JP2023110323A - 便器装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉機構を設けることなく、ボウル部内を撮像する光学センサに汚れや水滴の付着する可能性を低減する便器装置を提供する。【解決手段】排泄物を受けるボウル部22を有する便器装置1であって、前記ボウル部の上端部には、内部に空洞22aを有するリム部22が形成されており、前記リム部の内部に前記ボウル部内を撮像する光学センサ13が配されており、前記リム部における、前記光学センサが前記ボウル部の内部を臨む部位が透明部24とされる。【選択図】図1

Description

本開示は、便器装置に関する。
従来には、排泄物に関するデータを収集するセンサが設けられた便器装置が知られている。
この種の便器装置では、局部洗浄部の洗浄ノズルからの噴出水や、排泄物が溜め水に落下することで飛散する汚物片や水滴によってセンサが汚れてセンサの検知精度が低下するおそれがある。これを解決するために下記特許文献1では、アクチュエータによって開閉自在な蓋部がセンサの前方に設けられた便器装置が提案されている。
特許第6777207号公報
特許文献1の便器装置は、センサが光を照射して排泄物からの反射光を受光するときにはアクチュエータが駆動して蓋部が開き、便器に設けられた洗浄ノズルが駆動するときにはアクチュエータが駆動して蓋部が閉じる開閉機構を備える構成となっている。洗浄ノズルが駆動して洗浄水を噴射するときにはセンサの前方に設けられた蓋部が閉じる構成となっているので、センサに汚れや水滴の付着する可能性を低減することができる。
しかしながら、便器装置は、ほぼ毎日使用されるものであるので特許文献1のような蓋部の開閉機構が便器装置に設けられていると、日々繰り返し行われる蓋部の開閉動作により、アクチュエータなどの開閉機構の故障が生じるおそれがある。
本開示は、上記事情を鑑みて提案されたもので、開閉機構を設けることなく、ボウル部内を撮像する光学センサに汚れや水滴の付着する可能性を低減する便器装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本開示の便器装置は、排泄物を受けるボウル部を有する便器装置であって、前記ボウル部の上端部には、内部に空洞を有するリム部が形成されており、前記リム部の内部に前記ボウル部内を撮像する光学センサが配されており、前記リム部における、前記光学センサが前記ボウル部の内部を臨む部位が透明部とされることを特徴とする。
本開示の便器装置は上述した構成とされるため、開閉機構を設けることなく、ボウル部内を撮像する光学センサに汚れや水滴の付着する可能性を低減することができる。
(a)は本開示の一実施形態に係る便器装置の構成を示すブロック図、(b)は同便器装置の概略縦断面図である。 (a)は同便器装置における光学センサ及び透明部の設置位置の例を示す模式縦断面図、(b)は(a)のX-X’線矢視断面図である。 同便器装置における透明部の汚れの程度を監視する処理の一例の流れを示す図である。
以下、本開示の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1に示す便器装置1は、排泄物を受けるボウル部22を有し、ボウル部22の上端部には、内部に空洞23aを有するリム部23が形成されている。便器装置1は、リム部23の内部にボウル部22内を撮像する光学センサ13が配されており、リム部23における、光学センサ13がボウル部22の内部を臨む部位が透明部24とされる。
以下、詳しく説明する。
便器装置1は、図1(a)に示すように、各種プログラムの実行制御をなす制御部11を備えている。制御部11は、CPUなどで構成されており、各種プログラムとともに便器装置1の各部の動作を制御、監視をする。
便器装置1は、制御部11に加え、人感センサ12、光学センサ13、通信部14、着座センサ26、便器洗浄部30、局部洗浄部31などを備えている。
人感センサ12は、トイレ室内の人の有無状態を検知するセンサであり、信号の状態変化の検知により入室/退室タイミングを検出することができる。人感センサ12としては、例えば、便座25の軸部近傍に設けた赤外線センサや超音波センサ、電波センサなどが挙げられる。
光学センサ13は、排泄物を受けるボウル部22の内部を所定周期で撮像する。この光学センサ13は、撮影制御をなす制御回路(不図示)を備えている。光学センサ13の制御回路は、受光素子(不図示)に対して、20~240回/秒の間隔、望ましくは20~120回/秒の間隔で電子シャッタを開く制御を行って撮像する構成となっている。光学センサ13は、ボウル部22の内部を撮像することによって、ボウル部22内に排泄済みの排泄物や、ボウル部22に落下中の排泄物を撮像することができる。
便器装置1は、外部の通信端末4と無線接続する通信部14を備えている。通信部14が無線接続する外部の通信端末4としては、例えばスマートフォンなどの携帯端末が想定される。また、無線接続としては、例えば赤外線、無線LAN、ブルートゥース(登録商標)、Wi-Fiなどが想定され、通信部14と通信端末4とが中継器を介することなく、直接通信を行う。
また、便器装置1は、光学センサ13が撮像した画像により透明部24の汚れの程度を監視するための監視部をさらに備えている。本実施形態では制御部11が監視部11としての機能を備え、監視部11は、透明部24の汚れの程度が所定以上であれば、通信部14を介して通信端末4に警告を通知する。
便器装置1は、上述の構成に加え、光学センサ13が撮像した画像に基づいて、利用者の健康観察を行うために排泄物の分析情報を生成する分析部を備えてもよい。また、便器装置1は、光学センサ13が撮像した画像や分析部が生成した分析情報などを保存する不揮発性のメモリを有する記憶部を備える構成であってもよい。また、光学センサ13が撮像した画像や分析部による分析情報などを通信部14を介して外部の通信端末4に送信する構成であってもよい。
次に、便器洗浄部30やその他便器内外部構造の各部、局部洗浄部31について、図1(b)を参照しながら説明する。便器装置1は、トイレ空間内の床5や壁などに固定される腰掛式の洋風便器装置である。この便器装置1の便器本体20は、上方に向けて開口したボウル部22がスカート部21に囲まれるように内装される。ボウル部22は、ボウル部22が受けた排泄物がボウル部22の表面に沿って下方に流れるように縦断面が略すり鉢状に形成されている。また、ボウル部22の下部には、排水口22aが設けられている。
ボウル部22の上端部には、内部に空洞23aを有するリム部23がボウル部22の開口の縁部に沿って形成されている。リム部23の下部(ボウル部22内空間に接する下面)は、ボウル部22の平面視内側から外側に向けて降下傾斜した傾斜部23Aとされる。この傾斜部23Aは空洞23a側に凹湾曲状に形成されている。そして、リム部23は、傾斜部23Aの内側端部より略垂直状に起立した縁壁部23Bを有する。
リム部23の空洞23a内には、光学センサ13が配されている。また、リム部23における光学センサ13がボウル部22の内部を臨む部位が透明部24とされる。つまり、光学センサ13とボウル部22の内部空間との間のリム部23の一部が透明部24とされる。光学センサ13及び透明部24の設置位置などについては後述する。また、このリム部23の上面に対し起倒自在とした、相互に同一の回転軸とした便座25、便蓋27が設けられている。
スカート部21の内部空間には、ボウル部22内の汚水を排出するとともに、給水口32aからボウル部22内に洗浄水を供給しボウル部22内を洗浄する便器洗浄部30が配されている。この便器洗浄部30は給水機構と排水機構とを有する。
給水機構は、給水口32aと、水道管(不図示)から供給される洗浄水をボウル部22内に給水口32aを通じて供給する洗浄水供給路32と、洗浄水供給路32の途中に配され、ボウル部22への給水を供給又は遮断する給水弁33とを備えている。
便器装置1は、排水機構として図1(b)に示す可動式のトラップ34を有している。このトラップ34は、ボウル部22の排水口22aに連通して設けられ、駆動部35によって回動されて排水状態または封水状態を形成する。図例のトラップ34は封水状態での位置にあり、排水状態ではトラップ34の開放端34aが外部排水口37を向くように回動する。このトラップ34はトラップケース36に囲まれて、汚水や臭気が周囲に漏れないようになっている。また、排水機構としては、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式、洗い落とし式などであってもよい。また図例では、便器装置1を、水洗タンク(ロータンク)を備えていない、水道直結式のタンクレスタイプとした例を示しているが、水洗タンクを備えた構成であってもよい。
局部洗浄部31は、便座25の軸部近傍に、ボウル部22の中央部に向けて出没自在とした洗浄ノズル(不図示)を有し、その洗浄ノズルより水が吐出され、その吐出水により人体の局部を洗浄できるようになっている。
着座センサ26は便座25に対する人の着座/離座を検知するセンサであり、信号の状態変化の検知により着座/離座タイミングを検出することができる。なお、便器装置1は、離座タイミングを検出することでボウル部22の自動洗浄を実施する構成であってもよい。
また、便器装置1は、便器本体20とは別体でありトイレ室内の壁などに設置されるリモコン装置(不図示)を備える。リモコン装置は、ボウル部22の洗浄指示を制御部11を介して便器洗浄部30に対して出力する大便用洗浄ボタン及び小便用洗浄ボタンや、各種の操作や設定などができる操作スイッチや操作ボタンなどが設けられている。リモコン装置としては赤外線通信のものが好適に用いられる。リモコン装置には送信部(不図示)、便器本体20には受信部(不図示)が設けられている。
次に、光学センサ13及び透明部24の設置位置について、図2(a)(b)を参照しながら説明する。図2(a)は、ボウル部22と、ボウル部22の上端部に形成されたリム部23と、リム部23の内部の空洞23aに配された光学センサ13とを示す模式縦断面図である。図2(b)は、図2(a)に示すX-X'線矢視断面図である。なお、図2(a)(b)では、スカート部21などの便器本体20の部材の一部の図示を省略している。また、図2(b)では、透明部24越しに見える光学センサ13の図示を省略している。
図2(a)に示すように、光学センサ13は、リム部23の内部の空洞23aにおける便器装置1の後部側に配されている。この光学センサ13は、光を受光する受光部13aがボウル部22内において所定の水位を保つ溜め水の水面A側を向くように配されている。
上述したように、リム部23における、光学センサ13がボウル部22の内部を臨む部位が透明部24とされる。この透明部24は、リム部23の一部が透明材料で置換されたものである。透明部24を構成する透明材料としては、板厚が約1~2mm程度の無色透明なアクリル板が好適に用いられる。図2(a)(b)に示すように、本実施形態ではリム部23の下部の傾斜部23Aの一部が、透明部24とされる。透明部24はリム部23の下面側の傾斜部23Aに設けられているため、上方から見下ろした利用者には視界に入りにくく、よって当然に透明部24の奥側に配された光学センサ13も視界に入りにくい。したがって、利用者は光学センサ13の存在を意識することはほとんどなく、排泄物が撮像されることの心理的抵抗感を覚えることもほとんどない。また、透明部24は、便座25が閉状態のときには、便座25によって上方から見下ろした利用者にはより一層視界に入りにくくなっている。
透明部24は、その表面に親水性処理が施されている。透明部24の表面に親水性処理が施されていることにより、透明部24の表面に付着した水滴は、透明部24の表面に薄く広がりやすくなる。その結果、透明部24の表面に水滴の跡や水垢などの発生が抑制され、光学センサ13による正確な画像の撮像がされる。そして、透明部24は、周囲のリム部23と略面一に構成され、リム部23と透明部24との間に段差が略無い構成とされる。そのため、雑巾などの布やシート状の清掃具などでリム部23の全体の拭き掃除をする際に、スムーズにリム部23と透明部24とを拭くことができる。
また、透明部24はリム部23の湾曲した傾斜部23Aに設けられているので、透明部24の表面は、傾斜部23Aと略面一になるようにリム部23の空洞23aに向けて凹んだ湾曲状に形成されている。なお、透明部24は湾曲せずに直線的に傾斜した形状であってよい。また、透明部24が設けられているリム部23の傾斜部23Aは、図2(a)に示すような縦断面が湾曲状に限定されず、湾曲せずに直線的に傾斜した形状であってもよい。傾斜部23Aが直線状に傾斜して形成されることで、布などによる拭き掃除の際に拭きやすくなり、リム部23の手入れが容易となる。その場合は、透明部24の表面も傾斜部23Aと略面一になるように直線状に傾斜して形成されるのが望ましい。
また、図2(b)に示すように、局部洗浄部31の洗浄ノズルが出没する蓋部31aがリム部23の縁壁部23Bに設けられている。そして、局部洗浄部31の洗浄ノズルやアクチュエータなどの内部機構との干渉を防ぐために、光学センサ13及び透明部24は、蓋部31aからリム部23の周方向の離れた位置に設けられている。また、局部洗浄部31の洗浄ノズルは、洗浄ノズル自体を洗浄する予備洗浄を行う。この予備洗浄は、局部を洗浄するときの位置よりも後部側で行う。洗浄ノズルの予備洗浄での噴出水による汚れが付着することを防ぐために、透明部24は、蓋部31aからリム部23の周方向の離れた位置に設けられている。
本実施形態の便器装置1は、リム部23における、光学センサ13がボウル部22の内部を臨む部位が透明部24とされる。光学センサ13の前方に設けられた開閉機構により開閉する蓋部とは異なり、本便器装置1の透明部24はリム部23の一部として固着された板体にすぎず、よって開閉機構の故障は当然に発生し得ない。また、局部洗浄部31の洗浄ノズルからの噴出水や、排泄物が溜め水に落下することで飛散する汚物片や水滴が光学センサ13に付着することを透明部24が抑制するので、光学センサ13の検知精度が低下することを抑制することができる。
なお図例では、光学センサ13はリム部23の空洞23a内に一つ配されている状態を図示しているが、これに限定されずリム部23の空洞23a内に複数配されてもよい。また、リム部23の空洞23a内における光学センサ13の設置位置も便器装置1の後部側に限定されることもない。また、光学センサ13の受光部13aの向きは、図示したものに限定されることはなく、溜め水の水面A側を向いていなくてもよい。
また、透明部24は、リム部23の傾斜部23Aに設けられることに限定されず、縁壁部23Bに設けられてもよい。また、傾斜部23Aと縁壁部23Bにかけて透明部24が設けられる構成であってもよい。また図2(b)では、透明部24の面部は略矩形状に図示されているが、面部が円形状であってもよい。また、リム部23の形状は、図示したものに限定されない。リム部23が図示した形状と異なるものであれば、リム部23内に配された光学センサ13がボウル部22内を撮像できるように透明部24が設けられればよい。
次に、光学センサ13が撮像した画像による透明部24の汚れの程度を監視する処理の一例について、図3のフローチャートのステップS100~S106に沿って説明する。なお、以下の説明では、図3の動作ステップについて、「ステップS×××」と記述するところを、符号のみの「S×××」と略記した。また、図3のフローチャートの動作例は一例であり、図3のフローチャートの動作に限定されるものではない。
まず、光学センサ13は、人感センサ12による入室者の不検知から検知への状態変化がトリガーとなって駆動し、上述したような20~120回/秒などの所定周期で繰り返し撮像を行う(S100、S101)。そして、人感センサ12による入室者の検知から不検知への状態変化がトリガーとなって光学センサ13はボウル部22内の撮像を終了する(S102、S103)。
なお、入室者の検知は、人感センサ12によるものに限定されることはなく、例えば、トイレ室の照明の点灯によって入室者を検知する構成としてもよい。また、便器装置1は、便蓋27の閉状態から開状態への状態変化を検知することによって入室者を検知する構成であってもよい。入室者の検知が人感センサ12以外によるものであれば、入室者の検知から不検知への状態変化の検知、すなわち入室者の退室の検知も当然に人感センサ12以外のものによってされる。
光学センサ13による撮像が終了した後、便器装置1は、光学センサ13が撮像した画像を分析する。光学センサ13の撮像方向には撮像対象であるボウル部22内空間を遮るように透明部24が配されており、この透明部24を通してボウル部22内が光学センサ13により撮像される。そのため、光学センサ13は、ボウル部22の内部を撮像する際に併せて透明部24の撮像も行う。これにより、便器装置1は、光学センサ13がボウル部22内を撮像した画像によって、透明部24の汚れの有無を判別することができる。便器装置1は、透明部24の汚れの程度が所定以上であれば、通信部14を介して通信端末4に警告を通知する。上述したように本実施形態では、透明部24の汚れの程度の監視を監視部11(制御部11)が行っている。監視部11は、画像を分析して得た分析情報から、透明部24の表面に汚れが付着しているかを判断する。監視部11は、汚れあり(汚れの程度が所定以上)と判断すれば、通信部14を介して外部の通信端末4に警告を通知して処理を終了する(S104のY、S105、S106)。また、監視部11は、汚れなし(汚れの程度が所定未満)と判断すれば、警告を発することなく処理を終了する(S105のN、S106)。図3のS104において分析される画像は、図3のS101~S103の間において、撮像された日時が最も新しい画像である。
監視部11による汚れ有無の判断は、例えば直近(最新)の画像、つまり退室タイミングで終了した撮像の最後の1または複数の画像でなされればよい。なお、図3のS102で人感センサ12が退室を検知したときでも、ボウル部22内で洗浄水の流れが止まっていない場合があり、その場合には水滴が飛散し透明部24に付着する可能性がある。そのため、確実に水の流れが止まっていると想定される退室後一定時間後に、光学センサ13による撮像を行って、その撮像画像にもとづいて透明部24の汚れを分析してもよい。また、撮像は退室タイミングで終了せずに、退室後一定時間後まで継続させて、その撮像が終了した後に監視部11による汚れ有無の判断を行ってもよい
監視部11からの警告の通知を受信した通信端末4は、アプリ画面や通知アラームなどを通じて通信端末4の所有者などの利用者に通知する。通知を受けた利用者は、透明部24が汚れていることを知り、透明部24を清掃するようになる。このように便器装置1は、通信部14を介して通信端末4に警告を通知することによって、便器装置1の利用者に透明部24の清掃を促すことができる。
なお、便器装置1(監視部11)が透明部24の汚れの程度を監視するタイミングは、透明部24に汚物が付着している可能性のある入室者の退室直後に限定されることはない。例えば入室者の便器装置1の利用によって透明部24に水滴が付着した場合、入室者の退室直後では透明部24は汚れていないと判断しても、時間の経過とともに水滴が乾いて透明部24に水滴の跡が付着するおそれがある。そのため、便器装置1は、退室してから所定時間の経過後や、人の利用が少ない時間帯、例えば夜中の定時などに光学センサ13に撮像を行わせて、撮像した画像から透明部24の汚れの程度を監視する構成であってもよい。
なお、便器装置1の利用者に透明部24の汚れを通知する手段は上述のものに限定されることはない。たとえば、便器装置1は、通信部14に加えてまたは通信部14に代えて、透明部24の汚れの程度が所定以上であれば周囲に報知する報知部を備える構成であってもよい。報知部としては、例えば点灯や点滅するランプやLED、警告音やアナウンスを発するスピーカーなどであってもよい。また、便器装置1は、光学センサ13が撮像した画像に写された排泄物を分析する分析部を備えているものであれば、分析部が分析した情報から透明部24の汚れの程度を監視する構成であってもよい。また、上述の実施形態では、透明部24の汚れの有無は、ボウル部22内を撮像する光学センサ13が撮像した画像から判断されているがこれに限定されることはない。便器装置1は、ボウル部22内を撮像する光学センサ13に代わって透明部24の汚れを撮像するための光学センサ(カメラ)が別に設けられてもよく、透明部24の汚れを検出する超音波センサなどの別のセンサが設けられてもよい。
1 便器装置
13 光学センサ
14 通信部
22 ボウル部
23 リム部
23a 空洞
24 透明部
4 通信端末

Claims (3)

  1. 排泄物を受けるボウル部を有する便器装置であって、
    前記ボウル部の上端部には、内部に空洞を有するリム部が形成されており、
    前記リム部の内部に前記ボウル部内を撮像する光学センサが配されており、
    前記リム部における、前記光学センサが前記ボウル部の内部を臨む部位が透明部とされることを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、
    外部の通信端末と無線接続する通信部を備えており、
    前記光学センサが撮像した画像により前記透明部の汚れの程度を監視する構成とされ、
    前記透明部の汚れの程度が所定以上であれば、前記通信部を介して前記通信端末に警告を通知することを特徴とする便器装置。
  3. 請求項1または請求項2において、
    前記透明部は、その表面に親水性処理が施されていることを特徴とする便器装置。

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