JP2024015934A - 点検口構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】強固な固定構造によってパテ層の振動を抑えることができる点検口構造を提供する。【解決手段】点検口構造は、建物の天井下地材に固定された天井板、または、建物の内壁と、前記天井板に形成された点検口を前記天井板の裏面側において取り囲んだ状態で前記天井板に固定される、または、前記内壁に形成された点検口を前記内壁の裏面側において取り囲んだ状態で前記内壁に固定される、固定フレームと、前記固定フレームの内側面に固定される外枠フレームと、前記外枠フレームの枠内に回動可能に取り付けられて前記点検口を開閉する蓋体と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の天井裏空間を点検するための天井の点検口構造、または、建物の内壁裏空間を点検するための内壁の点検口構造に関する。
例えば、建物の天井構造において、室内空間と天井裏空間とを仕切る天井板に、天井裏空間を点検するための点検口を形成することが知られている。前記点検口の周辺部分に対応して構築される点検口構造は、前記点検口を塞ぐ蓋部材と、当該蓋部材を支持する枠部材とを備えている。枠部材は、前記点検口の開口端縁に沿うように設けられる(例えば、特許文献1参照)。
上記の点検口構造においては、点検口の開口端縁と枠部材との間に隙間が生じる場合がある。このような隙間が生じると、点検口構造を室内空間側から見たときの美観が低下してしまう。そこで、前記隙間にパテ剤を充填しつつ、前記点検口の周辺部分の所定範囲に亘って当該パテ剤を塗布してパテ層を形成する施工が行われる。これにより、点検口構造の美観の向上を図ることができる。
特開2002-349054号公報
このような点検口において、たとえば、天井裏の点検を行う場合、蓋体を開閉することによって、振動が発生することがある。当該振動により上記パテ層がヒビ割れ等を起こさないように綺麗な状態で保持するには、パテ層に加わる振動を抑えるまたは振動の発生自体を抑制する構造の点検口とすることが好ましい。建物の内壁に点検口構造を設ける場合も同様である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、強固な固定構造によってパテ層の振動を抑えるまたは振動の発生自体を抑制することができる点検口構造を提供することを目的とする。
本発明の一の局面に係る点検口構造は、天井下地材に固定された天井板と、前記天井板に形成された点検口を前記天井板の裏面側において取り囲んだ状態で前記天井板に固定される固定フレームと、前記固定フレームの内側面に沿って前記固定フレームに固定される外枠フレームと、前記外枠フレームの枠内に回動可能に取り付けられて前記点検口を開閉する蓋体と、を備える。
この点検口構造によれば、固定フレームが天井板に対して強固に固定されることにより、固定フレームの固定は強固となる。その結果として、点検口の周辺部分の所定範囲に亘ってパテ剤を塗布してパテ層を形成した場合において、たとえば、蓋体を開閉することによって振動が発生することがあっても、パテ層に加わる振動を抑えるまたは振動の発生自体を抑制することができる。これにより、パテ層に割れ等が生じる恐れがなく、パテ層を綺麗な状態で保持することができる。
点検口構造1の断面図である。 図1に示したII-II線の矢視断面図である。 図1に示した固定フレーム10の平面図である。 図3に示したIV-IV線の矢視断面図である。 図1に示した外枠フレーム20の平面図である。 図5に示したVI-VI線の矢視断面図である。 図1に示した蓋体30の平面図である。 図2の部分拡大図である。 本発明に係る外枠フレームの変形例を示す平面図である。 図9に示したX-X線の矢視断面図である。
以下、本発明に係る点検口構造1を実施するための最良の形態について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態の点検口構造1は、天井板Pと、固定フレーム10と、外枠フレーム20と、蓋体30と、外枠フレーム20に対して蓋体30を回動可能に連結する回動部材40を、主に有して構成される。なお、図1、図2及び図8では、蓋体30の断面形状が分かるようにハッチングにて示している。
図2に示すように、天井裏空間S2内には、複数の吊持金具(不図示)から吊り下げられる複数の野縁受71と、野縁受71と直交する方向に配置され、クリップ73を介して野縁受71に取り付けられる複数の野縁72と、からなる天井下地材70が張り巡らされる。
図1に示すように、天井板Pは、室内空間S1と天井裏空間S2とを仕切る板材であり、野縁72に固定される。点検口Oは、天井裏空間S2を点検するための開口である。点検口Oの形状は、特に限定されるものではないが、例えば矩形状である。
固定フレーム10は、図3に示すように、点検口Oの周縁を保護する枠となるものであり、点検口Oの形状に合わせて形成された矩形状の部材である。固定フレーム10は、天井板Pに対して天井裏空間S2側に配置され、天井板Pに固定される。
固定フレーム10は、天井板Pの天井裏空間S2側の面上において、図3に示すように、点検口Oの開口端縁に沿うように配置される。図3に示すように、固定フレーム10は、矩形状の点検口Oの4辺の夫々に対応して配置された4つの長尺状の枠体片10A~10Dを備えている。各枠体片10A~10Dには、図3に示すように、天井板Pに対して固定するためのビス挿通孔H1が長手方向に沿って2か所ずつ設けられている。
各枠体片10A、10Cの断面形状は、図4に示すように、上向きに開口を有する断面略C字型に形成される。各枠体片10B、10Dの断面形状も、各枠体片10A、10Cの断面形状と同様である。固定フレーム10の枠体片10Aは、図8に示すように、固定フレーム10の底面を構成する底板部121と、固定フレーム10の左右の側面を構成する一対の側板部122、123と、固定フレーム10の上面を構成する天板部124と、を有している。底板部121は、その下側に位置する天井板Pの上面にネジN1を用いて固定される。側板部122は、その左側に位置する野縁72の側面にネジN2を用いて固定される。側板部123は、その右側に位置する外枠フレーム20の枠部20Aの側面にネジN3を用いて固定される。天板部124は、その上側に位置する野縁受71の下面にネジN4を用いて固定される。各枠体片10B~10Dも枠体片10Aと同様に構成され、同様に各野縁受71及び野縁72に固定される。
外枠フレーム20は、蓋体30が点検口Oを塞ぐことが可能となるように、当該蓋体30を支持する枠状の部材である。外枠フレーム20は、図5に示すように、点検口Oの形状に対応して、中央部に矩形状の開口を有した矩形枠状に形成されている。外枠フレーム20は、図1及び図2に示すように、固定フレーム10の内側面に固定される。具体的には、外枠フレーム20は、図8に示すように、固定フレーム10の側板部123の内側面にネジN3を用いて固定される。
図5及び図6に示すように、外枠フレーム20の各枠部20A~20Dには、固定フレーム10に対する仮止め用のスリット孔H2が2か所ずつ上下方向に延びるようにして設けられている。なお、本実施形態では、図4に示すように、固定フレーム10の所定箇所にネジ止め用の貫通孔H3が穿設してあり、図示しない仮止め用のネジが、スリット孔H2を通って貫通孔H3に螺合されるようになっている。このようなスリット孔H2を設けておくことにより、外枠フレーム20を固定フレーム10に固定する際に、まずは仮止めを行って、外枠フレーム20の固定位置(高さ)及び傾きなどが適切か否かを判断することができる。
図5及び図6に示すように、外枠フレーム20の各枠部20A~20Dには、固定フレーム10に対する本止め用のネジ孔H4が上下方向に沿って3つ設けられている。3つのネジ孔H4は、図5に示すように、各枠部20A~20Dに、3か所ずつ設けられている。このようなネジ孔H4を設けておくことにより、外枠フレーム20を固定フレーム10に対して仮止めして、外枠フレーム20の位置調整を行った後に本止めを行うため、外枠フレーム20を所望の位置に固定することができる。すなわち、本止め状態においては、外枠フレーム20が固定フレーム10に対して確実に固定され、位置ずれ等の虞がない。また、上下3か所に配置されたネジ孔H4の何れかにネジを螺合させることにより、上下方向の位置を3段階に選択することができる。なお、ネジ孔H4に螺合するネジは、従来のドリルネジなどの固着具が好適に用いられる。
蓋体30は、点検口Oを開閉するためのものであり、外枠フレーム20の枠内に開閉可能に取り付けられて点検口Oを開閉する。蓋体30は、点検口Oよりも若干小さいサイズで形成された板状部材からなる。図7に示すように、蓋体30の一辺側には、後述する取付ブラケット42を取り付けるための取り付け穴31が2か所設けられている。
回動部材40は、外枠フレーム20に対して蓋体30をその一端側を中心に回動自在に取り付けている。蓋体30のその回動により点検口Oを開閉するものである。回動部材40は、図1及び図2に示すように、外枠フレーム20の一辺側に2か所設けられており、各回動部材40は、互いに離間して配置される。本実施形態では、回動部材40は、図1に示すように、蝶番にダンパーが備えられた一般にスライド蝶番と呼ばれる蝶番が使用され、蝶番本体41と、取付ブラケット42とを、リンク(不図示)と、ダンパー(不図示)と、を主に有して構成される。
蝶番本体41は、図1に示すように、外枠フレーム20側に取り付けられる部材である。なお、本実施形態では、蝶番本体41の所定箇所にネジ止め用の貫通孔が穿設してあり、図示しないネジなどによって、金属製の蝶番本体41が外枠フレーム20の内側面に取り付けられて固定されるようになっている。
取付ブラケット42は、図1に示すように、蓋体30側に取り付けられる部材である。本実施形態では、金属製の板状部材からなる取付ブラケット42が、図示しない取付金具を介して蓋体30に固定されるようになっている。取付ブラケット42は、図示しないリンクを介して蝶番本体41に回動可能に連結されるようになっている。
リンク(不図示)は、蝶番本体41及び取付ブラケット42に回動可能に取り付けられる部材であり、取付ブラケット42を蝶番本体41に対して折り畳み可能、及び所定角度に展開可能に連結するリンク手段として機能する。
ダンパー(不図示)は、蓋体30に取り付けられる取付ブラケット42が折り畳まれる方向に移動されると、当該取付ブラケット42の移動が緩やかになるようリンクの回動を緩衝・減衰する緩衝・減衰手段である。
このように、ダンパーを設けることにより、ダンパーの緩衝・減衰力によって蝶番が急激に開閉されないように規制され、その結果、スライド蝶番を介して外枠フレーム20に取り付けられる蓋体30の開閉も、ダンパーのクッション性によって緩やかな開閉動作が行われるようになる。
図1は、本実施形態に係る回動部材40を介して外枠フレーム20に取り付けられた蓋体30の開閉状態の軌跡を示している。(A)は外枠フレーム20に対して蓋体30が閉じられた状態を示し、(B)は同じく蓋体30が約20度展開された状態を示し、(C)は同じく蓋体30が最大展開角度(約110度)まで展開された状態を示している。
まず、外枠フレーム20に対して蓋体30が閉じられた状態(A)では、不図示のリンクが蝶番本体41側に折り畳まれ、蓋体30は取付ブラケット42とともに外枠フレーム20内に格納されている。この状態(A)では、蓋体30の下面は、天井板Pの下面と面一となる位置かあるいは若干上側に配置されている。特に、蓋体30の下面を天井板Pよりも若干上側に配置した場合には、見た目が美しく美観を高めることができる。
状態(A)から蓋体30が開かれると、状態(B)に示すように、不図示のリンクを介して蓋体30に固定された取付ブラケット42が回動する。さらに蓋体30が展開されていくと不図示のリンクが更に回動し、最大の展開角度位置においてそれ以上回動しないように規制・保持される。従って、蓋体30は所定の角度(本実施形態では約110度)を超えて展開しないように規制されるとともにその位置で保持される。
なお、展開された蓋体30を閉じる場合は、上記と逆に状態(C)から状態(B)を経て状態(A)となる。
また、本実施形態の点検口構造1は、さらに、外枠フレーム20に対して蓋体30が閉じられた状態(A)で蓋体30を係止する係止手段50を備える。本実施形態では、係止手段50として、プッシュラッチ構造を採用した。この構造によれば、閉じ方向に蓋体30を押すと蓋体30が閉位置に係止され、且つ、蓋体30を閉じ方向に再度押すと蓋体30の係止状態が解除される。この係止手段50は、図1に示すように、外枠フレーム20側に取り付けられるラッチケース51と、蓋体30側に取り付けられる突起52と、を主に有して構成される。ラッチケース51には、図示しないラッチが収納されている。ラッチには、突起52によって押圧される被押圧部(不図示)と、突起52の先端を保持可能な一対の可動部(不図示)とが設けられる。
係止手段50では、使用者が蓋体30を外側から押して突起52が被押圧部(不図示)を押圧すると、ラッチ(不図示)がラッチケース51内に後退すると同時に1対の可動部(不図示)が突起52の先端を挟持する。これにより、蓋体30は、開く方向に働く付勢力に抗して、係止手段50により閉位置(図1に示す状態(A))で係止され、蓋体30によって点検口Oが塞がれる。
さらに、この状態(A)から、閉じ方向に蓋体30を再度押すと、1対の可動部(不図示)が突起52の先端を解放して蓋体30の係止状態が解除される。これにより、蓋体30は、付勢力に従って、開き方向に回動し、点検口Oが開かれる。
上述のように、固定フレーム10は、天井板Pに固定されるだけではなく、野縁受71及び野縁72からなる天井下地材70にも固定されるので、固定フレーム10を強固に固定できる。
図8に示すように、本実施形態では、天井板Pの下面に対して、外枠フレーム20における下端22の位置が略面一となるように調整して固定された状態で、天井板Pの点検口O周辺の下面の角部付近(緩やかに傾斜した面、および、欠落した部分(欠落部))をパテ層P1で埋めることによって、外枠フレーム20の下端22(蓋体30側の端部)と略面一または面一となる面一化処理が施され、美しく見える外観となっている。この面一化処理によれば、ネジN1のネジ頭が隠されており、天井と点検口構造1を一体化(合体)させることで、意匠性の高い外観品質が実現されている。また、上述のように、固定フレーム10が強固に固定されるので、パテ層P1が振動により割れることがなく、パテ層P1を綺麗な状態で保持できる。なお、この面一化処理においては、外枠フレーム20の下端22をパテ層P1で埋めても(被覆しても)よく埋めなくても(被覆しなくても)よい。
また、本実施形態では、図8に示すように、外枠フレーム20の側面に、パテ剤によって形成されたパテ層P1(特に、上記欠落部と外枠フレーム20の側面との間に形成されたパテ層P1)を受け止める突起21が設けられている。これにより、突起21にパテ層P1が絡むことで、パテ層P1が位置ずれを起こしにくくなる。従って、パテ層P1がヒビ割れを起こしにくく、パテ層P1を綺麗な状態で保持できる。
以上説明したように、本実施形態の点検口構造1によれば、強固な固定構造によってパテ層P1の振動を抑えることができる。
また、本実施形態では、固定フレーム10が天井板Pの裏面側で固定されるので、固定フレーム10を天井裏空間S2に隠すことができる。これにより、見た目が美しく美観を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
上記実施形態では、固定フレームが天井板及び天井下地材の双方に対して固定されるように構成された場合について説明したが、必ずしも固定フレームは天井下地材に対して固定されていなくてもよく、固定フレームは、天井板のみに対して固定されるように構成されていればよい。
また、上記実施形態では、固定フレームの底面が天井板に対して固定され、固定フレームの上面及び側面が天井下地材に対して固定されるように構成された場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、固定フレームは、底面が天井板に対して固定され、固定フレームの少なくとも一部が天井下地材に固定されるように構成されていればよい。
また、上記実施形態において、外枠フレームは、枠体の四隅の内側にプレートを備えるように構成されていてもよい。例えば、以下の外枠フレームの変形例が考えられる。なお、以下の変形例において、上記実施形態と下二桁が同じ番号の符号は、同様のものであるので、説明を省略することがある。また、特に説明しない部分に関しては、上記実施形態と同様であるので、説明及び図示を省略することがある。
本変形例に係る外枠フレーム220は、図9に示すように、点検口Oの形状に対応して、中央部に矩形状の開口を有した矩形枠状に形成されている。また、外枠フレーム220の四隅の内側には、平面視でL字状のプレート280(280A~280D)が設けられている。このプレート280は、外枠フレーム220の変形を防止するための補強部材であり、かつ蓋体230の外枠フレーム220に対する位置決め部材として機能するものである。
具体的には、図9及び図10に示すように、プレート280Aは、隣接する枠部220A、220Bの隅角部の内側において、プレート280Aの下端280aが枠部220A、220Bの下端から所定距離離れた位置に、図示しないネジなどによって、取り付けられて固定されるようになっている。また、プレート280Bは、隣接する枠部220B、220Cの隅角部の内側において、上記プレート280Aと同様に、プレート280Bの下端280bが枠部220B、220Cの下端から所定距離離れた位置に設けられている。また、プレート280Cは、隣接する枠部220C、220Dの隅角部の内側において、上記プレート280Aと同様に、プレート280Cの下端280cが枠部220C、220Dの下端から所定距離離れた位置に設けられている。また、プレート280Dは、隣接する枠部220D、220Aの隅角部の内側において、上記プレート280Aと同様に、プレート280Dの下端280dが枠部220D、220Aの下端から所定距離離れた位置に設けられている。
なお、各プレート280A~280Dを外枠フレーム220の四隅に取り付ける際の上記所定距離は、蓋体230の下面から上面までの距離と同じ距離、または蓋体230の下面から上面までの距離よりも若干長い距離に設定されており、外枠フレーム220に対して蓋体230が閉じられた状態で、蓋体230の上面が各プレート280A~280Dの下端280a~280dに当接するようになる。
例えば、外枠フレーム220に蓋体230を取り付ける際に、上記所定距離が蓋体230の下面から上面までの距離と同じ距離に設定されている場合、蓋体230の下面を天井板P及び外枠フレーム220の下面と面一となる位置に配置することができる。また、外枠フレーム220に蓋体230を取り付ける際に、上記所定距離が蓋体230の下面から上面までの距離よりも若干長い距離に設定されている場合、蓋体230の下面を天井板P及び外枠フレーム220よりも若干上側に配置することができる。
したがって、本変形例によれば、外枠フレーム220の四隅の内側にプレート280が設けられていることで、外枠フレーム220が矩形枠状に強固に保持され、外枠フレーム220の変形を防止することができる。また、プレート280は、外枠フレーム220に対して蓋体230が閉じられた状態で、蓋体230の上面が各プレート280A~280Dの下端280a~280dに当接するように設けられていることで、外枠フレーム220に蓋体230を取り付ける際に、蓋体230の外枠フレーム220に対する位置決めを容易に行うことができる。
また、上記実施形態の外枠フレーム及び蓋体は、水平を保持した状態で時計回りに90°、180°、または270°回転させた状態で、固定フレームに取り付けても、上記実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、上記実施形態においては、建物の天井に点検口構造を設ける場合について説明したが、内壁と外壁との間の空間を点検するための点検口構造を内壁に設ける場合にも適用可能である。
1 点検口構造
10 固定フレーム
10A、10B、10C、10D 枠体片
20、220 外枠フレーム
20A、20B、20C、20D、220A、220B、220C、220D 枠部
21 突起
22 下端
30、230 蓋体
31 取り付け穴
40 回動部材
41 蝶番本体
42 取付ブラケット
50 係止手段
51 ラッチケース
52 突起
70 天井下地材
71 野縁受
72 野縁
73 クリップ
121 底板部
122、123 側板部
124 天板部
280、280A、280B、280C、280D プレート
280a、280b、280c、280d 下端
H1 ビス挿通孔
H2、H202 スリット孔
H3 貫通孔
H4、H204 ネジ孔
N1、N2、N3、N4 ネジ
O 点検口
P 天井板
P1 パテ層
S1 室内空間
S2 天井裏空間


本発明の一の局面に係る点検口構造は、建物の天井下地材に固定された天井板、または、建物の内壁と、前記天井板に形成された点検口を前記天井板の裏面側において取り囲んだ状態で前記天井板に固定される、または、前記内壁に形成された点検口を前記内壁の裏面側において取り囲んだ状態で前記内壁に固定される、固定フレームと、前記固定フレームの内側面固定される外枠フレームと、前記外枠フレームの枠内に回動可能に取り付けられて前記点検口を開閉する蓋体と、を備え、前記外枠フレームには、上下方向に延びた、前記固定フレームへの仮止め用スリット孔が複数設けられ、かつ、上下方向に沿って複数設けられた前記固定フレームへの本止め用ネジ孔が複数個所に設けられており、前記外枠フレームは、矩形枠状に形成され、四隅の内側に平面視でL字状のプレートが設けられており、前記プレートは、前記外枠フレームに対して前記蓋体が閉じられた状態において、前記プレートの下端が前記蓋体の上面に当接するように配置されていることを特徴とする。

Claims (8)

  1. 建物の天井下地材に固定された天井板、または、建物の内壁と、
    前記天井板に形成された点検口を前記天井板の裏面側において取り囲んだ状態で前記天井板に固定される、または、前記内壁に形成された点検口を前記内壁の裏面側において取り囲んだ状態で前記内壁に固定される、固定フレームと、
    前記固定フレームの内側面に固定される外枠フレームと、
    前記外枠フレームの枠内に回動可能に取り付けられて前記点検口を開閉する蓋体と、
    を備えた点検口構造。
  2. 前記固定フレームは、少なくとも一部が前記天井下地材または前記内壁に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の点検口構造。
  3. 前記外枠フレームには、上下方向に延びた、前記固定フレームへの仮止め用のスリット孔が複数設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の点検口構造。
  4. 前記外枠フレームには、上下方向に沿って複数設けられた前記固定フレームへの本止め用ネジ孔が複数個所に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の点検口構造。
  5. 前記外枠フレームは、矩形枠状に形成され、四隅の内側に平面視でL字状のプレートが設けられており、
    前記プレートは、前記外枠フレームに対して前記蓋体が閉じられた状態において、前記プレートの下端が前記蓋体の上面に当接するように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の点検口構造。
  6. 前記天井板の下面または前記内壁の内面に対して、前記外枠フレームにおける前記蓋体側の端部の位置が略面一となるように調整して固定された状態において、
    前記天井板の下面または前記内壁の内面にパテ剤を塗布してなるパテ層が形成されており、
    前記パテ層は、前記外枠フレームにおける前記蓋体側の端部と略面一に形成されている、または、前記外枠フレームにおける前記蓋体側の端部を被覆している、ことを特徴とする請求項1に記載の点検口構造。
  7. 前記天井板または前記内壁の前記外枠フレーム側の角部のうち少なくとも一部が欠落した欠落部が形成されており、
    前記欠落部は、前記パテ層に被覆されており、
    前記天井板側または前記内壁側の前記外枠フレームの側面の一部に、前記パテ層を受け止める突起が形成されていることを特徴とする請求項6に記載の点検口構造。
  8. 前記外枠フレームと前記蓋体との間に設けられ、前記蓋体を前記外枠フレームに対して係止・解除可能なプッシュラッチ構造を備えていることを特徴とする請求項1に記載の点検口構造。
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