JP2023176681A - 乗物用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】リンクの横倒れを抑制しつつ、リンクでエネルギーを吸収できる乗物用シートを提供する。【解決手段】本開示の一態様は、クッションフレームと昇降装置とを備える乗物用シートである。クッションフレームは、サイドフレームを有する。昇降装置は、クッションフレームの下方に配置された支持部材と、サイドフレームに対し回転可能に連結された連結ロッドと、支持部材と連結ロッドとを連結するリンクと、を有する。リンクは、支持部材に対し回転可能に連結された本体と、本体からシート幅方向に突出すると共に、連結ロッドの外周面に固定された板状のフランジと、を有する。フランジは、シート幅方向に沿って延伸すると共に、フランジの厚み方向に湾曲又は屈曲した凹部を有する。【選択図】図2

Description

本開示は、乗物用シートに関する。
自動車等の乗物に設置されるシートには、例えばリフタ装置のようなクッションフレームを上下に移動させる昇降装置が設けられる。昇降装置は、クッションフレームと支持部材とを連結するリンクを有する。
リンクは、クッションフレームの連結ロッドと支持部材とに回転可能に連結される(特許文献1参照)。
特開2017-206123号公報
上述のリンクが設けられた乗物用シートにおいて、乗物の後方からの衝撃が乗物シートに発生すると、リンクに荷重が入力される。その結果、リンクがシート幅方向に横倒れするおそれや、クッションフレーム等においてリンクよりも剛性の低い部分が変形するおそれがある。
本開示の一局面は、リンクの横倒れを抑制しつつ、リンクでエネルギーを吸収できる乗物用シートを提供することを目的としている。
本開示の一態様は、シートクッション(2)と、シートクッション(2)を支持するクッションフレーム(4)と、シートクッション(2)の少なくとも一部を昇降させるように構成された昇降装置(5)と、を備える乗物用シート(1)である。クッションフレーム(4)は、シート幅方向に互いに離れて配置された第1サイドフレーム(41)及び第2サイドフレーム(42)を有する。昇降装置(5)は、クッションフレーム(4)の下方に配置された支持部材(51A)と、シート幅方向に延伸すると共に、第1サイドフレーム(41)及び第2サイドフレーム(42)に対し回転可能に連結された連結ロッド(52)と、支持部材(51A)と連結ロッド(52)とを連結するリンク(55)と、を有する。
リンク(55)は、支持部材(51A)に対し回転可能に連結された本体(551)と、本体(551)からシート幅方向に突出すると共に、連結ロッド(52)の外周面に固定された板状のフランジ(552)と、を有する。フランジ(552)は、シート幅方向に沿って延伸すると共に、フランジ(552)の厚み方向に湾曲又は屈曲した凹部(5523)を有する。
このような構成によれば、リンク(55)の厚みを大きくすることなく、フランジ(552)によって衝撃発生時におけるリンク(55)の横倒れを抑制できる。また、衝撃発生時にフランジ(552)が凹部(5523)で変形することで、エネルギーが吸収される。その結果、乗物用シート(1)の過大な変形を抑制できる。
本開示の一態様は、凹部(5523)は、シート前後方向において、本体(551)と支持部材(51A)との連結部よりも連結ロッド(52)に近い位置に配置されてもよい。このような構成によれば、衝撃発生時にフランジ(552)が凹部(5523)で変形しやすくなる。そのため、リンク(55)によるエネルギー吸収効果が促進される。
本開示の一態様は、凹部(5523)は、下方に向かって凸となるように湾曲又は屈曲していてもよい。このような構成によれば、乗物用シート(1)の上方から伝達される衝撃によるエネルギーをフランジ(552)が吸収しやすくなる。そのため、リンク(55)によるエネルギー吸収効果が促進される。
本開示の一態様は、リンク(55)は、本体(551)において、凹部(5523)とシート幅方向に並んだ領域に設けられた開口(553)を有してもよい。このような構成によれば、凹部(5523)から本体(551)へエネルギーが伝達されやすくなる。そのため、リンク(55)によるエネルギー吸収効果が促進される。
本開示の一態様は、開口(553)は、本体(551)とフランジ(552)とに跨って設けられてもよい。このような構成によれば、凹部(5523)から本体(551)にエネルギーを伝達しつつ、凹部(5523)を変形させやすくできる。その結果、リンク(55)全体におけるエネルギー吸収機能を高めることができる。
本開示の一態様は、本体(551)は、シート幅方向と交差する板面を有する板状であってもよい。本体(551)は、本体(551)の長手方向と交差する方向に沿って延伸すると共に、本体(551)の厚み方向に突出するビード(5513)を有してもよい。このような構成によれば、ビード(5513)において本体(551)がフランジ(552)と共に変形しやすくなる。そのため、リンク(55)全体におけるエネルギー吸収機能を高めることができる。
本開示の一態様は、ビード(5513)は、フランジ(552)から遠ざかるに連れて拡幅しつつ深さが大きくなる形状を有してもよい。このような構成によれば、フランジ(552)から伝達される衝撃によってビード(5513)が変形しやすくなる。そのため、リンク(55)全体におけるエネルギー吸収機能を高めることができる。
なお、上記各括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的構成等との対応関係を示す一例であり、本開示は上記括弧内の符号に示された具体的構成等に限定されるものではない。
図1は、実施形態における乗物用シートの模式的な斜視図である。 図2は、図1の乗物用シートにおけるクッションフレーム及び昇降装置の模式的な斜視図である。 図3は、図2の昇降装置における第1リンク周辺の模式的な斜視図である。 図4は、図2の昇降装置における第1リンク及び第1連結ロッドの模式的な斜視図である。 図5は、図2の昇降装置における第1リンクの模式的な底面図である。
以下、本開示が適用された実施形態について、図面を用いて説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す乗物用シート1は、シートクッション2と、シートバック3と、クッションフレーム4と、昇降装置5と、第1スライド装置6Aと、第2スライド装置6Bとを備える。
本実施形態の乗物用シート1は、乗用車の座席シートとして使用される。なお、以下の説明及び各図面における方向は、乗物用シート1を乗物(つまり乗用車)に組み付けた状態における方向を意味する。また、本実施形態では、シート幅方向は、乗物の左右方向に一致し、シート前方は、乗物の前方に一致する。
シートクッション2は、着席者の臀部等を支持するための部位である。シートバック3は、着席者の背部を支持するための部位である。クッションフレーム4は、シートクッション2を支持している。
<クッションフレーム>
クッションフレーム4は、第1サイドフレーム41と、第2サイドフレーム42と、フロントパネル43とを有する。
第1サイドフレーム41及び第2サイドフレーム42は、それぞれ、シート前後方向に延伸すると共に、シート幅方向に互いに離れて配置されたパネル状の部材である。第1サイドフレーム41は、第2サイドフレーム42の左側に配置されている。フロントパネル43は、第1サイドフレーム41の前端部と第2サイドフレーム42の前端部とに跨るように配置されている。
<スライド装置>
第1スライド装置6A及び第2スライド装置6Bは、それぞれ、クッションフレーム4をシート前後方向にスライドさせる。
第1スライド装置6Aは、第1サイドフレーム41に連結された可動レール61Aと、可動レール61Aをスライド可能に支持する固定レール62Aとを有する。第2スライド装置6Bは、第2サイドフレーム42に連結された可動レール61Bと、可動レール61Bをスライド可能に支持する固定レール62Bとを有する。
第1スライド装置6Aと第2スライド装置6Bとは、互いにシート幅方向に離れて配置されている。第1スライド装置6Aは、第2スライド装置6Bの左側に配置されている。第1スライド装置6A及び第2スライド装置6Bは、クッションフレーム4の下方に配置され、昇降装置5を介してクッションフレーム4を支持している。
<昇降装置>
昇降装置5は、クッションフレーム4を上下方向に移動させることで、シートクッション2の全体を昇降させるように構成されている。昇降装置5は、着席者によるマニュアル操作、又はアクチュエータの駆動力によって動作する。
図2に示すように、昇降装置5は、第1支持部材51Aと、第2支持部材51Bと、第3支持部材51Cと、第4支持部材51Dと、第1連結ロッド52と、第2連結ロッド53と、第1リンク55と、第2リンク56と、第3リンク57と、第4リンク58と、作動機構59とを有する。
(支持部材)
第1支持部材51A、第2支持部材51B、第3支持部材51C及び第4支持部材51Dは、それぞれ、クッションフレーム4の下方に配置されている。
第1支持部材51Aは、第1サイドフレーム41の下方において、第1スライド装置6Aの可動レール61Aに固定されている。第2支持部材51Bは、第1サイドフレーム41の下方かつ第1支持部材51Aよりもシート前方において、第1スライド装置6Aの可動レール61Aに固定されている。
第3支持部材51Cは、第2サイドフレーム42の下方において、第2スライド装置6Bの可動レール61Bに固定されている。第4支持部材51Dは、第2サイドフレーム42の下方かつ第3支持部材51Cよりもシート前方において、第2スライド装置6Bの可動レール61Bに固定されている。
(連結ロッド)
第1連結ロッド52及び第2連結ロッド53は、それぞれ、シート幅方向に延伸すると共に、第1サイドフレーム41及び第2サイドフレーム42に対し回転可能に連結されている。
第1連結ロッド52は、第2連結ロッド53よりもシート後方に配置されている。第1連結ロッド52及び第2連結ロッド53は、それぞれ、中心軸がシート幅方向と平行となるように配置された円管である。
(第1リンク)
第1リンク55は、第1支持部材51Aと第1連結ロッド52とを連結する板状の部材である。第1リンク55は、クッションフレーム4に対し、第1連結ロッド52と共に回転する。
図3及び図4に示すように、第1リンク55は、本体551と、フランジ552と、開口553とを有する。
本体551は、シート幅方向と交差する(具体的には直交する)板面を有する板状の部位である。本体551は、第1端部5511と、第2端部5512と、ビード5513とを有する。
第1端部5511は、本体551のシート後方の端部であり、第1連結ロッド52に例えば溶接によって固定されている。第1連結ロッド52は、本体551の第1端部5511を厚み方向に貫通している。第2端部5512は、本体551のシート前方の端部であり、第1支持部材51Aに回転可能に連結されている。
図4に示すビード5513は、本体551の長手方向(つまり第1端部5511から第2端部5512に向かう方向)と交差する方向に沿って延伸すると共に、本体551の厚み方向に突出した凸部である。
図5に示すように、ビード5513は、シート幅方向においてフランジ552とは反対側、つまりシート幅方向外側に突出している。また、ビード5513は、フランジ552から遠ざかるに連れて(つまり下方に向かって)拡幅しつつ深さが大きくなる形状を有する。
図4に示すように、ビード5513は、本体551の厚み方向から視て、底辺が本体551の下端部で構成され、底辺と対向する頂点が開口553に近接する三角形状を有する。また、ビード5513の延伸方向において、ビード5513の全体は開口553と重なっている。
衝撃等によって本体551に圧縮力が加わる場合は、ビード5513が潰れることで、本体551の圧縮変形が誘因される。逆に、本体551に引張力が加わる場合は、ビード5513が伸びることで、本体551の伸張変形が誘因される。
フランジ552は、本体551の上端部からシート幅方向内側(つまり第1サイドフレーム41から離れる方向)に突出した板状の部位である。フランジ552の板面は、シート幅方向と平行である。フランジ552は、第1端部5521と、第2端部5522と、凹部5523とを有する。
第1端部5521は、フランジ552のシート後方の端部であり、第1連結ロッド52の外周面に例えば溶接によって固定されている。第1端部5521は、第1連結ロッド52に対し上方から重なっている。
フランジ552の第1端部5521は、本体551の第1端部5511に対しシート幅方向に離れている。具体的には、フランジ552の第1端部5521と、本体551の第1端部5511との間にはスリット(つまり空間)が設けられている。
第2端部5522は、フランジ552のシート前方の端部であり、本体551の第2端部5512からシート幅方向に延伸している部位である。第2端部5522は、フランジ552のうち最も第1支持部材51Aに近接する部位である。フランジ552は、第2端部5522から第1端部5521に向かって幅が大きくなっている。
凹部5523は、シート幅方向に沿って延伸すると共に、フランジ552の厚み方向に湾曲又は屈曲した部位である。凹部5523は、下方に向かって凸となるように湾曲又は屈曲している。凹部5523は、フランジ552のシート幅方向内側の端部から反対側の端部(具体的には開口553)まで延伸している。
凹部5523は、シート前後方向において、本体551と第1支持部材51Aとの連結部(つまり本体551の第2端部5512)よりも第1連結ロッド52に近い位置に配置されている。すなわち、凹部5523は、フランジ552において第2端部5522よりも第1端部5521に近い領域に存在する。
衝撃等によって第1連結ロッド52から第1リンク55に荷重が入力されると、凹部5523においてフランジ552が湾曲又は屈曲して歪みを形成する。これにより、エネルギーが吸収される。
開口553は、本体551において、凹部5523とシート幅方向に並んだ領域に設けられている。また、開口553は、本体551とフランジ552とに跨って設けられている。すなわち、開口553は、本体551の上端部における切り欠きと、フランジ552の左側端部における切り欠きとを連結したものである。
開口553は、本体551のビード5513と、フランジ552の凹部5523との間に配置されている。凹部5523の一方の端部は、上述のように開口553と繋がっている。開口553は、ビード5513及び凹部5523を変形しやすくしている。
(第2リンク、第3リンク及び第4リンク)
図2に示す第2リンク56は、第2連結ロッド53と第2支持部材51Bとを連結している。第2リンク56は、第1リンク55と協働して第1サイドフレーム41を上下に移動させる。
第3リンク57は、第1連結ロッド52と第3支持部材51Cとを連結している。第3リンク57は、第1連結ロッド52を介して第1リンク55と連結され、第1リンク55と同期して作動する。
第4リンク58は、第2連結ロッド53と第4支持部材51Dとを連結している。第4リンク58は、第2連結ロッド53を介して第2リンク56と連結され、第2リンク56と同期して作動する。また、第4リンク58は、第3リンク57と協働して第2サイドフレーム42を上下に移動させる。
(作動機構)
作動機構59は、第2サイドフレーム42に取り付けられている。作動機構59は、ギア機構及びブレーキ機構を含んでいる。
ギア機構は、操作レバー又はアクチュエータから入力された駆動力によって第3リンク57を回転させる。これにより、第1リンク55、第2リンク56及び第4リンク58が従動回転する。ブレーキ機構は、シートクッション2に加わる着席者の重量によるギア機構の反転を防止する。
[1-2.効果]
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1a)第1リンク55の厚みを大きくすることなく、フランジ552によって衝撃発生時における第1リンク55の横倒れを抑制できる。また、衝撃発生時にフランジ552が凹部5523で変形することで、エネルギーが吸収される。その結果、乗物用シート1の過大な変形を抑制できる。
(1b)凹部5523が第1連結ロッド52に近い位置に配置されることで、衝撃発生時にフランジ552が凹部5523で変形しやすくなる。そのため、第1リンク55によるエネルギー吸収効果が促進される。
(1c)凹部5523が下方に凸となっていることで、乗物用シート1の上方から伝達される衝撃によるエネルギーをフランジ552が吸収しやすくなる。そのため、第1リンク55によるエネルギー吸収効果が促進される。
(1d)本体551に開口553が設けられることで、凹部5523から本体551へエネルギーが伝達されやすくなる。そのため、第1リンク55によるエネルギー吸収効果が促進される。
(1e)開口553が本体551とフランジ552とに跨って設けられることで、凹部5523から本体551にエネルギーを伝達しつつ、凹部5523を変形させやすくできる。その結果、第1リンク55全体におけるエネルギー吸収機能を高めることができる。
(1f)本体551がビード5513を有することで、ビード5513において本体551がフランジ552と共に変形しやすくなる。そのため、第1リンク55全体におけるエネルギー吸収機能を高めることができる。
(1g)ビード5513がフランジ552から遠ざかるに連れて拡幅しつつ深さが大きくなる形状を有することで、フランジ552から伝達される衝撃によってビード5513が変形しやすくなる。そのため、第1リンク55全体におけるエネルギー吸収機能を高めることができる。
[2.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(2a)上記実施形態の乗物用シートにおいて、第1リンクのフランジにおける凹部は、上方に凸となるように湾曲又は屈曲してもよい。また、凹部は、必ずしも本体と支持部材との連結部よりも第1連結ロッドに近い位置に配置されなくてもよい。
(2b)上記実施形態の乗物用シートにおいて、第1リンクの開口は、フランジには設けられず、本体のみに設けられてもよい。また、第1リンクは、必ずしも開口を有しなくてもよい。
(2c)上記実施形態の乗物用シートにおいて、第1リンクの本体におけるビードの形状は上述のものに限定されない。ビードは、シート幅方向内側に向かって突出してもよい。また、第1リンクの本体は、必ずしもビードを有しなくてもよい。
(2d)上記実施形態の乗物用シートにおいて、第1リンクのフランジは、下方から第1連結ロッドに重ねられてもよい。なお、フランジが第1連結ロッドの上方に配置された場合(つまりフランジが本体の上端部から突出する場合)は、衝撃によって第1リンクの本体には圧縮力が発生する。
一方、フランジが第1連結ロッドの下方に配置された場合(つまりフランジが本体の下端部から突出する場合)は、衝撃によって第1リンクの本体には伸張力が発生する。そのため、後者の場合は、ビードの形状は図4とは上下逆向きとされる。
(2e)上記実施形態の乗物用シートにおける第1リンクは、シートクッションの一部(例えば前端部)を上下方向に揺動させるチルト装置にも適用可能である。つまり、本開示は、チルト装置を備えた乗物用シートにも適用できる。
(2f)上記実施形態の乗物用シートは、乗用車以外の自動車に用いられるシートや、自動車以外の例えば鉄道車両、船舶、航空機等の乗物に用いられるシートにも適用することができる。
(2g)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…乗物用シート、2…シートクッション、3…シートバック、
4…クッションフレーム、5…昇降装置、6A,6B…スライド装置、
41…第1サイドフレーム、42…第2サイドフレーム、43…フロントパネル、
51A…第1支持部材、51B…第2支持部材、51C…第3支持部材、
51D…第4支持部材、52…第1連結ロッド、53…第2連結ロッド、
55…第1リンク、56…第2リンク、57…第3リンク、58…第4リンク、
59…作動機構、61A,61B…可動レール、62A,62B…固定レール、
551…本体、552…フランジ、553…開口、5511…第1端部、
5512…第2端部、5513…ビード、5521…第1端部、5522…第2端部、
5523…凹部。

Claims (7)

  1. シートクッションと、
    前記シートクッションを支持するクッションフレームと、
    前記シートクッションの少なくとも一部を昇降させるように構成された昇降装置と、
    を備え、
    前記クッションフレームは、シート幅方向に互いに離れて配置された第1サイドフレーム及び第2サイドフレームを有し、
    前記昇降装置は、
    前記クッションフレームの下方に配置された支持部材と、
    シート幅方向に延伸すると共に、前記第1サイドフレーム及び前記第2サイドフレームに対し回転可能に連結された連結ロッドと、
    前記支持部材と前記連結ロッドとを連結するリンクと、
    を有し、
    前記リンクは、
    前記支持部材に対し回転可能に連結された本体と、
    前記本体からシート幅方向に突出すると共に、前記連結ロッドの外周面に固定された板状のフランジと、
    を有し、
    前記フランジは、シート幅方向に沿って延伸すると共に、前記フランジの厚み方向に湾曲又は屈曲した凹部を有する、乗物用シート。
  2. 請求項1に記載の乗物用シートであって、
    前記凹部は、シート前後方向において、前記本体と前記支持部材との連結部よりも前記連結ロッドに近い位置に配置される、乗物用シート。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記凹部は、下方に向かって凸となるように湾曲又は屈曲している、乗物用シート。
  4. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記リンクは、前記本体において、前記凹部とシート幅方向に並んだ領域に設けられた開口を有する、乗物用シート。
  5. 請求項4に記載の乗物用シートであって、
    前記開口は、前記本体と前記フランジとに跨って設けられる、乗物用シート。
  6. 請求項1又は請求項2に記載の乗物用シートであって、
    前記本体は、シート幅方向と交差する板面を有する板状であり、
    前記本体は、前記本体の長手方向と交差する方向に沿って延伸すると共に、前記本体の厚み方向に突出するビードを有する、乗物用シート。
  7. 請求項6に記載の乗物用シートであって、
    前記ビードは、前記フランジから遠ざかるに連れて拡幅しつつ深さが大きくなる形状を有する、乗物用シート。
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