JP2023173315A - エンジン制御システム、エンジン制御方法、及びエンジン制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンオイルの劣化を抑制可能なエンジン制御システム、エンジン制御方法、及びエンジン制御プログラムを提供すること。【解決手段】本開示に係るエンジン制御システム2は、オイル温度センサ21と、ウェイストゲートバルブ制御部22と、を備える。オイル温度センサ21は、エンジンオイルの温度を検出する。ウェイストゲートバルブ制御部22は、オイル温度センサ21が検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブWGVの開閉を制御する。より詳細には、ウェイストゲートバルブ制御部22は、オイル温度センサ21が検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、ウェイストゲートバルブWGVを開くように制御する。【選択図】図2
Description
本開示は、エンジン制御システム、エンジン制御方法、及びエンジン制御プログラムに関する。
特許文献1には、エンジンの排気路に設けられたターボチャージャをバイパスするバイパス路を開閉する開閉弁を制御するエンジンの制御装置が記載されている。特許文献1に記載のエンジンの制御装置は、車両が加速される可能性が高い状態が検出された場合、開閉弁を強制的に閉作動させる。
なお、特許文献1に記載の開閉弁は、一般的にはウェイストゲートバルブと呼ばれ、本明細書中においても、以降はウェイストゲートバルブと記載する。ウェイストゲートバルブを閉作動させると、ターボチャージャが稼働する。
特許文献1に記載のエンジンの制御装置は、車両が加速される可能性が高い場合に、エンジンに対してターボチャージャの稼働が必要となるトルクが要求される前から、ウェイストゲートバルブを強制的に閉作動させる。このような構成によると、ターボチャージャを稼働させる時間が長くなる。
ターボチャージャの稼働時間が長くなると、エンジンオイルの劣化が促進される。そのため、特許文献1に記載のエンジンの制御装置においては、エンジンオイルの劣化が早くなるという課題があった。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものであって、エンジンオイルの劣化を抑制可能なエンジン制御システム、エンジン制御方法、及びエンジン制御プログラムを提供することを目的としている。
本開示の一態様に係るエンジン制御システムは、
エンジンオイルの温度を検出するオイル温度センサと、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御するウェイストゲートバルブ制御部と、を備え、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、
エンジン制御システムである。
エンジンオイルの温度を検出するオイル温度センサと、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御するウェイストゲートバルブ制御部と、を備え、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、
エンジン制御システムである。
エンジンオイルは、温度が低い程オイル劣化物質を吸収しやすい。そのため、エンジンオイルが低い状態においてウェイストゲートバルブを開くような構成とすると、エンジンオイルが吸収するオイル劣化物質の量を抑制でき、その結果としてエンジンオイルの劣化を抑制できる。
上記のエンジン制御システムは、
アクセルペダルの踏み込み量から、エンジンに対する要求トルクを算出する要求トルク算出部を更に備え、
前記要求トルクが所定の閾値以上である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記エンジンオイルの温度に関わらず、前記ウェイストゲートバルブを閉めるように制御してもよい。
このような構成とすると、エンジンの応答性が向上する。
アクセルペダルの踏み込み量から、エンジンに対する要求トルクを算出する要求トルク算出部を更に備え、
前記要求トルクが所定の閾値以上である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記エンジンオイルの温度に関わらず、前記ウェイストゲートバルブを閉めるように制御してもよい。
このような構成とすると、エンジンの応答性が向上する。
上記のエンジン制御システムは、
エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサをさらに備え、
前記水温センサが検出した前記冷却水の温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御してもよい。
エンジンの冷却水の水温と、エンジンオイルの温度には相関関係があるため、このような構成とすると、よりエンジンオイルの劣化を抑制できる。
エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサをさらに備え、
前記水温センサが検出した前記冷却水の温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御してもよい。
エンジンの冷却水の水温と、エンジンオイルの温度には相関関係があるため、このような構成とすると、よりエンジンオイルの劣化を抑制できる。
本開示の一態様に係るエンジン制御方法は、
エンジンオイルの温度を検出し、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御し、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、
エンジン制御方法である。
エンジンオイルの温度を検出し、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御し、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、
エンジン制御方法である。
本開示の一態様に係るエンジン制御プログラムは、
エンジンオイルの温度を検出し、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御し、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、動作をコンピュータに実行させる、
エンジン制御プログラムである。
エンジンオイルの温度を検出し、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御し、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、動作をコンピュータに実行させる、
エンジン制御プログラムである。
本開示によって、エンジンオイルの劣化を抑制可能なエンジン制御システム、エンジン制御方法、及びエンジン制御プログラムを提供することができる。
(課題発生のメカニズム)
<エンジンシステムの構成>
本開示における課題が発生するメカニズムについて詳細に説明する。まず始めに、課題が発生するエンジンシステムの構成について詳細に説明する。図1は、ターボチャージャを搭載したエンジンシステムの構成を示す模式図である。
<エンジンシステムの構成>
本開示における課題が発生するメカニズムについて詳細に説明する。まず始めに、課題が発生するエンジンシステムの構成について詳細に説明する。図1は、ターボチャージャを搭載したエンジンシステムの構成を示す模式図である。
エンジンシステム1は、主な構成として、エンジンEと、スロットルTHと、ブローバイガス還元(PCV、Positive Crankcase Ventilation)弁PCVと、インテークマニホールドIMと、エキゾーストマニホールドEMと、吸気路E1と、排気路E2と、ブローバイガス排気路E3と、ターボチャージャTCと、バイパス路BPと、ウェイストゲートバルブWGVと、を備える。
エンジンEは、例えば、ガソリン等を燃料として駆動する内燃機関である。エンジンEは、インテークマニホールドIMから供給される空気と、燃料とを混合して燃焼させ、駆動力を出力する。エンジンEは、燃焼によって発生した排気ガスを排気路E2へと排出する。また、エンジンEはブローバイガスをブローバイガス排気路E3へと排出する。
ただし、ここでいうブローバイガスとは、エンジンEが有するシリンダーとピストンの隙間を通ってクランクケースへ漏れ出した未燃焼ガス及び混合気を指す。
エンジンEから排出されたブローバイガスは、ブローバイガス排気路E3を通って、インテークマニホールドIMを通る空気に合流する。そして、エンジンEに対して再び供給される。
エンジンEから排出されたブローバイガスは、ブローバイガス排気路E3を通って、インテークマニホールドIMを通る空気に合流する。そして、エンジンEに対して再び供給される。
吸気路E1及びインテークマニホールドIMを介して、エンジンシステム1に対して空気が供給される。より詳細には、吸気路E1から供給された空気は、ターボチャージャシステムTCを介して、インテークマニホールドIMへと流れ、エンジンEに対して供給される。なお、インテークマニホールドIMを介して供給される空気は、ブローバイガス排気路E3から供給されるブローバイガスを含む。
エンジンシステム1から排出された排気ガスは、排気路E2から排気される。より詳細には、エンジンEから排出された排気ガスは、ターボチャージャTC又はバイパス路BPを介して、エキゾーストマニホールドEMから排気される。
ブローバイガス還元弁PCVは、インテークマニホールドIMを流れる空気がブローバイガス排気路E3に流れ込まないようにする弁である。つまり、ブローバイガス還元弁PCVは、気体が流れる向きをブローバイガス排気路E3側からインテークマニホールドIM側に流れる向きに限定する空気弁である。
スロットルTHは、エンジンEに対して供給する空気の量を調節する弁である。より詳細には、スロットルTHの開度を制御することによって、エンジンEに対して供給する空気の量を調節する。スロットルTHの開度は、エンジンに要求されるトルクが多くなるほど、多くの空気がエンジンEに対して供給されるように制御される。
ターボチャージャTCは、吸気路E1から供給された空気を圧縮してエンジンEに対して供給する。ターボチャージャTCは、エンジンEから排出された排気ガスをエキゾーストマニホールドEMに排出する。ターボチャージャTCは、タービンTと、コンプレッサCと、シャフトSHと、を備える。
タービンTには、エンジンEが排気した排気ガスが、排気路E2を介して供給される。タービンTは、供給された排気ガスによって回転する。タービンTとコンプレッサCとは、シャフトSHを介して連結されている。そのため、タービンTが回転することによって、コンプレッサCが回転駆動される。タービンTを通過した排気ガスは、エキゾーストマニホールドEMに排出される。
タービンTによって回転駆動されたコンプレッサCは、吸気路E1から供給される空気を圧縮する。そして、コンプレッサCは、圧縮した空気を、インテークマニホールドIMを介してエンジンEに対して供給する。
このように圧縮した空気をエンジンEに対して供給すると、エンジンEが出力可能なトルクの大きさが向上する。
このように圧縮した空気をエンジンEに対して供給すると、エンジンEが出力可能なトルクの大きさが向上する。
バイパス路BPは、排気路E2と、エキゾーストマニホールドEMとをバイパスする。つまり、バイパス路BPは、タービンTを介さずに、エンジンEから排出された排気ガスをエキゾーストマニホールドEMへと流すための通路である。バイパス路BPに流れる排気ガスの量は、ウェイストゲートバルブWGVのよって調節される。
ウェイストゲートバルブWGVは、バイパス路BPに流れる排気ガスの量を調節する。
ウェイストゲートバルブWGVが閉まっている場合、バイパス路BPには排気ガスが流れない。このような場合においては、排気路E2から排出される排気ガスは、タービンTを介して排出される。そのため、タービンT及びコンプレッサCが回転し、その結果としてエンジンEに対して圧縮した空気が供給される。
ウェイストゲートバルブWGVが閉まっている場合、バイパス路BPには排気ガスが流れない。このような場合においては、排気路E2から排出される排気ガスは、タービンTを介して排出される。そのため、タービンT及びコンプレッサCが回転し、その結果としてエンジンEに対して圧縮した空気が供給される。
一方で、ウェイストゲートバルブWGVが開いている場合、バイパス路BPには排気ガスが流れる。このような場合においては、排気路E2から排出される排気ガスは、タービンTにはほとんど流れない。そのため、タービンT及びコンプレッサCが回転せず、その結果として、エンジンEには圧縮されていない空気が供給される。
つまり、ウェイストゲートバルブWGVが閉じている場合、ターボチャージャTCは稼働する。そして、ウェイストゲートバルブWGVが開いている場合、ターボチャージャTCは稼働しない。
<エンジンオイルの劣化>
以下、ウェイストゲートバルブWGVが閉じている場合、即ちターボチャージャTCが稼働している場合を考える。
以下、ウェイストゲートバルブWGVが閉じている場合、即ちターボチャージャTCが稼働している場合を考える。
ターボチャージャTCが稼働している場合、排気ガスはタービンTを介して排出されるため、排気路E2に流れる気体の圧力は高くなる。排気路の圧力が高くなると、その分エンジンEが気体に対して行う仕事量が増えるので、エンジンEが単位量当たりの空気を取り込んで出力できるトルクの大きさは小さくなる。
そのため、エンジンEに対して要求されるトルクの量が同じである場合、ターボチャージャTCが稼働している場合の方が、より多くの空気量をエンジンEに対して供給する必要がある。
エンジンEに対してより多くの空気量を供給する場合、インテークマニホールドIMを流れる空気の量が増加する。インテークマニホールドIMを流れる空気の量が増加すると、インテークマニホールドIM内の気圧が高くなる。
ところで、インテークマニホールドIM内の気圧が高くなると、ブローバイガスの排出量が小さくなる。つまり、インテークマニホールドIM内の気圧が高くなると、エンジンEにおけるブローバイガスの換気率が低下する。
そのため、ターボチャージャTCが稼働している場合、エンジンEにおけるブローバイガスの換気率は低下する。その結果として、エンジンE内におけるブローバイガスの濃度は上昇する。
ブローバイガスには、例えば窒素酸化物等の、エンジンオイルの劣化物質が含まれている。そのため、エンジンE内におけるブローバイガスの濃度が上昇すると、エンジンオイルの劣化が促進される。
つまり、ウェイストゲートバルブWGVが閉じている場合、エンジンオイルの劣化が促進されるという課題が発生する。
つまり、ウェイストゲートバルブWGVが閉じている場合、エンジンオイルの劣化が促進されるという課題が発生する。
<実施形態の概要>
そこで、本開示に係るエンジン制御システムにおいては、エンジンオイルの劣化を抑制するために、エンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、ウェイストゲートバルブを開くようにしている。
そこで、本開示に係るエンジン制御システムにおいては、エンジンオイルの劣化を抑制するために、エンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、ウェイストゲートバルブを開くようにしている。
(第1の実施形態)
<エンジン制御システムの構成>
以下、図面を参照しながら、本開示に係る第1の実施形態について詳細に説明する。
まず始めに、本実施形態に係るエンジン制御システムの構成について詳細に説明する。図2は、第1の実施形態に係るエンジン制御システムの構成を説明するためのブロック図である。なお、以降の説明においては、適宜図1を参照する。
<エンジン制御システムの構成>
以下、図面を参照しながら、本開示に係る第1の実施形態について詳細に説明する。
まず始めに、本実施形態に係るエンジン制御システムの構成について詳細に説明する。図2は、第1の実施形態に係るエンジン制御システムの構成を説明するためのブロック図である。なお、以降の説明においては、適宜図1を参照する。
本実施形態に係るエンジン制御システム2は、図1に示すエンジンシステム1を制御する。エンジン制御システム2は、エンジンE内のエンジンオイルの温度を取得する。そして取得したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブWGVの開閉を制御する。
本実施形態に係るエンジン制御システム2は、オイル温度センサ21と、ウェイストゲートバルブ制御部22と、を備える。
本実施形態に係るエンジン制御システム2は、オイル温度センサ21と、ウェイストゲートバルブ制御部22と、を備える。
オイル温度センサ21は、エンジンEに取り付けられる温度センサであり、エンジンE内のエンジンオイルの温度を検出する。オイル温度センサ21は、取得した温度をウェイストゲートバルブ制御部22に対して出力する。
ウェイストゲートバルブ制御部22は、オイル温度センサ21からエンジンE内のエンジンオイルの温度を取得する。そして、オイル温度センサ21が検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブWGVの開閉を制御する。
より詳細には、ウェイストゲートバルブ制御部22は、オイル温度センサ21が検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、ウェイストゲートバルブWGVを開くように制御する。
なお、オイル温度センサ21が検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下でない場合、ウェイストゲートバルブ制御部22は、ウェイストゲートバルブWGVを開くように制御してもよいし、閉じるように制御してもよい。
オイル温度センサ21が検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下でない場合、ウェイストゲートバルブ制御部22は、例えば、エンジンEに対する要求トルクと、スロットルTHの開度に基づいて、ウェイストゲートバルブWGVの開閉を制御してもよい。
<エンジン制御システムの動作>
続いて、エンジン制御システムの動作、即ち、第1の実施形態に係るエンジン制御方法について詳細に説明する。図3は、第1の実施形態に係るエンジン制御システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明においては、適宜図1及び図2を参照する。
続いて、エンジン制御システムの動作、即ち、第1の実施形態に係るエンジン制御方法について詳細に説明する。図3は、第1の実施形態に係るエンジン制御システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明においては、適宜図1及び図2を参照する。
まず始めに、オイル温度センサ21が、オイル温度を検出する(ステップST101)。検出されたオイル温度は、ウェイストゲートバルブ制御部22に対して出力される。
次に、ウェイストゲートバルブ制御部22が、オイル温度が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップST102)。
次に、ウェイストゲートバルブ制御部22が、オイル温度が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップST102)。
ウェイストゲートバルブ制御部22が、オイル温度が所定の閾値以下である場合(ステップST102 YES)、ウェイストゲートバルブ制御部22が、ウェイストゲートバルブWGVを開き(ステップST103)、エンジン制御システム2は、一連の動作を終了する。
ウェイストゲートバルブ制御部22が、オイル温度が所定の閾値以下でない場合(ステップST102 NO)、ウェイストゲートバルブ制御部22が、エンジンに対する要求トルクと、スロットル開度と、に基づいてウェイストゲートバルブWGVを開閉し(ステップST104)、エンジン制御システム2は、一連の動作を終了する。
本実施形態に係るエンジン制御システム2は、図3のフローチャートに示された一連の動作を繰り返し実行してもよい。また、エンジン制御システム2は、一連の動作を繰り返し実行し、ステップST104が実行された時点で、一連の動作の繰り返しを終了するようにしてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン制御システム2は、エンジンオイルの温度を検出する。そして、エンジン制御システム2は、検出した温度に基づいて、ウェイストゲートバルブWGVの開閉を制御する。
このような構成によると、エンジンオイルの温度が低い状態、即ちエンジンオイルが劣化しやすい状態にある場合に、ターボチャージャを稼働させないようにできる。その結果として、エンジン制御システム2は、エンジンオイルの劣化を抑制できる。
また、エンジンオイルの温度が低い状態においては、エンジン内部にエンジンオイルが十分に行き渡っていない場合がある。そのため、エンジンオイルの温度が低い状態において、ターボチャージャを稼働させないようにすると、エンジン制御システム2は、エンジンの劣化も抑制できる。
(第2の実施形態)
<エンジン制御システムの構成>
以下、図面を参照しながら、本開示に係る第2の実施形態について詳細に説明する。
まず始めに、本実施形態に係るエンジン制御システムの構成について詳細に説明する。図4は、第2の実施形態に係るエンジン制御システムの構成を説明するためのブロック図である。なお、以降の説明においては、適宜図1を参照する。
<エンジン制御システムの構成>
以下、図面を参照しながら、本開示に係る第2の実施形態について詳細に説明する。
まず始めに、本実施形態に係るエンジン制御システムの構成について詳細に説明する。図4は、第2の実施形態に係るエンジン制御システムの構成を説明するためのブロック図である。なお、以降の説明においては、適宜図1を参照する。
本実施形態に係るエンジン制御システム2は、第1の実施形態に係るエンジン制御システム2の応用例である。本実施形態に係るエンジン制御システム2は、要求トルク算出部23と、スロットル制御部24と、を有する点で、第1の実施形態に係るエンジン制御システム2と異なる。
なお、オイル温度センサ21の好ましい態様は、第1の実施形態と同様である。
なお、オイル温度センサ21の好ましい態様は、第1の実施形態と同様である。
また、本実施形態に係るエンジン制御システム2においては、ウェイストゲートバルブ制御部22と、要求トルク算出部23と、スロットル制御部24と、がエンジンコントロールユニットECUの機能ブロックとして実現される。
エンジンコントロールユニットECUは、例えば図示しないCPU(Central Processing Unit)などの演算部と、エンジンシステム1を制御するためのプログラムやデータ等が格納されたRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶部と、を備えている。すなわち、エンジンコントロールユニットECUは、コンピュータとしての機能を有しており、上記プログラムに基づいてエンジンシステム1を制御する。
そのため、図4に示すエンジンコントロールユニットECUを構成する各機能ブロックは、ハードウェア的には、上記CPU、記憶部、その他の回路等によって構成でき、ソフトウェア的には、記憶部に格納されたエンジンシステム1を制御するためのプログラムなどによって実現できる。すなわち、エンジンシステム1は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは両者の組み合わせによって、様々な形態で実現できる。
なお、プログラムは、コンピュータに読み込まれた場合に、実施形態で説明された1又はそれ以上の機能をコンピュータに行わせるための命令群(又はソフトウェアコード)を含む。プログラムは、非一時的なコンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体に格納されてもよい。限定ではなく例として、コンピュータ可読媒体又は実体のある記憶媒体は、random-access memory(RAM)、read-only memory(ROM)、フラッシュメモリ、solid-state drive(SSD)又はその他のメモリ技術、CD-ROM、digital versatile disc(DVD)、Blu-ray(登録商標)ディスク又はその他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気ストレージデバイスを含む。プログラムは、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体上で送信されてもよい。限定ではなく例として、一時的なコンピュータ可読媒体又は通信媒体は、電気的、光学的、音響的、またはその他の形式の伝搬信号を含む。
要求トルク算出部23は、車両のアクセルペダルACの踏み込み量を取得する。そして、取得したアクセルペダルACの踏み込み量に基づいて、エンジンEに対する要求トルクを算出する。要求トルク算出部23は、算出した要求トルクを、ウェイストゲートバルブ制御部22及びスロットル制御部24に対して出力する。
スロットル制御部24は、スロットルTHの開度、即ちエンジンEに対して供給される空気の量を制御する。より詳細には、スロットル制御部24は、要求トルク算出部23から取得した要求トルクに基づいてエンジンEに対して供給される空気の量を制御する。
スロットル制御部24は、要求トルク算出部23から取得した要求トルクが大きいほどエンジンEに対する空気の供給量が多くなるように、スロットルTHの開度を制御する。
なお、スロットルの開度が大きいほど、スロットルTHは多くの空気をエンジンEに対して供給する。
なお、スロットルの開度が大きいほど、スロットルTHは多くの空気をエンジンEに対して供給する。
スロットル制御部24は、スロットルTHの開度を示す制御信号を、スロットルTHに対して出力する。また、スロットル制御部24は、スロットルTHの開度を示す制御信号をウェイストゲートバルブ制御部22に対しても出力する。
本実施形態に係るウェイストゲートバルブ制御部22は、まず始めに、要求トルク算出部23から取得した、エンジンEに対する要求トルクが、所定の閾値以上であるか否かを判定する。
そして、エンジンEに対する要求トルクが所定の閾値以上である場合、ウェイストゲートバルブ制御部22は、エンジンオイルの温度に関わらず、ウェイストゲートバルブWGVを閉めるように制御する。
このような構成によると、ドライバからターボチャージャを利用しなければ出力できない大きさのトルクを要求された場合においても、要求されたトルクを出力できる。その結果として、エンジンの応答性が向上し、車両の操作性が向上する。
エンジンEに対する要求トルクが所定の閾値以上である場合、ウェイストゲートバルブ制御部22は、エンジンオイルの温度と、スロットル開度を取得する。そして、取得したオイル温度と、スロットル開度と、に基づいて、ウェイストゲートバルブWGVの開閉を制御する。
より詳細には、ウェイストゲートバルブ制御部22は、第1の実施形態の場合と同様に、エンジンオイルの温度が所定の閾値以下ある場合には、ウェイストゲートバルブWGVを開けるように制御する。
ウェイストゲートバルブ制御部22は、エンジンオイルの温度が所定の閾値以下ない場合には、スロットル開度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。
そして、ウェイストゲートバルブ制御部22は、スロットル開度が所定の閾値以上である場合には、ウェイストゲートバルブWGVを閉めるように制御する。
また、ウェイストゲートバルブ制御部22は、スロットル開度が所定の閾値以上でない場合には、ウェイストゲートバルブWGVを開けるように制御する。
そして、ウェイストゲートバルブ制御部22は、スロットル開度が所定の閾値以上である場合には、ウェイストゲートバルブWGVを閉めるように制御する。
また、ウェイストゲートバルブ制御部22は、スロットル開度が所定の閾値以上でない場合には、ウェイストゲートバルブWGVを開けるように制御する。
このような構成によると、ターボチャージャの稼働なしには出力できないトルクを要求される前から、エンジンEに供給する空気の圧縮を開始できるため、エンジンの応答性が向上する。
<エンジン制御システムの動作>
続いて、エンジン制御システムの動作、即ち、第2の実施形態に係るエンジン制御方法について詳細に説明する。図5は、第1の実施形態に係るエンジン制御システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明においては、適宜図1及び図4を参照する。
続いて、エンジン制御システムの動作、即ち、第2の実施形態に係るエンジン制御方法について詳細に説明する。図5は、第1の実施形態に係るエンジン制御システムの動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の説明においては、適宜図1及び図4を参照する。
まず始めに、要求トルク算出部がアクセルの踏み込み量を取得し(ステップST201)、要求トルクを算出する(ステップST202)。算出された要求トルクは、ウェイストゲートバルブ制御部22に対して出力される。
次に、ウェイストゲートバルブ制御部22が、要求トルクが所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップST203)。
次に、ウェイストゲートバルブ制御部22が、要求トルクが所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップST203)。
要求トルクが所定の閾値以上である(ステップST203 YES)場合、ウェイストゲートバルブ制御部22が、ウェイストゲートバルブを閉め(ステップST209)、エンジン制御システム2は、一連の動作を終了する。
要求トルクが所定の閾値以上でない(ステップST203 NO)場合、ウェイストゲートバルブ制御部22は、スロットル制御部24からスロットル開度を取得する(ステップST204)。そして、オイル温度センサ21からオイル温度を取得する(ステップST205)。
ただし、ステップST204及びステップST205の実行順序は逆であってもよい。また、ステップST204及びステップST205は並行して実行される動作であってもよい。
ただし、ステップST204及びステップST205の実行順序は逆であってもよい。また、ステップST204及びステップST205は並行して実行される動作であってもよい。
次に、ウェイストゲートバルブ制御部22が、オイル温度が所定の閾値以下であるか否かを判定する(ステップST206)。
オイル温度が所定の閾値以下である場合(ステップST206 YES)、ウェイストゲートバルブ制御部22が、ウェイストゲートバルブを開け(ステップST207)、エンジン制御システム2は、一連の動作を終了する。
オイル温度が所定の閾値以下である場合(ステップST206 YES)、ウェイストゲートバルブ制御部22が、ウェイストゲートバルブを開け(ステップST207)、エンジン制御システム2は、一連の動作を終了する。
オイル温度が所定の閾値以下でない場合(ステップST206 NO)、ウェイストゲートバルブ制御部22が、スロットル開度が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップST208)。
スロットル開度が所定の閾値以上である場合(ステップST208 YES)、ウェイストゲートバルブ制御部22が、ウェイストゲートバルブを閉め(ステップST209)、エンジン制御システム2は、一連の動作を終了する。
スロットル開度が所定の閾値以上である場合(ステップST209 NO)、ウェイストゲートバルブ制御部22が、ウェイストゲートバルブを開け(ステップST207)、エンジン制御システム2は、一連の動作を終了する。
本実施形態に係るエンジン制御システム2は、図5のフローチャートに示された一連の動作を繰り返し実行してもよい。
本実施形態に係るエンジン制御システム2は、図5のフローチャートに示された一連の動作を繰り返し実行してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るエンジン制御システム2は、エンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合に、ウェイストゲートバルブを開け、ターボチャージャを稼働させないようにしている。その結果として、エンジン制御システム2は、エンジンオイルの劣化を抑制できる。
また、本実施形態に係るエンジン制御システム2は、エンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合においても、ドライバから、ターボチャージャの稼働が必要な大きさのトルクを要求された場合には、ターボチャージャを稼働させる。
このような構成によって、エンジン制御システム2は、エンジンオイルの劣化を抑制しつつ、エンジンの応答性を向上できる。
また、本実施形態に係るエンジン制御システム2は、エンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合においても、ドライバから、ターボチャージャの稼働が必要な大きさのトルクを要求された場合には、ターボチャージャを稼働させる。
このような構成によって、エンジン制御システム2は、エンジンオイルの劣化を抑制しつつ、エンジンの応答性を向上できる。
(その他の実施形態)
本開示に係るエンジン制御システムは、エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサをさらに備えてもよい。
そして、水温センサが検出した冷却水の温度が所定の閾値以下である場合、ウェイストゲートバルブ制御部は、ウェイストゲートバルブを開くように制御してもよい。
エンジンの冷却水の温度と、エンジンオイルの温度とには相関関係がある。そのため、上記のような構成によると、よりエンジンオイルの劣化を抑制できる。
本開示に係るエンジン制御システムは、エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサをさらに備えてもよい。
そして、水温センサが検出した冷却水の温度が所定の閾値以下である場合、ウェイストゲートバルブ制御部は、ウェイストゲートバルブを開くように制御してもよい。
エンジンの冷却水の温度と、エンジンオイルの温度とには相関関係がある。そのため、上記のような構成によると、よりエンジンオイルの劣化を抑制できる。
以上、本発明を上記実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本願特許請求の範囲の請求項の発明の範囲内で当業者であればなし得る各種変形、修正、組み合わせを含むことは勿論である。
2 エンジン制御システム
21 オイル温度センサ
22 ウェイストゲートバルブ制御部
23 要求トルク算出部
24 スロットル制御部
E エンジン
WGV ウェイストゲートバルブ
TH スロットル
ECU エンジンコントロールユニット
21 オイル温度センサ
22 ウェイストゲートバルブ制御部
23 要求トルク算出部
24 スロットル制御部
E エンジン
WGV ウェイストゲートバルブ
TH スロットル
ECU エンジンコントロールユニット
Claims (5)
- エンジンオイルの温度を検出するオイル温度センサと、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御するウェイストゲートバルブ制御部と、を備え、
前記オイル温度センサが検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、
エンジン制御システム。 - アクセルの踏み込み量から、エンジンに対する要求トルクを算出する要求トルク算出部を更に備え、
前記要求トルクが所定の閾値以上である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記エンジンオイルの温度に関わらず、前記ウェイストゲートバルブを閉めるように制御する、
請求項1に記載のエンジン制御システム。 - エンジンの冷却水の温度を検出する水温センサをさらに備え、
前記水温センサが検出した前記冷却水の温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブ制御部は、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、
請求項1又は2に記載のエンジン制御システム。 - エンジンオイルの温度を検出し、
検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御し、
検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、
エンジン制御方法。 - エンジンオイルの温度を検出し、
検出したエンジンオイルの温度に基づいて、ウェイストゲートバルブの開閉を制御し、
検出したエンジンオイルの温度が所定の閾値以下である場合、前記ウェイストゲートバルブを開くように制御する、動作をコンピュータに実行させる、
エンジン制御プログラム。
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2022
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