JP2023151081A - エアクリーナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外気導入管から未浄化室に導入された吸気をスムーズにエアクリーナエレメントに送り、エアクリーナエレメントの前面を有効活用して、吸気効率の向上を図るエアクリーナ装置を提供する【解決手段】エアクリーナケース41の内部はエアクリーナエレメント44を含む仕切部45によって未浄化室Caと浄化室Cbとに分割され、未浄化側ケース42は導入口47aを有し、エアクリーナケース41内に導入された外気の流れをエアクリーナエレメント44に向ける吸気ガイド部46を備え、吸気ガイド部46はエアクリーナケース41内に導入された外気の流れをエアクリーナエレメント44に向ける吸気ガイド壁46aを有し、吸気ガイド壁46aは、未浄化側ケース42のエレメント対向壁面42aに対して鈍角をなすように配置され、吸気ガイド壁46aの上下方向の幅w1は、エアクリーナエレメント44の上下方向の幅w2よりも大きくし、吸気効率の向上を図るエアクリーナ装置を提供する。【選択図】図7

Description

本発明は、鞍乗り型車両に搭載され、内燃機関に供給する吸気を浄化するエアクリーナ装置に関する。
従来、エアクリーナ装置は未浄化室に外気導入管から外気が導入されるが、外気導入管から導入された吸気流れの方向がエアクリーナエレメントに対向していない場合に、吸気をエアクリーナエレメントに向けて送るために、未浄化室内にエアクリーナケースと一体に形成されたリブが設けられているものがある(特許文献1参照)。しかし、このようなエアクリーナ装置では、エアクリーナケースと一体に形成されたリブは、吸気流れに対して直角に突設されており、吸気がリブに当たると吸気流れの反射がおき流入してきた吸気流れと反対方向に向かって流れ、エアクリーナエレメントに向かってスムーズに流れず、吸気効率の低下が懸念される。
また、吸気をエアクリーナエレメントに向けて送るために、未浄化室内にエアクリーナケースとは別体であって、導入管の先端に湾曲リブを設けているエアクリーナ装置がある(特許文献2参照)。しかし、このようなエアクリーナ装置では、湾曲リブの高さがエアクリーナエレメントの高さ方向全てを覆うように形成されているか開示されておらず、エアクリーナエレメントの全面を有効活用できないおそれがある。
国際公開 WO2020/017119 国際公開 WO2021/200021
本発明は、外気導入管から未浄化室に導入された吸気が反射されずにスムーズにエアクリーナエレメントに送ることを可能として吸気効率の向上を図り、エアクリーナエレメントの全面を有効活用するエアクリーナ装置を提供する。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、エアクリーナケースと、前記エアクリーナケース内に導入される外気を浄化するエアクリーナエレメントとを備え、
前記エアクリーナケースの内部は、前記エアクリーナエレメントを含む仕切壁によって、未浄化室と、浄化室とに分割され、
前記エアクリーナケースは、未浄化室側ケースと浄化室側ケースを備え、
前記未浄化室側ケースは外気を導入する導入口を有するエアクリーナ装置において、
前記エアクリーナケース内に導入された外気の流れを前記エアクリーナエレメントに向けて案内する吸気ガイド部を備え、
前記未浄化室側ケースは、前記エアクリーナエレメントに対向するエレメント対向壁面を有し、
前記吸気ガイド部は、前記エアクリーナケース内に導入された外気の流れを前記エアクリーナエレメントに向けて案内する吸気ガイド壁を有し、
前記吸気ガイド壁は、前記エレメント対向壁面に対して鈍角をなすように配設され、
前記吸気ガイド壁の上下方向の幅は、前記エアクリーナエレメントの上下方向の幅よりも大きいことを特徴とするエアクリーナ装置である。
前記構成によれば、吸気ガイド部の吸気ガイド壁をエレメント対向壁面に対して鈍角をなすように配置することで、吸気ガイド壁における吸気流れの反射を防いで、吸気をスムーズにエアクリーナエレメントに案内するとともに、吸気ガイド壁の高さ方向の幅をエアクリーナエレメントの高さ方向の幅よりも大きくすることにより、吸気流れが吸気ガイド壁の裏側に回り込むことを防いて吸気をエアクリーナエレメント方向に促すことができるため、エアクリーナエレメントを有効に活用でき、吸気効率を向上させることができる。
また本発明は、前記吸気ガイド部は、前記エアクリーナケースとは別部材である吸気ガイド部材であることを特徴とする。
前記構成によれば、吸気ガイド部をエアクリーナケースと別部材の吸気ガイド部材とすることで、吸気ガイド部材を、エアクリーナケース内に配設するエアクリーナエレメントの大きさに応じた適切な大きさにすることが容易になるとともに、吸気ガイド壁を、吸気をエアクリーナエレメントに向かって導くために適切な形状に製造することが容易になる。
さらに本発明は、前記エレメント対向壁面は、吸気流れに直交する方向に延びる吸気流れ直交リブを有し、
前記吸気ガイド部は、前記吸気流れ直交リブに沿って配置されることを特徴とする。
前記構成によれば、吸気ガイド部のみでは捕らえきれなかった吸気流れを、吸気流れ直交リブでも受け止めてエアクリーナエレメント側に送ることができる。
また本発明は、前記エレメント対向壁面は、吸気流れに沿って配置される吸気流れ方向リブを有することを特徴とする。
前記構成によれば、吸気の流れを吸気流れ方向リブによりガイドすることができるとともに、未浄化室側ケースのエレメント対向壁面の剛性を高めることができる。
さらに本発明は、前記吸気ガイド部は、前記エアクリーナケースとは別部材である吸気ガイド部材であり、
前記吸気ガイド部材は、前記吸気流れ直交リブに沿って、前記エレメント対向壁面に固定部材により固定され、
前記吸気ガイド部材は、前記吸気ガイド壁の吸気流れ方向における上流側の端縁には、前記エレメント対向壁面に向かって突出する突出部を有することを特徴とする。
前記構成によれば、固定部材により吸気ガイド部材を固定する際に、吸気ガイド壁の吸気流れ方向における上流側の端縁に設けられた突出部が、エレメント対向壁面に押し付けられて、吸気ガイド部材がエレメント対向壁面からの反力を受けて、固定部材により固定された箇所を中心としたモーメントが発生し、吸気ガイド部材の吸気流れ方向下流側の端縁が、吸気流れ直交リブに押し付けられ、吸気ガイド部材と吸気流れ直交リブとの隙間を減らすことができ、吸気流れの回り込みを防いで、吸気効率を向上させることができる。
さらにまた本発明は、前記エアクリーナ装置を有することを特徴とする鞍乗型車両である。
前記構成によれば、外気導入管から未浄化室に導入された吸気が反射されずにスムーズにエアクリーナエレメントに送ることを可能として吸気効率の向上を図り、エアクリーナエレメントの全面を有効活用するエアクリーナ装置を搭載した鞍乗型車両を提供することができる。
本発明のエアクリーナ装置によれば、外気導入管から未浄化室に導入された吸気が反射されずにスムーズにエアクリーナエレメントに送ることを可能として吸気効率の向上を図り、エアクリーナエレメントの全面を有効活用することができる。
本発明の一実施の形態に係る内燃機関の吸気構造が適用された自動二輪車の全体左側面図である。 図1の車両の要部拡大右側面図である。 図1のパワーユニット、吸気構装置および排気装置の左側面図である。 図2の平面図である。 自動二輪車の要部下面図である。 パワーユニットの内燃機関のクランク軸に沿って切断した一部断面図である。 エアクリーナ装置を外気導入管の中心線に沿って水平に切断した要部断面図である。 未浄化室側ケースに吸気ガイド部材が取り付けられた正面図である。 未浄化室側ケースと吸気ガイド部材との分解斜視図である。 仕切壁を示した斜視図である。 図8のXI-XI線で切断した要部拡大断面図である。
以下、本発明に係る一実施の形態の内燃機関の吸気構造について図1ないし図11に基づいて説明する。
本実施の形態に係る内燃機関の吸気構造を具備したスクータ型の自動二輪車1の右側面図を図1に示す。
なお、本明細書の説明において、前後左右および上下の向きは、本実施の形態に係る自動二輪車1の直進方向を前方とする通常の基準に従うものとし、図面において、FRは前方を,REは後方を、LHは左方を,RHは右方を、UPは上方を、DWは下方を示すものとする。
図1に示されるように、車体前部1Fと車体後部1Rとが、低いフロア部1Cを介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレームFは、概ねダウンチューブ3とメインパイプ4とからなる。
すなわち車体前部1Fのヘッドパイプ2からダウンチューブ3が下方へ延出し、同ダウンチューブ3は下端で水平に屈曲してフロア部1Cの下方を後方へ延び、その後端において左右一対のメインパイプ4が連結され、メインパイプ4は該連結部から後方斜め上に延びた傾斜部4aを形成し、傾斜部4aの上部がさらに屈曲して後方に略水平に延びた水平部4bを形成している。
車体前部1Fでは、ヘッドパイプ2およびダウンチューブ3の上下指向部がフロントカバー1aとレッグシールド1bにより前後から覆われ、フロア部1Cは、ダウンチューブ3の前後指向部がロアサイドカバー1cにより覆われ、車体後部1Rは、メインパイプ4がボデイカバー1dにより左右および後方が覆われる。
一対のメインパイプ4の間には前後に収納ボックス5と燃料タンク(不図示)が支持され、収納ボックス5と燃料タンクの上方はシート7が覆って配置されている。
一方車体前部1Fにおいては、ヘッドパイプ2に軸支されて上方にハンドル8が設けられ、下方にフロントフォーク9が延びてその下端に前輪10が軸支されている。
メインパイプ4の傾斜部4aの長手方向における略半分に位して、支持ブラケット11が後方に向けて突設されている。図2に示されるように、パワーユニットPの上部には、ハンガー22hが、斜め上方に向かって突設されている。メインパイプ4の支持ブラケット11とハンガー22hはリンク部材12を介して連結されており、これらのリンク機構により、パワーユニットPはメインパイプ4に揺動可能に連結支持される。
図3を参照して、パワーユニットPには、その前部に単気筒4ストローク空冷式の内燃機関20が、クランク軸21を車幅方向に指向させて軸支するクランクケース22から順次重ね合わされたシリンダブロック23,シリンダヘッド24,ヘッドカバー25を略水平に近い状態にまで大きく前傾した姿勢で前方に突出させて設けられている。
図6を参照して、クランクケース22は、左右割りで、左クランクケース部22Lと右クランクケース部22Rからなり、車幅方向に指向したクランク軸21を左クランクケース部22Lと右クランクケース部22Rがそれぞれ主軸受21b,21bを介して回転自在に軸支している。
クランク軸21の右側軸部にACジュエネレータ55が設けられ、ACジュエネレータ55のアウタローター55rに遠心冷却ファン56が一体に取り付けられている。
右クランクケース部22Rを右側から覆うファンカバー57が、遠心冷却ファン56を内部に収容する。図2も参照して、ファンカバー57には、遠心冷却ファン56に対向して外気導入口であるグリル57gが形成されている。
図6に示されるように、左クランクケース部22Lは、後方に延出して伝動ケース部を兼ね、同伝動ケース部(左クランクケース部)22Lを左側から伝動ケースカバー65が覆い、内部にはベルト式無段変速機60が配設される。クランク軸21の左側軸部には、主軸受21bに隣接して駆動チェーンスプロケット58が設けられ、左側軸端部には、ベルト式無段変速機60の駆動プーリ61が設けられている。
駆動チェーンスプロケット58に巻き掛けられるカムチェーン59によりシリンダヘッド24側の動弁機構に動力が伝達される。
図1および図3を参照して、ベルト式無段変速機60の後部に設けられた減速機構64の減速機出力軸が後車軸28aであり、後車軸28aに後輪28が設けられている。
伝動ケース部22Lの減速機構64を収容する後部の上端と前記メインパイプ4の上部屈曲部間にリヤクッション(不図示)が介装されている。
図3に示されるように、減速機構64の減速機入力軸64aに、ベルト式無段変速機60の被動プーリ63が軸支されており、クランク軸21に設けられる駆動プーリ61と減速機入力軸64aに設けられる被動プーリ63とにベルト62が巻き掛けられて、内燃機関20の動力がベルト62を介して被動プーリ63に伝達され、被動プーリ63の回転は遠心クラッチ(不図示)を介して減速機構64の減速機入力軸64aに伝達され、減速機構64で減速されて後輪28に動力伝達される。
図6に示されるように、駆動プーリ61の左側のプーリ半体には外気吸入ファン61Fが形成されている。
シリンダブロック23およびシリンダヘッド24の周囲を、図6に示されるようなシュラウド70が囲繞し、シュラウド70は右側においてファンカバー57に連結される。
図3を参照して、パワーユニットPの前部の内燃機関20は、クランクケース22から前方に突出したシリンダブロック23に重ねられてさらに前方に突出したシリンダヘッド24に、ヘッドカバー25が重ねられている。シリンダヘッド24の上面側に吸気ポート24aが形成され、該吸気ポート24aから吸気管としてのインレットパイプ31が上方に延出している。シリンダヘッド24の下面側に排気ポート24bが形成され、該排気ポート24bから排気管51が下方に延出する。燃料噴射弁37が、スロットルボディ33およびインレットパイプ31のそれぞれの上面から取り付けられ、吸気通路内に燃料が噴射される。
また、シリンダヘッド24には、点火プラグ26が中央のヘッドカバー25寄りに嵌挿されるとともに、排気管51が延出する箇所に酸素濃度センサ27が嵌挿されている。
内燃機関20の吸気ポート24aには、外気を吸入して内燃機関20に送る吸気装置30が接続されている。吸気装置30内は、内燃機関20の燃焼室20aに吸気を導入する内燃機関20に送られる吸気が通過する吸気通路(不図示)となっている。
吸気装置30は、外気を取入れて浄化するエアクリーナ装置40と、エアクリーナ装置40に連結されるコネクティングチューブ36と、コネクティングチューブ36の下流側に連結されるスロットルボディ33と、スロットルボディ33の上流側に接続されるインレットパイプ31と、を備えており、これらにより吸気系が構成される。
一方、図5に示されるように、シリンダヘッド24の排気ポート24bには、排気装置50が接続されている。排気ポート24bに連通してシリンダヘッド24の下面から下方に延出した排気管51は、左側斜前方に屈曲し、さらに後方から右方へに屈曲して、クランクケース22の下部の左側から右側へ屈曲し、後方へ延びて後輪28の右側に配設されるマフラー52に連結されている。排気管51の途中には、触媒装置53が設けられており、これらにより排気系が構成される。
吸気装置30について、さらに説明する。吸気装置30のエアクリーナ装置40は、図4に示されるように、左右の未浄化室側ケース42と浄化室側ケース43が合体したエアクリーナケース41が、未浄化室側ケース42と浄化室側ケース43の間に配設されエアクリーナエレメント44aとエレメントホルダ44bとで構成される仕切壁44により、未浄化室側ケース42側の未浄化室Caと浄化室側ケース43側の浄化室Cbとに仕切られている。
図3に示されるように未浄化室側ケース42には、走行風などが取り込まれる外気導入管47が、外気を導入する導入口47aが前方を向くように配設されている。導入口47aから導入された吸気は、未浄化室Ca内からエアクリーナエレメント44aを通過して浄化され、浄化室Cbに送られる。エアクリーナ装置40の浄化室Cbは、ゴム製の弾性変形可能なコネクティングチューブ36により、スロットルボディ33と連通されている。
図7に示されるように、吸気装置30のエアクリーナ装置40のエアクリーナケース41内には、エアクリーナケース41内に導入された吸気を、エアクリーナエレメント44aに向けてスムーズに流すための吸気ガイド部としての吸気ガイド部材46が設けられている。本実施形態では、吸気ガイド部は、エアクリーナケース41とは別体の吸気ガイド部材46とされているが、エアクリーナケース41と一体に形成されてもよい。
エアクリーナケース41は、未浄化室側ケース42と浄化室側ケース43が合わさって一体のケースとなり、これらの未浄化室側ケース42と浄化室側ケース43との間に挟まれたエアクリーナエレメント44aとエレメントホルダ44bとで構成される仕切壁44により、未浄化室Caと浄化室Cbとに仕切られている。
図7および図10を参照して、エアクリーナエレメント44aは略直方体形状であって、エレメントホルダ44bにより保持されている。エレメントホルダ44bは、未浄化室Caと浄化室Cbとを仕切る壁部44cを有し、壁部44cは未浄化室側ケース42と浄化室側ケース43との割り面の形状に対応する形状に形成されている。壁部44cの周縁には、壁部44cの両面から突出した取付片44dが設けられている。
図8および図9を参照して、未浄化室側ケース42は、エアクリーナエレメント44aと対向するエアクリーナ対向壁面としての側壁部42aに、その周縁を囲うように周壁部42bが立設されている。
周壁部42bの前方は、外気を導入する外気導入管47が取り付けられる導入管取付壁部42cとなっている。導入管取付壁部42cには、外気導入管47を挿通する導入管挿通孔42dが形成されている。
図3および図7に示されるように、導入管取付壁部42cの前方は、取り付けられた外気導入管47の前方および上下方向を取り囲んで覆うように、導入管囲い壁部42kが形成されている。図2に示されるように、導入管囲い壁部42kの左側面は、外気導入管47に外気を導入可能に開口されている外気取入開口部42jとなっている。
外気取入開口部42jから走行風などを取り込み、取り込まれた外気は、導入管囲い壁部42kにより案内されて外気導入管47の上端開口に導くので、外気導入管47を通して未浄化室Caに外気が導入される。
図7および図9に示されるように、未浄化室側ケース42の周壁部42b端縁42hには、エレメントホルダ44bの取付片44dが嵌装される嵌合凹部42iが、周方向に亘って形成されている。
図9に示されるように、未浄化室側ケース42の側壁部42aには、ケース内側に突出して、外気導入管47から未浄化室Caに流入する吸気流れ方向に略直角になるように配設された吸気流れ直交リブ42eと、外気導入管47から未浄化室Caに流入する吸気流れ方向に略沿うように沿うように配設された吸気流れ方向リブ42fが形成されている。吸気流れ方向リブ42fは、互いが略平行になるように2本設けられている。吸気流れ直交リブ42eは、吸気流れ方向リブfよりも高さが高くされている。
また、側壁部42aには、吸気ガイド部材46を取付ける略十字形状の取付突部42gが、内側に突出して形成されている。取付突部42gの中央には、吸気ガイド部材46を固定する固定部材としてのネジ48が螺合されるネジ穴が形成さている。
図4に示されるように、浄化室側ケース43は、エアクリーナエレメント44aと対向する側壁部43aと、側壁部43aの周縁に立設された周壁部43bを備えている。図7および図9に示されるように、周壁部43bの端縁43hには、エレメントホルダ44bの取付片44dが嵌装される嵌合凹部43iが、周方向に亘って形成されている。
未浄化室側ケース42の嵌合凹部42iと浄化室側ケース43の嵌合凹部43i内に、エレメントホルダ44bの取付片44dが嵌合され、図視されないボルト等の固定部材で未浄化室側ケース42と浄化室側ケース43とが一体にされると、エレメントホルダ44bは、エアクリーナケース41に保持される。図4に示されるように、エアクリーナケース41は、エアクリーナエレメント44aとエレメントホルダ44bとで構成される仕切壁44により、未浄化室Caと浄化室Cbとに仕切られる。
図9および図11を参照して、未浄化室側ケース42の側壁部42aに取り付けられる吸気ガイド部材46は、外気導入管47から未浄化室Caに導入された吸気をエアクリーナエレメント44aに向かって案内する吸気ガイド壁部46aと、吸気ガイド壁部46aの両側に側壁部46bを備えている。側壁部46bの内壁面は、吸気ガイド壁部46aの内壁面に連続するよう形成されており、側壁部に向けて流れてきた吸気を吸気ガイド壁部46aに指向させる。
図8に示されるように吸気ガイド部材46は、吸気流れ直交リブ42eに沿って、未浄化室側ケース42内に、固定部材としてのネジ48が螺合されて固定される。
図11に示されるように、吸気ガイド壁部46aは、その上流側端縁46dと下流側端縁46eを結んだ仮想線L1と、未浄化室側ケース42の側壁部42aの壁面L2に対する角度θが鈍角となるように形成されている。さらにその吸気ガイド壁部46aの壁面は、未浄化室側ケース42の側壁部42a側に向かってに窪むように湾曲して形成されている。
吸気ガイド壁部46aは、未浄化室側ケースの側壁部43aの壁面に対しての角度θが鈍角となるように形成されるとともに、側壁部42aに向かって凹むように湾曲しているので、外気導入管47から未浄化室Caに流入した吸気が、吸気ガイド壁部46aにより外気導入管47の方向に向かって反射せずに、スムーズにエアクリーナエレメント44aに向かって案内される。
図8および図10を参照して、吸気ガイド壁部46a上下方向の幅w1は、エアクリーナエレメント44aの上下方向の幅w2よりも大きくなるように設定されており、吸気ガイド壁部46aが受けた吸気は、吸気流れが吸気ガイド壁部46aの裏側に回り込むことを防いて吸気をエアクリーナエレメント44aの方向に促される。
図9に示されるように、吸気ガイド壁部46aには、2つの取付ボス部46cが前方に突出して設けられている。図11に示されるように、上流側端縁46dにはエレメント対向壁面としての側壁部42aに向かって突出するように突出部46fが形成されている。吸気ガイド部材46を未浄化室側ケース42に取り付ける際には、取付ボス部46cを未浄化室側ケース42の取付突部42gに当接して、ネジ48を螺合して固定する。
本発明の実施の形態は、前記したように構成されているので、以下のような効果を奏する。
本発明の実施形態のエアクリーナ装置40は、エアクリーナケース41と、エアクリーナケース41内に導入される外気を浄化するエアクリーナエレメント44aとを備え、エアクリーナケース41の内部は、エアクリーナエレメント44aとエレメントホルダ44bを含む仕切壁44によって、未浄化室Caと、浄化室Cbとに分割され、エアクリーナケース41は、未浄化室側ケース42と浄化室側ケース43を備え、未浄化室側ケース42は外気を導入する導入口47aを有し、エアクリーナケース41内に導入された外気の流れをエアクリーナエレメント44aに向けて案内する吸気ガイド部46を備え、未浄化室側ケース42は、エアクリーナエレメント44aに対向するエレメント対向壁面としての側壁部42aを有し、吸気ガイド部46は、エアクリーナケース41内に導入された外気の流れをエアクリーナエレメント44aに向けて案内する吸気ガイド壁46aを有し、吸気ガイド壁46aは、側壁部42aに対して鈍角をなすように配設され、吸気ガイド壁46aの上下方向の幅w1は、エアクリーナエレメント44aの上下方向の幅w2よりも大きいものである。
前記構成によれば、吸気ガイド部材46の吸気ガイド壁46aは、未浄化室側ケース42の側壁部42aに対して鈍角をなすように配置することで、吸気ガイド壁46aにおける吸気流れの反射を防いで、吸気をスムーズにエアクリーナエレメント44aに案内するとともに、吸気ガイド壁部46aの高さ方向の幅w1をエアクリーナエレメント44aの高さ方向の幅w2よりも大きくすることにより、吸気流れが吸気ガイド壁部46aの裏側に回り込むことを防いて吸気をエアクリーナエレメント44aの方向に促すことができるため、エアクリーナエレメント44aを有効に活用でき、吸気効率を向上させることができる。
さらに、吸気ガイド部材46は、エアクリーナケース41とは別部材にされているので、吸気ガイド部材46を、エアクリーナケース41内に配設するエアクリーナエレメント44aの大きさに応じた適切な大きさにすることが容易になるとともに、吸気ガイド壁部46aを、吸気をエアクリーナエレメント44aに向かって導くために適切な形状に製造することが容易になる。
また、エレメント対向壁面としての未浄化室側ケース42の側壁部42aは、吸気流れに直交する方向に延びる吸気流れ直交リブ42eを有し、吸気ガイド部材46は、吸気流れ直交リブ42eに沿って配置されているので、吸気ガイド部材46のみでは捕らえきれなかった吸気流れを、吸気流れ直交リブ42eでも受け止めてエアクリーナエレメント44a側に送ることができる。
さらに、側壁部42aは、吸気流れに沿って配置される吸気流れ方向リブ42fを有するので、吸気の流れを吸気流れ方向リブ42fによりガイドすることができるとともに、未浄化室側ケース42の側壁部42aの剛性を高めることができる。
さらにまた、吸気ガイド部材46は、吸気流れ直交リブ42eに沿って、側壁部42aにネジ48により固定され、吸気ガイド部材46は、吸気ガイド壁部46aの吸気流れ方向における上流側端縁46dには、側壁部42aに向かって突出する突出部46fを有している。
前記構成により、図11に示されるように、ネジ48により吸気ガイド部材46を固定する際に、吸気ガイド壁部46aの吸気流れ方向における上流側端縁46dに設けられた突出部46fが、未浄化室側ケース42の側壁部42aに押し付けられて、吸気ガイド部材46が側壁部42aからの反力を受けて、ネジ48により固定された箇所を中心としたモーメントが発生し、吸気ガイド部材46の吸気流れ方向下流側の下流側端縁46eが、吸気流れ直交リブ42eに押し付けられ、吸気ガイド部材46と吸気流れ直交リブ42eとの隙間を減らすことができ、吸気流れの回り込みを防いで、吸気効率を向上させることができる。
さらに、このようなエアクリーナ装置40を搭載した自動二輪車1によれば、外気導入管47の導入口47aから未浄化室Caに導入された吸気が反射されずにスムーズにエアクリーナエレメント44aに送ることを可能として吸気効率の向上を図り、エアクリーナエレメント44aの全面を有効活用するエアクリーナ装置を搭載した鞍乗型車両を提供することができる。
また、図1示されるように、本実施の形態の自動二輪車1では、パワーユニットPはその上部において、車体フレームFのメインパイプ4にリンク部材12を介して揺動自在に支持されているが、パワーユニットPの下部において、リンク部材12を介して車体フレームFに揺動自在に支持されてもよい。一方、パワーユニットの組付け性の観点や、触媒装置と排気ガスセンサーをコンパクトに配置する観点から、パワーニットはその上部において車体フレームFに揺動自在に支持される方が、好ましい。
以上、本発明に係る一実施の形態に係る車載内燃機関の吸気構造について説明したが、本発明の態様は、上記実施の形態に限定されず、本発明の要旨の範囲で、多様な態様で実施されるものを含むものである。
1…自動二輪車、
40…エアクリーナ装置、41…エアクリーナケース、42…未浄化室側ケース、42a…側壁部、42e…吸気流れ直交リブ、42f…吸気流れ方向リブ、44a…エアクリーナエレメント、46…吸気ガイド部材、46a…吸気ガイド壁部、46d…上流側端縁、46f…突出部、47a…導入口、48…ネジ、
Ca…未浄化室、Cb…浄化室、w1…幅、w2…幅。

Claims (6)

  1. エアクリーナケース(41)と、前記エアクリーナケース(41)内に導入される外気を浄化するエアクリーナエレメント(44a)とを備え、
    前記エアクリーナケース(41)の内部は、前記エアクリーナエレメント(44a)を含む仕切壁(44)によって、未浄化室(Ca)と、浄化室(Cb)とに分割され、
    前記エアクリーナケース(41)は、未浄化室側ケース(42)と浄化室側ケース(43)を備え、
    前記未浄化室側ケース(42)は外気を導入する導入口(47a)を有するエアクリーナ装置において、
    前記エアクリーナケース(41)内に導入された外気の流れを前記エアクリーナエレメント(44a)に向けて案内する吸気ガイド部(46)を備え、
    前記未浄化室側ケース(42)は、前記エアクリーナエレメント(44a)に対向するエレメント対向壁面(42a)を有し、
    前記吸気ガイド部(46)は、前記エアクリーナケース(41)内に導入された外気の流れを前記エアクリーナエレメント(44a)に向けて案内する吸気ガイド壁(46a)を有し、
    前記吸気ガイド壁(46a)は、前記エレメント対向壁面(42a)に対して鈍角をなすように配設され、
    前記吸気ガイド壁(46a)の上下方向の幅(w1)は、前記エアクリーナエレメント(44a)の上下方向の幅(w2)よりも大きいことを特徴とするエアクリーナ装置。
  2. 前記吸気ガイド部(46)は、前記エアクリーナケース(41)とは別部材である吸気ガイド部材(46)であることを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ装置。
  3. 前記エレメント対向壁面(42a)は、吸気流れに直交する方向に延びる吸気流れ直交リブ(42e)を有し、
    前記吸気ガイド部(46)は、前記吸気流れ直交リブ(42e)に沿って配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアクリーナ装置。
  4. 前記エレメント対向壁面(42a)は、吸気流れに沿って配置される吸気流れ方向リブ(42f)を有することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のエアクリーナ装置。
  5. 前記吸気ガイド部(46)は、前記エアクリーナケース(41)とは別部材である吸気ガイド部材(46)であり、
    前記吸気ガイド部材(46)は、前記吸気流れ直交リブ(42e)に沿って、前記エレメント対向壁面(42a)に固定部材(48)により固定され、
    前記吸気ガイド部材(46)は、前記吸気ガイド壁(46a)の吸気流れ方向における上流側の端縁(46d)には、前記エレメント対向壁面(42a)に向かって突出する突出部(46f)を有することを特徴とする請求項3に記載のエアクリーナ装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかの前記エアクリーナ装置(40)を有することを特徴とする鞍乗型車両。
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