JP2023140773A - 作業機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】フック及びクイックヒッチを、互いに干渉することなくアームの先端に取り付け可能な作業機械を提供する。【解決手段】作業機械は、車体と、車体に起伏可能に連結されたブームと、ブームの先端に回動可能に連結されたアームと、アームの先端に回動可能に連結されたクイックヒッチと、クイックヒッチに着脱可能に係止されたアタッチメントと、アームの先端で荷物を吊下するフックと、アーム、クイックヒッチ、及びフックを挟んで車体の幅方向に対向配置される一対の連結リンクとを備え、一対の連結リンクそれぞれは、アームの先端に回動可能に連結される第1連結部と、クイックヒッチに回動可能に連結される第2連結部と、第1連結部及び第2連結部を結んだ直線を挟んでアームと反対側において、フックに回動可能に連結される第3連結部とを備え、第2連結部及び第3連結部の距離は、フックの全長より長い。【選択図】図1

Description

本発明は、フック及びクイックヒッチを備える作業機械に関する。
特許文献1には、バケットのリンクにフックを取り付けて吊作業を行える作業機械が開示されている。このような作業機械によれば、バケットによる掘削作業に加えて、フックによる吊作業を行うことができる。
また、特許文献2には、作業用途に応じたアタッチメントの付け替え作業を簡略化するために、アームの先端に取り付けられるクイックヒッチが開示されている。このような作業機械によれば、アタッチメントを簡単に付け替えることができるので、複数種類の作業を1台で実施することができる。
特開2003-12267号公報 特開2004-36635号公報
そして、特許文献1に記載のフックと、特許文献2に記載のクイックヒッチとをアームの先端に取り付ければ、作業機械でさらに多くの種類の作業を実施することができる。しかしながら、フックを搭載した作業機械にクイックヒッチを取り付けると、吊作業時にフックがクイックヒッチに干渉するという課題がある。
本発明は、上記した実状に鑑みてなされたものであり、その目的は、フック及びクイックヒッチを、互いに干渉することなくアームの先端に取り付け可能な作業機械を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、車体と、前記車体に起伏可能に連結されたブームと、前記ブームの先端に回動可能に連結されたアームと、前記アームの先端に回動可能に連結されたクイックヒッチと、前記クイックヒッチに着脱可能に係止されたアタッチメントと、前記アームの先端で荷物を吊下するフックと、前記アーム、前記クイックヒッチ、及び前記フックを挟んで前記車体の幅方向に対向配置される一対の連結リンクとを備える作業機械において、一対の前記連結リンクそれぞれは、前記アームの先端に回動可能に連結される第1連結部と、前記クイックヒッチに回動可能に連結される第2連結部と、前記第1連結部及び前記第2連結部を結んだ直線を挟んで前記アームと反対側において、前記フックに回動可能に連結される第3連結部とを備え、前記第2連結部及び前記第3連結部の距離は、前記フックの全長より長いことを特徴とする。
本発明によれば、フック及びクイックヒッチを、互いに干渉することなくアームの先端に取り付け可能な作業機械を得ることができる。なお、上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明に係る作業機械の側面図である。 フロント作業機の先端の拡大斜視図である。 フック及び三角リンクの分解斜視図である。 アームを姿勢変化させたときのクイックヒッチ及びフックの位置関係を示す側面図である。 変形例に係る三角リンクの側面図である。
本発明に係る作業機械の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明に係る油圧ショベル1の側面図である。なお、本明細書中の前後左右は、特に断らない限り、油圧ショベル1に搭乗して操作するオペレータの視点を基準としている。
油圧ショベル1は、下部走行体2と、下部走行体2に支持された上部旋回体3とを備える。下部走行体2及び上部旋回体3は、車体の一例である。下部走行体2は、左右一対のクローラを備える。そして、走行モータ(図示省略)の回転が伝達されて左右一対のクローラが回転すると、油圧ショベル1が走行する。但し、下部走行体2は、クローラに代えて、装輪式であってもよい。
上部旋回体3は、下部走行体2に旋回可能に支持されている。上部旋回体3は、ベースとなる旋回フレーム5と、旋回フレーム5の前方左側に配置されたキャブ(運転席)7と、旋回フレーム5の前端中央に上下方向に回動可能に取り付けられたフロント作業機10と、旋回フレーム5の後部に配置されてフロント作業機10との重量バランスを取るカウンタウェイト6とを主に備える。
キャブ7には、油圧ショベル1を操作するオペレータが搭乗する内部空間が形成されている。キャブ7の内部には、オペレータが着席するシート(図示省略)と、シートに着席したオペレータが操作する操作装置(ステアリング、ペダル、レバー、スイッチなど)が配置されている。そして、キャブ7に搭乗したオペレータが操作装置を操作することによって、下部走行体2が走行し、上部旋回体3が旋回し、フロント作業機10が動作する。
フロント作業機10は、上部旋回体3に支持されて様々な作業(例えば、掘削作業、解体作業、吊作業)を行う。フロント作業機10は、ブーム11と、アーム12と、クイックヒッチ13と、バケット14(アタッチメント)と、フック15と、一対の三角リンク16(連結リンク)と、直線リンク17と、ブームシリンダ18と、アームシリンダ19と、アタッチメントシリンダ20とを主に備える。
ブーム11は、左右方向(上部旋回体3の幅方向)に延びるピン(図示省略)周りに回動(起伏)可能に上部旋回体3に連結されている。ブームシリンダ18は、一端(シリンダチューブ側)が上部旋回体3に回動可能に支持され、他端(シリンダロッド側)がブーム11に回動可能に支持されている。そして、ブーム11は、ブームシリンダ18が伸長することによって起立し、ブームシリンダ18が縮小することによって倒伏する。
アーム12は、左右方向に延びるピン21周りに回動可能にブーム11の先端に連結されている。アームシリンダ19は、一端(シリンダチューブ側)がブーム11に回動可能に支持され、他端(シリンダロッド側)がアーム12に回動可能に支持されている。そして、アーム12は、アームシリンダ19が伸長することによって先端が上部旋回体3から離れる向き(前方、上方)に回動し、アームシリンダ19が縮小することによって先端が上部旋回体3に近づく向き(後方、下方)に回動する。
クイックヒッチ13は、左右方向に延びるピン22周りに回動可能にアーム12の先端に回動可能に連結され、左右方向に延びるピン24周りに回動可能に一対の三角リンク16に連結されている。また、クイックヒッチ13は、バケット14を着脱可能に係止している。そして、クイックヒッチ13は、アタッチメントシリンダ20が伸縮することによって、ピン22周りにバケット14と一体回動する。
バケット14は、クイックヒッチ13に着脱可能に支持されている。また、アタッチメントの具体例はバケット14に限定されず、グラップル、カッタ、ブレーカなどでもよい。ここで、「着脱可能」とは、ブームシリンダ18、アームシリンダ19、及びアタッチメントシリンダ20を所定の順序で伸縮させることによって、作業現場でバケット14を容易に着脱できることを指す。より詳細には、クイックヒッチ13は、バケット14に取り付けられて左右方向に延びるピン14a、14bを係止するフックを備える。クイックヒッチ13によるバケット14の係止構造は既に周知なので、詳細な説明は省略する。
フック15は、左右方向に延びるピン25周りに回動可能に一対の三角リンク16に連結されている。換言すれば、フック15は、一対の三角リンク16を介してアーム12の先端に回動可能に支持されている。フック15は、荷物を吊下可能に構成されている。フック15の具体的な構造は既に周知なので、詳細な説明は省略する。
一対の三角リンク16は、アーム12、クイックヒッチ13、フック15、直線リンク17、及びアタッチメントシリンダ20それぞれを回動可能に連結する。また、一対の三角リンク16は、ブーム11、アーム12、及びクイックヒッチ13の姿勢に拘わらず、クイックヒッチ13に干渉しない位置でフック15を支持する。
図2は、フロント作業機10の先端の拡大斜視図である。図3は、フック15及び三角リンク16の分解斜視図である。図2及び図3に示すように、油圧ショベル1は、左右一対の三角リンク16を備える。より詳細には、一対の三角リンク16は、アーム12、クイックヒッチ13、及びフック15を挟んで、上部旋回体3の幅方向に対向配置されている。但し、左右の三角リンク16の構成は共通する。直線リンク17についても同様である。
三角リンク16は、左右方向から側面視したときに、概ね三角形の外形を呈する。三角リンク16は、第1連結部31と、第2連結部32と、第3連結部33と、第1ロッド34と、第2ロッド35と、第3ロッド36とで構成される。三角リンク16は、例えば、鋳造によって一体形成されてもよいし、各構成部品31~36を溶接して構成されていてもよい。
第1連結部31、第2連結部32、及び第3連結部33は、三角形の頂点に相当する位置に配置される。また、第1連結部31、第2連結部32、及び第3連結部33は、左右方向に延びるピン23、24、25が挿入される円環形状(円筒形状)の外形を呈する。すなわち、第1連結部31、第2連結部32、及び第3連結部33には、厚み方向(左右方向)に貫通する貫通孔37が形成されている。
図1に示すように、第1連結部31は、ピン23を介して直線リンク17及びアタッチメントシリンダ20に回動可能に連結されている。また、第2連結部32は、ピン24を介してクイックヒッチ13に回動可能に連結されている。さらに、第3連結部33は、ピン25を介してフック15に回動可能に連結されている。
ここで、第3連結部33は、第1連結部31及び第2連結部32を結ぶ直線(すなわち、後述する第1ロッド34)を挟んで、アーム12と反対側に位置している。換言すれば、第3連結部33は、第1連結部31及び第2連結部32を結ぶ直線を挟んで、アーム12及びクイックヒッチ13を連結するピン22と反対側に位置している。
そして、アタッチメントシリンダ20は、一端(シリンダチューブ側)がアーム12に回動可能に支持され、他端(シリンダロッド側)がピン23周りに回動可能に第1連結部31に連結されている。また、直線リンク17は、一端がピン23周りに回動可能に第1連結部31に連結され、他端がピン26周りに回動可能にアーム12に支持されている。
図1において、アタッチメントシリンダ20を伸長させると、三角リンク16及び直線リンク17がピン26周りに反時計回りに回動する。これにより、第2連結部32に連結されたクイックヒッチ13がバケット14と共に、ピン22周りに反時計回りに回動(クラウド)する。一方、アタッチメントシリンダ20を縮小させると、三角リンク16及び直線リンク17がピン26周りに時計回りに回動する。これにより、第2連結部32に連結されたクイックヒッチ13がバケット14と共に、ピン22周りに時計回りに回動(ダンプ)する。
図2及び図3に示すように、第1ロッド34、第2ロッド35、及び第3ロッド36は、三角形の辺に相当する位置に配置される。より詳細には、第1ロッド34は、第1連結部31及び第2連結部32を接続する。また、第2ロッド35は、第2連結部32及び第3連結部33を接続する。さらに、第3ロッド36は、第1連結部31及び第3連結部33を接続する。
本実施形態に係る第1ロッド34、第2ロッド35、及び第3ロッド36の横断面(延設方向に直交する断面)は、四角形である。但し、第1ロッド34、第2ロッド35、及び第3ロッド36の横断面の形状は、円、楕円などでもよい。さらに、第1ロッド34、第2ロッド35、及び第3ロッド36で囲まれた領域には、三角リンク16を厚み方向(上部旋回体3の幅方向)に貫通する貫通孔37が形成されている。三角リンク16を左右方向から側面視したとき、本実施形態に係る貫通孔37の形状は、三角形である。但し、貫通孔37の形状は、前述の例に限定されない。
本実施形態において、第1ロッド34、第2ロッド35、及び第3ロッド36の長さの関係は、以下の通りである。なお、第1ロッド34の長さとは第1連結部31及び第2連結部32の距離と言い換えることができ、第2ロッド35の長さとは第2連結部32及び第3連結部33の距離と言い換えることができ、第3ロッド36の長さとは第1連結部31及び第3連結部33の距離と言い換えることができる。
本実施形態では、第1ロッド34及び第2ロッド35は、同じ長さである。また、第3ロッド36は、第1ロッド34及び第2ロッド35より短い。すなわち、三角リンク16は、第3ロッド36を底辺とする概ね二等辺三角形の外形を呈する。但し、第1ロッド34、第2ロッド35、及び第3ロッド36の長さの関係は、前述の例に限定されない。
他の例として、第2ロッド35及び第3ロッド36を同じ長さとし、第1ロッド34を第2ロッド35及び第3ロッド36より短くして、第1ロッド34を底辺とする二等辺三角形としてもよい。さらに他の例として、第2ロッド35を第1ロッド34及び第3ロッド36より長くして、第2ロッド35を斜辺とする直角三角形としてもよい。
また、第2ロッド35(換言すれば、第1連結部31及び第2連結部32の距離、またはピン23、24の距離)は、フック15の全長より長い。これにより、フック15は、後述する作業位置及び格納位置の間を、ピン25周りに回動することができる。
作業位置は、第2ロッド35(第2連結部32及び第3連結部33を結ぶ直線)を挟んで第1連結部31と反対側に先端があるフック15の位置である。作業位置は、吊作業を行うときのフック15の位置である。一方、格納位置は、先端が第2連結部32を向いた状態で、第2ロッド35に沿うフック15の位置である。すなわち、格納位置のフック15は、第2ロッド35に沿うように、一対の三角リンク16の内側に進入する。格納位置は、吊作業を行わないとき(換言すれば、アタッチメントによる作業を行うとき)のフック15の位置である。
さらに、図2に示すように、一対の三角リンク16は、ロック部38を備える。ロック部38は、フック15をロック位置にロックするものである。ロック部38は、例えば、フック15を係止するピン、フック15を挟持するクリップ等でもよい。また、ロック部38は、フック15のロックと、ロックの解除とを切り替え可能に構成されている。ロック部38の具体的な構造は既に周知なので、詳細な説明は省略する。
図4は、アーム12を姿勢変化させたときのクイックヒッチ13及びフック15の位置関係を示す側面図である。図4に示すように、フック15による吊作業を行うときは、バケット14をクラウド(アタッチメントシリンダ20を伸長)させた状態で行う。
そして、図4(A)に示すように、アーム12の先端が前下方を向くようにアームシリンダ19を伸長させると、前後方向におけるクイックヒッチ13とフック15との間隔が広がる。換言すれば、鉛直方向に対する第2ロッド35のなす角が大きくなる。これにより、吊作業の際に、フック15及びフック15に吊下した吊荷やワイヤが干渉しない。但し、アーム12の先端が前下方を向いた状態では、旋回半径を大きくできないと共に、吊荷の吊高さを確保することができない。
そこで、旋回半径を大きくすると共に吊高さを高くするためには、アーム12の先端が前方を向くように、アームシリンダ19を縮小させる。そうすると、図4(B)に示すように、前後方向におけるクイックヒッチ13とフック15との間隔が狭くなる。換言すれば、鉛直方向に対する第2ロッド35のなす角が小さくなる。
しかしながら、本実施形態に係る三角リンク16は、第1連結部31及び第2連結部32を結んだ直線を挟んでアーム12の先端と反対側の第3連結部33でフック15を支持するので、フック15がクイックヒッチ13に干渉しないアーム12の回動範囲を広げることができる。
上記の実施形態によれば、例えば以下の作用効果を奏する。
上記の実施形態によれば、一対の三角リンク16の第3連結部33にフック15を取り付けることによって、クイックヒッチ13とフック15との干渉を避けて、吊作業を行うことができる。特に、クイックヒッチ13とフック15との干渉回避効果は、第2ロッド35が長いほど高くなり、第3ロッド36が長いほど高くなり、第1ロッド34及び第2ロッド35のなす角が大きいほど高くなる。
また、上記の実施形態によれば、一対の三角リンク16それぞれの中央に貫通孔37を設けたことによって、掘削作業中に一対の三角リンク16の間に進入した土砂が排出されやすくなる。その結果、一対の三角リンク16の間に土砂が詰まって、フック15が格納位置から作業位置に回動できないことを防止できる。また、貫通孔37を設けることによって、一対の三角リンク16を軽量化することができる。
また、上記の実施形態によれば、第2ロッド35をフック15の全長より長くすることによって、第2ロッド35に沿ってフック15を格納することができる。また、格納位置のフック15の先端を第2連結部32に向けることによって、作業位置及び格納位置の間のフック15の回動角が小さくなるので、掘削作業中などに意図せずフック15が格納位置から作業位置に回動したとしても、構成部品に負荷される荷重を低減できる。
なお、第3ロッド36を長くすると、干渉回避効果は高まるものの、一対の三角リンク16の剛性低下によって吊荷重が低下する可能性がある。そこで、第3ロッド36の太さ(横断面の断面積)を、第1ロッド34及び第2ロッド35と比較して太くしてもよい。これにより、干渉回避効果及び吊荷重の両方を増大させることができる。
また、図1に示すように、油圧ショベル1を輸送姿勢(ブームシリンダ18、アームシリンダ19、アタッチメントシリンダ20を最大まで縮小した姿勢)にしたとき、第3連結部33が地面に接触する。これは、第3ロッド36を長くするほど顕著になる。そこで、図5に示すように、第1ロッド34A、34B及び第2ロッド35A、35Bのなす角(換言すれば、第3ロッド36A、36Bの長さ)を可変にしてもよい。図5は、変形例に係る三角リンク16A、16Bの側面図である。
図5に示すように、変形例に係る三角リンク16A、16Bは、第1連結部31A、31B、第2連結部32A、32B、第3連結部33A、33B、第1ロッド34A、34B、第2ロッド35A、35B、第3ロッド36A、36Bで構成される点で、上記の実施形態に係る三角リンク16と共通する。
一方、変形例に係る三角リンク16A、16Bは、第1ロッド34A、34Bと第2ロッド35A、35Bとのなす角が可変である点で、上記の実施形態に係る三角リンク16と相違する。第1ロッド34A、34Bと第2ロッド35A、35Bとのなす角を可変にするためには、例えば以下の方法が考えられる。
一例として、図5(A)に示す三角リンク16Aは、伸縮可能な第3ロッド36Aを備える。第3ロッド36Aの具体例としては、直径の異なる円筒を伸縮させる多段式シリンダなどを採用できる。他の例として、図5(B)に示す三角リンク16Bは、屈曲可能な第3ロッド36Bを備える。さらに図示は省略するが、他の例として、三角リンクは、ベルトスリングで構成された第3ロッドを備えてもよい。
上記の変形例によれば、吊作業を行う際には第1ロッド34A、34Bと第2ロッド35A、35Bとのなす角を大きくし、油圧ショベル1を輸送する際には第1ロッド34A、34Bと第2ロッド35A、35Bとのなす角を小さくすればよい。これにより、吊作業時のクイックヒッチ13及びフック15の干渉を回避すると共に、輸送時に三角リンク16A、16Bが地面に接触するのを防止できる。
上述した実施形態は、本発明の説明のための例示であり、本発明の範囲をそれらの実施形態にのみ限定する趣旨ではない。当業者は、本発明の要旨を逸脱することなしに、他の様々な態様で本発明を実施することができる。
1 油圧ショベル
2 下部走行体
3 上部旋回体
5 旋回フレーム
6 カウンタウェイト
7 キャブ
10 フロント作業機
11 ブーム
12 アーム
13 クイックヒッチ
14 バケット
15 フック
16,16A,16B 三角リンク
17 直線リンク
18 ブームシリンダ
19 アームシリンダ
20 アタッチメントシリンダ
14a,14b,21,22,23,24,25,26 ピン
31,31A,31B 第1連結部
32,32A,32B 第2連結部
33,33A,33B 第3連結部
34,34A,34B 第1ロッド
35,35A,35B 第2ロッド
36,36A,36B 第3ロッド
37 貫通孔
38 ロック部

Claims (5)

  1. 車体と、
    前記車体に起伏可能に連結されたブームと、
    前記ブームの先端に回動可能に連結されたアームと、
    前記アームの先端に回動可能に連結されたクイックヒッチと、
    前記クイックヒッチに着脱可能に係止されたアタッチメントと、
    前記アームの先端で荷物を吊下するフックと、
    前記アーム、前記クイックヒッチ、及び前記フックを挟んで前記車体の幅方向に対向配置される一対の連結リンクとを備える作業機械において、
    一対の前記連結リンクそれぞれは、
    前記アームの先端に回動可能に連結される第1連結部と、
    前記クイックヒッチに回動可能に連結される第2連結部と、
    前記第1連結部及び前記第2連結部を結んだ直線を挟んで前記アームと反対側において、前記フックに回動可能に連結される第3連結部とを備え、
    前記第2連結部及び前記第3連結部の距離は、前記フックの全長より長いことを特徴とする作業機械。
  2. 請求項1に記載の作業機械において、
    一対の前記連結リンクそれぞれは、
    前記第1連結部及び前記第2連結部を接続する第1ロッドと、
    前記第2連結部及び前記第3連結部を接続する第2ロッドと、
    前記第1連結部及び前記第3連結部を接続する第3ロッドとを備え、
    前記第1ロッド、前記第2ロッド、及び前記第3ロッドで囲まれる領域には、一対の前記連結リンクそれぞれを厚み方向に貫通する貫通孔が形成されていることを特徴とする作業機械。
  3. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記第2ロッドは、前記フックの全長より長く、
    前記フックは、
    前記第2ロッドを挟んで前記第1連結部と反対側に先端が位置する作業位置と、
    先端が前記第2連結部を向いた状態で前記第2ロッドに沿う格納位置との間を回動可能に前記第3連結部に連結され、
    一対の前記連結リンクは、前記フックを前記格納位置にロックするロック部を備えることを特徴とする作業機械。
  4. 請求項2に記載の作業機械において、
    前記第3ロッドは、前記第1ロッド及び前記第2ロッドより太いことを特徴とする作業機械。
  5. 請求項2に記載の作業機械において、
    一対の前記連結リンクそれぞれは、前記第1ロッド及び前記第2ロッドのなす角が可変であることを特徴とする作業機械。
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