JP2023532777A - 高速カップホイール用冷却構造 - Google Patents

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Abstract

本発明は、ベースボディ(1)とブレードリング(2)を備える高速カップホイール用冷却構造に関する。前記ブレードリングは前記ベースボディに配置され、前記ベースボディに固定的に接続され、前記ブレードリングに複数のシンク群(3)が設けられている。複数のシンク群は前記ブレードリングの周方向に沿って順次間隔を空けて配置され、各前記シンク群は2つ以上の内側シンク(3.1)を含む。2つ以上の内側シンクは前記ブレードリングの周方向に沿って順次に間隔を空けて配置され、2つ以上の内側シンクの各々は、前記ブレードリングの径方向に沿ってその幅が徐々に大きくなる。従来技術と比較すると、本発明は、冷却水が作業面(2.1)全体を覆うことができ、作業面の冷却効率、冷却水の利用効率を効果的に向上させ、加工パラメータによる影響も低減し、研削安定性と研削品質の向上に役立ち、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。【選択図】図6

Description

本発明は、カップホイールの技術分野に関し、具体的には、特に高速カップホイール用冷却構造に関する。
カップホイールは、主に3つの作業モードがあり、図1および図2に示すように、第1はフロントリング作業モードであり、ブレードリングの作業面の外輪における軸方向高さがブレードリングの作業面の内輪における軸方向高さよりも低く、ブレードリングの作業面の内輪が最後にワークと接触することを特徴とする。図3および図4に示すように、第2はリアリング作業モードであり、ブレードリングの作業面の外輪における軸方向高さがブレードリングの作業面の内輪における軸方向高さよりも高く、ブレードリングの作業面の外輪が最後にワークと接触することを特徴とする。図5に示すように、第3はフロントリング/リアリング作業モードであり、ブレードリングの作業面の外輪における軸方向高さがブレードリングの作業面の内輪における軸方向高さよりも低く、ブレードリングの作業面の内輪が最後にワークと接触することを特徴とする。3つのモードでのブレードリング研削面は、運転した後食込量の変化が小さく通常の摩耗を伴う場合、そのブレードリング研削面の外径と内径の軸方向高さの差が食込量に対して曲面形状になっている。
従来技術の貫通ブレードリング状カップホイールでは、その隣接する2つの歯は、作業面に冷却水を供給するための貫通シンクを形成するために間隔を空けて配置され、貫通シンクはブレードリングの径方向に貫通構造である。カップホイールが高速に回転するとき、貫通シンクがブレードリングの径方向に貫通構造であるため、内径空洞からブレードリング内に入った冷却水のほとんどは遠心力の作用下で貫通シンクを介してブレードリングの外縁側に向かって投げ出され、ブレードリングの作業面の冷却作用が非常に小さく、ブレードリングの内輪側壁に沿ってブレードリングの作業面に流れた冷却水は非常に少なく、気流遮断によって束流が小滴に噴霧され、冷却効果が低下するため、ブレードリングの作業面のブレードリング内輪に近い領域に冷却水がないか、あるいは冷却水が不十分で十分な冷却が得られない。
従来技術の内ブレードリング状カップホイールでは、ブレードリングの外側が塞がれ、すなわち、貫通シンクのブレードリング外輪に近い一端が塞がれ、カップホイールが高速に回転するとき、内径空洞からブレードリング内輪に入った冷却水のほとんどが遠心力の作用下で、貫通シンク内のブレードリング外輪に近い一端に集中し、ブレードリングの作業面のブレードリング外輪から近い領域から投げ出される傾向があり、このときブレードリングの作業面のブレードリング外輪に近い領域は十分に冷却される。しかしながら、ブレードリングの作業面のブレードリング内輪に近い領域には冷却水がないか、あるいは冷却水が不十分で十分な冷却が得られない。
(国際調査報告を参照)
本発明は、従来技術の上記技術的問題の少なくとも1つをある程度解決することを目的とする。そのため、本発明の1つの目的は、冷却効率と冷却水利用効率を高め、研削安定性と研削品質の向上に寄与する高速カップホイール用冷却構造を提供することである。
上記の技術的問題を解決するための本発明の技術解決策としては、高速カップホイール用冷却構造は、ベースボディとブレードリングを備え、前記ブレードリングは前記ベースボディに配置され、前記ベースボディに固定的に接続され、
前記ブレードリングに複数のシンク群が設けられ、複数のシンク群は前記ブレードリングの周方向に沿って順次に間隔を空けて配置され、
各前記シンク群は2つ以上の内側シンクを含み、2つ以上の内側シンクは前記ブレードリングの周方向に沿って順次に間隔を空けて配置され、2つ以上の内側シンクは前記ブレードリングの径方向に沿って幅が徐々に大きくなる。
本発明は以下の有益な効果を有する。2つ以上の内側シンク中の異なる幅の内側シンク内から流れた冷却水は作業面全体を被覆することができ、作業面の冷却効率を高め、作業面の一部の領域が十分に冷却されないことを回避し、冷却水が作業面全体を被覆することにより、冷却水の利用効率を効果的に高め、加工パラメータによる影響も低減でき、研削安定性と研削品質の向上に寄与し、冷却水が作業面全体を被覆することにより、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
上記技術解決策の基に、本発明は以下のように改善され得る。
さらに、各前記シンク群中内側シンクの数は前記ブレードリングの食込量に比例する。
上記のさらなる解決策は以下の有益な効果を有する。各シンク群中の内側シンクの数が多いほど、冷却水の流れ均一性が高まり、冷却水が作業面全体を完全に被覆することを保証し、カップホイールの高速加工要求を満たし、冷却効率と冷却包括性を向上させることができる。
さらに、各前記シンク群中の隣接する2つの内側シンク間の前記ブレードリング径方向に沿った幅の差が、前記内側シンクの数に反比例する。
上記のさらなる解決策は以下の有益な効果を有する。冷却水が2つ以上の内側シンクを流れるときに、ブレードリングの外縁または内縁が冷却水で被覆され、冷却水が作業面全体を完全に被覆し、カップホイールの高速加工要求を満たし、冷却効率と冷却包括性を向上させることができる。
さらに、各前記シンク群中の内側シンクの前記ブレードリング径方向に沿った幅が大きいほど、隣接する内側シンクとの周方向間距が大きくなる。
上記のさらなる解決策は以下の有益な効果を有する。隣接する内側シンク間の周方向間距が大きいほど、隣接する2つの内側シンク間の領域における作業面の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
さらに、各前記シンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も大きい内側シンクと隣接する内側シンク間の間距をW1、このシンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も小さい内側シンクと隣接する内側シンク間の間距をW2、このシンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も小さい内側シンクと、隣接するシンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク間の間距をW3とすると、W1>W3>W2である。
上記のさらなる解決策は以下の有益な効果を有する。隣接する2つの内側シンク間の領域における作業面の強度が確保され、隣接する2つのシンク群間の領域における作業面の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
さらに、各前記シンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も大きい内側シンクと隣接する内側シンク間の冷却被覆面積をS1、このシンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も小さい内側シンクと隣接する内側シンク間の冷却被覆面積をS2、このシンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も小さい内側シンクと、隣接するシンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク間の冷却被覆面積をS3とすると、S1>S3>S2である。
上記のさらなる解決策は以下の有益な効果を有する。隣接する2つの内側シンク間の領域における作業面の強度が確保され、隣接する2つのシンク群間の領域における作業面の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
さらに、各前記シンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った幅が最も大きい内側シンクは、前記ブレードリングの外縁に近い。
上記のさらなる解決策は以下の有益な効果を有する。ブレードリング径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク内から流れた冷却水はブレードリングの外縁を被覆して、冷却効率を向上させることができる。
さらに、2つ以上の内側シンクは蛇行構造であり、2つ以上の内側シンクの軸線は前記ブレードリングの円心から外れている。
さらに、各前記シンク群は貫通シンクをさらに含み、前記貫通シンクは前記シンク群中の前記ブレードリング径方向に沿った長さが最も長い内側シンクの一側に配置される。
上記のさらなる解決策は以下の有益な効果を有する。冷却水は貫通シンクからブレードリングの外縁側に投げ出され、ブレードリングの外輪領域を被覆して、ブレードリングの冷却効率を向上させることができる。
さらに、前記貫通シンクは蛇行構造であり、その軸線が前記ブレードリングの円心から外れている。
従来技術のカップホイールのフロントリング作業モードの第1実施例を示す概略図である。 従来技術のカップホイールのフロントリング作業モードの第2実施例を示す概略図である。 従来技術のカップホイールのリアリング作業モードの第1実施例を示す概略図である。 従来技術のカップホイールのリアリング作業モードの第2実施例を示す概略図である。 従来技術のカップホイールのフロントリングとリアリング作業モードの実施例を示す概略図である。 本発明のカップホイールの実施例1の正面図である。 図6のAにおける拡大概略図である。 本発明のカップホイールの実施例2の正面図である。 図8のBにおける拡大概略図である。
以下、図面を参照して本発明の原理および特徴を説明するが、本発明を解釈する目的でのみ使用され、本発明の範囲を限定することを意図しない。
[実施例1]
図6および図7に示すように、高速カップホイール用冷却構造は、ベースボディ1とブレードリング2を備え、前記ブレードリング2は前記ベースボディ1に配置され、前記ベースボディ1に固定的に接続され、前記ブレードリング2に複数のシンク群3が設けられ、複数のシンク群3は前記ブレードリング2の周方向に沿って順次に間隔を空けて配置されている。
各前記シンク群3は2つ以上の内側シンク3.1を含み、2つ以上の内側シンク3.1は前記ブレードリング2の周方向に沿って順次に間隔を空けて配置され、2つ以上の内側シンク3.1は前記ブレードリング2の径方向に沿って幅が徐々に大きくなる。
ベースボディ1の中心で冷却水が導入され、内側シンク3.1に入り、冷却水が遠心力の作用下で、内側シンク3.1のブレードリング2の内輪に近い一端から内側シンク3.1のブレードリング2の外輪に近い一端に流れ、内側シンク3.1のブレードリング2の外輪に近い一端が塞がれるため、冷却水がブレードリング2の作業面2.1を流れ、作業面2.1で内側シンク3.1の接線方向に沿って流れ、冷却水は作業面2.1の一部の領域を冷却する。
2つ以上の内側シンク3.1は前記ブレードリング2の径方向に沿って幅が徐々に大きくなり、異なる幅の内側シンク3.1内から流れた冷却水が作業面2.1全体を被覆することができ、作業面2.1の冷却効率を高め、作業面2.1の一部の領域が十分に冷却されないことを回避し、冷却水が作業面2.1全体を被覆することにより、冷却水の利用効率を効果的に高め、加工パラメータによる影響を低減することもでき、研削安定性と研削品質の向上に寄与し、冷却水が作業面2.1全体を被覆することにより、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
内側シンク3.1の一端がブレードリング2の内輪に接続され、他端がブレードリング2の外輪に近接して閉鎖され、その構造が簡単で加工しやすく、コストを効果的に低減することができる。
上記実施例では、各前記シンク群3中の内側シンク3.1の数が前記ブレードリング2の食込量に比例する。
すなわち、カップホイールのブレードリング2の食込量が大きいほど、各前記シンク群3中の内側シンク3.1の数が多くなり、冷却水の流れ均一性が高まり、冷却水が作業面2.1全体を完全に被覆することが確保され、カップホイールの高速加工要求を満たし、冷却効率と冷却包括性を向上させることができる。
上記実施例では、各前記シンク群3中の隣接する2つの内側シンク3.1間の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅の差が、前記内側シンク3.1の数に反比例する。
すなわち、カップホイールのブレードリング2の食込量が大きいほど、各前記シンク群3中の内側シンク3.1の数が多くなり、隣接する2つの内側シンク3.1間のブレードリング2の径方向に沿った幅の差が小さいほど、各前記シンク群3中のブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1の幅がより小さくなり、すなわち、各内側シンク3.1のブレードリング2の径方向に沿った幅は、ブレードリング2の食込量が大きくなるにつれて減少する。
冷却水が2つ以上の内側シンク3.1を流れると、ブレードリング2の外縁または内縁を冷却水で被覆し、冷却水が作業面2.1全体を完全に被覆することが確保され、カップホイールの高速加工要求を満たし、冷却効率と冷却包括性を向上させることができる。
上記実施例では、各前記シンク群3中の内側シンク3.1の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が大きいほど、隣接する内側シンク3.1との周方向間距が大きくなる。
隣接する内側シンク3.1間の周方向間距が大きいほど、隣接する2つの内側シンク3.1間の領域における作業面2.1の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
上記実施例では、各前記シンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の間距をW1、このシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の間距をW2、このシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と、隣接するシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1間の間距をW3とすると、W1>W3>W2である。
W1は、前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の周方向の距離であり、W2は、前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の周方向の距離であり、W3は、前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と隣接するシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1間の周方向の距離である。
W1>W3>W2とすることで、隣接する2つの内側シンク3.1間の領域における作業面2.1の強度が確保され、隣接する2つのシンク群3間の領域における作業面2.1の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
上記実施例では、各前記シンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の冷却被覆面積をS1、このシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の冷却被覆面積をS2、このシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向の幅が最も小さい内側シンク3.1と、隣接するシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向の幅が最も大きい内側シンク3.1間の冷却被覆面積をS3とすると、S1>S3>S2である。
S1>S3>S2とすることで、隣接する2つの内側シンク3.1間の領域における作業面2.1の強度が確保され、隣接する2つのシンク群3間の領域における作業面2.1の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
上記実施例では、各前記シンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1は、前記ブレードリング2の外縁に近い。
ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1は、この内側シンク3.1のブレードリング2の外縁に近い一端がブレードリング2の外縁に可能な限り近接し、ブレードリング2の外縁との間距が限りなくゼロに近いので、ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1内から流れた冷却水は、ブレードリング2の外縁を被覆して、冷却効率を向上させることができる。
上記実施例では、2つ以上の内側シンク3.1は蛇行構造であり、2つ以上の内側シンク3.1の軸線は前記ブレードリング2の円心から外れている。
図6に示すように、本実施例の高速カップホイール用冷却構造は反時計回りに回転するとき、ブレードリング2の強度向上に寄与し、高速カップホイール用冷却構造は時計回りに回転するとき、冷却水の利用率の向上に寄与する。
[実施例2]
図8および図9に示すように、高速カップホイール用冷却構造は、ベースボディ1とブレードリング2を備え、前記ブレードリング2は前記ベースボディ1に配置され、前記ベースボディ1に固定的に接続され、前記ブレードリング2に複数のシンク群3が設けられ、複数のシンク群3は前記ブレードリング2の周方向に沿って順次に間隔を空けて配置されている。
各前記シンク群3は2つ以上の内側シンク3.1を含み、2つ以上の内側シンク3.1は前記ブレードリング2の周方向に沿って順次に間隔を空けて配置され、2つ以上の内側シンク3.1は前記ブレードリング2の径方向に沿って幅が徐々に大きくなる。
ベースボディ1の中心で冷却水が導入され、内側シンク3.1に入れ、冷却水が遠心力の作用下で、内側シンク3.1のブレードリング2の内輪に近い一端から内側シンク3.1のブレードリング2の外輪に近い一端に流れ、内側シンク3.1のブレードリング2の外輪に近い一端が塞がれるため、冷却水がブレードリング2の作業面2.1を流れ、作業面2.1で内側シンク3.1の接線方向に沿って流れ、冷却水は作業面2.1の一部の領域を冷却する。
2つ以上の内側シンク3.1は前記ブレードリング2の径方向に沿って幅が徐々に大きくなり、異なる幅の内側シンク3.1内から流れた冷却水は作業面2.1全体を被覆することができ、作業面2.1の冷却効率を高め、作業面2.1の一部の領域が十分に冷却されないことを回避し、冷却水が作業面2.1全体を被覆することにより、冷却水の利用効率を効果的に高め、加工パラメータによる影響を低減することもでき、研削安定性と研削品質の向上に寄与し、冷却水が作業面2.1全体を被覆することにより、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
内側シンク3.1の一端がブレードリング2の内輪に接続され、他端がブレードリング2の外輪に近接して閉鎖され、その構造が簡単で加工しやすく、コストを効果的に削減することができる。
上記実施例では、各前記シンク群3中の内側シンク3.1の数は前記ブレードリング2の食込量に比例する。
すなわち、カップホイールのブレードリング2の食込量が大きいとき、各前記シンク群3中の内側シンク3.1の数が多いほど、冷却水の流れ均一性が向上し、冷却水が作業面2.1全体を完全に被覆することを保証し、カップホイールの高速加工要求を満たし、冷却効率と冷却包括性を向上させることができる。
上記実施例では、各前記シンク群3中の隣接する2つの内側シンク3.1間の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅の差が、前記内側シンク3.1の数に反比例する。
すなわち、カップホイールのブレードリング2の食込量が大きいとき、各前記シンク群3中の内側シンク3.1の数が多いほど、隣接する2つの内側シンク3.1間のブレードリング2の径方向に沿った幅の差が小さくなり、各前記シンク群3中のブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1の幅がより小さくなり、つまり各内側シンク3.1のブレードリング2の径方向に沿った幅はブレードリング2の食込量が大きくなるにつれて減少する。
冷却水が2つ以上の内側シンク3.1を流れると、ブレードリング2の外縁または内縁を冷却水で被覆し、冷却水が作業面2.1全体を完全に被覆することを保証し、カップホイールの高速加工要求を満たし、冷却効率と冷却包括性を向上させることができる。
上記実施例では、各前記シンク群3中の内側シンク3.1の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が大きいほど、隣接する内側シンク3.1との周方向間距が大きくなる。
隣接する内側シンク3.1間の周方向間距が大きいほど、隣接する2つの内側シンク3.1間の領域における作業面2.1の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
上記実施例では、各前記シンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の間距をW1、このシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の間距をW2、このシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と、隣接するシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1間の間距をW3とすると、W1>W3>W2である。
W1>W3>W2とすることで、隣接する2つの内側シンク3.1間の領域における作業面2.1の強度が確保され、隣接する2つのシンク群3間の領域における作業面2.1の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
上記実施例では、各前記シンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の冷却被覆面積をS1、このシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と隣接する内側シンク3.1間の冷却被覆面積をS2、このシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク3.1と、隣接するシンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1間の冷却被覆面積をS3とすると、S1>S3>S2である。
S1>S3>S2とすることで、隣接する2つの内側シンク3.1間の領域における作業面2.1の強度が確保され、隣接する2つのシンク群3間の領域における作業面2.1の強度が確保され、高速研削加工に適するカップホイールを実現する。
上記実施例では、各前記シンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1は、前記ブレードリング2の外縁に近い。
ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1は、この内側シンク3.1のブレードリング2の外縁に近い一端がブレードリング2の外縁に可能な限り近接し、ブレードリング2の外縁との間距が限りなくゼロに近いので、ブレードリング2の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク3.1内から流れた冷却水がブレードリング2の外縁を被覆して、冷却効率を向上させることができる。
上記実施例では、各前記シンク群3は貫通シンク3.2をさらに含み、前記貫通シンク3.2は前記シンク群3中の前記ブレードリング2の径方向に沿った長さが最も長い内側シンク3.1の一側に配置される。
ベースボディ1の中心で冷却水が導入され、貫通シンク3.2に入り、冷却水が遠心力の作用下で、貫通シンク3.2からブレードリング2の外縁側に投げ出され、ブレードリング2の外輪領域を被覆して、ブレードリング2の冷却効率を向上させることができる。
上記実施例では、2つ以上の内側シンク3.1は蛇行構造であり、2つ以上の内側シンク3.1の軸線は前記ブレードリング2の円心から外れ、前記貫通シンク3.2は蛇行構造であり、その軸線は前記ブレードリング2の円心から外れている。
2つ以上の内側シンク3.1と貫通シンク3.2は蛇行構造であり、2つ以上の内側シンク3.1と貫通シンク3.2の軸線は前記ブレードリング2の円心から外れている。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明を制限するものではなく、本発明の精神および原則内でなされた任意の修正、同等置換、改善などは、すべて本発明の保護範囲に含まれるものとする。
1 ベースボディ
2 ブレードリング
2.1 作業面
3 シンク群
3.1 内側シンク
3.2 貫通シンク
4 ワーク

Claims (10)

  1. ベースボディ(1)とブレードリング(2)を備え、前記ブレードリング(2)が前記ベースボディ(1)に配置され、前記ベースボディ(1)に固定的に接続される高速カップホイール用冷却構造であって、
    前記ブレードリング(2)に複数のシンク群(3)が設けられ、複数のシンク群(3)が前記ブレードリング(2)の周方向に沿って順次に間隔を空けて配置され、
    前記シンク群(3)の各々は2つ以上の内側シンク(3.1)を含み、2つ以上の内側シンク(3.1)は前記ブレードリング(2)の周方向に沿って順次に間隔を空けて配置され、2つ以上の内側シンク(3.1)は前記ブレードリング(2)の径方向に沿って幅が徐々に大きくなる、ことを特徴とする高速カップホイール用冷却構造。
  2. 前記各シンク群(3)中の内側シンク(3.1)の数は、前記ブレードリング(2)の食込量に比例する、ことを特徴とする請求項1に記載の高速カップホイール用冷却構造。
  3. 前記各シンク群(3)中の隣接する2つの内側シンク(3.1)の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅の差が、前記内側シンク(3.1)の数に反比例する、ことを特徴とする請求項2に記載の高速カップホイール用冷却構造。
  4. 前記各シンク群(3)中の内側シンク(3.1)の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が大きいほど、隣接する内側シンク(3.1)との間の周方向間距が大きくなる、ことを特徴とする請求項3に記載の高速カップホイール用冷却構造。
  5. 前記各シンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク(3.1)と隣接する内側シンク(3.1)の間の間距をW1、このシンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク(3.1)と隣接する内側シンク(3.1)の間の間距をW2、このシンク群(3)の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク(3.1)と、隣接するシンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク(3.1)の間の間距をW3とすると、W1>W3>W2である、ことを特徴とする請求項4に記載の高速カップホイール用冷却構造。
  6. 前記各シンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク(3.1)と隣接する内側シンク(3.1)の間の冷却被覆面積をS1、このシンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク(3.1)と隣接する内側シンク(3.1)の間の冷却被覆面積をS2、このシンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も小さい内側シンク(3.1)と、隣接するシンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク(3.1)の間の冷却被覆面積をS3とすると、S1>S3>S2である、ことを特徴とする請求項4に記載の高速カップホイール用冷却構造。
  7. 前記各シンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った幅が最も大きい内側シンク(3.1)は、前記ブレードリング(2)の外縁に近い、ことを特徴とする請求項1に記載の高速カップホイール用冷却構造。
  8. 2つ以上の内側シンク(3.1)は蛇行構造であり、2つ以上の内側シンク(3.1)の軸線が前記ブレードリング(2)の円心から外れている、ことを特徴とする請求項1に記載の高速カップホイール用冷却構造。
  9. 前記各シンク群(3)は貫通シンク(3.2)をさらに含み、前記貫通シンク(3.2)は前記シンク群(3)中の前記ブレードリング(2)の径方向に沿った長さが最も長い内側シンク(3.1)の一側に配置される、ことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の高速カップホイール用冷却構造。
  10. 前記貫通シンク(3.2)は蛇行構造であり、その軸線が前記ブレードリング(2)の円心から外れている、ことを特徴とする請求項9に記載の高速カップホイール用冷却構造。
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