JP2023117648A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷を妨げることなく、印刷モジュールが消費する電力を抑えた印刷装置を提供する。【解決手段】印刷モジュール30は、コントローラ24から印刷開始を指示されると、シートに画像を印刷し、コントローラ24は、印刷が実行されていない期間が所定時間続く場合に、印刷モジュールに省電力モードへの移行を指示する。印刷モジュール30は、省電力モードに移行した場合、印刷中のエラーの発生により印刷停止になっていれば、印刷に必要な情報を保持し、印刷停止になっていなければ、前記印刷に必要な情報を保持しない。【選択図】図1
Description
本発明は、省電力モードに移行させる機能を備える印刷装置の技術に関する。
特許文献1には、印刷装置において、印刷モジュールの消費電力を低下させる省電力モードに移行することが可能な印刷装置が記載されている。具体的には、印刷装置は、シートに対する印刷が所定期間行われていなければ、動作モードからこの動作モードよりも印刷モジュールの電力消費が低い省電力モードへと動作状態を切換える。
特許文献1に記載の印刷装置では、省電力モードに移行するときの制御に改善の余地がある。具体的には、印刷中のエラーにより印刷が停止することで、所定期間に渡り印刷が行われず、省電力モードに移行する場合がある。このような場合、エラーが解消され、印刷装置が省電力モードから復帰した後に、停止前の印刷を適正に再開できなくなる場合がある。
本実施形態に開示された印刷装置は、印刷を妨げることなく、印刷モジュールが消費する電力を抑えた印刷装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本実施形態に開示された印刷装置では、印刷モジュールと、コントローラと、を備える。印刷モジュールは、コントローラから印刷開始を指示されると、シートに画像を印刷し、コントローラは、印刷が実行されていない期間が所定時間続く場合に、印刷モジュールに省電力モードへの移行を指示し、省電力モードは、印刷モジュールの消費電力を低下させるモードであり、印刷モジュールは、省電力モードに移行した場合、印刷中のエラーの発生により印刷停止になっていれば、印刷に必要な情報を保持し、印刷停止になっていなければ、前記印刷に必要な情報を保持しない。
上記構成の印刷装置では、印刷中のエラーの発生により印刷停止となることで省電力モードに移行していれば、省電力モードへの移行後も印刷に必要は情報が保持される。その結果、省電力モードからの復帰後に、省電力モードへの移行前に保持されていた印刷に必要な情報をもとに、印刷を継続することが可能となる。なお、「エラー」は、印刷中に発生した異常のことを意味し、「不具合」や、「ワーニング」などを含む概念である。
本発明によれば、印刷を妨げることなく、印刷モジュールが消費する電力を抑えた印刷装置を提供することができる。
(第1実施形態)
本実施形態係に係る印刷システムを、図面を参照しつつ説明する。図1に示す印刷システム100は、PC10と、印刷装置20とを備えている。PC10と、印刷装置20とはネットワーク200に接続されており、ネットワーク200を通じて通信可能である。ネットワーク200は、LANや、インターネットである。
本実施形態係に係る印刷システムを、図面を参照しつつ説明する。図1に示す印刷システム100は、PC10と、印刷装置20とを備えている。PC10と、印刷装置20とはネットワーク200に接続されており、ネットワーク200を通じて通信可能である。ネットワーク200は、LANや、インターネットである。
印刷装置20は、通信IF21、ユーザIF22、メモリ23、コントローラ24、印刷モジュール30を備えている。IFは、interfaceの略語である。なお、本実施形態では、印刷モジュール30は、コントローラ24が備える機能の一部を含んでいる。
通信IF21は、所定の通信プロトコルに準拠して、印刷装置20をネットワーク200に接続する。ユーザIF22は、印刷装置20を直接操作するユーザと、コントローラ24との間に介在するインタフェースであり、タッチパネルや、物理キーである操作キーを有している。
コントローラ24は、不図示のCPUを備えている。コントローラ24は、CPUがメモリ23に記憶されたプログラムを実行することで、図2に示す、データ受信部40、データ印刷通知部41、データ解析部42、記録制御部43、記録データ現像部44、エンジン45、システム46の各機能を実現する。各部40~46の詳細については後述する。メモリ23に記憶されるプログラムの一部は、コントローラ24を印刷モジュール30の一部分として動作させるプログラムである、すなわち、コントローラ24は印刷モジュール30の一部分としても動作する。なお、コントローラ24は、1つのハードウェアにより構成されていなくともよく、例えば、複数のハードウェアにより構成されていてもよい。
メモリ23は、図2に示すように、データが書き込まれる領域である入力バッファ231と、データが読み出される領域である出力バッファ232とを有している。本実施形態では、メモリ23は、RAM、ROM、SSD、HDD等が組み合わされて構成されている。各種プログラムの実行時に用いられる、コントローラ24が備えるバッファも、メモリ23の一部とみなしてよい。なお、メモリ23は、コントローラ24が読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コントローラ24が読み取り可能なストレージ媒体とは、non-transitoryな媒体である。non-transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD-ROM、DVD-ROM等の記録媒体も含まれる。また、non-transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non-transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
本実施形態では、主に、プログラムに記述された命令に従ったコントローラ24の処理を示す。すなわち、以下の説明における「判断」、「抽出」、「選択」、「算出」、「決定」、「特定」、「取得」、「受付」、「制御」等の処理は、コントローラ24の処理を表している。なお「取得」は要求を必須とはしない概念で用いる。すなわち、コントローラ24が要求することなくデータを受信するという処理も、「コントローラ24がデータを取得する」という概念に含まれる。また、本明細書中の「データ」とは、コントローラに読取可能なビット列で表される。そして、実質的な意味内容が同じでフォーマットが異なるデータは、同一のデータとして扱われるものとする。本明細書中の「情報」についても同様である。
印刷モジュール30は、被記録媒体であるシートに画像を記録する印刷動作を実行する。本実施形態では、印刷モジュール30は、電子写真方式であり、記録剤であるトナーを用いて、シートに画像を記録する。印刷モジュール30は、エンジン制御系ASIC(Application Specific Integrated Circuitの略称)31と、記録用ASIC32と、搬送部33と、シートセンサ34と、定着用ヒータ35と、プロセスカートリッジ36と、露光部37とを有している。上述のように、コントローラ24の一部も、印刷モジュール30である。エンジン制御系ASIC31と、記録用ASICとは、コントローラ24に接続されており、コントローラ24と通信可能である。
エンジン制御系ASIC31は、印刷装置20内の搬送経路に沿ってシートを搬送するための制御や、画像が記録されたシートを熱定着させるための制御を行う。エンジン制御系ASIC31には、搬送部33と、シートセンサ34と、定着用ヒータ35と、プロセスカートリッジ36とが接続されている。搬送部33は、搬送ローラ、転写ローラ、定着ローラ、更には各ローラを回転させるモータにより構成されている。シートセンサ34は、搬送経路内を搬送されるシートの位置を検知し、エンジン制御系ASIC31に検知信号を出力する。定着用ヒータ35は、トナーによりシートに記録された画像を熱定着させるヒータである。具体的には、定着用ヒータ35は、定着ローラ内に配置されている。プロセスカートリッジ36は、静電潜像が形成される感光体ドラム、帯電器、及び記録剤であるトナーが充填されたトナーカートリッジを有している。エンジン制御系ASIC31は、レジスタ311を有している。
記録用ASIC32は、記録部である露光部37が接続されている。露光部37は、光源としてのLEDや、LEDの発光を制御する回路を有している。なお、露光部37は、LEDに代えて、レーザ光源を有していてもよい。また、記録用ASIC32には、コントローラ24からの指示が書き込まれるレジスタ321を有している。なお、記録用ASIC32には、プロセスカートリッジ36が接続されていてもよい。
次に、PC10の構成を説明する。PC10は、印刷装置20と同様、不図示の通信IF、メモリ、コントローラ、ディスプレイ、ユーザIFを備えている。メモリには、OS11と、描画アプリケーションプログラム12と、印刷アプリケーションプログラム13とが記憶されている。描画アプリケーションプログラム12は、OS11の実行下において、印刷データを生成する。印刷データは、例えば、所定のページ記述言語に従って、対象画像を示すデータである。印刷アプリケーションプログラム13は、印刷データを含むデータを作成し、印刷装置20に送信する。
次に、コントローラ24により実行される処理のうちスリープ制御に関する処理を、図3を用いて説明する。スリープ制御は、印刷装置20を、動作モードと、動作モードよりも電力消費量が少ないスリープモードとの間で切換える処理である。本実施形態では、スリープモードが省電力モードの一例である。
まずは、印刷装置20の起動時における動作を説明する。
印刷装置20が起動すると、記録制御部43のプログラムがコントローラ24によって実行される。図3は、記録制御部43を実行するコントローラ24のフローチャートである。このとき、データ受信部40,データ印刷通知部41,システム46のプログラムも、印刷装置20が起動することでコントローラ24により実行される。印刷装置20は、起動しても、エンジン制御系ASIC31にも、記録用ASIC32にも通電されないスリープモードになっている。メモリ23に記憶されているステータス情報は、印刷装置20がスリープモードであることを示す値になっている。なお、ステータス情報は、印刷装置20の状態を示す情報である。
印刷装置20が起動すると、記録制御部43のプログラムがコントローラ24によって実行される。図3は、記録制御部43を実行するコントローラ24のフローチャートである。このとき、データ受信部40,データ印刷通知部41,システム46のプログラムも、印刷装置20が起動することでコントローラ24により実行される。印刷装置20は、起動しても、エンジン制御系ASIC31にも、記録用ASIC32にも通電されないスリープモードになっている。メモリ23に記憶されているステータス情報は、印刷装置20がスリープモードであることを示す値になっている。なお、ステータス情報は、印刷装置20の状態を示す情報である。
ステップ10(以下、ステップをSと記載する。)では、スリープモード中であるか否かを判断する。メモリ23に記憶されたステータス情報が、スリープモード中であることを示していれば(S10:YES)、S12に進み、印刷対象となる印刷ジョブがあるか否かを判断する。ここでは、印刷対象となる印刷ジョブが記憶されていないため(S12:NO)、S10に戻る。
コントローラ24のデータ受信部40は、ネットワーク200を介してPC10から印刷ジョブを受信すると、メモリ23の入力バッファ231に印刷データを含む印刷ジョブを記憶させる。データ印刷通知部41は、印刷ジョブを受信した場合に、記録制御部43に印刷開始指示を通知し、データ解析部42に印刷データの解析指示を通知する。データ解析部42は、データ印刷通知部41から解析指示を受信すると、入力バッファ231に記録された印刷データを解析し、この印刷データを、RGBデータからCMYKデータに変換する。また、データ解析部42は、変換後の印刷データを出力バッファ232に記録する。
印刷装置20は、PC10からの受信以外でも印刷ジョブを取得することができる。例えば、印刷装置20は、PC10以外の装置からネットワーク200を通じて送信された印刷ジョブを取得することができる。これ以外にも、印刷装置20は、ユーザIF22を介した指示に従って印刷ジョブを取得することもできる。例えば、ユーザIF22を介した指示に従って印刷ジョブを取得することの一例として、ユーザIF22を介したコピー指示に従って原稿をコピーするための印刷ジョブを取得することがある。更には、印刷装置20は、図示しないUSBインタフェースに、印刷ジョブを記憶したUSBメモリが装着された場合に、USBメモリから印刷ジョブを取得するものであってもよい。なお、便宜上、「印刷ジョブ」と記載しているが、印刷対象とするデータであれば、別の名称で呼ばれるデータであってもよい。
出力バッファ232に印刷ジョブが記憶されていれば(S12:YES)、S15に進む。S15では、メモリ23に記憶されたステータス情報を参照して、スリープモード中であるか否かを判断する。ステータス情報がスリープモードであることを示していれば(S15:YES)、S16に進み、エンジン45にスリープ解除指示を通知する。S17では、メモリ23に記憶されたステータス情報を、スリープモードを示す値から動作モードを示す値に更新する。
スリープモードを解除する場合のエンジン45の処理を、図4を用いて説明する。S30では、記録制御部43からスリープ解除指示を受信したか否かを判断する。S40を否定判断する場合は、図4の処理を一旦終了する。記録制御部43からスリープ解除指示を受信していれば(S30:YES)、S31に進み、記録データ現像部44にスリープ解除を通知する。
S32では、エンジン制御系ASIC31に、搬送部33、シートセンサ34及び定着用ヒータ35に対する通電をオンさせる。具体的には、エンジン制御系ASIC31のレジスタ311に通電開始指示を書き込む。エンジン制御系ASIC31は、レジスタ311に書き込まれた通電開始指示を参照すると、搬送部33、シートセンサ34及び定着用ヒータ35に対する通電をオンする。S32を終了すると、図4の処理を終了する。
次に、スリープモードを解除する場合の記録データ現像部44の処理を、図5を用いて説明する。S35では、エンジン45からスリープ解除指示を受信したか否かを判断する。S45を否定判断すると、図5の処理を終了する。S35を肯定判断すると、S36に進み、記録用ASIC32に対する通電停止中であるか否かを判断する。ここでは、記録用ASIC32の通電を停止しているため(S36:YES)、S37に進む。
S37では、記録用ASIC32のレジスタ321に通電再開指示を書き込む。記録用ASIC32はレジスタ321に書き込まれた通電再開指示を参照すると、露光部37に対する通電を再開する。S37の処理を終了すると、図5の処理を終了する。
図3に戻り、S19に進み、記録データ現像部44及びエンジン45に印刷指示を通知する。このとき、記録データ現像部44は、出力バッファ232に記憶された印刷データや、各パラメータを、記録用ASIC32のレジスタ321に書き込む。メモリ23には、入力バッファに231に印刷ジョブが記憶される以前から、印刷を行うための情報の一つであるパラメータが記憶されている。パラメータには、印字位置のずれを補正する補正パラメータ、バンディングを補正する補正パラメータ、更にはモノクロ印刷時におけるトナーの記録量を補正する補正パラメータを含んでいる。これ以外にも、露光部37におけるLEDの発光量を補正するための補正パラメータを含んでいてもよい。記録データ現像部44は、メモリ23に記憶されている各パラメータを読み出して、記録用ASIC32のレジスタ321に書き込む。
レジスタ321に書き込まれるパラメータは、データ解析部42が生成するものであってもよい。この場合において、データ解析部42は、入力バッファ231に記憶された印刷データを解析し、解析結果に応じて、パラメータを生成し、出力バッファ232に記憶する。データ解析部42が生成するパラメータは、例えば、印刷ジョブが複数ページに渡る場合に、前ページの各種設定を次ページに引き継ぐために必要となるパラメータであってもよい。記録データ現像部44は、データ解析部42により生成されたパラメータを出力バッファ232から読み出し、記録用ASIC32のレジスタ321に書き込んでもよい。記録データ現像部44は、上記以外のパラメータを生成し、記録用ASIC32のレジスタ321に書き込んでもよい。記録データ現像部44によるパラメータの生成は、入力バッファに231に印刷ジョブが記憶される以前でもよいし、以後でもよい。
記録用ASIC32は、レジスタ321に書き込まれた印刷データや、各パラメータを用いて、搬送経路に従って搬送されるシートに画像を記録するための制御を行う。具体的には、例えば、記録用ASIC32は、レジスタ321に書き込まれたパラメータを用いて、印刷データが示す画像の露光を露光部37に指示する。露光部37は、印刷データに応じて、プロセスカートリッジ36の感光体を露光し、静電潜像を形成する。静電潜像が形成された感光体には、トナーカートリッジからトナーが供給され、トナー像が形成される。転写ローラは、シートにトナー像を転写することで、画像を記録する。定着ローラは定着用ヒータ35により所定温度まで温められた後、画像をシートに熱定着させる。画像が定着されたシートは、搬送部33によって、図示しないスタックトレイに排紙される。スタックトレイは、印刷装置20において、排紙後のシートが溜められる部位であり、排紙部の一例である。
S20では印刷装置20がエラー状態であるか否かを判断する。印刷装置20がエラー状態でなければ(S20:NO)、S10に戻る。S20で判断されるエラー状態については後術する。印刷装置20は、動作モード中であるため(S10:NO)、S11に進む。S11では、システム46からスリープ指示が通知されているか否かを判断する。搬送部33によるシート搬送、定着用ヒータ35、露光部37による露光のいずれかでも実行している最中には、システム46は、スリープ指示を通知しない。S11を否定判断すると、S12に進み、まだ、印刷ジョブの全ページが印刷されていなければ(S12:YES)、S15に進む。印刷装置20は、動作モード中であるため(S15:NO)、S19に進み、次ページに対応する印刷データについて、エンジン45に印刷指示を通知し、露光、転写、定着、排紙の各制御を実行する。その後、印刷ジョブの全ページが印刷されていれば(S12:NO)、S10に戻る。
続いて、印刷の終了後に、印刷装置20が動作モードからスリープモードに移行する場合の動作を説明する。印刷の実行後に、システム46は、スリープモードになってよい条件が成立すると、動作モードからスリープモードに移行させる指示を、記録制御部43に通知する。スリープモードになってよい条件とは、例えば、搬送部33によるシート搬送、定着用ヒータ35による定着、露光部37による露光のいずれも実行されていない状態になってから、所定時間が経過した場合である。便宜上、搬送部33によるシート搬送、定着用ヒータ35、露光部37による露光のいずれも実行されていない状態を、「印刷がされていない状態」、とも記述する。なお、スリープモードになってよい条件は、印刷がされていない状態、かつスリープモードに移行しない他の状態が発生していない状態になってから所定時間が経過した場合であってもよい。
システム46からスリープ指示の通知を受け付けたことを判断すると(S11:YES)、S13に進み、エンジン45にスリープ開始指示を通知する。S14では、メモリ23に記憶されたステータス情報を、動作モードを示す値から、スリープモードを示す値に更新する。S14の処理を終了すると、S10に戻る。
エンジン45では、図6に示されるように、記録制御部43からスリープ開始指示を受信していれば(S40:YES)、S41に進み、記録データ現像部44にスリープ要求を通知する。S42では、エンジン制御系ASIC31に、搬送部33、シートセンサ34及び定着用ヒータ35に対する通電をオフさせる。具体的には、エンジン制御系ASIC31のレジスタ311に通電停止指示を書き込む。エンジン制御系ASIC31は、レジスタ311に通電停止指示が書き込まれると、搬送部33、シートセンサ34及び定着用ヒータ35に対する通電をオフする。S42の処理を終了すると図6の処理を終了する。
記録データ現像部44は、図7に示されるように、エンジン45からスリープ要求を受信すると(S45:YES)、S46に進み、印刷対象となる印刷ジョブが出力バッファ232に記録されているか否かを判断する。印刷終了後は、出力バッファ232に印刷ジョブが記憶されていないため(S46:NO)、S47に進む。
S47では、記録用ASIC32のレジスタ321に通電停止指示を書き込む。記録用ASIC32はレジスタ321に記録された通電停止指示を参照すると、記録用ASIC32自身への通電を停止する。記録用ASIC32への通電が停止されることで、レジスタ321に記憶された印刷データやパラメータを保持することができなくなる。S47の処理を終了すると図7の処理を終了する。本実施形態では、S47で、記録用ASIC32の通電を停止することが、印刷に必要な情報を保持するために必要な通電を行わないことの一例である。
次に、印刷中に、エラーが通知された場合の印刷装置20の動作を説明する。S20で、メモリ23に記憶されたステータス情報が用紙なしエラーを示す値である場合、S20を肯定判断し、S21に進む。S20が肯定判断されるエラーの例は、「用紙なしエラー」である。用紙なしエラーは、シートセンサ34がシートを検知しない場合にエンジン45により判断されるエラーである。エンジン45は、シートセンサ34による用紙無し検知を、エンジン制御系ASIC31を通じて受信した場合に、ステータス情報を用紙無しエラーを示す値に変更する。本実施形態では、印刷中に発生した異常のことを便宜上「エラー」と記載している。エラーは、「不具合」「ワーニング」などと言い換えてもよい。印刷装置20では、ステータス情報がエラーを示す値であれば、印刷を停止する印刷停止状態となる。印刷装置20が印刷停止となると、搬送部33によるシート搬送、定着用ヒータ35、露光部37による露光のいずれも実行されていない状態になる。即ち、印刷停止状態は、上述の「印刷がされていない状態」の一種である。
S20が肯定判断されるエラーの例は、「スタックフル」エラーである。画像が定着されたシートは、さらに搬送され、スタックトレイに排紙される。スタックトレイが用紙で一杯になったことをシートセンサ34の一部であるスタックフルセンサが検知したことを示す検知信号を受信すると、エンジン45は、スタックフルと判定し、ステータス情報を更新する。スタックトレイは、排紙部の一例である。
S21では、システム46からスリープ開始指示を受信しているか否かを判断する。S20を肯定判断した直後では、印刷停止から所定時間が経過していないため、システム46は、スリープ指示を通知しない。そのため、S21を否定判断し、S24に進む。スリープモード中ではないため(S24:NO)、S20に戻る。
一方、用紙なしエラーが継続することで、システム46は、印刷停止から所定時間が経過したことを判断し、記録制御部43にスリープ指示を通知する。S21を肯定判断して、S22に進むと、エンジン45にスリープ開始指示を通知する。S23では、メモリ23に記憶されたステータス情報の値を、動作モードから、スリープモードに更新する。S23の処理を終了すると、S20に戻る。
図6に示されるように、エンジン45は、スリープ開始指示を受信すると(S40:YES)、S41で、記録データ現像部44にスリープ要求を通知する。S42では、搬送部33、シートセンサ34、及び定着用ヒータ35の通電をオフさせる。
図7に示されるように、記録データ現像部44は、エンジン45からスリープ要求を受信すると(S45:YES)、S46で、印刷対象とすべき印刷データがあるか否かを判断する。ここでは、用紙なしエラーが通知されている状態で印刷停止になっており、印刷データがあるため(S46:YES)、図7の処理を終了する。即ち、記録用ASIC32のレジスタ321に通電停止指示を書き込まない。これにより、スリープモード中に、記録用ASICの通電が停止されることなく、レジスタ321に書き込まれた印刷データ及びパラメータが保持される。
S46を肯定判断して、図7の処理を終了する処理が、印刷に必要な情報を保持するために必要な通電を行うことの一例である。これ以外にも、記録データ現像部44は、S46を肯定判断すると、レジスタ321への通電を維持することで、印刷データを保持し、記録用ASIC32に対してレジスタ321以外への通電を停止してもよい。これにより、スリープモードでの消費電力の低減効果が大きく損なわれるのを抑制することができる。また、印刷停止になっていれば、記録用ASIC32が通電されないため、記録用ASIC32の寿命を延ばすことができる。
次に、スリープモードの移行後に、用紙なしエラーが解消された場合を説明する。図3のS25で、エンジン45がエラー解除に関連する検知信号を受信していれば、ステータス情報がエラー状態から通常状態を示す値へと変更されているため、S26に進む。S25で判断するエラー解除に関連する検知信号は、S20の判断対象であるエラーの検出に用いられるセンサ以外のセンサの検知信号である。具体的には、用紙トレイの開閉センサから検知信号である。用紙トレイの開閉があったということは、用紙なしエラーの解消のために、ユーザが用紙トレイを開けて、用紙を補給して、用紙トレイを閉じた可能性がある。S26では、エンジン45にスリープ解除を通知する。S23では、ステータス情報を、スリープモードを示す値から動作モードを示す値に更新し、用紙なしエラーが解除されたことにより(S20:NO)、S10に戻る。
図4に示されるように、エンジン45は、スリープ解除指示の通知を受けると、S31で、記録データ現像部44にスリープ解除を通知する。S32では、搬送部33、シートセンサ34、及び定着用ヒータ35の通電をオンさせる。記録データ現像部44は、エンジン45からスリープ解除指示を受信すると、図5に示されるように、S36で、通電停止中であるか否かを判断する。用紙なしエラーにより印刷が停止されている場合、通電は停止されていないため、S36を否定判断し、図5の処理を終了する。
発生したエラーが用紙なしエラーであった場合において、S20を肯定判断した後に、印刷装置20に対してシートが用紙トレイに補充されると、シートセンサ34による用紙有りが検知され、用紙なしエラーが解消される。エンジン45はステータス情報を、用紙なしエラーからエラーなしを示す値に更新する。その後は、S20が否定判断されることになるため、S10に進むことになる。ところが、エンジン制御系ASIC31の通電が停止されていると(S22)、エンジン45は、シートセンサ34による用紙有り検知を受信することができない。すなわち、エンジン制御系ASIC31の通電を停止したままでは、S20を否定判断(S20:NO)して、S10に戻ることができない。そのため、用紙なしエラーの解消に関連する、用紙トレイの開閉センサの検知信号を検出すると(S25:YES)、S26で、エンジン制御系ASIC31の通電を再開するようにしている。なお、エンジン制御系ASIC31の通電が停止されていても、エンジン45はスタックフルセンサの検知を示す検知信号を受信できる。そのため、発生したエラーがスタックフルエラーであった場合、エンジン制御系ASIC31の通電が停止されているままでも、スタックフルが解消されれば、S20を否定判断する(S20:NO)ことができる。
エラーが解消されれば、S20が否定判断され、S10にすすむ。全てのページの印刷が終了してなければ(S12:YES)、S15に進み、エラー発生後、スリープモードに入っていない(S22を実行していない)あるいは、スリープモードに入ったのち、解除されている(S26)ならば、動作モード中であるため(S15:NO)、S19に進む。そうでない場合(S15:)YESは、スリープモードを解除(S16)してから、S19に進む。S19では、記録データ現像部44及びエンジン45に対して印刷指示を通知する。印刷中にスリープモードに入った場合、印刷データ及びパラメータがレジスタ321に保持されている。記録用ASIC32は、記録データ現像部44からの制御に応じて、レジスタ321に保持されていた印刷データ及びパラメータを参照し、露光部37に対する駆動制御を再開する。
以上説明した本実施形態では、以下の効果を奏することができる。
印刷装置20は、印刷中のエラーの発生により印刷停止となっていれば、スリープモードへの移行後も印刷データが保持され、スリープモードからの復帰後に保持されていた印刷データを用いて、印刷を継続することが可能となる。また、印刷装置20は、印刷停止になっていなければ、記録用ASIC32への通電を停止するため、スリープモードでの消費電力の低減効果を大きくできる。
印刷装置20は、印刷中のエラーの発生により印刷停止となっていれば、スリープモードへの移行後も印刷データが保持され、スリープモードからの復帰後に保持されていた印刷データを用いて、印刷を継続することが可能となる。また、印刷装置20は、印刷停止になっていなければ、記録用ASIC32への通電を停止するため、スリープモードでの消費電力の低減効果を大きくできる。
記録データ現像部44は、スリープモードに移行するときに、印刷停止になっていれば、レジスタ321への通電を維持することで、印刷データを保持し、記録用ASIC32に対してレジスタ321以外への通電、搬送部33、プロセスカートリッジ36への通電、及び定着用ヒータ35への通電を停止する。印刷停止になっていなければ、記録用ASIC32への通電、搬送部33、プロセスカートリッジ36への通電、及び定着用ヒータ35への通電を停止する。これにより、スリープモードでの消費電力の低減効果が大きく損なわれるのを抑制することができる。また、印刷停止になっていれば、記録用ASIC32が通電されないため、記録用ASIC32の寿命を延ばすことができる。
印刷装置20では、例えば、用紙なしエラーまたはスタックフルエラーが生じて印刷停止になった後に、エラーの解消が長引く場合に、スリープモードに移行することで、不要な電力消費が抑制される。このような構成の印刷装置20において、スリープモードから復帰させた場合に、印刷停止前に保持されていた印刷データにより印刷を再開することが可能となる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。第2実施形態において第1実施形態と同一の箇所については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
第2実施形態では、第1実施形態と異なる構成を主に説明を行う。第2実施形態において第1実施形態と同一の箇所については同じ符号を付し、その説明を繰り返さない。
上述の実施形態では、印刷に必要なデータとして印刷データを用いた。これに代えて、本実施形態では、印刷開始時に、メモリ23に記憶されている各パラメータを、印刷に必要なデータとして用いる。図8は、第2実施形態において、記録データ現像部44が、スリープモードに移行する場合に実行する処理を説明するフローチャートである。
記録データ現像部44は、エンジン45からスリープ要求を受信していれば(S45:YES)、S46に進み、印刷対象となる印刷データがあるか否かを判断する。印刷停止中ではなく、印刷データがない場合(S46:NO)、S60に進み、初期化しないフラグをオフする。初期化しないフラグは、印刷装置20がスリープモードから復帰したときに、記録データ現像部44が保持する各パラメータを初期化するか否かを示すフラグである。一方、印刷停止中であり印刷データが記憶されている場合(S46:YES)、S61に進み、初期化しないフラグをオンする。
S60又はS61の処理を終了すると、S47に進み、記録用ASIC32のレジスタ321に通電停止指示を書き込む。本実施形態では、印刷データがある場合とない場合とのいずれの場合においても、レジスタ321に通電停止を書き込むことで、印刷装置20を動作モードからスリープモードに移行させる。これにより、印刷装置20は、記録用ASIC32への通電が停止されることで、印刷データがある場合でも、第1実施形態と比べてよりスリープモードが省電力となる。S47の処理を終了すると図8の処理を終了する。
次に、第2実施形態において、記録データ現像部44が、スリープ解除を行う場合の処理を、図9を用いて説明する。エンジン45からスリープ解除指示を受信していれば(S35:YES)、S70に進み、初期化しないフラグはオンであるか否かを判断する。
初期化しないフラグがオフされている場合(S70:NO)、印刷停止中ではないため、S71に進み、現在、出力バッファ232に保持しているパラメータを初期化する。これは、印刷が継続されていない場面では、出力バッファ232に保持されていたパラメータを初期化することにより、その後に、新たな印刷ジョブを受信した場合に、過去に受信した印刷ジョブに関するパラメータにより印刷に不具合が生じることを防止するためである。S37では、記録用ASIC32のレジスタ321に通電再開指示を書き込む。記録用ASIC32はレジスタ321に記録された通電再開指示を参照すると、露光部37を含む自機への通電を再開する。
一方、初期化しないフラグがオンされている場合(S70:YES)、エラー状態により印刷停止中であるため、S72に進み、記録用ASIC32のレジスタ321に通電再開指示を書き込む。記録用ASIC32はレジスタ321に記録された通電再開指示を参照すると、露光部37を含む自機への通電を再開する。S73では、現在、出力バッファ232に保持しているパラメータ、及び印刷データを記録用ASIC32のレジスタ321に書き込む。これにより、スリープモード前に使用されていたパラメータで指示される設定を反映させた状態で、印刷を再開させることが可能となる。
以上説明した本実施形態では、記録データ現像部44は、スリープモードから復帰するときに、印刷停止になっていれば、保持されたパラメータを初期化しない。これにより、スリープモードからの復帰後も、移行前にパラメータで指定された設定で印刷を継続することができる。更に、印刷装置20は、スリープモードにおいて、記録用ASIC32への通電が行われないことで、第1実施形態での印刷装置20よりもスリープモードがより省電力になる。
(その他の実施形態) 本明細書で開示される技術は、上述の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態に変形することができ、例えば次のような変形も可能である。
記録データ現像部44は、図5のS35で、エンジン45からスリープ解除指示を受信すると、S37に進み、記録用ASIC32のレジスタ321に通電再開指示を書き込んだ後、出力バッファ232に保持されている印刷データをパラメータとともに、レジスタ321に書き込んでもよい。このような方法で、印刷データを保持することにより、図7のS45で、エンジン45からスリープ要求を受信した場合に、S47に進み、記録用ASIC32のレジスタ321に通電停止指示を書き込んでも、エラー解除後、印刷を再開できる。これにより、記録用ASIC32への通電が行われないことで、第1実施形態での印刷装置20よりもスリープモードがより省電力になる。
記録データ現像部44は、図5のS35で、エンジン45からスリープ解除指示を受信すると、S37に進み、記録用ASIC32のレジスタ321に通電再開指示を書き込んだ後、出力バッファ232に保持されている印刷データをパラメータとともに、レジスタ321に書き込んでもよい。このような方法で、印刷データを保持することにより、図7のS45で、エンジン45からスリープ要求を受信した場合に、S47に進み、記録用ASIC32のレジスタ321に通電停止指示を書き込んでも、エラー解除後、印刷を再開できる。これにより、記録用ASIC32への通電が行われないことで、第1実施形態での印刷装置20よりもスリープモードがより省電力になる。
図3のS20で有無が判断されるエラーは、画像が記録されるシートのサイズが印刷のときに指定されたシートのサイズと異なることで生じる用紙サイズエラーであってもよい。この場合において、エンジン45による用紙サイズエラーの検知に伴うステータス情報の変更がなされた場合に、S20を肯定判断し、S21に進めばよい。一方、記録制御部43は、エンジン45によるステータス情報の変更がなされていない場合に、S20を否定判断し、S10に戻ればよい。
印刷装置20は、画像を記録する機能の他、画像を読取る機能を備える複合機であってもよい。
20…印刷装置、23…メモリ、24…コントローラ、30…印刷モジュール、31…エンジン制御系ASIC、32…記録用ASIC、33…搬送部、34…シートセンサ、35…定着用ヒータ、37…露光部、100…印刷システム
Claims (9)
- 印刷モジュールと、
コントローラと、を備え
前記印刷モジュールは、前記コントローラから印刷開始を指示されると、シートに画像を印刷し、
前記コントローラは、印刷が実行されていない期間が所定時間続く場合に、前記印刷モジュールに省電力モードへの移行を指示し、前記省電力モードは、前記印刷モジュールの消費電力を低下させるモードであり、
前記印刷モジュールは、前記省電力モードに移行した場合、
印刷中のエラーの発生により印刷停止になっていれば、印刷に必要な情報を保持し、
前記印刷停止になっていなければ、前記印刷に必要な情報を保持しない、
印刷装置。 - 前記印刷モジュールは、当該印刷モジュールの外部から前記印刷に必要な情報が入力されると、前記印刷に必要な情報を保持し、保持された前記印刷に必要な情報を用いてシートに画像を印刷し、
前記印刷モジュールは、前記省電力モードに移行するときに、
前記印刷停止になっていれば、前記印刷に必要な情報を保持するために必要な通電を行い、
前記印刷停止になっていなければ、前記印刷に必要な情報を保持するために必要な通電を行わない、請求項1に記載の印刷装置。 - 前記コントローラは、前記省電力モード中に、前記印刷停止の原因が解除されたら、前記印刷モジュールに前記省電力モードの解除を指示し、
前記印刷モジュールは、前記省電力モードを解除した場合、保持していた前記印刷に必要な情報を用いて印刷を再開する、請求項2に記載の印刷装置。 - 前記印刷モジュールは、
記録剤により、シートに画像を記録する記録部と、
前記印刷に必要な情報に基づいて、前記記録部を制御する記録用コントローラと、
前記画像が記録されるシートを搬送する搬送部と、
前記画像が記録されたシートに前記画像を熱定着させるヒータと、
を有し、
前記印刷モジュールは、前記省電力モードに移行するときに、
前記印刷停止になっていれば、前記記録用コントローラへの通電を継続することで、前記印刷に必要な情報を保持し、前記搬送部及び前記ヒータへの通電を停止し、
前記印刷停止になっていなければ、前記記録用コントローラへの通電、前記搬送部への通電、及び前記ヒータへの通電を停止する請求項2又は3に記載の印刷装置。 - 前記印刷モジュールは、
記録剤によりシートに画像を記録する記録部と、
前記印刷に必要な情報に基づいて、前記記録部を制御する記録用コントローラと、
前記画像が形成されるシートを搬送する搬送部と、
前記画像が記録されたシートに前記画像を熱定着させるヒータと、
を有し、
前記記録用コントローラは、揮発性のメモリを有し、前記メモリに前記印刷に必要な情報を記憶し、
前記印刷モジュールは、前記省電力モードに移行するときに、
前記印刷停止になっていれば、前記メモリへの通電を維持することで、前記印刷に必要な情報を保持し、前記記録用コントローラに対して前記メモリ以外への通電、前記搬送部への通電、及び前記ヒータへの通電を停止し、
前記印刷停止になっていなければ、前記記録用コントローラへの通電、前記搬送部への通電、及び前記ヒータへの通電を停止する請求項2又は3に記載の印刷装置。 - 前記印刷モジュールは、当該印刷モジュールの外部から前記印刷に必要な情報が入力されると、前記印刷に必要な情報を保持し、保持された前記印刷に必要な情報を用いてシートに画像を印刷し、
前記印刷モジュールは、前記省電力モードに移行するときに、前記印刷に必要な情報を保持し、
前記省電力モードから復帰するときに、
前記印刷停止になっていれば、保持された前記印刷に必要な情報を初期化しないことで、前記印刷に必要な情報を保持し、
前記印刷停止になっていなければ、保持された前記印刷に必要な情報を初期化する、請求項2に記載の印刷装置。 - 前記印刷中のエラーは、シートが不足することで生じる用紙なしエラーである請求項1~6のいずれか一項に記載の印刷装置。
- 前記印刷中のエラーは、画像が記録されるシートのサイズが、印刷のときに指定されたシートのサイズと異なることで生じる用紙サイズエラーである請求項1~6のいずれか一項に記載の印刷装置。
- 前記印刷中のエラーは、画像が記録されたシートが排紙される排紙トレイの収容可能量が不足することで生じる排紙エラーである請求項1~6のいずれか一項に記載の印刷装置。
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2022
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