JP2573509Y2 - ベルトコンバータ室への冷却風導入構造 - Google Patents

ベルトコンバータ室への冷却風導入構造

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JP2573509Y2 JP1990060606U JP6060690U JP2573509Y2 JP 2573509 Y2 JP2573509 Y2 JP 2573509Y2 JP 1990060606 U JP1990060606 U JP 1990060606U JP 6060690 U JP6060690 U JP 6060690U JP 2573509 Y2 JP2573509 Y2 JP 2573509Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、スクータ型車両におけるベルトコンバータ
の冷却に関し、特に冷却風導入構造に関する。
従来技術 ベルトコンバータは、後輪に動力を伝達するベルトが
架渡されているプーリにおいて、その径を変えることに
より変速を行うもので、エンジン回転数に応じて減速比
を自動的に可変としている。
かかるベルトコンバータにおいては、ベルトとプーリ
との間の摩擦により両者間に摩擦熱が生じるとともにエ
ンジンからの熱伝導等を受けて温度が上昇する環境下に
あり、温度上昇に伴いベルトの劣化を早めたり等の不具
体が生じる。
かかる不具合を回避するため、従来より冷却風をダク
トを介してベルトコンバータ室へ強制的に送り込む例
(実公昭62−24634号公報)が提案されている。
同例では、ベルト冷却用の外気を取り入れるための外
気吸入口を車体前方に配されるレッグシールドの内側空
間に開口している。
レッグシールドの内側空間から外気を吸入することで
塵埃、泥水等の混入を防止し、清潔な外気をベルトに送
り込むことができる。
解決しようとする課題 しかるに水冷式エンジンを備えるスクータ型車両によ
っては、ラジエータをヘッドパイプの近傍に配置するも
のがあり、かかる車両においては、外気吸入口がラジエ
ータ周囲の比較的温度の高い雰囲気内に位置し、したが
ってかかる温度の比較的に高い空気を吸入してベルトに
送り込むことになり、冷却効率が低下する。
本考案はかかる点に鑑みなされたもので、その目的と
する処は常に温度の低い冷却空気をベルトコンバータ室
に送り込むことができ、水や塵埃等の吸入も防止できる
冷却風導入構造を供する点にある。
課題を解決するための手段および作用 上記目的を達成するための本考案は、ベルトコンバー
タにより後輪の動力を伝達するスクータ型車両におい
て、前記ベルトコンバータを収納するベルトコンバータ
室に連接する冷却風導入用のダクトが、フロア部に設け
られたバッテリ収納室に吸気口としての開口を備え、フ
ロア下部を通るフレームボディにフロアを取り付けるフ
ロアブラケットが設けられ、該フロアブラケットに前記
ダクトが支持されたベルトコンバータ室への冷却風導入
構造をなしている。
ベルトコンバータ室とフロア部に設けられたバッテリ
収納室とを接続するダクトが、フロア下部を通るフレー
ムボディに設けられるフロアブラケットに支持される構
造であるので、ベルトコンバータ室とフロア部のバッテ
リ収納室との距離が長くても、これらを接続するダクト
はフロアブラケットによって支持されるためダクトが下
方へたわむようなことはない。
またフロアブラケットによりダクトが支持されるの
で、ダクトの吸気口をバッテリ収納室の任意の位置に設
定することができる。
さらにフロアを支持するフロアブラケットを利用して
ダクトを支持するようにしてダクドを支持するブラケッ
トを専用に設けることなく部品点数を減らしている。
なおバッテリ収納室は、フロア部に配設されているの
で、フロア部のデッドスペースを有効に利用しており、
近くの熱源を有しないため温度の低い外気を吸入してベ
ルトコンバータ室に送風でき冷却効率を向上させること
ができる。
実施例 以下第1図ないし第4図に示した本考案の一実施例に
ついて説明する。
本実施例に係るスクータ型自動二輪車1は、ヘッドパ
イプ2から下方へメインフレーム3が延出し、同メイン
フレーム3は適当な高さ位置で屈曲して後方へ水平に延
びフレームボディ4に接続されて全体の車体フレームを
構成している。
なおフレームボディ4の後端にはテールライトブラケ
ット13が取付けられる。
フレームボディ4は、左右対称な側体4aを連結部材で
連結した枠体であり、メインフレーム3との連結部から
上方へ立上がり屈曲して後方へ水平に延びている。
このフレームボディ4の下方にスイング式パワーユニ
ット5が、その前端のマウントをエンジンマウントボル
ト6により枢支されて揺動自在に装着されている。
スイング式パワーユニット5は、前部に水冷1気筒の
エンジン7がシリンダを上方に立上げて配置されその下
方のクランク室8を形成するクランクケースの左側が後
方へ延出しており、この前後長尺のクランクケースをベ
ルトコンバータカバー55が左側から覆うようにして内部
にべコンバータ室9を形成し、ベルトコンバータを収容
しており、その後部に後輪10が軸支されている。
フレームボディ4の上方水平部には燃料タンク11が載
置され、その上を蓋するようにしてシート12が設けられ
る。
一方前記ヘッドパイプ2には、ステアリングステム15
が嵌入され、その上端にハンドル16が支持され、下端は
フロントフォーク17に連接され、同フロントフォーク17
に前輪18が軸支されている。
ヘッドパイプ2の前後は前側レッグシールド20および
後側レッグシールド21で覆われ、前側レッグシールド20
の左右下端部にそれぞれ前方上端縁を接続されて後方に
サイドスカート22が延びてメインフレーム3を側方から
覆い、サイドスカート22にリヤカバー23が連接してスイ
ング式パワーユニット5の一部および後輪10の上方側部
を覆っている。
左右のサイドスカート22の後半水平部間およびリヤカ
バー23の前方開口縁に連接してセンターカバー24が設け
られ、メインフレーム3およびフレームボディ4の一部
を覆っている。
センターカバー24は、メインフレーム3を左右から覆
う側壁24aが連続して後方に向けて上下幅を広くしてそ
の後半部でフレームボディ4の左右側体4aを覆うように
なっており、同側壁24aの下端縁から外側へフランジ24b
が張り出して同左右のフランジ24b上にそれぞれフロア
ーマット28が配置され、足乗せ部となる。
フランジ24b自体はメインフレーム3の左右に平行し
て設けられるフロアーリーインフォースメント29に支持
される。
センターカバー24の左右側壁24a間は、前半水平部に
バッテリ収納用のボックス25が形成され、立ち上がり部
の上端の連結部26と前記ボックス25との間に開口27を有
している。
この開口27およびボックス25の上方にキャブレターメ
ンテナンスカバー30が蓋をする形で着脱自在に装着され
るようになっており、同キャブレターメンテナンスカバ
ー30はセンターカバー24の左右側壁24aの上端縁に沿っ
た弯曲した形状をなしている。
本スクータ型自動二輪車1は、ラジエータ35がヘッド
パイプ2の前方に位置しており、ヘッドパイプ2より前
方へ突設されたラジエータ取付けブラケット36に取り付
けられている。
ラジエータ取付けブラケット36には給水口も備えら
れ、37はラジエータフィラキャップである。
ラジエータ35からは2本のパイプ38,39が延出してメ
インフレーム3に沿って斜め下方へ向い、メインフレー
ム3の屈曲部に配設されたリザーブタンク40に一方のパ
イプ38が接合されて、リザーブタンク40からさらに延出
したパイプ41と前記他方のパイプ39とがエンジン7の所
要部に接続されている。
リザーブタンク40は前記バッテリ収納用のボックス25
の前方に位置する。
一方エンジン7のシリンダ7aの周囲には、シリンダ7a
の左側でベルトコンバータ室9の上方位置にエアクリー
ナ45が配設され、エアクリーナ45より前方へ延出した吸
気パイプ46が弯曲して後方へ向いたシリンダ7aの前方に
突出する形で設けられたキャブレター47に接合されてい
る。
このキャブレター47および吸気パイプ46の前方が、前
記センターカバー24の開口27にあたり、キャブレターメ
ンテナンスカバー30を開らくことにより、簡単にキャブ
レター47のメンテナンスができるようになっている。
このキャブレターメンテナンスカバー30により同時に
蓋われるバッテリ収納用のボックス25は、その左側側壁
に縦方向に凹溝25aが形成されていてバッテリ50がボッ
クス25に収納された場合に、バッテリ50との間に凹溝25
aの通風路が形成されるようになっている。
この凹溝25aの下部側壁に円孔を有し、同円孔に端部
開口を嵌着したカバークーリングダクト51が左外側へ延
出し、屈曲して後方へ向い、前記フレームボディ4の左
右側体4aの前方下端に外側へ突設されたフロアーブラケ
ット4bのうち左側のフロアーブラケット4bに穿設された
円孔4cをカバークーリングダクト51は貫通支持され、次
いで蛇腹状の可撓性を有するカバーダクト52にバンド53
により締結されて気密に接続さる。
前端開口をカバークーリングダクト51に接続されたこ
のカバーダクト52は、その後端開口が、前記ベルトコン
バータ室9を形成するベルトコンバータカバー55の前端
部に左外側へ凹出して前方に開口を形成した膨出部55a
の開口にバンド54の締結により気密に連接されている。
一方ボックス25の蓋となるキャブレターメンテナンス
カバー30をセンターカバー24に被せても、ボックス25の
上端縁とキャブレターメンテナンスカバー30との間にわ
ずかに隙間56が形成されるので、第4図に示すように、
同隙間56からボックス25に入り込んだ外気は、前記凹溝
25aを通ってカバークーリングダクト51に入いり、カバ
ークーリングダクト51およびカバーダクト52に導かれて
ベルトコンバータカバー55の膨出部55aからベルトコン
バータ室9へ送風される。
バッテリ収納ボックス25は、エンジン7およびラジエ
ータ35より離れたフロア部に位置するので、熱源から離
れ、温度の低い外気が直接導入され、冷却効率が良い。
また同ボックス25内は、上方をキャブレターメンテナ
ンスカバー30で蓋われて遮蔽されているため、水や塵埃
等の侵入を極力避けた洗浄な場所であり、かかるボック
ス25に開口を有するカバークーリングダクト51により空
気を導くので、ベルトコンバータ室9には清浄な空気が
送られ、ベルトコンバータの耐久性を向上させる。
なおカバークーリングダクト51を支持するのに、フロ
アーブラケット4bを利用したが、このフロアーブラケッ
ト4bにはさらにブラケット60がボルト・ナットにより固
着され同ブラケット60にサイドスタンドブラケット61が
突設されて、同サイドスタンドブラケット61にサイドス
タンドバー62が揺動自在に枢着されている。
以上の実施例では、ボックス25はバッテリ収納用であ
ったが、単なる物入れでもよい。
ボックスをフロア近傍以外の例えばヘッドパイプ近傍
に設けたとするとラジエータの雰囲気温度下に入って低
温度の空気を導入できず、また、後輪近傍にエンジンか
ら離して設けたとしても後輪のハネ上げる水や塵埃を吸
入しやすくなり、ベルトコンバータの冷却風導入には適
さない。
考案の効果 本考案は、フロア部に設けられたバッテリ収納室に開
口を備えたダクトを介してベルトコンバータに冷却風を
導入するので、温度の低い外気を吸入して送風すること
ができ、冷却効率を向上させることができる。
バッテリ収納室には、他の物品の出し入れをせず、常
に一定の冷却条件を設定できる。
また水や塵埃の侵入の少ないバッテリ収納室から空気
を取り入れるので、清浄冷却風をベルトコンバータに送
ることができ、耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る一実施例のスクータ型自動二輪車
の一部欠截した全体側面図、第2図は同要部斜視図、第
3図は同要部分解斜視図、第4図は第2図のIV−IV断面
図である。 1…スクータ型自動二輪車、2…ヘッドパイプ、3…メ
インフレーム、4…フレームボディ、5…スイング式パ
ワーユニット、6…エンジンマウントボルト、7…エン
ジン、8…クランク室、9…ベルトコンバータ室、10…
後輪、11…燃料タンク、12…シート、13…テールライト
ブラケット、15…ステアリングステム、16…ハンドル、
17…フロントフォーク、18…前輪、20…前側レッグシー
ルド、21…後側レッグシールド、22…サイドスカート、
23…リアカバー、24…センターカバー、25…ボックス、
26…連結部、27…開口、28…フロアーマット、29…フロ
アーリーインフォースメント、30…キャブレターメンテ
ナンスカバー、35…ラジエータ、36…ラジエータ取付け
ブラケット、37…ラジエータフィラキャップ、38,39…
パイプ、40…リザーブタンク、41…パイプ、45…エアク
リーナ、46…吸気パイプ、47…キャブレター、51…カバ
ークーリングダクト、52…カバーダクト、53,54…バン
ド、55…ベルトコンバータカバー、56…隙間、60…サイ
ドスタンドブラケット、61…サイドスタンドバー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルトコンバータにより後輪に動力を伝達
    するスクータ型車両において、 前記ベルトコンバータを収納するベルトコンバータ室に
    連接する冷却風導入用のダクトが、フロア部に設けられ
    たバッテリ収納室に吸気口としての開口を備え、 フロア下部を通るフレームボディにフロアを取り付ける
    フロアブラケットが設けられ、 該フロアブラケットに前記ダクトが支持されたことを特
    徴とするベルトコンバータ室への冷却風導入構造。
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