JP5146590B2 - 画像形成装置およびその制御方法 - Google Patents
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Description
JAM、用紙エンプティ、消耗品のエンプティなどのユーザ操作が必要なエラー状態において省電力モードに入っている場合を想定する。ユーザによりエラーが解除されたら、プリントが実行される可能性が高い。従って、ユーザからのプリントを待たずに省電力モードを解除して、ウォームアップ制御を行ってプリント待ち時間を削減することが望ましい。そこで、JAM解除や消耗品交換を検出するため、画像形成装置のカバー信号を入力するカバーセンサには5V電源を供給し、用紙がセットされたことを検出するためのカセット開閉信号、用紙エンプティ信号を入力するセンサにも5V電源を供給していた。
1つ目の問題は、定着ローラの永久ひずみの問題である。カラー画像形成装置では、カラートナーを溶かして定着させるために、定着加圧ローラと定着加熱ローラに弾性をもたせて加圧している。この弾性があるため、長時間放置すると定着加圧・加熱ローラの圧接部分がひずんでしまう。これを解決するために、省電力モードで所定時間経過すると、24V電源、5V電源を供給して定着ローラを回転して、加圧・加熱ローラの圧接部分を移動させる。移動の後、24V電源、5V電源をOFFして省電力モードに戻る。
この発明の他の局面に従うと、エンジン本体の制御を行なうエンジンCPUと、エンジンCPUとは別に動作するコントローラCPUとを備え、省電力モード時に、コントローラCPUを動作させ、エンジンCPUの動作を停止させる画像形成装置の制御方法は、省電力モードで所定時間が経過した場合に、エンジンCPUの電源をオンとする電源オンステップと、エンジンCPUが、電源がオンとされると、環境変化の検出のための動作を実行し、コントローラCPUに環境変化の検出のための動作が完了したことを通知するステップと、コントローラCPUが、環境変化の検出のための動作が完了したことを受信すると、エンジンCPUの電源をオフにして省電力モードに戻るステップとを備える。
(1) ユーザ操作によるエラー解除の検出ができなくなることや、
(2) 定着ローラの永久ひずみが生じることや、
(3) 環境変更による画像不良が発生することを防止するように設計されている。
以下に、制御部をコントローラとエンジンとに分割するメリットについて記載する。
(1) 省電力モード中に、ユーザ操作でエラーが解除されたときの対策である、省電力モード中エラー解除制御と、
(2) 省電力モード中定着永久ひずみ防止制御と、
(3) 環境変動による画像不良防止の制御である、省電力モード中環境変動対策制御とを行なう。
本フロー(および図5および6のフロー)は、省電力モード中にコントローラで周期的に実行される制御である。
コントローラは、省電力モード中に所定時間経過(たとえば1日間など経過)すると(S401でYES)、定着ローラの永久ひずみを防止するために、エンジンCPUの電源をONして(S402)、定着永久ひずみ防止コマンドをエンジンCPUへ送信する(S403)。
本フローも、省電力モード中にコントローラで周期的に実行される制御である。
ステップS601で、省電力モード中エラー判定コマンドを受信したかを判定し、YESであれば、ステップS603で、ペーパエンプティセンサSE2の出力からペーパエンプティ状態を判定する。ステップS605でカセット装着センサSE3の出力からカセットが装着されているかを判定する。
ステップS629でNOであれば、ステップS639で省電力モード解除コマンドを受信したかを判定し、YESであればステップS641でカバー開閉の履歴があるかを判定する。カバーが閉められたままであれば、ステップS643でウォームアップ制御を行ない、ステップS613へ進む。
ステップS701で、高温高湿履歴があるかを判定し、YESであればステップS703で画像安定化制御を行なう。
画像形成装置において、省電力モードの時にも、外部インタフェースからの信号(プリント要求)を監視する必要があるため、コントローラCPUなど少なくとも装置の一部は起動させていなければならない。本実施の形態においては、そのように起動しているCPUの能力を利用して、停止しているエンジンCPUの代わりとなる動作を実行することができる。
なお、CPUはコントローラCPUとエンジンCPUに限定されず、3個以上のCPUを用いた画像形成装置に本発明を適用してもよい。すなわち、エンジンCPUの機能をそれ以外の他のCPUで実現するものである。
Claims (5)
- エンジン本体の制御を行なうエンジンCPUと、
前記エンジンCPUとは別に動作するコントローラCPUとを備え、
省電力モード時に、前記コントローラCPUを動作させ、前記エンジンCPUの動作を停止させる画像形成装置であって、
省電力モードで所定時間が経過した場合に、前記エンジンCPUの電源をオンとする電源オン手段を備え、
前記エンジンCPUは、電源がオンとされると、環境変化の検出のための動作を実行し、前記コントローラCPUに環境変化の検出のための動作が完了したことを通知し、
前記コントローラCPUは、前記環境変化の検出のための動作が完了したことを受信すると、前記エンジンCPUの電源をオフにして省電力モードに戻る、画像形成装置。 - 前記環境変化の検出のための動作は、画像形成装置本体に装着されている環境センサにより、画像形成装置が設置されている環境条件を入力して、環境条件が変化していたら画像形成装置本体に装着されているメモリに環境条件の変化を記録する動作を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
- 省電力モードが解除されたときに、前記エンジンCPUは、画像形成装置本体のメモリから省電力モード中に環境条件の変化があったかを入力し、環境条件の変化があった場合には、画像安定化制御を行なう、請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記環境変化は、温度、湿度センサから検出する、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- エンジン本体の制御を行なうエンジンCPUと、前記エンジンCPUとは別に動作するコントローラCPUとを備え、省電力モード時に、前記コントローラCPUを動作させ、前記エンジンCPUの動作を停止させる画像形成装置の制御方法であって、
省電力モードで所定時間が経過した場合に、前記エンジンCPUの電源をオンとする電源オンステップと、
前記エンジンCPUが、電源がオンとされると、環境変化の検出のための動作を実行し、前記コントローラCPUに環境変化の検出のための動作が完了したことを通知するステップと、
前記コントローラCPUが、前記環境変化の検出のための動作が完了したことを受信すると、前記エンジンCPUの電源をオフにして省電力モードに戻るステップとを備える、画像形成装置の制御方法。
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