JP2024013608A - 流量調整制限部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】針弁とリミットキャップを組み付け易い流量調整制限部材を提供する。【解決手段】流量調整制限部材3であって、針弁30と、針弁30に取り付けられる金属製のリミットキャップ60と、を備えている。針弁30には、調整孔12に螺合される金属製の第一軸部31と、調整孔12内に収容される金属製の第二軸部32と、が形成されている。第二軸部32には、第一凹凸部34が形成されるとともに、第一凹凸部34よりも第一軸部31側に樹脂製の圧接部35が設けられている。リミットキャップ60は、第二軸部32に外嵌されている。リミットキャップ60には、調整孔12の制限溝15に挿入される突起部61と、第一凹凸部34に係合される第二凹凸部62と、が形成されている。針弁30の圧接部35は、リミットキャップ60の内周面に圧接される。【選択図】図2

Description

本発明は、混合気の空燃比の調整に用いられる流量調整制限部材に関する。
内燃機関の気化器には、混合気の空燃比を調整するための流量調整制限部材が設けられている。流量調整制限部材は、気化器の流路に連通した調整孔内のねじ溝に螺合される針弁と、針弁に外嵌されたリミットキャップと、を備えている。そして、針弁の外周面に形成された第一凹凸部と、リミットキャップの内周面に形成された第二凹凸部とが周方向に係合されることで、針弁とリミットキャップが連動して回転する。
前記した流量調整制限部材では、針弁を軸回りに回転させて、流路内への針弁の突出量を調整することで、流路内を流通する燃料の流量を増減できる。
また、リミットキャップの外周面には突起部が形成されており、この突起部は調整孔の内周面に形成された制限溝に挿入される。そして、制限溝によって突起部の移動が制限されることで、針弁の回転が制限される。
前記した流量調整制限部材としては、針弁に外嵌したリミットキャップの外周面に環状部材を嵌め合わせ、環状部材の内周面に形成された突起部を、針弁の外周面の溝部に差し込むことで、リミットキャップを針弁に固定しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-138652号公報
前記した従来の流量調整制限部材のように、リミットキャップに環状部材を嵌め合わせて、リミットキャップを針弁に固定する構成では、針弁とリミットキャップの組み付け作業が煩雑になるという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、針弁とリミットキャップを容易に組み付けることができる流量調整制限部材を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、流量調整制限部材であって、燃料調整装置に形成された調整孔に挿入される針弁と、前記針弁に取り付けられる金属製のリミットキャップと、を備えている。前記針弁には、前記調整孔の内部側に形成された第一孔部に螺合される金属製の第一軸部と、前記調整孔の外部側に形成された第二孔部内に収容される金属製の第二軸部と、が形成されている。前記第二軸部の外周面には、第一凹凸部が形成されるとともに、前記第二軸部の外周面において、前記第一凹凸部よりも前記第一軸部側には、樹脂製の圧接部が設けられている。前記リミットキャップは、前記第二軸部に外嵌されている。前記リミットキャップの外周面には、前記第二孔部の内周面に形成された回転制限用の制限溝に挿入される突起部が形成されている。前記リミットキャップの内周面には、前記第一凹凸部に対して、前記リミットキャップの周方向に係合される第二凹凸部が形成されている。前記針弁の前記圧接部は、前記リミットキャップの内周面に圧接される。
本発明の流量調整制限部材では、リミットキャップを針弁に取り付け、リミットキャップの突起部を調整孔の制限溝に挿入し、制限溝によって突起部の移動を制限することで、針弁の回転を制限することができる。
本発明の流量調整制限部材では、針弁に樹脂製の圧接部が設けられており、この圧接部をリミットキャップ内に圧入することで、リミットキャップを針弁に固定できるため、リミットキャップを針弁に対して容易に組み付けることができる。
本発明の実施形態に係る燃料調整装置を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係る燃料調整装置の突出部を示した側断面図である。 本発明の実施形態に係る燃料調整装置を示した分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る流量調整制限部材のリミットキャップを示した断面斜視図である。 本発明の実施形態に係る燃料調整装置を示した図1のV-V断面図である。 本発明の実施形態に係る燃料調整装置の調整孔を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る燃料調整装置の突出部を示した底面図である。
本発明の実施形態の一例について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の燃料調整機構2は、図1に示すように、燃料調整装置1に用いられるものである。本実施形態の燃料調整装置1は、例えば、チェンソーやブロワなどの小型作業機の内燃機関の気化器(吸気装置)である。
燃料調整機構2は、本体部10と、本体部10に形成された調整孔12に組み付けられる流量調整制限部材3と、を備えている。
本体部10は、鋳造により形成された金属製の一つの部品である。本体部10の内部には、燃料と空気との混合気を生成するための流路(図示せず)が形成されている。
本体部10の正面に形成された突出部11の先端面には、二つの調整孔12,12が開口している。両調整孔12,12は、横方向に並べて配置されている。調整孔12は、燃料が流通する流路に連通している貫通孔である。
本実施形態の本体部10において、図6の左側に配置された調整孔12は、内燃機関の出力軸が低速回転するときの混合気の空燃比を調整するための孔部である。また、図6の右側に配置された調整孔12は、内燃機関の出力軸が高速回転するときの混合気の空燃比を調整するための孔部である。なお、図6は後記する流量調整制限部材3(図3参照)を調整孔12内から取り外した状態を示している。
本実施形態において、両調整孔12,12および両調整孔12,12にそれぞれ組み付けられる二つの流量調整制限部材3,3の構成は同じである。したがって、以下の説明では、図6の左側に配置された調整孔12およびその調整孔12に組み付けられる流量調整制限部材3について説明し、図6の右側に配置された調整孔12およびその調整孔12に組み付けられる流量調整制限部材3については説明を省略する。
図2に示すように、調整孔12の内端側(本体部10の流路側)の部位には、第一孔部13が形成され、調整孔12の外端側(突出部11の先端側)の部位には、第二孔部14が形成されている。
第一孔部13は、本体部10内の流路に連通している円形断面の孔部である(図5参照)。第一孔部13の内周面には、ねじ溝が形成されている。
第二孔部14は、第一孔部13よりも拡径されている孔部であり、突出部11の先端面に開口している。第二孔部14の底面に第一孔部13が開口している。
なお、本実施形態では、図6に示すように、二つの調整孔12,12の両第二孔部14,14の側部が連結されており、両第二孔部14,14が一つの孔部を構成している。
第二孔部14の内周面において、軸方向の中間部には、制限溝15が形成されている。制限溝15は、図5に示すように、第二孔部14の内周面を窪ませた部位であり、第二孔部14の周方向に延びている。本実施形態の制限溝15は、調整孔12の中心軸を中心点として調整孔12の周方向に略90度の角度の範囲で形成されている。
本実施形態では、制限溝15から本体部10の底面に亘って鋳抜き孔16が連通している(図7参照)。鋳抜き孔16は、第二孔部14(調整孔12)の軸方向に交差する方向に直線状に延びている。
鋳抜き孔16は、本体部10を鋳造するときに、必然的に形成される孔部である。本体部10の鋳造時には、第二孔部14から第二孔部14の軸方向に交差する方向に延びている鋳型が配置されている。この鋳型を第二孔部14の軸方向に交差する方向に抜くことで、第二孔部14の内周面に制限溝15が形成される。このとき、制限溝15から本体部10の底面に亘って鋳抜き孔16が形成される。
なお、制限溝15を形成するための鋳型を、第二孔部14の軸方向に抜いた場合には、制限溝15から第二孔部14の外端縁に亘って制限溝15と同じ幅の溝部が形成される。つまり、第二孔部14の外端部が拡径されることになる。
これに対して、本実施形態では、制限溝15を形成するための鋳型を、第二孔部14の軸方向に交差する方向に抜くことで、図6に示すように、第二孔部14の外端部が拡径することなく、第二孔部14の内周面の軸方向の中間部に制限溝15を形成できる。
第二孔部14の内周面において、制限溝15よりも外端側(突出部11の先端側)には、図2に示すように、軸方向に延びているガイド溝17が形成されている。ガイド溝17の内端部は、制限溝15に連通し、ガイド溝17の外端部は、突出部11の先端面に開口している。ガイド溝17は、後記するリミットキャップ60を調整孔12に外部から挿入するときに、リミットキャップ60の突起部61が通過する部位である。
本実施形態の流量調整制限部材3は、図1に示すように、調整孔12に挿入される針弁30と、針弁30に取り付けられるリミットキャップ60と、を備えている。針弁30は、混合気の空燃比を調整するための部材である。
針弁30は、図3に示すように、全体として円形断面の直線状の部材である。図2に示すように、針弁30の内端側(図2の左側)の部位には第一軸部31が形成され、針弁30の外端側(図2の右側)の部位には第二軸部32が形成されている(図3参照)。針弁30の第一軸部31および第二軸部32は、金属製の部材である。
第一軸部31は、調整孔12への組付け状態で針弁30の内端側(図2の左側)に配置され、調整孔12の第一孔部13に挿入される部位である。第一軸部31の外周面には、ねじ溝が形成されており、第一軸部31は第一孔部13の内周面に形成されたねじ溝に螺合されている。
針弁30を軸回りに回転させて、針弁30の第一孔部13への挿入量を増減させ、流路内への針弁30の突出量を調整することで、流路内を流通する燃料の流量を調整できる。このように、針弁30を軸回りに回転させることで、混合気の空燃比を調整できる。
第二軸部32は、第一軸部31に連結され、かつ調整孔12への組付け状態で第一軸部31よりも外端側(図2の右側)に配置され、調整孔12の第二孔部14内に収容される部位である。第二軸部32の先端面には、図3に示すように、ドライバーなどの工具によって針弁30を軸回りに回転させるための先端溝33が形成されている。
なお、本実施形態では、マイナスドライバーの先端部が係合されるように先端溝33が直線状に形成されているが、針弁30を回転させるための工具は限定されるものではない。例えば、プラスドライバーに対応して第二軸部32の先端面に十字形状の溝部を形成したり、六角レンチに対応して第二軸部32の先端面に六角穴を形成したりしてもよい。
第二軸部32の外周面には、図3に示すように、ローレット加工(平目加工)による第一凹凸部34が全周に亘って形成されている。
第一凹凸部34は、針弁30の軸方向に延びている直線状の複数の溝を、第二軸部32の周方向に等間隔に並べた部位である。
なお、本実施形態では、第二軸部32の外周面にローレット加工による第一凹凸部34が形成されているが、その方法は限定されるものではない。例えば、第二軸部32に対して切削加工、他の部品の組み付け、成型加工等により第一凹凸部34を形成してもよい。
図2に示すように、第二軸部32の外周面において、第一凹凸部34よりも第一軸部31側には、後記するリミットキャップ60に圧入される圧接部35が設けられている。圧接部35は、第二軸部32に外嵌されている樹脂製の環状の部位である(図3参照)。
圧接部35は、第二軸部32にインサート成形により一体成形されている。このように、針弁30は、金属製の第一軸部31および第二軸部32と、樹脂製の圧接部35とが一つの部品を構成している。
リミットキャップ60は、針弁30の第二軸部32に外嵌される円筒状の金属製の部材である(図3参照)。リミットキャップ60は、調整孔12への組付け状態において、針弁30に外嵌され、かつ第二孔部14内に収容される。
リミットキャップ60の外周面には、図3に示すように、突起部61が突出している。本実施形態の突起部61は、リミットキャップ60の外周面において軸方向の中央部よりも僅かに基端側(内端側)に形成されている。
リミットキャップ60の内周面には、第二凹凸部62が全周に亘って形成されている。第二凹凸部62は、図4に示すように、リミットキャップ60の軸方向に延びている直線状の複数の突起62aをリミットキャップ60の周方向に並べたものである。
本実施形態では、二本一組の突起62a,62aがリミットキャップ60の周方向に間隔を空けて並べられている。この構成では、一本の突起62aをリミットキャップ60の周方向に等間隔に並べた場合に比べて、突起62aの数が少なくなっている。
図2に示すように、リミットキャップ60を針弁30の第二軸部32に外嵌させた状態では、リミットキャップ60の第二凹凸部62と針弁30の第一凹凸部34とが、リミットキャップ60および針弁30の周方向に係合されている。これにより、針弁30の軸回りの回転に連動してリミットキャップ60が軸回りに回転する。
リミットキャップ60を第二孔部14内に収容した状態では、リミットキャップ60の突起部61全体が制限溝15内に配置される。
リミットキャップ60が周方向に回転したときに、図5に示す突起部61は制限溝15の周方向の端面に当接するため、突起部61は調整孔12の軸回りに回転角が90度の範囲で移動可能である。これにより、リミットキャップ60は、軸回りに1/4回転可能である。また、リミットキャップ60が外嵌された針弁30も軸回りに1/4回転可能である。
図2に示すように、リミットキャップ60を第二孔部14内に挿入するときには、突起部61がガイド溝17を通過するように、リミットキャップ60の軸回りの向きを調整する。
そして、リミットキャップ60を第二孔部14内に挿入し、リミットキャップ60の内端縁部が第二孔部14の底面に接した状態では、突起部61全体がガイド溝17よりも内側で制限溝15内に配置される。このとき、突起部61は、図5に示すように、制限溝15の軸断面において周方向の一端に配置される。
リミットキャップ60を第二孔部14内に収容した状態では、突起部61はガイド溝17に係合することなく、リミットキャップ60が第二孔部14内で軸回りに回転可能となる。
流量調整制限部材3では、図2に示すように、リミットキャップ60を針弁30の第二軸部32に外嵌させたときに、針弁30の圧接部35がリミットキャップ60の第二凹凸部62の内周面に圧接される。
針弁30の圧接部35の最大外径よりも、第二凹凸部62の最小内径(各突起62aの頂点による内径)が小さく形成されている。リミットキャップ60を針弁30の先端側から基端側に向けて外嵌させていくと、針弁30の圧接部35がリミットキャップ60の第二凹凸部62内に圧入される。このとき、金属製の第二凹凸部62の各突起62aが、樹脂製の圧接部35の外周面に食い込んだ状態となる。つまり、圧接部35の外周面が第二凹凸部62の各突起62aの頂部によって削られながら、圧接部35が第二凹凸部62内に圧入されて固定される。
このようにして、針弁30がリミットキャップ60内に圧入されることで、針弁30とリミットキャップ60とが軸方向に固定される。
次に、図1に示す燃料調整機構2の調整孔12に対して、流量調整制限部材3を組み付ける手順について説明する。
まず、図2に示すように、針弁30の第一軸部31を調整孔12の第一孔部13に挿入し、第一軸部31のねじ溝を第一孔部13のねじ溝に螺合させる。
そして、針弁30を軸回りに回転させて、針弁30の調整孔12への挿入量を増減させ、流路内への針弁30の内端部の突出量を調整することで、混合気の空燃比を調整する。
その後、調整孔12に対して外側からリミットキャップ60を挿入する。このとき、調整孔12の第二孔部14のガイド溝17にリミットキャップ60の突起部61を通過させる。
リミットキャップ60を調整孔12の内端側に移動させていくと、リミットキャップ60の第二凹凸部62が、針弁30の第一凹凸部34に対して軸方向に移動して噛み合う。これにより、リミットキャップ60の第二凹凸部62と針弁30の第一凹凸部34とが周方向に係合される。
また、針弁30の圧接部35がリミットキャップ60の第二凹凸部62に圧入され、針弁30とリミットキャップ60とが軸方向に固定される。
本実施形態では、図4に示すように、リミットキャップ60の第二凹凸部62の各突起62aの間隔が大きいため、セットした開度(針弁30の周方向の位置)がずれることなく、第二凹凸部62と第一凹凸部34とが噛み合って固定される。このように、図2に示す針弁30の圧接部35を、リミットキャップ60の第二凹凸部62に圧入しても、開度がずれることなく固定できる。
このようにして、針弁30の第二軸部32にリミットキャップ60を取り付けると、図5に示すように、リミットキャップ60の突起部61は、制限溝15の軸断面において周方向の一端に配置される。
そして、突起部61は、制限溝15の軸断面の周方向の一端に配置された状態を基準位置として、制限溝15内を図5の時計回り(右回り)に1/4回転可能となっている。
これにより、リミットキャップ60および針弁30は、針弁30を調整孔12に組み付けて混合気の空燃比を適正に調整した基準位置から、図5の時計回り(右回り)に1/4回転可能となっている。
本実施形態では、針弁30を基準位置から図5の時計回りに回転させたときには、流路を通過する燃料流量が減少することで、混合気の燃料の濃度が薄くなるように設定されている。
突起部61は、制限溝15によって基準位置よりも図5の反時計回り(左回り)に回転できないため、針弁30を基準位置よりも図5の反時計回りに回転させることはできない。このように、本実施形態では、リミットキャップ60の可動範囲における空燃比が、基準位置として設定される針弁30の位置における混合気の空燃比よりも、燃料の濃度が濃くならないように構成されている。
以上のような流量調整制限部材3は、図2に示すように、気化器である燃料調整装置1の本体部10に形成された調整孔12に挿入される針弁30と、針弁30に取り付けられる金属製のリミットキャップ60と、を備えている。
針弁30には、調整孔12の内部側に形成された第一孔部13に螺合される金属製の第一軸部31と、調整孔12の外部側に形成された第二孔部14内に収容される金属製の第二軸部32と、が形成されている。
第二軸部32の外周面には、第一凹凸部34が形成されるとともに、第二軸部32の外周面において、第一凹凸部34よりも第一軸部31側には、樹脂製の圧接部35が設けられている。この圧接部35は、第二軸部32に一体成形されている。
リミットキャップ60の外周面には、第二孔部14の外周面に形成された回転制限用の制限溝15に挿入される突起部61が形成されている。また、リミットキャップ60の内周面には、針弁30の第一凹凸部34に対して、リミットキャップ60の周方向に係合される第二凹凸部62が形成されている。
そして、針弁30の圧接部35が、リミットキャップ60の内周面において第二凹凸部62に圧接されるように構成されている。
本実施形態の流量調整制限部材3では、図5に示すように、リミットキャップ60の突起部61が、本体部10の調整孔12の制限溝15内に配置され、制限溝15によって突起部61の移動が制限されることで、針弁30の回転が制限される。これにより、混合気の燃料の濃度を適正な範囲に収めることができる。
本実施形態の流量調整制限部材3では、図1に示すように、リミットキャップ60の先端部全体が開口している。この構成では、ドライバーなどの汎用の工具の先端部を、リミットキャップ60の先端から内部に挿入して針弁30に係合させることができるため、混合気の空燃比を調整し易くなっている。換言すれば、リミットキャップ60の先端面の開口が広いために、特殊な工具(例えば、先端が細くなっているもの)が必要なくなる。また、針弁30の先端溝33に工具の先端部を正確に差し込み易いため、先端溝33が変形し難い。
本実施形態の流量調整制限部材3では、図2に示すように、針弁30の第一凹凸部34と、リミットキャップ60の第二凹凸部62とが金属製であって変形し難いため、針弁30とリミットキャップ60とを周方向の所望の位置で確実に係合できる。これにより、針弁30がリミットキャップ60に対して軸回りに回転してしまうのを防ぐことができるため、混合気の空燃比の基準値がずれるのを防ぐことができる。
本実施形態の流量調整制限部材3では、針弁30の圧接部35が金属に比べて柔軟な樹脂製であるため、圧接部35をリミットキャップ60の第二凹凸部62に圧接したときに、第二凹凸部62の各突起62aが圧接部35の外周面に食い込む。本実施形態においては、金属製であるリミットキャップ60の内面に設けられた各突起62aの頂部が、樹脂で形成された圧接部35の外周面に喰い込み、圧接部35を削りながら固定される。これにより、針弁30に対してリミットキャップ60を軸方向に確実に固定され、不用意な回転を防止できる。
本実施形態の流量調整制限部材3の針弁30では、金属製の第一軸部31および第二軸部32と、樹脂製の圧接部35と、がインサート成形により一体成型されているため、流量調整制限部材3の部品点数を少なくすることができる。これにより、燃料調整装置1の組立工数が低減されるため、生産効率を向上させることができる。
本実施形態の燃料調整機構2では、第二孔部14の内周面に制限溝15から本体部10の外面に亘って、第二孔部14の軸方向に延びているガイド溝17が形成されている。そして、リミットキャップ60の外周面に形成された突起部61はガイド溝17を通過可能である。
また、本実施形態の燃料調整機構2の本体部10には、図5に示すように、制限溝15から本体部10の外面に亘って、第二孔部14の軸方向に交差する方向に延びている鋳抜き孔16が形成されている。
このような燃料調整機構2では、制限溝15を形成するための鋳型を、第二孔部14の軸方向に交差する方向に抜くことで、調整孔12の内周面に制限溝15を形成しているため、調整孔12の外端部を拡径する必要がない。
したがって、本実施形態の燃料調整機構2では、調整孔12の外端部に部品を取り付けなくても、調整孔12の外端部の内周面とリミットキャップ60の外周面との隙間を小さくすることができる。
これにより、本実施形態の燃料調整機構2では、本体部10をコンパクトに形成するとともに、部品点数を少なくして、組み立て工数を低減できる。
また、本実施形態の燃料調整機構2では、鋳抜き孔16が制限溝15から本体部10の底面に通じているため、鋳抜き孔16が目立ち難いとともに、鋳抜き孔16に塵が入り難い。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態では、図1に示すように、チェンソーやブロワなどの小型作業機の内燃機関の気化器である燃料調整装置1に用いられる燃料調整機構2および流量調整制限部材3について説明しているが、本発明を適用可能な装置は限定されるものではない。
本実施形態では、図5に示すように、リミットキャップ60の突起部61が、制限溝15内を1/4回転可能であるが、突起部61や制限溝15の形状や突起部61が回転可能な範囲は限定されるものではなく、必要な調整量に応じて適宜に設定されるものである。
本実施形態では、制限溝15を形成するための鋳型を、第二孔部14の軸方向に交差する方向に抜いて制限溝15を形成している。この方法によれば制限溝15を最も簡易な製造工程で形成できるが、第二孔部14および制限溝15を形成するための鋳型を、第二孔部14の軸方向に抜き、調整孔12の外端部に環状の別部材を嵌め合わせることで、制限溝15を形成することもできる。
図1に示す本実施形態の燃料調整機構2および流量調整制限部材3では、燃料の流量を調整しているが、本発明を用いて空気の流量を調整してもよい。
1 燃料調整装置
2 燃料調整機構
3 流量調整制限部材
10 本体部
11 突出部
12 調整孔
13 第一孔部
14 第二孔部
16 鋳抜き孔
17 ガイド溝
30 針弁
31 第一軸部
32 第二軸部
33 先端溝
34 第一凹凸部
35 圧接部
60 リミットキャップ
61 突起部
62 第二凹凸部
62a 突起

Claims (5)

  1. 燃料調整装置に形成された調整孔に挿入される針弁と、
    前記針弁に取り付けられる金属製のリミットキャップと、を備え、
    前記針弁には、
    前記調整孔の内部側に形成された第一孔部に螺合される金属製の第一軸部と、
    前記調整孔の外部側に形成された第二孔部内に収容される金属製の第二軸部と、が形成されており、
    前記第二軸部の外周面には、第一凹凸部が形成されるとともに、
    前記第二軸部の外周面において、前記第一凹凸部よりも前記第一軸部側には、樹脂製の圧接部が設けられており、
    前記リミットキャップは、前記第二軸部に外嵌され、
    前記リミットキャップの外周面には、前記第二孔部の内周面に形成された回転制限用の制限溝に挿入される突起部が形成されるとともに、
    前記リミットキャップの内周面には、前記第一凹凸部に対して、前記リミットキャップの周方向に係合される第二凹凸部が形成されており、
    前記針弁の前記圧接部は、前記リミットキャップの内周面に圧接されることを特徴とする流量調整制限部材。
  2. 請求項1に記載の流量調整制限部材であって、
    前記針弁の前記圧接部は、前記リミットキャップの前記第二凹凸部に圧接されることを特徴とする流量調整制限部材。
  3. 請求項2に記載の流量調整制限部材であって、
    前記圧接部の最大外径よりも、前記第二凹凸部の最小内径が小さく設定されていることを特徴とする流量調整制限部材。
  4. 請求項1に記載の流量調整制限部材であって、
    前記圧接部が前記第二軸部に一体成形されていることを特徴とする流量調整制限部材。
  5. 請求項1に記載の流量調整制限部材であって、
    前記燃料調整装置は、気化器であることを特徴とする流量調整制限部材。
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