JP4994348B2 - 障子の取付構造及び建具 - Google Patents

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Description

本発明は、障子の取付構造及び建具に関し、より詳細には、障子を構成する框部材を開口枠の枠部材に係合手段を介して係合させて、障子を開口枠に取り付けた障子の取付構造、並びにこれを備えた建具に関するものである。
従来、嵌め殺し窓(FIX窓)と称されるような建具が知られている。この建具は、建物の躯体に設けられた開口枠に障子が取り付けられ、その後取り付けられた障子が仮固定を経て本固定されて装着されて成るものである。
開口枠は、躯体に形成された例えば矩形状の開口の上縁部、下縁部及び両側縁部に、上枠部材、下枠部材及び一対の縦枠部材がそれぞれ設置されて矩形の枠状に構成されたものである。障子は、上框部材、下框部材及び一対の縦框部材によって構成される矩形状の框の内部にガラス板等の面材が保持されて構成されたものである。
かかる障子は、例えば室外側から開口枠に進入し、下框部材に設けられたスペーサが下枠部材に設けられた嵌合溝部に嵌合することにより、下框部材が下枠部材に係合して下枠部材に載置された状態で取り付けられる。開口枠に取り付けられた障子は、開口枠を構成する各枠部材により室内側への移動が規制されており、更にスペーサが嵌合溝部の室外側縁部に当接して室外側への水平移動が規制されることから枠部材の見込方向(室内外方向)に沿った移動が規制されている。
このようにして取り付けられた障子は、上框部材に設けられた係止部が上枠部材に設けられた被係止部に係止されて開口枠に仮固定され、その後締結金具により框部材が枠部材に固定されて本固定されて装着される(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−119356号公報
ところで、上述したような建具において、開口枠に取り付けられた障子、すなわち開口枠に仮固定される前の状態の障子は、枠部材の見込方向に沿った移動が規制されているものの、スペーサと嵌合溝部の室外側縁部との接触部分を回動軸として室外側に向けて回動することは規制されておらず、必ずしも下框部材は下枠部材に十分に係合されているものとはいえず、結果として障子が開口枠に良好に取り付けられていなかった。そのため作業者は、障子を開口枠に装着する作業において開口枠に取り付けられた障子を仮固定する際、障子の姿勢に十分に注意して仮固定を行わなければならず、作業時間を必要以上に要し、作業効率に優れたものとはならなかった。
特に、一旦装着した障子の面材がその後に破損等して該障子を交換する場合には顕著であった。作業者は締結金具による固定を解除して障子を開口枠に仮固定された状態にした後、係止部と被係止部との係止状態を解除することになる。かかる係止状態が解除されると障子は開口枠に取り付けられた状態になるが、作業者は、障子の姿勢に十分に注意しながら開口枠から取り外す必要があり、作業時間の長大化を招来し、結果的に作業効率に優れたものとはならない。
本発明は、上記実情に鑑みて、障子の装着作業及び取り外し作業における作業効率の向上を図ることができる障子の取付構造及び建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、開口枠を構成する枠部材に障子を構成する框部材を係合手段により係合させることにより、前記障子を前記開口枠に取り付けた障子の取付構造において、前記係合手段は、前記框部材及び前記枠部材のいずれか一方に形成された係合溝と、前記框部材及び前記枠部材のいずれか他方に形成され、かつ前記係合溝に進入する係合部材とを備えて成り、前記係合部材は、前記係合溝を構成する一の壁部に接して前記障子が室内側及び室外側のいずれか他方に向けて前記枠部材の見込方向に沿って移動することを規制する第1規制片と、自身が前記係合溝を構成する他の壁部に当接した場合に、前記第1規制片と前記一の壁部との接触部分を回動軸とした前記障子の回動を規制する第2規制片とを備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る障子の取付構造は、前記第2規制片は、自身が前記係合溝の他の壁部に当接するまでは前記障子が前記回動軸の回りに回動することを許容する一方、自身が前記他の壁部に当接した場合に前記障子の回動を規制することを特徴とする。
また、本発明に係る障子の取付構造は、前記第2規制片は、自身の基端が前記第1規制片の先端に連続する態様で該第1規制片に連結し、かつ前記第1規制片の延在方向に対し、前記室内側及び前記室外側のいずれか一方に向けて傾斜して形成されたことを特徴とする。
また、本発明に係る建具は、上述した障子の取付構造のいずれか一つを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、係合部材を構成する第1規制部が、係合溝を構成する一の壁部に接して障子が室内側及び室外側のいずれか他方に向けて枠部材の見込方向に沿って移動することを規制し、係合部材を構成する第2規制部が、自身が係合溝を構成する他の壁部に当接した場合に、障子が第1規制片と一の壁部との接触部分を回動軸として回動することを規制するので、障子が開口枠に取り付けられた状態では、障子が枠部材の見込方向に沿って移動することを規制するだけでなく、第1規制片と係合溝との接触部分を回動軸として回動することも規制している。よって、開口枠に取り付けられた状態にある障子を落下させてしまう虞れがない。
このように開口枠に取り付けられた障子を落下させてしまう虞れがないので、開口枠に取り付けられた状態にある障子を装着させる場合に、作業者は障子の姿勢に必要以上に注意しなくて良く、作業時間を短縮させることができる。また、一旦開口枠に装着した障子を交換する場合にも、開口枠に取り付けられた状態の障子を取り外す際に、作業者は障子の姿勢に必要以上に注意しなくて良く、作業時間を短縮させることができる。従って、障子の装着作業及び取り外し作業における作業効率の向上を図ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る障子の取付構造及び建具の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1及び図2は、それぞれ本発明の実施の形態である障子の取付構造が適用された建具を示すものであり、図1は、障子が取り付けられる前の状態を示す縦断面図であり、図2は、障子が取り付けられた状態を示す縦断面図である。尚、これら図1及び図2、並びに以降の図においては、図面を見やすくするために主要な構成部材については断面を示すハッチングを適宜省略して示している。
ここで例示する建具は、開口枠10に対してガラス窓(障子)20を固定して装着したもので、特に「嵌め殺し窓(FIX窓)」と称されるものである。嵌め殺し窓は、開口枠10と、ガラス窓20とを備えて構成してある。
開口枠10は、建物の躯体1に設けてあり、上枠部材11、下枠部材12及び一対の縦枠部材13によって矩形の枠状に構成したものである。上枠部材11は、開口枠10の上縁部を構成し、水平方向に沿って延在する長尺状のものである。この上枠部材11は、上側室内部材11aと上側室外部材11bとを備えている。
上側室内部材11aは、例えばアルミ材のような金属材を適宜加工して成り、開口枠10により形成された開口2の周面を構成するものである。この上側室内部材11aは、躯体1にビス止め固定されており、詳細を図には明示していないが被係止部14が設けてある。また上側室内部材11aには、室外側を臨む部位にシール材(気密材)15aが取り付けてある。
上側室外部材11bは、例えばアルミ材のような金属材を適宜加工して成り、ビス止め固定されて躯体1から室外側に突出した状態で設けてある。この上側室外部材11bには、室外側を臨む部位にシール材15bが取り付けてある。尚、上側室外部材11bと上側室内部材11aとの間には、図には明示していないが、例えばウレタン樹脂製の断熱部材が介在させてある。
下枠部材12は、開口枠10の下縁部を構成し、水平方向に沿って延在する長尺状のものである。この下枠部材12は、下側室内部材12aと下側室外部材12bとを備えている。
下側室内部材12aは、上側室内部材11aと同様に例えばアルミ材のような金属材を適宜加工して成り、開口枠10により形成された開口2の周面を構成するものである。この下側室内部材12aは、躯体1にビス止め固定されており、室外側を臨む部位にシール材16aが取り付けてある。
下側室外部材12bは、上側室外部材11bと同様に例えばアルミ材のような金属材を適宜加工して成り、下側室内部材12aとの間に例えばウレタン樹脂製の断熱部材12cを介在させて、ビス止め固定されて躯体1から室外側に突出した状態で設けてある。
この下側室外部材12bには、係合溝17が設けてある。係合溝17は、下側室外部材12bの延在方向(下枠部材12の長手方向)に沿って形成された長尺状のものであり、下側室外部材12bの上面に形成されたスリット開口171を通じて外部と連通している。
このような係合溝17は、下壁部172、上壁部173及び縦壁部により構成してあり、縦壁部は、室外側に位置する室外側縦壁部174と室内側に位置する室内側縦壁部175とにより構成してある。下壁部172は、係合溝17の底面を成すもので室内側縦壁部175に接合する部位から室外側縦壁部174に接合する部位に向けて漸次下方に傾斜する態様で延在している。上壁部173は、下側室外部材12bの上面を構成し、かつ係合溝17の天面を成すもので、室内側から室外側に向けて水平に延在している。この上壁部173は、室内側端部が室内側縦壁部175に接合しており、室外側端部が室外側縦壁部174と離間し、上記スリット開口171を形成している。また、上壁部173の室外側端部は肉厚に形成してある。このような下側室外部材12bにおいても、室外側を臨む部位にシール材16bが取り付けてある。
一対の縦枠部材13は、開口枠10の両側縁部を構成し、それぞれ上下方向に沿って延在する長尺状のものである。これら一対の縦枠部材13においても、図には明示しないが、上枠部材11及び下枠部材12と同様に、開口枠10により形成された開口2の周面を構成する室内部材、並びに躯体1から室外側に突出した状態で設けられた室外部材を備えている。また室内部材及び室外部材のそれぞれには、室外側を臨む部位にシール材が取り付けてあり、しかも室内部材と室外部材との間には断熱部材を介在させてある。尚、これら一対の縦枠部材13は、それぞれの下端部が上記係合溝17における両側部を覆っている。
ガラス窓20は、上框部材21、下框部材22及び一対の縦框部材23によって構成される矩形状の框の内部にガスケット24を介して面材であるガラス板25を保持して成るものである。
上框部材21は、ガラス板25の上端部を保持するものである。この上框部材21には、係止片211が設けてある。係止片211は、上框部材21の見込方向に沿って室内側に向けて突設してあり、詳細は後述するが、上枠部材11を構成する上側室内部材11aの被係止部14に係止するものである。
下框部材22は、ガラス板25の下端部を保持するものである。この下框部材22には、係合金具(係合部材)30が設けてある。係合金具30は、鋼板を加工して形成したものであり、下框部材22の下面にビス止め固定されて取り付けてある。ここで、係合金具30は複数あり、下框部材22の長手方向に所定間隔ごとに設けてあるものとする。
図3及び図4は、それぞれ図1及び図2に示した係合金具30を示すものであり、図3は、係合金具30を図1及び図2と同じ方向から見た場合を示す説明図であり、図4は、図3に示した係合金具30を下方から見た場合を示す説明図である。係合金具30は、下枠部材12の係合溝17とともに係合手段を構成し、下框部材22にビス止め固定される基部31を有している。基部31には、ビスが貫通するための貫通孔32が設けてある。この基部31の室外側端部は下方に向けて屈曲されている。
一方、基部31の室内側端部には2つの切欠33が形成されて1つの舌片状の支持片34と、2つの舌片状の係合片35とが設けられている。支持片34は、2つの係合片35の間にあり、基部31の室内側端部から下方に延在する垂下部341と、垂下部341の下端部から室内側に向けて下框部材22の見込方向に沿って延在する水平部342とを有している。
係合片35は、基部31の室内側端部から下方に延在する第1規制部(第1規制片)351と、この第1規制部351の下端部から室内側に傾斜して延在する第2規制部(第2規制片)352とを有している。つまり、第2規制部352は、自身の基端が第1規制部351の先端に連続する態様で該第1規制部351に連結し、かつ第1規制部351の延在方向に対し、室内側に向けて傾斜して形成されている。一対の縦框部材23は、ガラス板25の両側縁部を保持するものである。
このような構成を有するガラス窓20は、次のようにして開口枠10に装着される。図1に示すように、開口枠10に対し、下框部材22が上框部材21よりも室内側となるよう傾斜姿勢の状態にしたガラス窓20を進入させ、スリット開口171を介して下框部材22に設けた係合金具30の係合片35を係合溝17に進入させる。
その後、ガラス窓20を図1中の矢印方向に沿って室内側に向けて回動させ、図2に示すように下枠部材12にガラス窓20が載置された状態にする。この状態においては、ガラス窓20を構成する各框部材21,22,23が、開口枠10を構成する枠部材11,12,13に設けられたシール材15a,15b,16a,16bに当接しており、ガラス窓20が室内側に向けて移動することが規制されている。図5に拡大して示すように、下框部材22に取り付けられた係合金具30を構成する支持片34の水平部342が下枠部材12の上面に当接している。また係合金具30の係合片35の第1規制部351が、一部が係合溝17のスリット開口171から上方に突出し、スリット開口171より下方側の部分が係合溝17を構成する室外側縦壁部174に面接触しており、これにより下框部材22が下枠部材12に係合している。
つまり、図2に示すようにガラス窓20が下枠部材12に載置された状態は、下框部材22の係合金具30が下枠部材12の係合溝17に進入して下框部材22が下枠部材12に係合しており、しかも各框部材21,22,23がシール材15a,15b,16a,16bに当接して室内側への移動が規制されており、ガラス窓20が開口枠10に取り付けられた状態となっている。
かかる取付状態においては、係合金具30を構成する係合片35の第1規制部351の一部が係合溝17の室外側縦壁部174に面接触していることから、ガラス窓20が室外側に向けて水平方向、すなわち枠部材(下枠部材12)の見込方向に沿って移動することも規制されている。
そして、開口枠10に対して取り付けられた状態にあるガラス窓20の係止片211と、上枠部材11の被係止部14とをワイヤー等の索状部材により、あるいは係止片211と被係止部14との構造的関係により係止させて、ガラス窓20を開口枠10に仮固定させる。その後、ビス等の締結金具を用いて各框部材21,22,23を各枠部材11,12,13に固定させて本固定し、これによりガラス窓20は開口枠10に装着される。
ところで、上述したようなガラス窓20が開口枠10に取り付けられた状態においては、各框部材21,22,23がシール材15a,15b,16a,16bに当接することによりガラス窓20の室内側への移動が規制されており、しかも係合片35の第1規制部351の一部が係合溝17の室外側縦壁部174に面接触していることからガラス窓20の室外側に向けての枠部材の見込方向に沿っての移動が規制されている。そして、図6に示すように、そのような取付状態にあるガラス窓20が何らかの作用により室外側に向けて倒れた場合、該ガラス窓20は、係合片35と室外側縦壁部174との接触部分、より詳細には室外側縦壁部174の上端部と係合片35との接触部分を回動軸Lとして回動することになる。ガラス窓20がそのように回動しても、第2規制部352が係合溝17の上壁部173に当接することにより、ガラス窓20がそれ以上室外側に向けて回動することが規制される。
つまり、第2規制部352は、自身が係合溝17の上壁部173に当接するまではガラス窓20が係合片35と室外側縦壁部174との接触部分を回動軸Lの回りに回動することを許容する一方、自身が上壁部173に当接した場合には、ガラス窓20が上記軸Lの回りに回動することを規制するものである。
これによりガラス窓20が開口枠10に取り付けられた状態では、係合金具30が係合溝17に進入して下框部材22が下枠部材12と係合することにより、ガラス窓20は枠部材の見込方向に沿った室内外への移動が規制されているだけでなく、係合片35と係合溝17(室外側縦壁部174)との接触部分を回動軸Lとして回動することも規制されている。よって、開口枠10に取り付けられた状態にあるガラス窓20を落下させてしまう虞れがない。
以上説明したように本実施の形態であるガラス窓20の取付構造によれば、開口枠10に取り付けられたガラス窓20を落下させてしまう虞れがないので、開口枠10に取り付けられた状態にあるガラス窓20を該開口枠10に仮固定する場合に、作業者はガラス窓20の姿勢に必要以上に注意しなくて良く、作業時間を短縮させることができる。また、一旦開口枠10に装着したガラス窓20のガラス板25がひび割れ等により破損して該ガラス窓20を交換する場合にも、仮固定状態を解除して開口枠10に取り付けられた状態のガラス窓20を取り外す際に、作業者はガラス窓20の姿勢に必要以上に注意しなくて良く、作業時間を短縮させることができる。従って、ガラス窓20の装着作業及び取り外し作業における作業効率の向上を図ることができる。
上記取付構造によれば、ガラス窓20の室外側への枠部材11,12,13の見込方向に沿った移動を規制する第1規制部351と、ガラス窓20の室外側への回動を規制する第2規制部352とは、互いに連続して形成されて係合片35を構成していることから、部品点数も必要以上に増大させることなく、製造コストの増大化を招来する虞れがない。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
例えば上述した実施の形態では、係合手段を構成する係合溝17が下枠部材12に設けられ、係合金具30が下框部材22に設けられていたが、本発明では、係合溝(17)が下框部材(22)に設けられ、係合金具(30)が下枠部材(12)に設けられていてもよい。また、係合溝(17)が下枠部材(12)以外の枠部材、あるいは下框部材(22)以外の框部材に設けられ、係合金具(30)が下框部材(22)以外の框部材、あるいは下枠部材(12)以外の枠部材に設けられてもよい。
上述した実施の形態では、ガラス窓20を室外側から開口枠10に進入させて該開口枠10に取り付ける場合を示したが、本発明では、障子(ガラス窓20)を室内側から開口枠(10)に進入させて該開口枠(10)に取り付ける場合であってもよい。
上述した実施の形態では、第1規制部351と第2規制部352とが互いに連続する態様で設けてあったが、本発明では、第1規制片と第2規制片とは別個に設けられたものであっても良い。また、第1規制部351に対する第2規制部352の傾斜角は、特に定められるものではなく、適用されるガラス窓20の大きさ等に応じて適宜定めてよい。
上述した実施の形態では、複数の係合金具30を下框部材22の長手方向に沿って所定間隔ごとに設けた場合について説明したが、本発明では、1つの係合金具(30)を下框部材(22)に設けただけでもよいし、あるいは係合金具(30)は、下框部材(22)の長手方向に沿って延在する長尺状のものであってもよい。
以上のように、本発明に係る障子の取付構造は、例えば嵌め殺し窓のような建具の製作に有用である。
本発明の実施の形態である障子の取付構造が適用された建具を示すものであり、障子が取り付けられる前の状態を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態である障子の取付構造が適用された建具を示すものであり、障子が取り付けられた状態を示す縦断面図である。 図1及び図2に示した係合金具を示すものであり、図1及び図2と同じ方向から見た場合を示す説明図である。 図3に示した係合金具を下方から見た場合を示す説明図である。 図2の要部を拡大して示す拡大縦断面図である。 図2の要部を拡大して示す拡大縦断面図である。
符号の説明
10 開口枠
11 上枠部材
11a 上側室内部材
11b 上側室外部材
12 下枠部材
12a 下側室内部材
12b 下側室外部材
13 縦枠部材
14 被係止部
15a,15b,16a,16b シール材
17 係合溝
171 スリット開口
172 下壁部
173 上壁部
174 室外側縦壁部
175 室内側縦壁部
20 ガラス窓
21 上框部材
22 下框部材
23 縦框部材
25 ガラス板
30 係合金具
31 基部
32 貫通孔
34 支持片
341 垂下部
342 水平部
35 係合片
351 第1規制部
352 第2規制部
L 回動軸

Claims (4)

  1. 開口枠を構成する枠部材に障子を構成する框部材を係合手段により係合させることにより、前記障子を前記開口枠に取り付けた障子の取付構造において、
    前記係合手段は、
    前記框部材及び前記枠部材のいずれか一方に形成された係合溝と、
    前記框部材及び前記枠部材のいずれか他方に形成され、かつ前記係合溝に進入する係合部材と
    を備えて成り、
    前記係合部材は、
    前記係合溝を構成する一の壁部に接して前記障子が室内側及び室外側のいずれか他方に向けて前記枠部材の見込方向に沿って移動することを規制する第1規制片と、
    自身が前記係合溝を構成する他の壁部に当接した場合に、前記第1規制片と前記一の壁部との接触部分を回動軸とした前記障子の回動を規制する第2規制片と
    を備えたことを特徴とする障子の取付構造。
  2. 前記第2規制片は、自身が前記係合溝の他の壁部に当接するまでは前記障子が前記回動軸の回りに回動することを許容する一方、自身が前記他の壁部に当接した場合に前記障子の回動を規制することを特徴とする請求項1に記載の障子の取付構造。
  3. 前記第2規制片は、自身の基端が前記第1規制片の先端に連続する態様で該第1規制片に連結し、かつ前記第1規制片の延在方向に対し、前記室内側及び前記室外側のいずれか一方に向けて傾斜して形成されたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の障子の取付構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の障子の取付構造を備えたことを特徴とする建具。
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