JP6331230B2 - ターボ過給機付きエンジンの制御装置 - Google Patents
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Description
また、アクセルペダルを急激に戻す操作が行われた場合、目標トルクの急減に応じてエンジンの出力トルクを急減させると大きな減速ショックを引き起こす。
このように構成された本発明においては、目標トルク決定手段は、アクセルペダルの操作を含む車両の運転状態に基づき決定したドライバ要求トルクと、エンジンが出力可能な上限トルクとの内、小さい方のトルクを目標トルクとして設定し、且つ、アクセルペダルの開度の減少率が所定値以上となったとき、小さい方のトルクを目標トルクとして維持するよう設定するので、上限トルクがドライバ要求トルクを下回る状態においてアクセルペダルを戻す操作が行われたとしても、小さい方の上限トルクを目標トルクとして維持するので、ドライバ要求トルクに向かって出力トルクを増大させるようにエンジン制御が行われることはなく、これにより、ドライバに空走感や違和感を覚えさせることなく、目標トルクを出力させるようにエンジンを制御することができる。
また、目標トルク決定手段は、アクセルペダルの開度の減少率が所定値以上であり且つドライバ要求トルクが予測された上限トルクを下回ったとき、上限トルクを所定の目標トルクとして設定すると共にその目標トルクをドライバ要求トルクの減少率よりも小さい減少率で減少させるので、アクセルペダルを戻す操作が行われた場合、ドライバ要求トルクの減少率よりも小さい減少率により目標トルクを減少させ、アクセルペダルの操作に応じてドライバ要求トルクが急減した場合においても、目標トルクを緩やかに減少させることができ、これにより、減速ショックを引き起こすことなく、目標トルクを出力させるようにエンジンを制御することができる。
このように構成された本発明においては、例えばエンジン回転数が低く十分な過給圧が得られない場合でも、その状態を反映してエンジンが出力可能な上限トルクを正確に予測することができ、これにより、上限トルクがドライバ要求トルクを下回るか否かを正確に判定して、ドライバに空走感や違和感を覚えさせることなく目標トルクを出力させるようにエンジンを制御することができる。
まず、図1及び図2により、本発明の実施形態によるターボ過給機付きエンジンの制御装置が適用されたエンジンシステムについて説明する。図1は、本発明の実施形態によるターボ過給機付きエンジンの制御装置が適用されたエンジンシステムの概略構成図であり、図2は、本発明の実施形態によるターボ過給機付きエンジンの制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
次に、図3を参照して、本発明の実施形態において行われるエンジン10の基本制御について説明する。図3は、本発明の実施形態によるエンジン制御処理のフローチャートである。このエンジン制御処理は、車両のイグニッションがオンにされ、PCM60に電源が投入された場合に起動され、繰り返し実行される。
その結果、ノッキングが検出された場合、ステップS5に進み、PCM60は、ノッキングを抑制するために点火時期を遅角側に補正するときの補正量(点火リタード量)を増大させる。一方、ノッキングが検出されなかった場合、ステップS6に進み、PCM60は、点火リタード量を減少させる。これにより、ノックセンサ54によりノッキングが検出される度に点火時期は徐々に遅角側に補正され、ノッキングが検出されない場合、点火時期は進角側に戻される。ただし、点火リタード量は、燃焼効率の著しい悪化や失火を考慮した燃焼安定性の観点から予め実験により定められたリタード限界を超えないように設定される。
ステップS10、S13及びS14の後、PCM60は、エンジン制御処理を終了する。
次に、図4を参照して、空走感や減速ショックを引き起こすことのないように目標トルクを決定するための目標トルク決定処理について説明する。図4は、目標トルク決定処理のフローチャートである。
例えば、PCM60は、図3に例示したエンジン制御処理のステップS2において決定した目標加速度を実現するために必要なトルクを、アクセルペダルを操作したドライバが要求するトルク(ドライバ要求トルク)として算出する。そして、種々のエンジン回転数について過給圧と出力トルクとの関係を示す過給圧マップ(予め作成されてメモリ等に記憶されている)の中から現在のエンジン回転数に対応するマップを参照し、ドライバ要求トルクに対応する過給圧を目標過給圧として算出する。さらに、現在の過給圧と目標過給圧との間の値(例えば、現在の過給圧と目標過給圧との間を1:9に内分した点の値)を、200ms先の予測過給圧として算出し、現在のエンジン回転数に対応する過給圧マップにおいて予測過給圧に対応する出力トルクを、200ms先に出力可能な予測トルクとして算出する。
その後、PCM60は目標トルク決定処理を終了し、メインルーチンに戻る。
次に、図5を参照して、本発明の実施形態による目標トルク決定処理を実行した場合のエンジンの動作を説明する。図5は、本発明の実施形態による目標トルク決定処理を実行した場合のタイムチャートの一例である。具体的には、図5では、上から順に、アクセル開度、アクセル操作、エンジン回転数、現過給圧、エンジントルクを示している。なお、エンジントルクのタイムチャートにおいて、点線はドライバ要求トルク、一点鎖線は上限トルク、実線は目標トルクを示している。
このように、エンジン10が出力可能な上限トルクがドライバ要求トルクを下回る状態においては、ドライバ要求トルクではなく上限トルクが目標トルクとして設定されるので、この状態においてアクセルペダルを戻す操作が行われたとしても、ドライバ要求トルクに向かって出力トルクを増大させるようにエンジン制御が行われることはない。したがって、ドライバに空走感や違和感を覚えさせることがない。
次に、上述した本発明の実施形態によるターボ過給機付きエンジンの制御装置の作用効果を説明する。
また、PCM60は、アクセルペダルを戻す操作が行われた場合、ドライバ要求トルクの減少率よりも小さい減少率により目標トルクを減少させるので、アクセルペダルの操作に応じてドライバ要求トルクが急減した場合においても、目標トルクを緩やかに減少させることができ、これにより、減速ショックを引き起こすことなく、目標トルクを出力させるようにエンジンを制御することができる。
4 ターボ過給機
4a コンプレッサ
4b タービン
6 スロットルバルブ
10 エンジン
13 燃料噴射弁
14 点火プラグ
18 可変吸気バルブ機構
25 排気通路
31 WGバルブ
40 アクセル開度センサ
43 圧力センサ
53 車速センサ
60 PCM
100 エンジンシステム
Claims (2)
- ターボ過給機を有するエンジンを、所定の目標トルクを出力させるように制御するターボ過給機付きエンジンの制御装置であって、
ターボ過給機付きエンジンの上記所定の目標トルクを設定する目標トルク設定手段と、
ドライバの操作によるアクセルペダルの開度を検出するアクセルペダル開度検出手段と、
このアクセルペダル開度検出手段により検出されるアクセルペダルの開度を含む車両の運転状態に基づきドライバ要求トルクを決定するドライバ要求トルク決定手段と、
上記エンジンの現在の運転状態に基づき、上記エンジンが出力可能な上限トルクを予測する上限トルク予測手段と、を有し、
上記目標トルク設定手段は、上記決定されたドライバ要求トルク及び上記予測された上限トルクの内、小さい方のトルクを上記所定の目標トルクとして設定し、且つ、上記アクセルペダル開度検出手段により検出されるアクセルペダルの開度の減少率が所定値以上となったとき、上記小さい方のトルクを上記目標トルクとして維持するよう設定し、
さらに、上記目標トルク設定手段は、上記アクセルペダル開度検出手段により検出されるアクセルペダルの開度の減少率が所定値以上であり且つ上記決定された上記ドライバ要求トルクが上記予測された上限トルクを下回ったとき、上記予測された上限トルクを上記所定の目標トルクとして設定すると共にその目標トルクを上記決定されたドライバ要求トルクの減少率よりも小さい減少率で減少させるよう設定する、ことを特徴とするターボ過給機付きエンジンの制御装置。 - 上記上限トルク予測手段は、上記ターボ過給機による現在の過給圧に基づき、上記上限トルクを予測する請求項1に記載のターボ過給機付きエンジンの制御装置。
Priority Applications (1)
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JP2016067438A JP6331230B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | ターボ過給機付きエンジンの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016067438A JP6331230B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | ターボ過給機付きエンジンの制御装置 |
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ID=60004110
Family Applications (1)
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