JP2022119416A - 配線基板及び配線基板の製造方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022119416000001
【課題】配線基板の品質向上。
【解決手段】実施形態の配線基板100は、第1導体層11と、第1導体層11の上に形成されている第2絶縁層22と、第2絶縁層22の上に形成されている第2導体層と第1導体層11とを接続する接続導体4と、第1導体層11と第2絶縁層22との密着性を向上させる被覆膜5と、を備えている。第1導体層11は、接続導体4と接する導体パッド1aと、被覆膜5に覆われている配線パターン1bと、を含み、導体パッド1aにおける第2絶縁層22と向かい合う表面は、配線パターン1bの表面1b1の面粗度よりも高い第1面粗度を有し、導体パッド1aにおける第2導体層22側の表面1a1は被覆膜5に覆われている領域1a12と被覆膜5から露出する第1領域1a11とを有し、接続導体4は、第1領域1a11の上に形成されていて被覆膜4から離間している。
【選択図】図3

Description

本発明は、配線基板及び配線基板の製造方法に関する。
特許文献1には、プリント配線板に関し、低粗化又は無粗化の金属配線層の表面に化成皮膜が形成され、この化成皮膜を介して金属配線層上に絶縁樹脂層が形成されることが、開示されている。
特開2018-172759号公報
特許文献1に開示の方法では、金属配線層の表面上に形成された化成皮膜が、後工程における各種の処理によって溶解することがある。そのため、特許文献1の方法で製造されたプリント配線板に化成皮膜の溶解液による意図せぬ不具合がもたらされ、プリント配線板の品質劣化を招くことがある。
本発明の配線基板は、第1絶縁層と、前記第1絶縁層上に形成されている第1導体層と、前記第1絶縁層及び前記第1導体層の上に形成されている第2絶縁層と、前記第2絶縁層の上に形成されている第2導体層と、前記第2絶縁層を貫通して前記第1導体層と前記第2導体層とを接続する接続導体と、前記第1導体層の表面に形成されていて前記第1導体層と前記第2絶縁層との密着性を向上させる被覆膜と、を備えている。そして、前記第1導体層は、前記接続導体と接する導体パッドと、前記被覆膜に覆われている配線パターンと、を含み、前記導体パッドにおける前記第2絶縁層と向かい合う表面は、前記配線パターンの表面の面粗度よりも高い第1面粗度を有し、前記導体パッドにおける前記第2導体層側の表面は前記被覆膜に覆われている領域と前記被覆膜から露出する第1領域とを有し、前記接続導体は、前記第1領域の上に形成されていて前記被覆膜から離間している。
本発明の配線基板の製造方法は、導体パッド及び配線パターンを有する第1導体層を第1絶縁層上に形成することと、前記導体パッドの露出面を粗化することと、前記第1絶縁層及び前記第1導体層を覆う被覆膜を設けることと、前記被覆膜の一部を除去することによって前記導体パッドの表面に前記被覆膜に覆われない第1領域を設けることと、前記被覆膜及び前記導体パッドを覆う第2絶縁層を形成することと、前記第2絶縁層の上に第2導体層を形成することと、前記第2絶縁層を貫通して前記導体パッドと前記第2導体層とを接続する接続導体を、前記第1領域の上に前記被覆膜と離間するように形成することと、を含んでいる。
本発明の実施形態によれば、配線パターンに所望される特性及び配線パターンと絶縁層との密着性を確保し、しかも、導体層同士を接続する接続導体と接する導体パッドと絶縁層との剥離などによる配線基板の品質劣化を抑制し得ることがある。
本発明の一実施形態の配線基板の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態における第1導体層の導体パターンの一例を示す平面図。 図1のIII部の拡大図。 図3のIV部の拡大図。 本発明の一実施形態の配線基板の他の例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板のさらに他の例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。 本発明の一実施形態の配線基板の製造工程の一例を示す断面図。
本発明の一実施形態の配線基板が図面を参照しながら説明される。図1は一実施形態の配線基板の一例である配線基板100を示す断面図であり、図2は、配線基板100の第1導体層11の一部の導体パターンの一例を示す平面図である。図1には図2のI-I線に重なる切断線での断面図が示されている。なお、配線基板100は本実施形態の配線基板の一例に過ぎない。実施形態の配線基板の積層構造、並びに、導体層及び絶縁層それぞれの数は、図1の配線基板100の積層構造、並びに配線基板100に含まれる導体層及び絶縁層それぞれの数に限定されない。
図1に示されるように、配線基板100は、コア基板3と、コア基板3におけるその厚さ方向において対向する2つの主面(第1面3a及び第2面3b)それぞれの上に交互に積層されている絶縁層及び導体層を含んでいる。コア基板3は、絶縁層32と、絶縁層32の両面それぞれの上に形成されている導体層31とを含んでいる。
なお、実施形態の説明では、配線基板100の厚さ方向において絶縁層32から遠い側は「上側」もしくは「上方」、又は単に「上」とも称され、絶縁層32に近い側は「下側」もしくは「下方」、又は単に「下」とも称される。さらに、各導体層及び各絶縁層において、絶縁層32と反対側を向く表面は「上面」とも称され、絶縁層32側を向く表面は「下面」とも称される。
配線基板100は、コア基板3の第1面3aの上に、第1絶縁層21、第1導体層11、第2絶縁層22、及び第2導体層12を備えている。第1導体層11は第1絶縁層21の上に形成されており、第2絶縁層22は第1絶縁層21及び第1導体層11の上に形成されている。そして、第2導体層12は第2絶縁層22の上に形成されている。第1絶縁層21はコア基板3の第1面3aを覆っており、第2絶縁層22は、第1導体層11、及び、第1導体層11に覆われずに露出する第1絶縁層21を覆っている。配線基板100は、さらに、コア基板3の第2面3bの上に交互に積層されている2つの絶縁層23及び2つの導体層13を備えている。
配線基板100は、さらに、各絶縁層を貫通し、各絶縁層を介して隣接する導体層同士を接続する接続導体4を備えている。接続導体4は、第1絶縁層21、第2絶縁層22、及び2つの絶縁層23それぞれに含まれている。コア基板3の絶縁層32は接続導体33を含んでいる。接続導体33は、コア基板3の両面それぞれの導体層31同士を接続する、所謂スルーホール導体である。
接続導体4は、順次ビルドアップされる各絶縁層内に形成される所謂ビア導体である。第1絶縁層21に含まれる接続導体4は、導体層31と第1導体層11とを接続している。第2絶縁層22に含まれる接続導体4は、第1導体層11と第2導体層12とを接続している。2つの絶縁層23それぞれに含まれる接続導体4は、導体層31と導体層13とを接続するか、導体層13同士を接続している。
第1及び第2の絶縁層21、22、絶縁層23、及び絶縁層32は、任意の絶縁性樹脂によって形成される。絶縁性樹脂としては、エポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂(BT樹脂)又はフェノール樹脂などが例示される。図1の例では、絶縁層32は、ガラス繊維やアラミド繊維などで形成される芯材(補強材)32aを含んでいる。図1には示されていないが、絶縁層32以外の各絶縁層も、ガラス繊維などからなる芯材を含み得る。各絶縁層は、さらに、シリカ(SiO2)、アルミナ、又はムライトなどの微粒子からなる無機フィラー(図示せず)を含み得る。
第1及び第2の導体層11、12、導体層13、及び導体層31、並びに、接続導体4及び接続導体33は、銅又はニッケルなどの任意の金属を用いて形成される。図1の例において、導体層31は、金属箔31a、金属膜31b、及びめっき膜31cを含んでいる。接続導体33は、導体層31と一体的に形成されていて、金属膜31b及びめっき膜31cによって構成されている。
一方、第1及び第2の導体層11、12、及び導体層13、並びに接続導体4は、それぞれ、金属膜10b及びめっき膜10cによって構成されている。各接続導体4は、第1導体層11、第2導体層12、又は導体層13と一体的に形成されている。めっき膜31c、10cは、例えば電解めっき膜である。金属膜31b及び金属膜10bは、例えば無電解めっき膜又はスパッタリング膜であり、それぞれ、めっき膜31c及びめっき膜10cが電解めっきで形成される際の給電層として機能する。
第2絶縁層22及び第2導体層12の上には、ソルダーレジスト6が形成されている。コア基板3の第2面3b側の表層の絶縁層23及び導体層13の上にもソルダーレジスト6が形成されている。ソルダーレジスト6には、第2導体層12又は導体層13の一部を露出させる開口6aが設けられている。ソルダーレジスト6は、例えば、感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などで形成される。
第1導体層11、第2導体層12、2つの導体層13、及び2つの導体層31は、それぞれ、所定の導体パターンを含んでいる。第1導体層11は、導体パッド1aと、配線パターン1bと、を含んでいる。
導体パッド1aは、第2絶縁層22を貫通する接続導体4と接している。すなわち、導体パッド1aは、その上に接続導体4が形成される導体パッドであり、第2絶縁層22を貫通する接続導体4に対する、所謂受けパッドである。そのため、導体パッド1aの第2絶縁層22側の表面の一部は、第2絶縁層22を貫通する接続導体4に覆われている。換言すると、導体パッド1aの第2絶縁層22側の表面の一部は、第2絶縁層22を貫通する接続導体4の底面に対向している。図1の例では、第1絶縁層21を貫通する接続導体4と第2絶縁層22を貫通する接続導体4とが積み重なるように形成されており、所謂スタックビア導体が形成されている。導体パッド1aは、第1絶縁層21を貫通する接続導体4(ビア導体)の所謂ビアパッドとして設けられている。
配線パターン1bは、任意の電気信号の伝送や電力の供給に用いられる導電路として機能する導体パターンである。配線パターン1bは、第1絶縁層21を向く表面以外の表面を第2絶縁層22に覆われている。配線パターン1bは、例えば電気信号の所定の送信元と送信先とを単独で又は他の導体パターンと連携して接続していてもよく、電力の所定の給電元と給電先とを接続していてもよい。配線パターン1bは、例えば数GHzを超えるような高周波信号の伝送路であってもよい。
図2に示されるように、図1の例の2つの配線パターン1bは、第1導体層11内の2つの導体パッド1d同士を接続している。なお、図2の例の導体パッド1a、1dにおいて二点鎖線で囲まれている領域1aa、1daは、導体パッド1a、1dそれぞれの表面のうちで第2絶縁層22を貫通する接続導体4に覆われている領域を示している。
図1及び図2の例では、第1導体層11は、さらに、導体パターン1cを含んでいる。導体パターン1cは、導体パッド1a及び配線パターン1bが形成されていない領域に広がる平板状の形体を有する導体パターンである。導体パターン1cは、第1導体層11において導体パターン1c以外の配線や接続パッドなどの導体が形成されない領域を略埋め尽くすように設けられる所謂ベタパターンであってもよい。導体パターン1cは、例えば、グランド電位又は特定の電源の電位が印加されるグランドプレーン又は電源プレーンとして用いられる。
図1では省略されているが、図2に示されるように、配線基板100は、さらに、第1導体層11及び第1絶縁層21を覆う被覆膜5を備えている。図2において被覆膜5には、解り易さのために、ドットパターンによるハッチングが付されている。また第1導体層11の導体パッド1a、配線パターン1b、及び導体パターン1cは被覆膜5に覆われているが、図2では、これらは解りやすいように実線で示されている。図2の例の被覆膜5は、導体パッド1aの一部又は導体パッド1dの一部を露出させる開口5aを有している。
図3には、図1のIII部の拡大図が示されており、図4には図3のIV部のさらなる拡大図が示されている。図3及び図4を参照して、被覆膜5が詳述される。図3及び図4に示されるように、被覆膜5は、第1導体層11及び第1絶縁層21それぞれの表面に形成されており、第1導体層11又は第1絶縁層21と、第2絶縁層22との間に介在している。第1導体層11及び第1絶縁層21それぞれにおける第2絶縁層22と向かい合う表面が被覆膜5に覆われている。なお「第1導体層11及び第1絶縁層21それぞれにおける第2絶縁層22と向かい合う表面」は、第1導体層11及び第1絶縁層21それぞれの表面のうちの第2絶縁層22と向かい合っている領域を意味している。同様に、導体パッド1a、配線パターン1b、及び導体パターン1cそれぞれに関して後述する「第2絶縁層22と向かい合う表面」は、導体パッド1a、配線パターン1b、及び導体パターン1cの表面それぞれのうちの第2絶縁層22と向かい合っている領域を意味している。
図3の例では、被覆膜5は、第1導体層11における第2絶縁層22と向かい合う表面のうちの接続導体4の周辺部を除く略全面を覆っている。さらに被覆膜5は、第1絶縁層21における第2絶縁層22と向かい合う表面を覆っている。図3の例では、被覆膜5は、第1絶縁層21における第2絶縁層22と向かい合う表面の略全てを覆っている。なお、「第1絶縁層21における第2絶縁層22と向かい合う表面」には、第1絶縁層21の表面のうちで第1導体層11に覆われている部分は含まれない。
被覆膜5は、第1導体層11と第2絶縁層22との密着性を向上させる。被覆膜5は、例えば、第2絶縁層22を構成する樹脂などの有機材料、及び第1導体層11を構成する金属などの無機材料の両方と結合し得る材料によって形成される。被覆膜5は、例えば、有機材料と化学結合し得る反応基及び無機材料と化学結合し得る反応基の両方を含む材料によって形成される。そのため、被覆膜5に覆われている第1導体層11の各導体パターンと第2絶縁層22とが十分な強度で密着する。被覆膜5の材料としては、トリアゾール化合物などのアゾールシラン化合物を含むシランカップリング剤が例示される。なお、被覆膜5の材料は、第1導体層11の上に第2絶縁層22が直接形成される場合と比べて、第1導体層11と第2絶縁層22との密着強度を高め得るものであればよく、シランカップリング剤に限定されない。
図3に示されるように、本実施形態では、第1導体層11の配線パターン1bにおける第2絶縁層22と向かい合う表面1b1は、被覆膜5に覆われている。すなわち、被覆膜5がない場合と比べて配線パターン1bと第2絶縁層22との密着性が高められている。従って、配線パターン1bからの第2絶縁層22の浮きや剥離が生じ難いと考えられる。
図3の例では、平板状の導体パターン1cにおける第2絶縁層22と向かい合う表面1c1も、被覆膜5に覆われている。すなわち、被覆膜5がない場合と比べて導体パターン1cと第2絶縁層22との密着性が高められている。従って、導体パターン1cからの第2絶縁層22の浮きや剥離が生じ難いと考えられる。
さらに、導体パッド1aにおける第2絶縁層22と向かい合う表面も、一部を除いて被覆膜5に覆われている。そのため導体パッド1aにおいても、被覆膜5がない場合と比べて導体パッド1aと第2絶縁層22との密着性が高められている。従って、導体パッド1aからの第2絶縁層22の浮きや剥離が生じ難いと考えられる。なお、導体パッド1aにおける第2絶縁層22と向かい合う表面には、接続導体4に覆われている領域1aaは含まれない。
導体パッド1aにおける第2絶縁層22と向かい合う表面は、導体パッド1aの側面1a2と、導体パッド1aにおける第2導体層側(第1絶縁層21と反対側)の表面1a1のうちの接続導体4に覆われていない部分とによって構成される(導体パッド1aにおける第2導体層側の表面1a1は、以下では「導体パッド1aの上面1a1」とも称される)。被覆膜5は、導体パッド1aの側面1a2の全体を覆うと共に、上面1a1を部分的に覆っている。具体的には、被覆膜5は、導体パッド1aの上面1a1のうちの第1領域1a11を露出させながら、上面1a1における第1領域1a11以外の領域である第2領域1a12を覆っている。すなわち導体パッド1aにおける第2導体層側の表面1a1は、被覆膜5に覆われている第2領域1a12と、被覆膜5から露出する第1領域1a11とを有している。導体パッド1aの上面1a1における被覆膜5の開口5a内の領域が第1領域1a11である。
第1領域1a11は、導体パッド1aの上面1a1のうちの接続導体4と接していて接続導体4に覆われている領域(接続領域)1aaと、接続領域1aaの周囲の領域であって接続導体4にも被覆膜5にも覆われていない領域(非被覆領域)1abとを含んでいる。従って被覆膜5の開口5aの面積は、導体パッド1aと接続導体4との界面の面積よりも大きい。接続導体4は、導体パッド1aの上面1a1の第1領域1a11の上に、具体的には第1領域1a11のうちの接続領域1aaの上に形成されていて被覆膜5から離間している。一方、非被覆領域1abは第2絶縁層22に直接接している。換言すると、被覆膜5と接続導体4との間には第2絶縁層22の一部が介在している。
先に参照された図1では省略されているが、図3に示されるように、第1導体層11の各導体パターン(導体パッド1a、配線パターン1b、及び導体パターン1cなど)は、第1絶縁層21と接していない表面に、互いに程度の異なる凹凸を有している。換言すると、第1導体層11は、その表面に、互いに面粗度の異なる複数の領域を有している。図3の例において表面1b1、表面1c1、並びに導体パッド1aの側面1a2及び第2領域1a12上の凹凸の凹部は、被覆膜5で充填されている。一方、導体パッド1aの非被覆領域1ab上の凹凸の凹部は、第2絶縁層22で充填されている。
図3に示される第1導体層11では、導体パッド1aの側面1a2、並びに上面1a1のうちの第2領域1a12及び非被覆領域1abの凹凸の高低差は、配線パターン1bの表面1b1上の凹凸の高低差よりも大きい。すなわち、導体パッド1aにおける第2絶縁層22と向かい合う表面は、配線パターン1bにおける被覆膜5に覆われている表面の面粗度(第2面粗度)よりも高い面粗度(第1面粗度)を有している。導体パッド1aにおける第2絶縁層22と向かい合う表面は、第2面粗度よりも高い第1面粗度を有するように粗化されている。後述されるように、導体パッド1aの表面は、例えばマイクロエッチングなどによって粗化されている。
一方、配線パターン1bの表面1b1は、表面1b1の粗化のために積極的に設けられた工程で粗化されていなくてもよい。表面1b1の凹凸は、めっき膜10cの粒界やめっき膜10cの形成時のめっきレジストの表面の凹凸によって生じていてもよい。
本実施形態の配線基板100では、導体パッド1aにおける第2絶縁層22と向かい合う表面が比較的高い面粗度(第1面粗度)を有するように粗化されている。そのため、導体パッド1aと第2絶縁層22との剥離が抑制されることがある。具体的には、導体パッド1aと第2絶縁層22との界面への意図せぬ液体の浸入が、比較的高い第1面粗度を有する導体パッド1aの表面の凹凸によって防がれる。その結果、そのような液体の浸入によって引き起こされ得る導体パッド1aと第2絶縁層22との剥離が抑制されることがある。
詳述すると、配線基板100の製造工程では、接続導体4の形成のために第2絶縁層22に設けられた貫通孔4aの内壁が、各種の処理溶液やめっき液になどに晒されることがある。そしてそれらの液体が、貫通孔4aの内壁から導体パッド1aと第2絶縁層22との界面に侵入し、導体パッド1aと第2絶縁層22との剥離を引き起こすことがある。しかし本実施形態では、そのような剥離を引き起こし得る意図せぬ液体の浸入が、比較的高い第1面粗度を有する導体パッド1aの表面の凹凸によって防がれる。
一方、配線パターン1bの表面1b1は、導体パッド1aの表面が有する第1面粗度よりも低い面粗度(第2面粗度)を有している。例えば高度に粗化された表面を有する配線パターンでは、高周波信号の伝送において、表皮効果の影響を受けて実質的なインピーダンスが増加して伝送特性が低下することがある。また、例えば10μm/10μm(配線幅/配線間隔)程度以下のファインな配線パターンでは、その表面が高度に粗化されると、設計上の配線幅や厚さに対して粗化後に所望の形状が得られないことがある。しかし本実施形態では、配線パターン1bの表面1b1は、比較的低い面粗度、少なくとも第1面粗度よりも低い第2面粗度を有しているので、高い面粗度に起因する高周波伝送特性の低下などの問題が生じ難いと考えられる。
そして配線パターン1bの表面1b1は、配線パターン1bと第2絶縁層22との密着性を向上させる被覆膜5に覆われている。一般に、比較的低い面粗度の表面を有する導体層とその表面上に形成される絶縁層との間には、所謂アンカー効果の作用が十分に得られず、その結果、導体層と絶縁層との剥離が生じることがある。しかし本実施形態の配線パターン1bの表面1b1は被覆膜5に覆われているので、配線パターン1bと第2絶縁層22との間の剥離が生じ難いと考えらえられる。
さらに本実施形態では、導体パッド1aの表面上に形成された被覆膜5の溶解による品質の劣化が生じ難いと考えられる。前述したように、配線基板100の製造工程では、第2絶縁層22に設けられた貫通孔4aの内壁は各種の液体に晒され得る。その液体が導体パッド1aと第2絶縁層22との界面に浸入すると、浸入した液体が導体パッド1aの表面上に形成されている被覆膜5を溶解させることがある。その場合、被覆膜5が貫通孔4a内に溶出して接続導体4と導体パッド1aとの接続不良を引き起こしたり、被覆膜5の溶解箇所において導体パッド1aと第2絶縁層22との剥離が発生したりすることがある。
しかし本実施形態では、接続導体4と被覆膜5とが離間している。すなわち、接続導体4が内部に形成される貫通孔4aと被覆膜5とが離間している。そのため、配線基板100の製造工程において、例え貫通孔4aの内壁から各種の液体が導体パッド1aと第2絶縁層22との界面に浸入しても、その液体は被覆膜5に達し難い。従って、被覆膜5が溶解し難い。すなわち、導体パッド1aと第2絶縁層22とが剥離し難い。また、被覆膜5が万一溶解したとしても、その溶解液が貫通孔4a内に溶出し難い。従って、接続導体4と導体パッド1aとの接続不良が生じ難い。このように本実施形態では、被覆膜5の溶解が生じ難く、その溶解によって引き起こされる界面剥離や接続不良などの問題が防がれると考えられる。
被覆膜5の溶解防止の観点から、平面視での接続導体4と被覆膜5との間隔Gとしては、5μm以上、20μm以下が例示される。この程度の間隔が確保されていれば、被覆膜5まで達するような製造工程中の各種液体の浸入が防止され、しかも、この程度の間隔は、配線基板100の小型化を顕著に阻害しないと考えられる。なお「平面視」は、配線基板100をその厚さ方向に沿う視線に沿って視ることを意味している。
上記のように配線基板100では、配線パターン1bにおいて良好な伝送特性及び第2絶縁層22との十分な密着性が得られ、しかも、接続導体4と接する導体パッド1aと第2絶縁層22との剥離などによる品質劣化が抑制される。このように本実施形態によれば、配線パターンに所望される特性及び配線パターンと絶縁層との密着性を確保し、しかも、導体層同士を接続する接続導体と接する導体パッドと絶縁層との剥離などによる配線基板の品質劣化を抑制し得ると考えられる。
配線パターン1bにおける良好な高周波伝送特性、及び、導体パッド1aと第2絶縁層22との界面への液体の浸入の確実な防止の両立のためには、導体パッド1aの表面が有する第1面粗度と、配線パターン1bの表面1b1が有する第2面粗度との差は大きい方が好ましいと考えられる。例えば、導体パッド1aの上面1a1及び側面1a2が有する第1面粗度は、配線パターン1bの第2面粗度よりも100%以上高い。その場合、導体パッド1aと第2絶縁層22との界面への液体の浸入を略確実に防ぎながら、配線パターン1bにおいて、数GHzオーダーの高周波信号に対する良好な伝送特性が得られると考えられる。
第1面粗度は、第2面粗度の200%以上、1200%以下であってもよい。その場合、導体パッド1aの上面1a1や側面1a2の粗化工程が過剰な時間を必要とせず、また、粗化工程中の第1絶縁層21などへのダメージも少ないと考えられる。導体パッド1aの上面1a1などが有する第1面粗度は、例えば、算術平均粗さ(Ra)で0.3μm以上、0.6μm以下である。また、配線パターン1bの表面1b1が有する第2面粗度は、例えば、算術平均粗さ(Ra)で0.05μm以上、0.15μm以下である。すなわち、導体パッド1aの上面1a1や側面1a2の算術平均粗さ(Ra)は、配線パターン1bの表面1b1の算術平均粗さ(Ra)の2倍以上である。
図3の例では、導体パッド1aを覆う被覆膜5における第2絶縁層22と向かい合う表面は、導体パッド1aの表面の凹凸に基づく起伏を有している。被覆膜5の表面が平坦な場合と比べて、被覆膜5と第2絶縁層22との接触面積が増大していると考えられる。被覆膜5による密着性向上作用に加えて、接触面積の増大による密着性向上作用が得られることがある。
一方、導体パッド1aの上面1a1と接続導体4との間には被覆膜5は介在していない。すなわち、例えばシランカップリング剤のような有機材料を介さずに、導体パッド1aを構成する銅などの金属と接続導体4を構成する銅などの金属とが、導体パッド1aと接続導体4との界面において直接接している。従って、導体パッド1aと接続導体4との界面において金属同士による機械的に強固で電気的抵抗の小さい接合が得られていると考えられる。
図3の例では、平板状の導体パターン1cにおける第2絶縁層22と向かい合う表面1c1は、導体パッド1aの上面1a1や側面1a2が有する第1面粗度よりも低い面粗度を有している。表面1c1は、表面1c1の粗化のために積極的に設けられた工程で粗化されていなくてもよい。図3の例の導体パターン1cの表面1c1は、配線パターン1bの表面1b1の面粗度(第2面粗度)と略同じ面粗度を有している。導体パターン1cの表面1c1は第2面粗度を有していてもよい。導体パターン1cにおいても、良好な高周波伝送特性が得られると考えられる。その反面、導体パターン1cの表面1c1において得られるアンカー効果は小さいと推察されるが、導体パターン1cの表面1c1は、前述したように被覆膜5に覆われている。被覆膜5によって密着性を高められている導体パターン1cと第2絶縁層22との間の界面剥離は生じ難いと考えられる。
配線基板100では、図4に示されるように、導体パッド1aの上面1a1のうちの接続導体4に覆われている領域1aaは、上面1a1の第2領域1a12や非被覆領域1ab及び側面1a2が有する第1面粗度よりも低い面粗度(第3面粗度)を有している。第3面粗度は、図3に示される配線パターン1bの表面1b1が有する第2面粗度よりも高い。接続導体4に覆われている領域(接続領域)1aaは、第2絶縁層22のような樹脂と接しておらず、また、表皮効果によって電流の集中が生じる「伝送路の表面」でもない。そのため、領域1aaには大きな凹凸及び平坦性のいずれも特に求められない。従って、図3及び図4に示されるように、導体パッド1aの上面1a1のうちの接続領域1aaは、第1面粗度と第2面粗度との間の任意の面粗度(第3面粗度)を有し得る。
図5A及び図5Bには、本実施形態の配線基板の他の例が示されている。図5A及び図5Bは、本実施形態の配線基板の他の例における図1のIII部に相当する部分の拡大図である。図5A及び図5Bにおいて図1に示される例と同様の構成要素には、図1のIII部の拡大図である図3おいて付された符号と同じ符号が付されるか適宜省略され、その再度の説明は省略される。
図5Aの例では、平板状の導体パターン1cにおける第2絶縁層22と向かい合う表面1c1は、配線パターン1bの表面1b1が有する面粗度(第2面粗度)よりも高い面粗度を有するように粗化されている。図5Aの例において表面1c1は、導体パッド1aの上面1a1のうちの第2領域1a12や非被覆領域1ab及び側面1a2の面粗度(第1面粗度)と略同じ面粗度を有している。このように導体パターン1cの表面1c1も第1面粗度を有するように粗化されていてもよい。例えば導体パターン1cにおいて高周波信号が伝送されない場合には、表面1c1の高い面粗度が特に問題とならないと考えられる。
図5Aの例においても、導体パターン1cの表面1c1は、図3の例と同様に、被覆膜5に覆われている。そして表面1c1を覆う被覆膜5の表面は、表面1c1の凹凸に基づく起伏を有している。被覆膜5による密着性向上作用に加えて、被覆膜5と第2絶縁層22との接触面積の増大による密着性向上作用が得られることがある。
図5Bの例では、導体パターン1cの表面1c1は被覆膜に覆われていない。すなわち、導体パターン1cの表面1c1と第2絶縁層22とが被覆膜5を介さずに直接接している。しかし、導体パターン1cの表面1c1は、図5Aの例と同様に、配線パターン1bの表面1b1が有する面粗度(第2面粗度)よりも高い面粗度を有している。導体パターン1cの表面1c1は、導体パッド1aの第2領域1a12や非被覆領域1abが有する第1面粗度を有していてもよい。導体パターン1cと第2絶縁層22との間において十分なアンカー効果が得られるため、界面剥離が生じ難いと考えられる。
つぎに、一実施形態の配線基板の製造方法が、図1の配線基板100を例に用いて図6A~図6Iを参照して説明される。
図6Aに示されるように、コア基板3の絶縁層32となる絶縁層と、この絶縁層の両表面にそれぞれ積層された金属箔31aを含む出発基板(例えば両面銅張積層板)が用意され、コア基板3の導体層31及び接続導体33が形成される。例えばドリル加工又は炭酸ガスレーザー光の照射によって接続導体33の形成位置に貫通孔が形成され、その貫通孔内及び金属箔31a上に無電解めっき又はスパッタリングなどによって金属膜31bが形成される。そして金属膜31bを給電層として用いる電解めっきによってめっき膜31cが形成される。その結果、3層構造の導体層31、及び2層構造の接続導体33が形成される。その後、サブトラクティブ法によって導体層31をパターニングすることによって所定の導体パターンを備えるコア基板3が得られる。
そして、第1絶縁層21及び絶縁層23が、コア基板3の第1面3a上及び第2面3b上にそれぞれ形成される。第1絶縁層21及び絶縁層23それぞれの形成では、例えばフィルム状のエポキシ樹脂が、コア基板3の上に積層され、加熱及び加圧される。その結果、第1絶縁層21及び絶縁層23が、それぞれ形成される。第1絶縁層21及び絶縁層23は、フィルム状のエポキシ樹脂に限らず、BT樹脂、又はフェノール樹脂などの任意の樹脂によって形成され得る。第1絶縁層21及び絶縁層23には、接続導体4を形成するための貫通孔4aが、例えば炭酸ガスレーザー光の照射などによって形成される。
本実施形態の配線基板の製造方法は、図6Aに示されるように、導体パッド1a及び配線パターン1bを有する第1導体層11を第1絶縁層21上に形成することを含んでいる。図6Aの例では、導体パッド1a及び配線パターン1bに加えて導体パターン1cを含む第1導体層11が形成される。コア基板3の第2面3b側には導体層13が形成される。第1絶縁層21及び絶縁層23それぞれには接続導体4が形成される。
第1導体層11、導体層13、及び接続導体4は、例えばセミアディティブ法を用いて形成される。すなわち、貫通孔4a内、並びに、第1絶縁層21及び絶縁層23の表面上に、例えば無電解めっき又はスパッタリングによって金属膜10bが形成される。金属膜10bの上に、導体パッド1a、配線パターン1b、及び導体パターン1cに対応する開口、又は、導体層13に含まれるべき導体パターンに対応する開口を有するめっきレジスト(図示せず)が設けられる。そして、金属膜10bを給電層として用いる電解めっきによって、めっきレジストの開口内にめっき膜10cが形成される。その結果、金属膜10b及びめっき膜10cからなる第1導体層11及び導体層13それぞれが形成される。貫通孔4a内には、金属膜10b及びめっき膜10cからなる接続導体4が形成される。その後、めっきレジストが、例えば水酸化ナトリウムなどのアルカリ性剥離剤を用いて除去され、さらに、金属膜10bにおいてめっき膜10cに覆われずに露出している部分がエッチングなどによって除去される。
本実施形態の配線基板の製造方法は、図6B及び図6Cに示されるように、導体パッド1aの表面のうちの第1絶縁層21と接していない領域である露出面を粗化することを含んでいる。図6Cは、図6BのVIC部における導体パッド1aの露出面の粗化処理後の拡大図である。本実施形態の配線基板の製造方法では、配線パターン1bの露出面は粗化されない。そのため、図6B及び図6Cに示されるように、導体パッド1aの露出面の粗化において、配線パターン1bを覆うレジスト膜R1が設けられる。このように、導体パッド1aの露出面を粗化することは、配線パターン1bを覆うレジスト膜R1を設けることを含んでいてもよい。図1の配線基板100では導体パターン1cの表面も粗化されないので、図6B及び図6Cのレジスト膜R1は導体パターン1cも覆うように設けられている。
レジスト膜R1は、例えば感光性樹脂を含むフィルムの積層によって形成される。レジスト膜R1には、露光及び現像などのフォトリソグラフィ技術を用いて、少なくとも導体パッド1aを露出させる開口R1aが設けられる。レジスト膜R1は、例えば、前述した第1導体層11の形成に用いられるめっきレジスト(図示せず)と同様の材料で形成される。
導体パッド1aの露出面の粗化は任意の方法で行われ得る。例えば、黒化処理又はブラウン処理と呼ばれる表面酸化処理や、酸性の溶剤を用いたマイクロエッチング処理によって、導体パッド1aの露出面が粗化される。
導体パッド1aの露出面は、少なくとも、配線パターン1bの粗化されない表面1b1が有する面粗度(第2面粗度)よりも高い面粗度(第1面粗度)を有するように粗化される。導体パッド1aの露出面は、例えば、算術平均粗さ(Ra)で、0.3μm以上、0.6μm以下の面粗度を有するように粗化される。導体パッド1aの露出面の粗化後、レジスト膜R1は、例えば水酸化ナトリウムなどのアルカリ性剥離剤を用いて除去される。
図6Dに示されるように、本実施形態の配線基板の製造方法は、さらに、第1絶縁層21及び第1導体層11を覆う被覆膜5を設けることを含んでいる。図6Dは、図6Cと同様の部分における被覆膜5の形成後の状態を示している。図6Dの例では、被覆膜5は、第1絶縁層21の露出面、すなわち、第1絶縁層21における第1導体層11側の表面において第1導体層11に覆われていない領域の全部に設けられている。また被覆膜5は、導体パッド1aの露出面、配線パターン1bの露出面、及び導体パターン1cの露出面を含む、第1導体層11の露出面の全部に設けられている。
被覆膜5は、第1導体層11と、後工程で形成される第2絶縁層22(図6F参照)との密着性を向上させる。被覆膜5は、例えば、シランカップリング剤などの、有機材料及び無機材料の両方と結合し得る材料を含む液体への第1導体層11及び第1絶縁層21の浸漬や、そのような液体の噴霧(スプレーイング)によって形成される。しかし、被覆膜5の形成方法は任意であり、被覆膜5を構成する材料への浸漬や、その材料の噴霧に限定されない。
図6Eに示されるように、本実施形態の配線基板の製造方法は、さらに、被覆膜5の一部を除去することによって被覆膜5に覆われない第1領域1a11を導体パッド1aの表面に設けることを含んでいる。図6Eは、図6Dと同様の部分における被覆膜5の一部の除去後の状態を示している。導体パッド1aの表面上の被覆膜5の一部を除去することによって、後工程で導体パッド1a上に形成される接続導体4(図6H参照)と導体パッド1aとを、金属同士で強固に、且つ小さな電気抵抗で接合させることができる。図6Eの例では、被覆膜5の一部を除去することによって、第1領域1a11を被覆膜5から露出させる開口5aが形成されている。このように被覆膜5の一部を除去することは、被覆膜5に第1領域1a11を露出させる開口5aを形成することを含んでいてもよい。
第1領域1a11は、導体パッド1aにおける第1絶縁層21と反対側の表面(導体パッド1aの上面)1a1に設けられる。すなわち、導体パッド1aの上面1a1のうちの一部(第1領域1a11)が露出される。導体パッド1aの上面1a1のうちの第1領域1a11以外の領域は、被覆膜5に覆われている第2領域1a12となる。
被覆膜5の一部の除去は任意の方法で行われ得るが、図6Eは、レーザー光Lの照射によって被覆膜5の一部が除去される例を示している。図6Eの例では、第1領域1a11が設けられる領域以外の被覆膜5の上にはレジスト膜R2が設けられている。レジスト膜R2には第1領域1a11に対応する領域に開口R2aが設けられている。レジスト膜R2は、例えば、前述した導体パッド1aの露出面の粗化に用いられるめっきレジストR1(図6C参照)と同様の感光性の材料で形成される。その場合、露光及び現像によって開口R2aが設けられる。
そして被覆膜5のうちの開口R2a内に露出する部分が、レーザー光Lの照射によって除去される。開口R2a内の被覆膜5は、レーザー光Lの照射を受けて、溶解及び気化するか、又は昇華する。その結果、開口R2a内に露出していた被覆膜5が除去され得る。被覆膜5の一部の除去に用いるレーザー光としては、炭酸ガスレーザー光、YAGレーザー光などが例示されるが、被覆膜5の一部の除去に用いるレーザー光は、これらに限定されない。また、被覆膜5の一部を除去する方法はレーザー光の照射に限定されず、例えばプラズマ処理によって被覆膜5の一部が除去されてもよい。被覆膜5の一部の除去後、レジスト膜R2は、例えば水酸化ナトリウムなどのアルカリ性剥離剤を用いて除去される。
図6F及び図6Gに示されるように、本実施形態の配線基板の製造方法は、さらに、被覆膜5及び導体パッド1aを覆う第2絶縁層22を形成することを含んでいる。コア基板3の第2面3b側には、さらに絶縁層23が形成される。なお、図6Gには図6FにおけるVIG部の拡大図が示されている。第2絶縁層22及び絶縁層23は、第1絶縁層21と同様に、例えば、フィルム状のエポキシ樹脂の積層、並びに加熱及び加圧によって形成される。第2絶縁層22は、被覆膜5の開口5a内に露出する導体パッド1aの上面1a1の第1領域1a11を覆うように形成される。このように、第2絶縁層22を形成することは、開口5a内に露出する導体パッド1aの第1領域1a11を第2絶縁層22で全面的に覆うことを含んでいてもよい。
第2絶縁層22及び絶縁層23には、後工程で接続導体4(図6H参照)を形成するための貫通孔4aが、例えば炭酸ガスレーザー光の照射などによって形成される。第2絶縁層22における導体パッド1aの第1領域1a11内の領域1aa上に貫通孔4aが形成される。このように後工程において接続導体4を形成することは、第2絶縁層22に覆われている第1領域1a11を部分的に露出させる貫通孔4aを第2絶縁層22に形成することを含み得る。前述したように第1領域1a11は被覆膜5の一部の除去によって設けられる。その第1領域1a11内に形成される貫通孔4aは、被覆膜5と離間するように形成される。貫通孔4aによって導体パッド1aの第1領域1a11内の一部の領域(接続領域1aa)が露出する。接続領域1aaは、第1領域1a11のうち後工程で接続導体4と接続される部分である。第1領域1a11のうちの接続領域1aa以外の領域1abは、第2絶縁層22に覆われたまま残存する。
貫通孔4aの形成の際に例えばレーザー光に照射される導体パッド1aの表面が被覆膜5に覆われていると、レーザー光の照射によって被覆膜5が溶解し、導体パッド1aと第2絶縁層22との界面に浸透して、界面剥離などをもたらすことがある。しかし、本実施形態の配線基板の製造方法では、上記の通り、貫通孔4aは被覆膜5と離間するように形成されるので、被覆膜5の溶解が防止され、導体パッド1aと第2絶縁層22との界面への被覆膜5の溶解液の浸透も起こり難い。
貫通孔4aの形成後、好ましくは、貫通孔4aの形成によって生じた樹脂残渣(スミア)を除去するデスミア処理が行われる。例えばアルカリ性過マンガン酸溶液などの処理液に貫通孔4aの内壁を晒すことによって貫通孔4a内のスミアが除去される。このデスミア処理のための処理液による、導体パッド1aと第2絶縁層22との界面への浸入が、導体パッド1aの粗化された上面1a1の凹凸によって防がれる。導体パッド1aと第2絶縁層22との界面剥離などの不具合が防止されると考えられる。
好ましくは、後工程での第2導体層12及び接続導体4(図6H参照)の形成の前に、ソフトエッチング処理が行われる。ソフトエッチング処理によって、第2導体層12及び接続導体4が形成される表面(導体パッド1aの表面1a1の露出部分及び第2絶縁層22の表面)の酸化膜などが除去される。またソフトエッチング処理によって、図6Gに示されるように、導体パッド1aの表面1a1のうちの貫通孔4a内に露出している接続領域1aaの面粗度が、領域1abや第2領域1a12の第1面粗度よりも低い面粗度(第3面粗度)に低下する。
図6H及び図6Iに示されるように、本実施形態の配線基板の製造方法は、第2絶縁層22の上に第2導体層12を形成することと、第2絶縁層22を貫通して導体パッド1aと第2導体層12とを接続する接続導体4を形成することとを含んでいる。図6Iには、図6HのVII部の拡大図が示されている。接続導体4は貫通孔4a内に形成される。従って、接続導体4は、第1領域1a11の上に被覆膜5と離間するように形成される。なお、コア基板3の第2面3b側には、さらに、導体層13及び接続導体4が形成される。
第2導体層12、及び、第2絶縁層22を貫通する接続導体4は、それぞれ、例えば、前述した第1導体層11、及び、第1絶縁層21を貫通する接続導体4の形成方法と同様の方法で形成される。例えば、第2導体層12、及び第2絶縁層22を貫通する接続導体4、並びにコア基板3の第2面3b側にさらに形成される導体層13及び接続導体4は、セミアディティブ法によって形成される。
配線基板100が製造される図6Hの例では、ソルダーレジスト6が形成されている。ソルダーレジスト6には第2導体層12又は導体層13の一部を露出させる開口6aが設けられる。ソルダーレジスト6及び開口6aは、例えば感光性のエポキシ樹脂又はポリイミド樹脂などを含む樹脂層の形成と、適切な開口パターンを有するマスクを用いた露光及び現像とによって形成される。
セミアディティブ法による第2絶縁層22への接続導体4の形成では、図6Iに示されるように、貫通孔4a内に例えば無電解めっきによって金属膜10bが形成され、さらに電解めっきによってめっき膜10cが形成される。本実施形態の配線基板の製造方法では、金属膜10bの形成時の導体パッド1aと第2絶縁層22との界面へのめっき液の浸入が、導体パッド1aの粗化された表面の凹凸によって防がれる。めっき液の浸透による、導体パッド1aと第2絶縁層22との界面剥離などの不具合が防止されると考えられる。
以上の工程を経る事によって、図1の例の配線基板100が完成する。ソルダーレジスト6の開口6a内に露出する第2導体層12又は導体層13の一部の表面上には、無電解めっき、半田レベラ、又はスプレーコーティングなどによって表面保護膜(図示せず)が形成されてもよい。
なお、先に参照した図5Aの例の配線基板が製造される場合は、図6Cに例示の工程において、導体パターン1cを覆うレジスト膜R1が設けられずに、第1導体層11の露出面が粗化される。その結果、導体パターン1cの表面1c1も導体パターン1aの露出面と略同じ面粗度を有するように粗化される。
また、先に参照した図5Bの例の配線基板が製造される場合は、図6Eに例示の工程において、導体パターン1c上にレジスト膜R2が設けられずに、被覆膜5の一部の除去が行われる。その結果、導体パターン1cの表面1c1上の被覆膜5も除去される。或いは、図6Dに例示の工程において、導体パターン1c上にレジスト膜(図示せず)を設けて被覆膜5の形成を行うことによって、導体パターン1cを覆わない被覆膜5が形成されてもよい。
実施形態の配線基板は、各図面に例示される構造、並びに、本明細書において例示される構造、形状、及び材料を備えるものに限定されない。前述したように、実施形態の配線基板は任意の積層構造を有し得る。例えば実施形態の配線基板はコア基板を含まないコアレス基板であってもよい。実施形態の配線基板は、任意の数の導体層及び絶縁層を含み得る。第1導体層11は、配線基板の積層構造上の任意の階層に存在し得る。第1導体層11は、電解めっき膜からなるめっき膜10cを含まなくてもよく、例えば無電解めっき膜からなる金属膜10bだけを含んでいてもよい。また、配線基板に含まれる複数の導体層の全部又は一部の複数の導体層が、第1導体層11に含まれているような導体パッド1a、配線パターン1b、及び導体パターン1cを含んでいてもよい。また、導体パッド1aは、第1導体層11の下層の絶縁層(配線基板100における第1絶縁層21)を貫通する接続導体のビアパッドでなくてもよい。
実施形態の配線基板の製造方法は、各図面を参照して説明された方法に限定されない。例えば第1及び第2の導体層11、12はフルアディティブ法によって形成されてもよい。また、第1及び第2の絶縁層21、22は、フィルム状の樹脂に限らず、任意の形態の樹脂を用いて形成され得る。また、第2絶縁層22以外の絶縁層には、接続導体が形成されなくてもよい。実施形態の配線基板の製造方法には、前述された各工程以外に任意の工程が追加されてもよく、前述された工程のうちの一部が省略されてもよい。
100 配線基板
11 第1導体層
1a 導体パッド
1a1 第2導体層側の表面(上面)
1a11 第1領域
1a12 第2領域
1b 配線パターン
1b1 表面
1c 平板状の導体パターン
1c1 表面
12 第2導体層
21 第1絶縁層
22 第2絶縁層
4 接続導体(ビア導体)
4a 貫通孔
5 被覆膜
5a 開口
G 接続導体と被覆膜との間隔
R1 レジスト膜

Claims (14)

  1. 第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層上に形成されている第1導体層と、
    前記第1絶縁層及び前記第1導体層の上に形成されている第2絶縁層と、
    前記第2絶縁層の上に形成されている第2導体層と、
    前記第2絶縁層を貫通して前記第1導体層と前記第2導体層とを接続する接続導体と、
    前記第1導体層の表面に形成されていて前記第1導体層と前記第2絶縁層との密着性を向上させる被覆膜と、
    を備える配線基板であって、
    前記第1導体層は、前記接続導体と接する導体パッドと、前記被覆膜に覆われている配線パターンと、を含み、
    前記導体パッドにおける前記第2絶縁層と向かい合う表面は、前記配線パターンの表面の面粗度よりも高い第1面粗度を有し、
    前記導体パッドにおける前記第2導体層側の表面は前記被覆膜に覆われている領域と前記被覆膜から露出する第1領域とを有し、
    前記接続導体は、前記第1領域の上に形成されていて前記被覆膜から離間している。
  2. 請求項1記載の配線基板であって、前記被覆膜は前記第1領域を露出させる開口を有している。
  3. 請求項2記載の配線基板であって、前記開口の面積は、前記導体パッドと前記接続導体との界面の面積よりも大きい。
  4. 請求項1記載の配線基板であって、平面視での前記接続導体と前記被覆膜との間隔は、5μm以上、20μm以下である。
  5. 請求項1記載の配線基板であって、前記第1絶縁層における前記第2絶縁層と向かい合う表面が前記被覆膜に覆われている。
  6. 請求項5記載の配線基板であって、前記被覆膜は、前記第1絶縁層における前記第2絶縁層と向かい合う表面の略全てを覆っている。
  7. 請求項1記載の配線基板であって、前記被覆膜と前記接続導体との間に前記第2絶縁層の一部が介在している。
  8. 請求項1記載の配線基板であって、
    前記第1導体層は、さらに、前記導体パッド及び前記配線パターンが形成されていない領域に広がる平板状の導体パターンを含み、
    前記平板状の導体パターンにおける前記第2絶縁層と向かい合う表面は前記被覆膜に覆われている。
  9. 請求項1記載の配線基板であって、
    前記第1導体層は、さらに、前記導体パッド及び前記配線パターンが形成されていない領域に広がる平板状の導体パターンを含み、
    前記平板状の導体パターンにおける前記第2絶縁層と向かい合う表面は前記第1面粗度を有している。
  10. 導体パッド及び配線パターンを有する第1導体層を第1絶縁層上に形成することと、
    前記導体パッドの露出面を粗化することと、
    前記第1絶縁層及び前記第1導体層を覆う被覆膜を設けることと、
    前記被覆膜の一部を除去することによって前記導体パッドの表面に前記被覆膜に覆われない第1領域を設けることと、
    前記被覆膜及び前記導体パッドを覆う第2絶縁層を形成することと、
    前記第2絶縁層の上に第2導体層を形成することと、
    前記第2絶縁層を貫通して前記導体パッドと前記第2導体層とを接続する接続導体を、前記第1領域の上に前記被覆膜と離間するように形成することと、
    を含んでいる、配線基板の製造方法。
  11. 請求項10記載の配線基板の製造方法であって、前記被覆膜の一部を除去することは、前記被覆膜に前記第1領域を露出させる開口を形成することを含んでいる。
  12. 請求項11記載の配線基板の製造方法であって、前記第2絶縁層を形成することは、前記開口内に露出する前記第1領域を前記第2絶縁層で全面的に覆うことを含んでいる。
  13. 請求項12記載の配線基板の製造方法であって、前記接続導体を形成することは、前記第2絶縁層に覆われている前記第1領域を部分的に露出させる貫通孔を、前記被覆膜と離間するように前記第2絶縁層に形成することを含んでいる。
  14. 請求項10記載の配線基板の製造方法であって、前記導体パッドの前記露出面を粗化することは、前記配線パターンを覆うレジスト膜を設けることを含んでいる。
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