JP2023165813A - 包装用容器及び中皿 - Google Patents

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Abstract

【課題】中皿に対する蓋体の嵌合の外れを防止する包装用容器を提供する。【解決手段】開口Mを有する容器本体2と、開口Mを閉じる蓋体4と、容器本体2と蓋体4との間に配置された中皿3と、を備え、容器本体2は、周壁22の上部に設けられた嵌合受部24を備え、蓋体4は、開口Mを覆うカバー部41と、カバー部41の外縁に沿って設けられた蓋体嵌合部45と、を備える。中皿3は、仕切部31と、仕切部31の周縁に沿って立設けられた中皿嵌合部35と、を備える。中皿嵌合部35は、蓋体嵌合部45の外周面に嵌合している外装嵌合部37を備え、外装嵌合部37は、中皿嵌合部35に当接する上部凸部37bを備え、蓋体嵌合部45と中皿嵌合部35との間には、上部凸部37bの下部に沿った隙間が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、内部に食品等を収容する包装用容器及び中皿に関する。
内部に食品等を収容し、蓋体が容器の開口を閉じて、容器の内部が外部と隔絶することが可能な使い捨て式の発泡樹脂製の包装用容器がある。特に、一般に内嵌合蓋体タイプと呼ばれる嵌合方式では、容器本体の内面に蓋体が嵌合することで開口が閉じられて内部が外部と隔絶し、柔軟な発泡合成樹脂製の容器本体を用いることで食品分野では使い捨て包装用容器としての高い需要がある。
このような容器において、更に、内部に上下の空間を形成する中皿を備えた包装用容器が知られている。例えば、特許文献1には、中皿に相当する第2容器本体が開示されている。この種の包装用容器では、容器本体の嵌合部と蓋体の嵌合部との間で、中皿の嵌合部を挟み付けて装着している。
特開2017-165422号公報
中皿の使用を前提としている従来の包装用容器において、中皿を使用しないで容器本体に蓋体を嵌合させた場合、中皿の厚み分だけ嵌合が緩くなってしまい、シール性が劣ると共に蓋体が容器本体から外れ易くなってしまう。したがって、従来の包装用容器において、本来、中皿を使用しないで容器本体に直接蓋体を嵌合させことは実用的ではなく、そのような想定下での工夫はされてこなかった。
本発明は、中皿によって内部に上下の空間を形成しながらシール性を確保し易く、更に、中皿を使用せずに蓋体を容器本体に直接装着してもシール性を確保し易い包装用容器及び中皿を提供することを目的とする。
本発明は、包装用容器であって、底部の反対側に開口を有する容器本体と、開口を閉じる蓋体と、容器本体と蓋体との間に配置され、容器本体の内部に底部側の下部空間と開口側の上部空間とを形成する中皿と、を備え、容器本体は、開口を形成する周壁と、周壁の上部に設けられた嵌合受部と、を備え、蓋体は、開口を覆うカバー部と、カバー部の外縁に沿って設けられ、且つ嵌合受部の内周面に嵌合可能となる外径寸法を有する蓋体嵌合部と、を備え、中皿は、下部空間と上部空間とを区画する仕切部と、仕切部の周縁に沿って立設され、嵌合受部の内周面に嵌合している内装嵌合部と、蓋体嵌合部の外周面に嵌合している外装嵌合部と、内装嵌合部の上部から拡径して張り出すと共に外装嵌合部の下部に接続された寸法差調整部と、を備えている。
この包装用容器は、容器本体の内部に下部空間と上部空間とを形成する中皿を備えている。中皿の内装嵌合部は容器本体の嵌合受部の内周面に嵌合し、下部空間のシール性を確保する。また、外装嵌合部は蓋体の蓋体嵌合部の外周面に嵌合し、上部空間のシール性を確保する。また、蓋体の蓋体嵌合部は、嵌合受部の内周面に嵌合可能となる外径寸法を有している。したがって、中皿を使用しない場合には、蓋体の蓋体嵌合部を嵌合受部の内周面に直接的に嵌合させてシール性を確保することができる。一方で、蓋体嵌合部を、嵌合受部の内周面に嵌合可能となるようにすると、中皿の内装嵌合部と外装嵌合部との間には寸法差が生じてしまう。しかしながら、この寸法差は、寸法差調整部で吸収されるので、中皿を装着する際に無理は生じない。したがって、中皿によって内部に上部空間と下部空間とを形成しながらシール性を確保し易く、更に、中皿を使用せずに蓋体を容器本体に直接装着してもシール性を確保し易くなる。
上記の包装用容器において、寸法差調整部は、外装嵌合部が立設された高さ方向に延在すると共に、上部空間を広げる拡張壁部を備えていてもよい。拡張壁部を備えることで、上部空間を広げ易くなる。
上記の包装用容器において、容器本体の底部から蓋体のカバー部に至る高さ方向を基準にして上部空間の深さは、下部空間の深さよりも深くてもよい。食品等を容器本体の内部に収容する場合に、上部空間を有効利用できる。
上記の包装用容器において、内装嵌合部は、外方に突出した下部凸部を備え、嵌合受部は下部凸部が収まる凹みを有する下部窪み部を備えていてもよい。内装嵌合部の下部凸部と嵌合受部の下部窪み部との係合により、容器本体からの中皿の意図しない離脱を抑制する。
上記の包装用容器において、内装嵌合部は、開口の外縁に沿った周方向で閉環状に連続して下部窪み部に密接する下部シール部を備えていてもよい。下部シール部を備えることで、下部空間のシール性の向上に有利になる。
上記の包装用容器において、蓋体嵌合部は、開口の外縁に沿った周方向で閉環状に連続している上部窪み部を備え、外装嵌合部は、開口の外縁に沿った周方向で閉環状に連続して上部窪み部に密接する上部シール部を備えていてもよい。上部シール部を備えることで、上部空間のシール性の向上に有利になる。
また本発明は、周縁同士が互いに嵌合可能な容器本体と蓋体との間に配置され、容器本体の内部に下部空間と上部空間とを形成する包装用容器の中皿であって、下部空間と前記上部空間とを区画する仕切部と、仕切部の周縁に沿って立設され、容器本体の嵌合受部の内周面に嵌合可能である内装嵌合部と、蓋体の蓋体嵌合部の外周面に嵌合可能である外装嵌合部と、内装嵌合部の上部から拡径して張り出すと共に外装嵌合部の下部に接続された寸法差調整部と、を備えている。
この中皿によって包装容器の内部に上部空間と下部空間とを形成しながらシール性を確保し易く、更に、中皿を使用せずに蓋体を容器本体に直接装着してもシール性を確保し易くなる。
本発明によれば、中皿によって内部に上部空間と下部空間とを形成しながらシール性を確保し易く、更に、中皿を使用せずに蓋体を容器本体に直接装着してもシール性を確保し易い。
図1は、実施形態に係る食品包装用容器の斜視図である。 図2は、実施形態に係る食品包装用容器から蓋体を取り外した状態を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る食品包装用容器の側面図である。 図4は、図3のVI-VI線に沿った断面図である。 図5は、図4に対応する断面図であり、容器本体に蓋体を直接、装着した状態を示す断面図である。 図6は、実施形態に係る食品包装用容器の模式的に示す断面図であり、(a)図は中皿を装着している状態を示す断面図であり、(b)図は中皿を省略した状態を示す断面図である。 図7は、比較形態に係る食品包装用容器の模式的に示す断面図であり、(a)図は中皿を装着している状態を示す断面図であり、(b)図は中皿を省略した状態を示す断面図である。 図8は、他の実施形態に係る食品包装用容器の嵌合部分を拡大して示す断面図である。 図9は、種類の異なる中皿を装着することで内部の容積を変更する方法を説明する図であり、(a)図は、拡張壁を備えていない実施形態に係る食品包装用容器を示し、(b)図は、拡張壁を備えた他の実施形態に係る食品包装用容器を示し、(c)図は他の実施形態に係る食品包装用容器の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る食品包装用容器1(「包装用容器」の一例)について図面を参照して説明する。食品包装用容器1は、食品を含む物品(以下、「食品等F」と称する)を収容する容器である。食品等Fには、飯類、麺類、生野菜、各種惣菜、調味料や汁物などが広く含まれ、更に、スプーン、フォークまたは箸などの食事に関連する用具等が含まれる。
食品包装用容器1は、容器本体2と、容器本体2の開口Mを閉じる蓋体4と、容器本体2と蓋体4との間に配置された中皿3とを備えている。容器本体2と蓋体4とは周縁同士が互いに嵌合可能である。なお、蓋体4が開口Mを閉じるという技術的意義は、中皿3を装着した状態においては中皿3を介して間接的に開口Mを閉じ、中皿3を使用せず、省略した状態においては直接的に開口Mを閉じることを意味する。
容器本体2の内部は、中皿3によって底部21側の下部空間Saと開口M側の上部空間Sbとが形成されている。上部空間Sbと下部空間Saとには、それぞれ別の食品等F(図4参照)が収容されてもよいし、同じ食品等Fが収容されてもよい。例えば、下部空間Saには麺類を収容し、上部空間Sbにはトッピングとなる惣菜を入れてもよい。また、下部空間Saに飯類と各種惣菜を収容し、上部空間Sbには箸やスプーンなどを収容してもよい。
容器本体2は発泡合成樹脂のシート材料を金型内で、たとえばすり鉢状の所定の容器形状に成形することにより形成される。蓋体4や中皿3はシート状の合成樹脂材料を容器本体2の所定の蓋形状に成形して形成された部材である。
容器本体2の材料としては、一般的に発泡合成樹脂のシート材料が用いられる。発泡合成樹脂のシート材料としては、代表的には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン等、各種の合成樹脂シートを使用できる。特に、これらの中でもポリスチレンを発泡させた発泡ポリスチレンシートや、耐熱性に優れたポリスチレンを発泡させた耐熱性発泡ポリスチレンシートが好ましい。このような発泡シートとしては、例えば、スチレン樹脂単独、あるいは、スチレンモノマーと共重合可能なブタジエン、無水マレイン酸、メタクリル酸などのモノマーとスチレンモノマーとの共重合体樹脂単独、または、スチレン樹脂と前記共重合体樹脂やポリフェニレンエーテル系樹脂などの耐熱性樹脂などとの混合物に、ブタンやペンタンなどの物理的発泡剤や、アゾジカルボンアミドなどの化学的発泡剤や、二酸化炭素、窒素、空気などの発泡剤とともに押出機で混練して押出し発泡させてなる発泡シートや、その片面もしくは両面に樹脂フィルムを積層させたものを挙げることができる。また、容器本体2の材料としては非発泡シートを使用してもよく、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン等、各種の合成樹脂シートを使用できる。
蓋体4の材料としては、一般的に透明な合成樹脂のシート材料が用いられる。透明な合成樹脂のシート材料としては、代表的には、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン等、各種の合成樹脂シートを使用できる。特に、これらの中でもポリスチレンを二軸延伸させたポリスチレンシートが好ましく、電子レンジ加熱用としては耐熱性二軸延伸スチレン系樹脂シートが好ましい。このような透明シートとしては、例えば、スチレン樹脂単独、あるいは、メタクリル酸などのモノマーとスチレンモノマーとの共重合体樹脂などを挙げることができる。
中皿3の材料としては、例えばポリエチレンテレフタレート、ポリスチレン、ポリプロピレンやポリエチレン等のポリオレフィン等、各種の合成樹脂シートを使用できる。電子レンジ加熱用としては、ポリプロピレンやポリプロピレンにタルク等のフィラーを配合したシートを使用することが好ましい。
容器本体2の成形は、各種のシート成形方法により行うことができる。シート成形方法としては、例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形等があり、いずれかの方法により合成樹脂製シートを熱成形することにより形成することができ、特に、発泡シートを成形する場合は、外型と内型とから構成されるマッチモールド成形が適している。
蓋体4及び中皿3の成形についても、各種のシート成形方法により行うことができる。シート成形方法としては、例えば真空成形、圧空成形、真空圧空成形、両面真空成形等があり、いずれかの方法により合成樹脂製シートを熱成形することにより形成することができ、特に、延伸シートを成形する場合は、加熱した熱盤と成形型とでシートを挟んで成形する熱盤成形が適している。
図1、図2、図3及び図4に示されるように、容器本体2は、底部21を基部として底部21の大きさよりも大きな開口Mを有し、内部が中空の逆円錐台形状を有している。以下、本実施形態では、容器本体2を水平な台に載置したと仮定し、鉛直方向の下側に底部21が位置し、鉛直方向の上部に開口Mが位置する前提で上下を定義して説明する。
容器本体2は、底部21と、底部21の周縁から立設された周壁22とを備えている。周壁22で囲まれた領域の上端部分は開放され、開口Mが形成されている。開口Mを介して食品等Fや中皿3の出し入れが行われる。開口Mの形状としては円、楕円、多角形などが選択できる。周壁22の形状は、開口Mの形状に合わせ、任意の形状にすることが可能である。本実施形態では、いわゆる「すり鉢」の形状を呈する周壁22を例に説明する。周壁22の上部には、中皿3または蓋体4に嵌合する嵌合受部24が設けられている。
中皿3は、仕切部31と、仕切部31の周縁に沿って立設された中皿嵌合部35と、中皿嵌合部35の上部から外方に張り出すように設けられた蓋体位置決め部38と、蓋体位置決め部38の先端に形成されたスカート部39とを備えている。
仕切部31は、容器本体2の内部を、底部21側の下部空間Saと開口M側の上部空間Sbとに区画する。仕切部31は、食品等Fが載置される受け皿部32と、受け皿部32の周縁に沿って立設された内壁部33と、内壁部33の上端から外方に張り出した掛止部34と、を備えている。中皿嵌合部35は、掛止部34の周縁に沿って立設されている。中皿嵌合部35は、容器本体2の嵌合受部24に嵌合されると共に、蓋体4にも嵌合されている。なお、本実施形態では、内壁部33の一部分が仕切部31側に突き出してブロック状の膨出部33a(図2参照)が形成されている。膨出部33aの天井部分には、蒸気抜き孔となる開閉可能なU字状の切り溝33bが形成されている。
蓋体位置決め部38は、蓋体4の外縁であるフランジ部46を受ける載置面を備えている。スカート部39は、蓋体位置決め部38の先端から下方に向けて屈曲して延在する部分であり、容器本体2の湾曲張出部24cの外縁に当接している。
蓋体4は、容器本体2の中央部において開口Mよりも上方に膨らみを有し、容器本体2の内部の食品等Fが蓋体4の内面に接触しないような工夫が施されている。具体的に説明すると、蓋体4は、中皿3を介して間接的に容器本体2の開口Mを覆うカバー部41と、カバー部41の外縁に沿って設けられ、中皿嵌合部35に嵌合される蓋体嵌合部45とを備えている。なお、蓋体4には、内部に収容予定の食品等Fによって蒸気抜き孔を設けるようにしてもよい。
カバー部41は、カップ状を反転させたような形状であり、内部に膨らみを形成している。カバー部41は、中皿3上に載置された食品等F、または容器本体2の内部に収容された食品等Fを主体的に覆う天井部43と、天井部43の周縁に沿って設けられた側壁部44とを備えている。側壁部44は、天井部43に接続されてテーパ状に拡径した傾斜側面部44aと、傾斜側面部44aに接続された筒状部44bと、筒状部44bの下端から外方に張り出した環状接続部44cとを備えている。
容器本体2の嵌合受部24は、開口Mを囲むように設けられている。嵌合受部24は、中皿3の中皿嵌合部35または蓋体4の蓋体嵌合部45に嵌合され、その結果、開口Mは閉じられる。中皿3または蓋体4で開口Mを閉じることにより、容器本体2の内部は外部から隔絶され、食品包装用容器1としての本来の機能を発揮させることができる。
次に、図4を参照し、容器本体2、中皿3及び蓋体4の嵌合構造について説明する。なお、以下の説明において「内方」とは、容器本体2を基準にして内側を向く方向、つまり、容器本体2の径方向のうち、内部(中心)に向けた方向である。一方、「外方」とは、「内方」とは反対方向を意図している。また、内周面とは、内方を向く表面を意図し、外周面とは外方を向く表面を意図している。
容器本体2は開口Mを形成する周壁22を備えている。周壁22は、容器本体2の底部21から開口Mにかけて内径(平面視での面積)が拡大するように傾斜して立設された側壁部23と、側壁部23の上部に設けられた嵌合受部24とを備えている。嵌合受部24は、側壁部23との境界に設けられた下部窪み部24aと、下部窪み部24aから立設された本体嵌合壁部24bと、本体嵌合壁部24bの上部から外方に湾曲しながら張り出した湾曲張出部24cとを備えている。
嵌合受部24の下部窪み部24aは、例えば、容器本体2を形成する成形プロセスにおいて、金型の形状により、容器本体2の壁面の厚さがほぼ一定の状態のまま湾曲形状を呈するようにして成形されている。つまり、容器本体2の断面でみると、下部窪み部24aの外側形状と内側形状とが下部窪み部24a(容器本体2)の外方(厚さ方向の外側)に向かって突出するように湾曲しており、その内側の湾曲面として凹みが画定される。下部窪み部24aの凹みは、容器本体2の開口Mの外縁に沿った周方向で閉環状に連続している。
下部窪み部24aの上側には、本体嵌合壁部24bが形成されている。本体嵌合壁部24bは、下部窪み部24aから上方に向けて湾曲しながら立設されており、本体嵌合壁部24bの内周面は、断面視で内方に膨らむような曲面形状を呈している。本体嵌合壁部24bの内周面の曲面形状の効果により、蓋体嵌合部45を嵌合する際にスムーズな装着が可能になる。
中皿3は、掛止部34の周縁(仕切部31の周縁)に沿って立設された中皿嵌合部35を備えている。中皿嵌合部35は、下部の内装嵌合部36と、上部の外装嵌合部37と、内装嵌合部36と外装嵌合部37とを接続する寸法差調整部5とを備えている。内装嵌合部36は、容器本体2の嵌合受部24の内周面Faに当接して嵌合している。外装嵌合部37は、蓋体嵌合部45の外周面Fbに当接している。
中皿嵌合部35は、所定の金型を用いたシート材の屈曲成形によって形成されており、実質的に同一の厚みを有する。また、内装嵌合部36、外装嵌合部37、及び寸法差調整部5は、シート材が元来保有する弾力で微小な変形が可能となるように、可撓性を有する形状及び厚みにて形成されている。
内装嵌合部36は、掛止部34(仕切部31)に接続された下部凸部36aと、下部凸部36aの上部に接続された下部嵌合壁部36bとを備えている。下部凸部36aは、掛止部34から傾斜しながら外方に張り出し、途中で折り返された形状を呈している。下部凸部36aの屈曲した頂部は、容器本体2の開口Mの外縁に沿った周方向で閉環状に連続している。下部嵌合壁部36bは、下部凸部36aの上部から立設された円筒状を呈している。なお、本実施形態に係る下部凸部36aと下部嵌合壁部36bとは実質的に同一の厚みを有する。
内装嵌合部36を容器本体2の嵌合受部24に嵌める際、下部凸部36aと嵌合受部24とは擦れ合い、互いに弾性変形する。また、下部凸部36aが本体嵌合壁部24bを過ぎて下部窪み部24aの凹みまで達すると、下部凸部36aは、下部窪み部24aの内周面に設けられた凹みに収まって嵌合受部24の内周面Faに密接する。また、下部嵌合壁部36bと本体嵌合壁部24bとは、互いに弾性変形した状態のまま密接している。
以上の通り、下部凸部36aと嵌合受部24とは、弾性変形による反発力を互いに付与し合いながら互いに密接している。また、下部嵌合壁部36bと本体嵌合壁部24bとは、弾性変形による反発力を互いに付与し合いながら互いに密接している。その結果、内装嵌合部36と嵌合受部24との嵌合強度を強めることができる。また、下部凸部36a及び下部嵌合壁部36bは、嵌合受部24の内周面Faに密接することでシール性を確保し、下部シール部として機能している。更に、下部凸部36aは、下部窪み部24aに収まって掛かるので抜け止め機能も奏する。
外装嵌合部37は、内装嵌合部36の下部嵌合壁部36bに対して外方のずれた位置に配置された上部嵌合壁部37aと、上部嵌合壁部37aの上部に接続された上部凸部37bとを備えている。
上部嵌合壁部37aは容器本体2の開口Mの外縁に沿って設けられた筒状部分である。上部凸部37bは、上部嵌合壁部37aの上部から傾斜しながら内方に張り出し、途中で折り返された形状を呈している。上部凸部37bの屈曲した頂部は、容器本体2の開口Mの外縁に沿った周方向で閉環状に連続している。なお、本実施形態に係る上部嵌合壁部37aと上部凸部37bとは実質的に同一の厚みを有する。
蓋体4は、蓋体嵌合部45と、蓋体嵌合部45の上部に設けられたフランジ部46とを備えている。蓋体嵌合部45は、カバー部41の周縁に接続された下段壁部45aと、下段壁部45aの上部に接続された上部窪み部45bと、上部窪み部45bの上部に接続された上段壁部45cとを備えている。フランジ部46は、上段壁部45cの上部から外方に張り出しており、中皿3の蓋体位置決め部38に当接することで位置決めされる。なお、蓋体4は、所定の金型を用いたシート材の屈曲成形によって形成されており、実質的に同一の厚みを有する。また、蓋体嵌合部45は、シート材が元来保有する弾力で微小な変形が可能となるように、可撓性を有する形状及び厚みにて形成されている。
下段壁部45aは容器本体2の開口Mの外縁に沿って設けられた筒状部分である。上部窪み部45bは、例えば、下段壁部45aから内方に向けて屈曲した下側の傾斜部分と、下側の傾斜部分から立設された直立部分と、直立部分から外方に向けて屈曲した上側の傾斜部分とを備えている。直立部分は、下段壁部45aよりも内方に後退しており、その結果、上部窪み部45bの外周面には、内方に向けた凹みが形成されている。上部窪み部45bの凹みは、容器本体2の開口Mの外縁に沿った周方向で閉環状に連続している。また、上部窪み部45bの凹みは、中皿3の上部凸部37b及び容器本体2の本体嵌合壁部24bの湾曲した内周面が収まる程度の面積を有している。なお、本実施形態に係る下段壁部45a、上部窪み部45b及び上段壁部45cは、実質的に同一の厚みを有する。
蓋体嵌合部45を中皿嵌合部35の外装嵌合部37に嵌める際、蓋体嵌合部45の下段壁部45aと外装嵌合部37の上部凸部37bとは擦れ合い、互いに弾性変形する。また、下段壁部45aが上部凸部37bを過ぎ、上部凸部37bが上部窪み部45bの凹みまで達すると、上部凸部37bは、上部窪み部45bの外周面に設けられた凹みに収まって蓋体嵌合部45の外周面Fbに密接する。また、外装嵌合部37の上部嵌合壁部37aと下段壁部45aとは、互いに弾性変形した状態のまま密接している。
以上の通り、下段壁部45aと上部嵌合壁部37aとは、弾性変形による反発力を互いに付与し合いながら互いに密接している。その結果、外装嵌合部37と蓋体嵌合部45との嵌合強度を強めることができる。また、上部嵌合壁部37aは、蓋体嵌合部45の外周面Fbに密接することでシール性を確保し、上部シール部として機能している。なお、上部凸部37bは、上部窪み部45bに収まることで、上部嵌合壁部37aによる蓋体嵌合部45への嵌合を補強し、また、上部凸部37bは、上部窪み部45bに収まって掛かるので抜け止め機能も奏する。
図5に示されるように、本実施形態に係る食品包装用容器1は、中皿3を省略し、蓋体4を直接的に容器本体2に装着することも可能である。つまり、蓋体4の蓋体嵌合部45は、容器本体2の嵌合受部24の内周面Faに嵌合可能である。ここで、蓋体4の蓋体嵌合部45が容器本体2の嵌合受部24の内周面Faに嵌合可能であるとは、蓋体嵌合部45の外径が容器本体2の嵌合受部24の内径以上であり、蓋体嵌合部45を容器本体2の嵌合受部24に圧入することで密接可能となる寸法を有することを意味する。
ここで中皿3の内装嵌合部36(図4参照)は、上述した通り、容器本体2の嵌合受部24の内周面Faに嵌合可能である。また、外装嵌合部37は、内装嵌合部36に対して外方にずれて配置されることで、蓋体嵌合部45の外周面Fbに嵌合可能になっている。つまり、内装嵌合部36と外装嵌合部37との間には寸法差があり、この寸法差を埋めて接続されるように寸法差調整部5が設けられている。例えば、寸法差調整部5は、内装嵌合部36の上部から拡径して外方に張り出す部分であり、本実施形態では、内装嵌合部36の上部から傾斜しながら外方に張り出し、外装嵌合部37の下部に接続されている。なお、寸法差調整部5は、内装嵌合部36の上部から拡径して張り出すと共に外装嵌合部37の下部に接続され、内装嵌合部36と外装嵌合部37との間の寸法差を埋めることができる形態を広く適用できる。例えば、寸法差調整部5は、内装嵌合部36の上部から外方に向けて傾斜せずに張り出す部分であってもよい。
次に、図6及び図7を参照し、本実施形態に係る食品包装用容器1の使用態様について、比較形態に係る食品包装用容器100と比較しながら説明する。なお、図6は、本実施形態に係る食品包装用容器1を模式的に示す断面図であり、(a)の図は中皿3を装着した状態を示し、(b)の図は中皿3を省略した状態を示す。また、図7は、比較形態に係る食品包装用容器100を模式的に示す断面図であり、(a)の図は中皿300を装着した状態を示し、(b)の図は中皿300を省略した状態を示す。
図7に示されるように、比較形態に係る食品包装用容器100の場合、寸法差調整部は設けられておらず、したがって中皿嵌合部350の外周面は、容器本体200の嵌合受部240に嵌合され、中皿嵌合部350の内周面は、蓋体嵌合部450に嵌合される。比較形態に係る食品包装用容器100の場合、中皿300を装着した状態では容器本体200の内部のシール性は保持されている。しかしながら、中皿300を省略して、蓋体400を容器本体200に直接的に装着しようとすると、中皿300の厚みに起因した隙間が生じてしまい、シール性の確保が困難になる。
一方で、本実施形態に係る食品包装用容器1の場合、中皿3の有無に関わらず、容器本体2の内部のシール性を確保することができる。例えば、図6の(a)図に示されるように、中皿3を装着した状態では、中皿3によって容器本体2の内部に下部空間Saと上部空間Sbとが形成される。さらに、この状態において中皿3の内装嵌合部36は容器本体2の嵌合受部24に嵌合してシール性を確保できる。その結果、下部空間Sa内に収容されている食品等Fは、下部空間Saから外部に漏れることなく、安定して維持される。また、中皿3の外装嵌合部37は蓋体嵌合部45に嵌合してシール性を確保できる。その結果、上部空間Sb内に収容されている食品等Fは、上部空間Sbから外部に漏れることなく、安定して維持される。
なお、本実施形態に係る食品包装用容器1では、容器本体2の底部21から蓋体4のカバー部41に至る高さ方向を基準にして上部空間Sbの深さD1は、下部空間Saの深さD2よりも深くなっている。その結果、食品等Fの食品等Fを容器本体2の内部に収容する場合に、上部空間Sbを有効利用できるという効果を奏する。
また、図6の(b)図に示されるように、中皿3を省略した場合、蓋体嵌合部45は、直接に容器本体2の嵌合受部24に嵌合される。蓋体嵌合部45は、嵌合受部24の内周面Faに嵌合可能となる外径寸法を有するので、蓋体嵌合部45を直接に容器本体2の嵌合受部24に嵌合したとしても、蓋体嵌合部45の外周面Fbは嵌合受部24の内周面Faに密接し、シール性の確保に有利になる。特に本実施形態では、嵌合受部24の本体嵌合壁部24bは内方に突出して湾曲した内周面を備え、この内周面は蓋体嵌合部45の上部窪み部45bの凹みに収まって密接され、さらに係合されている。また、蓋体嵌合部45の下段壁部45aは、上部窪み部45bに対して外方に突き出しており、この突き出しは嵌合受部24の下部窪み部24aの凹みに収まって密接し、さらに係合されている。本体嵌合壁部24bと上部窪み部45bとの密接、及び下段壁部45aと下部窪み部24aとの密接により、内部のシール性の向上に有利になる。また、本体嵌合壁部24bと上部窪み部45bとの係合、及び下段壁部45aと下部窪み部24aとの係合により、容器本体2からの蓋体4の意図しない離脱を抑制できる。
なお、食品包装用容器1の使用態様として、例えば、複数の中皿3を上下方向に重ね、複数の中皿3によって、更に複数の空間を形成するようにしてもよい。
次に、図8及び図9を参照して、他の実施形態に係る食品包装用容器1Aについて説明する。図8は、他の実施形態に係る食品包装用容器1Aの嵌合構造を主に示す断面図であり、図9は、他の実施形態に係る食品包装用容器1Aを、上述の実施形態に比較しながら説明する図である。図9において、(a)の図は、上述の実施形態を示し、(b)の図は、他の実施形態に係る食品包装用容器1Aを示し、(c)の図は、他の実施形態に係る食品包装用容器1Aの変形例を示している。なお、他の実施形態に係る食品包装用容器1Aは、上述の実施形態に係る食品包装用容器1と同様の構造や構成を備えている。したがって、以下の説明では、相違点を中心に説明し、同様の構造や構成については詳細な説明を省略する。
他の実施形態に係る食品包装用容器1Aは寸法差調整部5を備えており、寸法差調整部5には、拡張壁部6が設けられている。拡張壁部6は、外装嵌合部37が立設された高さ方向に延在する筒状部分である。拡張壁部6を設けることで上部空間Sbを広げるのに有利になる。本実施形態に係る拡張壁部6は寸法差調整部5の下部に設けられている。具体的に説明すると、拡張壁部6は、内装嵌合部36の下部嵌合壁部36bから面一に連続するように立設されている。なお、拡張壁部6は寸法差調整部5の上部に設けることも可能であり、例えば、外装嵌合部37の上部嵌合壁部37aの下方に面一に連続するように設けられていてもよい。また、拡張壁部6は、寸法差調整部5の下部と上部との間の途中部位から立設されるように設けられていてもよい。
次に、図9を参照し、種類の異なる中皿3を装着することで内部の容積を変更する方法について説明する。図9の(a)図は、拡張壁部6を備えていない上記の実施形態に係る食品包装用容器1を示している。まず、図9の(a)図に示される食品包装用容器1の下部空間Saと上部空間Sbとを基準として考える。
図9の(b)図は、拡張壁部6を備えた他の実施形態に係る食品包装用容器1Aを示している。食品包装用容器1Aの中皿3Aは、拡張壁部6を除いて上記の実施形態に係る中皿3と同じである。食品包装用容器1Aの場合、拡張壁部6を備えているので、拡張壁部6の高さ方向の寸法分だけ、上部空間Sbの容積を広げることが可能になる。
図9の(c)図は、食品包装用容器1Aの変形例を示している。変形例に係る食品包装用容器1Aでは、中皿3Aの仕切部31を底上げして下部空間Saの容積を広げ、さらに、拡張壁部6の高さ寸法を拡大することで上部空間Sbの容積を更に広げている。このように、拡張壁部6を備えていない中皿3、拡張壁部6を備えている中皿3A、更に高さ寸法の異なる拡張壁部6を備えた複数の中皿3Aを準備しておくことで、食品包装用容器1Aの内部の空間、特に上部空間Sbの容積を適宜に広げ易くなる。
次に、各実施形態に係る食品包装用容器1,1Aの作用、効果について説明する。各実施形態に係る食品包装用容器1,1Aは中皿3,3Aを備えている。中皿3の内装嵌合部36は容器本体2の嵌合受部24の内周面Faに嵌合し、下部空間Saのシール性を確保する。また、外装嵌合部37は蓋体4の蓋体嵌合部45の外周面Fbに嵌合し、上部空間Sbのシール性を確保する。また、蓋体4の蓋体嵌合部45は、嵌合受部24の内周面Faに嵌合可能となる外径寸法を有している。したがって、中皿3,3Aを使用しない場合には、蓋体4の蓋体嵌合部45を嵌合受部24の内周面Faに直接的に嵌合させてシール性を確保することができる。ここで、中皿3,3Aの内装嵌合部36と外装嵌合部37との間に生じる寸法差は寸法差調整部5で吸収されている。したがって、中皿3,3Aを容器本体2に無理なく装着でき、さらに、蓋体4を中皿3,3Aに無理なく装着できる。その結果、中皿3,3Aによって内部に上部空間Sbと下部空間Saとを形成しながらシール性を確保し易く、更に、中皿3を使用せずに蓋体4を容器本体2に直接装着してもシール性を確保し易くなる。
また、各実施形態に係る食品包装用容器1,1Aでは、中皿3,3Aの内装嵌合部36の下部凸部36aが容器本体2の下部窪み部24aの凹みに当接されて収まり、外装嵌合部37の上部凸部37bが蓋体嵌合部45の上部窪み部45bの凹みに当接されて収まっている。その結果、内装嵌合部36の下部凸部36aと嵌合受部24の下部窪み部24aとの係合により、容器本体2からの中皿3の意図しない離脱を抑制する。また、外装嵌合部37の上部凸部37bと蓋体嵌合部45の上部窪み部45bとの係合により、中皿3からの蓋体4の意図しない離脱を抑制する。
また、中皿3の内装嵌合部36の下部凸部36a及び下部嵌合壁部36bは、開口Mの外縁に沿った周方向で閉環状に連続して下部窪み部24aに密接する下部シール部として機能している。下部凸部36a及び下部嵌合壁部36bが下部シール部として機能することで、下部空間Saのシール性の向上に有利になる。
また、中皿3の外装嵌合部37の上部凸部37b及び上部嵌合壁部37aは、開口Mの外縁に沿った周方向で閉環状に連続して上部窪み部45bに密接する上部シール部として機能している。上部凸部37b及び上部嵌合壁部37aが上部シール部として機能することで、上部空間Sbのシール性の向上に有利になる。
1,1A…食品包装用容器、2…容器本体、3,3A…中皿、4…蓋体、5…寸法差調整部、6…拡張壁部、21…底部、22…周壁、24…嵌合受部、31…仕切部、36…内装嵌合部、36a…下部凸部(下部シール部)、36b…下部嵌合壁部(下部シール部)、37…外装嵌合部、37a…上部嵌合壁部(上部シール部)、37b…上部凸部(上部シール部)、41…カバー部、45…蓋体嵌合部、Fa…嵌合受部の内周面、Fb…蓋体嵌合部の外周面、M…開口、Sa…下部空間、Sb…上部空間。

Claims (7)

  1. 包装用容器であって、
    底部の反対側に開口を有する容器本体と、
    前記開口を閉じる蓋体と、
    前記容器本体と前記蓋体との間に配置され、前記容器本体の内部に前記底部側の下部空間と前記開口側の上部空間とを形成する中皿と、を備え、
    前記容器本体は、前記開口を形成する周壁と、前記周壁の上部に設けられた嵌合受部と、を備え、
    前記蓋体は、前記開口を覆うカバー部と、前記カバー部の外縁に沿って設けられ、且つ前記嵌合受部の内周面に嵌合可能な蓋体嵌合部と、を備え、
    前記中皿は、前記下部空間と前記上部空間とを区画する仕切部と、前記仕切部の周縁に沿って立設され、前記嵌合受部の内周面に嵌合している内装嵌合部と、前記蓋体嵌合部の外周面に嵌合している外装嵌合部と、前記内装嵌合部の上部から拡径して張り出すと共に前記外装嵌合部の下部に接続された寸法差調整部と、を備えている包装用容器。
  2. 前記寸法差調整部は、前記外装嵌合部が立設された高さ方向に延在すると共に、前記上部空間を広げる拡張壁部を更に備えている、請求項1記載の包装用容器。
  3. 前記容器本体の前記底部から前記蓋体の前記カバー部に至る高さ方向を基準にして前記上部空間の深さは、前記下部空間の深さよりも深い、請求項1または2記載の包装用容器。
  4. 前記内装嵌合部は、外方に突出した下部凸部を備え、
    前記嵌合受部は、前記下部凸部が収まる凹みを有する下部窪み部を備えている、請求項1~3のいずれか一項記載の包装用容器。
  5. 前記内装嵌合部は、前記開口の外縁に沿った周方向で閉環状に連続して前記下部窪み部に密接する下部シール部を備えている、請求項4記載の包装用容器。
  6. 前記蓋体嵌合部は、前記開口の外縁に沿った周方向で閉環状に連続している上部窪み部を備え、
    前記外装嵌合部は、前記開口の外縁に沿った周方向で閉環状に連続して前記上部窪み部に密接する上部シール部を備えている、請求項4または5記載の包装用容器。
  7. 周縁同士が互いに嵌合可能な容器本体と蓋体との間に配置され、前記容器本体の内部に下部空間と上部空間とを形成する食品包装用容器の中皿であって、
    前記下部空間と前記上部空間とを区画する仕切部と、
    前記仕切部の周縁に沿って立設され、前記容器本体の嵌合受部の内周面に嵌合可能である内装嵌合部と、
    前記蓋体の蓋体嵌合部の外周面に嵌合可能である外装嵌合部と、
    前記内装嵌合部の上部から拡径して張り出すと共に前記外装嵌合部の下部に接続された寸法差調整部と、を備えた中皿。
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