JP2023145851A - 樹脂封止装置及び樹脂封止方法 - Google Patents

樹脂封止装置及び樹脂封止方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2023145851A
JP2023145851A JP2022052721A JP2022052721A JP2023145851A JP 2023145851 A JP2023145851 A JP 2023145851A JP 2022052721 A JP2022052721 A JP 2022052721A JP 2022052721 A JP2022052721 A JP 2022052721A JP 2023145851 A JP2023145851 A JP 2023145851A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
workpiece
work
section
resin sealing
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022052721A
Other languages
English (en)
Inventor
秀作 田上
Shusaku Tagami
誠 柳澤
Makoto Yanagisawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
Priority to JP2022052721A priority Critical patent/JP2023145851A/ja
Publication of JP2023145851A publication Critical patent/JP2023145851A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】パーティクルの付着を抑制して生産物の品質向上を図ることができる、樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供する。【解決手段】樹脂封止装置は、ワーク収納部とテーブルとの間に設けられた第1クリーナ部であって、ワーク搬送ハンドが搬送するワークの裏面に対向した第1集塵口を有する第1クリーナ部と、ワーク搬送ハンドに設けられた第2クリーナ部であって、テーブルの載置面に対向した第2集塵口を有する第2クリーナ部とを備え、ワーク搬送ハンドがワーク収納部とテーブルとの間においてワークを搬送するとき、第1クリーナ部がテーブルの載置面に対してクリーニング動作を実行し、かつ、第2クリーナ部がワークの裏面に対してクリーニング動作を実行する。【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂封止装置及び樹脂封止方法に関する。
基材及び電子部品を含むワークの前記電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置では、パーティクル(樹脂粉や異物等の塵埃)による汚染を防ぐため、クリーニング装置が設けられる場合がある。例えば、特許文献1には、ワーク及びモールド樹脂をクランプして樹脂封止するモールド金型を有するプレス部と、プレス部へ搬送されるワークの裏面をクリーニングするクリーニング装置と、を備える樹脂モールド装置が開示されている。
特開2021-178411号公報
しかしながら、パーティクルは、ワークに直接的に付着するのみならず、装置内のワークに接触する部分に一旦付着して、そこから間接的にワークに付着する可能性がある。また、パーティクルは、樹脂封止前のワークに付着し得るほか、樹脂封止後のワークにも付着し得る可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、パーティクルの付着を抑制して生産物の品質向上を図ることができる、樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る樹脂封止装置は、基材及び電子部品を含むワークの電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、ワークを収納するためのワーク収納部と、ワークを載置するための載置面を有するテーブルと、ワーク収納部とテーブルとの間においてワークを搬送するワーク搬送ハンドと、ワーク収納部とテーブルとの間に設けられた第1クリーナ部であって、ワーク搬送ハンドが搬送するワークの裏面に対向した第1集塵口を有する第1クリーナ部と、ワーク搬送ハンドに設けられた第2クリーナ部であって、テーブルの載置面に対向した第2集塵口を有する第2クリーナ部とを備え、ワーク搬送ハンドがワーク収納部とテーブルとの間においてワークを搬送するとき、第1クリーナ部がワークの裏面に対してクリーニング動作を実行し、かつ、第2クリーナ部がテーブルの載置面に対してクリーニング動作を実行する。
この態様によれば、ワーク収納部とテーブルとの間でワークを搬送するときに、ワークの裏面と、ワークの裏面に接触するテーブルの載置面とを同時にクリーニングすることができる。したがって、ワークへのパーティクルの付着を効果的に抑制し、生産物の品質向上を図ることができる。
上記態様において、樹脂封止前のワークを供給するワーク供給ユニットをさらに備え、ワーク収納部は、ワーク供給ユニットにおいて樹脂封止前のワークを供給するための供給用収納部を含み、ワーク搬送ハンドは、供給用収納部から供給されたワークをテーブルの載置面に載置する第1ハンドを含んでもよい。
上記態様において、樹脂封止後のワークを回収するワーク回収ユニットをさらに備え、ワーク収納部は、ワーク回収ユニットにおいて樹脂封止後のワークを回収するための回収用収納部を含み、ワーク搬送ハンドは、回収用収納部に回収するためにワークをテーブルの載置面から取得する第2ハンドを含んでもよい。
上記態様において、樹脂封止前のワークを供給するワーク供給ユニットと、樹脂封止後のワークを回収するワーク回収ユニットと、ワーク供給ユニット及びワーク回収ユニットの間で移動可能に構成されたテーブルによってワークを搬送する搬送機構とをさらに備えてもよい。
上記態様において、搬送機構におけるテーブルの移動経路の上に設けられた第3クリーナ部であって、テーブルの載置面の側を向いている第3集塵口を有する第3クリーナ部をさらに備え、搬送機構によってテーブルが移動するとき、第3クリーナ部がテーブルの載置面に対してクリーニング動作を実行してもよい。
本発明の他の一態様に係る樹脂封止方法は、基材及び電子部品を含むワークの電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置を用いた樹脂封止方法であって、樹脂封止装置は、ワークを収納するためのワーク収納部と、ワークを載置するための載置面を有するテーブルと、ワーク収納部とテーブルとの間においてワークを搬送するワーク搬送ハンドと、ワーク収納部とテーブルとの間に設けられた第1クリーナ部であって、ワーク搬送ハンドが搬送するワークの裏面に対向した第1集塵口を有する第1クリーナ部と、ワーク搬送ハンドに設けられた第2クリーナ部であって、テーブルの載置面に対向した第2集塵口を有する第2クリーナ部とを備え、樹脂封止方法は、ワーク搬送ハンドがワーク収納部とテーブルとの間においてワークを搬送するワーク搬送ステップと、ワーク搬送ステップにおいて、第1クリーナ部がワークの裏面に対してクリーニング動作を実行し、かつ、第2クリーナ部がテーブルの載置面に対してクリーニング動作を実行するクリーニングステップを含む。
この態様によれば、ワーク収納部とテーブルとの間でワークを搬送するときに、ワークの裏面と、ワークの裏面に接触するテーブルの載置面とを同時にクリーニングすることができる。したがって、ワークへのパーティクルの付着を効果的に抑制し、生産物の品質向上を図ることができる。
上記態様において、ワーク収納部は、ワーク供給ユニットにおいて樹脂封止前のワークを供給するための供給用収納部を含み、ワーク搬送ステップは、供給用収納部から供給されたワークをテーブルの載置面に載置することを含んでもよい。
上記態様において、ワーク収納部は、ワーク回収ユニットにおいて樹脂封止後のワークを回収するための回収用収納部を含み、ワーク搬送ステップは、回収用収納部に回収するためにワークをテーブルの載置面から取得することを含んでもよい。
上記態様において、ワーク供給ユニット及びワーク回収ユニットの間で移動可能に構成されたテーブルによってワークを搬送するステップをさらに含んでもよい。
本発明によれば、パーティクルの付着を抑制して生産物の品質向上を図ることができる、樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る樹脂封止装置の平面図である。 図1のワーク供給ユニットの部分断面図である。 図1のワーク回収ユニットの部分断面図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法の一部を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法の一部を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。各実施形態の図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
<樹脂封止装置>
図1及び図2を参照しつつ、本発明の一実施形態に係る樹脂封止装置1の構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る樹脂封止装置の平面図である。また、図2は、図1のワーク供給ユニットの部分断面図であり、図3は、図1のワーク回収ユニットの部分断面図である。なお、図1~図3の各々の図面には、各々の図面相互の関係を明確にし、各部材の位置関係を理解する助けとするために、便宜的に前後左右上下の方向を付している。
樹脂封止装置1は、ワークWに対して樹脂Rを成形して成形品Mを製造する造装置である。ワークWは、基材S及び電子部品Pを含む。成形品Mは、電子部品Pが樹脂Rによって樹脂封止されたワークWである。ワークWは本発明に係る「樹脂封止前のワーク」の一例に相当し、成形品Mは本発明に係る「樹脂封止後のワーク」の一例に相当する。以下の説明において、ワークW及び成形品Mにおける裏面Waとは、基板Sに対して電子部品Pが設けられている側とは反対側である。基材Sは、例えばインタポーザ基板であるがこれに限定されるものではなく、リードフレーム、粘着シート付きキャリアプレート又は半導体基板等であってもよい。電子部品Pは、例えばICチップ等の半導体素子であるがこれに限定されるものではなく、各種の能動素子、受動素子又はMEMSデバイス等であってもよい。樹脂Rは、例えば顆粒状の熱硬化性樹脂であるがこれに限定されるものではなく、その態様は、粉末状、液状、タブレット状又はシート状等であってもよい。本実施形態では、一例として、ワークW及び機能部材Hに対して樹脂Rを成形する。機能部材Hは、例えば板状部材である。機能部材Hは、成形品Mの基材Sが露出する側とは反対側に露出するように設けられる。機能部材Hは、例えば、電子部品Pが発する熱を放出する放熱部材や電磁波を遮蔽する遮蔽部材としてもよいし、シート状の樹脂部材であってもよい。
本実施形態に係る樹脂封止装置1は、コンプレッション方式の樹脂封止装置(圧縮成形装置)である。図1に示すように、樹脂封止装置1は、ワーク供給ユニット10と、樹脂成形ユニット20,30と、樹脂供給ユニット40と、機能部材供給ユニット50と、成形品回収ユニット90と、第1搬送機構60と、第2搬送機構70とを備えている。
樹脂封止装置1の平面レイアウトは特に限定されるものではないが、図1に示す例では、ワーク供給ユニット10、樹脂成形ユニット20、樹脂供給ユニット40、樹脂成形ユニット30、及び、成形品回収ユニット90は、図1の左から右に向かって第1搬送機構60に沿ってこの順番に並んで配置されている。また、第1搬送機構60を基準として、後側に樹脂供給部41が配置され、前側に機能部材供給ユニット50が配置されている。機能部材供給ユニット50及び樹脂供給ユニット40は、図1の前から後に向かって第2搬送機構70に沿ってこの順に並んで配置されている。また、第2搬送機構70を基準として、左側にワーク供給ユニット10及び樹脂成形ユニット20が配置され、右側に樹脂成形ユニット30及び成形品回収ユニット90が配置されている。
ワーク供給ユニット10は、樹脂封止前のワークWを供給する。ワーク供給ユニット10は、ワーク収納部11と、ワーク受渡部13と、クリーナ部C11,C12と、ワーク予熱部15と、ワーク供給コントロールパネル19とを備えている。図1に示す平面レイアウトの例において、ワーク収納部11及びワーク受渡部13は第1搬送機構60の前方に配置され、ワーク受渡部13は前後方向におけるワーク収納部11と第1搬送機構60との間に配置されている。ワーク予熱部15は、第1搬送機構60に重なって配置されている。クリーナ部C11は、前後方向におけるワーク収納部11とワーク予熱部15との間に配置されている。クリーナ部C12は、ワーク受渡部13に重なって配置されている。ワーク供給コントロールパネル19は、ワーク供給ユニット10の前面に配置されている。
ワーク収納部11は、ワーク供給ユニット10において樹脂封止前のワークWを供給するための供給用収納部であり、本発明に係る「ワーク収納部」の一例に相当する。ワーク収納部11は、複数のワークWを収納し、ワークWを順次送り出す。例えば、ワーク収納部11は、複数のワークマガジンWMと、ワークエレベーションとを備えている。複数のワークマガジンWMのそれぞれには、複数のワークWが重なるように収納される。ワークエレベーションは、複数のワークマガジンWMの位置を調整する。
ワーク受渡部13は、ワーク収納部11から受け取ったワークWを、後述する第1テーブル61に引き渡す。例えば、ワーク受渡部13は、ワークインデックス部と、ピックアンドプレイスハンド14(第1ハンド)とを備えている。ワークインデックス部は、ワーク収納部11が送り出したワークWを受け取って整列させる。ピックアンドプレイスハンド14は、前後方向で移動可能に構成され、ワーク収納部11と第1テーブル61との間においてワークWを搬送する。ピックアンドプレイスハンド14は、本発明に係る「ワーク搬送ハンド」の一例に相当する。図2に示すように、ピックアンドプレイスハンド14は、ワークインデックス部からワークWを取得し、ワークWを保持した状態で後方に移動し、ワークWを第1テーブル61の載置面61aに載置する。
クリーナ部C11は、ピックアンドプレイスハンド14がワーク収納部11と第1テーブル61との間においてワークWを搬送するときにワークWの裏面Waに対してクリーニング動作を実行する。クリーナ部C11は、ピックアンドプレイスハンド14がワークWを搬送するときの第1テーブル61とワーク収納部11との間に設けられている。言い換えると、クリーナ部C11は、平面レイアウトにおいてピックアンドプレイスハンド14の移動経路と重なるように配置されている。図2に示すように、クリーナ部C11は、集塵口D11(第1集塵口の一例)を有している。集塵口D11は、ワークWの裏面Waの側を向いている。集塵口D11は、ピックアンドプレイスハンド14がワークWを搬送するときにワークWの裏面Waに付着したパーティクルを吸引除去できるように構成されている。クリーナ部C11は、本発明に係る「第1クリーナ部」の一例に相当する。
クリーナ部C12は、ピックアンドプレイスハンド14がワーク収納部11と第1テーブル61との間においてワークWを搬送するときに第1テーブル61の載置面61aに対してクリーニング動作を実行する。クリーナ部C12は、ピックアンドプレイスハンド14の前後方向における先端部に設けられており、ピックアンドプレイスハンド14がワークWを保持しているときにワークWの後方に位置する。図2に示すように、クリーナ部C12は、集塵口D12(第2集塵口の一例)を有している。集塵口D12は、第1テーブル61の載置面61aの側を向いている。集塵口D12は、ピックアンドプレイスハンド14がワークWを搬送するときに第1テーブル61の載置面61aに付着したパーティクルを吸引除去できるように構成されている。クリーナ部C12は、本発明に係る「第2クリーナ部」の一例に相当する。
ワーク予熱部15は、ワーク受渡部13から受け取ったワークWを予熱する。樹脂成形ユニット20,30に搬送される前にワークWを予熱することで、急激な温度変化によるワークWの変形を抑制することができる。ワーク予熱部15は、ステージ61の載置面61aに載置されたワークWを加熱する予熱用ヒータを備えている。予熱用ヒータは、例えば熱風ヒータ又は赤外線ヒータである。予熱用ヒータは、例えば、ワークWを上方から加熱するように配置される。予熱用ヒータは上記に限定されるものではなく、ワークWを前後方向又は左右方向から加熱してもよく、ステージ61に内蔵されてもよい。予熱用ヒータをステージ61に内蔵する場合、ワークWの予熱は、第1搬送機構60による搬送中に行われてもよい。予熱用ヒータが周囲の環境に与える影響を抑制し熱損失を低減する観点から、ワーク予熱部15は、予熱用ヒータの周囲を覆うカバーを備えてもよい。なお、ワーク予熱部15を設けずに、ワークWを予熱しない構成としてもよい。この場合、ワークWが樹脂成形ユニット20、30に搬送された後に、樹脂成形ユニット20、30への樹脂R及び機能部材Hの搬入開始または型閉め開始までの時間を制御してもよい。
ワーク供給コントロールパネル19は、ワーク供給ユニット10の動作を制御する。例えば、ワーク供給コントロールパネル19は、ワーク供給ユニット10の制御パラメータを表示する表示部と、ワーク供給ユニット10の制御パラメータを入力する入力部とを備えている。また、例えば、ワーク供給コントロールパネル19には、後述の成形品回収ユニット90、樹脂供給ユニット40、機能部材供給ユニット50、第1搬送機構60及び第2搬送機構70のそれぞれの制御パラメータを表示する表示部と、当該制御パラメータを入力する入力部とが集約されてもよい。
なお、ワーク供給ユニット10は、ワークWの体積を測定する体積測定部や、ワークWの外観を検査する外観検査部などをさらに備えてもよい。
成形品回収ユニット90は、樹脂封止後のワークWに相当する成形品Mを回収する。成形品回収ユニット90は、本発明に係る「ワーク回収ユニット」の一例に相当する。成形品回収ユニット90は、成形品除熱部91と、成形品受渡部93と、クリーナ部C91,C92と、成形品収納部95とを備えている。図1に示す平面レイアウトの例において、成形品受渡部93及び成形品収納部95は第1搬送機構60の前方に配置され、成形品受渡部93は前後方向における成形品収納部95と第1搬送機構60との間に配置されている。成形品除熱部91は、第1搬送機構60に重なって配置されている。クリーナ部C91は、前後方向における成形品収納部95と成形品除熱部91との間に配置されている。クリーナ部C92は、成形品受渡部93に重なって配置されている。
成形品除熱部91は、成形品受渡部93に引き渡す成形品Mを除熱する。成形品除熱部91は、後述するステージ62の載置面62aに載置された成形品Mを冷却する除熱用クーラを備えている。除熱用クーラは、例えば、空冷式冷却装置又はペルチェ式冷却装置である。除熱用クーラは、例えば、成形品Mを上方から冷却するように配置される。除熱用クーラは上記に限定されるものではなく、成形品Mを前後方向又は左右方向から冷却してもよく、ステージ62に内蔵されてもよい。除熱用クーラをステージ62に内蔵する場合、成形品Mの除熱は、第1搬送機構60による搬送中に行われてもよい。なお、成形品除熱部91を設けずに、自然冷却によって成形品Mを冷却してもよく、成形品Mを除熱しない構成としてもよい。
成形品受渡部93は、成形品除熱部91から受け取った成形品Mを成形品収納部95に引き渡す。例えば、成形品受渡部93は、ピックアンドプレイスハンド94(第2ハンド)と、フィードアウト部とを備えている。ピックアンドプレイスハンド94は、前後方向で移動可能に構成され、成形品収納部95と第2テーブル62との間において成形品Mを搬送する。ピックアンドプレイスハンド94は、本発明に係る「ワーク搬送ハンド」の一例に相当する。図3に示すように、ピックアンドプレイスハンド94は、第2テーブル62の載置面62aから成形品Mを取得し、成形品Mを保持した状態で前方に移動し、成形品Mをフィードアウト部に載置する。フィードアウト部は、ピックアンドプレイスハンド94から受け取った成形品Mを整列させ、成形品収納部95に送り出す。
クリーナ部C91は、ピックアンドプレイスハンド94が成形品収納部95と第2テーブル62との間において成形品Mを搬送するときに成形品Mの裏面Waに対してクリーニング動作を実行する。クリーナ部C91は、ピックアンドプレイスハンド94が成形品Mを搬送するときの第2テーブル62と成形品収納部95との間に設けられている。言い換えると、クリーナ部C91は、平面レイアウトにおいてピックアンドプレイスハンド94の移動経路と重なるように配置されている。図3に示すように、クリーナ部C91は、集塵口D91(第1集塵口の一例)を有している。集塵口D92(第2集塵口の一例)は、成形品Mの裏面Waの側を向いている。集塵口D91は、ピックアンドプレイスハンド94が成形品Mを搬送するときに成形品Mの裏面Waに付着したパーティクルを吸引除去できるように構成されている。クリーナ部C91は、本発明に係る「第1クリーナ部」の一例に相当する。
クリーナ部C92は、ピックアンドプレイスハンド94が成形品収納部95と第2テーブル62との間において成形品Mを搬送するときに第2テーブル62の載置面62aに対してクリーニング動作を実行する。クリーナ部C92は、ピックアンドプレイスハンド94の前後方向における先端部に設けられており、ピックアンドプレイスハンド94が成形品Mを保持しているときに成形品Mの後方に位置する。図3に示すように、クリーナ部C92は、集塵口D92を有している。集塵口D92は、第2テーブル62の載置面62aの側を向いている。集塵口D92は、ピックアンドプレイスハンド94が成形品Mを搬送するときに第2テーブル62の載置面62aに付着したパーティクルを吸引除去できるように構成されている。クリーナ部C92は、本発明に係る「第2クリーナ部」の一例に相当する。
成形品収納部95は、成形品回収ユニット90において樹脂封止後のワークWを回収するための回収用収納部であり、本発明に係る「ワーク収納部」の一例に相当する。例えば、成形品収納部95は、複数の成形品マガジンMMと、成形品エレベーションとを備えている。複数の成形品マガジンのそれぞれには、複数の成形品Mが重なるように収納される。成形品エレベーションは、成形品マガジンMMの位置を調整する。
なお、成形品回収ユニット90は、成形品Mの体積を測定する体積測定部、及び、成形品Mの外観を検査する外観検査部等をさらに備えてもよい。
樹脂成形ユニット20は、ワークW及び機能部材Hに対して樹脂Rを成形する。樹脂成形ユニット20は、樹脂封止金型21と、プレスローダ23と、フィルムハンドラ27と、樹脂成形コントロールパネル29とを備えている。図1に示す平面レイアウトの例において、樹脂封止金型21は第1搬送機構60の前方に配置され、フィルムハンドラ27は樹脂封止金型21の左右に配置されている。樹脂成形コントロールパネル29は、樹脂成形ユニット20の前面に配置されている。
樹脂封止金型21は、その内部のキャビティ25において樹脂Rを加熱硬化させて電子部品Pを封止する、一対の開閉可能な下型及び上型を備えている。樹脂封止金型21は、一例として、いわゆる上キャビティ可動構造の圧縮成形金型である。具体的には、下型は上型に対向する側にワークWを載置する平坦な面を有し、上型は下型に対向する側にキャビティ25を形成する凹状の面を有する。樹脂封止金型21は、下キャビティ可動構造の圧縮成形金型であってもよい。
プレスローダ23は、前後方向で移動可能に構成され、第1テーブル61と樹脂封止金型21との間においてワークWを搬送し、第2テーブル62と樹脂封止金型21との間において成形品Mを搬送する。具体的には、プレスローダ23は、第1テーブル61からワークWを取得し、ワークWを保持した状態で前方に移動してワークWを樹脂封止金型21に搬入し、ワークWを樹脂封止金型21に引き渡し、後方に移動して樹脂封止金型21から退出する。また、プレスローダ23は、樹脂封止金型21に後方から進入し、樹脂封止金型21から成形品Mを取得し、成形品Mを保持した状態で後方に移動して樹脂封止金型21から成形品Mを搬出し、第2テーブル62に引き渡す。プレスローダ23の移動経路は、第1搬送機構60の移動経路と交差している。
フィルムハンドラ27は、樹脂封止金型21にフィルムを供給する。フィルムは、キャビティ25の隙間に樹脂Rが侵入することを阻害するとともに、キャビティ25からの成形品Mの剥離を容易にするための離型フィルムである。フィルムハンドラ27は、例えばロール状のフィルムを扱うものであり、未使用のフィルムを供給する巻出部と、使用済みのフィルムを回収する巻取部とを備えている。なお、フィルムの材料として、耐熱性、剥離容易性、柔軟性、伸展性に優れた高分子材料を用いることができ、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ETFE(ポリテトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)及びPVDC(ポリ塩化ビニリジン)等が挙げられる。フィルムの厚さは、材料の物性に応じて好適に選択され、一例として50μm程度である。なお、フィルムの形状はロール状に限定されるものではなく、短冊状であってもよい。
樹脂成形コントロールパネル29は、樹脂成形ユニット20の動作を制御する。例えば、樹脂成形コントロールパネル29は、樹脂成形ユニット20の制御パラメータを表示する表示部と、樹脂成形ユニット20の制御パラメータを入力する入力部とを備えている。
樹脂成形ユニット30は、キャビティ35が設けられた樹脂封止金型31と、プレスローダ33と、フィルムハンドラ37と、樹脂成形コントロールパネル39とを備えている。なお、以下の説明においては、、樹脂封止金型31、プレスローダ33、フィルムハンドラ37及び樹脂成形コントロールパネル39の詳細は省略するが、樹脂成形ユニット20について説明した各構成と同様の構成を適用することができる。
なお、樹脂成形コントロールパネル29,39は、その機能の少なくとも一部がワーク供給コントロールパネル19に集約されてもよい。例えば、樹脂成形ユニット20,30の制御パラメータはワーク供給コントロールパネル19の表示部に表示されてもよく、樹脂成形ユニット20,30の制御パラメータはワーク供給コントロールパネル19の入力部に入力されてもよい。各ユニットのコントロールパネルの機能が全てワーク供給コントロールパネル19に集約される場合、樹脂成形コントロールパネル29,39は省略されてもよい。
樹脂供給ユニット40は、樹脂Rを供給する。樹脂供給ユニット40は、樹脂供給部41を備えている。図1に示す平面レイアウトの例において、樹脂供給部41は、第1搬送機構60の後方に配置されている。
樹脂供給部41は、後述するレジンローダ71に樹脂Rを供給する。樹脂供給部41は、例えば、ホッパと、フィーダと、流量調整弁とを備えている。ホッパは樹脂Rを貯留し、フィーダはホッパからレジンローダ71へ樹脂Rを送り出し、流量調整弁はレジンローダ71への樹脂Rの供給量を調整する。なお、樹脂が液状の場合、樹脂供給部は、樹脂を貯留するシリンジと、樹脂を押し出すピストンと、ピストンを駆動するサーボモータと、シリンジの先端を開閉するピンチバルブとを備えてもよい。
なお、樹脂供給ユニット40は、樹脂Rの重量を測定する重量測定部、樹脂Rを予熱する樹脂予熱部、樹脂Rを囲む枠体として用いられるレジンガード、樹脂Rを振動によって分散させる加振部、及び、樹脂Rの分散の程度を検査する検査部等をさらに備えてもよい。
機能部材供給ユニット50は、機能部材Hを供給する。機能部材供給ユニット50は、機能部材収納部51と、機能部材受渡部53とを備えている。図1に示す平面レイアウトの例において、機能部材受渡部53は機能部材収納部51の後方に配置されている。
機能部材収納部51は、レジンローダ71に機能部材を供給する。機能部材収納部51は、複数の機能部材Hを収納し、機能部材Hを順次送り出す。例えば、機能部材収納部51は、複数の機能部材マガジンと、機能部材エレベーションとを備えている。複数の機能部材マガジンのそれぞれには、複数の機能部材が重なるように収納される。機能部材エレベーションは、複数の機能部材マガジンの位置を調整する。
機能部材受渡部53は、機能部材収納部51から受け取った機能部材Hをレジンローダ71に引き渡す。例えば、機能部材受渡部53は、機能部材インデックス部と、機能部材ピックアンドプレイスハンドとを備えている。機能部材インデックス部は、機能部材収納部51が送り出した機能部材Hを受け取って整列させる。機能部材ピックアンドプレイスハンドは、前後方向で移動可能に構成され、機能部材収納部51とレジンローダ71との間においてワークWを搬送する。機能部材ピックアンドプレイスハンドは、機能部材インデックス部から機能部材を取得し、機能部材を保持した状態で後方に移動し、機能部材をレジンローダ71に載置する。
なお、機能部材供給ユニット50は、機能部材Hの体積を測定する体積測定部、機能部材Hの外観を検査する外観検査部、及び、機能部材Hを予熱する機能部材予熱部などをさらに備えてもよい。
第1搬送機構60は、ワークW又は成形品Mをユニット間で搬送する。第1搬送機構60は、第1テーブル61と、第2テーブル62と、第1リニアコンベア60Rと、クリーナ部C61,62とを備えている。
第1テーブル61は、ワーク供給ユニット10及びワーク回収ユニット90の間で移動可能に構成されている。図1に示す平面レイアウトの例において、第1テーブル61は、ワーク供給ユニット10内の位置P13と、樹脂成形ユニット30内の位置P33との間を移動する。第1テーブル61はワークWを載置するための載置面61aを有する。第1テーブル61は、ワークWをワーク供給ユニット10から樹脂成形ユニット20又は樹脂成形ユニット30に搬送する。具体的には、第1テーブル61は、ワーク供給ユニット10内の位置P13においてワークWを受け取り、樹脂成形ユニット20内の位置P23又は樹脂成形ユニット30内の位置P33においてワークWを引き渡す。
第2テーブル62は、ワーク供給ユニット10及びワーク回収ユニット90の間で移動可能に構成されている。図1に示す平面レイアウトの例において、第2テーブル62は、樹脂成形ユニット30内の位置P33と、ワーク回収ユニット90内の位置P93との間を移動する。第2テーブル62は成形品Mを載置するための載置面62aを有する。第2テーブル62は、成形品Mを樹脂成形ユニット20又は樹脂成形ユニット30から成形品回収ユニット90に搬送する。具体的には、第2テーブル62は、樹脂成形ユニット20内の位置P23又は樹脂成形ユニット30内の位置P33において成形品Mを置け取り、成形品回収ユニット90内の位置P93において成形品Mを引き渡す。
第1リニアコンベア60Rは、第1テーブル61及び第2テーブル62を左右方向に移動させる。第1リニアコンベア60Rは、ワーク供給ユニット10、樹脂成形ユニット20、樹脂供給ユニット40、樹脂成形ユニット30及び成形品回収ユニット90にわたって左右方向に延在している。第1リニアコンベア60Rは、第1テーブル61及び第2テーブル62の移動経路に相当する。
クリーナ部C61は、第1搬送機構60によって第1テーブル61が移動するとき、第1テーブル61の載置面61aに対してクリーニング動作を実行する。クリーナ部C61は、第1搬送機構60における第1テーブル61の移動経路の上に設けられている。図1に示す平面レイアウトの例において、クリーナ部C61は、位置P13と位置P23との間に設けられている。クリーナ部C61は、ワークWを引き渡したのちに次のワークWを受け取るために移動中の第1テーブル61の載置面61aを清掃する。図2に示すように、クリーナ部C61は、集塵口D61(第3集塵口)を有している。集塵口D61は、第1テーブル61の載置面61aの側を向いている。集塵口D61は、第1テーブル61が位置P23又は位置P33から位置P13に移動するときに第1テーブル61の載置面61aに付着したパーティクルを吸引除去できるように構成されている。クリーナ部C61は、本発明に係る「第3クリーナ部」の一例に相当する。
なお、図1に示す平面レイアウトの例において、クリーナ部C61はワーク供給ユニット10内に設けられているが、位置P13と位置P23との間であれば樹脂成形ユニット20内に設けられてもよいし、クリーナ部C61は上下可動としてもよく、ワークW搬送時と空の時の第1テーブル61の載置面61aとの隙間を調整して集塵効率を高めてもよい。さらに、ワークW搬送時にワークWの上面を集塵してもよい。このとき第1テーブル61の載置面61aにワークWが吸着可能としてもよい。
クリーナ部C62は、第1搬送機構60によって第2テーブル62が移動するとき、第2テーブル62の載置面62aに対してクリーニング動作を実行する。クリーナ部C62は、第1搬送機構60における第2テーブル62の移動経路の上に設けられている。図1に示す平面レイアウトの例において、クリーナ部C62は、位置P33と位置P93との間に設けられている。クリーナ部C62は、成形品Mを引き渡したのちに次の成形品Mの受け取るために移動中の第2テーブル62の載置面62aを清掃する。図3に示すように、クリーナ部C62は、集塵口D62を有している。集塵口D62は、第2テーブル62の載置面62aの側を向いている。集塵口D62は、第2テーブル62が位置P93から位置P23又は位置P33に移動するときに第2テーブル62の載置面62aに付着したパーティクルを吸引除去できるように構成されている。クリーナ部C62は、本発明に係る「第3クリーナ部」の一例に相当する。
なお、図1に示す平面レイアウトの例において、クリーナ部C62は成形品回収ユニット90内に設けられているが、位置P33と位置P93との間であれば樹脂成形ユニット30内に設けられてもよいし、クリーナ部C62は上下可動としてもよく、成形品M搬送時と空の時の第2テーブル62の載置面62aとの隙間を調整して集塵効率を高めてもよい。さらに、成形品M搬送時に成形品Mの上面を集塵してもよい。このとき第2テーブル62の載置面62aに成形品Mが吸着可能としてもよい。
第2搬送機構70は、樹脂R及び樹脂供給部41を搬送する。第2搬送機構70は、レジンローダ71と、第2リニアコンベア70Rとを備えている。
レジンローダ71は、樹脂供給ユニット40及び機能部材供給ユニット50の間で移動可能に構成されている。レジンローダ71は、樹脂Rを樹脂供給ユニット40から樹脂成形ユニット20又は樹脂成形ユニット30に搬送する。また、レジンローダ71は、機能部材Hを機能部材供給ユニット50から樹脂成形ユニット20又は樹脂成形ユニット30に搬送する。図示を省略しているが、レジンローダ71は、樹脂R及び機能部材Hを保持する保持機構と、位置P1,P2,P3の間を旋回させる旋回機構と、旋回の起点に対して進退させる進退機構とを備えている。
第2リニアコンベア70Rは、レジンローダ71を前後方向に移動させる。第2リニアコンベア70Rは、樹脂供給ユニット40及び機能部材供給ユニット50にわたって前後方向に延在している。第2リニアコンベア70Rは、レジンローダ71の移動経路に相当する。
図1に示す平面レイアウトの例において、レジンローダ71は、樹脂供給部41で樹脂Rを受け取った後、第2リニアコンベア70Rによって第1リニアコンベア60Rの前方の位置P1に移動する。次に、レジンローダ71は、旋回機構により機能部材受渡部53の後方の位置P2に移動する。次に、レジンローダ71は、進退機構により機能部材受渡部53に移動し、機能部材Hを受け取った後、再び進退機構により位置P2に移動する。次に、レジンローダ71は、旋回機構により樹脂封止金型21の右方の位置P3に移動する。次に、レジンローダ71は、進退機構により樹脂封止金型21に進入し、樹脂封止金型21に樹脂R及び機能部材Hを搬入する。樹脂R及び機能部材Hを樹脂封止金型21に引き渡したレジンローダ71は、進退機構により樹脂封止金型21から退出し、再び位置P3に移動する。
樹脂成形ユニット30の樹脂封止金型31に対して、第2搬送機構70は、樹脂成形ユニット20の樹脂封止金型21に対するのと同様に動作する。したがって、第1搬送機構60及び第2搬送機構70の樹脂封止金型31に対する動作の説明は省略する。但し、第2搬送機構70の樹脂封止金型31に対する動作は、第2搬送機構70の樹脂封止金型21に対する動作とは左右反転した動作となる。
<樹脂封止方法>
次に、図4~図8を参照しつつ、樹脂封止装置1を用いた樹脂封止方法について説明する。図4及び図5は、本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法の一部を示すフローチャートである。図6~図8は、本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。なお、以下においては、樹脂成形ユニット20において樹脂封止する場合の樹脂封止方法を例に挙げて説明する。樹脂成形ユニット30において樹脂封止する場合の樹脂封止方法は、同様のため説明を省略する。
まず、第1テーブル61をワーク供給ユニット10に移動させる(S110)。載置面61a上が空の第1テーブル61を、リニアコンベア60Rによって移動させ、位置P13に停止させる。
次に、ワークWを第1テーブル61に搬送しつつクリーニング動作を実行する(S120)。すなわち、ステップS120は、同時に実施されるワーク搬送ステップ及びクリーニングステップを含む。図6に示すように、ステップS120におけるクリーニングステップにおいて、クリーナ部C11がワークWの裏面Waに対してクリーニング動作を実行し、かつ、クリーナ部C12が第1テーブル61の載置面61aに対してクリーニング動作を実行する。具体的には、まず、ワーク収納部11から取り出したワークWをワーク受渡部13のワークインデックス部に整列させる。次に、ピックアンドプレイスハンド14によってワークインデックス部からワークWを取得させ、第1テーブル61に向かってピックアンドプレイスハンド14を移動させる。ワークWを保持したピックアンドプレイスハンド14の移動中に、クリーナ部C11の集塵口D11は、クリーナ部C11の上方を通過するワークWの裏面Waに付着したパーティクルを吸引除去し、クリーナ部C12の集塵口D12は、第1テーブル61の上方を通過しつつ第1テーブル61の載置面61aに付着したパーティクルを吸引除去する。
次に、ワークWを第1テーブル61に載置し(S130)、ワークWを予熱する(S140)。ワークWを保持したピックアンドプレイスハンド14を第1テーブル61の載置面61a上まで移動させ、ピックアンドプレイスハンド14からワークWを解放させる。空になったピックアンドプレイスハンド14は、第1テーブル61の載置面61a上からワーク収納部11に向かって移動する。ワークWは、第1テーブル61の載置面61a上で加熱される。
次に、第1テーブル61を樹脂成形ユニット20に移動させる(S150)。ワークWを載せた第1テーブル61を、リニアコンベア60Rによって移動させ、位置P23に停止させる。
次に、ワークWを樹脂封止金型21に搬入する(S160)。ます、プレスローダ23によって、第1テーブル61からワークWを取得させる。次に、ワークWを保持したプレスローダ23を樹脂封止金型21の内部に進入させる。次に、樹脂封止金型21の内部でワークWをプレスローダ23から解放させ、空のプレスローダ23を樹脂封止金型21の内部から退出させる。
次に、ワークWを樹脂封止する(S170)。まず、レジンローダ71によって樹脂封止金型21の内部に樹脂R及び機能部材Hを搬入する。次に、昇温した樹脂封止金型21を型締めし、樹脂Rを加熱圧縮する。これにより、樹脂Rはキャビティ25の形状に成形され、ワークWの電子部品Pは樹脂封止される。
次に、第1テーブル61を移動させつつクリーニング動作を実行する(S180)。まず、載置面61aが空の第1テーブル61を、リニアコンベア60Rによって移動させる。第1テーブル61は、位置P23から位置P13に向けて移動する。図7に示すように、ステップS180におけるスリーニング動作において、クリーナ部C61が第1テーブル61の載置面61aに対してクリーニング動作を実行する。具体的には、載置面61aが空の第1テーブル61の移動中に、クリーナ部C61の集塵口D61が、クリーナ部C61の下方を通過する第1テーブル61の載置面61aに付着したパーティクルを吸引除去する。
次に、第2テーブル62を樹脂成形ユニット20に移動させる(S210)。載置面62a上が空の第2テーブル62を、リニアコンベア60Rによって移動させ、位置P23に停止させる。
次に、成形品Mを樹脂封止金型21から搬出して第2テーブル62に載置する(S220)。まず、成形品Mが完成して型開きされた樹脂封止金型21の内部に、プレスローダ23を進入させる。次に、プレスローダ23によって、樹脂封止金型21から成形品Mを取得させる。次に、成形品Mを保持したプレスローダ23を樹脂封止金型21から退出させる。第2テーブル62の載置面62a上で、プレスローダ23から成形品Mを解放させる。
次に、成形品回収ユニット90に第2テーブル62を移動させる(S230)。成形品Mを載せた第2テーブル62を、リニアコンベア60Rによって移動させ、位置P93に停止させる。
次に、成形品Mを第2テーブル62から取得する(S240)。まず、空のピックアンドプレイスハンド94を第2テーブル62の載置面62a上に移動させる。次に、ピックアンドプレイスハンド94によって、第2テーブル62の載置面62aから成形品Mを取得させる。
次に、成形品Mを第2テーブル62から搬送しつつクリーニング動作を実行する(S250)。すなわち、ステップS250は、同時に実施される成形品搬送ステップ及びクリーニングステップを含む。図8に示すように、ステップS250におけるクリーニングステップにおいて、クリーナ部C91が成形品Mの裏面Waに対してクリーニング動作を実行し、かつ、クリーナ部C92が第2テーブル62の載置面62aに対してクリーニング動作を実行する。具体的には、成形品Mを保持したピックアンドプレイスハンド94の移動中に、クリーナ部C91の集塵口D91が、クリーナ部C91の上方を通過する成形品Mの裏面Waに付着したパーティクルを吸引除去し、クリーナ部C92の集塵口D92が、第2テーブル62の上方を通過しつつ第2テーブル62の載置面62aに付着したパーティクルを吸引除去する。
次に、成形品Mを成形品収納部95に回収する(S260)。まず、成形品受渡部93のフィードアウト部において、裏面Waがクリーニングされた成形品Mをピックアンドプレイスハンド94から解放させる。次に、フィードアウト部で整列させた成形品Mを、成形品収納部95の成形品マガジンMMに収納する。
次に、第2テーブル62を移動させつつクリーニング動作を実行する(S270)。ステップS180と同様、載置面62aが空の第2テーブル62の移動中に、クリーナ部C62が第2テーブル62の載置面62aに対してクリーニング動作を実行する。具体的には、載置面62aが空の第2テーブル62の移動中に、クリーナ部C62の集塵口D62が、クリーナ部C62の下方を通過する第2テーブル62の載置面62aに付着したパーティクルを吸引除去する。
以上のように、本発明の一態様に係る樹脂封止装置1は、ワークWを収納するためのワーク収納部11と、ワークWを載置するための載置面61aを有する第1テーブル61と、ワーク収納部11と第1テーブル61との間においてワークWを搬送するピックアンドプレイスハンド14と、ワーク収納部11と第1テーブル61との間に設けられたクリーナ部C11であって、ピックアンドプレイスハンド14が搬送するワークWの裏面Waに対向した集塵口D11を有するクリーナ部C11と、ピックアンドプレイスハンド14に設けられたクリーナ部C12であって、第1テーブル61の載置面61aに対向した集塵口D12を有するクリーナ部C12とを備え、ピックアンドプレイスハンド14がワーク収納部11と第1テーブル61との間においてワークWを搬送するとき、クリーナ部C11がワークWの裏面Waに対してクリーニング動作を実行し、かつ、クリーナ部C12が第1テーブル61の載置面61aに対してクリーニング動作を実行する。
これによれば、ワーク収納部11と第1テーブル61との間でワークWを搬送するときに、ワークWの裏面Waと、ワークWの裏面Waに接触する第1テーブル61の載置面61aとを同時にクリーニングすることができる。したがって、ワークWへのパーティクルの付着を効果的に抑制し、生産物の品質向上を図ることができる。
また、樹脂封止装置1は、成形品Mを収納するための成形品収納部95と、成形品Mを載置するための載置面62aを有する第2テーブル62と、成形品収納部95と第2テーブル62との間において成形品Mを搬送するピックアンドプレイスハンド94と、成形品収納部95と第2テーブル62との間に設けられたクリーナ部C91であって、ピックアンドプレイスハンド94が搬送する成形品Mの裏面Waに対向した集塵口D91を有するクリーナ部C91と、ピックアンドプレイスハンド94に設けられたクリーナ部C92であって、第2テーブル62の載置面62aに対向した集塵口D92を有するクリーナ部C92とを備え、ピックアンドプレイスハンド94が成形品収納部95と第2テーブル62との間において成形品Mを搬送するとき、クリーナ部C91が成形品Mの裏面Waに対してクリーニング動作を実行し、かつ、クリーナ部C92が第2テーブル62の載置面62aに対してクリーニング動作を実行する。
これによれば、成形品収納部95と第2テーブル62との間で成形品Mを搬送するときに、成形品Mの裏面Waと、成形品Mの裏面Waに接触する第2テーブル62の載置面62aとを同時にクリーニングすることができる。したがって、成形品Mへのパーティクルの付着を効果的に抑制し、生産物の品質向上を図ることができる。
上記の一態様として、樹脂封止装置1は、ワーク供給ユニット10及び成形品回収ユニット90の間で移動可能に構成された第1テーブル61及び第2テーブル62を有し、第1テーブル61によってワークWを搬送し、第2テーブル62によって成形品Mを搬送する第1搬送機構60をさらに備えてもよい。
上記の一態様として、樹脂封止装置1は、第1搬送機構60における第1テーブル61の移動経路の上に設けられたクリーナ部C61であって、第1テーブル61の載置面61aの側を向いている集塵口D61を有するクリーナ部C61をさらに備え、第1搬送機構60によって第1テーブル61が移動するとき、クリーナ部C61が第1テーブル61の載置面61aに対してクリーニング動作を実行してもよいし、更にクリーナ部C61がワークWの上面に対してクリーニング動作を実行してもよい。
これによれば、ワークWへのパーティクルの付着をさらに抑制し、生産物のさらなる品質向上を図ることができる。
上記の一態様として、樹脂封止装置1は、第1搬送機構60における第2テーブル62の移動経路の上に設けられたクリーナ部C62であって、第2テーブル62の載置面62aの側を向いている集塵口D62を有するクリーナ部C62をさらに備え、第1搬送機構60によって第2テーブル62が移動するとき、クリーナ部C62が第2テーブル62の載置面62aに対してクリーニング動作を実行してもよいし、更にクリーナ部C62が成形品Mの上面に対してクリーニング動作を実行してもよい。
これによれば、成形品Mへのパーティクルの付着をさらに抑制し、生産物のさらなる品質向上を図ることができる。
本発明の他の一態様に係る樹脂封止装置1を用いた樹脂封止方法は、ピックアンドプレイスハンド14がワーク収納部11と第1テーブル61との間においてワークWを搬送するワーク搬送ステップにおいて、クリーナ部C11がワークWの裏面Waに対してクリーニング動作を実行し、かつ、クリーナ部C12が第1テーブル61の載置面61aに対してクリーニング動作を実行するクリーニングステップとを含む。
これによれば、ワーク収納部11と第1テーブル61との間でワークWを搬送するときに、ワークWの裏面Waと、ワークWの裏面Waに接触する第1テーブル61の載置面61aとを同時にクリーニングすることができる。したがって、ワークWへのパーティクルの付着を効果的に抑制し、生産物の品質向上を図ることができる。
また、樹脂封止装置1を用いた樹脂封止方法は、ピックアンドプレイスハンド94が成形品収納部95と第2テーブル62との間において成形品Mを搬送する成形品搬送ステップにおいて、クリーナ部C91が成形品Mの裏面Waに対してクリーニング動作を実行し、かつ、クリーナ部C92が第2テーブル62の載置面62aに対してクリーニング動作を実行するクリーニングステップとを含む。
これによれば、成形品収納部95と第2テーブル62との間で成形品Mを搬送するときに、成形品Mの裏面Waと、第2テーブル62の載置面62aとを同時にクリーニングすることができる。したがって、成形品Mへのパーティクルの付着を効果的に抑制し、生産物の品質向上を図ることができる。
上記の一態様として、樹脂封止方法は、ワーク供給ユニット10及び成形品回収ユニット90の間で移動可能に構成された第1テーブル61によってワークWを搬送するステップをさらに含んでもよく、ワーク供給ユニット10及び成形品回収ユニット90の間で移動可能に構成された第2テーブル62によって成形品Mを搬送するステップをさらに含んでもよい。
なお、本実施形態において、樹脂封止装置1は、ワーク供給ユニット10におけるワーク用クリーニング機構としてクリーナ部C11,C12を有し、成形品回収ユニット90における成形品用クリーニング機構としてクリーナ部C91,C92を有しているが、クリーニング機構のいずれか一方は省略されてもよい。例えば、樹脂封止装置がワーク供給用クリーニング機構を有する場合、成形品用クリーニング機構は省略されてもよい。逆に、樹脂封止装置が成形品用クリーニング機構を有する場合、ワーク供給用クリーニング機構は省略されてもよい。但し、樹脂封止装置は、少なくともワーク供給用クリーニング機構を有することが望ましい。
樹脂封止装置は、第1搬送機構における第1テーブル及び第2テーブルの両方の移動経路の上、すなわち位置P23と位置P33との間にクリーナ部を備えてもよい。当該クリーナ部は、本実施形態に係るクリーナ部C61,C62と同様に構成される。当該クリーナ部は、第1テーブル及び第2テーブルの両方の載置面をクリーニングすることができる。
本実施形態において各々のクリーナ部は集塵口に加えて、ブラシ、除電用ブロア、エアブロア、又は、超音波を放射する放射部等をさらに備えてもよい。ブラシは、クリーニングしたい載置面61a,62a又は裏面Wa(以下、「清掃面」とする。)に先端が接触するように設けられ、清掃面に付着したパーティクルを剥離できるように構成される。ブラシは、望ましくは静電気を除去可能な材料によって設けられた除電ブラシである。これによれば、清掃面に静電付着したパーティクルが除電されて剥離し易くなるとともに、清掃面が除電されてパーティクルが静電付着し難くなる。除電用ブロアは、清掃面にイオン風を吹き付け、静電気を除去できるように構成される。これによれば、除電ブラシと同様の効果が得られる。エアブロアは、清掃面にエアを吹き付け、パーティクルを吹き飛ばすことができるように構成される。また、例えば放射部より超音波を放射して塵埃を浮かせて除去してもよい。
本実施形態において、第1搬送機構60はワーク供給用の第1テーブル61と成形品回収用の第2テーブル62とを備えているがこれに限定されるものではない。第1搬送機構は、ワーク供給と成形品回収とを兼任する1つのテーブルを備えてもよい。
本実施形態において、樹脂成形ユニット20と樹脂成形ユニット30との間に樹脂供給ユニット40が設けられているが、樹脂成形ユニット20及び樹脂成形ユニット30のいずれか一方は省略されてもよい。すなわち、1つの樹脂供給ユニットが1つの樹脂成形ユニットに樹脂を供給する構成であってもよい。また、樹脂成形ユニットは3つ以上設けられてもよく、樹脂供給ユニットは2つ以上設けられてもよい。例えば、2つの樹脂成形ユニットと、当該2つの樹脂成形ユニットの間に設けられて当該2つの樹脂成形ユニットに樹脂を供給する樹脂供給ユニットとを1つのユニット群として、複数のユニット群が左右方向に並んで配置されてもよい。
本実施形態において、第2搬送機構70は樹脂R及び機能部材Hの両方を同時に樹脂封止金型21へ搬入するが、これに限定されるものではない。第2搬送機構は、樹脂及び機能部材の一方を搬入してから他方を搬入してもよい。また、第2搬送機構においてレジンローダを旋回させる機構は省略されてもよい。
本実施形態において、ユニット間における左右方向でのワークWの搬送は第1テーブル61によって実施され、樹脂成形ユニット20,30における前後方向でのワークWの搬送はプレスローダ23,33によって実施されるが、これに限定されるものではない。例えば、第1搬送機構は第1テーブルの代わりにプレスローダをユニット間で移動可能に構成され、ワーク予熱部は固定された加熱用ステージを有してもよい。この場合、ワークは、プレスローダによってワーク予熱部から取得され、プレスローダによって樹脂成形ユニットに搬送され、樹脂成形ユニットにおいてプレスローダによって樹脂封止金型に搬入される。同様に、第1搬送機構は第2テーブルの代わりにプレスアンローダをユニット間で移動可能に構成されてもよい。
本実施形態に係る樹脂成形ユニット20,30は、キャビティ可動構造のコンプレッション方式の成形樹脂封止金型21,31を有するコンプレッション成形ユニットであるが、固定容量のキャビティに樹脂を加圧注入する機構が備えられたトランスファ方式の成形樹脂封止金型を有するトランスファ成形ユニットであってもよい。また、本実施形態は上キャビティ可動の圧縮成形装置を想定しての記載だが、下キャビティ可動の圧縮成形装置に適用してもよい。その場合は、図2及び図3の搬送は上下天地を逆にすれば可能である。
以上説明したように、本発明の一態様によれば、パーティクルの付着を抑制して生産物の品質向上を図ることができる、樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供することができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…樹脂封止装置
10…ワーク供給ユニット
11…ワーク収納部
13…ワーク受渡部
14…ピックアンドプレイスハンド
15…ワーク予熱部
C11,C12…クリーナ部
D11,D12…集塵口
20,30…樹脂成形ユニット
23,33…プレスローダ
40…樹脂供給ユニット
50…機能部材供給ユニット
60…第1搬送機構
60R…リニアコンベア
61…第1テーブル
62…第2テーブル
61a,62a…載置面
C61,C62…クリーナ部
70…第2搬送機構
71…レジンローダ
90…成形品回収ユニット
91…成形品除熱部
93…成形品受渡部
94…ピックアンドプレイスハンド
95…成形品収納部
C91,C92…クリーナ部
D91,D92…集塵口
W…ワーク
Wa…裏面
P…電子部品
S…基材
R…樹脂
H…機能部材
M…成形品

Claims (9)

  1. 基材及び電子部品を含むワークの前記電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、
    前記ワークを収納するためのワーク収納部と、
    前記ワークを載置するための載置面を有するテーブルと、
    前記ワーク収納部と前記テーブルとの間において前記ワークを搬送するワーク搬送ハンドと、
    前記ワーク収納部と前記テーブルとの間に設けられた第1クリーナ部であって、前記ワーク搬送ハンドが搬送する前記ワークの裏面に対向した第1集塵口を有する第1クリーナ部と、
    前記ワーク搬送ハンドに設けられた第2クリーナ部であって、前記テーブルの前記載置面に対向した第2集塵口を有する第2クリーナ部と
    を備え、
    前記ワーク搬送ハンドが前記ワーク収納部と前記テーブルとの間において前記ワークを搬送するとき、前記第1クリーナ部が前記ワークの前記裏面に対してクリーニング動作を実行し、かつ、前記第2クリーナ部が前記テーブルの前記載置面に対してクリーニング動作を実行する、樹脂封止装置。
  2. 樹脂封止前の前記ワークを供給するワーク供給ユニットをさらに備え、
    前記ワーク収納部は、前記ワーク供給ユニットにおいて樹脂封止前の前記ワークを供給するための供給用収納部を含み、
    前記ワーク搬送ハンドは、前記供給用収納部から供給された前記ワークを前記テーブルの前記載置面に載置する第1ハンドを含む、
    請求項1に記載の樹脂封止装置。
  3. 樹脂封止後の前記ワークを回収するワーク回収ユニットをさらに備え、
    前記ワーク収納部は、前記ワーク回収ユニットにおいて樹脂封止後の前記ワークを回収するための回収用収納部を含み、
    前記ワーク搬送ハンドは、前記回収用収納部に回収するために前記ワークを前記テーブルの前記載置面から取得する第2ハンドを含む、
    請求項1又は2に記載の樹脂封止装置。
  4. 樹脂封止前の前記ワークを供給するワーク供給ユニットと、
    樹脂封止後の前記ワークを回収するワーク回収ユニットと、
    前記ワーク供給ユニット及び前記ワーク回収ユニットの間で移動可能に構成された前記テーブルによって前記ワークを搬送する搬送機構と
    をさらに備える、
    請求項1に記載の樹脂封止装置。
  5. 前記搬送機構における前記テーブルの移動経路の上に設けられた第3クリーナ部であって、前記テーブルの前記載置面の側を向いている第3集塵口を有する第3クリーナ部をさらに備え、
    前記搬送機構によって前記テーブルが移動するとき、前記第3クリーナ部が前記テーブルの前記載置面に対してクリーニング動作を実行する、
    請求項4に記載の樹脂封止装置。
  6. 基材及び電子部品を含むワークの前記電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置を用いた樹脂封止方法であって、
    前記樹脂封止装置は、
    前記ワークを収納するためのワーク収納部と、
    前記ワークを載置するための載置面を有するテーブルと、
    前記ワーク収納部と前記テーブルとの間において前記ワークを搬送するワーク搬送ハンドと、
    前記ワーク収納部と前記テーブルとの間に設けられた第1クリーナ部であって、前記ワーク搬送ハンドが搬送する前記ワークの裏面に対向した第1集塵口を有する第1クリーナ部と、
    前記ワーク搬送ハンドに設けられた第2クリーナ部であって、前記テーブルの前記載置面に対向した第2集塵口を有する第2クリーナ部と
    を備え、
    前記樹脂封止方法は、
    前記ワーク搬送ハンドが前記ワーク収納部と前記テーブルとの間において前記ワークを搬送するワーク搬送ステップと、
    前記ワーク搬送ステップにおいて、前記第1クリーナ部が前記ワークの前記裏面に対してクリーニング動作を実行し、かつ、前記第2クリーナ部が前記テーブルの前記載置面に対してクリーニング動作を実行するクリーニングステップ
    を含む、樹脂封止方法。
  7. 前記ワーク収納部は、ワーク供給ユニットにおいて樹脂封止前の前記ワークを供給するための供給用収納部を含み、
    前記ワーク搬送ステップは、前記供給用収納部から供給された前記ワークを前記テーブルの前記載置面に載置することを含む、
    請求項6に記載の樹脂封止方法。
  8. 前記ワーク収納部は、ワーク回収ユニットにおいて樹脂封止後の前記ワークを回収するための回収用収納部を含み、
    前記ワーク搬送ステップは、前記回収用収納部に回収するために前記ワークを前記テーブルの前記載置面から取得することを含む、
    請求項6又は7に記載の樹脂封止方法。
  9. ワーク供給ユニット及びワーク回収ユニットの間で移動可能に構成された前記テーブルによって前記ワークを搬送するステップをさらに含む、
    請求項6に記載の樹脂封止方法。
JP2022052721A 2022-03-29 2022-03-29 樹脂封止装置及び樹脂封止方法 Pending JP2023145851A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022052721A JP2023145851A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 樹脂封止装置及び樹脂封止方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022052721A JP2023145851A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 樹脂封止装置及び樹脂封止方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023145851A true JP2023145851A (ja) 2023-10-12

Family

ID=88286398

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022052721A Pending JP2023145851A (ja) 2022-03-29 2022-03-29 樹脂封止装置及び樹脂封止方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023145851A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6989409B2 (ja) 樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法
TWI720488B (zh) 樹脂成形裝置及樹脂成形品的製造方法
TW201807766A (zh) 被加工物的保持機構及加工裝置
TWI814088B (zh) 樹脂密封裝置及樹脂密封方法
JP6936177B2 (ja) 樹脂モールド装置
KR102400234B1 (ko) 수지 몰딩 장치 및 클리닝 방법
JP2023145851A (ja) 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
WO2023074036A1 (ja) 樹脂封止装置
JP2022155897A (ja) 樹脂封止装置
TWI826230B (zh) 樹脂密封裝置及樹脂密封方法
WO2018186414A1 (ja) 基材保持機構、搬送装置、保持部材、基材成形システム、基材保持方法および基材成形方法
TW202249128A (zh) 樹脂密封裝置以及樹脂密封方法
JP2018176720A (ja) 基材成形システム、搬送装置、保持部材および基材成形方法
JP2022061238A (ja) 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
JP6989410B2 (ja) 樹脂モールド装置
JP2023137214A (ja) 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
TWI811837B (zh) 樹脂成形裝置及樹脂成形品的製造方法
JP7428384B2 (ja) 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
TWI817277B (zh) 樹脂供給機構及具備其的樹脂封裝裝置
JP2023109602A (ja) 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
TWI816472B (zh) 樹脂密封裝置以及樹脂密封方法
TWI808730B (zh) 樹脂密封裝置
WO2023233696A1 (ja) 樹脂封止装置及び樹脂封止方法
JP7312452B2 (ja) 樹脂モールド装置及び樹脂モールド方法
JP2023128694A (ja) 圧縮成形装置及び圧縮成形方法