JP7045893B2 - 横辷り出し窓の位置決め治具 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明に係る横辷り出し窓の位置決め治具は、建築物の開口部に設置される枠体内にステーを介して障子が開閉可能に設けられた横辷り出し窓で、前記ステーを前記枠体の縦枠に固定する際に使用され、前記縦枠に取り付けられる横辷り出し窓の位置決め治具であって、前記縦枠に固定される前記ステーの下端部に対応する高さに取り付けられる下部位置決め治具を備え、該下部位置決め治具は、前記ステーの下端部を支持する下部支持部と、前記ステーの屋内外方向の少なくとも一方への移動を規制する下部規制部と、前記縦枠から前記障子側に離間して配置され、前記ステーの前記障子側への移動を規制する下部挿入部と、を有し、前記下部挿入部は、屋内外方向に離れて一対配置され、前記縦枠と一対の前記下部挿入部との間に形成された空間には、前記ステーの下端部が挿入可能とされていることを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態に係る横辷り出し窓の位置決め治具が設置される横辷り出し窓を屋内側から見た斜視図である。
図1に示すように、横辷り出し窓100は、建築物の開口部Wに設けられ、四角形枠状に形成された枠体1と、枠体1に開閉可能に設けられた障子2と、を備えている。
なお、以下の説明において、屋外側と屋内側とを結ぶ方向を屋内外方向と称する。また、開口部Wが壁部を貫通する方向(壁部に対向する方向)から見た際の左側と右側を結ぶ水平方向を左右方向と称する。
図2及び図3に示すように、障子2は、開いた際には、下方に向かうにしたがって次第に枠体1から離間して屋外側に向かうように傾斜した姿勢となる。
まず、ステー30、支持ブラケット40、下部位置決め治具50及び上部位置決め治具60が取り付けられる縦枠13の構成について説明する。
図2及び図3に示すように、ステー30は、縦枠13の上部と障子2の縦框23の上部とを連結している。ステー30は、リンクベース31と、第一リンクアーム32と、第二リンクアーム33と、第三リンクアーム34と、を有している。
支持ブラケット40は、縦枠13の下部と縦框23の下部とを連結している。支持ブラケット40は、枠ベース41と、框ベース42と、第一支持アーム43と、第二支持アーム44と、を有している。
図4から図6に示すように、下部位置決め治具50は、取付部(下部支持部)51と、張出し部52a,52bと、挿入部(下部挿入部)53a,53bと、折曲部(下部規制部)54a,54bと、を有している。下部位置決め治具50は、縦枠13の取付部材130において、ステー30の下端部に対応する高さに取り付けられている。
図7は、上部位置決め治具60を示す図であり、障子2側から縦枠13側を見た一部を示した図である。図8は、図7のC-C線断面図である。なお、図7において、第一リンクアーム32の図示を省略している。
図7及び図8に示すように、上部位置決め治具60は、裏板部61と、傾斜係止部(上部規制部)62と、裏突出部63と、を有している。上部位置決め治具60は、縦枠13の取付部材130において、ステー30の上部に対応する高さに取り付けられている。
図2に示す障子2が閉じた状態から、操作者が障子2の下端部に設けられたレバー25(図1参照。以下同じ。)を持って屋外側に押す。図3に示すように、ステー30では、第一リンクアーム32は、上端部に設けられた第二上部リンク軸37及び下端部に設けられた第一上部リンク軸36を中心に回動する。また、第三リンクアーム34は、上端部に設けられた第三上部リンク軸38及び下端部に設けられた第四上部リンク軸39を中心に回動する。
まず、建築物の開口部Wに、四角形枠状に組み立てられた枠体1を不図示の螺子等により取り付ける。なお、枠体1の縦枠13には、予め上部位置決め治具60を螺子止めして取り付けておく。
次に、本発明の変形例に係る横辷り出し窓について、主に図9から図13を用いて説明する。
図9は、本発明の一実施形態の変形例に係る横辷り出し窓の位置決め治具の下部位置決め治具を示す図である。図10は、図9のD-D線断面図である。図11は、図9のE-E線断面図である。
下記に示す変形例の説明において、前述した部材と同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本変形例では、図12及び図13に示すように、上部位置決め治具60Aは、取付部161と、第一折曲部162と、上下部163と、第二折曲部164と、傾斜係止部(上部規制部)165と、を有している。上部位置決め治具60Aは、縦枠13の取付部材130において、ステー30の上部に対応する高さに取り付けられている。
2…障子
11…上枠
12…下枠
13…縦枠
14…見込み板部
20…框体
21…上框
22…下框
23…縦框
25…レバー
29…ガラス
30…ステー
31…リンクベース
32…第一リンクアーム
33…第二リンクアーム
34…第三リンクアーム
36…第一上部リンク軸
37…第二上部リンク軸
38…第三上部リンク軸
39…第四上部リンク軸
40…支持ブラケット
41…枠ベース
42…框ベース
43…第一支持アーム
44…第二支持アーム
46…第一下部リンク軸
47…第二下部リンク軸
48…第三下部リンク軸
50…下部位置決め治具
51…取付部(下部支持部)
51u…上面
52a,52b…張出し部
53a,53b…挿入部(下部挿入部)
54a,54b…折曲部(下部規制部)
60…上部位置決め治具
61…裏板部
62…傾斜係止部(上部規制部)
63…裏突出部
100…横辷り出し窓
130…取付部材
131…取付板部
W…開口部
Claims (3)
- 建築物の開口部に設置される枠体内にステーを介して障子が開閉可能に設けられた横辷り出し窓で、前記ステーを前記枠体の縦枠に固定する際に使用され、前記縦枠に取り付けられる横辷り出し窓の位置決め治具であって、
前記縦枠に固定される前記ステーの下端部に対応する高さに取り付けられる下部位置決め治具を備え、
該下部位置決め治具は、
前記ステーの下端部を支持する下部支持部と、
前記ステーの屋内外方向の少なくとも一方への移動を規制する下部規制部と、
前記縦枠から前記障子側に離間して配置され、前記ステーの前記障子側への移動を規制する下部挿入部と、を有し、
前記下部挿入部は、屋内外方向に離れて一対配置され、
前記縦枠と一対の前記下部挿入部との間に形成された空間には、前記ステーの下端部が挿入可能とされていることを特徴とする横辷り出し窓の位置決め治具。 - 前記下部支持部は、前記ステーの下端部に点接触可能に構成されている請求項1に記載の横辷り出し窓の位置決め治具。
- 前記縦枠に固定される前記ステーの上部に対応する高さに取り付けられる上部位置決め治具を備え、
該上部位置決め治具は、
前記ステーの屋内外方向の少なくとも一方への移動を規制する上部規制部を有する請求項1または2に記載の横辷り出し窓の位置決め治具。
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