JP2024002647A - 配線基板及び配線基板の製造方法 - Google Patents

配線基板及び配線基板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2024002647A
JP2024002647A JP2022101975A JP2022101975A JP2024002647A JP 2024002647 A JP2024002647 A JP 2024002647A JP 2022101975 A JP2022101975 A JP 2022101975A JP 2022101975 A JP2022101975 A JP 2022101975A JP 2024002647 A JP2024002647 A JP 2024002647A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
layer
conductor
wiring board
board according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022101975A
Other languages
English (en)
Inventor
俊樹 古谷
Toshiki Furuya
雅 桑原
Masa Kuwahara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ibiden Co Ltd
Original Assignee
Ibiden Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ibiden Co Ltd filed Critical Ibiden Co Ltd
Priority to JP2022101975A priority Critical patent/JP2024002647A/ja
Publication of JP2024002647A publication Critical patent/JP2024002647A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)

Abstract

【課題】絶縁層内に埋め込まれる形態を有する導体層の厚さが精密に制御されるプリント配線板の提供。【解決手段】実施形態の配線基板の製造方法は、第1絶縁層111、第2絶縁層112、及び、前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との間に介在する中間層113を有する積層構造を形成することと、第2絶縁層112を貫通する凹部op1、op2を形成することと、凹部op1、op2を導体で充填し、第1導体層121を形成することと、を含んでいる。中間層113は、第1絶縁層111及び第2絶縁層112を構成する材料と異なる材料で、中間層113の下面の全域が第1絶縁層111の上面を直接被覆するように形成され、凹部op1、op2を形成することは、レーザー光の照射によって、凹部op1、op2の底部に中間層113の上面を露出させることを含む。【選択図】図2

Description

本発明は配線基板及び配線基板の製造方法に関する。
特許文献1には、第1絶縁層、第1絶縁層上に形成される第2絶縁層、第2絶縁層に形成される凹部、及び、第2絶縁層の凹部を充填して形成される第2導体回路を含むプリント配線基板が開示されている。第2導体回路を構成する導体が充填される凹部は、第2絶縁層をレーザー加工することによって、第2絶縁層の厚さ未満の深さに形成されている。
国際公開第2010/004841号
特許文献1に開示されているプリント配線基板では、第2導体回路が均一の厚さを有し難いと考えられる。
本発明の実施形態である配線基板は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層上に形成される第2絶縁層と、前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との間に介在し、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を構成する材料と異なる材料を含む中間層と、前記中間層上に形成される第1導体層と、を含んでいる。前記中間層の下面の全域が、前記第1絶縁層の上面を直接被覆しており、前記第1導体層は、前記第2絶縁層を貫通して前記中間層を露出させる凹部に充填される導体によって構成されている。
本発明の実施形態である配線基板の製造方法は、第1絶縁層、第2絶縁層、及び、前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との間に介在する中間層を有する積層構造を形成することと、前記第2絶縁層を貫通する凹部を形成することと、前記凹部を導体で充填し、前記第2絶縁層に埋め込まれる形態を有する第1導体層を形成することと、を含んでいる。前記中間層は、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を構成する材料と異なる材料で、前記中間層の下面の全域が前記第1絶縁層の上面を直接被覆するように形成され、前記凹部を形成することは、レーザー光の照射によって、前記凹部の底部に前記中間層の上面を露出させることを含む。
本発明の実施形態によれば、絶縁層内に埋め込まれる形態を有する導体層の厚さが精密に制御されることによって、比較的微細な配線幅及び配線間隔を有し、挿入損失(インサーションロス)の少ない配線を有する配線基板が提供され得る。
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の一例である図1における部分拡大図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図における部分拡大図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図における部分拡大図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図における部分拡大図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。 一実施形態の配線基板の製造方法を示す断面図。
本発明の一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。なお、以下、参照される図面においては、各構成要素の正確な比率を示すことは意図されておらず、本発明の特徴が理解され易いように描かれている。図1には、一実施形態の配線基板が有し得る構造の一例として、配線基板1の断面図が示されている。
図1に示されるように、配線基板1は、絶縁層(コア絶縁層)101と、コア絶縁層101の両面に形成された導体層(コア導体層)102とを含むコア基板100を有している。コア基板100の絶縁層101には、コア基板100における一方の面F1を構成する導体層102と他方の面F2を構成する導体層102とを接続するスルーホール導体103が形成されている。スルーホール導体103の内部は、エポキシ樹脂などを含む樹脂体103iで充填されている。
コア基板100の両面上には、それぞれ、絶縁層及び導体層が積層されている。図示の例では、コア基板100の一方の面F1上には、絶縁層11、111、112、113及び導体層12、121が積層された第1ビルドアップ部10が形成されている。また、コア基板100の他方の面F2上には、絶縁層21及び導体層22が積層された第2ビルドアップ部20が形成されている。
第1ビルドアップ部10には、絶縁層11を貫通して絶縁層11の上側及び下側に接する導体層12、121、102同士を接続するビア導体13が形成されている。また、第1ビルドアップ部10には、導体層121の直下の絶縁層113、及び、絶縁層113の直下の絶縁層111を連続して貫通し、導体層121と、導体層121の1層下側の導体層12とを接続するビア導体131が形成されている。第2ビルドアップ部20には絶縁層21を貫通して絶縁層21の上側及び下側に接する導体層22、102同士を接続するビア導体23が形成されている。
なお、本実施形態の配線基板の説明においては、コア絶縁層101から遠い側が、「上」、「上側」、「外側」、又は「外」と称され、コア絶縁層101に近い側が、「下」、「下側」、「内側」、又は「内」と称される。また、各絶縁層及び導体層において、コア基板100と反対側を向く表面は「上面」とも称され、コア基板100側を向く表面は「下面」とも称される。従って、例えば第1ビルドアップ部10及び第2ビルドアップ部20における各構成要素の説明では、コア基板100から遠い側が「上側」、「上方」、「上層側」、「外側」、又は単に「上」もしくは「外」とも称され、コア基板100に近い側が「下側」、「下方」、「下層側」、「内側」、又は単に「下」もしくは「内」とも称される。
第1ビルドアップ部10上には、例えばソルダーレジスト層である絶縁層110が形成されている。第2ビルドアップ部20上には、例えばソルダーレジスト層である絶縁層210が形成されている。絶縁層110には開口110aが形成され、開口110aからは第1ビルドアップ部10における最も外側の導体層12が有する導体パッド12pが露出している。絶縁層210には開口210aが形成され、開口210aからは第2ビルドアップ部20における最も外側の導体層22が有する導体パッド22pが露出している。
導体層12(導体パッド12p)及び絶縁層110それぞれの露出面によって構成される、配線基板1の最も外側の表面は、第1面FAと称される。絶縁層210及び導体層22(導体パッド22p)それぞれの露出面によって構成される、配線基板1の最も外側の表面は、第2面FBと称される。すなわち、配線基板1は、配線基板1の厚さ方向と直交する方向に広がる2つの表面として第1面FA、及び第1面FAの反対面である第2面FBを有している。
図示される配線基板1の第1ビルドアップ部10における、導体層121は、配線基板1を構成する他の導体層102、12、22と異なる構成を有している。具体的には、導体層102、12、22は、導体層102、12、22の上側をそれぞれ被覆する絶縁層11、111、110、21、210に、導体パターンの側面及び上面が覆われている形態を有している。導体層121は、これらの導体層102、12、22とは異なる構成を有しており、導体層121の上面は絶縁層11と接し、導体層121が有する導体パターンの側面は上面に接する絶縁層11とは異なる絶縁層112と接している。換言すれば、導体層121は、絶縁層112に埋め込まれる形態を有している。
導体層121は絶縁層112を厚さ方向に貫通しており、その下面は絶縁層113の上面と接している。すなわち、導体層121は絶縁層112を厚さ方向に貫通する形態を有しており、且つ、導体層121の厚さは絶縁層112の厚さと略等しい。本明細書においては、導体層121のように絶縁層に埋め込まれる形態を有すると共に絶縁層を貫通し、その絶縁層と略等しい厚さを有する形態の導体層は、説明のために「貫通導体層」と称される。
導体層102、12、121、22、ビア導体13、131、23、並びにスルーホール導体103は、銅又はニッケルなどの任意の金属を用いて形成され、例えば、銅箔などの金属箔、及び/又は、めっきもしくはスパッタリングなどで形成される金属膜によって構成される。導体層102、12、121、22、ビア導体13、131、23、スルーホール導体103は、図1では単層構造で示されているが、2つ以上の金属層を有する多層構造を有し得る。例えば、絶縁層101の表面上に形成されている導体層102は、金属箔層(好ましくは銅箔)、金属膜層(好ましくは無電解めっき又はスパッタリングにより形成される銅膜)、及び電解めっき膜層(好ましくは電解銅めっき膜)を含む5層構造を有し得る。また、導体層12、121、22、ビア導体13、131、23、並びにスルーホール導体103は、例えば、金属膜層及び電解めっき膜層を含む2層構造を有し得る。
配線基板1が有する各導体層102、12、121、22は、所定の導体パターンを有するようにパターニングされている。特に、図示の例においては、導体層121は、絶縁層113の外側に形成されている絶縁層112を貫通する比較的微細な凹部を充填して形成される配線パターンを有するように形成されている。具体的には、導体層121は、比較的微細なパターンとして配線FWを有し得る。また、導体層121は、導体層121の外側に接するビア導体13との接続部となるランド部Lをも有し得る。
第1ビルドアップ部10の最も外側の導体層12は導体パッド12pを含むパターンに形成されている。導体パッド12pは、配線基板1の使用時において配線基板1に実装される部品(図示せず)を載置し得るように形成されている。すなわち、導体パッド12pは外部の部品が配線基板1に搭載される際の接続部として使用される部品実装パッドであり、配線基板1の第1面FAは部品が搭載され得る部品実装面であり得る。部品実装パッド(導体パッド)12pには、例えば、はんだなどの接合材(図示せず)を介して電子部品の電極が電気的及び機械的に接続され得る。配線基板1に搭載され得る部品としては、例えば、半導体集積回路装置やトランジスタなどの能動部品のような電子部品が例示される。
図1の例の配線基板1における第1面FAに対して反対側の面である第2面FBは、外部の配線基板、例えば任意の電気機器のマザーボードなどの外部要素に配線基板1自体が実装される場合に、外部要素に接続される接続面であり得る。また、第2面FBは、第1面FAと同様に、半導体集積回路装置のような電子部品が実装される部品実装面であってもよい。第2面FBを構成する導体パッド22pは、これらに限定されない任意の基板、電気部品、又は機構部品などと接続され得る。
配線基板1を構成する絶縁層の内、絶縁層101、11、111、112、21は、それぞれ、絶縁性樹脂を用いて形成され得る。絶縁性樹脂としては、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)、又はフェノール樹脂のような熱硬化性樹脂、ならびに、フッ素樹脂、液晶ポリマー(LCP)、フッ化エチレン(PTFE)樹脂、ポリエステル(PE)樹脂、及び変性ポリイミド(MPI)樹脂のような熱可塑性樹脂が例示される。各絶縁層は、それぞれが同じ絶縁性樹脂を含んでいてもよく、互いに異なる絶縁性樹脂を含んでいてもよい。例えばソルダーレジスト層である絶縁層110、210は、例えば、感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などを用いて形成され得る。各絶縁層101、11、111、112、21、110、210は、シリカ、アルミナなどの無機フィラーを含み得る。各絶縁層101、11、111、21はガラス繊維などの補強材(芯材)を含む場合もある。
貫通導体層の形態を有する導体層121の底面に接する絶縁層113は、絶縁層113の上側に接する絶縁層112を構成する材料、及び、絶縁層113の下側に接する絶縁層111を構成する材料とは異なる組成の材料で形成されている。絶縁層113は、例えばシリコンを含む絶縁性のスパッタ膜層として形成され得る。絶縁層113は、例えばシリコン酸化物、又は、シリコン窒化物を含むスパッタ膜層であり得る。絶縁層113は、その下面の全域において、絶縁層111を直接被覆しており、絶縁層111と絶縁層113との間には導体層は形成されていない。換言すれば、導体層121と、導体層121の一層下側の導体層12との間には、それぞれ異なる組成の材料を含む絶縁層111及び絶縁層113で構成される2層構造の絶縁層が介在している。
なお、以降の説明において、絶縁層111は第1絶縁層111とも称され、絶縁層112は第2絶縁層112とも称され、絶縁層113は中間層113又は中間絶縁層113とも称され、導体層121は第1導体層121とも称される。本実施形態の配線基板は、少なくとも、第1絶縁層111、第1絶縁層111の上面に積層される中間絶縁層113、中間絶縁層の上面に積層される第2絶縁層112、及び、第2絶縁層112を貫通してその底面が中間絶縁層113に接する第1導体層121を有している。
中間層113が形成されていることにより、詳しくは配線基板の製造方法について後述されるように、貫通導体層の形態を有する第1導体層121は、特にその導体厚さについてより精密に形成され得る。中間絶縁層113を構成する材料が、第2絶縁層112を構成する材料と異なる組成を有することで、中間絶縁層113と接する第1導体層121の底面は比較的良好な平坦性を有するように形成され、第1導体層121の導体厚さは略均一に形成され得る。従って、特に、第1導体層121に含まれ得る配線FWは、その延在方向における厚さの変動の程度が比較的小さく抑制されており、よって、配線FWにより搬送され得る信号の伝送不良は抑制され得る。特に、配線FWの延在方向における厚さの変動の程度が比較的大きい場合に比して、配線FWによって搬送される信号のインサーションロスの低減が実現され得ると考えられる。
また、中間層113がスパッタ膜層として形成されていることで、中間絶縁層113の上面は良好な平坦性を有し得る。従って、中間絶縁層113の上面に接する第1導体層121の底面は、より平坦性が良好に形成され、第1導体層121の厚さの均一性がさらに向上する場合がある。第1導体層121の底面が、第2絶縁層112、又は、第1絶縁層111に接している場合には、絶縁層に含まれ得るフィラーの第1導体層121側への突出などに起因して、第1導体層121の底面に凹凸が形成される場合があると考えられる。第1導体層121に含まれる配線FWの厚さが局部的に縮小又は拡大する虞があり、よって、配線FWによって搬送され得る信号の伝送不良が生じる虞が生じ得る。これに比して、第1導体層121の底面がスパッタ膜層である中間絶縁層113と接している場合、第1導体層121の底面の算術平均粗さ(即ち中間絶縁層113上面の算術平均粗さ)は比較的小さく、第1導体層121の厚さがより均一に形成される場合がある。配線FWによる信号伝送の品質がさらに向上する場合があると考えられる。
次いで、図2を参照して、貫通導体層の形態を有する第1導体層121、第1導体層121が貫通する第2絶縁層112、第2絶縁層112の直下の絶縁層である中間絶縁層113、及び、中間絶縁層113の直下の第1絶縁層111の構成について詳述される。図2は、図1の断面図において符号IIで示され一点鎖線で囲まれる、第1絶縁層111、中間層113、第2絶縁層112、及び第1導体層121を含む領域の拡大図である。
図2に示される例においては、導体層12及びビア導体13は金属膜層(例えば、無電解銅めっき膜層)12a及び電解めっき膜層12bの2層構造で構成されており、第1導体層121及びビア導体131は、金属膜層121a及び電解めっき膜層121bで構成されている。金属膜層12a、121aは電解めっき膜層12b、121bの形成に際して給電層とされ、特に、金蔵膜層121aは、スパッタリングによって形成されるスパッタ金属膜層であり得る。
第1導体層121は第2絶縁層112を貫通している。第1導体層121の上面は第2絶縁層112の上面を被覆する絶縁層11に接しており、第1導体層121の下面は第2絶縁層112の下面に接する中間絶縁層113の上面に接している。第1導体層121は、第2絶縁層112に形成される凹部op1、op2の内面を被覆する金属膜層121a、及び、金属膜層121aの内側を充填する電解めっき膜層121bを含んでいる。
詳しくは、配線基板の製造方法の説明において後述されるように、凹部op1、op2は、第2絶縁層112の上側からレーザー光を照射することで形成される。照射されるレーザー光によるアブレーションにより第2絶縁層112には、第2絶縁層112を厚さ方向に貫通し、底部に中間絶縁層113の上面を露出する凹部op1、op2が形成される。なお、凹部op1が形成される位置は第1導体層121が有し得る配線FWが形成される位置に対応しており、凹部op2が形成される位置はランド部Lが形成される位置に対応している。
配線基板の製造方法において後述するように、凹部op1、op2を形成するレーザー光に対する被加工性(被削性)について、中間層113と第2絶縁層112とでは異なっている。レーザー光が第2絶縁層112を貫通して中間層113の上面に達した時点でレーザー光による加工は実質的に停止される。すなわち、中間絶縁層113は、凹部op1、op2の形成において、レーザー光のストッパ層として機能し得る。従って、形成される凹部op1、op2は第2絶縁層112を厚さ方向に貫通し、その深さDは、第2絶縁層112の厚さTと略同一の寸法に形成される。具体的には、例えば、第2絶縁層112の厚さT、及び、凹部op1、op2の深さD(すなわち、第1導体層121の厚さ)は4μm~12μm程度とされ得る。
上述したように、中間絶縁層113は、例えばシリコン化合物を含む絶縁性のスパッタ膜層であり、従って、その上面は比較的良好な平坦性を有している。中間絶縁層113の上面の平坦性が良好であることによって、中間絶縁層113上を被覆する第2絶縁層112を貫通する凹部op1、op2の深さDは、より均一にばらつき少なく形成され得る。従って、凹部op1、op2を充填する導体で構成される第1導体層121は、中間絶縁層113がスパッタ膜層であることにより、その厚さがより均一に形成されている場合がある。
中間絶縁層113は、その厚さが、例えば、第2絶縁層112の厚さTに対して所定の比率の厚さを有するように形成され得る。具体的には、中間絶縁層113の厚さtは、第2絶縁層112の厚さTに対して8%以上、且つ、25%以下の厚さを有し得る。中間絶縁層113の厚さtと第2絶縁層112の厚さTとがこのような関係にあることによって、第1導体層121の底面が良好な平坦性を有し得る程度の中間層113の厚さが確保されながらも、配線基板1はその厚さ方向における寸法の増大が抑制される場合がある。
図2の断面図において、紙面と垂直の方向に(すなわち紙面の手前側から奥側に)平行に延在する複数(図示の例では4本)の配線として示されている配線FWは、その配線幅及び配線間距離が比較的小さく形成されている。配線FWは比較的微細な配線パターンに形成されていてかつ比較的高いアスペクト比を有する。例えば、配線FWにおいては、最も小さい配線幅は5μm以下、最も小さい配線間距離は7μm以下であり得る。
配線FWのアスペクト比は、配線基板1を構成する第1導体層121以外の、貫通導体層の形態を有さない導体層12、22に含まれ得る配線のアスペクト比よりも大きい。例えば、配線FWにおける配線のアスペクト比は、2.0以上であって、4.0以下であることが好ましい。なお、中間絶縁層113及び第1絶縁層111を貫通して第1導体層121と接続されるビア導体131のアスペクト比(中間絶縁層113の上面からビア導体131の底部までの深さ/ビア導体131の中間絶縁層113の上面における直径)は、0.5以上であって、1.0以下となるように形成され得る。
以上、貫通導体層の形態を有する第1導体層121が、第1ビルドアップ部10に1層のみ形成されている例として、配線基板1が説明されたが、貫通導体層は配線基板内の任意の位置に任意の数、形成され得る。例えば、第2ビルドアップ部20においても、第1ビルドアップ部10の第1絶縁層111、中間絶縁層113、及び第2絶縁層112と同じ階数に同じ構成の絶縁層が形成され、貫通導体層が形成されてもよい。なお「階数」は、第1ビルドアップ部10及び第2ビルドアップ部20それぞれにおいて積層されている複数の導体層にコア基板100側から1ずつ増加する数を1から順に付与したときに各導体層に付与される数である。第2ビルドアップ部20の第1ビルドアップ部10と同じ階数に同じ構成の絶縁層及び導体層が形成されることによって、配線基板の厚さ方向における対称性が向上し、配線基板の反りが抑制されることがある。
次いで、図3A~図3Kを参照して、図1に示される配線基板1が製造される場合を例に、一実施形態である配線基板の製造方法が説明される。先ず、図3Aに示されるように、コア基板100が用意される。
コア基板100の用意では、例えば、コア絶縁層101の表面に金属箔が設けられた両面銅張積層板が用意される。この両面銅張積層板に貫通孔103aが例えばドリル加工によって形成される。貫通孔103aの内壁及び金属箔の上面に、例えば無電解めっき膜が形成され、この無電解めっき膜の上に、この無電解めっき膜を給電層として用いて電解めっき膜が形成される。この結果、図においては単層で示されているが、無電解めっき膜及び電解めっき膜の2層構造を有し、貫通孔103aの内壁を被覆するスルーホール導体103が形成される。
貫通孔103aの内壁に形成されるスルーホール導体103の内側には、例えばエポキシ樹脂を注入することによって、スルーホール導体103の内部が樹脂体103iで充填される。充填された樹脂体103iが固化された後、樹脂体103i及び電解めっき膜の上面に、さらに無電解めっき膜及び電解めっき膜が形成される。この結果、図では単層で示されているが、金属箔、無電解めっき膜、電解めっき膜、無電解めっき膜、及び電解めっき膜の5層構造を有する導体層102が、絶縁層101の両面に形成される。そしてサブトラクティブ法によって導体層102をパターニングすることによって所定の導体パターンを備えるコア基板100が得られる。
次いで、図3Bに示されるように、コア基板100の一方の面F1上に絶縁層11が形成され、その絶縁層11上に導体層12が積層される。コア基板100の他方の面F2上には絶縁層21が形成され、その絶縁層21上に導体層22が積層される。例えば各絶縁層11、21は、フィルム状の絶縁性樹脂を、コア基板100上に熱圧着することによって形成される。導体層12、22は、絶縁層11、21に例えばレーザー光によって形成され得る開口13a、23aを充填するビア導体13、23と同時に、セミアディティブ法などの任意の導体パターンの形成方法を用いて形成される。
次いで、図3Cに示されるように、コア基板100の一方の面F1側において、導体層12上に第1絶縁層111が積層され、他方の面F2側においては、導体層22上に絶縁層21が積層される。第1絶縁層111は、例えば、絶縁層11と同様に、絶縁層11と同じ材料を含む樹脂フィルムが導体層12上へ熱圧着されることによって形成され得る。第1絶縁層111上には、さらに、中間絶縁層113が第1絶縁層111の上面を被覆するように、例えばスパッタリングによって形成される。中間絶縁層113は、その下面の全域が第1絶縁層111の上面を直接被覆するように形成される。
中間絶縁層113は、第1絶縁層111の材料、及び、後述される、中間絶縁層113上面に接して形成される第2絶縁層112(図3D参照)の材料とは異なる組成を有する、例えばシリコンを含むスパッタ膜として形成され得る。中間絶縁層113は、例えば、シリコンをターゲットとして使用し、反応性ガスとして酸素又は窒素が導入された、反応性のスパッタリングにより、シリコン酸化物層又はシリコン窒化物層として形成され得る。
次いで、図3Dに示されるように、中間絶縁層113の上面の全域を被覆するように、第2絶縁層112が形成される。第2絶縁層112は、例えば、第1絶縁層111と同様に、樹脂フィルムが中間絶縁層113の上面の全域に熱圧着されることによって形成され得る。なお、図3C及び図3Dを参照して説明された、第1絶縁層111、第2絶縁層112、及び中間絶縁層113の積層構造の形成は、予め形成された、第1絶縁層111、第2絶縁層112、及び中間絶縁層113の積層構造体を一括して導体層12に貼り合わすことで実施される場合もあり得る。
図3C及び図3Dを参照して説明された、中間絶縁層113及び第2絶縁層112の形成は、中間絶縁層113の厚さの第2絶縁層112の厚さに対する比が所定の比率となるように実施され得る。具体的には、中間絶縁層113は、中間絶縁層113上に形成される第2絶縁層112の厚さに対して8%以上、且つ、25%以下の厚さを有するように形成され得る。
次いで、図3Eに示されるように、例えばレーザー加工により、第2絶縁層112、中間絶縁層113、及び第1絶縁層111を連続して貫通して底面に導体層12を露出させる貫通孔131aが形成される。貫通孔131aは、中間絶縁層113及び第1絶縁層111を貫通するビア導体131(図1参照)が形成されるべき位置に形成される。貫通孔131aの形成には、例えば、355nm程度の波長のUVレーザーが用いられ得る。貫通孔131aは、そのビア導体131に対応する部分(中間絶縁層113の上面から下側の部分)のアスペクト比(絶縁層113の上面から貫通孔131aの底部までの深さ/貫通孔131aの絶縁層113の上面における直径)が、例えば0.5以上、且つ、1.5以下となるように形成され得る。
次いで、図3Fに示されるように、第2樹脂絶縁層112に凹部op1、op2が形成される。なお、図3F~図3Hにおいては、配線基板1の形成工程における、第1絶縁層111、中間絶縁層113、第2絶縁層112、及び凹部op1、op2近傍の、図2に対応する領域の拡大図が示される。
例えば、300nm以下の比較的波長が短く、絶縁層の加工において比較的優れた直進性を有するエキシマレーザーなどを利用した加工によって、底部に中間絶縁層113を露出させる凹部op1、op2が形成される。凹部op1、op2は、第2絶縁層112を貫通して形成される第1導体層121が有するべき配線パターンに従って形成され、図示される凹部op2は形成される第1導体層121のランド部Lに対応し、凹部op1は配線FWに対応している(図1参照)。
形成される配線FWに対応する凹部op1は、その最小の幅が5μm以下となるように形成され、また、複数の凹部op1のうち隣接する凹部op1間の最小の距離は7μm以下となるように形成され得る。形成される凹部op1に関して、その幅に対する深さDの比は2.0以上であって4.0以下となるように形成され得る。形成される凹部op1、op2及び貫通孔131aの内面には、例えば、過マンガン酸塩等の酸化剤を含む薬液を使用するウェットプロセスのデスミア処理が施され得る。デスミア処理には、例えば、酸素プラズマによるプラズマエッチングなどのドライプロセスが用いられてもよい。
凹部op1、op2の形成においては、第2絶縁層112の上側から照射される、例えばエキシマレーザーなどのレーザー光によるアブレーションにより第2絶縁層112を貫通する凹部op1、op2が穿孔される。第2絶縁層112は、凹部op1、op2を形成するレーザー光に対する被加工性が比較的高く、中間絶縁層113は凹部op1、op2を形成するレーザー光に対する被加工性が比較的低い。従って、照射されるレーザー光による第2絶縁層112に対する加工(穿孔)が完了して凹部op1、op2の底部に中間層113が露出した後、中間絶縁層113はレーザー光によって実質的に加工を受け難い。すなわち、中間絶縁層113が凹部op1、op2を形成するレーザー光のストッパ層として機能し得る。従って、凹部op1、op2の深さDは、第2絶縁層112の厚さTと略等しい。
なお、図3E~図3Fを参照して説明された、貫通孔131a及び凹部op1、op2の形成順序は任意に変更され得る。例えば、貫通孔131aの形成に先行して、凹部op1、op2が形成されてもよい。なお、図3Dに示される、第1絶縁層111、中間絶縁層113、及び第2絶縁層112の積層後、貫通孔131a及び凹部op1、op2の形成前に、コア基板100の他方の面F2側では、露出する絶縁層21の表面が、例えばPETフィルムなどのマスクを用いて適宜保護され得る。
次いで、図3Gに示されるように、第2絶縁層112の上側の面全体を覆い、凹部op1、op2の内側及び貫通孔131aの内側を充填する導体層121pが形成される。例えば、先ず、スパッタリングによって金属膜層121aが形成される。金属膜層121aは貫通孔131a、凹部op1、op2の内面、並びに、第2絶縁層112の上面の全域を被覆する。次いで、この金属膜層121aを給電層として電解めっきが施され、めっき膜層121bが形成される。貫通孔131a、凹部op1、op2の金属膜層121aの内側が導体で充填され、第2絶縁層112の上面全域を覆う導体層121pが形成される。なお、金属膜層121aは無電解めっきによって形成される場合もあり得る。
貫通孔131aを充填する金属膜層121a及びめっき膜層121bによってビア導体131が形成される。ビア導体131は、そのアスペクト比が、貫通孔131aのアスペクト比(絶縁層113の上面から貫通孔131aの底部までの深さ/貫通孔131aの絶縁層113の上面における直径)に従って、例えば、0.5以上、且つ、1.5以下となるように形成され得る。
次いで、導体層121pの厚さ方向における、第2絶縁層112の上面より上の部分が研磨により除去される。導体層121pの研磨は、例えば化学機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)により実施され得る。研磨が完了した段階において、図3Hに示されるように、第2絶縁層112の上面と、導体層121pが研磨された後の第1導体層121の上面とは略面一となる。
図3Fを参照して上述されたように、第2絶縁層112を貫通して形成される凹部op1、op2の深さDは、第2絶縁層112の厚さTと略等しい。従って、凹部op1、op2を充填する第1導体層121の厚さも、第2絶縁層112の厚さTと略等しい。すなわち、本実施形態の配線基板の製造方法によれば、絶縁層112に埋め込まれる形態の導体層121の厚さは、比較的精密に、第2絶縁層112の厚さと略等しく形成され得る。
特に、第1導体層121に含まれる配線FWは、図3Fを参照して説明された凹部op1の寸法に従って、配線幅の最小値が5μm以下であり、配線間距離の最小値が7μm以下であり、且つ、アスペクト比が2.0以上であって4.0以下であるように形成され得る。なお、配線FWのアスペクト比は、上述の、例えばCMPによる導体層121pの研磨が、第2絶縁層112上面の露出後にも継続され、第2絶縁層112及び導体層121pが合わせてさらに研磨されることで調整される場合がある。
以上の工程により、配線基板は図3Iに示されるように、第1導体層121の上面及び第2絶縁層112の上面が露出する状態となる。配線FW及びランド部Lを有し、貫通導体層の形態を有する第1導体層121の形成が完了する。
次いで、図3Jに示されるように、コア基板100の他方の面F2側で導体層22がビア導体23と一体的に形成される。
コア基板100の一方の面F1側において、上述した、コア基板100上への絶縁層11及び導体層12の形成と同様の方法によって、導体層121の上側に、さらに絶縁層11及び導体層12が形成される。コア基板100の一方の面F1側のビルドアップ層10の形成が完了する。コア基板100の他方の面F2側では、さらに1層の絶縁層21と導体層22が交互に積層される。他方の面F2側での第2ビルドアップ部20の形成が完了する。第1ビルドアップ部10の最外の導体層12は、導体パッド12pを含むパターンに形成され、第2ビルドアップ部20の最外の導体層22は、導体パッド22pを含むパターンに形成される。
次いで、図3Kに示されるように、第1及び第2ビルドアップ部10、20上に例えばソルダーレジスト層である絶縁層110、210がそれぞれ形成される。例えば、スプレーコーティング、カーテンコーティング、又はフィルム貼り付けなどによって、感光性を有するエポキシ樹脂膜が形成され、露光及び現像により開口110a、210aが形成される。絶縁層110、210の開口110a、210aからは導体パッド12p、22pが露出する。以上の工程により、配線基板1の形成が完了する。開口110a、210aの形成後、露出する導体パッド12p、22pの表面には、保護膜(図示せず)が形成されてもよい。例えば、Ni/Au、Ni/Pd/Au、又はSnなどからなる保護膜がめっき法により形成され得る。有機材の吹き付けによりOSP膜が形成されてもよい。
実施形態の配線基板は、各図面に例示される構造、並びに、本明細書において例示される構造、形状、及び材料を備えるものに限定されない。実施形態の配線基板は、絶縁層として少なくとも第1絶縁層、中間絶縁層、及び第2絶縁層を備え、第2絶縁層を貫通して中間絶縁層の上面に接する第1導体層を有していればよい。例えば、貫通導体層の形態を有する導体層は、配線基板を構成する導体層の内の任意の単数又は複数の導体層であり得る。第1ビルドアップ部及び第2ビルドアップ部は任意の層数の絶縁層及び導体層を有し得る。コア基板の両面に形成される第1ビルドアップ部が有する絶縁層及び導体層の層数は、第2ビルドアップ部が有する絶縁層及び導体層の層数と異なっていてよい。また、実施形態の配線基板の形態は、コア基板を有するものに限定されない。
本実施形態の配線基板の製造方法は、各図面を参照して説明された方法に限定されず、その条件や順序等は適宜変更されてよい。実施形態の配線基板の製造方法は、少なくとも、第1絶縁層及び第2絶縁層とは異なる材料で構成される中間層を、中間層の下面の全域が第1絶縁層の上面を被覆するように形成し、中間層に接して第2絶縁層に埋め込まれる形態の第1導体層が形成されればよい。現に製造される配線基板の構造に応じて、一部の工程が省略されてもよく、別の工程が追加されてもよい。
1 配線基板
101、11、21 絶縁層
111 絶縁層(第1絶縁層)
112 絶縁層(第2絶縁層)
113 絶縁層(中間層、中間絶縁層)
12、22、102 導体層
121 導体層(第1導体層)
10 第1ビルドアップ部
20 第2ビルドアップ部
110、210 絶縁層(ソルダーレジスト層)
op1、op2 凹部
FW 配線
L ランド部
D 深さ
T 厚さ

Claims (16)

  1. 第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層上に形成される第2絶縁層と、
    前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との間に介在し、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を構成する材料と異なる材料を含む中間層と、
    前記中間層上に形成される第1導体層と、
    を含む配線基板であって、
    前記中間層の下面の全域が、前記第1絶縁層の上面を直接被覆しており、
    前記第1導体層は、前記第2絶縁層を貫通して前記中間層を露出させる凹部に充填される導体によって構成されている。
  2. 請求項1記載の配線基板であって、前記中間層は、シリコン化合物を含んでいる。
  3. 請求項1記載の配線基板であって、前記中間層は、スパッタ膜層である。
  4. 請求項1記載の配線基板であって、前記中間層は、前記第2絶縁層の厚さに対して8%以上、且つ、25%以下の厚さを有する。
  5. 請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層は、前記凹部の内面に被覆されたスパッタ金属膜層を有している。
  6. 請求項1記載の配線基板であって、前記第1導体層は、最小配線幅が5μm以下であって最小配線間距離が7μm以下であり、且つ、アスペクト比が2.0以上であって、4.0以下である配線パターンを含んでいる。
  7. 請求項1記載の配線基板であって、前記中間層及び前記第1絶縁層を貫通する第1ビア導体をさらに含んでおり、前記第1ビア導体のアスペクト比が、0.5以上であって、1.0以下である。
  8. 第1絶縁層、第2絶縁層、及び、前記第1絶縁層と前記第2絶縁層との間に介在する中間層を有する積層構造を形成することと、
    前記第2絶縁層を貫通する凹部を形成することと、
    前記凹部を導体で充填し、前記第2絶縁層に埋め込まれる形態を有する第1導体層を形成することと、
    を含む配線基板の製造方法であって、
    前記中間層は、前記第1絶縁層及び前記第2絶縁層を構成する材料と異なる材料で、前記中間層の下面の全域が前記第1絶縁層の上面を直接被覆するように形成され、
    前記凹部を形成することは、レーザー光の照射によって、前記凹部の底部に前記中間層の上面を露出させることを含む。
  9. 請求項8記載の配線基板の製造方法であって、レーザー光の照射により、前記第2絶縁層、前記中間層、及び前記第1絶縁層を貫通する貫通孔を形成することと、前記貫通孔を導体で充填しビア導体を形成することと、をさらに含んでおり、
    前記凹部の形成に使用されるレーザー光の波長は、前記貫通孔の形成に使用されるレーザー光の波長よりも短い。
  10. 請求項9記載の配線基板の製造方法であって、前記凹部の形成にはエキシマレーザーが使用され、前記貫通孔の形成にはUVレーザーが使用される。
  11. 請求項9記載の配線基板の製造方法であって、前記凹部及び前記貫通孔の内面にプラズマガスを使用するデスミア処理を施すことをさらに含んでいる。
  12. 請求項8記載の配線基板の製造方法であって、前記中間層はシリコン化合物を含む材料で形成される。
  13. 請求項8記載の配線基板の製造方法であって、前記中間層はスパッタリングにより前記第2絶縁層の厚さに対して8%以上、且つ、25%以下の厚さを有するように形成される。
  14. 請求項8記載の配線基板の製造方法であって、前記第1導体層を形成することは、前記凹部の内面にスパッタリングにより金属膜層を形成することを含んでいる。
  15. 請求項8記載の配線基板の製造方法であって、前記第1導体層は、最小配線幅が5μm以下であって最小配線間距離が7μm以下であり、且つ、アスペクト比が2.0以上であって、4.0以下である配線パターンを含むように形成される。
  16. 請求項9記載の配線基板の製造方法であって、前記ビア導体は、アスペクト比が0.5以上、且つ1.0以下となるように形成される。
JP2022101975A 2022-06-24 2022-06-24 配線基板及び配線基板の製造方法 Pending JP2024002647A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022101975A JP2024002647A (ja) 2022-06-24 2022-06-24 配線基板及び配線基板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022101975A JP2024002647A (ja) 2022-06-24 2022-06-24 配線基板及び配線基板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024002647A true JP2024002647A (ja) 2024-01-11

Family

ID=89472886

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022101975A Pending JP2024002647A (ja) 2022-06-24 2022-06-24 配線基板及び配線基板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024002647A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5931547B2 (ja) 配線板及びその製造方法
US8541695B2 (en) Wiring board and method for manufacturing the same
KR20070082537A (ko) 회로 기판 구조체 및 그 제조 방법
US9723728B2 (en) Wiring board with built-in electronic component and method for manufacturing the same
US11729912B2 (en) Wiring substrate and method for manufacturing wiring substrate
JP2014049578A (ja) 配線板、及び、配線板の製造方法
JP2004095854A (ja) 多層配線基板
TW202335552A (zh) 配線基板
JP2024002647A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
US11277910B2 (en) Wiring substrate
JP4282161B2 (ja) 多層プリント配線板及び多層プリント配線板の製造方法
JP2022119416A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
KR101987378B1 (ko) 인쇄회로기판의 제조 방법
JP2000323841A (ja) 多層回路基板とその製造方法
JP2009289869A5 (ja)
JP2023056890A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP2024011386A (ja) 配線基板
US20240008176A1 (en) Wiring substrate
JP2024033648A (ja) 配線基板
JP2024061022A (ja) 配線基板の製造方法
JP2023179281A (ja) 配線基板
JP2023010237A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP2023105539A (ja) 多層配線基板
JP2022179156A (ja) 配線基板及び配線基板の製造方法
JP2023155032A (ja) 配線基板の製造方法