示す概略平面図である。搬送装置1は、例えば紙おむつ、生理用品などの吸収性物品の製造ラインに配置され
、製造された吸収性物品の計数を行い所定数量の吸収性物品を一組として一組毎にパッケージング工程へと搬送する役割を果たす機構である。
また、図1Bは、搬送装置1によって搬送される吸収性物品100を簡略化して示すモデル図である。図1Bに示すように、吸収性物品100は、厚みT、縦方向長さT、横方向長さW、を有している。吸収性物品100は、例えば、製造工程において矩形状に折り畳まれた紙おむつ、矩形状に個包装された生理用品などを想定することができるが、必ずしも矩形状の形状である必要はない。
図1Aに示すように、搬送装置1は、計数部10と、第1搬送路20と、第2搬送路30と、を備え、吸収性物品100を、計数部10、第1搬送路20、第2搬送路30の順に搬送する。なお、図1A中の黒色矢印は、吸収性物品100の搬送経路を示している。
吸収性物品100は、前工程である製造工程において図示しない製造装置によって製造されたうえで、一枚ずつ製品投入口19から計数部10に搬入される。また、第2搬送路30に搬送された吸収性物品はさらに、後工程であるパッケージングのための装置(不図示)に搬送される。
(計数部について)
計数部10は、無端状ベルト12と、該無端状ベルト12から水平方向に延在するように設けられる複数の案内板11と、吸収性物品100を支持する支持部材(図示せず)と、計数手段(図示せず)とを備えており、吸収性物品100を計数するとともに押し出し領域14に向けて搬送し、押し出し領域14において所定数量毎の吸収性物品100を一組としてその厚み方向に整列させる。なお、押し出し領域14に搬送された吸収性物品100は、後述するプッシャー13によって、計数部10外へと移動させられる。
無端状ベルト12は図示しない回転駆動部により駆動され、等間隔に配置される略矩形状の案内板11を一定方向に循環移動させる。吸収性物品100は製品投入口19から二つの案内板11の間に投入され、無端状ベルト12が案内板11を移動させるのに伴って、二つの案内版11の間に挟まれた状態で押し出し領域14まで搬送される(図1A中の黒矢印参照)。この際、吸収性物品100は、厚みT方向が案内板11の移動方向と同じになるようにして二つの案内板11の間に投入され、底面が支持部材によって支持されるとともに、縦方向と幅方向によって規定される両面が二つの案内板11によって支持されることで、起立状態で搬送される。
押し出し領域14では、当該領域内に搬送された所定数量(例えば、本実施形態では8枚)の吸収性物品100が、等間隔に配置された案内板11を介して、厚み方向に整列した状態となる。そして、押し出し領域14内にある所定数量の吸収性物品100を一組として、プッシャー13が一組の吸収性物品100を一括して第1搬送路20に向けて押し出すことで、一組の吸収性物品100が第1搬送路20に向けて移動する。即ち、プッシャー13は第1移動手段に相当し、吸収性物品100を、その厚み方向と水平面で直交する一の方向である第1搬送路20側に移動させる。
なお、押し出し領域14において吸収性物品100が第1搬送路20に移動させられた後、各案内板11は無端状ベルト12によって製品投入口19に向けて移動し、製品投入口19において空になった二つの案内板11の間に再び新たな吸収性物品100が投入される。以上のように、計数部10は、吸収性物品の製造工程における計数機(計数機構)に相当する。
(第1搬送路について)
第1搬送路20は、押し出し領域14に隣接して設けられており、第1搬送路20に搬送された一組の吸収性物品100の厚み方向への移動を規制する壁部21と、計数部10の支持部材による吸収性物品100の支持面と略同一平面上に設けられる第1載置面22(図1Aでは不図示)と、後述する移動機構とを備えている。
図2A及び図2Bは、計数部10の押し出し領域14に配置された吸収性物品100が、プッシャー13によって第1搬送路20に移動される態様を説明する説明図である。図2A及びBに示す破線より左側を計数部10とし、右側を第1搬送路20として、プッシャー13(図2では不図示)が図2Aの白矢印方向に一組の吸収性物品100を同時に押し出すことにより、一組の吸収性物品100が計数部10から第1搬送路20に搬送される(図2B参照)。
図3A乃至図3Dは、第1搬送路20内での吸収性物品100の状態を説明する説明図であり、図3A及び図3Bは搬送方向から見た一組の吸収性物品100の状態を示し、図3C及び図3Dは、搬送方向に直交する方向から見た一組の吸収性物品100を示している。
第1搬送路20には、吸収性物品100の厚み方向両側(図3A、Bにおける左右)に、吸収性物品100の厚み方向への移動を規制するための壁部21が設けられている。ここで、第1搬送路20に移動した直後の各吸収性物品100は、他の吸収性物品100とは、少なくとも案内板11の厚み分の間隔を空けて整列した状態となっている。図3Aはそのような状態の一組の吸収性物品100を示している。このため、図3Bに示すように、両側の壁部21が図示しないアクチュエータによって内側(図3B中の白矢印の方向)に移動し、一組の吸収性物品100を厚み方向両側から挟みこんで、各吸収性物品100の間に隙間が無い状態にまとめる。そして壁部21が当該状態を維持することで、吸収性物品100は第1搬送路20内では、第1載置面22に載置され、かつ、厚み方向への移動が規制された状態となる。
上述のようにして一組の吸収性物品100がまとまった状態になると、次に吸収性物品100は、図3C、図3Dに示す送出板23を含む移動機構によって、第2搬送路30に向けて搬送される。送出板23は一組の吸収性物品100全体の厚みと同様の幅を備える板状部材であり、図示しないアクチュエータと接続されている。
壁部21によって、一組の吸収性物品100がまとまった状態になると、図3Cに示すように、第2搬送路30への搬送方向から見て吸収性物品100の後ろ側(図3C、Dにおける左側)の上方に待機していた送出板23が、アクチュエータによって図3C中の白矢印が示すように下降する。そして、図3Dに示すように、送出板23が吸収性物品100の後ろ側に配置された状態で、アクチュエータ(不図示)により第2搬送路30に向けて移動することで、一組の吸収性物品100が、第2搬送路30に向けて移動させられる。なお、一組の吸収性物品100を第2搬送路30へ移動させ終えた後は、壁部21及び、送出板23は、元の状態(待機状態)に復位する。
(第2搬送路について)
第2搬送路30は、第1搬送路20から搬送された一組の吸収性物品100を収容する搬送器31と、該搬送器31ごと一組の吸収性物品100を後工程に搬送するベルトコンベア32とを備えている。なお、本実施形態において、第2搬送路30は、図1Aに示すように、第1搬送路20からの吸収性物品100の搬送方向と平面視において直交する方向に延在している。
図4Aは、搬送器31の構成の概略を示す模式図である。搬送器31は、図4Aに示す
ように、吸収性物品100を載置する矩形の第2載置面33と、該第2載置面33の四辺のうち一方の対向する両辺から立設される壁板34とを備え、上方に開口した略コの字型の形状を有している。第2搬送路30は搬送器31を複数備えており、これら複数の搬送器31が間隔を空けてベルトコンベア32上に配置され、一組の吸収性物品100を収容した搬送器31がベルトコンベア32によって移動する構成となっている。
また、図4Bは、第2搬送路30の一部と第1搬送路20を、図1A中の白矢印の方向から見た状態を示す概略図であり、第1搬送路20と第2搬送路30の位置関係を示している。図4Bに示すように、第2搬送路30のベルトコンベア32は、第1搬送路20よりも鉛直方向下側に設けられており、第1搬送路20に隣接した位置に搬送器31が移動した場合には、第1載置面22と第2載置面33との間に、所定距離Dの高低差が生じる。なお、所定距離Dの長さには特に限定は無いが、第1搬送路20における吸収性物品100の搬送方向の長さ(本実施形態においては幅方向長さW)を超えないことが望ましい。
次に、図5A乃至Cに基づいて、第1搬送路20から第2搬送路30に一組の吸収性物品100を搬送する際の吸収性物品100の態様について説明する。図5Aは、一組の吸収性物品100が第1搬送路20の移動機構によって第2搬送路30に向けて、第1載置面22上を搬送される状態を示している。なお、図5Aに示すように、第1載置面22と第2載置面33との高低差である所定距離Dは、吸収性物品100の搬送方向の長さ、即ち本実施形態においては幅方向長さWよりも短くなっている。
送出板23によって後ろから押し出される態様で第2搬送路30に向けて搬送される一組の吸収性物品100は、図5Bに示すように、第1搬送路20と第2搬送路30との高低差によって、搬送方向前方(図5B中の右側)から、第2搬送路30に落下することになる。
そして、図5Cに示すように、第2搬送路30への移動が完了し、搬送器31に収容された際には、一組の吸収性物品100は、90度回転した状態で、即ち、従来は搬送方向前方に位置していた側を下にして第2載置面33上に載置されることになる。この際に、図5Cの破線で示すように、一組の吸収性物品100の上側が面一となり、このような状態で搬送器31に収容された一組の吸収性物品100が、搬送器31ごと後工程であるパッケージング装置に搬送される。
(従来技術の問題点)
ところで、製品投入口19から吸収性物品100が計数部10に搬入された際や、案内板11間に配置された状態で吸収性物品100を搬送している間に、無端状ベルト12からの吸収性物品100の距離が、他の吸収性物品100とは異なってしまうことがある(位置ズレする)。このような状態で、プッシャー13によって第1搬送路20に押し出された場合など、第1搬送路20に搬送された段階で、一組の吸収性物品100の搬送方向における端部の位置が不揃いになっている、という状況が発生する。
また、第1搬送路20に搬送された一組の吸収性物品100のうち、厚み方向両端部に位置し、壁部21と当接する吸収性物品100が、壁部21との摩擦によって、第1搬送路20内での移動が同一組の他の吸収性物品100に比べて遅れてしまう、といったことが生じる。さらに、壁部21による両側からの圧により、一部の吸収性物品100が搬送方向に押し出されてしまう、といったことも生じ得る。即ち、上記したような原因などにより、第1搬送路20から第2搬送路30に搬送された段階においては、一組の吸収性物品100がいずれかの端部において不揃いな状態で配置されるといった事象が発生する。
従来の吸収性物品の搬送装置(製造装置の搬送機構)においては、このような不揃いの状態のままでパッケージングを行う工程に吸収性物品が搬送されていた。そして、例えば袋状のパッケージに吸収性物品を押し込んで封入する際に、シール部に突出した一部の吸収性物品を噛みこんでしまう、突出した吸収性物品が邪魔になってシール部に隙間ができシールされていない部位が生じる、などといった不具合が生じる問題があった。
(本実施形態による効果)
この点、本実施形態に係る搬送装置1によれば、上述のように、第1搬送路20の第1載置面22と第2搬送路30における搬送器31の第2載置面33との間に、所定距離Dの高低差があることによって、それまでに不揃いな状態で一組の吸収性物品100が搬送されていたとしても、搬送器31に収容された状態では面一に揃った状態となる。このため、後工程でのパッケージングの際に、上記したような問題が生じることを防止することができる。
(変形例1)
なお、上記実施形態1では、第1搬送路20と第2搬送路30との間には、所定距離Dの高低差が設けられているだけであったが、以下のような変形を加えることも可能である。図6A乃至Cは、実施形態1に係る搬送装置の変形例について説明する図である。図6Aに示すように本変形例においては第1搬送路20と第2搬送路30との境界部分、具体的には第1載置面22の端部に、鉛直方向上下方向に可動な上下動壁40が設けられている。
上下動壁40は、第1搬送路20の一方の壁部21と他方の壁部21との間に亘って延在する略板状の部材であり、通常時には上端部が第1載置面22と同一平面になるように配置されている。上下動壁40は、図示しないアクチュエータにより上下動可能になっており、通常時の状態から上昇し上昇状態から通常時の状態に下降することができる。ここで、上下動壁40は、上昇時には第1載置面22から鉛直方向上側に突出することになる。
そして、図6B及び、図6Cに示すように、一組の吸収性物品100が第1搬送路20から第2搬送路30に搬送される際に、適切なタイミングで上下動壁40が上昇することで、一組の吸収性物品100が90度回転して第2載置面33に着地することを補助することができる。具体的には、吸収性物品100が上下動壁40の上方を通過する際に、吸収性物品100の搬送方向の後ろ半分側のいずれかの位置で上下動壁40を突出させることにより、吸収性物品100が搬送方向前方に向けて回転することに付勢することができ、単に第1載置面22から第2載置面33に落下させるよりも、確実に一組の吸収性物品100を90度回転させた状態で搬送器31に収納することができる。
(変形例2)
続けて、図7A乃至Cに基づいて他の変形例を説明する。図7A乃至Cに示すように、本変形例は変形例1と同様に、第1載置面22の端部に上下動壁40が設けられている。ただし、本変形例では第2載置面331が、第2載置面22と高低差の無い同一平面上に配置されている点において、変形例1とは異なっている。図7B及び、図7Cに示すように、本変形例のように第1載置面22と第2載置面331とに高低差が無い場合であっても、適切なタイミングで上下動壁40が上昇することで、一組の吸収性物品100を回転させて第2載置面331上に移動させることができる。なお、本変形例では、吸収性物品上下動壁40の突出する勢いや送出板23による搬送速度を調整することにより、図7Cに示すように吸収性物品100が180度回転して第2載置面331上に着地するようになっている。このように180度回転して着地することで、吸収性物品100の縦横の向きを第1搬送路20と第2搬送路30とで一致させることができる。
(変形例3)
図8A乃至図8Cに基づいて、さらに他の変形例について説明する。図8A乃至Cに示すように、本変形例は、第1載置面22の端部に上下動壁40が設けられており、第2載置面331が第2載置面22と面一に配置されている構成において、変形例2と同様である。ただし、本変形例では上下動壁40によって一組の吸収性物品100の端部を面一に揃える仕組みが異なっている。具体的には、本変形例では図8A、Bに示すように、送出板23が一組の吸収性物品100を第2載置面331側に移動させる際に、上下動壁40が予め上昇して突出することで一組の吸収性物品100が上下動壁40に押し付けられる。これによって一組の吸収性物品100の端部が面一に揃った状態となる。そして、図8Cに示すように、上下動壁40が下降して第1載置面22から突出する部分が無くなった後、さらに送出板23が一組の吸収性物品100を第2載置面331側に移動させることで、一組の吸収性物品100の端部が面一に揃った状態で第2搬送路30への移動が完了するようになっている。このような構成であれば、落下時や回転時のバウンドなどのイレギュラーな動きに起因して一組の吸収性物品100の端部が不揃いになってしまう、といった事態を防止することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態に係る搬送装置2は、実施形態1に係る搬送装置1に更なる構成を付加したものであり、概略は搬送装置1と同様の構成となっている。このため、搬送装置1と同様の構成要素については同一の符号を用い、詳細な説明も省略する。
図9Aは、本実施形態に係る吸収性物品の搬送装置2の概略を示す概略平面図である。図2Aに示すように、搬送装置2は概ね搬送装置1と同様の構成を有しており、計数部10と、第1搬送路20と、第2搬送路30と、を含んで構成される。そして、本実施形態においては、第2搬送路30に隣接して、監視装置50、異常セット押出手段54、異常セット排出路55、が設けられている点が、実施形態1の搬送装置1と異なっている。
監視装置50は、搬送器31に収納されて第2搬送路30を搬送される一組の吸収性物品100が、不揃いな状態になっていないかを監視する装置であり、図9Bに示すように、一組の吸収性物品の高さ(鉛直方向の位置)を検出する高さセンサ52と、制御部51とを備えている。なお、図9Bは、監視装置50の構成の概略を示すブロック図である。
制御部51は、例えば、接続バスによって相互に接続されたプロセッサ、主記憶装置、補助記憶装置、通信IF(interface)、入出力IFなどを構成要素に含むコンピュータとすることができる。また、制御部51は、高さ情報取得部511、異常判定部512、排出指示部513、の各機能モジュールを備えている。
高さ情報取得部511は、高さセンサ52から監視装置50の前を通過する一組の吸収性物品100の高さ情報を取得する。なお、高さセンサ52は例えばレーザーを用いた測域センサなどとすることができる。また、高さ情報取得部511が取得する高さ情報も、一組の吸収性物品100の高さ(即ち、鉛直方向の長さ)そのものであってもよいし、一組の吸収性物品100の高さが所定の閾値を超える場合にその旨を示す情報であってもよい。
異常判定部512は、高さセンサ52から取得した情報に基づいて一組の吸収性物品100についての異常の有無を判定する。具体的には、一組の吸収性物品100のうち、高さ方向に突出した吸収性物品100がある場合には、当該一組の吸収性物品100は異常のある組と判定される。図10A乃至Cに、異常がある場合の一組の吸収性物品100の
状態に係る例を示す。
図10A乃至Cは、搬送器31に収容された状態の一組の吸収性物品100を、第2搬送路30の搬送方向から見た状態を示している。図10A乃至Cに示す一組の吸収性物品100はいずれも、正常であれば図中の破線のラインに沿って高さが揃っているべきであるところ、破線のラインから上側に突出している吸収性物品100が含まれている。このような状態で後工程に搬送されると、パッケージングの際に不具合を生ずるおそれがある。このため、一組の吸収性物品100の高さが所定の閾値を超える場合、即ち、図10A乃至Cにおける破線のラインを超える部分がある場合には、異常判定部512が、当該一組の吸収性物品100には異常ありと判定を行う。
異常判定部512によって、異常ありの判定がなされた場合には、排出指示部513が、後述の異常セット押出手段54に、異常と判定された組の吸収性物品100を排出するように指令信号を送信する。
異常セット押出手段54は、排出指示部513から指示を受けた場合に、対象となる一組の吸収性物品100を、異常セット排出路55に向けて押し出すプッシャーである。図9Aに示すように、異常セット排出路55は後工程に向かう通常の搬送路とは別方向に分岐する経路であり、異常セット押出手段54によって異常セット排出路55に押し出された吸収性物品100は、パッケージングの工程に向かう搬送路から排出される。
以上のような構成を有する本実施形態によれば、第2搬送路30に搬送された一組の吸収性物品100が、高さ方向において不揃いとなっていた場合には、後工程に搬送することなく排出することができる。これによって、パッケージング工程において不具合を引き起こす態様で一組の吸収性物品100を搬送することを防止することができる。
なお、上記実施形態におけるプッシャー13が第1移動手段に、送出板23及び図示しないアクチュエータが第2移動手段に、ベルトコンベア32が第3移動手段に、監視装置50が高さ情報取得手段及び異常判定手段に、異常セット押出手段54及び異常セット排出路55が排出手段に相当する。
(変形例)
上記実施形態2では、異常判定部512が異常ありと判定した場合には、当該組の吸収性物品100は異常セット押出手段54及び異常セット排出路55によって、通常の搬送経路から排出される構成であったが、必ずしもこのようにする必要はない。具体的には、例えば、実施形態2に係る搬送装置2の構成から異常セット押出手段54及び異常セット排出路55を除き、異常判定部512が異常ありと判定した場合には、その旨をオペレータに報知するような構成を備えるようにしてもよい。このような構成であっても、異常ありと判定された吸収性物品の組の存在をオペレータが認識することができるため、オペレータの手によって異常のある組を通常の搬送経路から取り除くことができる。
<その他>
上記実施形態の説明は、本発明を例示的に説明するものに過ぎず、本発明は上記の具体的な形態には限定されない。本発明は、その技術的思想の範囲内で種々の変形及び組み合わせが可能である。例えば、上記実施形態1の変形例に係る上下動壁40の構成を実施形態2の構成と組み合わせるなど、技術的な矛盾が生じない限り実施形態及びその変形例の構成を相互に組み合わせることも可能である。
また、上記実施形態において第2移動手段は、送出板23及び図示しないアクチュエータであったが、これに替えて第1載置面22をベルトコンベアとし、ベルトコンベアによ
って吸収性物品100を第2搬送路30に搬送するようにしてもよい。また、第2搬送路30について、搬送器31を備える構成であったが、必ずしもそのようにする必要はなく、ベルトコンベア32に直接吸収性物品100を載置するようにしてもよい。さらに、上記実施形態では第2搬送路30は、第1搬送路20からの吸収性物品100の搬送方向に対して平面視で直交する方向に延在していたが、必ずしもこのようになっている必要はない。例えば、平面視において第2搬送路を第1搬送路の搬送方向の直線上に設け、搬送器を往復移動させるのであってもよいし、搬送器を観覧車のゴンドラのように三次元的に移動させるような第2搬送路としてもよい。
1、2・・・搬送装置
10・・・計数部
11・・・案内板
12・・・無端状ベルト
13・・・プッシャー
14・・・押し出し領域
19・・・製品投入口
20・・・第1搬送路
21・・・壁部
22・・・第1載置面
23・・・送出板
30・・・第2搬送路
31・・・搬送器
32・・・ベルトコンベア
33、331・・・第2載置面
40・・・上下動壁
50・・・監視装置
54・・・異常セット押出手段
55・・・異常セット排出路
100・・・吸収性物品
D・・・所定距離
T・・・厚み
V・・・縦方向長さ
W・・・幅方向長さ

Claims (6)

  1. 複数の吸収性物品を搬送する搬送装置であって、
    前記吸収性物品を計数するとともに所定領域に向けて搬送し、前記所定領域において所定数量毎の前記吸収性物品を一組としてその厚み方向に整列させる計数部と、
    整列された前記一組の前記吸収性物品を、前記所定領域から前記計数部外へと移動させる第1移動手段と、
    前記所定領域において整列された前記吸収性物品の前記厚み方向と水平面上で直交する方向の一つである第1方向で前記所定領域に隣接して配置され、前記第1移動手段により移動された前記一組の前記吸収性物品を載置する第1載置面を備える第1搬送路と、
    前記第1搬送路に移動された前記一組の前記吸収性物品の前記厚み方向への移動を、前記厚み方向の両端部において規制する壁部と、
    前記第1搬送路に移動された前記一組の前記吸収性物品を一括して、前記第1方向側の前記第1搬送路外へ移動させる第2移動手段と、
    平面視において前記第1搬送路と前記第1方向において隣接する領域を含んで設けられ、前記第2移動手段により移動された前記一組の前記吸収性物品を載置する第2載置面と、前記第2載置面に載置された前記一組の前記吸収性物品を一括して後工程に移動させる第3移動手段とを備える第2搬送路と、
    前記一組の前記吸収性物品が前記第1搬送路から前記第2搬送路に移動した際に、前記一組の前記吸収性物品の端部が面一に揃った状態となるように整列させる整列機構と、
    を有する、搬送装置。
  2. 前記整列機構として、前記第2搬送路の第2載置面を前記第1搬送路の第1載置面よりも鉛直方向下側に配置した構成を備え、
    前記一組の前記吸収性物品が前記第1搬送路から前記第2搬送路に移動する際に、進行方向に向けて90度又は180度回転して前記第1載置面から前記第2載置面に落下することで、前記第2載置面上で前記一組の前記吸収性物品の端部が面一に揃った状態となるように構成される、
    請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1搬送路は、前記整列機構として、前記第1搬送路の前記第1方向側の端部近傍に、前記第1方向と平面視において直交する方向に延在するとともに前記第1載置面から鉛直方向上側に向けて突出可能に設けられる上下動壁部をさらに備えており、
    前記第2移動手段が前記一組の前記吸収性物品を前記第2載置面側に移動させる際に、前記上下動壁部が鉛直方向上側に向けて突出して前記吸収性物品の前記第1方向に対する後ろ半分側のいずれかの箇所を押し上げることにより、前記一組の前記吸収性物品を進行方向に向けて90度又は180度回転させて前記第2載置面に着地させることで、前記第2載置面上で前記一組の前記吸収性物品の端部が面一に揃った状態となるように構成される、
    請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記第1搬送路は、前記整列機構として、前記第1搬送路の前記第1方向側の端部近傍に、前記第1方向と平面視において直交する方向に延在するとともに前記第1載置面から鉛直方向上側に向けて突出可能に設けられる上下動壁部をさらに備え、
    前記第1載置面と前記第2載置面とが同一平面に配置されており、
    前記第2移動手段が前記一組の前記吸収性物品を前記第2載置面側に移動させる際に、前記上下動壁部が突出することで前記一組の前記吸収性物品が前記上下動壁部に押し付けられて前記一組の前記吸収性物品の端部が面一に揃った状態となり、
    前記上下動壁部が収容された後、さらに前記第2移動手段が前記一組の前記吸収性物品を前記第2載置面側に移動させることで、前記一組の前記吸収性物品が前記第2搬送路に
    移動した際に、前記一組の前記吸収性物品の端部が面一に揃った状態となるように構成される、
    請求項1に記載の搬送装置。
  5. 前記第2搬送路に移動された前記一組の前記吸収性物品の鉛直方向の長さに係る情報を取得する高さ情報取得手段と、
    前記高さ情報取得により取得された前記一組の前記吸収性物品の鉛直方向の長さが所定の閾値を超える場合に、当該閾値を超える前記一組の前記吸収性物品に対して、異常ありと判定する異常判定手段、とをさらに有する、
    請求項1又は2に記載の搬送装置。
  6. 前記判定手段により異常ありと判定された前記一組の前記吸収性物品を、前記第2搬送路から排出する、排出手段をさらに備える、
    請求項5に記載の搬送装置。
JP2022120850A 2022-07-28 2022-07-28 搬送装置 Pending JP2024017901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022120850A JP2024017901A (ja) 2022-07-28 2022-07-28 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022120850A JP2024017901A (ja) 2022-07-28 2022-07-28 搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024017901A true JP2024017901A (ja) 2024-02-08

Family

ID=89806749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022120850A Pending JP2024017901A (ja) 2022-07-28 2022-07-28 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024017901A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4995740B2 (ja) 高速搬送用ベルトで複数の製品をバッチに組み合わせるための装置
JP3059990B2 (ja) 搬送物品の配分集積装置
EP3476777B1 (en) Feeding system
JP6374968B2 (ja) 菓子製品を回収するシステム
JP5822480B2 (ja) 箱詰め装置
JP2024017901A (ja) 搬送装置
JP2013086827A (ja) 包装体の集積装置
JP5232111B2 (ja) 物品供給装置
JP4960267B2 (ja) 物品供給装置
EP3971116A1 (en) Systems, devices, and methods for extendable conveyors
US20110315525A1 (en) Product discharge line
JP2020125208A (ja) 物品集積装置
KR101409020B1 (ko) 물품 정렬 공급장치
JP7114416B2 (ja) 箱詰め装置
JPH05124721A (ja) ストレージコンベアによる搬送方法
JP4276889B2 (ja) 自動箱詰め装置
JP2008030868A (ja) 農畜産物の分配整列装置
JP2020045177A (ja) 容器供給装置
US20240140638A1 (en) Box packing apparatus
CN216420218U (zh) 分拣系统
FR3092015A1 (fr) Systeme de tri/manutention de paquets a convoyeur a plateaux et unite de transfert par gravite
CN212314791U (zh) 一种上料装置
TWI835229B (zh) 樹脂供給裝置、樹脂成形系統及樹脂成形品之製造方法
JP6381923B2 (ja) 集積装置
CN220165297U (zh) 一种极片输送机构及极片生产线